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アニ&ユミル「弟は私達が守る」エレン「夏休み!」

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  1. 1 : : 2017/10/15(日) 20:46:23
    姉弟シリーズです!
  2. 2 : : 2017/10/15(日) 21:34:54
    頑張れ〜!
    応援してるヨッ!
    このシリーズだいすきですッ!
  3. 3 : : 2017/10/15(日) 22:53:13
    期待です!頑張ってください!
  4. 4 : : 2017/10/16(月) 05:00:20
    期待ですよー
  5. 5 : : 2017/10/16(月) 21:46:17
    仕事終わって開いてみたら…こんなにも期待コメントが…

    やばい、目から汗が…(笑)


    というわけで、少しずつですが更新していきまーす!
  6. 6 : : 2017/10/16(月) 21:54:57
    初の大会から時がたち


    ユミルの足の状態も良くなり、


    いつもと変わらない日常が過ぎ、


    そして、学生にとって嬉しい、





    夏休みが迫ってきた

  7. 7 : : 2017/10/16(月) 22:11:25
    ~昼休み~


    エレン「あー、もうそんな時期なんだなぁ」モグモグ


    いつものメンバーがエレンの机の周りに集まって昼ご飯を食べる


    ユミル「んー、やっぱカルラさんのご飯はウマイなぁ」モグモグ

    エレン「そうか?」

    アニ「いつも食べてるアンタにはわからないさ」

    ユミル「そーだそーだ」

    エレン「そんなもんか」



    ライナー「いやまぁ、だいぶ話が逸れてるけどな?」

    エレン「なんの話だっけ?」

    ベルトルト「そろそろ夏休みって話でしょ?」

    クリスタ「夏休みかー、楽しみだなぁ」

    アルミン「僕も楽しみだよ」

    ミカサ「うん」

    ライナー「まぁ、多分…宿題やら部活やらで忙しいんだろうけどな」

    エレン「あー、やっぱり?」

    ベルトルト「うーん、そうだと思うよ」

    ユミル「…よし、宿題はすぐ終わすぞ」

    アニ「エレン、頼むよ」

    エレン「こういう時ばっかり俺かよ」

    ライナー「勉強してるからな。以外に」

    ベルトルト「そこそこ成績いいんだもんね。以外に」

    アルミン「クラスで上位にいるもんね。以外に」

    エレン「以外に以外にうるせぇ。そして、アルミン。学年1位とお前に言われたって嫌みにしか聞こえねぇぞ」

    ミカサ「…なんで、エレンは勉強するの?そんなタイプに見えないけど」

    エレン「失敬な…でもまぁ、親が医者ってのがあるからってのと…」

    ライナー「それと?」

    エレン「…いや」チラ

    ユミル「」モグモグ

    アニ「」モグモグ

    エレン「…姉二人が勉強しろしろうるさくてな…自分のことは棚にあげてよ」

    ライナー「…ドンマイ」

    エレン「…ありがとう」
  8. 8 : : 2017/10/18(水) 12:55:04
    ユミル「お姉ちゃんとしては弟の進路が心配だろー?」

    アニ「そうだよ」

    エレン「はいはい、ありがと」

    アルミン「でも、それならユミルとアニも頑張らないとね」

    ユミル&アニ「?」

    アルミン「だって、エレンがこのまま勉強して頭が良くなればいい高校に入れるだろうしね」

    ライナー「あー、そうだな」

    ベルトルト「ユミルとアニが頑張らないと、エレンとは離ればなれになってしまうんだね」

    ユミル「…アニ」

    アニ「うん」

    ユミル&アニ「勉強しよ!」

    エレン「…///」

    エレン(勉強する気になってくれるのは嬉しいが…やり始める理由が恥ずかしい…)

    ライナー「…良かったなエレン」ニヤニヤ

    ベルトルト「二人ともやる気になってくれて」ニヤニヤ

    エレン「うるせー」



    キーンコーンカーンコーン



    クリスタ「チャイムが鳴っちゃった。授業始まるよ!」

    ミカサ「また話の続きはあとで。クラスに戻る」フリフリ

    エレン「おう」

    ライナー「次ってなんだっけ?」

    ベルトルト「数学…だけど今日たしか先生休みだったと思うよ」

    アルミン「自習かな?」







    キース「…というわけで、数学の先生が休みだ。自習でもいいかと思ったが夏休みの話をする時間にしようと思う」

    エレン「…?なにかあるんですか?」

    キース「いや、あるのは夏休み前だ」

    アルミン「…あ」

    キース「察しがついたか?アルレルト」

    アルミン「…夏休み前の…テストですか?」

    皆「!」

    キース「そうだ。そのテストの結果次第で夏休みをどう過ごすか決めることになる」

    ライナー「悪いと?」

    キース「夏休み中登校だ」

    皆「」

    キース「…成績が悪かった者には後で私から声をかける。以上。なにか質問は?」

    ユミル「五教科で何点ほどとればいいんですか?」

    キース「教える気はない」

    ライナー「ひでぇ…」

    キース「夏休みの宿題を増やして欲しいか?ブラウン」

    ライナー「滅相もありません」ビシッ

    キース「よろしい。ならあとの時間は自習にしろ」




    エレン「まぁ、なんとかなんだろ」

    ユミル「お前は勉強してるからな」

    アニ「…ヤダ」

    エレン「アニ?どした?」

    アニ「…エレンと…ユミルと夏休みを過ごせないなんて…やだ」

    エレン「」キュン

    ユミル「」キュン

    エレン(なんですか。普段からは考えられないこの可愛い子は!)

    ユミル(可愛いすぎんだろ!)

