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女神さまの言うとおり 第5話 「選ばれし者たち」
- 進撃の巨人 × ホラー
- 3011
- 65
-
- 1 : 2015/07/19(日) 08:34:24 :
-
「俺、思ったんだけどさ」
「ん?なんだよ?」
「”女神”って、ロクなヤツがいないと思うんだよ」
「え、女神?なんだよいきなり」
「だってさ、ある女神は自分よりキレイな人間をバケモノにしたりとかさ」
「ああ、うんうん」
「ある女神は、裸を見られただけで人間を動物に変えちゃったりとかさ」
「ああ、いたねそういう女神」
「ある女神は、ただ気に障っただけで怪物を暴れさせたりとかさ」
「うんうん」
「だから俺、思ったんだよ」
「なにをよ?」
「女神ってさ」
「”美しいのは姿だけのただの悪女”なんじゃないかって」
-
- 2 : 2015/07/19(日) 08:40:37 :
- 来た!続き期待!
-
- 3 : 2015/07/19(日) 08:42:06 :
―――――――――
???
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ジャン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ジャン「なあエレン」
エレン「ん?」
ジャン「あれからどれぐらい経ったと思う?」
エレン「………わかんねえ」
エレン(ここはどこだかわからないとある”施設”)
エレン(俺たちは試練をクリアして外に出た瞬間、警官たちに身柄を保護され、ここに連れてかれたらしい)
エレン(俺は眠らせれていたらしく、気がついたらここにいた)
ジャン「もうさ、外の方も落ち着いた頃じゃねえか?」
エレン「テレビとか見ても全然報道されてねえな」ピッピッ
-
- 4 : 2015/07/19(日) 12:28:48 :
エレン「母さん、心配してねえかな」
ジャン「俺も帰ってあのババア安心させてやりてえよ」
―――――――――――――――――――
―――――――――――――――――
―――――――――――――――
5ヶ月前
バババババババババババッババババ プロペラ音
「さあ、着いたぞ」
アニ「ここは?」
「現時点で唯一安全な場所だよ」
ジャン「当分はここにいろってことですか?」
「心配しなくていいよ。ここなら、例えアイツらでも来れないさ」
ガチャガチャッ ギーーーッ
「さ、入って」
「部屋は1人1人に用意されてるから、好きに使ってくれ」
ジャン「…………はあ」
「何か必要なモノや欲しいモノがあったら言ってくれ。なんでも揃えてあげるから」
アニ「あ、ありがとうございます」
「じゃあ。今日はゆっくりおやすみ」
アニ「あ、あの!!」
「ん?」
アニ「エレンはどこに?」
「エレン?ああ、彼なら、隣の部屋に寝かせているよ」
アニ「……わかりました。ありがとうございます」
「それじゃ」
ギーーーーーッ バタン
ジャン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アニ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
-
- 5 : 2015/07/19(日) 20:36:21 :
ジャン「トーマス……ナック……ミリウス……」
アニ「………ミーナ」
ジャン「ふざけやがって………クソッ!!」ガン
アニ「結局残ったのは、私たちだけなんて……」
ジャン「一体これはなんなんだ!?誰がなんのためにこんなことを始めやがったんだ!?」
アニ「ミーナ……あんなに……あんなに喜んでいたのに…………エレンと私との……だけど……一瞬で……」ポロポロ
ジャン「これがもし人間の仕業だとしたら、俺はソイツを絶対に許さねえ!!」
アニ「ううぅ……」ポロポロ
ジャン「アニ、大丈夫か?」
アニ「ごめんジャン。でも私、とても、とても……」ポロポロ
ジャン「アニ………」
ジャン(その泣き崩れているアニの姿を見て、俺は改めて思った…)
ジャン(男勝りでも、コイツは1人の女の子なんだなって…)
ジャン「アニ、エレンのそばに行ってやれよ」
アニ「え?」
ジャン「アイツのとこなら、少しは落ち着けるだろ?」
アニ「いいのかい?」
ジャン「俺は別にいいよ」
ジャン「それによ……」
ジャン「アイツ目覚めてそばに誰もいなかったら、凄いショック受けるだろうしさ」
アニ「ジャン……」
ジャン「ミーナの死を誰よりも悲しんだのもアイツだしな……」
アニ「・・・・・・・・・・・・・」
アニ「……そうね」
アニ「」スクッ
アニ「ジャン……」
アニ「ありがとう……」
スタスタスタスタスタスタスタスタ
ギーーーーッ バタン
ジャン「……さてと」
ジャン「」ブワッ
ジャン「これで……やっど……」ズズッ
ジャン「泣げるぜ………っ!!!」ボロボロ
ジャン(女に泣いてる姿なんて……見せたくねえしな…!!)
ジャン「チクショオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォッッッ!!!!!」ボロボロボロボロボロボロッ
-
- 6 : 2015/07/19(日) 22:46:50 :
- ミ...ミーナ 今になって、目に塩水が....期待!!
そして、
泣け!!ジャン!!泣いていいんだよ!!!!!!うわーーーーーーーーん!!!!!!!!!
-
- 7 : 2015/07/20(月) 09:14:04 :
―――――――
エレンの部屋
ギーーーーーッ バタン
アニ「エレン、入るよ?」
アニ「・・・・・・・・」トコトコトコトコ
エレン「」スーーッ スーーッ
アニ「まだ寝てるんだ……」
エレン「ううん……ううぅ……」
アニ「エレン?」
エレン「ううん……う、ううぅ……」
アニ「……うなされてるの?」
エレン「ううううぅ……」ブルブル
アニ「エレン…………」ニギッ
アニ(こんなに震えて……)
アニ「エレン、安心して。私がそばにいるから……」
エレン「ミー……ナ……」ボソッ
アニ「………ッ」
エレン「行か……ないで……くれ……ミー……ナ……」
アニ「エレン………」
アニ「今の私には、アンタを癒せるかどうかわからないけど……」
アニ「」ダキッ
アニ「エレン」
アニ「今は私がそばにいるから」
アニ「だからもう……」ポロッ
アニ「1人で苦しまないでよ……」ポロポロッ
アニ「辛いのは、アンタだけじゃないんだから……!!!」ポロポロポロポロッ
-
- 8 : 2015/07/20(月) 09:14:40 :
-
- 9 : 2015/07/20(月) 09:28:27 :
―――――
監視室
警備員「」ズズズッ
「入りますよ」ガチャッ
警備員「あ、主任!」
主任「どうですか?4人の状況は?」
警備員「ええ、3人はとてもショックを受けているようで、2人がとても……」
主任「そうですか」
主任「それで、シャビイ のほうは?」
警備員「ええ、それがかなり暴れるので、眠らせて拘束しましたが……」
主任「なるほど」
主任「では、あの3人はしばらくそっとしておいてください」
主任「当分は、そちらの警備を厳重にしておいてください」
警備員「わ、わかりました」
主任「よろしくお願いします」
主任「ああ、そうだ」
主任「君はもう休みなさい」
警備員「え、でも……」
主任「代わりは呼んでありますから」
ガチャッ
警備員2「おい、交替だ」
警備員「ああ、助かった」
主任「では、よろしくお願いします」ペコッ
警備員2「ハッ」
ギーーーーーッ バタン
主任「・・・・・・・・・・・・・・・・」
主任「………………神の子、か」
主任「明日、これについて聞いてみますか……」パラッ
――――――――――――――――
神 の 使 い
取 扱 い 説 明 書
※極秘なので誰にも見せないように
――――――――――――――――――
-
- 10 : 2015/07/20(月) 22:41:36 :
- 期待!!ローリン・ナオトさんの作品はいつ見ても面白い!!
