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ベルユミ 冬を見た日
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- 1 : 2014/10/15(水) 17:23:03 :
- 体育祭が終わって、何日が過ぎてからの下校時…
ユミル「でさぁ、ベルトルさんにマッサージしてもらってよ!」
クリスタ「うんうん!それで?」
ユミル「それが上手いんだよ!何か私が頼むと何でもしてくれんだよ!」
クリスタ「何かユミルは凄く幸せそうだね」クスクス
ユミル「お前が私と結婚してくれたら私の人生は最高なんだけどな」
クリスタ「もう!そんな事ばっかり言ってるとベルトルトに嫌われるよ!!」
嫌われるよ?
勝手に嫌いになれよって言いたいけど、嫌われたくねぇな
私を大事に思ってくれる男はベルトルさんだけだもんな……
ユミル「(よし、何かお礼しよ)」
http://www.ssnote.net/archives/23423
エレアニ 体育祭だ!!
こちらの続きになります!
ベルトルトとユミルのお話です
SSを読者の皆様に気持ちよく読んで貰うために、作品が終了するまでコメントを制限させて頂きます。
コメントを貰えると本当に嬉しいです
しかし、途中で貰ったコメントを非表示にするのは心が痛みます。
ですので、作品が終了するまではこちらにコメントを頂けると嬉しいです!
http://www.ssnote.net/groups/347/archives/5
作品の感想
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- 2 : 2014/10/15(水) 17:24:57 :
- 体育祭が終わった後の学校は、今まで通りの授業が中心の生活である
何か変わった事があるとすれば…
ガラガラ!!
ヒッチ「アルミ~ン!お昼食べよ!」
アルミン「うん、良いよ!」
お昼になると必ずヒッチがアルミン達のクラスに来るようになった
屋上でお昼を食べていたが、流石に寒いから教室で食べることにしたようだ
エレン「お、おい?そこは俺の席……」
ヒッチ「お借りしま~す」
エレン「たくっ……はぁ」
アニ「仕方ないね、ライナーの椅子をエレンに貸してあげてよ」
ライナー「空気椅子しながら食えと言うのか?なぁ、アニさん」
アニ「そういう意味だよ、お兄ちゃん」
ミカサ「ふふっ」
ジャン「(こんな妹と兄貴って居そうだよな)」
アルミン「(アニが家の主だろうな)」
元からリア充が多くてクラスの皆に睨まれている軍団に新しい仲間が…
今もクラスの男子はエレン達を睨んでいた……けど仲良しなクラスであった
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- 3 : 2014/10/15(水) 17:55:23 :
- サシャ「ヒッチの御弁当……美味しそうです…あの~?」
ヒッチ「絶対にあげないし」
コニー「でも美味そうだな」
ユミル「あれか?久し振りに親が作ってくれた的な感じか?」
ヒッチ「う、うるさいなぁ!黙って食べな!///」
エレン「ははっ!何か賑やかだな」
アニ「うるさいぐらいだね」
ベルトルト「まぁ、平和だよ」
クリスタ「ん~寒い」
ベルトルト「本当だね、もう冬が近付いてるからね」
ライナー「(冬かぁ……2人でマフラーを…やべぇな……ニヤけちまう)」ニヤ
ユミル「おいこら!なに想像してやがる!」
ミカサ「始まってしまった」
ジャン「いい加減にしろよな」
エレン「お前も……うるさい時はあるぞ?」
ジャン「お前もだろ!」
エレン「俺は静かにしてるだろ!」
クリスタ「エレン達も始まったね」
ベルトルト「本当にね……何とかしてよ?」
ミカサ「どうしようもない、今はお昼を食べることが先」
アニ「そうそう」
ミカサ「アニ、一口ほしい……あ~ん」
アニ「仕方ないね」
ベルトルト「平和だね、本当にさ」
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- 4 : 2014/10/15(水) 19:39:47 :
- お昼を食べ終わり、残りの授業が終わるのを待っていた
学生達は終わりを告げるチャイムが鳴るのを待っている
ユミル「ふぁぁ」
クリスタ「眠そうだね」
ユミル「あ~色々と考え事がな」
クリスタ「そうなの?話聞くよ?」
ユミル「そりゃあ、助かるわ」
素直に助かると思ったよ
正直に言うと何をしてやれば喜ぶのか全然わからなかった
キンコ~ンカ~ンコン
ユミル「終わった……長かったな」
クリスタ「やっと帰れるね」
チャイムが鳴ってすぐに席を立ち上がる生徒に先生は睨み付ける
それでも高校生だからか?
その視線に気が付いているのに気付いてないふりをする
先生「はぁ」
先生は諦めて職員室に戻っていく…
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- 5 : 2014/10/16(木) 21:29:22 :
- 長い帰りのSTを終えると…
サシャ「帰りに皆でアイス食べに行きましょうよ!」
エレン「寒いぞ?」
ベルトルト「うん、寒いのにアイスを食べに行くの?」
ジャン「アイスよりマックにしねぇか?」
エレン「おっ!良いな!(晩飯はマックで良いや)」
アニ「…」
ミカサ「アイスが食べたい……」
エレン「アイス食いに行くぞ!」
ジャン「おう!」
コニー「絶対に俺より、お前らの方が馬鹿だよな」
ライナー「(反抗期なエレン……自分勝手なジャン……馬鹿なコニー…うん、馬鹿軍団だ)」
いつも通りに遊ぶ話をしながら帰ろうとするメンバー
ヒッチもすぐにアルミンの所にやって来てアイスを食べに行くことになった
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- 6 : 2014/10/16(木) 21:29:52 :
- ヒッチ「あれ~?クリスタは来ないの?ユミルも?」
ライナー「なぁ!?」
ベルトルト「えっ?今日は来ない感じなの?」
クリスタ「えへへ、今日はユミルと2人でデートなの!」
ユミル「そ~ゆ事だ!」
ライナー「な、なぁ……はぁ」
ベルトルト「気を付けてよ?変な奴等に話し掛けられたら逃げるんだよ?」
ユミル「そんなに心配すんなって!」
ユミル「よし、クリスタ行くぞ!」
クリスタ「うん!また明日ね!」フリフリ
クリスタが皆に手を降っている
ライナーは、この世の終わりで詰まらないって顔をしている
そんな彼を励ますようにベルトルトとアニが慰めていた…
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- 7 : 2014/10/17(金) 23:59:38 :
- それから……
ユミル「あ~どこ遊びに行く?」
クリスタ「こら!目的が違うでしょ!」
ユミル「あぁ……そ、そうだったな」
クリスタ「それで?ユミルは何を悩んでたの?」
ユミル「まぁ、別に深く考えなくて良いんだけどよ」
クリスタに相談してみたんだ
何をしてやったらベルトルトが喜ぶかを…
クリスタ「ユミル!凄く可愛い!!」
ユミル「はぁ?」
クリスタ「そっか!ベルトルトの事で悩んでたんだね!」
ユミル「う、うるせぇな!」
照れ臭くて少しだけニヤけちまう
人が喜ぶより自分が喜びたい性格のはずなんだけどよ…
ユミル「(喜んで貰えるのは嬉しいよな)」
まだ何もしていないが、喜んでる姿を想像すると何だか嬉しい
クリスタ「ベルトルトが喜ぶ事かぁ……何だろ?」
ユミル「そうなんだよな、ベルトルさんって何でも喜んでくれるから困るぜ」
クリスタ「ふふっ、ベルトルトらしいよね!今からユミルと恋バナする!」
ユミル「あぁ?」
クリスタ「どこか適当にお店に入ろ!」
今日1番と言っても良いであろう元気なクリスタを見ることが出来た
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- 8 : 2014/10/18(土) 00:44:47 :
- 少し歩くと……
クリスタ「ユミル!あそこ行こうよ!」グイ
ユミル「わかった、わかったから落ち着け!」
そんなに恋バナが好きなのか?