    ライナー「まぁ、ならお前ら二人エレンに勉強教えてもらえばいいじゃねぇか」

    エレン「…は?」

    ベルトルト「いいんじゃない?家も近いんだし」

    ユミル「なるほど、その手があったか!」

    アニ「さっそく今日から!」

    エレン「部活後に?」

    ユミル「…キツイか…」

    アニ「終わった…」

    アルミン「でも、来週から部活ないよ」

    クリスタ「あー、そういえばテスト期間だもんね」

    ユミル「エレン」

    アニ「姉ちゃんの頼み」

    ユミル&アニ「聞いてくれるよね?」

    エレン「いいよ。勉強くらい見てやる」

    アルミン「あれ?以外と聞き入れたね」

    エレン「別に」フイ
  9. 9 : : 2017/10/18(水) 13:07:34
    エレン・・・ガンバ!
    ファイトー!ヾ(  ̄0)乂(0 ̄ )/イッパーツ!
  10. 10 : : 2017/10/18(水) 21:15:19
    エレンって頭いいんですか?
    誰かがコニーと同じくらいって
    いってたような‥‥
  11. 11 : : 2017/10/18(水) 22:27:10
    >>10 原作とかだとそうかもしれませんが、SSなんでね?ww
  12. 12 : : 2017/10/19(木) 00:38:29
    ライナー「アルミン、決まってんだろ?」コソコソ

    アルミン「なにが?」コソコソ

    ライナー「ユミルとアニと一緒にいることに理由なんていらねぇよなぁ?エレン」ニヤニヤ

    エレン「っ!///」カァ

    ベルトルト「耳が真っ赤だね」クスクス

    ライナー「相変わらずだな、嘘つくときと恥ずかしいときに耳が赤くなるのは」

    ユミル「ん?なんの話だ?」

    エレン「な、なんでもねぇよ?」カア

    アニ「耳が赤いけど?」

    エレン「勘弁してくれ」

    アニ「…ふーん、ま、いいよ」

    エレン(助かった…)

    アニ「姉ちゃんに隠し事するなら後でわかってるよね?」

    エレン(…まだ、俺は…助かっていなかった…)







  13. 13 : : 2017/10/19(木) 00:58:36
    ~土曜日、合同練習~


    ジャン「そうか、お前らもテストでか…」

    エレン「ああ、そっちもか?」

    コニー「そうなんだよ、俺やべぇよ…」


    リヴァイ「…夏休みを学校の教室で過ごすのは楽じゃねぇぞ」


    エレン「リヴァイ部長!どういうことですか?」

    リヴァイは全国大会に出場が決まり、大会は夏休み中にあるため他の3年が引退したあとも部活に参加している

    リヴァイ「…もう部長じゃねぇよ」

    リヴァイは陸上部に滞在してはいるが、全国大会に向け集中するために2年生に早めにバトンを繋いだのだ

    エレン「す、すみません」

    リヴァイ「…まぁ、いい。話を戻すぞ」

    ジャン「うす!」

    リヴァイ「学生の本分は勉強だからな…つまり、部活を休んで勉強しないといけなくなるということだ」

    エレン「…それは」

    ジャン「キツい…」

    コニー「地獄だ!」イヤァァァ!

    リヴァイ「それが嫌なら必死こいて勉強することだな。俺はこれであがる。じゃあな」

    エレン「お疲れ様でした!」



    ジャン「…勉強しねぇとなぁ」

    コニー「勉強ってなんでしないといけねぇんだよ…」

    エレン「将来使うんじゃねぇか?」

    ジャン「いやいや、数学のあの意味わかんねぇ公式とかいつ使うんだよ!」

    エレン「そーだよなー」

    エレン(以外と製造業とか工事現場とかでは使うらしいけどな)

    オルオ「おーい、お前ら!そろそろ終わるぞ!」

    エレン「!、はい。わかりました!」



    エレン「部長!」



    オルオ「…まだ、慣れねぇなぁ」

    グンダ「いい加減慣れろよ」ハァ

    オルオ「仕方ねぇだろ!?」

    エルド「頑張れ部長。負けるな部長」ニヤニヤ

    オルオ「バカにすんな(ガリュ!」

    ペトラ「うわ、汚い」

    オルオ「」チーン



    とまぁ、そんな感じでオルオが新しく進撃中陸上競技部の部長に就いた


  14. 14 : : 2017/10/19(木) 07:21:11
    オルオになったんだ・・・てっきりエルドとかグンタが部長になったと思ってた!!(°口°๑)

    兎に角期待!!
  15. 15 : : 2017/10/20(金) 00:48:33
    >>14 期待ありがとうございます!

    普段、威張り散らしてるオルオが人の上に立つと以外と面白くなるんじゃないかなぁと思いましてw
  16. 16 : : 2017/10/20(金) 01:05:28
    エレン「…もうちょい」グッグッ

