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【合作】ぺトラ「あの日の約束…」【リヴァペト】

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  1. 1 : : 2015/02/02(月) 18:53:51
    ぬこちゃんと合作です。
    初めての合作になります。
    リヴァペトが大好きな私と、シリアスが得意なぬこちゃんとコラボ!どんなssになるのかな!
    応援よろしくお願いします。
  2. 2 : : 2015/02/02(月) 18:57:52
    ぺトラ「兵長、あの時の事覚えていてくれたかな…?」


    ぺトラ「私たちの約束…。」




    -数年前…

    ぺトラ「うわぁ!調査兵団だ!」

    小さい頃から調査兵団は私にとってすごい憧れる存在だった。

    そのときなんか、調査兵団に入るっていうより、調査兵団が帰ってくる姿を見ることが好きだった。

    ----その日までは。
  3. 3 : : 2015/02/02(月) 19:11:00



    ペトラ「ねぇねぇお父さん。私、強くなりたい!」

    ペトラはお父さんと遊んでいる時に言った

    父「そうか。どうしてだい?」

    ペトラ「私ね、調査兵団に入りたいの!」

    私がそう言った途端、お父さんの顔が険しくなった

    父「ど、どうしてだい?」

    お父さんは頑張って作り笑いをするが、顔が険しくなるだけだった

    ペトラ「だって、調査兵団ってかっこいいんだもん!」

    ペトラは笑いながら、お父さんに話しかけた

    お父さん「ペトラ!やめなさい!」

    途端にペトラから笑顔が消える。なんで怒られたのかが分からなかった
  4. 4 : : 2015/02/02(月) 19:14:56
    ペトラ「どうして?」

    父「あんな危ない組織に、お前を入れたくないんだ」

    お父さんはまるで、泣きそうな顔で訴えた

    ペトラはきょとんとして答えた

    ペトラ「危なくないよ?」

    お父さんは心底安心した

    あの現実を知らなければ、まだ気持ちは変えられると思ったからだ
  5. 5 : : 2015/02/02(月) 19:47:17
    ぺトラ「危なくないのに…」タタタ

    父「ぺトラ!待て!」タタ

    ぺトラはどこかへ駆けていった。

    父が急いで追いかけようとも、まだ子供だ。走っても追いつくはずがない。いつの間にかぺトラが見えなくなってしまった。

    タタタタ…

    ぺトラはまだ何も知らなかったのだ。

    ただ"カッコいい"と思い込んでいるだけで、調査兵団が恐ろしい組織だと知らなくて言っただけだった。

    ぺトラ「危なくないのに…どうしてお父さんはあんな怖い顔して”危ない” ”入るな”って言ったのかな…?」

    ぺトラは木の下で泣いていた。

    そこは木陰があり、涼しい場所だった。

    今日のように暑い日には、とても最適な場所だった。

    どうして父は娘が調査兵団に入りたいと言ったのにそれを認めないのか。

    考えれば考えるほど、涙は頬を伝って来る。

    ぺトラ「お父さん…」

  6. 6 : : 2015/02/02(月) 19:54:51
    ------

    父「ぺトラが調査兵団に入りたい…か。」

    ぺトラが入りたいというならできることなら入らせたい。

    でも、大人数が調査に行っても、帰ってくる頃には数えられるほどしか帰ってこれない。つまり死んだということになる。

    その死んだ人が自分の家族にあたる人だったらどうだろうか。それが愛する娘だったらどうだろうか。

    考えれば考えるほど、痛い思いしか思い浮かばない。

    だから、それを少しでも減らすには…

    ぺトラを調査兵団に入らせないことだ。

    娘のことなら何でもききたい、体験させたい、大切にしたい…

    ぺトラはいい子だし、しっかりしてる。

    叶えらえれることなら何でもしたい。力を貸したい。

    でも無理なのだ。これだけは。

    ”ぺトラを死なせたくない”最愛の娘を殺させたくない。

    これが父の願いだった。
  7. 7 : : 2015/02/02(月) 20:05:43

    ペトラは歩き出し、答えの見えないところへ歩いて行った

    涙はいつの間にか止まっていた

    お父さんに言われた事を悶々と考えるが、どうしてもお父さんの考えていることが分からなかった

    途中で歩き疲れてしまって、ヘタリと座り込んだ

    空を見上げると、幾度となく鳥が飛び立ち、羽を落とす

    ペトラ「私の勝手なんだからいいでしょ…」

    ペトラは鳥のように自由になれたらなぁ…とぼんやり思った

    あんなことを言われても、ペトラは諦められなかった

    また歩きだそうと、その場を立つ

    嫌でも帰りたい気分にはならなかった
  8. 8 : : 2015/02/02(月) 20:16:08
    ゴーン…ゴーン…

    鐘だ

    調査兵団が来る!

