このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
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女神さまの言うとおり 第4話 「引け引けドンドン”命綱”」
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- 1 : 2015/06/13(土) 20:56:18 :
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先生「えー実はみんなに知らせたいことがあるんだ。よーく聞いてくれ」
ザワザワ ザワザワ
ナンダロ? テストカナニカカ?
ナニナニナニ?
先生「よし、ではアッカーマン、前に来てくれ」
ミカサ「…………はい」ガタッ
エレン「?」
エレン(ミカサが……どうして……)
ジャン「え……なんで……?」
ミカサ「・・・・・・・・・・・・・・・・」スタ スタ スタ スタ
先生「みんな、落ち着いて聞いてほしい」
先生「実はな………」
先生「今週をもってミカサ・アッカーマンが転校することになった」
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- 3 : 2015/06/13(土) 21:02:04 :
- 期待
-
- 4 : 2015/06/13(土) 21:02:56 :
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―――――――――――――
???
エレン「次は一体、どんな試練が始まるんだ?」
トーマス「と、とりあえず、あの家に入るか?」
ジャン「そうだな」
ナック「おかしいな。今までのパターンだと、なんか出てくると思ってたけど、ホントになんもねえぞ」
ミーナ「そうだね。なんかおかしいわ」
アニ「とにかく、試練がわかるまでは気は抜けないね」
ジャン「ああ、でもまずはとりあえず家に向かおうぜ」
トーマス「そうだな」
スタスタスタスタスタスタ
ガチャッ ギーーッ
エレン「おお」
ジャン「見た目と違って中は結構広いな」
ナック「おまえけにすっげえゴージャス……!!」
ミーナ「ソファもある……!」
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- 6 : 2015/06/14(日) 10:39:23 :
- 期待です
-
- 7 : 2015/06/14(日) 14:07:47 :
- 期待です!!
-
- 8 : 2015/06/14(日) 21:28:59 :
エレン「ちょうどいいや、ちょっと休ませてくれ」ドサッ
ミーナ「私もぉ」ドサッ
ジャン「2階もあんのか。ちょっと見てみるか」
ギタッギタッギタッギタッギタッギタッ
―――――――――――――
2階
ジャン「部屋が7つ……みんなの分の部屋が用意してある……」
ガチャッ
ジャン「中にはベッドにトイレ、シャワー室もある。どっかのホテルみたいな雰囲気だな」
ギタッギタッギタッギタッ
トーマス「ジャン、2階はどうだった?」
ジャン「ああ、みんなの分の部屋が用意してあった。中もシャワーとか、ベッドとか、いろいろあったぜ」
ミリウス「なんか、今度のはヤツはホントに読めないな」
ナック「だるまやこけしみたいなヤツはまだ出てないわけだし……」
トーマス「もし出るとしたら、次は『し』から始まる名前のヤツだろうな」
ジャン「”し”?それどういう意味だトーマス」
トーマス「ジャン、それにみんなもよく思い出してほしいんだ。今まで出てきたゲームを司会するヤツのこと」
ジャン「だるまに猫にこけしがどうかしたのか?」
トーマス「全部『しりとり』で繋がってるんだ」
ジャン「ああぁっ!!!」
ナック「た、確かに……!!」
トーマス「だるま、招き猫、こけし。つまり次は『し』から始まる何かってことだ」
ナック「トーマス、よくそんなとこ……」
トーマス「もしかしてと思って、気にはなってたんだ」
-
- 9 : 2015/06/14(日) 21:40:02 :
)))ピーンポーンパーンポーン(((
ガピーーッ ガッガッガッガッ ブツン
アナウンス「あーあー、テイステイス、マイクテイス」
トーマス「なんだ?」
ミリウス「外からなんか聞こえたぞ」
ジャン「おい、この声……もしかして……!!」
アナウンス「えーーようやくみなさまハウスしたので、これより第4の試練を始めたいと思いま~~す♪」
ジャン「やっぱりそうだ!!」
アニ「この声、この口調、体育館で聞いたのと同じ!!」
アナウンス「第4の試練はチーム戦!!7対7のデスマッチでいきまーーーす!!」
アナウンス「そしてワタクシに代わり、その対戦を司会、見届けるはこの子達だーーーーー!!!」
ヒューーーーーーーーーーン
ドスン ドスン ドスン ドスン ドスン ドスン
ドスン ドスン ドスン ドスン ドスン ドスン
小便こぞう「オーーイエーー♪」
オーーイエーー♪ オーーイエーー♪ オーーイエーー♪ オーーイエーー♪ オーーイエーー♪
オーーイエーー♪ オーーイエーー♪ オーーイエーー♪ オーーイエーー♪ オーーイエーー♪
オーーイエーー♪
ジャン「なんだあれ?」
トーマス「”し”……しょうべんこぞうか……」
ナック「たくさん降ってきたぞ……」
-
- 10 : 2015/06/15(月) 00:34:45 :
- オ、オオオォォ!!き、期待だ!!
(もう漫画で見たからほとんどわかる)
ψ(`∀´)ψ
-
- 11 : 2015/06/15(月) 01:22:03 :
- 期待
神様のいうとおり好きなんだよね
一話しか見てないからssであの後のストーリー大体分かれてラッキー☆
-
- 12 : 2015/06/15(月) 10:56:02 :
アナウンス「そして次のクリア条件は……テレビに注目だーーーーー!!!」
ザザザザザザザザザザザザザザザッ
ザザザザザザザザザザザザザザザッ
一同「!?」クルッ
パッ
テレビ画面
――――――――――――――――――――
引き合って反対全部負かせば
終 了
7人以下なら何人参加でもOKだよ♪
――――――――――――――――――――
エレン「引き合って……反対負かせば終了……?」
ミリウス「反対を負かすってことは、敵チーム全員に勝利すればいいってことか……」
ジャン「ああ、そこまではわかるが、『引き合う』ってどういう意味だ?」
アナウンス「ゲーム内容はその子たちから聞いてね!!それでは、グッバ~~イ♪」
ブツン
小便こぞう「宣誓!!」ビシッ
小便こぞう2「我々神の子たちは!!」ビシッ
小便こぞう3「正々堂々団結し合い!!」ビシッ
小便こぞう4「戦っていくことを!!」ビシッ
こぞう一同「誓います!!!」
ジャン「なんだアイツら、なんか始めやがったぞ」
トーマス「なんだっけあれ、運動会とかにするヤツ?」
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- 13 : 2015/06/15(月) 18:13:38 :
- 期待です☆
-
- 14 : 2015/06/16(火) 11:02:14 :
-
小便こぞう「それでは解散!!各地持ち場に付けーーーっ!!」
こぞう一同「アイサーーーーッ!!」ビシッ
スタスタスタスタスタスタスタスタ
スタスタスタスタスタスタスタスタ
ナック「なんだなんだ?何始めようってんだ?」
ミリウス「さ、さあ」
小便こぞう「それではまず第1試合!!」
小便こぞう「4番対7番!!入場次第始めよ!!!」
ピピーーーッ
ジャン「あ、見ろあれ!!」
トーマス「あっちの家とこっちの家から7人ずつ出てきたぞ!」
アニ「試合開始ってことかい」
オラオラオラーーーーーーーーッ!!!
ハ、ハヤクミンナ!! ヒッパラレチャウーーーーーーッ!!!
ハシレ!! ハヤクヒモヲ!!
