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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

エレン「俺の携帯が擬人化しただと!?」

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  1. 1 : : 2014/09/23(火) 18:45:22
    どうもエリーゼです☆
    パッと頭に思い付いた内容を書きたくなったので書くことにしました。
    すいません(((^^;)
    今進行している物語もあまり進められてないのにw
    そしてこのssにはオリキャラが出てきます。
    見て頂けると嬉しいです( ^∀^)
  2. 2 : : 2014/09/23(火) 18:48:26





    10月の半ばの少し肌寒くなってきた頃の。

    休日の朝。

    なんのへんてつもない日。

    そんな普通の日に、俺は驚愕していた。

    ホントに、とてつもなく驚愕していた。例えるなら、ガンジーが助走つけて殴る現場を目撃したレベルだ。

    そんな俺の目にうつる光景は、神々しくも、どこか俺にとって儚い光景。

    思春期の男子ならまずある部分がマッチョになる、そんな光景。

    それは、綺麗な白髪の髪を生やし、綺麗な白い肌に纏わる。

    そして大きな瞳からは、どこか嬉しそうな感情のようなものが伝わってくる。

    ベッドの上に仰向けになった俺の上に乗っかるその存在は、俺にとってとても儚く見えた。

    な…なんなんだこの状況は…!?

    この状況が全く飲み込めない!

    俺こんな可愛い子知らないし、連れてきた覚えもない…

    そんな中、頭が混乱する俺をその存在はじっと見つめる。

    じー…

    な、なになに…めっちゃ可愛いんだけど…がばっ!!てやりたいんだけど…

    それが十数秒続いた所で、その存在が口を開いた。



    「おはようございます、ご主人様。」



    第一声が、この言葉だった。

    口調は冷たくもなく、だけどそこまで陽気なものでもない。

    だけど、嬉しそうな感情はなぜか伝わってくる。

    だって、その存在の顔は…笑顔だったから…



    「……………ご主人………様?」



    反応に困ってる間が長すぎて、再びその存在が萌える言葉をかけてくる。

    首をかしげて言うそれは、まさに天使だった。




  3. 3 : : 2014/09/23(火) 18:49:35





    エレン「え、えっと~、一応聞くけど…ご主人様って俺のこと?」

    「もちろんです、ご主人様。」



    そう言ってニコッと笑うその存在。

    どうすればいいんだ…こんなところ、誰かに見られたら絶対誤解するに決まってる。

    でもとりあえず、名前とか聞いてみるか…



    エレン「あ、あの…名前とかあるか?」



    するとその存在は少し困った顔を見せる。

    なんだ…名前、ないのか…



    「私に、名前というものはありません。」

    エレン「名前…ないのか…」

    「はい…」



    少し寂しそうに、そう言った。



    エレン「じゃあ、どっから来たんだ?」



    再び質問を投げ掛ける。



    「ご主人様…私にも分かりません…」

    エレン「そ、そうか…」



    ここまでなんの情報も掴めてない…

    名前がなくて、どっから来たのかも分からない。

    ホント…これぐらいしかわかんねぇな。



    エレン「あ、そうだ。」



    そこで、俺はもうひとつの質問を投げ掛ける。



    エレン「年齢は幾つだ?」

    「年齢…ですか、年齢は製造年月日が2010年の6月24日なので、2014年が今なら4歳という計算になります。ご主人様。」

    エレン「よ、4歳!?」



    確かに見た目は幼く見えるけど、流石に4歳の容姿ではない。

    4歳よりはもっと成長してるように見えるし、少し胸もあるように見える…

    って俺は何見てんだ!

    それに、製造年月日ってなんだ…

    製造って…



    エレン「家はどこ?」



    自分の善からぬ気を紛らす為に再び質問を投げ掛ける。



    「はい、今はここが家です。ご主人様。」

    エレン「……………………………は?」

    「はい、今はここが家です。ご主人様。」



    その言葉の意味を理解するのに、10数秒を要した。

    こ、ここが家だって!?

