この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
燃えろ!!籠球馬鹿
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- 1 : 2015/06/18(木) 17:21:41 :
- まず始めに、人物紹介をしておきます。
神谷蓮 北海道A中学校バスケ部キャプテン。超強豪J中でいじめを受けA中に転校。温厚で人望が厚いが闘争心が人一倍強い。
宮本光輝 副キャプテン。努力家。3Pシュートの職人。
土屋俊介 6番。あだ名は「ツッチー」。頭が良く、背がチームで二2番目に高い。
松本優 7番。あだ名は「スグ」。伸長203cm。見た目は怖いが、縁の下の力持ち。
中田佑樹 8番。頭の回転は遅いが、身体能力がとても優れている。チームのムードメーカー。
浅田志保 マネージャー。蓮と付き合っている。
浅田翔 志保の兄。東京都X大学のスーパースター。現在オフシーズンを利用し北海道に帰省。
秋山先生 A中バスケ部顧問。部員全員が慕う素晴らしい教師。バスケは素人。
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- 2 : 2015/06/18(木) 17:50:54 :
- 1.神谷蓮
「……何だよこれは」
蓮はロッカーのバスケットシューズを見て驚愕した。シューズには無数の切られた痕があり、ペンで「死ね」「消えろ」などと書かれていた。
蓮の驚愕した姿を見て、影でクスクス笑っている奴らがいた。
蓮こと神谷蓮は4月からバスケの超強豪、北海道J中学校に入学した。ミニバスの頃は全道大会で準優勝し、小学校の友達と離れJ中を受験した。
入学後はそこそこ勉強はできたので、勉強は大してせず、バスケ漬けの日々を送っていた。5月に入り、新入部員20人を残し1軍に参加すると、同級生からは嫉妬心からか影で悪口をたたかれるようになった。徐々に嫉妬心はエスカレートし、今日のような事件が起こった。
それでも蓮は何も言わなかった。だったらバスケで勝ってやる、と自信があったからだ。
しかしそんな蓮に転校する決意をさせた事件は、6月の中体連前の遠征で起こった。蓮がいない隙に荷物を荒らし、切り刻んだり、蓮を囲んで殴りまくったり。先生に助けを求めても、「お前が弱いからだ」と見放され、とうとう決意した。転校しようと。ここに自分の居場所はないと。
家に帰るなり父親に相談し、父親は学校に乗り込んでいった。そして、謝罪の念ひとつも感じない謝罪を受け、失意のままJ中から遠く離れた、A中に転校した。
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- 3 : 2015/06/18(木) 18:12:31 :
- 2.宮本光輝、土屋俊介、松本優、中田佑樹
「光輝、まだ1年のバスケット部員は俺達しかいねーのか?これじゃあ来年試合できねーよ。2年生もいないんだから」
「しょーがねえだろ、ここのバスケ部は弱小なんだから」
「ツッチー、そういうこと言うな。3年生に失礼だろ」
「佑樹も、まだ我慢しよう。凄い転校生が来るかもしれないだろ」
「スグ、そんな確率1%くらいだよ」
キーンコーンカーンコーン…朝のチャイムが鳴った。光輝達仲良し4人組は、みんなが近い自分の席に座った。
「さっきの話だけどよ、スグ、そんな凄い奴がこの田舎にくるわけないだろ。そういう奴は都会にいんだよ都会に」
ガララッと扉が開く音がした。先生が入ってきた。
「はーい、みんなおはようございます。今日は都会からの転校生がきました。紹介します」
「!?」4人が4人とも驚きを隠せなかった。
「J中学校から来ました、神谷蓮くんです」
教室中からどよめきがあがった。
「マジか!!スグは予知能力があんのか!?」佑樹が驚いて大声を出した。
「J中学校から来ました、神谷蓮です。今日からよろしくお願いします」
ワーオ、と4人はお互いを見た。
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