もしもジョジョ三部が終始ゆるかったら
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- 1 : 2015/05/08(金) 21:35:16 :
- ジョジョSSは初投稿です!
基本的な進行は原作準拠ですが、終始ゆるい旅をどうぞご覧ください。
なお、今の所、敵スタンド使いとの戦闘のみを描く予定です。
その他の細かい部分まではやりませんので悪しからず。
あ、キャラ崩壊は注意です!
むしろ崩壊しかしてません!
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- 2 : 2015/05/08(金) 21:40:35 :
- 【VS
法皇の緑 の花京院典明】
承太郎「やばいぜ……女医が光ったメロンを食べてるじゃあねえかッ!」
花京院「メロンじゃあない。それはスタンドだ」
承太郎「なるほどな。つまりテメーのスタンドの能力は……対象に光ったメロンを食わせるッ! そういう事か」
花京院「違う」
承太郎「何だ違うのか。じゃあどういう能力なんだ?」
花京院「わざわざ教えるとでも?」
承太郎「教えてくれないのか」
花京院「当たり前だ」
承太郎「厳しいぜ……」
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- 3 : 2015/05/08(金) 21:45:33 :
- 承太郎「とりあえずなんだかよく分からねーが、これがスタンドならこのまま女医の口の中にいるのは危ない気がするな。よく見たら万年筆振り回してるしよ。普通じゃあねえ」
花京院「気が付いていなかったのか」
承太郎「せっ……せ、せせっ、接吻で引きずり出すぜ!」
花京院(言うだけで照れてるが……)
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- 4 : 2015/05/08(金) 21:50:30 :
- 花京院「二十分ほど躊躇してようやく引きずり出せたようだが……」
承太郎「恥ずかしかったぜ!」
花京院「そ、そうか……。力強く言われても困るが。ともあれ、えーと……そうだ。引きずり出したことを後悔する事になるぞ……JOJO……」
承太郎「何……?」
花京院「食らえ、我が法皇の緑 の……」
承太郎「大丈夫か。手からメロンソーダ出てきてるぞ」
花京院「エメラルド・スプラッシュ!」
承太郎「グハァ……ッ! め、メロンソーダが……牙を剥いた……だとッ!」
花京院「言っておくがそれはメロンソーダではない」
承太郎「違うのか」
花京院「ああ」
承太郎「じゃあ何だ?」
花京院「……」
承太郎「……」
花京院「……?」
承太郎「分からないのか」
花京院「ああ」
承太郎「じゃあメロンソーダでいいんじゃあないか?」
花京院「そうだな……」
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- 5 : 2015/05/08(金) 21:52:48 :
- おもろい―wwwwww期待です
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- 6 : 2015/05/08(金) 21:56:36 :
- >>5
ありがとうございます!
ゆるーく続けて行きます!
承太郎「ところで女医が吹っ飛んだぜ」
花京院「原理は分からないが、たぶんわたしのせいだ」
承太郎「そうなのか。じゃあ俺が裁く!」
花京院「一連の名言飛ばしたな」
承太郎「オララオラオラ! 裁くのは俺の『スタンド』だッ!」
勝ったッ! 花京院典明戦完!
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- 7 : 2015/05/08(金) 22:00:31 :
- 【VS
灰の塔 のグレーフライ】
~ 飛行機内 ~
ジョセフ「しかしエジプトか……」
アヴドゥル「ええ。私の故国ですが……何か不安でも? ジョースターさん」
ジョセフ「不安はない。ないが……ファラオの呪いとかが怖いのォー」
アヴドゥル「大丈夫です。盗掘さえしなければ問題ありません」
承太郎「呪いそのものはあるのか。怖いぜ」
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- 8 : 2015/05/08(金) 22:03:38 :
- 花京院「ところで一ついいですか?」
承太郎「どうした、花京院」
ジョセフ「何か気になる事でもあるのか、花京院」
アヴドゥル「なんでも言ってくれ、花京院」
花京院「さっきまで僕のスタンドは法皇の緑 だったんだが……今急に法皇の緑 に変わった」
承太郎「嘘だろ花京院」
花京院「何ですかその“ああ、嘘だぜ”と言ってほしいと言わんばかりの台詞と目は」
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- 9 : 2015/05/08(金) 22:07:24 :
- ジョセフ「ところでさっきから虫が飛んでおらんか?」
アヴドゥル「飛んでますね。クワガタのようです」
花京院「スタンドかもしれませんね」
アヴドゥル「そういえば人の舌を引きちぎるのが好きな虫型スタンドがいると聞いた事がある」
承太郎「そういえば乗客の何人かの舌がないぜ」
ジョセフ「間違えて食事の時に食べてしまったのかと思っておったが、そういう事じゃったのか」
花京院「気付きましょうよ、そこは」
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- 10 : 2015/05/08(金) 22:11:50 :
- 虫スタンドが壁に“Massacre!”と血文字を書きなぐった!
承太郎「何だ……あれは。ま、まさくれ……?」
花京院「違うぞ、JOJO。あれはマッサクレだ」
ジョセフ「だとしても……どういう意味なんじゃ? マッサをくれ、と言っているのか?」
承太郎「おいじじい、マッサが何か分からねえぜ」
ジョセフ「わ、わからん! わしにもわからん!」
アヴドゥル「ふふふ、違うな。二人とも。あれはマサクゥルと読むのだ」
花京院「そうなんですか」
承太郎「どういう意味なんだ、アヴドゥル」
アヴドゥル「わからん」
承太郎「……」
花京院「……」
ジョセフ「……OH MY GOD」
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- 11 : 2015/05/08(金) 22:15:03 :
- 見かねた虫スタンドが血文字で“ごめん。みなごろし”と書きなぐった!
承太郎「親切だぜ!」
アヴドゥル「そういう意味だったのか」
花京院「スッキリしましたね」
ジョセフ「一件落着じゃな」
花京院「一件落着したので虫スタンドを倒しましょう」
承太郎「そうだな」
花京院「メロンソーダ・スプラッシュ!」
承太郎「そっちも改名したのか」
勝ったッ! グレーフライ戦完!
