ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

ニファ「進撃の!」ケイジ「…調査劇団…」髭ゴーグル「…赤ずきん…」

    • Good
    • 3

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2014/10/08(水) 21:39:48
    どうもこんばんは。
    執筆を始めさせていただきます。
    書きかけ&放置が多いのに、また新しいお話です…ごめんなさい、他のお話も追々取り組みます(^_^;)

    前回の公演 【おおきなかぶ】 http://www.ssnote.net/archives/23794#top

    …の、続編となります。今回は、ハンジ班、そしてハンジさんが活躍します。

    その他の注意点はこちら↓↓↓

    * リヴァハン要素あり
    * 一部アニメ派の方、ネタバレあり(←今回はとくに強調しておきます)
    * ニファも…もはやキャラ崩壊でしょう(^_^;)原作の彼女は、もっと真面目でおとなしそうです。その他キャラ崩壊あり
    * 今回、リヴァイ班の皆さんと、エルヴィン、モブリットはお休み
    * 途中、アダルト展開あり
    * 不定期な更新

    …以上の条件でも構わない、という方は、ぜひ劇場へお越しください。ちなみに今回は、屋内での公演です。
  2. 3 : : 2014/10/08(水) 21:54:45
    <開演前に、こんな事がありました…>

    ニファ 「ほらほら、あんたたち、もっと気合い入れて!やっと私たちハンジ班の出番が来たのよ!」

    ケイジ 「そう…そうだよな…ここで今、気合い入れないと、いつリヴァイ班のやつらに、人気をもっていかれるか、分からねぇ…」

    ニファ 「そうよそうよ!」

    髭ゴーグル ゲホッ…ゲホッゲホッ…「…そ、そう…だな…」ゲホッ…

    ケイジ 「…おい、大丈夫か?」

    ニファ 「風邪?」

    髭ゴーグル 「…そうみたいだ…まぁ、たいしたこと無い…」ゲホッ…

    ニファ 「無理しちゃダメよ…熱はあるの?」

    髭ゴーグルの額に触れようとするニファ。

    それをよける髭ゴーグル。

    髭ゴーグル 「…大丈夫だ。それより、早く幕を上げる準備をしないと…」

    ニファ 「…うん…無理そうだったら、早めに言ってね。」

    ケイジ 「そうだぞ。壁外調査に響いたら、大変だからな。」

    髭ゴーグル 「…ああ。ありがとう、みんな…」

    ケイジ 「…そういえば、団長の姿が見えないが…」

    ニファ 「なんか、リヴァイ兵士長が、モブリット副長と一緒に、どこかへ連れていっちゃったみたいよ。」

    髭ゴーグル 「どこかって…どこだ?」ゲホッ。

    ニファ 「さぁ?」

    ケイジ 「しかし、弱ったな…団長には毎回、ナレーションをやってもらっているのに…」

    ニファ 「大丈夫よ。他の人に頼んであるから。」

    ナナバ 「…やあ、どうも。今回もよろしく。」

    アルミン 「まさか、また呼ばれるなんて…」

    ケイジ 「ああ、そういえばお2方は、以前【かぐや姫】の公演の時も、解説と実況をやられていたそうですね。」

    ナナバ 「そうだよ。今回も、任せておいてよ。」

    アルミン 「…うう…僕はあまり、自信が無いな…」

    ニファ 「さ、開演よ!」

  3. 9 : : 2014/10/09(木) 21:34:28
    ※…とここで、今さらですが、髭ゴーグルさんについて…

    題名をご覧になって“髭ゴーグル?誰それw”

    …と思われた方、いらっしゃるかもしれませんが、髭ゴーグルはオリキャラではなく、原作にもアニメにも登場している公式キャラです。

    コミックスだと、13巻でハンジやケイジ、ニファと一緒にいる姿が確認できます。

    まぁ、ただ単に、“髭を生やしていて、ゴーグルを装着している”という見た目から、数珠繋ぎが勝手にそう呼んでいます。(…他のどこかでも、そういう呼ばれ方をされているようですが…)

    残念ながら、彼には公式に名前が設定されておらず、さらにネタバレですが、14巻であのケニーとかいうおっさんが率いる奴らに殺害されてしまったのです(泣)

    …もう、彼の名前は出てこないでしょう…ケニー憎し…(-_-)

    しかしながら、数珠繋ぎは挫けずに、ハンジ班をこれからも描いていきたいと思いますので、“髭ゴーグル”という彼の表現にご理解いただけたらと思います。

    長くなりましたが、今回はタイトルにいきなり“髭ゴーグル”と明記されているため、この場を借りて、解説させていただきました。

    では、公演を始めます。
  4. 13 : : 2014/10/09(木) 21:47:39
    ※実況、及び解説のかぎかっこは、[ ]で表現します。

    【開演】

    ナナバ [全世界4億5千万人(推定)の進撃ファンの皆さま、こんばんは。今回の実況は、私、ナナバ。そして解説は…]

    アルミン […アルミン・アルレルト…]

    ナナバ […で、お送りします♪]

    ナナバ [さて、今回の演目は赤ずきんということですが、いかがですか、アルミンさん…]

    アルミン [そうですね、今回はハンジ分隊長が主役ということで、破天荒な赤ずきんになりそうで、期待する反面、不安な要素もありますね。]

    ナナバ [普通ではない赤ずきんに注目が集まります!]

