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エレン「バスケットボーイズ」 第3Q

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  1. 1 : : 2014/08/05(火) 14:26:34









         皆さん初めましての方は初めまして!どこかでお会いした方はこんにちわ!! アラン・ファブレガスです!



        このスレッドは

            エレン「バスケットボーイズ」第1Q・第2Qの続編です!



         第1シーズン→http://www.ssnote.net/archives/14557


         第2シーズン→http://www.ssnote.net/archives/16918





         ※注意:その1、前回にも書いたんですが私はいかんせん文章力がないため変な文になってしまうことがありますのでご注意を

         その2、これも前回書いたんですが私はバスケにあまり詳しくないため経験者の方に失礼なことを書いてしまう可能性があるため予めご注意を

         その3、このSSを参考にしているアニメ・漫画・ドラマ等があります。 ですので不可解に思った方々にはちょっとお気に召さないかもしれません。(詳しい詳細はシリーズ作品一覧と言う所に書いてあります。)




            シリーズ作品一覧→http://www.ssnote.net/series/1073





            第3シーズンも頑張りますんで応援よろしくお願いします!!




             追加:ちょこちょこ原作でのネタバレが入ってくることもあります。(黒子のバスケも進撃の巨人も)


            ですので、アニメ派の人達はご注意ください。





  2. 2 : : 2014/08/05(火) 14:57:22









              ~前回のちょびっとあらすじ~





        エレン達東京調査高校男子バスケ部は、インターハイ予選グループリーグで敗退...

        エレンはこのままじゃ行けないと思い、行動に出るがアルミンは理解出来ずにいた...


        そして、アルミンは考え...やっと出た答えをエレンに告白する。 エレンはアルミンの過去を知って、ますますキセキの世代の謎が深まる一方。


        その頃女子バスケ部は順調にインターハイ予選関東大会に勝ち進み、あともう少しでインターハイ出場...


        が準決勝でインターハイ常連校である【駐屯高校】と当たり、両者互角...



        と思ったのもつかの間、相手に隙を与えてしまって点差を付けられた。

        だが【アニ・レオンハート】と【ミカサ・アッカーマン】の連携で点差は縮み、ついに逆転...



        このまま勝てると...皆思ったが駐屯高校エースの【アンカ・ラインベルガー】のゾーンにより、物凄く点差が開いてしまった。


       皆が絶望と言う二文字を頭の中に思い込んだその時..

    東京調査高校エース【ミカサ・アッカーマン】もゾーンに入り徐々に点差を縮めていったが、まだ体の出来上がってないので体に異常な不可がかかっていたせいで...



               負けた。


         だが、まだ終わってない。 落ち込んでいる暇はない。


             何故かと言うと...もうすぐ...



           ウインターカップ予選が始まるからだ...





  3. 3 : : 2014/08/11(月) 15:31:58











               ウォール・マリア体育館





    ダムッダムッダム





    パスッ





    ガシッ





    ジャン「ハァ...ハァ...」ダムッダムッダム





    パスッ





    ガシッ





    ライナー「うぉー!!」シュッ





    スパッ ダムッダムッダムダム





    記者「うわー、また入った...これであのマリア学園に20点差だ」





    記者2「なんだ、こんなところにいたのか」





    記者「あっ先輩!見て下さいよ!東京調査、あのマリア学園相手に20点差ですよ!!」





    記者2「おぉ、俺の予想当たったじゃねぇか」





    記者「ホントに勝ち上がってますよね...東京調査」





    記者2「まぁな...」





    記者「この先...ウインターカップ勝ち上がって行きますかね?」





    記者2「さぁな...ただ今年のウインターカップはちょっと豪華だぜ」





    記者「豪華?」





    記者2「まずウインターカップで有力なのが【駐屯高校】」











    ダムッダムッダム





    イアン「一本集中!」





            キャプテンでもあり、エースでもあり、また司令塔でもある...


               【イアン・ディートリッヒ】










    記者「あれ...でも、インターハイ一回戦とかで確か...」





    記者2「あぁ自由都市高校に負けたよ」





    記者2「ありゃ伝説に残るくらいの試合だったぜ...」





    記者「自由都市高校って...あの!」





    記者2「そうだ、キセキの世代最強と言われている」





    記者2「リヴァイがいるからな」





    記者2「それ以外にもいるぞ、司令塔のファーラン、シューターのイザベル」





    記者2「間違いなくインターハイを勝ち抜くだろうぜ」





    記者「キセキの世代ですか...」





    記者2「キセキの世代にはまだ三人いる」





    記者2「宮城の【東北調査高校】には【ミケ・ザカリアス】。とんでもないCだ。」





    記者2「大阪の【関西調査高校】に【エルド・ジン】。恐ろしいシューターだ。」





    記者2「そして東京の【中央憲兵高校】に【ジェル・サネス】だ。キセキの世代の中でも一番の悪童と言われている」





  4. 4 : : 2014/08/11(月) 15:32:09











    記者「じゃぁそのどこかが優勝ってことですかね?」





    記者2「馬鹿野郎!何年記者やってきてんだよ!!」





    ボカッ





    記者「いって」





    記者2「お前、東京調査の7番見てみろ」





    記者「え?」チラッ





    キュッ





    ベルトルト「ッ」





    グググッ





    記者2「【ベルトルト・フーバー】、膝を壊してインターハイには出てなかった。無冠の五将の一人であり、また非常に優秀なCだ。」





    ガタンッ





    ジャン「リバウンド!!」





    ドンッ





    ベルトルト「ッ!!」ガシッ





    ドタッ





    タッタッタ





    ライナー「ベルトルト!」





    パスッ





    ガシッ





    記者2「【ライナー・ブラウン】、あいつも無冠の五将の一人だ。クラッチシューターで...二重人格だ。エルド・ジンがいなきゃあいつが一番のシューターだったかもしれん」





    ライナー「うぉぉぉら!!」シュッ





    スパッ ダムッダムッダムダム





    ジャン「おし!気抜くなよ!!」





    ダムッダムッダム





    敵モブ「モブ2!!」パスッ





    バシンッ





    ジャン「おし!攻めろ!!」ダムッダムッダム





    敵モブ4「いかせねぇ!!」ダッ





    クルッ ダッ





    敵モブ4「なっ!?」





    ジャン「うらっ」パスッ





    記者2「【ジャン・キルシュタイン】、あいつも無冠の五将で前まではSFだったんだが今はPGになって活躍している。」





    アルミン「」パスッ





    記者2「【アルミン・アルレルト】、名前は聞いたことないがインターハイ予選で急に出てきてすげぇパスを出すルーキー。」





    記者2「東京調査の攻撃の主体となっているのはアイツかもしれん...」





    ガシッ





    記者2「そして...」





    エレン「ッ!!」ドンッ!





    記者2「あのキセキの世代最強と言われたリヴァイと対等に戦った大型ルーキー...【エレン・イェーガー】」





    ガシャンッ!





    ダムッダムダム





    記者2「覚えとけ、今大会のブラックホースだ。」





    ピピーッ





    スタスタ





    記者「...」





    スタスタ





    記者「(アルミン・アルレルト?誰のことを言っているんだ?)」





    チラッ





    記者「ん?」





    アルミン「やったね!エレン!!」





    エレン「あぁ!」





    記者「あれ...あんな選手...いたっけ...」





  5. 5 : : 2014/08/11(月) 15:50:53











               ムスト





    ブルルルルッ





    カチッ





    ポロッ





    エレン「だっはー!!くそぉ!!何でお前落ちるんだよ!!」





    ジャン「てめぇはうるせぇ!!」





    コニー「そう言えばエレン何やってんの?」





    モブット「あぁ例の特訓だろ?」





    コニー「特訓?」





    モブット「左手の練習」





    ブルルル





    カチッ





    エレン「なっ!?」





    スッ





    クリスタ「危ない危ない、落ちる所だったよ?」





    エレン「すみません...」





    パクッ





    !?





    クリスタ「代わりに私が食べてあげる」ニカッ





    ライナー「」ハナジブシューッ





    クリスタ以外「(な、何ていう殺人笑顔...)」





    モブ「そう言えばさ!明日の休日何やる?」





    モブ2「えー俺は寝るな!久々のオフだし」





    コニー「はーい!はいはーい!俺明日ストバスの大会出るんだー!!」





    エレン「マジかよ!俺も入れてくれよ!!」





    コニー「おう!いいぜ!!」





    クリスタ「ダメだよ、明日はオフなんだから体休めなきゃ」





    コニー「えぇぇえええ!?だって俺エレン達みたいに試合出てねぇし...」





    ベルトルト「いいじゃないか、たまにはリフレッシュバスケしても」





    コニー「おぉぉぉ!!さっすがベルトルト先輩!!」





    クリスタ「でも...」





    ライナー「クリスタ、俺からもお願い出来ないか?」





    クリスタ「えぇ~、もう仕方ないなぁ...」プクーッ





    ライナー「!?」





    ライナー「」ハナジブシューッ





    ジャン「はいはい、本日二度目」





    エレン「それでメンバーはもう集まってるのか?」





    コニー「それがさ...全然」





    エレン「そうか...なぁアルミン!お前も来いよ!」





    アルミン「うん、その予定だったけど」





    エレン「よし!あと二人か!」





    コニー「ぬぬぬ....」





  6. 6 : : 2014/08/11(月) 16:08:41









    アルミン「コニー、ちょっとパンフレット見せて」





    コニー「ほい!」





    ペラッ





    アルミン「ふむふむ...なるほど」





    アルミン「これって男女おkなんだって」





    ・・・





    アルミン以外「えぇぇぇえええ!?」





    アルミン「そ、そんなに驚くことだった...かな?それに他のお客さんに迷惑ですよ」





    ライナー「珍しい大会だな」





    ベルトルト「面白そうだね」





    アルミン「じゃぁ一年メンバーのミカサとサシャも誘おうよ!そしたら丁度5人だし!」





    エレン「はぁ!?」





    アルミン「どうしたの?エレン」





    エレン「絶対に嫌だ!何でミカサとバスケしなきゃいけねぇんだよ!!」





    エレン「他誘え他を!!」





    アルミン「じゃぁ...ジャン先輩は?」





    ジャン「俺はミカサちゃんが来るなら行ってやってもいいぜ?だが...エレン、てめぇだけは来ちゃダメだ!!」





    アルミン「ライナー先輩は?」





    ライナー「ん~む、行ってもいいんだがあいにく明日はガキんちょ共と遊ばなきゃいけねぇ約束なんだ」





    アルミン「ベルトルト先輩は?」





    ベルトルト「行ってもいいよ」





    エレン「ホントですか!?」





    ベルトルト「うん」





    エレン「よし!決まり!アルミン!ミカサにばれないようにサシャを誘えよ!」





    アルミン「わ、わかったけどさ...何でそんなにミカサを避けるの?最近」





    エレン「あぁ!?んなもん決まってんだろ!!」





  7. 7 : : 2014/08/11(月) 16:08:54







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               エレンが最近ミカサを避けてる理由...それは合宿での出来事





    ミーンミンミンミンミーン





    ダッダッダ





            エレンはクリスタの指示でずっと砂浜を走らされていた





                  練習後お風呂に入る時...事件は起きた





    ガラガラ





    エレン「は~、気持ちぃ!!」





    バシャーンッ





    アルミン「お疲れ様」





    エレン「ん...誰!?」





    アルミン「僕だよ!アルミン!」





    エレン「おぉ、全然気付かなかった...」





    アルミン「酷いなぁ、全く...」





    ガラガラ





    「二人共、お疲れ様」





    エレン「おう!サンキュー!」チラッ





            そこには...バスタオルで体を隠したミカサがいた...





    エレン「...」





    ミカサ「? どうしたの?そんな青白い顔で見て」





    アルミン「あ...のさ....ここって男子風呂だよね...?」





    ミカサ「ここは男女両方自由に入れる所」





    ・・・





    ギャーッ!!





    バッシャンッ





    ミカサ「エレン!!いきよい良く風呂に入ってはダメ!!」タッタッタ





    ブクブクブク





    ミカサ「!? エレン!?溺れているの!?」





    バシャンッ





    ズルズル





    ミカサ「ハァ...ハァ...エレン!死なないで!!」





    アルミン「大丈夫だよ!ミカサ!えっと、えっと...とりあえず息が...」





    チーン





    アルミン「息がない!?」





    ミカサ「どどどどどど、どうすればいいのだろうか!?」





    アルミン「と、取り敢えずじ、人工呼吸と心臓マッサージだ!」





    ミカサ「わかった!」





    ミカサ「ふっ!」





    バキッ!





    エレン「」チーン





    アルミン「ミカサァー!!!そんなに強く押したらエレン死んじゃうよ!!!」





    ミカサ「わわわわわわ」





    アルミン「と、取り敢えずミカサは人工呼吸やって!」





    ミカサ「わ、わわかった」





    アルミン「エレン!大丈夫だ!」ドッ ドッ





    ミカサ「あわわわわわ」





    アルミン「はい!ミカサ!人工呼吸!」





    ミカサ「え、え、えっと」





    アルミン「エレンにキスして!!」





    ミカサ「」ドキッ





    ミカサ「わ、わかった...」





    チュッ





    アルミン「そのままミカサの息をエレンに分けてあげて!!」





    スッ ブーッ





    エレン「ぶはっ」





    アルミン「よかった!生き返った!」





    エレン「げほっ、げほ...」





    アルミン「あー良かったぁー」





    エレン「な、何が起きたんだ...」





    ミカサ「良かった!エレン!!」





    ダキッ





    エレン「うぉっ!?ミカサ!?」





    ミカサ「生きてて...良かった!」





    エレン「お、おう」





    エレン「(あれ?なんだろう...口元がいつもより水々しい...それに何か俺の股間に...違和感が...)」





    イェーガー「おっす」





    エレン「なっ!?///」





    アルミン「ふーっ、取り敢えず良かっt !?」





    ミカサ「どうしたの?二人共...ん?」チラッ





           そこには何も隠してないエレンのイェーガーが顔を出していた...





    ・・・





    エレン「いやあぁああああああああああああああああああああああああああああああああ」





    チーン





               風呂あがり





    エレン「もう...お嫁...いやお婿に行けねぇ...」グスンッ





    アルミン「ま、ま、まぁ仕方ない...よ、うん」





    __________________________________________________________

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  8. 8 : : 2014/08/11(月) 16:25:22