    ユミル「あいよ」グイ

    アニ「はいはい」グイ


    いつもの如く、エレンのストレッチにユミルとアニが自主的に付き合っている

    最初のうちはエレンも恥ずかしがってはいたものだが今では平気そうだ

    その様子を妬んでいる者が2名ほど…


    ジャン「…何回見ても羨ましいな、畜生」

    ライナー「まったくだ…」


    そう、この二人もまた

    『恋』をしているのである


    「なら頑張りなよ。二人とも」

    ジャン「…マルコ」

    マルコ「やぁ、おつかれ」


    マルコはジャンと同じ中学で小さな頃からの親友である


    ライナー「…勇気が出ねぇんだよな」

    ジャン「…ああ」

    マルコ「そんなんじゃ、いつまでたっても進歩しないよ?」

    ジャン「…お前はミーナと付き合ってるかな」

    ミーナ「私の名前を呼んだ?」ヒョコ


    …噂のミーナがマルコの肩に顔を乗せて顔を出す


    ジャン「相変わらずラブラブですなぁ」

    マルコ「まぁね」ニコ

    ミーナ「ねー」ニコ

    ライナー「…」ハァ



    そんな恋する男子二人の気持ちなどいざ知らず、時間は過ぎていったのだった…


  17. 17 : : 2017/10/20(金) 01:20:40
    ユミル「というわけで」

    アニ「勉強をしよう」

    エレン「はいはい」


    今現在、3人はユミル宅にて勉強会を開催しようとしていた


    ユミル「はい、お菓子」

    アニ「ジュースは?」

    ユミル「これ、コップはこれで」スッ

    エレン「いやいやいや、おい」

    ユミル「どした?」

    アニ「なに?」

    エレン「どしたもなにもあるかよ。今から勉強するんだよな?なぁ?」

    ユミル「ああ」キッパリ

    アニ「もちろん」エッヘン

    エレン「言ったな?言い切ったな?ならお菓子とジュースはいるのか?」

    ユミル「それはちょっと休憩したいときとか…」

    アニ「頭使うと甘いものが欲しくなるでしょ?」

    エレン「…太るぞ」

    ユミル「よし、片付けよう」テキパキ

    アニ「うん」テキパキ

    ユミル(…特に今年の夏は)

    アニ(エレンにだらしない体なんて…)

    ユミル&アニ(見せられない!)



    絶対に海とかプールとかに行くんだから!
  18. 18 : : 2017/10/20(金) 01:26:03




    エレン「よし、では勉強会を始めたいと思います…が」

    ユミル「どした?」

    エレン「…そもそも、ユミルとアニって勉強はそこまでしてるわけじゃないけど成績は悪くないよな?」

    ユミル「…」

    アニ「…」

    エレン「…なんで、わざわざ?」

    ユミル「いやぁ、その…何て言うか…」

    アニ「…ねぇ」

    エレン「…まぁ、俺はユミルとアニと一緒にいれるのならなんでもいいけどよ」

    ユミル「…は?」

    アニ「今のって…」

    エレン「いいから、ほら始めるぞ。姉ちゃん」

    ユミル「…あいよ」クス

    アニ「はいはい」クス



    エレン…



    私たちも…



    同じ気持ちだよ
  19. 19 : : 2017/10/20(金) 07:44:31
    >>15
    なるほ!
    そういう事ですか!!

    これからも頑張って下さい!!
  20. 20 : : 2017/10/21(土) 22:25:53
    >>19 ありがとうございます!私も応援してます!
  21. 21 : : 2017/10/22(日) 19:38:30









    どれだけの時間の勉強をしたか


    かれこれ、三時間はしただろう


    どれだけ集中力が強かろうとさすがに飽きもくる



    グゥ~



    そして、腹も減る




    ユミル「…ははっ、誰だ誰だ?」

    アニ「私じゃないよ」

    エレン「…腹減ったな」

    ユミル「あー、もうこんな時間かぁ」

    エレン「どうする?今日は終わるか?」

    アニ「そうだね」

    ユミル「ああ、ちょっと待ってろ。今なんか簡単なの作ってやる」スッ

    アニ「手伝うよ」

    ユミル「いいからいいから、ゆっくりしてろ」タッタッタッ

    エレン「…あー、腹減ったぁ」グテェ

    アニ「そーだね」



    それから、特になにかするというわけでもなく二人はダラダラと会話をする


    一方、ユミルは


    ユミル「…野菜炒めでいいか」カチャカチャ


    料理に取りかかっていた
  22. 22 : : 2017/10/22(日) 20:07:19
    期待
  23. 23 : : 2017/10/24(火) 18:33:57
    きて
  24. 24 : : 2017/10/24(火) 20:41:21
    >>23 きて…?
    早く書いてってことですかね?

    もし、そうならすみません…
    なにぶん今うちの会社、繁忙期でして
    帰るのが夜中になってしまって書く気力がありませんでした…

    内容は常々考えているので時間あるときに投稿していきたいと思いますのでご理解の方よろしくお願いします
  25. 25 : : 2017/10/24(火) 20:56:53
    ~数十分後~


    ユミル「ほーら、出来たぞ」コト

    エレン「おお~野菜炒めか」

    アニ「美味しそうだね」

    ユミル「すまんな、材料がなくて野菜炒めぐらいしか作れなくてな」

    エレン「全然!ユミルの美味い飯が食えるならなんだっていい」

    ユミル「…そ、そうか//」

    アニ「あー、ユミル照れてる」クスクス

    ユミル「う、うるせ!はやく食え!」

    エレン「いただきまーす!」ヒョイ パク

    アニ「いただきます」ヒョイ パク

    ユミル「…」

    ユミル(味見はした。多分…大丈夫)