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- 12 : 2015/05/08(金) 22:40:11 :
- 【VS
銀の戦車 のジャン・ピエール・ポルナレフ】
花京院(カチャ
承太郎「花京院、何してんだ?」
花京院「ああ、これはお茶のお代わりが欲しいの合図ですよ」
ジョセフ「ほほう、そうなのか」
アヴドゥル「それは知らなかったな」
承太郎「物知りだぜ花京院」
ポルナレフ「さすがだなあ、花京院!」
花京院「いえいえ、それほどでも」
承太郎「……」
ジョセフ「……」
アヴドゥル「……」
花京院「……」
ポルナレフ「……」
承太郎「誰だこの髪型が特徴的な男は」
花京院「僕の事か、JOJO」
承太郎「違う」
アヴドゥル「じゃあおれか」
承太郎「違う」
ジョセフ「え、わし?」
承太郎「違う」
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- 13 : 2015/05/08(金) 22:42:51 :
- ポルナレフ「あー、えっと……そう。フランスから来た旅行者なんですが……メニューの漢字が読めなくて困っていたんです。そこで助けてもらおうと」
承太郎「合点がいったぜ!」
花京院「それなら構いませんよ」
アヴドゥル「そうだな。何なら相席してもいいのでは?」
ジョセフ「そうじゃな、食事は人数の多い方が楽しいしのう!」
ポルナレフ「いやあ、助かります……」
ジョセフ「どれ、じゃあ注文はわしに任せなさい!」
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- 14 : 2015/05/08(金) 22:44:32 :
- ・コーラ
・ポップコーン
・ポテトチップス
・ピザ
ポルナレフ「やたらアメリカン!」
花京院「せっかくの香港なんですが」
承太郎「じじいに任せたのが間違いだったぜ……」
アヴドゥル「というかこれよく置いてたな」
ジョセフ「何故か不評じゃ……」
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- 15 : 2015/05/09(土) 19:52:02 :
- ポルナレフ「えーと……えーと……ええ……?」
承太郎「おいじじい、ポルナレフさんがこまってるじゃあねえか」
アヴドゥル「変な物ばかり注文するからですよ、ジョースターさん」
花京院「おや? 突然ピザを切り始めましたよ」
承太郎「気が利くぜ!」
ジョセフ「じゃが……奇妙じゃあないか? 普通、ピザを切るなら三角形――一辺は円形になるが――に切るはずじゃ。しかし彼は……」
アヴドゥル「何かの形になるように切っているようですが……」
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- 16 : 2015/05/09(土) 19:55:34 :
- ポルナレフ「手間ひまかけて切ってみましたなあ……ほら、このピザの形」
アヴドゥル「これは……」
ポルナレフ「星 の形……どっかで見たことあるなあ」
承太郎「わざとらしいぜ!」
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- 17 : 2015/05/09(土) 19:57:32 :
- わざとらしいぜぽるぽるwwwそんなにスターがいいのかwww
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- 18 : 2015/05/09(土) 20:01:48 :
- ポルナレフ「そうそう。わたしの知り合いが、首筋にこれと同じ形のアザを持っていたな……」
ジョセフ&承太郎「ハッ……!」
花京院「まさか新手のスタンド使い!」
アヴドゥル「ジョースターさん、危ない!魔術師の赤 !」
ポルナレフ「店の中で火出してんじゃあねえ! 火事になるだろーがッ!」
ジョセフ「ポルナレフ……火事……タバコの不始末……」
花京院「それはまだ早いです、ジョースターさん」
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- 19 : 2015/05/09(土) 20:06:36 :
- ポルナレフ「とりあえずここじゃ火事になるとマズい! 全員表へ出ろ!」
承太郎「結構いい奴だぜ!」
ポルナレフ「実はタイガーバームガーデン観光したかったんだ。せっかくだからあそこで勝負を付けてやる!」
花京院「観光したいだけですか……」
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- 20 : 2015/05/09(土) 20:12:49 :
- ~ タイガーバームガーデン ~
アヴドゥル「みんな……手を出さなくていいぞ……」
承太郎「何?」
花京院「どういう事です、アヴドゥル?」
アヴドゥル「せっかく火事にならない屋外にやって来たのだ。ここは任せてもらおう」
承太郎「いいのか?」
ジョセフ「まあいいじゃろ」
花京院「じゃあいいという事で」
ポルナレフ「軽いな」
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- 21 : 2015/05/09(土) 20:21:48 :
- 承太郎「じゃあアヴドゥル、任せたぜ!」
ポルナレフ「フン! 話は纏まったようだな。ではアヴドゥル。戦う前に一つ予言してやろう」
ジョセフ「なんじゃ……?」
ポルナレフ「きさまは……きさま自身のスタンドの能力で滅び」
アヴドゥル「ムゥン!赤い荒縄 !」(ムオン
ポルナレフ「るだろぁチャチャチャチャチャ!? あちィーッ!」
承太郎「アヴドゥルが先制したぜ!」
ポルナレフ「まだ喋ってるだろォーがッ!」
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- 22 : 2015/05/09(土) 20:27:35 :
- アヴドゥル「捕えたッ! ここですかさずクロスファイヤー! ハリケーン!」
ポルナレフ「う、うおおおおおおお!」
花京院「直撃しましたね」
承太郎「ああ……」
ジョセフ「やったか!?」
花京院「おいその台詞はマジやめろ」
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- 23 : 2015/05/09(土) 20:32:26 :
- アヴドゥル「占い師のわたしに予言で闘おうなどとは、十年ははやいんじゃあないかな」
ジョセフ「とっさにスタンドで防いだようだが……バラバラになった上溶解しているな」
花京院「ようかいと言えば、承太郎はどんな妖怪が好きですか?」
承太郎「……そでひき」
アヴドゥル「その選択……意外ッ!」
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- 24 : 2015/05/09(土) 20:36:12 :
- ジョセフ「さっ、くだらん話してないで、さっさと行くとするぞ。飛行機に乗れない以上、我々には時間がないのだ」
花京院「たしか海路を行くという話でしたね?」
承太郎「海路でカイロに行くのか」
ジョセフ「……アヴドゥル。こういうダジャレ言う奴って、ムショーに腹が立ってこんか」
アヴドゥル「いえ、別に」
ジョセフ「……そうか」
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- 25 : 2015/05/09(土) 20:38:23 :
- ポルナレフに背を向けた瞬間、ポルナレフの方から強烈な破裂音が鳴った!
