このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
仁「日向創くん、キミの才能は《超高校級の食人鬼(性的に食べるタイプ)》だ!」
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- 1 : 2019/10/11(金) 23:41:09 :
- 以下の点にご注意ください
・絶望編
・ヒナナミ、日向ハーレム
・とっちらかったエロ表現
・細かい事は気にしない
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- 2 : 2019/10/12(土) 00:00:50 :
- [学園長室]
仁「よく来てくれたね、まぁ入りたまえ」
日向「………」
仁「急な呼び出しですまない、どうしてもキミに知らせねばならない事があってね」
日向「………」
仁「緊張しているのかね?いつまでもそんな所に立っていないで座ったらどうだ」
日向「………」
仁「飲み物は何がいい?珈琲と紅茶しかないがね。雪染くんが居てくれればもっとバリエーションが増えるのだがあいにく彼女は不在なのでね、私みたいなオッサンが淹れる不味い珈琲か紅茶で我慢してくれ」
日向「………」
仁「ズズッ…うむ、不味い」
日向「………あの」
仁「ん?砂糖はもう少し多い方がよかったかね?」
日向「用件を早く言ってください覚悟は出来ています」
仁「ほう?」
日向「俺が今日ここに呼ばれたのは俺を消す為ですよね?実験に失敗したゴミを廃棄処分する…そうですよね?」
仁「………」ズズッ…
日向「俺は………俺は希望にはなれなかった。才能を掴む為に脳まで弄くったのに、手に入れたのは希望ではなく絶望だった。凡人はどこまでいっても凡人。希望ヶ峰学園でもその理を変える事は叶わなかった。そんな失敗作を学園が放っておく訳ない。俺を処分して実験の失敗を揉み消す。俺が今日ここに呼ばれたのは」
日向「俺を“殺す“…そうですよね?」
仁「え、違うけど?」
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- 3 : 2019/10/12(土) 23:41:22 :
- 日向「………え?」
仁「怖いわー最近の若い子はほんっと怖い。すーぐ死ぬだの殺すだの言うんだものー。あのねそーゆー自分ちょっと闇抱えてます的な事を言いたくなる年頃なのはわかるけども、もっと命を大切にしなさい。軽々しく死にたいだとか言わないの。未来のないオッサンと違ってキミ達には若さという無限の可能性があるのだからムリに周りに理解されない俺カッケーとかしなくていいから。わかったかね?自分を大切にしないとオジサン泣いちゃうよ?」
日向「あ、あの」
仁「なんだい?言っておくが私のガチ泣きを甘くみないことだ、娘に挨拶を無視されただけで1週間泣き喚く自信が私にはある」
日向「俺を…殺さないんですか…?」
仁「だからそんな事しないってば。何回言えばわかるんだキミはそんなに私を犯罪者にしたいのかね」
日向「で、でも俺は…実験に失敗して…」
仁「失敗は誰にでもある。重要なのは失敗に囚われず学び前へ進むことだ。成功だけが全てではない、失敗したからこそ見えてくる景色もある」
日向「そんな言葉で片づけていいんですか?あのプロジェクトは希望ヶ峰学園の悲願なんですよね?それを潰した俺に処分が下されないなんておかしいです。もし俺がプロジェクトの内容をマスコミにバラしたらどうするんですか。あんな非人道的な実験を希望ヶ峰学園が秘密裏に行っていた事が世間に流れたら学園は一巻の終わりだ。やっぱり俺を口封じすべきだと思います」
仁「なにもーめんどくさいなーいいっつってんのにーそんなにオシオキされたいとかキミはMなのかね?」
日向「いえそういうわけでは…」
仁「では良いではないかこれからも今までどおり学園に通っていいと言ってるんだ。誰よりも希望ヶ峰学園に憧れを抱いているキミにとってこれ以上喜ばしい事はないと思うのだが違うのかい?また元居た高校へ戻りたいのかな?」
日向「それだけは嫌です!」
仁「ならば受け入れたまえ」
日向「………」
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- 4 : 2019/10/17(木) 07:04:08 :
- 仁「だいたいだね」ゴクゴク
カチャン
仁「前提からして間違っている」
日向「…?」
仁「キミはあの実験が失敗に終わったと言ったね」
日向「…はい。俺にはなんの才能も発現しなかった。ゴミが足掻いた結果がこれですよ。やっぱり俺は死ぬべきなんだ」ハイライトオフ
仁「こらこらやめなさい目からハイライトさんが消えてるよ。誰もキミを責めたりしていないのだからネガティブモードにならないの」
日向「だって俺は実験を失敗に…っ!」
仁「してないよ」
日向「………え?」
仁「実験は失敗などしていない」
仁「カムクラプロジェクトは」
仁「成功したんだ」
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- 5 : 2019/10/19(土) 07:03:45 :
- 日向「えっ………なん………っ!」
日向「う、嘘だ…ありえない…!が、学園長!変な事を言わないでください!実験が成功してたなんて…嘘だッッ!!」
仁「本当の事だよ嘘などではない」
日向「っ…!だ、だったらなぜ!なぜ俺には何の才能もないんですか!実験が成功したのなら俺は天才になってるはずなのに…俺は、俺はぁ…!凡人のままだ…ッ!」
日向「成功なんかしていないデタラメ言うなッッ!!!」
仁「確かに成功したという言い方は少し語弊があるかもしれない。あのプロジェクトの目的は何の才能も持たない一般人に才能を植え付けて人工的に天才を創りだすこと。その点に関しては成功したとはとても言い難い状況だ」
日向「じゃあ…!」
仁「だがね、あながち失敗という訳でもないのだよ」
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- 6 : 2019/10/22(火) 22:58:22 :
- 日向「どういう意味ですか。成功した訳でも、失敗した訳でもないって」
仁「そのままの意味だよ。日向くん、我々はキミに才能を植え付ける事には失敗した。だがー」
仁「キミの中に眠る才能を目覚めさせる事には成功したのだよ」
日向「………」
日向「え…?」
仁「おっと飲み物が空になってしまった。日向くんもおかわりはいるかい」
日向「い………いま………なんて…?」
仁「ん?おかわりはいるかどうか聞いたんだが」
日向「その前ですっ!」
日向「今…"俺の中に眠る才能"を目覚めさせたって…!」
仁「言ったね」
日向「どっ…!なっ…はっ…!」パクパク
仁「ふむ、あまりの衝撃に固まってしまったようだね」
日向「ほ………本当…ですか…?嘘じゃ…ないですよね…?」
仁「うん?」ズズ…
日向「本当に…俺には才能が…あるんですか…?こんな…何の変哲もないただの凡人な俺に…才能が…ある…?」
仁「………」
カチャン
仁「もう、自分を卑下する必要はない。キミは凡人ではなく天才に生まれ変わったんだ。胸を張って堂々としなさい」
日向「学園長…」
仁「日向くん、おめでとう。キミは今から本科の仲間入りだ」
日向「うっ…!」
日向「ウオオオオン!!」ダバー
