この作品は執筆を終了しています。
104期3月誕生会
-
- 1 : 2015/03/26(木) 00:59:50 :
- 21作目です。
指輪の秘密(http://www.ssnote.net/archives/32937)
の作中で出てきた「26日」のお話です。
上記の作品もですが、
ミカサ「アニ、落とした……」(http://www.ssnote.net/archives/32994)
も見ていただけると話がわかるかと思います。
誤字や脱字などあればご指摘お願いします。
-
- 2 : 2015/03/26(木) 01:05:15 :
- 期待です
-
- 3 : 2015/03/26(木) 04:16:27 :
- 期待
-
- 4 : 2015/03/26(木) 11:05:34 :
- >>2
アルビさん
期待ありがとうございます!
-
- 5 : 2015/03/26(木) 11:05:52 :
- >>3
破壊神木戸さん
期待感謝です、励みになります!
-
- 6 : 2015/03/26(木) 13:11:36 :
- *男子寮
ベルトルト「おはよう……休みなのに皆、早起きだね」
コニー「そりゃあ今日はサプライズパーティーの日だからな!」
エレン「俺は全然サプライズじゃないけどな」
ライナー「しかし今日計画してパーティーを開く、なんてのは無謀じゃないか?」
ジャン「今マルコとアルミンが教官に色々話に行ってるぞ」
-
- 7 : 2015/03/26(木) 14:10:07 :
- ジャン「お、帰ってきたな」
マルコ「全員起きてるね。あまり大きなことはできないし制約もあるけど……食堂の使用許可は降りたよ」
アルミン「残念ながら内装を変えることは禁止みたいだから、料理やプレゼントで頑張ろう!」
コニー「ケチだなー教官」
ベルトルト「まあ当日だし当たり前だよ。むしろよく許可取れたね」
ライナー「2人は成績もいいし無茶しないからな。教官からの信頼があるんだろうよ」
アルミン「それじゃ、食堂に行こう。今なら皆朝食を食べてると思うし話もしやすい」
-
- 8 : 2015/03/26(木) 14:35:32 :
- *食堂
マルコ「ミーナ、ちょっと」
ミーナ「なになに? ……ああ、任せて」
ミーナ「アニ、エレン! 対人格闘の成績悪くてさ……その、教えて欲しいの」
エレン「おう、いいぞ」
アニ「休日なんだから休ませてよ」
ミーナ「お願い、甘いものあげるから!」
アニ「……まあ付き合ってあげるよ」
エレン「お前ちょろいな」
ミーナ「食べ終わったら早速お願いしますっ!」
-
- 9 : 2015/03/26(木) 15:35:30 :
- ジャン「ミーナの奴うまく撒いたみたいだな」
マルコ「それぞれの役割はこの紙にまとめたから、目を通しておいてね」
クリスタ「私とユミルはアニのプレゼント係だよね、任せて!」
ユミル「ああ、やるもんは決めてるしな。あとは買いに行くだけだ」
アルミン「僕らはエレンへのプレゼントだね」
ミカサ「エレンのため、良いものを選ぼう」
-
- 10 : 2015/03/26(木) 18:36:25 :
- コニー「俺とサシャは……料理係?」
サシャ「おおっ! いい響きですね」
ベルトルト「2人の見張り兼ケーキ作りが僕たちだね」
ライナー「おいサシャ、作るんだからな。食うんじゃないぞ?」
サシャ「え、あ、まあはい料理得意なんで……」
ベルトルト「露骨にテンション下がったね」
-
- 11 : 2015/03/26(木) 19:31:50 :
- ジャン「俺らのこれ、なんだ?」
マルコ「そうそう、僕らはエレンとアニに踊りを教えるよ」
アルミン「ジャンとマルコは街育ちだし、そういうのも知ってるだろうから……お願いね、ジャン」
ジャン「なんで俺だけ名指しなんだよ! 死に急ぎ野郎に教えるなんてごめんだからな!」
マルコ「じゃあ必然的にアニに教えることになるけど……女性の振り、わかる?」
ジャン「……」
マルコ「僕は母親が振り付け指導してたからわかるよ」
ジャン「だーーー! わかったよエレンに教えりゃいいんだろ!」
アルミン「じゃあ決まり! 皆、良い誕生日会にしようね!」
-
- 12 : 2015/03/26(木) 19:59:32 :
- クリスタ「街に行きますよ、ユミルさん」
ユミル「お、おう。お前らも行くか?」
アルミン「うん、そうだね。行こっかミカサ」