    な、なんで…
  4. 4 : : 2014/09/23(火) 18:50:27





    エレン「なんで…ここが家だって言い切れるんだ…」

    「それは、私がご主人様の携帯電話、貴方のパートナーだからです。」

    エレン「は!?携帯電話!?」



    おいおいマジかよ…

    携帯電話だって?この天使が?

    でも、嘘を言っているようには見えない…

    目が真っ直ぐ俺を見据えてる。



    エレン「じ…じゃあ、俺の携帯が擬人化したということなのか…」

    「擬人化…はい、その表現が正しいと思います。」



    なん…だと…

    俺の携帯が擬人化しただと!?

    そ、そんな事があっていいのか…

    誠に信じがたい事だが…

    しかもこんな可愛い子…ホントに携帯電話、俺のiPHONEなのか…



    『そう、iPHONEならね。』



    その時、いつもCMで聞き耳する言葉が俺の脳内に聞こえた。



    エレン「やかましいわ!」
  5. 5 : : 2014/09/23(火) 18:53:07

    イメージはこんな感じ
    http://animetree.files.wordpress.com/2014/08/blade-dance-est.jpg
  6. 6 : : 2014/09/23(火) 18:54:26





    それにしても、どうしようか…

    このまま一緒に暮らすってわけにもいかないし…



    エレン「あ、そうだ。」



    その時、ひらめいた。



    エレン「なぁ、君は俺の携帯を擬人化させた姿なんだろ?」

    「はい、そういうことになります。ご主人様。」



    相変わらずの呼び名。

    なんか慣れないな…



    エレン「じゃあ、また携帯の姿には戻れないのか?」

    「戻れます。」



    即答だった。



    エレン「なんだ…戻れるのか…」

    「はい。」


    良かった、戻れるのか…

    でも少し表情がさっきより暗い気が…

    するとその存在は少し目を濡らして、こう言った。



    「私の事が、嫌いなのですか?」



    目を泳がせ言うそのセリフは、反則だった。

    思わず胸の鼓動が高鳴る。

    落ち着け俺…

    この子は俺の携帯なんだぞ!



    エレン「き、嫌いなわけないだろ。だ、だってほら、俺の携帯だし!」

    「嬉しいです。」



    そう言うと、その存在は俺に被さるようにゆっくりと抱き付いてきた。



    エレン「や、やめろって!」



    自分の顔が一気に赤く染まるのが分かった。

    ヤバイってこんなの…

    俺の理性が…



    エレン「ていうか、なんで裸なんだよ!」



    今更ながらの質問を投げ掛ける。

    さっきからずっと見てしまっていたけど、いけない部分は見てない。

    そう自分に言い聞かせた。



    「ご主人様。裸はお嫌いですか?」

    エレン「い、いや別にそういうわけじゃ…」

    「私は知っています。」

    エレン「な、何を?」



    思わず聞き返す。



    「ご主人様の趣味や性癖。いつも調べてるじゃないですか。」



    その瞬間、さっきよりも顔が赤くなるのが感じられた。

    ただでさえ裸の女の子に押し倒されてるような形なのに…

    くそ…恥ずかしい…



    「検索結果の累計などで、様々なご主人様の趣味は考察済みです。」

    エレン「考察しなくていいから!///」

    「オネショタがお好きなのですね。」

    エレン「ちょうるさい!」

    「あと、裸パーカーに、裸エプロン。」

    エレン「嫌だ!らめぇ!恥ずかしい!」



    はぁ…やばい…ホント恥ずかしい…

    自分の誰にも分からないであろう趣味が筒抜けとか…死にてぇ…(涙)

