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「火事場の馬鹿力」解説
- 私小説
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- 1 : 2019/10/30(水) 10:46:37 :
- タイトル通り
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- 2 : 2019/10/30(水) 11:10:57 :
- 「火事場の馬鹿力」
聞いた事がある人や、知ってる人は多いと思う
このスレでは真面目に火事場の馬鹿力について
取り上げていきたい
火事場の馬鹿力とは
「全ての人類に潜在する力のこと」
国籍、性別、年齢、体格は関係ない
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- 3 : 2019/10/30(水) 11:13:38 :
- では一体どのような力なのか?
人間の体はは常に100%の力(筋力や思考力など)を出していると死んでしまう
そのため全力を出さないように、人間の体には力を抑制する機能がある
この機能のことをリミッターと呼ぶ
そのため火事場の馬鹿力はリミッター解除とも呼ばれたりする
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- 4 : 2019/10/30(水) 11:16:37 :
- 普段はリミッター機能により、力はセーブされているが
ある事をきっかけとして、このリミッターが解除される時がある
その現象を火事場の馬鹿力と言う
(火事場の馬鹿力は所謂、俗な言い方である。そのためリミッター解除と言った方が適切であるが、火事場の馬鹿力と言う言葉の方が有名であるためこちらの言葉を使った。仕組みは同じであり、呼称が違うだけなので、問題はない)
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- 5 : 2019/10/30(水) 11:22:07 :
- ではどのような時に火事場の馬鹿力は発揮されるのか?
それは生命の危機に直面した時である
リミッターは生命の危機に直面すると、外れるようになっている
リミッターが解除されると人間の限界を遥かに超える力(筋力の強化、思考力の向上など)を獲得できる
しかしその力は長くは保たない
残念ながら短時間しか発揮できない
それは火事場の馬鹿力の性質上仕方ない事ではある
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- 6 : 2019/10/30(水) 11:24:12 :
- ここまで書いていると
「火事場の馬鹿力とゾーンって同じ現象なんじゃない?」
と思う人もいるかもしれない
確かに似ているが
同じではないのだ
では一体どこが違うのか?
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- 7 : 2019/10/30(水) 11:29:04 :
- ●ゾーンとは極限の集中状態の事である。人間の能力が限界以上に向上するのは似ているが、火事場の馬鹿力の方が能力向上率は高い。
またゾーンは特定の能力において限界以上に向上するだけ。バスケならバスケの能力、野球なら野球の能力、カルタならカルタの能力、勉強なら勉強の能力、というように汎用性は低い
それに対して火事場の馬鹿力はあらゆる能力が限界以上に向上するため、汎用性は高い。しかもゾーン以上の能力の向上率であるため、消耗も火事場の馬鹿力の方がずっと大きいのだ。
また火事場の馬鹿力は単純に集中しただけでは、発揮されない。どうしようもなく追い詰められた、そのような生命の危機と呼べるほどの事態でないと発揮されない
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- 8 : 2019/10/30(水) 11:33:17 :
- 「でもそれってアニメなどの架空の設定なんじゃない?」
って思う人もいるだろう
しかしこの火事場の馬鹿力は現実の世界においてもあり得る話であり
火事場の馬鹿力は実在する
実際、世界各地でそのような火事場の馬鹿力の現象は発生しており、ニュースやネットでも取り上げられている
(電車の吊り革を引き裂いたり、女性が出産時握力が100キロを超えたり、少年が祖父を助けるために車を持ち上げたり)
詳しいことはここには書けないので
是非、興味のある方は自分で詳しく調べてみてほしい
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- 9 : 2019/10/30(水) 11:35:52 :
- ちなみに火事場の馬鹿力の名前の由来は
火災現場で高齢者女性がタンスを持ち上げて外まで避難してきたことである
しかしこれ以外にも諸説あるので、どれが起源なのかは正確にはわからない
ただ危機的状況に発される力と言う意味は合っているため、火事場の馬鹿力が言葉として相応しいと個人的には思う
事実、火事場の馬鹿力は多くの人が知るくらいに有名になった
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- 10 : 2019/10/30(水) 11:38:31 :
- 「でもさー、そんな力を経験できるのは限られた人だけなんでしょ?」
いやそんな事はない
前述した通り、火事場の馬鹿力は全ての人間に備わっている能力の1つである
それと同時に経験できる人はごく一部である
ただ、火事場の馬鹿力と言うほどでは無くとも
それに近い現象は日常生活レベルで無意識のうちに経験しているのは知っているだろうか?
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- 11 : 2019/10/30(水) 11:41:05 :
- 「日常生活で生命の危機に直面する訳ないやん」
そう言う事ではない
火事場の馬鹿力には強さの度合いが異なるのだ
(当然ながら、生命の危機に直面した時が、最大の力を発揮する)
だから、力の発揮には態度があるが、火事場の馬鹿力と言う現象に近いものは頻繁に起こっている
では、それは一体どう言う時なのか?
具体的に書いていく事にする
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- 12 : 2019/10/30(水) 12:01:19 :
- ハチや犬に追いかけられたりして足が速くなったり(逃げ足だけは速いとはこの事)
学校や職場に遅刻しそうになった時に、準備が早くなったり(移動速度や準備する速度、また走る速度も含まれる)
テストでペナルティ(赤点を取ったら、補習や追試)があるなど何か条件のあるテストで大して勉強してなくても良い点取ったり
息切れせず走る事ができたり(走り終わった後は必ず倒れ込むなど)
筋トレ中に限界まで追い込んだ時に、いつも以上に力を発揮出来たり(筋トレは肉体を追い込んでいるため、力が強くなるのは必ず実感できる。ちなみに単純に筋力が向上しただけの場合もある)
など日常生活レベルでも火事場の馬鹿力に似た現象は頻繁に起きている
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- 13 : 2019/10/30(水) 12:02:39 :
- では、火事場の馬鹿力をコントロールする事は出来るのか?
完璧にコントロールするのは非常に難しいだろう
しかし、少しだけ火事場の馬鹿力の仕組みを利用できる事がある
それはどんな時で、どんな方法をやれば良いのか?
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- 14 : 2019/10/30(水) 15:14:40 :
- 火事場の馬鹿力の力を発揮するには
「自分を追い込む事」
ではどうすればいいのか?
例えばハンマー投げの選手
彼らは大声で投擲をする
あれは大声を出す事で、リミッターを一部外しているのだ
あとは凄くシンプルな方法だが
自ら追い込んでやる事
追い込みは何でもいい
自分で条件をつけて縛りプレイをするのが効果的
言わば挑戦であり、自分の限界近くまで何事にも挑戦していけば火事場の馬鹿力を経験できる可能性が高くなる
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- 15 : 2019/10/30(水) 15:18:27 :
- 火事場の馬鹿力はまだまだ未知な事が多い
それは当然である
何故なら人間の体は(特に脳)まだ分からない事だらけなのだから
そして火事場の馬鹿力を真面目に研究している学者は少ない
もっと研究すべき分野があるからだ
だが色々な人間の体の仕組みはあるが、火事場の馬鹿力は完全にコントロールする事が出来る様になれば、何でも出来るようになる
それほど魅力的な能力だ
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