    エレン「あの事件が起きてから..俺のイェーガーが変に反応しちまうようになっちまった...」





    アルミン「あ、えぇーっと...うん、ドンマイ!」





    コニー「取り敢えず!サシャ早く誘おうぜ!!」





    アルミン「待って、今からサシャを呼ぶから」





    エレン「呼ぶって言ったって...」





    アルミン「大丈夫、電話だよ」





    ピッピッピ





    プルルルッ





    ガチャッ





    サシャ「はい!もしもし!」





    アルミン「あっ、サシャ?明日暇かな?」





    サシャ「いえ!暇じゃないです!」





    アルミン「え!?」





    サシャ「明日はパンケーキを食べに行く予定なので!」





    アルミン「...(考えろアルミン!考えるんだ!)」





    チラ





    アルミン「!」





    アルミン「明日僕ストバス行くんだけど、一緒に行かない?」





    サシャ「だーかーらー、明日はパンケーキです!」





    ゲスミン「そっかぁ、残念だなぁ」





    サシャ「え?」





    ゲスミン「ストバスの会場でアメリカンドックとかたこ焼きとか売ってる商店街があるのになぁ」





    サシャ「何奴!?」





    ゲスミン「あっ、もしかしたらパンケーキも...あるかな?」





    サシャ「えぇ!?」





    ゲスミン「あぁでも、サシャが来ないならいいや」





    ゲスミン「他の人を誘おうかな~...」





    サシャ「行きます行きます!絶対行きます!」





    ゲスミン「」ニヤッ





    アルミン「じゃぁ明日9時に駅集合ね!わかった?」





    サシャ「はい!わかりました!」





    アルミン「あっ、念のため言っとくけどミカサや他の人達は誘っちゃダメだよ?」





    サシャ「え?何でですか?」





    アルミン「だってそしたら...」





    ゲスミン「その人がパンケーキとかたこ焼き食べたら...君が食べる分減っちゃうでしょ?」ニタァッ





    サシャ「そうですよね!そうですよね!わかりました!」





    アルミン「それじゃぁ、はぁーい」





    ピッ





    アルミン「おkだったよ」





    コニー「何かアルミン,..怖い」





    アルミン「え!?」





    エレン「こいつが陰湿で姑息なことを考えるのが得意ってことだけは俺覚えてるんだよなー」





    アルミン「酷いよぉ!!」





    エレン「よし!取り敢えず!明日頑張って優勝するぞ!!」





    アルミン・コニー「おー!!」





  9. 9 : : 2014/08/11(月) 17:02:32







             翌日







    エレン「...って、何でお前がここにいるんだよ!?」





    ミカサ「アルミンからすべて聞かせてもらった」





    エレン「!?」チラッ





    アルミン「ご、ごめん」





    ミカサ「エレン...」





    ミカサ「ごめんなさい、私は一人の女として、してはいけないことをしてしまった。」





    ミカサ「深く反省している...」





    エレン「...」





    アルミン「え、エレン!ミカサもこういってることだし許してあげたら?」





    エレン「...ったく、お前面倒くさい奴だな」





    エレン「わかったよ」





    ミカサ「!」パァッ





    エレン「それより...何でコニーとサシャは来ねぇんだよ!?」





    ミカサ「サシャは風邪を引いたらしく」





    アルミン「コニーは...腹痛です...」





    エレン「はぁ!?どうするんだよ!?」





    ベルトルト「おまたせ、あれ?どうしたの?」





    エレン「あっ、先輩ちわっす!コニーが...来てなくて」





    ベルトルト「あぁ昨日の夜メールが来たから知ってるよ」





    ベルトルト「そして...代わりを連れてきた」





    エレン・アルミン「おぉぉぉおお!さすが先輩!!」





    ベルトルト「もうすぐ来るはずだけど...」





    スタスタ





    「全く...か弱い乙女をこんな暑い日に呼び出さないで欲しいね」





    アルミン「アニ先輩!?」





    アニ「ん?アルミンじゃないか」





    ベルトルト「ごめんね、急にストバス何かに誘っちゃって」





    アニ「別に暇だったからいいけど」





    エレン「何か...すげぇ!」





    エレン「おし!行くぞ!!」





    オーッ





  10. 10 : : 2014/08/11(月) 17:12:10












               ストバスの会場





    エレン「(おぉすげぇ、そう言えばシガンシナにもこんなストバスあったっけなぁ)」コリコリ





    ミカサ「そう言えば前から思っていたのだけど、エレンの付けてるネックレスって何?」





    エレン「あ?これか?」





    エレン「これは...ある奴との兄弟の証だ」





    ミカサ「?」





    係「抽選はこちらです。名前を書いてください。」





    カキカキ





    「ばっか、自分の名前ど忘れすんなよ!ナック!」





    エレン「ん?ナック...」チラッ





    ナック「あ」





    エレン「ローゼ学園!?」





    ナック「東京調査!?」





  11. 11 : : 2014/08/11(月) 17:21:08












    シス「まさか...東京調査と会うとはね」





    アルミン「あはは...」





    シス「練習は?」





    アルミン「休みです」





    ネス「おぉ、もう怪我は治ったのか?ベルトルト」





    ベルトルト「はい、ご心配をおかけしました」





    ナック「ってか!そっちはのんきに女も入れて遊びかよ!!」





    エレン「あぁ?悪いかよ!?言っとくがミカサとアニ先輩はお前何か相手でもねぇくらいつえぇからな!?」





    ミカサ「エレンが...私のことを...やだ、恥ずかしい///」ニヤニヤ





    アニ「ニヤニヤしててキモい」





    ミカサ「」ムカッ





    ミカサ「アニ先輩こそ、何でいつもと違うヘアースタイルにしてるんですか?アピールですか?自分モテますアピールですか?」





    アニ「なっ!?」





    ギャーギャー





    シス「いいねぇー、こっちは男子校だから女子なんていないんだよねぇ」





    エレン「そう言えばあんたらこそ練習はどうしたんだ?」





    ネス「うちもリフレッシュみたいなもんだ、受験勉強も頑張らなきゃいけないがあいにくウインターカップ予選に出れるんでな」





    エレン「そうか!じゃぁまた戦えるんですね!」





    ナック「てめぇの相手はこの俺様だ!!」





    ガシッ





    ネス「この前の仕返しはウインターカップ予選で返すつもりだったけど、今日当たれば遠慮なくやらせてもらうからな!」





    エレン「ふっ」





    エレン「望む所です!!」





  12. 12 : : 2014/08/11(月) 22:34:08












    スタスタ





    ナック「そう言えばさっき見かけない顔の人がいましたけど、知り合いっすか?」





    ネス「ベルトルトか?あぁ中学の頃にな」





    ナック「強いんですか?」





    ネス「あぁ強いぞ、だが一番のCってわけでもないんだ。」





    ナック「じゃぁそいつが二番で...一番は?」





    ネス「お前キセキの世代って知ってるか?」





    ナック「そりゃもちろん!」





    ネス「そのキセキの世代のCが...一番さ」





    シス「そのCってどこにいるんですか?」





    ネス「確か...東北調査高校だったっけな」





    ナック「東北調査...あっ!」





    シス「どうした?小便か?」





    ナック「さっきその東北調査のバック持ってた奴いましたよ!」





    ネス「何言ってんだお前、東北調査は宮城の学校だぞ」





    シス「お前そんなに馬鹿なの?」





    ナック「なんでそこまで馬鹿にされなきゃいけないんすか!!」





    アナウンス「間もなく、第一試合が始まります。チームローゼ学園はコートに集合してください」





    シス「じゃぁその話は試合に勝ってからで」










  13. 13 : : 2014/08/11(月) 22:46:40












    タッタッタ





    アルミン「もう試合始まっちゃってるよ!!」





    アルミン「全くエレンが急にトイレに行きたいとか言ったから!!」





    エレン「仕方ねぇだろ!お腹痛かったんだから!!」





    タッタッタ





    アルミン「もう終わちゃったかな?」





    ピトッ





    エレン「!」





             ローゼ学園 34対57 駆逐ボーイ&ガール





    モブ「やったやった!僕達勝てたよハニー!!」





    モブ2「ダーリンのお陰だよ!!」





    キャッキャ





    アニ「何か知らないけど、すっごいイラつくんだけど...」ゴゴゴッ





    ミカサ「奇遇ですね、私もです...」ゴゴゴッ





    エレン「ッ!?」





    エレン「な...何で、お前がここにいるんだよ...」





    エレン「ま、【マルロ・フロイデンベルク】...」





    マルロ「ん?」





    マルロ「え、エレンか?」





    タッタッタ





    マルロ「久しぶりだな!おい!」





    エレン「どうしてお前がここにいるんだよ!おい!」





    アルミン「あ...ま、マル...ロ」





    マルロ「お?アルミン...か?」





    アルミン「マルロじゃないか!!」





    マルロ「久しぶりだな!全くお前ら変わってねぇな!」





    エレン「お前だっておかっぱ頭変わってねぇじゃん!」





    マルロ「うるせ!目つき悪い奴目!!」





    チョイチョイ





    エレン「ん?なんだよ!」





    ミカサ「この人誰?」





    マルロ「なんだエレン?お前美人な彼女持ちやがって!」





    エレン「なっ!?彼女じゃねぇよ!!」





    ベルトルト「えっと、君は...エレンの友達かい?」





    マルロ「いや...友達ではないな」





    マルロ「敷いて言えば...こいつらの兄貴だ」





  14. 14 : : 2014/08/11(月) 23:28:14












    ミカサ「あ、兄貴?」





    アニ「あんたらって血繋がってたんだ」





    アルミン「ち、違いますよ!!」





    エレン「兄貴って言うのは...そうだな...」





    エレン「まっ、理想の兄ってことだ」





  15. 15 : : 2014/08/11(月) 23:50:13






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               俺は小学校あがってからは...全然友達も出来なかったし...それに




          バスケって言う存在も知らなかった。


             でも、そんなある日...


            俺が小学校2年になって





    ワーワー





    エレン「んー...何で俺友達出来ないんだ?」





    エレン「俺結構明るい方だし...やっぱ前にいたシーナの方が友達もいっぱいいたし...」





    マルロ「なぁあんた」





    エレン「え?俺?」





    マルロ「そう!バスケやんない?人手がいないんだ」





    エレン「えっと...うん!いいぞ!」





    ダムッダムッダム





    マルロ「ふっ」シュッ





    スパッ ダムッダムダム





    エレン「(ウォォォ!?すげぇ上手い!バスケ初心者の俺までわかる!この人はダントツで上手い!)」







                帰り道





    エレン「なぁ、何でマルロはそんなに友達が多いんだ?」





    マルロ「え?」





    エレン「だって明らかに俺の方が明るいし、マルロはどっちかって言えば暗い方だろ?」





    マルロ「な、何を言うんだ!急に!」





    エレン「俺さ...友達出来ないんだ...」





    マルロ「それはアピールが足りないんじゃないのかな?」





    エレン「アピール?」





    マルロ「自分はどんな人間か、何が趣味とか何が得意とか」





    マルロ「俺はこのバスケだ!」





    エレン「得意なこと...ねぇ」





    マルロ「ならエレンもバスケやろうぜ!」





    エレン「え?いいのか?」





    マルロ「おう!俺が教えてやるからよ!」





    エレン「!! うん!」





                次の日から俺はずっと雨の日だろうと雪の降る日だろうとマルロと一緒にバスケをやってきた。





    ダムッダムッダム





    エレン「うらっ!」シュッ





    スパッ ダムッダムダム





    モブ「ナイスシュート!エレン!!」





    モブ2「お前すごいな!この前始めたばっかだろ?」





    マルロ「くっそぉ!!エレン!お前強くなったな!」





    エレン「えへへ」ニコニコ





    マルロ「よーし!じゃぁ今日こんくらいにするか!」





    スタスタ





    マルロ「本当にお前って潜在能力高いよな!」





    エレン「...にひひっ」





    マルロ「何だ?急に笑いやがって、気持ち悪いな」





    エレン「いや悪い、何かさ俺兄弟いないからわかんないけど」





    エレン「きっとお兄ちゃんがいたらマルロみたいな兄ちゃんがいいなって!」





    マルロ「!」





    ダッ





    エレン「え?おい!どこ行くんだよ!」





    タッタッタ





    マルロ「ほらよ!」





    エレン「なにこれ?」





    マルロ「兄弟の証!これで俺達は兄弟だ!」





    エレン「!」パァッ





    エレン「おう!」





    エレン「んでも、このダイヤみたいに光ってるキーホルダーどうするんだ?」





    マルロ「ん~...あっ、今度チェーン買ってネックレスにするか!」





    エレン「俺のは金色で」





    エレン「マルロのは銀色か!」





    マルロ「へへっ!お前の目金色っぽいもんな!」





    エレン「お前の目は銀っぽい!」





             そして、小学校を卒業し中学に入った俺らはそれぞれ違う学校に行った。





  16. 16 : : 2014/08/11(月) 23:51:00
    ダムッダムッダム





    モブ「エーちゃん!」パスッ





    ガシッ





    ダムッダムッダム





    ドンッ





    エレン「ふっ!」スッ





    シュルッ ダムッダムダム





    監督「ナイスだエレン、今日の相手は手強いぞ!」





    エレン「はい!」





    スタスタ





    監督「おっ、来たぞ」





    オネガイシマース





    監督「今日はわざわざありがとうございます!よろしくお願いします!」





    相手監督「いえいえ!こちらこそ!」





    エレン「ん?」





    マルロ「」スタスタ





    エレン「ま、マルロ!」





    マルロ「ん?エレンじゃないか!」





    エレン「久しぶりだな!」





    マルロ「そうか、相手チームはお前か」





    エレン「負けねぇぞ!」





    マルロ「あぁ!俺だって手は抜かねぇぞ!」





    ダムッダムッダム





    エレン「」ダッ





    マルロ「くっ!」キュッ





    クルッ





    マルロ「!?」





    ダムッダムッダム





    ドンッ





    エレン「ふっ!」スッ





    シュルッ ダムッダムダム





    ピピーッ





              その日は俺が初めてマルロに勝った日





    マルロ「ふー...上手くなったな!エレン!」





    エレン「へへっ!」





               とは言っても、お互いの実力にはほとんど差がなかった。




                だがそんなある日に...





    マルロ「すまないな、エレン!こんな時間に呼び出しちまって」





    エレン「いやいいんだ、それで話ってなんだ?」





    マルロ「実は俺...もうすぐアメリカに行っちまうんだ...」





    エレン「え!?」





    マルロ「旅行じゃなく...転校の方だ」





    マルロ「実はまぁ...親父が仕事に上手く行ったみたいでアメリカで仕事するらしいんだ」





    マルロ「そこで...最後の頼みがある」





    エレン「! 何だ?俺に出来ることがあれば...何でも言ってくれ!」





    マルロ「ふっ、そう言ってくれて嬉しいよ!」





    マルロ「明日俺と...1on1をやってくれ」





    エレン「え?そ、そんなことかよ!何なら今からでも...」





    マルロ「いや明日にしよう...」





    マルロ「今もう遅いし、体も出来上がってない...」





    マルロ「その代わり...ただ何も賭けずにとは言わない...」





    エレン「え?」





    マルロ「もし明日の1on1で俺がお前に負けたら...もうお前の兄とは...名乗れない...」





    エレン「は!?何でだよ!関係ないだろ!」





    マルロ「兄と名乗る以上は...お前には負けたくないし」





    マルロ「それに...兄貴が負けてちゃ...カッコ悪いだろ...」





    エレン「...」





    マルロ「じゃぁな、逃げるなよ?明日」





    スタスタ





               
  17. 17 : : 2014/08/11(月) 23:51:08
    翌日





    ワーッ





    エレン「あれ?こんなに応援する人達が...」





    モブ「がんばれよ!マルロ!弟に負けるなよ!!」





    エレン「!」





    マルロ「...スーッ、フーッ...じゃぁエレン!やるぞ!」





    エレン「あ、あぁ」





    ダムッダムッダム





    マルロ「行くぞ!」ダムッダムッダム





    モブ「おぉぉ!先攻は兄か!」





    ダムッダムッダム





    エレン「くっ!」ダッ





    バシンッ





    マルロ「くそっ!」ダッ





    エレン「(あれ?何でだ?いつものキレがない?)」





    ダムッダムッダム





    ダッ





    モブ「おうおう!兄が追いついたぜ!」





    マルロ「ハァ...ハァ...」





    エレン「(もう息上がってる...何でだ?)」





    ダッ





    マルロ「うぉぉぉ!!」ダッ





    クルッ





    マルロ「なっ!?」





    チラッ





    エレン「!!」





    エレン「(怪我をしているのか!?)」





    ダムッダムッダム





    モブ「おうおうおう!弟!兄者を倒せ!!」





    エレン「(もし...ここで俺がマルロに勝ったら...マルロはもう...)」





    ドンッ





    エレン「...くっ!」スッ





    ガタンッ





    マルロ「はぁ!?」





    ダムッダムッダム





    ピトッ ボトボトボト ザーッ





    モブ「うわっ!?急に雨降ってきやがった!!」





    ザーッ





    モブ2「こりゃ中止だな」





    マルロ「ハァ...ハァ...」





    エレン「...くっ」





               トンネル





    バコッ





    ドタッ





    エレン「いって...」





    マルロ「お前!何のつもりだ!!」





    マルロ「何で最後あのレイアップを外した!?情けのつもりか!?」





    マルロ「俺がいつ手加減しろって言った!?」





    エレン「ち、ちげぇんだ!!俺はお前と...マルロと敵になりたいんじゃない!今まで通り一緒にやりたかったんだ!!」





    マルロ「!」





    マルロ「...そうか、そんなことでこの先も手を抜かれるんだったら...」





    カチッ





    マルロ「次はこのネックレスに賭けろ!今日の1on1はドローだ。」





    マルロ「もし次エレンが負けたら...このネックレスのことは...いや俺が兄ってこともなかったことにしろ。明日も来いよ...」





                だがマルロは次の日にもうアメリカに渡ってしまって、俺とマルロは戦うことはなかった。





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  18. 18 : : 2014/08/12(火) 00:13:23










    マルロ「あの時は残念だったが俺も今年から日本へ帰ってきて今じゃ東北調査高校に入った。」





    ベルトルト「(東北調査...)」





    マルロ「いつかきっととは思ってたが...今日やっとあの約束を果たす時が来たみたいだな」





    アルミン「(エレンとマルロにこんな過去があったなんて...)」





    エレン「だ、だからマルロ!俺は...俺は...」





    ガシッ





    グルッ





    エレン「うわっ!?」





    バコンッ





    ドタッ





    マルロ「!」





    アルミン「み、ミカサ!」





    エレン「いってぇ...何しやがるんだ!ミカサ!!」





    ミカサ「話を聞いて大体はわかった...取り敢えず最後に手を抜いたエレンが悪い」





    エレン「ッ」





    エレン「う、うるせぇな!お前に何がわかるんだ!!」





    ミカサ「わからない、けど...エレンだって大好きなバスケで手を抜かれて良い気はしないでしょ?」





    エレン「ッ...」





    アニ「ミカサが殴らなかったら私が蹴飛ばしてやろうかと思ったよ」





    アニ「あんたはっきり言ってうざい」





    アニ「確かにあんたの意見もわからなくはない、でも」





    アニ「あんたの兄貴がそれを望んでるんだから、あんたが弟だったら」





    アニ「真正面でぶつかり合ってやりなよ、それが兄弟喧嘩って言う奴何じゃないの?」





    エレン「!」





    アルミン「それにエレンが勝ったって、マルロとエレンが別人になるわけではないから大丈夫だよ。」





    エレン「アルミン...」





    エレン「そうだな...そもそも俺がバスケが大好きな理由は...強い奴と戦うのが楽しいからやってるんだ。それが例えマルロだとしても...」





    エレン「だから...ありがとうな、ミカサ・アニ先輩・アルミン!」





    エレン「マルロ!」





    マルロ「!」





    エレン「腹は決めた!もしこのストバスでマルロと当たっても何があっても全力でやる!」





    マルロ「...ふふっ、良い仲間を持ったな!エレン!」





    マルロ「ところで...あの...あんたは?」





    ミカサ「ミカサ・アッカーマン、東京調査女子バスケ部10番エース。よろしく」





    エレン「お前!余計なことまで言うな!」





    マルロ「へぇ、お前があのミカサか」





    ベルトルト「(え?)」





    エレン「え、おい!お前ミカサのこと知ってるのかよ?」





    マルロ「あぁ最近話題となってて、女子バスケに黄金ルーキーがいるって噂がたっててな」





    マルロ「それに転校先に女子バスケ部でうるさい先輩がいるんだよ」





    マルロ「名前は確か...ヒッチって言ったか?」





    アニ「(! ヒッチ?)」





    マルロ「まぁ男女両方混ぜ合ったストバスだからなかなか本調子で出来ないかもしれないが」





    マルロ「上まで上がって来いよ?」





    エレン「...あぁ」




  19. 19 : : 2014/08/12(火) 00:15:25











    スタスタ





    クンクン





    「たこ焼きにフランクフルト、それにアメリカンドックに...かき氷まである」





    「ちょっと先輩!私の匂いまで嗅がないでくださいねぇ~?」





    「安心しろ、お前の匂いには興味ない」フッ





    「ちょっと先輩!それマジ失礼すぎなんですけど~?」





    スタスタ





  20. 20 : : 2014/08/12(火) 00:25:11










                第二体育館





    ダムッダムッダム





    シュッ





    スパッ ダムッダムッダムダム





    ガチャッ





    クリスタ「ちょ、ちょっと!何してるの!?皆!!」





    ジャン「あ?ちょっとだけ練習してんだ」





    クリスタ「あれだけ練習は休みって言ったのに」





    ライナー「いいじゃないか、皆バスケが好きってことなんだし」





    クリスタ「あれ?弟さん達もういいの?」





    ライナー「あぁ近所のおばさん達に預けた」





    クリスタ「そう...そんなことよりインターハイ!結果出たよ!!」





    ジャン「!」





    ジャン「どこが勝ったんだ?」





    クリスタ「予想通りのキセキの世代がいる学校が連覇しました」





    ジャン「んで順位は?」





    クリスタ「3位関西調査高校、2位東北調査、そして1位が...自由都市高校」





    ライナー「やっぱリヴァイが1位か」





    クリスタ「いいえ、リヴァイは出てないの」





    ライナー「え?」





    ジャン「なんだ?怪我か?」





    クリスタ「うん...多分駐屯戦の時にやったと思うの」





    ライナー「マジかよ...リヴァイいなくても勝っちゃうのか」





    クリスタ「それが...出てないの」





    ジャン「え?」





    クリスタ「キセキの世代が...誰一人として...」





    ライナー「は...はは、面白い冗談だな」





    クリスタ「冗談じゃないの」





    クリスタ「何を考えているのか...わからない...」





  21. 21 : : 2014/08/12(火) 00:45:10












                ストバス





    審判「それではチーム東京調査対チームラブラブッラブの試合を始めます!」





    モブ男「ハニー!君を全力で守るよ!」





    モブ女「えー!私を守るのもいいけど...試合に勝って欲しいなぁ」





    モブ男「いよーし!ダーリン頑張っちゃうぞ!」





    モブ女「頑張れ!ダーリン!」





    アニ「」イライラ





    ミカサ「」イライラ





    ベルトルト「...」





    アルミン「あは、あははは...」





    エレン「...」





    審判「それでは...試合はじめ!」





    シュッ





    ドンッ





    モブ男「なっ!?どんだけたけぇんだよ!!」





    バシンッ





    ガシッ





    ダムッダムッダム





    審判「さぁまずはチーム東京調査の金髪姉さん!」





    アニ「さっさと終わらせるよ」ダムッダムッダム





    モブ女「きゃっ!?」





    ダムッダムッダム





    モブ男2「女だからって手は抜かねぇぜ?」キランッ





    アニ「」ブチッ





    アニ「だったら取ってみろや!!!」





    ダシンッ!!





