この作品は執筆を終了しています。
進撃の調査劇団 ~不思議の国のアリス~
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- 1 : 2015/01/01(木) 10:10:06 :
- 新年明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いします。
では、今年一発目の執筆を始めさせていただきます。
今年の数珠繋ぎの執筆のキーワードは、“チャレンジ!!!”です。
読者さまに、より楽しんでいただける作品作りをめざし、失敗をおそれずに、様々な手法に挑んでいきます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
ではまず、我が調査劇団を代表して、エレン・イェーガーとアルミン・アルレルトより、新年のご挨拶を申し上げます。
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- 2 : 2015/01/01(木) 10:27:34 :
- さだはる殿、期待です!
調査劇団♪
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- 3 : 2015/01/01(木) 10:34:04 :
- チョーン…チョーン…(←拍子木の音)
舞台の幕の前に進み出る、紋付き袴姿のエレンとアルミン。
エレン 「みなさん、新年明けまして…」
エレン&アルミン 「おめでとうございます!」
アルミン 「調査劇団を代表し、僕、アルミン・アルレルトと…」
エレン 「エレン・イェーガーが、この場をお借りして、ご来場いただいたお客さまに、新年のご挨拶を申し上げます。」
アルミン 「さて、この調査劇団の公演も、昨年5月に初回を迎えて以来、おかげさまで、計20作品もの公演を、無事終えることができました。」
エレン 「新たな歴史を刻んでゆく我が調査劇団を、今後とも、よろしくお願いいたします。」
エレン 「…ふぅ…こんなんで良いのか、アルミン…」
アルミン 「うん。バッチリだよ。」
エレン 「…そして、今回の公演についてですが…」
アルミン 「みなさん、お気づきかとは思いますが、タイトルが不明になっています。」
エレン 「これは初めての試みですが…」
アルミン 「観客のみなさんに、今回の公演のタイトルを、ズバリ推理していただきたいのです。まもなく始まる公演を鑑賞していただきながら、演目はなんなのか、当ててみてください。」
エレン 「…たぶん、すぐに分かっちまうだろうけどな…」
アルミン 「そして今回の主役は、我らが104期のエース、ミカサ・アッカーマンです。」
エレン 「そして…ミカサだけが、今回の公演のタイトルを知らない…自分が何を演じているのか、分かっていないんだ。」
アルミン 「早くタイトルを導きだして、ミカサを助けてあげてほしいんだ。」
エレン 「観客のみなさんの中から正解が出た時点で、正しいタイトルが表示され、ミカサにも、何の役を演じるのか、知らされることになっている。」
アルミン 「なお、今回の演目も、一般的に知られている童話を題材にしています。公演の中に、いくつかヒントが隠されています。分かった時点で、コメントにてお寄せいただけたらと思います。」
エレン 「そして今回は、新春特別公演ということで、公演中にコメントをいただいた観客の皆さまから抽選で、調査劇団オリジナルグッズが当たります(※実際に手元に届きませんが、脳内にてお楽しみください)。
抽選結果、およびプレゼントの内容については、公演終了後に発表いたします。」
アルミン 「あわせて、今回の試みについての質問やご意見なども、受け付けています。」
アルミン 「…では、間もなく幕が上がります。」
エレン 「あらためて…調査劇団へ、ようこそ!」
アルミン 「舞台の世界へ…」
エレン&アルミン 「いってらっしゃい!!!」
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- 4 : 2015/01/01(木) 10:39:14 :
- 期待
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- 6 : 2015/01/01(木) 10:59:01 :
【開演】
ミカサ 「…で」
リコ 「なんだ?」
ミカサ 「エレンはどこ?」
リコ 「…話には聞いていたが…お前は本当にエレン・イェーガーが好きなんだな…」
ミカサ 「///すっ…好きではない…こともない…だけど、家族の心配をするのは、ごく自然なこと。」
リコ 「落ち着け。とにかく今は、こうしてお天気の良い昼下がり、私と歴史の勉強をしていろ。すべては、時が解決する。」
ミカサ 「…この、ネコのぬいぐるみはなに?」
リコ 「それはお前の友達だ。」
ミカサ 「…いらない…」
リコ 「ちょっ…待て…」
ミカサ 「私は…エレンの居場所を知りたいだけ…ネコの友達なんか…いらない…」ギュウウウ
リコ 「待て…ネコの首を絞めるな。」
ミカサ 「…エレン…」ギュウウウ
リコ 「分かった。もういい。私はもう行く。お前は、これから現れる奴についてゆけ。」
ミカサ 「そうすれば、エレンに会えるの?」
リコ 「…まあ…いずれかは、な…」
ミカサ 「分かった。じゃあ、それが現れるのを待っている。」
リコ 「そうしてくれ。あと、ネコは優しく扱ってやれ。いくらぬいぐるみといっても、かわいそうだろ。」
ミカサ 「…分かった。」
舞台袖に消えるリコ。
ミカサ 「…何が現れるというのだろう…」
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- 7 : 2015/01/01(木) 11:06:14 :
- タッタッタッタ…
ジャン 「はぁ…もう、走っても間に合うかどうか…」
ミカサ 「!…ジャン…」
ジャン 「!!!…ミ…ミカサ…」
ジャン 「///…よ、よぉ…なんか、今日のミカサは青いワンピースに白いエプロンが良く似合…」ミカサ「エレンはどこ?」
ジャン 「」
ミカサ 「」
ジャン 「…さあ…知らねぇな、あんな死に急ぎ野郎のことなんて…それに、オレは今、急いでるんだ。」
ミカサ 「…でも…」
ジャン 「こんにちはこんばんはさようなら!じゃあな!」ダッ
ミカサ 「…あ、待ってジャン…」
タッタッタッタ…
ジャン 「」チラ。
ミカサ 「」タッタッタッタ…
ジャン (うおぉ…ミカサが追いかけてくる…エレンじゃなく、このオレを…こいつは年明けから、縁起が良いぜ…)ムフフ。
ミカサ 「待って…ジャン…!」
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- 8 : 2015/01/01(木) 11:53:40 :
- タッタッタッタ…
ジャン (くっ…さすが104期の主席…足も速ぇな…よし…)
ミカサ 「ジャン…!」
ジャン (あの穴に…よいせっと!)
