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サシャ「次の満月があなたの涙で濡れますように」2

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  1. 1 : : 2016/08/18(木) 07:00:23
    http://www.ssnote.net/archives/48073


    これの続きです
  2. 2 : : 2016/08/18(木) 07:28:56
    期待です!
  3. 3 : : 2016/08/18(木) 07:43:30
    >>2


    ありがとう、初コメだ!
  4. 4 : : 2016/08/18(木) 11:43:22
    期待‼︎
  5. 5 : : 2016/08/18(木) 18:02:35
    ~食堂~


    ガヤガヤ…


    コニー「おー!今日の朝食は肉かー!」キラキラ…


    アルミン「うん、実に6ヶ月!約半年ぶりだね」


    コニー「え…お前よくそんな事覚えてんな…」ゾッ…


    アルミン「たまたまだよ」


    コニー「そ、そうか…って、ん?」チラ…


    ジャン「…」モグモグ…


    コニー「なぁ、アルミン!」


    アルミン「うん、何?」


    コニー「 ジャンの奴見ろよ!さっきから思ってたんだがやけに今日は静かじゃねぇか?」ヒソヒソ…


    ジャン「…」モグモグ…
  6. 6 : : 2016/08/18(木) 18:03:07
    アルミン「あ…本当だ。心なしか少しボーッとしてる気もする」


    アルミン(やっぱり昨日のエレンとの事が関係してるのかな?)


    アルミン(エレンも朝から何かを考えてるように静かだし)チラッ


    エレン「…」モグモグ…


    アルミン(うーん…これを期にミカサの気持ちに気付いて欲しいな…あと、自分自身の気持ちにも)


    アルミン(まぁ、でも今のところはミカサとの関係を修復しなきゃかなわない事だな…)


    アルミン(気まずさからか今日はミカサも女子と一緒に食べてるみたいだし…)


    コニー「おい、お前まで黙りこくってどうしたんだよ?」


    アルミン「あ、ごめんごめん。ちょっと考え事してた」


    コニー「そうか、それはそうとしてよ!」


    アルミン「?」


    コニー「今ならジャンの肉盗ってもバレねぇ気がるするんだけど…どう思う?」ヒヒッ
  7. 7 : : 2016/08/18(木) 18:03:40
    アルミン「!」


    アルミン「ちょ…やめなよ!サシャじゃないんだから」


    コニー「いーや、サシャじゃなくても今日の肉は貴重なはずだぜ?」ニヤ


    アルミン「い、いや…確かにそうだけど…でも!」


    コニー「よーし、じゃあ早速…」ソーッ…


    アルミン「せめて話は聞こうよ!」ガタッ!


    コニー(ふっ…気づいてない、気づいてない…)スーッ…


    アルミン「ねぇ、ちょっと!」


    コニー(あと、もうちょい!)スーッ…


    アルミン「ぼ、僕知らないからね!」


    コニー(よし、届く!)プルプル…


    ジャン「…」ギロ


    コニー「え?」


    ガシッ!!


    コニー「いってえぇぇぇぇ!!!!!小指がぁ!小指がぁ!あり得ない方向曲がってルゥウゥゥ!!!!!」ギャーッ!!!


    ジャン「…アホか、丸聞こえだっつーの…」


    アルミン「ジャン…気付いてたの?」


    ジャン「あぁ」
  8. 8 : : 2016/08/18(木) 18:04:32
    アルミン「今日いつもより静かだけど何かあった?」


    アルミン「昨日も夜、就寝時間ギリギリまで外いたみたいだし…」


    ジャン「…」


    ジャン「別に何もねぇよ」


    ギャーッ!!マジイタイ!!シヌー!!


    アルミン「そ、そう…」
  9. 9 : : 2016/08/18(木) 20:55:43
    アルミン(それより、自業自得とはいえコニーが可愛そうだ…)チラ…


    ジャン「…」モグモグ…


    ウオォォオーーーーッ!!オイ,ジャン!!テメェ,コラァッ!!


    ジャン(はぁ…昨日は勢いだけで決めちまったものの…)←聞いてない


    ジャン(本当に俺がミカサに思いなんて伝えられるのか…?)


    ジャン(だいたいにしてだ…昨日手伝うって言ったサシャの奴は…)チラ…





    サシャ「クリスター!要らないんだったらそのお肉私にくださいよ~!」ハァハァ…


    クリスタ「う、うん!いいよ、サシャ」ハイ


    サシャ「神様ーッ!!」バッ!!


    ユミル「アホか、何やってんだ芋」バッ!!


    ゲシッ!!!


    サシャ「いったぁ!?蹴られたー!」ヒリヒリ


    クリスタ「ユ、ユミル!蹴る事ないでしょ!」


    ユミル「ついでにお前もアホだ。クリスタ。これ以上こいつに食い物わけて…ガイコツにでもなるつもりか?」


    クリスタ「…わ、私は別にこれだけで充分だよ!」


    ユミル「チッ…!お人好しが過ぎんだよ、お前は」ボソッ…


    サシャ「うえ~ん!!痛かったですよクリスタ~!」メソメソ


    クリスタ「よしよし、痛かったねぇ」ダキッ





    ジャン(…まぁ、相変わらずあんなんだし…)


    ジャン(応援するとか言ってたものの正直不安しかねぇ…)ハァ…
  10. 10 : : 2016/08/18(木) 21:59:05
    ジャン(やっぱ俺が自力で…って、ん?)


    サシャ「…」クイクイ…


    マルコ「ジャン、呼んでるみたいだよ?行かなくていいの?」


    ジャン「え?…あぁ、とりあえず行ってくる」ガタッ


    スタスタ…


    ライナー「おいおい…ジャンの奴、女子にお呼ばれなんてモテモテじゃねぇか」ニヤニヤ…


    ベルトルト「別にそういうのじゃないと思うけどなぁ」モグモグ…





    サシャ「おはようございます、ジャン!」


    クリスタ「おはよう」ニコ


    ジャン「よっ、どうかしたか?お前ら」ストッ…
  11. 11 : : 2016/08/18(木) 22:00:47
    クリスタ「うん、実は…」


    サシャ「ジャンのお肉少しわけて欲しくて!」ズイッ


    ユミル「おい芋女」


    ジャン「用件はそれだけか?なら帰るぜ」ガタッ


    サシャ「あー!ちょっと待ってくださいよ!冗談ですってば!相変わらず頭かたいですね!」アタフタ


    ジャン「…」ピタ…


    ジャン「頭かたくて悪かったな」ストッ


    サシャ「ほっ…」


    ジャン「で?用件は何だ?」


    サシャ「はい!ジャンのそのパァンの一部を」モガッ


    ユミル「お前は…いい加減にしろよ?」プルプル…


    サシャ「んー!!ゆみうー!!」モガモガ…


    ジャン「…」


    クリスタ「…えーと、実はね?」


    ユミル「お前がサシャとな~んか面白そうな事初めようとしてるんだってな?」ニヤニヤ


    ジャン「!お前ら何で知ってるんだ!?」


    ユミル「どうもこうも」パッ


    サシャ「!?…ぷはあっ!!…えーと、私が2人にも昨日の事説明したからです!」


    ジャン「!?…おまっ…マジかよ?」


    サシャ「何かいけませんでしたか?」キョトン


    ジャン「い、いや…ダメって訳じゃねぇが…」


    ジャン(あまり多くの奴に助けられると何て言うか…情けねぇんだよな…)
  12. 12 : : 2016/08/18(木) 22:01:48
    クリスタ「ごめんね、ジャン?あまり干渉して欲しくないんだったら私は…」


    ジャン「あ!いやいや、全然構わねぇぜ!」


    クリスタ「よかった!」ニコ



    ジャン「…って、サポートしてもらってるのに態度がでかすぎるな、わりぃ」


    クリスタ「そんな事ないよ」


    ユミル「私は、ただ見てて面白そうだからな」ケケケ…


    ジャン「そうかい…勝手にしろ」


    サシャ「いやー実は私、昨日帰った後に冷静になって考えてみたらえらい面倒事引き受けたなーって思いまして」テヘ


    ジャン「おい、しばくぞコラ」


    サシャ「私1人でも不安だしクリスタとユミルにも協力してもらっちゃえ!って思って…」
  13. 13 : : 2016/08/18(木) 22:03:39
    サシャ「それで2人に頼んだと言うわけです!」


    ジャン「そ、そうか」


    サシャ「ぶっちゃけた所ジャンも私のサポートじゃ不安だったでしょう?」


    ジャン「まぁ…確かにな…」


    サシャ「えー…ちょっとは否定してくださいよ…」ガーン…


    ジャン「いや、否定する理由が無いだろ」キッパリ


    サシャ「ちょっとぉ!私とクリスタとの扱いの差ありすぎませんかぁ!?一応、私だって手伝うんですからねー?」


    ユミル「そりゃまぁ、芋と天使だもんなぁ!仕方ねぇよ!」


    サシャ「むぅ!せめて人間として扱ってくださいよ!」
  14. 14 : : 2016/08/18(木) 22:40:59
    ユミル「だからいつも芋女と呼んでるだろ」


    サシャ「むぅ!そういうのじゃなくて!それじゃあ妖怪みたいじゃないですか!」ムキー!!


    ユミル「おっ!それ、いいな!妖怪、芋女!」ククッ


    サシャ「よ、ようかい!?」ガーン


    クリスタ「ちょっとユミル!女の子に妖怪なんて失礼にも程があるよ!」


    ユミル「あ?構わねぇだろ?こいつの食欲は実際、妖怪並みだしよ」
  15. 15 : : 2016/08/18(木) 22:41:30
    クリスタ「いい加減にしてよ、ユミル~!」


    ユミル「お?なんだ?私に逆らうのか?くらえ、脇腹アターック!」コチョコチョ…


    クリスタ「ひゃっ、ちょ、ちょっと! ユ、ユミ……ルッ! ほんとうに、あっ、やめっ……!やっ…くすぐった…」


    ライナー(エロい…女神が乱れてる…)


    アルミン(あぁ、天使…)


    サシャ「よーし、私も!…いきますよー!」テイッ!


    ヤイノヤイノ


    ジャン「…」ポカーン


    ジャン(いつもの事ながらこいつら仲良いよな…)
  16. 16 : : 2016/08/19(金) 00:07:10
    ジャン(つーか、俺ここにいても何か取り残されてね?)ポツーン


    ジャン「おい、サシャ」


    サシャ「あひゃひゃひゃ…!!ん?どうしたんですか?」


    ジャン「これ以上話がないんなら寮に戻ろうと思ってるんだが…いいか?」


    ユミル「おっと待てよ、そういやまだ一番重要な事話してなかったな」


    ジャン「ん?重要な事だと?」


    ユミル「あぁ」


    ジャン「何だよ?」


    ユミル「ズバリ言うとジャン!お前は今日ミカサと出掛けてもらう!」


    ジャン「はっ…はあっ!?」


    ユミル「おいおい、愛しのミカサと出掛けられるんだぜ?嬉しくねぇのか?」


    ジャン「い、いや…そうじゃねぇだろ!急すぎるって話だ!明日も休暇なんだし別に明日でも…」
  17. 17 : : 2016/08/19(金) 00:08:13
    ユミル「アホか。お前、毎年この時期に天気が安定してないのは分かってるよな?」


    ジャン「そりゃ見りゃ分かる。昨日だって1度も晴れ間が見えなかったからな」


    ユミル「だろ?だが見ろよ、今日のこの天気を」


    ユミル「雲1つ無い快晴だ。今日を逃せば明日は、どしゃ降りかもしれねぇぞ?」


    ジャン「…まぁ、確かにそうだが…ミカサがその誘いを受けるとも限らねぇだろ…」


    クリスタ「あ、その事なら昨日サシャがミカサを誘ってたよ!ね、サシャ?」


    サシャ「はいはーい!」


    ジャン「マジで!?」


    サシャ「大マジですよ!昨日なんとか誘いましたから!」


    クリスタ「少しエレンの事気にしてたみたいだけどね?」


    ジャン「そ、そうか」


    ジャン(くそ…やっぱりエレンかよ…)


    ジャン「でも…まさかミカサと…!こんな日が来ようとは…」


    ユミル「はっは!全ては作戦立案担当のこのユミル様のおかげだな!」


    ジャン「だが、しかし…いきなり2人きりというのも緊張するな」


    ユミル「おい、シカトすんな」
  18. 18 : : 2016/08/19(金) 00:09:32
    サシャ「え?2人きりじゃありませんよ?私もついていきますので」フンス


    ジャン「え…あ、あぁ…そうか…」


    サシャ「何ですか、その『コイツも一緒かよ』みたいな目は」


    ジャン「お前だと不安なんだよ!第一何でクリスタじゃねぇんだよ!」


    サシャ「それは私が行動部隊の隊長だからです!」ドヤッ


    ジャン「何だよそれ?つーか部隊の隊長も何も行動部隊お前1人じゃねぇかよ」


    サシャ「クリスタ隊員もいます!敬礼!」


    クリスタ「はっ!」ビシッ!!


