このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
エレン「俺には視える。」
- 未分類 × 進撃の巨人
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- 1 : 2017/07/25(火) 21:14:59 :
- ※・このssは初心者の作者が書くものです。
・文章力が低く、ミスも多々あります。
それについてアドバイスをいただけると嬉しいです。
それでもいいという心の広いお方はお読みください。
-
- 2 : 2017/07/25(火) 21:26:51 :
- ーーーーー
844年
ミカサ「イェーガー先生」
ミカサ「私はここからどこに帰ればいいの?」
ミカサ「寒い・・・」
ミカサ「私にはもう、帰る場所がない」
グリシャ「ミカサ・・・」
シュルシュルシュル
ミカサ「!!」
エレン「やるよ、これ」
エレン「あったかいだろ?」
ミカサ「・・・あったかい」
グリシャ「ミカサ、今の君には十分な休息が必要だ」
グリシャ「どうだろうか、私たちと一緒に暮らすというのは?」
ミカサ「え・・・?」
エレン「なにボーッとしてんだよ」
エレン「早く帰ろうぜ、俺たちの家に」
ミカサ「!」
ミカサ「うん・・・帰る・・・」グスッ
-
- 3 : 2017/07/25(火) 21:43:31 :
- 私はこの時エレンに救われた。
ーーー
845年 シガンシナ区に超大型巨人が襲撃
カルラ「エレン!ミカサを連れて逃げなさい!」
エレン「俺だって逃げたいよ!だから、早く出て来てくれよ!」
カルラ「ミカサ!」
ミカサ「やだ・・・いやだ・・・」
パシュッスタッ
カルラ「ハンネスさん!」
ハンネス「おうカルラ、助けに来たぜ。」
カルラ「私はいいから、あの子達と逃げて!」
ハンネス「見くびってもらっちゃ困るぜ」
ハンネス「俺は、あそこの巨人をぶっ殺して、
三人とも助ける!」ダッ
カルラ「ハンネスさん!お願い!」
ハンネス(俺は俺の恩返しをする!)
巨人「」ニタアア
ハンネス「っ!」ダッガシッ
エレン「何だよ、下ろせよ!ハンネスさん!」
エレン「まだ・・・母さんが・・・」
ミカサ「っ・・・」
巨人「」屋根を持ち上げカルラを掴む
エレン「やめろおおおおお!」
巨人「」パキッ
エレン「」
ミカサ「」
ハンネス(すまん、エレン、ミカサ)
私はまた家族を失った
-
- 4 : 2017/07/25(火) 21:56:52 :
- 846年
今度は、エレンもいなくなった。
朝起きた時にはもういなかった。
アルミンと森の中や畑の近くを探しまわったが
エレンの姿は見当たらなかった。
アルミン「憲兵に届けでた方がいい」
アルミンはいったい何を言っているんだろう?
憲兵に言ってもただの迷子か子どもの遊びといって
気にも留めないだろう。
仮に探してくれたとしても大した人員は割かないだろう。
アルミン「それしか、方法は考えられない。」
私たちは森の中で考え続ける。
こうしている間にもエレンが・・・
???「なにしてんだ、こんなところで?」
アルミン「ハンネスさん!」
ハンネス「おお、元気そうで何よりだ。』
アルミン「大変なんです!エレンが!」
ハンネス「!」
ハンネス「エレンに・・・なにかあったのか?」
アルミンはハンネスさんに説明している。
全く無駄のない話し方だ、私には真似できない。
ハンネス「分かった!すぐに駐屯兵団の知り合いに頼んで、
一緒に探してみる」
アルミン「ありがとうございます!」
ハンネス「吉報を待ってな、仕事頑張れよ!」
エレンはその五日後に見つかった。
-
- 5 : 2017/07/25(火) 22:22:55 :
- エレンが帰って来た。
アルミン「どこに行ってたんだよ、心配したんだよ」
エレン「あ、ああ。」
エレンは混乱している、休ませた方がいい。
ミカサ「エレン、今日の畑仕事はいいから」
ミカサ「ゆっくり休んで。」
エレン「ん?あ、ああ。」
いつもならこんなに素直に言う事聞かないのに。
アルミン「ただいま、エレン。」
ミカサ「ただいま、エレン。」
室内が暗い。
寝ているのだろうか?