    ペトラはその方向へ走っていった

    そこで見たものがどれだけ残酷かは知らずに



  9. 9 : : 2015/02/02(月) 21:31:44
    ぺトラ「---!?」

    その光景は、いつも憧れていた姿とはまるっきり違う、悲惨で、残酷だった。

    ぺトラ「私はこんな恐ろしいものに憧れていたんだ…」

    一瞬、自分の憧れていたものを疑った。

    なぜ、自分はあんなものに憧れていたんだろう、死の責任を負って生きている。
  10. 10 : : 2015/02/02(月) 21:45:03
    自分たちはその人のおかげで死なんて思わないで平和に生活出来ている。

    それはどんなに素敵なことだろうか。もういっそ一生平和に暮らそうか。そう思った時だった。

    バタッ

    ぺトラ「痛っ」

    後ろにいた人がぺトラを押してしまい、ぺトラはこけてしまった。

    後ろの人「前にずっといるのが悪いんだ!人を気遣って場所を譲るのは常識的なマナーだろ!」

    後ろの人はかなりひどい口調でそう言った。

    ぺトラ「はい…」ウル

    まだ幼いぺトラは、その言葉に傷つき、涙ぐんでいた。

    ポタ…

    ポタ…

    ぺトラ「うわああああん!」

    どうしよう、涙が出てきてしまう。

    ぺトラ「うわああん!」

    ぺトラは大声で泣く。

    後ろの人「うるさい!」

    おばさん「あの子…どうしたのかしら…少しうるさいわね…」

    あちこちからぺトラに対する声が聞こえる。

    ぺトラ「(聞こえてるのに…!)」

    サッ

    誰かがぺトラの方に歩いてきた。

    その誰かは、ぺトラの前で立ち止まり、片膝を地面につき、座った。

    ?「どうした?」

    誰だろう、この人…?

    ぺトラ「う…グス…」

    なんだろう、心があったかい…?

    ?「何があったのか知らんが、泣くなよ。」ポン

    誰かは分からないが、その人は少し顔に笑みを浮かべてぺトラの頭に手を添え、戻っていった。

    ぺトラ「調査兵団…?」

    緑色のマントに青と白の翼の紋章…

    調査兵団だった。

    ぺトラ「-なんだかあったかいな…心が」



  11. 11 : : 2015/02/02(月) 22:16:08
    ペトラはその気持ちはよくわからなかったけれど、気持ち悪いという気はしなかった

    ペトラ「うっ…」

    足に鋭い痛みがした

    見てみると、血が滲んでいた

    ?「怪我したのか。ちょっと待ってろ」

    そう言うと、男の人は軽く水で濡らした布で拭いた

    そして、その布を洗い、足に巻いた

    ?「しばらくはこれで大丈夫だろう」

    ペトラ「ねえ、お兄ちゃんなんていうの?」

    ?「あ?ああ、俺の名はリヴァイで」

    ペトラ「リヴァイお兄ちゃんありがとう!」
  12. 12 : : 2015/02/02(月) 22:21:02
    リヴァイ「…悪くない…」

    リヴァイはそういうと、また笑顔になった。

    ぺトラ「私の名前はぺトラ!」

    ぺトラは満面の笑みでリヴァイに向かって名前を教えた。

    リヴァイ「そうか…ぺトラ、か…よろしく」

    ぺトラ「うん!よろしくね!」

    ?「リヴァイがあんな笑顔でしゃべるなんてめっずらしいね~ぇ」ヒソヒソ

    ?「ああ、私ですら見たことないな」

    ぺトラ「?」

    ぺトラ「(誰かがリヴァイお兄ちゃんの話をしてる…?)」

    リヴァイ「(あいつら…うるせぇ…)」

    ぺトラ「(そんなに珍しいのかな?)」

    ぺトラはリヴァイが笑顔だということが珍しいと聞いて、びっくりした。
  13. 13 : : 2015/02/03(火) 21:52:14
    リヴァイ「チッ…」

    ペトラ「リヴァイお兄ちゃん」

    リヴァイ「ああ?どうした」

    リヴァイが聞くと、ペトラは俯いて顔を紅潮させた

    ペトラ「あのね…私…リヴァイお兄ちゃんのお嫁さんになる!」

    リヴァイ「・・・・。」

    ペトラ「だから…約束だよ?」

    リヴァイ「ああ…約束な」

    ペトラ「うんっ!約束だよ!」

    ペトラは嬉しそうにリヴァイの周りをぴょんぴょんと跳ねた

    いつの間にか夕焼けの綺麗な空になっていた
  14. 14 : : 2015/02/04(水) 17:36:24
    ぺトラ「私、もう帰らなきゃ!じゃあね!」

