ちょっと短編ネタ


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「ハァハァ...........」

イルゼ・ラングナー
第34回壁外調査に参加、第二旅団最左翼に配属していたが、帰還時に所属班が巨人に遭遇し壊滅する。馬を失い、立体機動装置も壊れてしまい徒歩で帰還しなければならないという絶望的な状況に立たされていた...........

イルゼはただひたすら走っていた
体力が限界に近づき、足取りはふらついていた
それでも、彼女は走るのをやめない

ここは壁外
巨人が支配する世界
そんな中をイルゼはひたすら走っていた...........

「...屈するものか........巨人なんかに...絶対、屈するものか」

絶望的な状態でも希望を捨てず手帳に状況を書きながら走り続けるイルゼ。調査兵団の一員という誇りを持っているからこそ、彼女は走り続けられるのだ









「私は屈しない」









直後、森を抜けようとした彼女の前に一体の巨人が現れた
イルゼは巨人に鉢合わせしてしまった

「ヒッ!」“巨人と遭遇”



巨人はイルゼに気付くと一気に距離をつめ、イルゼに近づいた



(もう...........ここまでなの...)
イルゼは目の前へ迫りくる死を覚悟した






















「...........撃てぇ!!!!!!!」







巨人「ユミルさm...(ドゴーン!!!!!!!...ドガッ
イルゼ「!!?」

しかし、訪れたのは死ではなく
『壮大な爆音』と『爆音と共に上半身を吹き飛ばされる巨人の倒れる音』であった


たちのぼる巨人の蒸気
             ・・・・・
イルゼはその蒸気越しに動く小さな集団を見た
その集団は全身を緑色に染めており、こちらに
近づいてくる



その後のイルゼの手帳にはこう書かれている


“巨大樹の森において巨人と遭遇。しかし、直後に爆音がし、巨人のうなじが上半身とともに爆砕”

“緑色の集団と遭遇...........

















...........彼らは自らを......