ミカサ「ええ」
-
- 13 : 2015/03/26(木) 21:06:35 :
- クリスタ「2人は何買うか決めてるの?」
アルミン「決めてないから色々見て見る予定だよ」
クリスタ「そっか! 私達はこの先のお店で買うことにしてるからここでお別れだね」
ユミル「日が暮れるまでには戻ってないと間に合わねえからな、遅れんなよ」
ミカサ「わかった。2人も気をつけて」
-
- 14 : 2015/03/26(木) 21:18:05 :
- クリスタ「わあ、やっぱり可愛い! この空間にいるだけで幸せだよ〜」
ユミル「訓練兵になってからなかなかする機会無かったからな」
クリスタ「これアニに似合いそう……でもこれもな……あ、これもいい!」
ユミル「……これは長くなりそうだな」
-
- 15 : 2015/03/26(木) 21:39:29 :
- アルミン「さて、ミカサ。どうする?」
ミカサ「エレン達は踊ると言っていた……エレンの服装は大丈夫だろうか」
アルミン「あ、確かに……じゃあ服にしよっか」
-
- 16 : 2015/03/26(木) 21:56:23 :
- アルミン「マルコの話によると、ゆっくりした踊りみたいだからフォーマルなやつがいいかな」
ミカサ「この黒いスーツなんてエレンに似合うと思う」
アルミン「あ、いいね!」
-
- 17 : 2015/03/26(木) 23:39:38 :
- コニー「使える材料はここにあるものか」
サシャ「……少ないですね。人数分足りますかねぇ」
コニー「任せろ。俺んちは兄弟がたくさんいたからな、量重視の料理は得意だぜ!」
サシャ「本当ですかコニー! じゃあ私はお手伝いしますね。何から……」
ライナー「あっちは大丈夫そうだな。俺らはケーキか」
ベルトルト「材料はあるみたいだね。だったら作れるかな」
ライナー「なあ。アニって苺嫌いだったよな」
ベルトルト「そうなんだよね……かといってスポンジと生クリームだけなのはエレンが可哀想だし」
ライナー「そうだよな。半分苺入りで半分無しにするか!」
ベルトルト「だね!」
-
- 18 : 2015/03/26(木) 23:50:59 :
- マルコ「あ、ミーナおつか……お疲れ様、本当に……」
ミーナ「2人に対人格闘教えてなんて馬鹿だった……痛いっ」
アニ「だから学習しなよ、力の使い方」
エレン「そんなこと言ったってなぁ。いつもアニかライナーばっか相手にしてるから女の子にどうしていいか……」
アニ「と、女の子との話し方を」
エレン「おい……!? いってえ!」
ジャン「はっ、無様な姿だな! ざまあねえぜ」
エレン「はぁ!? やんのか!」
マルコ「ジャン! 喧嘩してる場合じゃないよ」
マルコ「ありがとうミーナ。食堂の方行って休んでていいよ」
ミーナ「うん、そうする……アニ、エレンありがとうね!」
-
- 19 : 2015/03/27(金) 00:07:42 :
- エレン「で、お前らなんの用だよ」
マルコ「2人に教えたいことがあるんだ。ついて来て」
アニ「……私は教わる事なんてないけど」
ジャン「いいや、ある。いいからさっさと来い」
アニ「ホールで何をするつもり?」
マルコ「踊るよ!」
エレン「おど……?」
ジャン「そうだ。お前らには短時間で社交ダンスを覚えてもらう!」
エレン「無理無理無理無理!!!!!!!」
-
- 20 : 2015/03/27(金) 00:28:22 :
- クリスタ「ただいま!」
ミーナ「あ、2人ともおかえり~」
ユミル「歩き方変だぞ」
ミーナ「アニとエレンに格闘術教えてもらってたからさ……」
ユミル「ああ……」
クリスタ「ごしゅうしょ……お、お疲れ様」
ミーナ「ありがとう……あ、アルミンたちも帰ってきた」
アルミン「2人の方が早かったね。ただいま」
ミカサ「私たちの前にいたのが見えたから着いたばかりだと思う」
アルミン「え、見えた?」
ユミル「少なくても私は気配とか感じなかったぞ」
ミカサ「3キロメートル先にいた」
ミーナ「普通見えないよ!?」
-
- 21 : 2015/03/27(金) 11:05:23 :
- クリスタ「あはは……あ、エレンに何買ってきたの?」
アルミン「スーツだよ。踊るって言ってたから」
ミカサ「あと赤いネクタイも」
ユミル「マフラーとお揃いってか」
ミカサ「はっ! 確かに……」
アルミン「あれ、それ意識してなかったんだ」
ミカサ「全く……」
