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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

アルミン「ねえ、エレン?」

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  1. 1 : : 2013/12/27(金) 00:27:05
    -前置き-

    暫くしたらというつもりでしたが
    作品閲覧があまりに楽しくてそのままの流れで
    続編書き始めてしまいましたのでまたも投稿させて
    いただきます。執筆も楽しい、閲覧も楽しい。
    此処は夢のような場所。

    話的には前回のそのまま続きとなりますが、
    今回はすこし話が中弛み多めのハンジエレンメインの
    シーンが少なめに成るかと思います
    (しかし性的描写は欠かさない・・・!)
    キャラの語りがすっげい長いし、読んでいて
    眠くなってしまうかと思いますが、長編の駄弁りを
    読み流すつもりででも誰かの目に留まってくれれば私は
    それだけで満足です。

    前回のお話の2日後、丁度エレンの意識が戻るところから
    今回のお話は始まります。

    以下大体テンプレで、簡易的注意点です

    ・モロなネタバレはテレビ放映済みの範囲まで考慮すればありませんが
     一応原作全巻未読の方は注意です。

    ・キャラ崩壊。こんな事いわねーよって事を次々まくしたてます。
     原作設定無視。これはちげーよって事もかなりあると思います。

    ・原作では一応不詳のままで通されていますが当SSにおいて
     ハンジさんにつきましては女性として描かれています。残念ながらよく見られる
     兵長カップリングではなく、あまり見かけないほうの
     エレンといちゃついている奇行種カップリングです。

    ・性的描写有りです。思い切った描写はまだ無理があるので避けていますが
     所々直球な表現も用いていますので嘔吐してしまいそうな方はまたも注意

    ・まだ慣れていない為、その他色々おかしなやり方をしているかもしれません

    以上で大丈夫そうな方はいつでも戻れる準備をして、
    出来たらお読み頂けるとすごく嬉しかったりします。

  2. 2 : : 2013/12/27(金) 00:29:43
          -とある日の午後-

      -調査兵団廃城拠点-

    エルド「おい、聞いたか。エレンの奴が今日ようやく目を覚ましたらしい」

    グンタ「まだ意識を失ってたのか・・!2日は経ったろう!?俺はてっきり
        普通にその日のうちに意識が回復してたのかと思ったんだが・・」

    エルド「それならあいつの身柄を考えてすぐにこっちに戻ってくるのが常識だろ。
        リヴァイ兵長に至っては監視役の建前もあるからこの二日エレンの
        居る宿舎に半ば拘束されていたらしい。」

    オルオ「随分不在だと思ったらそういうことか・・・
        しかし兵長も災難だったな。ガキの御守にそこまで随伴せにゃならんとは」

    ペトラ「ねえ、意識なくして倒れたって聞いてるけど、
        ここで安静にしてるくらいじゃまずいほどの疲弊だったの?エレンは・・」

    エルド「それもあるが・・何せエレンの場合はケースが特殊すぎる。
        その上巨人の治癒力があるのに即時回復もせずに目を覚まさない状況
        とくれば・・・万全の備えがされている場所でなければ
        安心も出来ないだろう。」

    グンタ「一体どんな壮絶な拷も・・ぁ、いや実験だったんだ・・・」

    ペトラ「・・・」ガクガク 
  3. 3 : : 2013/12/27(金) 00:33:13
    -それより数時間遡り時刻は正午-

    -エレン収容先宿舎-

    エレン「ぅう・・!!~~・・・!!」

    エレン「・・くじゃ・・ねぇか・・・・!!
        おまえら・・・・・・!!」ジタバタ

    エレン「っ・・そ・・ミども・・・!うわっッ!!!!」ガバッ

    エレン「はあっ・・・・はぁっ・・・・」ゼェゼェ

    エレン「・・・・こ・・・ここは・・・?地下室じゃない・・?!」

    アルミン「意識が戻ったのかエレン!」バンッ

    ミカサ「意識はある!!?私の顔が見える?!」

    アルミン、ミカサと続いてその後方からリヴァイが部屋に入ってくる

    リヴァイ「よう、お目覚めのようで何よりだ。気分は決していいとは
         言えない様子だが悪いな、もうお前を看病する名目で
         二日ここに拘束されちまってる、話は後にして一旦とっとと
         城の方に戻るぞ。班の奴らに留守を任せっぱなしだからな。」
  4. 4 : : 2013/12/27(金) 00:34:37
    ミカサ「あ、あのっ、私達は」