    ハンジ 「…普通ではないって…変なプレッシャーかけないでよ…」

    ニファ 「ハンジさん、頑張ってください!」

    ハンジ 「頑張れって言われても…」

    ニファ 「ほら、実況進めて!」

    ナナバ [了解致しました。なお、今回の演技指導は、ニファが担当しております。]

    アルミン [エルヴィン団長は…どこへ連れていかれたんでしょうね…]
  5. 15 : : 2014/10/09(木) 21:56:12
    ナナバ [さて、赤ずきんは、お母さんにお使いを頼まれて、おばあさんの家へと向かって歩いております。]

    アルミン [おばあさんはどうやら、病気で寝込んでいるようですね。]

    ハンジ 「…突然、赤ずきんをやれって言われたけど…他の配役は、誰がやってるんだろう…」

    ニファ 「ハンジさん、そこは普通に歩くんじゃなくって、スキップ、スキップです!」

    ハンジ 「す…すきっぷ?」

    ニファ 「はい!」

    ナナバ [ここで演出したいのは、“少女感”といったところでしょうか。]

    ハンジ 「す…すきっぷ…ね…よ、よしっ…」

    トタットタットタッ…

    ナナバ [なんだか、どこかの民族舞踊のようになっていますが…]

    アルミン [スキップは、リズム感が求められ、1度マスターしてしまえば、あとは簡単なのですが…]
  6. 17 : : 2014/10/10(金) 22:40:01
    ※公演再開します。

    髭ゴーグル 「…そこのお嬢ちゃん…」ゲホッ

    ハンジ 「…んっ?」

    ナナバ [おっとここで、オオカミが赤ずきんに声をかけます。]

    アルミン [オオカミはどうやら、お腹を空かせているようですね。]

    髭ゴーグル 「オレと一緒に…お花を摘みに…ゲホッ…行かないかい…キレイなお花畑がある場所を…知ってるんだ…」ゲホッゲホッ。

    ハンジ 「髭ゴーグルがオオカミか…ていうか、大丈夫なの?風邪?」

    髭ゴーグル 「はい…ちょっと風邪気味で…」ゲホッゲホッ。

    ハンジ 「気味っていうか、ガチで風邪だよね!?もういいから、医務室で休んでなよ。」

    髭ゴーグル 「…いえ…続けます…」

    ハンジ ヒソ。「…いいって。倒れちゃうよ?」

    髭ゴーグル 「…ニファの…」ボソ。

    ハンジ 「え?」

    髭ゴーグル 「ニファの…ためなんです…あいつ、今日の公演を楽しみにしてたし…それにケイジも、頑張って準備してくれた…だから、僕が今、ここでやめるわけには、いかないんです…」

    ハンジ 「髭ゴーグル…分かった。とにかく、花畑へ行こう。お花摘んで、さっさと劇終わらせて、休もう。」

    髭ゴーグル 「…いえ…ハンジさん…お気持ちはありがたいのですが…断っておばあさんの家に行ってくれないと、話が進行しないので…」

    ハンジ 「分かった。花畑には行けない。おばあさんの家に行くよ。」

    髭ゴーグル 「すみません…気を遣っていただいて…」

    ハンジ 「良いって。じゃあ、後でね。」

    髭ゴーグル 「はい…」ゲホッ。

    ナナバ […というわけで、赤ずきんは、オオカミの誘いを断り、おばあさんの待つ家へと向かいました。]

    アルミン [段々と、腰の低いオオカミになりましたね。]

    ナナバ [オオカミの体調が心配です。]

    アルミン [オオカミはこのあと、赤ずきんよりも先におばあさんの家に向かい、おばあさんを喰べ、おばあさんの格好をして待っていなければなりませんから、かなりハードですね。]

    舞台袖に入る髭ゴーグル。

    髭ゴーグル (…はぁ…まずいな。熱が出てきたみたいだ…)ハア。

    グラ…

    髭ゴーグル (あ…めまいが…する…)

    …バタ…。

    床に倒れる髭ゴーグル。

    その様子を見ていた“とある人物”は、すぐさま髭ゴーグルに駆け寄り、その体を抱きかかえると、医務室へ運びはじめる。

    髭ゴーグル 「……う…ニ…ファ…公…演を…」

    髭ゴーグルのうわ言を聞いた“とある人物”は、髭ゴーグルの装着していたオオカミの耳を外すと、自分の頭に装着し、髭ゴーグルを医務室へと運び終えると、舞台へと足早に戻っていった。
  7. 18 : : 2014/10/10(金) 22:56:42
    <一方、舞台上では…>

    エレン 「みなさんっ、今回、おばあさん役を演じる、エレン・イェーガーです!よろしくお願いします!」

    ニファ 「エレン、元気過ぎ!おばあさんは、病気なのよ!」

    アルミン [エレン、いつも飛ばし過ぎなんだよな…変なとこマジメっていうか…]

    ナナバ […今入ってきた情報によりますと、エレンは以前、舌切り雀の公演でも、おばあさんの役を演じていたようです。]

    アルミン [もはや老婆に関しては、ベテランでしょうかね。]

    エレン 「…よし、ベットに入って寝てたほうが良いかな…」ソソクサ。

    ナナバ [ここで観客の皆さんにご説明しなければなりません。エレンは今、おばあさん役として、薄紫色のワンピースに白いエプロン、そして丸メガネをかけております。]

    アルミン [水戸黄門以来の女装に、エレンも照れていたんでしょう。早々にベットに入ってしまいましたね。しかし、エレンの父親であるグリシャ先生も、丸メガネをかけていましたが、息子であるエレンも、なかなか似合っていますね。]

    エレン [アルミン…余計な事言うなよ…///]

    アルミン [はは、ごめんごめん。]

    ナナバ [さて…そろそろオオカミが到着して良い頃ですが…]

    コンコン。

    エレン [あっ…オオカm…いや、赤ずきんが来たみたいだ…」ガバッ。

    スタスタスタ。

    ニファ 「こらっ、エレン!おばあさんは病気なの!」

    エレン 「はっ…すみません!…えっと…」

    ノタ………ノタ………

    ニファ 「だからって、四つん這いで歩かないで!それじゃホラーじゃないの!」

    ナナバ [貞●みたいですね…]リング…。

    アルミン [彼は割りと、極端から極端に走るタチですから…]