ミカサ 「あっ…」
穴の中に消えるジャン。
ミカサ 「…この先にエレンが…?」
ミカサ 「」
ミカサ 「迷っているひまは無い…」
穴の中に入ってゆくミカサ。
ミカサ (…暗い…それにけっこう奥まで続いて…)
ガクッ…!
ミカサ 「!?」
ミカサ (しまった…先が無い…落ちる…!)
ミカサ (くっ…立体機動も装備してない…このまま落ちるしか…ない…)
暗闇の中へと、ミカサは真っ逆さまに落ちていった…。
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- 9 : 2015/01/01(木) 12:03:07 :
- タイトルわかりました!
でも早すぎるので内緒にしておきます。
続きに期待します。
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- 10 : 2015/01/01(木) 12:10:24 :
- あっ……(察し)
期待です!わかっちゃいました。
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- 12 : 2015/01/01(木) 12:27:12 :
- あっこれは…!
私も分かっちゃったけどまだ黙っときますね♪
期待です‼︎
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- 13 : 2015/01/01(木) 12:34:22 :
- あけましておめでとうございます!
新春に早速執筆!さすがです♪
期待しています♪
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- 14 : 2015/01/01(木) 12:35:13 :
- ちなみに、私の好きなキャラの話です♪
その点でも期待♪
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- 15 : 2015/01/01(木) 12:37:08 :
- ミカサ (…けっこう落下している…)
ミカサ (…でも、スカートが傘になって、ゆっくり落下してるから…落ちてもそんなにダメージは無い…はず…)
ミカサ 「…ついた…ここが目的地…?」
ジャン 「ちくしょう、急がねぇと…!」ダッ
ミカサ 「なぜ…ジャンが逆さまに…」
ミカサ 「…いや、ちがった…」
逆さまの状態で、足が棒に引っ掛かっているミカサ。急いで体勢を直す。
ミカサ 「…私は冷静じゃなかった…早くジャンを追わないと…」
タッタッタッタ…
ジャン 「おーいコニー!!!扉を開けてくれ!!!」
コニー 「…お、ジャン!!!何をそんなに急いでるんだ?」
ジャン 「いいから開けろ!ミカサが来ちまうだろうが!」
コニー 「通りたきゃ勝手に…」
ジャン 「お前はここの扉の役だろ!」
コニー 「…あ、そうか。いけね。」
ジャン 「早く通せ早く!!!」
コニー 「はいはい…ガチャ…っと、ほれ。」
ジャン 「よしっ…ちゃんとミカサが来る前に締めとけよ!」
コニー 「へいへい。」
ジャン 「早くしねぇと…マジで遅刻だ…じゃあな!」
コニー 「頑張れよ~。」
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- 17 : 2015/01/01(木) 12:52:17 :
- タタタタタッ!!!
ミカサ 「コニー。」
コニー 「はっ、はいっ!」
ミカサ 「通して。」
コニー 「まあ、聞けよミカサ。うしろにテーブルがあるだろ?その小ビンに入ってる薬を飲んで…」
ミカサ 「通して。」
コニー 「それでお前は小さくなれるんだけど、ここを通るにはカギがいるんだ…それもテーブルの上にある。」
ミカサ 「通して。」
コニー 「それで、今度は大きくなるために、小箱に入ったビスケットを食べて…」
ミカサ 「…コニー…」
コニー 「…な、なんだよ…」
(● _ ●)
ミカサ 「…通して…」
コニー 「はい。」
ミカサ 「…ありがとう。じゃあ私、急いでるから…」
コニー 「お気をつけて。」
タッタッタッタ…
コニー (…怖ぇ…マジ怖ぇ…)ガクブル。
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- 18 : 2015/01/01(木) 13:24:29 :
- ミカサ 「扉をくぐってから…色々なことがあった…」
ミカサ 「なぜか焚き火の周りを走り回る魚や鳥たち…そしてドードー…」
ミカサ 「わけの分からない双子…セイウチと大工の話を聞かされた…カキの子どもには、少し同情する…」
ミカサ 「…そして…」
こぢんまりした、可愛らしい家にたどり着くミカサ。
ミカサ 「エレン…いるの…?」
家の小窓が開き、ジャンが顔を出す。
ジャン 「メアリーアン!」
ミカサ 「ジャン…エレンは…?」
ジャン 「メアリーアン!こんなとこにいたのか!」
ミカサ 「メアリーアン?」
ジャン 「こうしちゃいられねぇ…早く…」
ミカサ 「待って。私は、ミカサ。メアリーアンではない。そしてジャン、私はあなたに、エレンの居場所を聞きたい。」
ジャン 「…ミカサ、悪いがこの物語が進行しないことには、死に急ぎ野郎には会えねぇ。」
ミカサ 「…そう…そうなの。で、私の役は、そのメアリーアンなの?」
ジャン 「ま、まぁ…当たらずとも遠からずというか…」(まあ、オレの役の奴が勘違いしてるだけだが…)
ミカサ 「なんとなく、状況は理解した。それで私は何をすればいいの?」
ジャン 「急いでオレの手袋を…」ハッ!
