この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
+短編集
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- 1 : 2016/10/03(月) 12:26:33 :
- ふと思い付いたネタを書き留めていきます。
▽気まぐれ投稿、更新です。
▽小説投稿は初めてなので拙い部分が多々あるかと思います。
▽オリジナルキャラクターが出てきたり出てこなかったりします。
以上のことを踏まえて、
「しょうがねえから暇潰しに見てやるよ」
と言う心の広い方はどうぞ、暇潰しにお使いください。
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- 2 : 2016/10/03(月) 12:29:45 :
- 期待期待期待期待期待期待期待期待です!!
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- 3 : 2016/10/03(月) 12:33:12 :
- >>2
有り難うございます(n‘∀‘)η
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- 4 : 2016/10/03(月) 19:06:53 :
- 【独り】
真白い部屋の中で、一人、膝を抱えて座り込んでいた。外は雨が降っているらしく、時折水が窓を叩いた。
カチリ、と針のない時計が音を立てた。
その音に、ゆっくりと意識を浮上させて目を開いた。緩く瞬きをして、部屋のなかを見渡してみたけれど、求めていた影は見つからない。
体を起こして、机の上へと目を向ければ、二つ揃えたカップが静かに鎮座している。
カチリと、また、音がなった。
雨音は何故か届かない耳には、その時計の音だけが鮮明に、私の中の静寂を壊していく。
思わず耳を塞ぎたくなった気持ちを堪えて、片方のカップの縁を、指先でするりとなぞった。
目を閉じることで、何も感じないふりをすることで、おさえていた感情が一気に溢れ出して、静かに私の頬を濡らした。
部屋のなかに響くのは、針のない時計が進む音と、小さな雨音と、
私の、小さな嗚咽。
(貴方がいない日々には、慣れたはずなのに)
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- 5 : 2016/10/03(月) 19:21:10 :
- 良きです……( *´︶`*)
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- 6 : 2016/10/23(日) 19:44:37 :
- 【ごめんね】
放課後。
もう自分達しか居なくなった教室には吹奏楽部の楽器の音と楽しげな笑い声と、哀しげな、君の嗚咽だけが響いた。
ひくりと苦しげにしゃくりを上げる度に跳ねる肩に、どうしようもなく切なくなった。
ぽろぽろと大粒の涙が止めどなく流れ、頬を濡らしていく。
「ずっと、好きだったのに」
うん。
「ずっと、あいつだけ見てきたのに」
うん。
「ずっと、ずっと、頑張ってきたのに」
うん。知ってるよ。
君が彼をずっと見つめてきたこと。
好かれようとして。
誰よりも側に居たくて、誰よりもずっと努力していたこと。
全部知ってる。
どうして、どうしてと繰り返して
苦しげに、哀しそうに泣く君。
そんな君が、僕はどうしようもなく愛しくて
そんな君を、この腕に閉じ込めてしまいたくて
その瞳に、僕だけを映して欲しくて。
けれど、君はきっと、それを望まないだろうから。
小さな僕の裏切りに、ごめんねと心のなかで謝りながら行く宛のないこの想いに、静かに蓋をした。
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- 7 : 2016/10/23(日) 20:21:14 :
- 久々の投稿です。
短編集を始めて早々ネタが思い付かず四苦八苦してました。
良ければアドバイス等よろしくお願いします。
最近、コンビニの肉まんの誘惑に勝てません。
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