小便こぞう「そーーれそーーれ!!引け引けドンドン!!」
ミリウス「あれって、どう見ても……」
ナック「ああ、『綱引き』だな」
ジャン「引き合う……引き合うって……」
アニ「”綱引き”のこと……だったのね」
-
- 15 : 2015/06/16(火) 12:26:11 :
-
小便こぞう「そーーれそーーれ引け引けドンドン!!」
味方チーム
「おい、もっと引けお前ら!!」
「も、もう限界だよ!!」
「ダメだ!!負ける!!」
小便こぞう「そこまでーーーーーー!!!」ピピーーーッ
小便こぞう「勝者ウエストチーム!!」バッ
敵チーム
「やったぜ!」
「フィ~~」
コゾウ コゾウ コゾウ
コゾウ 味方チーム コゾウ
コゾウ コゾウ コゾウ
味方チーム
「ひっ!!」
「な、何だよコイツら!?」
トーマス「なんだ?」
ジャン「負けたチームが取り囲まれたぞ!?」
小便こぞう「ぅてーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
ズドン ズドン ズドン ズドン
ズドン ズドン ズドン
「ゴフッ」
「うぐっ」
「あっ」
「ぐふっ」
「ごぷっ」
「かはっ」
「がっ」
バタッ バタッ バタッ バタッ
バタッ バタッ バタッ
アニ「ヒッ!!!!」
ナック「なん………だと……!!」
トーマス「おい、マジかよ……」
ジャン「負けたら死ぬ……予想はしてたが、これは……」
ミリウス「今度は……」
ナック「一気に殺すのかよ……!!」
-
- 16 : 2015/06/16(火) 12:57:55 :
-
トーマス「だるまでも一気に殺してたが、これはあまりにきつすぎるぞ!」
ジャン「とにかくゲームの内容はわかったが、勝ち続けられるかどうかだな」
ミリウス「あっちにどんなヤツがいるか。もし力自慢とかどえらいヤツがいたら……」
ナック「見たところ、あの4番チームにはそんなヤツはいなかったな。全員普通なヤツばっかだったし」
アニ「と、とにかく油断は禁物だね。まだゲームは始まったばっかなんだし」
ジャン「ああ、そうだな」
「これウメえなぁ!」モグモグ
「うんホント!」モグモグ
ジャン「え?」クルッ
アニ「エ、エレン……ミーナ……」
ミリウス「お、お前ら、何食ってんだ?」
エレン「ああ、あそこのタンクに入ってるヤツだよ」
ジャン「おま、なんの抵抗もなしに得体のしれないモンを…!?」
ミーナ「でもねこれ、見た目に反して結構美味しいよ」モグモグ
トーマス「そ、そうなのか……?」
エレン「ああ、喰ってみればわかるよ」モグモグ
アニ「よくこんな時に食べてられるね」ハァ
エレン「でもさ、昨日からなんも喰ってねえしさ。流石に腹減っちまったよ」モグモグ
アニ「まったくアンタは……」アキレ
-
- 17 : 2015/06/16(火) 20:47:05 :
- 期待です!
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- 18 : 2015/06/19(金) 16:24:25 :
-
エレン「アニも喰えって。ホラ」スッ
アニ「い、いいよ私は……」
キュルルルルルルル
アニ「うっ……////」
エレン「なんだお前、ちゃんと腹減ってんじゃねえか」
アニ「ア、アンタが美味そうに食べるから、なっちまったんだよ////」
エレン「まあとにかく喰えよ。ウメえぞホントに」スッ
アニ「あ、ありがと……」
アニ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
カジッ
アニ「」モグモグモグモグ
アニ「ッ!!」
アニ「ホントに美味しい!!」
エレン「だろ?」
アニ「なにこれ!?こんなに美味しいの初めて!!」モグモグモグモグ
ミーナ「ね。言ったとおりでしょ」モグモグ
モグモグモグモグモグモグ
モグモグモグモグモグモグ
モグモグモグモグモグモグ
ジャン「・・・・・・・・・」ゴクッ
ナック「・・・・・・・・・」ゴクッ
トーマス「・・・・・・・・」ゴクッ
ミリウス「・・・・・・・・」ジュルリ
ジャン「よ、良しこの際だ。あの喰いモンには害はないみたいだし。俺たちも喰っとこうぜ」
ナック「そ、そうだな」
トーマス「そうするか」
ミリウス「腹が減ってちゃまともに戦えねえからな」
ジャン「」カジッ
ナック「」カジッ
トーマス「」カジッ
ミリウス「」カジッ
モグモグモグモグモグモグ
ジャン「う……」
ナック「ウメえ!!!」
トーマス「信じらんねえ……なんだこれ!!?」
ミリウス「すげえ……こんな状況だけど、なんか幸せを感じる美味さだぜ!!」
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- 19 : 2015/06/19(金) 17:10:56 :
-
)))ピーンポーンパーンポーン(((
小便こぞう「えーーこれよりぃ、第2試合を始めるーーー!!」
一同「!!!?」ビクッ
エレン(今度はどこが!?)
小便こぞう「第2試合は2番対3番!!始めーーー!!!」
ピピーーーーッ
味方チーム
「おーーし、行くぞーーー!!」
「「「「「「「オーー!!!」」」」」」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ
ジャン「今度は1番の家の奴らか」
ナック「今度の敵チーム、普通のヤツばかりだといいけど……」
敵チーム
「引け引けーーーーーー!!!」
「ちんたらやってっと死ぬぞーーーーー!!!」
ジャン「あ」
アニ「ああっ!!!」
エレン「どうしたアニ………あぁ!!!」
「引け引けオラァ!!!!」
ジャン「アイツは……まさか……」
アニ「シャビイ……?」
エレン「アイツ、生き残ってたのか……!!」
ナック「なんだ?知り合いがいるのか?」
エレン「ああ、あの前から3番目にいる金髪のヤツだ……」
ナック「アイツがか」
エレン「そうだ。名前はシャビイだ」
ミリウス「ちょっと待て!シャビイだと!!?」ガタッ
ジャン「どうしたミリウス?」
ミリウス「もしかしてソイツ『シャビイ・イノセンシオ』って名前のヤツか?」
ジャン「あ、ああそうだけど……」
ミリウス「嘘だろ!?どうしてアイツがこんなとこに!!?」
エレン「ミリウス、シャビイのことで何か知ってんのか?」
ミリウス「知ってるも何も……」
トーマス「ミリウス、その話は……」
ミーナ「トーマス、この際だから、聞かせてあげて」
トーマス「…………そうだな。すまんミリウス、続けてくれ」
ミリウス「ああ」
ミリウス「実はアイツの家は超お金持ちで『イノセンシオ家』の1人息子なんだ」
トーマス「つまりは、お坊ちゃまってことだ」
ミリウス「そう、でもただの坊ちゃんじゃなかったんだ」
ナック「どういう意味だ?」
ミリウス「アイツは……」
ミリウス「俺の、俺たちの学校で………………」
ミリウス「殺人未遂を犯したんだよ」
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- 20 : 2015/06/20(土) 08:09:43 :
―――――――――――――――――――
―――――――――――――――――
――――――――――――――
7ヶ月前
―――――――
トロスト高校
不良1「よう、来たか坊ちゃん」
シャビイ「わざわざこんなとこに呼び出しといて、一体何用だ?」
不良2「へへへ、ちょいと頼みがあるんだよアンタに」
シャビイ「金か、やっぱり」
不良1「頭のいい坊ちゃんだな。話が早くて助かるぜ」
シャビイ「フン、金なら腐るほどあるけど、ハイって渡すモンじゃないんだよこれ」
不良2「生意気なヤツだな。いいだろ?10万ぐらいは出してくれてもたいしたことじゃねえだろ」
シャビイ「お断りだね。これ以上時間を無駄にしたくないし、俺は帰らせてもらう」クルッ
不良1「おい待てよ。話はまだ終わってねえぞ」ガシッ
シャビイ「手を離せ……ゴミが」ボソッ
不良1「は?なんだと?」
シャビイ「離せって言ってんだゴミが!!」
不良2「テメエ!!!」バキッ
シャビイ「グッ!!」ドタン
不良1「もう我慢ならねえ。こうなりゃ力づくだ!!」
不良2「覚悟せいや!!!」
シャビイ「」ニヤッ
-
- 21 : 2015/06/20(土) 18:13:04 :
- 期待です!
-
- 22 : 2015/06/20(土) 21:52:00 :
- き、期待です!!
-
- 23 : 2015/06/21(日) 10:15:53 :
- 期待!