ミカサ 「?」
ジャン (いやいや、待てよ…ミカサはまだ、この物語を内容を理解できてない…逆に言えば、今ミカサは、ある程度オレの頼みを何でもきいてくれるってことだよな…そう、例えばあんな事やこんな事を…///)フヘヘ。
ミカサ 「ジャン…どうか、した…?」
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- 19 : 2015/01/01(木) 13:47:14 :
- ジャン 「へっ!?いやいやいや…別になにも…あー…こほん。そうだな、まずミカサには…」
ミカサ 「」ジッ。
ジャン 「そ、その…ひ、膝枕を…」
ミカサ 「膝枕?」
ジャン 「し、してほしいなぁ…なんて…///」
ミカサ 「」
ジャン 「いっ…いや、無理に、とは言わないぜそりゃ…なあ?」
ミカサ 「…分かった。」
ジャン 「ふぇっ?」
ミカサ 「ここに座ろう…いつでも来ていい…」
ジャン 「そ…そうか…本当にいいのか?」
ミカサ 「かまわない…それでエレンに会えるのなら。」
ジャン 「ミカサ…そんなにあの死に急ぎ野郎に…」
ミカサ 「さあ…ジャン、早く。」
ジャン 「」
ミカサ 「」
ジャン 「」…チッ…
ジャン 「は…ははっ、何真に受けてんだミカサ。冗談に決まってんだろ!?」
ミカサ 「冗…談…?」
ジャン 「ああ、そうだよ!本当は、急いでオレの手袋を取ってきてくれりゃいいんだよ!」
ミカサ 「手袋…」
ジャン 「そうだよ!だがオレはもう、遅刻寸前なんだよ!先に行かせてもらうからな…じゃあな!」ダッ。
ミカサ 「あっ…ジャン…」
ジャン (…ちくしょう…エレンのやつ、いつもいつも…)
ジャン 「ちくしょうぉぉぉぉっ!!!」ダダダダダ…
ミカサ 「速い…とても追い付けない…」
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- 20 : 2015/01/01(木) 14:02:29 :
- ミカサ 「それからまた、色々なことがあった…」
ミカサ 「歌を歌う花、詩の暗唱をするイモムシ…正直、どうでもいい。」
ミカサ 「…どの道へ行くのかも…分からなくなってしまった…」
ミカサ 「エレン…いったい、どこにいるの…」
~♪~♪…~♪…
ミカサ 「!!!エレンの鼻歌が聞こえる!!!」
ミカサ 「微妙に音程が外れてる…間違いない。」
エレン 「どこが音程外れてるってんだよ!!!」
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- 21 : 2015/01/01(木) 14:10:11 :
ミカサ 「…エレン…」
エレン 「…な、なんだよ…」
ミカサ 「木の上に登ったら危ない。」
エレン 「ほっとけよ!大丈夫にきまってんだろ!!!」
ミカサ 「エレン…しましまの服を着て…しましまのしっぽ…そして頭には耳…それ、ネコのつもりなの?」
エレン 「そ…そうだよ!こういう衣装なんだから、仕方ねぇだろ!」
ミカサ 「エレン…あなたは、何の役なの?」
エレン 「うっ。それは…まだ答えが出てねぇから…」
ミカサ 「答え…なんの話…?」
エレン 「と、とにかくだな…オレっちはネコだ…にゃん!」
ミカサ 「エレン…自分を見失わないで…」
エレン 「見失ってねぇよ!」
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- 22 : 2015/01/01(木) 14:29:57 :
- エレン 「それで?お前はどこに行きたいんだ?」
ミカサ 「どこにも行かない。エレンのそばにいる。」
エレン ハァ。「お前…自分の家に帰りたくねぇのかよ…」
ミカサ 「エレンがいなければ何の意味も無い…」
エレン 「いいかげんにしろ、ミカサ!」ゴン!
ミカサ 「!?」
エレン 「調査劇団の、大事な新春公演だぞ!!なにテメェの勝手な都合を押しつけてんだ!!」
ミカサ 「」
ミカサ 「悪かった…私は冷静じゃなかった…」
エレン 「分かれば、それでいい。」
ミカサ 「それで私は…どこへ向かえばいいの…?」
エレン 「この先に、お茶会やってる奴らがいる。そいつらと一緒に、茶でも飲んでこいよ。」
ミカサ 「エレンは…」
エレン 「オレはまた出てくるから…さっさと行けよ。」
ミカサ 「分かった…エレン、またあとで…」
エレン 「ああ…気をつけろよな。」
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- 23 : 2015/01/01(木) 20:43:20 :
- テクテクテク…
ミカサ 「また…こぢんまりとした家…中から歌が聞こえる…」
ヤッホー、ヤッホー、♪イワエ、ナンデモナイヒ…♪
ミカサ 「…中に入ったが…すごい湯気…テーブルにティーポットがいっぱい…」
ヤッホー、ヤッホー、…♪
ミカサ 「誰かいるみたいだけど…よく見えない…とりあえず座ろう。席はたくさんある…」
ストン。
ハンジ 「あ~っ、勝手に座っちゃダメだよぉ!」
ミカサ 「ハンジ…分隊長…すみません、たくさん空いていたもので…」
リヴァイ 「空いてたら勝手に座るのか…根暗な上に図々しいやつだな…」
ミカサ 「チb…リヴァイ兵士長も…」
ミケ 「…まあ、いいじゃないか。お茶もたくさんある…」
ミカサ 「ミケ分隊長まで…」
ハンジ 「そうだねそうだね!よし、みんなでお祝いだ!!」
ミカサ 「祝う…なにを…?」
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- 24 : 2015/01/01(木) 20:55:27 :
- ハンジ 「なにって…分からないの!?」
ミカサ 「はい、さっぱり。」
リヴァイ 「カンの鈍いやつだな…」
ミカサ 「…すみません…」
ミケ 「…この状況をすぐに理解できるのは、ハンジくらいなもんだろう。」
ハンジ 「失敬だなミケ!私も最初はいちおう戸惑ったさ!」
リヴァイ 「言い訳になってねぇな…」ズズ。
ミカサ 「リヴァイ兵士長…」
