このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
キース「アッカーマンが死亡した」【短篇】
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- 1 : 2015/06/08(月) 00:14:38 :
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今は、3月で、少し肌寒い時期だ。
私_____ヒストリア……じゃなくて、クリスタ・レンズはルームメイトの誰よりも先に目覚めた。
丁度朝日が昇ってきて爽やかな風が吹いて。
思わず皆を起こしたくなるぐらい素晴らしい目覚めだったの。
でも、今日は少しだけ寒いなぁ。
暑がりのユミルも、無意識に毛布を体に纏ってる。
今日の訓練は、確か……
あ、そうだ!立体機動訓練と、馬術だ。寝惚けてて一瞬忘れちゃった
馬術は好きなんだけど……立体機動訓練苦手何だよね。
でも、午後からの馬術のためを思って今日も訓練頑張ろう!
ようやく全身を露にした朝日に私は誓った。
あんな事件が起こるとも知らずに。
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- 2 : 2015/06/08(月) 00:19:55 :
私______アニ・レオンハートは目覚めた。
寒い……
今日という一日の印象をまず悟っておいた。
まだ、6時だしもう一眠りしようかと思っていたらあることに気づいた。
ルームメイトのクリスタ・レンズがいない。
彼女は、朝が苦手な筈だ
いつもユミルに叩き起こされている。
実に珍しい。
しまった。普段考えないことを考えてしまって目が完全に覚めた。
仕方ない、顔を洗ってストレッチでもしていよう。
ぐぐっと背伸びして一日の準備を整えた。
今日、あんなことが起きるとは知らずに。
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- 3 : 2015/06/08(月) 00:23:27 :
- き、きたい
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- 4 : 2015/06/08(月) 00:24:42 :
俺______エレン・イェーガーはいつもの時間通りに起きた。
隣のベッドのアルミンはスヤスヤと優しい寝息を立てている。
さぁ、今日も一日の始めのトレーニング開始するか
まず準備運動をして軽めのジョギングをした。
今日は少し冷えるからな。いつもより5周多めに走った。
この寒さが、あんなことを起こすなんて知るよしもなかった。
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- 5 : 2015/06/08(月) 00:30:25 :
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私______クリスタ・レンズは馬の手入れをして部屋に帰ってきた。
草むらで、アニがさっきストレッチをしていたのを見かけた。
アニは、実は頑張り屋さんなことを私は知ってるよ。
陰で気づかれないように沢山努力しているの。
それが、私にとって少し憧れだったりもするんだ。
って、もう。ユミルったらまだ寝てる。
ミカサも!
ミカサはいつもお寝坊さんだから仕方ないけど、ユミルは全くもう……。
「ユミル、起きて、起きて」
「う…んんん……お…おはよ…クリスタ」
良かった。今日は目覚め良かったみたい♪
いつもは目覚め悪くて毛布の中に潜り込むのに。
さぁ、着替えて布団を畳んで食堂へ向かおう!
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- 6 : 2015/06/08(月) 00:49:23 :
- 期待
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- 7 : 2015/06/08(月) 05:32:07 :
- 期待!!
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- 8 : 2015/06/08(月) 21:02:20 :
- 期待!!
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- 9 : 2015/06/08(月) 22:14:31 :
- 期待してまーす
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- 10 : 2015/06/08(月) 22:55:22 :
- 期待です!
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- 11 : 2015/06/08(月) 23:12:27 :
- 期待
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- 12 : 2015/06/09(火) 00:16:37 :
- 私______ユミル・ラングナーは天使……じゃなくてクリスタの声で目が覚めた。
朝から女神のかわいい声を聞けるなんてラッキーだな、へへっ。
よく見ると私とミカサ以外は全員起床しているな。……といっても二人だけど。
髪の毛整えてさっさと食堂へ向かおうかな。クリスタもきっとお腹を空かせていると思うし。
井戸に移動すると、先客が二人いた。
……エレンとアニか。
どうやら、朝のトレーニングの終わりらしい。二人共何も話していねぇのが逆に怖い。
ああもう、早く終わらせろよ、顔洗いたい……
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- 13 : 2015/06/09(火) 00:21:56 :
- 俺_____エレン・イェーガーはトレーニングのを済ませて部屋へ戻った。
まだアルミンの奴寝てる。つか、ベルトルトの寝相壊滅的すぎるだろ。
何ブリッジしてるんだよ、何の夢見てるんだこいつは
まぁそんなことはどうでもいい。アルミンを起こそう
「おい、アルミン。起きろ、朝だぞ」
「ぅん……ふわぁ~、おはよ…エレン」
アルミンは寝起きがとてもいい。だから起こすとき躊躇しなくていい。
「早く着替えろよ。食堂行くぞ」
「ふわぁい」
全く、間抜けた返事だ。
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- 14 : 2015/06/09(火) 06:53:12 :
- 期待!!