-
- 24 : 2015/06/21(日) 21:33:59 :
バキッ バキッ ドカッ
ドカッ ドカッ ガン
バキッ バキッ バキッ
シャビイ「クカカカカカカ」ドカッドカッ
不良1「や、やめ……て……くれ………」
不良2「お、おいなんだコイツ!!?マジでやべえって!!!」
シャビイ「クヒヒヒヒヒヒヒヒ」ドカッドカッ
男子1「先生あそこです!!」
先生「コラッ!!なにやってんだお前ら!!」
不良2「ヒッ!!先公!!?」
シャビイ「仕上げだ」チャキン ナイフ
不良2「ヒイィッ!!」
先生「イノセンシオ!!やめろ!!」
シャビイ「二度と俺のこと見れねえようにしてやる……!!」
先生「よせえええええええええええぇぇぇっっ!!!!」
ドスッ ドスッ
-
- 25 : 2015/06/21(日) 21:56:21 :
――――――――――――――――――
――――――――――――――――
――――――――――――――
ミリウス「そうしてヤツは、ソイツの眼を……」
エレン「・・・・・・・・・・・・・」
アニ「・・・・・・・・・・・・・・」
ジャン「………ちょっと待てよ。殺人未遂だったんだよな?」
ジャン「ソイツは、今は……?」
ミリウス「どっかの病院に入院した」
ミリウス「命に別状はなかったんだが、眼だけは治療不可だったんだ」
ミリウス「それぐらいズタズタにされていたんだろうな」
アニ「…………ひどい」
エレン「そんなの……人間のすることじゃねえ」
ジャン「でもどうして?家の方でなんかあったのか?」
トーマス「詳しくはわかんねえんだが、なんでも『妹』が駆け落ちしたらしいんだ」
ジャン「妹?」
エレン「そう言えばアイツ、体育館でアニに言ってたな」
シャビイ《その金髪見てると、バカな妹を思い出す…》
ミリウス「確かにアイツには妹がいたよ。『シャルル』っていう妹がな」
ジャン「シャルル?」
トーマス「アニと同じ金髪だけど、髪が長くて、とてもキレイな妹だったな」
ミーナ「私も1回見たことある。ちょっと天然が目立ってたけど、おしとやかな娘だったよ」
ジャン「そうか……」
ジャン(俺も是非会ってみたかったな……)
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- 26 : 2015/06/22(月) 10:58:11 :
アニ「しかし、そのお嬢様が駆け落ちなんて……お相手はどんな人だったんだい?」
ミリウス「なんかパッとしない人だったな。名前は知らないけど、貧相な格好してて……喋り方も若干片言だった、てのは覚えてんだけど……」
ミーナ「※私中学の時に会ったことあるよ」
※本当に会っています。
詳しくは「進撃!巨人中学校」7巻を参照
エレン「え?俺見たことねえぞ?」
ジャン「俺もだ」
アニ「私も。ミーナ、本当にいたのかい?」
ミーナ「うん、私も名前は知らないけど、そういう感じの男子、見覚えがあるよ」
エレン「フウン」
ジャン「お嬢様が惚れちまった相手、どんな奴だったのか見てみたかったな」
ミリウス「まあとにかくだ」
トーマス「アイツはホントに普通じゃない。関わらないほうが身のためだ」
ジャン「そうだな」
アニ「わかったよ」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・」
アニ「……?エレン、どうしたんだい?」
エレン「え。あ、いや、なんでもないよ」
アニ「………そう」
ナック「驚いたな。俺のいた学校でそんなことがあったなんて」
ジャン「あれ、そう言えば、ナックは知らないのか?この話は」
ミリウス「ああ、ソイツは事件の起こった3ヶ月後に転校してきたからな」
ジャン「ああ、そういうことか」
トーマス「聞かせたくも聞きたくもない話だしな」
-
- 27 : 2015/06/22(月) 15:01:26 :
ジャン「あ、見ろアレ!!」
ジャン以外「え?」クルッ
小便こぞう「そこまでーーーーーーーーーー!!!」
小便こぞう「勝者ウエストチーーーム!!!」
敵チーム
「やったぜ!!」
「おっしゃ!!」
ジャン「またこっち側が負けちまった……!」
エレン「2連敗かよ……クソッ!!」
アニ「このままじゃ………」
ミリウス「みんな落ち着くんだ。とにかく今は出番が来るまで待つんだ」
ナック「出番が来たら一気に駆けてあの紐を引く、たったそれだけ。それだけだけど……」
トーマス「ああ、ことはそう簡単には上手くいかない。それに失敗したら、待っているのは……」
一同(死!!)
エレン「」
ジャン「」
ミリウス「」
トーマス「」
ナック「」
アニ「」ガクガク
ミーナ「」ガクガク
小便こぞう「よーーーーしなんか乗ってきたから次早速いっきましょーーーーーーーーーーー!!!!」
小便こぞう「次は6番対7番!!入場次第始めよ!!!」
一同「なに!!!!!?」
エレン「い、行くぞみんな!!!」
ジャン「走れーーーーーーーーーー!!!」
-
- 28 : 2015/06/22(月) 15:20:14 :
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ
ジャン「クソッ!!小便こぞう 間も空けずに指名しやがって!!」
エレン「走れ!!紐を引っ張ればこっちのモンだ!!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ
ガシッ ガシッ ガシッ ガシッ
ガシッ ガシッ ガシッ
エレン「引っ張れえええええええええええええええっ!!!」
ジャン「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」
トーマス「ああああああああああああああああああっ!!!」
ナック「セイイイイイイイイイイイイイイッ!!!」
ミリウス「うあああああああああああああああああっ!!!」
アニ「フンンンンンンンンンンンンッ!!!」
ミーナ「くううううううううっ!!!」
小便こぞう「そーーれそーーれ引け引けドンドン!!!」
「そーーれそーーれ引け引けドンドン!!」
「そーーれそーーれ引け引けドンドン!!」
グイグイグイグイグイグイ
エレン「よし、この調子なら!!」
ジャン「行けるぞ!!!」
ミリウス「一気に決めるぞ!!!」
「「「「「「「うりゃああああああああああああああああっ!!!!」」」」」」」
-
- 29 : 2015/06/22(月) 15:43:38 :
小便こぞう「そこまでーーーーーーーーーー!!!」ピピーーーッ
小便こぞう「勝者!!イーストチーーーム!!!」バッ
エレン「や……」ハァハァ
ジャン「やった……」ハァハァ
ミリウス「勝ったぞ……」ハァハァ
コゾウ コゾウ コゾウ
コゾウ 敵チーム コゾウ
コゾウ コゾウ コゾウ
「い、いやっ!!」
「やだ、死にたくないよ!!」
「た、助けて……!!」
小便こぞう「ぅてーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
ズドン ズドン ズドン ズドン
ズドン ズドン ズドン
バタン バタン バタン バタン
バタン バタン バタン
エレン「」
ジャン「」
アニ「」
トーマス「」
ミリウス「」
ナック「」
ミーナ「」
ギーーーッ バタン
ジャン「これでやっと1勝、か」
アニ「しかし6番チーム 、妙に呆気なかったね」
ミリウス「多分前の試合での疲れが残ってたんだろう。だから本気をだせなかったんだ……」
ナック「じゃあ今回は、運が良かっただけ……」
ミリウス「今この状態で呼び出されたら、完全に殺られちまうぞ……!!」
-
- 30 : 2015/06/22(月) 16:55:15 :
-
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
)))ピーンポーンパーンポーン(((
アナウンス「これより2時間の休憩に入ります!!各自2時間の休憩に入ってください!!繰り返します。これより休憩に入ります」
)))ピーンポーンパーンポーン(((
ジャン「休憩……だと?」
アニ「いきなりどうして……?」
ミリウス「まさか、罠か……?」
エレン「………いや、多分これは大丈夫だ」
アニ「え、どうして?」