-
- 11 : 2015/07/21(火) 09:24:42 :
―――――――――――
翌日 午前8時
アニ「」スーーッ スーーッ
コンコンコン
「アニ、入るぞ」ガチャッ
ジャン「まだ寝てんのか……」
ジャン(2人共……なんだかホッとしてる顔だな)
警備員「おはようございます」ヌッ
ジャン「うおっ!?」
ジャン(ビックリした。いつの間に後ろに!?)
警備員「あ、すいません。驚かしてしまいまして」
ジャン「あ、いや、こちらこそ」アセアセ
警備員「朝食の準備ができましたので、お呼びに来たのですが」
ジャン「あ、そうでしたか……」
警備員「まだお休みですか?」
ジャン「あ、いえ、すぐ起こしますから」
ジャン「おいエレン」ペチペチ
エレン「」
ジャン「起きろ、朝だぞ」ペチペチ
エレン「……ん」
ジャン「ほぉら」ペチペチ
エレン「ううん、ジャン……か?」ウッスラ
ジャン「起きたかエレン」
-
- 12 : 2015/07/21(火) 18:12:00 :
- 期待してます!
-
- 13 : 2015/07/21(火) 22:03:43 :
- 期待!
-
- 14 : 2015/07/21(火) 23:16:40 :
- 期待☆
-
- 15 : 2015/07/22(水) 10:20:20 :
エレン「ここ……どこだ?」
ジャン「落ち着いてくれ。ここはある施設だ」
エレン「施設?」
ジャン「ああ、俺たちは保護されてるんだ」
エレン「施設?保護?いったいいつの間に……」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・」
エレン「そうだ、みんなは?」
ジャン「え?」
エレン「ナックとトーマスとミリウス、それにミーナは?」
ジャン「エ、エレン……?」
エレン「みんなクリアしたんだからここにいるよな?どこにいるんだ?」
ジャン「おいエレン、お前……」
エレン「どこにいるんだジャン?なあ」
ジャン「エレン!!!」
エレン「な、なんだよ大声出して」
ジャン「いいかエレン。落ち着いて聞いてくれ」
エレン「え、何を?」
ジャン「アイツらは死んだ。もうここにも、この世にもいないんだ……!!」
エレン「え、なんだよそれ。なんのジョーダンだよ?」
ジャン「お前が信じたくない気持ちは痛いほどわかる!!」
ジャン「だけどな!!!」
ジャン「アイツらが死んだのは、事実なんだ!!!」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・そだ」
ジャン「え?」
エレン「嘘だ。嘘だ。俺は信じないぞ。だってそこにいるじゃないか」
ジャン「え、なんだって?」
エレン「ほら、そこにミーナがいるじゃないか」ユビサシ
ジャン「は?」クルッ
警備員「どうしましたか?」
ジャン「エレン、お前………」
エレン「なあミーナ、何か言ってやれよ。お前は死んでないってさ。なあ、なあ」
ジャン「おいエレン!」
エレン「なんか言ってくれよ!!なあっ!!!」
ジャン「エレン!!落ち着け!!」ガシッ
エレン「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっ!!!!」
ジャン「エレン!!落ち着け!!暴れるな!!」
警備員「すいません!!至急来てください!!ピピッ
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ
狙撃兵「」スチャッ
バシュン
エレン「うっ!!」
バタン
ジャン「ハァハァ、ハァハァ」
警備員「大丈夫ですか?」
ジャン「ああ、ありがとう…ございます」
警備員「かなりショックを受けていたんですね。可哀想に」
ジャン「エレン………」
警備員「しばらくはそっとしておいた方が良いでしょう」
警備員「まずは食べて、元気を付けてください」
ジャン「……はい」
警備員「では、そこの彼女と一緒に来てください」
-
- 16 : 2015/07/22(水) 10:32:27 :
――――――
食堂
ジャン「・・・・・・・・・・・」
アニ「・・・・・・・・・・・・」
アニ「ジャン」
ジャン「ん?」
アニ「エレンは、どうしたの?」
ジャン「今はそっとしておいたほうがいいってさ。アイツ、相当ショックを受けて、いつ暴れるかわかんねえみたいだって……」
アニ「………そう」
ジャン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アニ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
―――――――
主任室
主任「3人は、どうですか?」
警備員「はい、1人は精神的ショックが大きく、まともに話を聞ける状況では……」
主任「そうですか。他の2人は?」
警備員「ショックは受けていますが、話なら聞けると思います」
主任「結構」
主任「では、食事が済み次第、私の部屋に来るよう伝えてください」
警備員「はい」
警備員「失礼します」
クルッ スタスタスタスタッ
ガチャッ バタン
主任「さて、これで……」
主任「ようやく話が聞けますね」
-
- 17 : 2015/07/22(水) 10:52:53 :
- わわわ、期待です!!!
-
- 18 : 2015/07/23(木) 15:49:22 :
-
―――――
食堂
警備員「失礼します」
アニ「?」クルッ
警備員「お味はいかがですか?」
ジャン「あ、えと」
警備員(ん?)
警備員(まったく手を付けてない……。さすがに喉を通したくない……か)
警備員「おや、お気に召しませんでしたか?」
ジャン「あ、すいません。ちょっと食欲がなくて」
警備員「そうですか。無理もないでしょうね。あんなことがあった後では、何も食べたくないのもわかります」
アニ「・・・・・・・・・・・・・・」
警備員「あ、そうだ」
警備員「ちょっと2人に伝言があるんです」
ジャン「え、伝言?」
アニ「誰、から?」
警備員「ここの主任です。昨日アナタたちを部屋に案内した人ですよ」
ジャン(昨日の……。ああ、あの人か)
警備員「話したいことがあるらしいので、後で主任室に来てほしいとのことです」
アニ「話したいこと?」
ジャン「それは……いったい?」
警備員「私には話していませんのでよくわかりませんが」
警備員「なんでも、極秘のことらしいんです」
ジャン「極秘?」
警備員「まあとにかく」
警備員「準備ができたら知らせてください。連れて行きますので」
ジャン「……はあ」
警備員「よろしくお願いします。それでは」ペコッ
ガチャッ バタン
-
- 19 : 2015/07/23(木) 18:01:05 :
- kitaisienouenganbattekutasai!