    エレン「」モグモグ

    アニ「」モグモグ

    ユミル「どうだ?」

    エレン「うめぇ!」

    アニ「美味しい!」

    ユミル「そうか」ホッ

    エレン「いくらでもご飯が進むな!」ガツガツ

    アニ「そうだね」モグモグ

    ユミル「それじゃ、私も食べるか」












    エレン「はぁ、食った食った」

    アニ「ホントにね」ポンポン

    エレン「あっ、アニ。腹を叩くな」

    アニ「…なんか、可愛い」

    エレン「…なにが?」

    アニ「わかんない」

    ユミル「ほら、じゃれてるのもいいが、食器を運ぶの手伝ってくれ」

    アニ「うん」

    エレン「あいよ」

    ユミル「ああ、エレンはそのままでいい」

    エレン「あ?」

    ユミル「今日はお前に勉強を教えてもらったからな。ゆっくりしてていい」

    エレン「そうか?ならお言葉に甘えさせてもらうよ」

    アニ「じゃ、さっさと運ぶか」カチャカチャ

    ユミル「ああ」カチャカチャ


    ~台所~


    アニ「ここに食器を置いとけばいい?」

    ユミル「ああ」

    アニ「じゃ、洗おうか」コト

    ユミル「いや、アニもエレンのところに行っていいぞ」

    アニ「え?」

    ユミル「なに、野菜炒めしか作ってないからな。洗わないといけない食器もそこまで多くないからよ」

    アニ「でも」

    ユミル「一人ででもすぐ終わるからよ」ニシシ

    アニ「…うん」ニコ
  26. 26 : : 2017/10/24(火) 22:17:03
    お仕事お疲れ様です!
    いつも3人とも可愛くて楽しく拝見してます。これからも更新頑張ってください!
  27. 27 : : 2017/10/25(水) 00:56:25
    >>26 ありがとうございます!
    姉弟を可愛がってもらえてなによりです!
  28. 28 : : 2017/10/25(水) 01:15:22
    ユミルに食器洗いを任せ、エレンがいる部屋に戻る


    アニ「エレン?」ヒョコ



    返事がない
    トイレにでも行ったのだろうか?



    アニ「…どこに?………あ」


    …いた




    そこには大の字になって寝ているエレンがいた




    アニ「…」クス


    きっと、疲れていたのだろう

    午前中一杯部活からの午後は勉強

    どれだけタフだろうと疲れる日程である

    かくいう私も少し眠い




    枕もなにもせずに寝ていたため近くの座布団を二つに折りエレンの頭の下にソッと敷いた


    エレン「…ん」

    アニ「」ビク


    起こしちゃったかな?


    エレン「…」スースー


    良かった、起きなかったみたい


    アニ「…ホントに大きくなってさ」


    そっとエレンの手に触れてみる


    いつからこんなゴツゴツした手になったのだろう



    アニは一人、エレンの顔を見ながらそう思う

    棒高跳びをすると手のひらの皮が剥けて皮膚が固くなる
    野球選手がバットを振って手の皮が剥けるのと一緒だ


    エレン「」スースー

    アニ「…こんなに大きくなっても…」



    いつまでたっても…



    可愛いね







    エレン「」スースー



    ギュ



    アニ「…あ」



    エレンの右手がアニの手を掴んだ

    別にほどけない程の力ではなかったが無理にほどくと起こしてしまうかもしれない


    それに…


    離してしまいたくない…


    アニ「…今日くらい、良いよね?」スッ


    そういうとエレンの横に寝っころがる


    横を見ればエレンの顔がすぐそこにある

    その距離20㎝


    アニ「…おやすみエレン」
  29. 29 : : 2017/10/25(水) 01:36:53
    簡単に洗い物を済ませ、パタパタ忙しく動くユミル


    ユミル「…っし、終わった」



    エプロンを外して、エレンとアニのいる部屋に向かう



    ユミル「うーい、終わったぞ~」


    ユミル「…ん?」


    エレン「」スースー

    アニ「」スースー


    ユミル「あーあー、眠ってらぁ」クスクス


    こいつら家に連絡してねぇだろ、多分


    ユミル「しゃーねーな」



    スマホを取り出し電話をかける



    ユミル「…でるかな?」


    そんな危惧も杞憂に終わる


    カルラ『はい、もしもし。ユミルちゃん?』

    ユミル「はい、こんばんわ」


    ユミルは今現在の状態をありのままに説明する




    カルラ『そうなの…』

    ユミル「泊めてもいいですか?」

    カルラ『もちろん』




    アニの家にも同じように連絡し了解を得る


    ユミル「…さーて、この眠れる森の美女と…野獣?…ではないか。どーするか…」


    …とりあえず写真撮ろ


    エレンとアニのツーショットをスマホで撮る


    撮った写真を眺め、なんだか微笑ましい気分になったが、少し悔しい気分にもなった


    ので、私も一緒に寝て写真を撮ることにした


    よく見ればアニとエレンは手を繋いで寝ている


    ユミル「なら、私は…」


    エレンの左腕を腕枕にして寝ころがる


    そして、3人が写るようにスマホを構える




    自撮り?

    んなことろくにしたことない



    慣れない手つきで色んな角度から撮ってみる

    五回ほど取り直してみたところやっと納得のいく写真が撮れた


    待ち受けにしてやろ
  30. 30 : : 2017/10/25(水) 16:10:57
    期待
  31. 31 : : 2017/10/26(木) 19:12:51
    さは
  32. 32 : : 2017/10/26(木) 20:32:29
    >>30 あざます!

    >>31 どゆことですか?w
  33. 33 : : 2017/10/26(木) 23:02:46
    ユミル「」ジー


    スマホの待ち受け画面を眺める

    ヤバい、にやけてくる…


    ユミル「…重症だな」

    「なにがだ?」

    ユミル「!?」

    エレン「よっ」

    ユミル「起きたのか」

    エレン「ああ」

    ユミル「いつからだ?」

    エレン「ユミルがスマホを眺めてニヤニヤしてる辺りから」

    ユミル「…//」カァ

    エレン「で?なにが重症だって?」

    ユミル「な、なんでもねぇよ」


    言えるわけねぇだろ!