    ぺトラは、リヴァイに手を振り、急がなきゃ、急がなきゃと道を駆けていった。

    リヴァイ「あぁ、またいつか会えることを楽しみにしてる。」

    リヴァイのそんな期待の言葉も、ぺトラの耳には届かなかった。


    ぺトラ「そのためには、”くんれんへい”っていうのに入って、一生懸命頑張らなきゃ!」

    ぺトラ「お父さんに相談…したほうがいいのかな」

    嫌ながらも、少し嬉しそうな、そんな表情だった。

    ぺトラ「ねぇねぇお父さん!」

    父「どうした?ぺトラ」

    ぺトラ「今日はごめんなさい。」

    父「そんなの気にしなくていい。お前はここで働いていれば幸せに…」

    ぺトラ「私ね!”調査兵団”になりたいの!だから、"くんれんへい”に入らせて!」

    ぺトラがあまりに夢をあきらめないものだから、お父さんは驚き、呆れたように言った。」

    父「そんなに調査兵団に入りたいのかい?」

    お父さんは、ぺトラの意思を試すかのように訊いた。

    ぺトラ「うん!もちろん!私、強くなってこの街を助けたい!」

    父「そうか…」

    ぺトラ「うん!」

    父「仕方ない…強くなるんだぞ?」

    ペトラ「うん!」

    お父さんはもういいというしかなかった。

    そうして、ぺトラは調査兵団へと進むことになった。

    ---8年後

    ぺトラは12歳になり、当時4歳だった時の夢をあきらめず、訓練兵団になった。

    切磋琢磨、日々の修行を怠らない、誠実で真剣な訓練兵だと言われるほど、真面目な兵だった。

    訓練兵団になり、早二年。

    ぺトラは訓練兵を卒業し、14歳。

    ぺトラ「ついに卒業!調査兵団だよ!調査兵団!嬉しい~!」

    ぺトラは、訓練兵のなかで10位以内の成績を持つ、優秀な兵士だった。

    友達「ね~ぺトラ!」

    ぺトラ「ん?」

    友達「ぺトラはさ~何に入るの?」

    ペトラ「…調査兵団、だよ」

    友達「え…?」

    ぺトラ「だから、調査兵団だって。」

    ぺトラの言葉に、友達は驚いた。

    せっかく10位以内なのに憲兵団に入らない。

    憲兵団に入れる権利があるのにどうして調査兵団に入るんだろう。誰でも入れるというのに。

    友達「そっか。頑張って。」

    ぺトラ「うん!」

    ぺトラ「(リヴァイさん、待ってて下さいね…!)」

    ぺトラは嬉しい気持ちでいっぱいだった。

  15. 16 : : 2015/02/04(水) 21:37:14
    >>15さん
    ありがとうございます!
    上手くないですよ~!でもぬこちゃんは上手い!(確実)
  16. 17 : : 2015/02/05(木) 10:14:22
    調査兵団に入って半年後。

    ぺトラは立派な調査兵団だと有名になり、さらにはリヴァイ班に配属されることが決定した。

    ぺトラ「リヴァイ…班?」

    あまりの驚きようにぺトラはきょとんとしていた。

    ぺトラ「ええええ!?私がリヴァイ班に!?」

    兵士「ああ、そうだ。お前は優秀でかなりの力を持っている。このままみんなと同じ所にいてはもったいない、とのことだ。」

    ぺトラ「え…ふぁ…」

    ぺトラ「(リヴァイってあのリヴァイお兄ちゃん!?ああああああああの時結婚の約束とかしちゃったんだよね しちゃったんだよね あの時はまだ4歳だったし、物心ついたばかりだったっていうかなんというかあああ!///)」