エレン「俺、ここに戻る途中、小便こぞうたちがなにやら話してるのを聞いたんだ」
トーマス「なんて言ってたんだ?」
エレン「それは………」
小便こぞう1《なんだよ、3連勝いけると思ったらあっさり負けやがって》
小便こぞう2《なーんかやる気おちるわーー》
小便こぞう3《ちょっと休むか?》
小便こぞう1《そうだな》
エレン「………ってさ」
ジャン「ホントに、そう言ってたのか?」
エレン「ああ」
ジャン「・・・・・・・・・・・・・・」
ミリウス「それが本当なら、今は休むべき時だな」
トーマス「よし。今はエレンを信じて、全員2階の個室に行こう。そこでゆっくり身体を休ませるんだ」
ナック「集合はどうする?」
トーマス「アナウンスで言っていた2時間後にまたここに集まろう。それでいいか?」
ミーナ「そうね」
アニ「わかった」
-
- 31 : 2015/06/22(月) 21:10:55 :
ギタッギタッギタッギタッギタッギタッ
アニ「じゃあ2時間後に」
ミーナ「うん」
トーマス「遅れるなよ」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エレン「」クルッ
ギタッギタッギタッギタッギタッギタッ
ジャン「やっぱ降りてきたか」
エレン「ジャン!?」
ジャン「お前がみんなを休ませるために嘘ついたぐらい、お見通しだよ」
エレン「ハハハ、参ったな」
ジャン「笑ってる場合じゃねえだろエレン。どうする気だ?もし2時間休憩 が嘘だったら、行けるのは俺たち2人だけだぞ」
エレン「そん時は、腹をくくるしかねえよ……!!」
ジャン「お前のその向こう見ずな性格は、中学ん時から全然変わってねえな」
エレン「そりゃどうも」
ジャン「……気にしてんのか」
エレン「は?」
ジャン「シャビイのことだよ」
エレン「ハァ?な、なんで俺があんなヤツを……」
ジャン「お前、体育館で言われたことのこと、ずっと気にしてんだろ?」
シャビイ《お前と俺は、同じ人間なんだぜ》
シャビイ《お前の眼とニオイでわかるんだ。お前は、俺によく似ている…!!》
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
-
- 32 : 2015/06/23(火) 09:23:29 :
ジャン「なあエレン、一応確認しておくけどよ……」
エレン「?」
ジャン「お前、人を殺そうと思ったことあるか?」
エレン「ないよ。当然だろ」
ジャン「……そうか」
エレン「俺にはわかんねえ。アイツのどこが俺に似てんだか……」
ジャン「確かに、お前にはアイツとの接点なんて……」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ジャン「エレン、ここは俺に任せて部屋に戻ってろ」
エレン「え、どうして……?」
ジャン「考え事なら部屋でしたほうがいいぞ」
エレン「でも、お前1人じゃ、絶対……」
ジャン「どうせ俺は1回死んでるはずの人間だ。覚悟はできてるさ」
エレン「ジャン………」
エレン(そう言えばコイツは、特別に生き残されている人間なんだ……)
エレン(本来だったら、ダルマの試練 で既に………)
エレン「わかったよジャン。任せたぞ」
ジャン「………おう」
ギタッギタッギタッギタッギタッギタッ
ガチャッ
エレン「フゥ~~~」ゴロン
エレン「俺とシャビイ………」
エレン(似てるとこなんて……あるわけが………)
-
- 33 : 2015/06/23(火) 10:21:19 :
コンコンコン
エレン(ッ!誰だ?)
ドア越し「エレン、私だけど、入っていい?」
エレン(アニ?どうして……)
エレン「お、おう」
ガチャッ
アニ「邪魔、だったかな?」
エレン「い、いや、べつに」
アニ「そう、良かった」
エレン「どうしたんだアニ。しっかり休んどかなきゃ……」
アニ「その、余計なお世話かもしんないけど、アンタが心配で……ちょっとね」
エレン「俺のことで?」
アニ「あのシャビイのことで、なにか悩んでるかと思ってさ」
エレン「……そうか、お前も察してたのか」
アニ「まあね。ちょっとアンタの様子もおかしかったし」
エレン「俺って、隠し事があんま上手じゃねえんだな。ジブンデイウノモナンダケド」
アニ「それでいいんじゃない?アンタのそういうとこ、私は好きだけど」
エレン「あ、ありがと」
アニ「………ねえエレン、なにも自分だけで抱え込まなくてもいいんだよ」
アニ「私やジャンを、もっと頼ってもいいんだよ」
エレン「アニ………」
ギュウッ
エレン「……ッ」ピクッ
アニ「だから……1人で苦しまないで……」
アニ「もっと私たちを、頼りにしてよ……」グスッ
エレン「アニ………」
-
- 42 : 2015/06/30(火) 21:10:52 :
-
エレン「………ありがとう」ギュウッ
アニ「………しばらく一緒にいていいかい?」
エレン「ああ、いいぞ」
アニ「……なんか、久しぶりだね」
エレン「え、なにが?」
アニ「こうして、アンタと2人っきりになるのは」
エレン「……そうだったっけ?」
アニ「……まったくアンタは」フウ
エレン「?」
アニ「ううん、なんでもない。気にしないで」
エレン「なんだよ、余計気になるじゃないか」
アニ「だから、なんでもないって」
エレン「えぇ~、教えてくれたっていいじゃんか」
ゴソゴソッ
アニ「え!?ちょっとエレン!!?」ビクッ
エレン「アニはこれ苦手だったよなぁ」ゴソゴソッ
アニ「や、やめっ!!それだけは!!」ビクッ
エレン「教えてくんないならこうしてやるよ♪」ゴソゴソッ
アニ「あっ!!ちょっと!!ホントにやめ………!!」
エレン「」ゴソゴソッ
アニ「~~~~~~~~~ッ!!!」フーフー
ミーナ「ん?」
ミーナ(なに?隣がやけに騒がしい……)
ミーナ(確か隣にはエレンがいたっけ……?)
ミーナ(なにやってんだろこんな時に)
-
- 43 : 2015/07/01(水) 00:02:55 :
- エレン!?ああ、コチョコチョか・・・期待!!
-
- 44 : 2015/07/02(木) 14:47:21 :
モウユルヒテェーー!! アアハハハハハァァ!!
ミーナ(え?今のってアニの声?)
ミーナ(2人でじゃれあってるのかな)
ミーナ「・・・・・・・・・・・・・・」
ミーナ(エレン…………)
ミーナ(なんでだろ……なんか寂しい気持ちが……)
ミーナ(私も………エレンに……)
ミーナ(……って何考えてんのよ私!!)
ミーナ(彼にはアニがいるのに!!)
ミーナ(ああダメダメダメ!!ダメよ私!!)バッ
ジャン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ジャン「」カジッ
ジャン「」モグモグモグモグ
ジャン「ホントウメえなこれ」モグモグ
ジャン「カレコロより何十倍もイケるぜ」モグモグ
-
- 45 : 2015/07/02(木) 18:39:01 :
- ジャンw期待です!
-
- 46 : 2015/07/05(日) 00:34:52 :
- 面白い!
-
- 47 : 2015/07/08(水) 10:22:52 :
―――――――――
トーマス「フゥ~~」ゴロン
トーマス(なにはともあれ、休憩できるのは有り難いな)
トーマス(しっかり休んで、次に備えておかなきゃ)
―――――――――
ナック(母さん……今頃どうしてるかな)
ナック(必死で探してんのか、それとも家で泣き崩れてんのか……)
ナック(早く帰りてえなぁ……)
―――――――――
ミリウス(シャビイ……)
ミリウス(まさかこんなところで会うなんて……)
ミリウス(でも、なんか変だな)
ミリウス(なんでアイツ、エレンの学校にいたんだ?)
ミリウス(アイツはあの一件で、少年院に送られたはずなのに……)
――――――
約2時間後
)))ピーンポーンパーンポーン(((
アナウンス「あーあー、テイステイス、マイクテイス」
アナウンス「ただいまよりゲームを再開します。これよりゲームを再開します。関係者及び、参加者のみなさんはスタンバってくださ~~い」
アナウンス「繰り返します。これよりゲームを再開します。関係者及び、参加者のみんさんはスタンバってくださ~~い」
プツッ
-
- 48 : 2015/07/08(水) 10:44:51 :
一同(来た!)