リヴァイ 「なんだ。」
ミカサ 「ずいぶん…背の高い帽子を被ってますね…それでご自分の背の低さをカバーしているつもりですか…?」
リヴァイ 「あぁ!?」
ハンジ 「ままままま、リヴァイ抑えて抑えて。ミカサ、今日は私たちの、何でも無い日、なんだよ。」
ミカサ 「何でも無い日?」
ハンジ 「そう!私と、リヴァイと、ミケが生まれ無い日。生まれた日、つまり、誕生日は、1年に1度きりだろ。そんなに待ちきれないよ!それより、生まれない日を祝えば、364日、毎日お祭りだ~い!!!ひゃっほ~い!!!」
ミカサ 「それじゃあ…私も生まれない日…」
ハンジ 「マジで!?じゃあ一緒に飲もうよ、祝おうよ!!!」
ミカサ 「…でも…エレンが…」
イワエ、ナンデモナイヒ…♪
ミカサ 「…もう、状況理解に苦しむ…」
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- 25 : 2015/01/02(金) 21:51:08 :
<舞台裏にて>
エレン 「エルヴィン団長…」
エルヴィン 「公演中は、座長と呼びなさい…ふむ、危険、を英語でいうと…」
エレン 「エルヴィン座長!」
エルヴィン 「…なにかな…えっと…カバは英語で…ヒポポタマス…と…」
エレン 「公演中に、なにをなさってるんですか!?」
エルヴィン 「クロスワードパズルだ。」
エレン 「なんでそんな、暇人がやるようなことを…」
エルヴィン 「エレン…俺も不本意ではある…しかし、公演がここまで進んだというのに、正しい演目の答えが出てこない…今回もナレーションをやっている俺は、正しい演目が出ないことには、登場できないんだよ…」
エレン 「そういうことは、もっと早めに言ってくださいよ!観客のみなさんは、早く答えが出てしまうと、場がシラケると思って、あえて答えずにいてくれてるんですよ!」
エルヴィン 「そうか…そうだったのか…これもみな、観客の皆さんからの、俺への愛情表現だったんだな…」
エレン 「その気色悪い表現はやめてください。」
エルヴィン 「分かった…そこまで言うのなら、俺も腹をくくろう。クロスワードパズルだけでなく、この、新聞の日曜版にもついてくる、まちがい探しにも挑戦するとしよう…」ガサガサ。
エレン 「このオッサンはもう放っておこう…」ソウシヨウ。
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- 26 : 2015/01/02(金) 22:04:10 :
<再び、舞台にて>
ミカサ 「ミケ分隊長…」
ミケ 「…なんだ。」
ミカサ 「どうして…ティーポットの蓋を頭に乗せているのですか?」
ハンジ 「入らないからだよ!」
ミカサ 「入ら…ない?」
ハンジ 「ティーポットの中にね。」
ミカサ 「なにが?」
ハンジ 「ミケが。」
ミカサ 「分からない…どうしてミケ分隊長が、ティーポットに入らなければならないのか…」
リヴァイ 「ミケの役はハツカネズミだ。」
ハンジ 「ホントは、ハツカネズミはティーポットの中に入ってて、歌を歌ったりしてるんだけど、さすがにミケだと入らなくてね…とりあえず、雰囲気だけでも、と思って。」
リヴァイ 「ハツカネズミが暴走した時は…鼻にジャムを塗るらしい…汚ねぇが…」
ミケ 「やめろ。ヒゲがべとべとする。」
ハンジ 「やってみたい気がしないでもないけどね。」
ミカサ 「…ハンジ分隊長は…」
ハンジ 「私は…っと、席を替えよう!こっちこっち、こっちだよ~!」
ミカサ 「…ここでいいのに…」
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- 27 : 2015/01/02(金) 22:17:04 :
- ミカサ 「…ハンジ分隊長は…なんの役を…」
ハンジ 「私?見れば分かるでしょ。ウサギだよ!」
ミカサ 「ジャンも…ウサギだった…色がちがうけど。」
ハンジ 「そして、リヴァイは帽子屋さん!」
ミカサ 「…妙な役…」
リヴァイ 「俺だって好きでやってるわけじゃねぇ。」
ハンジ 「なんか正式にはイカれ帽子屋らしいよ。ま、私たち本業の調査兵団の連中は、世間的にみて、みんなイカれてるけどさ。」
リヴァイ 「ハンジ…喋りすぎだ…仮にもまだ、タイトルは不明なんだぞ。」
ハンジ 「リヴァイって時々マジメだよね。」
リヴァイ 「バカ言え…俺はもともと、けっこうマジメだ…」
ミカサ 「リヴァイ兵士長…冗談が上手になりましたね…」
リヴァイ 「…てめぇ…今日はやけにつっかかるな…」
ミカサ 「そうでしょうか…大していつもと変わらない。」
リヴァイ 「そうか…そりゃあ悪かったな…」
ミカサ 「」
リヴァイ 「」
ハンジ 「まあまあ、2人共。今日はなんでも無い日なんだし、仲良くしようよ。そうだリヴァイ、ミカサに例のなぞなぞを出そうよ。」
ミカサ 「なぞなぞ…?」
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- 28 : 2015/01/02(金) 22:17:05 :
- 明けましておめでとうございます数珠繋ぎさん♪
新年早々開幕ですね♪
タイトルわかりました。でもお口チャックしておきますw
期待です♪
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- 29 : 2015/01/02(金) 22:20:15 :
- >>28 ミツミさん
明けまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
ご期待ありがとうございます。
そうですね…舞台裏で新聞の日曜版についてるまちがい探しに熱中しはじめたエルヴィンは
もう仕事する気ゼロっぽいですし(^_^;)
この先どうなるかは、誰にも分かりませんねぇ…
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- 30 : 2015/01/02(金) 22:30:00 :
- わかりました~(≧∇≦)
期待してます!