    恋の病なんて…
  34. 34 : : 2017/10/26(木) 23:17:49
    エレン「…病気なのか?」

    ユミル「いや、そんなんじゃないって」アセアセ

    エレン「そうか、なら安心した」

    ユミル「なんだ。心配してくれたのか?」

    エレン「しちゃわりーか?」

    ユミル「全然。むしろ嬉しいこと言ってくれるじゃねーか」

    エレン「当たり前だろ」


    二人とも俺にとって大事な人なんだから


    エレン「」


    …なんで、俺はこの一言を言えないんだろ


    エレン「…俺もヘタレだな」ボソ

    ユミル「ん?」

    エレン「なんでもない」

    ユミル「そうか」

    エレン「…にしても」


    ギュ


    アニ「」スースー


    エレン「この可愛い姉ちゃんのおかげで俺は身動きとれないんだけども」

    ユミル「そうだな」スッ

    エレン「もう片方の姉ちゃんも俺の腕を枕にして寝始めるしな」

    ユミル「…いやか?」

    エレン「…別に」

    ユミル「ならいいじゃねーか」

    エレン「…はいはい」

    ユミル「おやすみ」ニコ

    エレン「…うん」



    …おやすみ
  35. 35 : : 2017/10/26(木) 23:28:07







    ~翌朝(日曜)~


    いつもなら朝に弱く、寝起きが悪いアニ

    だが、なぜかこの日だけパチッと目を覚ました



    アニ「…あれ?」

    エレン「」スースー

    ユミル「」スースー

    アニ「…奇跡」


    私がこの二人より早く起きるなんて…


    アニ「…」ジー

    ユミル「」スースー


    …腕枕してもらってる…


    アニ「…いいな」

    ユミル「…ん」パチ

    アニ「あ、起こしちゃった?」

    ユミル「いや…大丈夫だ………は?」

    アニ「…?」

    ユミル「…アニが起きてる…だと?…一人で?」

    アニ「そう。私も驚いた」

    ユミル「…」チラ

    アニ「…」チラ


    エレン「」スースー


    ユミル「…エレン効果か?」

    アニ「…さぁ」


    エレン「……ユミル…アニ」ムニャムニャ


    ユミル「ん?」

    アニ「…呼んだ?」


    エレン「……ン、ダイスキ…」スースー


    ユミル「」

    アニ「」


    ユミル「…!!!///」

    アニ「…!!!?///」


    私達の可愛くて、カッコ良くて大好きなエレンは

    日曜日の朝っぱらから



    特大の爆弾を投下してくれました
  36. 36 : : 2017/10/26(木) 23:47:01
    そんな朝っぱらから大変な日曜日も勉強をする


    エレン「…」

    ユミル「…///」カキカキ

    アニ「…///」カキカキ

    エレン「…?」クビカシゲ



    それから平日も学校終わりに3人で集まって勉強会をした



    時が過ぎてあっという間のテスト日




    エレン「」カキカキ

    ユミル「」カキカキ

    アニ「」カキカキ










    キーンコーンカーンコーン



    先生「…おし、テストは終わりだ。後ろから集めてこい」



    ドーダッター?

    ヤベ,ワカンネェ!



    先生「ほらー、はやく持ってこい!」











    ライナー「…終わった~」グテェ

    エレン「ホントになぁ」グテェ

    ベルトルト「…疲れたぁ」グテェ

    ユミル「おら男衆。なにグッタリしてんだ」

    アニ「エレン、ビッとしな。情けない」

    エレン「…へいへーい」

    アニ「…返事は?」

    エレン「…はい」

    アニ「よろしい」ニコ

    アルミン「…まぁ、気持ちは分からなくはないけどね」

    クリスタ「だって、夏休み登校するの嫌だから凄く勉強したからね…」

    ライナー「…これで補習だったら泣くぞ」

    エレン「泣くなよ」

    ユミル「そうだ気持ちわりぃ」

    アニ「…ライナーが泣いたら引くね」

    ライナー「俺に人権は?なぁ?」

    ベルトルト「あったと思う…よ?」

    ライナー「なぜに疑問形?」

    アルミン「…人なの?」

    ライナー「ヒドイ!」


    ポンポン


    ライナー「!」

    クリスタ「…大丈夫だよ!私はライナーが人なのは知ってるから!」ニコ

    ライナー「」


    …か、可愛すぎる!






    エレン「あれ?」

    ベルトルト「あーあー、ライナー固まっちゃったよ」

    ユミル「アニ、蹴って起こせ」

    アニ「やだ、疲れる」
  37. 37 : : 2017/10/26(木) 23:58:23
    ~数日後~


    キース「」



    生徒「」




    キース「…テストの採点が終わり、結果が出た」

    生徒「」ゴク

    キース「全員顔を伏せろ。私が順に回っていく」

    生徒「」

    キース「…肩に手を置かれたら補習だ」ギロ

    生徒「」



    こ、




    こえぇぇぇぇぇぇえ!



    キース「…顔を伏せろ」



    エレン「」ギュ

    最初は…アニからか



    カツカツカツ



    エレン「!」

    は、はやい! 素通りした?


    次はアルミン…



    カツカツカツ


    も、素通りですよね…


    エレン「」

    俺の番だ…



    カツカツカツ




    頼む素通りしてくれぇ!




    カツカツカツ


    ピタ



    エレン「!」ビクゥ



    嘘だろ!俺の番で止まるのかよ!



    キース「」ジー



    エレン「」


    …なんかすげぇ視線が刺さってる気がするんですけどぉ!


    キース「」

    エレン「」




    …なぁ、これいつまで続くの?