    モブ男2「え!?」





    ドンッ!





    ガシッ





    ミカサ「うぉぉぉおおっら!!」ガシャンッ!





    ダムッダムダム





    ・・・





    オォォォォオ





    審判「な、な、なんと言うパスとダンクシュートだぁ!!」





    観客「すげぇな!あの金髪姉ちゃん!それに美人だし!」





    観客B「いやいややっぱダンクを決めた黒髪の子でしょ!!」





    ワーッ





    ミカサ「ナイスパスです、アニ先輩」





    アニ「ナイスダンクだよ、後輩」





    グッ





    アルミン「すごいね!間近で見ると迫力満載だね!」





    エレン「けっ!見てられるか!!行くぞアルミン!」





    アルミン「うん!」





    ダムッダムッダム





    モブ男2「まずいな...あんな女がいるなんて...」





    パスッ





    バシンッ





    アニ「いただくよ!」





    モブ男2「くそっ!」





    アニ「ミカサ!」パスッ





    ガシッ





    ミカサ「!」





    スッ





    モブ女3「同じ女として負けられないね!」





    モブ女2「そ、そう!」





    ミカサ「...」パスッ





    モブ女3「おっしゃ!パスミス!」ダッ





    パスッ





    モブ女3「!?」





    ガシッ





    エレン「うっしゃ!」ダムッダムッダム





    モブ男2「くっ!こいつだけでも!!」





    ドンッ!





    エレン「うぁぁぁあああ!!」





    ガシャンッ!





    ダムッダムダム





    ワァァァ





    エレン「うっし!」





    ・・・





    ピピーッ





    エレン「よっしゃ!まずは一回戦突破!」





    審判「60対34でチーム東京調査の勝ち!」





    モブ女「悔しいよぉ!」





    モブ男「ごめんな!俺の力が足りなかったばかりに...」





    アニ・ミカサ「(ふっ、ざまぁみろ...)」





  22. 22 : : 2014/08/12(火) 15:10:28













                 決勝





    実況「さぁこのストバス大会ももう最後の試合だぁ!残ったのはどちらも高校生!」





    エレン「マルロ...」





    マルロ「あの時の約束を果たすぞ...エレン!!」





    エレン「...あぁ!」





    審判「それでは礼!」





    オネガイシマス





    スタスタ





    アルミン「エレン」





    エレン「ん?どうした?」





    アルミン「気を悪くしないで聞いて欲しいんだけど」





    アルミン「エレンは強い」





    エレン「なっ!?馬鹿にしてんのか!!」





    アルミン「だけど...以前のマルロと雰囲気が違う...」





    アルミン「キセキの世代と...同じ匂いがする」





    エレン「...あぁ知ってるよ、どこで何があったのかは知らないけど...」





    エレン「前のあいつじゃねぇ...」





    審判「」シュッ





    ガシッ





    エレン「!?」





    「すまない、ちょっと待ってくれ」





    マルロ「! ミケ先輩!こんにちわ!!」





    ミケ「おぉマルロ、探したぞ」





    マルロ「すみません!」





    アルミン「...久しぶりですね...ミケさん」





    エレン「知り合いか?」





    アルミン「うん...キセキの世代のCだ...」





    ミケ「ん?おぉアルミンか、久しぶりだな」





    ミケ「相変わらずちっちゃいな」





    アルミン「ッ」





    エレン「(こいつが...キセキの世代のC!【ミケ・ザカリアス】!!)」





    ミケ「全く日本に着いて、東京を見学したいって言うから迎えに来てやったのに」





    マルロ「すんません!丁度人手が足りないって言ってたので...」





    アニ「ん?東北調査?」





    ミカサ「どうしたんですか?」





    アニ「東北調査って...インターハイ出てたような...」





    ミケ「出たな、だが俺は出てない」





    アニ「は...?」





    エレン「は?何で出てないんだよ!!」





    ミケ「それはファーランに言われたからだ」





    エレン「ファーラン...?誰」





    アルミン「自由都市高校のPGだった人だよ」





    エレン「おう!そうか!」





    エレン「そんで何でファーランに言われたからって出ねぇんだよ!別に関係ないだろ!」





    ミケ「キセキの世代元キャプテンだったからな...俺は逆らえない」





    「ちょっとぉ~先輩、早く用事済ませてくださいよ~」





    アニ「ん...?ヒッチ!」





    ヒッチ「あれれ~?何でアニがこんなところにいるの~?」





    ヒッチ「それよりさ」





    ヒッチ「うち草試合禁止だからこのおかっぱを止めに来たんでしょう?先輩」





    ミケ「あぁそうだったな」





    マルロ「! そうなんですか...困ったな」





    ミケ「さぁもう帰るぞ」





    ヒッチ「早くこんな暑い都会から逃げたぁ~い」





    スタスタ





    ガシッ





    エレン「おい!ちょっと待てよ!!」





    ミケ「ん?」





    エレン「何急に乱入してきてんだよ!なんならお前も混ざってけよ!!」





    アルミン「え、エレン!」





    ミケ「...」





    スタスタ





    エレン「?」





    クンクン





    エレン「なっ!?何しやがる!!」





    アルミン「その人の癖だ」





    アルミン「そうやって人の匂いを嗅いでは...」





    ミケ「...フッ」ニヤリ





    アルミン「笑う」





    エレン「ッ...いいから混ざってけよ!!」





    ミケ「...ハァ...仕方ない、マルロ!ヒッチ!お前らもまざれ」





    マルロ「わ、わかりました!」





    ヒッチ「えぇ~、何でこんな奴らと...」





    ミカサ「(こんな奴ら...?)」ギロッ





  23. 23 : : 2014/08/12(火) 15:20:54











    審判「それでは...始めます!」





    審判「ジャンプボール!」





    スタスタ





    ミケ「...フッ」ニヤリ





    エレン「笑うな!!」





    ベルトルト「エレン!もういい加減にしなよ!ジャンプボールは僕だよ」





    ベルトルト「それに君の相手は...あっちだろ?」





    マルロ「...来い!」





    エレン「...そうでした...行くぜ!マルロ!!」





    ミケ「...?俺の相手は誰だ?」





    ベルトルト「お久しぶりです...ミケ先輩」





    ミケ「...誰だ?」





    ベルトルト「ッ...覚えられてないか...中学の頃戦ったんですがね」





    ミケ「...知らんな、弱い相手には興味はない」





    アルミン「ッ!」





    シュッ





    ドンッ





    ベルトルト「ッ」バシンッ





    ミケ「!」





    ガシッ





    アニ「」ダムッダムッダム





    ヒッチ「久しぶりだねぇ~、アニ!」





    アニ「ホントに...うるさい」パスッ





    アルミン「」グッ





    ミケ「ッ!(あの体制は!)」





    バコンッ!





    ミカサ「(ベルトルト先輩へのイグナイトパス!)」





    ドンッ





    ガシッ





    ベルトルト「(うぐっ、結構痛いなぁ...エレン、良く取れたなぁ)」





    ガシャンッ!





    オオォォォオオ





    ダムッダムダム





    ベルトルト「忘れられたなら仕方ないですね、無理矢理にでも思い出させてもらいますから」





    ミケ「...ふっ、いや思い出したさ...ベルトルト・フーバー」





  24. 24 : : 2014/08/12(火) 15:25:18












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    ザワザワ





    ダムッダムッダム





    キュッ キュッ





    ミケ「なぁ」





    ベルトルト「?」





    ミケ「お前,..バスケ楽しいのか?」





    ベルトルト「た、楽しく何かないですよ...負けてますから」





    ミケ「...そうか、ならもっと」





    ミケ「つまんなくさせてやるよ」





    ベルトルト「!?」





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  25. 25 : : 2014/08/12(火) 15:45:34











    ミケ「お陰で...やる気が出たよ」





    ベルトルト「...」





    ミケ「忘れたままの方が良かったんじゃないか?」





    ベルトルト「!」





    ミケ「...フッ」





    タッタッタ





    マルロ「ミケ先輩!俺とヒッチ先輩は攻撃に入ります!」





    ミケ「あぁ頼んだ」パスッ





    ヒッチ「えぇぇ~、私何も動きたくない系なんですけど~」





    モブ「え?いいのか?」





    マルロ「あれがミケ先輩のスタイルなんだ...」





    マルロ「それに...」





    ダムッ





    マルロ「俺一人でも十分だ。」





    エレン「クッ!」ダッ





    ダムッダム





    スッ





    エレン「(!? クイックシュートか!?)」





    シュッ





    マルロ「...ふっ...!?」





    ドンッ!





    ミカサ「うぉぉぉおお!!」バシンッ!





    マルロ「なっ...(どんだけ高いジャンプするんだ...あの子は)」





    ガシッ





    アニ「ナイスディフェンス!」





    ダムッダムッダム





    ヒッチ「あれ、久々の1on1じゃねぇ~?」ダッ





    ダムッ





    アニ「(抜ける!)」ダッ





    バシンッ





    アニ「(なに!?)」





    ヒッチ「あれ、取っちゃった~」





    ダムッダムッダム





    ミカサ「行かせない!!」





    ヒッチ「...」ダムダムッダム





    ミカサ「!」ダッ





    ヒッチ「おっと」ダムッ





    ヒッチ「よいしょ!」シュッ





    スパッ ダムッダムッダムダム





    ヒッチ「やったねぇ~」





    ベルトルト「切り替えろ!」ダムッダムッダム





    パスッ





    アニ「」ガシッ





    ダムッダムッダム





    ピトッ ボトボト サーッ





    アニ「!」





    パスッ





    ヒッチ「ラッキー!」ダッ





    パスッ!





    ヒッチ「あれ?」





    ガシッ





    エレン「勝負だぁ!!ミケ!!」ダムッダム





    ミケ「...フッ」ニヤリ





    エレン「!?(何だ!?さっきまでの笑いとは...全然違う!!)」





    ザーッ





    ピピッー





    実況「お知らせします!只今ゲリラ豪雨が発生したため試合は中止いたします。選手の人達はテントの中にお入りください!」





    マルロ「...残念だったな」





    エレン「! ちょっと待てよ!俺はまだ!」





    マルロ「仕方ないだろ?こんな雨の中バスケをやってもし怪我でもしたらウインターカップどころじゃないだろ?」





    エレン「!」





    マルロ「でもまぁ...置き土産くらいは見せてやるよ」





    エレン「?」





    マルロ「好きに守れ」





    スタスタ





    アルミン「ミカサー!風邪引いちゃうよ?」





    ミカサ「あっ、うん」





    ダムッダムッダム





    スッ





    ドンッ





    エレン「?(ただのジャンプシュート?)」





    ドンッ





    シュッ





    エレン「(こんなもん余裕で)」





    スルッ





    エレン「!?」





    スパッ ダムッダムッダムダム





    エレン「一体何が...?」





    マルロ「じゃぁな、次会う時はウインターカップでな」





    エレン「...」





    ガシッ





    エレン「!?」





    ミカサ「」ズルズル





    エレン「おい!ミカサ!下ろせよ!!」





    マルロ「ホントにあの子は...すごな」





  26. 26 : : 2014/08/12(火) 15:50:03












    ザーッ





    アルミン「じゃぁ、僕達は男子トイレで着替えますので」





    アニ「わかった」





    スタスタ





    アルミン「...どうだった?」





    エレン「...わかんねぇ、何がどうなってるのかさっぱりだ」





    アルミン「そっか...」





    スタスタ





    ベルトルト「皆もういる?」





    アニ「いるよ」





    ベルトルト「それじゃぁ帰ろうか」





    ブブブブッ





    ベルトルト「ん?」





    カチャッ





    ベルトルト「...」





    ベルトルト「皆一回学校へ行こう」





    エレン「えぇ?」





    アルミン「どうか、したんですか?」





    ベルトルト「マネージャーの呼び出し」





  27. 27 : : 2014/08/13(水) 16:16:42












    ガタンゴトンッ





    エレン「なぁアルミン!あのミケって言う奴と仲悪いのか?」





    アルミン「え?どうして?」





    エレン「中学の時、良くストバスやってんたんだろ?なのにあんま話さないで」





    アルミン「そんなことないよ、人としてはむしろ好きだし頼れる先輩だと思ってる」





    アルミン「だけど、バスケになると...変わるんだ、性格が」





    アルミン「ミケさんはバスケのことはもちろん好きだ」





    アルミン「だけど、弱いものがバスケを頑張る姿は気に入らないらしい」





    エレン「なんだよ、それ」





    アルミン「昔ミケさんが『才能がない物はどうあがいても何も出来やしない』って言ってたんだ。」





    アルミン「確かにいくらバスケのことが好きでも、どんなに努力をしても、元からある才能には敵わないかもしれないけど」





    アルミン「人の苦労も知らずに...人がどんな気持ちでバスケをやろうとも、人の勝手だと思うんだ。」





    アルミン「だから...僕はバスケでのミケさんは...あまり好きではないよ」





    アニ「まぁ確かに納得はできるけど...」





    ミカサ「努力に無駄なものなんてない」





    ベルトルト「うん、そうだね」





    アルミン「ふふっ、だからこそ僕は...バスケが好きな皆が好きなんだ」





    エレン「その通りだぜ!」





            ~東京調査高校駅前~





    ベルトルト「さぁ、降りようか」





    スタスタ





  28. 28 : : 2014/08/13(水) 16:56:13











                 学校





    ガチャッ





    エレン「ちわーっす」





    クリスタ「あっ、今来た」





    ザワザワ





    アニ「ん?何の騒ぎ?」





    クリスタ「えぇ~っと、アルミンはどこ?」





    スタスタ





    アルミン「ここですけど」





    クリスタ「うわっ!?そこにいたんだ...びっくりした」





    アルミン「ビックリさせたつもりはないんですが...」





    クリスタ「ごめんね!あっ、それよりこっち来て!」





    スタスタ





    アルミン「何かあったんですか?」





    アルミン「!」





    「! アルミン...アルレルト?」





    アルミン「あなたは...」





    アルミン「イザベルさん!」





    イザベル「え?わ...俺のこと知ってるのか?」





    アルミン「自由都市高校2年生ポジションはSG...ですよね?」





    イザベル「す、すごいな合ってるよ」





    スタスタ





    アニ「何かあったのかい?」





    ジャン「自由都市高校の奴が来たんだ」





    ライナー「名前は確か...イザベル...だったよな?」





    ジャン「そんな感じだったような気がしないでない」





    アニ「(イザベル...?)」





    アルミン「それで、どうしたんですか?」





    イザベル「どうしよう...アルミン...」





    イザベル「リヴァイが...リヴァイが!!」ウルウル





    アルミン「! リヴァイさんがどうかしたんですか!?」





    イザベル「グスンッ...」





    クリスタ「あっ、えぇ~っと...その私が説明するね!」





  29. 29 : : 2014/08/13(水) 17:44:17










    __________________

    __________________________________

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             エレン達がストバスの決勝をやってる時に...





    ダムッダムッダム





    スパッ ダムッダムッダムダム





    ピピーッ





    クリスタ「はい!お疲れー!」





    ジャン「何で...普通に...練習してんだよ!!」





    ライナー「まぁいいじゃないか...鈍らないようにならないなら...」





    クリスタ「あはは...ごめんね...つい...」





    ガチャッ





    クリスタ「?」





    ザーッ





    イザベル「あの...ここにアルミン・アルレルトは...いますか?」ビショビショ





    クリスタ「あれ?自由都市高校の...」





    イザベル「ハァ...イザ...ベルです。」





    クリスタ「どうしたの!?こんな雨の日に!」





    イザベル「いや...その...」





    ライナー「ん?」チラッ





    イザベル「ハァ..ハァ...」スケスケ





    ライナー「!?///」





    ジャン「何男の濡れ姿見て照れてんだよ!気持ち悪い!」ボソッ





    ライナー「いや...勘違いか?む、む、胸が...」





    ジャン「ハァ?あるわけねぇだろ!お前疲れてんだよ」





    ライナー「そ、そうだな...疲れてるんだな」





    クリスタ「取り敢えずタオルと服貸してあげる!」スッ





    イザベル「あ、ありがとう...」





    ・・・





    クリスタ「どうしたの?着替えないの?」





    イザベル「い、いや!わ、俺ちょっと恥ずかしがりやだから別室借りる!!」ダッ





    ガチャッ





    クリスタ「変な子ね~、誰も気にしないのに」





    ライナー「う~ん...」





    ジャン「どうした?ライナー?」





    ライナー「いや...アイツもしかしたら...本当は女何じゃないかって...」





    ジャン「ハァ...やっぱお前疲れてるわ」





    ライナー「う~む...」





    ジャン「何なら調べて来いよ」





    ライナー「は!?」





    ジャン「そんなに女だと思うなら調べて来いよ!ついでに殺されてこい!」





    ライナー「酷いっす...」





    ガチャッ





    イザベル「ありがとう!」





    クリスタ「いいの!いいの!」





    ジャン「それで...何かアルミンに用か?」





    イザベル「...リヴァイが...」





    ライナー「お前の所のエースのことか」





    イザベル「」コクッ





    ガチャッ






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  30. 30 : : 2014/08/13(水) 18:10:55









    クリスタ「丁度その後アルミン達が来たってわけなの」





    アルミン「そうだったんですか...」





    イザベル「...」





    アルミン「イザベルさん、僕に話してくれませんか?」





    イザベル「...」コクッ





    イザベル「実は...」





    イザベル「リヴァイの奴...怪我をしたんだ...」





    クリスタ「それはもしかして一回の駐屯高校戦の時?」





    イザベル「うん...さすがマネージャーだね」





    クリスタ「いえいえ///」





    イザベル「駐屯戦で足首を痛めたらしくて...それを監督やキャプテンに知らせて試合に出させないようにしたんだ。」





    イザベル「監督は無理矢理リヴァイをスタメンから外した...だけど、リヴァイはすごい荒れて...」





    イザベル「それが今日バレたんだ...」





    __________________

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    リヴァイ「俺の怪我のこと...お前が言ったらしいな」





    イザベル「ッ...あぁそうだよ!!」





    ガシッ





    リヴァイ「勝手なことするんじゃねぇ!!てめぇは俺の親じゃねぇだろ!!」





    リヴァイ「余計なおせっかいすんじゃねぇ!!」





    イザベル「だって東北調査のミケや関西調査のエルドと当たったら、無理するつもりだったんだろ!!」





    リヴァイ「だから...それがおせっかいだって言ってんだろうが!!」





    リヴァイ「もう俺に余計なことすんじゃねぇぞ、糞野郎が」





    イザベル「ッ」





    イザベル「何も...知らないくせに...知ったような口聞いてんじゃねぇ!!」





    ボコッ





    リヴァイ「いっ...てめぇ何しやがる!!」





    イザベル「お前何かもう知るか!身長縮んじまえ!!」ダッ





    リヴァイ「なっ!? おい!どこ行くんだよ!!」





    ______________________________________________________

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  31. 31 : : 2014/08/13(水) 19:09:29











