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【番外編】【現パロ】【急遽腐向け(ぬるめ)】メガネ兵長!2 〜エピソード:ベルトルト

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  1. 1 : : 2014/01/26(日) 04:44:15
    【番 外 編】 です。
    し か も ま さ か の【現 パ ロ】 です。 

    はい。苦情は受け付けません。
    お優しい読者のみなさまなら、理由はおわかりのハズ…そう、ネタが、ない…!!(切実)
    原作の中で絡みなさすぎなんです、このふたり(リヴァベル)。

    ちなみに、現パロは初挑戦です。いろいろと多目にみてやってくださいね。
    緊張半分、楽しみ半分なう。です。
    がっかりされないように、またーり進行ではありますが、誠心誠意書き進めて参りますっ!

    …ではでは!れ っ つ べ る る 〜 ん ♪
  2. 2 : : 2014/01/26(日) 04:45:29
    期待!!
  3. 3 : : 2014/01/26(日) 04:55:49
    期待です(´∀`*)♪
  4. 4 : : 2014/01/26(日) 05:11:03

    きーんこーんかーんこーん…

    エレン「ふあーっ」

       「やっと終わったぁー!」

    ヴーッ ヴーッ ヴーッ

    ベル「…!」

      「エレン、携帯鳴ってるよ」

    エレン「え? あ、ほんとだ」ヴーッ ヴーッ…

       「もしもーし」

       「リヴァイにーちゃん?」


    ベル(…あれ?エレン、兄貴なんていたっけか?)


    エレン「…うん? そうそう、今終わったとこー」

       「…お、いいね!じゃあさ、じゃあさ!!」

       「あ、ごめん、ちょっと待ってて!」

       「なぁ、ベルトルト!」くるっ

    ベル「ん、なに?」

    エレン「おまえさ、今日、うちで鍋しねー?」

    ベル「鍋?」

      「別に、いいけど…」

    エレン「よっしゃ!じゃ、きまりなっ」へへへ♪


       「もしもし?リヴァイにーちゃん?」

       「あのさ、友だちひとり連れてくけど、いーよな?」

       「…そそ、高校のクラスメイト」

       「ん、おっけー!じゃーまた!」…プツッ


    ベル「え、っと…?」


  5. 5 : : 2014/01/26(日) 05:42:03

    ベル「どうしたの?」

      「急に、鍋なんて」

    エレン「ああ、今日さ、うち両親とも夜勤なんだよ」

       「そんで、リヴァイにーちゃんが来て夕飯作ることになったんだけど」

       「鍋にするって言うから、どーせならみんなで食った方が楽しいかなーって思って」

    ベル「へぇ…」

      「ていうか、エレン、兄貴いたんだ?」

    エレン「え? ああ、リヴァイにーちゃんのことか」

       「兄貴っていうか、従兄だよ」

       「俺、一人っ子だし」

       「まぁ、俺はほんとの兄貴みたいなもんだと思ってるんだけどさ」

    ベル「へぇ…」

    エレン「それよか、ほんとによかったのか?」

    ベル「ん? …なにが?」

    エレン「いや、さっき軽く誘っちゃったけどさ」

       「…晩飯?」

    ベル「あ、あぁ、うん」

      「今のうちに連絡しておけば、平気だよ」

    エレン「そっか、よかった」ほっ

       「じゃー、7時にうちな!」

    ベル「ん、わかった」

    ミカサ「エレン!」

    エレン「…ビクッ!」

    ミカサ「何してるの、部活に遅れるよ」

       「また先輩にどやされても、知らないから」

    エレン「わ、わかってるよ!!」

       「じゃ、俺、部活行くから」ガタッ

    ベル「あ、エレン…!」

    エレン「またあとでなー!ベルトルトー!」


    バタバタバターー… 


    ベル「廊下は走らない方が……」

      「…って、言ってもムダか」 …くす


  6. 6 : : 2014/01/26(日) 06:22:25
    れっつべるる〜ん♪に吹き出したのはわたしだけではないはず…!笑
    大いに期待です❤︎
  7. 7 : : 2014/01/26(日) 07:06:44
    ざっくれいくん、常に暇人さま、submarineちゃま
    みんなコメントありがとねー!
  8. 8 : : 2014/01/26(日) 07:29:29

    ベル(エレンは、いつも元気だなー)

      (危なっかしいところもあるけど、素直で、明るいし…)

      (それに、みんなエレンの周りに集まってくる)

      (俺とは、大違いだ…) はぁ……


    ガラガラッ


    ライナー「おーい、ベルトルトー」

        「いるかー」

    ベル「にーさん?」

      「どしたの、わざわざ1年のクラスまでくるなんて」

    ライナー「ごみ捨てのついだよ」

        「それよりおまえさ、かーちゃんに俺の分の夕飯いらねーつっといてもらえるか?」

    ベル「え? にーさんも…?」

    ライナー「ん? も、ってなんだ、おまえもどっか出かけんのか?」

    ベル「うん、まぁ…」

      「エレンが鍋するからって、僕も来いってさ」

    ライナー「ほー 鍋かぁ、いいなぁー」

        「俺は、今日、ジャンの家に泊まってゲームすんだ」

        「あ、でも、かーちゃんには勉強するっつっとけよ?」

    ベル「あはは… はいはい」


      (どーせ、バレるだろうけどね…)