    扉を開けるエレン。

    エレン 「よく来たね赤ずき…ん!?」

    「…………ガオ。」

    エレン 「はっ…あなたは…!」
  8. 23 : : 2014/10/11(土) 21:58:38
    ナナバ […はい。所変わってこちらは、赤ずきんサイドです。]

    アルミン [オオカミの正体そして、エレンがどうなったかは、また後のお楽しみですね。]

    ナナバ [喰べられちゃったんでしょうかね…]

    アルミン […さあ、どうでしょう…]

    ナナバ [おやっ、赤ずきんは、お花畑で、花を摘んでいるようですが…]

    アルミン [オオカミの誘いを断って、おばあさんの家に向かったと思われたのですが…]

    ナナバ […ハンジのことだから、気が変わったのかな…]

    ハンジ 「…いや、ごめん。オオカミがおばあさんの家に着く前に、私が到着したらマズイと思って、時間稼ぎに…」

    ナナバ [赤ずきん…オオカミと共犯なんだw]

    アルミン [話の筋として、間違ってはいないんですが、寄り道の動機は、かなり不純ですねw]

    ハンジ 「…はぁ…でも、花摘みなんて、性に合わないな…」

    ニファ 「そんなことありません、ハンジさん!とても絵になります!」

    ハンジ 「そぅお?」

    ニファ 「はい!」

    ハンジ 「…う~ん…花畑があるんだから、巨人畑ってのも、あっても良さげじゃない?」

    ニファ 「良さげです、良さげです!」

    ナナバ […実況からは、ノーコメントですが、解説、何かありますか?]

    アルミン […ええ。ただ1つ言えることは、ハンジ分隊長は、いつ何時であっても、ハンジ分隊長ということですね…]

    ハンジ 「…よし、そろそろ、おばあさんの家に行こっかな!」

    ナナバ […多少、どう見ても雑草と思われる花束を抱え、赤ずきんはようやく、重い腰を上げました!]

    ハンジ 「…えっ!?ナナバどうして、私が最近太ったこと、知ってるの!?」

    アルミン […いや、ハンジさん…それは、言葉のあやですから…]

    ナナバ [腰周りの肉付き加減で、何となく、かな?]

    アルミン [ ]
  9. 25 : : 2014/10/11(土) 22:15:28
    ナナバ […さて、赤ずきんは、おばあさんの家に到着したもようです。]

    …コンコン。

    ハンジ 「…おばあさん?私、赤ずきんよ…病気のおばあさんのために、葡萄酒と、パンを持ってきたの…あ、あと、花束も…」

    「…入れ…」

    ハンジ 「…はーい…入りま~す…」

    ハンジ (この声…髭ゴーグルとちょっと違うみたいだけど…風邪で喉を痛めてるせいかな…?)

    ナナバ [ベットの上には、おばあさんに扮したオオカミが寝ています。]

    アルミン […頭まですっぽりと、布団を被っていて、顔を確認できませんね…]

    「…来たのか…」

    ハンジ 「…う、うん…」

    ハンジ (やっぱり…髭ゴーグルじゃない…誰…?とにかく、話を進めないと…)

    ハンジ 「…まあ、おばあさんの耳、何でこんなに大きいの…?」

    「お前の声が…よく、聞こえるようにだ…」

    ハンジ 「…そ、そうなんだ…えっと、おばあさんの目は、どうしてそんなに大きいの…?」(…見えてないけど…)

    「お前の顔が…よく、見えるようにだ…」

    ハンジ 「へ…へぇ~…」(…やだ…なんか、ドキドキしてきた…)

    ハンジ 「おばあさんの…口は…何でそんなに…大…きいの…?」

    「…それはな…」

    ハンジ 「」ドキドキ。

    「お前を…喰べるためだ!!!」ガバッ!!!


  10. 26 : : 2014/10/11(土) 22:23:51
    ハンジ 「ぎゃあぁぁぁぁっ……て、リヴァイ!?」

    オオカミ耳リヴァイ。

    リヴァイ 「………ガオ。」

    ハンジ 「何やってんの、こんなとこで!」

    リヴァイ 「…色気のねぇ悲鳴だな…」

    ハンジ 「人の質問に答えろ。」

    リヴァイ 「何やってるって…決まってんだろ、オオカミだ。」

    ハンジ 「髭ゴーグルは!?」

    リヴァイ 「あいつは舞台袖で倒れてたから、医務室まで運んだ。」

    ハンジ 「えっ…」

    ニファ 「…うそ…」

    リヴァイ 「…で、うなされながら、ニファがどうとか、公演がどうとか言ってたから、仕方なく俺が代わりに、オオカミをやることにした。」

    ハンジ 「…はあ…」

    ニファ 「うそ…そんな…髭ゴーグル…」

    ケイジ 「あいつ…そんなに体調悪かったなんて…」

    ニファ 「…ケイジ…」

    ケイジ 「ん?」

    ニファ 「後のこと、お願い!」ダッ。

    ケイジ 「…え、おい、ニファ!?」
  11. 27 : : 2014/10/12(日) 21:24:13
    リヴァイ 「…さて、と。赤ずきん…これからお前を“喰う”わけだが…」

    ハンジ 「うっ…リ…リヴァイさん?“喰う”っていっても、比喩的な表現で…本当に喰べるわけではございませんですのねますわ?」

    リヴァイ 「何語喋ってんだクソが。」

    ハンジ 「いや…だってリヴァイ…目がマジなんだもん…」

    リヴァイ 「何言ってる…これは、演技だ…」ジリッ…

    ハンジ 「いや、それ演技だったら、リヴァイ名優になれるよ…」ジリッ…

    リヴァイ 「ほぅ…そうか…だったらハンジ…お前は舞台の上で…可愛い赤ずきんを演じるんだな…」ジリッ…!

    ハンジ 「…ってちょっ…と押し倒すな組敷くな服破んなぁ!!!」

    ナナバ ヒュ~♪[はいではここで18歳未満のお客様は姿勢を低くして頭を守って…]ウキウキ♪

    アルミン [それは地震が来た時でしょうナナバさん!っていうか、浮かれ過ぎです!]

