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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

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女神さまの言うとおり 第3話 「かごめよこけし、飛べよ100回」

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  1. 1 : : 2015/06/01(月) 18:12:53









































    幼い頃のエレン「ねえおばあちゃん」


    おばあちゃん「どうしたのエレンちゃん」


    エレン「大切なモノってどういうモノなの?」


    おばあちゃん「大切なモノ?」


    エレン「うん、俺どうしても知りたいんだ!」


    おばあちゃん「……それは無理だよエレンちゃん」


    エレン「えぇ!?なんで!?どうして!?」


    おばあちゃん「大切なモノというのはね、わからなくて当然のモノなんだよ」


    エレン「なんで?」


    おばあちゃん「自分がそれを大切と思ってないからさ」


    エレン「思ってない?大切なのに?」


    おばあちゃん「そう。そしてそれを大切だとわかるのはね……」


    おばあちゃん「それを無くしてしまったときなんだよ」


    エレン「えぇ!?じゃ、じゃあその時は!?どうすればいいの!?」


    おばあちゃん「そういう時はね……」


    エレン「うん!」








































    おばあちゃん「自分がそれを取り戻すように、頑張っていけばいいんだよ」







  2. 2 : : 2015/06/01(月) 18:17:48




























    ―――――――――――――――――――
    シガンシナ中央病院 3階 307号室





    エレン「・・・・・・・・・・・・・・・」


    エレン「・・・・・・・・・・・・・・・」


    エレン「・・・・・・・・・・・・・・・」




    エレン「ん……ううん……」ピクッ







    「やあ、お目覚めかな」



    エレン「こ、ここは?」



    刑事「病室だよ。中央病院のね」



    エレン「俺、確か、猫の試練をクリアして……」


    刑事「あん時は手荒なマネをしてすまなかったね。部下にはきつく叱っといたから」


    エレン「は、はぁ」
  3. 3 : : 2015/06/01(月) 18:30:38


    エレン(誰だこのおじさん。それに俺、なんで病院なんかに?)


    エレン「あの~、アナタは?」


    刑事「ああごめんごめん。自己紹介がまだだったね。私はこういう者だよ」スッ バッジ


    エレン「け、刑事さん…ですか」


    刑事「うん、君たちには色々聞きたいことがあってね。今じゃ君たちは世間の的になってるからねぇ」


    エレン「は、ハァ?」


    刑事「ん?テレビ見てないのかな?」


    刑事「今世間じゃ君たちは『神の子』だとか、大騒ぎになってんだよぉ」


    エレン「か、かみの……?」


    刑事「ああ、まあいいや。後でニュース見てみるといいよ」








    巡査「刑事、シャビイ・イノセンシオの意識が回復しました」


    刑事「」チョイチョイ


    巡査「」コクッ タッタッタッタッタッタッタッタッ




    エレン(シャビイ……そうだ!!アイツがいるってことは……)




    エレン「あの、刑事さん、アニとジャンは?」


    刑事「あの2人は今事情聴取中かな。まあ心配せんでいいよ」



    刑事「じゃあ私は、仕事に戻るから、大人しくまってるんだぞ」スクッ




    ガラガラガラガラ

    バタン





    エレン「神の子……?」


    エレン「一体、何が起きてるんだ?」

  4. 4 : : 2015/06/01(月) 18:36:19
    今回も期待です。
  5. 5 : : 2015/06/01(月) 19:04:55
    今回も期待ですッッ!!!アニ達生き残りますようにっ!
  6. 6 : : 2015/06/01(月) 20:55:59
    今回も期待ジャン!
  7. 7 : : 2015/06/01(月) 22:22:29
    わーい!3話だぁ!期待です!ジャン死なないで!!
  8. 8 : : 2015/06/03(水) 11:10:32



    男子1「見てのとおり、今世間は僕達に注目されているみたいだよ」


    エレン「え?」


    男子1「ほら」









    ピッ





    ニュースアナウンサー「えー、では現場からバベルさん、お願いします」


    バベル「えーこちらバベルです。ごらんください。空に突如現れた謎の立方体を!そしてそれを取り囲む大勢の人々の数々を!!みなさん手には『神の子』と書かれたプラカードを持っており、全員が『神の子』と繰り返し叫んでおります!!」