    リヴァイ「そいつを連れ帰るのにもまた態々本部に出向いて
         手続きを済ませねーと帰路にも着けないからな。面倒くさいから
         お前らはこのまま本部に戻れ・・と言いたい所だが、
         面会に来た矢先ぶっ倒れられて今の今まで看病だ。
         お前らも大変だったろうから一緒にそいつと居てやれ。
         馬は確保してあるな?」

    アルミン「は、はいっ!」

    リヴァイ「おい、お前は俺と馬に乗れ。顔がどこからどうみても
         土気色にしか見えねえが吐き気はねーだろうな。乗馬中に吐いたら
         蹴落とすぞ」     

    ミカサ「っ・・!!」メキメキ

    アルミン「みっ、ミカサ抑えて!!!(小声)」
        (怖い怖い怖い!!!)

    エレン「あっ・・、はい!!」ガクッ・・フラフラ

    アルミン「・・・?」

    ミカサ「アルミン、どうしたの、私達も早くついていかないと」

    アルミン「・・!あ、ああ、ゴメンよ・・!
        (なんだろう・・・・今、エレンが俯いたとき一瞬首の後ろに・・
         アザ・・・?いや・・・あれは・・・)」
  5. 11 : : 2013/12/27(金) 18:53:58
      -町外れ・廃城までの往路・馬上にて-

    リヴァイ「チッ・・・手続きに手間をかけ過ぎだでくの坊共が。
         壁の中に引きこもって酒浸りに成るだけの脳しかないくせに
         こういうことだけは一丁前だから余計に腹が立つ」

    エレン「まさかとは思うんですが、これ、馬車がないという事は行きもこうして
        兵長が連れてきてくれたのですか?」 

    リヴァイ「喋るな。誰かみたいに盛大に舌を噛みたくなかったらな。
         因みに行きは馬車だ。帰りもそれで帰れない事もなかったが、
         考えてもみろ、馬でこれだけ時間を取られたんだ」

    エレン「あ・・・」

    リヴァイ「更に手続きの時間が長引く上に憲兵の御者と護衛まで付いてきやがる。
         護衛といえば聞こえもいいが要するにねちねちと帰りの
         道すがら嫌味を言われ続けるってことだ」

    エレン「そこまで気を回してもらってたなんて・・・すみませんでした・・
        自分が不甲斐ないばかりに」

    リヴァイ「喋るなと言ってる。それに俺が辛抱できないだけだ。
         更にあんな殺意の塊みたいなのが同室してたら・・・
         何が起こっても不思議はねえだろう」チラ

    ズドドッ ズドドッ ズドドッ

    ミカサ「~~~・・・」メンチビーム照射中

    アルミン「(さっきから2馬身以上絶対離されない様に追走してる・・)」

    エレン「すみません・・・兵長になにかと突っかかるのは・・・
        審議の時の演出を理解できてないみたいで・・・・」

    リヴァイ「-別にかまわねーよ」フン

    リヴァイ「人に疎まれるのなんざここじゃ常日頃のことだからな
         じきに着くぞ。」

  6. 12 : : 2013/12/27(金) 19:00:53

    -調査兵団廃城拠点 -納屋-

    ペトラ「へぃちょっ!!」ダダッ

    ペトラ「兵長無事ですか?!そんな軽装で乗馬して・・・!
        松明が必要な暗さになる前に帰ってこれて良かった・・・!!
        あの・・、エレンは」