    ナナバ …コホン。[おっと私としたことが…え~、18歳未満のお客様、ここから先、急激なアダルト展開が予想されますので、私が良いと言うまで、目と耳をふさいでいてください…ほら、アルミンもだよ。]

    アルミン [いっ…いや僕は解説者として、最後まで舞台を見守る義務が…]アルトイウカ…

    ナナバ […へぇ?このアダルト展開の解説ができる、と?もう、経験済みなんだね?]

    アルミン [いっ…いいいいいいいえ、そういう訳ではなくて…///]

    ナナバ […さ、アルミンの経験については、のちほど掘り下げるとして、再び舞台に目を向けるとしましょう。]

    アルミン […掘り下げるって…]

  12. 28 : : 2014/10/12(日) 21:34:22
    ハンジ 「…もう…こんなことして…」

    リヴァイ 「こんなことって、なんだ?」

    ハンジ 「見りゃ分かるでしょ!私…あられもない姿に…」

    リヴァイ 「よくこういう格好をして、部屋でだらけてんじゃねぇか。」

    ハンジ 「自室でくつろいじゃダメ!?ダメなの!?」

    リヴァイ 「…俺の前でも構わずさらけ出しやがって…何の我慢大会だってんだ…」

    ハンジ !?「…がっ…我慢って…何?リヴァイ私見て欲情し…」

    リヴァイ 「黙れ…大人しく俺に喰われろ…」スッ…

    ハンジ 「だから、喰う意味違うって…ひゃう…首筋舐めないでよ!」

    ナナバ …ハ~…[…ずいぶんアダルトな展開だなぁ…アルミン、大丈夫?]

    アルミン […だっ…大丈夫です………タブン。]

    ナナバ [鼻血出そうなら、ティッシュいる?]

    アルミン [いっ…いえ…いちおう、置いといてください…]

    ハンジ 「ひゃっ…う…あ、エ、エレン…エレンは!?どうなったの!?まさか、喰べたの!?」

    リヴァイ 「…バカ言え。俺にそういう趣味はねぇ。」

    ハンジ 「じゃあ、どこへやったの!?」

  13. 29 : : 2014/10/12(日) 21:48:30
    リヴァイ 「チッ…あいつが連れていった…」

    ハンジ 「あいつって…」

    「…お疲れ様です…ハンジ分隊長…」

    ハンジ 「ミ…ミカサ!?いつの間にいたの!?」

    ミカサ 「私は今回…おばあさんの家の柱の役で…エレンのそばにいた…エレンがそのチb…いや、リヴァイ兵士長に何かされそうだった…ので、保護した…」

    エレン 「余計なことするなよ、ミカサ!ていうか、柱の役なんて、普通無いだろ!勝手なことするなよな!」

    ミカサ 「…エレン…じゃあ、あなたはリヴァイ兵士長に…その…喰べられても、よかったの!?ねぇ、どうなの!?」ガクガク。

    エレン 「うっ…くっ…苦しい…いちいち大げさなんだよ!巨人じゃあるまいし、喰うっていっても、演技に決まってんだろ!」

    ミカサ 「…信用できない…兵団で私が独自に調査した結果によると…エレンは先輩兵士…とくに女性兵士から、“かわいい”と評判…あのチビが目をつけていても…不思議ではない…」

    リヴァイ 「…何度も言わせるな…俺にそんな趣味はねぇ。」

    ナナバ […あ、私も、“素直でかわいいよねー”とか、“なかなかイケメンだよねー”とか、“守ってあげたくなるよねー”とか、女性兵士たちが噂してるの、聞いたことあるなぁ…]

    アルミン […そうなんだ…]ヘェ。

    ナナバ […あ、アルミンも“かわいい”って評判だよ。あっ、君の場合は、主に男性兵士からだけど。]

    アルミン […………そう…なんだ…]ハハ。
  14. 32 : : 2014/10/18(土) 21:28:57
    ミカサ 「とにかく、エレンは保護する…リヴァイ兵士長はハンジ分隊長と……その…」

    リヴァイ 「…ああ…このまま、喰い尽くすつもりだ…」

    エレン (…うわぁ…目ぇ反らそうと思っても、つい見ちまうな…///)ドキドキ。

    ミカサ 「…エレン…」スッ。

    エレン 「…ておい、ミカサ!目隠しすんな!」ミエン!

    ミカサ 「…これ以上先は…エレンの教育に良くない…」

    エレン 「何言ってんだ!お前はオレの保護者でも何でもねぇだろ!…てかそう言って、自分はしっかり見る気なんじゃないのか!?」

    ミカサ 「…///……いや。私も、エレンの目隠しをしながら…目を…反らす…私たちにはまだ…早いと…思う…から…///」

    リヴァイ 「…各々、見るか見ねぇかは、自己責任だ…」

    ハンジ 「…ふぇ…ふえぇっくしっ…くしょ~…」ズズ。

    リヴァイ 「…オヤジくせぇくしゃみするな…萎えるだろ。」

    ハンジ 「萎えろ!この!いつまで人をこんな格好にしておくつもりだ!」

    リヴァイ 「…実況、進めろ。」

    ナナバ […オオカミは、赤ずきんを美味しく召し上がりました…]

    ハンジ 「ナ~ナ~バ~!あとで、覚えてろぉっ!!!」
  15. 33 : : 2014/10/18(土) 21:45:26
    <…そして…>

    ハンジ 「…はぁっ…はぁっ…はぁっ…///」

    リヴァイ 「」

    リヴァイ 「…ふう。」

    ハンジ 「なにが…ふう、だ!ホントにおっ始めなかったにしても、身体中舐め尽くしやがって!公衆の面前で!この破廉恥男!」

    リヴァイ 「…はぁ…意外に重労働だったな…」ホンニ。

    ハンジ 「1人だけやり遂げた感を演出するのはやめろ!」キイトンノカ、コラ!