    エレン「なんだよこれ……それになんだ?あの四角といい、神の子といい……」


    男子1「なんでかわかんないけど、どっかの誰かがネットやマスコミを使って広めたらしいんだってよ」


    エレン「そんな……」


    男子1「まったく、普通の高校生が一気に有名人になるなんて……世の中どうかしたもんだよ」







    男子2「別にいいもんじゃねえか。俺は悪くねえと思ってるぜ」


    エレン「え?」


    男子2「神の子なんて響き、秀才の俺にはピッタリの二つ名じゃねえか」



    エレン「あ、あの、アンタは?」




    男子1「アイツはストヘス高校のブレンって言ったかな。見てのとおりのお高い野郎だよ」


    ブレン「……フン」



    ナオト「そして僕はナオトだ。サータマ高校から来た」


    エレン「お、俺はエレンです。シガンシナ高校から」


    ナオト「よろしくエレン」



    エレン「2人とも、ひょっとして」



    ナオト「ああ、君と同じく、ダルマと猫をクリアした人間だよ」


    エレン「やっぱり」


  9. 9 : : 2015/06/03(水) 11:33:33


    ナオト「エレン、さっきアニとジャンって言ってたけど、お友達なのかいその2人?」


    エレン「そ、そうだ!2人のとこに行かなきゃ!」ダッ







    ガチャガチャガチャガチャガチャガチャッ










    エレン「え、また!?クッソッ!!」


    ブレン「見苦しいマネはよせ。まだ試練は終わってねえんだから」


    エレン「はぁ!?」


    ブレン「まだ俺たちは試練の真っ最中ってことだ。それまでは自由に動けないさ」


    エレン「ちょっと待てよ!まだ終わってないってのに、どうしてそんなに平気でいられんだよ!?」


    ナオト「ほっとけよエレン。あんなヤツの考えてることなんて、俺たちみたいな人間には理解できねえさ」







    ブレン「ああ、そこの言う通り、秀才の俺の考えなんて、凡人のお前らには到底わかんねえさ」


    ブレン「俺はただ、バカが駆逐されていくのがたまらないだけさ!!」



    エレン「・・・・・・・・・・・・・・」



    ナオト「フン、そうかいそうかい」












    ニュースアナウンサー「えー、報道の途中ですが、ここで天気予報を挟みたいと思います。グルーさん、ソラクロー、お願いしm………」






    ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザッ

    ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザッ










    エレン「あれ、なんだ?壊れたのか?」




























    ピッ









    テレビ画面

    ―――――――――――――――――――――

      仲良く鍵でドア開けたら
     
        終     了

    カギはご近所の子供たちから貰ってね♪
    ―――――――――――――――――――――







    エレン「鍵で……ドア開けたら……終了……」


    ナオト「どうやら、始まったみたいだな」


    ブレン「フフフ、ショータイムだな♪」















    コンコンコン








    「あーーそーーぼっ♪」







    エレン「だ、誰だ?」

















    ガラガラガラガラ















    こけし
    ジーン君 カロン君 ミナちゃん ハミちゃん




    ジーン君「あっそびーーーましょっ♪」







    エレン「こ……」


    エレン「こけし………?」



  10. 10 : : 2015/06/03(水) 11:45:33


    ジーン君「ブーーレン君、あーーそーーぼっ♪」


    ブレン「フン、いいぜ。で、何して遊ぶ?」




    ジーン君「はぁ?」


    カロン君「遊びといったら『かごめかごめ』に決まってるだろ!」







    ハミちゃん「一応ルール説明するからよく聞いてね」


    ミナちゃん「これからワタシたちがお前を囲むから、お前は目隠しするのさ」


    ハミちゃん「そして歌を歌ってグルグル回るんだ」


    ミナちゃん「そして歌い終わったら後ろが誰か当てるんだよ~~ん」


    ハミちゃん「10秒以内に答えてね」


    カロン君「ちゃんと目隠ししろよ!!ズルはなし!」








    ブレン「面白え」





    ジーン君「ニヒヒヒ、じゃあ始めるよ~~ん♪」


  11. 11 : : 2015/06/03(水) 17:46:56
    期待です!ブレンにフラグが・・・
  12. 12 : : 2015/06/03(水) 22:50:40
    オオ!!エレン達はどうなるんだ!?
  13. 13 : : 2015/06/03(水) 22:56:07
    あと、ローリン・ナオトさん、コメントを書いた皆さん、私が尊敬している人ばかり!!皆さん頑張ってください!!
  14. 14 : : 2015/06/04(木) 00:26:42
    Σ(゚д゚lll)ブルブル 期待です!
  15. 15 : : 2015/06/04(木) 09:12:00



    ブレン「」ギュッ ギュッ メカクシ



    エレン「アイツ、大丈夫なのか?」


    ナオト「心配しても無駄だ。僕たちはただ見守るしかないんだ」


    ナオト「もし下手な動きでもしたら、即殺られちまうのがオチだ」


    エレン「・・・・・・・・・・・・・・」
















    ジーン君「はい、せーーの♪」

























    チャンチャララン チャンチャンチャララン





    「かーーごめ かーーごめ♪」


    「かーーごのなかのとーりーはー♪」


    「いーついーつ でーやーる♪」


    「よあけのばんに♪」


    「つーるとかーめとすーべった♪」




    「後ろの正面だーーーあれ?♪」

  16. 16 : : 2015/06/04(木) 09:41:28





    ブレン「・・・・・・・・・・・・・・」



    ブレン「・・・・・・・・・・・・・・」



    ブレン「・・・・・・・・・・・・・・」




    ブレン「…………フン」



    ブレン「カロンだ!」








    エレン(なっ!?)


    エレン(すげえアイツ、当てやがったぞ!!)















    こけしたち「ブーーーーーーーーーーーーー!!!」











    エレン「え?」


    ナオト「は?」








    ブレン「あぁ?」











    カロン君「カロン『君』だバカ野郎…!」







    ミナちゃん「バイバーーイ♪」




    ブレン「ちょ……ちょっとまっ……!!」


















    ドスン グチャアアアアアァァッ








    ミナちゃん「顔踏んじゃった、顔踏んじゃった♪」



    ハミちゃん「こけしはな~~んでこけしなの?♪」



    ジーン君「そ~~れ~~は♪」





    こけしたち「子供をこうして消すからだよ~~ん♪」









    エレン「う……うっぷ……」ヨロッ




    ナオト「ちゃんと当てたのに、呼び捨てにしたら殺すなんて……」



    ジーン君「さぁて、次は?」

  17. 17 : : 2015/06/04(木) 09:55:27



    ジーン君「・・・・・・・・・・・・」








    ジーン君「ナーーオト君、あーーそーーぼっ♪」






    ナオト「うっ!!」ビクッ



    ナオト「わ、わかったよ!遊ぼう!!」ブルブルブルブル




    カロン君「いーねいーね!ノリいーーね!」



    ジーン君「じゃあ早速やろうか。遊びはさっきと同じ。ホラ早く目隠せ」



    ナオト「わ、わかったよ!」ブルブルブルブル














    ナオト「」ギュッ ギュッ





    エレン「ナオトさん」



    ナオト「心配するなエレン。俺絶対クリアするから!」















    ジーン君「はい、せーーの♪」


  18. 18 : : 2015/06/04(木) 17:10:49
    生き残れーっ!期待です☆
  19. 19 : : 2015/06/04(木) 21:21:08




    チャンチャララン チャンチャンチャララン



    「かーーごめ かーーごめ♪」



    「かーーごのなーかのとーーりーーは♪」



    「いーついーつ でーやーる♪」



    「よあけのばんに♪」



    「つーるとかーめと すーべった♪」



    「後ろの正面だーーあれ?♪」












    ナオト「・・・・・・・・・・・・・・・」



    ナオト「う・・・・・・・・・・えっと・・・・・」



  20. 20 : : 2015/06/04(木) 21:30:50


    ナオト「うぅ・・・・・・・・・・・・・・」


    ナオト「・・・・・・・・・・・・・・・・」














    ナオト「・・・・・・・・・・ハミちゃん?」




































    こけしたち「ブーーーーーーーーーーーーーーー!!!」






    ナオト「!!!」





    ミナちゃん「ざんね~~ん、ミナちゃんでした~~♪」






    エレン「ナオトさん!!!」




























    ナオト「・・・・・・・・・・・・・・・」






    ナオト「エレン!!!」



    エレン「!?」ピクッ





    ナオト「『メハルニタレ』で前が変わる!!」





    エレン「え?」












    ジーン君「ワケわかんねえし。とっとと死ねし」





    ヒューーーーーーーーーーン






    ナオト「お前だけでも、なんとしてでも生き…………!!!」










    ドスン グチャアアアアアァァッ



  21. 21 : : 2015/06/04(木) 21:49:54
    メハルニタレ!?わ、わかんない…期待です!
  22. 22 : : 2015/06/04(木) 21:58:06