クリスタは私の腕を引っ張って店の中に…
ウィーーーーーーーン
ユミル「お前な……何の店か知ってて入ったのか?」
クリスタ「え?な、何……ここって…」
メイド「いらっしゃいませ!御主人様!!」
ユミル「…」
クリスタ「…」
見た目が普通に見えたからか?
クリスタは間違えてメイド喫茶に入ってしまった
出ていく訳にもいかないため、何かを頼んで早く帰ろうと思う
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- 9 : 2014/10/19(日) 21:29:48 :
- 席について……
ユミル「オムライスで良いよな……あっ…変な魔法の言葉とか言わなくて良いですから」
メイド「そ、そうですか……わかりました」
メイド「それでは、少々お待ちください!」
ユミルが強引にオムライスを注文した
クリスタは少しだけ……
クリスタ「…」ジーー
ユミル「何、見てんだ?」
クリスタ「メイドさんの服って可愛いよね!」
ユミル「ん、そうか?」
ぶっちゃけ私は嫌いだね
クリスタは可愛い服とか好きだからな
私は動きやすさを追求するタイプの女だよ
ユミル「それにしてもよ……お前さ」
クリスタ「?」
ユミル「ライナーにベタ惚れしてるよな」
クリスタ「えへへ///」
ユミル「今日も甘えてたしなぁ(はっきり言うとさ、親父と娘に見える)」
クリスタ「私ね、ライナーが私の頭を撫でてくれると落ち着くんだ」
ユミル「何だよ?遠回しに私に撫でてほしいのか?」ニヤニヤ
クリスタ「もう!ユミルはベルトルトの頭を撫でてあげなよ!」
ユミル「私とベルトルさんは綺麗な付き合いをしてんだよ、エレン達みたいにイチャイチャするタイプに見えるか?」
クリスタ「イチャイチャしてたら写メるよ!!」
ユミル「諦めな!」
そんな話をしていたら…
頼んだオムライスが運ばれてきたんだよ
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- 10 : 2014/10/19(日) 21:37:37 :
- メイド「こちらが…」
クリスタ「魔法の言葉を教えてください!!」
ユミル「お、おい!」
私は早く店から出たいんだよ
そんなの聞いてたら時間が掛かるだろ
メイド「わかりました!御主人様も一緒にやってくださいね!」
クリスタ「はい!頑張ります!!」
クリスタが優しい……と言うより
普通にクリスタは興味があった様だ
メイドと楽しそうに変な暗号を唱え始めた……
私は変な呪文のような暗号が終わるまで1人で待つことに……。
ユミル「…」
クリスタ「えっと……私のオムライスにはライナーって書いてください!」
ユミル「(今日はユミルだろ?たくっ……はぁ、帰りてぇ)」
クリスタがメイドと会話してる間、私は本当に暇だった
そんな時に…
クリスタ「ユミルのオムライスにはベルトルト大好きで!」
ユミル「はぁ!?」
メイド「かしこまりました!」
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- 11 : 2014/10/20(月) 21:29:52 :
- ユミル「待て待て!ちょっと待って!!」
クリスタ「ユミル?大人しくしないと縛っちゃうよ?」
ユミル「おま、お前な……って……はぁ」
ユミルが抵抗していたが、プロの書く早さに勝てずに…
メイド「出来ました!」
クリスタ「ありがとうございます!」
ユミル「も、もう……何でもいいわ」
自分が食べるオムライスに彼氏の名前がケチャップで書かれている
見ていると恥ずかしくて死にそうだ…
―――
――
―
ユミル「さっさと食べるぞ」
クリスタ「待ってよ!ちゃんと写メるよ」
ユミル「腹の中に入ったら形なんか意味ねぇよ」
クリスタ「私はベルトルトに送ったら喜んでくれると思うけどな~」カシャ
ユミル「…」
クリスタ「えへへ、後でライナーに送っちゃお!」
ユミル「べ、別に……」
クリスタ「?」
ユミル「送れなくは……ねぇよ///」
クリスタ「(あ……可愛い)」
ユミル「写メるよ!送れば喜ぶんだろ!?」
ポケットからスマホを取りだし、オムライスを写メる
その時、ユミルの顔は紅くなっていたとクリスタは語る
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- 12 : 2014/10/21(火) 01:01:59 :
- ユミル「…」
クリスタ「いただきま~す」
ユミル「どうだ?ライナーの名前が書いてるオムライスは美味いか?」
クリスタ「うん!美味しいよ!」
ユミル「そりゃあ、良かったな」
ユミル「私も食うか」
オムライスを食べようと思ったのだが…
クリスタ「食べないの?ユミル?」
ユミル「いや……だってよ」
クリスタ「ユミル………どうかした?」
ユミル「い、いや……オムライス…さ……食べたらよ」
クリスタ「?」
ユミル「ハートで囲まれたベルトルさんの名前がよ……///」ゴニョゴニョ
クリスタ「え?ご、ごめん!声が小さくて聞こえないよ」
ユミル「…///」
ユミル「何もねぇよ!!///」
クリスタ「え?え?」
ユミル「(このハートが割れたって嫌われる訳じゃねぇ!食ってやるからな……覚悟しろよベルトルライス!!)」
クリスタ「(何か凄い勢いで食べてる)」
ユミルはオムライスを豪快に口の中に入れていく
クリスタも負けじと食べる、それでもクリスタは食べるのが遅かった。
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- 13 : 2014/10/21(火) 17:12:03 :
- ユミル「…」ジーー
クリスタ「もう少し待っててね!もう少しで食べ終わるから!」
ユミル「おう」
クリスタ「はふっ……あ!美味しい!」
ユミル「(極楽だな、永遠に見ていたいな)」
ユミル「(あの小さな口の中に入ってくオムライス……羨ましいぜ)」
クリスタ「ふふふっ」
ユミル「(幸せそうな顔してよ、あ~結婚してぇ)」
クリスタが食べ終わるのを見ていたユミルは、クリスタに食べられるオムライスに嫉妬していた