    ライナー「じゃ、あとはよろしくなー」スタスタスタ…


  9. 9 : : 2014/01/26(日) 07:47:45

    ーーー
    ーー


    ーベル宅ー

    ベル「ただいまー」

    ママ「あら、おかえり」

      「今日は早いのねー」

    ベル「そう?」

      「生徒会の集まりがなかったからかな…」

      「あ、それよりさ、母さん」

    ママ「なぁーにー?」

    ベル「今日、俺とにーさんの夕飯いらないから」

    ママ「あら、そうなの?どして?」

    ベル「俺は、エレンが鍋に誘ってくれて」

      「え…っと、にーさんは、」

      「ジャン先輩の家で勉強するって、言ってた」

    ママ「…って言っておいてくれって言われたんでしょ?」

    ベル「え、まぁ、あはは…」

    ママ「まったく!あの子はほんとにもう!!」

    ベル(ほら、やっぱりバレた…)はぁ…


    ててて…


    ベル「あ…」

      「アニ、帰ってたんだ」


  10. 10 : : 2014/01/26(日) 08:07:14

    ベル「ただいま、アニ」


    アニ「…おかえり、ベルにい」 ぼそ…

    ベル「受験勉強、がんばってるみたいだね」

      「わかんないとこあったら、いつでも質問しにおいで?」

    アニ「うん… でも、大丈夫だから」

    ベル「…そっか」


      (うーん…おにーちゃんとしては、もっと妹に頼ってもらいたいんだけどなぁ…)

      (ちょっぴり寂しいけど、だからといって無理にさせるわけにもいかないし…)


    アニ「…ベルにい」 じーっ

    ベル「あ、ごめん、なになに?」

    アニ「これから、どっか出かけるの…?」

    ベル「うん、友だちに鍋に誘われたから…」

      「今夜はにーさんも帰ってこないみたいだし、ちょっと寂しいかもしれないけど…」

    アニ「ライナーはどうでもいい」

    ベル「…え?」

      「あ、うん……」

    アニ「あ、あんまり、遅くなっちゃダメだよ…ベルにい」

    ベル「わかった」

      「早く帰ってくるよ」なでなで

    アニ「…////」

      「べ、勉強してくるっ」ててて…

    ベル「あ、アニ、わかんないとこがあったら…」


      「…って、さっきも同じこと言ったっけ」 はぁ……


  11. 11 : : 2014/01/26(日) 08:33:01

    ーーー
    ーー


    ベル「じゃ、いってきまーす」

    ママ「はーい」

      「あんまり遅くなるんじゃないわよー」

    ベル「だいじょーぶだよ」


    パタン…


    ベル(さっき、同じこと、アニにも言われたし…)


    てく てく てく…


    ベル(はぁーー… さっむー…)


      (ちょっと早めに着きそうだけど、いいよな…)

      (ご馳走になるわけだし、手伝いくらいさせてもらおう)


      (…そういえば、鍋って、何鍋だろ?)

      (寄せ鍋に、キムチ、ちゃんこ…)

      (あー 考え出したら、急にお腹減ってきた気がする…)


      (…うちの夕飯は、なんだろ)

      (チーハンだといいなぁ、アニが喜ぶから…)


      (…アニ、か)

      (しっかり者だけど、ひとりで抱え込んじゃうところがあるし…)

      (それに、最近は、にーさんと不仲っぽいのも気になる…)

      (ケンカしたってかんじでもないんだけど、なんかあったのかな…)

      (あぁ〜〜〜、おにーちゃんは心配だよぉぉ〜〜〜〜〜ッ!)ぐるぐる…


  12. 12 : : 2014/01/26(日) 08:50:20

    ーエレン宅ー

    ベル(そうこうしている間に、着いちゃった…)

      (18時45分か…)

      (約束の15分前だけど、早すぎってことはないよな)


    ピーンポーン…

    …タッ タッ タッ

    ガチャッ


    リヴァイ「はい…?」

    ベル「…ギクッ」


      (ダ、ダレ…!?)

      (てか、顔、こわ…!)

      (なんか、怒ってんのかな…?)ビクビク…


    リヴァイ「…どちらさん?」

    ベル「え、っと… あの、ここ、エレンくんの…おうちですよね?」

    リヴァイ「あ? …あぁ、チガイマス」

    ベル「へ…!?」

    リヴァイ「どーせ、かてーきょーしとか、塾の勧誘とか、教材のセールスの類だろ?」

        「間に合ってますんで」

        「じゃ」 バタンッ


    ベル(…え、)

      (ええぇェェーーーッ!?)がーーーんッ!!


  13. 13 : : 2014/01/26(日) 09:19:03

    ベル(ど、どどど、どうしよう…!?)

      (ハ…ッ!)

      (そ、そうだ、携帯でエレンに電話……)


    トゥルルルッ トゥルルルッ トゥルルルッ ………


    ベル(…で、でないだとぉ〜〜〜ッ!?)

      (まだ帰って来てないのか?)

      (なにやってんだ、エレンのやつ!)


      (外は寒いし、腹は減ってるし…)

      (あ〜〜〜もうッ、しょーがない!)


      (…さっきの、たぶん、エレンの従兄だよな?)

      (リヴァイさん、だっけ……)

      (なんか誤解されてるみたいだったから、ちゃんと説明しないと…!)


    ピンポーン

    …シーン


    ベル「あれ…?」


    ピンポンピンポーン

    ……シーン


    ベル「は…? これって、もしかして、居留守!?」

      「いやいや、いるの知ってるし!!」


    ピンポンピンポンピンポーーーンッ!