    イザベル「...どうしようアルミン...」





    イザベル「俺...リヴァイに酷い事言っちまった...」





    イザベル「きっと...俺嫌われた...」





    アルミン「...大丈夫ですよ」





    イザベル「ぇ?」





    アルミン「僕の知ってるリヴァイさんだったらそんなことで嫌ったりしないと思いますよ」





    アルミン「リヴァイさんは少しカッとなって言ってしまっただけですよ!」





    アルミン「それに今頃リヴァイさんが心配して探していると思いますよ!」





    アルミン「さぁ帰りましょう、イザベルさん!」





    イザベル「アルミン...うん!そうだな!帰ろう!!」ニコッ





    ジャン・ライナー・ベルトルト「(あれ!?何だ今の!?ちょっとときめいちまった!?///)」





    スタスタ





    エレン「ん?何の騒ぎだ?」





    ミカサ「さぁ?」





    スタスタ





    アルミン「リヴァイさんって少し短気な所ありますからね」





    イザベル「あるある!本当にちっちゃいことでもたまぁ~に怒るんだよな!」





    エレン「あれ?お前確か...」





    イザベル「おっ、エレンじゃん!」





    ミカサ「(名前呼び...)」





    イザベル「リヴァイがお前のこと期待してたぞ!」





    エレン「やっぱり!お前自由都市高校の奴か!!」





    エレン「はぁ~、通りで見たことあると思った」





    エレン「ってしかも今リヴァイが期待なんちゃらって言ってなかったか!?」





    イザベル「言ったよ、さっき言ったばっかだろ」





    エレン「しかも何でお前いるんだよ!?」





    イザベル「え...そりゃちょっと色々あって」





    エレン「まさかスパイだな!?俺らの情報収集しに来たんだな!?」





    イザベル「は!?何の話だ!?」





    エレン「スパイめ...俺が今から退治してやる!」





    イザベル「なぁ、アルミン...こいつ面倒くさいんだけど」





    アルミン「うん...エレンはちょっと変わった人なんだ...気にしないで行きましょ...」





    スタスタ





  32. 32 : : 2014/08/13(水) 19:50:07











                正門前





    イザベル「それじゃぁ今日はありがとう...ございました」





    クリスタ「ううん、大丈夫だよ」





    ジャン「次戦うとしたらウインターカップだな」





    イザベル「あぁ!お前ら絶対勝ち上がって来いよ!そして、もう一回当たったらまたボコしてやるからよ!」





    クリスタ「あっ!それと一個聞きたいことがあるんだけど」





    イザベル「?」





    クリスタ「インターハイ準決勝・決勝でどうしてキセキの世代が一人も出てなかったの?」





    イザベル「...わ、俺も詳しくはわからないんだけど...」





    イザベル「多分...アイツが指示を出したからだと思う」





    ジャン「アイツ?」





    イザベル「...うちのキャプテンでもあり...キセキの世代元キャプテンでもある...」





    イザベル「ファーランだ」





    ジャン・ライナー・ベルトルト・クリスタ「え!?」





    クリスタ「え...どういうこと?」





    イザベル「ん?何が?」





    クリスタ「え...ちょ、ちょっとまって!自由都市高校のキャプテンでPGのファーラン・チャーチが...」





    ジャン「キセキの世代...元キャプテン?」





    イザベル「あぁそうだy...あっやべ!?」





    イザベル「い、い、今の聞いてなかったことにしてくれ!」





    クリスタ「う、うん...だけど、どういうこと?キセキの世代のキャプテンはイアンじゃないの?」





    イザベル「あ~...もう喋っちまったし...この際言っちまうか」





    イザベル「まぁ表場ではイアンがキャプテンって言ってるよ。それでもまぁ本当にキャプテンだったらしいし」





    イザベル「本当はファーランはキセキの世代キャプテンだったらしいけど、何らかの理由で隠しているんだ。」





    クリスタ「そ、そう...なんだ...」





    イザベル「じゃぁもう遅いから俺行くね!」





    クリスタ「あっあと一個!」





    クリスタ「どうしてそのファーランが指示したら皆出なくなったの?」





    イザベル「それは多分...ミケの場合は強い奴には逆らわない習性があるからだと思うんだ。」





    クリスタ「じゃぁもう一人は?」





    イザベル「エルドか...あんまわからないけど、多分ミケと同じじゃないかな?」





    クリスタ「そ、そっか」





    イザベル「後インタビューで...」





           記者「ファーラン選手とリヴァイ選手が出ていればもっと楽に勝てたのでは?」





           ファーラン「それでは面白くない」





    イザベル「そう言ったらしいよ」





    ジャン「面白くない...?」





    イザベル「ファーランやリヴァイは優勝には興味ないと思うよ」





    エレン「はぁ!?興味ないって...」





    イザベル「それ以外はもう話さないぜ?これで今日の分は返した」





    イザベル「じゃぁな!」





    アルミン「あっ僕も駅まで送りますよ!」





    スタスタ





    ・・・





    クリスタ「ますます謎が深まるわね...キセキの世代」





    ジャン「あぁ」





  33. 33 : : 2014/08/14(木) 14:09:00












    スタスタ





    イザベル「あれ?ミスディレクションって一時的にしかボールを触らないんじゃなかったっけ?」





    アルミン「そうですね」





    イザベル「なのにボールをいじってるんだ」





    アルミン「新しいスタイルの特訓ですよ」





    イザベル「スタイル?」





    アルミン「はい!」





    スタスタ





    アルミン「...あっ、ちょっと寄り道していいですか?」





    イザベル「え...いいけど」





    スタスタ





                 ストバス





    イザベル「ここってストバスじゃん」





    アルミン「はい!そうですよ!」





    イザベル「...何だ?何か見せてくれるのか?」





    アルミン「イザベルさんに新しい技を見せます」





    イザベル「は?いいのかよ?」





    アルミン「リヴァイさんと仲直りするきっかけとなればと思いまして」





    イザベル「い、いや...」





    アルミン「大丈夫ですよ、そんなやわな技ではないので」





    イザベル「そ、そうか」





    アルミン「それじゃぁ取り敢えず構えてもらってもいいですか?」





    イザベル「おう」スッ





    ダムッダムッダム





    アルミン「...」





    ダムッダムッダム





    イザベル「...!」





    ダッ





    イザベル「!?」





    ダムッダム





    アルミン「...ふぅーっ」





    イザベル「(すごい...もしこんなドライブが決まれば...正真正銘無敵のドライブ!!)」





    スタスタ





    イザベル「じゃぁ俺はこの辺でいいから」





    アルミン「そうですか、それじゃ気をつけて」





    イザベル「おう!」





    スタスタ





    イザベル「アルミーン!!」





    アルミン「? はーい!」





    イザベル「絶対...絶対ウインターカップ勝ち上がって来いよー!!」





    アルミン「!!」





    アルミン「...はい!絶対勝ち上がってリヴァイさん達を倒します!!」





  34. 34 : : 2014/08/14(木) 15:21:16











               アッカーマン宅





    スタスタ





    ミコト「二人共~、ご飯よ~!」





    タッタッタ





    エレン「飯飯飯飯!!」





    スタスタ





    ミカサ「お腹空いた...」





    エレン「おぉぉ!!今日はチーハンだぁ!!」





    ミコト「夏は肉食べてどんどんスタミナ付けないとね!」





    エレン「いっただきま~す!」パクッ





    ミカサ「いただきます」パクッ





    ミコト「おかわりもあるからね~」





    エレン「うめぇ~、おっかわり!!」スッ





    ミコト「あらあら!もう食べたの?早いわねぇ~」





    エレン「おばさんの料理めっちゃ美味しいですから!!」





    ミコト「嬉しいこと言ってくれるじゃない!」





    ミカサ「お母さん私も」スッ





    ミコト「あらミカサも...これは将来楽しみにして損は無さそうね!」





    ミカサ「お母さん///」





    エレン「???」





               ・・・10分後・・・





    エレン「ごちそうさまでした!!」





    ミカサ「ごちそうさまでした」





    ミコト「ささ、あなた達はもう歯を磨いて寝ちゃいなさい」





    エレン「あ、おばさん!ちょっと電話借りていいですか?」





    ミコト「いいわよ、自由に使って」





    エレン「ありがとうござます!」





    スタスタ





    ミカサ「(誰に電話するんだろうか?)」





    エレン「(いやぁ...久々だからなぁ、出るかな?俺のこと覚えてくれてるかな...?///)」





    ミカサ「(て、て、照れた!?ま、まさか...告・白・電・話!?)」





    スタスタ





    エレン「...よーし...」





    カチャッ





    ポチポチポチ





    プルルルッ





    プルルルッ





    プルルルッ





    「はぁ~い、こちら飲んじゃえ◯◯◯◯◯店です。」





    エレン「あっ、もしもし」





    「只今留守中だから何か言いたいことがあれば留守伝言で話しといてくださぁ~い」





    ピーッ





    エレン「あっ...えっと...あのエレン・イェーガー...だけど...また連絡します!」ガチャッ





    エレン「...やっぱ出ねぇ...ってかいつから店出してたんだよ!!」





    ミカサ「誰に電話してたの?」





    エレン「なっ!?聞いてたのかよ!!」





    ミカサ「いや...あの...気になって...」





    エレン「誰だっていいだろ!!」





    スタスタ





    ミカサ「あ...ごめん、なさい...」





    ミカサ「(エレン...まさか本当に誰かに告白していたのだろうか...?)」





  35. 35 : : 2014/08/14(木) 15:28:11








               次の日


              第二体育館



    ダムッダムッダム





    ピピーッ





    クリスタ「お疲れ!今日の練習はここまで!」





    ウワーオレコノアトジュクダー マジデ!?カワイソウニ





    エレン「じゃぁ俺先に帰ります」





    ライナー「ん?珍しいないつもはミカサ達と一緒に帰ってたのに、今日は帰らないのか?」





    エレン「いや今日はハンネスさんとの特訓もあるので」





    コニー「えぇ~、何だよ!せっかく帰りにコンビニでぐりぐり君勝負したかったのにぃ!!」





    エレン「また今度でいいだろ?」





    アルミン「じゃぁミカサには僕から言っとくよ」





    エレン「あぁ頼んだ!」





    タッタッタ





    ライナー「真面目な奴だな」





    ジャン「けっ、どこまでアイツはバスケ馬鹿なんだか」





    ベルトルト「いいじゃないか、バスケが好きで何も悪いことはないよ」





    アルミン「確かにそうですよね!」





    コニー「あ~ぁ、この間のストバス出たかったなぁ~」





  36. 36 : : 2014/08/14(木) 15:44:53












               河川敷





    エレン「今日はどんな練習なんだろ...またジャンプ練習かな?それとも今日こそ1on1やってくれるのかな?」





    スタスタ





    ウワーン





    エレン「ん、何だ?」





    スタスタ





    少年「うわぁぁぁああああん」





    エレン「おい、どうした?」





    少年「風船が...木に引っかかちゃったんだ!」





    エレン「はぁ~...結構高いな」





    少年「と、取れない...お母さんに作ってもらったのに...うわぁぁぁぁぁああああん」





    エレン「お、おい!そんな泣くなよ!!」





    「ん?何の騒ぎだ?」





    スタスタ





    少年「えぇぇぇぇぇん」





    「よいよい、男の子がそんな大泣きしたら恥ずかしいぞぉ?」ナデナデ





    少年「だ、だってぇ...」





    「お前か?この子泣かせたのは?ダメだねぇ...いい年してこんな小学生泣かせて」





    エレン「ま、待てよ!俺は関係ねぇよ!!」





    「だってこの子泣いてるじゃないか」





    少年「兄ちゃんは違うんだ、風船が...木に引っかかちゃったんだ」





    「風船か...あらーっ、結構高いなぁ」





    「仕方ないけど...あれはもう諦めるしかないね」





    少年「そ、そんな...お母さんに...作ってもらったのに...」





    エレン「...ハァ...仕方ないな」





    ドスッ





    「荷物置いて...まさかこの木を登るきかい?」





    エレン「まさか...それに俺木登り下手だし」





    「じゃぁどうするって言うんだい」





    エレン「そりゃもちろん...」





    スタスタ





    「まさか...ジャンプで届くと思ってるの?あっはっはっは」





    タッタッタ





    ドンッ!