    ナナバ […オオカミさん、味の感想は?]

    リヴァイ 「………しょっぺぇ。」

    ハンジ 「うわあぁん!…てか、ニファは!?私の可愛いニファは、いずこへ!?」

    ケイジ 「すみません…ニファは髭ゴーグルが医務室へ運ばれたって聞いたら、血相変えて飛び出していってしまって…」

    ハンジ 「…そうか…でも、ニファの演技指導が無いと、このままじゃ私何されるか、分かったもんじゃない…」

    リヴァイ 「…お前はもう、俺の腹ん中だ。」

    ハンジ 「あ~あ、そっか、良かった…て良くねぇ!!!」

    ナナバ […お~い、アルミ~ン?だいじょぶか~?]

    アルミン […う~ナナバさん…もう1枚ティッシュ…]

    ナナバ [鼻血出ちゃったね…今日放送してた見た目は小学生の名探偵よりも、ひどい鼻血だねぇ…]

    エレン 「…アルミン…オレにもティッシュ分けてくれ…」

    ナナバ [エレン…結局君も見たんだね…]ハハ。
  16. 34 : : 2014/10/18(土) 22:00:22
    リヴァイ 「…じゃあ、俺は寝る。起こすな。」

    ナナバ […従来のシナリオ通り、オオカミはお腹がいっぱいになり、眠りに入るもようです。]

    アルミン [やっと、物語が進行しますね…あ、エレン…僕はもういいから、ティッシュ、箱ごと持っていきなよ…]

    ナナバ […おっとここで、狩人が通りすがります。]

    ケイジ (…新兵みたいに鼻血は出なかったものの、すげぇドキドキしちまったな…///俺もいつかニファと…て、何考えてんだ俺は何考えてんだ俺は何考えてんだ俺はぁっ!!!)ダンダン!!!

    ナナバ […理由は分かりませんが、なぜか狩人は、劇場の壁を激しく叩いております。]

    アルミン [なにか、やましい事でも、考えていたのではないでしょうか…]

    ケイジ ハッ!!!(…いいいいかんいかん。劇に集中しなければ…!)

    ケイジ 「…あ、あっれぇ…おかしいな…ここは、おばあさんの家のはずなのに、オオカミが寝ているぞ…」

    ケイジ (…そうだ。髭ゴーグルも、必死で頑張ってくれたんだ。俺がきちんと、繋げなきゃな。)

    ケイジ 「」

    ケイジ (…あいつ…大丈夫かな…)
  17. 36 : : 2014/10/18(土) 22:33:42
    <一方、その頃、医務室では…>

    ニファ (…はぁ。熱もあるみたいだし…早く病院に連れていってあげないと…)

    髭ゴーグル 「」

    髭ゴーグルの手を握るニファ。

    ニファ 「…ごめんね…」

    髭ゴーグル 「」

    ニファ 「私が…バカみたいに張り切ってたから…無理させてたんだよね…それで…こんなことに…」

    髭ゴーグル 「」

    ニファ 「…そういえば髭ゴーグルさ…前、私のこと…好きって…言ってくれたよね…もう、幻滅したでしょ…私は何の取り柄も無い、猪突猛進な、バカな女なんだよ…」

    髭ゴーグル 「…」

    ニファ 「髭ゴーグルにはさ、もっと相応しい子がいるよ。髭ゴーグルは頭良いし、優しいし、さ…」

    髭ゴーグル 「…」

    ニファ 「…とは言っても、同じハンジ班の仲間って事は、変わりないもんね…ごめんね、こんな私が一緒の班で…」

    髭ゴーグル 「……」

    ニファ 「…あ~あ、この風邪だけでも、私がガバッと代わってあげられたらな~…」

    髭ゴーグル 「…その…」

    ニファ 「…きゃっ、何、起きてたの!?」

    髭ゴーグル 「…ああ。わりと前から、な…」

    ニファ 「…どう?まだ辛いよね?一刻も早く病院に…」

    髭ゴーグル 「…いや。それより、僕は今から、大きな1人言を言うから、気にしないで聞いていてくれ。」

    ニファ 「…ふぇ?」

    髭ゴーグル 「…あ~、アレ、だ。風邪を移すには…熱烈に濃厚な口づけでもすれば…口を通して僕の風邪の菌がニファに…」チラ。

    ニファ 「///」

    髭ゴーグル 「…行ったり行かなかったり…するんじゃないか、と…」

    ニファ 「…し、した方が…いい?」

    髭ゴーグル 「…いや。冗談だよ。お前は、僕ともケイジとも、そういう関係にはなりたくないんだろ?」

    ニファ 「…うん……でも…」

    髭ゴーグル 「いや。本当にいいんだ。変な冗談を言ってすまない。僕もこんな形で、お前とそういう事をしたくはないからな。」

    ニファ 「…ごめん…な…さい…」

    髭ゴーグル 「…お前が謝る必要は無いぞ。元はと言えば、僕がきちんと体調管理をしていなかったからだしな。」

    ニファ 「…早く…病院…行こ?」

    髭ゴーグル 「…わがままを言ってすまないが、公演が終わってからにしてもらえないだろうか。僕はここで休ませてもらっているから、ニファは、舞台に戻ってほしい。」

    ニファ 「本当に…大丈夫なの…?」

    髭ゴーグル 「ああ。僕もこの公演を楽しみにしてたからな。ケイジだけに任せておくのも、酷だろうし…あ、それとも、今僕の風邪菌をニファに移して、僕が舞台に戻るという手もあるが…」

    ニファ ニ。「…そんな冗談言えるくらいなら、大丈夫…だね。舞台に戻るわ。」

    髭ゴーグル 「…ああ。頼む…本当に、すまない…」

    ニファ 「…ううん。いい。…行ってくるね…」

    医務室を出ていくニファ。

    髭ゴーグル 「…はぁ…」

    …ギシ。

    髭ゴーグル「…冗談、か…」

  18. 40 : : 2014/10/19(日) 21:46:20
    ガバッ!