クリスタが食べ終わったのは10分後だった…
クリスタ「お腹いっぱい!今日は晩ご飯は食べれないや!」
ユミル「そうだな、私もいらねぇや」
クリスタ「よし!今から本腰を入れてベルトルトの事を考えるよ!」
ユミル「お前は、急に話題を戻すのな」
クリスタ「今日の目的はベルトルトが喜ぶ事を考えるの!後はユミルの恋バナ!ノロケ!!」
ユミル「(こいつの元気を私にわけてくれ)」
世の中には元気な奴も居れば元気がない奴もいる
私はどちらでもないだろうな
世の中を上手く生きようとしている
どちらかと言うと、自分に降りかかる火の粉は振り払う
他人に降りかかる火の粉は無視する
そんな私を親友と言ってくれるクリスタ…
クリスタ「ねぇ!もうキスとかしたの?」
だから素直に自分の事を話していた
だけどな……
ユミル「は、はぁ?」
自分の恋人との関係は聞かれたくなかった……恥ずかしいから。
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- 14 : 2014/10/21(火) 23:50:35 :
- ユミル「………///」
クリスタ「ねぇ!?教えてよ!」
ユミル「お前な…そんなに知りたいか?私達がキスしたか、してないか……」
クリスタ「うん!ユミルって自分達の事は絶対に教えてくれないもん!」
クリスタ「ベルトルトも教えてくれないし!気になるから教えてよ!」
ユミル「……ねぇよ」
クリスタ「え?」
ユミル「手は繋いだけど……キスはねぇよ………むしろ手繋いだぐらいしかねぇんだよ///」
クリスタ「そうなの!?」
ユミル「悪いかよ?」
クリスタ「悪くないよ!悪くないけど……」
ユミル「けど?」
クリスタ「それなのに………アニ達にキスしろとか言ってたの?」
ユミル「あ……いや…あのな…」
クリスタ「もしかしてさ………もしかしてだよ?」
クリスタ「ユミルって……キスされたいのかな?ベルトルトから」
ユミル「はぁ!?おまっ!意味わかんねーし!ほら!そろそろ帰るぞ!」ガタッ
クリスタ「…」
ユミル「あ~寒い!金、払って帰るぞ!」アセアセ
クリスタ「(かなり動揺してる、ライナーに相談しようかな)」
クリスタ「……」
クリスタ「(うん、絶対に相談しよ)」
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- 15 : 2014/10/22(水) 00:31:05 :
- もう少し、もう少しだけ話していたいけれども
これ以上クリスタと一緒に居ると
何もかも喋らないと帰れない気がする
ビュオオオオオオオオオ……
ユミル「…」
クリスタ「…」
メイド喫茶を出てから無言で歩いてる
クリスタは考え事をしているのか?
さっきから、ずっと悩んでる様な顔をしている
ユミル「く、クリスタ?」
クリスタ「(むぅ~ベルトルト……ユミルを悲しませてたら許さないからね)」
ユミル「お~い?」
クリスタ「…」
ユミル「どうかしたか?さっきのオムライスで腹でも痛くなったのか?」
クリスタ「ユミル!私ね、ちょっと用事があるから!また明日ね!」
ユミル「はぁ?お、おい!」
クリスタはダッシュで走って行ってしまった
心配だったが、クリスタの家は近くだったから仕方なく自分の家に帰ることに……
ユミル「たくっ………いきなり何なんだよ」
ユミル「…」
ユミル「クリス~タ~私と遊んでくれよな~」
1人寂しく帰宅している最中である
一方その頃……
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- 16 : 2014/10/22(水) 00:32:09 :
- ピンポーーン…
ガチャ
ライナー「あいよ~どちら様……」
クリスタ「来ちゃいました!」
ライナー「」
クリスタ「ライナー!相談があるの!」
ライナー「お、おおお!何だ!?」
クリスタ「ユミルとベルトルトの事でね!2人で頑張ろうね!」
ライナー「はっ!」ビシッ
アイスを食べ終わり帰宅していた男
何を頑張るのかは知らない
女神が頑張る場所に男ライナーありだ
ライナー「(結婚する)」
その後、取り合えずライナー家で作戦会議が行われた。
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- 17 : 2014/10/22(水) 01:52:51 :
- ライナーの部屋で…
ライナー「なるほどな……ユミルが…」
クリスタ「そうなんだ、ベルトルトってユミルに甘えたりしないのかな?」
ライナー「まずよ、ユミルはベルトルトに何をしてほしいんだろうな?」
クリスタ「ん~頭を撫でてほしい!」
ライナー「それはクリスタだな」ナデナデ
クリスタ「あっ!そうかも!」
ライナー「(可愛い…可愛い!)」
ライナー「(それにしても、ベルトルトが喜ぶ事……ユミルが喜ぶ事…)」
クリスタ「何か良い案はないかな?」
ライナー「難しいな……クリスタから考えて俺にして貰えると嬉しい事って何だ?」
クリスタ「頭を撫でて貰うこと!後は一緒に遊んだり!他にもね!」
ライナー「(俺ってこんなに幸せで良いのだろうか)」ジーーン
クリスタからの愛を感じたライナーは幸せな時間を過ごしている
そんな時に……
ライナー「ベルトルトに直接……」
クリスタ「あっ!聞いちゃう!?」
ライナー「俺はベルトルトに聞こう、クリスタはユミルの情報を頼む!」
クリスタ「了解であります!」
ライナーの家でユミルとベルトルトのラブラブ作戦が計画された。
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- 18 : 2014/10/22(水) 15:08:05 :
- ライナー達が家で盛り上がってる時…
ユミル「くぁ~」
ユミルは家でゴロゴロとしていた
学校が疲れたのか?今にも寝てしまいそうである
ユミル「眠てぇな」
ユミル「(少しだけ寝るかな)」
ベットの上に寝転がる
疲れていたから、寝てしまうのに時間はかからなかった。
-
- 19 : 2014/10/22(水) 15:08:33 :
- 小さい頃の夢って何だろ?