仁「よく頑張ったね、辛かったろう。ここにはキミと私しか居ない。今だけは存分に泣きたまえ。こんなオッサンの胸でよければいくらでも貸そう」
日向「あ、それはいいです」ピタッ
仁「現代っ子は切り替えが早いねぇ」
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- 7 : 2019/10/23(水) 23:42:51 :
- 日向「それで?」
仁「ん?」
日向「俺の才能は何ですか?自分で言うのもあれですけど体力には自信があるのでスポーツ系の才能ですかね?よく胸板が厚いと言われるのでラグビーとかですか?」ワクワク
仁「残念だがスポーツ系ではないよ」
日向「そうですか…じゃあ俳優なんてどうでしょうほら俺ってけっこう顔立整ってますし」
仁「ハンッ(笑)」
日向「今鼻で笑いましたね?わかってますよ冗談です。なら…探偵とか?」
仁「確かに某バーロー探偵と声が似ているが違う。というか盛り上がってるところ悪いが正直あまり良い才能とはいえないかもしれない。どちらかというと犯罪系の才能だ」
日向「え、えぇー…何ですかそれここまで希望持たせておいて才能の中身が犯罪系って…最悪だ…」ガックリ
仁「まぁそう落ち込むな。犯罪系の才能といえど使い方次第では誰かの為になるはずだ。要はキミの心構えが重要なんだよ。才能を選ぶ事は出来ない、だが活かし方は選ぶ事が出来る。才能に囚われてはいけないよ、才能を支配してこその超高校級だ。この言葉をこの先も忘れず胸に刻むように、いいね?」
日向「学園長…はいっ!」
仁「良い返事だ。では日向くん、キミの才能を教えるとしよう」
日向「よろしくお願いします!」
仁「ではいくぞ。日向創くん、キミの才能は」
日向「はい…っ!」ドキドキ
仁「《超高校級の食人鬼(性的に食べるタイプ)》だ!」
日向「はいっ!!」
日向「………」
日向「はい?」
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- 8 : 2019/10/25(金) 22:25:25 :
- 日向「…あの、すいませんよく聞こえなかったのでもう1回言ってもらってもいいですか」
仁「む?この距離で聞こえないとはさては舞い上がっているね?はははダメじゃないかこれから一生をかけて付き合う事になる自分の才能の名称なのだからしっかり聞いておかないと」
日向「すいません」
仁「では今度は聞き逃さないように。日向創くん、キミの才能は」
仁「《超高校級の食人鬼(性的に食べるタイプ)》だ!」
日向「………」
仁「んん~?どうしたというのかねずっと待ち望んでいた才能だぞ。もっと喜んだらどうなんだなんだったら全裸で廊下を走りまわってもいいんだよ私が許可する」
日向「いやその…冗談、ですよね…?」
仁「何がだい?全裸廊下アタックは冗談などではないよ」
日向「そうじゃなくて…あの、本当なんですか?俺の才能が食人鬼って…しかも何ですか性的に食べるタイプって意味がわからない」
仁「ふむ、まぁいきなり食人鬼と言われてもピンとはこないか。よかろう、ならば説明しよう食人鬼とはなんたるかを!」
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- 9 : 2019/11/01(金) 14:25:13 :
- 仁「いいかね日向くんまずこの世には大きく分けて2つのタイプの食人鬼が存在する。1つは人間の体の1部を喰らうタイプの食人鬼だ。髪の毛や爪、果ては人肉その物を食べてしまうのだ。所謂カニバリズムというやつだな。こうなってくると最早人ではなく化け物の領域になってくる。幸い日向くんはこのタイプの食人鬼ではないから安心してくれ」
日向「人肉…オェ…」
仁「そしてもう1つが女性を性的に貪るタイプの食人鬼だ。日向くんはこちらのタイプになる。ここまでで質問はあるかい」
日向「はい」( ・ω・)∩
仁「何かね」
日向「あのさっきも言いましたけどそもそも性的に貪るって何ですか?根本的なところから意味がわからないんですけど」
仁「またまたぁ性欲真っ盛り勃起ギンギンの男子高校生が知らないはずがないだろうキミぃ」
日向「いや本当にわからないんで説明してください」
仁「日向くんはAVやエロ本などはみたことないのかね」
日向「ないですね興味がないので」
仁「本当に?」
日向「本当に」
仁「っっっかぁー!最近の若い奴ってのは枯れてんなーおい。私の学生の頃なんてそりゃあもうコンビニで何時間もエロ本立ち読みしまくって店員さんに注意されたもんだってのによー」
日向「学園長のアホ話はどうでもいいんで早く話を続けてください」
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- 10 : 2019/11/06(水) 23:56:21 :
- 仁「枯れ果ててシナシナに干からびている日向くんにもわかりやすく言うとだね、女性と性行為に及ぶことを食べると表現する場合があるんだよ。つまり性的に貪るというのは女とヤってヤってヤりまくるヤリチンということだ」
日向「なんですかそれ…そんな人として最低なのが才能と言えるんですか?そんなの超高校級じゃなくてただの屑じゃないですか」
仁「確かにこの程度ならその辺のチャラ男でも出来る。だが《超高校級の食人鬼(性的に食べるタイプ)》の才能はこんなものじゃない真髄はもっと別にある」
日向「真髄?」
仁「なんとだね…な、な、なんと!なな、なんとぉ!ドゥルルルルルルルルル…」
日向「無駄に引っ張るな…」
仁「じゃじゃん!《超高校級の食人鬼(性的に食べるタイプ)》はエッチした相手の女性の才能をコピー出来るのだ!!パンパカパーンイェーイ!」(*’ω’ノノ゙☆パチパチパチ
日向「はぁ?」
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- 11 : 2019/11/08(金) 22:29:15 :
- 仁「む?その様子だとイマイチ理解していないようだね。ではわかりやすいように1つ例を出そう。そうだな…例えば日向くん、キミが七海くんとセックスしたとするだろう?」
日向「ちょ、ちょっと待ってくださいどうしてそこで七海の名前が出るんですか」
仁「雪染くんから話は聞いているよキミは七海くんとたいそう仲が良いそうだね。毎日のように放課後2人で遊んでいるとか」
日向「それは、そうですけど…でも俺と七海は別にそんな関係じゃ…」
日向(それに…プロジェクトに参加してからは会ってない。七海は今頃どうしてるかな…一緒に新作ゲームを遊ぶって約束を破って急に居なくなったから…怒ってるだろうな…)
仁「その誰かを想うような憂いを帯びた瞳…青春だねぇ」
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- 12 : 2019/11/15(金) 22:52:04 :
- 仁「まぁこれはあくまでも例えばの話だからそうムキにならず気軽に聞いてくれ」
日向「別にムキになってる訳じゃ…」
仁「日向くんが七海くんと生でイチャラブ中出し子作りっクスをしたとするだろう?するとどうだ、日向くんの中に七海くんが持つ《超高校級のゲーマー》の才能が流れてくるのだ!どうだね凄いだろう!七海くんの子宮に日向くんのこくまろ白濁液を流し込んだらあら不思議、日向くんの脳にゲーマーとしての才能が芽吹くのだ!そして七海くんのお腹にも新たな命が宿るというね!これぞまさに人体の神秘!スンバラシィ!」