    そこで一呼吸置いて、またその存在が口を開いた。



    「だから、裸でこのような状況に強いられたご主人様は喜ぶと思ったのですが、駄目でした。むしろ、怒ってしまいました…」



    俺にのし掛かる力が一気に弱まる。

    以外に力が強いのな…



    「私はご主人様のパートナー失格です。」



    気付くと、この子は軽く涙を流していた。

    まるで子供だな…



    エレン「大丈夫だからな?別に怒ってないし、なんか自分で言うのも気が引けるけど、少し興奮した。」



    最後すごいキモいこと言ってるのは自覚はしてたけど、今はこういうしかないと思った。

    今は宥めなきゃ…

    いくら携帯だからって、さすがに泣かせるのは良くない。

    なにもしてないけど、なんか罪悪感が辛いし。
  7. 7 : : 2014/09/23(火) 18:55:17





    「嬉しいです!」



    さっきよりも嬉しそうな声音で言って、再び抱き付いてくる。

    やばい…いろいろと柔らかいものが当たって…

    肌もすべすべで、少し強く抱き締めると壊れそうなほど柔らかい体が…

    そんな体が俺に密着してる…



    「私は嬉しいです。ご主人様。ご機嫌です。」

    エレン「分かったから、取り合えず俺の上から退いてくれないか?」

    「分かりました…ショボン」



    あからさまに落ち込むその存在。

    くそ…またしても罪悪感が…



    エレン「なぁ。」

    「なんでしょうか。ヤるのですか?」

    エレン「いや何を!?」

    「それはもちろん――」

    エレン「黙ろうか!」

    「ご主人様がそういうのならば、仕方ありません。ショボン」



    なんだよその最後のショボンって…

    そして数秒の沈黙が流れた時。

    そこで俺は切り出した。



    エレン「俺がお前の名前を考えよう。」



    名前を考える事だった。

    これから一緒に暮らすってわけだから、君やお前だとなんか呼ぶ側も嫌だし、呼ばれる側も…この子の場合傷付くだろう。

    そんなことを考えた末にでた言葉だった。



    「本当ですか。嬉しいです!」



    本当に嬉しそうな顔をしていた。

    ついこちらも頬が緩んでしまう。



    エレン「ああ本当だ。これから一緒に一応ずっといるわけだし、名前なきゃ不便だろ?」

    「もちろんです。」

    エレン「だから俺がお前の名前を考えてやろう。」

    「嬉しいです。ご主人様。」



    ――ギュッ

    さっきよりも強く、ギュッと強く抱き付いてくる。

    俺の胸に顔を埋めて、「ご機嫌です。ご機嫌です。」と連呼してくる。

    こっちもご機嫌だ…

    するといつの間にか、さっきまでのいかがわしい気持ちなど一切合切さっぱりと消えていた。

    当たり前だろう…こんな子に、そんな気持ちなんて抱けるわけがない…
  8. 8 : : 2014/09/23(火) 18:55:51





    エレン「それにしてもなにがいいか…なんか好きなものとかあるか?」



    好きなものから文字って作れば呼ばれる側も嬉しいだろう…

    別に決して適当ではない…



    「好きなもの、じゃなくて大好きな人はご主人様です。」



    うん無理かも…

    これじゃあ好きなものを文字って作るのは難しそうだな。



    「あ、でも。」



    その時、その子の肩がピクッと揺れ動いた。



    エレン「どうした?」

    「私、ココアという飲み物を飲んでみたいです。」



    ココア…か…

    ココアって名前、可愛いな…



    エレン「じゃあ今日から君の名前は、ココアでいいか?」

    「もちろんです。ご主人様。」




  9. 9 : : 2014/09/23(火) 19:00:37
    思いつきなのでここで終わりですね。
    中途半端ですいません(((^^;)
  10. 10 : : 2014/09/24(水) 18:47:23
    期待
  11. 11 : : 2014/09/24(水) 18:47:43
    期待
  12. 12 : : 2015/12/02(水) 21:25:14
    期待してます。
  13. 13 : : 2016/08/14(日) 22:13:27
    これで終わりですか、残念です(>_<)

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erice

エリーゼ《Märchen》

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