    ジーン君「さぁて、最後は……」















    ジーン君「エーーレン君♪あーーそーーぼっ♪」





    エレン「・・・・・・・・・・・・・・・」



    エレン「いいぜ。やろうぜ遊び」






    カロン君「これまたコイツもノリいーーな」



    ミナちゃん「なにコイツ?うける~~~♪」



    ハミちゃん「アホだアホ~~~♪」









    ジーン君「じゃあ始めるよ♪早く目隠せ」





    エレン「あ、ああ」














    こけし「」カコミ カコミ









    エレン「」チラッ チラッ









    ジーン君「な~~にやってんだよ!早く隠せ!」




    エレン「あ、ああ」ギュッ ギュッ










    ジーン君「はい、せーーの♪」


  23. 23 : : 2015/06/04(木) 22:02:34





    「かーーごめ かーーごめ♪」



    「かーーごのなーかのとーーりーーは♪」



    「いーーついーーつ でーやーる♪」



    「よあけのばんに♪」



    「つーるとかーめと すーべった♪」



    「後ろの正面だーーーあれ?♪」
















    エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」




    エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」






























    エレン「ミナちゃんだ!!!」













    こけしたち「おおおおおおおっ!!!」



    ミナちゃん「せーーーかーーーーい♪」




    ジーン君「「スゲエな、やるじゃんお前♪」




  24. 24 : : 2015/06/04(木) 22:22:27



    エレン(ナオトさんが最後に残した言葉)





    エレン(アレはかごめかごめの列ごとのフレーズの最後尾の1文字から由来している)





    エレン(そしてそのフレーズを言い切るごとに前のこけしが入れ替わる)




    エレン(そしてコイツらは常に時計回りでゲームを開始していた)




    エレン(後はコイツらの位置を確認しておけば、答えは出てくる!!)




    エレン(俺の後ろにいるヤツは……)




    エレン(ミナちゃんだ!!!)



















    ジーン君「ニヒヒヒ♪結構楽しめたわ♪」




    カロン君「今度はあっちで遊ぼうぜ♪」



    ハミちゃん「ウフフフフフ♪じゃ~~~ね~~~♪」













    ガラガラガラガラ



    バタン















    エレン「・・・・・・・・・・・・・・」



    エレン「ナオトさん、ありがとうございました……」



    エレン「俺、やりましたよ………」


  25. 25 : : 2015/06/04(木) 22:36:50
    そういう意味だったんだ!期待
  26. 26 : : 2015/06/04(木) 22:38:11
    オオ!!期待!!
  27. 27 : : 2015/06/04(木) 22:43:58
    アニとジャンは、だ・・・大丈夫だよね!?”(°□°)„ガタガタ
  28. 28 : : 2015/06/05(金) 08:11:55


    キショーーリキーー!!

    ワッ! ナ、ナニ!?

    キミガシヌノハマダハヤイヨ ホラハヤクインスルインスル

    アッハイ……

    ヨビモドサレチマッタヨ………

    マッタク、ココハキミノデルマクジャナイデショウガ

    ハイ、スンマソ

  29. 29 : : 2015/06/05(金) 08:28:35


    エレン「そうだ、早くアニとジャンを……」















    ミナちゃん「・・・・・・・・・・・・・・・」












    エレン「うわっ!?」


    エレン(何でコイツはまだここにいんだよ!?)


    エレン「あ、え…その……」



    ミナちゃん「・・・・・・・・・・・・・・・・」




    ゴトン






    エレン「え………?」




    ミナちゃん「」ドロドロドロドロドロドロ






    女子「・・・・・・・・・・・・・・」







    エレン「こけしが……女の子に……なった?」


    エレン(いや、それとも、今までこけしにされていた…のか?)


    エレン「………あれ?」


    エレン(この子、どっかで見たような………)













    女子「う……………うぅん」ピクッ


    女子「あぁ……」パチッ




    エレン「気がついた?」


    女子「あれ、私今まで……」


    エレン「え、覚えてないの?」


    女子「確か、真っ黒なこけしに襲われて、目の前が真っ暗になって……それ以降は覚えてないわ」


    エレン「真っ黒なこけし?」


    女子「ええ、『お前1人か?』って聞かれて、いきなり私を……」


    エレン「そうだったんだ」























    女子「…………あれ?」


    エレン「?」


    女子「アナタひょっとして………エレン?」


    エレン「え、なんで俺を?」


    女子「ああそっか。会うのはこれが初めてだっけ」


  30. 30 : : 2015/06/05(金) 08:43:44


    ミーナ「私はミーナ。アナタと同じ中学校にいたんだよ」


    エレン「同じ?ってことは巨人中学に?」


    ミーナ「うん、そうだよ」


    エレン「でも、会うのはこれが初めてなのに、どうして俺のことを?」


    ミーナ「そりゃあ、※『入学式のチーハン宣言」、あれすっごい印象的だったから」






    ※詳しくは「進撃!巨人中学校」1巻を参照






    エレン「あ、あああれか……////」


    エレン(どうしよう、今思うとメッチャ恥ずかしい……/////)


    ミーナ「私たちのテニス部でも結構話題になってたんだよ」


    エレン「ご、ごめんミーナ、今その話は聞きたくないんだ///」


    ミーナ「え、そうなの?」


    エレン「あぁ、その、ちょっと……恥ずかしいから///」モジモジ


    ミーナ「あ、ごめん」

  31. 31 : : 2015/06/05(金) 18:50:17
    ミーナだったのか!期待です!
  32. 32 : : 2015/06/05(金) 19:11:07
    ミーナ!!
  33. 33 : : 2015/06/06(土) 12:19:34
    わくわく
  34. 34 : : 2015/06/06(土) 20:59:35



    エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


    ミーナ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」







    エレン「………ってこんなことしてる場合じゃなかった!!」




    ガラガラガラガラ




    ミーナ「あ、エレン、どこに?」


    エレン「アニとジャンを探しに行ってくる!!」


    ミーナ「え!?」


    エレン「ミーナはここで待ってろ!!!」ダダダダダダッ


    ミーナ「あ、ちょっと待って…!!」









    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ

    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ

    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ





    エレン「アニ!ジャン!どこだーーーっ!!」






























    「お前、1人かぁ?」


    「あ、いや、俺は………」


    「1人かああぁぁ?」


    「あ、ああぁ……」








    エレン「ん?」


    エレン(なんだ今の声……)




    ソロリ ソロリ


    エレン「」チラッ







    黒いこけし   男子








    エレン(なんだあのこけし?)


