この作品は執筆を終了しています。
アルミン「誕生日だね?」 ミカサ「ドッキリ仕掛ける!」 *転生パロ ~エレン誕生日記念~
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- 1 : 2015/03/26(木) 18:19:38 :
- 「女の子に生まれちゃったアルミン *転生パロ」シリーズの作品の一つです。
http://www.ssnote.net/series/1954
上手くいかなくて、二作ほど消してしまったことをお許しください。申し訳ありません。(このシリーズこれで消したのが累計5つ目に・・・・・・はぁ。)
今回はエレンの誕生日が近いので、エレンにドッキリを企むアルミンのお話です。
女の子のアルミンは結構わがままですので、計算ずくで周りを気ままに振り回す彼女は書いていて楽しいです。(上手くいかなくてボツも多いのですが・・・・・・。)
今回はドタバタ劇にしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
かなり話の筋変えました。重ね重ね申し訳ありません。思い付きで書くから・・・・・・はぁ。
*注意
アルミンが女の子に転生してしまっています。
エレンとアルミンは付き合っています。
エレン、アルミン、ミカサには前世の記憶があります。
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- 2 : 2015/03/26(木) 18:29:52 :
- 寒さがようやく和らぎ、日も伸びてきた三月末のころ・・・・・・。
この時期は私にとっても、楽しみな時期だ。
なぜ? 決まっている。幼馴染のエレンの誕生日が近いから。
ので、今日は街に出かけてプレゼントを買いに行こう・・・・・・と思った矢先、私は声をかけられた。
ゲスミン「ミッカサ~♪ 相談があるんだけどさ、聞いてもらってもい~い?」ニコニコ
笑顔が黒く輝くアルミン。
ミカサ「別に構わない。どうしたの?」
ゲスミン「実はね・・・・・・エレンの誕生日にドッキリをしかけたいと思うんだ♪」
・・・・・・普通だったら面白そうと思うだろう。でも、相手はあの策士アルミンだ。しかも、今回はしょっぱなからゲスミンモード全開ときた。
何かきっととんでもない計画を企んでるに違いない。
・・・・・・嫌な予感がする。もうすでに胃が痛い・・・・・・。
ミカサ「分かった。それで、どんな計画なの?」
ゲスミン「ふふふ、実はね―――――――
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- 3 : 2015/03/26(木) 18:31:33 :
- 期待・・・・二ヤリ
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- 4 : 2015/03/26(木) 18:40:18 :
- ゲスミン「期待ありがとね♪」ニヤリ
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- 5 : 2015/03/26(木) 19:04:36 :
3月30日
エレン「どわあああぁあぁぁぁあああ!!!」
しまったああぁあぁぁあ!!! アルミンとのデートなのに寝坊したああああぁぁあぁああ!!!
時計を見ると既に9時、確か待ち合わせの時間って・・・・・・9時。
エレン「うん、落ち着こうか。ゆっくり支度しような。」
目覚まし時計はなぜか止まってた。寝ぼけて止めちまったのか?
とりあえず着替えて、髪を整えてから出ていくことにした。
春の陽気なのでジーンズにブーツにトレンチコート、それにストール。よし、これでばっちりだろ?
カルラ「あら? 今日は気合が入ってるわね?」
エレン「アルミンとのデートだからな。」フンフ~ン♪
カルラ「ふふ、気を付けて行ってくるのよw」←仕掛け人(目覚まし止めましたw)
エレン「おう、行ってきま~す!」ダッ
さて、アルミンがどんな顔して待ってるか・・・・・・とりあえず考えないでおくか・・・・・・。
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- 6 : 2015/03/26(木) 19:32:06 :
それから何分か後のことである。
ゲスミン「遅かったね~? エ レ ン ?」ゴゴゴゴゴ・・・
何だろう・・・・・・久しぶりに背後に般若面を見た気がする。
エレン「オレ・・・・・・遅れたくなかった・・・・・・でも・・・・・・目覚ましが・・・・・・止まってて・・・・・・。」ウルウル
アルミン「!!!」キュン!(あれ、私の怒りの演技が?)