    リヴァイ「おら、心配してるぞ」

    エレン「ど、どうも、ご心配をおかけしましたペトラさん・・・」ヒョコッ

    ペトラ「皆心配してたんだから・・・!オルオなんかずっと
        貧乏揺すりが煩くて・・・」

    オルオ 「おい!そいつが調子に乗るだろうが!!かっ、勘違いするなよ!?
         俺は兵長の身を案じてた訳であって決してお前の・・・っ!」ガリュ

    オルオ「ッ~~~!!!!」悶絶必至

    エルド「おっ・・・、この暗さで今到着だったか・・無事で何よりです」

    リヴァイ「どうしたって全員で馬小屋に集合してるんだ?もう
         夕餉の支度を始めてる頃だろ」

    エルド「いえ、本部と往復してる団員がここに立ち寄った際に
        エレンの復帰を知らせてくれたので、今日辺り兵長なら
        痺れを切らして帰ってくるのでは、と思っていたのですが」

    グンタ「ところがどっこい日が暮れそうになっても
        帰ってくる気配が無いじゃないですか。今ペトラだけ留守番に置いて
        俺達で松明持って出る所だったんです」
  7. 13 : : 2013/12/27(金) 19:04:44
    リヴァイ「・・そうか・・手間をかけたな。」馬上から降り立ち

    リヴァイ「エレン、お前は早く部屋に戻って寝ろ。
         そいつらも一緒に連れてっていい。」

    エレン「か、構わないんですか!?昨日の今日でまた一晩・・っ」

    リヴァイ「二日も待たされた面会だ。それくらい許してやる。
         それに・・・まだ意識が混濁してるみてえだしな、
         ”昨日の今日で”・・なんだ、その先は?まるで
         なにかの命令違反を咎めるような口ぶりに聞こえるが・・・」

    エレン「っ!!!(いけねえ!!ハンジさんの件は班の人達は除外して絶対黙秘だった!!)」

    リヴァイ「幼馴染の意を汲んでやろうって言うんだ、
         俺も悪い事をしているつもりは無いんだがな」

    エレン「あ、ありがとうございますっ!!」

    アルミン「エレン?大丈夫かい?凄い汗をかいてるよ」

    ミカサ「そういうことなら早くエレンを連れて行こうアルミン・・・
        早くエレンを楽に寝かせてあげたい・・・
        (副音声:早くこの目障りなチビの視界の外にエレンを・・・)」

    アルミン「ミカサ・・・目がコワいよ・・・;」
  8. 16 : : 2013/12/27(金) 22:09:32
    ミカサ「暗くて冷たい場所・・エレンをこんなところに押し込むなんて・・・」

    エレン「地下なんだから暗くて当たり前だろ」フゥ

    ドサ

    アルミン「気分はどうだい?はい・・お水」

    エレン「おう・・サンキュなアルミン」グィッ

    ミカサ「ぁ・・・」オミズワタシタカッタ

    アルミン「それにしてもエレン・・・目覚める前まで凄く
         うなされてたけどなにかとてつもなく嫌な夢でも見てたのかい?」

    エレン「あぁ・・思い出すのは難しいが相当嫌な夢だった・・・
        夢・・と言うのかまるで自分じゃない自分をみているかのような・・
        あとなんか耳がすげえ痛かった・・・」

    ミカサ「そんなに疲弊するほど酷い目に合わされたのね・・?」ゴゴゴゴ

    エレン「んなっ・・!お前らが気にする事じゃっ・・ねぇーよ・・
        それにそっちが想像してるような壮絶な実験は一切されてねえ!」

    ミカサ「でもエレンが二日昏睡状態に陥ったのは事実」
  9. 17 : : 2013/12/27(金) 22:43:17
    アルミン「エレン-・・君がもし嫌でなければなんだけど・・・
         どうか聞かせてくれないだろうか。僕もミカサも・・・
         とても心配してるんだよ。家族を失いたくないと思うのは
         誰だって同じだ」

    エレン「・・・」フイッ

    アルミン「(知らん振りモードに入ったな・・・)ねぇエレン。」

    エレン「なんだよ」

    アルミン「そこにあるアザみたいのは・・なに?」ツイ・・

    エレン「ッ!!」ガバッ
    とっさに首元を隠し

    エレン「アザッ・・?!いや、これは・・ほらあれだよ、兵長に
        審議所で延髄斬り・・っ!」ハッ・・・!