-
- 20 : 2015/07/23(木) 23:10:22 :
- エレン・・・狂ったミカサみたいになっている・・・。
期待☆
-
- 21 : 2015/07/24(金) 08:58:40 :
ジャン「極秘の話……か」
アニ「とにかく、行くしかないよね……」
ジャン「ああ、そうだな」
―――――――――――
食後
ガチャッ
警備員「準備は、できましたか?」
ジャン「はい」
アニ「」コクッ
警備員「わかりました。では付いてきてください」
スタスタスタスタスタスタスタスタ
スタスタスタスタスタスタスタスタ
―――――――――――
主任室
コンコン
「誰ですか?」
警備員「2人をお連れしました」
「通して下さい」
ガチャッ
警備員「失礼します」オジギ
主任「よく来てくれましたね」
ジャン「い、いえ……」
アニ「」
警備員「では私はこれで」ペコッ
ガチャッ バタン
主任「お食事はいかがでしたか?」
ジャン「あ、いや、すいませんが……」
主任「ああ別に結構ですよ。いくら食べなかっただろうが残そうが、私に謝る必要はありませんから」
ジャン「はあ……」
主任「私もよく、ここの食事は残すものでね。スープや汁物がイマイチなんですよねこれが」
ジャン「・・・・・・・・・・・・」
アニ「・・・・・・・・・・・・・」
主任「だったらもっとまともな料理人を雇えばいいだろうと思いますよね」
主任「でも、スープ以外はとてもイケる味でしてね。それだけでも私は満足しているんですよ」
主任「特に彼の作るミートパイが、私のお好みでs……」
アニ「あ、あの!!!」
主任「はい?」
アニ「私たちに、話があるって聞いたんですが……」
主任「・・・・・・・・・・・・・・・・」
主任「あ」
主任「ああああ、そうでしたそうでした」
主任「いやあすいません。つい夢中になってしまって」アハハ
ジャン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
アニ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
主任「まあ、改めて本題に入りましょう」
主任「実はですね」
主任「アナタたちに見てもらいたいモノがあるんですよ」
ジャン「え?」
アニ「それって?」
主任「これです」スッ
―――――――――――――――――
神 の 使 い
取 扱 い 説 明 書
※極秘なので誰にも見せないように
―――――――――――――――――
ジャン「これは……?」
アニ「神の使い………取扱い説明書?」
-
- 22 : 2015/07/24(金) 09:14:36 :
主任「口で説明するよりも、まずは見てみてください」
ジャン「こんなもの、いったいどこに?」
主任「それは後に説明します」
主任「まずは拝見してみください」
パラパラパラパラパラパラ
-
- 23 : 2015/07/24(金) 09:47:38 :
1ページ
―――――――――――――――
目次
ダルマ……………2
招き猫……………3
こけし……………4
えんがちょ………5
小便こぞう………6
浦島太郎…………7
カレン……………8
クルミ割り人形…9
――――――――――――――――
2ページ
――――――――――――――――
名前:ダルマ
番号:001
操作方法
A+B+B+B=振り向きビーム
A+B+B+X=オートモード
※オートモード時は終了するまで
操作不可
――――――――――――――――
3ページ
――――――――――――――――
名前:招き猫
番号:002
操作方法
A+A+B+B=捕食or潰す
A+B+B+A=ジャンプ
R=4足切り替え
※スリープモード時は起きるまで
操作不可
――――――――――――――――
4ページ
――――――――――――――――
名前:こけし
番号:003
操作方法
A+B=かごめかごめモード
A+B+B=大繩モード
※大繩モード時は操作不可
――――――――――――――――
5ページ
――――――――――――――――
名前:えんがちょ
番号:004
操作方法
L=こけし化
――――――――――――――――
6ページ
――――――――――――――――
名前:小便こぞう
番号:005
操作方法
B+B+B=小便大砲
A+A=綱引きモード
――――――――――――――――
7ページ
――――――――――――――――
名前:浦島太郎
番号:006
操作方法
A+B+R=レーザーモード
A=一斉射撃
――――――――――――――――
8ページ
――――――――――――――――
名前:カレン
番号:007
操作方法
A+A+A=クイズ
―――――――――――――――
9ページ
―――――――――――――――
名前:クルミ割り人形
番号:008
操作方法
R+L=掃除
A+B+R+A=会場セッティング
――――――――――――――――
-
- 24 : 2015/07/24(金) 09:57:38 :
- !?期待です!
-
- 25 : 2015/07/24(金) 17:53:54 :
- リヴァイいないのか...
-
- 26 : 2015/07/26(日) 08:17:58 :
ジャン「なんだ、これは?」
アニ「今まで出てきたヤツらのことが、びっしり書いてある……」
ジャン「それになんだ?下に書いてある”操作方法”って……」
アニ「A,B,R、L……まるでゲームの操作方法みたいに書いてあるけど……」
ジャン「もしかしてコイツらは……」
ジャン「今まで誰かが、この説明書通りに操作していたんじゃ?」
アニ「じゃあソイツが」
ジャン「今回の事件を引き起こした”元凶”ってことだ……!!」
主任「そうです2人とも。そしてもう1つ、アナタたちに見せたいモノがあるのです」
アニジャン「?」
主任「少し暗くしますね」カチッ
フッ フッ フッ フッ フッ フッ
主任「」ピッ
スクリーン
―――――――――――――――――――――
女 神 さ ま か ら の
メ ッ セ ー ジ
To 神の子たち
―――――――――――――――――――――
ジャン「女神……さま?」
アニ「なに?なんなの?」
-
- 27 : 2015/07/26(日) 08:41:33 :
???「は~~いみんな~~、元気かな~~?」
カレン「私はぁ、女神ちゃまのメッセンジャー兼、清く美しい女子フィギュア『カレン』ちゃんで~~す♡」
カレン「運よく生き延びた、そんな幸運な神の子ちゃんたちにぃ、実は女神ちゃまからメッセージがあるのです~~♪」
ジャン「なんだコイツ?変な顔した人形じゃねえか……」
アニ「女神?メッセージ?」
カレン「そのメッセージとはぁ、実は6ヶ月後に、女神ちゃまが直々に出演してくれる、ビッグなイベントがあるので~す♪」
カレン「それはなんと!!」
カレン「次期女神ちゃま、または神ちゃまを決めちゃう『候補争奪戦』が開催されるので~~す♪」
ジャン「次期女神?」
アニ「候補……争奪戦?」
カレン「な~~の~~でぇ♪」
カレン「みなさんは必ず参加してね♡」
カレン「貴重なことだからもう一度♪」
カレン「かーなーらーずぅ」
カレン「参加してね~~~~♡」
スクリーン
―――――――――――――――
T H E E N D
―――――――――――――――
-
- 28 : 2015/07/26(日) 11:22:13 :
主任「……今まで黙っていたことをまずお詫びしたい」
主任「すまなかった」
ジャン「アナタは……」
主任「そう、私は女神の差し金、とでも言おうかな」
アニ「じゃあ、アナタ……!!」
主任「いや、安心してくれ。私は君たちと同じ普通の人間だよ」
ジャン「じゃあ、なんでこんなことを……?」
主任「……実は」
主任「私にもよくわからないんだ」
アニ「え……」
ジャン「なん……だって?」
主任「私はどこにでもいる普通のサラリーマンだった」
主任「妻と息子もいる、どこにでもいる普通の男だった」
主任「そんなある日のこと」
主任「私にある知らせが届いたんだ」
主任「匿名を名乗る女性から、『しばらく神の子を預かってほしい』っていう依頼が届いたんだ」
主任「もちろん私は最初怪しいと思った」
主任「だがある日」
主任「私に”脅迫状”が届いたんだ」
ジャン「脅迫状?」
アニ「その女性……からですか?」
-
- 29 : 2015/07/26(日) 11:49:32 :
主任「2週間前に、ポストにこんなものが投げ込まれていたんだ」スッ
手紙 ディスク
ジャン「手紙……」
アニ「このディスクは?」
主任「それには、妻と娘の現状を撮影した映像が記録されていたんだ」
主任「そして手紙には……」
主任「読んで見てくれ」スッ
ジャン「」パサッ
手紙
――――――――――――――――――――――――
拝啓 信愛なるジェロ様
ご返事をお待ちしていますが
なかなか来ないので待ちきれず、この手紙を
お届けしました。
どうか怪しまず、私の依頼を引き受けてください。
引き受けてくだされば
アナタの大事なモノを無傷でお返しし、
さらには死ぬまで幸福な人生をお送りさせることを
約束します。
期限は明後日までです。
良い回答をお待ちしています。
追伸
誰かに話した場合は即
約束は破棄させていただきます。
どういう意味か、分かりますね?