    エレン(”えんがちょ”って書いてある)


    エレン(あのこけしも、誰かにこけしにされたのか?)














    男子「た、助けてぇ……!!」


    えんがちょ「1人だったらぁ」グワッ


    男子「ヒィッ!!!」



    えんがちょ「グワアアッ!!」









    グルグルグルグルグルグルグルグル












    エレン(!!?)


    エレン(糸でグルグル巻きに……!!)





    男子「」

    パッ


    こけし ニック君




    エレン(!!こけしになった!?)










    ニック君「どぉも、ありがと」



    えんがちょ「だまれ、とっとと行け早く行け!」








    エレン(あのこけしは人間じゃない。あのこけしは言わば特別で例外の存在なんだ!)


    エレン(さっき俺達に絡んできたこけし達は、恐らくアイツにこけしにされた人間…!!)


    エレン(ミーナが言っていた黒いこけしってのは多分アイツだ!)



    エレン(まずいぞ。アイツに気づかれずに離れなきゃ……!!)



    エレン「」ソロリ そろり



  35. 35 : : 2015/06/06(土) 21:20:44



    えんがちょ「・・・・・・・・・・・・・」


    えんがちょ「……匂うぞ」


    えんがちょ「仲間外れのヤツの匂いがする……」


    えんがちょ「そっちかぁ!!」グワッ




    エレン「!!」ビクッ


    エレン(駄目だ!!気づかれた!!)










    えんがちょ「ヌン!!」ヒュン ヒュン



    エレン「ハッ!!」



    えんがちょ「お前、1人かぁ?」



    エレン(駄目だ……逃げきれねぇ……)



    えんがちょ「1人かああぁ?」


    エレン「う、うぅ……」




























    「違います!!」ニギッ



    エレン「え?」


    ミーナ「1人じゃありません。この人は私の友達です!」


    エレン「ミーナ…?」









    えんがちょ「・・・・・・・・・・・・・・・・」


    えんがちょ「」プイ


    えんがちょ「友達いんの?マジうざいし」ブツブツ


    えんがちょ「よりによって異性同士?マジふざけんなし」ブツブツ


    えんがちょ「俺なんて……どうせ…どうせ……」ブツブツ


    えんがちょ「・・・・・・・・・・・・・・」ブツブツブツブツ
















    エレン「助かった……のか?」


    ミーナ「どうやら見逃してくれたみたいね」


    エレン「でも、なんで?」


    ミーナ「よくわかんないけど、あのこけしは1人だけの人間に襲ってくるみたいだね」


    エレン「……みたいだな」



    エレン「あ、ありがとうミーナ。助けてくれて」


    ミーナ「ううん、エレンが無事でよかった」


    エレン「……ここは、常に2人いないと駄目みたいだな」


    ミーナ「そうだね。一緒に行こう!」


    エレン「ああ!」


  36. 36 : : 2015/06/07(日) 07:59:16



    エレン「アニーー!ジャーーン!!」タッタッタッタッタッタッタッタッ


    ミーナ「2人とも、どこの病室にいるかはわからないの?」タッタッタッタッタッタッタッタッ


    エレン「そこだけはわかんねえんだ。俺警察に眠らされてたみたいだから」


    ミーナ「そっかぁ」


    ミーナ「……ねえエレン、もし良かったら、アタシの友達も探してくれないかな?」


    エレン「ミーナもいんのか?この病院に……」


    ミーナ「うん。アタシその人たちと一緒に猫をクリアしたんだ」


    エレン「名前は?」



    ミーナ「『トーマス』と『ナック』と『ミリウス』。3人とも男子だよ」


    エレン「よし、じゃあソイツらも一緒に探そう!」


    ミーナ「ありがとうエレン!!」


  37. 37 : : 2015/06/07(日) 09:53:51
    期待です!
  38. 38 : : 2015/06/07(日) 10:08:31
    期待
  39. 39 : : 2015/06/07(日) 17:39:04
    kitai!
  40. 40 : : 2015/06/07(日) 17:41:19
    ローリン・ナオトさんも参加してるw期待
  41. 41 : : 2015/06/07(日) 20:07:31
    期待です
  42. 42 : : 2015/06/07(日) 23:21:10
    アーニー(;´д`;)無事でいて!!今いくよ!コケシ→° °(д(殴)=(`言´)オイ ゴラ
  43. 43 : : 2015/06/07(日) 23:22:59
    期待です!
  44. 45 : : 2015/06/09(火) 10:14:56