ジョセフ「な、なんじゃあ!?」
花京院「あ……ッ! み、見てください! ポルナレフのスタンドが……」
承太郎「バラバラに分解していく!」
ポルナレフ「ブラボー! おお、ブラボー!」
アヴドゥル「飛んだッ!」
承太郎「奴のスタンドは空も飛べるのか!」
ジョセフ「じゃが滑空できるだk」
花京院「だからそれ早いです」
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- 26 : 2015/05/09(土) 20:48:44 :
- ジョセフ「それはそうと、奴め、ピンピンしておるぞ! それに宙に浮くカラクリもどうなっておるんじゃ?」
ポルナレフ「ふふふ……感覚の目でよーく見てみるといい……」
承太郎「……はッ!」
花京院「何か分かったのか、JOJO!」
承太郎「そういえばさっきの店で結局何も食べてないぜ!」
花京院「それは別にどうでもいい」
ジョセフ「いや、どうでもよくないぞ。そういえばさっきから腹が減っている」
花京院「それも別にどうでもいいです」
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- 27 : 2015/05/09(土) 20:56:08 :
- アヴドゥル「こ、これは……奴のスタンドが!」
ポルナレフ「これだ! 甲冑を外したスタンド……銀の戦車 !」
花京院「甲冑を……外した……?」
ポルナレフ「わたしの持ってる能力を説明せずにこれから君を始末するのは騎士道に恥じる闇討ちにも等しい行為。どういうことか……説明する時間をいただけるかな?」
アヴドゥル「畏れ入る。説明していただこう」
ポルナレフ「まず、レストランで言い忘れていたが私の剣は炎をも切断可能。よって、君のクロスファイヤー・ハリケーンが直撃する直前……赤い荒縄 を斬り裂き脱出し、直撃を避けたのだ!」
ジョセフ「ここでその設定を持ち出すのか」
花京院「設定言わないでください」
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- 28 : 2015/05/09(土) 21:01:17 :
- ポルナレフ「あと甲冑は防御甲冑に過ぎない。それに攻撃が当たっただけなのだ。つまりわたしにはダメージは少したりとも入っていないという事!」
承太郎「そしてその甲冑を脱ぎ捨てた分身軽になり、スピードが上がった……と。そういう事か」
ポルナレフ「Exactly(その通りでございます)」
花京院「それもまだ早いです」
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- 29 : 2015/05/09(土) 21:05:53 :
- アヴドゥル「だがしかし、防御甲冑を外したという事は、今度こそ
C・F・H を食らえばひとたまりもない、という事では?」
ポルナレフ「ウイ。ごもっとも。だが無理だね。何故ならこれからゾッとするものをお見せするからだ!」
瞬間、ポルナレフのスタンドが七体に増えた!
花京院「ば……馬鹿な! スタンドは一人一体のハズ……!」
形兆「せやな」
花京院「誰ですか今の」
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- 30 : 2015/05/09(土) 21:11:17 :
- ポルナレフ「フフフ……これは残像だよ。君の感覚ではこれに付いてこれn」
アヴドゥル「C・F・H・S ッ!」
ポルナレフ「ちょッ、アチャァッ! だからまだ喋ってる途中でしょーがッ! アチチチチィ!」
勝ったッ! ジャン・ピエール・ポルナレフ戦完!
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- 31 : 2015/05/09(土) 21:16:47 :
- 【VS
暗青の月 の偽テニール】
~ 港 ~
ポルナレフ「ムッシュ・ジョースター。ものすごく奇妙な質問をさせていただきたい」
ジョセフ「奇妙な質問?」
ポルナレフ「空条“承太郎”……ジョセフ・“ジョースター”……。そして“花京院”典明……モハメド・“アヴドゥル”……ジャン・ピエール・“ポルナレフ”……」
ジョセフ「全員の名前がどうかしたか?」
ポルナレフ「何故みんな、承太郎以外はファミリーネームで呼ぶのに承太郎だけファーストネームで呼ぶのか? そこが知りたい」
ジョセフ「た……たしかに奇妙な質問じゃ」
花京院「すげえどうでもいいですけどね……」
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- 32 : 2015/05/09(土) 23:28:39 :
- アヴドゥル「しかしそれが一体どうしたというのだ?」
ポルナレフ「……もう三年になる」
承太郎「何がだ?」
ポルナレフ「おれの妹の話しだ。その日は雨が降っていた。学校からの帰り道、友人と二人で歩いていたのだそうだ。故郷……フランスのいなか道をな」
花京院「ふむ……」
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- 33 : 2015/05/09(土) 23:32:10 :
- ポルナレフ「道の端に男が一人、背を向けて立っていた。不思議な事にその男のまわりは透明の幕でもあるかのように雨がドーム状によけてとおっていた。それを見た妹は……妹は……」
ジョセフ「ご……ごくり」
ポルナレフ「帰ってくるなり、“おにいちゃん、凄い物見たの! あれ何、あれ何!?”とハイテンションでおれに訊いて来たんだ! “えっ、どう考えてもスタンドだろ”と答えたら“何それ馬鹿じゃないの厨二病?”みたいな目で見られたんだ! あの時の恨み、晴らさねえわけにはいかねえ! 手掛かりは両右手の男だ!」
花京院「完全に見当違いな私怨の上にまったく関係ないですよね」
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- 34 : 2015/05/09(土) 23:37:35 :
- ポルナレフ「とまあ、そういう訳だ。ジョースターさん達に同行してれば必ず奴にも辿り着く! おれも一緒に行かせてもらうぜ!」
花京院「動機が凄く不安なんですが」
ジョセフ「まあいいじゃろ」
承太郎「まあいいぜ」
アヴドゥル「まあいいんじゃあないか」
花京院「じゃあいいという事で」
ポルナレフ「軽いな」
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- 35 : 2015/05/09(土) 23:46:08 :
- ~ チャーター船 ~
船員A「密航です!」
アヴドゥル「仏教の一種かな」
花京院「それは密教です」
承太郎「徳川家康を祀ってるという」
花京院「それは日光東照宮です」
ポルナレフ「白くてつるつるした酸っぱいアレか?」
花京院「それはらっきょうです」
ジョセフ「Table tennisじゃな」
花京院「それは卓球です」
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- 36 : 2015/05/09(土) 23:52:31 :
- 家出少女「ちくしょー、離せよー!」
船員A「ダメだね。海上警察に突きだしてやる!」