ベッドに向かう。
ミカサ「起きて、そろそろご飯。」
エレン「ミカサ・・・」
エレン「俺は・・・」
エレン「どうなっちまったんだ・・・」
エレン「耳が聞こえない。」
エレン「においが分からない。」
エレン「今日の朝食の味も分からない。」
エレン「今お前に握られている手の感覚も分からない。」
アルミン「きっとまだ疲れが取れていないんだよ。
きっと気のせいさ。さあご飯にしよう。」
エレン「違う!」
エレン「ハンネスさんに見つけてもらってからだ。」
エレン「それからずっと分からない。」
ミカサ「でも今日の朝は会話できていた。」
エレン「・・・んだ」ボソッ
ミカサ「エレン、もう少し大きい声で言ってくれないと
分からない。」
エレン「俺には・・・『視える』んだ。」
初めてだ。エレンが何を言っているのか理解できないのは
-
- 6 : 2017/07/26(水) 11:17:59 :
- 期待ですね♪
-
- 7 : 2017/07/26(水) 19:59:56 :
- アルミン「『視える』って?」
エレン「今、お前らが喋ってる言葉がだよ。」
エレン「耳は聞こえていない。」
エレン「目に視えている。」
アルミン「そんなの・・・信じられないよ。」
エレン「アルミン、お前靴下が片方無いって言ってたよな。」
アルミン「うん、エレンと森に行った時に
裸足で木登りしてたら無くなったんだよね。」
エレン「これだろ?」スッ
アルミン「!」
アルミン「どうして・・・」
エレン「俺には視えた。」
エレン「アルミンの匂いが。」
エレン「それを辿っていったら」
エレン「葉っぱの中に埋もれてた。」
ミカサ「本当なの?」
エレン「はぁ?何言ってんだよ?」
ミカサ「今ならまだ、エレンがいたずらで隠したと言っても
許せる。」
ミカサ「いいえ、そうであってほしい。」
ミカサ「お願いエレン、嘘だと言って・・・」
エレン「・・・すまんミカサ。」
エレン「これは嘘じゃない。」
エレン「現実なんだ。」
アルミン「どうしてそうなったか、エレンは分かる?」
エレン「・・・すまん。俺もハンネスさんに見つけられて
からしか記憶が無い。」
アルミン「うん、思い出したら教えてね。」
アルミン「正直かなり驚いたけど」
アルミン「エレンは、エレンだから。」
エレン「ありがとな、アルミン。」
家族が遠いところに行ってしまった気がする。
-
- 8 : 2017/07/29(土) 22:11:30 :
- エレン「ちょっと、森を探検してくる。」
アルミン「待って、一人じゃ危ないよ。この作業が終わるまで
待っててよ。」
エレン「大丈夫、大丈夫。すぐ戻ってくるからよ!」ダッ
アルミン「待ってよ!エレーン!」
エレン(悪いな、アルミン、ミカサ。俺にはやらなきゃいけねえ ことが・・・)
その日、エレンはまた姿を消した
今度は見つからないだろう。
アルミンは言った。
事実ハンネスさん達が森の中を隈無く捜したが
見つからなかった。
2年後
ーーーーーーー
キース「貴様は何者だ!」
アルミン「シガンシナ区出身アルミン・アルレルトです!」
キース「そうか、バカみてぇな名前だな!誰が名付けた!」
アルミン「祖父がつけてくれました!」
キース「そうか、貴様は何しにここへ来た!」
アルミン「人類の勝利の役に立つためです!」
キース「そうか!貴様には巨人の餌にでもなってもらおう!」
キース「おい貴様!貴様は一体何者だ!」
エレン「シガンシナ区出身エレン・イェーガーです!」
アルミカ(エレン!)