エレン「ごめん・・・・・・なさい・・・・・・。」ウルウル
アルミン「いいよ、エレン♪ 今日は一緒にいっぱい楽しもうよ! ね?」(あれ、うまくのせられないなぁ? いつもならたくさん奢らせる約束するのに・・・・・・。)
エレン「う・・・・・・うん!」パァァァァッ!
アルミン「じゃあ行こっか?」エレンノテニギル
エレン「ああ、行こうぜ、アルミン!」ヤッパリヒッパッテク
アルミン「ちょ、ちょっと待ってよぉ!」(う~ん、いつもと違うなぁ。)
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- 7 : 2015/03/26(木) 19:32:18 :
- おう
カルラ・・・腹黒いなw
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- 8 : 2015/03/26(木) 19:37:54 :
- そうですね。
でも元締めは当然彼女ですw
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- 9 : 2015/03/26(木) 21:07:27 :
- う~ん、ドッキリの第一段階は不発に終わってしまった。
いつもだったらエレンが慌てふためくはずなんだけど・・・・・・。
仕方がない・・・・・・次の作戦だね。
エレン「で、お前はどこか行きたいところはあるのか?」
アルミン「う~ん・・・・・・今日は服を見に行きたいんだ。」
エレン「お、良いぜ・・・・・・じゃあクロルバ・アウトレットモールでいいか?」
アルミン「うん、行こうよ、エレン。」
計算通りかな・・・・・・今回アウトレットモールに全面協力してもらって、ドッキリをかなりたくさん仕掛けたからね。
まさにビックリ箱状態・・・・・・ふふふふふwww
エレン「? どうした、アルミン?」
アルミン「何でもないよ? エレン。」
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- 10 : 2015/03/27(金) 12:11:37 :
~クロルバ・アウトレットモール~
今日は平日だったので、クロルバ・アウトレットモールは比較的すいていた。
うん、ドッキリをしかけるには絶好のロケーションというわけだ。
勿論、これから出てくる登場人物たちは、全員が仕掛け人。
ゲスミン「楽しみにしててね♪」
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- 11 : 2015/03/27(金) 12:14:12 :
アルミン「ねぇ、エレン?」
エレン「何だよ? アルミン?」
アルミン「これから私、下着見に行きたいんだけど、一緒に見てくれない?」
エレン「おう、いいぜ・・・・・・えっ!?」ドキンッ!
チョ、ちょっと待てよアルミン!? 俺男だぞ!? 俺絶対変な気起こすって!?
アルミン「ダメ・・・・・・だよね?」
エレン「え、いや、その//////」
アルミン「ふふ、大丈夫だよ、エレン。一人で選んでくるからさ。」ニコッ
エレン「いや、一緒に行くよ!//////」
アルミン「エ、エレン//////」
エレン(決めたぜアルミン・・・・・・今日は久しぶりにお前を抱くわ。)
ゲスミン(チョロいな。)
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- 12 : 2015/03/27(金) 12:14:54 :
こうして俺は、ランジェリーショップに入ることになったんだが・・・・・・。
エレン(ふおおおおおおおお!!!!)
目のやり場に困るどころのレベルじゃねえよ!?
あいつ前世男だったんだよな!? なんであいつ冷静でいられんだよ!?
あっ、あの下着・・・・・・アルミンが身に付けたら・・・・・・てうわあああああ!!!!
エレン「」プシュウウウウウウ・・・・・・
アルミン「ねえエレン? この下着なんだけど、どうかなあ?」
手に持ってるのはリボンのついた白い・・・・・・おああああ!!!
エレン「い、いいんじゃねえかな・・・・・・//////」カァァァァッ
アルミン「ふふ、エレンッたら、純情なんだから。」フフフ
エレン「う、うるせえよ! 早く会計に行くぞ!」バッ
下着をひったくり、会計へ急ぐエレン。
やべえ、ここにこれ以上いたら、俺はもう正気を保てねえ!!!
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- 13 : 2015/03/27(金) 12:15:47 :
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クリスタ「あれ、エレン!?」
ユミル「こんなところで何してんだ?」
エレン「えっ!?」
ヤバイ!!! こんなところで!!!