女神
――――――――――――――――――――――――
ジャン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ジェロ「そこに書いてある”ジェロ”は私のことだ」
ジェロ「私がこんなことをしているのは、あくまで”仕方なく”やっているんだ」
ジェロ「もし断れば、妻と娘は殺されてしまう」
アニ「ジェロ……さん」
ジェロ「だから、わかってくれ」
ジェロ「妻と娘には、かえられないんだ……」
ジャン「……ジェロさん」
ジェロ「ん?」
ジャン「このディスク、見せてもらってもいいですか?」
ジェロ「あ、ああ、べつに構わんよ。”プレイルーム”で見てくれ」
ジェロ「」カチッ
ジェロ「誰か来てくれ」
コンコン
ジェロ「入りたまえ」
警備員「失礼します」ガチャッ
ジェロ「お二人をプレイルームにお連れしてください」
警備員「わかりました」
警備員「ではこちらへ」スッ
アニ「……はい」スタスタ
ジャン「ジェロさん」
ジェロ「」
ジャン「ありがとうございます」ペコリ
ギーーーーーッ バタン
-
- 30 : 2015/07/27(月) 10:38:19 :
ジャン(俺とアニは、プレイルームに行き、ジェロさんに贈られたディスクの記録映像を見た)
ジャン(そこには、ジェロさんの奥さんと娘さんが、こけしたちとダルマたちに囲まれている、恐ろしい光景が映っていた……)
ジャン(音声は変声されていたため、男か女かはわからなかったが、口調からして多分男だと俺は思った……)
ジャン(結局、女神やその男の姿は映っていなかった)
ジャン(その後7俺たちはエレンに会いに行き、事情を説明した)
ジャン(エレンもようやく今の状況を把握し、気持ちも落ち着いた……)
ジャン(そしてその日は、ソイツとアニと3人で夜を過ごした)
ジャン(今までの中でこの時間は、1番心が落ち着いた時間だった……)
-
- 31 : 2015/07/27(月) 10:51:39 :
―――――――
現在
エレン「もうさ、そろそろ来るんじゃねえか?」
ジャン「多分な。もうそろそろ6ヶ月経つんじゃねえかな?」
アニ「ニュースでも全然見なかったし」
ジェロ「失礼、入るよ」ガチャッ
ジャン「ジェロさん?」
ジェロ「長い間、こんなところに監禁していてすまなかったね」
ジェロ「君たちに迎えが来たよ」
ジャン「え?」
アニ「迎え?」
こけしたち「あーーーそびーーーーましょっ♪」ヒョコッ
エレン「!!!!?」
ジャン「!!!!?」
アニ「!!!!!?」
-
- 32 : 2015/07/27(月) 23:14:08 :
- おお!!こけし達久しぶりだね!!
元気にしてt(((殴 (-=-)←コケシ
ブッヘヘエエエエエエエ
期待!!
-
- 33 : 2015/07/28(火) 02:22:56 :
- 期待!
-
- 34 : 2015/07/28(火) 23:27:51 :
- 頑張ってください!!
-
- 35 : 2015/07/29(水) 21:08:20 :
- 恐怖を味遭わせたこけしが「遊びましょ」は気絶しそうw
-
- 36 : 2015/07/29(水) 21:17:38 :
エレン「ジェ、ジェロさん!!そいつらは!!!?」
ジェロ「心配しなくていい。彼らは迎えに来ただけだ。危害は加えたりしないよ」
こけしA「エレン君、ジャン君、アニちゃん。お待たせ♪」
こけしB「おや?」
こけしC「1人足りまんな~」
ジェロ「もう1人はあそこの部屋にいる」
こけしA「よし、お前行け」
こけしD「え~、アタシ~?」
こけしB「グズグズするなぁ。女神が待っとるんだからすぁ~」
こけしD「は~いはい」
ジャン「迎えって、いったいどこに?」
ジェロ「それはわからないが、なんでもシガンシナ市に連れて行くつもりらしい」
アニ「シガンシナ……」
ジャン「なんか、懐かしいな……。もう1年近くも帰ってねえから……」
エレン「そうだな」
ジェロ「長い間すまなかったね。エレン君、ジャン君、アニさん」
エレン「いえ、こちらこそ」
ジャン「仕方がなかったとはいえ、かくまっていただき」
エレジャンアニ「ありがとうございました!!」
ジェロ「まだ試練は終わっていない。油断は禁物だよ」
ジェロ「その”女神”が生きている限りはね」
エレン「・・・・・・・・・・」
ジャン「・・・・・・・・・・」
アニ「・・・・・・・・・・・」
こけしD「お~い、連れてきたぞ~」
シャビイ「待ちくたびれたぜ。早くやろうぜぇ♪」
こけしA「おやまあ、やる気マンマンだねぇ。そういう子は大歓迎だよ♪」
こけしB「じゃあ俺様が誘導するからついてきな」
-
- 37 : 2015/07/29(水) 21:45:17 :
――――――――――――
施設 屋上
こけしA「さあみんな、これに乗って♪」
馬車
エレン「これは……」
アニ「馬車……だね」
こけしA「ただの馬車じゃないよ」
こけしB「これは神聖なる『女神の馬車』だよ」
こけしC「乗り心地は最高♪どんなとこだってすぐに行けちゃう♪」
こけしD「馬の調子によるけどね~♪」
御者「おお、いらっしゃいましたか。ではではこちらへ」
パタン
御者「どうぞ、お乗りください」
エレン「」スタスタ
ジャン「」スタスタ
アニ「」スタスタ
シャビイ「」スタスタ
御者「全員乗りましたね」バタン
御者「それでは参ります!!」
パシン ヒヒーーン
パカラ パカラ パカラ パカラ
フワッ
エレン「うわっ?」
ジャン「浮いた?」
アニ「信じられないけど、この馬車、飛んでるみたい……!」
シャビイ「・・・・・・・・・」
ヒヒーーン パカラ パカラ パカラ
ビューーーーーーーーン
ジェロ「…………さようなら、神の子たち」
こけしA「ジェロ君、ちゃんと約束は守ってくれたようだね」
ジェロ「もういいだろ!早く妻と娘を……!!」
こけしB「もう解放した」
こけしC「今頃家に帰ってると思うよ」
こけしD「まあ、これに関する記憶は消させてもらったけどね♪」
ジェロ「ほ、本当か!!!?」
こけしA「行ってみればわかるよ」
こけしB「ではでは、最後の仕上げ、行きますか!」
ジェロ「え……」
こけしたち「今までのこと全部」
こけしたち「忘れたもれ~~~~~!!!」
ピカッ
ジェロ「ぐっ!!」
ジェロ「・・・・・・・・・・・・・・・・」
ジェロ「・・・・・・・・・・・・・・・・」
ジェロ「あれ?」
ジェロ「私は、ここで何を?」
プルルルルルルルルルルル プルルルルルルルルルルル
ジェロ「ん?」
パカッ
ジェロ「妻から?」
ピッ
ジェロ「もしもし、どうした?」
ジェロの妻(((ああ、アナタ!!聞いて!!今日すっごいことが起きちゃったのよ!!今でも信じられないんだけど!!)))