    …ッダ ダダダダッ

    バターーンッ


    リヴァイ「うっせーな、いい加減にしろ!」

        「それともなんだ、通報されてーのか!あァ!?」

    ベル「ひ……ッ!」


      (だ、ダメだ…!!)

      (この人、〔ちっちゃいくせに…〕超怖い……ッ!!!)



    ーーー
    ーー

  14. 14 : : 2014/01/26(日) 15:05:24
    いやぁぁああリヴァイさいっこー!!
    めたんさん流石です!
  15. 15 : : 2014/01/27(月) 23:12:25
    ち っ ち ゃ い く せ に
  16. 16 : : 2014/01/28(火) 00:33:17
    るーじゅんさま、リヴァひざさま
    コメントありがとう!!楽しんでもらえてるようで嬉しいですw
  17. 17 : : 2014/01/28(火) 01:10:51

    リヴァイ「…おい、なんとか言ったらどうなんだよ」

        「このデカブツめ」

    ベル「え、え…っと……」汗ダラダラ…

      (ど、どうしよう…ッ!)

      (うあああ、何から話せばいいんだあぁぁ!?)


    …ーッ ヴーッ ヴーッ


    ベル「はっ!?」

      「ちょ、ちょっとごめんなさい!!」スッ…

      「もしもし、エレン!?」

    リヴァイ「…!」

        「エレン、だと…?」

    ベル「ばかぁー!おま、どこで何してんだよ!?」(涙目)

    リヴァイ「おい、換われ」パシッ

    ベル「へっ!?」

      「いや、ちょっと返してくださいよ!」

    リヴァイ「エレンか?」

        「なかなか電話出ねえから心配してたんだぞ」

    ベル(それは、俺のセリフだよぉ〜ッ!)

    リヴァイ「…そうか、わかった」

        「それとな、このデカいの、おまえのなんだ?」

    ベル(…さっきから思ってたけど)

      (この人、口悪すぎじゃない…?)ガクブル…

    リヴァイ「…ああ、そんなことも言ってたっけ」

        「…あん?わかってるつーの」

        「…バーカ、おまえが帰ってくるまで待ってるって」

        「だから、慌てねえで気をつけて帰ってこい」

        「ん、じゃ、またあとでな」プツッ……

    ベル「え!?」

      「ちょっ、勝手に切らない…で……って…」 


    …チーーーン。


  18. 18 : : 2014/01/28(火) 20:25:39
    期待っす!よろしくお願いしまーす!
  19. 19 : : 2014/01/30(木) 02:21:21
    死に急ぐ飢えた餓狼さま
    更新遅くてすみませぬ。。ありがとう、がんばりまーっす!
  20. 20 : : 2014/01/30(木) 02:33:06

    リヴァイ「ん、おまえのケータイ」…ぽすっ

        「悪かったな、変な勘違いしちまって」

    ベル「い、いえ…」

    リヴァイ「ほら、さっさと入れよ」

        「さみーだろ」

    ベル「あ、はい」

      「じ、じゃあ、お邪魔します…」


    パタン…


    リヴァイ「靴脱いだら、まずは手洗いうがいな」

        「洗面所の場所、わかってんだろ?」

    ベル「ま、まぁ、だいたいは…」

    リヴァイ「荷物はリビングにでも適当に置いとけ」

        「じゃ、俺はキッチンで仕込みを済ませとくから」トタトタ…

    ベル「…?」


      (あれぇ…)

      (この人、さっきと随分イメージ違うなあ…)靴ぬぎぬぎ…


  21. 21 : : 2014/01/30(木) 02:53:59

    ジャーーー… 

    …キュッ


    ベル「ふぅ…」 …ふわ

      「あ、いいにおいする…」 くんくん…


    トタトタトタ…


    ベル(…!)

      (リヴァイさん、きちんとエプロンしてる…)


      「あ、あのぅ、リヴァイさん」

    リヴァイ「んー?」グツグツ…

    ベル「エレンのやつ、さっき電話でなんて?」

    リヴァイ「ああ、部活が長引いてたんだと」

        「これから帰るから、もう少し待ってやってくれ」

    ベル「そう、ですか…」


      (学校からエレンの家って、自転車で30分だから…)

      (もしかして、それまで、リヴァイさんとこの家の中で2人っきり…?)

      (うわぁ〜 気まずいなぁ……)うぬぬ…


    リヴァイ「そういや、おまえ、名前なんていうんだ?」

    ベル「あ、ベルトルト・フーバー …です」

    リヴァイ「ベル…?」


  22. 22 : : 2014/01/30(木) 03:15:05

    ベル「え、えっと、ベルトルト・フーバー、です」

    リヴァイ「ベルルト…?」


    ベル「…っぷ」

      「あはは 言いにくい名前ですよね」

      「担任の先生にも、未だに間違えられるくらいですから」

      「子どものころからずっとそうなんで、もう慣れっこですし」

      「リヴァイさんのお好きなように呼んでもらっていいですよ」

    リヴァイ「…そうか」

        「わかった、じゃあ…」

        「ベル」

    ベル「…!」ドキッ

    リヴァイ「ベル、でいいか?」

    ベル「は、はい…」


      (あれ…?)

      (な、なんで今ちょっと一瞬、ドキッとしたんだろ…?)