    恥ずかしい思い出が次から次へと蘇り、ぺトラの顔はどんどん紅潮されていく。

    兵士「どうかしたのか?」

    心配した兵士は、ぺトラに声をかけた。

    ぺトラ「いぃえぇ!//なんでも!なんでもありません~」

    ぺトラは恥ずかしさを隠そうと必死にそう言った。

    兵士「まぁ、喜ぶんだぞ」

    そう言って兵士はスタスタと戻っていった。

    兵士「あいつは一切そういう乱れたような口調で話さないんだがな…いつも真面目だし…なんかあったんだろうか。」

    ぺトラ「(私でいいの!?リヴァイさん~)」

    ぺトラは、本当に選ばれたのが自分なのか、もし選ばれていたら自分でいいのかという思考が頭をめぐっていた。

  17. 18 : : 2015/02/05(木) 23:38:44
    絶対私じゃ力不足だよね…そう思っててもどこか嬉しい気持ちもあって、複雑な気持ちだった

    ペトラ「まあ、気持ちを切り替えなきゃね!」

    張り切って言い、鼻歌を歌いながら駆けた

    ドンッ

    ペトラ「きゃっ…!」

    どさっとペトラが倒れこむ

    ペトラ「ちょっと!何すんのよ!」

    見ると、刈り上げた髪に、いつもの老け顔…

    ペトラ「オルオ!」

    オルオ「なんだよ?」

    彼だ。間違いなく彼

    訓練兵時代に一緒だったあいつ。

    ペトラは思いっきりの怒りをオルオにぶつけた

    オルオが1mほど飛ばされる

    オルオは心の中で、こいつ怪力女だったんだ…とぼやいた

    ペトラ「久しぶりの再会だけど、女の子を突き飛ばすなんてありえない!」

    ペトラは、ずんずんと歩いて行った
  18. 21 : : 2015/02/07(土) 16:12:46
    ぺトラ「あっりえないよね!ありえない!ありえn」ドンッ 

    ブツブツ文句を言いながら下を向いて歩いていると、誰かに当たってしまった。 

    ぺトラ「ん…?痛い!?…んもう…謝りなさいよねっって…えっ…!?」

    ぺトラはそう言って上を見上げると、そこには昔会って助けてもらってしかも結婚の約束をしてしまったという恥ずかしい思い出をよみがえらせる人物が立っていた。 

    ?「ぶつかってきたのはそっちの方だろ…まぁいい、新兵か…?名前は…ハッ」

    目が合った瞬間に、その人は目を丸くしてしまった。

    ?「また会うとはな…”ぺトラ”」

    ぺトラ「リヴァイさん!」

    ぺトラは恥ずかしそうに、そしてどこか嬉しそうにリヴァイを見つめた。 
  19. 25 : : 2015/02/08(日) 21:19:07
    ペトラ「あの…私のこと…覚えてたんですね!」

    リヴァイ「忘れるわけがねぇだろ」

    ペトラ「また、こうやって会うことができて…私今とっても幸せです!」

    でも、本当は…ずっと一緒に居たいんです。あなたのそばに…

    班に入れてもらえて、一緒には居られるけれど、意味が違うの

    いつか、伝えられるかな…

    リヴァイ「お前が班に入るからな。一度は会いに行かねぇとだめだろ」

    ペトラ「班に入れてくださってありがとうございます!光栄です!」

    ペトラは満面の笑みで言った

    リヴァイ「お前は優秀だからな。でも、覚悟しとけよ」

    ペトラ「はいっ!」

  20. 27 : : 2015/02/09(月) 16:45:00
    >>22,>>23

    お二人さんktkr!ありがとう!頑張るね!b

    >>26さん
     
    ありがとうございます!私も大好きだよ~!
  21. 28 : : 2015/02/09(月) 16:56:18
    リヴァイ「チッ…どうしてあんなに優しくしてしまうんだよ…」