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- 15 : 2015/06/10(水) 17:24:16 :
- 期待だー。
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- 16 : 2015/06/13(土) 10:00:45 :
- ベ、ベルトルトブリッジってw凄い寝相だw
期待です
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- 17 : 2015/06/13(土) 22:45:41 :
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私______アニ・レオンハートは部屋へと戻った
ミカサはまだ寝ていた。
そろそろ起こしてあげようと布団に手を掛けた。
……冷たい。
まさか死んでいるんじゃないでしょうね。
呼吸はしているから大丈夫だとは思うけれど。
思いっきり、布団とはぎとった。
次の瞬間
「うわああああああああああああああああああああああ!!!」
突然、叫び出した。
何が何だかわからなくなって……ミカサはただ、叫ぶだけ……
「寒い……寒いよ………」
そう言って突然今度は泣き出した。
私は思わず布団をミカサに掛けてしまった。
しかし、ミカサの容態は収まることはなかった。
今の騒ぎを聞いた野次馬が、部屋の前に集まり出した
うるさいのでドアを閉めた
「ごめん……大丈夫?」
「寒い……」
目を瞑って、震えていて。
ただひたすら謝ることしか私にはできなかった。
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- 18 : 2015/06/13(土) 22:48:57 :
- 私______クリスタ・レンズは騒ぎを聞いて駆けつけた。
勿論、ユミルも一緒だよ
食堂に一緒に行こうとユミルを迎えに行ったら叫び声が聞こえたの
女子寮に行くと、私達の部屋の前にぞろぞろいるんだもん。びっくりしたよ
アニの叫び声じゃなかったから、ミカサだと思う。
とりあえず、エレンとアルミンを呼んでこよう
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- 19 : 2015/06/13(土) 22:51:45 :
- 俺_____エレン・イェーガーはクリスタに呼ばれてアルミンと駆けつけた。
ミカサが叫び出したと言う
冗談かと思った。
だって、あのミカサだぞ?俺ですら叫び出すところなんか見たこともない。
だから急いで駆けつけた。
部屋に入るとミカサは本当に震えていた。
布団にくるまって顔を伏せて。
……そうか、もうそんな時期なのか。
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- 20 : 2015/06/13(土) 22:54:18 :
- 私______ユミル・ラングナーはエレンとアルミンに質問した
「おい、どういうことだ」
エレンとアルミンはチラッとお互いを見合い頷いた。
「食堂で話すよ。ミカサはしばらくしたら元通りだから。放っておいて」
本当にいいのかよ。
……嫌な予感がした。
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- 21 : 2015/06/13(土) 23:05:16 :
- 僕_____アルミン・アルレルトはこの時期のミカサについて語った。
________あのねよく聞いていて欲しいんだ。
ミカサの両親が殺されたのが、この時期
エレンの母さんが殺されたのもこの時期
開拓地で、ミカサだけ男の人に乱暴されて性的なことをされて地獄だった一年目もこの時期
開拓地の二年目、エレンと大喧嘩して雪道で瀕死状態だったのもこの時期
三年目に、僕のおじいちゃんが殺されたのもこの時期なんだ。
ミカサにとって、とってもとっても辛い時期なんだ。
特に寒さに弱いミカサだから、これからは要注意してほしい________。
こうお願いした。
ギイイィィ……
扉が開いた音がした。
教官が立っていた。
ザワザワとうるさかった食堂が一気に静かになる。
そして、衝撃的なことを告げられた。
「アッカーマンが、死亡した」
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- 22 : 2015/06/13(土) 23:06:01 :
- 期待
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- 23 : 2015/06/13(土) 23:09:01 :
私______クリスタ・レンズは泣いた。
強くて、かっこよくて。
時にドジして可愛くて。
私の憧れだったミカサが、死んだ……?
ついさっきまで生きていたのに。
『寒い……』
あれが、最期の言葉だったと言うの?
嫌だよ、ミカサ。嫌だよ……
また一緒に馬の手入れしようよ
一緒に夜、女子会とかミカサがいないと嫌だよ。
ミカサ……何で死んだのよ…
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- 24 : 2015/06/13(土) 23:12:23 :
私______アニ・レオンハートは唖然とした。
さっきまで、触っていたミカサが死んだ……?
