このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
FPSとはなんぞや
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- 1 : 2016/03/03(木) 19:59:12 :
- ぺんぎんと言います!ゲーム大好きです(笑)仲良くしてやって下さい
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- 2 : 2016/03/03(木) 20:23:33 :
- 僕は高校1年生。
平凡な日々に少し飽きてきたこの頃、僕は出会ってしまった。。。
クラスメイト「いやーヤバイ。ホントに」
僕「文章力乏し過ぎ(笑)」
……クラスメイト、以下「く」……
く「いや、ホントにヤバイから」
僕「なにがや」
く「言ってもわかんねーよどうせ、ゲームだよゲーム」
僕「ゲームかぁ…」
ゲームは好きだ。でも、サッカーとかスポーツゲーしかやってこなかった。
く「まぁ難しいからやめとけ(笑)」
僕「おぉ!馬鹿にするなよぉ??」
なんのゲームかわからなかったが、燃えた。とにかく燃えた。これが高校生なのだろう。
僕「そのゲームとはなんぞや」
く「FPSー」
僕「FPSとはなんぞや」
く「だからゲームだって(笑)お前こそ馬鹿か」
僕「そんなに面白いのか?」
く「やってみなきゃわかるわけねーよ」
この言葉は、僕の毎日に刺激を与えてくれるキッカケとなった。
放課後、帰り道にさっきの会話を思い出した。
僕「FPSかぁ」
僕の知らないもの。面白いもの。……うぉぉぉぉぉ
何故かまた燃えた
夢中でゲーム店に自転車を走らせ、店員さんにストレートに言ってやった
「FPSどこにありますかぁ!?」
店「あー、それならこっちにありますよ」
なんだこれ、戦争ゲームか?
ってか高っ!!
……とりあえず残金確認。
ギリ買える。
でもこれホントに面白いのかな、、、
やたら高いし、まず実況動画も見たことなかったので、動画サイトでチラッと見てみた。
「なんだこれ、微妙」
ホントにそう思った。迷った。とにかく迷った。
ふとクラスメイトの言葉が頭をよぎる
(やってみないとわかるわけねーよ)
店員「ありがとうございましたーーー」
(うぉぉぉぉ、買ってしまったぁ、)
好奇心に負けたのだ
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- 3 : 2016/03/03(木) 20:37:05 :
- 家に帰って早速プレイ……
キャンペーン?マルチ?どれやればいいんだーーーーー
もうつまずいた。流石に萎えましたわぁ
とりあえずキャンペーンをプレイ
「キレイだ…キレイだ美しい!」
おいこれゲームだよな(笑)
「っと操作方法は…」
わからぬ。わからぬ
「とりあえず慣れるしかないみたいだな」
「映画の中にいるみたいだ……」
確かにびっくりした。でも進めていくうちに飽きが……
おいおいそこまで面白くねぇじゃねぇかぁぁぁぁ!!
8000円返しやがれください……神よ
イライラしたから寝てやったわ
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- 4 : 2016/03/03(木) 20:57:33 :
- 次の日の朝
僕「買ったよFPS」
く「面白かったっしょ!?」
僕「キャンペーンだっけ?なんか簡単過ぎてつまらんかったがな」
く「は?」
僕「へ?」
く「マルチやってねーの?」
僕「ナニソレオイシイノ?」
く「……。」
僕「ごめんなさい」
く「マルチってのは、インターネットに接続して、世界中のプレイヤーとやることだよ!」
なんだと……そんな機能があったのか
僕「わかった帰ってやってみる」
とは言ったものの、、なんかイマイチ期待が持てない。
そりゃ昨日1日で飽きたんだからそうか。
「うーんと、マルチだっけー?」
お、これか。
とりあえず……この1番上のでいっかぁ
武器なんてなんでもいいだろ
「わ、始まった」
バババン!
って死んだやねーか。
なんだこれ一瞬だった、、、まずどこから撃たれたぁ?