自由気ままに生きること?それは人間の理想的な生き方かもしれない
ユミル母『ユミルは大きくなったらさ、何になりたいの?』
ユミル『え~?ん……自由に生きたいな』
ユミル母『なにそれ、ふふふっ』
ユミル『だってさ?自由に生きるって事は何処にでも行けるんだよ?』
ユミル母『そうね~何処に行きたいの?』
ユミル『えっと……王子様がいるところ!』
ユミル『私は王子様と結婚したい!』
ユミル母『あら!それは楽しみね!』
ユミル『えへへ!』
いつの頃だろうな?
この時は普通に夢が叶うと思ってたよ
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- 20 : 2014/10/22(水) 15:08:59 :
- 少しずつ、大人に近づいてくと気付く
子供の頃に夢見た景色は幻だと…
ユミル『…』
『彼氏と良い感じなの?』
『もう別れようかな?ウザいし』
中学になってから、周りから聞こえる恋愛話がアホ臭くなっていた
すぐに付き合って、別れる様な関係が殆どだったからだ
中には体目的で付き合おうとする男子も居た
ユミル『(バカみてぇだな)』
そうとしか思えなかった
私の大事な友達、クリスタを変態な目で見ていた男子から守っていた
普通に考えたら嫌われてたと思う
私が王子様で、クリスタがお姫様だったんだろうな……
高校に入学してすぐ、クリスタは友達が2人できた
アルミンとアニだ
別に話せなくはなかったが、楽しそうにしてるクリスタに話し掛けるのが難しかったんだ
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- 21 : 2014/10/22(水) 15:09:19 :
- ミカサが転校してきてからか?
アニ達と遊んで帰ってきたクリスタを見た時に、私もまた仲間に入れてほしくて声をかえた……
そのお陰で今は最高に楽しい生活を送ることが出来てるんだよ
ピリリリリリリリリ!!
ガバァ
ユミル「うるせぇな!誰だよ!?」ピッ
ユミル「もしも~し?」
クリスタ『あっ!ユミル!』
ユミル「クリスタか?何だよ、私の声が聞きたくなったのか?」
クリスタ『え?あっ!うんうん!』
ユミル「そういうのな……地味に傷付くから辞めろよな」
夢の世界から目が覚めたのは愛するクリスタからの電話であった
少しだけ懐かしい事を思い出したとユミル本人も思っている…
-
- 22 : 2014/10/22(水) 15:09:53 :
- クリスタ『あのね?ユミルって強引に抱き締められたりしたら嫌?』
ユミル「(クリスタが私を強引に?何だよそれ、ご褒美か?)」
クリスタ『ダメかな?』
ユミル「嬉しいに決まってるだろ!そのままキスしてくれても良いけどな」ニシシ
クリスタ『ええっ!?さ、流石だね///』
ユミル「は?おう……?」
クリスタ『なるほど……ユミルは強引に抱き締められてキス…ね』
ユミル「何かあったのか?お前がそんな変な事、言い出すなんて異常だぞ?」
ユミル「欲求不満か?」
クリスタ『ぶっふ!ちょ、ちょっと!?』
ユミル「だははははっ!悪い、悪い!」
クリスタ『も、もう!知らないもん!また明日ね!』ピッ
ツーツーツー
ユミル「おっ?切られちまったな」
ユミル「あ~満足、満足!」
クリスタをからかって満足したユミルは一階へ降りていく
オムライスを食べたからか?あまり腹は減っていない
それでも母が作ってくれた料理だからと、彼女は腹の中に入れてしまうのだ
-
- 23 : 2014/10/22(水) 15:10:19 :
- ユミル「食い過ぎたな……お腹一杯だわ」
ユミル母「最近よく食べるわね」
ユミル「ん~食欲の秋って言うからな」
ユミル「秋……ねぇ、私には冬に感じるけどね」
ユミル「まぁ、確かに寒いけどさ……まだ大丈夫だろ」
ユミル母「炬燵とストーブの準備しないとな~」
ユミル「(人の話を聞かない……私は完璧に母さんに似てんだな)」
ユミル母「あ……ちょっと」
ユミル「?」
ユミル母「貴女の部屋にもストーブとか用意するけど……散らかっててストーブ出すと危ないからね?」
ユミル「…」
ユミル母「土曜にでも綺麗に片付けておいてよね」
ユミル「…………めんどくせぇ」
それでも冬になってしまえば部屋は寒くなってしまう
仕方ないから部屋の掃除をしようと決意するユミルであった
-
- 24 : 2014/10/22(水) 15:10:52 :
- ガチャ…
ユミル父「疲れたなぁ」
そんな話を母としていたら、自分の父が仕事から帰ってきた
仕事で疲れきった!って顔をしている
ユミル「お疲れさん、しっかりと私の為に働いてくれてよ」
ユミル母「そうねぇ、お父さんは大変ね~」
ユミル父「君達はさ、もっと優しい言葉を言ってくれないの?」
何だか家族が揃うと会話が増える
割と仲が良い家族だとユミルは思っている
ユミルの父は風呂よりも先に晩飯を食べると言い、母の料理を食べ始める
-
- 25 : 2014/10/22(水) 15:11:20 :
- 父が急に変な事を言い出してくる…
ユミル父「ユミル!一緒に風呂入るか!」
ユミル「死ね」
ユミル父「おっ……一言で返されると辛いな」
ユミル「母さんと入れよ、欲求不満親父」
ユミル母「え?お風呂は1人で入りたいわよ」
ユミル父「お前らな……ちょっとした冗談を本気で返すなよ」
ユミル父「それにしても、ユミルは本当に父さんと風呂に入らなくなるの早かったよな」
ユミル母「そう?女の子なら普通よね?」
ユミル「そうだな、普通だよ………そもそも高校生と風呂に入りたいってよ」
ユミル「変態親父だな」ケラケラ
ユミル父「男は変態なんだよ」
ユミル母「何を悟ったような顔をしてるの?」
ユミル父「真実だ」
ユミル「(男は皆、変態か…ベルトルさんは私に何もしてこねぇけどな)」
ベルトルトは時々だが強引になる
それでも手を繋いだりするぐらいである
告白された時、私が付き合うと伝えた時は抱き締められた
それ以来、ベルトルトは私に触れようとしない
キスすらしてこない…
だからか?少しだけ不安になる時もある
-
- 26 : 2014/10/22(水) 15:12:00 :
- 結局、私は父が風呂から出てから風呂に入ることになる
お風呂に入るまでは部屋でゴロゴロと過ごしている
そんな時に自分のスマホが鳴った
ユミル「あ?ゴリラから……?」
ユミル「?」カチカチ
From ゴリラ・ゴリラー
Sub
本文
ユミル!このオムライスの写真……お前がクリスタと遊んだからだよな?