キース「そうか、貴様は何しにここに来た!」
エレン「・・・奴らへの復讐のためです。」
キース(何だこの目は、全てを見透かされるような
気味が悪い目つきだな)
キース「そうか、修練に励め。」
エレン「はっ!」
キース「次は貴様だ、貴様は一体何しに・・・
-
- 9 : 2017/08/02(水) 22:35:50 :
- 食堂
ーーーーー
ミカサ「エレン!」
エレン「?」
ミカサ「エレン、私。」
エレン「ああ、ミカサか。久しぶりだな。」
ミカサ「どこに行ってたの?私達心配してたのよ。」
エレン「気にすんなって、ちゃんとまた会えたんだから。」
ミカサ「そうだけど、「それ本当か!」
アルミン「だから見たって。」
モブ1「超大型巨人を?」
モブ2「どれくらいでかかったんだ?」
アルミン「壁から顔を出すぐらいだよ。」
モブ1「鎧の巨人は?」
アルミン「遠くだったから、よく分からない。」
モブ2「じゃあ、普通の巨人は?」
アルミン「ウプッ・・・」
「そのへんにしといてやれよ。」
アルミン「エレン。」
エレン「普通の巨人なんて調査兵団に入れば
いくらでも拝めるぞ。」
「そいつはとんだ死に急ぎ野郎だな。」
エレン「誰だよ。」
「ジャン・キルシュタインだ。」
エレン「なるほど、ジャン。お前は憲兵団志望か?」
ジャン「当たり前だろ、安全で快適な内地で暮らすんだよ。」
エレン「ここも、5年前は内地だったけどな。」
ジャン「おれはな、正直者なんだよ。」
ジャン「ビビってるくせに、強がってる奴よりは
ましだと思うがな。」
エレン「お前にはそう見えるのか。」
ジャン「ああ。」
エレン「お前は状況判断力に優れていそうだな。」
ジャン「あ?」
エレン「お前は弱いからな、それに臆病でもある。
指揮官の素質は十分あると思うぞ。」
ジャン「さっきから何言ってやがる?
憲兵団に行けばそんなのどうでもいいんだよ。」
エレン「無理だな。」
ジャン「は?」
エレン「お前は憲兵団に行かないよ。」
エレン「お前は状況判断力に優れている、だから自分がどの兵団に行けば真価が発揮されるかが分かる。」
エレン「今はまだそれに気づいてないだけだ。」
ジャン「さっきからお前何様だよ。」
エレン「?」
ジャン「人が決めたことにケチつけてんじゃねぇよ。」
エレン「俺の聞き間違いじゃなければ、
俺が調査兵団に入るって言ったとき否定した奴が
いたような気がするが・・・」
エレン「誰だったかな〜?」
ジャン「ってめぇ!」ガタッ
カンカンカン
アルミン「そろそろ戻らないと、もうやめときなよ。」
エレン「アルミンも言ってる事だし、手打ちにしようぜ。」
ジャン「ちっ!やな奴だぜ」
パシッ
エレン「じゃあ、行くかアルミン。」
アルミン「戻ろっか。」
-
- 10 : 2017/08/12(土) 17:42:29 :
- ジャン「チッあの野郎。ふざけやがって。」
ジャン(だが、やつの言っている事は正しい気もする。)
ジャン(いやいや考えるのはやめだ!俺は憲兵団に!)
エレン「ミカサ、何やってんだ?」
ミカサ「エレンを待ってた。」
エレン「なんでだよ、早く宿舎に行けって。」
アルミン「そんな事言わなくても。」
ミカサ「エレンが心配だから・・・」
エレン「ああ、先刻言おうと思ったんだけど。」
エレン「その長い髪切った方がいいんじゃね?」
ミカサ「分かった、切ろう。」
ジャン(何だと・・・!)
ジャン(あの綺麗でしなやかな黒髪を切れだと・・・!)
