私は、号泣するほどの感動物語だの、甘い甘い恋愛物語だのを書く気は毛頭ない。

私は彼女の記録を描き続けるだけだ。彼女がどれだけ苦くてつらい思いをし、どれだけ幸せの時間を過ごしたか。そしてどれだけそれの存在が彼女に影響を及ぼしたのか。それらを私なりに書いていくつもりだ。

これらを読んで頂いて何かを学べるとか、そういう教訓じみたものはない。かといって、笑いをとらせる気もない。

ただの記録である。