    リヴァイ「ん、じゃあ、ベル」 …かちゃん

        「味見、してみるか?」スッ

    ベル「え、いいんですか?」

    リヴァイ「後から文句言われたくねーからな」

    ベル「そ、そうですよね…!」あせあせ

      「じゃ、お言葉に甘えて、いただきます」

    リヴァイ「熱いから気をつけろよ」

    ベル「はい」ふーっ ふーっ


    ススー… コクンッ


    ベル「…!」

      「おいしい!!」


  23. 23 : : 2014/01/30(木) 19:24:08
    うにゃあぁああああぁあああああああ
    めたんさん最高です!どこまでもついてきます!
  24. 24 : : 2014/02/01(土) 02:50:33
    るーじゅんさん 
    ありがとう!!嬉しいです!
    …あ、いやでも、自分、ほんと更新遅いんで追い抜いていってもらっていいですよ?笑
  25. 25 : : 2014/02/01(土) 05:47:38

    ベル「リヴァイさんっ」

      「これ、すっごくおいしいです!」ぱぁぁ〜


    リヴァイ「……!」


    ベル「あの、リヴァイ…さん?」

      「どうかしました?」

    リヴァイ「え、あ、いや…」

        「なんでも…」

    ベル「えぇ…っと…」

      「あ、じゃあ、僕も何かお手伝いしますね」

      「食べて帰るだけじゃ、悪いですし」

    リヴァイ「あー、だがな、もうだいたい用意は済んでるんだ」

        「テレビでもつけて適当にくつろいでおいてくれ」

    ベル「そうですか…」

      「で、でも!」

      「あと片付けは、任せてもらってもいいですかっ?」(必死)


    リヴァイ「…ぷっ」 ははっ

    ベル「…え、えぇ!?」

      「なんで笑うんですか!?」 かあぁ〜〜〜
        
    リヴァイ「はっ ぶはっ」 あははは…

        「まあ、そこまで言うなら、頼むよ」 …くはっ

        「悪いな…」 ぷぷぷ…


    ベル(…む〜〜〜ッ!)


  26. 26 : : 2014/02/01(土) 06:22:12

    ベル「あ、あのっ!」

      「僕、なんか変なこと言いましたっ!?」


    リヴァイ「くっくっく…」

        「はぁ〜…」

        「いや、おまえがあんまり必死にだから、おかしくて… つい、な」

    ベル「そ、そんな!」

      「僕、別に必死になんかなってな…」

    リヴァイ「あー、はいはい」

        「すまん、すまん」

        「ほれ、味見が済んだらさっさとあっち行ってろ」

    ベル「うぅ… はい…」


    とて とて…

    どさっ


    ベル「ふぅ…」


      (もぅっ!!なんなんだよっ)

      (あんなに笑わなくたっていいじゃんか!)


      (…でも、鍋のお出汁、ほんと美味しかったな)

      (まだ口の中にうまみが残ってる…)


      (はぁ…… 腹減ったな…)

      (エレンまだかな…)


      (…テレビでも見るか) ピッ


  27. 27 : : 2014/02/01(土) 07:01:24

    『それでは、お天気ですーー…』


    ベル(天気予報か…)

      (明日、晴れんのかなー)


    とた とた とた…


    リヴァイ「横、座るぞ」 どさっ

    ベル「えっ?」


      (…いや、そりゃまあ、2人がけだけどさ)

      (ソファなら他にもあるのに、隣に座るかな、普通…)


      (ていうか、なにこれ… 気まずいって思ってんの僕だけなのかな)

      (なんか話した方が…)


    リヴァイ「・・・」 ばさっ


    ベル(新聞、読み始めた…)

      (てことは、ここは黙っとくところか)


    『天気予報をお伝えしました。』

    『お知らせのあとはーー…』


    ベル(…ふぅん、リヴァイさん、新聞読むときはメガネするんだ)


      (あれ、それって確か、老眼ってやつじゃなかったっけか?)

      (お父さんがそろそろ老眼鏡作らないとって、この前ぼやいてた…)


      (でも、リヴァイさん、けっこう若く見えるのに…)

      (…ていうか、実際、いくつなんだろ?)


    リヴァイ「せまい」 ぼそっ…


  28. 28 : : 2014/02/01(土) 20:43:17
    しえん!
  29. 29 : : 2014/02/02(日) 05:06:14
    サミトさま
    ありがとうございます!のろまですが最後までお付き合いくださると嬉しいです!!
  30. 30 : : 2014/02/02(日) 19:34:46

    ベル「は、い…?」


      (せまいって…)

      (わざわざとなり座ってきたの、そっちなのに…)


    リヴァイ「おまえ、ほんとでけーよな」

        「となりがエレンだったら、このソファでもちょうどいいのに」

        「ベルとだと、ちょっとせまい」

    ベル「・・・」


      (こ、これは…)

      (なんて返せばいいんだ…?) ヒク…



    リヴァイ「身長、どれくらいあるんだ?」

        「90くらいあるのか?」

    ベル「ま、まあ、そんなところです…」

    リヴァイ「ほぉ〜」

        「なに食ったらそんなでかくなるんだかな」

        「遺伝なのか?」

    ベル「遺伝…」

      「そうですね、たぶん…」


      (あれ…?)

      (リヴァイさんって、結構おしゃべりなのかな…?)