家出少女「えッ、警察……み、見逃してくれよォー!」
承太郎「……おい」
船員A「なんです?」
承太郎「警察は勘弁してやれ」(ぷるぷる
ジョセフ「い、いかん!」
花京院「ジョ、ジョースターさん! 承太郎が尋常じゃなく震えてますが……何かあったんですか!?」
ジョセフ「わしが日本に到着した時……承太郎は留置所に入れられておったんじゃ。その時……」
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- 37 : 2015/05/09(土) 23:58:45 :
- ~ 回想 ~
ジョセフ「出ろ! わしと帰るぞ」
承太郎「消えな。およびじゃあないぜ……。おれの力になるだと? なにができるっていうんだ……ニューヨークから来てくれて悪いが……おじいちゃんはおれの力になれない……」
ジョセフ「何故そう言い切れる?」
承太郎「たったひとつの単純 な答えだ」
承太郎「ローヤはおれをビビらせた」
~ 回想終了 ~
ジョセフ「どーやら、暗くて狭くて心細くて腰が抜けてしまっていたようでなあ。アヴドゥルと二人で苦労して引きずり出したんじゃ」
花京院「そ……そんな事が……」
アヴドゥル「あの時の承太郎は半分涙目でしたね……」
承太郎「その話はもうやめろ……」
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- 38 : 2015/05/10(日) 00:03:54 :
- 家出少女「隙あり!」
船員A「あッ!」
ジョセフ「おー、綺麗な飛び込みじゃのォー」
アヴドゥル「水泳選手を狙えそうな飛び込みっぷりでしたね」
船員A「感心してる場合じゃないっすよ! この辺の海域はサメが多いんだ!」
花京院「何ですって! 早く助けないと!」
承太郎「……いや。その必要はどうやらなさそうだ」
ジョセフ「なんじゃと?」
承太郎「あいつ……なかなかどうして、大したタマじゃあねえか……」
ポルナレフ「あ……ああッ! あいつ、ナイフ一本で襲い来るサメを全て的確に処理しているッ!」
船員A「凄すぎだろ」
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- 39 : 2015/05/10(日) 00:08:39 :
- ジョセフ「……む? 一匹妙な動きをしとるサメがいるようじゃが」
アヴドゥル「あれは……いけない! スタンドだッ!」
承太郎「マズいぜ……スタンドはスタンドでしか攻撃できねえ! ナイフじゃ対処できねえぜ!」
ポルナレフ「それどころかあいつ、スタンド使いじゃねえんだろ? だったら見る事も出来ねえんじゃあねーのか!」
ジョセフ「承太郎! スタープラチナで引き上げるんじゃァーッ!」
承太郎「いや、じじいのハーミット・パープルの方が射程があるはずだぜ」
ジョセフ「……そういえばそうじゃな。わしもスタンド使えたわい」
花京院「忘れてたんですか」
ジョセフ「わしにはスタンドがなくても波紋があるからの」
アヴドゥル「ありましたね……そういえば」
ポルナレフ「だー! 何でもいいからさっさと引き揚げろ!」
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- 40 : 2015/05/10(日) 00:12:49 :
- ジョセフ「フー、間一髪じゃったわい」
家出少女「ちくしょー、まだまだやれたってのに、余計な事しやがってー!」
花京院「元気ですね……」
承太郎「あと女だったんだな……オメー……」
ポルナレフ「名前表示も家出少女だしな」
花京院「名前表示とか言わないでください……僕らからは視認できない情報なんですから……」
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- 41 : 2015/05/10(日) 00:15:52 :
- ジョセフ「それはともかく……今海の中にスタンドがいたって事はじゃ。今、この船の中にスタンド使いがいるッ! そういう事になるハズじゃ!」
承太郎「何言ってんだじじい。そんな分かり切った事を。おれと花京院とじじいとアヴドゥルとポルナレフが乗ってる以上、スタンド使いはいるぜ」
ジョセフ「あ、ホントじゃ」
花京院「いや、僕ら以外にいるって事ですよね」
ジョセフ「あ、そうそう。そういう事じゃよーん」
花京院「じゃよーんって何ですか、じゃよーんって」
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- 42 : 2015/05/10(日) 00:17:19 :
- 体格のいい船員「何やら騒がしかったようですが……トラブルですか?」
ジョセフ「おお、貴方は船長の……」
船長と呼ばれた男「ええ」
ジョセフ「ロバート君!」
ロバート?「えっ」
花京院「それはデ・ニーロですよね。この人はテニールです……」
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- 43 : 2015/05/10(日) 00:30:00 :
- テニール?「それで密航がどうとかと聞こえましたが……この女の子が密航者かね?」
船員A「え、ええ。そうです」
テニール「ふむ、致し方あるまい。船室に軟禁させてもらうよ」
家出少女「は、離せよー!」
承太郎「待ちな!」
テニール?「どうしたのかね」
承太郎「今分かった。スタンド使いはそこのロバート・テ・ニールだ!」
ジョセフ「な、何じゃと!」
花京院「というかなんですかその名前」
ロバート・テ・ニール「スタ……ンド? なんだねそれはいったい……」
ポルナレフ「本人も名前受け入れてるしいいじゃねえか」
花京院「受け入れてるというんだろうか……あれは……」
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- 44 : 2015/05/10(日) 00:31:28 :
- 承太郎「スタンド使いに共通する見分け方を発見した。それは、スタンド使いは……」
アヴドゥル「す、スタンド使いは……?」
承太郎「スタンドを出せる!」
花京院「知ってます」
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- 45 : 2015/05/10(日) 00:42:02 :
- 承太郎「だがマヌケは見つかったようだぜ」
ジョセフ「ああッ! ロバート君がスタンドを出している!」
花京院「マジですか」
ロバート・テ・ニール「し、しまったッ」
ポルナレフ「つーことは……船長の偽物かあ!?」
偽ロバート「……シブイねェ。まったくおたく、シブイぜ」
アヴドゥル「な、なんという事だ……!」
偽ロバート「けどなァ、おにいちゃんよォ。こっちには人質がいるんだぜェ!」
家出少女「きゃあッ!」
ジョセフ&アヴドゥル&花京院&ポルナレフ「し、しまったあッ!」
承太郎「いや、しまってねえぜ!」
ジョセフ「えッ」
ポルナレフ「あッ!」
花京院「い……家出少女が……」
アヴドゥル「偽船長を……ナイフで刺した……」
偽ロバート「ま、まさか……コイツに刺されるとは……」
家出少女「なんか悪い奴っぽかったからとりあえず刺した!」
承太郎「……やれやれだぜ」
勝ったッ! ロバート・テ・ニール(仮称)戦完!