    ミカサ「 ・・・・  」ゴゴゴゴゴ

    エレン「(・・・・やられたっ・・・!畜生・・やられたッ・・・・・・!!!)」
  10. 18 : : 2013/12/27(金) 22:51:53


    アルミン「・・(気づいたねエレン・・・でももう遅いよ。
         ここでその話題に触れるのはミカサの逆鱗に触れる事必至な逃げ道・・!
         しかしそっちに逃げてしまったからにはもうミカサの追求は免れないっ!
         そしてそもそもエレン、君は小さな、それでいて致命的な勘違いをしている)」

    エレン「謀ったなアルミン・・・!ぇえ、おい!」

    ミカサ「エレン、服を脱いで」

    エレン「ヤだよ!!!」

    ミカサ「脱ぎなさい!!」

    エレン「い  や  だ  !!!!」

    アルミン「(きっと君はこう言いたかったんだろう、
          ”兵長の蹴りの跡がまだ首元に残っているからそれが
           アザに見えたんだろう”・・と・・・しかしそこがもう間違ってるんだ。
          何故なら巨人の治癒力ならそんなアザで済む程度の内出血はすぐにでも
          完治してしまうはずだし、折れた歯ですらその後すぐに生えてきたとも
          エレンが実際に言っていた。と言う事はその首元のソレは・・
          治癒能力の発動対象の外、つまり怪我とは認識されない、
          その程度の跡だったってことだ・・・そしてなにより・・・)」

    ミカサ「なんで嫌がるのエレン!理由を話して!!アルミンになぜあんな事いったの!」

    エレン「知るか!理由なんかねぇーよ!お前こそ俺を裸にして
        大方自分の方が腹筋凄いとか自慢するつもりなんだろ!!
        そうはいくか!!」グヌヌ!!

    アルミン「(エレン・・、僕はそこにあるといっただけで・・・
          首元なんて一言も言ってないよ・・・・・)」アトイイワケクルシスギルヨ・・・

    アルミン「・・・・、これは・・?」(何かを拾い上げる)


    エレン「なんでオレが・・・!こんな目に・・・!オレが・・・・!」
  11. 19 : : 2013/12/27(金) 22:54:41
      -2日前、早朝2時、同所にて-

    ハンジ「アッハハぁー♪エレン、君はアレだね、性感帯まで
        巨人と全く一緒じゃないかっww」ガブリムシャムシャ

    エレン「うひッ・・・ハひゃ・・・・!や、やめてくださいハンジさん!
        アッハハハハ!!;;;ぐぅっ・・・!」

    ハンジ「わ!初めてエレンの爆笑するとこ見ちゃった!!
        こっちも元気いっぱいだーー!!」ぐにぐに

    エレン「うわっ・・やめっ・・・・!!!うッ」

    ビシャッ・・パタタッ・・・

    ハンジ「わあっ・・もったいないwもう、ちょっと弄っただけで出すなんて
        もう少し大事にしようって気持ちはないのかな」ペロペロ

    エレン「そこばっか噛み付くのやめて下さい・・
        あ・・跡が残っちゃいますから・・!」

    ハンジ「へえ!傷はすぐ塞がるのにこういうのはちゃんと残るんだ??
        興味深いな!それにしても・・」

    エレン「~~~!」ブルブル

    ハンジ「すっごい回復力だよね~・・普通は2回とか3回くらいが
        限度みたいなんだけど・・君、10回じゃもうきかないくらい
        出しちゃってるよ、巨人と決定的に違うのはココくらいかな・・?」
  12. 20 : : 2013/12/27(金) 22:56:09
    エレン「ひゃ、めてくださ・・・」