    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ

    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ

    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ



















    「ほぉら飛べ飛べぇ!!あと40回!!」


    「ハァハァ、ハァハァ」


    「あれまあんちゃん、1人グダグダのようでっせ」


    「知~~る~~か~~、ほら飛べ飛べぇぇ!!」




    パンパンパンパンパンパン












    ミーナ「ねえエレン」


    エレン「ん?」


    ミーナ「あっちから声が聞こえるよ」


    エレン「声?」


    ミーナ「それに、なにか音も聞こえる」


    エレン「行ってみよう!」


    ミーナ「うん!」



    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ

    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ














      こけし   男子1 男子2 女子1   こけし


       パンパンパンパンパンパン









    エレン「いた!あそこか」


    ミーナ「あれって……『縄跳び』?」















    こけし「ほぉら行け行け!あと20か~~い!」



    男子1「ハァハァ、もう……無理……」ハァハァ


    男子2「おい頑張れ!!100まであと少しだぞ!!」


    男子1「だ、だけど……」ハァハァ


    女子1「弱音吐かないで!男でしょ!!」


    男子1「で、でも……」





    ヨロッ





    男子1「あ……」







    ズバァッ












    エレン「!!?」


    ミーナ「!!?」




    エレン「縄跳びが、人を切った……」


    ミーナ「やっぱりアレも……人が死ぬゲーム……」


    エレン「だけど、そうとわかっててどうしてアイツら……」


  45. 46 : : 2015/06/09(火) 11:29:59


    ミーナ「………ん?」


    ミーナ「ねえエレン、あのこけしの手」


    エレン「え?」


    ミーナ「なにか持ってるみたいだけど」


    エレン「・・・・・・」ジーーッ






    エレン「あれって『カギ』か?」


    ミーナ「カギって、クリア条件にあったカギのことじゃないかしら?」


    エレン「確か、『近所の子供たちから貰え』って……」


    ミーナ「じゃああの縄跳びをクリアしたら、あのカギを貰えるってことだよね?」


    エレン「そうか。だからアイツら…」









    男子1「クソッ!こうなったら俺たちだけでも!!」



    こけし「それは無理でっせ!!」



    女子1「ハァ!?」



    こけし「お前ら3人で飛んでたじゃん!だから3人で飛ばねえと数えてやんね~~♪」



    男子1「そ、そんな!!」



    女子1「だ、誰か……!!!」



    男子1「うぉぉぉーーーい!!!誰か来てくれーーーーーーッ!!!!」










    ミーナ「エレン!!このままじゃあの2人!!」


    エレン「ああ。見殺すわけにはいかねえ」


    ミーナ「じゃあ早く!」


    エレン「ミーナはここで待っていろ!」


    ミーナ「え?」


    エレン「あそこは1人だけ入れば十分だ。お前はここで待ってろ!」


    ミーナ「だけど……」


    エレン「いいな?」


    ミーナ「……わかった」



    エレン「よし!」

  46. 47 : : 2015/06/09(火) 11:41:59


    ダダダダダダダダダダダダダッ



    男子1「!!?おぉ!!」


    女子1「いいとこに!!」


    こけし「おや、友達がきましたなぁ」


    こけし「んじゃあ再開すっか。行くぞおい!!」


    こけし「あんちゃんはりきりまんな~~。ワシも負けんでっせ!」





    パンパンパンパンパンパン パンパンパンパンパンパン
















    ミーナ「・・・・・・・・・・・・・・・」


    ミーナ「・・・・・・・・・・・・・・・」


    ミーナ「・・・・・・・・・・・・・・・」




    ミーナ「私も何か……役にたちたい……」









    ミーナ「……そうだ」



    ミーナ(ごめんなさいエレン)


    ミーナ(でも安心して。すぐ戻るから)




    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ




  47. 48 : : 2015/06/09(火) 11:55:23


    エレン「ハッハッハッハッハッハッ」トン トン トン トン


    男子1「ハァハァハァハァ」トン トン トン トン


    女子1「フンフンフン」トン トン トン トン



    こけし「オラオラオラァ!あと90回!!」


    こけし「アンタらはりきりまんな~~、楽になってもいいんでっせ~~」




    エレン(俺はともかく、この2人の体力が続くかどうか……)


    エレン(いや、今は飛び続けることに専念するんだ!!)



    トン トン トン トン トン トン




    エレン(アニ、ジャン……無事でいてくれ……これが終わったらすぐ行くからな!)


















































    ―――――――――――――
    シガンシナ中央病院 2階



    ミーナ「ここにはいないか」


    ミーナ「エレンも頑張ってるんだから、私も頑張らないと」


    ミーナ「アニ、ジャン……」


    ミーナ「トーマス、ナック、ミリウス……」


    ミーナ「どこにいるの?」タッタッタッタッタッタッタッタッ
  48. 49 : : 2015/06/09(火) 12:21:34



    「お前、1人かああぁ?」



    ミーナ(この声!!)



    ミーナ「」ソロリ ソロリ




    えんがちょ「お前、1人かあぁ?」


    男子2「た、助けて……!!」







    ミーナ「トーマス!!」



    えんがちょ「1人だったらぁ」グワッ


    トーマス「あああぁ!!」





    ミーナ「待って!!!」ギュッ

    トーマス「!?」


    ミーナ「この人は友達です!!」


    トーマス「ミ、」


    トーマス「ミーナ!!」











    えんがちょ「・・・・・・・・・・・・・」


    えんがちょ「」プイ


    えんがちょ「また異性同士かよ」ブツブツ


    えんがちょ「しかもアレさっきのヤツじゃん」ブツブツ


    えんがちょ「二股してんの?マジキモイし」ブツブツ


    えんがちょ「・・・・・・・・・・・・・」ブツブツブツブツ













    トーマス「た、」


    トーマス「助かったぁ」フゥ


    ミーナ「間に合ったぁ」フゥ



    トーマス「ミーナ、生きてたのかお前」


    ミーナ「うん、なんとか。ナックとミリウスは?」


    トーマス「わかんねえ。一緒じゃなかったから」


    ミーナ「そう……あ、そうだトーマス」


    トーマス「ん?」


    ミーナ「アニとジャンを知らない?」


    トーマス「アニとジャン?誰だそれ」


    ミーナ「私の友達の友達。見てないかな?」


    トーマス「いや、名前だけ聞いても、俺顔知らないし……」


    ミーナ「えっと、確か……」


    ミーナ「アニは金髪の女の子で、ジャンは馬みたいな顔した男子なんだけど……」



    トーマス「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


    トーマス「ごめん、やっぱだめだ、思い出せない。すまない」


    ミーナ「ううん、いいよ別に」


    ミーナ「じゃあ一緒に探しに行こう。私どうしても探し出したいの。それにナックも、ミリウスも……」


    トーマス「そうだな、わかった。行こうミーナ!」


    ミーナ「OK!」

  49. 50 : : 2015/06/09(火) 18:18:40


    トーマス「あの”えんがちょ”がいる限り1人行動は危ねえしな」


    ミーナ「ところで、トーマスはどこの病室から出てきたの?」


    トーマス「確か202号室だったな。こっから反対側にある部屋からだ」


    ミーナ「じゃああっちを探そう。そこはまだ見ていないから」


    トーマス「よし、行ってみるか」











    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ

    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ

    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ

    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ















    「は~い、あと40回!ガンバ!!ガンバ!!」


    「ヒィ、ハァ、フゥ、ヒィ」


    「クッ、クソッ、もう、息が……ハァハァ」


    「あれ~あねさん、も少しでギブなのが約2名おりまするなぁ」


    「ど~でもいいですよ♪はい!ジャンプジャンプ♪」







    ミーナ「あの声、もしかして……」


    トーマス「なんだミーナ、知ってんのか?」


    ミーナ「ええ、どうやらあっちで縄跳びしてるみたいね」


    トーマス「縄跳び?」


    ミーナ「こっちよ!来て!」


    トーマス「あ、ああ」



    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ






    こけし 男子2 男子3 男子4 女子2 こけし

       パンパンパンパンパンパンパンパンパン




    ミーナ「いた!」


    トーマス「あれが縄跳び……」


    トーマス「こけしが縄を回して、人間が飛ぶのか…」


    トーマス「……あんなかにはナックとミリウスはいねえようだな」


    ミーナ「でも、あの前の2人、もう限界みたい……」






    こけし「ほぉらあと20回!もう少しだよ~~♪」










    ミーナ「・・・・・・・・・・・!!」


    ミーナ「あのこけし……!」


    トーマス「どうしたミーナ?」


    ミーナ「トーマス、いたよ!あのこけしだよ!!」


    トーマス「え?」ジーッ










    こけし アニちゃん






    アニちゃん「ほらラストスパート!!気ぃ抜くなよ~~!!」




    男子3「も……無理……」ヨロッ


    女子2「だめ……ごめ……」ヨロッ




    ズバァッ ズバァッ







    男子4「お…」


    男子4「お前らーーーーッ!!!」






    こけし「あれまあねさん、同時に2人も逝ってしまわれましたな~~」


    アニちゃん「はいリセット~~♪残念で~~した~~♪も少しだったのに~~♪」




    男子4「た、頼む……」


    男子4「誰か……来てくれ……」











    ミーナ「トーマス!!」


    トーマス「わかってる!!」



























    トーマス「行くぞ!!」ダッ


    ミーナ「ええ!!」ダッ

  50. 51 : : 2015/06/09(火) 22:42:50
    ア、アニこけしにされてたのか!?期待です!
  51. 52 : : 2015/06/11(木) 10:24:05