キルカメラが表示される
※キルした人の目線カメラ
「なんだこれ!動かしてないのに動いてんぞ!」
「なんだ生き返った!」
↑いいえ死んでます
「キャンペーンとは全然違うなおい」
バババン
「また死んだぁぁぁ」
の繰り返しを数回
敵が目の前を走っている…こっちには気がついてない……
「今だ!!」
スコア100という文字が表示される
「うぉぉぉぉ!初めて倒したぁぁ」
と思ったのも束の間、
バババン
キルカメラが表示される
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- 5 : 2016/03/03(木) 21:06:59 :
- 期待だぜ☆
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- 6 : 2016/03/03(木) 21:16:16 :
- いいね!
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- 7 : 2016/03/03(木) 21:38:29 :
- 僕は小6からFPS始めました
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- 8 : 2016/03/03(木) 22:02:33 :
- おぉん、めっちゃ死んでるけど楽しいー!
「んま、死んでも生き返るしいっか、
↑いいえ死んでます
でもこれホントに難しいな、コツとか…
☆こんな時にはインターネット
・AiM力つけた方がいい
……!!AiMとはなんぞや……、!
☆こんな時にはインターネット
「AiMとは、簡単に言うと敵にどれだけ上手く標準を合わせることができるか、、的な?」
「あーそういうことか、慣れるしかなさそうだ」
※基本はBOTでAiMを合わせます
・うまい人の動画を観る
(ほう、、やっぱそれ重要だよな)
10分後……
いやーこの人凄いなぁ。
↑完全なアホです
「うまかったな、よしじゃあ僕も頑張るか……」
バババン
チーン
「そりゃそうか、」
ただ動画みてやる気が出ただけだった
※FPS舐めてます
・立ち回りを考える、
あ、ここでうまい人の動画を見ればいいのか!!
↑気がつくの遅い
「なるほどぉ」
ある程度覚えたからいけるわぁ
……とか思ってた時期が僕にもありました。
そう簡単にはいきません
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- 9 : 2016/03/03(木) 22:16:05 :
- 四苦八苦しながらも時は経ち、僕は初心者を抜け出した(時間が経っただけであって、上手になったとは言っていない)
ようやく少しはキルできるようになってきたなぁ
※キル……相手プレイヤーを倒すこと
「なんでだろ、気がついたらFPSやってる……」
そう思う程、僕はFPSにハマっていた
「ゲームは1日1時間!?ふぁっふぁー!ふぉぉぉぉ無理に決まってんだろぉぉぉ!」
※こうなると重症です
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主な症状一覧
・いつの間にか暴言を吐いている
・人混み見るとフラグぶち込みたくなる
・睡眠時間が減る
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ので気をつけましょう
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- 10 : 2016/03/03(木) 22:37:14 :
- 「びぇっ、!びえぇぇぇ!」
大丈夫、正常です
母「あんたいつまで叫びよんの、うるさいんやけど」
僕「うっせクソババアぁ!びぇえええ!」
母「ちょっと降りてきなさい」
もちろん怒られた。ゲームをとりあげられ、僕の心は空っぽだった。
流石にゲームやり過ぎたなぁ
↑多分問題はそこじゃない
ゲームがしたいおん……
したいおん……
よし直訴するか。
僕「ねぇママ、僕ちゃんと勉強するよ。」※普段は母さん
母「行動に移してから言ってくれる?」
ぐっと堪えろ僕……!
その日、僕は部屋で机に向かっていた。
ま、漫画なんて読んでなんいんだからっ!
母「頑張ってるね、はいこれお菓子」
僕「ありがとう(そんなのいらねぇから今すぐゲーム返せ)」
僕「そろそろ疲れたなぁ、」
母「息抜きでもしたら?」
僕「こんな時間だし、どうしよう」
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- 11 : 2016/03/03(木) 22:47:04 :
- 期待だぜ☆
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- 12 : 2016/03/03(木) 23:41:42 :
- 僕「だってもう夜だし…」
いい加減察しろ
母「ゲームばっかりせんのよ?」
話せばわかるやないか
僕「わかった!ありがとう!」
「びぇえええ!びぇえええ!ふぁぁぁおぉぉぉぁ!」
僕は完全なFPS中毒者となってしまった。
毎日毎日プレイする中で気がついたことがある
「ふ、フレンドが…欲すぃ」
※フレンド…いわゆるネッ友
☆こんな時にはインターネット
募集掲示板……っと!