    ハンジ「彼らには生殖能力がないからね~・・こんなに気持ちがいいことを
        一生知らないでいるなんて・・・かわいそうだとおもわない?」

    エレン「一生って・・奴らの寿命すら今のところ分かって無いじゃないですか・・!」

    ハンジ「お、それもそうか~・・なかなかいいこと言うねエレン。
        ご褒美にエイ、」ガブ

    エレン「もう限界だからやめてくださいィィ!!!!」

    -回想終わり-
  13. 21 : : 2013/12/27(金) 22:58:49
    エレン「(気絶する前はあんな目に会って・・今はと言えば
         殺気立ったミカサに服を脱げと迫られ・・・このペースじゃ
         あの世まであっという間だ・・・・!)」

    エレン「離せっておい!」バンッ・・

    扉を押しのけて部屋の外へ出る

    ミカサ「エレン!どこへ行くつもり!」

    エレン「トイレだっ・・・!」

    アルミン「(そうくると思ってたよ・・・エレン、君はミカサを
          撒こうとするときはいつも決まってトイレに逃げ込む。
          そして今その手段は使えない・・・そんなところまで頭が
          回らなくなってしまったんだね・・これはかなり大きな隠し事みたいだ・・)」

    アルミン「じゃあ、僕も一緒に行こう、エレン、
         君一人じゃ足元もおぼつかない、そうだろ?」

    エレン「~~!」グムム・・・
  14. 22 : : 2013/12/27(金) 23:01:42
    -城内洗面所-

    アルミン「(さっきので相当エレンは此方を警戒するように
          なってしまった・・・もう大体の仮説は立てられたけど
          今は仕掛ける時じゃない・・ここは少し沸点から遠ざけておこう)」

    エレン「~~!(畜生・・!アルミンが敵に回るなんて・・!
        榴弾をブチ込まれたときも穴を塞いだときも・・・アレだけ心強かった
        アルミンが今ではまるでっ・・・まるで悪魔っ・・・・!!)」

    アルミン「ねえエレン、」

    エレン「何だよ!!クソしてる最中に話しかけるな!
        狙いが外れちゃったらどうするんだよ!」

    アルミン「ご、ごめんよ。」シュン・・・

    エレン「・・・なんだよ」

    アルミン「覚えてるかな、訓練兵時代の事だ、エレンは他の皆と違って
         普通なら点数にならないから適当に流して息抜きに使うはずの
         対人格闘訓練もアニやミカサ、それにライナーにも全力で挑んでたから
         座学、それも巨人や選考の点数に関係ない科目はとことん
         居眠りに徹してただろ?」

    エレン「今更昔話かよ。でもそれがどうしたって?オレはミカサみたいに
        座学も立体機動も戦闘もなんて全て欲張れるほどの実力が無いんだから
        それくらい仕方ないだろ」

    アルミン「そういうつもりで話したんじゃないよ、問題だったのは
         その聞いてなかった座学の話さ。」

    エレン「・・・・あ」

    アルミン「やっと思い出してくれた」クスクス

    エレン「その話はもういいだろ恥ずかしい!!」

    アルミン「なんで?僕しか居ないんだからいいじゃないか。
         そう、あれは春先のことだったかな・・・
         空気が澄んでいて雲ひとつ無い洗濯日和だったのを今でも覚えてるよ」

    エレン「そっから回想始まるのか!?もうオレ終わったから出るぞ?;」
  15. 23 : : 2013/12/27(金) 23:03:39

    -2年前訓練兵団宿舎脇-

    アルミン「さてー・・と今日の掃除当番兼洗濯当番は僕だ。
         こんな事をいちいち口にするのもどうかと思うけど
         話の上ではしかたないよね。さて・・次はシーツを取りに・・」

    エレン「うわ!アルミン!」ババッ

    アルミン「?エレン・・?今後ろに隠したのって・・・ああ、シーツ。
         持って来てくれたんだありがとう」ニコ

    エレン「あっ・・!違う!これはその・・オレのシーツだ!!」

    アルミン「ああ、そうなの?じゃあもし良かったら僕のと
         ライナーやベルトルトの寝床からも持ってきてよ。
         先にこっちを洗っておくからさ。」ガッ

    エレン「わっ・・・!いや!よせ!今日はその、お、オレが洗おうと思って!!」

    アルミン「悪かったよ・・・意地悪が過ぎた。誰にも言わないから・・・ほら、洗ってあげる。
         僕とエレンの仲だろ?家族なんだからそれくらい恥ずかしがらないで・・・ね」ニコヤカ~

