霊夢「能力の有効活用」
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- 1 : 2015/08/09(日) 23:40:03 :
- はいどーも、ルルです。今年度末に受験を控えていますが、気晴らしにでもちらちら投稿していきます。
1回目の作品として、楽しい文を書こうかな~なんて思っています。
たぶん、相当遅い更新になりますが、なが~~~い目で観てくれると、幸いです。
ではスタート!
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- 2 : 2015/08/09(日) 23:47:59 :
- 能力の有効活用
:by博麗霊夢
~ある日の昼下がり~
霊夢「暇ね、ほんとヒマ」
と、近くに置いてある座布団を投げる。
彼女は、ここ3日ほど人に会ってない。
霊夢「あぁ~、何でこうも人が来ないかね、宣伝でもしようかしら」
霊夢「でも、宣伝するほどの資金力がないじゃない」
霊夢「そ~考えると、結局何もできないじゃない。これじゃ、魔理沙中毒のぼっちと同じか~」
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- 3 : 2015/08/09(日) 23:58:25 :
- そんな時、彼女は閃いた、
霊夢「そうだ、紅魔館へ行こう」
霊夢「よ~し、出発ね!」
~少女移動中~
霊夢「・・・?あれはチルノかしら、いったい何してるんだろ?」
⑨「わはは!!このあたいがこのカエルを凍らしたんだぞ~!」
あとから大妖精が諭す。
大妖精「駄目よチルノちゃん元に戻してあげないと・・・」
霊夢は、いつものことね・・・とただ感じただけだった。
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- 4 : 2015/08/10(月) 00:09:41 :
- ~少女移動完了~
美鈴「あれれ?霊夢さんじゃないですか、急にどうなされたんですか?」
霊夢「なんとなく、ここに来ただけよ特に意味はないわ」
美鈴「そうですか、また暴れるのは勘弁してくださいね」
霊夢「わかったわ、」
霊夢が門をくぐり抜けたところで、急に3本のナイフがお出迎えしてくれた。
霊夢「咲夜、ご丁寧にお出迎えどーも」
そのナイフは見事に霊夢をかすめ、後ろの壁に刺さった。
咲夜「あら、どうしたの霊夢」
咲夜はベランダの策の上から、話しかけた。
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- 5 : 2015/08/10(月) 00:18:36 :
- 霊夢「今回は、あんたに用はない。レミリアまで案内して頂戴」
咲夜「・・・わかったわ、ついてきて」
霊夢は咲夜についていった。
咲夜「それで、なぜお嬢様に?」
霊夢「アイデアが欲しいのよ」
咲夜「?アイデアとは?」
霊夢「能力の有効活用のアイデアよ」
咲夜「・・・着きましたよ」
霊夢「ありがとう咲夜」
霊夢は、静かに重い戸を開く。
レミリア「霊夢ね、事は知ってるわ、能力の有効活用について・・・でしょう?」
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- 6 : 2015/08/10(月) 00:35:44 :
- 霊夢「流石、レミリア。もしかして、私がヒマになるところから運命操ってたのかしら?」
レミリア「いや、私にはそんなに難しいことはできないわ」
レミリア「もっと簡単なことよ」
霊夢「じゃあその簡単なことを教えてもらっても?」
レミリア「あなたがここにくるってことよ」
レミリア「まぁ、私が呼んだようなものだけど」
霊夢「それが一体何でこの話になってたの?」
レミリア「ここに来るまで、能力を使って何かしてる妖精を見たわね?」
霊夢「チルノか・・」
レミリア「ふふ、図星みたいね。立ち話もなんだから、このイスに座って頂戴」
霊夢は言われるがままにイスに座った。
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- 7 : 2015/08/10(月) 00:45:47 :
- レミリア「この行動、あなたがこのイスに座ったこと、これは私の能力の1つなのよ」
レミリア「簡単に言えば、人の行動をある程度まで『運命』として操るってとこよ」
霊夢「確かに・・・こういう風に利用させるのか・・流石ね」
レミリア「咲夜、霊夢にコーヒーを出してくれないかしら」
咲夜「こちらになります」
霊夢「あ・・コーヒーはあまり得意じゃないのよね・・・」