    「!!」





    ガシッ





    エレン「(よし!取った!! !?)」





    ドスンッ





    少年「だ、大丈夫!?お兄ちゃん!?」





    エレン「だ、大丈夫...だ」





    エレン「ほれ、これ」





    少年「うわー!!ありがとう!!」





    エレン「どういたしまし...いって...」ズキズキ





    スッ





    「これで拭きな」





    エレン「あ、ありがとう...ございます...」フキフキ





    「すごいね、君」





    「何かやってるの?」





    エレン「バスケを...いって...やってる」





    「!」





    エレン「ありがとう、これ」スッ





    「あぁいいよ、あげる」





    エレン「いやあげるって言われても...」





    「貸してみ」





    グルグル





    「はい!これでしばらくはバイキンが入らないと思う!」





    エレン「お、おう...」





    「じゃぁね!少年を救ったヒーロー!」





    エレン「は、はは...」





    カシャンッ





    「じゃぁね~」





    チャリンチャリン





    エレン「荷物パンパンにして自転車とか...危なすぎだろ」





    エレン「ってか日差しが強くてまともに顔見れてなかったな」





    エレン「あぁそうだ!ハンネスさんのお家に行かなきゃ!!」





    タッタッタ





  37. 37 : : 2014/08/14(木) 16:14:01











               ハンネス宅





    エレン「ハンネスさ~ん!」





    スタスタ





    ハンネス「おうおう///来たか!エレン!!///」





    エレン「うわっ、絶対酒飲んでるだろ!」





    ハンネス「酒なんてこれっぽっちも飲んでましぇ~ん///」





    エレン「いやその反応からして飲んでるだろ」





    エレン「ってか特訓どうするんだよ!!」





    ハンネス「あぁ///特訓は今日はなし!!///」





    エレン「んだよ...じゃぁ俺帰るぞ」





    ハンネス「おいおい!///ちょっと待てよ!!///」





    エレン「なんだよ!俺もう疲れて眠いから帰りたいんだけど」





    ハンネス「まぁまぁ!///今からちょっと飲みに行く所があるんだ///お前も来い!///」





    エレン「はぁ!?俺まだ未成年だぞ!!酒何か飲めるわけないだろ!!」





    ハンネス「飯おごってやるから!!///」





    エレン「ったく、しゃーねな」





    スタスタ





              歩くこと10分後





    ハンネス「着いた!着いた!!///」





    エレン「は?ここ行き止まりだぞ!!やっぱ酔ってるな」





    ハンネス「あれれ?エレン君はここが行き止まりかと思っちゃったかぁ~///」





    エレン「どう見ても行き止まりだろ」





    ハンネス「実は~///」





    ポチッ





    ピンポーン





    エレン「え?インターホン?」





    ガチャッ





    エレン「開いた!?」





    ハンネス「さぁ行くぞ!!///」





    スタスタ





    エレン「こんな所初めて見る...」





    ハンネス「そりゃそうだろ///ここは大人の世界なんだかよ!!///」





    エレン「はぁ~...興味ねぇけど」





    スタスタ





    ハンネス「あったあった!///ここだ!!///」





    ガチャッ





    チャランチャラン





    「お、いらっしゃーい!ハンネスさん!」





    ハンネス「ママ~、久しぶり~!!///」





    「おやまぁ、ハンネスさんもう酔ってるのかい?」





    ハンネス「いやいや///ちょっとだけ飲んだんだ///」





    「そっか、おや?見かけない顔だね」





    ハンネス「あぁこいつがこの前話してた今バスケを教えてる奴だ///」





    エレン「あ、あの...初めまして...(あれ?この顔どっかで見たような...)」





    ハンネス「なんだ?エレン!///お前ママに惚れたのか?///」





    エレン「はぁ?んなわけねぇだろ」





    「いらっしゃい、未成年が来ちゃいけないんだけど...まぁお酒以外のジュースや料理くらいだったらあるから」





    「ゆっくりして食べていきな」ニコッ





    エレン「!?///」ドキッ





  38. 38 : : 2014/08/14(木) 16:16:10








    ハンネス「ママァー!///俺の相手もしてくれよ~///」





    「はいはい、ハンネスさんは何にするの?」





    ハンネス「取り敢えず生1つ~///」





    「はいよ」





    「君は?」





    エレン「えっと...カレーライスで」





    「ほいよ~」





    ハンネス「どうだ?エレン!///ここのママ美人だろ?///」ボソッ





    エレン「ま、まぁそれなりに...」ボソッ





    ハンネス「なぁ~にクールにカッコつけちゃってるの!!/// 正直に言っちまえよ!!///」





    エレン「わかったよ!美人だよ!美人!!」





    ドンッ





    「はい!お待ちどう様!」





    ハンネス「ありがと~!そしてカンパーイ!!///」ゴクゴク





    エレン「いただきます」





    パクッ





    エレン「う、上手い!」





    「そりゃ良かった!じゃんじゃん食べな!」





    エレン「美味しい!!」パクッ





    ハンネス「ママァ~、聞いてくれよ~///」





    「はいはい、何でもどうぞ!」ニコッ





    エレン「(やっぱあの顔...どっかで...)」





    __________________

    __________________________________

    ______________________________________________________








    ダムッダムッダム





    バシンッ





    エレン「あぁ!また取られた...」





    マルロ「へへっ~!ちょろいぜ!!」





    エレン「く、くそぉ...」ウルウル





    ガシッ





    ナデナデ





    エレン「!」





    「こらこら、男がそんな簡単に泣いたら皆に笑われちゃうぞ~?」





    エレン「う、うるさい!泣いてなんか...ない!」





    「あっははは~、そっかそっか!泣いてないか!!」ニコッ





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    __________________








    エレン「!!」





    エレン「ヒス...トリア...?」





    「え?」





    ハンネス「ん?///」





    エレン「ヒストリ...ア...なのか?」





    「!」





    エレン「ひ、ヒストリアか!!」





    ヒストリア「! エレン!!」





    エレン「ッ!! やっぱり!!」





    ヒストリア「は~、通りで見たことある顔だと思ったよ」





    エレン「俺もそう思った!!」





    ハンネス「ん?ん?何だ?お前ら知り合いなのか?」





    ヒストリア「おいおい!久しぶりだな!おい!」グリグリ





    エレン「い、いてて...いてぇよ!!」





    ハンネス「(む、無視されたー!?しかも、ママに抱かれた!?)」





    ヒストリア「本当にこいつは!!」グリグリ





    エレン「いってぇぇぇぇええええ!!」





  39. 39 : : 2014/08/14(木) 16:41:30











    ヒストリア「元気にしてたか?エレン!」





    エレン「あぁ元気だったよ、つかさっきのまだ痛いんだけど」





    ヒストリア「いいじゃないか!女の人に抱かれただけでもお前は嬉しくないのか?」





    エレン「う、うるせぇ!!///」





    ハンネス「あ、あのぉ~人の話聞いてくれませんか~?」





    ヒストリア「うわお!いたんだ!ハンネスさん!」





    ハンネス「最初からいたよ!!」





    エレン「そう言えばハンネスさんの存在忘れてた」





    ハンネス「ひどっ!?」





    ヒストリア「まぁ~こいつとはバスケ関係だよ」





    ハンネス「バスケ?何か教えてたのか?」





    ヒストリア「あぁこいつが小学生の時にね!」





    ハンネス「そうだったの?エレン」





    エレン「あぁそうだぜ」





    ハンネス「(完全に話についていけなーい!?)」





    ヒストリア「そうか...じゃぁ今日河川敷で風船取ったのもお前だったのか!」





    エレン「え?何でそれを?」





    ヒストリア「だってあの時私もいたし」





    エレン「...え!?じゃぁまさか」





    エレン「このハンカチくれたのヒストリアだったのか!?」





    ヒストリア「気付かなかったのか!私は薄々気づいてたんだけどな!」





    エレン「なんだよ!だったら声かけてくれればよかったのに...」





    ヒストリア「そう言えばお前うちに留守電残していっただろ」





    エレン「あぁ」





    ヒストリア「それで...何のようだ?」





    エレン「...単刀直入に言うぞ...」





    エレン「もう一度...俺にバスケを教えてくれ!!」





    ・・・





    ハンネス「お、おい!エレン!俺にはもういいのか!?」





    エレン「あぁハンネスさんにはもう色々と教わったし...それに俺やっぱヒストリアに教えて貰うのが一番だって気づいたんだ!!」





    ハンネス「(えぇぇぇええええ!?完全に嫌われた...)」ガーンッ





    エレン「なぁ!いいだろ?ヒストリア!」





    ヒストリア「うーん、私はいいけど...ハンネスはいいのかい?」





    ハンネス「い、いいぜ...ママに...エレンを託す...」ズーンッ





    エレン「よっし!じゃぁもう早速今日から頼む!」





    ヒストリア「今日はさすがに無理だな、また明日やろうな」





    ハンネス「(俺完全に嫌われたよな!?どうしてだ!?何でだ!?あんなに目を輝かせて特訓をやってたのにぃぃぃいいいい)」





    エレン「チェッ」





    ヒストリア「それに時間は限られてるんだ、今私BARの店開いちゃってるから」





    エレン「手紙でシガンシナを離れて店を出すって言ってたのは聞いたような気がするけど、BARとは思ってもみなかったぜ」





    ヒストリア「いやぁ~、最初はどうなるかと思ったんだが意外と早い段階で上手く行ってたよ!」





    エレン「バスケ馬鹿の女が今じゃママだもんな!」





    ヒストリア「バスケ馬鹿は余計だ!」バチンッ





    エレン「いってぇ!!」





    ヒストリア「取り敢えず...お前がこんなに私を頼るのはバスケ始めたばっかりのあの頃と同じだな」





    エレン「ッ...」





    ヒストリア「そんなに焦ってるのか?」





    エレン「...あぁ正直言って今目指してる相手は...化け物だ...」





    ヒストリア「キセキの世代って奴か?」





    エレン「! 知ってるのか?」





    ヒストリア「名前だけはな、実際はどんなプレーをするのかはまだ聞いたことも見たこともない」





    エレン「そうか...」





    ハンネス「(あれ...完全に俺...空気?)」





    ヒストリア「でもまだ夏だ、これからが重要だろ」





    ヒストリア「とにかく、この夏をどう活かせるかが問題だ」





    ヒストリア「そのためにはまず...」ニヤッ





    エレン「げっ!?またあれをやるのか!?」





    ヒストリア「」ニコッ





    エレン「...望む所だ!!」





  40. 40 : : 2014/08/14(木) 17:48:19








              次の日

             第二体育館





    ダムッダムッダム





    クリスタ「ほらそこ!もっとサボってないで!」





    ジャン「ハァ..ハァ...結構キツイな」





    ライナー「夏はいつもこんなもんだろ」





    ベルトルト「ハァ..ハァ...」





    クリスタ「大丈夫?」





    ベルトルト「あぁ大丈夫、鈍った体を直すにはこのくらいが丁度いいくらいだよ」





    クリスタ「あんまり無理しないでね」





    ベルトルト「うん」





    ダムッダムッダム





    ピピーッ





    クリスタ「はい!休憩!」





    ウワーツカレタァ





    エレン「ハァ..ハァ...」





    アルミン「きょ、今日は...暑いね...」





    エレン「そうだな」





    アルミン「そう言えば昨日の特訓は何をしたの?」





    エレン「いや何もしてねぇ」





    エレン「ただ...懐かしの師匠に久々に会った」





    アルミン「懐かしの...師匠?」





    ガチャッ





    クリスタ「? どなた様でしょうか?」





    ヒストリア「エレンはいるか?」





    クリスタ「え、エレンならあっちに」





    クリスタ「エレーン!あなたにお客さん!」





    エレン「は?俺に?」





    アルミン「行ってきな」





    エレン「おう」





    タッタッタ





    エレン「誰だよ、こんな大事な休憩の時に...ってヒストリア!?」





    ヒストリア「よう!エレン!」





    エレン「な、何でお前がここにいるんだよ!!」





    ヒストリア「お前の学校がどんな学校なのかな~って思ってハンネスさんに聞いてここに来たらさ」





    ヒストリア「こんなすごい学校だったんだな!」





    エレン「だからって来ることはないだろ!」





    ジャン「ん?誰だ?」





    ライナー「エレンの客みたいだな...うわっ、結構美人だぜ」





    ジャン「なっ!?く、黒髪!?だ、ダメだ!俺にはミカサがいる!俺にはミカサがいる!」ブツブツ





    ベルトルト「へぇ結構身長高いね」





    クリスタ「あ、あの...あなたは?」





    ヒストリア「あぁ申し遅れた」





    ヒストリア「私は【ヒストリア・レイス】!エレンの師匠でぇーす!」





    エレン「気持ち悪い挨拶だな」





    ヒストリア「あれれ~、エレン君!そんなこと言っていいのかな~?」ニコニコ





    エレン「いや全然!むしろめっちゃわかりやすい挨拶だった!!」





    クリスタ「(エレンの師匠...前に言ってたエレンが小学生の頃にバスケを教えてもらった人ってこの人のことだったんだ!)」





    エレン「それで用は?」





    ヒストリア「あぁそうだったそうだった」





    ヒストリア「しばらくエレンを貸して欲しい」





    エレン・クリスタ「え!?」





    ヒストリア「あぁ貸して欲しいって言ってってこの学校の練習を貸して欲しいって言う訳だ」





    エレン「な、何で急に!」





    ヒストリア「お前、あのキセキの世代を倒すんだろ?」ボソッ





    エレン「!」





    ヒストリア「もちろん!貸してもらったからにはちゃんとこいつをウインターカップで戦える所まで育てる!」





    クリスタ「わ、私は別にいいけど...監督の許可がないと...」





    ヒストリア「あぁ大丈夫!さっきちゃんと許可貰ったから!」





    クリスタ「(仕事早!)」





    ヒストリア「じゃぁしばらくこいつを」





    ガシッ





    エレン「いって!」





    ヒストリア「借りて行くね!」





    クリスタ「は、はい」





    ヒストリア「よぉーし!それじゃぁ今日から元気に特訓するぞー!オーッ!」





    ズルズル





    ライナー「く、クリスタ!」





    タッタッタ





    ライナー「エレンを連れて行かれたがいいのか?」





    クリスタ「う、うん」





    ジャン「おい!クリスタ!あの美人な人とどんな関係があるんだ!?俺に紹介してくれ!!」





    クリスタ「い、いや...あの人...エレンの師匠だって」





    ジャン「何ィ!?てめぇエレン!!お前ばっかりズルいんだよ!!!」





    アルミン「え、エレン...」





  41. 41 : : 2014/08/14(木) 18:05:54











               外





    ズルズル





    エレン「は、離せよ!!」





    パッ





    エレン「いてて...何だよ急に!昨日は仕事があるとか言ってたくせに」





    ヒストリア「どうもそんな余裕はないんだよ、お前には...もちろん私にも」





    エレン「は?」





    ヒストリア「今日朝ある奴にキセキの世代のプレーが映ってるDVDを借りたんだ、そしたらとんでもねぇ化け物だったぜ...」





    エレン「!」





    ヒストリア「これはちょいと無茶しなきゃ勝てねぇ相手だよ」





    ヒストリア「そのためにまず山に行こうぜ!エレン!」





    エレン「え?山ァ!?」





    ヒストリア「おう!山だ!」





    エレン「何で?」





    ヒストリア「そりゃ特訓に決まってるだろ?」





    エレン「だ、だからって急に言われても...」





    ヒストリア「あぁ大丈夫!今から行く山には私の別荘があるんだ!」





    エレン「別荘!?」





    ヒストリア「そうそう」





    エレン「い、いいけどよ...店はいいのかよ?」





    ヒストリア「あぁ今アルバイトしてる子達にまかせてあるから」





    エレン「ったく、どこまで勝手なんだよ」





    ヒストリア「勝手にやってキセキの世代に勝ってやろうぜ!ってな!あはっはっは!」





    エレン「何一人でダジャレ言って笑ってるんだよ!!」





    ギャーギャー





    スタスタ





    ミカサ「ん?エレン?」





    サシャ「どうしたんですか?ミカサ!」





    ミカサ「いえエレンの声がしたので」





    サシャ「そう言われればしますね...」





    スタスタ





    ミカサ・サシャ「!!」





    ヒストリア「さぁ!はりきって行こう!」





    エレン「おい!引っ張るなって!!」





    サシャ「あ、あれってエレンですよね?」





    ミカサ「え、エレン...」





    サシャ「それにしても...あの人...」





    サシャ「美人ですねぇ~、遠くから見てもわかるくらいですよ」





    ミカサ「(まさか...あの人が...?)」





    ダッ





    サシャ「あっ!ミカサ!!」





    タッタッタ





    エレン「いてっ...おぉ!ミカサ!」





    ヒストリア「ん?」





    ミカサ「ハァ..ハァ...」





    ミカサ「え、エレンどこ行くの?」





    エレン「え?あぁまた特訓だ」





    ミカサ「(と、特訓!?こんな美人な人と!?ま、まさか...夜の特訓!?)」





    ヒストリア「おぉ!君があのミカサちゃんか!」





    ミカサ「へ?どうして私のことを?」





    ヒストリア「そりゃだって高校女子バスケで噂になってるからねぇ~」





    ミカサ「い、いえ///照れます///」





    ヒストリア「それじゃぁミカサちゃん!練習とウインターカップ予選頑張ってね!!」





    ミカサ「は、はい!」





    ズルズル





    エレン「おい!いてぇよ!!」





    ミカサ「...はっ!?私は何を...そして...エレンがいない...」





  42. 42 : : 2014/08/14(木) 21:47:30






                 山





    エレン「あ、あのさ...」





    ヒストリア「ん?どうした!」





    エレン「ここで...走るのか?」





    ヒストリア「そう!」





    エレン「それにこの重りを付けてか?」





    ヒストリア「そう!」





    エレン「それにお前に捕まったら腕立て・フットワーク30×2倍か...?」アセ





    ヒストリア「うんうん!わかってるじゃん!」





    エレン「死ぬな...いや、死ぬね...」





    ヒストリア「エレンには死んでもらおうと思って用意したメニューだからな!」





    エレン「お、お、お前!俺を殺す気だったのかよ!!」





    ヒストリア「エレンの筋肉を...殺します」ニコッ





    エレン「いっ」





    エレン「いやぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ」





    タッタッタ





    エレン「嫌だぁ!嫌だぁ!死にたくない!死にたくない!」





    タッタッタ





    ヒストリア「待てぇぇぇえええ!!」





    エレン「こっち来んn」ガタッ





    ドテッ





    エレン「いってぇ...」





    ヒストリア「はい!タッチ!」ポンッ





    エレン「く、くっそ!!」





    エレン「一!ニ!三!死!五!六!」





    ヒストリア「おーい!死じゃんくて四だぞ~」





    エレン「(やっぱこいつに頼むんじゃなかった)」ウルウル





    ヒストリア「はい!もっと早くしないと晩御飯食べられなくなっちゃうぞ~!!」ニコッ





    エレン「わかってるよ!!」





               ・・・3時間後・・・





    エレン「ハァ..ハァ..ハァ..ハァ...」





    ヒストリア「さぁてと私は夕飯作ってるからその間にシャワー浴びてきな」スタスタ





    エレン「ハァ..ハァ..ハァ..ハァ...」





    エレン「ッ..ハァ...ハァ..ッ...」





    エレン「こ..んなを..あと何..ヶ月..やるんだ...よ...」





    グダーッ





    スタスタ





    ヒストリア「こらっ!さっさと浴びてこい!」





    エレン「わかっ...たって...」





    ヨレヨレ





    ヒストリア「(やっぱこの練習じゃ今のエレンには厳しいか...だがこれぐらいしないとあのキセキの世代の基礎スペックには到底敵わない)」





    ヒストリア「(せめて1つでもエレンがあいつらキセキの世代に通用するようにならないと...この先厳しくなるぞ...)」





    ヒストリア「(何か1つ...エレンが...勝てる...!)」





    ヒストリア「(そう言えばあの時河川敷で...)」





    __________________

    __________________________________

    ______________________________________________________






    タッタッタ





    ドンッ!





    ______________________________________________________

    __________________________________

    __________________







    ヒストリア「(...賭けてみるか...)」





    ガチャッ





    エレン「あ~...生き返った...」





    ヒストリア「(もたもたしてる暇はないな!)」





    ヒストリア「今日はお前の好きなチーハンだぞ!」





    エレン「え!?マジで!?やったぁー!!」





    ヒストリア「あんま食い過ぎて吐くなよ~?」





    ヒストリア「(私が出来るすべてをエレンに全勢力を注いで教えてやる...ただし...こいつにはあの思いだけはさせたくない...)」





    エレン「わかってるって!早く作ってくれよ!俺も手伝うからさ!」





    ヒストリア「おう!頼んだぜ!」





    ヒストリア「(怪我だけは...させたくない...)」





  43. 43 : : 2014/08/14(木) 23:02:20










              あっという間に2週間が経ち...