日向「例えが生々しくて嫌なんですけどぉ!」
仁「そうかね?これでもだいぶまろやかに表現したつもりなんだが」
日向「どこがですかていうか七海を出すのはやめてくださいよ」
仁「七海くんとの目合ひを想像して勃った?」
日向「違いますよ!友達の名前を下品な例えに使われて良い気分になると思いますか!」
仁「私なら興奮する」
日向「駄目だこの変態早く何とかしないと」
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- 13 : 2019/11/16(土) 23:35:19 :
- 仁「言っておくが凄いのはこれだけではないぞ、なんとコピー出来る才能の数には制限がないんだ。交わった女性の数だけ才能も増えるということなのだよ。これの意味がわかるかい?希望ヶ峰学園の悲願はこの世のありとあらゆる才能を持った"神"に等しい存在を創りあげること。日向くん、キミはまさにその"神"に成りうる可能性を秘めた"希望"なんだ。日向くん、どうか人類の"希望"になってはくれないか。そう」
仁「ヤりまくることによってね」
日向「………」
仁「あ、無視ぃ?学園長傷ついちゃうぞ☆」
日向「頭痛い…」
仁「風邪でもひいたのかね?これからの季節体調管理には気を配らないといけないよ」
日向「いやあんたのせいだよ」
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- 14 : 2019/11/17(日) 23:50:51 :
- 仁「まぁ風邪の件は置いといて」
仁「実はもう1つ伝えねばならない大切な事があるのだが」
日向「…これ以上まだ何かあるんですか」
仁「《超高校級の食人鬼(性的に食べるタイプ)》はあくまでも仮の才能だから試験に合格しないと本科への正式な編入は認めないのでそこんとこヨロシク。結果を出せないと問答無用で予備学科に送り帰すからそのつもりでいるように」
日向「え、は?ちょ、な、何ですかそれ聞いてないですよ!」
仁「だって今言ったも~ん」
日向「俺には超高校級の才能があるんですよね!?何ですか仮って…それに予備学科に送り帰す…?俺はやっぱり凡人なのか…?は、はは…そうだよな…俺みたいな何の取り柄もないその辺に転がってる小石みたいな人間に才能なんてある訳ないよな…は、ははっ、ははははは…凡人は夢をみることすら許されないのか…」
仁「あーまてまて待ちなさいすーぐ暗黒面に堕ちるんじゃあない。確かに仮とは言ったがそれは日向くんに才能がないという意味ではない。キミの中には確かに《超高校級の食人鬼(性的に食べるタイプ)》の才能がある、それは保証する」
日向「(そんな才能)要らないです」真顔
仁「うぉい才能欲しいのか欲しくないのかどっちだよ」
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- 15 : 2019/11/19(火) 22:50:28 :
- 仁「話が逸れた。もう1度言うが日向くんには才能がある、それは確かだ。だがね、それを認めようとしない連中がいるんだ」
日向「連中…?誰ですか」
仁「評議委員だ」
日向「評議委員?」
仁「この学園を支配する黒幕の事だ。学園の運営は全てこの評議委員と呼ばれる4人のジジイ共によって行われている。学園長である私も所詮は評議委員の操り人形なんだ逆らう事は出来ない」
日向「へ~…そんな隠しボスみたいなのがいるんですね~」
仁「その評議委員が日向くんの才能にイチャモンをつけているのだよ。曰く『《超高校級の食人鬼(性的に食べるタイプ)》だと?そんなふざけたモノを才能と認めるか!数百年にも及ぶ希望ヶ峰学園の歴史に泥を塗るつもりか!』との事だ」
日向「まっとうな意見で反論の余地がない」
仁「あのジジイ共は面目丸潰れてお怒りなんだよカムクラプロジェクトは評議委員の肝煎り案件だったからね。無から神を創りだすはずが誕生したのはまさかのヤリチンモンスター。そりゃあ認めたくはないわなぁ」
日向「馬鹿にしてます?」
仁「うん」
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- 16 : 2019/11/20(水) 23:29:53 :
- 仁「とまぁここまでの流れでだいたいわかっただろう?何故才能を持つ日向くんがわざわざ試験を受けねばならない訳が」
日向「試験に合格して評議委員を納得させればいいんですね」
仁「そういうことだ。試験を突破して《超高校級の食人鬼(性的に食べるタイプ)》の才能が本物である事を証明すればあの偏屈ジジイ共も日向くんの本科への転籍を認めざるをえまい」
日向「でも正直自信ないですよ。だってまず俺自身が自分を疑ってるんですから。本当に俺の中には超高校級と呼べる才能があるのかって、俺が俺を信じられないんです。こんな状態で試験に合格なんてとてもじゃないけど…」
仁「不安かね?」
日向「はい…」
仁「安心したまえ一言に試験と言ってもそんなに難しいものではない。落ち着いてやればまず合格間違いなしの非常に簡単な試験だよ。そう固くならずに肩の力を抜きなさい。大丈夫、キミならきっと合格出来るさ」
日向「そう…ですか?」
仁「あぁ、私が保証する」
日向「…ありがとうございます」
日向「それで、試験の内容というのは…?」
仁「うむ、試験内容はだね」
日向「ゴクリ」
仁「一月以内に5人分の才能をコピーすること、以上だ」
日向「………それってつまり」
仁「1ヶ月で5人の女性と肉体関係を持てということだね」
日向「さよなら」ガララッ
仁「へいへーい窓から飛び降りようとするんじゃないよボーイ」ガシッ
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- 17 : 2019/11/22(金) 21:39:14 :
- 日向「はなせぇ!死なせてくれぇ!」ジタバタ
仁「落ち着きたまえ自暴自棄になるんじゃない!」
日向「だってもう死ぬしかないじゃないですかこんなの!なんですか1ヶ月で5人と性行為しろってどう足掻いても無理ですよそんなの!彼女居ない歴=年齢の俺にどうしろって言うんですか!」
仁「だぁいじょうぶだってキミなら出来る!自分の才能を信じなさい!」
日向「むぅーりぃー!死なせてーん!」ジタバタ
仁「ちょ、待ちなさいこらっ!マジで落ちるから暴れるな!ちょっおいやめろ!」
日向「はなせえええええ!!」
仁「っ…いい加減にしろ!キミの覚悟はその程度なのか!」
日向「…!」
仁「キミは何の為に希望ヶ峰学園に来たんだ!大切なモノを捨てでも才能を手に入れる為ではないのか!地べたに這いつくばって、泥水を啜って、どんなに手を伸ばしても届かない大空を仰ぎ見ながら、それでも掴む為にあのプロジェクトに参加したのだろう!それなのに何だ今のキミは!キミの覚悟はそんなモノではないはずだ!あの頃の気持ちを思い出せ!」
仁「日向創!」
日向(そうだ、俺は…)
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- 18 : 2019/11/24(日) 07:04:55 :
- 日向(自分を誇れる自分に)
日向(自分に胸を張れる自分になりたかったんだ)
日向(その為に俺は希望ヶ峰学園に憧れ続けてきたんだ)
日向(才能を手にする為にどんな汚い事でもやると覚悟を決めてきたんだ)