      (いや、単に僕に気を使ってくれてるだけなのかもしれないし…)


  31. 31 : : 2014/02/02(日) 19:52:08

    ベル「母はそうでもないんですけど、父と祖父は結構がっしりとしていて…」

      「兄貴も90近くありますね」

    リヴァイ「兄弟がいるのか?」

    ベル「ええ、まあ…」

      「兄貴と、妹が1人ずつ… どちらも年子です」

      「あ、でも、妹はそんなに身長が高いってほどではないかな」

    リヴァイ「そうか」

        「にぎやかな家族なんだろうな」

    ベル「うーん、どうなんだろ…?」


      (改めて聞かれると、よくわかんないな…)


    リヴァイ「俺もエレンも一人っ子だからな」

        「兄妹がいるってだけで羨ましいもんだよ」

    ベル「あ…」

      「そういえば、エレンが言ってました」


    ーーーエレン『ああ、リヴァイにーちゃんのことか』

          『兄貴っていうか、従兄だよ』

          『俺、一人っ子だし』

          『まぁ、俺はほんとの兄貴みたいなもんだと思ってるんだけどさ』


    リヴァイ「ほんとの兄貴、か」

        「15も歳の離れた兄貴ってのも、なかなかいるもんじゃねえけどな」 はっ

    ベル「そうですね」 あはは…


      「…って、えぇッ!?」


  32. 32 : : 2014/02/02(日) 20:20:36

    リヴァイ「なんだよ、いきなりでけえ声出しやがって」

        「びっくりしたじゃねえか」

    ベル「え、いやだって、15も離れてるだなんて…」

      「リヴァイさん、一体、何歳なんですか!?」

    リヴァイ「何歳って…」

        「ベルは意外と頭弱いんだな」

        「エレンの歳に15足せばいいだけだろ?」

    ベル「それは、わかってます!」


      「でも… み、見えない……」 ぼーぜん


    リヴァイ「そうか?」

        「これでも、メガネをかけるようになってから、よく老けたと言われるようになったんだがな」

    ベル「え、ほんとですか?」

      「でも、その黒ぶちのメガネ、リヴァイさんにすごく似合ってますよ」

    リヴァイ「…ん、さんきゅ」 …ふいっ


    ベル(…なんか、いま、軽くあしらわれたような気がする)

      (ほんとに似合ってるのに…)


    リヴァイ「そんなことより、ベル」

        「おまえ、腹減ってるか?」

    ベル「あ、大丈夫…です」

      「お気遣いな…」 …ぐぎゅるるる〜〜〜っ



    …チーーーン。。


  33. 33 : : 2014/02/02(日) 21:52:22

    リヴァイ「ぷ…っ」

        「なんだそりゃ」 くっくっ…


        「ちょっと待ってろ」

        「なんか茶菓子くらいあんだろ」 とた とた…


    ベル「〜〜〜…ッ!」


      (はっ、恥ずかしすぎて死ねるッ!!)


    リヴァイ「なぁ、ベルー」

        「お茶か、ジュース、どっちがいいー?」

    ベル「…お、お茶で」

    リヴァイ「んー」


    ベル(あぁ、もうほんとに、穴があったら入りたい…!) 

      (クッションに隠れられる身体の大きさだったら、どんなにいいだろう…!!) ぼすっ


    とたとたとた…

    かしゃん


    リヴァイ「ほら、好きなのとって食えよ…」

        「…って、おまえ何してんの?」

        「クッション離せよ、ぺしゃんこになるだろ」

    ベル「うぅ〜…」 もごもご…


  34. 34 : : 2014/02/02(日) 22:41:00

    リヴァイ「なんだよ」

        「腹の音が鳴ったのがそんなに恥ずかしいのか?」

    ベル「…っ」

    リヴァイ「気にすんな」

        「男子高校生なんて、みんなそんなもんだろ?」

        「エレンなんか、常に腹減ったーって言ってるぞ」

    ベル「そ、そうですけど…」

    リヴァイ「ま、ちょうど俺もすこし小腹が減ってきてたところだしな」

        「遠慮しなくていいぞ」

    ベル「はい…」

      「じ、じゃあ、いただきます…」 …かさっ


    ペシッ!


    ベル「痛っ!!」

    リヴァイ「ばか、チョコパイは俺のだ」

    ベル「えぇ〜…」

    リヴァイ「えぇ〜… じゃねえ」 …ピリッ


    ベル(おとなげないなぁ、もぅ…)

      (まぁ、お煎餅でいいや、これ好きなやつだし…)


    リヴァイ「…オイ」 もふゅもふゅ


  35. 35 : : 2014/02/02(日) 23:38:39
    兵長かわいい|・ω・`)
    期待!
  36. 36 : : 2014/02/04(火) 02:08:33
    そふくん。 ありがとう!
    でしょでしょ?へーちょかわいいでしょ!?うひひ♪
  37. 37 : : 2014/02/04(火) 02:18:42

    …ぴーんぽーんぱーんぽーん♪

    【※】あてんしょんぷりーず【※】
    ここで、みなさまにスレ主から残念な(?)お知らせがあります。


    めたん「ほんとごめんなさい、もうBL展開しか思いつきません。面目ない。(涙)」

       「大変申し訳ないのですが、苦手な方は、今からでもブラウザバックをお願いします。(号泣)」

       「今さらですが、タイトルも修正します。(白目)」

       「『かまわん、続けろ!』という方のみ、どうぞ先へお進みくださいませ。(ニヤァ…」


    …以上です(・∀・)/
  38. 38 : : 2014/02/04(火) 04:20:20

    ベル「…はい?」

    リヴァイ「そんなにチョコパイ食いたいなら…」

        「は、半分だけ… 分けてやってもいいぞ」

    ベル「え」


      (いや、別にそこまでチョコパイに対する執着は強くないんだけど…)

      (そんなことより… なんだ、なんだ?)