             アッカーマン宅




    ガチャッ





    エレン「た...だ...い...m」ドタッ





    タッタッタ





    ミカサ「エレン!?」





    ミカサ「あわわわ、どどどどど、どうしたら」





    ミコト「あらあら、疲れて寝ちゃってるのね」





    ミカサ「お、お母さん!どうしよう!エレンが!!」





    ミコト「エレン君の部屋に連れてってあげて、それから布団も敷いてあげなさい」





    ミカサ「わ、わかった!」ダッ





    ダッダッダ





    ピクシス「おぉミカりん、エレンは死んでおるのかぁ?」





    ミカサ「死んでないよ亀じぃ!」





    サッ





    エレン「zzz」





    ミカサ「良かった...」





  44. 44 : : 2014/08/16(土) 08:20:26









                翌日





    スタスタ





    ミコト「あら、エレン君おはよう!」





    エレン「おはようござます、あの昨日って俺...」





    ミコト「あぁ昨日はエレン君疲れて寝ちゃってたみたいだからミカサに運んでもらったの」





    エレン「そうですか!ご心配をおかけしてすいません!」





    ミコト「いいのよ!けど、体には気をつけてね」





    エレン「はい!あっ、俺朝ごはん手伝います!」





    ミコト「あらいいのよ!エレン君はシャワー浴びてらっしゃい!昨日浴びてないでしょ?」





    エレン「そ、そうですね!浴びてから手伝いますんで!」





    スタスタ





    ミコト「(エレン君が来てからミカサも段々少しずつ前に進み始めた...こっちがエレン君に感謝したいくらいよ!)」





    スタスタ





    ミカサ「おはよ...お母さん...」





    ミコト「おはようミカサ、顔洗ってきちゃいなさない!もうすぐ朝ごはん出来るわよ!」





    ミカサ「はぁい...」





    スタスタ





    ガラッ





    ミカサ「ん、エレンおはよう」





    エレン「おう、昨日は悪かったな」





    ミカサ「何が?」





    エレン「昨日お前が俺を運んでくれたんだろ?」





    ミカサ「うん」





    エレン「その御礼だ」





    ミカサ「そう」





    キュウッ ジャーッ





    エレン「今日から俺も学校の練習に入れるから」





    バシャッ バシャッ





    ミカサ「そう、エレンタオル取って」





    スッ





    エレン「ほらよ」





    ミカサ「ありがとう」





    ゴシゴシ





    エレン「今日久々に一緒に行くか」





    ミカサ「え?いいの?」





    エレン「あぁ」





    ミカサ「わかった、すぐに準備しよう」





    ・・・





    エレン「っておい!お前いつまでここにいるんだよ!!」





    ミカサ「え?」





    エレン「俺は今からシャワー浴びるんだよ!」





    ミカサ「どうぞ」





    エレン「どうぞ、じゃねぇよ!!早く出ろよ!」





    ミカサ「エレン、気にしなくても大丈夫」





    ミカサ「なぜなら私はもうエレンのイェーガーを見たことがあるから」





    エレン「」ブチッ





    エレン「いいから早く出ろッ!!!」





    ミカサ「!?」





    エレン「あっ...悪い怒鳴りすぎた」





    ミカサ「い、いや私もやり過ぎた...すまない、もう出る」





    スタスタ





    ミカサ「(エレン、怒ってた...あとで謝らなくては...)」





    エレン「(ったく、アイツ...普通男のアレを見てなんとも思わない所が可笑しいぜ...)」





  45. 45 : : 2014/08/16(土) 08:28:50











              練習の行く途中





    スタスタ





    エレン「...」





    ミカサ「...」





    スタスタ





    ミカサ「あ、あの」





    エレン「なんだよ」





    ミカサ「朝の...ことについて...あやm」





    「オーイ!エレン!!」





    エレン「ん?」





    ヒストリア「一緒に行こう、ぜ!」





    エレン「ヒストリア!何でお前も来るんだよ!!」





    ヒストリア「私も練習に参加するから」





    エレン「はぁ?どういうことだよ!」





    ヒストリア「実はお前にはまだ教え残ってることがあってなぁ」





    エレン「何であの時やらなかったんだよ!!」





    ヒストリア「だってあっちにバスケットコートないもん」





    エレン「ボールを使う練習か?」





    ヒストリア「そういうことだ」





    ミカサ「あ...」





    ミカサ「(エレン...ヒストリアさんと話してる方が楽しそう...)」





    ミカサ「(それにヒストリアさんは本当に美人だ...私が男だったら惚れていたかもしれない...)」





    ミカサ「(エレンもやっぱりそういう人といた方が楽しい...だろうか...)」





    ミカサ「(私何かより...ヒストリアさんの方が...)」





    ヒストリア「ん~?ミカサ!ほらお前も来いよ!」





    ミカサ「あ、はい」





    スタスタ





  46. 46 : : 2014/08/16(土) 08:39:44











               第二体育館





    ・・・





    ヒストリア「と言うわけで、今日もエレンをハブにしてもらいたい!」





    クリスタ「いや...いいんですけど...」





    クリスタ「何で...」





    クリスタ「エレンはこんなに疲れてるんですか...?」





    エレン「ハァ..ハァ...」





    ヒストリア「ん?ウォーミングアップだ!」





    クリスタ「は、はぁ...」





    ヒストリア「よしエレン!行くぞ!」





    スタスタ





    エレン「ハァ..ハァ...」





    スタスタ





    アルミン「(あのエレンがまともに息が整ってない...相当厳しいんだな...)」





    ダムッダムッダム





    ヒストリア「まずハンドリング練習をずっとやるぞ!」





    エレン「お...おう...ハァ..」





    ダムッダムッダム





    ジャン「(うわっ、きつそうだな...見てるこっちが疲れちまいそうだ)」





    ライナー「(見た目に依らず厳しい人だ)」





    ベルトルト「(あの人何かで見た気がするんだよな...)」





    クリスタ「(こっちも負けてられないわね!)」





    クリスタ「はい!私も負けてられないよね!じゃぁいつもの奴を3倍で行こう!」





    ジャン「なっ!?」





    コニー「えぇぇえええ!?死んじまうよ!そんなの!!」





    クリスタ「え?4?4倍がいいの?」





    コニー「ちげぇy」ガシッ





    ジャン「うっし、3倍で行ってきます...」





    スタスタ





  47. 47 : : 2014/08/16(土) 09:22:45











                練習後





    スタスタ





    ジャン「あ~疲れた...」





    ライナー「今日はとんでもなくハードだったな」





    ベルトルト「けど、僕らよりもっと疲れてる人がいるんだよね...」





    ライナー「エレンか...あいつ大丈夫か?」





    エレン「ハァ..ハァ..ハァ...」





    ヒストリア「はい!取り敢えず今日は終了だ!今体温まってるうちに柔軟やっちゃおう!」





    エレン「お..う...」





    ジャン「顔が死んでるな」





    ライナー「だがあいつの頑張ってる姿見てると...こう、勇気が貰えるって言うか」





    ベルトルト「うん、僕もわかる...彼にはそういう力があるんだね」





    タッタッタ





    コニー「先輩!今日祭り行きませんか!!」





    ジャン「ハァ?お前よくそんな体力有り余ってるな」





    コニー「そりゃ俺天才だし!」





    ライナー「祭りってどこのだ?」





    コニー「この地域でやるみたいっす!」





    ライナー「まぁたまには息抜きとしていいかもな」





    ベルトルト「うん、確かにここ最近皆練習で体が重たそうだし」





    ライナー「ってことでクリスタ!俺と一緒にいk」ゲシッ





    ユミル「クリスタは私と一緒に行くんだ、お前みたいなゴリラと行くわけ無いだろ?」





    ライナー「ユミル!お前いつの間に...」





    ペトラ「こっちも丁度サシャが提案してくれてリフレッシュとしていくことになったの」





    ジャン「そうなんすか...でも、俺ら体力余ってないんすよ」





    ミーナ「可愛い女子にボディガードが着いてなきゃいつナンパされちゃうかわからないでしょう?」





    ジャン「誰が可愛いんだよ」





    ミーナ「あっ、またそういうこと言っちゃうんだ~」





    アルミン「アニ先輩は行くんですか?」





    アニ「まぁね、ミーナがうるさいから」





    アルミン「じゃぁ僕も行こうかな...アニ先輩の浴衣姿見てみたいし」





    アニ「誰が浴衣を着るって言ったんだよ」





    アルミン「え?着ないんですか?」





    アニ「...着るよ」





    サシャ「さぁ早く行きましょうよ!早くしないと売れ切れる可能性があるんですから!」





    サシャ「ミカサも行きますよね?」





    ミカサ「わ、私は...」チラッ





    エレン「いででで」





    ヒストリア「はい!次は左!」





    エレン「いてぇって!」





    ミカサ「エレンが行くなら...」





    サシャ「なら私が聞いてきましょうか?」





    ミカサ「うん...頼んだ」





    タッタッタ





    サシャ「エレーン!」





    エレン「ん?サシャか、どうした?」





    サシャ「エレンも一緒にこの後祭りに行きませんか?」





    エレン「祭り?そんな体力ないっての...」





    ヒストリア「いいじゃないか!行ってこいよエレン!たまには息抜きしてこい」





    エレン「はぁ?何で行かなきゃいけないんだよ」





    エレン「ただでさえ体重いのに人がいっぱいいたらうんざりしそうだぜ...」





    ヒストリア「行ってこいって!部活だけの人生じゃつまらないだろ?」






    エレン「別につまらなくていいし...」





    ヒストリア「私も行くから行こうぜ!」





    エレン「ッ...わかったよ...行けばいいんだろ?」





    ヒストリア「よぉーし!ってことでサシャ!私達も行くぞ!」





    サシャ「わかりました!」





    タッタッタ





    ミカサ「ど、どうだった?」





    サシャ「エレンも行くみたいですよ、それとヒストリアさんも」





    ミカサ「えっ、ヒストリアさんも...?」





  48. 48 : : 2014/08/16(土) 09:41:33









    クリスタ「祭りに行くんだったら私浴衣着たい!」





    ユミル・ライナー「(クリスタの浴衣姿!?)」





    ミーナ「私も着たいなぁ」





    アニ「けど、結構時間掛かるんじゃない?」





    ペトラ「今から帰って速攻で着替えたら間に合うんじゃないかしら?」





    ユミル「浴衣を着る時間を作りてぇから後片付けお前らでやっとけ」





    コニー「えぇぇえええ!!」





    ユミル「んだよ、文句あるのか?」





    クリスタ「ダメだよユミル!」





    ライナー「クリスタ、大丈夫だ!俺らが全部片付けをやっとくからクリスタ達は先に帰って浴衣を来てきてくれ!!」





    クリスタ「えぇっでも...」





    ベルトルト「大丈夫だよ、クリスタ」





    クリスタ「ベルトルトまで...」





    ペトラ「さぁ!そうと決まれば早く行きましょ!」





    スタスタ





    エレン「ヒストリアは浴衣着ないのか?」





    ヒストリア「私か?私は着ないな、あれ暑いし」





    エレン「なんだよ」





    ヒストリア「ん?」





    ヒストリア「エレン君は私に着てほしいのかなぁ?」





    エレン「べ、別にそんなこと思ってねぇよ!!」





    ヒストリア「着るんだったら少し時間かかるな」





    エレン「いいよ、先帰って」





    エレン「柔軟は俺一人で十分だから」





    ヒストリア「そっか!なら任せたぞ!エレン!!」





    エレン「おう」





    スタスタ





    ミカサ「あ、あの...エレン」





    エレン「おうミカサ!お前も行くのか?」





    ミカサ「う、うん」





    エレン「お前も先に帰って浴衣着てこいよ」





    ミカサ「え」





    エレン「なんだよ」





    ミカサ「エレンは...私の浴衣姿...見たい?」





    エレン「ばっ、み、見たくなんかねぇよ!...」





    ミカサ「そ、そう...」





    アルミン「(エレン!君は女心なさすぎだ!!)」





    エレン「...」





    エレン「早く行ってこいよ」





    ミカサ「で、でも」





    エレン「いいから早く行ってこいよ!」





    ミカサ「う、ん...」





    スタスタ





    エレン「はぁ~...ったく」





    アルミン「ったくはこっちのセリフだよ、エレン」





    エレン「あ?アルミンか」





    アルミン「全く君は本当に女心持ってないんだから...」





    エレン「なんだよそれ」





    アルミン「ミカサはエレンに浴衣姿を見たいって言って欲しかったんだよ」





    エレン「なっ...言うわけないだろ...馬鹿馬鹿しい」





    アルミン「...ハァ...エレン、バスケだけが人生じゃないんだよ?もう少しミカサに答えてあげなきゃ」





    エレン「俺にはバスケだけで十分だよ、それに答えるって何をだよ」





    アルミン「そう言ってるからバスケ馬鹿とか鈍感男ってクラスメイトに言われるんだよ...」





  49. 49 : : 2014/08/16(土) 10:13:41











               アッカーマン宅





    ガチャッ





    エレン「ただいまです」





    スタスタ





    ミコト「あー、おかえり!エレン君」





    エレン「た...」





    ミカサ「ん、エレンおかえり」





    エレン「お、おう///(バカッ!何見てるんだよ俺!この変態が!!)」





    エレン「おばさん、シャワー借ります!」





    ミコト「どうぞ~」





    スタスタ





    ミコト「ミカサ、エレン君誘ったの?」





    ミカサ「え?誘ってない」





    ミコト「どうして誘わないの!きっとエレン君待ってるわよ!」





    ミカサ「え...(エレンが...待ってる?)」





    ミコト「でもまぁ普通は男の子の方から誘うんだけど、女の子が誘って悪いことなんてないわよ」





    ミカサ「そうなの?」





    ミコト「えぇ、そうよ」





    ミカサ「わ、わかった...誘ってみる」





              10分後





    スタスタ





    エレン「ハァ~、さっぱりした!」





    エレン「!」





    浴衣ミカサ「え、エレン...どう...かな...///」





    エレン「...い、いいんじゃねぇの...///」ボソッ





    ミカサ「!」パァッ





    ミカサ「あ、あのエレン!」





    エレン「なんだよ」





    ミカサ「ま、祭り...一緒に行きたい...」





    エレン「...」





                アルミン「もう少しミカサに答えてあげなきゃ」





    エレン「いいぜ」





    ミカサ「ッ!」





    ミカサ「うん!」ニコッ





    ミコト「ささ、もう行っておいで」





    ミカサ「うん!行ってきます!」





    エレン「行ってきます」





    ミコト「はい、行ってらっしゃい」





    スタスタ





    ミカサ「最初どこ行きたい?」





    エレン「ん~そうだな...まぁまずは飯食いたい!腹減ってるし」





    ミカサ「私も何か食べたい」





    エレン「んじゃ早速行こうぜ!」





    ミカサ「うん!」





    スタスタ





  50. 50 : : 2014/08/16(土) 10:21:59












                 お祭り会場





    ザワザワ





    エレン「うわっ、めっちゃ人いる...」





    ミカサ「先輩達は...」





    タッタッタ





    アルミン「おーい!エレーン!」





    エレン「おっ、アルミン!」





    アルミン「ミカサ浴衣姿似合ってるよ!すごく可愛いね!」





    ミカサ「ありがとう」





    エレン「アルミンは誰かと一緒に来たのか?」





    アニ「私とだよ」





    エレン「あっ、アニ先輩か」





    ゲシッ





    エレン「いって!?」





    アニ「私で悪かったね」





    アルミン「まぁまぁ」





    エレン「他に来てる奴いねぇのか?」





    アルミン「さっきコニーとサシャがあっちで焼きそば屋にいたけど」





    エレン「おっマジかよ!俺も行きてぇ!!」ダッ





    アルミン「あっ、エレン!!」





    アルミン「ミカサを置いて行っちゃったよ...全くエレンは...」





    ミカサ「私も行く」





    アルミン「あっでも!エレンとはぐれたりしたら!」





    ミカサ「大丈夫」





    スタスタ





    アルミン「二人共行っちゃいましたね」





    アニ「忙しい二人だな」





    アルミン「僕らも少し周りますか」





    アニ「そうだね、ちょっと飲み物買いに行きたい」





    アルミン「だったらラムネとか飲みましょうよ」





    アニ「へぇ、あんた結構慣れてるじゃないか」





    アルミン「そ、そ、そんなことないですよ!!」





    アニ「てっきり浮気男だと思ってたよ」





    アルミン「酷いですよ!!」





  51. 51 : : 2014/08/16(土) 10:27:56








    スタスタ





    ミカサ「エレンはどこだろうか...」





    「ミカサ?」





    ミカサ「!」





    ミカサ「クリスタ先輩!」





    クリスタ「可愛いね!ミカサ!朝顔似合ってるよ!!」





    ミカサ「先輩もヒマワリ似合ってますよ!」





    ライナー「おぉミカサ」





    ミカサ「あ、ゴリラ」





    ライナー「お前までゴリラ呼びかよ!!しかも俺には先輩なしかよ!!」





    ミカサ「すみませんクリスタ先輩、エレンを見ませんでしたか?」





    ライナー「スルーかよ!!」





    クリスタ「エレンならさっきたこ焼き屋に行ってたよ」





    ミカサ「(たこ焼き?もう焼きそばを買ったのだろうか...)」





    ミカサ「ありがとうございます!」





    スタスタ





    クリスタ「よーし!金魚さん!おいで!!」





    ゾロゾロ





    ウワーマジカワイイ テンシダ!テンシ!





    ライナー「何で金魚も人も集まるんだ...」イライラ





    ライナー「それにしても...」





    ライナー「やっぱりクリスタ天使だぁ!!!」





  52. 52 : : 2014/08/16(土) 10:34:19










    スタスタ





    ミカサ「あれ、たこ焼きにもいない...」





    「おうおう、ミカサじゃねぇか」





    ミカサ「あっ、ユミル先輩」





    ユミル「なんだ?一人か?」





    ミカサ「エレンといたんですがはぐれしまって」





    ユミル「ったく、よく走り回るねぇ」





    ミカサ「ユミル先輩は一人ですか?」





    ユミル「いや?」





    ベルトルト「ユミル、ちょっとしか取れなかったけど」





    ユミル「ベルトルさんに投げ輪で商品取って貰ってたんだ」





    ベルトルト「あれ、ミカサだ」





    ミカサ「どうも」





    ベルトルト「! もしかしてエレンを探してるの?」





    ミカサ「はい」





    ベルトルト「確かさっきかき氷の所にいたけど」





    ユミル「いたか?」





    ベルトルト「うん」





    ユミル「興味ねぇから見えなかったわ」





    ミカサ「ありがとうございます、お幸せに」





    ベルトルト「ありがとう」





    ユミル「おい、今あいつなんて言った?」





    ベルトルト「お幸せにだって」





    ユミル「なっ/// あいつ!余計なこと言いやがって...」





  53. 53 : : 2014/08/16(土) 10:39:58










    スタスタ





    ミカサ「エレン...本当にどこに行ってしまったのだろうか」





    「あら?ミカサじゃない」





    ミカサ「! ペトラ先輩!」





    ペトラ「どうしたの?」





    ミカサ「あっエレンを探していて」





    ペトラ「あらら、早速迷子になっちゃったんだ...」





    ミカサ「ペトラ先輩は何をしてるんですか?」





    ペトラ「ちょっとある人を待ってるの」





    ミカサ「もしかして彼氏さん...ですか?」





    ペトラ「もう///彼氏じゃないったら」バシンッ





    ミカサ「いたっ」





    ペトラ「多分こっちにいないってことはもっと奥にいるんじゃないかな?」





    ミカサ「そうですね、行ってみます」





    ペトラ「うん!それじゃぁバイバイ~」





    スタスタ





    ミカサ「(ペトラ先輩...あのはたき...痛いです、結構)」





  54. 54 : : 2014/08/16(土) 11:28:26











               エレンはと言うと...





    スタスタ





    エレン「あれ...ミカサの奴どこ行きやがった...」





    エレン「ん~...一回戻ってみるか」





    タッタッタ





    エレン「あれ、いねぇや」





    タッタッタ





    エレン「ここにもいねぇ」





    タッタッタ





    エレン「ここもだ...」





    タッタッタ





    エレン「マジかよ...最初のところにもいねぇなんて...」





    スタスタ





    ガシッ





    「よう!エレン!!」





    エレン「ヒストリア!」





    ヒストリア「おまたせして悪いねぇ」





    エレン「いや待ってねぇよ!」





    ヒストリア「いやぁ結構時間掛かってねぇ」





    エレン「身長180cmの女の浴衣とか逆にこえぇよ」





    ヒストリア「あれ~、またそんなこと言っていいんだぁ?」ゴリゴリ





    エレン「いでぇぇえ、わかった!悪かった!」





    ヒストリア「ちょっとお腹空いたな...よし!今日頑張ったからフランクフルトおごってやる!」





    エレン「マジで!?サンキュー!!」





    ヒストリア「じゃぁ早そk」ボーンッ





    エレン・ヒストリア「!?」





    ボーンッ





    エレン「なんだ?この音?」





    チャンチャラ ア ソレッ





    エレン「何だこれ」





    ヒストリア「あぁ盆踊りか、懐かしいねぇ」





    ドドドッ





    エレン「うわぁっ!?めっちゃ来るぞ!!」





    ヒストリア「おぉォォおおお!?」





    ガタッ





    ガシッ





    エレン「あっぶねぇ」





    ヒストリア「おう、サンキュー」





    エレン「ったく、やる前に何か言ってから始めろってんだ!なぁ?」





    ヒストリア「まぁそう悪く言わない!祭りだぞ?楽しもうぜ」





    エレン「...そうだな!」





    スタスタ





    エレン「あれ...何か忘れてるような...忘れてないような...」





    ヒストリア「何か忘れ物か?」





    エレン「いや何でもない」





    エレン「取り敢えず早く行こうぜ!売り切れちゃうかもしれねぇし!」ギュッ





    ダッ





    ヒストリア「あぁっ!おい!引っ張るなよ!!」





    タッタッタ





    スタスタ





    ミカサ「...本当にどこに行ったんだろう...」





             「取り敢えず早く行こうぜ!売り切れちゃうかもしれねぇし!」





    ミカサ「この声は...エレン?」





    スタスタ





    タッタッタ





    エレン「」ニコッ





    ミカサ「あっエレn...えっ」





    ヒストリア「おい!危ないだろ!!」





    エレン「大丈夫だよ!俺が手繋いでるから!!」





    ミカサ「...」





    スタスタ





  55. 55 : : 2014/08/16(土) 16:27:41











    スタスタ





    ミカサ「...」





    アルミン「! ミカサー!!」





    タッタッタ





    アルミン「エレンは見つかった?」





    ミカサ「...」





    スタスタ





    アルミン「み、ミカサ!」





    ミカサ「? アルミン、どうしたの」





    アルミン「ど、どうしたのはこっちのセリフだよ!」





    ミカサ「? 私が何かしたの?」





    アルミン「えっ、いやだからエレンは...?」





    ミカサ「エレン?...あぁあの人だったらヒストリアさんと手を繋いで走ってた...笑顔で...」





    アルミン「え!?」





    ミカサ「もう疲れたから...私帰る」





    アルミン「えっ!ちょっとまって!これから花火が始まって皆で見ようってことになったんだ!ミカサも一緒に」





    ミカサ「いやだ」





    アルミン「え!?」





    ミカサ「あの二人のお邪魔になるだろうし、それに私と一緒じゃエレンは幸せにはならない」





    アルミン「いや...何もそんなに!」





    ミカサ「じゃぁそういうわけだから」





    スタスタ





    アルミン「え、あぁちょっとミカサ!!」





    アルミン「い、行っちゃった...」





    スタスタ





    アニ「はい、これ」





    アルミン「あ、どうも」





    アニ「何かあったのかい?」





    アルミン「いやミカサが...」





    アニ「またあいつか...正直言って私はあいつが嫌いだよ、男としてならね」





    アルミン「男としてですか...」





    アニ「同じバスケット選手としてなら結構気が合いそうだけど」





    アルミン「...」





    スタスタ





    ミカサ「(はやりエレンは私何かといるより美人なヒストリアさんといた方が幸せ...)」





    ミカサ「(だけど...でも、やっぱり諦めたくなくて...)」





    ミカサ「(何度もエレンからの答えを...待ってしまう...)」





    ミカサ「(いっそのことエレンに告白しとけばよかった...)」





    ミカサ「(振られても...構わない...だってエレンは...)」





    ミカサ「(どんな時でも私を救ってくれる...私のヒーローだったから...)」





  56. 56 : : 2014/08/16(土) 16:41:45







    スタスタ





    エレン「おっ、アルミーン!!」





    タッタッタ





    アルミン「...」





    エレン「どうしたんだよ、アルミン!元気ねぇな!」





    バコッ





    ドタッ





    エレン「いっつ...てめぇ何しやがるいきなり!!」





    ガシッ





    アルミン「今すぐミカサに謝れ!!」





    エレン「はぁ!?何のことだよ!!」





    アルミン「君はミカサにやったことをわかってるのかい!?」





    エレン「ミカサにやったことって何だよ!!」





    アルミン「わからないのか...?あれだけ彼女は待っていたのに...君はわからないのかい?」





    エレン「だから何をって言ってるんだよ!!」





    アルミン「そっか...なら今からミカサの心がどれだけ痛んでるのか、暴力でわからせてあげるよ」





    バコッ ボコッ





    エレン「ってめぇ!いい加減にしろよ!!」





    ブンッ





    ドタッ





    アルミン「いっ...」





    ガシッ





    バコッ





    エレン「さっきからお前何言ってやがる!!疲れでついに頭逝っちゃったのか!?」





    アルミン「頭が可笑しいのは君の方だろ!!」





    エレン「ならどっちが可笑しいか、これでわからせてやるよ」





    アルミン「いいよ、手加減なしで本気でやるから...」





    スッ





    バシンッ! バシンッ!