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- 46 : 2015/05/10(日) 00:43:39 :
- 船長ーーーーーーーーーwww
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- 47 : 2015/05/10(日) 00:54:15 :
- 【VS
力 のフォーエバー】
承太郎「あの偽デ・ニーロ、船に爆薬を仕掛けてるとは思わなかったぜ」
ポルナレフ「おかげで漂流か、チクショー」
家出少女「案ずるでない。ほれ、霧の向こうに巨大な船舶が。救助ではないのか」
ポルナレフ「オメー何キャラなんだよ……」
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- 48 : 2015/05/10(日) 00:56:24 :
- >>46
スタンド使いじゃないとスタンドに攻撃は出来なくても、スタンド使いに攻撃は出来ますからねー。仕方ない仕方ない。うん。
アヴドゥル「船に乗り込んだはいいが……」
ジョセフ「誰もおらんな……」
船員A「まさか幽霊船ってこたーないでしょうし。探せば誰かしら乗ってるでしょう」
ポルナレフ「おれとかな」
花京院「それはOVAです」
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- 49 : 2015/05/10(日) 01:01:59 :
- ジョセフ「ひとまず手分けしてこの船の乗組員を探すとしよう」
承太郎「いや、誰もいないぜ」
アヴドゥル「何故そう言い切れるのだ、承太郎?」
承太郎「おれのスタープラチナは精密で性格な動きをする……。視力もいい。船の中をスタープラチナの視力で確認したが、船員らしき姿は無かったぜ」
ポルナレフ「それ視力というか透視って言うんじゃあねーのか」
花京院「なんか新しい能力生えましたね……」
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- 50 : 2015/05/10(日) 01:06:00 :
- ジョセフ「じゃが……つまり承太郎、お前はこう言いたいのか。“今、この船には我々しか乗っていない”……と!」
承太郎「いや、スタンド使いのオランウータンがいたぜ」
花京院「えっ」
ポルナレフ「えっ」
アヴドゥル「えっ」
ジョセフ「えっ」
花京院「承太郎、もう一度言ってくれないか。何だって?」
承太郎「だから、スタンド使いのオランウータンがいたぜ」
ポルナレフ「嘘だろ承太郎!?」
承太郎「いやマジだ」
-
- 51 : 2015/05/10(日) 01:07:49 :
- ジョセフ「それは追っ手のスタンド使いなのか?」
承太郎「ああ。どうやらそうみてーだ」
花京院「どうしてスタンド使いと分かったんですか? スタンドを出していたとか……」
承太郎「ああ、スタープラチナの視力で見たらこの船がスタンドだった」
アヴドゥル「マジか」
-
- 52 : 2015/05/10(日) 01:12:36 :
- ジョセフ「じゃあとりあえず倒しておくとするか」
花京院「そうですね」
家出少女「我輩の妖刀の力が必要か?」
ポルナレフ「こえーよッ! つーかそれナイフじゃねえのか!?」
アヴドゥル「何でもいいから倒してしまうとしよう」
勝ったッ! フォーエバー戦カット!
-
- 53 : 2015/05/10(日) 01:25:09 :
- 【VS
悪魔 の呪いのデーボ】
~ シンガポール ~
ジョセフ「ようやくシンガポールに入れたわい」
アヴドゥル「少し早い時間ですが、今日はもうホテルに泊まりましょうか」
ジョセフ「そうじゃな」
ポルナレフ「部屋割りどうすんだ?」
ジョセフ「そうじゃな……いつどこで敵に襲われるか分からん以上、出来る事なら全員で一部屋に泊まりたいが」
アヴドゥル「確認してきましたが、全員で泊まれるような大部屋に空きはないようです」
ジョセフ「と、いうわけじゃ。二人ずつで分かれるのがいいと思うが、どうじゃ?」
ポルナレフ「異論はねーぜ」
花京院「ですが家出少女はどうするんです? 彼女も女性ですし、我々と同室というのは問題があるかと」
ジョセフ「それもそうじゃな……ではこうしよう」
-
- 54 : 2015/05/10(日) 01:28:26 :
- 1212号室……ジョセフ&アヴドゥル
1213号室……承太郎&花京院
912号室……ポルナレフ&えぼにーちゃん人形
913号室……家出少女&妖刀
ジョセフ「これでよし」
ポルナレフ「何がよしなのかわからねーんだが」
-
- 55 : 2015/05/10(日) 01:34:48 :
- ジョセフ「まあまあ。つまりじゃな。同室にするわけにはいかんが、彼女を危険に晒すわけにもいかんじゃろう。そこで隣の部屋に君を置いて彼女を護衛しようという腹じゃ」
ポルナレフ「なァーるほど。つまりおれは騎士 ってわけね。悪い気はしねえなァー」
ジョセフ「というわけでポルナレフ。えぼにーちゃん人形もかわいがってやってくれ」
ポルナレフ「何この気持ち悪い人形。いらねーんだけど」
-
- 56 : 2015/05/10(日) 11:34:36 :
- ~ 912号室 ~
ポルナレフ「結局押し切られて渡されちまった……とりあえずその辺に置いとくか……」
えぼにーちゃん人形「…………」
ポルナレフ「不気味だなこれ……ん? 冷蔵庫の中身が全部出ている……これは……まさかッ!」
-
- 57 : 2015/05/10(日) 11:37:06 :
- ポルナレフ「この部屋、冷蔵庫が壊れてんだな!? むしろ冷蔵庫の中の方が常温より高い温度になっちまってるから、冷蔵庫から中身を出してるんだな!? チクショー、貧乏くじもいいとこだぜ……!」
その後、デーボは気付いてすら貰えず、凍傷により再起不能 となったのだとか……。
勝ったッ! 呪いのデーボ戦完!