日向(あいつとの約束を、七海を捨ててでも前に進むと、そう誓ったのに。なのに俺は)
日向「学園長、俺が間違ってました。どんな才能だろうとそれは俺の一部なんですよね。だったら受け入れて前に進むしかないんですよね。それが、才能を手に入れるということ、そうですよね」
日向「俺は」
日向「みんなの"希望"になります」
仁「ブフォ!ヤリチンの才能の癖に何言ってんだコイツ(笑)」
日向「笑ってんじゃねェよ!!」
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- 19 : 2019/11/26(火) 19:39:46 :
- 仁「ヒー…ヒー…あー笑った笑った」
日向「いつか絶対殺す」
仁「まぁまぁこれから超高校級として歩み始める日向くんの門出を祝おうとちょっとしたジョークをかましただけだよそんなに怒らないでくれたまえ」
日向「気分は最悪ですけどね」
仁「でも、顔つきはさっきとは別人のようだ。今のキミは良い顔をしている、覚悟を決めた男の顔だ」
日向「…正直まだ納得出来ないところは沢山ありますけど、それでも前に進んでみようと思います。立ち止まっていても何も変わりませんから。1歩踏み出す事で見えてくるモノもあると思うんです。いや、信じたいです」
日向「こんな俺にも、出来る事はあるはずだから」
仁「…そうか」
日向「はい」
仁「ならば私も希望ヶ峰学園の学園長として、また1人の男としてキミを全力でサポートすることを約束しよう。この先何があろうとも日向くんは私が守る。だからキミは後ろを気にせず前だけを見据えて歩みを進めさない」
仁「日向くんが行き着く未来に希望が満ち溢れている事を願っているよ」
日向「学園長…ありがとうございます」
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- 20 : 2019/11/26(火) 20:19:04 :
- 仁「よし、では話は以上だ今日はもう帰りなさい。突然の事でだいぶ疲れているだろう?担任の教師やクラスメートとの顔合わせは明日にまわそう。今日のところはゆっくり休んで明日からの新生活に備えるといい」
日向「えーっと因みに担任の先生はどういった方なんでしょうか。あんまり怖い人だとちょっと…」
仁「安心したまえ日向くんも知っている人物だよ」
日向「俺も知っている…ですか?誰だろう本科の先生で知ってる人なんて雪染先生くらいしか」
仁「その雪染くんだ」
日向「あー…なるほどそうですか」
仁「予備学科から本科への転籍は今回が始めてのケースなので学園側にもノウハウがないのだよ。教師の中にはどう対応していいのかわからないと漏らす者もいる。その点雪染くんは一時期予備学科でも教壇に立っていた人物で気配りも出来るまさにうってつけという訳だ」
日向「つまり雪染先生は押し付けられたってことですね。本科の先生方の中には予備学科の俺になんて教えたくない人もいるって訳か」
仁「これこれそんなひねくれた考え方をするもんじゃない。環境が劇的に変わる日向くんには顔見知りの雪染くんをつかせた方がよいと判断したまでだよ他意はない。それに雪染くんが受け持つクラスには七海くんも居る、日向くんもそっちの方が嬉しいだろう?」
日向「…すいません学園長が俺の為にいろいろと気遣ってくれているのはわかってはいるつもりなんですけど、本科と予備学科の待遇の差を散々味わってきた俺としてはなかなか受け入れるのが難しくて…」
仁「…それに関してはすまない」
日向「いえ…この世界は才能が全てですから。わかってます」
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- 21 : 2019/11/29(金) 23:59:53 :
- 日向「…この話をこれ以上するのはやめましょうか、虚しいだけだ」
仁「…そうだねこれ以上は危ない」
日向「あの、最後に1つだけお願いがあるんですけど」
仁「何だね?何でも言ってくれたまえ」
日向「肩書きの変更って可能なんでしょうか」
仁「肩書きの変更?どういう意味だい」
日向「いややっぱどう考えても《超高校級の食人鬼(性的に食べるタイプ)》はヤバいですってこんなイカれMAXな肩書き引っ提げた野郎が転籍してきたらドン引きされるってレベルじゃないですよ誰も目を合わせてくれないどころか即通報もんですよこんなの。もうちょっとこうマイルドな感じというかオブラートに包めませんかね、これじゃ彼女どころか友達すらも作れませんよ」
仁「ふむ、確かに一理ある」
日向「でしょう?絶対イジメられますよ」
仁「わかった、本来なら認めないところだが日向くんたっての頼みだ、今回だけ特別に肩書きの変更を認めよう」
日向「ありがとうございます。いやぁ良かったこれで社会的に抹殺されずに済む」
仁「では新しい肩書きだが日向創くん!」
日向「はいっ」
仁「キミの才能は」
日向「はい…っ」ドキドキ
仁「《超高校級の種付け師(コンドームはバックの最中にこっそり外すタイプ)》だ!」
日向「食人鬼でいいです」
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- 22 : 2019/12/06(金) 23:32:31 :
- [日向の部屋]
日向「はぁ…疲れた…今まで生きてきた中で1番疲れた」ドサッ
日向「まさかこんな日が来るなんてな…俺が超高校級か」
日向「本当なら跳び跳ねるくらい喜びたいところだけど…そういう気分になれないのは才能があまりにアレなせいだよな…なんだよ食人鬼って意味わかんねーよ…」
日向「それに」
七海『日向くんっ』
日向「………」
日向「あいつと…七海と同じクラスか…気不味いよな…一緒にゲームをして遊ぶって約束を破っておいて今さらどんな顔して会えばいいっていうんだよ。七海だって俺の顔なんか見たくないだろうし」
日向「はぁ…気が重い」
日向「まぁ…謝るしかないよな。許してくれるかわからないけど、とにかく謝ろう。うん、それしかない」
日向「謝って、また、一緒に」
日向「七海」
-
- 23 : 2019/12/08(日) 23:32:23 :
- ~次の日~
日向「」ソワソワキョロキョロ
仁「さっきから落ち着きがないね緊張しているのかい?」
日向「そ、それはそうですよだって本科ですよ?予備学科と違って雰囲気が豪華というか、目に見えないオーラみたいな圧がビシバシ伝わってきて…と、とにかく落ち着いてなんかいられません…!」ソワソワソワソワ
仁「はははそんな事ではこの先やっていけないよ。ま、今日からここが日向くんの居場所になるんだ少しづつ慣れていけばいいさ」
日向「は、はいぃ…!」カチコチ
仁「うーむこれは慣れるのに時間がかかりそうだ。こうなったらアレを使うか」
日向「アレ?」ガッチガチ
仁「こんな事もあろうかと日向くんにサプライズを用意しておいたんだ。本科への転籍初日でおそらくガチガチになるであろう日向くんの緊張を少しでもほぐす為にね。まぁ私が予想していたよりも遥かに緊張してしまっているようだが」
日向「うっ…すいません」
仁「かまわないよこれも教育者としての務めだ。では早速呼ぶとしよう」
日向「呼ぶ?誰か来るんですか」
仁「フフン驚いて腰抜かすなよ?入りたまえー」
ガチャ
七海「失礼します………え?」
日向「え?」
-
- 24 : 2019/12/14(土) 00:09:17 :
- 七海「日向…くん…?」
日向「な、七海…」
日向(ど、どうしてここに七海が…!?)
