さよならにさよなら(アルアニ)
-
- 1 : 2016/04/03(日) 03:43:17 :
- 絶望的な時間に目が覚めた。
昨日夜更かしをしすぎたみたいだ。
時計を見ると8時ジャスト。今6回目の確認をしたら一分になってた。
目覚ましをかけ忘れた昨晩の自分を恨むしかないね、、、
朝御飯は無論無視するしかない。二分で歯磨きと着替えを済ませ、ドアを0,1秒で開けて外に出ると、そこには同じ学校の制服の、女の子が呑気に歩いていた。
-
- 2 : 2016/04/03(日) 04:04:05 :
- その瞬間その女の子はこちらを一瞥したが、何も無かったかのように再度歩きだした。
僕は、そうはいかなかった。
なんと言ってもその出で立ちだ。寝癖の酷い髪の毛を右手でくしゃくしゃにしながら、左手はポケットに突っ込んでる。ついでに凄く猫背。女性らしくない仕草。でも、顔は凄く整ってて、美人だった。
正直、一目惚れした。
僕は、強い女性が好きだった。自分が弱いから。目の前の人は正に理想。だったんだ。
でも、いつまでも惚けてる訳にもいかず、僕は、鍵を閉め、名前を聞くべくその女の子に小走りで近づいた。
「ごめん。同じ学校、、、だよね?」
「だから何?」
ここで若干怯んだけどここで退いたら男じゃない
「名前、何て言うのか教えてくれないかな?あ、僕は、2年2組のアルミン・アルレルトっていうんだ。」
「アニ・レオンハート」
僕は、この名前を聞いて、妙に納得した。3組のアニと言えば有名だ。彼女はバスケの大会で何度もチームを優勝に導いてきた、2年にしてのエースだ。道理で強そうに見えたんだ、、、
「他に用がないなら行って良い?あんたのペースに合わせたら遅れる。」
「まぁもうちょっと僕に付き合ってよ。僕も早歩きにするからさ。」
「で、用って?」
僕は、かなり後悔した。正直話すことを全く決めてなかった。ちょっと間を置いて、苦し紛れに捻り出した。
「好きな音楽、何?」
これが、僕らの出会いだった。
-
- 3 : 2016/04/03(日) 04:19:44 :
- 途中から走ったけどやっぱり間に合わなかった、、、途中から音楽の話になって、イヤホンで好きな歌を紹介して聞き合ってたのが悪かったかな、、、
でも、アニが音楽が好きで毎月のようにライブに行ってるって噂を聞いた上で、あの話題を持ちかけた僕は、策士だと思う。まぁ、遅刻でも今回はいっか。
「裏口から入ろうか?」
「それ以外どうすんのさ、、、全く。あんたの長話に付き合ってたらこれだよ。」
ため息をつかれた。割と傷つく。
「ごめんね。僕のせいで」
「まぁいつも遅いから、良いよ。別に。あんたの話面白かったし。えーと、、、アルミンだったっけ?」
「!ありがとう!」
ヤバイ。すごい嬉しい。
「あんたも歌好きなんだね。意外だよ。ガリ勉野郎かと思ってた。」
「え、、、それは心外だな、、、」
「まぁ話したこともなかったし。というか急ぐよ。後、さっきの話の続き、また聞かせて。」
「!もちろん!」
遅刻して良かった、、、昨日の僕有難う。
予想通り担任に嫌味を言われ、席につくが、心は晴れ晴れとしていた。
良い一日になりそうだ。
-
- 4 : 2016/04/03(日) 18:05:30 :
- 4円
-
- 5 : 2016/04/03(日) 23:39:05 :
- コメント有難うございます!
-
- 6 : 2016/04/04(月) 07:51:00 :
- こういう惹きつけられるというか
読んでみたくなるタイトルいいですね
期待
-
- 7 : 2016/04/10(日) 00:27:13 :
- あと反駁はよ
-
- 8 : 2016/04/11(月) 02:34:11 :
- >>7なん、、、だと?
-
- 9 : 2017/02/05(日) 22:44:31 :
- そ
- 著者情報
- 「進撃の巨人 × 恋愛」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場
- 「恋愛」SSの交流広場
- 恋愛 交流広場