    エレン「うっ・・・うぁ・・ぁルミン・・;;;」
  16. 24 : : 2013/12/27(金) 23:05:23

    アルミン「なにも泣く事ないだろ(苦笑)ほら、どれどれ」

    ・・・・
    アルミン「うん・・・・?」クンクン・・・

    アルミン「この匂いは・・・」ハテ・・・

    アルミン「エレン。」

    エレン「なっ、何だよ・・・」

    アルミン「その後ろに下着も隠してない?」

    エレン「!!!!」ビクンッ!!

    アルミン「意地悪してるわけじゃないんだ!おねがいだから見せてくれない?」
  17. 25 : : 2013/12/27(金) 23:08:22
    エレン「~~!!」ブンブン

    アルミン「~・・仕方ない。ほら・・・」ズル・・・

    ズボンだけおもむろに下ろしながら

    エレン「ちょっ・・・!!お前っ・・なにして・・・!」

    アルミン「何ってこうでもしないと僕が本気で
         お願いしてると理解してくれないだろ?エレンは。」

    エレン「だからってこんな場所でいきなり脱ぐ奴があるか!!
        ほっ、ほら、、!渡せって言うならすぐ渡すから早く穿けよバカッ!!」サッ・・

    アルミン「、、」ドレドレ

    エレン「すっ、すぐ洗えよっ!!そして誰にも言うなよ!!
        なんだか知らないけど下手したら何かの病気かもしれないんだっ・・」

    アルミン「う~ん」クンクン

    エレン「!!!!おい!!!!何匂い嗅いでんだよこの変態!!
        
    アルミン「粘度は・・・もう失われてるか・・」ペタペタ

    エレン「さっ、触るな!!もしお前に感染りでもしたらどうすん・・・」

    アルミン「エレン、おめでとう!君もこれで立派な大人の兵士だ!!」

    エレン「・・・・・あ?」
  18. 26 : : 2013/12/27(金) 23:10:50
    -中略-

    かくかくしかじか
    アルミン「・・・というわけでこれは病気でもなんでもない
         ただの生理現象だよ。言わばガスが溜まって起きる放屁や
         げっぷと同じようなもので、溜め切れなくなったら勝手に
         出てしまうものなんだ。問題なのは小水と出る原理が違うから
         トイレに行くだけでは寝小便を防ぐようには防止できない。」

    エレン「アルミンは何でも知ってるな・・・本当に助かった・・・
        もうオレは兵士になれないんじゃないかと思っちまったぜ・・・」
         
    アルミン「そんな大げさな。・・でも自分で発散する方法と言うのを
         身体生理学の講義で習った筈だけど・・まさかエレン寝てたのかな?」

    エレン「いや・・待てよ、その発散がどうとかってのは覚えてる!・・ただ
        その前の講義で爆睡してたから・・何を発散するのかさっぱり理解してなかった」

    アルミン「そっちの方が大分重要な講義だった気がするな
         ・・・コウノトリ云々だから・・これが何の為に出てくるのかも
         それなら今のうちに教えておかないとまずい気がする」

    エレン「いや助かったぜアルミン!!ああ、それと何でも
        しってるアルミンならその発散のやり方も分かるんだろ!?
        今度目の前でやって見せてくれよ!お前に教えてもらった方が
        あんなクソ眠たくなる講義よりよっぽど役に立つ!」

    アルミン「^^;(さっき屋外で下着を脱いだ事には酷く狼狽したのに
         その申し出はありなんだ・・・)あはは・・・残念だけどエレン、
         僕はその・・”まだ”なんだ・・・」

    エレン「えっ・・?お前ももうとっくにこうなんじゃねえのか?」

    アルミン「うん。だから独特の木花みたいな匂いがするってことも、
         粘性があると言うのも教本と講義の受け売りなんだよね。
         それで見せて欲しいって言ったんだ。こういうことは
         家族にでもなければお願いできないだろ?」