    リヴァイ「結果だって分かってるかもしれないっていうのに…」

  22. 29 : : 2015/02/10(火) 18:36:01
    そうだ・・・思い出せ…あの時のこと…

    俺が判断を間違っていなかったら”あいつら”は助かってたかもしれねぇ…

    ・・・・・またあんな風に優しくしてしまったら…

    その分辛くなるだけだ。

    結婚…絶対に…。




    ぺトラ「ん~!リヴァイさんに会えたし、話せたし…うん、最高~❤」

    ぺトラは、背伸びをしながらそう言った。

    オルオ「うっわ…気持ち悪ィぞぺトラ…」ヒキ

    ぺトラのリヴァイに会えたという喜びはオルオには変な気持ちで伝わってしまったようだ。

    ゲシッ

    オルオ「ウガッ……!?ウ…」ガリッ

    オルオは、ぺトラに腹を蹴られ、さらには舌も噛んでしまった。

    オルオ「アガッ…痛っ…ウウ…」ヒリヒリ

    ぺトラ「んも~、なんで昔っから変な感じで受け止めるのよ!気持ち悪い!」

    オルオ「いやだって…そうだろ…普通そんなこと言ったら…」

    ぺトラ「言いわけ禁止!別にいいじゃないそれくらい!」

    オルオ「キモい…」

    ぺトラ「ハァァァ!?今何って言った!?」

    オルオ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい~!」

    リヴァイ「仲良いんだな」

    廊下を通ったリヴァイは、オルオとぺトラを見て、そう言った。

    ぺトラ「べっ別に!!!仲なんてよくないですよ~!訓練兵の時、同期だっただけで~!」

    ぺトラは照れながらそう言った。

    オルオ「そういうことッス!」

    リヴァイ「そうか…早速だが夜の7時から会議がある。就きたてなのにすまんな、よろしく頼む。」

    ぺトラ・オルオ「「了解!」」

    ぺトラとオルオの言葉を確認すると、リヴァイは通り過ぎて行った。

  23. 30 : : 2015/02/11(水) 08:10:49
    ペトラ「もうっ!オルオのせいで勘違いされそうだったじゃない!」

    オルオ「ペトラ、そんなに俺のことが好きなのか…」

    オルオは笑う暇もなく、ペトラの平手打ちをくらった

    ペトラ「まあ、今回は誤解されなかったからいいけど」

    オルオ「あれは俺のおかげだろ?」

    地味にドヤ顔で言ってきたオルオにイラついたが、周りの目が気になるので、抑えた

    ペトラ「そんなこといいから、夜の7時。遅れないでよね」

    オルオ「分かってるに決まってるだろ」

    ペトラ「なんかオルオ、遅刻しそうだから」

    オルオ「俺を心配してくれているのか…」

    ペトラ「そんなわけないに決まってるでしょ。遅れないでよ、私も変な目で見られるから」

    オルオ「分かってるぞ…いちいちうるせぇなこの怪力女」ボソッ

    ペトラ「なんか言った?」

    ペトラが思いっきり殺意を向けてきたので、流石に謝った
  24. 31 : : 2015/02/27(金) 22:58:12
    ぺトラ「んもう!変な感じで見ないでよね!昔っからオルオのそういうところ大っ嫌いなんだから!」

    オルオ「すみません…」

    なぜ、自分が二回も謝らなければいけないのか、オルオにはさっぱり分からなかった。

    ぺトラ「わかればよろしい!ふっふーん♬」

    オルオ「はぁ…」

    オルオ「(女って怖い…)」

    オルオ「一体、今何時なんだ?」

    口喧嘩のせいで、時間も忘れていた。

    時計を見ると、6時30分…

    オルオ「やばいじゃねえか!もう6時半だぜ!」

    ぺトラ「へっ!?本当!?急がないと!!!」

    ガッシャーン

    何かが割れた音がした。

    ぺトラ「へ…は…あは…」

    オルオ「やっちゃったな…」

    ぺトラ・オルオ「「慌て過ぎて時計割った!」」

    あまりに突然のことだった。

    自分たちはまだご飯も食べていない。ただ単に部屋確認をして、廊下に出ただけだ。なんにもしていない。

  25. 33 : : 2015/03/01(日) 13:04:12
    >>32
    ありがとう!
  26. 34 : : 2015/03/01(日) 14:58:19
    オルオ「お、おい…どうすんだよ…」

    久し振りにみたオルオの弱気

    いつもだったら、からかってやったのに

    でも、今はそんなことを考えている暇はなかった

    ペトラ「どうしよう…怒られちゃうよ…」

    オルオ「と、とりあえず、片付けようぜ」

    ペトラ「そ、そうね…」

    早くしないと遅れる!と自分を急かしながら、破片を片付ける

    オルオ「お、おい、片付けたらどうすんだ?」

    ペトラ「兵長に言いに行くしかないでしょ」

    オルオは一気に青ざめた

    ペトラ「な、何よその顔…私だって怖いわよ…」

    オルオ「いや、リヴァイ班から外されねぇかなって…」

    ペトラ「あの人がそんな事するわけないでしょ」

    オルオ「そ、そうだよな…」
  27. 35 : : 2015/03/30(月) 11:43:23
    ぺトラ「いくらなんでもそういうことはしないって!だって兵長、仲間思いだし」

    オルオ「ま、とにかく兵長はそんなことしないってことで、あとは頼むぞ~」

    ぺトラ「ハァ!?」

    ガチャ

    パタン

    ドアが閉まる。

    ぺトラ「んもう…根はいいのにこういうところで劣るんだから…」

    ぺトラはオルオの人任せな態度に呆れた。

    ぺトラ「よーっしほうきを取ってきて細かいところを掃除するか~」

  28. 42 : : 2016/02/01(月) 20:13:43
    期待です!
  29. 43 : : 2018/07/30(月) 21:53:04
    期待

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