    エレン・アルミン「!?」





    アニ「その辺にした方がいいよ」





    エレン「何すんだよ!!」





    アニ「周り、見てご覧よ」





    ザワザワ





    アルミン「!」





    アニ「私はあんたらの殴り合いはここではやめておいた方がいいって言っただけ、続きをするならあっちの森の方でやってくれば?」





    アルミン「...いやっ、もう大丈夫です」





    エレン「...」





    アニ「...そう、なら殴り合いじゃなくて普通にあの森の方で話せば?あっちなら誰もいないと思うし」





    アルミン「そ、そうですね...エレン、行こう?」





    エレン「...」





    スタスタ


  57. 57 : : 2014/08/16(土) 21:18:43





                森





    ミーンミンミンミンミーン





    アルミン「あ、のさ...エレン、ごめん」





    アルミン「急に殴ったりして...その、ごめんなさい」





    エレン「...いや大丈夫だ」





    アルミン「ありがとう..」





    エレン「...その俺も...アルミンの言いたいことがわからなくて、すまんかった」





    アルミン「いや今のは完全に僕のほうが悪かったよ、ごめんね」





    エレン「いやもういい...」





    ・・・





    エレン・アルミン「あのさ」





    アルミン「! そっちからいいよ」





    エレン「いやお前の方からでいいぞ」





    アルミン「いや先にエレンから言ってくれないかな?」





    エレン「...わかった」





    エレン「...お前の言ってた、ミカサにやったこと...俺全然わからなくて...」





    エレン「その...教えてくれ...」





    アルミン「...うん、わかった」





    アルミン「けど、全部って言う訳にもいかないよ?僕はヒントを教えるだけだから」





    アルミン「答えはエレン自身で探すんだ...」





    エレン「わかった」





    アルミン「君が鈍感だってことは...自分でもわかってるかい?」





    エレン「...そう、だったのか...?」





    アニ「(マジで?)」





    エレン「すまねぇ、俺そういうの全然わかんねぇ」





    アルミン「そっか...なら今からでも気づいて欲しいんだ」





    エレン「わかった」





    アルミン「今から話す話は君が2週間ヒストリアさんとの特訓でいなかった時のことだ。」





  58. 58 : : 2014/08/16(土) 21:19:01
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    アルミン「ミカサー!!」タッタッタ





    ミカサ「アルミン!」





    アルミン「一緒に帰ろ!」





    ミカサ「うん」





    スタスタ





    アルミン「そっか、ミカサには何も言われてないんだ」





    ミカサ「うん...」





    アルミン「ヒストリアさんって昔エレンのバスケを教えてくれた師匠なんだって」





    ミカサ「そ、そうなの?」





    アルミン「うん、すごい背の高い人だったよ」





    ミカサ「私も見た、すごく優しそうな顔をしていた」





    アルミン「うん、今はBARのママをやってるみたい」





    ミカサ「通りで美人な人だと思った...」





    アルミン「うん、美人さんだったね...」





    ピトッ





    ミカサ「」グスンッ





    アルミン「み、ミカサ!?」





    ミカサ「ねぇ...アルミン...」ウルウル





    アルミン「?」





    ミカサ「どうしてエレンはいつも私達から遠く離れてしまうのだろう...」ポロポロ





    アルミン「...そう言えばそうだね、エレンって昔からずっと一人で突っ走って行って僕達を置いていくんだよね...」





    アルミン「本人が望むにしろ望まないにしろ...いつもそうだ」





    アルミン「きっとそういう星の下に生まれてきたんだよ...エレンは」





    ミカサ「...私はただ」





    ミカサ「そばにいるだけでいいのに...」ポロポロ





    チャリチャリ





    ハンネス「よう!お前ら!」





    アルミン「! ハンネスさん!」





    ハンネス「なーに浮かない顔してるんだよ!」





    ハンネス「ほら、いつもの飴やるから元気出せよ!」





    スッ





    アルミン「! そう言えば昔シガンシナでもハンネスさんよく飴くれたよね...マルロとエレンと僕に」





    ハンネス「あ~そう言えばそうだったっけなぁ~」





    ハンネス「あいつも大きくなったもんだ」





    ハンネス「体は大きくなっても、性格は全く変わりはしねぇ!」





    ハンネス「人って結構性格変わるもんなんだぜ?」





    アルミン「は、はは...」





    ハンネス「...まぁいつも通りって俺の口から言っちゃ何なんだけどよ...」





    ハンネス「あのワルガキの起こす面倒の世話をするのは昔はマルロとアルミンの役目だったが...」





    ハンネス「今はお前らだろ?」





    アルミン・ミカサ「!」





    アルミン「はは..街のガキ大将と高校生の超人バスケットマンは比べ物にならないよ...」





    ハンネス「まぁしっかし、あのバカはロクに喧嘩も強くねぇくせに相手が3人だろうが5人だろうが構わず突っ込んでたよな」





    ハンネス「そんでアルミンとマルロやお巡りに止められる頃にはもうボロボロだ」





    ハンネス「...だがな、勝った所はついぞ見てねぇが」





    ハンネス「負けて降参だって白旗振ってる所は...一回も見たことねぇ」





    ハンネス「あいつは時々俺でもおっかねぇと思うくらい執念が強ぇ」





    ハンネス「何度倒されても、何度でも起き上がる」





    ハンネス「あいつはそういう奴だ、だからミカサ」





    ハンネス「そんな心配そうな顔するな!アイツは絶対に帰ってくる」





    ミカサ「...ぅん」ポロポロ





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  59. 59 : : 2014/08/16(土) 21:19:15










    アルミン「ミカサはエレンと一緒にいるだけで幸せだと思っているんだよ」





    エレン「いや...でも、あいつなかなか笑わないし...」





    アルミン「それはミカサが表情に出にくいからだと思うよ」





    エレン「!」





    アルミン「心の中ではすごく安心しているんだ!」





    アルミン「小学校と中学校からの付き合いだからわかるんだ...あんなに嬉しそうな顔をしているミカサなんて...見たこと無いよ」





    アルミン「ミカサはエレンが来てから変わった!」





    アルミン「エレン!君のお陰だよ!ミカサの人生は大きく変わったんだ!」





    エレン「ッ、急にそんなこと言われても...わかんねぇよ」





    エレン「ただ...最初に会った時のアイツより今の方が...」





    エレン「俺は好きだ...」





    アルミン「...ならミカサを追いな」





    エレン「?」





    アルミン「ミカサを追いかけて謝ると同時に今のエレンの素直な気持ちをミカサに伝えてほしい」





    エレン「俺の?」





    アルミン「大丈夫、今のエレンだったらミカサのことをわかってあげられるよ」





    エレン「...わかった、俺...行ってくる!」ダッ





    タッタッタ





    アニ「...もういいのかい?」





    アルミン「...ッ、はい」





    アニ「...あんた嫉妬してるの?」





    アルミン「な、何をですか?」





    アニ「本当はあんたもミカサのことが好きなんじゃないの?」





    アルミン「...昔はそうでした...ですが」





    アルミン「今のミカサには...エレンが必要です」





    アルミン「...でも、やっぱり悔しいですね。」





    ダキッ





    アニ「よく頑張りました。」





    アルミン「...グスンッ...ははっ、すみません。カッコ悪いですよね!僕!」





    アニ「そんなことないよ、あんたは十分かっこ良かった。」ナデナデ





  60. 60 : : 2014/08/16(土) 21:26:05










    タッタッタ





    エレン「...伝えてやる...ミカサに俺の気持ちを!」





    タッタッタ





    クリスタ「お?エレーン!」





    エレン「クリスタ先輩!ミカサ見ませんでした?」





    クリスタ「確か山の方に行ったと思うけど?」





    エレン「ありがとうございます!」ダッ





    クリスタ「さっきはミカサが探してたのに今度はエレンが探してる...全く大変な夫婦ね」





    ライナー「クリスタ!わたあめ買って来たぞ!」





    クリスタ「ありがとう!」





    タッタッタ





    エレン「山の方って...」チラッ





    エレン「あれか!」





    タッタッタ





  61. 61 : : 2014/08/16(土) 21:58:43




                山





    スタスタ





    ミカサ「すっかり暗くなってきてしまった...」





    ミカサ「もうすぐで花火が始まる...」





    ミカサ「エレンは...今頃きっとヒストリアさんと」





    「ここにいるよ」





    ミカサ「!?」





    エレン「ハァ..ハァ...よう、ミカサ」





    ミカサ「...」





    エレン「ハァ..ハァ...あぁ~疲れた...」





    エレン「ちょっと話そうぜ、あっちのベンチで」





    ミカサ「...なぜ?」





    エレン「なぜって...話がしたいからに決まってるだろ」





    ミカサ「私といたって楽しくない、ヒストリアさんといた方がきっと楽しいはず」





    エレン「お前どんだけ自分を過小評価すんだよ...いいから行くぞ」





    ガシッ





    ミカサ「いやっ、やめて!」





    ブンッ





    エレン「なんだよ!」





    ミカサ「来ないで!」ダッ





    エレン「おい!待てよ!!」ダッ





    タッタッタ





    ミカサ「来ないで!」





    エレン「だから...話がしたいんだって...言ってんだろ...」





    ガシッ





    エレン「待てよ!」





    ブンッ





    ドカッ





    エレン「いっ!?」





    ミカサ「来るなら私は全力で逃げる...そのためだったら例えエレンだろうと容赦しない」





    エレン「ハァ..ハァ...だったら...」





    エレン「俺は全力で...お前を捕まえる...そして、お前と話す」





    ミカサ「ッ...何で...何で急に私のところに来たりするの!きっとアルミンに何か言われて」





    エレン「それは違う!!!」





    ミカサ「!?」ビクッ





    エレン「あっ...えっとアルミンに説教されたのは...本当だ」





    エレン「だけど...俺が自分の意志でお前のところに来たんだ」





    エレン「それは本当だ!信じてくれ!」





  62. 62 : : 2014/08/16(土) 21:59:19







    ミカサ「...だったらなおさらなぜ私のところに来たの?」





    エレン「ッ...それは」





    ミカサ「...やっぱり可笑しい...エレンが自分の意志で来るなんて」





    ミカサ「何を言われたかは知らないけど」





    ミカサ「私はもう前の私に戻れる気がしn」





    エレン「もういい!」





    ミカサ「ッ」





    エレン「こんな茶番...もうやってられるか!!」





    エレン「もうたくさんだ!」





    エレン「ミカサ...一回しか言わねぇから...よく聞けよ」





    ミカサ「...」





    エレン「今の俺は...アルミンや他人に言われなきゃ気付かない鈍感男だ...」





    エレン「...だけど...だけど...」





    エレン「こんな鈍感男で...いいんだったら...」





    エレン「お前を幸せにしてみせる!!」





    エレン「あと何年後かわからないけど、でも...絶対」





    エレン「もうお前を悲しませない!約束する!」





    エレン「ミカサ!俺はお前のことが...好きだ!」





    ミカサ「ッ!?」





    ミカサ「え..いや...あの...」





    エレン「...」





    ミカサ「えっと...その...」





    エレン「焦らすなよ!」





    ミカサ「ッ」





    エレン「早く返事くれよ...」





    ミカサ「...ぅん...うん!」ポロポロ





    ミカサ「グスンッ...待ってる!絶対...待ってるから!」ポロポロ





    エレン「...」





    ダキッ





    ミカサ「うぁぁぁぁああああん、えれぇぇえええん!!」ポロポロ





    エレン「うるさいな、全く」ポンポン





    ヒュ~ッ ドンッ ドンッ





    エレン「おっ、丁度花火が上がってる」





    ミカサ「ッ...ホントだ」





    エレン「あのベンチで見ようぜ」





    スタスタ





    スタッ





    ミカサ「綺麗」





    エレン「あぁ」





    ヒュ~ッ ドンッ ドンッ





    エレン「(本当に...こんなんで良かったのか?女ってもっとロマンチックなことを思い描くんじゃないのか?)」チラッ





    ミカサ「ふふっ」ニコッ





    エレン「!(笑った...こいつ笑うと...結構可愛いじゃねぇか)」





    ミカサ「エレン!」





    エレン「ん?」





    ミカサ「私...」





    ミカサ「すごく幸せ!」ニコッ





    エレン「!?///」ドキッ





    エレン「(あれ!?何だ!?今のドキッは!不意打ちでせこいだろ!!)」





    ギュウッ





    エレン「(もう...絶対に悲しい思いはさせたくない...絶対に...)」





  63. 63 : : 2014/08/16(土) 22:28:45











    スタスタ





    エレン「気をつけろ、転んだら怪我してウインターカップ予選出れませんでしたーじゃすまないぞ」






    ミカサ「わかってる、エレンは心配性」





    エレン「こういうのは心配しすぎるくらいが丁度いいんだ」





    スタスタ





    ミカサ「エレンはウインターカップ優勝を目指しているの?」





    エレン「そりゃな」





    ミカサ「私も一緒...もうペトラ先輩とはプレー出来るのはこれで最後だから悔いを残したくない」





    エレン「あっ、あと」





    ミカサ「?」





    エレン「キセキの世代を...全員倒す!それだけだ!」





    ミカサ「...ふふっ」





    エレン「な、なんだよ!」





    ミカサ「エレンは無邪気でまっすぐ前だけを向いてる方が似合ってる」





    エレン「ん?それは俺がガキって言いたいのか?」





    ミカサ「そういうことではなくて...」





    ミカサ「今のままであった欲しいと言うこと」





    エレン「安心しろ、俺はずっと何年経っても何十年経っても俺は俺だ」





    ミカサ「安心した」ニコッ





    エレン「ってかそろそろウインターカップ予選が迎えるからお互いに体には気をつけようぜ」





    ミカサ「大丈夫」





    スタスタ





    クリスタ「あっ、来た来た!おーい!」





    エレン「お?クリスタ先輩!」





    クリスタ「あれ?手を繋いでるってことは...まさか二人共?」ニヤニヤ





    ミカサ「///」





    エレン「なっ、何ニヤニヤしてるんすか!気持ち悪い!」





    ライナー「エレン...お前...天使に向かって気持ち悪いとはなんだ?」ゴゴゴッ





    エレン「...」





    ミカサ「ほぅ、エレンに手を出すとはいい度胸だ、ゴリラ」ゴゴゴッ





    サシャ「あっ!エレンとミカサ!」ダッ





    タッタッタ





    エレン「おう!サシャ!」





    コニー「おーい!エレーン!」





    エレン「コニー!」





    スタスタ





    アニ「全く祭りじゃなくても騒がしいのに祭りになったらもっと騒がしいね」





    アルミン「言い過ぎですよ、ははは」





    エレン「おう!アルミン!」





    アルミン「! 言えたみたいだね」





    エレン「あぁ!ありがとうな!アルミン!」





    ユミル「おうおうおう!集まってるな!」





    クリスタ「ユーミルー!」





    ユミル「クリスタッ!!!!!」





    ユミル「可愛い!天使だ!」





    ベルトルト「もう食べられないや」





    ペトラ「あーもう終わっちゃったなんて」





    クリスタ「全員いる?」





    サシャ「あれ?そう言えばミーナ先輩がいませんねぇ」





    コニー「そう言えば馬面先輩もいねぇや」





    「誰が馬面だゴラァ!!」





    コニー「えぇ!?」





    ジャン「ったく、お前らどこにいやがった」





    クリスタ「え?」





    ジャン「駅集合だっつ言ってんだろうが!」





    ライナー「あぁ忘れてた、すまん」





    ミーナ「おかげで祭りはおジャンね」





    ジャン「てめぇ喧嘩売ってるのか!?」





    ミカサ「あ、あの」





    ジャン「!? ミカサの浴衣姿!?」ブシューッ





    ミカサ「私のお家で何か食べませんか?」





    サシャ「いいですね!!前にミカサのお家で食べられなかった夕食が今食べれるなんて!」





    コニー「お前さっきいっぱい食ってただろ!」





    エレン「アルミンも来るか?」





    アルミン「うん、じゃぁお邪魔しようかな」





    アニ「私はもうクタクタだよ」





    アルミン「でもせっかく皆いるんですし、行きましょうよ」





    アニ「...仕方ない」





    アルミン「アニ先輩も正直じゃないですね」クスクス





    アニ「あ?」





    アルミン「ごめんなさい」





    ペトラ「私もちょっと休憩したいからお邪魔しようかな」





    ユミル「クリスタが行くんだったら行くぜ」





    クリスタ「でも、迷惑じゃない?」





    ミカサ「大丈夫です、お母さん喜ぶと思うんで」





    クリスタ「そう?じゃぁ皆でミカサのお家へGO!」





    オーッ!