コニー「ふーん、ふふふーん♪」
ズリッ
コニー「ってめえ!今何拭いたんだよ!」
ジャン「人との信頼だ。」
コニー「?」
翌日
ーーーーーーーーーーーーー
キース「今日は貴様らの適正を見る!
これができん奴は囮にも使えん、始め!」
アルミン(なるほど、これが立体軌道の姿勢制御の訓練か
これって確か出来なければ即開拓地だったな。)
ミカサ「」ピタッ
ジャン(なかなかいけるもんだな)ギシッピタ
コニー(ひま)ピタッ
キース「どうしたイェーガー、さっさと始めろ。」
トーマス「エレン、教官も言ってる事だし早くやろうよ。」
エレン「」ジッ ベルトを見つめる
エレン「教官。」
キース「なんだ。」
エレン「他の人とはこのベルトの金具が違うようです。
もうすこし他の人達は固く見えますが?」
キース(何故分かった、この場所は整備項目にも
書いていないはず)
エレン「教官」ジッ
キース「(何だこの目は。)何だ?」
エレン「ベルトの交換を。」
キース「・・・ワーグナー、交換してやれ。」
トーマス「はっ」
エレン「」ピタッ
モブA「あいつ、何で分かるんだ。」
モブB「すげえな。」
アルミン(僕もやるぞ!)グラグラピタ
キース「よし、今日の訓練は終了だ!今日出来なかったものは
明日再試験を行う!解散!」
一同「はっ!」
キース(グリシャ、お前の息子は一体・・・)
-
- 11 : 2017/08/13(日) 09:28:28 :
- 小さいカナ文字が打てるようになったので
効果音などはそれに変更します。
-
- 12 : 2017/08/13(日) 09:58:43 :
- アルミン「エレン、どうして装置の故障が分かったの?」
エレン「視たからな。」
アルミン「・・・まだ五感は戻ってないんだね。」
エレン「ああ。」
アルミン「前は言いそびれたけど」
アルミン「2年間どこにいたの?」
エレン「・・・」
アルミン「親友の僕にも言えないの?」
エレン「・・・ああ、すまん。言えない。」
ミカサ「私にも?」ズィ
アルミン「うわ、びっくりした。」
エレン「言えないな。」
ミカサ「家族なのに?」
エレン「家族でもだ。」
ミカサ「そう」シュン
エレン「」ポン ミカサの頭の上に手をのせる
ミカサ「!」
エレン「いつか、話すから。今はまだ・・・頼む。」
ミカサ「・・・うん。分かった。」コク
エレン「アルミンもな。」
アルミン「分かったよ。」
エレン「よし、さっさと飯食って寝て明日の訓練に備えるぞ。」
アルミン「うん。」
ミカサ「」コク
「ベルトルト、アニ、今夜倉庫裏に来てくれ」
ベル・アニ「」コク
-
- 13 : 2017/08/13(日) 12:59:38 :
- http://www.ssnote.net/archives/55171
新しいの作りました!
安価系です。よろしくお願いします!