    キース「…フッ」カツカツカツ

    エレン「!」



    …ビビらせんなよ、このハゲぇ!
  38. 38 : : 2017/10/27(金) 21:11:30
    期待
  39. 39 : : 2017/10/28(土) 10:19:34
    >>38 ありがとうございます!
  40. 40 : : 2017/10/28(土) 10:48:29







    地獄ヘの選抜が終わり、放課後


    クラスの何人かは机に突っ伏してこの世の終わりのような顔をしてる


    エレン「…引っ掛かったやついるか?」

    アニ「私は大丈夫」

    アルミン「僕も大丈夫だよ」

    ベルトルト「僕も」

    クリスタ「私も大丈夫!」

    ライナー「俺もだ」



    ユミル「…」



    エレン「…ユミル?」

    ユミル「…」

    エレン「…マジで?」

    ユミル「…」クス

    エレン「…は?」

    ユミル「ハハハハハ!引っ掛かってねぇよ!」

    エレン「…はぁ」

    ユミル「わりぃわりぃ、エレンがどういう顔するか見たくてな」ナデナデ

    エレン「…意地悪な姉ちゃんだな、おい」

    アニ「…ホントだよ」

    ユミル「でもあの先生、マジで勘弁してほしいわ。私の席に回ってきたときにしばらく留まりやがって」

    エレン「あー、俺の時もそーだったな。視線が刺さってる気がするんだよな」

    ユミル「そーそー、あの緊張感ったらねぇよ」



    ミカサ「皆どーだった?」ヒョコ


    隣のクラスのミカサがドアから顔を出して訪ねてきた


    アルミン「皆大丈夫だよ」

    ミカサ「そう、良かった」

    クリスタ「これで、皆で夏休み遊べるね!」ニコ

    ライナー「ああ!そうだな!」

    ライナー(女神の水着が!)ニヤニヤ

    ベルトルト「…ライナー」

    エレン「なんとなくライナーの考えていることがわかるな」

    ユミル「わかりやすいもんな」

    アニ「変態」

    ライナー「な、なんのこといっているのかな?」
  41. 41 : : 2017/10/28(土) 19:55:56
    きたい
  42. 42 : : 2017/10/30(月) 16:07:52
    期待
  43. 43 : : 2017/10/30(月) 20:20:28
    >>41>>42

    期待どもです!
  44. 44 : : 2017/10/30(月) 20:33:42
    クリスタ「…?」キョトン

    エレン「…まぁ、ライナーの言うことも分からなくはないけど」ボソ


    そう静かに吐いた一言を聞き逃さない姉二人


    ユミル「」

    アニ「」


    絶句である。


    ユミル(…エレンはクリスタみたいな体型が…)

    アニ(…私はギリ、行けなくは…ないかな)


    勘違いはヒートアップするばかり

    聞き間違いかもしれない

    そんな思いを胸に周りにバレないように訪ねる


    ユミル「え、エレン」ボソ

    エレン「なんだ?」ボソ

    アニ「…あんたは誰の…その、み、水着を見たいんだい?」ボソ

    エレン「…聞こえてた?」

    ユミアニ「おう(うん)」コクン

    エレン「…さぁ、誰でしょう?」ニコ

    ユミル「…」

    アニ「…」

    エレン「…まぁ、強いて言うならいつも俺のそばにいてくれる二人…だろうな」

    ユミル「…え?」

    アニ「それって…」

    エレン「…さぁな//」カァ

    ユミル「…っ!///」

    アニ「…っ!///この!」ゲシ

    エレン「いだっ!」




    アルミン「結局全部聞こえてるんだけどね」

    ライナー「途中から普通のトーンで話してたしな」

    ベルトルト「いつものことでしょ」

    クリスタ「ねぇねぇ、ライナーが何かしたの?」クビカシゲ

    ミカサ「クリスタ。あなたは知らなくていいこと」



    そんなこんなで進撃中陸部一年生は無事に夏休みを獲得したのでした
  45. 45 : : 2017/10/30(月) 21:40:51
    エレン「…そういや、今日は部活ないんだろ。帰ろーぜ?」

    アニ「ああ、そうだね」

    ユミル「帰ろ帰ろ」

    皆「はーい」











    ~下校中(別れ道)~


    ライナー「じゃあ、また明日な」

    エレン「また、明日~」フリフリ

    皆「またねー」












    3人での帰り道

    今日学校であったことやこれからの夏休みのことで会話に花を咲かせる

    そのなかでふと、思い付いたことを話にする


    ユミル「そーいや、もう夏休みの宿題渡されたよな」


    そういや、テストが終わってからの数日のうちに渡されていたなと思い出す


    エレン「ああ、五教科のテキスト、自由研究、読書感想文…」

    アニ「…面倒だね」

    ユミル「そこでだ。今日のうちからやっとかないか?」

    エレン「これからか?」

    ユミル「ああ」

    アニ「賛成。1人じゃ捗らないしね」

    アニ(…それに、二人と一緒にいれるのならなんだっていい♪)

    ユミル(とか思ってんだろうな。私もだけど)

    エレン「おー、ならうちでやるか?」

    ユミル「いいのか?」

    エレン「問題ねぇよ」

    アニ「そうかい?ならお邪魔するよ」

    エレン「うーい」
  46. 46 : : 2017/10/31(火) 16:38:53
    期待
  47. 47 : : 2017/11/01(水) 18:20:44
    エレアニ小説も書いて
  48. 48 : : 2017/11/01(水) 21:38:16
    >>46 期待ありがとうございます!