仁「(゜∇^d)」
日向(テメーかチクショウ!サプライズってこれかよ余計な事しやがって!まだ七海にどう謝るか決めてないってのに!)
日向(お、落ち着け、とにかくこの状況をなんとかするのが先だ。冷静に取り乱さず、あくまでも平静を装おって声をかけよう、うん)
日向「よ、よう七海久しぶ「日向くんっ」」
ボスッ
日向「ぐふっ」
ドサッ
ダキッ
日向「いってて…な、七海?」
七海「」ギュー
仁「おおっいきなり抱きついて押し倒すなんて七海くんも大胆な事をするものだね。それだけ彼に会えたのが嬉しいということか」
仁「愛とは美しいねぇ」
-
- 25 : 2019/12/17(火) 23:19:18 :
- 日向「えーと七海?あのさ、その…は、離れてくれないか?そんなにくっつかれると起き上がれないんだが…」
日向(それに色々なところが密着して理性が!理性がヤバい!ふおお柔らけ~)
七海「………」ギュゥ
日向「な、七海さん?聞いてます?本当に離れてくれないとマズいことに…」
日向(落ち着け俺落ち着いて深呼吸するんだ今この状況で勃ってしまったらせっかくの感動?の再会がブチ壊しになってしまう落ち着いて深呼吸…したらめっちゃ良い匂いするぅぅあぁヤバいヤバい何かこうミルクみたいな甘ったるい匂いが鼻腔をくすぐってこれはダメだ股間に響くモッコリしてしまいますあぁいけませんいけません勃つ勃つ勃つ勃つ勃起するぅう~はぁ~いやぁ~~~)
七海「………ずっと」
日向「へ?」
七海「ずっと、会いたかった…」
七海「会いたかったよ…日向くん…」グス
日向「な、七海…」
日向(泣いてる…?)
七海「会いたかったよぉ…日向くん…っ」ギュウウウ
仁「イイヨイイヨー」●REC
-
- 26 : 2019/12/27(金) 21:52:54 :
- 日向(………)
日向(俺は…俺はなんて馬鹿なんだ。七海はこんなにも俺の事を想ってくれていたのに、それなのに、この想いにも気づかずに、俺は何をしたんだ?何を手に入れようとしていたんだ?)
日向(この想いを捨てさってまで希望を求める事にいったい何の意味があるというんだ。それは本当に希望と呼べるのか。そんなもの、希望なんかじゃない!)
日向(俺は馬鹿だ。大切なモノを失いかけてようやく気づいた大馬鹿野郎だ。でも、もう、手放さない。捨てたりしない。泣かせたりしない!)
日向(この温もりこそが、俺にとっての“希望”なんだ!)
日向「七海…!」ギュッ
七海「日向くん…」
日向「ごめん…ごめんな…寂しい思いをさせて…ごめん…」
日向「もう、大丈夫だ…離したりしない、置いていったりしないから…もう2度と、七海を悲しませないよ。約束する。だから、泣かないでくれ」
七海「ひなた…くん…っ」
日向「七海…っ」
仁「イケ!ソコダ!ヤレ!オシタオセ!」
-
- 27 : 2019/12/29(日) 06:04:13 :
- 七海「寂しかったんだよ…?」
日向「…あぁ」
七海「日向くんに…会いたくて…」
日向「…うん」
七海「でも…会えなくて…」
日向「…ごめん」
七海「日向くんの声が…聴きたかった…」
七海「日向くんの温もりに…触れたかった…」
七海「日向くんの隣に…居たかった…」
仁「キタ━(゚∀゚)━!」
日向「…ごめんな」
七海「もう…どこにも行かないで…」
日向「あぁ」
七海「置いていかないで…」
日向「あぁ…!」
七海「私を」
七海「1人にしないで…!」
仁「(゚∀゚)o彡゜チッス!チッス!チッス!」
日向「あぁ…もう、離さない…!ずっと…傍に居る…!これからはずっと、一緒だ」
七海「日向くん…」
日向「七海…」
日向「一緒に、生きていこう」
仁「コネ━( ´Д`)━!」
日向「学園長を黙らせるからちょっと待っててくれ」
-
- 28 : 2020/01/03(金) 22:26:02 :
- 仁「((.;.;)ω・`)」
七海「ん~…///」スリスリ
日向「なにしてるんだ七海」
七海「日向くんを堪能してるの!」ドヤ
日向「俺を堪能?」
七海「うん…日向くんとはずっと会えてなかったから」
七海「だからこうして日向くんを堪能しているのですっ」フンス
日向「そうか、七海が満足するまでいくらでも堪能してくれていいぞ」ナデナデ
七海「日向くん…日向くん…///」スリスリ
日向(とは言ったものの、この状況は少しマズいんだよな。七海が俺に跨がる形で身体を擦り付けてくるもんだから)
ハジメ<ムクムク
日向(さっきから下半身が…ムスコが半勃ち状態なんだよなぁ…シリアスな空気に持ち込んで一旦は鎮めたんだけど…七海が全力で甘えてくっから再びハンダッチーになってしもうた。甘えるのを止めさせようにも七海はまだまだ甘えたりない雰囲気だし…うーむどうすれば)ムクムク
七海「ねぇ日向くん」
日向「へぇ!?」
日向(やっべバレたか?)