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- 31 : 2015/01/03(土) 21:20:46 :
- >>30 蛙霊魂さん
ご期待ありがとうございます。
そうそう。新聞読んでるオッサンはほっときましょう♪
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- 32 : 2015/01/03(土) 21:24:18 :
- リヴァイ 「なぁ…ミカサ…なぜカラスは机と似ているか分かるか…」
ミカサ 「…えっ…なぜ…カラスが…机と似ている…か…?」
ハンジ 「……ちょっと!ミミミミカサ!きみ、今なんて言った!?」
ミカサ 「なぜ、カラスが机に…」
ハンジ 「こりゃ大変だ!!!ミカサがおかしくなってしまったぞ!!!」
ミカサ 「は?問題を出したのはそっち…」
ハンジ 「大変だ大変だ大変だ~っ!」
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- 33 : 2015/01/03(土) 21:42:35 :
- ミケ 「ハンジ、落ち着け。」
ハンジ 「これが落ち着いていられるかぁ!」
リヴァイ 「ジャム…塗るか?」
ハンジ 「それは遠慮しとく。鼻に入ると厄介だし。」
ミカサ 「もう…付き合っていられない…私には時間が無い…早くエレンに会わないと…」
ハンジ 「そうだ、時間!時間~!今、何時だ~い!?」
タッタッタッタ…
ジャン 「ぜぇ…ぜぇ…っくしょう…今回は…走って…ばっかだぜ…」
ハンジ 「やあ、ジャン。今何時か分かる?」
ジャン 「…えっと…今は…」
ハンジ 「ちょっと!その時計壊れてるじゃないか!丸2日も遅れてる!」
ジャン 「え、そんなことは…」
ハンジ 「いやいやいや。早く直さないと。貸してごらん!」
ジャン 「ちょっと…」
ハンジ 「ふむふむ…リヴァイ!バターとって!」
リヴァイ 「チッ…イカれてんのはお前の方だろうが…ほらよ。」
ジャン 「なんで普通に渡してんすか…」
ハンジ 「いいから任せて…バターを塗ってっと…」
ジャン 「マジやめてください!それ、自前なんですよ!」
ミカサ 「…今のうちに…この場を離れよう…」
-
- 34 : 2015/01/03(土) 21:57:49 :
テクテクテクテク…
ミカサ 「…とは言ったものの…どこへ行けばいい…どうすれば、エレンに会えるの…」
しばらく歩いた後、切り株に座るミカサ。
ミカサ 「…エレン…」
エレン 「…ったくお前は、マジメにやれよな!」
ミカサ 「エレン!…木の上は危ないと言ったはず…」
エレン 「だから、大丈夫だって言ってるだろ!……にゃん!」
ミカサ 「エレン…無理はしなくていい。」
エレン 「無理なんかしてねぇって!オレは、ネコの役だからな。ネコらしくしねぇと…にゃん。」
ミカサ 「エレン…まず、あなたに…きいておきたい事がある。」
エレン 「にゃんだ?」
ミカサ 「私は…これからどうすればいい…エレンと一緒にいてはダメなの…?」
エレン 「にゃんだ、そんにゃ事か。お前は、これから女王に会いに行けばいい…にゃん。」
ミカサ 「女王?」
エレン 「にゃん。女王に会えば、おみゃえの役目は、だいたい終わりだにゃん。」
ミカサ 「エレンもその女王に会いに行くの?」
エレン 「そのうちににゃ。おみゃえは、先に行くのにゃん。」
ミカサ 「どっちに行けば…」
エレン 「どっちに行ってもいいのにゃん。だけど…こっちが近道にゃん。」
エレンが木の枝を足で引くと、扉が開き、道が現れる。
ミカサ 「分かった…行ってみる。エレン…」
エレン 「にゃんだよ。」
ミカサ 「自分を見失わないで。」
エレン 「バカ言ってんじゃねぇ!オレはオレだ…おっと…にゃん。」
ミカサ 「…エレン…無理しにゃいで…」
エレン 「オレの口調…移っちまってるな…」
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- 35 : 2015/01/03(土) 22:08:04 :
- 扉をくぐり、しばらく進むミカサ。
ミカサ 「すごい…トランプの兵隊…かどうかは不明…だけど、すごくたくさんのトランプの兵隊の絵や人形がある…」
ミカサ 「すごく…不思議な気持ち…得体の知れない世界に…迷いこんだみたい…」
そこへ、トランペットを吹き鳴らしながら、ジャンが全速力で駆けてくる。
ジャン 「じょっ…じょ…じょおっ…はあっ…」
ミカサ 「ジャン…大丈夫…?」
ジャン 「くそっ…もう…オレ一歩も動けねぇぞ…この…」
ミカサ 「ジャン…向こうから誰かくる…」
ジャン 「おっと…そうだった…」
ジャンは、大きく息を吸い込み
ジャン 「女王陛下の…お出ましだ~っ!!!」
ミカサ 「女王…あれが…」
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- 36 : 2015/01/03(土) 22:22:08 :
アニ 「ミカサ…やっと来たね…」
ミカサ 「アニ…」
アニ 「なんだい…言いたい事があるなら、言ってごらんよ。」
ミカサ 「……いや。いい。あなたの今の服装について、私はとても言い表せる語彙を持ち合わせていない…」
アニ 「まあ確かに…派手な格好ではあるけどね。それは、お互い様だろ。」
ベルトルト 「2人共、よく似合ってると思うよ。」
ミカサ 「エレンが…あなたに会えば、私の役割はだいたい終わりだと言った…その意味が、少し分かった気がした。」
アニ 「そうかい。私も、なんとなく、あんたとはまた、2人で会ってみるべきだとは思ってたけどさ…」
ベルトルト 「まあまあ、2人共…クローケー、やるんだろ?」
アニ 「」
ミカサ 「」
ミカサ 「……ベルトルトは…なんでここにいるの?」
ベルトルト 「えっ…ああ、ジャンから紹介されてなかったっけ。僕、王様なんだよ。」
アニ 「いちおうね。」
ミカサ 「王様…いたんだ…」
ジャン 「すまねぇベルトルト。お前の存在、さっぱり忘れてたわ…」
ベルトルト 「……いいんだ…僕の扱いなんて…そんなものさ…」
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- 37 : 2015/01/03(土) 23:23:52 :
- だんちょ…じゃなかった、座長www
期待です!
…タイトルわかっちゃったけど喋りません!