    ナナバ [おっと狩人がここで、オオカミが寝ている布団を剥ぎ取りました!]

    アルミン [オオカミは、かなり不機嫌そうな表情をしていますね…]

    リヴァイ 「…………なんだ?」

    ケイジ 「え、いやその…オオカミのお腹を切って…おばあさんと赤ずきんを、助けようかな~なんて…」

    リヴァイ 「…ほう、いい度胸だな…」

    ケイジ 「ひっ、いや、リヴァイ兵士長…切るっていっても、これはお芝居でして…」

    リヴァイ 「…なぁケイジよ…俺はさっき、何て言った?」

    ケイジ 「へ?…あ、いい度胸だな…と。」

    リヴァイ 「それよりも前だ。お前がここを通りすがる少し前だ。」

    ケイジ 「………あ、あぁ…お、お…起こすな…と…」

    リヴァイ 「…で、今さっき、お前は何をした…」

    ケイジ ヒッ…「……リリリリヴァイ兵士長を………起こしましたぁっ…」ガクブル。

    リヴァイ 「…いかんなぁケイジよ…人の言うことは、きちんと聞いておかねば、な…」

    ケイジ 「ひいぃぃおおおお許しくださいこれはお芝居であり演技なんです俺このあと勝手に2人を助け出すんで寝ていたいのなら、寝ててくださいお願いしますぅぅぅ!!!」

    リヴァイ 「…じゃあ、そうさせてもらう…」

    …ドサ。

    リヴァイ …スゥ…スゥ…。

    ナナバ […ほんとに寝てしまいましたね…]

    アルミン [本来、リヴァイ兵士長は出演予定ではありませんでしたし…ここに来る前に、よほど疲れる事でも、してきたんでしょうか…]

    ナナバ […ま、さっき濡れ場のシーンもこなしてたしね。]

    アルミン […う~、思い出させないでくださいよぉ~///]
  19. 42 : : 2014/10/20(月) 21:44:46
    ナナバ […さあ、狩人はオオカミの腹を切り裂けるのか!?]

    アルミン [演技とはいえ、見ものですね…]

    ケイジ 「ちょっと待て…俺はそんなことしないぞ…できるわけないだろ、殺される…」

    ナナバ [しかし、赤ずきんと、おばあさんを助けないと…]

    ケイジ 「その辺は…こう…イリュージョン的な方法で助けたってことで…」

    ナナバ&アルミン [却下♪]

    ケイジ 「分かった…分かったよ!…兵長、ちょっとお腹失礼します…」ソ…。

    そ~~っと、リヴァイのお腹をめくるケイジ。

    ケイジ 「…うわ。すげぇ…バッキバキに腹筋割れてる…」オオ~。

    ナナバ […オオカミ、目覚める気配はありません…実況、解説もここから、小声でお送りします…]

    ケイジ 「…よし…オオカミのお腹をチョキチョキと…」

    ナナバ […まずは、赤ずきんが飛び出してきました…]

    ハンジ 「…はぁ…」

    ケイジ 「ハンジさん…元気無いっすね…」

    ハンジ 「…あんな事があって、元気出ると思う?」

    ケイジ 「…あぁ…いや…」

    ナナバ [そして、おばあさんが出てきました…]

    エレン 「助かりました!ありがとう狩人さ…」

    ケイジ「…しーっ。兵長が起きたら、どうするんだ。」

    エレン 「は、すみません…」

    ハンジ 「なんか、エレンは元気だね。」

    エレン 「…え、そんな事はないですよ。」

    ニファ 「…ごめん、遅くなって。ハンジさん、調子はどうですか?」
  20. 43 : : 2014/10/20(月) 22:11:31
    ハンジ 「…に…ニ…ニ…ニファ…」

    ニファ 「…はい…」

    ハンジ 「うっ…」

    ニファ 「ハンジ…さん?」

    ハンジ 「うわあぁニファああ~…」

    ニファにすがるハンジ。

    ハンジ 「リヴァイがっ…リヴァイがぁ~」

    ニファ 「リヴァイ兵士長が!?どうしたんですか!?まさか、ついに!?」

    ハンジ 「何その、何かを期待してるような…」

    ニファ 「…いえ、ハンジさんは、見た目の美しさもさることながら、知的な一面もあり、さらに、それを鼻にかけず、常に明るく振るまい、仲間を思いやり、奇人かと思いきや、いざというときは、誰よりも冷静な判断をくだすことのできる、理想の兵士であり、上官であり、さらに、魅力溢れる女性でもあるのです…ふ、私としたことが、今さら、解説する事ではないのですが、つい…そうよね、ケイジ!?」

    ケイジ 「おうよ!」グッb

    ニファ 「そんなハンジさんに…リヴァイ兵士長が、むらっと来ないはずはない!私たちハンジ班は、常にそういう事態が起こるのではないかと、危惧していたのよ…ね、ケイジ?」

    ケイジ 「いえっす。」b

    ニファ 「今だから言えるけど…“リヴァハンという名の事態が起こった際の対策会議”も、密かに開いていたのよ…ね、ケイジ?」

    ケイジ 「いえーすざっつらいと。」b

    ニファ 「そしてついに…起こってしまったのね、愛しのハンジさん!」ウウウ…。

    ナナバ […実況、解説共に、事態についてゆくのが、やっとの状態です。しばし、経過を見守りたいと思います。]
  21. 44 : : 2014/10/20(月) 22:29:08
    ハンジ 「ちょっと待ってよ!リヴァイが私にむらっと!?いやいやいや。あり得ないでしょ。」