七海「日向くんはどこに行ってたの?私、ずっと捜してたんだよ?でもどこを捜しても見つからなくて…先生に聞いても何も知らないからって…」
日向「あ、あぁ何だそっちか」
日向(よかったバレてないみたいだ)ホッ
七海「日向くん?」
日向「んっ?あっ、えーっとだな」
日向(さすがに人体実験受けて脳みそ弄くられてましたとは言えないよな)
日向(どう言い訳するか)ウーン
-
- 29 : 2020/01/05(日) 00:05:45 :
- 日向(山奥で修行してました。どこの仙人だよ。自分探しの旅に出てました。それだと痛い奴みたいだな。夜逃げ。俺はそこまで落ちぶれてない。マズいナイスな言い訳が何一つ浮かばない。マジでなんて言おう)
七海「日向くん…?もしかして、何か大変な事に巻き込まれてたの…?」
日向(ヤバい七海がガチな心配をしはじめてる。七海にこれ以上不安な思いにさせる訳には…!)
七海「日向くん、私じゃダメ…?私にも話せない事なの…?私じゃ日向くんの支えになれないのかな…」
七海「日向くん…私ね、日向くんの全部を知りたいの。日向くんの隣でずっと、日向くんを支えたいんだ。だからお願い、話して…?どんなに辛い事でも2人でなら「花婿修行だ!」」
日向「七海と未来を伴にする為の花婿修行の旅に出てたんだ!」キリッ
七海「………え?///」
日向「あ」
仁「ほほう?」
-
- 30 : 2020/01/10(金) 23:54:23 :
- 日向(…ちょっと待て今俺何て言った?勢いに任せてとんでもない事口走らなかったか?七海の今にも泣き出しそうな、悲哀に満ちた表情を何とかしたくて爆弾発言ぶちまけなかったか?)
日向(未来を伴にする為の花婿修行って何だよこれじゃあまるでプロポーズしてるみたいじゃないか俺と七海は結婚するどころか付き合ってすらいないただの友達だぞ?だってのにこんなセリフを急に言われても困惑を通り越してドン引きだ最悪通報されても文句は言えない)
日向(やべぇ…怖くて七海の顔が見れない…七海絶対怒ってるよなぁ…七海は友人として俺を心配してくれてるのに…『友達に優しくしたら勘違いしてプロポーズしてきやがった何こいつキモッこれだから男は少し優しくしただけでこの子俺に気があるんじゃって思い込むよね(笑)』って思ってるだろうなぁ…)チラッ
七海「………///」モジモジ
日向(ほらぁ顔真っ赤にして怒ってる…やっちまった…)ズーン
仁「(・∀・)ニヤニヤ」
-
- 31 : 2020/01/14(火) 22:49:28 :
- 七海「そうだったんだ…日向くんは私の為にそんな事をしてくれてたんだね…そっか…そっか♪///」
七海「えへへ…///日向くんと私が未来を伴にする…これってプロポーズ、なのかな…///」
七海「ふへっえへへへ…///」イヤンイヤン
日向(あれ…?)
日向「七海…?怒ってないのか?」
七海「怒る?どうして?」キョトン
日向「いやだって俺いきなりとんでもない事言っただろ?怒ってないのかなーって」
七海「うーん、確かに少しびっくりしたけど、怒ってなんかないよ。だって」
七海「日向くんが私のこと、大切に想ってくれてるって気持ちが伝わってきたから…///」
七海「うれしい…日向くん…❤️」ムギュー
七海「私も同じ気持ちだよ…❤️日向くん…一緒に生きて行こうね…一緒に幸せになろうね…❤️」
七海「ずっと…ずっと…一緒だよ…❤️」
七海「えへへ…日向くぅん…❤️」スリスリ…
日向(俺のとんでもブッ飛び爆弾発言に怒るどころか満面の蕩顔スマイルでうれしいと言って七海っぱいを押し付けてくるとか天使かな?)
仁「(*⌒3⌒*)ヒューヒュー!アツイネーオフタリサーン」
-
- 32 : 2020/01/18(土) 00:13:30 :
- 日向(でもなんかなぁここまでチョロ…天使だと逆に心配な気もするな。そもそも前から思ってたんだが七海は無防備なところが多すぎる今だって友達とはいえ一応男である俺に跨がる形で身体を密着させてるし。俺は節度はキチンと守るタイプだから興奮して襲ったりなんてしないけど他の男は違うぞ男は狼なんだその内悪い男に騙されそうで怖い。ここは友人としてビシッと一言言っておかないといけないな)
日向「七海、悪いがそろそろ離してくれないか」
七海「…?」コテン
日向「そんな不思議そーに首かしげてないで俺の上から退いてくれ。さっきから床に座りっぱなしでそろそろケツが痛いんだよ」
七海「…やだ」
日向「はぁ?何でだよこの体勢けっこうキツいんだよ腰に負担かかってるしさ、頼むから退いてくれって」
七海「…やっ」ギュニュ
日向「っておい何で更に体重かけてくるんだよ重い重い重いって!腰が痛いって言ってるだろ退けっての!」
仁「本当は~勃起してるのがバレるからだろ~?七海くんの豊満な肢体にギュッギュムされてフルボッキーくんなんだろ~?え~お~い。そのまま合体してもいいんだぞ~?ん~?ヌルンフッフッフ~」
仁「((.;.;)ω(.;.;))」
-
- 33 : 2020/01/19(日) 07:07:30 :
- 日向「はぁ…あのなぁ七海、前から言おうと思ってたんだがお前はちょっと男に対しての警戒感が薄すぎる」
七海「?」
日向「ボディタッチが多いんだよなにかってーと身体をくっつけてくるし。俺の手を握るわ腕を組もうとするわあげくの果てには抱きついてきやがる。俺は紳士だから問題ないがこんなのを他の男にやったら勘違いされて襲われても文句言えないぞ。七海は男の怖さをわかってない」
七海「大丈夫だよ」
日向「いや大丈夫だよって大丈夫じゃねーよ現に今も俺の上に跨がって身体を押し付けてるじゃないかあんまり言いたくないがその…色々と柔らかいのがだな」
七海「興奮する?」
日向「ぶっ!ば、バカお前何言ってんだよ!」
七海「いいよ」
ギュ…
七海「日向くんになら襲われても…いいよ///」
日向「んなっ!?」
七海「私がこんなことするのは…日向くんだけだもん///」
日向「なっ…なっ…」パクパク
-
- 34 : 2020/01/21(火) 23:44:05 :
- 日向(こ、これは、さ…誘われている…!七海の奴誘ってやがる…!俺に押し倒されてあーんなことやこーんなことをされるのを待ち望んでいやがる…っ!な、なんて奴だ俺は今までこんな恐ろしい女と接していたのか。友達だと思っていたのは俺だけで、七海は俺を獲物だと認識していたということか…!ハンターだ…七海は獲物を狩るハンターだったんだ!)