咲夜「おさげしました、申し訳ありません」
霊夢「まさか、私がコーヒーを拒否するところまで・・?」
レミリア「ううん、さっきも言ったけど、そんなに難しい『運命』は操れないわ」
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- 8 : 2015/08/10(月) 01:02:06 :
- レミリア「私は、咲夜が2回時を止める『運命』を操っただけ。あとは私が咲夜に霊夢の苦手なコーヒーを出してあげるように命じただけ、簡単でしょう?」
霊夢「・・・」
レミリア「すべてが『運命』ではないのよ」
霊夢「つまり、活用にあたってフルに使わなくていいってこと?」
レミリア「そうよ、そうでもしないと疲れちゃうでしょ」
霊夢「はぁ~レミリアには頭の柔軟さじゃかなわないな~」
レミリア「ふふ」
霊夢「じゃあ色々考えてみるわ。ありがとねレミリア。」
霊夢はまた来るわと言って、神社に帰った。そしてふと思ったのは、このまた来ることも『運命』なのかなと・・・
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- 9 : 2015/08/10(月) 01:12:55 :
- 明くる日、目が覚め、境内に散らばる文々。新聞を集めて縁側にでも置いておく。
霊夢「ふぅ~あの射命丸は読ませる気があるのか・・?今度見たらクレームでも言ってやろうかしら」
霊夢「それか、飛んでる最中に後ろから脅かして落っことしてやろうかしら」
霊夢の中で数多くの悪巧みが射命丸に向いたとこで、時計の針はもう正午を指していた。
霊夢「もうお昼か・・おなかすいたわ」
霊夢「人里にでも行こう」
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- 10 : 2015/08/10(月) 17:52:47 :
- ~少女移動中~
人里では、団子や煎餅が、それなりに良心的な価格で売られている。
霊夢「あ!団子じゃないの~!買ってこうかしら」
霊夢「すみませんこれ下さい」
店員「30円になります」
霊夢「えぇと・・・、はいどうぞ」
店員「ありがとうございました~」
霊夢が団子を買ったとき、もう彼女の財布の中は、2円しか残っていなかった。
霊夢「今ちらっと見えた金額は気のせいよね、稼ぐのは得意じゃないからいやよ」
慧音「おや、霊夢じゃないか」
霊夢「あ、慧音、どうしたのよこんな真昼間に」
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- 11 : 2015/08/11(火) 00:34:07 :
- 霊夢が3日ぶりに見た知り合いの彼女の名前は、上白沢慧音。
寺子屋の教師だ。彼女の教え方はわかりやすいと生徒の評判は良いものである。
慧音「あぁ、実はな・・・」
霊夢「?どうかしたの?」
慧音「補習が必要な生徒が増えてきたんだ」
霊夢「補習?そんなのあんたでも困るほどのものなの?」
慧音「あぁ、というより、理解力が乏しいんだ」
霊夢「・・・チルノとか?」
慧音「彼女だけではない、ルーミア、ミスティアもだ」
霊夢「あ~重症ね、最近難しいこと教えてるの?」
慧音「いや、ただの掛け算だが・・・こうもひどいとは・・」
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- 12 : 2015/08/11(火) 00:41:57 :
- 霊夢「・・・・で、私ならこれもできるだろうと・・?」
慧音「流石、博麗の巫女。察しがいいな。」
霊夢「やるからには、報酬次第だけど?」
慧音「もちろん、報酬は弾むさ。」
霊夢「オーケー。そうと決まれば、さっそく寺子屋に案内してくれるかしら」
慧音「わかった。すぐそこだけどな」
~少女達移動中~
霊夢「これかしら?」
慧音「あぁ、最近増築したんだ」
彼女たちの前に現れたのは、前までのイメージを払拭するほどの大きな寺子屋、もとい学校であった。
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- 13 : 2015/08/11(火) 00:59:47 :
- 霊夢は、土間を通って慧音の部屋に向かった。
慧音「ここは職員室のようなものだ、まぁ常駐の職員は私だけなんだがな」
霊夢「私はここを借りて使えばいいの?」
慧音「あぁ、構わない」
霊夢「講習の時間まではどうしていればいいの?」
慧音「ゆっくりしていてくれ、午後の授業が終わったらよびにいくから」
霊夢「わかったわ」
慧音「ちなみに、教室はB教室を使ってくれ」