クリスタ「何もってるの!?」
エレン「いや、これは・・・・・・アルミンの・・・・・・ていねえ!?」
しまった! 恥ずかしさのあまり、アルミン置いてきちまった!!!
ユミル「へぇ、お前そんな趣味があったのか。」ニヤニヤ
エレン「ばか、ちげえよ! 女装趣味なんてこれっぽっちもねえよ!」
ユミル「誰も女装だなんて言ってないんだけどなぁ?」ニヤニヤ
ぬああああああああ!!!!!
クリスタ「だ、大丈夫だよ? エレン? 誰にも言わないからね? 趣味は人それぞれだし。」
エレン「ご、誤解だって!? 俺はアルミンと一緒に・・・・・・。」
アルミン「もう、置いてかないでよ~!」プンスカ
クリスタ「あ、アルミン。」
アルミン「あ、クリスタにユミル。君たちも来てたんだね?」
ユミル「ああ、クリスタの下着選びに来たんだよ。そしたらエレンの奴、自分の下着買いに来てたんだぜw」
エレン「だから誤解だって言ってんだろ!!??」
店中の視線を独占するエレン。
エレン「あ・・・・・・スイマセン・・・・・・お会計お願いします・・・・・・。」
人生初のランジェリーショップで大恥をかいた揚句、俺はアルミンの下着を購入した。
店員「100ユーロになります。」
エレン「高っか!!!」
・・・・・・高額商品なのは、もはやお約束だ。
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- 14 : 2015/03/27(金) 14:23:19 :
エレン「いやもうホント・・・・・・散々だったなぁ・・・・・・。」
あの後アルミンが話してくれて、何とかクリスタとユミルの誤解を解いてくれたんだけど。
アルミン「そろそろお腹がすいてきたね。今日は私が奢るからさ、一緒にあそこ入ろうよ!」
そう言ってアルミンが指さしたのは、最近になってできたスター○ックスコーヒーだった。
勿論、出来たばっかりだから入店するのは初めてだ。
アルミン「じゃあ、好きなのを注文してね、エレン♪」
待て待て待て、いきなり言われても俺メニュー分からねえよ!
何だよキャラメルマキアートって!? 何だよトールサイズって!?
Sの次はMじゃねえのかよ!?
エレン「おいおい、初めての店だから、全然わかんねえんだけど・・・・・・。」
アルミン「ごめんエレン、私も初めてなんだよね(大嘘)。店員さんに聞いてみるといいと思うな。」
エレン「だよな・・・・・・スイマセ~ン。」
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- 15 : 2015/03/27(金) 14:25:43 :
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ジャン「はい、ってなんでお前がこんなとこに居んだよ!?」←バイト中のふりして仕掛け人
エレン「はぁ!? こっちのセリフだ!!! なんでここで働いてんだよ馬面!?」
ジャン「馬面は余計だこの死に急ぎ野郎が!?」
エレン「ちっ、注文について聞きたいことがあるんですけど?」
ジャン「舌打ちしただろ!? まぁ頭を下げりゃ教えてやらんでもねえがな。」
エレン「はぁ!? なんでお前なんかに頭下げなくちゃならねえんだよ!?」
ジャン「じゃあご注文をお願いします。」
エレン「く、ドリップコーヒーの・・・・・・ベンティ?サイズを下さい。」(一番でかいサイズでは一番安いし。)
ジャン「かしこまりました。6ユーロになります。」つベンティサイズ
エレン「!!! でけえな!?」
ジャン「まあ頑張って飲めよwww」
エレン「はぁ!? 言われなくったって飲んでやるよ!!!」
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- 16 : 2015/03/27(金) 14:26:22 :
くっそ~、ジャンの奴、俺のことバカにしやがって!!!
ゴクゴク・・・・・・
エレン「ブーーーーッ!!!」
アルミン「うわああああッ!!!」
にっげーーーーー!!! 俺ブラックコーヒー駄目なんだよ!!!! クッソ、知らなかったばっかりに!!!
