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マクロスΔ メッサーの補填

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  1. 1 : : 2017/03/09(木) 02:54:06
    他のssでよくあるメッサー生存ルートを外れてみようと思いました。かなりの長期戦になると思います。のほほんと更新していきます。
    キャラ崩壊するかもしれません。ご了承下さい。
  2. 2 : : 2017/03/10(金) 00:48:54
    アラド「Δ小隊の戦力は37%低下した。早急に補充をしなければならない。おそらく、α小隊やβ小隊からになるだろう。」

    ハヤテ「補填って…メッサーの代わり…」

    アラド「不満そうだな。それをお前が37%をカバーできるというのか?お前、ビビってるな。ウィンダミアは待ってくれん。」

    ハヤテ「わかってるさ……」
    と言ってハヤテは出ていった。

    ミラージュ「別にα小隊やβ小隊じゃなくても、あいつがいると思います。」

    アラド「あいつなら、確かにメッサーの代わりになるかもしれんな」

    『あいつ』とは、惑星ヴォルドールで出会った不思議な少年のことである。
  3. 3 : : 2017/03/13(月) 00:27:41
    時は少し遡る。

    惑星ヴォルドールへの潜入時にΔ小隊は不思議な少年に出会っていた。

    その少年の名前は『レイ・シャリテ・グランザ』(以下レイ)。彼は自作の人工衛星で衛星軌道上を監視していた。それゆえレイナのハッキングの手から逃れ、Δ小隊の行方を探る事ができたという。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    レイの両親は戦闘機を造る小さな会社を営んでいた。必然的にレイも機械いじりが大好きだった。しかしその平穏は長く続かなかった。

    ライバル会社の陰謀でレイの両親は指名手配され、捕まってしまったのだ。両親の会社は小さいが、質は良く、他社から妬まれていたのだろう。

    レイはその頃12才であった。まず彼はユニークな戦闘機用の武器を開発、そして国へ売りに行った。その結果、国から補助金がおり、生活していった。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    そして現在19歳になりΔ小隊と出会うことになる。

    ヴォルドールはウィンダミアに降伏していたため、軍事産業は出来なくなっていた。レイはウィンダミアへの反撃の糸口を探っていた時に自身の衛星からの信号をキャッチした。するとその戦闘機はみるみる自分の方に近づいて来た。

    奇跡的にもレイにケガはなかったが、四方を囲まれる形で着陸され、すぐさまΔ小隊に拳銃を向けられる。だが、アラドだけは違った。見知らぬ少年の首にいきなり手をまわし、話し始めた。

    アラド「おう、俺はケイオスラグナ支部Δ小隊隊長のアラド・メルダースだ。お前は何者だ?」

    レイ「レイ・シャリテ・グランザ、19歳。自分の軍事会社を営んでる。Δ小隊ってことはウィンダミアの偵察っていったところかな?なら俺も動向させてくれないか?必ず役に立つから。」と気さくに話す。

    アラド「そうだな、もう俺らの存在知ってしまったなら連れていった方が色んな意味で安全だろう。」

    俺は地球人のため猫耳を持たなかったために、変装させられる。これがなかなか地獄で、女性陣にノリノリで化粧をされる。(ワルキューレだ!)などと言う暇はなかった。レイは改めて女の怖さを知ることになる。
  4. 4 : : 2017/03/13(月) 12:39:15
    あの時はレイナのハッキングのおかげで施設への潜入は容易だったが、途中の戦闘でメッサーが腕と足に銃弾を喰らった。

    そしてそのままメッサーは白騎士とドッグファイトになるが、すぐに撃墜されてしまった。脱出は不可能かと思われた時に、シルバーの機体が白騎士と戦った。もちろん操縦士はレイで彼のおかげでΔ小隊は惑星ヴォルドールから脱出できた。

    そんな白騎士と渡り合えた人がΔ小隊に入るなら、戦力はメッサーがいた頃とあまり変わらなくなるだろう。

    Δ小隊はレイを勧誘するために、再びヴォルドールへ向かった。
  5. 5 : : 2017/03/14(火) 09:06:10
    一度潜入されたこともあって、警備は強固になっていた。レイナのハッキングがいつもより手間取っている。しかし、「うー、あー、」とレイナは言っている割には攻略は早かった。

    そして再びヴォルドールにたどり着くΔ小隊。森林に着陸したが、その5分後にはお目当ての彼がやって来た。

    レイ「また来たの?今度は何の用?」

    アラド「単刀直入に言おう。レイ、Δ小隊に入ってくれないか?」

    アラドがこんな頭の下げかたをするのは珍しいとミラージュは思った。これにレイはどう応えるのだろうか。

    レイ「別にいいけど。」

    応えが軽すぎるのを言ったら負けだ。ともあれとても強力な仲間ができたのはとてもいいことだ。ただ、彼もずっと1人だったので団体行動には手を焼くことになるだろう。

    一応、ここはウィンダミアの占領下なので素早く脱出する。ここで驚いたのはレイはウィンダミアの警備態勢を裏から掌握済みだったことだろう。ラッキーであったことにかわりはないのでよしとする。
  6. 6 : : 2017/03/17(金) 00:12:56
    ラグナに帰るとレイはすぐにメディカルチェックを受けることになった。結果が出るまでは待機と命令され、レイは泊まる所を探そうとするが、アラドが呼び止めて鍵を投げてきた。

    アラド「寮の鍵だ。だが、お前に謝らないといけないことがある。」

    レイ「何でしょうか?」

    アラド「実は、…その鍵…女子寮のなんだ。寮の申請の時に、名前だけしか言わなかったからお前を女子だと担当が勘違いしちまったんだ。」

    レイ「…隊長?…狙ってしたんではないですよね(怒)」

    アラド「違う!本当にすまない。俺の隊とワルキューレには事情を言ってあるからあとはそいつらに聞け。」
    と言って彼は逃げていった。

    艦長に挨拶を済ませてエリシオンを後にするとミラージュ、カナメの二人が待っていた。ここでの顔見知りの女性には変装の一件もあり、少しトラウマがあるのが正直な所だが割りきる。
    これからはこんな些細なことを気にしていると身が持たないことをレイは感じ取っていた。

    二人には寮の規則や行き方などを教えてもらった。そういえばあの隊長は寮の場所すら教えなかった。あれで隊長が務まっているのが不思議でたまらない。

    そしてついに着いてしまった。秘密の花園(地獄の入口)、女子寮に。

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ニシン

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