クリスタ「無意識に合わせたなんて素敵だね!」
-
- 22 : 2015/03/27(金) 11:33:06 :
- サシャ「はぁっああ! 料理でぎまじだぁああ」
コニー「うお、もう夕方か。さすがにこんだけの人数分作るのは疲れたな」
アルミン「それにしてもサシャ尋常じゃないほど汗かいてるけど、どうしたの?」
ライナー「そいつは料理を食べないように必死だったんだ……」
クリスタ「なんだか簡単に想像できるね……」
ベルトルト「ケーキも大丈夫だよ」
ミーナ「あとはマルコとジャン、主役の2人だね!」
ミカサ「エレン達は遅れてやってくるように仕向ける、と聞いた」
-
- 23 : 2015/03/27(金) 11:48:56 :
- マルコ「おまたせ、皆急いで! 今2人は水くみ場で顔を洗ってる」
ジャン「そんなに長くもたねえだろうからさっさと準備するぞ!」
アルミン「っていってもあとは君たちだけだよ、ほらこれ持って」
-
- 24 : 2015/03/27(金) 13:07:29 :
- アニ「……まさか踊りを叩き込まれるなんて思わなかったよ」
エレン「だよなぁ。しかもジャンのやつスパルタだし。お前並みだったよ」
アニ「私は体で覚えさせるタイプなのさ」
エレン「へいへい。タオル、使うか?」
アニ「あのさぁ……学習しなよ」
エレン「なんだよ、俺が使ったタオル嫌なのか? 顔洗ったあとに拭いたやつだからそんな汚くねえよ」
アニ「そういうことじゃなくて……ま、そっちの方があんたらしいけど」
エレン「んだよ結局使うんじゃねーか」
アニ「こんなことになるんなんて思ってなかったからタオル持ってないの。それに汚いなんて思ってないけど」
エレン「じゃあ何なんだよ?」
アニ「また今度教えてあげる」
エレン「おう。それより食堂行こうぜ。マルコとジャンがなんか作ってくれてるらしい」
アニ「……ああ」
-
- 25 : 2015/03/27(金) 16:44:21 :
- アニ「……あんたが開けなよ」
エレン「あ? ただのドアだろ。お前いっつも誰かに開けてもらって食堂入ってんのか?」
アニ「いや、なんとなく気配がしたから」
エレン「馬鹿言ってねえで行くぞ」
-
- 26 : 2015/03/27(金) 16:56:04 :
『お誕生日おめでとう!』
-
- 27 : 2015/03/27(金) 17:01:34 :
- エレン「わっ! すげえな! 聞いてた話と違うぜ」
アニ「……あんた何か知ってたの?」
エレン「いや、そんな大したことは聞いてねえよ。俺も今驚いてる」
ユミル「なんだ、アニちゃんはクラッカーの音に驚いたのか?」
クリスタ「からかわないの! ふふ、料理もケーキも2人のためのものだから、いっぱい食べてね!」
エレン「おう、美味そうだな!」
コニー「俺たちが作ったんだから美味いに決まってるだろ!」
サシャ「もうだべでいいでずが!?」
アニ「よく我慢したね……ほら、お食べ」
ミカサ「サシャ、待て。最初に食べるのはこの2人」
サシャ「わん……」
マルコ「すっかり忠犬だね」
-
- 28 : 2015/03/27(金) 17:10:43 :
- アルミン「はい、食べてみて!」
エレン「……おお、この料理すげえ美味い!」
ベルトルト「はい、アニも」
アニ「どうも……うん、美味しい」
エレン「ケーキもおいしそ……ん?」
-
- 29 : 2015/03/27(金) 17:18:17 :
- ライナー「あ、半分苺入ってないからな」
ジャン「は!? それなんの罰ゲームだよ」
エレン「しかも俺苺入ってない方だ! 嘘だろ!?」
アニ「……はあ。私のと交換してやるから」
ミーナ「私のと交換しよう、エレン!? アニとエレンは主役なんだし……」
ライナー「まあまあ、本人がいいって言ってるからいいんじゃないか?」
アニ「あんたもたまにはまともな事言うね。私は構わないからさっさと寄こしな」
-
- 30 : 2015/03/27(金) 17:27:21 :
- アルミン「もしかして……アニって苺食べれない?」
アニ「……そんなに好きじゃない」
ライナー「なぁーんだ、そうだったのか。それじゃあ罰ゲームにならないな!」
ベルトルト「あ、はは。そうだね」
エレン「ったく、誕生会なのに罰ゲーム要素入れる必要あるかよー」
クリスタ「良い方に転んだことだし、いいんじゃないかな?」
-
- 31 : 2015/03/27(金) 18:06:25 :