-
- 58 : 2015/05/10(日) 12:43:44 :
- 【VS
黄の節制 のハンサム 】
~ 1212号室 ~
ジョセフ「そういえばアヴドゥル。とんでもないことに気が付いたんじゃが」
アヴドゥル「どうしました、ジョースターさん」
ジョセフ「まだホリィが出ていない」
アヴドゥル「そういえばたしかに」
ジョセフ「という訳でこちらにテレビを用意しました」
アヴドゥル「そのテレビでどうしようというのですか?」
ジョセフ「じじい念写タイムとしゃれ込もうじゃあないか!」
アヴドゥル「なるほど、ホリィさんの出番をここで確保しようというわけですな」
ジョセフ「ぬん!隠者の紫 !」
アヴドゥル「おお、テレビにホリィさんの姿が!」
ホリィ『ネコドラくん面白いわねェー』
アヴドゥル「テレビ見てますね……」
ジョセフ「そうじゃな……体調がいいんじゃろう」
-
- 59 : 2015/05/10(日) 12:46:55 :
- ジョセフ「じゃあわしらも一緒にネコドラくん見るとするか」
アヴドゥル「そうですね……む?」
ジョセフ「画面にちらつきが……はッ! が、画面が変わった!」
アヴドゥル「こッ……この男はッ!」
DIO「ジョセフ・ジョースター! きさま! (アニメを)見ているなッ!」
ジョセフ「バレとるゥー……」
-
- 60 : 2015/05/10(日) 12:50:09 :
- ~ 一方その頃 ~
承太郎「ココナッツ最高だぜ!」
家出少女「ココナッツはいい物だ」花京院 「ええ……僕も好きなんですよ……ココナッツ……」
承太郎「花京院がスリにバックブリーカー決めながらココナッツをすする様を眺めながら飲むココナッツは格別だぜ!」
-
- 61 : 2015/05/10(日) 12:54:19 :
- 子供A「わーカブトムシだー!」
子供B「いっぱいいるよ!」
カブトムシA(樹液うめえ)
カブトムシB(樹液うめえ)
カブトムシC(樹液うめえ)クワガタムシ (樹液うめえ)
花京院「……カブトムシも食べます?」
承太郎「食わねえぜ!」
-
- 62 : 2015/05/10(日) 16:57:24 :
- ~ ケーブルカー乗り場 ~
花京院「レロレロレロレロ」
承太郎「レロレロレロレロ」
家出少女「レロレロレロレロ」
承太郎「チェリー美味いぜ!」
-
- 63 : 2015/05/10(日) 17:00:53 :
- 家出少女「ところでJOJO」
承太郎「どうした家出少女」
家出少女「その者、花京院典明殿とは気の流れが明らかに異なりし候えば、即ちその正体、花京院典明殿に非ず。別人が成りすましていると推察す」
承太郎「なんだと? ……星の白金 !」
花京院?「……」
承太郎「マジだったぜ! スタープラチナの視力は誤魔化せねえぜ」
花京院?「マジか」
-
- 64 : 2015/05/10(日) 17:11:45 :
- 承太郎「テメー、何者だ!」
花京院「ふふふ……」
ラバーソール「これがおれの本体のハンサム顔だ!」
承太郎「アンダースタンドしたぜ! オラァ!」
ラバーソール「うげえッ!?」
承太郎「せっかく顔を出したんだ。そこをすかさず殴れば終了ってわけだぜ」
ラバーソール「す……スタープラチナがここまで素早いとは……!」
-
- 65 : 2015/05/10(日) 17:15:36 :
- 承太郎「さあ、オメーには訊かなきゃならねえ事がある……」
ラバーソール「な……何だ……?」
承太郎「残りのDIOの手駒の名前とスタンド名とスタンド能力を全部喋ってもらうぜ! 勿論DIOの分もな!」
ラバーソール「全員とか無茶だな」
-
- 66 : 2015/05/10(日) 17:26:04 :
- ラバーソール「お……おれに分かるのは死神、女帝、吊られた男、皇帝のカードの暗示のスタンド使い四人があんたらを追ってるって事だけだ……」
承太郎「それだけか……」
ラバーソール「あと吊られた男は鏡を使うスタンド使いらしい! スタンド使いの目印は両右手の男!」
承太郎「何! そいつはポルナレフの私怨の相手じゃあねーか!」
ラバーソール「何の話?」
-
- 67 : 2015/05/10(日) 17:31:45 :
- ~ インド行き列車 ~
承太郎「というわけでポルナレフ。吊られた男がポルナレフの私怨の相手だそうだ」
ポルナレフ「そうか……サンキュー承太郎!」
花京院「レロレロレロレロ……おっ、JOJO。見ろ! フラミンゴが飛んだぞ!」
承太郎「フラミンゴが飛ぶとこなんて初めて見たぜ!」
勝ったッ! ラバーソール戦完!