ギタッギタッギタッギタッギタッギタッ
エレン「ジャン、お待たせ………ん?」
ジャン「」Zzzzzzzzzzz
アニ「あれ、寝てる?」
エレン「そっとしとけアニ」
アニ「いいのかい?」
エレン「俺の代わりにずっと見張っててくれてたんだ」
アニ「でも、6人だけで勝てるかどうか……」
エレン「大丈夫だよ。俺たちは死なない。ただ勝つ、そうだろう?」
アニ「う、うん」
エレン「ありがとな……ジャン」ポンポン
-
- 49 : 2015/07/08(水) 11:42:26 :
ミリウス「よお、エレン」
トーマス「よく休めたか?」
エレン「ああ。そっちは?」
ナック「ばっちりだよ」
トーマス「休めたおかげで十分リラックスできたしな」
ミーナ「フフフッ♪」ニヤニヤ
ミーナ「ねえねえアニ♪」ニヤニヤ
アニ「な、なにミーナ?ニヤニヤしちゃって」
ミーナ「エレンと一緒に何やってたの?」ヒソヒソ
アニ「///////////」ボシュッ
アニ「な、なにもしてないよ!!」
ミーナ(わ、わかりやすい反応だなぁ……)
ミーナ「えぇ、でも声が結構漏れてたよ~」ヒソヒソ
アニ「あ、あれはただふざけ合ってただけだし////」ダラダラダラダラ
ミーナ「フ~~ン」
チョン
アニ「フアッ!?」ピクン
ミーナ「ど、どうしたのアニ?ただつついただけなのに」
アニ「や、やめてミーナ。今私、感度が………」
ミーナ「え、なに?」
アニ「あ、あまり触らないで……」
ミーナ「・・・・・・・・・・」
ミーナ「♪」
ワッ!チョットホントニヤメテ!! ソコ!ソコハヨワインダッテ!!
ダメダメダメーーーーーーー!!
トーマス「おい見ろ!次の試合が始まったみたいだぞ」
ミリウス「敵は………シャビイのチームだな」
エレン「シャビイ………!」
ナック「よりによってか……」
エレン「…………あれ?」
トーマス「……ん?」
ナック「え………?」
ミリウス「なんで………?」
-
- 50 : 2015/07/12(日) 09:07:32 :
エレン「シャビイの側……」
エレン「”2人だけ”しかいないぞ?」
ナック「そんな。他の奴らは?」
ミリウス「出遅れたのか?」
トーマス「あれじゃ、負けは確定だな」
味方チーム
「みんな頑張れ!!」
「相手は2人だけだ!勝てるぞ!!」
「引け引けーーーっ!!」
敵チーム
「・・・・・・・・・・・・」
シャビイ「……やるか?」
「」コクッ
シャビイ「♪」ニヤッ
グイグイグイグイグイグイグイグイグイグイグイグイグイグイ
味方チーム
「う、うわっ!!?」
「どうなってんだ!!?」
「引っ張られてるぞ!!踏ん張れ!!」
「そ、そんなこと言ったって!!!」
エレン「なに!!?」
ナック「2人だけで7人を!?そんなバカな!!」
トーマス「信じられねえ……」
ミリウス「アイツ……いつ間にあんな力を……?」
エレン「いやがった……こんなところに」
エレナクトマミリ(バケモンがっ!!!!)
-
- 51 : 2015/07/12(日) 21:31:40 :
ミリウス「やっぱアイツ、普通じゃねえぜ!!」
トーマス「おいミリウス!!どうすんだよ!?」
ナック「次に俺たちがあの2人にあたったら、間違いなく殺られるぞ!!」
エレン「あんなの人間じゃねえ。人の姿をすたバケモンだ……!!」
味方チーム
「お願い。死にたくない!!」
「やめろ……よせ……よせええっ!!!」
小便こぞう「ぅてーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
ズドン ズドン ズドン ズドン
ズドン ズドン ズドン
ミリウス「せっかく休んだのに、なんだこの様は……」
トーマス「2人だけであの力……あれにもう5人が加わったら」
エレン「敵うはずが……」
ズルズルズルズルズルズル
シャビイ「おい、早く捨てろ」
「」コクッ
シャビイ「これでやっとスッキリできたぜ」
ポイ ポイ ポイ ポイ ポイ
ドサッ ドサッ ドサッ ドサッ ドサッ
ミリウス「なんだ?死体?」
トーマス「もしかしてアレ、自分たちのチームの?」
エレン「なんでだよ。なんで死んでんだアイツら」
ナック「わかんねえ。仲間割れでもしたのか?」
ミリウス「………もしかして」
ミリウス「………”不要だった”から殺したのかもしれない」
エレン「え……?」
ミリウス「アイツは何をするかわからねえ男だ。自分にとって邪魔だったり、不要と見なした奴らを即刻処分したのかもしれない」
エレン「でもそれじゃ、自分たちにとって不利になるだけじゃ?」
ミリウス「いいかエレン。それを承知で殺したってことはだ」
ミリウス「アイツらには、それぐらいの余裕があるってことだよ!!」
エレン「!!」ゾクッ
トーマス「ッ!」ゾッ
ナック「うっ!」ゾッ
-
- 52 : 2015/07/12(日) 23:28:25 :
- がんばれー!!エレン!アニ!!期待!!
-
- 53 : 2015/07/14(火) 16:29:51 :
エレン「なにか、なにか策はねえのか?」
ミリウス「・・・・・・・・・・・・・」
トーマス「かなり望み薄かもしれないけど……」
トーマス「こっちのチームにあの2人に渡り合えるぐらいの人がいてくれれば……」
ミリウス「いるかどうかもわかんねえし、いたとしても、そのチームに当たる前に俺たちが当たっちまったら……」
トーマス「………そうだよな」
エレン「・・・・・・・・・・・・」
エレン「」チラッ
エレン「なあミリウス」
ミリウス「あん?」
エレン「アレ、ひょっとしたら上手く使えねえか?」
エレン(あれから休憩終了後から約1時間後……)
エレン(結局こっちのチームには、あの2人に対抗できたチームはいなかった……)
エレン(そして気がつけば……)
エレン(敵はあのシャビイと男の2人)
エレン(こっち側は俺たちだけになっていた……)
エレン(ここまで来たら、あの2人と殺り合うのは言うまでもない!)
エレン(勝てば生きる。負ければ死ぬ……!)
エレン(ここは……)
エレン(”アレ”に賭けるしかない……!!)
―――――
1時間前
ミリウス「これを、どうする気だエレン?」
エレン「これでなんとか、敵を妨害できねえかなって……」
ミリウス「………確率は高いとは言えないぞこれは」
エレン「でも、どうだ?」
ミリウス「でも、やってみる価値はありそうだ」
エレン「そ、そうか!!」
-
- 54 : 2015/07/14(火) 16:40:05 :
エレン「いいかみんな。話し合った通りに行くぞ!!」
ジャン「ああ!」
アニ「うん!」
ミーナ「ええ!」
トーマス「おし!」
ナック「OKだぜ!」
ミリウス「失敗は許されない!確実に狙うぞ!!」
)))ピーンポーンパーンポーン(((
エレン「合図だ!!」
ジャン「行くぞ!!」
一同「オオーーーッ!!!」
バン
ダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッ
ダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッ
ダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッ
シャビイ「」バタン ダッダッダッ
男「」バタン ダッダッダッ
エレン「出てきた!!」
ミリウス「今だあっ!!」
一同「フン! デヤアッ!! シュッ! セイッ!」
ヒュン ヒュン ヒュン ヒュン ヒュン
ヒュン ヒュン
シャビイ「!?」
男「!?」
ベチャベチャベチャベチャベチャベチャァッ
エレン「よし!!当たった!!」
ミリウス「今のうちだ!!」
-
- 55 : 2015/07/14(火) 16:58:54 :
- |`).。o0(どうなるんだろう…!)
期待です☆
-
- 56 : 2015/07/14(火) 17:09:41 :
-
シャビイ(まさか、喰いモンを投げてくるとは……)
シャビイ(やってくれんじゃねえか!)