ジェロ「え?」
ジェロの妻(((当たったのよ宝くじ!!!5億が当たったのよ!!!)))
ジェロ「え、なんだって!!!?そんなバカな!!!」
ジェロの妻(((本当なんだって!!とにかく急いで帰ってきて!!)))
ジェロ「あ、ああわかった!!」
ピッ パコン
ジェロ「こうしちゃいられない!」
ジェロ「早く帰んないと!!!」
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ
こけしA「”死ぬまで幸福な人生”……」
こけしB「金にはそういう力がある……」
こけしC「人はそのために動いている。そしてそのためなら醜くもなれる……」
こけしD「”お金はおっかね~”。これ正に真実……」
こけしA「俺たちの任務はここまで」
こけしB「任務……完了」
こけしC「自爆する」
こけしD「バハハ~~イ♪」
ドパン ドパン ドパン ドパン
-
- 38 : 2015/07/30(木) 12:53:00 :
- 期待です!
-
- 39 : 2015/07/30(木) 17:47:32 :
御者「よし、着いたぞ」
パタン
御者「長旅お疲れ様でした」ペコッ
エレン「え、もう着いたのか!?」
ジャン「1分もしないうちに着いちまうなんて……」
アニ「すごいね、女神の馬車ってのは……」
――――――――――――――――
シガンシナ市 中央公園
エレン「ここは……中央公園か」
ジャン「懐かしいな。俺たちがいつも通りすがってた場所だ」
アニ「……ということは、あっちの方にはエレンの家、こっちには私の家が……!」
シャビイ「他の奴らも来たみたいだな」チラッ
エレン「え………」
御者B「長旅お疲れさまでした」
御者C「長旅お疲れさまでした」
御者D「長旅お疲れさまでした」
オツカレサマデシタ オツカレサマデシタ オツカレサマデシタ
オツカレサマデシタ オツカレサマデシタ オツカレサマデシタ
ゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロゾロ
エレン「俺たち以外にも、こんなにたくさん…!!」
ジャン「それも、いろんな市や地区からも来てるみたいだ」
アニ「じゃあ、シガンシナ市 以外でも、何十ヶ所で同じことが……!?」
「ちゅうも~~~~~~~~~~~~~~~~~~~く!!!!」
一同「!!!!!!?」ミアゲ
「全員集合したようだね。結構結構」
「それではこれより、我らが女神から、みなさんに伝言がございま~~~~~す!!!」
トコトコトコトコトコトコトコトコトコトコ
「はい、もう下がっていいよ」
「ん~~、めんどくさいけど、やらなきゃだよね~~」ポリポリ
「は~~いみなさんこんにちは~~~」(棒)
「私が今世紀の神にして女神」
アルテミス「”アルテミス”で~~~す」
-
- 40 : 2015/07/30(木) 17:53:41 :
エレン「え、なんだよあれ?」
ジャン「人間……じゃない。あれは……」
アニ「人形……みたいだけど……」
ジャン「でも歩いてるし、声も出してる……。なんだありゃ……」
アルテミス「ぬいぐるみじゃないよ私は、アルテミスだよ~」
アルテミス「お前らを神の子にしてやった今世紀の女神さまなのだ~」
アルテミス「よろしくね~」
エレン「ふ……」
エレン「ふざけんなゴラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァッッ!!!!!!」
エレン「この人殺しがあああああああああああああああっっ!!!!降りてきやがれえええええええええええええええええええぇぇええ!!!!!」
アルテミス「おぉ、コワイコワイ」
アルテミス「喧嘩っ早い男子はこれだから嫌いなのよねぇ」ボソッ
-
- 41 : 2015/07/30(木) 18:12:17 :
- 期待です!
-
- 42 : 2015/07/30(木) 18:17:22 :
アルテミス「まあいいや。要件言ってちゃっちゃと終わらせようっと」
アルテミス「ええ~それでは、本題を言いま~~~す」
アルテミス「明後日、こちらシガンシナ中央公園に午前10時までに集合」
アルテミス「お昼ご飯の弁当は持参、おやつ、飲み物等もOKで~~す」
アルテミス「時間厳守とのこと。遅刻は厳禁だよ~~」
アルテミス「各自動きやすい服装で来ること」
アルテミス「それとその服にはこれを付けて来てね~~」
バッ
パラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラ
パラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラ
パラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラ
パラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラ
ジャン「これは……」ヒョイッ
―――――――――――――――
シ ガ ン シ ナ 高 校
ジャン・キルシュタイン
―――――――――――――――
ジャン「俺の名前!」
アニ「どうやらこれ、ゼッケンみたいだね」
アルテミス「それじゃよろしくね~~~」
アルテミス「各自体調を崩さずに」
アルテミス「よろ~~~~♪」
エレン「ちょ、ちょっと待て!!」
エレン「今度はなんだ!!?何をする気だ!!?」
アルテミス「それは明後日までのお楽しみな~~~~~のだ♪」
ドロン
ジャン「消え……た」
アニ「あれが……女神……。あいつが……ミーナを……!!」
エレン「」ギリッ
エレン「あんなヤツを許すわけにはいかない!!」
エレン「必ず」
エレン「俺たちが受けた以上の苦しみを味わわせてやる!!!」
アニ「エレン………」
ジャン「……そうだな。エレンの言う通りだ」
ジャン「あんなぬいぐるみ野郎を野放しにしておくわけにはいかない」
アニ「ジャン………」
ジャン「アイツがどんなに得体のしれないヤツだとしても、あのぬいぐるみ野郎がやったことは到底ゆるされるもんじゃねえ」
ジャン「俺もアイツに報復して、みんなの仇をうちたい!!」
アニ「・・・・・・・・・・・」
アニ「私も!!」
アニ「ミーナとみんなの幸せを奪ったアイツを……」
アニ「絶対に許さない!!!」
-
- 43 : 2015/07/30(木) 18:32:05 :
シャビイ「お熱いねぇ、こんなとこで友情ごっことはぁ。実に仲がいいんだな」
エレン「シャビイ……」
ジャン「お前は、どうなんだ?一応聞くけどよ」
シャビイ「別に、俺は楽しけりゃなんでもいいさ」
エレン「お前……」
シャビイ「だけど」
ジャン「?」
シャビイ「”女神殺し”なら、喜んで手を貸すぜ?」
ジャン「は……?」
エレン「どうして……?」
シャビイ「だってよお、アイツ今今世紀の神兼女神なんだろ?」
シャビイ「アイツがずっとあのままじゃ、誰も神になれねえわけだろ?」
ジャン「は、はぁ……?」
シャビイ「席がねえんなら、座ってるヤツをどけりゃいい」
シャビイ「そうだろ?」
アニ「なにそれ?どういう意味?」
エレン「つまりこうだろ?」
エレン「アイツが神である以上、誰も神にはなれない」
エレン「ならばいっそアイツを殺して、自分が神になればいい、そういうことだろ?」
シャビイ「ご名答」
アニ「アンタやっぱり……」
エレン「よせアニ。今は言い争ってる時じゃねえだろ」
ジャン「とにかく、開催は明後日だな」
エレン「それまでは自宅待機ってことか……」
「………………エレン?」
エレン「え?」クルッ
「エレン?エレンねっ!!?」
エレン「か…………」
エレン「母さんっっ!!!!」
カルラ「エレエエエエエエエエエエエエエェェェェェンンンンン!!!!!!!」ガバアッ
-
- 44 : 2015/07/30(木) 23:56:33 :
- うわわわわわああああんんんん!!!