    ジャン「いや、心臓捧げなくてもいいから。しかもまだ2人だからな?」


    ユミル「…と、あと1つだ。このままだと女子2人と男子1人でアンバンランスだからな。暇な男子1人誰かいねぇのか?」


    ジャン「暇な男子…暇な男子か」
  19. 19 : : 2016/08/19(金) 00:11:12
    ジャン(うーん…そういやアイツら休暇の1日目は休むっつってたな…)


    ジャン(…て、ちょっと待った。いたな、1人暇なのが…)


    モヤンモヤンモヤン…


    コニー『明日は俺、街にでようかな!』


    モヤンモヤンモヤン…


    ジャン「うおぉぉ!よりによってアイツかよ!一番、俺の恋路ぶち壊しそうなアイツかよ!」ガバッ!!


    クリスタ「え?なになに?誰かいるの?」


    ジャン「あ、あぁ…一応いるにはいるのだが…コニーだ…」


    ユミル「…それ以外の奴らは?」


    ジャン「全員、兵舎で休んでる…」


    ユミル「…!!…まぁ、仕方ねぇな…コニーで決まりだな…」


    ジャン「何か逆にウェイトになりそうな…」


    サシャ「え~!コニーは意外といいですよ~!」


    ユミル「は…?アイツが?人の恋愛事情に気を遣うとでも…?」


    サシャ「いや、そういうのじゃなくて…」


    3人「?」


    サシャ「唯一、私と同じテンションで馬鹿できる人なので退屈しません」


    ジャン「そりゃ、お前がだろ…」ハァ…
  20. 20 : : 2016/08/19(金) 00:13:35
    コニー「おい、呼んだか?」バッタリ


    サシャ「コニー!」


    コニー「食い終わってから、ここ通ってたら俺の名前が聞こえたからな」


    サシャ「コニー!今日一緒に出掛けませんか?」


    コニー「お、いいぜ!いやぁ~、今日男子の奴ら全員、寮いるみたいでよ、退屈だったから丁度いいぜ」


    サシャ「良かったです!」


    コニー「で?メンツは?」


    サシャ「私とジャンとミカサですよ!」


    コニー「へー!何だか珍しい組み合わせだな!」


    サシャ「いっぱい遊びましょうね~!」


    コニー「おう!なんならちょっと全員分の菓子持ってくか?」


    サシャ「いいですね!」


    キャッキャッ…!!


    ジャン「…」


    ジャン(ふ、不安だ…!!不安でしかねぇ!よりによってこの馬鹿2人組の組み合わせ!何も起こらねぇはずがねぇ!)


    コニー「いやぁ、にしても街に遊びに行くのは久々だぜ!」


    サシャ「街?違いますよ、今日行く所は」


    コニジャン「え?」


    サシャ「今日行くのは…」


    コニジャン「行くのは?」


    サシャ「山です!」
  21. 21 : : 2016/08/19(金) 00:24:12
    今日は、もう寝ます。読んでくれた人、コメントしてくれた人は、ありがとうございます!


    出来れば感想とかもほしいですね。文章力が低いので参考に出来そうであれば参考にしたいです!お願いします!
  22. 22 : : 2016/08/19(金) 09:58:45
    いいゾ~、これ 期待です
  23. 23 : : 2016/08/19(金) 12:05:01
    ~山のふもと~


    サシャ「いやー、本当にいい天気で良かったですね!」ルンルン


    コニー「おい!何で俺が荷物運びなんだよ!」オモイッ!!


    ジャン(うーん…山を歩いてるものの…)チラ…


    ミカサ「…」テクテク…


    ジャン(静かだ!あまりに静かだ!騒いでるのあの馬鹿2人しかいねぇ!)


    ジャン(やっべぇ、どうしよ!緊張し過ぎて何も喋れねぇ!)


    ジャン(そもそもミカサがエレンとアルミン以外の男子に訓練の時以外で話してるのみた事がねぇ!)


    ジャン(こんなんじゃ仲良くなるどころか、ただ山登りハイキングして終わりだ!)


  24. 24 : : 2016/08/19(金) 12:06:09
    ※4人が歩いてる山は訓練所内にある山です


    イメージとしてはアニメ第3話でエレンやライナー達が登った山を少し緩やかにした感じと考えてください…


    画像→http://i2.wp.com/animenb.com/wp-content/uploads/2016/02/2016-02-21_164935.jpg?zoom=5&resize=332%2C222
  25. 25 : : 2016/08/19(金) 12:21:39
    サシャ「ちょっと!ジャン!」ヒソヒソ…


    ジャン「あぁ?んだよ?」ヒソヒソ…


    サシャ「ただ、歩いてるだけじゃ意味ないじゃないですか!ちゃんとミカサと話してくださいよ!」ファイトッ!!


    ジャン「んなこと言われたって、いきなり…」ヒソヒソ…


    サシャ「もー…仕方ないですねー、それじゃ私が…」


    ジャン「は?」


    サシャ「ねぇ、ミカサ!ジャンが何か話があるみたいですよー!」


    ミカサ「…?」
  26. 26 : : 2016/08/19(金) 12:22:20
    ジャン(ちょ…何言ってんだコイツ!まだ何も話すこと決まってねーよ!)


    ミカサ「何?ジャン?」


    ジャン「え…?あ、あぁ!えーと、その…」


    ミカサ「?」


    ジャン「今日は良い天気だな!…ってな!…ハハハハ!」


    ジャン(ばかー!何当たり前の事言ってんだよ俺ー!?)


    ミカサ「…?そうね」


    ジャン(ほら、見ろ!ミカサも頭に?マーク浮かんでるだろぉぉぉ!?)


    サシャ「ちょっと…ジャン?わざわざ話したい事がそれですか?他にもっとなかったんですか!」ヒソヒソ…


    ジャン(うっせえぇ!!元はと言えばお前が無理に話ふっかけたからだろボケエェェ!?)ギリギリ…


    サシャ「?」
  27. 27 : : 2016/08/19(金) 12:30:37
    面白いけど、タイトルと意味がよく分からない!けど、期待!
  28. 28 : : 2016/08/19(金) 12:40:29
    >>27


    タイトルは一応、話ともつなげるつもりです!
  29. 29 : : 2016/08/19(金) 14:16:34
    ミカサ「…」テクテク…


    ジャン(…はっ!今はそんな事より話を切らさないようにしなくては…)


    ジャン「な、なぁミカサ」


    ミカサ「?」


    ジャン「昨日のエレンとの事聞いたぜ」


    ミカサ「そう…」


    ジャン(…その話したとたんに少し暗くなったな…)


    ジャン「まぁ、その…あれだ!お前らにも色々あるとは思うがな」


    ジャン「とりあえず今は、いやな事忘れて楽しくやろうぜ!せっかくの休日だ、元気だせよ!」


    ミカサ「…心遣いありがとう、ジャン」


    ジャン「お、おう!」パアッ


    ミカサ「たまには、こんなのもいいかもしれない」


    ジャン「だろ?」


    ジャン(あぁは言ってるがやっぱり死に急ぎ野郎の事は少なからずとも考えてるんだろうな…)ハァ
  30. 30 : : 2016/08/19(金) 14:17:16
    ミカサ「…!ジャン、頭」スッ…


    ジャン「あ?」


    ヒラヒラ…


    ミカサ「頭の上で蝶が舞っている」


    ジャン「…おお、綺麗だな!」


    ミカサ「…とてもカラフルな色をしている」


    ヒラヒラ…


    ジャン「アゲハだろ。そういやガキの頃、街の外行って昆虫採集とかしてたな」ハハッ…


    ミカサ「虫が好きなの?」


    ジャン「まぁな」


    ミカサ「それは初耳だった」


    ジャン「訓練所に入ってからはガキ臭いとか言われそうだから喋った事はないけどな」


    ミカサ「そんな事ない。私も蝶とか…綺麗な虫だったら好き」


    ジャン「へぇ、意外だな!」


    ミカサ「エレンと会うまではずっと山で暮らしてたから…」


    ミカサ「もう今は帰れないけど…」シュン…


    ジャン「!」
  31. 31 : : 2016/08/19(金) 14:19:19
    ジャン「あ…その、なんか悪いな…」


    ミカサ「?別に気にしていない」


    ジャン「そ、そうか、良かった」


    ミカサ「…」


    ジャン(やべぇ、少し場をくらくしちまった!なんとか空気を変えねぇと!)


    ジャン「…そ、そういや話変わるけどよ!」


    ミカサ「?」


    ジャン「今度の『トロスト区襲撃予想訓練』の時、俺の家に少しだけ来ないか?」ドキドキ…


    ミカサ「なぜ?」


    ジャン「い、いやぁ!べ、別に変な意味じゃないぜ?」


    ミカサ(変な意味?…よく分からない)


    ジャン「その…実は昔、蝶の標本造っててよ!虫が好きなら興味あるんじゃねぇかなって………なんてな…ハハハ…」ドキドキ…


    ジャン(だ、駄目か…?)ドキドキ…


    ミカサ「…私は生き生きと飛んでいる姿が好きだから…その…標本とかには、あまり興味がない…」
  32. 32 : : 2016/08/19(金) 14:20:18
    ジャン「そ、そうか…だよなぁ…」ハハハ…


    ジャン(だよなぁ…そんな上手くいくわけねぇか…)


    ミカサ「せっかくのお誘いを断ってしまって申し訳ない」


    ジャン「いや、別に良いんだぜ?」


    ジャン(そうだ、良く考えりゃ今までこんな話した事は無かったしな…今日の所は寧ろ大収穫だろ)ウンウン…


    ヒラヒラ…


    ジャン「!おい、ミカサ!今度は、お前のところに蝶がいるぜ!」


    ミカサ「綺麗…」


    サシャ「…」ジーッ…


    サシャ(ふふ…上手くいってるみたいですねぇ)ニヤニヤ…


    コニー「おい、どうしたんだよ。アイツら2人の方じっとみながらニヤニヤして。気持ちわりぃ」


    サシャ「むっ、気持ち悪いとは何ですか?気持ち悪いとは」
  33. 33 : : 2016/08/19(金) 15:15:39
    コニー「だってよ、さっきからずっとそうだがミカサとジャンの方、熱心に見つめてよ」


    コニー「そんなに話に交ざりたきゃ交ざってくりゃいいのに」


    サシャ「あ、コニー…その事なんですがね?」ヒソヒソ…


    コニー「何だよ?」


    サシャ「今日私は、あの2人が仲良くなれるように上手くサポートしていくつもりです!」


    コニー「?それは何だ?お友達として仲良しー!って言うあれじゃなくてちょっと色っぽい方の仲良しか?」


    サシャ「はい!色っぽい方の仲良しです!」


    コニー「えー!マジかよー!俺そういうの良く分からんから何も考えねーで遊びたいぜ!」


    サシャ「ダメですよ!今日、ここに来たからには、しっかり手伝ってくださいよ!」


    コニー「ちぇー!仕方ねぇな!」


    サシャ「はい、よろしくお願いしますね!」ニコ


    コニー「なぁ、そんな事より荷物持つの手伝えよー!さっきから俺1人で持ってんだぜ?」


    サシャ「あぁ!そうでしたね、すみません!半分持ちますよ?」ヨイショ


    コニー「サンキュー!あぁ、楽になったー!」フー
  34. 34 : : 2016/08/19(金) 15:49:22
    ~訓練所内の図書館~


    アルミン「…」モクモク…


    ペラッ…


    アルミン(うん、やっぱり休日は本を読むのに限るね)


    アルミン「さて、この本も読み終わったし返しにいこうかな…って、ん?」


    バタン…!