日向(俺の胸板に押し付けられているふくよかな脂肪の塊も、俺の首に回された腕も、俺の耳元をくすぐる熱い吐息も、七海の瞳に映るハートマークも、全部、全て、みんな!俺を誘い出す為の罠なんだ!お、恐ろしい…恐ろしすぎるぞ七海千秋…!)
日向(ど、どうする…どうすればいい?どう行動するのが正解なんだ。このまま理性をかなぐり捨てて本能のままに七海の身体を貪り尽くすか?それとも一旦落ち着いて深呼吸でもするべきか?あああどっちだどっちなんだぁぁぁ…)
七海「ねぇ…日向くん…子供は何人欲しい…?❤️」
日向(ひぃぃぃなんつー質問するだこいつはぁ!)
七海「私は…10人は欲しいかなぁ…❤️」
日向(しかも多い!10人は多すぎですよ七海さん!僕干からびちゃーう!)
七海「ねぇ日向くん…❤️」
日向(あわわわわわわ)
七海「……………シよ❤️」
仁「盛り上がっているところ残念だがそこまでだ。続きはまたにしなさい」
-
- 35 : 2020/01/24(金) 21:01:50 :
- 七海「………」
日向「が、学園長!」タスカッタ!
仁「もうそろそろ朝のホームルームが始まる時間だ、七海くんは教室に戻りたまえ」
七海「(。・`з・)」プクー
仁「頬を膨らませてもダメだ七海くんキミはクラス委員長なんだ委員長が遅刻していては周りに示しがつかないだろう?だから教室に戻るんだ」
七海「むぅ…」
仁「いいね?」
七海「………はい」
仁「まぁそう焦らずともこれからは日向くんとの時間はたっぷりとあるんだ少しづつゆっくりと愛を深めていけばいい。なにせ日向くんは今日から予備学科から本科へ転籍となったのだ、しかもクラスは七海くんと同じクラスとなる。どうだね?セックスの前にまずは日向くんとの学園生活を楽しんでみてはどうかね。子作りはそれからでも遅くはないと私は思うがね」
七海「えっ日向くんと一緒に授業を受けられるんですかっ!?」
日向「ははっ…よろしくな」
仁「そうだとも!しかも席は隣同士になるよう配置してある。これでいつでもイチャイチャできるぞー!教科書を忘れたから見せてと机をくっつけたり消しゴムを落とした拍子にスカートの中身を覗いたり先生にバレないようにパンツの中に手を突っ込んで手マンしたりとヤりたい放題だ!これぞまさに性☆春!」
日向「途中おかしいおかしい」
七海「日向くん…///」ドキドキ
日向「いやしないからそんな期待に満ちた眼差し向けられてもしないから授業はマジメに受けるから」
七海「じゃあ日向くん…私先に教室に行って待ってるね…///」
日向「うんなんか待ってるが別の意味に聞こえる。何もしないからなー」
七海「日向くん…またね❤️」
ガチャ…
パタン
仁「あの感じだとパンツ脱いで待ち構えてるだろうね」
日向「穿かせます、この命に変えても」
-
- 36 : 2020/01/25(土) 23:54:32 :
- 仁「いやぁしかし凄まじかったねぇ七海くんの日向くんしゅきしゅきアピールは。聞いてる私まで照れてしまったよ」
日向「ははは…確かに凄かったです」
仁「余程溜まっていたんだろうねぇ」
日向「溜まってたって何ですか」
仁「性よ「言わせねぇよ!?」」
仁「冗談だよ、まぁ寂しさが限界に達していたのだろうなにせ日向くんが七海くんの前から姿を消してから毎日のように放課後あの噴水前のベンチに1人ぽつんと座って日向くんが現れるのを待っていたんだからね。逢いたくて逢いたくてどうしようもなく待ち焦がれていた日向くんへの想いがあのような形と成して爆発してしまったんだよきっと」
日向「そう…なんですかね。それにしてもたかが外れていたというか、友達と数ヶ月会えないってだけであそこまでなるもんなんですか?」
仁「はぁ…まったくこれだから難聴系鈍感主人公は嫌なんだ」
日向「え?何だって?」
仁「私に対してまで発動しなくていい。先が思いやられると言ったんだ」
日向「???」
-
- 37 : 2020/01/29(水) 23:20:19 :
- 仁「というかだねおかしくなっていたのは何も七海くんだけではない、日向くんだって十分おかしかったじゃないか」
日向「へ?俺?どこがですか」
『七海と未来を伴にする為の花婿修行の旅に出てたんだ!』
日向「………ほへ?」
『七海と未来を伴にする為の花婿修行の旅に出てたんだ!』
仁「ほーれまだまだいくぞー」カチカチカチカチ
『七海と未来を伴にする為の花婿修行の旅に出てたんだ!七海と未来を伴にする為の花婿修行の旅に出てたんだ!七海と未来を伴にする為の花婿修行の旅に出てたんだ!』
日向「どわあああ!?な、なじゃあこりゃあああ!?」
仁「何って、日向くんの激甘プロポーズを録音したモノを再生しているだけだが?」
日向「なにしてくれてんじゃテメェコラァ!!」
仁「日向くんの人生を賭けた一世一代のプロポーズなんだ録音しない手はないだろう?安心したまえほら、コピーは既に済ましてある、1つあげるとしよう」
日向「いらねぇよ!おまっホンとなにさらしてくれてんだよ!?」
仁「いやなに礼には及ばんよ」
日向「殺すぞッッッ!!!」
-
- 38 : 2020/02/02(日) 23:49:57 :
- 仁「そうカッカッするなこれはね記録用だよ記録用。《超高校級の食人鬼(性的に食べるタイプ)》はまだまだ謎が多い才能なんだ。こうやって何気ない発言にも謎を解明するヒントが隠されているかもしれないだからボイスレコーダーで録音したんだ他意はない。それに評議委員を納得させる材料はありすぎて困ることはない、そうだろう?」
日向「本当にそれだけですか?悪用する気はないんですね?」
仁「………」サッ
日向「おい目逸らしてんじゃねーよこっち見ろ」
仁「アクヨウナンテシナイヨ」
日向「スッゲー棒読み悪用する気満々じゃねーか消せ!今すぐ全部消せ!」
仁「まーまーまーまー落ち着きたまえ。私はね、このプロポーズのセリフに才能の片鱗を感じたんだ。だからこそ咄嗟にボイスレコーダーの録音スイッチを押したのだよ今からそれを説明するからまずは一旦落ち着いてくれ、どーどー」
日向「才能の片鱗?」