「クラン…とはなんぞや」
☆こんな時にはインターネット
・クランとは俗に言うチーム的な
「ほう、入るしかないのぉ」
えーっと、入隊条件……は
「……。」
レシオ(キルレシオ)とはなんぞや
☆こんな時にはインターネット
・全体のキルとデスの比率
「1以上ね……」
この時僕は言葉を失った。。。
なんや0.6って、、なんやなんや
クラン入れんやないけ
もう少し読み進めてくと、
「初心者歓迎レシオ気にしません」
と表記されたクランを見つけたのでそこへ入ることに決めた
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- 13 : 2016/03/04(金) 00:03:57 :
- 期待
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- 14 : 2016/03/04(金) 19:22:35 :
- そのクランは「MACD」クランといい、特に意味は無いらしい。。。
クランの隊長は明るく気さくな人で、とても親しみやすかった。
でも、僕が特に仲良くなったのは副リーダーのマシロさんだった。
常に冷静で、ジョークも通じ、実力も兼ね備えたマシロさんを僕はとても慕っていた。
毎日のようにパーティを組む中で、自分が少しずつ上手くなっていくことを実感した。
そんな中迎えた初のクラン戦
※クラン戦……クランVSクラン
とても緊張した。
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- 15 : 2016/03/04(金) 19:32:02 :
- 案の定、マシロさんとリーダーはとても活躍していた。
僕も僕で、いつものように
「びぇえええ!」
とかなんとか言いつつも自分なりに頑張った。
しかし、楽しいことだけでは無かった。
僕含め、マシロさんと隊長のスクムさん以外の3人が悲惨な成績をあげていた。
問題は悲惨な結果にあるのではない。
使っていた装備に問題があった。
いわゆる、ネタ武器という装備だ。
この3人は完全に相手を舐めてかかっていた。
マシロとスクムさんがいなかったら大変なことになっていただろう。
それだけではない、その舐めた態度は相手クランに悪い印象を与えてしまったようだ。
確かに「MACD」はenjoyクランだ。
※クランには、大きく分けて2つあり、
純粋にゲームをワイワイ楽しむenjoyクランと、勝利を全力で狙うガチクランがある。
enjoy…とは言っているものの、舐めてかかるのとでは訳が違う。
スクムさんやマシロさんは、リーダー副リーダーという立場ではあるが、そういうことを言うのには抵抗があるらしい。
自分はここにいてもいいのだろうか。
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- 16 : 2016/03/04(金) 23:24:20 :
- 僕は入ったばかりだったので、
「おい、真面目にやれよ」
なんて言えるはずもなく、そもそもそんな事を言って空気を悪くしたくなかった。
そんな中、1人のクラメンが物を言った。
「真面目にやりませんか?」
もちろん雰囲気は悪くなり、空気も少し重たくなった。
そのクラメンは大して実力がある訳ではなく、FPSも初心者だと前に語っていた気がする。
僕もまだ経験は浅いが、感心した。
ここでひとつ、気がついたことがあった。
他人の顔色ばっか伺ってたんじゃ正しいことの区別ができなくなると。
そして、自分はただ下手くそでもいいから勝利を目指したいんだと確認させられた。
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- 17 : 2016/03/06(日) 17:07:56 :
- しかし、他に行くあてもなかったので僕はもうしばらくクランにいた。
それなりに楽しんだ。
でもやっぱり自分の中にある迷いや悩みを捨てることはできなかった。
こうして僕はクランを抜けた。
スクムさんやマシロさんとはその後も交流を持ち続け、フレンドとして一緒に遊んだ。
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- 18 : 2016/05/22(日) 18:57:54 :
- これ実話?
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