マジで感謝するぜ!!
ユミル「あ、あいつ……マジで送ったのかよ」
ユミル「(私も送るべき……なのか?)」
ユミル「無理だ……絶対に無理///」
送ろうと思うが恥ずかしくて送れない
この写真を送ったら私は明日、どんな顔でベルトルさんと話せば良いかわからん…
-
- 27 : 2014/10/22(水) 15:12:21 :
- その頃……
ベルトルト「え?」
ライナー『お前はユミルとどこまで進んだんだ?』
ベルトルトはライナーに質問攻めにあっていた…
ベルトルト「どこまでって……ライナーは?」
ライナー『俺か?へへ………幸せだぞ』
ベルトルト「もしかして…キスしたの?どんな感じだった!?」
ライナー『クリスタとのキスはな……もう、幸せすぎて死んでも良いと思ったね』
ベルトルト「そ、そう言う事じゃなくて………感触とか///」
ライナー『柔らかかった…もう、マジで柔らかかった///』
ベルトルト「そ、そそそうなんだ!///」
ベルトルトとライナーは恋バナ?少しだけライナーの自慢話で盛り上がっていた
ライナー『で?お前はユミルとキスしたのか?』
ベルトルト「えっと……はは」
ライナー『(なるほどな、クリスタが言ってたのは本当だな)』
ライナー『(ユミルは自分からキスしてくれ………とかは言わなそうだもんな)』
ベルトルト「ライナーから?」
ライナー『おう!』
ライナーは自分が寝てる時に、クリスタがキスをしている事を知らない
ファーストキスは自分からしたと思っているが、本当はクリスタからであった…
ベルトルト「…」
ライナー『お前はユミルに何かして貰いたい事はないのか?』
ベルトルト「え?」
ライナー『男と女だぞ?別にエッチな事以外にもしたい事ってあるだろ?』
ベルトルト「まぁ、うん///」
ライナー『だよな?俺はクリスタに膝枕して貰いたいな』
ベルトルト「あ!それは僕も思うかも!そのままユミルに耳掃除してほしいかも!」
ライナー『男のロマンだな……彼女に膝枕からの耳掃除!』
ベルトルト「あはは!うん、そだよね!」
思春期の男子だからエッチな事に興味がないわけではない
それでも今は普通に恋人同士がするデートなので満足できる
それだけで幸せだと語る
本当に彼女を大切に思う男子達である
-
- 28 : 2014/10/22(水) 15:14:43 :
- 色々な話で盛り上がっていた
そんな彼等の話は夜遅くまで続くのであった…
次の日からライナーとクリスタは密かに相談していた
2人をどうやってラブラブさせるか…
ベルトルトにユミルが寂しがってるかもよ?と言葉を言ったりもした
ベルトルトは少しだけ考えた様子であった
ライナーとクリスタは彼女を悲しませるなよ?という事を伝えたかったのだ……。
そんな彼等の想いが神に伝わったのか?
少しだけ事件が起きた………
―――
――
―
ユミル「ベルトルさんが風邪?」
ライナー「熱があるらしいな」
アニ「(寝相悪いからね、布団を蹴っ飛ばしたんだろうな)」
ユミル「…」
エレン「帰りに皆で見舞いだな」
コニー「仕方ねぇな」
サシャ「(リンゴ…みかん……イチゴにメロン!!)」
アルミン「それじゃあ、帰りに
ユミル「私が1人で行くからいいよ、お前らは来んな」
少しだけ恥ずかしい気持ちだ
それでも1人で行きたかったんだよ
-
- 29 : 2014/10/22(水) 15:15:05 :
- 学校の帰りに1人で彼氏の家に向かう
クリスタはライナーに任してあるから大丈夫だ
少しだけ歩くペースが遅い、それでも着々と彼氏の家に近付いている
ユミル「あ~馬鹿だな、何で1人で行くなんて言っちまったんだろうな」
ユミル「…」
ユミル「(熱か……確かに寒くなってきたからな)」
そんな事を考えながら歩いてる
少し遠くだが彼氏の家が見えてきた…
ユミル「…」
ユミル「たくっ、熱なんか出しやがって」
高鳴る胸の鼓動を押さえながら、インターホンを押す
中から誰かが歩いてくる音が聞こえてきた
-
- 30 : 2014/10/22(水) 15:15:53 :
- ガチャ
ベルトルト「…」
ユミル「…」
ベルトルト「…」
ユミル「よぉ?」
ベルトルト「ユミル……えっ?」
ユミル「見舞いに来てやったぞ!」
行きに買ってきたプリンをベルトルトに見せてやる
かなり驚いた表情を見せるベルトルト、見ていて可愛いと思ってしまう
その後すぐ、ベルトルトの部屋に連れていった
ベルトルト「えっと……飲み物とか持ってくるね」
ユミル「バカ野郎……寝てろよ」
ベルトルト「あっ、でも…」
ユミル「寝ろ!」
ベルトルト「は、はい!」
オドオドしながらベットに潜り込んでくベルトルト…
ユミルはベルトルトを見て思った
ユミル「(羊か……食っちまうぞ)」
草食系男子であり、草食動物に見えるベルトルト…
ユミルは肉食系?オオカミかもしれない
ベルトルト「…」
ユミル「熱は大丈夫なのか?」
ベルトルト「まだ高いんだ、だから伝染るかも」
ユミル「知ってるか?人に伝染すのも治療なんだぜ?」
ベルトルト「何だか考え方がコニーみたいだね」
ユミル「そうか?私は良い方法だと思うぞ?」
ベルトルト「たとえ良い方法でもね、ユミルには伝染したくないよ」
ユミル「つまんねーな」
ベルトルト「つまんないって……つまんないかな?」
ユミル「まぁ、いいや………今日は1人か?」
ベルトルト「あっ…買い物に行ってるんだと思う」
ユミル「ほ~」
ベルトルト「?」
-
- 31 : 2014/10/22(水) 15:16:46 :