-
- 14 : 2017/08/13(日) 19:26:36 :
- アニ「何だいライナー?集合かけるには早いんじゃないかい?」
ベルトルト「そうだよ、怪しまれるかもしれないよ。」
ライナー「お前ら、エレンってやつをどう思う?」
アニ「あのベルトの故障を見ただけで分かったって奴かい?」
ライナー「そうだ。」
アニ「別に、ちょっと観察力が優れてるだけでしょ。」
ベルトルト「僕もアニと同じ意見だよ。そんな事を聞くために集めたのかい?」
ライナー「なあ、本当にそう思うのか?」
アニ「嘘を言っても仕方ないだろ、あんたは違うのかい?」
ライナー「お前、訓練兵団の入団式の夜にエレンとジャンが何か言い合ってただろ。あの内容知ってるか?」
ベルトルト「たしかエレンがジャンにお前は憲兵団に行かないとか言ってたやつ?」
ライナー「それもだが、その後のだ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エレン『お前は状況判断力に優れていそうだな。』
エレン『お前は弱いし、臆病だ。指揮官の才能は素質は十分あると思うぞ。』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アニ「それがどうかしたのかい?」
ライナー「考えてもみろ。普通初対面の奴の事がそこまで分かるか?」
ベルトルト「でも会話の節々からそういうのが分かるってだけじゃない?ほら、観察力に優れてるから。」
ライナー「憲兵団には行かないってのは?」
アニ「只の勘でしょ。」
ベルトルト「ライナーは神経質になってるんだよ。大丈夫。
ばれるはずがないよ!」
ライナー「そ、そうだよな!まさか同期が巨人でした!なんて考えれる訳ねえよな!そうだ、試験で疲れてるんだ!だから
こんなに神経質に。」
アニ「そうだろうね、もう消灯時間を1時間も過ぎてる。もう戻らないと。」
ベルトルト「もう、宿舎に戻ろうよ。早く寝て明日の訓練に備えよう。」
ライナー「おう、じゃあ何か気づいた事があったら言ってくれ」
アニ「分かったよ、じゃあね。」スタスタ
ベルトルト「おやすみ。」スタスタ
ライナー「じゃあな。」スタスタ
物陰
「奴らがそうなのか?いや、でもまだ確証は得れないな。
もう少し探ってみるかそう全ては・・・」
あいつらを守るために
ズキッ
「ぐっ!」
「そろそろかな?」ニヤ
-
- 17 : 2017/08/17(木) 11:08:45 :
- 上の「そろそろかな?」ニヤは消し忘れです。すいません。
-
- 18 : 2017/08/17(木) 17:25:00 :
- 対人格闘
ライナー「エレン、一緒にしないか?」
エレン「いいぞ。」
ライナー「どっちがならず者をやる?」
エレン「どっちでもいいぞ。」
ライナー「そうか、じゃあ俺がならず者をやろう。」
エレン「分かった(本当にならず者じゃなきゃいいが。)」
ライナー「行くぞ、エレン!(ここで実力を見てみるか。)」シュッ
エレン「」スッ
ライナー「ふっ!」シュッ
エレン「」スッ
ライナー「ふん!」シュシュシュシュ
エレン「」スッスッパシッスッ
ライナー「エレン、躱したり止めたりするだけじゃなくて、攻撃もしていいんだぞ!」シュッ
エレン「分かった。」ブンバキックルクルパシッ
ライナー「木刀が・・・。」
エレン「これでいいか?」
ライナー「(くそっ!)まだだ!相手を倒すまでが訓練だ!」ダッ
エレン「」
ライナー「うおお!(俺の本気の速度だ、これは止められまい)」
ブオン
エレン「」パシッ
ライナー「な!?」
エレン「ライナー。」
エレン「いくら速くてもな、向かってくる場所が分かれば止めるなんて容易いんだぜ。」ギギッ
ライナー「エレン、折れる!折れる!」
エレン「あ、すまん。」スッ
ライナー「ったく。(これはアニといい勝負か?いや、それ以上か?)」
エレン「大丈夫か?医務室行くか?」
ライナー「いや、大丈夫だ。ところで、あいつが見えるか?」
エレン「アニか、どうかしたのか?」
ライナー「あいつ、教官にばれねえようにさぼってやがる。
そこで、どうだエレン?」
エレン「?」
ライナー「兵士としての責任ってやつを教えてやろうじゃねぇか。おいアニ。」
アニ「」
ライナー「訓練中にサボリとはいい度胸だな。教官の頭突きでその身長をさらに縮められたくなかったら、真面目に訓練するんだな。」
アニ(めんどくさ、これが兵士としての責任ってやつかい。おや、あいつは)
エレン「・・・」
アニ「いいよ、あんたが相手してくれんのかい?」
ライナー「い、いや俺じゃなくてあいつがやる。(お前の格闘技の強さは嫌というほど知ってるよ)」スッ
エレン「俺?」
アニ「分かった。ライナー、あいつに木刀を渡しな。」
ライナー「おう、ほらよエレン。」ヒュッ
エレン「俺がならず者か、まあいいけど。」パシッ
アニ「」スッ←構える
エレン「じゃあ、行くぞ。」ダッ
-
- 19 : 2017/08/17(木) 17:43:14 :
- 期待なう
-
- 22 : 2017/08/24(木) 19:41:08 :
- エレン「」シュ
アニ「」ガシッブン
ライナー(そり投げ!)