      (なんでちょっと照れてるんだ、この人!?)


    リヴァイ「ベル?」 もふゅ…


    ベル「ビク…ッ」


      (…ふぁッ!?)

      (ば、ばかっ!! そんな、チョコパイ頬張りながら…)

      (メガネ越しに見上げてこないでほしいんですけどッ!)

      (ちょ、こんなのもう、どうしたらいいんだよぉ〜〜〜っ!?)


    リヴァイ「いらねえのか?」

        「チョコパイがよかったんじゃ…」

    ベル「た、食べますッ!」

      「チョコパイ、すっごい食べたいですッ!!」

    リヴァイ「え… あ、そ、そうか」

        「悪かったな、ベルがそんなにチョコパイを食べたがってたとは」

        「実は、エレンのやつも相当チョコパイが好きでな」

        「最後の一個をとっておいてあるんだが…」

    ベル「…は?」


  39. 39 : : 2014/02/04(火) 04:46:57

    リヴァイ「今、持ってきてやるから」

        「エレンには、黙っとけな?」 トッ…

    ベル「わぁぁァーーーッ!!」 がしっ!

    リヴァイ「ビクッ!」

        「な、なんだ!?」

    ベル「そのチョコパイでいいですっ」

      「いや、むしろ、そのチョコパイがいいんですっ!」

    リヴァイ「は、はぁ…?」

    ベル「あ、いや、だからその!」

      「一個は多すぎますし、それにエレンにも悪いですし!!」

      「半分こがいいなー! …なんて」 アハ、ハ…


    リヴァイ「…ほんとに、半分だけでいいのか?」

    ベル「も、もちろんです!」 

    リヴァイ「はぁ… わかった」 パリパリ

        「ん、ほら」

    ベル「あ、ありがとーございます!」 ぱぁぁ…

      「いただきますっ」 パクッ

      「もぐもぐもぐ♪」

    リヴァイ「…美味そうに食うなぁ」 くす…

    ベル「はい、おいひいれふ!」 もふゅもふゅ

    リヴァイ「…なら、よかった」


  40. 40 : : 2014/02/04(火) 06:27:04

    ベル「んぐんぐ」

    リヴァイ「…おまえ、」

        「意外と直情型だよなー」

    ベル「へっ?」 ポロっ

      「そ、そうですか?」

      「そんなこと、誰にも言われたことないですけど…」

    リヴァイ「かもな」

        「ぱっと見、歳の割にだいぶ落ち着いてるし」

        「俺も、さっきは押し売りかなんかかと思ったくらいだからな」

    ベル「あ、あはは…」 

      「ほんと、さっきはびっくりしましたよー」

    リヴァイ「だってなぁ」

        「体格なら適当な成人男性よりもいいくらいだのに」

        「区別なんてつかねえだろ?」

    ベル「まあ、実年齢を言っても信じてもらえないことはしばしばありますけど…」

      「でも、友だちの家に遊びに来て、セールスに間違われたのはさすがに初めてです」

    リヴァイ「それはほんとに悪かったって…」

        「いつもならもう帰ってきてもいい時間なのに、エレンは帰ってこねえし、電話もつながらねえから…」

        「さっきはちょっと、心配で気が立ってたんだよ」


    ベル(あ……) ズキッ…

      (それくらい、エレンのことが大切… なんだ)


      (…って、そんなの当たり前じゃないか!)

      (エレンにとって、リヴァイさんは兄貴も同然なんだから)

      (僕だって、アニに連絡がつかなかったらすごく心配になるもの)


      (…わかるのに)

      (どうして、こんなささくれだった気持ちになってしまうのだろう?)


  41. 41 : : 2014/02/04(火) 06:32:26
    修正:「体格なら適当な成人男性よりもいいくらいなのに」

    なんだよ「体格なら適当な成人男性よりもいいくらいだのに」ってwwww
    読み返して自分で吹いてわww

    ペトラ「兵長はそんなこと言わない」 ギラッ

    …はい、すみませんでした。ほんと気をつけます。。ガクブル
  42. 42 : : 2014/02/05(水) 00:39:59
    修正の修正で噛んでる時点でもう駄目だわ。
    こんなにぐだったの初めてっす。。
  43. 43 : : 2014/02/05(水) 01:36:06

    ベル「…あ、兄貴って、ほんと大変ですよねっ!」

      「俺も、妹いるんでわかります」


    リヴァイ「ほー」 じー…

        「そう言う割には、随分と間抜けな兄貴だな」

        「口の端にチョコついてるぞ」

    ベル「え!?」 パッ

    リヴァイ「そっちじゃねえよ」

        「ここ」 スッ…


    ベル(ひゃ…!?)