よかったよぉぉぉ!!!!エレン!!
お母さんと再開できてよかったね~~!!!!!(泣)
期待しかない!!
-
- 45 : 2015/07/31(金) 11:19:50 :
アニの父「アニッ!!!!」
アニ「父さんっ!!!」ガバアッ
ジャンの母「ジャアアアアアアアアアアアンッ!!!!!」
ジャン「バ……母さんっ!!!!!」ガバアッ
カルラ「良かったエレン!!!生きてて良かった!!!」ボロボロ
エレン「母さん!!母さん!!!!」
カルラ「ウアアアアアアアアアゥゥゥゥゥ!!」ボロボロボロボロ
ブレンの母「ブレン!!?ブレーーン!!」
ナオトの母「ナオト!!?ナオトーーーっ!!!」
エレン「え?」
エレン(あの人たち、まさか!!)
エレン「母さんごめん!!」バッ
カルラ「え、エレンどこに!!?」
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ
エレン「あの、すいません!!」
ブレンの母「え?」
ナオトの母「アナタは?」
エレン「もしかして、ブレンとナオトさんのお母さんですか?」
ブレンの母「アナタ、ブレンのお友達なの!?」
ナオトの母「ナオトは!?見たの!?」
エレン「それが、実は……………」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ブレンの母「…………そんな」
ナオトの母「あの子は……もう……」
エレン「2人は、最後まで必死で頑張ったんです!でも……」
ナオトの母「エレン君、だっけ?」
エレン「はい」
ナオトの母「ナオトのことを話してくれてありがとう……」
エレン「すいません、俺がしっかりしてれば、2人は……!!」
ナオトの母「いいのよ、自分を責めたりしないで……」
エレン「え……」
ナオトの母「あの子は最後まで立派だった……」
ナオトの母「母として、それがなによりも誇らしいわ……!!」
ナオトの母「だけど………」
ナオトの母「せめてあの笑顔を……もう一度だけ………」
ナオトの母「う、うううぅぅぅうう」ボロボロボロボロ
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
-
- 46 : 2015/07/31(金) 21:11:48 :
-
カルラ「エレン、帰りましょう。こんなとこ、いつまでもいられないわ」グイッ
エレン「あ……」
エレン(俺は母さんに連れられて、その泣き崩れている2人の母親の姿を見送り、ようやく帰宅した)
エレン(…………何も変わってない、いつも通りの我が家に)
カルラ「エレン、お腹空いてない?何か食べる?」
エレン「え?う、うん」
カルラ「そう。じゃあ今日はアナタの大好きなチーズハンバーグ作ってあげるね」
エレン「あ、ありがと母さん」
カルラ「出来上がるまでお風呂入ったら?沸いてあるから」
エレン「あ、ありがと」
ヌギヌギヌギヌギ
ガラッ
ザバーーッ
ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
ザバーーッ
チャプン
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
エレン(母さんのあの気の使いよう。あれは俺から見れば不気味なものだった……)
エレン(今の母さんに、あの話は……)
エレン(だけど………)
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
カルラ「エレン?」
エレン「え。あ、なに母さん?」
カルラ「いつまで入ってるの?もうすぐご飯できるわよ」
エレン「わ、わかった。今出るよ」
ザバーーッ
エレン(今は話すべき時じゃない……か)
エレン(明日までになんとか話しておかないと……!!)
-
- 47 : 2015/08/01(土) 01:37:01 :
- !?なんだ!?
-
- 48 : 2015/08/01(土) 12:49:16 :
カチャカチャッ カチャカチャッ
エレン「」モグモグモグモグ
カルラ「」モグモグモグモグ
エレン「・・・・・・・・・・・・」
エレン(自分の大好きなチーハンなのに……)
エレン「」モグモグモグモグ
エレン「」モグモグモグモグ
エレン(味が、しない…………)
エレン「ごちそうさま」ガタッ
カルラ「え、もういいの?」
エレン「うん」トコトコトコトコ
――――――――――――
エレンの部屋
ガチャッ
エレン「ハァ~」ボフッ
エレン「明後日また出ていくなんて言ったら、母さんきっとまた悲しむよな……」
エレン(どうしたらいいんだよ……俺)
(((囚われた屈辱はぁ、反撃の……!!)))
エレン「ん?」
エレン「メールか……」
パコッ
エレン「……アニから?」
ピッ
―――――――――――――――
差出人 アニ・レオンハート
------------------------------
件名:会えない?
------------------------------
今日会えない?
20時 中央公園
―――――――――――――――
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
エレン「」ピッピッピッピッピッピッ
―――――――――――――――――
宛先 アニ・レオンハート
----------------------------
件名 なし
----------------------------
いいぜ。
―――――――――――――――――
エレン「」ピッ
送信中……………
送信完了しました
-
- 49 : 2015/08/02(日) 08:00:44 :
―――――――――
19時40分
エレン「母さん、俺ちょっと行ってくる」
カルラ「え、どこに行くの?」
エレン「中央公園。アニが来てくれって」
カルラ「………そう」
カルラ「9時までには帰ってきてね」
エレン「大丈夫だよ。そう長くはないと思うから」
ガチャッ
エレン「行って来ます」
バタン
カルラ「・・・・・・・・・・・・・・・・」
――――――――――――――
シガンシナ市 中央公園
エレン「あれ、アニまだ来てねえのか」
サッ メカクシ
エレン「ッ!!?」
「だーれだ?」
エレン「お、おいアニ!なんの真似だよ?」
アニ「フフフッ。やっぱりわかっちゃうかぁ」
-
- 50 : 2015/08/02(日) 21:17:29 :
エレン「なんだよ、急に呼び出して」
アニ「ちょっとね。なんか心細かったから」
エレン「せっかくお父さんに会えたのにか?」
アニ「私のお父さんね、泣いてばっかで全然話聞いてくれないから」
アニ「ただ”よかった、よかった”って言うだけだし」
エレン「俺の母さんもそうだな。ただこっちは妙に気遣ってくれてて、逆にそれが怖いっていうか……」
アニ「そっか……」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
アニ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エレン「俺たち、世間じゃなんて言われてんだっけ」
アニ「………神の子」
エレン「……………ふざけやがって」
アニ「………ッ」
エレン「何が神の子だ。こんな名前貰ったって、嬉しくもねえ」
アニ「・・・・・・・・・・・・」
エレン「世間がそうやって俺たちを特別扱いしてるなら、今の子の世界はどうかしちまってる……!」
アニ「・・・・・・・・・・・・」
アニ「ミカサ………」
エレン「え……?」
アニ「覚えてる?ミカサが言っていたあの”言葉”」
エレン「ミカサが……?」
エレン(久しぶりに聞いた名前だな)
エレン(アイツが俺の目の前からいなくなって、もう2年も経つのに……)
アニ「うん」
アニ「”世界は残酷。だけどとても美しい”」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・」
アニ「でも今の世界は、残酷なことばかり……」
アニ「美しい表面は、どこにもない………!!」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・」
エレン「ミカサが……。なんでアイツがそんなことを?」
アニ「わからない。ただあの時は、呟いていたように見えたよ」
アニ「窓の景色を眺めながら、そう言ってたんだ……」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
エレン「ミカサ………」
-
- 51 : 2015/08/02(日) 21:42:09 :
エレン「」スクッ
アニ「エレン?」
エレン「俺、行く」
アニ「え?」
エレン「明後日の試練。俺も参加する」
アニ「エレン………」
エレン「あのアルテミス の正体を突き止める!!」