エレン「くそっ!」バッ
アニ「回転して跳んで躱したか。」
エレン「ふっ」ブン
アニ「」スッシュ
エレン「ぐっ!(速い、反応できねえ。)」ザザ
ライナー(どうだ、エレン。アニは対人格闘では右に出る者はいないんだぜ)
アニ「もう終わりでいいかい?」
エレン「木刀を取るまでが訓練だぜ。」ニィ
アニ「分かった。木刀を取ればいいんだね。」スッ←構える
エレン「行くぞ!」ブン
アニ「(右ハイか。掴んで左足を払って関節技を決めれば)」
ライナー(アニ、ここで決めろ!)
アニ(このまま、払う。)ガシ
エレン「かかったな。」グルブチブチバキッ
アニ「ぐっ!」ザザザ
ライナー(右足を無理矢理回転させ右足で蹴っただと!?)
アニ「あんた、随分痛々しいね。」
エレン「ああ、足?全然痛くないけど?」
エレン「痛みなんて感じないから。」
アニ「そうかい、じゃあ遠慮はいらない、ね!」シュン
エレン「」パシ
アニ「くっ!」ブン
エレン「」スッ
アニ(さっきまで当たってたのに!)
エレン「何か、慣れちまったわ、お前のスピード。」
アニ「くそっ!」シュン
エレン「」ガシッ
エレン「さっきお前がやろうとしてたのはこんな感じかな?」
ガッ←左足を刈る
アニ「!」ドサッ
エレン「これで俺の勝ちかな?」←ボクトウヲノドニアテル
アニ「・・・負けたよ。」
ライナー「(まさか、アニが負けるとは。)おい、エレン!医務室にすぐ行った方がいい、折れてるかもしれんぞ!」
エレン「まあ、大丈夫だろ。片足だけなら。」
ライナー「俺がおぶってくから掴まれ。」
エレン「わりぃな。」
ライナー「アニも来るか?」
アニ「行かないよ、めんどくさい。」
ライナー「そうか、あとでな。」タタタ
アニ(あいつ、やっぱり危険かもしれない。)
-
- 23 : 2017/08/28(月) 22:26:33 :
- 教官室
キース「して、イェーガー。その怪我はブラウン訓練兵の報告によれば、レオンハート訓練兵との訓練中に負ったものだな?」
エレン「はい。」
キース「しかし、ブラウン訓練兵によればその怪我はレオンハート訓練兵が負わせたものではないと聞いている。」
エレン「その通りです。」
キース「何故あのような真似をした?」
エレン「教官、これから話す内容は他の訓練兵には秘密にしてください。」
キース「いいだろう、言ってみろ。」
エレン「私には5感の内、視覚以外の感覚がありません。」
キース「産まれつきか?」
エレン「いえ、違います。」
キース「なるほど、5感がないから痛みが全く感じられないと、
そういうことだな?」
エレン「はい。」
キース「だがイェーガー。痛みは感じられなくともダメージは蓄積されている。それは肝に銘じておけ。」
エレン「分かりました。」
キース「イェーガー訓練兵、今日より3ヶ月の営巣行きを命ずる。ただの休養ではとやかく言う連中も多いのでな。」
エレン「了解しました。」バッ
キース「では、すぐに荷物をまとめるように。」
エレン「失礼します。」ギィバタン
キース「・・・」
キース(イェーガーよ、視覚以外がなくなるとは・・・お前は一体どんな経験をしたんだ?)
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