この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
東方天地人
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- 1 : 2015/08/10(月) 00:16:32 :
- このスレッドは東方人喰花の続編です( http://www.ssnote.net/archives/37984 )
オリキャラを含みます(退場したけど)
天子好きの方はご注意ください。天子がかなりゲスいです
始めます
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- 2 : 2015/08/11(火) 00:38:02 :
- 地霊殿 さとり自室
さとり(これは夢,,,これは夢,,,悪夢なんだ,,,目が覚めたらちゃんと猶斗は,,,)
余りにも突然な猶斗の死を受け入れる事が出来ないさとり
コンコンコン
ドアを隔ててお燐が話しかける
お燐「さとり様,,,朝食の支度ができました」
さとり「ごめんなさい,,,今は一人にして,,,」
お燐「,,,」
食堂へ戻るお燐
お空「どうだった?」
首を横に振るお燐
お空「そっか,,,さとり様、すっかり引き籠っちゃったね,,,」
お燐「無理もないよ。あたいだって信じられないんだからさ,,,猶斗さんが亡くなったって,,,」
お空「こいし様もそうだけど、地底の皆、猶斗さんが来る前の暗い性格に戻っちゃったからね,,,」
玄関の方からノックをする音が聞こえる
お燐「おりょ?客かな?」
立ち上がり、玄関のドアを開くお燐
天子「こんにちは~さとりいる~?」
衣玖「総領娘様!!ご無礼ですよ!!」
お燐「いまさとり様は,,,」
さとり「私に何か用ですか?バーミヤンさん」
お燐「さとり様!?」
天子「うわっ,,,あんた酷い顔してるわよ,,,」
天子の言う通り、さとりの顔にはクマが出来ており、少しげっそりしている
衣玖「てかバーミヤンって,,,」
天子「て言うか聞いたわよ~。あいつ死んだんだってね。あの,,,蠍」
その言葉は旧地獄の針山の如く、お燐とさとりの心に突き刺さる
衣玖「ちょっ,,,天子さま!?」
天子「大丈夫よ衣玖。こいつらは王から見た奴隷のような存在。いくら罵っても問題ないわ。こんな奴等は故郷を\デデーン☆/されればいいのよ」
さとり「うぅ,,,」ジワ
泣きっ面に蜂が刺し、目に涙を浮かべるさとり
お燐「よくもさとり様を泣かせたね!?」
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- 3 : 2015/08/11(火) 12:15:39 :
- 勇義「何か騒がしいと思ったら,,,あんた達かい」
天子達の背後にいつの間にか勇義とパルスィが立っている
天子「げっ鬼!?」
勇義「,,,へぇ、さとりを泣かせたのか,,,私達鬼はねぇ、そう言う卑劣なことは大嫌いなんだ。そう言う奴は退治しなきゃね」
天子「鬼が退治?笑わせてくれるじゃない」
パルスィ「てかもう帰っていい?そろそろ橋を見張りに行かないと,,,」
勇義「まぁ待ってなって。さあ戦うときは正々堂々と―
次の瞬間、天子が非想の剣ではない剣を勇義に突き刺す
勇義「ぐぼぁ!?」
天子が剣を引き抜くがそこには傷跡はない
パルスィ「勇義!?ちょっと貴女,,,」
天子「私の勝ち♪」パチン
天子が指を鳴らした瞬間、勇義の心臓が破裂し、前から後ろからと血液が吹き出す。倒れる勇義
お燐「勇義さん!?」
天子「大丈夫。鬼はタフだからその程度じゃ死なないわ」
衣玖「天子さま!!いい加減にしてください!!」
天子「あら衣玖。貴女まで邪魔をするの?」
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- 4 : 2015/08/12(水) 02:01:05 :
- 「私,,,メリーさん,,,今,,,」
天子「!?」ゾワッ
「あなたの後ろにいるの」
天子「ぎゃあ!!」
跳び上がり、衣玖の後ろに隠れる天子
こいし「やった、驚いた♪」
さとり「こ、こいし!?」
こいし「嫌な予感を無意識に感じ取ったから来たよ~」
天子「や,,,やるわね,,,だったら、剣を交えて勝負よ!!」
衣玖「そろそろ離れてください」
さとり「で、でも剣なんて,,,あ」
猶斗の形見の剣があったことを思い出すさとり
天子「その剣、貴女達の思い出と共に粉々にしてあげるわ!!」
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- 5 : 2015/08/13(木) 00:09:29 :
- お燐が背中に担いでいたエクスカリバーを受け取るさとり
さとり「私を侮辱するのは構いません,,,慣れてますから,,,ですが、他の皆を侮辱するのならば、私は貴女にそれなりのお仕置きをします!!」
天子「お仕置き,,,いいわね,,,///」
さとり(ヤバイ,,,今のこの人の心、カオスだ,,,)
天子「おっと、こうしてられないわね。始めましょう?」
さとり「ええ。皆は下がってて下さい」
お燐「さとり様,,,」
お空(えっと,,,どういう状況なんだこれ,,,?)