- ユミル「ベルトルさん、1つ質問するぞ?」
ベルトルト「うん?」
ユミル「私とキスしたくないか?」
ベルトルト「え!?///」
ユミル「どうなんだよ?やっぱりアニの方が良いのか?」
ベルトルト「………ユミル」
ユミル「エレンとアニが別れたらよ、ベルトルさんはアニに
ベルトルト「もう…ユミル!」
ユミル「…」
ベルトルト「僕ね?我慢できる自信はないんだよ」
ユミル「我慢?意味わかんねーよ」
ベルトルト「エレン達みたいに……イチャイチャしたらさ」
ユミル「おう」
ベルトルト「僕は止まらないよ///」
ユミル「ほぉ~って事はよ」
ベルトルト「?」
ユミル「私の体に興味はあるわけだな」ニシシ
ベルトルト「あ、あのね……はぁ」
ユミル「あ?興味ねぇのかよ?」
ベルトルト「ユミルに興味ない男子なんか居ないよ」
ユミル「それにしちゃあベルトルさん、手を出してこねーな」
ベルトルト「…」
ユミル「…」
ベルトルト「熱が治ったらさ……遊びに行きたいな」
ユミル「仕方ねぇな!付き合ってやるよ」
ベルトルト「その日は1日、僕の我が儘を我慢する日になるよ」
ユミル「ドンと来いよ」
ベルトルト「うん、絶対にさっきみたいな言葉が2度と出てこない様にするからね」
ユミル「(おぉ……目がギラギラしてらぁ)」
-
- 32 : 2014/10/22(水) 15:17:11 :
- デートの約束をしてから、買ってきたプリンを机の上に置いて帰る事にした
ベルトルトは心配して家まで付いてくると言い出す始末
彼は強引に行動することは出来ないが、しっかり者である
それでも体調を崩してる彼氏を思えば寝てろと言いたくなる
ユミル「さっさと熱、治せよ?」
ベルトルト「うん、お見舞いに来てくれてありがとね?」
ユミル「いいって!んじゃ、またな」
バタン…
ベルトルト「…」
ベルトルト「デートか………熱上がりそうだな」
次のデートでキスする宣告をした
そう考えると頭の中が彼女の事で一杯になってしまう
親友の話によると『キスは柔らかかった』と言っていた
学校中の男子が女神と言っているクリスタと付き合ってる親友
それだけで恨まれているであろう
それなのにキスまで……
ベルトルト「うん、僕もライナーも幸福者だね」
熱で頭がガンガンとする
そんな時でも彼女とのデートプランを考えてしまうのは男子の特徴である
-
- 33 : 2014/10/22(水) 15:17:48 :
- ベルトルトの熱が治ったのは三日後であった
学校はいつもと変わらない日常である
エレン達が遊んでいて、アニとミカサが仲良く弁当を食べていたり
サシャがヒッチの弁当を摘まみ食いして説教されていたり…
そんな日々が1番、幸せなのかもしれないね
今この瞬間に人間が死んでいる
殺されてしまったり、寿命で亡くなったり……
遠い国では人が人を殺している
その中には小さな子供が闘っているかもしれない
僕は心が痛くなる
僕達は笑って生きているけれど、その子達は泣いて生きているんだろう
幸せになりたいだけなのにね
人間だもんね、誰かと笑って、誰かと恋をして……
普通に生きる事を望んでると僕は思うんだ
-
- 34 : 2014/10/22(水) 15:18:17 :
- ―――――
――――
―――
――
―
日曜日の昼、駅前で彼女をまっていた
少し早いぐらいに家を出たから余裕がある
暇だったから道端に咲いてた花を眺めていた
ベルトルト「こっちだよ」
ユミル「悪い!寝坊しちゃってよ!」
ベルトルト「大丈夫だよ、今来たところだから」
ユミル「そっか!なら良かったよ」
ベルトルト「私服姿も可愛いね」
ユミル「は、はぁ?ジーパンが可愛いのかよ///」
ベルトルト「ユミルが可愛いよ」クス
ユミル「う、うううるせぇ!さっさと行くぞ!///」
ベルトルト「ははっ!うん!」
歩く時に無理矢理だけど手を繋いでみる
少し驚くのは毎回の事だよね
でも今日はもう少し驚いてほしい
ユミル「何だよ……これは///」
ベルトルト「恋人繋ぎだよ」
ユミル「手汗………私さ…手汗がよ」
ベルトルト「ユミルの手汗なら気にしないよ?僕も手汗ヤバイかも」
ユミル「別にベルトルさんの手汗を気にはしないけどよ」
ベルトルト「なら大丈夫だね」
僕だってドキドキしてるんだ
それでも今日は君をドキドキさせたい
そのために繋いだ手に力が入ってしまう
そのたびにビクッと体を動かす君を見ていると、可愛くて押し倒したくなる
ベルトルト「今日は本当に僕の我が儘になるかもしれないけど……いいかな?」
ユミル「良いって言ってるだろ?ベルトルさんに任したよ」
ベルトルト「えへへ、うん!」
-
- 35 : 2014/10/22(水) 15:18:45 :
- ユミル「…」
ベルトルト「?」
ユミル「今日はよ、いつもと雰囲気が違うのな」
ベルトルト「うん」
ユミル「何でだよ?」
ベルトルト「変かな?こんな僕は嫌?」
ユミル「嫌じゃねーよ、ただ気になっただけだ」
ベルトルト「帰りに話すよ!それまでは……内緒ね」
ユミル「ほぉ~楽しみにしててやるよ」
ベルトルト「うん、楽しみにしててね」
いつもと違う雰囲気の彼氏
そして、いつもと違うデート場所…
近場でデートするわけではないようだ
少し遠くらしく電車に乗り込むことになった
流石に電車の中では手は離す
離された手を見てみると手汗が…
気になってベルトルトの方を見てみる
ベルトルトも気になっていたのか?ユミルの方を見てしまう
恋愛経験のない2人だからか?