    エレン「あ!アルミン!」


    アルミン「エレン!」


    タッタッ…


    エレン「よう、やっぱりここにいた」
  35. 35 : : 2016/08/19(金) 15:50:11
    アルミン「どうしたの?図書館に来るなんて珍しいね?」


    エレン「いや、実はミカサ探しててよ…お前なら知ってると思って…」


    アルミン「うーん…僕は知らないけど…」


    エレン「そうか…」


    アルミン「…!」


    アルミン「…もしかしたら昨日の事謝りにいくの?」


    エレン「…あぁ」


    アルミン「…うん、やっぱりエレンならそう言ってくれると思った」ニコ


    エレン「…さっきまで色々考えてたんだけどな…」


    エレン「昨日は勢い余ってあんな事言っちまったけど…」


    エレン「ミカサだって過剰かもしれねぇが俺の事を心配してくれてるんだって事は…その…確かだからよ…」


    アルミン「…うん」


    エレン「正直、昨日ジャンに言われた事の意味は良く分からねぇけど…」


    エレン「昨日の事は全面的に俺が悪かった。だから謝りたいと思う」
  36. 36 : : 2016/08/19(金) 15:55:41
    アルミン「そうだね」ニコ


    アルミン(うん…少しずつでもいいから…僕はエレンとミカサが本当の意味で通じあうのを待ってるよ)


    エレン「まぁ、でも…」


    アルミン「肝心のミカサがいないからね…困ったもんだね…」


    アルミン(…今日は、あんな事があった後だから仕方ないけど…僕らがいる所以外でミカサがいそうな場所ってどこだろう?普通に女子寮か?)


    アルミン「ねぇ、図書館くる前に女子寮にミカサがいるかは聞いてきたかい?」


    エレン「そりゃ、行ったよ。けど、ミカサどころか1人もいなかったぜ?」


    アルミン「そ、そうなんだ…」
  37. 37 : : 2016/08/19(金) 15:56:04
    エレン「…!まさかアイツ昨日の事、怒って俺と顔も合わせたくないって事じゃねぇよな?」オロオロ…


    アルミン「まさか!そんな事、あのミカサに限ってあるわけないだろ?落ち着きなよ!」


    エレン「わ、悪い…みっともなかったな…」


    アルミン「ほら、そろそろ昼食の時間だからミカサも食堂に来るはずだよ」

    エレン「あ、確かにそうだな!よし、行こうぜ!」
  38. 38 : : 2016/08/19(金) 17:38:52
    ~食堂~


    ガヤガヤ…


    アルミン「うーん…いないねミカサ…」キョロキョロ…


    エレン「そうだな…」


    アルミン「まだ、来てないだけかもしれない。もし、あまりに遅かったらミカサとそれなりに仲の良い女子の訓練兵に聞こう」


    エレン「あぁ」


    エレン(いつもならミカサがいないなんて事は無かったからな…)


    エレン(これはこれで何か不思議な感覚だな…)


    ~10分後~


    アルミン「ふー、食べ終わった。やっぱり訓練が無いとお腹空かないね」


    エレン「そうだな。じゃあ午後は夕飯のために自主トレでもすっかな…」


    アルミン「うん、僕も付き合うよ」


    エレン「お、本当か?サンキューなアルミン」


    アルミン「いやいや」


    エレン「…」


    アルミン「…」


    エレン「来ねぇな…ミカサ…」


    アルミン「うん…」


    エレン「やっぱりアイツ怒ってるんじゃ…」


    アルミン「だから、そんな訳ないだろ!」
  39. 39 : : 2016/08/19(金) 17:40:42
    クリスタ「2人ともどうしたの?」ヒョコッ


    アルミン「あ…クリスタ!」


    エレン「それとユミルか」


    ユミル「よっ」


    アルミン「突然だけど2人共ミカサと同室だっけ?」


    クリスタ「私達はミカサの部屋の隣だけど…どうかした?」


    エレン「実はその…昨日アイツに悪い事しちまって…」


    エレン「それで謝りたかったんだが…どうにもここら辺にいなくてな…」


    クリスタ「!…ユミルこれって…」ヒソヒソ…


    ユミル「あぁ、昨日話してたやつだな」ヒソヒソ…


    アルミン「2人は、ミカサがどこにいるか分かるかな?」
  40. 40 : : 2016/08/19(金) 17:41:49
    ユミル「ミカサなら今日は出かけてるぜ」


    エレアル「!?」


    アルミン「だ、誰と!?」


    クリスタ「ジャンとサシャとコニー!訓練所内の山に出掛けてるの!」


    アルミン「そ、そうなんだ…」


    アルミン(あのミカサがエレン以外の人と…自分から誘ったって訳じゃないよな…うん、絶対にそれは無いはず)


    ユミル「昼もそこで食ってくから今頃、飯でも食ってんじゃねぇか?」


    エレン「…」


    ユミル「…!」ニヤリ


    ユミル「どうしたエレン?ミカサがジャン達にとられて嫉妬してんのか?」ニヤニヤ…


    エレン「!…別にそんなんじゃねえよ!」


    ユミル「ふーん…そうかい、そうかい…」ニヤニヤ…


    ユミル(コイツ分かりやすいなーwwwまだ気持ちの整理とかは出来てないだろうが…)ククク…
  41. 41 : : 2016/08/19(金) 17:43:25
    エレン「…俺、寮に戻ってる」ガタッ


    アルミン「あ!待ってよエレン!」


    バタン!!


    ユミル「ははっ!こりゃあ面白い事になって来やがった!」


    アルミン「ユミル…もしかして今日、ミカサがジャン達と一緒に行くようにしたのは…」


    ユミル「あぁ、私だよ」


    クリスタ「ごめんね、アルミン!どうしてもジャンにミカサとのチャンスをあげたくて…」


    ユミル「昨日、サシャの奴から色々聞いてな。話せば長くなるが…」


    アルミン(ん?サシャ?何でここでサシャが出てくるんだ?)


    ユミル「まぁ、そんなこんなでジャンとエレンがケンカしたのも知った」


    アルミン「そう…」


    ユミル「…」


    ユミル「お前、ひょっとして怒ってるか?」


    アルミン「なんで?」


    ユミル「いや…お前ってパッと見たところ、いつもエレンとミカサとの間柄に気ぃつかってるみたいだしよ」


    ユミル「今日、ジャンとミカサが一緒にいるのを良く思ってないんじゃないかと思ってな」


    アルミン「ううん、逆だよ」


    ユミル「ほう、そうか」
  42. 42 : : 2016/08/19(金) 17:44:47
    アルミン「うん。今までエレンは、ミカサへの気持ちと…それから自分自身の気持ちが良く分かってなかったみたいだけど」


    アルミン「さっきユミルが言ったように多分エレンもあれは嫉妬してるんだと思う、ジャンに」


    アルミン「きっと初めての感情だから本人も良く分かってないと思うけどね」


    アルミン「でも、それがエレンのミカサに対する好意を認識させる事につながるんだったら僕は寧ろユミル達に感謝したいと思ってるよ」


    ユミル「なるほどねぇ」


    ユミル「まぁ、でもこうやって私らがきっかけを作ってもどうするかは、あの3人次第だ」


    アルミン「うん、そうだね。彼らが自分の気持ちに嘘をつかずに動いた結果なら後悔は無いはずだよ」


    ユミル「あぁ」


    アルミン「よし…じゃあ僕もそろそろもどるね。エレンと一緒に自主トレする約束だから」ガタッ


    クリスタ「じゃあね、アルミン!」


    アルミン「うん」


    ユミル「エレンにペース合わせて体壊すんじゃねぇぞ」


    アルミン「僕だって自分のペースくらい考えるから大丈夫だよ!じゃあね!」


    バタン!!
  43. 43 : : 2016/08/19(金) 17:46:03
    クリスタ「さ、私達もご飯食べよ?」


    ユミル「おう、そうだな。今日は食べさせ合いっこでもするか?ん?」ニヤニヤ…


    クリスタ「もう、ユミルったら変な冗談やめてよ~」ウフフ


    ユミル「なーに言ってんだ?私は、いつも本気だぞ~?」


    クリスタ「もう!」


    食堂にいた訓練兵(和むなぁ…)ホッコリ…


    ユミル「…」


    ユミル(さて…さっきは3人と言ったが…)


    ユミル(事と次第によっちゃ4人になるかもしれねぇな…)


    ユミル(ま、私の見当違いって事もあるがな…)
  44. 44 : : 2016/08/19(金) 21:00:37
    続きを期待して待機‼︎
  45. 45 : : 2016/08/19(金) 21:01:52
    クリスタ「ユミルはやくー!」


    ユミル「おー!よしよし、クリスタ!そんなに私にアーンしてほしいか?」


    クリスタ「だから、そんなんじゃないってばー!」





    ジャン「なぁ、サシャ。山頂にはまだつかないのか?」スタスタ…


    コニー「そうだよ!…わざわざ山頂で飯食う必要ねぇだろ?なぁ、もう飯食おうぜ?」スタスタ…


    サシャ「分かってますよー…私だってお腹空いてるんですから我慢してください!」グー…


    コニー「まぁ、そうだなー…サシャみてぇな食欲の化身でさえ我慢してるのに俺が我慢出来ねぇんじゃ情けないしな…」


    サシャ「誰が食欲の化身ですか!」ムキー!!
  46. 46 : : 2016/08/19(金) 21:04:09
    ミカサ「…!みて」スタスタ…


    サシャ「どうしましたか?」


    ミカサ「湖が見える…」


    タッタッタッ…


    一同「!!」


    サシャ「やった、つきましたよ!」


    4人の眼下には広大な湖が広がっていた


    コニー「おお、やっとだ!すっげー!」キラキラ…


    ジャン「おい、コニー。はしゃぎすぎると落ちちまうぞ?柵がねぇんだから気をつけろ」


    コニー「分かってるよ!」


    ジャン「ふっ…こんなんではしゃいじまって子供だな…な、ミカサ?」チラ…


    ジャン(ちょっとやそっとの事じゃはしゃがない俺のカッコ良さをアピールしてやるぜ!)


    ミカサ「私も…こういうところは好き…何より景色が良い」ウズウズ…


    ジャン「あぁ、俺も実はさっきから興奮しっぱなしでウズウズしてる。いいよな、こういう所」キリッ


    コニー「おいジャン!待てコラ!」


    サシャ「よーし、じゃあ早速ご飯にしましょー!」


    コニー「おー!!」
  47. 47 : : 2016/08/19(金) 21:07:18
    2回目でしつこいかもしれませんがここのイメージです!