-
- 68 : 2015/05/10(日) 17:36:07 :
- 【VS
皇帝 のホル・ホースと吊られた男 のJ・ガイル】
~ レストラン ~
ポルナレフ「……ジョースターさん」
ジョセフ「おお、ポルナレフ。トイレから戻ったか。じゃが顔色が優れんようじゃな。どうした?」
ポルナレフ「……いたんだよ」
アヴドゥル「いた? いたとは、何の話だ」
ポルナレフ「便器の中に……豚がいたんだよ。ここで出してる豚のエサはそういう事らしい……」
ジョセフ「……そうか」
アヴドゥル「……豚肉は控えましょう、ジョースターさん」
花京院「……賛成です」
-
- 69 : 2015/05/10(日) 17:49:54 :
- ポルナレフ「あとついでに、鏡の中だけに見えるスタンドに襲われたぜ」
ジョセフ「そうか……」
承太郎「そんな事より肉食いたいぜ!」
アヴドゥル「ポークはさっき聞いた通りだからここはチキンにしましょう」
ポルナレフ「じゃあせっかくだしチキンカレー食おうぜ」
花京院「流していいんですか今の話題」
-
- 70 : 2015/05/10(日) 18:51:26 :
- ~ レストランの外 ~
ポルナレフ「さて、じゃあおれはここで別行動させてもらうぜ」
花京院「何故……?」
ポルナレフ「おれの目的の野郎が近くにいる事が分かったんだ! こっちから打って出てやる!」
ジョセフ「なるほどな……まあいいじゃろ」
アヴドゥル「まあいいでしょう」
承太郎「まあいいぜ」
花京院「じゃあいいという事で」
ポルナレフ「またこの流れ?」
-
- 71 : 2015/05/10(日) 18:52:23 :
- いいんかいwww
-
- 72 : 2015/05/10(日) 19:29:49 :
- ~ どこかの路地 ~
カウボーイ風の男「“銃は剣より強し”……ンッンー、名言だなこれは」
ポルナレフ「なんだその服……」
カウボーイ風の男「いやお前に言われたくはねーぜ」
-
- 73 : 2015/05/10(日) 19:47:37 :
- ポルナレフ「で、誰だ? てめーは」
ホル・ホース「ホル・ホース……おれの名前だぜ。皇帝 のカードを暗示するスタンド使いってわけよォ」
ポルナレフ「なんだ……吊られた男じゃねえのか……」
ホル・ホース「吊られた男 のJ・ガイルの旦那なら一緒に来たぜ」
ポルナレフ「マジかよ。どこにいるんだ?」
ホル・ホース「それこそいう必要のねー事だ。何故ならおめーはここで……このおれに始末されるんだからな!皇帝 !」(メギャン
ポルナレフ「銃だと……!」
ホル・ホース「“銃は剣より強し”! おれのスタンドはハジキだ! おめーより強いって事だぜ!」
ポルナレフ「ふん! 銃弾くらい簡単に斬り裂いてやる! チャリオッツ! ……何ッ!? 銃弾の軌道が……!」
ホル・ホース「甘く見たな、ポルナレフ! 銃弾もスタンドの一部! そこんとこを考えなかったお前の負けだ!」
アヴドゥル「ポルナレフ、危ないッ!」
-
- 74 : 2015/05/10(日) 19:50:25 :
- ポルナレフ「くっ……弾き飛ばされたおかげで助かったぜ……アヴドゥ……ル……?」
アヴドゥル「どうかしたか?」
ポルナレフ「どうかするわッ! 片手にカレー持って参上してんじゃねーよ!」
アヴドゥル「だって旨いんだ。仕方ないじゃあないか」
ポルナレフ「それなら仕方ないな」
ホル・ホース「仕方ないのか」
-
- 75 : 2015/05/10(日) 19:53:48 :
- アヴドゥル「いけない、そんな話をしている場合じゃあないッ! 弾丸が戻ってくるぞ!」
ポルナレフ「あ、アヴドゥル!?」
アヴドゥル「焼き尽くしてくれる!魔術師の赤 !」
瞬間、水たまりの中に吊られた男 の姿が映り込み、アヴドゥルの背中をナイフで刺した!
アヴドゥル「……!? グ……ッ!」(ボゴォ
ポルナレフ「あ……アヴドゥルー!?」
-
- 76 : 2015/05/10(日) 19:55:51 :
- ポルナレフ「くそ、よくも……よくもアヴドゥルをーッ!」
花京院「メロンソーダSPLASH!」
ポルナレフ「うげえッ!?」
ホル・ホース「なんか炭酸飲料みたいでうまそう。……ってそうじゃなくて、あの花京院とやら! ポルナレフを弾き飛ばして連れ去りやがった! やりおるぜ!」
-
- 77 : 2015/05/10(日) 19:58:36 :
- ~ 車の中 ~
ポルナレフ「か……花京院……」
花京院「アヴドゥルさんの事は把握しています。……ですが頭に血がのぼった今の状況で闘うのは愚策だ、ポルナレフ」
ポルナレフ「……ああ、分かってる」
花京院「ホントに分かってるのですか?」
ポルナレフ「ああ」
花京院「当て身」
ポルナレフ「ぐはあ!?」
花京院「それは仲直りの握手の代わりだ」
ポルナレフ「当て身が!?」
-
- 78 : 2015/05/10(日) 20:00:56 :
- ポルナレフ「けどよ……ホル・ホースは何とかなるにしても、あの鏡のスタンド……奴とはどうやって戦えばいいんだ? 鏡の中だけに存在して、鏡の世界から攻撃してくる! こっちの攻撃は一切通用しねえんだ」
花京院「ポルナレフ……さっきからしきりに鏡の中だとか鏡の世界だとか言ってますが、鏡に中の世界なんてありませんよ。ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから」
イルーゾォ「せやな」
花京院「誰ですか今の」
-
- 79 : 2015/05/10(日) 20:05:07 :
- ドンッ!
花京院「し……しまった!」
ポルナレフ「な、何だ今の衝撃は! どうした花京院!?」
花京院「何か轢いてしまったらしい……確認してみよ……う……こ、これは! 両右手の男だ!」
ポルナレフ「“事故死”か……。ヤツの最期は“事故死”……」
花京院「だいぶ未来から台詞引っ張ってこないでください」
-
- 80 : 2015/05/10(日) 20:09:40 :
- ~ どっかの路地 ~
ホル・ホース「追いついたぜ!」
花京院「あっ」
ポルナレフ「あっ」
ホル・ホース「へへっ、J・ガイルの旦那よォ! おれ達のコンビネーション、見せてやろうぜ!」
花京院「映るものをまき散らしてますね……」
ホル・ホース「なあ、聞いてるのかい……J・ガイルの旦那よォ!」
ポルナレフ「いいや! 奴ならもう聞いてねえぜ」
ホル・ホース「何ッ!」
ポルナレフ「何故ならそれは花京院がッ!」
花京院「J・ガイル轢いちゃいました」
ホル・ホース「そんな甘栗剥いちゃいましたみたいに言われても」
-
- 81 : 2015/05/10(日) 20:19:40 :
- ポルナレフ「そして奴は今とっても忙しい! 何故ならッ!」
花京院「一命を取り留めはしたが……バクシーシの群れに掴まってみんなにバクシーシしてましたからねバクシーシ」
ポルナレフ「そういう事バクシーシ」
ホル・ホース「そんな語尾みたいにバクシーシ言われても」
-
- 82 : 2015/05/10(日) 20:24:35 :
- 花京院「さあッ! 残るはこれでお前だけだ。覚悟しろ、ホル・ホースッ!」
ホル・ホース「やべえ! こいつはかなわんぜ!」
ポルナレフ「あッ! 逃げやがった!」
ホル・ホース「おれ一人じゃ完璧不利! おれは誰かとコンビを組んではじめて実力を発揮するタイプだからな……。“一番よりNo2”! これがホル・ホースの人生哲学! モンクあっか!」
ホル・ホースが角を曲がろうとした瞬間、何者かに殴り飛ばされた!