どこか落ち着かない様子である
それでも胸を張って言える事がある
最高に幸せです。
-
- 36 : 2014/10/22(水) 15:19:19 :
- 電車から降りて、改札を抜けるとすぐに…
ベルトルト「ん」
ユミル「本当に手汗……気にしないのか?」
ベルトルト「ユミルの方こそ」
手汗の事を気にしてしまう
それでも結局、恋人繋ぎで歩いていく
通行人が自分達を見ている
恥ずかしくないのか?と思ってしまうが今日の彼は何だか逞しい
そんな状況だが、目的のデート場所についたらしい
ユミル「ここか?ベルトルさんが行きたかった場所?」
ベルトルト「うん、空気が美味しいでしょ?」
ユミル「ピクニックって感じだな」
ベルトルト「えへへ!お弁当も作ってきてたりして」
ユミル「女子力高いな!おい!」
ベルトルト「先に食べようよ!頑張って作ったんだからさ」
ユミル「(本当にスゲーな)」
朝早くから作った様だ
料理が得意ではないであろう彼の弁当を目の辺りにする
少し形が変なオニギリを見て顔がニヤけてしまう
それでも美味しかった
この前、食べたオムライス何かより断然こっちの弁当が美味しい
ユミルはベルトルトの弁当を次々と平らげていく
-
- 37 : 2014/10/22(水) 15:19:45 :
- お腹が一杯になると途端に眠くなる
聞いた事がある言葉かもしれない
ユミル「ふが…ぁzzz」
ベルトルト「…」ナデナデ
それでも私は眠くなるよ
気持ちの良い風が吹いてて、芝生も中々だ
少しだけ肌寒いけどな
この時期にピクニックはないと思った
今は最高に楽しいと思ってるけどな
ベルトルト「ユミル……爆睡だね」
ユミル「zzz」
ベルトルト「本当に無防備だよね」
眠ってしまった彼女に自分が着ていたジャケットをかけてあげる
そうすると僕は寒いけれど、彼女に風邪を引いてほしくない
そう思うのは当たり前だろう……。
-
- 38 : 2014/10/22(水) 15:20:12 :
- どれだけ時間が過ぎたのか…
ユミル「ん……ジャケット?」
ベルトルト「おはよう」
ユミル「これ、ベルトルさんか……悪いな」
ベルトルト「大丈夫だよ?体調崩してない?」
ユミル「大丈夫だな、ベルトルさんこそ大丈夫かよ?病み上がりだろ?」
ベルトルト「大丈夫だよ!でもね……そろそろ帰らないと遅くなっちゃうよ」
ユミル「あ~暗くなってきたな」
ユミル「よし!じゃあ帰るか」
座っていた私は立ち上がる
ジャケットをベルトルさんに換えそうとした…
それなのにベルトルさんは受け取らないまま私を抱き締めてきた
-
- 39 : 2014/10/22(水) 15:20:50 :
- ユミル「…」
ベルトルト「ユミル……ユミルはいつもアニの名前を出すよね」
ベルトルト「僕がアニの事を好きだったから?」
ユミル「アニは綺麗だからな……エレン達が別れるような事になったら…ベルトルさんはアニの所に戻っちまう気がしてな」
ベルトルト「…」
ユミル「…」
ベルトルト「どうしたら僕だけのユミルなる?どうしたらユミルだけの僕になれるのかな?」
ユミル「……さぁな」
ベルトルト「取り合えず……僕はユミルが大好きだから」
ベルトルト「だからね……絶対に止まらなくなるからね?」
ユミル「ドンと来いよ……前にも言ったけどな」
ベルトルト「そうだね………じゃあ…」
ユミル「ん」
初めてキスされた時の気分は?
緊張したって言葉しか出てこない
私の肩を掴んでる彼氏の手でさえ震えてるんだ
それでも柔らかかったって感じかする
ベルトルト「…」
ユミル「顔真っ赤だな」
ベルトルト「ユミルもだよ」
ユミル「ははっ……恥ずかしいからな」
ベルトルト「…」
ユミル「どうした?」
ベルトルト「もう冬なんだね」
ユミル「?」
ベルトルト「ユミルの吐く息が白いからね」
ユミル「そりゃあ、ベルトルさんもな」
ベルトルト「あははっ、本当だね」
ユミル「…」
ベルトルト「止まんないって……言ったもんね」
ユミル「ファーストキスが終わってすぐに………大人がやるキスなんてな」
ベルトルト「今日さ、雰囲気が違うって……言ったよね?」
ユミル「確かに言ったな」
ベルトルト「理由はね?」
ユミル「…」
ベルトルト「僕はユミルの物だよって知ってほしいからだよ」
ベルトルト「ユミルも他の人に何かあげないから………ユミルの体も…心も……///」
ユミル「似合わねぇな」ニシシ
ユミル「キザな言葉は似合わねぇよ」
ベルトルト「そうだね……うん、似合わない」
ユミル「どうする?」
ベルトルト「止まんないって言ったのは本当だから」
ベルトルト「ユミルの口から出てくる白い息が見えなくなるまでキスするね」
ユミル「………冬に感謝するよ」
薄暗くなった空の下で、少しだけ大人になった2人を包むように風が吹いた
冬を見た日
――Fin――
-
- 40 : 2014/10/22(水) 18:02:26 :
- EreAniさんお疲れ様です!
ベルトルト【カッコイイ】*'ω`*)ゞ惚れ♪
ユミルもカワィィq(q'∀`o)ニャン
このシリーズは本当に楽しみにしています!!
次の作品も楽しみです!期待してます!!!
-
- 41 : 2014/10/22(水) 18:54:12 :
- アニ大好き野郎☆(ジャンも好き)さん
いつもコメントありがとうございます♪
ベルトルトを格好いいと思って貰えて嬉しいです!本当にありがとうございます!
このシリーズを楽しんで貰えると自分も励みになります♪これからも頑張っていきますね!
暖かいコメントありがとうございました♪
-
- 42 : 2014/10/22(水) 21:46:18 :
- 最高!
ユミル可愛かった( ´ ▽ ` )
これからもどんどん素敵なお話を書いていってください!
楽しみにしています(  ̄ー ̄ )ゞビシッ
-
- 43 : 2014/10/22(水) 23:53:34 :
- ベルユミの民さん
ベルユミが好きなお方に最高と言って貰えると嬉しいです!これからも皆さんに楽しんで貰える様に努力します!!
