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拝啓 死ぬ間際の己へ
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- 1 : 2016/10/22(土) 17:00:57 :
- 拝啓
死ぬ間際の己へ
おそらくこれを読んでいるということは、俺はもうすぐ死ぬのだろう。
今、傍らに「あの人」がいるだろうか。「あの人」が分からないのならば、「あの人」に対する未練はもう無いということだろう。
もし「あの人」が傍らにいず、でもまだ「あの人」の事を覚えていても、それでもいい。
人には、人それぞれの愛がある。
今の俺の愛は、ひたすらその人のことを想うが、干渉せず、見守るというものだ。
その思いは変わっていてもいい。
こうして今俺が未来の俺に手紙を書いているのは、俺の哲学を記録するためである。
おそらく俺が中学校を卒業するまでには書き終えているだろう。
人生15年の哲学とは、そんなものである。
先に書いた俺の愛に対する基準もまた、哲学である。
俺の座右の銘をまだ覚えているだろうか。
要約すれば、勝つも負けるも、最後には運。と今の俺は思っている。
その思いは変わっているだろうか。
今日の分の哲学についてはここで筆を置く。
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