    >>47 んー、今の所は姉弟シリーズをじっくり書いていこうって感じなので今の所は予定にありませんが……(笑)ある程度区切りがついたら考えてみようと思います!
  49. 49 : : 2017/11/01(水) 22:51:25
    ~イェーガー宅~


    ガチャ


    エレン「ただいま~」

    カルラ「おかえり…あっ、ユミルちゃんにアニちゃん!」

    ユミル「こんちわ」

    アニ「お邪魔します」

    カルラ「ちょうど良かった!3人ともこっちきて!」

    エレン「んー、なんだ?」

    カルラ「いいから!」


    訳もわからず、母さんに呼ばれた部屋に入る


    そこには父さんがいた


    エレン「あっ、父さん。ただいま」

    グリシャ「ああ、おかえり」

    ユミル「お邪魔してます」

    アニ「こんにちわ」

    グリシャ「こんにちわ。3人ともちょっと話を聞いてくれないか?」

    エレン「…説教?」

    グリシャ「違う。てか、なにか悪いことした覚えあるのか?」

    カルラ「え、あるの?」

    エレン「ない……と思う」

    グリシャ「…まぁ、いい。話と言うのは私の仕事の話なんだが」

    ユミル「仕事?」

    アニ「たしかお医者さんでしたよね?」

    グリシャ「…ああ」


    返事をした父さんの顔はとても深刻だった

    なに、クビにでもなったというのだろうか?

    …多少の覚悟はしておこう


    グリシャ「…実はな」

    エレン「」 ゴク

    ユミル「…」

    アニ「…」

    カルラ「」




    グリシャ「明後日から異動になった」



    エレン「…異動?」

    グリシャ「ああ」


    そっと胸を撫で下ろす

    …よかった。クビじゃなかった


    グリシャ「まぁ、異動と言っても1ヶ月だけなんだがな」

    エレン「…へ?」

    グリシャ「そうだ、ちょうどエレン達が夏休みの間だ」

    ユミル「どこに異動なんですか?」

    グリシャ「首都」

    アニ「…ここから、かなり遠いね」


    別にここは田舎と言う訳じゃないが
    ここから首都までというとかなり遠い

    新幹線で三時間と言ったところか


    グリシャ「まぁ、帰れない訳じゃないが色々と面倒だからな。それで向こうの寮を借りることにした」

    エレン「…」


    わからないことが二つある

    なぜ、そんなに深刻そうに話すのか

    そして、なぜそれをユミルとアニにも言うのか


    グリシャ「…それでだな、ここからが本題なんだが」

    エレン「…」

    ユミル「…」

    アニ「…」


    グリシャ「…母さんも着いてくるって言うんだ」
  50. 50 : : 2017/11/01(水) 23:08:59
    …は?



    出た言葉はそれだけだ



    いや、それ以外の言葉が頭に浮かばなかったのだ



    横目に姉ちゃん二人を見てみる



    ユミル「」ポカン

    アニ「」ポカン



    あーあー、口を開けて「ハァ?」みたいな顔してらぁ



    やっぱ、同じ反応する辺り俺らは姉弟だよな



    とりあえずここは家族の俺が話を切るべきだろう


    エレン「…なんで?」


    さぁ、この質問こそ話の核心を付いてるだろう


    カルラ「心配だったから」


    なるほど、息子のことは夏休みの間ほっといても心配じゃないと…


    グリシャ「…何言っても聞かないし、これのために仕事休んだらしいんだ」ハァ


    ため息混じりに話す父


    グリシャ「そこでだ、ユミルちゃん」

    ユミル「…は、はい?」




    グリシャ「夏休みの間、エレンの面倒を見てくれないか?」




    エレン「…は?はあぁぁぁ!?」


    いきなりなにを言っているのだろう
    なに、モルヒネでも打ってきたの?ねぇ?