信じれなかった。でも、私は誰よりも信じなければならなかった。
私が触れたミカサの体。冷たかった。
信じなければならなかった。本当に。
私が唯一最期のミカサに触れた者だ。
あの時、教官にでも報告していれば医者にみせてもらってミカサは助かったのかもしれないのに
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- 25 : 2015/06/13(土) 23:16:37 :
- 私______ユミル・ラングナーは目を見開いた。
アイツが・・・?
首席でいつも済ました顔しててエレン一筋のヤンデレのミカサが?
死因は、何なんだよ。
アイツは怪我たなんて滅多にしないから訓練のせいじゃないだろ?
アルミンに忠告されても遅かった……
私達はあいつの一つの命を守ることが出来なかった。
もっとミカサのことを知ってたら。
こんなことは起きなかったのかもしれないのに。
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- 26 : 2015/06/13(土) 23:24:11 :
僕______アルミン・アルレルトは反応ができなかった
ミカサが・・・
死んだ・・・?
僕の脳に甦ってきたのは、ミカサとエレンと幼少期時代に遊んだ時の記憶だ。
あの頃は、元気よくいっぱい遊んでいたのに。
まだ、両親を失って間もないのによく僕らの遊びに付き合ってくれたミカサ。
あの姿が、もう二度と見れない…。
最後に会ったのはあの姿。
寒いという恐怖に怯えていて青くなった顔。
思い出すと胸がズキズキと痛むんだ
もっと幸せにしてあげれば良かった
もっと笑わせてあげれば良かった
こんな若い死なんて、予想してなかった
ごめんなさい、ミカサ。本当にごめんなさい。
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- 27 : 2015/06/13(土) 23:32:15 :
- 俺______エレン・イェーガーはただひたすら教官の話を聞いていた。
死因は、凍死
凍死だぞ?凍って死ぬんだろ、普通は
だけどあいつは寒くて死んだ。
孤独に恐怖を包まれて。
死んだ。
部屋の見回りが発見したそうだ。
いつもより少しだけ寒い程度なのにこの温度がミカサの命取りとなってしまったのだ。
アイツ、本当に辛い人生だったよな。
本当に、新しい家族の俺も酷い奴で
開拓地のころは本当に地獄でミカサも助けを求めてたのに周りは見てみぬ振りして
その数年のストレスがミカサを死へと導いた。
俺がもっと精神的にもケアしてあげれたら。
もっと大人になって死ねたのか?
許さないからな、ミカサ
俺を置いて先に逝くとかマジで許さないぞ
もっと俺に頼れよ
それとも頼れないほど俺は信頼がないのか?
自分が無力で悔しい
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- 28 : 2015/06/13(土) 23:37:46 :
-
ミカサが言ってた
『いつか、お花畑に包まれて自由を感じてみたい』
なぁ、春になったら叶えてやるよ。
お前が生きている間にできなかったのが残念だった
死ぬ前にやりたかった筈なのにな
夢の一つさえ叶えてあげれなかった。
なぁ、聞いてくれないか。
いつかまた出会ったら
お前を必ず幸せにする。
例え人間に生まれ変われなくとも。
お前を幸せにする
だから、待っててくれ
自由な世の中して次生きるときに幸せな世の中にするから
悪い性格も直して。
お前を精一杯幸せにする。
これで
お前の未来への償いは
できたと思うか?
end
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- 29 : 2015/06/13(土) 23:38:37 :
- 一応ハッピーエンドも考えてるけど、
……これ読んだ後じゃキレるかも
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- 30 : 2015/06/14(日) 00:03:11 :
- 乙カレ
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- 31 : 2015/06/14(日) 00:13:22 :
- 所々日本語がおかしいとこあるよ。
「 アニはさっきストレッチをしていたのを見かけた。」←これとかおかしい
「アニがさっきストレッチしているのを見かけた。」
とかならわかるけどさ。
うん。
他にもあるから自分で読み返してみなよ。誤字も多いしね。
あとこれは荒らしじゃないからね。ただ少しアドバイスをしただけだからね。
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- 32 : 2015/06/14(日) 17:34:02 :
- よかったです!
>>31荒らしっぽい言い方にしか見えない
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- 33 : 2015/06/14(日) 23:10:39 :
- お疲れ様でした!すごく良かったです。
ハッピーエンド読みたいです…。
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- 34 : 2015/06/14(日) 23:39:38 :
- >>32待てやコレ荒らしって言ったら人はどうやって間違いを指摘するんだよ
まじこれでアンタが言い方の問題とか言ったらアンタの事「甘ったれた環境で過ごしてる奴」って解釈するからね
俺コレでも優しく言った方なんだからね、中傷的な言葉も使ってないしさ
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- 35 : 2015/06/15(月) 00:02:48 :
- アドバイスありがとう。もうその事に関してはここではストップしてほしい。ここはssであって言い合いするところじゃないから。
>>33
おっけー。ハッピーエンドね。後悔しても知らないよ?