エレン「そして、俺たちが味わった苦しみ以上の苦しみを味わわせてやる!!」
アニ「アンタ、本気なのかい?」
エレン「ああ」
エレン「もうこれ以外何も思いつかねえし」
エレン「全てを終わらせるには、これしかねえと思うんだ」
アニ「・・・・・・・・・・・・・・」
アニ「私も行くよ」
エレン「アニ……!?」
アニ「アンタが行くなら私も行くよ」
アニ「連れてって。そして一緒にぶっ殺してやろうよ!!」
エレン「お前、妙にテンション高いけど、怖くねえのか?」
アニ「アンタと一緒なら大丈夫だよ!」
エレン「……そうか」
エレン「よし。決まりだな!!」
アニ(この光景………)
アニ(あの時と同じ……)
エレン《…………アニ、ジャン》
エレン《体育館に行こう》
アニ《え?》
ジャン《おま!?正気かよ!!?気は確かか!!?》
エレン《ここから出られないんじゃ、『試練』を終わらせる以外、方法はないと思うんだ》
アニ《で、でも、また人が死ぬかもしれないのに……!!》
エレン《そんなことは百も承知だ!!》
エレン《でもそれ以外に、何も思いつかねえんだ…!!》
アニ(あの時私は、ちょっと迷ったけど……)
アニ(今思えば……)
アニ(アンタの決心があったから、同意できた……)
アニ(それが私の正直な気持ちだったのかもしれないな……)
アニ「ありがとね、エレン」
エレン「な、なんでありがとうなんだよ?それは俺が言うセリフだろ?」
アニ「いいじゃない別に」
エレン「……まいっか」フゥ
エレン「ありがとうアニ」
アニ「絶対にぶっ殺してやろうよ!あの女神を!!」
エレン「ああ!!」
-
- 52 : 2015/08/03(月) 09:26:43 :
ジャン「な~に2人で盛り上がってんだよ」サクサク
エレアニ「え?」
ジャン「俺だけ仲間外れなんて、悲しいじゃねえかおい」サクサク
エレン「ジャン!?どうしてここに?」
ジャン「ちょっとあそこの肉屋でカレコロ買いに行って戻る途中お前らが見えたからさ」サクサク
アニ「アンタ、ホントにそれが好きなんだね」
ジャン「……そんで、行くのか?」
エレン「・・・・・・・・・・・」
ジャン「その顔は……”行く”って顔だな」
ジャン「だったら俺も行くぜ」
ジャン「あんな人殺し、野放しにしておくわけにはいかねえしな」
エレン「決まりだな」
アニ「ええ」
ジャン「おう」
アニ「今日はもう帰ろうか」
ジャン「だな。ババアが心配するし」
エレン「じゃあ、明後日にまたここで」
-
- 53 : 2015/08/03(月) 10:05:01 :
エレン「」スッ
――――――――――――――――
シ ガ ン シ ナ 高 校
エレン・イェーガー
――――――――――――――――
エレン「母さん………」
エレン(俺は親不孝だ)
エレン(母さんのためになにもしてやれず)
エレン(あんなにも悲しませて……)
エレン(でも)
エレン(最後に一度だけ、許してほしい)
エレン(俺の、ワガママを)
-
- 54 : 2015/08/03(月) 19:44:26 :
――――――――――
翌日
エレン「ん」パチッ
エレン「もう朝か……」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・」
エレン「言うなら、今しかないか」
ガチャッ
カルラ「おはようエレン」
エレン「あ、おはよう母さん」
カルラ「もうすぐご飯できるから、座って待っててね」
エレン「うん」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・」
エレン「」ピッ
アナウンサー「おはようございます。時刻は午前7時」
アナウンサー「今日も最新の情報をお届けいたします」
アナウンサー「今回は夏にピッタリのあのスイーツ」
アナウンサー「かき氷をピックアップしていきます!」
アナウンサー「今大注目のこちら」
アナウンサー「その名も『トロピカルフラッペ』!」
アナウンサー「マンゴーのシロップを中心に冷凍したマンゴー、パイナップル、さくらんぼが乗っているんです!」
タレント「わぁ!とっても美味しそうですね!!」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エレン(テレビはもう、神の子宣伝はやめたのか……)
エレン(明日また試練が始まるってのに……)
カルラ「お待たせエレン。できたわよ」カチャッ
エレン「あ、うん母さん」
カルラ「いただきます」
エレン「……いただきます」ボソッ
-
- 55 : 2015/08/05(水) 08:43:51 :
-
エレン「」モグモグモグモグ
カルラ「……ねえ、エレ……」
エレン「母さん、ちょっと話したいことがあるんだけど……」
カルラ「え………」
エレン「これ、シャツに縫ってくれないかな?」
スッ
―――――――――――――――――――
シ ガ ン シ ナ 高 校
エレン・イェーガー
―――――――――――――――――――
カルラ「なに………これ」
エレン「え、なにって……」
カルラ「………行くの?」
エレン「……ッ」
エレン「……………まぁ」
カルラ「………嫌よ」
エレン「・・・・・・・・・・・・・」
カルラ「どうしてもって言うなら自分で縫いなさい」
エレン「母さん……」
カルラ「何が神の子よ。死にに行くようなもんじゃない……!!」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
カルラ「お父さんが生きていたら、絶対行くなって言うに決まってるわ……!!」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
エレン「わかってるよ。だけど………」
カルラ「全然わかってないわよアンタは!!!!!」ガタッ
カルラ「私の、母さんの気持ちを全然わかってないわよ!!!」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
カルラ「お父さんも死んで……エレンまで死んだら……」
カルラ「私はどーすればいいのよ………?」ポロポロ
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
-
- 56 : 2015/08/05(水) 09:22:17 :
エレン「」ガタッ
エレン(わかってるよ……)
エレン(だけど)
ガチャッ
―――――――――――――――――
エレンの部屋
エレン(嫌でもやらなきゃいけないことだってあるんだ!)
エレン(母さんをあれ以上悲しませるわけにはいかない!)
エレン(絶対に)
エレン(俺は生きて帰る!!!)
アニ「・・・・・・」パサッ
アニ「そろそろ髪型変えようかな……」
アニ「」サッサッサッサッ
アニ「・・・・・・」ポニー
アニ「……似合わないか……」パサッ
アニ「」サッサッサッサッ
アニ「・・・・・・」サイド
アニ「これも駄目か……」パサッ
アニ「・・・・・・・」
アニ「」サッサッサッサッ
アニ「・・・・・・」ダンゴ
アニ「やっぱりこれがいいか」
アニ「エレンも好きな髪型だし」
ジャン「おやっさん、頼んでたヤツあるか?」
肉屋の主人「おお来たかジャン君。はいよこれ」カレコロ
ジャン「サンキュー、ありがとう」
肉屋の主人「しかし今日は結構頼んだねえ。何?お祝いでもすんのかい?」
ジャン「ま、まあな」
肉屋の主人「そうかい。いつもありがとね」
ジャン「ああ、こちらこそ」
ジャン(せめて死ぬ前に)
ジャン(これ を飽きるほど……)
ジャン「」サクサク サクサク サクサク サクサク サクサク
ジャン「」サクサク サクサク サクサク サクサク サクサク
ジャン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
ジャン「美味いな、やっぱこれ……」サクサク サクサク
ジャン「おやっさん」
肉屋の主人「おや、また来たのかい?」
ジャン「もう10個くんねえか?」
肉屋の主人「え!?まだいるの!?」
ジャン「ごめん。無理だったらいいけど……」
肉屋の主人「……無理なものかい」
ジャン「え……」
肉屋の主人「そう言うと思って、ホレ」カレコロ
ジャン「あ、それ……!」
肉屋の主人「うちのカレーコロッケを誰よりも食べてくれるのは君だけだからね」
ジャン「おやっさん……」
肉屋の主人「それはサービスだよ。持っていきな」
ジャン「おやっさん……」グスッ
肉屋の主人「また来なさい。いつでも揚げたて置いとくから」
ジャン「……ありがとうっ!!!」
タッタッタッタッタッタッタッタッタッ
肉屋の主人「・・・・・・・・・・・」
客「おじさん、この肩ロース200ちょうだい」
肉屋の主人「ああ、はいはい」トントントントン
-
- 57 : 2015/08/05(水) 20:58:06 :
- ミカサが女神だったrゲフンゲフン
何でもありません。 期待!!!