    ちなみに前作でジャンとサシャがいたのも、この下の湖という事にしといてください!


    http://i2.wp.com/animenb.com/wp-content/uploads/2016/02/2016-02-21_164935.jpg?zoom=5
  48. 48 : : 2016/08/19(金) 21:09:17
    >>44


    ありがとう!コメントとかが少ない中でたまにこういうコメントもらえると本当に元気でる!
  49. 49 : : 2016/08/19(金) 21:50:57
    サシャ「よし、じゃあまずは荷物の中から材料を出しますね!」


    コニー「おう!」


    ジャン「え…おい、ちょっと待った!材料って、お前…まさか今からつくるつもりか?」


    サシャ「当たり前じゃないですか?だって今日はBBQですよ?最初から用意出来ないでしょ?」


    ジャン「は?BBQだと?お前…肉とかどうすんだよ?」


    サシャ「え?ここにありますが?確か、ここら辺にしまったはず…」ガサゴソ…


    サシャ「ほら!」ジャーン…


    3人「」


    サシャ「あ、もちろん野菜も用意してますよ、ほら!」ジャーン…


    3人「」


    サシャ「あ、あれ…どうしたんですか?3人とも?」キョロキョロ…
  50. 50 : : 2016/08/19(金) 21:51:49
    ジャン「おい、サシャ…1つだけ聞きたい事がある…」


    サシャ「はい、何でしょうか?」


    ミカサ「その肉まさか…」


    ジャン「食料庫から盗ってきたんじゃねぇんだろうなぁ?」ワナワナ…


    サシャ「ギクゥッ!?」


    ミカサ「…ねぇ?どうなの?答えて…サシャ…」ジリジリ…


    サシャ「はわわ…」ガタガタ…


    サシャ「!」


    サシャ「…」スッスッ…!


    ジャンミカ「?」


    サシャ「…」テヘペロ?


    ジャンミカ「…」イラッ…


    スッ…


    サシャ「?」


    グニュッ!


    サシャ「いだだだだだだだ!!!!ふらりおもむごんえおっえあひっあらないでふらはい!!!」←訳(2人とも無言で頬っぺた引っ張らない下さい!!!


    ジャン「…」グッ…!!


    ミカサ「…」グッ…!!


    サシャ「あんめんひてくらはい!!!
    」グニュウッ!!←訳(勘弁してください!!!


    パッ!!


    サシャ「あうぅ!!」ドシャア!!


    コニー「馬鹿って怖ぇ…!!」ゾッ…!!
  51. 51 : : 2016/08/19(金) 21:52:31
    ジャン「馬鹿かテメェは!!本当に救いようのねぇ奴だな!!」ガアッ!!


    サシャ「ヒイィッ!?」


    ミカサ「…この肉は食べないで食料庫にかえすべき…」


    サシャ「えぇ…!そんな事言われたって保存しておくための氷もう溶けちゃいましたよ!ほら!」


    ダラーン…


    コニー「あ、本当だ。水になっててもうメチャクチャぬるい」ピチョピチョ


    ミカサ「…確かにこれだと持ち帰る前に肉が悪くなってしまう…仕方ないけどここで食べるべき」


    サシャ「ですよねぇ、ミカサ!」パアッ…!!


    ジャン「ちっ…仕方ねぇな…食べ物を無駄にするのもな…」


    サシャ「やっほーい!」ピョーン!!


    ジャン「お前は少し反省しろ!」ペシ


    サシャ「あぅ!」ガクン…
  52. 52 : : 2016/08/19(金) 23:18:30
    期待です!
  53. 53 : : 2016/08/19(金) 23:36:08
    コニー「なぁなぁ、そんな事よりはやく準備しよーぜ!」


    ジャン「おう…怒鳴ったら何か腹減っちまった…」


    ミカサ「材料は…肉と野菜…それから…パン?」


    ジャン「おい、サシャ…まさかとは思うが、この野菜とパンは盗ってきたやつじゃねぇだろうなぁ?」ギロ…


    サシャ「ち、違いますよ!今日、お昼に食堂で食べるはずだった物を持ってきただけです!」アセアセ…


    ジャン「嘘じゃないだろうな?」


    サシャ「私は嘘をつきませんよ!」


    ジャン「…」ジーッ…


    サシャ「ほ、本当ですよ!」


    ジャン「…まぁ、それもそうだな」


    サシャ「ホッ…!!」
  54. 54 : : 2016/08/19(金) 23:37:26
    ジャン「そんじゃ準備に取り掛かるか。よーしお前ら、野菜切ってくぞー」


    コニー「おう!任せろ!」スチャッ


    ミカサ「包丁は、どこ?」


    コニー「あぁ、2つ目の荷物ん中に入ってるぜ」


    ミカサ「分かった」コクン


    サシャ「…」


    サシャ「あ…!そうだ!」ピコーン…


    サシャ「皆さん、ちょっと待って下さい!」


    3人「?」


    サシャ「始める前に役割分担しませんか?」


    コニー「役割?普通に4人で野菜切ってけばいいだろ?」


    サシャ「いいえ!それじゃ効率が悪いです」


    サシャ「なので火おこし班と材料を切る班で2人ずつに分けませんか?」


    ジャン(何だ?アイツいきなり仕切り始めたぞ?)


    コニー「おー!お前、頭いいな!」オー!


    ミカサ「サシャの言う通り」ウンウン


    サシャ「えへへ、ありがとうございます!」


    サシャ「それと、今日は風が強いので火おこし班は近くの林の中で作業してください!」チラ!


    ジャン「!」


    ジャン(成る程!でかしたぞサシャ!ミカサと俺が2人になれるようにするためだな?)グッ!


    サシャ「!」


    サシャ(ふっふっふっ…ジャンもあの様子だと気付いたようですね…これで私の汚名も挽回です!)グッ!


    サシャ「よーし、じゃあ班決めですが…」
  55. 55 : : 2016/08/19(金) 23:38:38
    ジャン「よし!じゃあ俺が火おこしするから、ミカサも一緒にどうだ?」ドキドキ…


    ミカサ「えぇ…別に何でも構わない…」


    ジャン(ウッシャアァアァアッッッ!!!サシャナイス!マジでナイス!)グッ!


    サシャ「よし!では火おこしはジャンとミカサで決ま…」


    コニー「えー!何だよ、ミカサが火おこしすんのかよ!」


    サシャ(コニー!?)


    ミカサ「…私は別にどっちでも構わないけど…」


    ジャン「え」


    コニー「あ、じゃあ俺と火おこし変わってくれるか?」キラキラ…


    ミカサ「…」コクン


    ジャン「え」


    コニー「よっしゃあ、サンキュー!やっぱり火おこしは男の仕事だよな!ジャン、行こうぜ!って…ん?」
  56. 57 : : 2016/08/19(金) 23:41:33
    寝ます!今日も閲覧ありがとうございました!


    頑張って続けられそうです!
  57. 58 : : 2016/08/20(土) 07:39:00
    俺 「良い感じ良い感じ」ニヤニヤ

    俺 「おっ!サシャナイス!」

    俺 「っておい!コニー!」

    あれから俺はコニーを呪うことにした

    ということで期待ですw

  58. 59 : : 2016/08/20(土) 08:19:16
    >>58


    これからまたやらかすつもりです
  59. 60 : : 2016/08/20(土) 08:55:25
    >>59
    まじすかw
  60. 61 : : 2016/08/20(土) 09:27:45
    ジャン「」


    コニー「おい、何でお前白くなってんだ?よく分からんが行くぞ?」グイッ…


    ズルズル…


    サシャ「あぁ…ジャンが引きずられていく…」


    ミカサ「サシャ、なぜジャンは真っ白に燃え尽きていたの?」


    サシャ「ハハ…なぜでしょうねぇ…」


    サシャ(ここでミカサと一緒に居たかったからなんていったらジャンに怒られてしまいますからねー…)


    サシャ(それにしてもコニー…何て破壊力を持った空気ブレイカー!)ヌググ…


    ミカサ「?」





    ジャン「…」シャコシャコシャコシャコ…


    コニー「おーい、ジャン!火ぃまだつかねぇの?」


    ジャン「…」シャコシャコシャコシャコ…


    コニー「にしてもあれだな、長期行軍の時に習った火おこしの仕方がこんな形で役立つとはな!」


    コニー「ランプとかがあれば一発なのにサシャの奴、忘れちまうんだからな!ハハハハ」


    ジャン「…」シャコシャコシャコシャコ…


    コニー「…」


    コニー「…なぁ、ジャン…お前もしかしたら怒ってるか?」


    ジャン「…別に」


    ジャン(まぁ、ミカサの事はコニーに伝えてなかったからな…しょうがないと言やしょうがないが…)ハァ…


    コニー「何だよ!怒ってねぇのかよ!ビクビクして損したぜ!」ハハハ…


    ジャン「…」シャコシャコシャコシャコ…


    コニー「あ、そういやさっきよ!サシャの奴からお前とミカサの事聞いたぞ?」ニヤニヤ…


    ジャン「はぁっ!?お前、知ってた上でさっきの行動とったの!?」シュッ!!シュッ!!シュッ!!シュッ!!
  61. 62 : : 2016/08/20(土) 09:29:14
    コニー「ん…さっきの行動って?」ハテ


    コニー「?」


    コニー「…??」


    コニー「…???」


    コニー「…」


    コニー「!」


    コニー「あ…もしかしたら、お前…ミカサと一緒に火おこししたくて怒ってんのか…?」ププ…


    ジャン「…答えるかよ、恥ずかしい…」シュッ…シュッ…シュッ…


    コニー「なぁんだ!そうならそうと最初から言えよ!」


    コニー「おい、ジャン!火おこし変わってやるからお前あっち手伝ってこいよ!」
  62. 63 : : 2016/08/20(土) 09:30:54
    ジャン「え?いいのか?」


    コニー「別に良いっつの!良く考えりゃこれ1人で足りるしよ!」


    ジャン「そ、そうか…何かすまんな…じゃあ任せるぞ」スッ…


    コニー「おう!俺に任せろ!ウオォオォオ!!!」シュッ!!シュッ!!シュッ!!シュッ!!





    トントントントン…


    サシャ「いつも思いますがミカサは包丁の扱いが上手いですよね!」


    ミカサ「そう?子供の頃から手伝ってたから別に自分では普通だと思う…」


    ミカサ「そう言うサシャも包丁さばきが速くてすごい」


    サシャ「あはは!そう思います?でも見てくださいよ、このニンジン!」


    ベローン…


    サシャ「速くても雑すぎて全部底がつながっています!ハハハ…」


    ミカサ「ふふ…何というか…サシャらしい…」クスッ


    サシャ「普段から大ざっぱなところが料理とかにもでるんでしょうねぇ…やはり食とは奥が深いです」キリッ


    ミカサ「…」ピタッ…


    サシャ「いきなり止まってどうかしましたか?」


    ミカサ「サシャがそんなに深く考えてるとは意外だった…」


    サシャ「ははは!別にそこまで深く考えてませんよ!適当に言ってみただけです!」


    ミカサ「そう…」トントントントン…


    サシャ「お?ミカサは、もう終わりそうですね?」


    ミカサ「私の方が量が少なかったから当然…やる事がないからサシャの分も手伝おう」


    サシャ「別に良いですよ。ミカサはそこの岩にでも腰かけて休んでてください!」


    ミカサ「でも…私だけ何もしてないと言うのも…」
  63. 64 : : 2016/08/20(土) 09:32:04
    サシャ「…あ、そうだ!暇でしたら火おこし班を手伝って来てくれませんか?」


    ミカサ「…別に構わないけどどうして?」


    サシャ「え?どうしてって…そりゃジャンが喜ぶからですよ!」ニヤニヤ…


    ミカサ「…?良くわからないけど行ってくる」スタスタ…


    サシャ「行ってらっしゃーい!」トントントントン…


    サシャ(ふふ…またしてもナイス私!こんな有能なサポーターを持ったジャンは恵まれてますね!)ドヤッ!!





    ミカサ「火おこしはどう?手伝いに来た」ザッザッ…


    コニー「おう、見てくれよ!煙が出てきてるからもうすぐだぜ…ってミカサかよ!?」シュッ…シュッ…シュッ…シュッ…


    ミカサ「?」


    ミカサ「そういえばジャンは、どこにいるの?」


    コニー「あぁ、ジャンならあっちに手伝いに行かせた…って、あれ?俺なんでアイツあっちにやったんだっけ?」


    コニー「…?」


    ミカサ「?」


    コニー「…まぁ、いいか!馬鹿だから忘れちまった!ハハハハ!」シュッ…シュッ…シュッ…シュッ…!!
  64. 65 : : 2016/08/20(土) 09:34:19
    ミカサ「軽く考えてはいけない。それは認知症の前兆かもしれない」


    ミカサ「昔、エレンのお父さんから聞いた事がある。何もかも忘れてしまうらしい」


    コニー「マジかよ!?俺まだこんなに若いのに!?」


    ミカサ「油断してはいけない」





    サシャ「よしっ、もうすぐで全部切り終わりますね!」トントントントン…


    ジャン「おーい、お前ら!手伝いに来たぞー」


    ジャン(…て、ミカサがいねぇぞ?おかしいな…)


    サシャ「え?ジャン!?なぜここにいるんですか?」ビクッ!!