    男子4「おぉ!!いいところにぃ!!!」




    こけし「おぉ、また2人バカが死にに来ましたなぁ、あねさん」


    アニちゃん「やったぁ♪これでまた遊べるわ~ん♪」


    アニちゃん「さて再開だよ!ほら飛べ飛べぇ!!」





    ミーナ(絶対に飛びきってみせる!!そしてアニ!アナタを必ず助けてみせるから!!)トン トン トン トン


    トーマス(縄跳びは苦手だが、大繩だけは長く続けられる自信があるぜ!)トン トン トン トン

















































    ―――――――――――――
    シガンシナ中央病院 3階




    エレン「ハァハァ、ハァハァ」トン トン トン トン


    男子1「ハァハァ、ハァハァ」トン トン トン トン


    女子「んっく……ハァハァ」トン トン トン トン







    こけし「はぁい5……4……3……2……」


    こけし「ひゃ~~~~~~~く!!!!」


    こけし「おぉ、100回飛びやがったぞコイツら」


    こけし「まぁ、頑張ったと言っとこうかな」






    エレン「や……」


    エレン「やった……ぞ」ガクン



    男子1「ハァハァ」バタン


    女子1「ゼェゼェ、ゼェゼェ」ガックン





    こけし「」ゴトン


    こけし「」ゴトン



    ドロドロドロドロドロドロドロドロ

    ドロドロドロドロドロドロドロドロ


    男子5 男子6





    エレン「人間に戻った……」




    男子5「あ、あれ、俺は、どうして……」


    男子6「うぅん、ここどこ?」



    エレン「おい、大丈夫か?」


    男子5「あ、ああなんとか」


    男子6「俺、なんでここに?今までなにやってたんだ?」


    エレン「心配すんな。気を失ってただけだから」


    エレン「なあお前ら、ちょっと聞きてえことがあんだけど」


    男子5「え?」


    エレン「俺、人を探してんだ。アニってゆう女子とジャンってゆう男子知らねえか?」


    男子5「い、いや」フリフリ


    エレン「じゃ、じゃあトーマス、ナック、ミリウスってゆう男子は知らないか?」


    ミリウス「え?ミリウスは俺だけど」


  52. 53 : : 2015/06/11(木) 10:36:35


    エレン「そうか、よかった助かって!」


    ミリウス「えぇと、アンタは?」


    エレン「俺はエレン。ミーナの友達だ」


    ミリウス「ミーナ?アイツ生きてたのか!?」


    エレン「あぁ、ちゃんとあそこに……………え?」
















    エレン「ミーナ?」


    エレン「どこに行ったんだアイツ!?」


    ミリウス「エレン、ミーナは?」



    エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


    エレン「まさか!!!」











    《お前、1人かああぁ?》



    《い、いや……!!!》



    《1人かあああぁ?》



    《キャアアアアアアアアァッ!!!》










    エレン「くそっ!!」ダッ


    ミリウス「エ、エレン?」


    エレン(ミーナ!!頼む!!無事でいてくれ!!!)タッタッタッタッタッタッタッタッ


    エレン(俺が1人にさせちまったから……クソッ!!)タッタッタッタッタッタッタッタッ


  53. 54 : : 2015/06/11(木) 11:09:37



    エレン「ハァハァハァハァ」タッタッタッタッタッタッタッタッ








    クルッ


    ドカッ


    エレン「ぐあっ!!!」ドタン


    「イテッ!!」ドタン







    エレン「つつつつぅ……!」


    「あ、エレン!!!」


    エレン「ジャン!!」


    ジャン「エレン!!無事だったか!!」


    エレン「お前こそ!!」







    エレン「あ、そうだジャン」
    ジャン「あ、そうだエレン」


    エレン「ミーナを見なかったか!?」
    ジャン「アニを見なかったか!?」


    エレン「・・・・・・・・・」
    ジャン「・・・・・・・・・」


    エレン「え?」
    ジャン「え?」


    ※一応表記解説
     同時に喋っています




    ジャン「い、いや、ミーナなんて知らねえぞ」


    エレン「お前も、アニと一緒じゃなかったのか?」


    ジャン「いや、病室が一緒じゃなかったから」



    男子7「なぁジャン、この人は?」


    ジャン「ああ、俺のダチのエレンだ」


    エレン「ジャン、その人は?」


    ジャン「コイツは同じ病室で一緒に生き残ったナックだ」


    エレン「ナック…!アンタが!!」


    ナック「エレンだっけ。ミーナを探してるってことは、アイツと友達なのか?」


    エレン「あ、ああ。アイツ、アンタを探してたんだよ」


    ナック「そうだったのか。アイツ、泣き虫のくせに……」


    ジャン「とにかく今はその2人を探そう!!あのえんがちょにこけしにされる前に!!」


    エレン「ああ!」


    ナック「女に苦労かけさせちゃ悪いからな」


  54. 55 : : 2015/06/11(木) 11:34:32


    ミリウス「ナック!!お前も無事だったんだな!」


    ナック「ミリウス!!」


    エレン「ということは、あとはアニとミーナとトーマスだな」


    ジャン「この階にはいなかったな。下から捜索してみるか」


    エレン「よし、じゃあまずは2階に行こう!!」


    ナック「そうだな」



    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ

    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ

    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ















    ―――――――――――――
    シガンシナ中央病院 2階





    エレン「ここは二手に分かれよう。ナックとミリウスはあっちを探してくれ!」


    ナック「わかった。行くぞミリウス!」ダッ


    ミリウス「ああ!!」ダッ




    ジャン「こっちも行くぞエレン!」ダッ


    エレン「ああ!!」ダッ




  55. 56 : : 2015/06/11(木) 21:22:44
    あわわわわ、期待です☆
  56. 57 : : 2015/06/11(木) 21:24:15