と言って、彼女は一瞬で「教師」になった。霊夢は少し不安を覚えた。
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- 14 : 2015/08/11(火) 08:12:41 :
- ~少女授業中~
慧音「それでだ、この、1×4は、1+1+1+1と同じことだから、足し算のほうを計算すると・・・?」
チルノ「10だ!」
大妖精「チルノちゃん違うよ、4だよ。」
チルノ「あたい、普通に計算しただけなのにな~」
慧音「チルノは後で補修な、新しい先生を呼んでいるから、楽しみだろう?」
チルノ「!!あたい楽しみ!」
慧音「そうか、では次は少し応用だ、3×4を計算してくれ」
ルーミア「21なのかー?」
慧音「不正解だ、もう一度計算するといい。1×4は、1が4つ、3×4は、3が4つだから?」
ルーミア「・・・12なのかー」
慧音「そうだ、できるじゃないか」
ルーミア「わはー」
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- 15 : 2015/08/11(火) 20:33:02 :
- ~少女授業完了~
慧音「よし、それじゃあ今日も講習が必要な人は残ること。さようなら」
生徒「さようなら~」
慧音「ふぅ~いったいどうすれば理解がしやすいんだ?」
慧音「わからないな」
慧音は、大きなため息をついた、誰の目で見てもそれは無理をしていることは一目瞭然だった。
慧音「お~い、霊夢いるか~?」
霊夢「んぁ?あぁ、待ちくたびれたわよ。まさかこんなに待つとは」
慧音「そうか・・?あぁ、でももう4時か」
霊夢「で、ここから掛け算を教えに行けばいいと?」
慧音「そうだ、簡単なことだろう」
霊夢「これが簡単だったら、今頃私はここにいないわよ」
慧音「はは、それもそうだな」
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- 16 : 2015/08/12(水) 08:25:49 :
- 期待!!
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- 17 : 2015/08/12(水) 09:45:58 :
- 期待ありです^^
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- 18 : 2015/08/12(水) 17:04:58 :
- ~少女移動中~
霊夢「はいるわよ~」
霊夢はコンコンと、軽快に戸をたたく。相手は知り合いだし、そんなに緊張してないように伺える。
しかし、チルノによる、戯符「入口黒板消し落とし」が炸裂してそれはそれはものの見事に命中し、その日は掛け算どころでは無くなった。
チルノ曰く、その時の彼女は、『鬼』の形相であったという。
霊夢「まぁ、私も言い過ぎたわ、今回に限って許してあげる」
チルノ「ほんと!?」
霊夢「今回に限ってね」
彼女は念を押すように睨みながら言い放った。
チルノ「ひ・・」
生徒たち(主にチルノ)に、掛け算の代わりに恐怖を植え付けた霊夢は、あとで慧音に怒られた。その時の慧音も鬼のようであったという。
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- 19 : 2015/08/15(土) 12:56:39 :
- 慧音「まぁ、兎に角だ、子供は大人に影響されやすい。大人が不安定ではいけないぞ」
霊夢「私のほうが妖精たちよりもはるかに年下だけど?」
慧音「私が言いたいのは、精神の年齢の話だ。」
霊夢「ふ~ん」
その後、彼女は博麗神社に帰った。その際に夕刊を放り投げる射命丸にであったが、すばしっこく逃げられて、苛立ちを隠せないまま、神社の境内に降り立った。
霊夢「・・・あの天狗め・・・」
霊夢「閃いた、自由落下を利用して蹴落としてやるわよ・・」
霊夢「まあ、いつまでもこうしてちゃいられないから、もう寝ようかしら、早いけど」
霊夢は5時半ごろに床に就いた、きっと疲れの1つや2つ、あったのだろう
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- 20 : 2015/12/25(金) 23:12:10 :
- 久しぶりですね
多分、次回の更新は、高校入学からになると思います。
それまでに、ある程度までネタを温めていくので、少し期待をしていてもいいかなと思います。
では、2016年度まで!さようなら!
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