アルミン「・・・・・・。」ゴゴゴゴゴ・・・
エレン「はっ!!!」ガクガクブルブル
やべ、噴出したコーヒーがアルミンに・・・・・・白のワンピースを汚しちまった!!!
ゲスミン「エレ~ン? 私、楽しみにしてていいよね?」ニコッ
頼むからその笑顔は止めてくれ!!! ゲスすぎて作者から修正入れられたその顔は怖すぎる!!!
ゲスミン「一体、どう落とし前をつけてくれるのかな?」ニコニコ
エレン「ご、ごめんなさい・・・・・・。」
結局俺は、アルミンの服一式をお買い上げすることになった。
アルミン「まあ、当然だよね?」
エレン「・・・・・・ハイ。」シュン
なんでだろう・・・・・・アルミンとのデートになると、いつも出費がすごい気がする。
アルミン(それにしても今回は私も巻き込まれている気が・・・・・・仕掛け人が巻き込まれるってどういうことなんだろう?)
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- 17 : 2015/03/27(金) 19:27:39 :
- さて、散々な昼食を取った後、俺たちはアルミンの洋服を買いにラルフローレンに入った。
・・・・・・なぁアルミン、これってもう全力で高いの買いに行くつもりだよな!?
アルミン「う~ん、なにがいいかなぁ?」
真剣に悩みだしたアルミン・・・・・・てあれっ!? ここメンズだぞ!?
アルミン「エレンって意外とシックな服が似合いそうだよね・・・・・・。」
エレン「えっ!? 俺の服を選んでくれてんのか?」
アルミン「うん! 驚いた?」
エレン「おいおい、お前の服を選ぶのが先だろ!? 一応汚しちまったんだし。」
アルミン「まあね・・・・・・でもエレンのストールで何とか隠せてるから・・・・・・。今日は私がエレンに買ってあげるね♡」
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- 18 : 2015/03/27(金) 19:30:46 :
つい嬉しくなって一緒に服を見て回ってると、これからの季節にピッタリそうなシャツを見つけた。
ボタンのところに黒いラインの入った、モノトーンを基調としたシックなシャツ。
アルミン「ちょっと待ってね・・・・・・今取るからさ・・・・・・。」
そういうとアルミンは下に置いてあった足場に上ってシャツを取ろうとした。
ガコンッ!
アルミン「うわぁ!!!」
エレン「おわぁ!!!」
ドンガラガッシャ~ン!!!
アルミン「いてて・・・・・・何で足場が崩れたの・・・・・・って!!??」
エレン「アルミン・・・・・・お前・・・・・・///////」
アルミン「ワーーーーーーーッ!!!//////」
何で私エレンに床ドンしてるの!?
「ねぇママ、あの人たち何してるの?」
「見ちゃいけません! 坊やにはまだ早いわ。」
エレン「と、とりあえずアルミンの服を見に行こうぜ//////」
アルミン「う、うん///////」
うう、こんなところで床ドンなんて・・・・・・完全に計算外だよ!
サシャ「ふふふ・・・・・・上手くいきましたねw」←仕掛け人
コニー「折角だから派手に驚いてもらおうぜw」←仕掛け人
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- 19 : 2015/03/27(金) 19:33:37 :
- 期待しています!
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- 20 : 2015/03/28(土) 12:50:01 :
- 期待ありがとうございます!
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- 21 : 2015/03/28(土) 12:50:08 :
さて、エレンと私の分の服も買ったし、次のドッキリポイントに行こうかな?
少し予定外のことに戸惑ったけど、まあこれはよくある・・・・・・わけじゃないけど偶然起こったことだから仕方ないよね。
エレン「ん!? 何だか向こうが騒がしいな?」
アルミン「あっちのほうだね・・・・・・行ってみよう?」グイッ!