    ニファ 「…え、じゃあ、何が起こったっていうの、ケイジ?」

    ケイジ 「…///…いや…俺の口からは…ちょっと…///」ドキドキ。

    ニファ 「え!?何それ!?何があったの……エレン!」

    エレン 「えっ!?…自分の口からも…ちょっと…///」

    ニファ 「そんな…実況のナナバさん、教えていただけませんか!?」

    ナナバ […あは。私?いいよ。実はね…]

    ……説明中……


    ニファ 「///…な、なによ、それ…」

    ハンジ 「ね、ね?ひどいでしょ?」

    ケイジ 「公衆の面前で…ちょっと、やり過ぎだよな…」(…と、俺がやましい考えに至ったことは、内緒だけどな…)クワバラクワバラ。

    ニファ 「」

    ケイジ 「…ニファ、ショックなのは分かるが…」

    ニファ 「…うっ…」

    ケイジ 「…ニファ、少し、休むか?」

    ニファ 「うらやましいっ!」

    ケイジ 「おいっ!」

    ニファ 「…あら。つい、心の声が…失礼。ほほほ。」

    ハンジ 「…あ、リヴァイ起きてる…」

    ケイニファ 「!?」
  22. 45 : : 2014/10/21(火) 13:07:49
    ケイジ 「……あ…ぐっもーにん、みすたぁりばい……はうあーゆー…」ガクガクブルブル…。

    リヴァイ 「」

    ニファ 「…リヴァイ兵士長、多くを語る必要はどこにもありません。良いのです。愛する2人、手に手を取り合って…“これからは、お前を離さねぇ、ハンジ…” “…リヴァイ…君って、そんなに情熱的だったんだね…” “バカ言え。俺はもともと、熱くなるタチだ…” “リヴァイ…” “…ハンジ…”……ってな感じで、やっちゃってください!!!いいんです、私、最悪ハンジさんと不倫関係になっても、かまわないんで!」ノープロブレム!

    リヴァイ 「出たな女版劇団ひとり…」

    ハンジ 「話を飛躍しすぎだよ、ニファ!リヴァイはただ単に、女なら舞台という非日常的な場面にかこつけて、見境なく手を出してる変態なんだってば…」

    リヴァイ 「ハンジてめぇ…それ、本気で言ってやがるのか…」

    ハンジ 「…えっ!?それは…その…」モゴモゴ。

  23. 46 : : 2014/10/21(火) 13:22:39
    エレン 「ハンジさん、それは誤解です!!!」バーン!!!

    ハンジ 「エ…エレン!?どうしたの、いきなり。」

    エレン 「ここは、リヴァイ班代表として、弁解させていただきます!!!ハンジさん、リヴァイ兵長は、そんなふしだらな男ではありません!現に、舌切り雀の公演の時だって、耳甘噛m…失礼、耳、甘噛み魔となったペトラさんに迫られても、決して手を出しませんでした!オレ、見学させてもらってたんで、間違いないです!」

    ハンジ 「…耳、甘噛み魔…」シタカミソウ…。

    エレン 「もし、リヴァイ兵長が、ハンジさんがさっき言った通りの男なら、とっくの昔にペトラさんに手を出してるはずです!それをしていない、ということは、今回ハンジさんに……その…ア、アダルトな事をしでかしたということは、それは相手がハンジさんだからこそであって、他の女では、違った結果になっていたはずです!……ですよね、兵長!?」

    リヴァイ 「…エレン…」

    エレン 「…は、はい!?」

    リヴァイ 「手ぇ出せ…」

    エレン 「…は、はぁ…」スッ。

    ⊃飴ちゃん

    エレン 「…え、これ、いただけるんですか?」

    リヴァイ コク。

    エレン 「…どうも。」ポッケニシマウ。

    ナナバ [リヴァイの飴ちゃんご褒美が発動したようです。それにしても、エレン…良い子…]モエル。




  24. 47 : : 2014/10/21(火) 14:12:31
    アルミン […そ、それよりも皆さん、早く話を赤ずきんに軌道修正しないと、観客の皆さんが、帰ってしまいますよ!]

    ナナバ […ああ。それもそうだね。観客の皆さまあってこその、劇だもんね。…さて、ケイジがリヴァイの腹をザックザックと切り裂いて、赤ずきんとおばあさんを救出したわけだけど…]

    リヴァイ 「…ああ。そうだったな。起こすなと、あれほど言ったのにもかかわらず、起こしやがったな…」

    ケイジ 「…リヴァイ兵長は、俺が腹を切り裂いてた時は、寝ていました。だから、俺のせいじゃないです。」

    リヴァイ 「…まぁいい。久しぶりに熟睡できた…」

    ハンジ 「どんだけ普段寝てないのさ、あんたは。」

    リヴァイ 「…で、俺はこのあと、どうするんだ?」

    ニファ 「このあと、狩人がオオカミのお腹に石を詰め込んで、そうとは知らないオオカミは、水を飲もうと池に身を乗り出した勢いで、そのまま池にダイブしてしまうんです。…あ、私はハンジさんとよろしくやってますんで、どうぞ池の底で2度寝でも3度寝でも、お好きなだけしててくださいね。」

    リヴァイ 「石…か。さすがに地下街にいた時も、石は食った覚えはねぇな…」

    ケイジ 「兵長…申し訳ありませんが、石を…」

    リヴァイ 「たとえ演技であろうとも、この女版劇団ひとりの言う通りになるのは、しゃくにさわるな…」

    ハンジ 「しょうがないじゃん。オオカミの役なんだもん。」

    リヴァイ 「赤ずきんを1晩ねかせておいて、もう1度食うというのは…」

    ハンジ 「私はカレーか!」

    エレン 「オオカミは…森へ帰すべきだと思います!」

    ケイジ 「ど、どういうことだ、エレン!」

    エレン 「そんな、腹に石を詰めて池に沈めるなんて、虐待まがいな行為は、良くないと思うんです。こうして赤ずきんも、おばあさんも、無事戻って来れた事だし…オオカミも充分反省して…」