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- 38 : 2015/01/03(土) 23:31:09 :
- >>37 にゃらびいさん
エルヴィン 「…んっ?呼んだかな……うむ、あとどこが違ってるんだ…」ガサガサ。
↑座長はこのまま放っておきましょうwご期待ありがとうございます。
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- 39 : 2015/01/04(日) 13:14:22 :
- アニ 「ところでミカサ…どうする?クローケー、やるのかい?」
ミカサ 「アニがやると言うのなら…それでも構わない。」
アニ 「あいにく…道具が無くてね…」
ミカサ 「そう。」
アニ 「そういえば、あんたとはまだ、決着がついてなかったね。」
ミカサ 「対人格闘術の訓練の時のことを…言っているの?」
アニ 「他に何かあるのかい?」
ミカサ 「」
アニ 「」
ベルトルト 「ちょっと待ってよ2人共。君たちは今…ミカサはワンピースで、アニはドレスなんだよ。そんな格好で格闘するつもりかい!?」
アニ 「そういえばそうだね。」
ミカサ 「代わりの服は…無い。」
ジャン 「オレとしては、そのまま戦ってもらっても…」ベルトルト 「ジャン!なんて事言うんだ君は!」
ジャン 「冗談だよ…」
アニ 「じゃあ他に何が…トランプしようにも、あのトランプたちは、大きすぎるし…」
ミカサ 「……しりとり…」
アニ 「えっ?なんだい?」
-
- 40 : 2015/01/04(日) 13:23:12 :
- ミカサ 「しりとりで勝負する…」
アニ 「しっ…しりとりだって!?」
ミカサ 「…アルミンと何回かやった事がある…そして、勝ったこともある…1度だけだけど…」
ジャン 「対戦相手がアルミンだと…かなり高レベルな戦いだな。」
ミカサ 「3日続いた。」
ベルトルト 「3日!?」
ミカサ 「もちろん…途中で食事やトイレ、入浴も挟んだ。」
ジャン 「そりゃ…挟まねぇとな…」
ミカサ 「以上の事実をふまえて…私はしりとりには自信がある…」
アニ 「そうかい…じゃあもし、これであんたが負けたら、とんだ赤っ恥だね…」
ミカサ 「」
アニ 「いいよ…受けて立とうじゃないか…」
エレン 「…おっ、なんかおもしろそうだな。」
ミカサ 「エレン…来てくれると思っていた…」
エレン 「バカ!オレに構わず、さっさとアニと勝負しろよな!」
ジャン 「エレンてめぇ…いつもいつも…」
-
- 41 : 2015/01/04(日) 13:33:02 :
- さだはる殿、分かりましたよ…(*°u°*)
もう、言っちゃってもいいのかな?………もう少し待っておこう…(*´_`;)
期待です!私もしりとり混ぜてー♪
-
- 42 : 2015/01/04(日) 13:36:11 :
- アニ 「とにかく始めようか…私からでいいかい?」
ミカサ 「構わない。」
アニ 「じゃあそうだね…最初は…」チラ。
ベルトルト 「?」
アニ 「ベルトルト。」
ミカサ 「人名もアリなの…?」
アニ 「ある程度はね。でも、あんたの大好きなエレンも、幼なじみのアルミンも、最後に“ン”が付くから使えないけどね…」
ミカサ 「分かった…ベルトルト…と…とびら。」
アニ 「ラッパ。」
ミカサ 「パズル。」
アニ 「ルーペ。」
ミカサ 「ペンキ。」
ジャン 「エレンてめぇ…いつもいつも…」
エレン 「は?何1人で怒ってるんだジャン。っていうか、そのウサ耳、なかなか似合ってるぞ…おっと、にゃん。」
ジャン 「にゃん?はは、なんだエレン。死に急ぎ過ぎておかしくなっちまったか?」
エレン 「おかしいのは、お前だろ!今は、公演の真っ最中だぞ。自分の役の演技しなくて、どうするんだよ!」
ジャン 「んな事言ったって…う、ウサギって…なんて鳴きゃいいんだよ!?」
エレン 「知るか!それくらい自分で研究しろよな!馬面のクセに…にゃおん!」
ジャン 「なんだと、この死に急ぎにゃんこ野郎が!!」
エレン 「にゃにするんだよ!服が破けちゃうにゃろ!!」
-
- 43 : 2015/01/04(日) 13:43:34 :
- >>41 ゆう姫さま
いつもありがとう(^^)
う~ん、どうしようね…正直エルヴィンいなくても公演はできそ…げふんげふん(^_^;)
もしもどちらかが、しりとりで詰まったら、助けてあげてほしいな(>人<)
始めてみたものの、進撃の世界観を壊さない言葉だけでやるのは、けっこう大変なんだよorz
-
- 44 : 2015/01/04(日) 13:50:21 :
- アニ 「き…絹。」
ミカサ 「縫い針。」
アニ 「リール。」
ミカサ 「…ルール…」
アニ 「また“る”かい…る…る…」
ジャン 「服なんか、どうでもいいだろ!」
エレン 「よくねぇよ!ていうか、ほんと何怒ってるんだにゃん!そんなにつっかかるなら、オレにも考えがあるのにゃん!」
ジャン 「なっ…なんだよ、考えって…まさか、巨人になるとか…!?」
エレン 「そんなことしたら、観客の皆さんまで巻き込んじまうだろ!ちがう…オレの…必殺技だ…!」
ジャン 「なっ…なにをする気だよ…!?」
-
- 45 : 2015/01/04(日) 14:03:04 :
- アニ 「る……ルート。」
ミカサ 「土地。」
アニ 「チーズ。」
ミカサ 「ず…ず…」
アニ 「おやおや。降参かい?」
ジャン 「おいエレン!てめぇ舞台の上で、何やらかす気だよ!?」
エレン 「ふん…今さら怖じ気づいても遅い…にゃん…」
ジャン 「おい…待て…」
エレン 「いくぜ…オレの必殺…ど根性ストレート肉きゅ…」ジャン 「おいっ!!!」
エレン 「なんだよ…もう少しで決まるとこだったのに…」
ジャン 「エレン…その技はさすがにまずいぞ。一部の観客しか分からない上に、中の人が同じってだけで、この世界ではあり得ない。」
エレン 「…そうか…そうだよな。すまねぇな。オレもどうかしてたみてぇだ。」
ジャン 「いや。オレの方こそ、真面目にウサギできなくて、悪かったよ…」
-
- 46 : 2015/01/05(月) 14:02:35 :
- あけましてーおめでとうございます!お久しぶりです!
今年も最高のssをヨロシクです!
・・・・ていうか・・・いまだにタイトルがわかんないのは・・・俺だけなのか・・・?童話とかほとんど読んでないからマジでわからんwwwとりあえず ガンバ!