    ユミル「そ、それってエレンと1ヶ月暮らせってことですか?」

    グリシャ「…嫌かな?」

    ユミル「いえ。…むしろ嬉しいですが//」ボソ

    エレン「……//」


    聞こえてっからやめて。ハズぃ…


    グリシャ「そうか、なら頼めるかな?」

    ユミル「はい」

    エレン「マジかよ…」


    …あれ、そういやアニは…


    アニ「…」ムス


    ご機嫌斜めな姉ちゃんがそこにいました。はい


    エレン「…ね、ねぇ。アニも駄目?」

    アニ「」ピク

    グリシャ「アニちゃんの場合はご両親の了解がいるからな」

    アニ「…わかりました」ガタ


    そういうとおもむろに立ち上がる


    エレン「どした?」

    アニ「…待ってな」スッ



    トットットッ



    ガチャ



    エレン「…行ったな」

    ユミル「ああ、行ったな」
  51. 51 : : 2017/11/01(水) 23:15:33
    ~数分後~


    ガチャ


    トットットッ



    アニ「OK」ビシ

    エレン「え、なにが?」

    アニ「なにがって…私も一緒に住むよ」

    ユミル「今、一回帰って許可を貰ってきたのか?」

    アニ「うん」

    ユミル「」


    …ったく、こいつと言ったら…

    普段はめんどくさいがりの癖にエレンのこととなると行動が速いな


    あれ、それは私もか


    グリシャ「アニちゃん。いいのかい?」

    アニ「もちろんです」

    グリシャ「それじゃ、二人とも。エレンを頼むよ」

    カルラ「よろしくね?」



    ユミル「もちろんです」

    アニ「任せてください」



    エレン(もー、なんだっていいや)ハハハ
  52. 52 : : 2017/11/01(水) 23:29:03
    ~翌日~





    エレン「…ってなことがあった」

    アルミン「…へぇ」

    ライナー「…男女が一つ屋根の下に一緒に寝る…だと!?」

    ベルトルト「おっさんくさいよ。ライナー」

    エレン「いやー、まさかこんなことになるとはな…」

    ライナー「でも、良かったな」ガシ

    エレン「なにが?」

    ライナー「…なにがって…わかってんだろ?」ニヤニヤ

    エレン「っ!//」

    ベルトルト「頑張れエレン」ニヤニヤ

    アルミン「うん」ニヤニヤ

    エレン「お、お前らまで」



    そんな話を男子で盛り上げているも

    先生が教室に入ってくる


    なにか言われた訳じゃないが暗黙の了解だとでも言うのだろう


    さっきまで賑やかだったクラスは静まり、皆自分の席についた


    キース「…明日から夏休みだ」

    皆「」

    キース「私から言えるのは3つだ」

    皆「」

    キース「…宿題は終わせ。終わらなかったら罰があるからな」ギロ

    皆「…」ブル

    キース「…二つ目は怪我はするなよ」

    皆「…はい」

    キース「…あとは…」



    キース「…せっかくの夏休みだ。楽しく過ごし思い出を残してこい!」

  53. 53 : : 2017/11/01(水) 23:36:56









    皆と別れた帰り道



    エレン「いやー、まさかキース先生があんなこと言うとはな」

    ユミル「びっくりしたよな」

    アニ「ね、ねぇ」

    エレン「なんだ?」

    アニ「…そ、その」


    顔を背けながら顔を紅くするアニ

    珍しく照れてる様子


    アニ「あ、明日からよろしくね…」

    ユミル「…あー、そうだな。よろしくな」

    エレン「…こちらこそ、よろしく」




    そして、俺達姉弟の夏休みが始まった

  54. 54 : : 2017/11/02(木) 01:51:50
    期待です
  55. 55 : : 2017/11/03(金) 21:35:16
    >>54 ありがとうございます!
  56. 56 : : 2017/11/03(金) 21:49:49







    ~夏休み初日(イェーガー宅)~


    グリシャ「それじゃ行ってくるよ」

    カルラ「…ユミルちゃん。アニちゃん。エレンをよろしくね?」

    ユミル「はい」

    アニ「もちろんです」

    エレン「…まぁ、こんなことも少ないんだし夫婦水入らずで楽しんできなよ」

    グリシャ「…ふっ、そうだな」

    カルラ「ええ、そうね」ニコ




    エレン「…いってらっしゃい」ニコ




    グリシャ「行ってきます」ニコ

    カルラ「行ってきます」ニコ

  57. 57 : : 2017/11/03(金) 22:06:39
    ブオオォォォン




    グリシャとカルラが乗る車が家を出る


    …ああ、ホントに行っちゃったんだな



    ユミル「行っちゃったな」

    エレン「ああ…」

    アニ「…寂しい?」

    エレン「…」


    そりゃな……でも、


    エレン「…ユミルとアニが……姉ちゃんがいてくれるんだろ?寂しくないよ」

    ユミル「…へっ」ニシシ

    アニ「…ふふっ」クスクス

    エレン「…よろしくな」ハハ

    ユミル「こちらこそ」

    アニ「よろしくね」





    ユミル「…どれ、早速…」

    アニ「終わしてしまおうか」

    エレン「…宿題」ニコ




    その後3人は必死で宿題をこなし、4日で全ての宿題を終えたのだった
  58. 58 : : 2017/11/03(金) 22:17:57
    ~部活~


    ジャン「その様子だと大丈夫だったみたいだな」

    エレン「ああ。そういやコニーは?」キョロキョロ

    ジャン「…まぁ、察せや」

    エレン「…マジかよ」

    ジャン「ああ」



    オルオ「よーし、そろそろダウンするから片付けしろよ!」



    ジャン「…なぁ、そっちの部長。なんだかんだ最近様になってきたよな」

    エレン「そりゃ慣れるだろ。それにいつも周りの先輩いじられるけど、ちゃんと支えてるしな」

    ジャン「以外と後輩思いだしな?」ケラケラ

    エレン「そうなんだよなぁ」ケラケラ



    オルオ「お前らぁ!片付けしろって言ってんだろうがぁ!」



    エレン&ジャン「はい!」

  59. 59 : : 2017/11/03(金) 22:50:14
    ~部活終わり~


    ユミル「エレン。今日の晩飯はなに食いたい?」

    エレン「…んー、なにがいいかなぁ」

    アニ「帰りにスーパー寄って見ていかない?」

    ユミル「そーだなー」



    ジャン「…え?なに一緒に住んでんの?」

    エレン「ああ、夏休みの間な」

    ジャン「…羨ましいなおい」

    エレン「そう思うだろ?いやー、これがなかなか…」

    ジャン「あ?」

    エレン「…幸せな日々を送ってるぜ?」ニッ

    ジャン「…はぁ、俺もアタックするべきかなぁ」

    エレン「ミカサか?」

    ジャン「…まぁな」

    エレン「…俺も人のこと言えた義理はないが、夏休みの間で頑張れよ。応援するぜ?」

    ジャン「ああ…」




    ユミル「なんの話してたんだ?」

    エレン「ちょっとな」

    アニ「…ねぇ、宿題も終わったし色々遊びたいよね」

    エレン「そーだなー」

    ユミル「…そういや、3人でのデートの約束は果たしてないしな。お前らは私にスパイクをプレゼントしてくれた時にデートしてたけど」

    エレン「そー言うなよ。今度どっか行こーぜ。海とかプールとか…な?」

    ユミル「ああ」

    アニ「楽しみだね」

    エレン「ああ…」



    …俺はこの夏休みの間に……




    二人に





    伝えられるかな






    大好きってさ






    エレン「楽しみだな」ニコ






    ~to be continued~
  60. 60 : : 2017/11/03(金) 22:59:51
    とりあえずここで、話を区切りたいと思います


    これからは夏休みの間に起こることを個々に題材にして書いていきたいな~と思います


    …長くなる予感しかしないw


    ということで、よろしくお願いします!
  61. 61 : : 2017/11/04(土) 06:30:24
    面白いです!期待!
  62. 62 : : 2017/11/09(木) 17:23:30
    期待
  63. 63 : : 2018/08/25(土) 00:13:07
    http://www.ssnote.net/archives/56504
    続き

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misagori339

みさごり

@misagori339

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姉弟恋物語 シリーズ

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