ホル・ホース「グピィーッ!」
ポルナレフ「あ……ああッ! お前は!」
アヴドゥル「YES, I AM!」
花京院「えっ」
-
- 83 : 2015/05/10(日) 20:28:31 :
- ポルナレフ「あ、アヴドゥル! なんでおめーがッ!」
アヴドゥル「ホル・ホースの弾丸はわたしの皮フと頭蓋骨をちょっぴりけずりとってかすめていっただけで、脳まで達する致命傷ではなかったのだ……。完全に気は失ったがな」
花京院「えっ、早いですというより、これどうするんですか」
-
- 84 : 2015/05/10(日) 20:35:03 :
- 承太郎「とりあえず、その男はどうする?」
ジョセフ「生きておったとはいえ、アヴドゥルは危うく殺されそうになったんじゃ」
ポルナレフ「今ここで倒してやるぜ!」
女性「お逃げください、ホル・ホース様ッ!」
ポルナレフ「な、おい、誰だアンタ!? 離せ!」
承太郎「ホル・ホースの奴、逃げちまったぜ!」
花京院「また奴とは戦う事になるんでしょうか……」
ジョセフ「仕方ないのう。じゃあ行くとするかの」
女性「えっ」
ポルナレフ「ん?」
女性「まだ怪我してないんですけど」
承太郎「何よりじゃあねえか!」
花京院(まだ、って何のことでしょうか……突っ込んだ方がいいんでしょうか……)
ジョセフ「それじゃあお若いレディ。我々は先を急ぐのでな。さらばじゃッ!」
女性「えっ、えっ、えっ」
勝ったッ! ホル・ホースとJ・ガイル戦完! &ネーナ戦カット!
-
- 85 : 2015/05/10(日) 20:50:41 :
- 【VS
運命の車輪 のズィー・ズィー】
承太郎「突然だが花京院」
花京院「なんだい、JOJO」
承太郎「相撲は好きか?」
花京院「ええ、好きですよ」
アヴドゥル「全身に油塗りたくるアレか」
承太郎「それはトルコ相撲だぜ!」
-
- 86 : 2015/05/15(金) 19:07:21 :
- ジョセフ「それで、相撲がどうかしたのか、承太郎」
承太郎「いや、後ろから関取のような車が走ってきてるんでな」
花京院「えっ」
後ろを向くと、巨大な関取の足の裏にキャタピラの付いた異様な乗用車が走っていた!
花京院「いや、何あれ」
-
- 87 : 2015/05/15(金) 19:11:46 :
- ポルナレフ「あんな形状、車じゃああり得ねーぜ!」
ラジオ『……車輪 』
ジョセフ「ん? なんじゃ?」
ラジオ『運命の車輪 』……」
アヴドゥル「ホ……運命の車輪 だとおッ!?」
承太郎「知ってるのかアヴドゥル!」
アヴドゥル「いや全く」
花京院「じゃあ黙っててくださいよ……ただでさえ今アヴドゥルさんがいるのややこしいんですから……」
-
- 88 : 2015/05/15(金) 19:17:31 :
- ラジオ『あり得ない事は無いッ! それは……スタンドだからだ!』
ポルナレフ「にゃにぃッ!? あの珍妙な車(?)がスタンドだとッ!」
花京院「なんかすっごく認めたくないんですけど……」
ラジオ『おれの最初の攻撃……それは……トラックとの正面衝突だッ!』
花京院「そんな『ロードローラーだッ!』みたいに言われても」
ポルナレフ「突っ込んでる場合じゃあねえぜ、花京院! マジにトラックが前から!」
花京院「何だって!?」
ポルナレフ「ただしミニカーの」
花京院「…………」
-
- 89 : 2015/05/15(金) 21:10:50 :
- アヴドゥル「……む?」
ジョセフ「どうした、アヴドゥル?」
アヴドゥル「後ろの関取が消えている……」
承太郎「マジだぜ!」
ポルナレフ「どこ行ったんだあ?」
花京院「ラジオの反応も消えましたね……」
ジョセフ「ううむ、何がしたかったのか分からんが……ひとまずやり過ごせたという事かの」
承太郎「そんな事より、あんなところに茶屋があるぜ」
ポルナレフ「おっ、入ってみるか。ちょっと喉も乾いたしな」
-
- 90 : 2015/05/21(木) 22:42:18 :
- あれですかwwwwwwwwww相撲の話もう進んでるんですねわかりますwww
期待!www
-
- 91 : 2016/08/06(土) 00:07:31 :
- 何これ面白www
-
- 92 : 2017/05/05(金) 23:28:26 :
- 書かねえんなら執筆終了しろ
-
- 93 : 2018/12/01(土) 13:33:38 :
- 書いてくれぇ((((´;ω;`)ウゥゥ
-
- 94 : 2020/10/27(火) 14:22:50 :
- http://www.ssnote.net/users/homo
↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
今回は誠にすみませんでした。
13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
>>12
みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
私自身の謝罪を忘れていました。すいません
改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
本当に今回はすみませんでした。
⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ごめんなさい。
58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ずっとここ見てました。
怖くて怖くてたまらないんです。
61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
お願いです、やめてください。
65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
元はといえば私の責任なんです。
お願いです、許してください
67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
アカウントは消します。サブ垢もです。
もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
どうかお許しください…
68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
これは嘘じゃないです。
本当にお願いします…
79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ホントにやめてください…お願いします…
85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
それに関しては本当に申し訳ありません。
若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
お願いですから今回だけはお慈悲をください
89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
もう二度としませんから…
お願いです、許してください…
5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
本当に申し訳ございませんでした。
元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
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