    エレン「やっぱお前って頼りになる奴だぜ・・・!」

    ---
    --
  19. 27 : : 2013/12/27(金) 23:13:34
    アルミン「あの頃はあんなに目を輝かせて何でも僕に
         相談してくれるエレンだったのに・・・今ではどうだろう」ウルウル

    エレン「おい!回想長ぇーよ!もうクソ終わったっつの!!」

    アルミン「思い出話にすら浸らせてくれる気配が無い・・」ハァ

    エレン「そりゃお前にはあの頃から今まで大分助けられてきた。
        けど頼りっきりで居るわけにもいかねえんだよ。
        オレも今ではれっきとした兵士として調査兵団の、
        それもリヴァイ班の一員として戦っていかなきゃならねえ身の上なんだ。」

    アルミン「--・・・」
  20. 28 : : 2013/12/27(金) 23:32:26
    エレン「お前やミカサにおんぶに抱っこで勤まる仕事かよ・・もっと、
        もっと強く成らなきゃいけないしそれに・・・」
    思い出すのはハンジさんの顔

    エレン「人のために頑張るのもそれはそれで悪くは無いと思えることがあったからな・・」

    エレン「(オレはもっとあの人の笑顔が見てみたい。
         巨人を見つけたときの笑顔でもいいが、”そうじゃない”
         ほうの・・オレ自身に向けてくれた笑顔は・・あの人の過去と同じ、
         巨人に対する憎しみしか湧いてこないオレの心を・・
         なんとなくだけど穏やかな気持ちにさせてくれるから・・・)」

    アルミン「(遠い目をしている・・・)」

    この時、アルミンに電流、走る・・・!!(修正が必要になるほどの笑顔
  21. 29 : : 2013/12/27(金) 23:33:24
    アルミン「エレンはすごいな・・僕を置いてどんどん先へ行ってしまう。
         綺麗で、美人さんの上官までつきっきりの班に入れて羨ましい限りだよ」

    エレン「綺麗で美人さんっておま・・・」(顔真赤)

    アルミン「あの人もリヴァイ兵長にべったりなところとかやっぱり
         変わり者だと思うけど、よくよく見ると美人さんだし、肩まで伸びた
         亜麻色の髪が男心をくすぐるよね」

    エレン「最近は巨人への興味が勝って俺のほうに
        付きっ切りだけどな・・;アルミン、お前にしては珍しい事言うじゃねえ・・」はっ

    アルミン「・・・・」

    エレン「いや・・・おい、お前、”分隊長”の髪下ろしたとこ
        見たことあんのかよ?あの人滅多に外じゃ・・・・」

    アルミン「やだなあエレン、」

    エレン「      」


  22. 30 : : 2013/12/27(金) 23:34:57


    エレン「(や  ら  れ  た)」


    アルミン「僕は・・・ペトラさんの事を言ってたんだよ・・・?リヴァイ班で君の
         上官にあたる女性は・・・あの人しかいないじゃないか・・・・」

    エレン「(アルミン・・・・・!!)」

    アルミン「ねぇ、エレン?」

    エレン「(待ってやがったのか・・・・・?)」

    アルミン「ねえエレンってば」

    エレン「(オレの警戒が完全に解けるのを・・・!)」

    アルミン「なんでそこで・・・・」

    エレン「(そして警戒が解けた今!!それを一発で潰しにきたッ・・・・!)」

    アルミン「ハンジ分隊長の名前が出てくるのかな?」
    (とても輝いてはいるがとても直視などできない満面の笑顔)

    エレン「うっ・・・うわぁああああああああああ!!!」

    バタン!!!ドドドドドド

    ミカサ「あっ、エレン!!」がしっ

    エレン「うっ、うわっ!!あっ・・!あああああああ!!」ブンッ!
    ダダダダ

    アルミン「ふぅ・・・すこし意地悪しすぎちゃったか・・」ヤレヤレ
  23. 31 : : 2013/12/27(金) 23:36:54
    ミカサ「どうしたのエレンは・・?尋常な力じゃなかった・・
        私が本気で捕まえようとしたのに振り切った・・・」

