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• ジョジョの奇妙な冒険
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1. 1 : セランネ : 2016/01/16(土) 00:21:46

   康一「やっぱり…優勝決定戦となると熱気が違うな～～ァ…」
   
   康一「ねぇ！露伴先生！」
   
   露伴「あ、ああ…そうだな…」
   
   康一「？…どうかしたんですか？」
   
   露伴「あ、いや（少し神経質になりすぎか……）なんでもないんだ……それより康一君、そろそろ売店にでも行こうぜ。夕飯まだだろ？」
   
   康一「そうですねぇー、早くしないと試合始まっちゃいますしね～ェ」
   
   康一「…」
   
   康一「…僕、野球球場の売店って好きなんですよね～～～ェ、たいして美味いってわけじゃあないけど、何か『特別感』があるんだよな～～……」
   
   康一「露伴先生何食べます？カレーですか？ラーメンですか？それとも牛丼ですか？僕は何にしようかなーッ」
   
   康一「全部でも……いいかな～…お小遣い半分は無くなっちゃうけど…今日は奮発してもいいかもな～ァ」
   
   康一「うへへ、うへうへ、うへへへ…」
   
   露伴「………」
   
   露伴「こ、康一君にこんな一面があったとは…」
   
   露伴「承太郎さんじゃあないが………や、やれやれだぜ…」
   
   
   
   
   
   岸辺露伴、プロ野球観戦に行く
   
   　　　　　コールドプレイ―②

2. 2 : セランネ : 2016/01/16(土) 00:22:08

   
   
   
   康一「もうすぐ試合始まりますね！楽しみだな～～ァ」
   
   康一「そうだ！僕ユニフォーム持ってきたんですよねーッ ほら、これです！エークルスの抑えの望月選手のユニフォーム！！かっこいいですよね～～ェ、望月選手！今年のセーブ王ですよッ！さすがだなァ」
   
   露伴「へぇ、康一君もやっぱりそういうの持ってるんだなァ…でも確か望月選手は昨日…」
   
   「あの～」
   
   
   露伴康一「ん？」
   
   隣の席の女「あの～…すいません、それってぇ…」
   
   女「望月…選手のユニフォームですよねぇ…うん、私の見間違えじゃなかったらそうですよねぇ…ファン……なんですか？」
   
   康一「あ、はい……もしかして、貴女も？」
   
   女「はいーィ！そうなんですよォ～～！！彼かっこいいですよねぇ……決め球は必ず１５０キロ台のストレート！！ホント…痺れますよねぇ」
   
   康一「ですよね！ですよね！わかります！！今日の試合も彼が締めてくれると信じてるんですよ！いいやッ！絶対に彼が締めてくれますよ！！ファンなら信じて疑いませんよ！」

3. 3 : セランネ : 2016/01/16(土) 00:22:22

   女「………あれ、知らないんですか？もしかして…知らないんですか～～～ァ？」
   
   康一「へ？」
   
   露伴「康一君、君ホントに知らないのか？ケガだよ、ケガ。昨日の試合終了後に望月選手のケガが発覚したんだ。朝のニューズでやってたぜ？見てないのか？」
   
   康一「し、知らなかった…」
   
   露伴「君…ホントに望月選手のファンなのかァ？」
   
   康一「い、いやー…これじゃあ望月ファン失格です……ね…」ｸﾗｯ
   
   康一「（あれ…めまいが…）おわっ」ﾊﾞｼｬｯ
   
   女「きゃっ」
   
   康一「あ、す、すみません！なんてうっかりしてたんだ！僕はっ！同じ望月ファンの女性に対してジュースをこぼしてしまった！ごめんなさい！本当にごめんなさい！すぐ拭くのでッ！すみませんッ！」
   
   女「…」
   
   女「いえ…いいんです…」
   
   女「…全然…気にしないで…ください………それより…」
   
   女「あなたこそ大丈夫ですか？ジュースをこぼす時、様子が変でしたが…」
   
   露伴「…？」
   
   康一「あ、ちょっとめまいが…寝不足かなあ？昨日楽しみで眠れなかったんですよね……あ、いえ、言い訳とかじゃあないんですッ！！すいませ……」ｸﾗｯ
   
   康一「あれっ…まためまいが…」
   
   露伴「！おいおい、ホントに大丈夫かァ？康一君」
   
   康一「うーん…熱でもあるのかな…」
   
   露伴「確か球場内に救護室みたいなとこがあったんじゃあないか？一旦そこに行って、休ませてもら…」
   
   女「あ！試合が始まりますよ！」
   
   露伴康一「お、ホントだ」ｸﾙｯ
   
   
   
   『プレイボール！』

4. 4 : セランネ : 2016/01/16(土) 00:22:43

   
   
   『３回表！！エークルスの攻撃！！』
   
   
   『２死満塁のチャンス！バッターは４番笹内！！』
   
   
   康一（……なんかさっきよりしんどくなってきた気がするなァ…）
   
   女「チャンス！チャンスですよォ！いけェェェ！笹内ーーィ！！」
   
   康一（しかしッ！しんどくてもッ！応援せずにはいられないッ！）
   
   康一「打てェェェ！笹内ーーィ！」
   
   露伴「康一君、どーせエークルスは負けるんだから、応援なんて無駄だぜ」
   
   康一「そんなのわかんないですよ！それに応援するかしないかは人の自由じゃないですかァーー！」
   
   露伴「ふん……」
   
   康一「笹内なら絶対打ちますよ！こんないい場面で打たないなんて…」
   
   
   ｷﾝｯ
   
   
   女「…」
   
   露伴「…」
   
   康一「…ありゃ…」
   
   
   『サードフライッ！アウトッ！』

5. 5 : セランネ : 2016/01/16(土) 00:23:21

   康一「……ま、まあまだ３回ですし…」
   
   女「ですねぇ」
   
   康一「次は打ってくれ……る……」
   
   露伴「ん？どうした？」
   
   康一「あ……いや………」
   
   康一「ちょ、ちょっとトイレ行ってきますね……」ﾌﾗｯ
   
   露伴「？」
   
   露伴「やっぱり調子悪いんじゃあないのか？」
   
   女「…」
   
   
   
   
   ―トイレ―
   
   
   康一「…はぁ……はぁ…」
   
   康一（や、やばい……本当に熱があるんじゃあないか？）
   
   康一（一体どうしたんだ～～～…僕は！！）
   
   
   To Be Continued…

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