現場から約15分、進之介達が向かった場所は、その後の運命を大きく左右する。
平和か、あるいは・・・・

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進之介達はパトカーで移動をしていた。
「あの、泊さん」
「ん?」
「何処に向かっているんですか?」
「行けばわかるよ」
「そうですか、その言い方腹立ちますね」「え・・・」
「冗談ですよ」
「全然冗談に聞こえないんだけど!?」
「そうですか?」
「あぁ、マジでびびった」
そんな事件直後とは思えない会話が、目的到着と共に終わった。
「此処って・・・」
「あぁ、『鳴海探偵事務所』だ」
「『鳴海探偵事務所』?」
「あれ、知らなかったっけ?」
「はい、えっ、ちょっと!泊さん!」
進之介は霧子を無視し、探偵事務所のドアを叩いた。