      (リヴァイさんの手が、僕の唇に…!!!) あわわ


    リヴァイ「ん、とれた」 ぺろっ


    ベル「〜〜〜ッ////」 かぁぁ〜〜っ


    リヴァイ「ん…? ふはっ」

        「ちょ、おま、顔真っ赤っか!」 くっくっく…

    ベル「だ、だって!」

      「リヴァイさんが、俺に… 触るから…////」


    リヴァイ「……!」 どきゅーーーん


  44. 44 : : 2014/02/06(木) 01:23:14

    リヴァイ「あ、あほかっ////」 

    ベル「…リヴァイさんだって、ちょっと赤くなってるクセに」

    リヴァイ「うるせーっ」

        「ベルのが移っただけだ!」 …がさっ

        「だいたいな、おっさんにちょっと触られただけで照れてんじゃねえよ」 かりぽり


    ベル(おっさんて自分で言った…)


      (ていうか、かりんとう、好きなのかな)

      (チョコパイといい…)


      「リヴァイさんって、甘いもの好きなんですね」

      「なんていうか、意外です」

    リヴァイ「バカ言え」

        「俺は元々、結構甘党だ」

    ベル「へぇ… "おっさん"なのに?」

    リヴァイ「そ、それは関係ないだろうがっ」

        「いいだろ、俺が何を好もうと俺の勝手だ」 かりっ


    ぽりぽり…


    ベル(…ぅうわぁーーー)

      (か、かわいいっ)


      (なんか、僕、もうダメかも…)

      (もっと、この人にひっついていたい…)


  45. 45 : : 2014/02/06(木) 02:11:27

    ベル「はぁーーー…」

      「いいなぁ、エレン…」 ぼそり


    リヴァイ「…あ?」

    ベル「エレンが、羨ましいです」

      「エレンの周りはいつも明るくて、吸い寄せられるように人が集まってくる」

      「その上、こんなにかわ…」

      「じゃなくて、かっこいい従兄がいて、心配してもらえるなんて」

      「悔しいくらい…」


    リヴァイ「ベル…?」


    ベル「…なんちゃって」 えへ

      「ちょっと、思っただけですよ」


      「…僕だって、エレンのことは好きです、ほんとに」

      「もちろん、友人としてですけど」

      「エレンといると楽しいから」


      「でも、僕にはないものを持ってるから、ときどきすごく妬ましい気持ちになってしまって…」

      「そうやって自分のことしか考えていない自分に気づいて、また自分がキライに…」


      「…って、何言ってんだろ、僕?」

      「こんなこと、言うつもりじゃなかったのにな」 あはは…


  46. 46 : : 2014/02/06(木) 04:23:41

    リヴァイ「ばーかっ!」 わしゃわしゃっ

    ベル「わわっ!?」

      「ちょ、やめてくださ…っ」

    リヴァイ「言いたいことはそれだけか?」

    ベル「え…」

    リヴァイ「俺でよければ聞いてやるぞ」

        「ほら、言ってみろ」

    ベル「い、いえ…」

      「もう、ない… です」

    リヴァイ「そうか?」

        「じゃあ、そんな悲しそうな顔で笑うんじゃねえよ」

        (ぎゅーってしてやりたくなっちまうだろうが)


    ベル「は、はい…」


    リヴァイ「…それにな」

        「俺は、そういうやつは嫌いじゃない」

    ベル「そういう、やつ…?」

    リヴァイ「自分の弱いところを素直に認められるやつだよ」

        「人間らしくていいんじゃねえか」

        「そもそも、自分の全部が大好きなやつなんてそういるもんでもねえし、むしろ、いたら気持ち悪いだろ?」

    ベル「あはは」

      「確かに、そうですね」


  47. 47 : : 2014/02/06(木) 04:48:32

    ベル(リヴァイさん、僕のこと励ましてくれてるんだ…)

      (嬉しい… けど、)

      (なんでだろう、それが余計に…)


      「あの、ありがとうございますっ」

      「励ましていただいて!」 にこっ…

    リヴァイ「…!」


        「はぁ…」

        「あのな、おまえ、俺が言ったこと本当にちゃんと聞いてたのか?」

    ベル「き、聞いてましたよ!」

      「だから、僕は…」

    リヴァイ「だったら!」


    ふわっ……


    ベル(え……?)


      (リ…ヴァイ、さん……?)