- マルコ「それじゃあ2人にプレゼント!」
アルミン「僕達からはエレンに。タキシードだよ! 踊るって聞いたから」
エレン「おお、すげえな! でも俺にこんな立派なの似合うか?」
ミカサ「エレンに似合うものを2人で選んだ。ので、問題ない。それと……これ」
エレン「ネクタイか。これもいいな! ありがとな、アルミン、ミカサ!」
-
- 32 : 2015/03/27(金) 19:00:42 :
- クリスタ「私たちからアニへ、これどうぞ!」
アニ「これって……」
ユミル「化粧品、って奴だな。お前には無縁だろうからフルセット用意してやったぞ。感謝しろよ」
アニ「ありが、とう……」
ユミル「聞こえねーなぁ、クリスタ?」
クリスタ「ふふ、そうだね」
アニ「……どうも!」
ミーナ「もう、アニは素直じゃないんだから」
-
- 33 : 2015/03/27(金) 19:16:45 :
- コニー「よし、行くぞサシャ!」
サシャ「はい、見ててくださいよアニ!」
コニー「コント、レストラン」
アニ「相変わらず唐突だねあんたら」
サシャ「コニー、もう頼むもの決めました?」
コニー「ああ、俺はオムライスにする」
ジャン「オムオム……だと」
サシャ「ちょっとジャン入ってこないでくださいよ! あ、私もオムライスで」
-
- 34 : 2015/03/27(金) 21:16:04 :
- コニー「すみませーん!」
マルコ「はい、ご注文をお伺いいたします!」
コニー「オムライス2つでー」
サシャ「私もそれでお願いします」
コニー「……ん? 待てよ、それじゃ4つきちゃうだろうが!」
ライナー「くくっ、お前ら面白いな」
-
- 35 : 2015/03/27(金) 21:20:43 :
- アニ「……ダメ。全然なってない。サシャならオムライス4つなんて余裕で食べきれるし、そもそもコニーがこの計算に気づくとは思えない。ちゃんと自分のキャラを理解してない」
サシャ「あ、相変わらずコントには手厳しいですね……でも、まだまだありますよ!」
コニー「そういえばよ、この間夜中に目が覚めちまってトイレに行ったんだ」
サシャ「ほうほう、それで?」
-
- 36 : 2015/03/27(金) 21:32:03 :
- コニー「そしたらベルトルトが個室の前でノックしてたんだよ」
サシャ「大きいほうですね」
ジャン「ばっ、やめろよ芋女きたねえぞ」
コニー「中から『どうぞ』って声がしたんだ」
アルミン「えっ……トイレから?」
コニー「ベルトルトが何事もなかったかのように個室に入っていったんだが、ありゃどうみてもライナーがいたな」
ベルトルト「何言ってるの!? そんなことしてないよ!」
ライナー「俺はどうぞ、なんて言う前にドアを開けてやるぞ」
-
- 37 : 2015/03/27(金) 21:41:00 :
アニ「……くっ……ふ、だめ、だめ、ふふ、あはは!」
『アニが笑った!?』
-
- 38 : 2015/03/27(金) 21:42:18 :
- コニー「やったな! ついにちゃんと笑わせたぞ!」
サシャ「ネタを“練った”甲斐がありましたね!」
アニ「だめ、全然面白くない」
サシャ「あ、そんなつもりじゃ……」
ジャン「ここまで笑ったアニはなかなか見ないよな……」
アルミン「だね。僕らと話してるときも頬が緩むくらいだよ」
エレン「お前、格闘術を披露するとき以外も楽しそうな顔するんじゃねえか」
ユミル「誰も一瞬にして蔑むような顔でサシャにダメだししたことは突っ込まないんだな」
クリスタ「それほど、アニの笑顔が印象的だったんだよ!」
ミーナ「むぅ、私でもあんな笑顔初めて見た!」
-
- 39 : 2015/03/27(金) 22:35:37 :
- マルコ「おっともういい時間だね。ここの使用時間は夕飯の時間までだから、もうそろそろ片付け始めないと」
ミカサ「片付けは私たちがやる。ので、マルコとジャンは……」
ジャン「ああ、もちろん。ほら、行くぞお前ら! ダンスの時間だ!!」
エレン「げ、まじかよ!?」
アニ「食後のいい運動だよ」
エレン「……そうだな。ジャン! 今度は文句なんて言わせねえぞ!」
-
- 40 : 2015/03/27(金) 22:41:30 :
- アニ「……ちょっと」
ライナー「ん? あっちについていかなくていいのか?」
アニ「その、ありがとね。ケーキ。それじゃ」
ベルトルト「あ、アニ……!」