シャビイ「おいデカいの!!」
男「」
シャビイ「何としても綱を掴め!!死守しろ!!」
男「………できない」
シャビイ「ハァ!?なにいって………あん?」
エレン「……どういうことだ?」
アニ「なんで?」
ジャン「・・・・・・・・・・」
一同「綱がない!!!?」
ジャン「どういうことだよこれ?なんで綱がねえんだよ?」
ミリウス「小便こぞうの姿も見えないぞ!?」
シャビイ「……なにこれ。調整中?」
男「……終わったのかも」
シャビイ「あん?」
男「俺たち、勝負せずに生き残る。そういうことじゃ……?」
シャビイ「なにそのシメ?納得いかねえんだが」
エレン「勝負せずに、終わった?」
ジャン「ホントに、本当に終わったのか?」
ヒューーーーーーーーーーーーン
アニ「?」ミアゲ
ヒューーーーーーーーーーーーン
アニ「!!なにか降ってくる!!!」
アニ以外「え?」ミアゲ
ヒューーーーーーーーーーーーン
ドシャーーーーーーーーーーーーーーーーン
モクモクモクモク
エレン「ゲホッゲホッ!な、なんだいきなり!?」
-
- 57 : 2015/07/14(火) 18:23:02 :
- kitaiです!
-
- 58 : 2015/07/14(火) 19:33:41 :
- 期待してます!
-
- 59 : 2015/07/14(火) 19:54:59 :
「」ピクピクピクピク
「」ピクピクピクピク
ジャン「なんだ、何が落ちてきたんだ?」
トーマス「なんだこれ?」
「」ピクピクピクピク
ナック「なんか、ピクピクしてんぞ?」
ミーナ「なに?なんなのこれ……」
「んしょ、んしょ」ズリズリズリズリ
スポン
ウミガメ「プハァ~~」
エレン「う………」
一同「ウミガメ!!!??」
トーマス「まさか、次の刺客……?」
ナック「”小便こぞうの”の『う』で、ウミガメ……ってことか?」
-
- 60 : 2015/07/14(火) 20:04:42 :
エレン「え……じゃあ、本当に……」
エレン(綱引きは終わったのか……)
エレン(じゃあコイツが……次のゲームの……)
「オーーーーイェーーーーーーーーーーー♪」
一同「?」クルッ
小便こぞう「見ろよ、亀だぜ!!」
こぞうB「ノロマな亀だぜ!!」
こぞうC「このコウラホントに固いのかな?」
こぞうD「試してみようぜ!!」
ゲシゲシ ゲシゲシ ゲシゲシ
ウミガメ「あ……やめて……そこは……あん……だめん」
エレン「なに……やってんだアイツら」
トーマス「いじめてんのか?自分達の仲間のはずなのに……」
シャビイ「・・・・・・・・・・・・」
ゲシゲシ ゲシゲシ ゲシゲシ
ウミガメ「やん……だめん……もう……ホントに……」
「コラーーーーーーーーッッ!!!」
エレン「!?」クルッ
「君たち、カメをいじめちゃあ…………」
「あかんぜよーーーーーーーッッ!!」
-
- 61 : 2015/07/14(火) 20:08:58 :
小便こぞう「やっば。逃げろーーーッッ!!」
こぞうC「ほなさいならーーーーー」
こぞうD「ちぇっ。いいとこだったのに」
スタタタタタタタタタタタッ
「大丈夫ですかカメさん」
「あ……ありがとうございます」
エレン「あれって……もしかして……」
ジャン「ああ、どう見てもアレだ……」
一同(”浦島太郎”だ!!!)
-
- 62 : 2015/07/14(火) 20:17:21 :
浦島「かわいそうに。早く海に帰してあげるから、さっさとお帰りなさい」
ウミガメ「ありがとう太郎さん。すみません、1つお礼をしたいのですが」
浦島「お礼ですか?」
ウミガメ「はい、それは……」
浦島「・・・・・・・・・・・」
ウミガメ「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
浦島「え。竜宮城!?」
浦島「ぜひ行きたいです!お願いできますか?」
ウミガメ「ええ、ええ。ついでに周りの人たちもご一緒にいかがで?」
一同「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
浦島「君たち、一緒に行く?」
エレン「え?」
ジャン「俺たちに、聞いてんのか?」
浦島「当たり前だよ。君たち以外にいないもん」
アニ「それって、次のゲームの会場ってことじゃない?」
ナック「もしここで断ったら、また即殺られるんじゃ……」
ミリウス「またNOとは言えないヤツか……」
エレン「ああ、一緒に行く。それでいいよな、みんな」
エレン以外「」コクッ
浦島「よろしい。ではカメさん、お願いしますかな」
ウミガメ「かしこまり~~~♪」
-
- 63 : 2015/07/14(火) 20:37:44 :
グラグラグラグラグラグラグラグラグラグラ
グラグラグラグラグラグラグラグラグラグラ
ガタガタガタガタガタガタッ
エレン「なんだ?地震?」
ジャン「また下からなにか出てくんのか?」
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタッ
ガコン
ウミガメ「はい、着きましたよ太郎さん」
浦島「おお、なんとも素晴らしい!絵にもかけない美しさなのだ!!」
エレン「ここが……」
ジャン「次のステージ……!」
シャビイ「なんでもいい。ちゃっちゃと始めようぜ」
ミリウス「・・・・・・・・・・・」
シャビイ「あん?何見てんだよミリウス」
ミリウス「シャビイ、まさかこんなとこでお前に会うとはな」
シャビイ「なんだよ、何か不満なのか?」
ミリウス「そもそもなんでお前、どうしてシガンシナ高校 にいたんだ!?」
シャビイ「・・・・・・・・・・・・」
ミリウス「お前はあの一件で、少年院に……」
シャビイ「抜け出したんだよ」
ミリウス「なに?」
シャビイ「捕まってすぐ抜け出したんだよ。あのヌルさならサルでも出れるぐらいだったし」
ミリウス「お前………!!」
シャビイ「今更それがなんだってんだよ?今は目の前のことを大いに楽しむべきなんじゃないのか?」
ミリウス「ふざけんな!!人が死んでんのに、それを楽しめだと!!」
-
- 64 : 2015/07/14(火) 20:43:23 :
- 神様の言うとおりパロかな?期待です!
-
- 65 : 2015/07/14(火) 21:01:26 :
浦島「おーい君たち、早く入りましょう!」
エレン「ミリウス」
ミリウス「………シャビイ」
ミリウス「お前は……普通じゃねえよ……」
スタタタタッ
シャビイ「……フン」
スタタタタタッ
ギーーーーーッ
女中「ようこそおいでくださいました」
女中2「長旅お疲れでござんした」
女中3「さぁさ、こちらにお座りくだしゃい」
ジャン「す……」
トーマス(すげえ!!)
ナック(料理がズラリ並べられてる!!)
アニ(でも、今度はどういうヤツなの?)