天子「衣玖も下がっててよね。いくわよ!!」
天子が非想の剣を引き抜く
さとり「望むところです!!」
二人同時に走り出し、剣同士が甲高い音を立ててぶつかり合う
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- 6 : 2015/08/13(木) 00:33:46 :
- 言い忘れてたけど、これ十三・五話だから短いです。悪しからず
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- 7 : 2015/08/13(木) 05:41:46 :
- 寝る前に少し
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- 8 : 2015/08/13(木) 05:45:14 :
- さとり「たぁ!!」
天子「はぁ!!」
この戦い天子の圧勝かと思いきや、以外に互角
さとり「心を読める私に勝てますか?」
―蠍符「地獄連斬」発動
様々な方向から、天子を切り刻もうとするが、全て防がれてしまう
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- 9 : 2015/08/14(金) 01:03:55 :
- 天子「やるわね,,,」
さとり「真面目にやってください」
天子「あら?私はいつだって真面目よ?」
さとり「でも心の中は―
キィィィィィィィィィィィィン
さとりの耳に何かが聴こえてくる
「,,,,,,なく,,,せ,,,」
さとり(,,,この声は!!)
「容,,,なく,,,せ,,,」
この大人っぽい声には聞き覚えがある
「容赦なく倒せ,,,」
さとり(猶斗!?)
するとその声は止む
さとり(容赦なく,,,私に出来るかしら,,,)
天子「隙有り!!」
天子がいきなりさとりに短刀で斬りかかる。さとりは驚いて防ごうとするが、腕に深い傷をつけられる
さとり「ぐっ,,,!!(確かに容赦なんて,,,してられないわね,,,)」
天子「どうしたの?隙がありすぎよ」
さとり「そうですか,,,では今から本気でいかせていただきます!!」
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- 10 : 2015/08/14(金) 01:20:23 :
- さとりがそう叫んだ刹那、またあの声が聴こえてくる
「ああ、存分にやるが良い。今のお前なら,,,勝てるさ」
さとり「,,,分かった。やってみる!!」
天子「一人で何を,,,まあ良いわ。面倒臭いし、そろそろ一騎討ちといきましょうか」
さとり「望むところです!!」
二人同時にかけだし、お互いの距離を縮める
天子「ハァァァァァ!!」
さとり「タァッ!!」
天子(私の剣が先に届く,,,!必ず,,,!!)
剣を振り上げる天子だが、さとりは天子の思っていた以上に素早く、気付いたら天子の懐に潜り込んでいた
天子(!?)
さとりに目付きを見て、思わず猶斗の姿を重ねる天子
天子(私は天人として,,,!!)
再び剣を振り下ろそうとする天子だが、遅すぎた。エクスカリバーが天子の右脇に食い込む
天子「ぐはっ!?」
さとり「貴女の負けです!!」
天子の左肩に向かって斬りあげるさとり
―蠍想符「蠍悟の断罪」
天子「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―
天子の肉体が爆発し、その爆風で吹き飛ばされる一同
シュゥゥ
暫くして、煙もおさまり、視界も開ける
さとり「,,,,,,やったよ,,,猶斗,,,」
ドサッと血まみれの天子が落ちてくる
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- 11 : 2015/08/14(金) 01:29:26 :
- 衣玖「総領娘様!!,,,良かった、息はある,,,」
暦「大丈夫ですか?」
こいし(あ、いたんだ)
こすな「うわ,,,」
燐人「胸部が爆発した感じだな,,,」
空見「元々つるぺたなのに絶壁になるかもねww」
お燐(この人達、ここぞとばかりに喋る,,,)
衣玖「天子さまを止めていただき、有り難うございます,,,」
さそり「い、いえ!お、お、お礼なななななんて,,,」
衣玖「クスッ,,,では,,,」
天子をおぶり立ち去っていく衣玖
さとり(,,,やっぱり、猶斗が死んだなんて,,,なんて,,,)グスッ
お燐「さとり様?」
さとり「ごめん,,,もう寝る」
泣いているのを誤魔化すようにそそくさと立ち去るさとり
お燐(さとり様,,,)
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- 12 : 2015/08/14(金) 01:35:03 :
- その後天空
天子「ん,,,」
衣玖「あ,,,天子さま,,,!!」
天子「衣玖,,,そうか私,,,」
衣玖「体調が良くなったらしっかりお説教させていただきますね♪」
天子「,,,いいわね///」
衣玖(てんこちゃんエ,,,)
天子「,,,何だか嫌な予感がするわ,,,」
衣玖「天子さまの予感は大抵当てになりませんけどね」
しかし,,,今回は違った,,,幻想郷に新たな脅威が,,,
続く,,,
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- 13 : 2015/08/14(金) 02:03:49 :
- 次回予告
ある日の平和な幻想郷でそれは起こった。かつて人喰花に喰われ、死んだ筈の仲間達が記憶を失い、襲い掛かる!!地霊殿には異変の張本人とまさかの人物が現れる,,,!!
次回「東方憑依乱」( http://www.ssnote.net/archives/38434 )
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