暖かいコメントありがとうございます♪励みになります♪
-
- 44 : 2014/10/23(木) 00:08:28 :
- ひゃー!(;◔ิд◔ิ) ドキドキ・・・そしてニヤニヤしながら見ちゃいました。EreAniさん純愛系の書き方がうますぎます!これほどドキドキさせられるなんて…勉強になりましたwベルユミはあまり見ない方なんですが、この作品を見てこれからも見てみようかなって思いました。次作も楽しみにしています!
-
- 45 : 2014/10/23(木) 08:12:35 :
- いちご大福さん
ニヤニヤして貰えて嬉しいです!
そんな事ありませんよ((゚□゚;))でも、そう言って貰えると嬉しいです!励みになります♪
ベルユミ最近少ないですもんね…ベルユミも見て貰えると嬉しいです!
いつも暖かいコメントありがとうございます!
本当に励みになってます
未熟者な私ですが、これからも頑張っていきますね♪
-
- 46 : 2014/10/23(木) 15:08:35 :
- ひゃぁ、ベルトルト…素敵な作者さんが書くとホントにカッコいい…笑
EreAniさんの書く恋愛物はすっごく素敵です☆
お疲れ様です!
-
- 47 : 2014/10/23(木) 19:30:50 :
- ユミルめっちゃかわいい!!!!
ベルトルトもすごくかっけー!
次も期待してます!
-
- 48 : 2014/10/23(木) 21:26:10 :
- 面白かった!
-
- 49 : 2014/10/23(木) 22:13:06 :
- まり♪さん
ベルトルトを格好いいと思って貰えてたなら嬉しいです!ありがとうございます♪
素敵だって言って貰えるような作者ではありませんが、そう言って貰えると素直に嬉しいです!暖かいコメントありがとうございます!
お互い執筆活動を頑張っていきましょうね!
名無しさん
ユミルも可愛く、純粋なユミルを書きたかったので!そう言って貰えると嬉しいです!
これからも頑張って期待に応えれるよう、努力していきます!
名無しさん
ありがとうございます!!
コメント貰えると励みになります!
3人とも暖かいコメントありがとうございます!
-
- 50 : 2014/10/23(木) 23:11:59 :
- うぉおぉぉ………!
純粋なユミル…いいですね!
ユミルの家族とのやりとりも面白かった!
これからも全力で期待です!
-
- 51 : 2014/10/24(金) 00:06:11 :
- ハローハッピー!さん
純粋なお話が好きなんで(笑)
ありがとうございます!!ユミル家は仲良しなイメージがあったんで!!そう言って貰えると嬉しいです!期待に応えれるように頑張っていきます!!
-
- 52 : 2014/10/24(金) 00:13:56 :
- 心温まるお話だお話だこうゆうの好きだぜ*\(^o^)/*
-
- 53 : 2014/10/24(金) 00:18:17 :
- メチャよかった!!
こういうのが読みたかった。
これこらも楽しみにしてます!
がんばってください(^ω^※)
-
- 54 : 2014/10/24(金) 09:12:07 :
- バンパイアさん
ありがとうございます!嬉しいです!
ベルユミ一択さん
ありがとうございます!
期待に応えれる事が出来たのなら嬉しいです!
これからも頑張っていきますね♪
-
- 55 : 2014/10/25(土) 14:35:27 :
- がんばって!
-
- 56 : 2014/10/25(土) 16:06:14 :
- #きょー#さん
ありがとうございます!!
-
- 57 : 2014/10/27(月) 18:53:24 :
- 乙です!!
ユミルって最初は良いイメージじゃなかったけど
イメージが変わった気がする…
続き期待!!
-
- 58 : 2014/10/27(月) 21:12:29 :
- N.Sさん
コメントありがとうございます♪
そうですか…私は原作のユミル好きなんですけどね(笑)そして読んで貰ってイメージが変わってもらえたのなら嬉しいです!
次はコニーとサシャの番外編を考えてます!
続きも頑張っていきますね♪
-
- 59 : 2014/10/28(火) 00:28:18 :
- http://www.ssnote.net/archives/26274
コニサシャの番外編です♪
-
- 60 : 2014/10/30(木) 19:57:20 :
- いいねぇ・・・
-
- 61 : 2014/10/30(木) 22:07:25 :
- 名無しさん
コメントありがとうございます♪
そう言って貰えると励みになります!
-
- 62 : 2014/11/04(火) 00:55:01 :
- なんでもない日常の間におこる、ささやかな二人の時間。
幸せを感じる瞬間ですよね!
吐息が白くなることで「冬」を二人で「見た」日。
特別な記念日でもなんでもないですけど、ベルトルトとユミルの大事な記念日になったのではないかと思います。
素晴らしき青春!エレアニさんにも幸あれ!
すばらしい作品ありがとうございました。
-
- 63 : 2014/11/04(火) 23:02:59 :
- シュウさん
そうなんです、普通に過ごせる事が幸せだと思うんです…世界では本当に漫画や映画の様な辛い現実を生きてる子供達がいますからね…。
その瞬間を幸せだと思ってほしかったので!
そうなんです!!
題名を考えた時に絶対にこれで終らせる!って考えてましたw
ユミルとベルトルトの2人にとって特別な日になってくれたら嬉しいです!
シュウさん、コメント本当にありがとうございます♪私はシュウさんと会話が出来ると本当に嬉しいので!お仕事が大変だと思いますが!まだ良ければお話しましょうね!
シュウさんの作品も楽しみにしてます!!
暖かいコメントありがとうございます♪これからもお互い楽しく、執筆活動を頑張っていきましょう♪
-
- 64 : 2014/11/07(金) 00:56:00 :
- あなたの作品はもうノーベル文学賞並みに最高です!!( ´∀`)
これからも期待してます!
がんばれぇー!((´^ω^))
-
- 65 : 2014/11/07(金) 11:50:15 :
- 朧さん
そんな凄い作品ではないですが、そう言って貰えると素直に嬉しいですよ♪まだまだ未熟者ですが頑張っていきますね!
暖かいコメントありがとうございます!これからも頑張っていきます!!
-
- 66 : 2014/11/10(月) 14:20:18 :
- http://www.ssnote.net/archives/26966
エレアニの続きです♪よかったら♪
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- 著者情報
- この作品はシリーズ作品です
-
エレンとアニ シリーズ
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