浦島「おお凄い!これは上手そうだ!」
女中「ささ、ご遠慮せず、どうか一杯♪」トクトク
浦島「おとと。すいませんね」
ングッ ングッ
浦島「んん、美味い!!」プハァ
一同「・・・・・・・・・・・・・」
浦島「あれえ君たち。どうしたんだい?」
エレン「え?」
浦島「突っ立ってないで、たくさん食べたり、飲んだりしなよ~~」
ジャン「え。え?」
アニ「なに、これ?」
ナック「それが、クリア条件なのか?」
浦島「んん、くりあぁ?何それ?」
トーマス「は?だって今までは……」
浦島「ああ、だいじょぶだいじょぶ。これにはそれ無いから」
エレン「え?」
ジャン「ないって、どういうことだよそれ?」
浦島「とにかく今は楽しまないとぉ♪ねぇ」ガバッ
女中「あん、ちょっと太郎さん、あんイヤン♡」
浦島「デヘヘヘヘヘヘヘヘ♪」
ジャン「なんかよくわかんねえけど……」
エレン「とにかく、楽しめばいいのか?」
トーマス「……ちょっと調子が狂うけど……」
アニ「そうすれば、クリア……したってことになるのかな?」
エレン「………よし!」
エレン「とにかく、楽しむ…とするか…!」
ミーナ「う、うん……」
ミリウス「・・・・・・・・・・・」
シャビイ「・・・・・・・・・・・」
-
- 66 : 2015/07/14(火) 21:38:12 :
―――――――――――――――――
―――――――――――――――
―――――――――――――
トーマス「」ゴクゴクゴクゴクッ
トーマス「おーーし、行くぞーーーーッ!!」
エレン「おお、行けーーートーーマスーーーー!!」
トーマス「シガンシナ、トロスト、ストヘス、カラネス、クロルバ、ヤルケ…ゲフッ!!」ゲップ
エレン「アウトーーーーーーーッ!!」
トーマス「クアァ!!もうちょっとで言い切れたのにーーーーーーーッッ!!」ダンダン
ジャン「ちゃんとやれよトーマスーー!!」
トーマス「よーーし、じゃあジャン、お前がやってみろよぉっ!!」ビシッ
ジャン「おう!!望むところだぜ!!」ダン
ナック「いいぞぉジャン!!」パンパン
ジャン「」ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク
ジャン「行くぜ!」
ジャン「シガンシナ、トロスト、ストへ…ゲフッ」ゲップ
エレン「はやっ!!wwwwwwwww終わるのはやwwwwwww」
トーマス「な~んだよ。俺よりできねえじゃねえかぁ」
ジャン「も、もう1回だ!もっかいやらせろ~~!!」
エレン「いいぞぉジャァァン!!今度こそ上手くやれよ~~!!」
ジャン「任しとけ!!」
ミーナ「フフフ、みんなちゃんと楽しくやれてるね」
アニ「そうだね」
ミーナ「アニはいいの?エレンのそばにいなくて」
アニ「平気だよ。あっちはあっちで上手くやれてるようだし」
ミーナ「フゥン、それじゃ♪」スクッ
アニ「ミーナ…?」
ミーナ「ワタシがいっちゃお♪」スタタタタッ
アニ「ちょっ!!ミーナ!!」
アニ「行かせるかぁっ!!」ガシッ
ミーナ「わっ!?」ドタン
アニ「これ以上エレンを狙うなら……」カマエ
ミーナ「ふぇ?」
アニ「こうしてやるっ!!」ワシャワシャワシャ
ミーナ「フアッ!!?ちょっちょっとアニ!!それはちょっと!!」
アニ「さっきの仕返しだぁっ!!!」
ミーナ「だ、だめ!!そ、それ以上は我慢できな……!!!」
イヤアアアハハハハハハハハハハ!!
ゴメンナサイゴメンナサイ!! モウ、モウシマセンカラァッ!!
フフッ、チョットコレタノシイカモ♪
-
- 67 : 2015/07/14(火) 21:48:24 :
ミリウス「・・・・・・・」ゴクゴク
シャビイ「どうしたミリウス、全然楽しくなさそうだけど」
ミリウス「・・・・・・・・」
シャビイ「まぁだ俺のこと気にしてんのか?もうやめようぜそれいい加減」
ミリウス「・・・・・・・・・」
シャビイ「今は楽しむべきなんだからさぁ。なぁ」
ミリウス「………なあシャビイ」
シャビイ「お、やっと口聞いた」
ミリウス「お前、エレンに言ったそうだな」
ミリウス「”エレンはお前とよく似てる”って」
シャビイ「・・・・・・・・・・」
ミリウス「正直俺には、まるで似てないようにしか見えないんだが……」
シャビイ「・・・・・・・・・・」
ミリウス「お前、アイツの何を見てそう思ったんだ?」
シャビイ「……ああ、あれのことか」
シャビイ「それはな………」
エレン「お~いミーナ!」
ミーナ「へ、な、なぁにエレン……?」ヘトヘト
エレン「お前もこっちこいよ!!一緒に盛り上がろうぜ!!」
ミーナ「ちょ、ちょっと待ってて。今行くから」
ミーナ「アニ、いいかな?今だけでいいから」
アニ「・・・・・・・・・・・・・・・」
アニ「………いいよ」
ミーナ「え?ホントに!?」
アニ「アイツのご指名だし、今回だけだよ♪」
ミーナ「やった!ありがとう!!」
タッタッタッタッタタッタッタッ
ミーナ「お待たせエレン!」
エレン「よーーし、いっちょ行くぜーーーッ!!」
アニ「……フッ」
アニ「まったく、ご機嫌なんだから」フウッ
-
- 72 : 2015/07/15(水) 09:12:29 :
ミーナ「負けないよエレン!!」
エレン「上等だぜ!手加減なしだからな!!」
ナック「エレェェェン!!女子なんだから手加減してやれよーーーー!!」
ジャン「いいぞいいぞ!やっちまええええエレン!!」
アニ「……ホントに今回は、ただ楽しむだけなの……かな?」
アニ「だったら、私も!」スクッ
アニ「おいエレン!」
エレン「アニ!どうしたんだお前!?」
アニ「アタシも混ぜて!3人で勝負しようよ!!」
ジャン「おお、いいぞいいぞぉ!!」パンパン
ナック「いいねぇ。もりあがってきたじゃねえかぁ!!」パンパン
エレン「行くぞ!!」
ミーナ「ええ!」
アニ「望むとこ!!」
ミリウス「なんだって?」
シャビイ「ま、そんなところだよ」
ミリウス「なんで。どうしてお前にそんなことが……」
シャビイ「アイツの眼を見てすぐにわかった、それだけのことだよ」
ミリウス「エレンが……そんな……とてもじゃないが…」
シャビイ「おいおい、お前エレンのこと良く知らねえくせに、なんでそこまで信じられるんだよ?」
ミリウス「だって、アイツは……」
シャビイ「まあ、いずれわかる時がくんじゃねえか」
シャビイ「ヤツの”化けの皮”が剥がれる瞬間が、な」
ミリウス「・・・・・・・・・・・」
-
- 73 : 2015/07/15(水) 10:21:10 :
エレアニミナ「ポン!!」
エレン「あっちゃ~~、また負けた~~」
ジャン「おいおい、しっかりしろエレン~~」
トーマス「1枚も脱がせてねえじゃねえか~~」
ナック「お前、野球拳向いてねえなぁホント~~」
エレン「くっそ~~、俺ってホントよええなぁ」
ミーナ「アハハッ♪」
アニ「フフフッ♪」
ジャン「それにしてもさ、トーマス」
トーマス「ん?」
ジャン「結局、何も起こらなねえな。ホントに」
トーマス「だよな。気づいたらこんなに楽しくやっちゃってたし」
ナック「地獄の中の天国だよなぁ正に」
ジャン「なあみんな。ちょっといいかな?」
ナック「え。なんだよ改まって」
ミーナ「なになに?何話してんの?」
アニ「どうしたの?男同士で。アタシも入れてよ」
ジャン「ちょうどいいや。ミリウスも呼んでくれねえか」
エレン「ああ、わかった。おーいミリウス!」
ミリウス「ん?」
エレン「ちょっと来てくれねえかーー!」
ミリウス「あ、ああわかった」
シャビイ「……いつかわかるさ」ボソッ
ミリウス「・・・・・・・・・・・・」
クルッ スタタタタタッ
ミリウス「お待たせ。どうしたみんな」
ジャン「ちょっとな。みんなにお礼が言いたくてさ」
ジャン以外「お礼?」
ジャン「ここまで一緒に団結して、ここまで乗り越えられてきたのも、みんなのおかげだから。だから、その」
ジャン「みんな、ありがとう!!」
トーマス「フッ、そんなの」
ナック「お互い様じゃねえか」
ミリウス「こっちこそ」
ミーナ「ありがとう!!」
アニ「なんだい改まって。アンタらしくないじゃないか」
エレン「いいじゃねえかアニ。俺だってみんなに感謝してるんだから!!」
ジャン「だからさ、もし一緒に出れたらさ」
ジャン「どっか行ったり、メールしたりとか、もっともっといろんなことしようぜ!!」
ナック「いいなあそれ!!」
トーマス「ナイスアイディアだな!」
ミーナ「賛成!!」
ミリウス「のった!」
-
- 74 : 2015/07/15(水) 10:46:04 :
浦島「お取込み中いいですかみなさん」
一同「?」クルッ
浦島「みなさん、楽しくやれているようで良かったですね」
浦島「早速なんですが、実は乙姫様から、みなさんに渡してほしいと預かり物がございます」
ミーナ「預かり物?私たちに?」
エレン「乙姫からって……もしかして?」
ジャン「玉手箱……か。やっぱり」
浦島「それがこちらにございます」スッ 棒が入った箱
エレン「え、箱?」
ジャン「なんか、棒が入ってるみたいだけど」