    ジャン「えっと…コニーが火おこし変わってくれるって言うから俺は…」


    ジャン「つーか、それよりミカサはどこだ?」


    サシャ「えーと…私が火おこしを手伝いに行かせました…」ハハハ…!!


    ジャン「…」


    サシャ「…」
  65. 66 : : 2016/08/20(土) 09:36:08
    ジャン「まぁ…何となく状況は把握した…」


    サシャ「…私も理解しました」


    ジャン「ははっ…移動の途中で会わなかったってのもまた奇跡的だな…」


    サシャ「う~…すみません!良かれと思ってやった事なのですが…」


    ジャン「いや、別に誰も悪くねぇだろ…俺だってサポートしてくれてるお前らに文句は言えないしな」


    サシャ「でも…」


    ジャン「ほら、あと少しだろ…半分手伝うからよ」


    サシャ「ありがとうございます」トホホ…





    ミカサ「…」シュコシュコシュコシュコシュコ!!


    コニー「おぉ!すげぇ!ミカサの超高速火おこし!」ピョンピョン!!


    ミカサ「…」シュコシュコシュコシュコシュコ!!


    コニー「やっぱ主席は違ぇな!」ピョンピョン!!


    ボッ!!


    ミカサ「任務完了!」ドヤッ!!


    コニー「おー!」パチパチ!!


    コニー「ミカサにかかりゃ火おこしなんて一瞬で終わっちまうな!マスタング大佐みてぇだ!」


    ミカサ「誰?」


    コニー「誰ってお前!焔の錬金術士だよ」


    ミカサ「?」
  66. 67 : : 2016/08/20(土) 10:04:23
    ザッザッ…


    サシャ「おー!燃えてますねー!こっちも丁度、終わりましたよ!」


    ジャン「鉄板も持ってきたぜ」


    サシャ「この火力だったら充分に焼けますね!」


    コニー「じゃあ、パッパと始めちゃおうぜ!腹が減って仕方ねぇ」ピョンピョン!!


    ジャン「火の元ではしゃぐなコニー」


    コニー「はははっ!別に大丈夫だって!…って、ん?」メラメラ…


    サシャ「コニー!?」ビクッ!!


    コニー「ケツが!?ケツが燃えてるーッ!?」アチチチ!!


    ミカサ「ジャン、荷物から水!」


    ジャン「おう!」バッ!!


    ジュウゥ…!!





    ジューッ…!!


    ジャン「ほれ、焼けたぞ。どんどんとってけー」カチカチ


    サシャ「やっほーい!お肉ー!!」


    ミカサ「サシャ、肉だけじゃなく野菜もとらなきゃだめ」


    サシャ「分かってますよー!肉も野菜も皆、友達ですから!」


    ジャン「その友達を食うのか、お前は」
  67. 68 : : 2016/08/20(土) 10:11:59
    サシャ「はい!お肉やお野菜は私の血や筋肉をつくる元となり私と一緒になるんです!」ニコッ!!


    ジャン「ヤンデレかよ…」ゾッ…


    ミカサ「コニー、火傷した所は大丈夫?」モグモグ…


    コニー「あぁ、大丈夫だぜ!別に皮膚がただれたわけでもねぇし!お前ら本当サンキューな!」モグモグ…


    ジャン「ったく…毎度、騒がせやがって…」ハァ…


    ジャン(でも憎めねぇよな…)


    コニー「でもケツに火がついたらついたで、ヒコザルみてぇになってカッコよかったかもな!」


    ジャン「ヒコザル?何だそりゃ?」モグモグ…


    ミカサ「今日のコニーは良くわからない発言が多い」モグモグ…
  68. 69 : : 2016/08/20(土) 10:47:01
    俺 「コニーめ!」

    俺 「おぉ!コニー!察してくれてありが…っておい!サシャ!」

    俺 「ジャンはなぜ報われないのか…」

    俺 「ミカサも気付いてやってくれ」

    ってことで期待
  69. 70 : : 2016/08/20(土) 11:08:34
    サシャ「…」ガツガツ…!!


    コニー「あ、サシャが無言になった。本気モード突入だな」


    ジャン「今のうちに肉キープしとかなきゃヤバイな」ササッ


    コニー「だな」ササッ


    サシャ「ちっ…皆さんだいぶ分かってきましたね」


    ジャン「当たり前だろ。肉が出た日には訓練兵全員お前を警戒してると言っても過言じゃねぇからな」


    サシャ「うぬぅ…皆さんも侮れない相手になりましたね」


    ミカサ「サシャは1人だけ戦ってる所が違う」モグモグ…


    サシャ「何を言ってるんですか!狩り場は立派な戦場!弱肉強食の世界ですからね!」


    ジャン「食堂と狩り場を一緒にすんじゃねぇよ…」モグモグ…
  70. 71 : : 2016/08/20(土) 11:16:51
    ミカサ「そういえばコニー、さっきから気になっていたのだけど…」


    ミカサ「小指に何か巻いているようだけどどうしたの?」


    コニー「あぁ!すっかり忘れていたけど、これジャンにやられたんだぜ!」


    サシャ「えーひどいですね、ジャン!」


    コニー「ふざけんじゃねぇぞ、ジャン!」


    ジャン(つーか今まで忘れてたのかよ…)


    ジャン「ふざけんなってお前が俺の肉をとろうとしたからだろ。自業自得だバカ」


    コニー「グヌヌ…」


    サシャ「それは確かにコニーが悪いですね」ウンウン


    ジャンコニ「お前が言うな!」


    ミカサ「ふふっ…」クスッ
  71. 72 : : 2016/08/20(土) 11:30:09
    期待です!
  72. 73 : : 2016/08/20(土) 11:47:52



    コニー「ふー…食った食った!」


    サシャ「えー私は、まだまだ足りませんよ!」


    ジャン「お前は、どんだけ食えば気が済むんだ…」


    サシャ「仕方ありませんから道中とってきたキノコでも食べましょう」スッ…


    ジャン「いつの間に…」


    ジャン「つーか何なのかも分からないキノコ食べるなんて危ないだろ…」


    コニー「おー!うまそうだな!」


    サシャ「コニーも食べますかー?きっと無害だろうから大丈夫ですよ!」


    ワイワイ


    ジャン「話を聞け!!」


    ミカサ「大丈夫、ジャン」スッ…


    ジャン「ミカサ!?」


    ミカサ「訓練のとき、あれは食べても良い種類だと習った。ので、平気なはず」


    ジャン「あ…そうだったか?」ハハハ…
  73. 74 : : 2016/08/20(土) 11:49:07
    コニー「ぷっ 指摘されてやんの」


    サシャ「ダサいですねー」ニヤニヤ


    ジャン「うっせぇ!!お前らだって安全かどうか分からんかっただろうが!!」


    サシャ「私達は、ちゃんと分かってましたよ~?ねーコニー?」


    コニー「常識だよな~?」


    ジャン(殺意がわいてくる…)イライラ…!!


    ミカサ「じゃあ2人がそれを食べたら火の処理をして帰ろう」


    サシャ「はーい!」


    コニー「おう!」


    ジャン「お前ら、早く食えよな!」


    サシャ「怒んないでくださいよ、これくらいでー」


    ジャン「別に怒ってねぇっつの!」


    ジャン「…ったく」


    ミカサ「ジャン、私達は先にゴミを片付けておこう」


    ジャン「おう」
  74. 76 : : 2016/08/20(土) 13:49:00
    ~訓練所・トレーニングルーム~


    エレン「13…!14…!15…!」ギシ…ギシ…


    エレン「終わった…!」フー…


    アルミン「お疲れ。はい水」スタスタ…


    エレン「あ!すまんなアルミン」ゴクゴク…


    エレン「…ぷはぁっ!!やっぱトレーニングの後は水飲んでも美味しく感じるな!」


    アルミン「飲み終わったらコップちょうだい。洗って戻してくるから」ハイ


    エレン「いーよ、それくらい自分でやる」タッ


    アルミン「うん、わかったよ」


    エレン「つーかアルミンってそこらの女子よりも気遣いできるよな!」ハハッ


    アルミン「…褒められてるのは分かるけど何か男として釈然としないな…」ウーン…


    エレン「いや、普通に誉めてるよ。気遣いって結構、集団生活では重要な事だろ?」


    アルミン「そうかな…?ありがとう」


    エレン「おう!」


    エレン「よし、じゃあ寮に戻ろうぜ!」


    アルミン「うん」
  75. 77 : : 2016/08/20(土) 15:00:08
    俺 「サシャまだ食べんのかよ」

    俺 「おいコニー。サシャ。ジャンをバカにするなぁーバカッ!」

    俺 「お、エレン出てきた」

    俺 「アルミン和むなー」

    期待です!
  76. 78 : : 2016/08/20(土) 15:04:34
    >>77


    毎回、細やかに感想を書いてくれてありがとう


    もう少し待っててください!
  77. 79 : : 2016/08/20(土) 15:09:23
    エレン「お前の方が早く終わってたのに俺が終わるまでつきあってくれてありがとな!」


    アルミン「別に良いよ。寮に戻ってもやる事っていったら読書くらいだし」


    エレン「あー…俺も確かにやる事なくて暇かもな…」


    アルミン「ははっ!まぁ、寮の皆とダラダラ喋ってたらあっという間だよ」


    エレン「そうかもな」ガチャ…
  78. 80 : : 2016/08/20(土) 15:48:59
       ゴロゴロゴロゴロゴロ....


    エレアル「!?」


    エレン「!…外にいない間に曇りになってんぞ…」


    アルミン「しかも、この音…じきに荒れそうだ…」


    エレン「さっきまであんなに晴れてたのにな…」


    アルミン「仕方ないよ、この時期の天気は変わりやすいからね…」


       ―― ポタッ   ポタッ 


    エレアル「!?」


        ―― ポッ ポッ    ……ザ――――――――――――ッ!!


    エレン「まずい!降り始めたぞ!」


    アルミン「言わんこっちゃない!とりあえず、ここにいてもしょうがない!一番近い食堂に逃げ込もう!」


    エレン「あぁ!」





    ザーーーーーーーーーーッ!!


    サシャ「うぅ!!こんな急な雨なんて聞いてませんよ!!」ビチャビチャ


    ジャン「降っちまったモンは、しょうがねぇだろ?パッパと歩け!」ビチャビチャ


    ミカサ「皆!足元がぬかるんでるから転ばないように気をつけて!」ビチャビチャ


    コニー「つーか薄着だからすっげー寒いぞ、これ!」ビチャビチャ
  79. 81 : : 2016/08/20(土) 16:51:16
    ジャン「ミカサ!時計持ってたよな?帰るまでどれくらいかかるか目安で分かるか?」


    ミカサ「行きには約1時間半かかった…緩やかとは言え山道だから帰りは1時間と15分くらいが妥当…」


    ジャン「んでもって山頂から20分ほど歩いたから1時間ありゃ帰れるな!」


    ジャン「よし!お前ら、ペース上げて行くぞ!」


    ザッザッ…


    サシャ「ちょ…待ってくださいよジャン…」ハァ…ハァ…


    コニー「俺たち荷物持っててうまく走れねぇよ…」


    ジャン「! 仕方ねぇな、貸せ!」ヒョイッ


    サシャ「す、すみません…ジャン…」


    ミカサ「コニーの運んでいる荷物は私が持つ」ヒョイッ


    コニー「す、すまん…」
  80. 82 : : 2016/08/20(土) 16:57:28
    ゴロロ…!!