エレン「お、おい! ちょっと待てよ!」
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- 22 : 2015/03/28(土) 12:50:43 :
「冗談じゃない。そんなかっこは出来ないね。」
「いや、君はもっと女の子らしくするべきだよ。」
「あんたこそ、図体ばかりじゃなくて、態度も男らしくするべきだと思うね。」
・・・・・・なんか聞き覚えのある声なんだけど。
アニ「とにかく、その服を着るのはごめんだね。」
ベルトルト「いいじゃないか、一回着てみなよ。」つゴスロリ
何だかもう・・・・・・死ぬほど下らねえ理由で人だかりを作るほどの喧嘩をしてんじゃねえよ・・・・・・。
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- 23 : 2015/03/28(土) 12:52:04 :
-
エレン「・・・・・・なあアルm仲裁しなくちゃ!」
エレン「はぁ!?」
アルミン「二人が喧嘩するなんてよほどのことだよ。私たちが話を聞いてあげないと。」
エレン「ちょっと待て! 死ぬほど下らねえ理由だろうが!?」
アルミン「一体どうしたのさ、二人とも?」
無視かよッ!!!
アニ「!!! アルミン・・・・・・ベルトルトが変なことを言いだしてね。ゴスロリの衣装を着てほしいとか。」
アルミン「ふうん・・・・・・アニ、着てみるといいよ!」
アニ「アルミン!?」
ベルトルト「さすがアルミン!!!」
エレン「お前、何言ってんだよ!?」
アルミン「エレンも着たいって言ってるしさ。」ニヤ
エレン「はぁ!!??」
アニ「なら仕方ないね。」
エレン「どういうこと!?」
ベルトルト「エレン・・・・・・僕はアニのゴスロリ姿がどうしても見たいんだ。勝負は今・・・・・・ここで決める!!!」
エレン「くっ、このうらぎりもんがあああ!!!!」
アルミン(エレンのゴスロリ姿・・・・・・エヘヘ~)
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- 24 : 2015/03/28(土) 12:54:00 :
どうしてこうなった!?
アルミン「うん、とっても似合ってるよ、エレン!」グッ!
ヴィクトリア女王の時代、大英帝国の繁栄のよすがを感じさせる黒のフリルのついたドレス。
エレン「女装なんて・・・・・・趣味じゃねえんだよ・・・・・・。」ウルウル
アルミン「そんなこと言ってるけど君、前科あるからね?」
エレン「えっ!?」
アルミン「バレンタインデーの時に女装して私のチョコづくりを見てたのは誰だっけなぁ?」
エレン「」←ぐうの音も出ない。
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- 25 : 2015/03/28(土) 12:55:04 :
アニ「へえ、アンタ女の子でもイケるんじゃない?」
エレンとは対照的に、白いフリルのついたドレス。
ベルトルト「あ、アニ!?//////」
いつの間にかベルトルトもタキシード姿になっていた。
あれ・・・・・・ここはヴィクトリア朝の舞踏会かなんかだったけか?
ユミル「案外様になってんじゃねえか、エレン。」
エレン「ユミル!?」
クリスタ「なあんだ、やっぱり女装趣味があったのね?」
バッドタイミング過ぎるだろ!?
エレン「だから違うって!!!」
アニ「諦めな・・・・・・その恰好じゃ説得力はゼロだね。」
エレン「チクショウ・・・・・・お前のせいだからな・・・・・・。」ウルウル
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- 26 : 2015/03/28(土) 12:56:05 :
アルミン「折角だからさ、この姿でWデートしない?」
エレン「はぁ!?」
何言ってんだよアルミン!? てかいつの間にお前もゴスロリファッションに着替えたんだよ!? 白を基調とした黒いリボン付きのドレス・・・・・・めっちゃ可愛い・・・・・・じゃなくて!!!
ユミル「あっはっはっはっはっ!!! まぁ楽しんでくるんだな!!!」
クリスタ「大丈夫だよ、お人形さんみたいで可愛いからさ!」グッ
何が大丈夫なんだよ!? ていうかこれじゃあタキシード着てるベルトルトが女の子侍らせてるようにしか見えねえよ!!!
ベルトルト「うん、じゃあ行こうかアニ、エレン、アルミン!」ウキウキ
お前ノリノリか!?
アニ「ベルトルトがそういうなら。」
少しは抵抗しろよ!? なんで今日はそんなしおらしいんだよ!?