浦島「こちらの棒を1本ずつ、みなさんにお配りしろとのことです。なのでみなさん、こちらへ来て、1本ずつ取ってきてください」スッ
エレン「へぇ~、なんだろこれ」スッ
ジャン「ただの棒みてえだな」スッ
ミーナ「?」スッ
トーマス「なんだろこれ」スッ
ミリウス「なんか、マークが付いてるな」
ナック「あ、俺にも同じマークがあるわ」
シャビイ「・・・・・・・・・・・」スッ
浦島「みなさん、引いたようですね」
浦島「それではみなさん」
浦島「”外”までご案内いたしましょう」
シャビイ以外「え!!!?」
-
- 75 : 2015/07/15(水) 11:08:27 :
エレン「外ってことは、出られるのか俺たち!!?」
浦島「ええ、このゲームは、これにて終わりになります」
ジャン「おわ……り……?」
アニ「……ていうことは……」
トーマス「俺たち……出られるんだ!!!!」
ナック「やったあああああああああああああっっ!!!!!」
ミリウス「よっしゃあああああああああああっっ!!!!!」
ジャン「やったぞみんな!!俺たち、ついに解放されるぞぉっ!!!」
エレン「やったあああああああああああああっっ!!!!」
アニ「よかった……!!これで……やっと……ううううぅ……!!!」ペタッ
ミーナ「やっと、終わったんだね!!ホントに!!」
エレン「ああそうだぜミーナ!!出られんだ俺たちついに!!」
ミーナ「うん!うん!」ポロポロ
エレン「よっしゃあああああああああああっっ!!!」
ミーナ「」ヒクヒクッ
ジッ
ミーナ「・・・・・」ヒクッ
ミーナ「・・・・・?」ピクッ
棒のマーク
×
ミーナ「………ねえエレン」
エレン「ん、どうしたミーナ!!」
ミーナ「アナタ、棒に何かマーク書いてない?」
エレン「ああ、あるぜ。”〇”のマークが」
ミーナ「………ごめんなさいエレン」
エレン「え?」
ミーナ「やっぱり私……」
ミーナ「一緒に行けない……」
エレン「え、どうして……」
アニ「ねえねえエレン、どうしたの2人してぇ!!」
エレン「アニ?」
アニ「ミーナさ、さっき外出たら、エレンとアタシとWデートしようって言ってきたんだよ!」
エレン「え……」
アニ「良かったじゃんエレン、両手に花持ちながらリアルにデートできるのが叶うんだよ。この幸せも……」
ミーナ「ごめんなさいアニ!!!!」
アニ「………………え?」
ミーナ「私……」
ミーナ「もっと一緒にいたかったけど……」
ミーナ「もう、ワタシ………」ポロッ
アニ「なにそれ?どういうこと?なんで泣いてるのミーナ」
エレン「一緒に行けない……ってどういうことだよそれ」
-
- 76 : 2015/07/15(水) 11:17:03 :
浦島「君たちはこれまで」
浦島「いろいろな試練を乗り越えていきました」
浦島「だるま、招き猫、こけし、小便こぞう……」
浦島「それぞれの試練に、君たちは……」
浦島「勇気、知恵、友情、団結。この4つを見事につかいこなしてきました」
浦島「……………ですが、ただ1つ」
浦島「唯一、足りないモノがございました」
エレン「え……?」
ジャン「足り……ない……モノ?」
浦島「はい」コクッ
浦島「それは………」
浦島「”運”です」
トーマス「運……?」
ナック「運……だと?」
ミリウス「………………まさか」
浦島「うん」ガコン
ガコン ガコン レーザー砲
-
- 77 : 2015/07/15(水) 11:24:17 :
バシュン バシュン バシュン バシュン
バシュン
男「」バタン
トーマス「」バタン
ナック「」バタン
ミリウス「」バタン
ミーナ「」バタン
エレン「え…………………」
アニ「・・・・・・・・・・・・」ガクン
ジャン「あ…………あぁ…………………」
シャビイ「………ケッ」
浦島「今回、生き残ったのは」
浦島「エレン・イェーガー」
浦島「アニ・レオンハート」
浦島「ジャン・キルシュタイン」
浦島「シャビイ・イノセンシオ」
浦島「以上4名」
浦島「生きる。生きる」
-
- 78 : 2015/07/15(水) 11:35:14 :
エレン「ミー……ナ……」フルフル
《1じゃありません。この人は私の友達です!》
《エレンが無事でよかった》
《やっぱり私……一緒に行けない……》
エレン「うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっ!!!!!」
アニ「ミーナ………そんなっ!!!!どうしてっ!!!!!!!」
ジャン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
-
- 79 : 2015/07/15(水) 11:48:48 :
――――――
外
カーミノコ!! カーミノコ!! カーミノコ!! カーミノコ!! カーミノコ!!
カーミノコ!! カーミノコ!! カーミノコ!! カーミノコ!! カーミノコ!!
シャビイ「・・・・・・・・・」
シャビイ「なんかすっげえ崇められてんな。俺たち」
バババババババババババババババ プロペラ音
「大丈夫か君たち!?」
「ここにいちゃまずい!安全な場所まで運ぶから、乗ってくれ!!」
「早く来て!さあ!」グイ
アニ「ま、待ってください!!」
アニ「エレン!!早く!!」
エレン「あああぁ…………ぐうううううぅ………」
「君!はやくしたまえ!」グイ
エレン「離せ!!ミーナ!!ミーナがああぁっ!!!」
「ちょっと手を貸してくれ!!」
「その死体を握ってる手を離してやってくれ!」
「ハッ」
エレン「やめろっ!!!なにすんだぁっ!!!!」
「おとなしく離しなさい!!」
エレン「ダメだ!!!ミーナを1人にできるかぁっ!!!」
「仕方ない!!君!!」
「ハッ!」スチャッ
バシュン
エレン「うっ!」
ガクン
アニ「エレン!!!」
「心配しなくていい。ただの麻酔銃だよ」
ジャン「俺たち、これからどうなるんですか?」
「事態が落ち着くまでは我々が保護する。脅威が去り次第、帰宅させるよ」
アニ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ジャン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
-
- 80 : 2015/07/15(水) 12:00:42 :
―――――――――
???
???「ただいま~~」
???「お帰りなさい、乙姫……いや」
???「”女神”さま」
女神「ちょっと予定と違うけど、これはこれでいいかもね」
???「あんな雑なヤツばっかで大丈夫なの?」
女神「OKよ。むしろ結構楽しめそうだし♪」
???「そ。ならいいけどさ」
女神「アンタのほうはどうなのよ?」
???「こっちはしばらくかかるな。最低でも1ヶ月ぐらい」
女神「フゥン」
???「ま、後半は任せてるから、心配しなくていいよ」
女神「そ。じゃあ、さてと」
???「おや、どちらへ?」
女神「”次の試練”の準備よ。司会アタシだし」
???「そ、じゃあさ」
???「”劇場版シズル”とハケンダッツのビッグサイズと、チキンBOX買ってきてくれない?」
女神「自分で行ってこいバカ」
???「はいはいはい」スクッ
続く
-
- 81 : 2015/07/15(水) 12:11:33 :
あとがき
みなさん、大丈夫ですか?
多分何人かショックを受けたと思います。
書いてる僕も嫌々と思いながら、執筆してました。
でも僕は前に言っていたように
「レギュラー以外には容赦しない」ことを決めていたので、心を悪にして、なんとか書き終えました。
そしてついに、このストーリーもいよいよクライマックスを迎えようとしております。
まだ心が折れていない、まだ付き合えるという方は、もう少し付き合っていただけることをお願いいたします!
では、次回の5話でお会いしましょう。
それでは
-
- 82 : 2015/07/15(水) 13:14:05 :
- 続きに期待
-
- 83 : 2015/07/15(水) 13:34:56 :
- 続きに期待です
-
- 84 : 2015/07/15(水) 23:09:00 :
- ・・・ミーナには悪いけど、アニとエレンとジャンの3人が残っているなら、よかったです・・・!!期待!!
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- 85 : 2020/10/04(日) 15:24:57 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
http://www.ssnote.net/archives/81672
害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
http://www.ssnote.net/archives/86986
http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=12
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