    エレン「ミーーナーーーーー!!!」


    ジャン「アニーーーーーーーーーー!!!」


    ダッダッダッダッダッダッダッダッダッ





    ゴトン






    エレン「ん?待てジャン」


    ジャン「あ?」


    エレン「あっちでなにか落ちる音がしたぞ」


    ジャン「……行ってみよう!」ダッ














    ミーナ「ハァハァ、ハァハァ」ガックリ


    トーマス「ハァハァ、ハァハァ」ダイノジ


    男子4「・・・・・・・・・・」バッタリ




    アニちゃん「」ドロドロドロドロドロドロドロドロ

    こけし「」ドロドロドロドロドロドロドロドロ



    アニ  男子8






    エレン「あっ!!」


    ジャン「ああっ!!」





    ジャン「アニ!!」バッ


    エレン「ミーナ……お前……」




    ミーナ「ハァハァ……。あ、エレン……」



    エレン「・・・・・・・・・・・・」


    ミーナ「ご、ごめんなさい。私」






    パァン

    ミーナ「………ッ」



    エレン「バカ野郎!!勝手にいなくなりやがって!!」


    ミーナ「・・・・・・・・・・・」


    エレン「あそこで待っていろっていっただろうが!!」


    ミーナ「ご、ごめんなさい。でもアタシ、エレンの役にたちたくて……」




    アニ「ん……んん……」ウトッ




    エレン「こっちがどれだけ心配したと思ってんだ!!」


    ミーナ「ご、ごめんなさい。本当にごめんなさい……!!」



    ダキッ




    ミーナ「!?////」ビクッ


    エレン「もう二度と無茶すんじゃねえぞ!」


    ミーナ「あ、うん。はい!////]
















    アニ「」パチッ


    ジャン「アニ!!気がついたか!」


    アニ「ジャン?私今までなn………」


    アニ「・・・・・・・・・・・・・」







    エレン「本当に無事でよかった!!」


    ミーナ「う、うん。ごめんね、心配かけさせちゃって////」






































    アニ「…………………ねえジャン」


    ジャン「え?」


    アニ「私が知らない間に一体何がおこってたの?」ゴゴゴゴゴ


    ジャン「え、そりゃあ、かごめかごめとか縄跳びとか……」


    アニ「いやそうじゃなくてさ……」


    アニ「あの娘……」





























    アニ「エレンのなんなのさっ!!!!!」ドッ



    ジャン「………………は?」



    アニ「”は?”じゃないよっ!!」


  57. 58 : : 2015/06/11(木) 21:46:49
    アニまさか…!
    期待です!頑張ってください
  58. 59 : : 2015/06/11(木) 21:53:34
    ア、アニ落ち着けー!!期待です!
  59. 60 : : 2015/06/12(金) 11:13:16


    アニ「誰よアイツ!!なんでいきなり0距離関係になってるわけ!?」


    ジャン「お、落ち着けよアニ。俺もあの女子のことは全然知らないし」


    アニ「どうしてエレンにはいつも黒髪の女がくっ付いてくるわけ!?私への執拗な嫌がらせかい!!?」


    ジャン「ア、アニ、お前目が……なんかヤべえぞ……」


    アニ「こんなの黙って見てられない!!やっとエレンと2人になれたってのに!!」ダッ



    ジャン(まずい……女同士の戦争が………)















    アニ「ちょっとアンタ!!」


    ミーナ「え?」


    エレン「アニ、良かった助かって!!」


    アニ「アンタは引っ込んでて!!」ドン


    エレン「ッ!!」ビクッ




    アニ「ねえアンタ、エレンとどういう関係なわけ?」


    ミーナ「え、どうって……」


    エレン「ア、アニ誤解だよ。コイツはミーナって言って、俺がなり行きで助けたんだよ」


    アニ「じゃあなんであの時抱き付いてたんだんだい!?」


    エレン「それは、俺……ミーナが無事で嬉しくて……つい」


    アニ「”つい”ですむ問題じゃないでしょそれ!!」


    ミーナ「ご、ごめんねアニ、私別にエレンの恋人とか、そういうんじゃないから!!」


    アニ「………フ~~ン、そう」


    エレン「アニ、お前少しは落ち着けよ!!今回は俺が悪いから、もうミーナを責めないでくれよ!!なっ」



    アニ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


    アニ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


    アニ「わかったよ」




    エレン「ありがとうアニ」ホッ


    アニ「ただし」


    エレン「え」


    アニ「もうあの女に近づかないで。いいね?」


    エレン「は、はい……」チヂミ








    ジャン(相変わらず怖いなアニは)


    ジャン(アニはこのことになると思いッきし豹変するんだよなぁ)