アルミン「行こう、エレン?」ニコッ
エレン「ああ、行くか!」
ぐっ・・・・・・俺は、あいつの笑顔に、勝てねえよ!!!
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- 27 : 2015/03/28(土) 22:46:18 :
てなわけで、俺は・・・・・・ゴスロリ・ファッションでアウトレットモールを回ることに(泣)
いやホント、どうしてこうなった!?
アルミン「そう落ち込まないでよ。むしろ楽しもうよ、ね?」ニコッ
「ねえママ、お人形さんみたい。」
「可愛い女の子たちね~。」
「背の高い男の子もかっこいいね。」
「結婚したい。」
もうなんか周りの目線が怖ええよ。つ~か俺まで女の子扱いされてんじゃねえかよ!?
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- 28 : 2015/03/28(土) 22:46:53 :
ん?
ライナー「エレン、結婚しよ。」
エレン「待て待て待て待て、何言ってんだよライナー!?」
周りのモブたちに混じってもお前目立つんだよ!!!
アルミン(計画になかったな、勝手な行動をとりやがって。)「ちょっとライナー、エレンは私のなんだけど。」ムスッ
エレン「そうだぞ・・・・・・じゃなかった、怒んなよアルミン!」
何だかとっても面倒なことになってきた。
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- 29 : 2015/03/28(土) 22:51:22 :
ミーナ「ムフフ、すごい状況ね。」
あ、お前も混じってたのか。
ミーナ「ゴスロリ・ファッションで女装したエレンを巡る恋のバトル。キャ~~~~~!!!」
もう腐女子オーラ全開なんだけど、勘弁してくれよ本当に・・・・・・。
アルミン「いい加減にしてよ!!! エレンは私のって言ってるでしょ!!!」
エレン「アルミンの言う通りだ!!! 目を覚ませ、ライナー!!!」
ライナー「ウホッ!」グイッ!
エレン「なっ!? やめろ! 服が破けちゃうだろうが!?」
アルミン(あっ、気にするところはそこなんだ。ていうか本当はまんざらでもないんだね、女装・・・・・・。)
ライナー「ウホウホ!!!」
エレン「うわああぁぁああぁぁぁあ!!!」
アニ「ふん!!!」ゲシッ!
ライナー「へぶっ!!!」チーン
アルミン「大丈夫!? エレン!?」
エレン「アルミィン!!!」ダキッ!
ライナー怖ええよ!!! てか今日ホントなんて日だよ!?
アルミン「い、いきなり抱き着かないでよ///////」カァァァァッ
ミーナ「うん、女の子同士のハグ、最高のシチュエーションね!!!」ムフーッ!
・・・・・・俺は男だし、アルミンも前世は男なんだけどな。
全く、性別どうなってんだよ!? このss・・・・・・。
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- 30 : 2015/03/28(土) 22:51:59 :
ライナー「」
ベルトルト「・・・・・・自業自得だよ、ライナー。」
アルミン(計画外のことをしてくれたからね。)「これくらいは当然かな。」
エレン「まぁライナーだから仕方ねえな。」フクヲナオス
アルミン(さて、最後の総仕上げかな。)「エレン、ベルトルト、アニ。私もうお腹ぺこぺこ、夕食を食べに行こうよ!」
エレン「おっ、もうそんな時間か・・・・・・行くとするか。」
アルミン「うん!」ギュッ
俺の腕に掴まってくるアルミン。このファッションだと女の子同士が絡んでいるように見える。
・・・・・・なんかもう、女装が恥ずかしくないや!
なぁ・・・・・・俺なんか間違った方向に進んじまってるかな?
きっと・・・・・・気のせい、だと思いたい。
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- 31 : 2015/03/29(日) 12:20:25 :
- すごく×999999999999999999999999、期待しています!こんな神作に気づけなかったことが悔しいです!
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- 32 : 2015/03/29(日) 18:59:42 :
- 期待ありがとうございます!
投下します!