    アルミン「なんでもないよ、でも多分大丈夫。
        (ネタも割れたしきっとエレンはエレンで僕らの事を
         心配してくれてるんだ・・・それが分かれば今は充分。
         それに・・・・)」

    アルミン「ねえ、ミカサ。」

    ミカサ「何?アルミン」

    アルミン「エレンはハンジ分隊長との特別対人格闘講習であんなに
         疲れるほど疲弊したらしいんだ、僕らにはソレを心配させまいとして
         決して口を割らなかった。なんでも地獄のような特訓だったそうだよ」

    ミカサ「・・・・・・」

    アルミン「・・・・・」

    ミカサ「・・そう・・・だったの。それは・・仕方が無い事・・・
        エレンがそうするべきだと思ったのなら・・私は応援する・・
        それに私の制止を振り切れるようになったのは・・
        大きな特訓の成果だと思う。でも・・・
        あの人は何を考えているか分からない。最低限の注意は・・
        必要だと私は思う」

    アルミン「(この反応・・・・)」

    アルミン「そうだね。僕らも気をつけてエレンを見守るようにしよう。」

    アルミン「(アニとエレンが対人格闘訓練に熱中してた時の反応と全く真逆・・!
          つまりミカサも・・・・)」
  24. 32 : : 2013/12/27(金) 23:39:37
    ミカサ「さあ、アルミン、早くエレンの元へ戻ろう」

    アルミン「ああ、そうだね。でも僕は止しておくよ。エレン、
         なぜか酷く動揺してる様子だった。今僕が行っても
         正直重荷にしかならないだろうと思う。」

    ミカサ「・・・・?(動揺?)・・分かった・・アルミンが
        そっとしておこうと言うなら・・私もそれに倣おう。
        エレンに重荷は背負わせたくない」

    アルミン「(さて・・・これでさっき部屋で拾ったコレの確証が掴めた。)」
         その手に握られていたのは一本の長い髪の毛だった。

    アルミン「(エレンのものにしては長すぎるし、ぺトラさんの髪色でもない。
          エルドさんは金髪だしここが廃城になる前の部屋の主のものなら・・
          経年劣化で直ぐに千切れる筈だ。ハンジ分隊長か・・・
          僕としては物凄く意外だ・・・しかし無理強いされて
          成立している関係というわけでもなさそうだ。
          エレンの隠し方でなんとなくわかる。まあ年上好きな傾向も
          エレンにはあるから・・・・)」

    アルミン「じゃあ、リヴァイ兵長にせめて挨拶して行こう。そしてエレンに
         また来ると伝えておいてもらおう(後はエレン次第かな)」

    ‐end-
  25. 33 : : 2013/12/27(金) 23:45:43
    短くなってしまいましたが、以上でまたまた
    一旦幕引きであります。
    次回は一度やってみたかった訓練生時代の話を
    書いてみたいですね。
    閲覧、どうも有難うございました。
  26. 40 : : 2016/05/26(木) 21:14:48
    結局ハンジとエレンは何してたの?
  27. 41 : : 2016/05/27(金) 03:17:18
    >>名無しさん

    ここまで遡った上、稚拙極まりない描写が更に
    粗削りな状態のものにまでお目通し頂けただけでなく
    コメントまで。。。。心からお礼申し上げます(◎_◎;)

    しかし二年以上も経過しているとはなんともはや・・・・、、



    >>19の回想描写の部分を仰られているのだとすれば…
    なるほど、ぼかしすぎているのでこれでは確かに
    ナニをしているのか、まったくもって定かではありません。

    掻い摘んでご説明致しますれば...
    この作品には、性描写、グロテスク描写(以下略..)タグが
    つく所以となる行為に該当するかと。

    とはいっても、暴力描写の末に内臓が飛び出しちゃうような
    場面にはどう見ても該当しないため、少なくとも
    後者には当てはまりません。


    具体的には....



    局部を咥えたり咥えられたりしている模様です
    (´・ω・`)


    お食事中の方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。

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ne5716

夢馬

@ne5716

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