    「おーーーーーい!!」

















    ナック「おーーいお前ら!!」


    ミリウス「すげえモン見つけたぞーーー!!」










    ミーナ「ナック!!ミリウス!!」



    ナック「ミーナ!!」


    ミリウス「良かったお前!!無事だったんだな!!」




    ジャン「どうした?なにか見つけたのか?」


    ミリウス「ああそうだ。実はな」


    ナック「あっちのほうに『大きい扉』があったんだ」


    エレン「大きい扉?」


    ミリウス「恐らくクリア条件にあった『カギで開ける扉』かもしれない」


    ナック「とにかく来てくれ!!」


    エレン「わかった!」











    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ

    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ

    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ


















    ――――――――――――――――
    シガンシナ中央病院 2階 扉前





    エレン「これが……その扉か」


    ジャン「見るからに怪しいな」


    ミリウス「これを開ければクリアできるはずだ」


    ナック「じゃあこの鍵で……」スッ







    カチッ


    カチッ カチッ カチッ





    ナック「……………あれ?」


    ミリウス「どうした?」


    ナック「おかしいな。回らないぞ」カチッカチッ


  60. 61 : : 2015/06/12(金) 16:20:11


    ミリウス「合わない鍵なのかそれ」


    ナック「いや、でもホラ、ちゃんと入ってはいるんだぜ」


    ジャン「なあ、ちょっといいか?」


    トーマス「なんだよジャン」


    ジャン「確かクリア条件は『ドアは仲良く鍵で開ける』ことじゃなかったか?」


    ミリウス「仲良く……?って言われても、どうすりゃいいんだ?」


    ナック「ひょっとして、『みんなでこの鍵を持って開ける』ってことじゃ……」


    トーマス「モノは試だ。とりあえずやってみようぜ」


    ジャン「よし、おーいエレン、アニ、ミーナ。来てくれー!」



    エレン「え、あ、うん」スタスタ


    アニ「・・・・・・・・・・・・ああ」スタスタ


    ミーナ「あっはい………」スタスタ







    ギュッ ギュッ ギュッ ギュッ ギュッ ギュッ ギュッ







    ジャン「みんないくぞ。せーーの!」






    ガチャン









    ナック「おお!!」


    ミリウス「回ったぞ!!」


    トーマス「開いたぜ!!」


  61. 62 : : 2015/06/12(金) 16:34:48


    扉「ピロリロリン! ピロリロリン!」



    扉「終ーーーーーーーーー了ーーーーーーーーーーー!!!」



    扉「今回生き残ったのは」











    扉「エレン・イェーガー」



    扉「ジャン・キルシュタイン」



    扉「アニ・レオンハート」



    扉「ミーナ・カロライナ」



    扉「トーマス・ワグナー」



    扉「ナック・ティアス」



    扉「ミリウス・ゼルムスキー」








    扉「以上7名」



    扉「生きる。生きる」





    ジャン「よっしゃ!!」ガッ


    トーマス「やったぜ!!」


    ナック「ふう」







































    ヒョロヒョロヒョロヒョロヒョロヒョロ






    ジャン「なんだ。なんか降りてきたぞ」


    トーマス「これなんだ?ヒモ……みたいだけど」






    扉「生き残った者は、そのヒモに捕まって、『次の試練』に進むべし。進むべし」










    ジャン「おい、いつになったらこんな惨劇終わるんだよ!?」


    トーマス「また人が……」


    ナック「クソッ!!いったいいつまでやらせる気なんだ!!」






    扉「早くヒモに捕まるべし。さもなくば全員我らの仲間入りぞ~」













    トーマス「しかたない、早くみんなヒモに捕まれ!!」ガシッ


    ジャン「しゃあねえな!!」ガシッ


    ナック「クソッ!!」ガシッ


    ミリウス「クッ!」ガシッ



    エレン「アニ、ミーナ!!行くぞ!グズグズすんな!!」ガシッ



    アニ「わ、わかったよ!」ガシッ


    ミーナ「ええ!」ガシッ


  62. 63 : : 2015/06/12(金) 16:35:46
    期待です
  63. 64 : : 2015/06/12(金) 16:50:12



    扉「では、捕まった7名、次の試練へごあんな~~い♪」






    スルスルスルスルスルスル







    バタン















    アニ「・・・・・・・・・・・・・・・」


    アニ「………ねえミーナ」


    ミーナ「え、なんですか!?」ビクッ


    アニ「さっきは、ごめんなさい。ついカーーッとなっちゃって」


    ミーナ「え、そ、そんな……」


    アニ「私ね、中学の頃から、アイツに惚れてて、高校に入って、初めてアイツが私を彼女と認めくれたのがなによりも嬉しかったんだ」


    ミーナ「・・・・・・・・・・・・・・」


    アニ「中学の頃からすっごい鈍感で、私の想いも全然アイツは気がつかなくてさ」


    アニ「そして卒業式の時に思い切って告白したら、アイツなんの躊躇もなしに私を受け入れてくれたんだ」



    ミーナ「そう、だったんだ……」



    アニ「だから私にとってエレンは、その……なんていうか……」



    ミーナ「”恋人”なんだね。それも誰にも渡したくないぐらいの。そうでしょ?」


    アニ「うん////」カァッ


    ミーナ「いいなぁアニは。そういう人がいてくれて。羨ましいよ」


    アニ「そ、そうかな?」


    ミーナ「もしエレンのこと嫌いになったら、私のとこに紹介してくれないかな?」


    アニ「な、何言ってんだい!?私がエレンを嫌いになるわけ……」


    ミーナ「クスクス、冗談だよ」


    アニ「も、もうっ!!////」


    ミーナ「フフフ、本当に羨ましいよアニは」


  64. 65 : : 2015/06/12(金) 17:10:51


    エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


    エレン(どうも下が騒がしいと思ったら)


    エレン(なに人の話題で盛り上がってんだよ……)ハァ


    エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


    エレン(まああん時はアニが告白してビックリしたけど)


    エレン(正直俺も……アニにはちょっとだけあったんだけどな///)


    エレン(まあ今はその気持ちなんてどうでもいいけど……)


    エレン(でも2人とも、仲直りできたみたいだな)


    エレン(………良かった)ホッ






























    ピカッ




















    トーマス「お、おい!」


    ナック「どうした?」


    トーマス「光が見えてきたぞ!」


    ジャン「光?ってことは外に出るのか?」








    スルスルスルスルスルスルスルスル





















    「とうちゃ~~~~~~~く♪」



    「7名さまごあんな~~い♪」






























    エレン「なんだここ?」


    トーマス「砂漠……みたいだけど」


    ジャン「砂漠に家があるぞ」


    ナック「なんか、なにもないのが逆に不気味に見えてくるな」

































    エレン「次の試練…………」





















    エレン「今度は一体なにが……?」












    続く



  65. 66 : : 2015/06/12(金) 17:25:53



    ううぅ、こけしに頭を踏みつぶされる夢を見たぁ(嘘)。

    あれ以来最近頭痛がひどすぎてたまらない(嘘嘘)。






    あとがき





    はい、3話はここら辺で終了させておきます。


    「神さま」を読んだ人は気づいたと思いますが、今回は>>47以降から原作とちょっと違った展開「別行動パターン」を取り入れてみました。



    まあこれは、お風呂に入っていたら咄嗟に思い付いたものなんですが……(笑)




    やはり原作通りだと少しつまらないと思ったので、後半は結構オリジナルに書いていきました。



    コミカルで有りがちなパターンとかも入れられたので、書いてるこちらも楽しく書いていけました(笑)



    いつもながらたくさんの「期待」と感想と個性的なコメをくださり、誠にありがとうございます!!!

    スレが落ち着きましたら、1人1人にご返事をお返ししたいと思います!







    次回の4話は明日書いていきます。





    では、明日上げる次回の4話でお会いしましょう!



    それでは!

    来週水曜発売の「神さま弐12巻」楽しみにしてます!!


  66. 67 : : 2015/06/12(金) 21:00:49
    めっちゃドキドキしました!次も頑張ってください!
  67. 68 : : 2015/06/12(金) 21:24:43
    原作と違う展開もよかったです!続きに期待ジャン!
  68. 69 : : 2015/06/14(日) 10:37:02
    とても良かったです!
    縄跳びの時ドキドキでしたw
    お疲れでした。
  69. 70 : : 2020/10/04(日) 15:25:07
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

    http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=12

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hinokagututi

ローリン・ナオトLV.50

@hinokagututi

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