-
- 47 : 2015/01/05(月) 21:19:00 :
- >>46 アルミン親衛隊さん
お久しぶりです(^^)今年もよろしくお願いします。
皆さんに楽しんでいただけるSSを書けるように、今年も頑張ります。
あと、タイトルのことは、お気になさらず(^_^;)
調査劇団も、これから色々な演出をして、楽しんでいただきたいと思い、試してみたことなので。
次はどんな演出にしようかなぁ(´艸`)♪
-
- 48 : 2015/02/11(水) 14:02:09 :
- ミカサ 「ず…頭脳。」
アニ 「う?…う…牛。」
ミカサ 「資料。」
アニ 「また、う?…う…」
ベルトルト 「がんばれアニ…じゃなくて女王…」
ジャン 「ウサギ、か…ウサギらしくするには、どうすりゃいいんだろうな…ネコはてきとーににゃんにゃん言ってりゃそれらしくなるけどよ…」
エレン 「は!?お前さっきから言わせておけば…ネコってそんな甘いもんじゃないんだぞ!……にゃん。」
ジャン 「そう言うお前だって、さっきからにゃんにゃん言ってるだけだろうが!」
エレン 「四足歩行とか疲れるんだよ!」
ジャン 「なんだそりゃ。それでも兵士かよお前。」
エレン 「なんだと…おっとジャン、お前得意な役は馬の役だったな。」
ジャン 「お前は極悪人の役でもやってろ!」
エレン 「お前にだけは言われたくねぇよ!」
アニ 「う…う…う…」
ミカサ 「アニ…どうしたの?お腹でも痛いの?」
アニ 「ちょっと黙っててもらえる?…う…」
ベルトルト 「アニが冷静さを失ってる…このままだとアニが負けてしまう…どうしよう…」ハラハラ。
-
- 49 : 2015/02/11(水) 14:11:01 :
- ジャン 「ちくしょう…オレは今回、ウサギの役なんだよ!」
エレン 「じゃあウサギ飛びでもしてろって!」
アニ ハッ!「…ウサギ!」
ミカサ 「技術。」
アニ 「爪。」
ミカサ 「名刺。」
アニ 「塩。」
ミカサ 「丘。」
アニ 「顔。」
ミカサ 「落ち葉。」
アニ 「ば?…ば…ば…」
「ばかーっ!!!」
-
- 50 : 2015/02/11(水) 14:24:22 :
- ジャン 「?…なんだ、いきなり…」
ハンジ 「リヴァイのばっきゃーろー!」
エレン 「…ハンジ…さん…どうかされたんですか?」
ジャン 「ていうか、今あなたの出番じゃないですよ?」
ハンジ 「ふんだ。あんなリヴァイのそばで待機なんてできるわけがないだろう?」
エレン 「…兵長がなにか?」
ハンジ 「聞いてよエレン!リヴァイったら私が丹精込めて作った巨人クッキーを、もやすゴミに捨てたんだよ!」
エレン 「クッキーは燃えますからね…」
ハンジ 「分別の話をしてるんじゃないよ!なんで食べもせずに捨てるのさ!信じられないよ!」
ジャン 「確かにひどいよな…」
ハンジ 「でしょ!?」
エレン 「…ハンジさん…お言葉ですが…」
ハンジ 「なに?」
エレン 「オレ…以前リヴァイ班の先輩方が止めるのも聞かずに、ハンジさんのクッキーをいただいたんですが…なぜかそのあと2日前後の記憶が無いんです…」
ハンジ 「巨人化でもしてたんじゃないの?」
エレン 「オレも最初はそうかと思ったんですが…ペトラさんの話だと、2日間原因不明の発熱にうなされて、昏睡状態だったと…」
ハンジ 「えっ、なにそれ!?巨人化能力と何か関係あるんじゃない?」
エレン 「オレも最初はそうかと思ったんですが…オルオさんの話だと、ハンジさんのクッキーを食べたとたん、倒れたらしくて…」
ジャン 「ハンジさん…クッキーに何入れてんすか…」
-
- 51 : 2015/02/11(水) 14:39:35 :
- アニ 「…ねぇ。」
ミカサ 「…なに?」
アニ 「私たち…しりとりでも決着着きそうにないね…」
ミカサ 「…確かに。というかエレン…2日間寝込んでたって…今初めて聞いた…」
ベルトルト 「こっ、今度はさあ…オセロでもやらない?僕、持ってるから…」
アニ 「…そうだね…今度会った時は、オセロやろう…それでいいかい?」
ミカサ 「…かまわない。」
アニ 「そうか…楽しみにしてるよ…アリス。」
ミカサ 「アリス?」
アニ 「気づいてなかったのかい?今回のあんたの役はアリス。この演目のタイトルは…不思議の国のアリスだよ。」
ミカサ 「…そう。私もその童話は好きだったから…今回アリス役を演じることができて、よかったと思う。」
エルヴィン コホン。「…鬼退治を終えたアリスは、おじいさん、おばあさんのもとへと帰っていきました…」
ジャン 「…お、鬼なんていつ出てきたんだ!?」
エレン 「今まで脱線してたからって、混乱しすぎだぞ、あのおっさん…」ハァ。
-
- 52 : 2015/02/11(水) 14:50:41 :
- ミカサ 「…鬼なんていない…」
エレン 「気にすんなよミカサ。団長…じゃなくて座長が、単に間違えただけだからよ。」
エルヴィン 「何を言うか…鬼は…そうだ、ベルトルト演じる王さまは、実は悪い鬼だったのです!」
ベルトルト 「ええっ、僕ぅ!?」
エルヴィン 「それはそれは凶悪な鬼でな…みんなが壊しちゃいけないと言っていた壁を足で蹴って壊したりしていた。」
ベルトルト 「そ…それ言われちゃ僕反論できないんですけど!?」
エルヴィン 「アリスは、そんな、わっっっるい鬼を退場しにここまでやって来たのです。」
ベルトルト 「ひぃーっ…」
-
- 53 : 2015/02/11(水) 15:00:08 :
- ミカサ 「ベルトルト…悪く思わないでね…一撃で決めるから…」
ベルトルト 「そ、そんな…み、ミカサやめてくれ…話せば分かるから…!」
ミカサ 「…不毛…」
ベルトルト 「い、いやいやいや待ってくれ…た、確かに僕はライナーの日記こっそり見てた事あるしアニが前スカートはいてた時は、ちらっとパンツ見たの今まで黙ってたけどさあ!」
アニ 「ミカサ…ベルトルトの弱点は脇腹だよ…」
ミカサ 「…分かった。」
ベルトルト 「うわぁぁごめんなさぁぁい…!」
バキッ…!