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- 36 : 2015/06/15(月) 00:21:45 :
- ハッピーエンド編 キャラ崩壊注意
「……くっくっくっ!…」
突然、キース教官が笑い出した。
ミカサが死んだと言うのにだ。
教官だって、歴代の首席のミカサを失ってとても悲しいはずだ。
なのに笑いだしただと?
その場にいた者ほとんどが教官に向かってキレた。
「教官……何を笑っているんですか!!」
その場にいた一人、エレン・イェーガーがキースに反抗した。
しかし、尚も笑い続ける
「教官っ!!!」
「す、すまん。」コホン
咳払いをし、やっといつもの調子に戻った。
「……実はな」
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- 37 : 2015/06/15(月) 00:29:20 :
「ぷっ……皆騙されている」
その時、いつも聞き覚えのある声がした。
皆は一斉に後ろを振り返った
そこには
死んだ筈のミカサが立っていた
「ミ……カサ…?」
「ふふ、生き返ったみたいな?」
「アッカーマン。遅いぞ」
「すみません教官」
食堂にいた者はポカーンとしていた
しかし、一人
エレン・イェーガーだ。
「てめぇ何でこんな嘘つきやがった!!」
鬼の形相で、ミカサにつかみかかった
皆放心状態だったので誰も動こうとはしなかった。
「今日はエイプリル・フール」
「にしても!!バカかお前は!!!」
「……イェーガー。アッカーマンがエイプリル・フールであろうとこんな大きな嘘を、私を使ってまで理由なしでつくと思うか」
エレンは黙った。
ミカサは目を伏せている。
「全員、今日は休暇を与える。これは嘘ではない」
「アッカーマンとイェーガーは話してこい」
-
- 38 : 2015/06/15(月) 00:39:19 :
食堂から人がいなくなり、二人だけの空間になった。
「んで、理由は何だよ」
「……ずっと前から。教官に相談をしていた」
「何を」
「エレンが、最近。私とあまり話してくれないこと」
「・・・!」
確かにエレンは鬱陶しいミカサを最近避け続けてきた。
でも、それは……とも、言い返せなかった。
「そしたら、教官が今の作戦を思い付いてくれた」
ミカサは、大分反省しているようだった。
エレンは思った。
今回は、教官とミカサの演技だった。けれども、実際にミカサが死んでしまったら?
自分はさっき、ミカサを幸せにしてやれなかったと後悔した。
もし、本当に死んで幸せを与えれなかったら?
……もう後悔はしたくない
エレンは決心した。
「ごめん。俺のせいだ。」
「いいえ、私のわがまま」
「でも……」
「っくちゅん!」
「……ぷっ」
「笑わないで欲しい……さっきから死体の体に思わせようと冷たい布団に入っていたのだから」
「じゃ、今日は暖めようぜ」
「せっかくの休日…」
「俺も一緒に」
「なら、いい」
休日も、ミカサの近くにいてやる。
エレンはもう後悔しないように一日一日を大切にしようと考えた。
小さな努力を大きな山にしようと。ミカサの幸せを溜めて大きな幸せにしようと。
塵も積もれば山になる。
エレンの努力は、きっと報われるだろう。
end
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- 39 : 2015/06/16(火) 21:50:00 :
- ハッピーエンドも何か素敵でした お疲れ様でしたー
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- 40 : 2015/06/17(水) 01:07:23 :
- ハッピーエンド良かったですっ!!
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- 41 : 2015/06/17(水) 18:44:15 :
- ハッピーエンドも素敵でした!
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- 42 : 2015/06/21(日) 11:26:25 :
- ハッピーエンドどこが後悔するんだよwwwおつ~
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- 43 : 2015/06/21(日) 11:48:13 :
- ラングナーはネタバレ?
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- 44 : 2015/06/21(日) 17:42:55 :
- >>43 予想
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- 45 : 2015/11/22(日) 20:07:42 :
- 確かに…イルゼとユミルって似てるよな…
どちらの終わり方も良かった
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- 46 : 2017/08/15(火) 21:56:55 :
- いや、名字同じじゃね?
イルゼラングナー
ユミルラングナー
ほら、
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- 47 : 2017/11/19(日) 21:20:20 :
- >>46
日付に注目
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- 48 : 2017/11/26(日) 21:58:32 :
- 172 : 名無しさん : 2017/11/26(日) 07:35:26 この書き込みをブックマークする
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