    リヴァイ「…だったら、なんで」

        「そんな苦しそうに笑うんだよ」 ぎゅう……っ


  48. 48 : : 2014/02/06(木) 06:08:47

    ベル「…だ、だって」

      「やっぱり、どうしても情けなくって…!」 じわっ

      「不甲斐なくって…!」 ぎゅっ

      「こんな自分、イヤで、イヤで…」 …っく

      「どうしよ、も… な…っ」 …っふ …っく


    リヴァイ「はぁ…」

        「それを聞いて、俺は、むしろ安心したよ」 ぽんぽんっ…


    ベル「ふぇ…?」 ぐずっ


    リヴァイ「おまえも悩める青少年だったってことだ」 さすさす…

        「ベルくらいの年頃なんてな、そーやって迷ったり悩んだりすんのが仕事のよーなもんなんだよ」 なでなで…


    ベル「そう… なんですか?」 …っく

    リヴァイ「ああ、まあな」

    ベル「それは…」


      「苦しいですね…」 ずびっ

    リヴァイ「…だな」

        「でも、そういうもんなんだよ」

    ベル「リヴァイさん、も…」

      「そう… だったんですか?」 …っく

    リヴァイ「当たり前だろ」

        「ま、ベルよりずっとやさぐれてたがな」

    ベル「…くす」

      「それ、なんだか… 想像つきます」


  49. 49 : : 2014/02/06(木) 06:49:35

    ベル「…じゃあ、」

      「エレンも、ですか…?」

    リヴァイ「さあな、それは俺にはよくわからん」

        「ベルがあいつに聞いてやってくれ」

        「…友だち、なんだろ?」

    ベル「…!」

      「はい…っ」 ぎゅぅ…


    リヴァイ「…少しでもマシな人間になりたきゃな、必死に頭を回すことだ」

        「絶対に正しい答えなんてどこにもない」

        「少なくとも、俺にはずっとわからなかった…」

        「自分で導き出すしかないんだ」


        「だからこそ、苦しいし、辛い」

        「簡単に音を上げてもいいとは言わねえが…」

        「苦しいならそう言やあいいだろが」

        「変に我慢すんな、ガキのくせに」 さすさす…


    ベル「ひっ…く…」 

      「でも… 今まで、誰も…そんなこと…」

      「言わなか…っ」 ぐすっ

    リヴァイ「そうか?」

        「じゃあ、今、俺が言ってやった」 ぎゅー

    ベル「…ふ」 …あはは

      「ほ…んと、強引な人だなぁ…」 ずびっ


      (…だけど、)

      (すごくすごく…)


      (やさしいひとーーー…) ぎゅぅぅー…


  50. 50 : : 2014/02/06(木) 07:07:34

    ーーー
    ーー


    リヴァイ「…落ち着いてきたか?」 ぽんぽんっ

    ベル「はい…」

      「すみませんでし…」 ぐずっ

      「…あ」

    リヴァイ「ん?」

    ベル「あ、あの…」

      「大変申し上げにくいんですが…」 もじもじ

    リヴァイ「…?」

        「だから、なんだよ」

        「早く言えっての」

    ベル「え、えっと…」

      「それがですね、リヴァイさんの服に…」


      「鼻水… ついちゃった…」 べちょると〜ん…


    リヴァイ「げっ!?」

        「きったねっ!!」 ぬぎぬぎ!

    ベル「ご、ごめんなさい〜〜〜ッ!」 じわぁ…っ

    リヴァイ「ばかっ」

        「もう泣くんじゃねえよ!」

    ベル「だってぇ〜…!」 ふみみ…

    リヴァイ「あ〜っ もう、だから…ッ!!」


    …がちゃっ


  51. 51 : : 2014/02/06(木) 07:08:53

    エレン「ただいまーっ!!」

       「ふたりとも、待たせちまってほんとわるか…っ」 ドタドタドタッ

       「…た、って」 ピタッ…


       「は……?」 サーッ…


       (半裸のリヴァイにーちゃんと…)

       (泣きじゃくるベルトルト…?)



       (…な、)


       「なんじゃこりゃーーーーーっ!?!?!?」





    ーおしまいー


  52. 52 : : 2014/02/06(木) 07:25:31

    ーおまけー

    ベル「…ちなみに、」

      「リヴァイさんの悩みって、どんなのでした?」


    リヴァイ「ギク…ッ」


    ベル「あ、すみません…!」

      「不躾なこと聞いちゃって…」 しゅん…

      「言いにくいことだったらいいんです」

      「でも、できれば参考にしたいなって、思って…」


    リヴァイ「…お、おまえには、」

        「一生かかっても理解できないことだ…ッ!」


    ベル「そう、ですか…」 しゅーん…

      「僕には…」 うるるっ


    リヴァイ「あ、おい、こらっ」

        「また泣くんじゃねえだろうなっ」


    ベル「な、泣きませんよぉ…っ!」 ふぐぐ…


    リヴァイ(…クッソ!)


        (泣きたいのは俺の方だっつーの!)

        (その身長、10cm寄越しやがれェーーーーーッ!!!)



    ーほんとに、おしまい。ー
  53. 53 : : 2014/02/06(木) 07:42:23
    おつかれさまでした!
    わたしもリヴァイ兄ちゃんに悩み聞いて欲しいなーと思ってしまいました。照
    とても面白かったです☻!
  54. 54 : : 2014/02/06(木) 07:43:03
    いやあ、だらだらときてしまってほんとすんませんっした。やっと終わりましたよ。。

    はい。
    書きながら自分でも「これ誰得なの?いや、俺得ではあるけども、それにしても誰得…?」と嘆いていました。
    自分で張った伏線…のようなものも回収しきれませんでしたしね。
    これで凝りました。現パロはもう二度と書きません。向いてなさすぎ。笑
    いつか現パロじゃないリヴァベルでリベンジしたいっす。めらめら(棒読み

    最後になりますが、ここまで読んでくださったあなた様へ。
    本当に、ありがとうございました。
    また、どこかでお会いしましょー(・∀・)ノシ          めたん
  55. 55 : : 2014/02/06(木) 07:49:07
    まりんちゃんだー♪ 
    おつありでっす♡♡♡(←ここにきて、謎のキャラ崩壊。)
  56. 56 : : 2014/02/06(木) 22:33:26
    お疲れ様でした~!
    面白かったです(・∠・)
    まためーたんが兵長をかわいく書くのをまたーり(笑)待ってます!!

  57. 57 : : 2014/02/07(金) 00:35:44
    そふくん。 
    コメントさんきゅーっ!!
    え…?兵長はいつだってかわいいよ?笑
  58. 58 : : 2014/02/08(土) 17:36:09
    160×190って初めて見た……(・ω・)
    次は190×160も宜しくお願いします!!

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