    サシャ「ハァ…ハァ…」タッタッ…


    サシャ(うぅ…せっかくここまで何も無かったのに、このタイミングで大雨なんて…)


    サシャ(その上、ジャンとミカサにまで助けてもらって…情けないです…)


    サシャ(せっかくジャンとミカサが一緒になれる機会をつくったのに台無しです…)


    サシャ(ジャン怒ってませんかね…)タッ…タッ…タッ…


    ジャン「!? おいサシャ!そんなに脇道にそれたら危ねぇだろ!早く道の真ん中側に寄れ!」


    サシャ「…え?」
  81. 83 : : 2016/08/20(土) 16:58:23
    サシャ(…しまった!ボーッとしながら走ってたらいつの間にか道の端に…)フラ…


    サシャ「!?」


    ジャン・コニー・ミカサ「!」


    ミカサ「サシャ!!」


    ジャン「くっそ! あの馬鹿!!」




    ダッ!!





    サシャ「えっ…?」グイッ…!!


    サシャ「うわっ!」ドサァッ!!


    ジャン「ハァ…ハァ…」ゼェ…ゼェ…


    サシャ「ジャン…すみません…ありがとうございます」

    ジャン「…いいから早く行くぞ…って!?」ズルッ…


    ドシャアァァア…!!


    コニー「まずい!土砂崩れだ!地面ごと崩れてる!」


    サシャ「…!?」


    サシャ(助けにいかなきゃ…でも…体が動きません…どうして?)ブルブル…


    ミカサ「ジャン!!」ダッ!!


    ジャン「ミカサ!?駄目だ、来るな!!」


    ミカサ「!?」




    ドシャアァアッッ!!!!




    サシャ「ジャン!ミカサ!」ダッ!!


    コニー「!?馬鹿!!お前この崖から飛び降りる気か!?」


    サシャ「でも!でも!ミカサが!ジャンが!」


    コニー「ここで俺たちまで落ちちまったら、それこそ終わりだろ!」


    サシャ「!?」


    コニー「だから、とりあえずは訓練所の奴らに知らせに行く!それで良いな!?」


    サシャ「…はい」


    コニー「よし!だったらグズクズしてねぇで急ぐぞ!」


    ダッ!!
  82. 84 : : 2016/08/20(土) 17:01:29
    いきなりの急展開すみません…


    動きのある描写って思ってたよりムズいですね…


    読みづらいと思いますが、これが作者の文章力の限界です。ご了承ください!
  83. 85 : : 2016/08/20(土) 17:23:56



    ザーーーーーーーーーーッ!!


    ジャン「…ん?」パチッ


    ジャン「…? ここは……小屋か?」


    ミカサ「ジャン、気づいたの?」スタスタ…


    ジャン「!? ミカサ?…あぁ、思い出した…そういや土砂崩れで…崖から落ちたんだよな…」


    ジャン「その…すまんな、ミカサ…俺を助けようとしなきゃお前もこんな事になってなかったのにな…」


    ミカサ「そんな事は無い。助けれると思ったからそうしただけ…でも結果は、こうなってしまったので申し訳ない…」
  84. 86 : : 2016/08/20(土) 17:34:33
    ジャン「なんでミカサが謝るんだよ?」


    ジャン「…それと、この小屋はどこだ?」


    ミカサ「落ちたところの近くで見つけた」


    ジャン「マジかよ…不幸中の幸いってやつだな…」


    ミカサ「悪運が強いのかもしれない」


    ミカサ「それで落ちた時にジャンが私の下敷きになっていたみたいで…私は無傷だったのだけど…ジャンが気絶していた」


    ジャン「なるほど、それで俺を、ここまで運んで来てくれたのか。ありがとな」
  85. 87 : : 2016/08/20(土) 17:58:16
    ジャン「幸運にも体も普通に動くみたいだしよ」


    ミカサ「それは良かった」ホッ


    ジャン「後は、これからどうするか考えるだけだな」


    ミカサ「…私は大人しく助けを待つべきだと考えてる」


    ジャン「助けを待つ…ってことは、この事を知ってるコニーとサシャが訓練所の奴らに知らせる事が前提だな」


    ミカサ「そういう事になる」コク


    ジャン「…」


    ジャン「少し不安だな…!」


    ミカサ「私も多少の不安は残っているけど仕方がない。2人を信じよう」


    ジャン「まぁ、そうするしかねぇか…変にここを離れて混乱させたらだめだからな…」


    ミカサ「今日の昼食だったパンと持ってきた水は荷物の中に入っていた。仮に誰も来なくても一応、明日までは過ごせる」


    ジャン「そりゃ良かった」
  86. 88 : : 2016/08/20(土) 18:32:20
    すいません。ネタが無い…。けど面白い!期待です!
  87. 89 : : 2016/08/20(土) 18:45:33
    >>80


    別に無理しなくても…(笑)


    ありがとうございます
  88. 90 : : 2016/08/20(土) 18:45:57
    >>88だ。ごめん
  89. 91 : : 2016/08/21(日) 09:09:08
    ミカサ「そういえば、この小屋にこんな物があった」パサッ


    ジャン「これは…毛皮のマントか?」


    ミカサ「そう、私も今羽織っている。暖かくて気持ちいい」フワフワ


    ジャン「こんなモンあるなんて訓練所ができる前は猟師の小屋だったのかもな」


    ミカサ「そうかもしれない。ジャンも寒かったら着ると良い」


    ジャン「あぁ、ありがとな」ゴソゴソ…


    スポッ


    ジャン「んー…着たのは良いが少々獣くせぇな…」スンスン…


    ミカサ「初めてサシャと会ったときと同じ匂いがする…」


    ジャン「あー…分かるかも知れねぇ…」
  90. 92 : : 2016/08/21(日) 12:00:03
    ジャン「…」


    ジャン「サシャの奴、今頃あわてて訓練所向かってるだろうな」


    ミカサ「きっとそう。サシャは普段、破天荒に見えるけど自分のやった事にはちゃんとかたをつけるから」


    ジャン「んで、俺と顔合わせたらすっげー勢いで謝るんだろうな」


    ジャン「さっきのミカサじゃねぇが、俺が勝手に助けてドジこいただけなのにな」ハハッ


    ミカサ「集団行動に向かなそうなサシャがやっていけてるのは、そういう素直な部分があるから」


    ジャン「そういやアイツよく教官の罰則で走らされてるがサボってるのをみた事はねぇな」
  91. 93 : : 2016/08/21(日) 14:24:56
    ミカサ「根は良い子だから」


    ジャン「そうだな――ハッ…ハックショイ!」ズビッ


    ジャン「うぅ…やっぱ雨に濡れた上着そのまま着てると寒いしベトベトして気持ちわりぃな…」スンスン


    ジャン「ミカサは、さっきから平気そうだが寒くねぇのか?」


    ミカサ「脱いでるから平気」


    ジャン「…」


    ジャン「…は?」


    ミカサ「上着は脱いでるから平気」


    ジャン「あーそうか…じゃあ俺も上着脱いで水拭こうかな…………って、ええぇえぇえ!?」ビクッ!!


    ミカサ「?」
  92. 94 : : 2016/08/21(日) 14:27:16
    ジャン「え、何!?脱いでるって何!?上着を!?」


    ミカサ「? ジャンの言う通り水で上着が引っ付いて不快だったから…」


    ジャン「いや!そうだとしても…2人の空間でその服装は、流石にまずいんじゃ…」


    ジャン(よくみたらチラチラへそ見えてるしよ…///つーかマント1枚通して上半身、素っ裸かよ///)ドキドキ…


    ミカサ「何が?」


    ジャン「だ…だから、その…服装の恥じらいというか…男に対する警戒心というか…」


    ミカサ「服装…?警戒心…?」


    ジャン「あ、あぁ…!」


    ミカサ「? 良くわからないけど、やましい気持ちがあるなら容赦は、しない」スッ


    ジャン(いや、良く分かってんじゃねーかよ!!!やっぱ安定のミカサ!!!)


    ジャン「その…何か…」プルプル…


    ミカサ「?」


    ジャン「急に色気づいてスイマセンデシターッ!!!」ドゲザーッ!!


    ミカサ「ジャン!?どうしたの!?」ビクッ!!
  93. 95 : : 2016/08/21(日) 15:10:43
    俺 「マントに穴があいてないかな」チラッ

    ミカサ 「…」ゴゴゴゴゴゴ

    俺 「すいませn「死ね」

    バキボキグシャ

    俺 「」

    ってことで期待!
  94. 96 : : 2016/08/21(日) 15:20:10
    >>95


    ミカサはジャンにやましい気持ちが無い前提でこういう服装をしていますからねw
  95. 97 : : 2016/08/21(日) 15:27:49
    ~食堂~


       ザーーーーーーーーーーッ!!


    ライナー「ひどい天気だな…」


    ベルトルト「うん…幸い今日、外出してる人は、ほとんどいなかったみたいだけど…」


    ライナー「クリスタ達の話によるとジャンとコニー、サシャとミカサが山に出掛けてたようだな…」


    ベルトルト「少し心配だね」




    クリスタ「ユミル…どうしよう…こんなひどい天気だとサシャたちが心配だよ…」


    ユミル「あ?大丈夫だろ?確かにすげぇ大雨で、まぁ…災難だろうが事故に遭うようなマヌケでもないだろ?」


    クリスタ「そうだったら良いんだけど…」


    エレン「なぁ、ユミル…ミカサ達は何時くらいに帰る予定だとか喋っていたか?」


    ユミル「別に言ってねぇよ。第一そんな予定たててもその通りになるなんて限らねぇだろ?」


    エレン「そ、そうか…」


    アルミン「無事に帰って来るのを待つしかないよ」


    エレン「だ、だよな…?」


    クリスタ「…」


    クリスタ「…エレンも、やっぱり心配してるね?」ヒソヒソ…


    ユミル「そりゃそうだろ…今まで鬱陶しがってたとは言え、関係が気まずくなった後に、この有り様だ。心配にならないほうがどうかしてるわな」
  96. 98 : : 2016/08/21(日) 15:28:18
    おおっ!
  97. 99 : : 2016/08/21(日) 15:28:32
    書こうと思ったら更新きたw
  98. 100 : : 2016/08/21(日) 16:32:30
    ガチャッ!!


    一同「!!」


    サシャ「やっと…ついた…!」


    コニー「ハァ…ハァ…」


    ライナー「帰って来たか!大雨に濡れて災難だったな!早く中に入れ!」


    クリスタ「わ、私!温かいお茶持って来るね!」タッ…


    コニー「待ってくれ!クリスタ!それどころじゃねぇんだ!」


    クリスタ「え?」ピタッ


    ベルトルト「…何があったんだい?」


    コニー「…ジャンとミカサが…崖から落ちた…!」


    一同「!?」


    エレン「!? 嘘…だろ…?」


    アルミン「場所は!?」バッ


    コニー「はっきりと覚えてねぇ…けど、土砂崩れが起こった場所だ。でっかく跡が残ってたから、それで分かるはずだ…」


    ライナー「山は一本道だったか?」


    コニー「あぁ…ハイキングだから緩やかなコースを歩いていた…」


    コニー「ちゃんと道も整備してたし順路通りに行けば大丈夫なはずだ」


    ライナー「分かった!じゃあミカサ達の捜索は俺達でやっているからお前ら2人は、ここで待っていろ」ポンッ


    コニー「すまん…」


    サシャ「…」


    ライナー「よし、それじゃあ捜索メンバーを決める」


    ライナー「捜索は崖の下までロープを使い移動すると予想される。体力に自信のある男子メンバーは集まってくれ」


    ライナー「女子は分担して馬やロープ、捜索メンバー用とミカサ、ジャンの防寒具を用意してくれ!教官への許可も頼むぞ」


    一同「了解!」バッ…!
  99. 101 : : 2016/08/21(日) 17:51:36
    うー…100レス超えちゃったかー…本当はコンパクトに片付けたかったんですが…
  100. 102 : : 2016/08/21(日) 18:09:26
    リーダーシップのあるライナーマジイケメン
  101. 103 : : 2016/08/21(日) 20:56:05
    >>102


    ありがとうございます!
  102. 104 : : 2016/08/21(日) 21:13:11



    ライナー「よし…じゃあメンバーは俺とベルトルト、エレンの3人だ。異論は無いな?」


    アルミン「あぁ、無いさ。崖の上でロープが引っ張られるのを支えるライナーにベルトルト、崖の下に降りて捜索するエレン。メンバーに不足は無い」


    マルコ「ジャンとミカサは、そもそも崖から落ちた後であまり行動範囲は広く無いはず」


    マルコ「人数にしてもこの場合むしろ少人数のほうが効率は良いはずだ」


    ライナー「決定だな」


    クリスタ「ライナー!外に馬つないでおいたよ!」


    ミーナ「道具もあらかた用意したよ!」ドサッ!!