    リヴァイ 「…エレン…」

    エレン 「はっ。」

    ⊃飴ちゃん

    エレン 「…どうも。」(2個目ゲット☆)

    ナナバ […おばあさんの好意により、オオカミは森へ帰されることになりました。]

    アルミン [相変わらずこの公演は、筋書き通りに終わりませんね。]

    リヴァイ 「…じゃあな。」

    エレン 「さようなら、オオカミさん!!!」

    ケイジ 「…兵長、石詰めようとして、さぁーせんした!」

    ニファ 「ハンジさんとの事、何か進展があれば、ご報告くださいね~!」

    ハンジ 「進展なんかないって!それにオオカミリヴァイは、絶対反省なんか、してないぞ…見てよ、あの顔…」ムウ。

    ナナバ […まともなセリフ言ってるの、エレンだけだね…]

    アルミン [エレンはどうも、力配分が上手くできないみたいで…]

    ナナバ […おっとここで幕が降ります…]

    アルミン [このあとのハンジ班の様子については、カーテンコールにて、お伝えします。]

    ナナバ [ここまでの実況は私、ナナバ。解説は、アルミン・アルレルトでした…アルミン、どうもありがとう。]

    アルミン [いえ。こちらこそ、ありがとうございました。]

    ナナバ […なんだか、またすぐにでも、皆さんにお会いできそうな予感がしてなりません。例の件を掘り下げなければなりませんし…ねぇ、アルミン?]

    アルミン [掘り…下げる…って、もう、忘れてたと思ったのに、まだ覚えてたんですか!]

    ナナバ [当然さ。ああ、次回が楽しみだ…では皆さん、またお会いしましょう。さようなら。]

    アルミン […さようなら…]…ハァ…。
  25. 48 : : 2014/10/21(火) 22:38:42
    【カーテンコール】

    <医務室にて>

    コンコン。

    髭ゴーグル 「…どうぞ?」

    カチャ…

    ケイジ、ニファ、ハンジが入ってくる。

    ケイジ 「…おい、調子はどうだ?」

    髭ゴーグル 「…ああ。医務室にあった常備薬を飲んで、だいぶ楽になったよ。」

    ニファ 「よかった!舞台も、無事終わったわよ。」

    髭ゴーグル 「そうか…どうだった?」

    ケイジ 「…まあ、無事に終わっ…」ニファ 「大きな進展があったのよ!!!」

    髭ゴーグル 「進展?」

    ハンジ 「ないないない!何もないって。気にしないでね。」

    ニファ 「ハンジさん、ごまかさなくたって、いいじゃないですか!」

    ハンジ 「だってだって、あれからリヴァイ、何にも言わずに帰っちゃうし…」

    ケイジ 「照れくさかったんじゃないですか?」

    ハンジ 「…どーだか。」ハァ。

    髭ゴーグル 「…ま、またゆっくり聞かせてくださいよ。それよりも、今回は、みんなに迷惑をかけてしまって、申し訳ない…」

    ケイジ 「何言ってんだ。俺たち、大半を一緒に過ごしてるんだぞ。色んな事があって、当たり前だ。」

    ニファ 「そうよ。私たち、ハンジ班だもん。」

    ハンジ 「そういうこと!」

    ケイジ 「俺たち…この先も…一緒にこうやって、笑ってられるんだよな…」

    ニファ 「あら。何よ、急に。」

    ケイジ 「…いや。すまねぇ…なんとなく、な。」

    髭ゴーグル 「俺たちは兵士だ。人類に心臓を捧げた…だから、お互いいつ何時、どうなるかは分からない。壁外で巨人に…」

    ニファ 「…私たちは…」

    ハンジ 「…ん?」

    ニファ 「平和になった世界で…おじいちゃんやおばあちゃんになって、そういえば、こんなこと昔言ってたよなって、笑って語り合うの。…実はこれ、私の夢なんだ。みんなの前だから、言えるんだけどね。もちろん、私だって兵士の端くれ。覚悟は、できてる…だけど、この夢は、捨てたくないの。ごめんなさい…ハンジ…分隊長…この夢、このまま大切にしてても、良いですか…?」

    ハンジ 「…もっちろん!いい夢じゃないか、ニファ…」

    ニファ 「…ありがとう…ございます…」

    ケイジ 「…へへっ。…ん…なんだか…鼻がムズムズするな…」

    ニファ 「…わ、私も…」

    ハンジ 「…私もだ…」

    髭ゴーグル 「…あ。もしかして…僕の風邪が…その…」

    ケイジ 「ふぇっ…」

    ニファ 「…ふぇっ…」

    ハンジ 「ふふえっ…」

    どこかにいるモブリット 「…ふえっ…」

    ハンジ班みんなで 「「「ふえぇぇぇっっくしょょ~ん!!!」」」

  26. 49 : : 2014/10/21(火) 22:40:43
    ※以上で終了とさせていただきます。
    最後までご鑑賞いただき、ありがとうございました。
  27. 50 : : 2015/02/28(土) 11:30:31
    いつも閲覧させてもらってます!
    面白かったです!
  28. 51 : : 2015/02/28(土) 22:19:56
    >>50 ニナさん
    最後までご鑑賞いただき、ありがとうございます。
    また楽しんでいただけるような公演ができるように、団員一同頑張ります(^_^)

▲一番上へ

名前
#

名前は最大20文字までで、記号は([]_+-)が使えます。また、トリップを使用することができます。詳しくはガイドをご確認ください。
トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。
執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。

本文

2000文字以内で投稿できます。

0

投稿時に確認ウィンドウを表示する

著者情報
kaku

数珠繋ぎ@引っ越しました

@kaku

この作品はシリーズ作品です

進撃の調査劇団 シリーズ

「進撃の巨人」カテゴリの人気記事
「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
「進撃の巨人」SSの交流広場
進撃の巨人 交流広場