-
- 58 : 2015/08/05(水) 23:03:32 :
- ミカサが女神だったら、
殴って(((殴 バキャッ
「ギイヤヤヤアアアアアア」
ミカサ「貴方が殴ってと言った だから殴ってあげたの わざわざ」
み、みんな逃げバキッ
キラーン=°←※コノ丸いのが私です
-
- 59 : 2015/08/06(木) 19:52:58 :
-
- 60 : 2015/08/06(木) 20:07:29 :
――――――――――――――
翌 日
エレン(母さんが寝てるうちに出よう)
エレン(起きてたら、絶対止められるに決まってる!)
キガエ キガエ キガエ キガエ
ガチャッ
エレン「」ソロリ ソロリ ソロリ ソロリ
エレン(ん?)
――――――――
玄関前
弁当 チーハン ゼッケン付きシャツ
エレン(母さん……)
エレン(ちゃんと縫ってくれてる……!!)
エレン(弁当も、チーハンも……!!)
エレン(・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
エレン(ありがとう母さん!!)
ガチャッ
タッタッタッタッタッタッタッタッタッ
カルラ「エレーーーーーーーーーーーンッ!!!」
エレン「ッ!!?」クルッ
カルラ「いってらっしゃいエレーーーーーーーンッ!!!」
カルラ「そしてちゃんと帰って来なさい!!」ボロボロッ
カルラ「アナタは神の子なんかじゃない!!!」ボロボロッ
カルラ「私の、母さんの子なんだからねっ!!!!」ボロボロッ
エレン「ッ」ブワッ
エレン「行って来ますっっ!!!!!!」
タッタッタッタッタッタッタッタッタッ
タッタッタッタッタッタッタッタッタッ
タッタッタッタッタッタッタッタッタッ
タッタッタッタッタッタッタッタッタッ
カルラ「エレン……」ポロポロッ
ガクン
カルラ「行かないで…………!」ポロポロポロポロポロポロッ
-
- 61 : 2015/08/06(木) 20:25:35 :
エレン(絶対に生きて帰る!!!)ボロボロッ
エレン(そして)ボロボロッ
エレン(母さんにただいまって言うんだっ!!!)ボロボロッ
――――――――――――――――――――
シガンシナ市 中央公園
ワイワイ ワイワイ
ガヤガヤ ガヤガヤ
ザワザワ ザワザワ
エレン「なんだこのひとだかり…!?」
エレン「神の子以外にも、こんなに人が来てるのか?」
アニ「おーっす」ポン
エレン「アニ!」
アニ「アンタが来たの見てたよ」
エレン「よかった。こんなに人が来てたら探すの苦労するから」
アニ「ジャンと一緒じゃなかったのかい?」
エレン「いや。アイツまだ来てねえのか?」
アニ「うん。まだここには来てないみたいだけど」
ジャン「俺ならここにいっぞ」サクサク
エレン「ジャン!!」
ジャン「よう。ほぼ同着ってとk…ゲフッ…だな」
エレン「お前、それ何食ってんだ?」
ジャン「昨日たくさん買ったカレコロ。昨日から食ってんだが、まだ結構残っててな」サクサク
アニ「アンタ、ちょっとカレー臭いよ」
エレン「俺にも1つくんねえか?」
ジャン「ダメだ。これは特別なカレコロなんだ」サクサク
エレン「じゃあ代わりに、俺のチーハンやるからさ」
ジャン「おぉ、それならOKだぞ!」サクサク
エレン「じゃあ昼に交換しようぜ」
ジャン「ああ!」サクサク
アニ「・・・・・・・・・・・・・」
アニ「……ハァ」
アニ「何この緊張感の無さ……」
-
- 62 : 2015/08/06(木) 20:42:12 :
(((ピーンポーンパーンポーン)))
「あー、あー、テイステイス。マイクテイス」
「ただいま開始10分前となりました。ので、神の子たちは立方体前に集合してくださ~~い!!」
エレン「来た……!」
ジャン「いよいよだな」サクサク
アニ「………ッ」
カレン「ヤッホ~~~~~~♪」ヒョコッ
カレン「みんな~~~~~、元気かな~~~♡」
カレン「みんなのアイドル、清く、かわいい神の使者カレンちゃんなのだ~~~♪」
カレン「本日は集まってくれてどーもありがとねっ!!!」
エレン「ついに来たぞ!!」
アニ「ええ!!」
ジャン「もう後には引かねえぞ!!」
カレン「それではこれより……」
カレン「女神さま主催の……」
カレン「”次期神兼女神決定戦”を……」
カレン「開催しま~~~~~~~~~~すっ!!!」
続く
-
- 63 : 2015/08/06(木) 21:04:07 :
あとがき
はい。今回はここまで。
この回では試練やゲームは一切なく、単なる尺稼ぎとして執筆したのが今回の5話でございました。
「グロ描写の注意がない……ということは、今回は試練はないのか……」と察した方はいるでしょうか。
いたらアナタはかなり鋭いです!
でもこの話の唯一の見物はその試練なので、なんとか面白くできないかと悩んだ結果、今回は”小ネタ”をちょくちょく取り入れて書いてみました。
なんか読んでいると「あれ、これどっかで聞いたことあるぞ」と思うセリフがあったと思います。
それで面白く見ていただければ幸いなのですが……
誰のセリフかは……多分それで検索すれば出ると思いますので、気になる方は是非確認してみてくださいね。
個人的にどうしても入れたかったのが>>60のカルラ母さんの「行かないで」でした。
やはりこれは最後の言葉というだけあって凄い印象的なセリフなので、これを書いてるうちに「どうしても入れたい!」と思い、>>60に入れました!
僕的には上手く入れられたと思ってますが、みなさんはどう思いますか?
もしよかったらぜひ意見聞かせてください!!
そして次回はついに最終話です!!!
いよいよこの物語も大詰めでございます!!
こちらも最後まで頑張っていきますので、コメをくださったみなさま、そしてこれを見てくださっている読者のみなさま!!
どうか最後までお付き合い願います!!
それでは!
今月は進撃と神さま弐の新巻が発売!!楽しみだぁ!!
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- 64 : 2015/08/07(金) 23:14:30 :
- 期待!!早く出てくれないかな♪
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- 65 : 2020/10/04(日) 15:24:34 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
http://www.ssnote.net/archives/81672
害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
http://www.ssnote.net/archives/86986
http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=12
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