    ライナー「ありがとう、2人とも」


    ライナー「よし、用具の準備は整った。お前ら2人も準備は出来てるか?」


    ベルトルト「いつでもいけるよ」


    エレン「俺もだ」


    ライナー「よし、じゃあ出発するか!」


    エレン(ミカサ…最後の会話が、あんなのなんて絶対いやだ…)


    エレン(ちゃんと会ってお前に謝りたい)


    エレン(だから頼む!…無事でいてくれ!)


    ダッ…!
  103. 105 : : 2016/08/21(日) 22:35:26



         ザーーーーー!!


    ミカサ「…」


    ジャン「…」


    ジャン「雨、少し弱くなってきたな」


    ミカサ「そうね」


    ジャン「これくらいの雨音なら、そこまでうるさくも感じないな」


    ミカサ「…私は正直、雨の音は嫌い…」


    ジャン「そ、そうなのか?」


    ミカサ「…」コク


    ジャン(雨の日に何かあったのか?…まぁ、別に深く考える必要もねぇか…)


    ジャン「俺は好きだぜ、雨音」


    ミカサ「そうなの?」
  104. 106 : : 2016/08/21(日) 22:36:15
    ジャン「あぁ、何とも言えない安心感を感じる」


    ミカサ「…」


    ジャン「上手く表現できねーけど、こう…包み込まれてる感じだな」


    ジャン「わり、良く分かんねーだろ?」ヘヘ…


    ミカサ「…そういえば前にアルミンから聞いた事がある」


    ミカサ「雨の音は母親のお腹の中にいるときと同じ音がしているらしい」


    ジャン「なんだそりゃ?腹の中にいたときの音を覚えてる奴なんているのか?」


    ミカサ「赤ん坊は雨の日に良く眠るからそのように考えてる人がいるらしい」


    ジャン「あぁ…一応、根拠もあるのか」


    ミカサ「アルミンは、根拠の無い説は信じないから」
  105. 107 : : 2016/08/21(日) 22:51:47
    ジャン(ふーん、母親の腹の中ねぇ…母親…母ちゃん…)


    ジャン(母ちゃん…俺の母ちゃん…)


    ジャン「…」


    ジャン「わりぃ、ミカサ。俺、雨の音嫌いかもしれねー」


    ミカサ「今、突然嫌いになったの?」


    ジャン「まぁな、この話を聞いて事情が変わった」


    ミカサ「? そうなの?」


    ジャン「あぁ」


    ミカサ「包み込まれてる感じがするのに?」


    ジャン「前言撤回だ」


    ミカサ「?」
  106. 108 : : 2016/08/22(月) 11:06:06
    やばい、SS面白すぎて、勉強が終わらない!やばいやばいやばいやばい。


    あ、期待です。
  107. 109 : : 2016/08/22(月) 13:15:35
    ライナーには理由の無い暴力を受けてもらいたいwwww
    続きが気になります‼︎
    期待‼︎期待しまくりです‼︎
  108. 110 : : 2016/08/22(月) 21:13:39
    ミカサ「…もしかしたらお母さんの事が嫌いなの?」


    ジャン「…べ、別に嫌いってわけでもねぇが…」


    ジャン「逆にこの年で母親にべったりってのもキモいだろ…」


    ミカサ「…そういうものなの?」


    ジャン「? お前は違うのか?」


    ミカサ「…私は…その…」


    ジャン「…!」ハッ!!


    ジャン「ミ、ミカサ…その…すまん!デリカシーに欠けていた…!」


    ミカサ「いや、平気…昔の事だから…それにあなたに悪気がないのも分かってる…」


    ジャン(くそ…!最低だ俺は…!ミカサの親が殺された事を知っていたってのに…配慮に欠けた言葉で傷つけて…)


    ミカサ「でも、ジャン…1つだけ言うとするなら」


    ジャン「?」
  109. 111 : : 2016/08/22(月) 21:14:09
    ミカサ「家族は、なるべく大切にしてあげたほうが良いと思う」


    ジャン「…!」


    ミカサ「当たり前だと思っていた日常もいつ壊れるか分からない」


    ミカサ「私もあの日、当然のように1日を終えることが出来るのだと思っていたし、そんな事意識もしてなかった」


    ミカサ「だから、ジャンも親と会える時には、なるべく会って…後悔の無いようにしたほうが良いと思う…」


    ジャン「ミカサ…」


    ミカサ「…」


    ミカサ「…ごめんなさい、少々説教くさくなってしまった…それに不幸自慢のようにも聞こえたかもしれない」
  110. 112 : : 2016/08/22(月) 22:16:43
    ジャン「いや、俺こそ悪かった…お前の気持ちも考えないで…辛い事思いださせちまった…」


    ミカサ「それは本当に気にしてないから大丈夫」


    ジャン「…本当か?」


    ミカサ「…私には今、エレンがいるから」


    ジャン「…あ、あぁ…そうだったよな…」


    ミカサ「…」


    ミカサ「…でも、その唯一の家族であるエレンにも今は…」


    ジャン「…!」


    ジャン(そうか…そのエレンに鬱陶しがられているんだもんな…辛いよな…)
  111. 113 : : 2016/08/22(月) 23:04:36
    ミカサ「!…ごめんなさい、今日は休日を楽しむと約束したのに…」


    ジャン「…いや、それこそ俺が悪かっただろ」


    ジャン「今日1日、無理してお前からエレンの事、頭から切り離させようとしてよ」


    ミカサ「そんな事ない、ジャン達とこういう風に出かけたのは初めてだけど楽しかった」


    ジャン「お、おう!…お、俺も楽しかったぜ!」


    ジャン(生きてて良かった…)


    ミカサ「…でも…それでも、やっぱりエレンの事が頭にあって…」


    ミカサ「正直に言うとこわい…」


    ジャン「こわい?」


    ミカサ「このままエレンがどこかに行ってしまうようで…」


    ミカサ「家族がいなくなってしまうようで…!」


    ジャン「…」


    ジャン「…心配ねぇだろ」


    ミカサ「…え?」


    ジャン「いや…まぁ、俺に何が分かるんだって感じかもしれねぇけどよ…」


    ジャン「エレンだって馬鹿じゃねぇんだ。お前から大事に思われてる事は自覚してるだろ?まぁ…少なくとも『家族』としてはな…」


    ジャン「それに、あれだ!万が一、あいつがまたお前を鬱陶しく扱う時があったらよ」


    ジャン「その時はあいつの事、ぶん殴ってやるからよ…」


    ミカサ「…!」


    ジャン「ミカサを寂しがらせんじゃねぇ、つってな」
  112. 114 : : 2016/08/22(月) 23:06:39
    ミカサ「ジャン…」


    ジャン「何だ?」


    ミカサ「エレンには、なるべく…危害を加えないで欲しい…」ギロ…




    ジャン「」




    ジャン(え…えー…?何でー…?今、俺けっこう良いこと言ったつもりなんだけどなー…?)


    ジャン「ス、スミマセン…」プルプル…


    ミカサ「でも…」


    ミカサ「ありがとう…少しだけ安心した」ニコ


    ジャン「…!」


    ジャン「そ、そうか…///」


    ジャン(…初めてだ…俺だけに笑ってくれたの…これが初めてだ…)
  113. 115 : : 2016/08/22(月) 23:52:49
    ミカサ「ここから無事に脱出できたら、ちゃんとエレンと話したいと思う…」


    ジャン「おう…………って、ん?」


    ミカサ「?」


    ジャン「おい、ミカサ。それは今エレンと話しあっとけ」


    ミカサ「…どういうこと?」




    ガチャッ…!!




    エレン「ミカサ…」


    ミカサ「!?」バッ!!


    ミカサ「エ、エレン…?助けに来てくれたの?」


    エレン「当たり前だろ…どんだけ心配したと思ってんだよ…」


    ミカサ「エレン…昨日のことでもう嫌われたかと思った…助けになんか来てくれないと思った…」


    ミカサ「一瞬でも、そんな風に思ってしまった私を許してほしい…」


    エレン「バカか…嫌うわけねぇだろ…」


    エレン「…俺も昨日は言い過ぎた…家族として心配してくれてたの分かっていたはずなのに…すまん…」


    ミカサ「いい、大丈夫…もう気にしてないから」


    エレン「そうか…」


    エレン「! ミカサ!そういや怪我は無いのか!崖から落ちたんだろ?」


    ミカサ「無い、大丈夫」


    エレン「本当か?お前、俺の事は気にする癖に自分の事にズボラだからな。隠すなよ」


    ミカサ「隠してない。家族に隠し事はいけない。違う?」


    エレン「…家族」ボソッ


    ミカサ「エレン?」


    エレン「―――あっ…!あぁ、そうだよな。家族…だからな」


    ミカサ「ふふっ…」クスッ


    エレン「…って、何笑ってんだ、お前?」


    ミカサ「だって…エレンが、いつもの私みたいで…これだとアベコベ…」


    エレン「…!」ハッ…
  114. 116 : : 2016/08/22(月) 23:54:27
    エレン「…べ、別にお前ほどベタベタしてねぇだろ!?」


    ミカサ「エレンが、こんなに優しくしてくれるなんて嬉しい…」


    エレン「う、うるせぇな…!訓練所では、そりゃこんな事しないが…」


    エレン「2人きりの時くらいだったら、その…」





    エレン「た、たまには優しくしてやっからよ…」ボソッ…





    ミカサ「!」


    ミカサ「エレン…!」


    エレン「…な、何だよ?2回目は言わねぇぞ…?」///


    ミカサ「2人きりでは無い。ジャンがいるから」ユビサシ


    エレン「…え?」クルッ…


    ジャン「…」
  115. 117 : : 2016/08/22(月) 23:56:41
    エレン「な…」


    エレン「何でここにいるんだよ!?テメェエェエェェ!!!???」


    ジャン「うっせぇ!ここにいちゃワリィかこの野郎!?」


    エレン「わりぃだろ!何でここにいるんだよ!?」


    ジャン「俺も一緒に落ちたからに決まってんだろうが!?」


    ジャン「だいたい何だ?さっきの?なぁにが2人きりの時くらいは…、だ!?このスケコマシ野郎!!」


    エレン「なっ…!///」カアッ///


    エレン「それは忘れろおぉッッ!!!!」カアッ///


    ジャン「忘れねぇよ!つーか忘れたくても忘れられねぇよ!チクショオォォォ!!!!」


    ワーワーギャーギャー…!!


    ミカサ「…」


    ガチャッ…


    ベルトルト「あ、ミカサ…それにジャンも…無事だったんだね」


    ミカサ「ベルトルト」


    ベルトルト「ライナーが、あまりに遅いから見て来いってさ」


    ミカサ「そう…」


    ベルトルト「…で、この状況は?」


    ワーワーギャーギャー…!!