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- 33 : 2015/03/29(日) 19:00:22 :
~レストラン・ヴァリエテ~
エレン「なあ、ここってすっげえ高い店だよな?」
嫌な予感しかしなかったが恐る恐る聞いてみるエレン。
アルミン「すっごく高いね。でも、今日は私に奢らせて。」
エレン「はぁ!? 何でだよ!? 俺が奢るよ!」
アルミン「ふふ、いつも奢らせてばっかで悪いからさ。せめて今日は奢らせてよ、エレン。」
とまぁこんな感じでいかにも恋人らしい気分に浸っていると、ウェイターがやってきた。
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- 34 : 2015/03/29(日) 19:01:06 :
ミカサ「ご注文はお決まりでしょうか?」
エレン「ミカサ!?」
ここまで来るとさすがの俺も察しがつくぞ。
エレン「アルミン・・・・・・お前、何企んでる?」
すると、アルミンが例のゲスイ顔で笑い始めた。
ゲスミン「ご注文は・・・・・・ケーキでお願いします!」
ミカサ「お待たせいたしました。ケーキです。」
次の瞬間、顔面にケーキが飛んできた。
エレン「へぶっ!!!」
その瞬間、レストラン中から笑い声の洪水が起こった。
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- 35 : 2015/03/29(日) 19:02:07 :
エレン「ミカサッ・・・・・・てめ・・・・・・何しやがん・・・・・・ん!?」
ジャン「ははははは、こりゃ見ものだったなwww」
エレン「はっ!?」
コニー「エレンwww」
アニ「・・・・・・クスッ」
ベルトルト「気が付いていなかったんだねwww」
エレン「あれっ!?」
サシャ「顔がホイップクリームだらけですよwww」
ライナー「もったいねえなwww」
エレン「お前らまさかッ!?」
ユミル「ダハハハハハッwww」
クリスタ「流石アルミンねwww」
エレン「全員グルだったのかよッ!!??」
カルラ「あら? 気づくのが遅すぎるわよ?」
エレン「母さんまで!? まさか朝目覚ましが鳴らなかったのって・・・・・・。」
カルラ「そのまさかよ。ねぇ、アルミン?」
アルミン「うん、じゃあみんなで一緒に・・・・・・。」
一同「「「ドッキリ大成功!!!」」」
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- 36 : 2015/03/29(日) 19:02:57 :
エレン「」ポカーン
アルミン「ふふ、どうして私が今日ドッキリを仕組んだか分かる?」
エレン「アルミン、俺なんか悪いことしたかッ!?」アタフタ
アルミン「ふふ、あはははwww」
エレン「へっ!?」
アルミン「エレン、今日は3月30日だよね?」
エレン「あぁ・・・・・・てああ~~~~。」←誕生日を忘れてた
アルミン「せ~のっ!!!」
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- 37 : 2015/03/29(日) 19:05:00 :
一同「「「ハッピ~・バ~スデ~・トゥ~・ユ~♪」」」
「「「ハッピ~・バ~スデ~・トゥ~・ユ~♪」」」
「「「ハッピ~・バ~スデ~♪」」」
アルミン「ディア・エレン~♪」
チュッ♡
一同「「「オ~~~~~ッ!!!」」」
エレン「ア、アルミン!?////////」カァァァァッ
アルミン「///////」クスッ
一同「「「ハッピ~・バ~スデ~・トゥ~・ユ~♪」」」
エレン、誕生日おめでとう!!!
おしまい
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- 38 : 2015/03/29(日) 19:07:14 :
- 以上で終了になります。
二作分も消してしまって今回は最後まで書ききれるか不安でしたが、何とか書ききれました。
期待のコメントもよせていただき、ありがとうございました。
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- 39 : 2015/03/29(日) 23:56:23 :
- 乙です!
このシリーズ大好きです。
次の作品に期待(^-^)
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- 40 : 2015/03/30(月) 11:29:51 :
- コメントありがとうございます。次回作、頑張って構想しますw
ちなみにこのシリーズ、合作も予定していて、「時を超えて」や「救われた命はお前の為に」を書き、ピックアップの常連さんになっているmisoyosiさんがこのシリーズを一作書いてくれる予定になっています。
私も楽しみにしていますので、その時が来ましたらよろしくお願いします!
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