この作品は執筆を終了しています。
サネカズラ
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- 1 : 2015/08/12(水) 22:29:48 :
- 注意
・低クオリティ
・文章がくどい
・キャラの死
・シリアス
・マリアリ
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- 2 : 2015/08/12(水) 22:31:43 :
森の中の少し開けた平野、そこに1つの墓石と1人の少女がいる。
「あなたがいなくなって、もう6年が経つのね……」
金色に光る髪を風になびかせながら、アリス・マーガトロイドは墓石に話しかける。
彼女の目の前の墓石には『霧雨魔理沙』の文字が刻み込まれている。
「皆、あなたの七回忌に集まってくれたわ」
この日は魔理沙の死からちょうど6年目であり、今は彼女の七回忌が済んだ後である。
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- 3 : 2015/08/12(水) 22:33:09 :
「あなたはよく私に言っていたわね……『人は2回死ぬ』って」
魔理沙は生前、アリスといるときに、よくどこか淋しそうな目をして『人は2回死ぬ』と言っていた。
――なぁ、アリス。知ってるか? 人は2回死ぬんだぜ。1回目は心臓が動かなくなったときだ。
――じゃあ2回目は?
――周りから忘れられた時だ。
「だから、あなたは誰よりも生に執着して、人一倍忘れられるのを怖がってたわね」
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- 4 : 2015/08/12(水) 23:39:29 :
しかし、彼女も命ある生き物の1つ。若さを与えられて奪われるのが定めであり、逃れられないことでもある。
彼女の思いも空しく、当然のことながら亡くなった。
アリスに1つの言葉 を残して。
――どうか私を殺さ ないでくれ……
「安心して魔理沙。私はあなたも、あなたとの思い出も決して忘れないわ」
しかし、アリスも生き物である。寿命が人間に比べて長いとはいえ、いつか死ぬのは避けられない道である。
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- 5 : 2015/08/12(水) 23:40:35 :
「私が死んだときは、あなたはもう忘れ去られているかもしれない。でもその時は、あなたが天国にいても、地獄にいても、私がすぐに逢いに行くわ」
彼女の目は少し潤んでいるが、それでも涙は流さないようにと堪え、言葉を続ける。
「あなたが2回目に死んだときは、私達がまた出逢って、そこから新しい人生を始めましょう」
堪え切れなかった涙がポタポタと墓石に流れ落ちる。それでも、まだ振り絞って涙混じりの声を出す。
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- 6 : 2015/08/12(水) 23:42:03 :
「だから、また逢ったときに楽しい土産話ができるように、あなたが生きたかった世界で、私があなたの分まで楽しんでくるから、もう少しだけ、待っててね……」
必死の思いで言い切ると、彼女は真っ赤な果実を実らせた花を墓石の前に置き、自分の頬と墓石に落ちた涙を拭い、その場を後にした。
――その花の名は『サネカズラ』
花言葉は
"再会"――
~ END ~
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- 7 : 2020/10/14(水) 14:32:43 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
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何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
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