ライナー「今日は随分と素直だな。あいつ、1年分のありがとうを言ったんじゃないか?」
ベルトルト「……アニは、変わったね」
ライナー「ああ、俺もそう思う。可愛く俺らの後ろをついてきたのがすっかり美人になって……反抗期迎えて……」
ベルトルト「元気出して、お父さん……」
ライナー「すまねえな、母さん」
ベルトルト「またそうやって誤解を生むようなことを言うー」
-
- 41 : 2015/03/27(金) 22:44:19 :
- ライナー「元はといえばお前が! でも誤解、といえば一番はあいつだよな……」
ベルトルト「確かに、ああ見えて突然爆弾発言するしね。エレンとか気づいてないけど周りがきいたら勘違いするような会話ばっかりだよ」
ライナー「だからミカサにも敵視されてんのか……って、お前もよく見てるな」
ベルトルト「うっ……ほら、変なこと言わないように、ね?」
ライナー「でもそうだな……今も昔も、変な男から守ってる俺らのこと知らないんだろうな」
ベルトルト「本当、すっかり娘とお父さんになっちゃったね」
ライナー「そうさせたのは俺らとあいつの本当のお父さん、なんだろ?」
ベルトルト「それ以外にいないよ。アニをああさせたのは」
ライナー「……絶対、帰ろうな」
ベルトルト「必ず、ね。君も忘れないでくれよ……」
『帰れなくなった故郷に還る。俺の中にあるのは、これだけだ……絶対に……何としてもだ』
『あ……あぁ……! 帰ろう!!』
-
- 42 : 2015/03/27(金) 22:50:52 :
- ミーナ「ちょっとライナー、ベルトルト! いちゃいちゃしてないで片付け手伝ってー!」
ライナー「ああ、すまんな。すぐ行く」
ベルトルト「否定してよ!?」
-
- 43 : 2015/03/27(金) 23:00:26 :
- アルミン「エレンもアニも、嬉しそうだったね。……こんな平和が続くといいな」
ミカサ「エレンには私がいる。何があっても」
アルミン「ははっそうだね。エレンが羨ましいよ」
ミカサ「? アルミンも家族のようなもの」
アルミン「本当? 嬉しいなぁ。アニにも仲がいい人がいるみたいだし」
ミカサ「かなりアニの事を大切にしていると思う」
アルミン「やっぱりミカサも何か思うことがあった?」
ミカサ「本人から聞いた話……けれど、彼女のことを思う人がたくさんいるのは今日ので明白」
ミカサ「エレン、アニ……本当に、おめでとう……」
アルミン「うん、それは本人に言おうね」
-
- 44 : 2015/03/27(金) 23:15:08 :
- ジャン「おいエレン、水飲んだらすぐ再開するぞ! あんだけ啖呵切っときながら全然なってねえぞ!!」
マルコ「アニも休憩が終わったらもう一度やろう。アドバイスできることはたくさんあるよ!」
エレン「……頑張ろうな、お互い」
アニ「ああ……頑張ろう……」
-
- 45 : 2015/03/27(金) 23:22:52 :
- エレン「おめでとう、アニ」
アニ「もう過ぎたけどね。それをいうならエレン、おめでとう」
エレン「そうか……じゃあせーので締めよう」
アニ「しめ……? よくわかんないけど。いいよ……乗った」
エレン「せーの」
『おめでとう!』
-
- 46 : 2015/03/28(土) 12:16:59 :
- 凄く良かったです!二人共お誕生日おめでとう!!
-
- 47 : 2015/03/28(土) 12:51:57 :
- >>46
雛莉華さん
ありがとうございます!
この2人誕生日近いですよね、どんな意図があるんでしょうか。
-
- 48 : 2015/03/28(土) 14:47:53 :
- エレンとアニが後に巨人になって戦うとなると、何となく切ないな
-
- 49 : 2015/03/28(土) 15:30:08 :
- >>48
名無しさん
そう思っていただけたのなら嬉しいです。
ありがとうございます!
-
- 50 : 2015/05/10(日) 13:49:18 :
- おめでとう(今更感)
-
- 51 : 2015/05/10(日) 22:27:38 :
- >>50
とあさん
ありがとう(超絶感謝)
- 著者情報
- この作品はシリーズ作品です
-
2000年の記憶 シリーズ
- 「進撃の巨人」カテゴリの人気記事
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場