仁「うむ」
-
- 39 : 2020/02/07(金) 23:54:16 :
- 仁「まずこのプロポーズについて日向くんはどう感じたかね?」
日向「どうって言われても…ただ単純に恥ずかしいというか」
仁「自分らしくない発言だとは思わなかったかい?」
日向「それは…思いました。普段の俺だったらあんな歯の浮く様なセリフ口が裂けてもは言わないはずなのにあの時だけ何故かポロっと」
仁「無意識に言ってしまった…と」
日向「…はい。俺何であんな事言ったんだろ七海と久しぶりに会えて舞い上がってたのか…?」
仁「それもあるだろうがおそらくこれも《超高校級の食人鬼(性的に食べるタイプ)》の才能の一部なのだと推察出来る」
日向「と言いますと?」
仁「《超高校級の食人鬼(性的に食べるタイプ)》は性行為に及んだ相手女性の才能をコピーする事が出来る才能なのは既に説明しただろう?」
日向「改めて糞みたいな才能ですね」
仁「女性とセックスする為には何をすればいい?」
日向「えーっと、仲良くなる?」
仁「簡単に言えばそうだな肉体関係に持ち込めるくらいにまで仲を深める必要がある合意なく襲えばそれはただの性犯罪者だそんなモノを才能とは認められない」
日向「まぁそうですねその通りだと思います」
-
- 40 : 2020/02/12(水) 00:12:11 :
- 仁「では更に質問だ女性と仲良くなるにはどうする?どうすればいい?」
日向「あー…遊びに行く…とか?」
仁「通常ならそれでいいかもしれないがこの場合はそれでは遅すぎる《超高校級の食人鬼(性的に食べるタイプ)》が求めるのは遊び友達ではなくセフレなのだ。ただ普通に遊ぶだけではいつまでたってもセックスなんて出来やしないぞ」
日向「そんな事言われても…じゃあどうすればいいんですか」
仁「簡単だよ口説けばいいのさ」
日向「口説く…ですか?」
仁「うむ、いつの時代も女子という生き物は野性味溢れる肉食系男子を求めている。優柔不断でナヨナヨとしていつまでたっても手すら握ってくれないシャイボーイよりもガツンとズキュンと熱くパッションに心に訴えかける男の方がモテるのだ!エロ同人でもよくある展開だろう?いくらアプローチしても関係を進めようとしてくれない彼氏のせいで行き場のない性欲にムラムラしているところを盗撮され弱味を握られてチャラ男に寝取られるパターンが」
日向「いや知りませんよ何の話ですか」
仁「何って私は1回挿入られただけで即堕ちんほぉするよりも最初は抵抗するも徐々に快楽に抗えなくなっていき時間をかけて身も心も堕ちていくNTRが好みだという話だが?」
日向「オッサンの性癖なんて聞いてねーよ」
-
- 41 : 2020/02/17(月) 07:04:39 :
- 仁「つまりだなあのプロポーズは女性の心を落とし股を開かせる為に《超高校級の食人鬼(性的に食べるタイプ)》の才能が日向くんに言わせた口説き文句という訳だ」
日向「才能があのこっ恥ずかしいセリフを俺に言わせたって事ですか?でもそんなのってありえるんですか?才能が思ってもいない言葉を勝手に吐かせるなんて…信じられません」
仁「信じられない気持ちもわからなくもないがそれしか考えられないだろう現に普段の日向くんからは決して出ないようなセリフが飛び出したのだから才能が言わせたんだよあのプロポーズはね」
日向「なんか急に怖くなってきました才能に支配されているような感じがして…これ大丈夫なんですかねその内人格まで才能に侵されそうなんですけど」
仁「大丈夫っしょーいけるっしょー」ホジホジ
日向「腹たつー☆」
-
- 42 : 2020/02/22(土) 23:24:32 :
- 仁「まぁせいぜい気をつけることだねさっきはこの狭い空間で私と日向くんと七海くんの3人しか居なかったからたいした事にはならなかったもののこれが公衆の面前で才能が爆発していたとしら大事だ下手したら警察沙汰だぞ。もしも通りすがりの小学生女児にプロポーズなんてしちまった日にゃあもう…Go to 刑務所」
日向「怖い事言わないでくださいよ気をつけろって言っても具体的にどうすれば…」
仁「ふーむこればっかりはねぇ日向くんが《超高校級の食人鬼(性的に食べるタイプ)》を完璧にコントロール出来るようになるまで学園の外には出ないぐらいしか対策の施しようがないかなぁ。学園内での事件なら私の力でカバーやフォローをしてやれるが学園外で問題を起こされては私でも難しい」
日向「うへぇマジか…でもそうするしか現状手立てはないですもんね」
仁「警察のお世話になっていい覚悟があるのなら学園の外に出てもいいぞ私は止めんだがそうなった場合は退学だ」
日向「警察も退学も御免です」
仁「なら学園内で過ごすしかないな幸いこの学園は一通りの設備は整っている多少の不自由はあるだろうが生きて行く分には問題はない」
日向「はぁ…前途多難だなぁ…」
-
- 43 : 2020/03/02(月) 00:02:24 :
- 仁「それはそうと日向くんは雪染くんのことは知っているね?」
日向「雪染先生ですか?まぁ一応は。2、3回会った程度なんでよく知りませんけど話をした感じ悪い印象はないですね」
仁「キミが編入するクラスの担任が雪染くんだ」
日向「あぁそうなんですか。全く知らない人よりかは顔見知りで良かったです」
仁「良いおっぱいしてるよね」
日向「は?」
仁「だが口説くなよ?彼女には愛する恋人が居るからね。手を出そうものなら刀で両手を切り落とされるぞ。まぁその前に雪染くんにぶっ飛ばされて星になるだろうけどな!」
日向「何言ってんだこいつ」
仁「それと言っておくがな!響子には絶対に近づくなよ!いいか!会話すら許さん!響子の半径10メートル以内に入りやがったらケツにダイナマイトブチ込んでやるからな!わかったか!」
日向「響子って誰だよ」
仁「気安く娘の名前を口にするなこの性獣がぁっ!!」バキッ
日向「ぐべっ!?なにしやがんだテメこの野郎!!」
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