    ミカサ「私にも良く分からない…けど」


    ミカサ「1つだけ分かる事がある」


    ベルトルト「?」


    ミカサ「エレンがたまには優しくしてくれると言った」


    ミカサ「それがジャンにも聞こえてたのを恥ずかしがってて可愛いかった」キリッ


    ベルトルト「そ、そう…幸せそうで何よりです…」


    ベルトルト(ともかく無事で良かった…)
  116. 118 : : 2016/08/23(火) 00:21:00
    ~食堂~


    サシャ「じゃんー!みがざー!ぶじでよがっだですよー!!」グズクズ


    ジャン「お、おい!そんなに泣くな!どうしたんだ、お前!」


    サシャ「だってー!わらしのせぇでふだりがしんじゃったらどうじようっでー!!」グズクズ


    ミカサ「サシャ…それは流石に大げさ」クスッ…


    ジャン「ったく…案の定これだもんな…」


    クリスタ「サシャったら2人が帰って来る前もこんな感じでさ。ジャンとミカサが崖に落ちたのは自分のせいだ、って」


    ジャン「な訳ねーだろ…俺が勝手に助けて、勝手に落ちたんだ。サシャのせいじゃねぇだろ」


    ユミル「そうだぞサシャ、全部こいつがドジこいたからわりぃんだ」


    ジャン(ユミル腹立つ…!)イラ


    サシャ「うぅう…!!…じゃんー!!ありがどーございます!!」バッ!!


    ジャン「ばっ…!鼻水だらけの顔で抱きつこうとすんじゃねぇ!」ヒラリ


    サシャ「あうぅ!」ドテッ


    クリスタ「ほら、サシャ!私のハンカチつかってもいいから鼻かんで?」サッ


    サシャ「はい…」


    ズビビッ!!!


    サシャ「ありがとうございます…スッキリしました…」デローン…


    ユミル「うわ…」


    クリスタ「う、うん…なら良かった…」


    ジャン(きったねー…クリスタの奴、それでも怒らねぇなんてな…)


    ジャン「…」


    ジャン「サシャ、落ち着いたら話があるから外に来てくれ」


    サシャ「? は、はい…分かりました…」
  117. 119 : : 2016/08/23(火) 00:25:55
    >>109


    ごめん!ライナーの理不尽な暴力は入れれませんでした!
  118. 120 : : 2016/08/23(火) 06:49:29



    サシャ「ジャン…来ましたけど…」スタスタ…


    ジャン「おう、来たか」


    サシャ「…」


    サシャ「あの…やっぱり怒ってるんですか?」


    ジャン「は?何がだよ?」


    サシャ「だから…私が今日、崖から落ちそうになったことですよ…!ジャン達まで危険な目にさらしてしまって…」ショボン…


    ジャン「だから、怒ってねぇよ…さっきも言ったろ」


    サシャ「本当ですか?」


    ジャン「そんな事より俺が怒りたいのは肉の事だっつーの」
  119. 121 : : 2016/08/23(火) 06:56:23
    サシャ「えぇ…そっちですか?」


    ジャン「当たり前だろ…!騒がせやがって…」


    サシャ「うぅ…昨日は、どうでも良いって言ったくせに…」


    ジャン「バカか、どうでも良くなんかねぇよ…」


    ジャン「一応は心配してやってんだからな?」


    サシャ「…え?」ドキ…!


    サシャ「ジャ、ジャン!?そ、それは、どういう意味で…?」アセアセ…


    ジャン「あ?単純に、俺の事サポートしてくれる奴に何かあったら困るからだよ」


    サシャ「え?…あ、あぁ!そ、そうですよね!良かったです!」ドキドキ…


    サシャ(ですよね…!ビックリしました…口の悪いジャンからこんな言葉が出るとは思いませんでしたから…)


    ジャン(? どうしたんだサシャの奴?)


    ジャン「まぁ、えーと…本題は、そこじゃなくてだな…」


    サシャ「…と、申しますと?」


    ジャン「…」




    ジャン「エレンの野郎が宣戦布告してきた」




    サシャ「!?」


    サシャ「…それは本当ですか?」


    ジャン「あいつとミカサの距離が開いちまった事で逆に焚き付けちまったみてぇだな」
  120. 122 : : 2016/08/23(火) 07:07:52
    俺 「ジャンミカになんないかなー」チラッ


    期待です。
  121. 123 : : 2016/08/23(火) 07:15:18
    期待してます‼︎
    頑張って下さいね( ´ ▽ ` )
  122. 124 : : 2016/08/23(火) 16:56:21
    ~30分前~


    エレン「…」


    ザッザッ…


    ジャン「おい、来てやったぞ…何だよ話って…改まって気持ちわりぃな…」


    エレン「あぁ、俺もお前にこんな話するなんて気持ち悪くてしかたねぇよ」


    ジャン(あー…やっぱコイツ、いちいち腹立つな…)イラ


    エレン「まずはじめに言っておくが」


    エレン「俺はミカサの事が大切だ。家族としても…あと…その…異性としても…だ…」


    ジャン「!?」


    ジャン「ちっ…やっと自覚したのかよ…」


    ジャン(お前は自分の気持ちに気づくのが遅すぎんだよ…)


    エレン「その…最近ミカサにイライラしててよ…」


    ジャン「てめぇ!まだ!」ガッ!


    エレン「そうじゃねぇ!今は違う!」


    ジャン「…」スッ…


    エレン「なんか…あいつが俺の事、家族だからって大切にしてるんだって思ったら…なんか無性に悔しくて…」


    エレン「俺…あいつの事が好きなんだ、って初めて自覚したよ…」
  123. 125 : : 2016/08/23(火) 17:00:34
    ジャン「…」


    エレン「…つーか、本当に何でお前にこんな話しなけりゃなんねぇんだよ!本当に気持ちわりぃ!」


    ジャン「お前が話あるって言ったんだろ!いいから早く話せ!」


    エレン「!…すまん」


    エレン「…んでだ、そうやって初めて自分の気持ちに気づいたら急にお前の事が恐くなった…」


    エレン「あんまり考えた事はなかったんだが…お前は…その…好きなんだろ?ミカサの事…」


    ジャン「…」


    ジャン「…あぁ、そうだよ!お前みてぇなクソ野郎には渡したくないくらいな」


    エレン「はっ…言ってくれんなこの野郎…」


    エレン「…」


    エレン「でも…そうなんだよ…お前の言う通り俺はクソ野郎なのかもしれん…」


    ジャン「!?」


    ジャン「お、おい…どうした?本当に気持ちわりぃぞ…?」


    エレン「なぁ、お前…よくさ…ミカサがからんでる話で俺に向かってうらやましいとか言ってるだろ?」


    ジャン「…」


    ジャン「…何だ?エレン?ケンカ売ってんのか?」ワナワナ…!!


    エレン「そうじゃねぇよ!!」
  124. 126 : : 2016/08/23(火) 17:01:18
    エレン「それで…要するにだ…」


    エレン「今まで俺はずっと無意識のうちにミカサの事を好きでいた…」


    エレン「でもそれと同時に家族としてあいつが優しくしてくれてる事を当たり前だと思っていたのかもしれない…」


    エレン「…だから俺はミカサの事を異性として好きでいるってのに家族っていう立場から今まで降りないでいたクソ野郎なんだ…」


    ジャン「エレン…お前…!」











    ジャン「――――本当にその通りだと思うぜ?」


    エレン「うっせぇ!この馬面!!!」
  125. 127 : : 2016/08/23(火) 17:02:18
    エレン「…」


    エレン「まぁ…でも、お前の言ってる事は間違いじゃねぇからな…」


    エレン「だからよ…この立場のままミカサに思いを伝えて認めてもらったとしてもだ」


    エレン「それは、きっと家族っていう意味合いなのか異性っていう意味合いなのか…」


    エレン「良く分からんまま終わっちまうと思うんだ…」


    エレン「だから俺もお前と同じ『家族』っていう立場から降りた状態で認めてもらいたい」


    エレン「異性として認めてもらいたい」


    ジャン「…!」
  126. 128 : : 2016/08/23(火) 17:04:35
    エレン「俺は今、お前に宣言したからな?…今から俺とお前の立場は一緒だ」


    エレン「だから…」


    エレン「ミカサと俺が家族だからって理由なんかで遠慮すんじゃねぇぞ?」


    ジャン「はっ…!あまり前だろバカが…!上等だ」ニヤ


    エレン「…そうか、安心したよ」ニヤ


    エレン「それにこれは別にお前のために言ってんじゃねぇ。ミカサのためだ」


    エレン「…選択肢が最初から俺だけじゃだめなんだよ」


    エレン「あいつが俺の事しか見ないで俺を選んだとしても、それは絶対にあいつの幸せにつながらない」


    エレン「だから…その…」


    エレン「あいつのためにも俺のためにも…」


    エレン「お前がミカサの事、好きで良かった」


    エレン「…ありがとう」


    ジャン「…!」


    ジャン「…」


    ジャン「…んだよ、調子狂うな…」ボソッ
  127. 129 : : 2016/08/23(火) 17:20:28



    サシャ「へ、へぇー…!何だかエレン急に大人になってしまいましたね…ていうか本当にエレンですか?」


    ジャン「はっ…今までが自分の気持ちにさえ気付けないバカ野郎だっただけだ。これが普通だろ…」


    サシャ「まぁ、でも自分が異性として意識されてないって思ってる所がやっぱりエレンって感じですよね」クスッ


    ジャン「まぁな…つーか逆に、そうでなきゃ俺がピンチなんだがな…」


    サシャ「ふふふ…これは、すぐにミカサをおとさなきゃピンチですねぇ?」


    ジャン「おとすって言うな、おとすって!何か悪い男みてぇじゃねぇかよ!」


    サシャ「ははっ、それもそうですね」


    ジャン「…」


    ジャン「まぁ、だからよ…」


    サシャ「…はい、何でしょう?」


    ジャン「俺が上手くいかなくて…その…へこんだ時も…ちゃんと俺の事支えろよ?」


    サシャ「ふふ…もちろんですよ!」


    サシャ「私はジャンを応援するって約束したじゃないですか!」


    ジャン「サシャ…」


    ジャン「そうだったよな…ありがとよ」


    サシャ「はい!私、何があってもジャンの恋は応援しますからジャンも絶対に諦めないでくださいよ!」


    ジャン「…おうよ、当たり前だろ?」


    サシャ「ふふっ…ですよね」ニコ


  128. 130 : : 2016/08/23(火) 17:23:06
    とりあえずこれで切ります


    最後まとめ方が雑だったかもしれませんがご了承ください


    読んでくれた人、コメントくれた人ありがとう!
  129. 131 : : 2016/08/23(火) 17:38:09
    おまけ


    エレン「おい、ジャン」


    ジャン「んだよ、エレン…しつけぇな」


    エレン「さっき気付いたんだがよ…」


    ジャン「何だよ?」


    エレン「ミカサのあの格好…どういう事だ?」ワナワナ…!!


    ジャン「あの格好って…はっ!」


    モワンモワンモワン…


    ミカサ『上着は脱いでるから平気』


    モワンモワンモワン…


    ジャン(あれか!毛皮のマント着て上半身素っ裸だったあれか…!)


    エレン「おい、ジャン…!答えろよ…どういう事だ?」ギロ…


    ジャン「…い、いや!違うエレン!!あれは小屋で勝手にミカサがあの格好になったっつーか…」


    エレン「はぁ!?ふざけんなよ!?てめぇ、小屋でミカサに何しやがったんだ!?」ガッ!


    ジャン「!? 離せよ!?服が破けちゃうだろうが!?」


    ジャン「!?」ハッ…!!


    エレン「!?」ハッ…!!


    ジャン「…」


    エレン「…」



    ジャン「…その…何か今まで悪かったな…少しお前の気持ちわかった気がする…」


    エレン「いや…こっちこそ悪かったな…よく考えると、いつものお前の立場からすりゃ『ふざけんな』だよな…」


    ジャン「…」


    エレン「…」


    ジャン「か、帰るか…」


    エレン「お、おう…」


    普段と逆のシチュエーションになってお互いの気持ちが分かった2人だった


    おわり
  130. 133 : : 2016/10/30(日) 21:52:50
    次!!


    http://www.ssnote.net/archives/52334
  131. 134 : : 2020/10/11(日) 11:05:50
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

    http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=53

    http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=56

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