-
- 54 : 2015/02/11(水) 15:12:18 :
- エルヴィン 「…ぐはっ…な、なぜだミカ…サ…」
…バタッ。
ミカサ 「…なぜ?今までクロスロードパズルとかして遊んでたクセに、いきなり出てきて私たちを振り回した…その報い。」
アニ 「ベルトルトは私が退治するから…ねぇ?」
ベルトルト 「いっそのこと、一思いに決めてほしかった…」
アルミン 「こうして、悪い座長をこらしめたアリスは、いつまでも幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。」
エレン 「アルミン!お前今までどこにいたんだよ!?」
アルミン 「ちゃんと舞台裏にいたよ。ドードーの役のあとから、ずっとね。」
ミカサ 「そういえばそうだった…割愛されてたけど…」
アルミン 「…さあ、もう観客の皆さんも忘れてるかもしれないけど、プレゼントの発表に移ります。最初は抽選にしようと思っていましたが、コメントをいただいた皆さん、全員に差し上げようと思います。」
※実際には手元に届きませんが、脳内にてお楽しみください。
-
- 55 : 2015/02/11(水) 15:28:48 :
- アルミン 「それでは、プレゼント内容の発表です。」
リヴァイ 「今は気絶してやがるが…エルヴィンの野郎、資金が足りねぇからって、劇団のグッズ展開までしてやがった…」
アルミン 「プレゼントは、以下のとおりです!」
☆ 調査劇団オリジナルポスター(サイン入り)
* 今までに出演した団員たちが写っています。ちなみに、センターには指導者づらしてるエルヴィン座長がいます…
☆ 調査劇団オリジナルマスコット人形
* リヴァイ(お母さんヤギバージョン)、(王子様バージョン)、(かぐや殿バージョン)、(長靴を履いたネコバージョン)
* エレン(末っ子子ヤギバージョン)、(おばあさんバージョン)
* ハンジ(人魚姫バージョン)、(赤ずきんバージョン)、(ランプの精バージョン)
☆エルヴィン・スミス自叙伝『なぜ私が座長になったのか。』
-
- 56 : 2015/02/11(水) 15:42:41 :
- アルミン 「以上をセットにして
小桜いんこ様
とあ様
キミドリ様
ハンジがかり様
88様
ミツミ様
蛙霊魂様
にゃらびぃ様
アルミン親衛隊様
…以上の方々に、なかば強引にご自宅へお送りいたします!!!」
※長い新春公演になってしまいましたが…ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
なお、グッズ内容はあくまで作者の想像ですので…みなさんで、いろいろなグッズを考えていただけたら、とてもありがたく思います。
今後とも調査劇団を、よろしくお願いいたします。
-
- 57 : 2015/02/11(水) 15:50:54 :
- エルヴィンスミス自叙伝w
欲しいですw
楽しみです(*´ω`*)
調査劇団のこれからのますますの発展期待です!
-
- 58 : 2015/02/11(水) 16:13:42 :
- >>57 88さん
最後までご鑑賞いただき、ありがとうございました。
ご自宅に届きましたでしょうか( ・ω ・)♪
いやぁ正直あの本は、9名の方に送って近々某古本ショップにそろって平積みされるかしらと思っていたのですが…
気に入っていただけてよかったです。
ちなみに最低買い取り価格は7円…だったかなw
-
- 59 : 2015/02/11(水) 16:31:28 :
- プレゼントの中身が真面目にほしいww
次回も期待です!
-
- 60 : 2015/02/11(水) 16:36:19 :
- >>59 ミツミさん
最後までご鑑賞いただき、ありがとうございます。
エルヴィン 「グッズは劇場内売店でも販売しております価格はぐほっ…」ガク。
ミカサ 「…これでしばらくは起きないはず…」フウ。
※ポスターは定価2500円くらい。マスコットは1つ800円くらいかな(^_^;)
私もリヴァイのかぐや殿バージョンが欲しかったり…
-
- 61 : 2015/02/12(木) 21:12:43 :
- さだはる殿♪
きゃー♪ありがとう!ハンジさんのマーメイド...赤ずきん...ランプの精...( *´艸`)
ふへへ♪
ハンジさん、大丈夫!私がハンジさんのクッキーを...リヴァイに食べさせるから!
そして、ミカサ可愛いo(*`ω´*)o
次回にも期待です♪お疲れ様でした!
-
- 62 : 2015/02/12(木) 21:23:57 :
- >>61 ゆう姫さま
最後までご鑑賞いただき、ありがとうございました。
あ、お家に届いたんだね(^^)気に入ってもらえてよかったです。
ハンジさんのクッキー…何が入っているんだろう…
-
- 63 : 2015/02/23(月) 10:31:30 :
- エレン音痴に吹き出しました。
でも、ミカサのアリスかわいいだろうなと妄想してぐふふと一人笑ってます。
脱いだらマッチョでかわいくないですが(笑)
素敵な作品ありがとうございました。
-
- 65 : 2015/02/26(木) 15:36:24 :
- ハンジの手作りクッキー食べれるのなら、2日間の発熱ぐらい構わない!
みかさのアリス衣装とか可愛すぎて…
さだはるどの執筆お疲れ様でした‼︎
-
- 66 : 2015/02/26(木) 21:15:51 :
- >>65 りぃ姫さま
最後までご鑑賞いただき、ありがとうございます。
お休みの間に荷物届いてなかった( ・ω ・)?送り主は調査劇団と思いきや、実はエルヴィン・スミスってなってたりする♪
脳内で楽しんでねー。
ハンジさんのクッキーは…うん(^_^;)
-
- 67 : 2015/03/02(月) 16:10:04 :
- 執筆お疲れ様でした!
遅くなりましたが、読了しました。
兵長が予想通りイカレ帽子屋でニヤニヤしてました。ティーパーティーだからね!何でもない日、おめでとう!
原作をしっかり読んでないので、ドードーとかいろいろ登場してたのにびっくりです。
プレゼント、ありがたく頂戴いたします。
次回の公演も楽しみにしてます。
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