  64. 64 : : 2014/08/16(土) 23:45:38











              アッカーマン宅





    クリスタ「へぇ~、ここがミカサのお家ね!大きいね!」





    ミカサ「元々はエレンお父さんの別荘だったらしいです。」





    全員「別荘!?」





    ユミル「正直言って金持ちはクリスタだけだと思ってたがエレンの野郎も金持ちだったんだな」





    エレン「いやじいちゃんが元々住んでて」





    ジャン「ここがてめぇとミカサちゃんの住んでる家...うがぁぁぁあああああああああ」





    ライナー「うるさいぞジャン、近所迷惑だ」





    ベルトルト「そうだよ、ミカサのお家の人にも迷惑だよ」





    スタスタ





    ミコト「あらあら、いらっしゃい!」





    クリスタ「お邪魔します!」





    全員「お邪魔します!」





    ミコト「どうぞ!」





    ギャーギャー





    サシャ「うわー!美味しそうなおにぎりです!いただきます!!」





    コニー「待て!俺の分も残せよ!!」





    ミカサ「...」





    アルミン「どう?落ち着いた?」





    ミカサ「アルミン...うん、ありがとう」





    アルミン「良かった」





    ミカサ「エレンに気づかせてくれて...ありがとう!」ニコッ





    アルミン「!?(こ、こんな笑顔見せられたら...諦めるもんも諦められないよ!!)」





    バシンッ





    アルミン「いった!」





    アニ「浮気したら殺す」ボソッ





    アルミン「してないです!してないです!!」





    ベルトルト「へぇ、この庭で練習してるんだ」





    エレン「はい!よくミカサと1on1やってますよ!」





    ミーナ「えぇ~っと...こっちだ!」スッ





    ペトラ「毎度あり~」ニコッ





    ミーナ「ぬぬぬ」





    ユミル「へっ、ババか!」





    クリスタ「ミーナがババか...」





    ライナー「クリスタ可愛い...」





    ジャン「お母様!今からでもいいのであんな奴とではなく俺とご結婚させてください!!!」





    ミコト「それは無理よ~、だって私もエレン君の方がいいもの」





    ジャン「」チーンッ





    ミコト「冗談よ!冗談!」





              ・・・1時間後・・・





    クリスタ「それじゃぁ私達は帰るね!」





    ライナー「お邪魔しました!ごちそうさまでした!お前ら1年も早く帰って明日に備えろよ?」





    ユミル「ごっつぁんでした!美味しかったです!」





    ベルトルト「ごちそうさまでした!1年生達ももうそろそろ帰った方がいいよ?」





    ミーナ「ごちそうさまでした!お邪魔しました~!」





    ジャン「てめぇエレン!ミカサに手出したら俺がゆるs」





    ペトラ「じゃぁねぇ~!」





    アニ「お邪魔しました、それとごちそうさまでした」





  65. 65 : : 2014/08/16(土) 23:45:50







    スタスタ





    アルミン「さてと...後片付けは僕がやるよ」





    ミカサ「大丈夫、私がやる」





    コニー「なーんか花火したくなってきたなぁ~」





    ミコト「あらあるわよ?」





    コニー「マジ!?」





    ミコト「マジマジ、大マジ」





    スタスタ





    ミコト「ほら、これ二袋しかないけど」





    コニー「おっしゃー!エレン!アルミン!サシャ!ミカサ!花火しようぜー!」





    アルミン「えぇー、でもさすがに悪いよ」





    ミコト「いいのよ、どうせ使わないんだから」





    サシャ「やりましょうよ!」





    エレン「そうだな!やるか!」





    ミカサ「うん!」





    スタスタ





    バチバチバチッ





    コニー「おぉすげぇすげぇ!ハイパーファイヤー!」





    サシャ「なら私はウルトラファイヤーです!」





    エレン「はぁ!?なら俺は...」





    アルミン「え、エレン!無理に相手をしなくても!」





    ミカサ「ふふっ」





    コニー「...絶対ウインターカップで優勝しような!」





    サシャ「当たり前じゃないですか!」





    アルミン「うん!絶対優勝しようね!」





    ミカサ「大丈夫、私達は強い」





    エレン「ふっ、よし!まずウインターカップ予選絶対勝ち抜くぜ!!」





    オーッ





               20分後





    コニー「いやぁ楽しかった!」





    サシャ「はい!もう満足です!」





    アルミン「それじゃぁ」





    ミコト「ちょっとまって!」





    カチャッ カチャッ





    ミコト「記念に撮りましょ!」





    コニー「おー!1年生だけの写真か!」





    サシャ「いいですね!何か思い出に残りますし!」





    アルミン「うん!僕もいいと思うよ」





    ミカサ「私も」





    エレン「んじゃ撮るか!」





    ササッ





    ミコト「それじゃぁ、はい!チーズ!」





    カシャッ





    コニー「おーし!じゃぁもうさすがに帰らくてはな!」





    サシャ「私とコニーは一緒の道ですから!一緒に帰りましょう!」





    アルミン「僕はミカサのお家から近いから一人で」





    エレン「おう!お前ら気をつけて帰れよ!」





    ミカサ「じゃぁまた明日」





    スタスタ





    ミコト「良かったわねミカサ!あんな良い友達が出来て」





    ミカサ「うん!これもエレンのお陰!」





    エレン「え?俺は何もしてねぇぞ」





    ミコト「さぁてとこの写真プリントし終わったら皆に上げるわね!」





    エレン「ありがとうございます!」





  66. 66 : : 2014/08/16(土) 23:59:02











               そして、あっと言う間に11月...





    スタスタ





    クリスタ「どうしたの?こんな時間に呼びだして」





    ジャン「いや何となくもうすぐ大会だと思ってな」





    クリスタ「もうすぐって言うか明日だよ!」





    ジャン「おぉ、そうか」





    クリスタ「もう大丈夫なの?」





    ジャン「あぁ大丈夫だ、やれることは全部やったし...あとは明日全部やり切るだけだ」





    クリスタ「頑張ろうね!」





    ジャン「...ってか、髪の毛伸びたなぁ~...」





    クリスタ「え?あぁちょっと伸ばしてみたの」





    クリスタ「ライナーからは切った方がもっと可愛いって言われるんだけどね」





    ジャン「けっ、リア充は爆発しやがれ」





    クリスタ「そういうジャンこそ!ミーナとどうなの?」





    ジャン「あ?俺は別にあいつと付き合ってねぇわ!」





    クリスタ「そうだったの?息ぴったりだったから付き合ってるのかと思った」





    ジャン「小学校の頃からの幼馴染みだ」





    クリスタ「幼馴染みかぁ~...何か憧れちゃうなそういうの」





    ジャン「どこがだよ...」





    クリスタ「...ウインターカップ連れっててよね」





    ジャン「あぁわかってる」





               翌日





    ジャン「おし!お前ら準備いいか?」





    ライナー「2年はおkだ」





    コニー「1年もおkです!」





    ジャン「おーし!これから俺らが大きな大きな...おお~きな忘れ物...」





    ベルトルト「」コクッ





    ライナー「ふっ」





    コニー「にっひっひ」





    アルミン「よし!」





    エレン「...ふぅっ!」





    ジャン「取りに行くぞ!!」





    オウッ





  67. 67 : : 2014/08/17(日) 00:08:16










               ロッカールーム





    クリスタ「じゃぁこれからウインターカップ予選で私達がやることを説明するわね!」





    クリスタ「ウインターカップ予選に出場する学校は夏に結果を残した学校だけ出れる大会」





    クリスタ「全部で8チームで行われるわ!この8校の組み合わせは今年の夏で残した結果順!」





    クリスタ「まず今日の試合を勝てば次に4校にまで絞られてそこで総当り戦、つまりグループリーグ戦よ!」





    クリスタ「今日の相手は6位のトロスト学院八王子よ!」





    クリスタ「まずここを勝ち抜いてグループリーグに行くわよ!!」





    オウッ





  68. 68 : : 2014/08/17(日) 00:11:57






              ここでぷち情報


           ウインターカップ予選の組み分け


              1位対8位

              2位対7位

         ここ→  3位対6位

              4位対5位




            この試合を行って、半分に絞られてその4チームで総当り戦、グループリーグ戦を行います。

             そのグループリーグ戦で1位・2位のみウインターカップ出場権利が貰えます。





  69. 69 : : 2014/08/17(日) 00:24:01











             相手ロッカールーム





    ジャンチャカジャンチャカ





    敵モブ「そんで東京調査はどんな学校なん?」





    敵モブ2「そうだな...うーん...」





    敵モブ「わからねぇならそう言えよ!!」





    敵モブ3「去年と今年は夏グループリーグ止まりだな」





    敵モブ3「脅威はあの大型ルーキーの【エレン・イェーガー】だ!」





    敵モブ3「PFでいかにも暑苦しい奴だ」





    敵モブ「そ、そうか」





    敵モブ3「他にも無冠の五将の一人や二人いるけどよ、やっぱあいつらの弱点は...」





    敵モブ「弱点は...」ゴクンッ





    敵モブ3「ズバリインサイドだ」





    敵モブ「インサイド?」





    敵モブ3「あいつらは身長高いって言っても、SGのライナー・ブラウンくらいしか180越えてねぇよ」





    敵モブ3「だから...うちの大型ルーキーにも大暴れしてもらおうじゃん!」





    フランツ「ハンナ!僕は今日君のために戦う!」





    ハンナ「フランツったら...、もう///」





    敵モブ「大型ルーキーなのに...何でこうもっと威圧的なのないの!?」





    敵モブ3「大丈夫、こいつは試合の時にはやる気出るから」





    敵モブ3「それと今やってる監督が女だったな」





    フランツ「な、なんだって!?」





    敵モブ「何で食いつくんだよ!しかもてめぇには彼女いるだろ!!」





    フランツ「ハンナほど可愛い人なんていませんよ!あっはっはっは」





    ハンナ「もう///フランツったら///」





    敵モブ全員「(こいつらうっぜぇ...)」





  70. 70 : : 2014/08/17(日) 00:59:20











    スタスタ





    敵モブ3「!?な、何であいつがいるんだよ!!」





    敵モブ「どうした?」





    敵モブ3「お前...無冠の五将知ってるよな?」





    敵モブ「もちろん、俺らの代だからな」





    敵モブ3「その無冠の五将の...Cがいるんだよ!」





    敵モブ「な、何!?」





    敵モブ3「厄介だぜアイツ...」





    審判「それでは整列してください!」





    スタスタ





    審判「只今よrウインターカップ東京予選、東京調査高校対トロスト学院八王子高校の試合を始めます!」





    ヨロシクオネガイシマス!





    フランツ「なぁーんだ、女子がいるって言ってたましたよね?」





    敵モブ3「おう」





    フランツ「何か全然っすね!胸があると思ったらないし身長もないから僕はあんま可愛くないと思います!」





    敵モブ3「そ、そうか」





    クリスタ「誰が...身長ちっちゃくて胸がないですって...?」イライラ





    コニー「ひぃ!?」





    クリスタ「1年坊主なのに...言ってくれるじゃない?」ピキピキ





    ライナー「あぁブチギレてるクリスタも可愛い...がてめぇ...クリスタのことをバカにしたよな?今」ゴゴゴッ





    クリスタ「エレーン?」ニコニコッ





    エレン「は?」





    クリスタ「こ」





    エレン「こ?」





    クリスタ「ろ」





    エレン「ろ...?」





    クリスタ「せ」ニコッ





    エレン「せ...殺せ...いぃっ!?」





    クリスタ「」ゴゴゴッ





    ジャン「あーぁ完全に火ついてるよ」





    ベルトルト「まぁやる気がないよりかはマシだよ」





    審判「ジャンプボール!」





    スタスタ





    フランツ「...(取り敢えず、ジャンプボールは僕が...ってデカ!?)」





    ベルトルト「さぁてと、久々の公式戦だ...しっかりしないと」





    シュッ





    ドンッ





    バシンッ





    フランツ「(手長!!)」





    ガシッ





    エレン「よっしゃ!」ダムッダム





    ササッ





    敵モブ「おっと、いかせねぇよ?」





    敵モブ2「...」





    エレン「チッ、くそ!」パスッ





    ガシッ





    ジャン「ほらよ」パスッ





    ガシッ





    ライナー「」ダムッダムッダム





    ライナー「エレン!」パスッ





    ガシッ





    エレン「なっ!?またこいつら!」





    敵モブ「悪いがお前には好き勝手やらせるわけにはいかねぇんだ」





    エレン「ッ!」





    ジャン「エレン!持ちすぎんな!!」





    エレン「わかってんだy」 バシンッ





    エレン「!?」





    ダムッダムダム





    ピピッ





    審判「アウト・オブ・バウンズ!白ボール!」





    アルミン「エレン!落ち着いて!」





    エレン「知ってるよ!落ち着いてる!!」





    ライナー「1ミリもそう見えないんだが...」





    ジャン「(ったく、エレンにはダブルチームか...予想はしてたが結構厄介だしラフだし...どうすっか)」





    エレン「...くそっ!」





    ポンポンッ





    ベルトルト「落ち着いてエレン!まだ始まったばかりだよ」





    エレン「いってぇ!何すんだよ!」





    ベルトルト「まぁまぁ...あっ、そう言えば知ってるエレン?」





    エレン「何が...ですか」





    ベルトルト「西ヨーロッパ系で落ち着けは必ず『Calme』って入ってるんだよ」





    エレン「んなことどうでもいいわ!あんた喋ってると疲れる!!」





    ライナー「どうする、ジャン」





    ジャン「あぁ...おいベルトルト!お前は軽すぎなんだよ!」





    ベルトルト「いやぁちょっと久々の試合だからどうも落ち着かなくてさ」





    ジャン「おいおい、勘弁してくれよ...」





    ベルトルト「でも、もう大丈夫!ボール回していいよ」





    ベルトルト「まぁ何にしても何事にも冷静さが大切だよ」





    ベルトルト「ね、エレン」





    バシンッ





    エレン「いってぇ...!」





    アルミン「どうかした?」





    エレン「いや...異常にデケェ手だと思ってよ...」





  71. 71 : : 2014/08/17(日) 01:36:56











    スタスタ





    ファーラン「おぉ、やってるな」





    イザベル「東京調査とトロスト学院八王子...どっちが勝ってると思う?」





    ファーラン「わかんねぇよ...まぁただ今日の試合は東京調査に取って相性最悪だ。」





    ファーラン「東京調査はとにかくインサイドが弱い





    ファーラン「逆にトロスト学院八王子はインサイドから攻めるんだ特にあの1年生のCは結構なパワーだぜ」





    スタスタ





    ガチャッ





    ワーワー





    ダムッダムッダム





    ベルトルト「ふっ」パスッ





    ジャン「」パスッ





    敵モブ4「なっ!?」





    ガシッ





    ダムッダムッダム





    ライナー「ふっ!」シュッ





    スパッ ダムッダムッダムダム





    イザベル「おいおい、さっきと話してることが違うぞぉ?」ニヤニヤ





    ファーラン「!」





    ファーラン「ふっ、今日は見に来たかいがあったぜ」





    イザベル「なんだよ!急に笑って気持ち悪い!」





    ファーラン「まぁそういうな、東京調査の7番よく見とけ」





    イザベル「?」





    ファーラン「あいつの動きは予測不可能だ」





    パスッ





    ガシッ





    ベルトルト「」キュッ キュッ





    ドンッ





    スッ





    イザベル「フック?」





    フランツ「(こんな奴僕がハンナのために叩き落としてやる!!)」





    パスッ





    フランツ「!?」





    ガシッ





    ライナー「おらっ!」シュッ





    スパッ ダムッダムダム





    アルミン「!」





    ダムッダムッダム





    敵モブ「」パスッ





    ガシッ





    敵モブ「スティール!?」





    ライナー「」パスッ





    ガシッ





    ベルトルト「」キュッ





    ドンッ





    フランツ「(フックか!?いやまたパスだ!!)」スッ





    スッ シュッ





    ダンッ スパッ ダムッダムダム





    フランツ「(くそぁ!こいつがボールを手から離すタイミングが...)」





    イザベル「...遅く...ないか?」





    ファーラン「ベルトルトはPGとしてのパスセンスを合わせ持つ異職のセンターだ。」





    ファーラン「相手はそれを予測しなきゃいけないんだ」





    ファーラン「いわばじゃんけん勝負だ」





    ファーラン「だがベルトルトは大きな手でボールを鷲掴み、常人ならボールを離してしまうタイミングでも選択を変更出来る」





    ファーラン「あいつは見てから手を変える『後出しの権利』を持っている、予測不可能と言うより予測しても無意味なんだ」





    ダムッダムッダム





    フランツ「(くっ、守りがダメなら叩き込んでやる!)」





    ドンッ





    ライナー「(甘いぜルーキー!ベルトルトは技巧派センターとよく勘違いされるが...)」





    ライナー「(あいつは普通にセンターとして...)」





    ドンッ





    ベルトルト「元気があっていいね、ルーキー!」





    バシンッ





    フランツ「なっ!?」





    ライナー「(強い!)」





    ガシッ





    ジャン「」パスッ





    アルミン「」スッ





    バコンッ!





    ガシッ





    ダムッダムッダム





    エレン「はっ!散々フラストレーション溜めさせやがって!リングぶっ壊してやる!!」





    ドンッ!





    敵モブ3「おいマジかよ!高校生が...あんな飛べるわけ!」





    エレン「くらえ!!」





    ゴツンッ





    クリスタ「え!?」





    ドシンッ





    審判「」ピピッー





    審判「ハーフタイム!」





    コニー「おいおい!エレンの奴飛びすぎてリング頭ぶつけやがった!あはっはっはっはっは!」





    敵モブ3「ご、ゴールに頭ぶつけるとか...人間技じゃねぇ!!」





    スタスタ





    ベルトルト「大丈夫?代わる?」





    アルミン「い、いえ...」





    ズルズル





    エレン「」チーンッ





  72. 72 : : 2014/08/17(日) 11:43:33










                第4Q 7:40

          トロスト学院八王子高校 57対89 東京調査高校





    キュッ キュッ





    シュッ





    ガタンッ





    ライナー「リバウンド!」





    フランツ「(不味い、オフェンスリバウンドだ!)」





    ドンッ





    ガシッ





    フランツ「(くそっ!)」





    スタッ





    ジャン「ナイスリバウンド!」





    ライナー「攻め直せ!」





    ベルトルト「...」





    フランツ「(次だ!次に活かすんだ!!)」





    キュッ ドンッ





    フランツ「(なに!?)」





    スッ





    スパッ ダムッダムダム





    観客A「おぉぉおお!すげぇ東京調査!」





    観客B「東京3位と6位の試合じゃねぇ!めちゃめちゃすげぇぜ東京調査!」





    ファーラン「一気に開いたな」





    イザベル「すごいな東京調査」





    ファーラン「ベルトルトの加入はかなり大きいぞ」





    ファーラン「攻撃力だけじゃない...安心感がある、そして特に...」





    ダムッダムッダム





    シュッ





    ガタンッ





    ジャン「リバウンド!」





    ドンッ





    敵モブ「こっちは二人だ!」





    ガシッ





    敵モブ「なに!?」





    コニー「おぉ!すげぇすげぇ!また取ったよ!!」





    スタッ





    ファーラン「リバウンドだ、インサイドはもはや弱点ではなく脅威だ」





    ファーラン「強いセンターがいればリバウンドが取れる、よってスリーが...」





    ダムッダムッダム





    ライナー「うらっ!」シュッ





    スパッ ダムッダムッダムダム





    ファーラン「良く入る」





    イザベル「すげぇ...相当信頼してんだなあのセンターのこと」





    スタスタ





    ベルトルト「ライナー、今日は調子いいね」





    ライナー「馬鹿野郎、今日はじゃねぇぞ!いつもだ!」





    エレン「くっそ!!二人もマークにつきやがって...いい加減にしろよ...」イライラ





    ライナー「落ち着けエレン」





    エレン「くそくそくそくそ!ぜってぇフリーになったら思いっ切りダンクしてやる...」イライラ





    ジャン「駄目だ、このバカは耳に入ってねぇみたいだ」





    ベルトルト「でもまぁ血の気の多さがあっていいじゃないか」





    クリスタ「そりゃ溜まるわよ...」ゴゴゴッ





    ジャン「いっ、マネージャーは...そうだな、一回水でも飲んで落ち着け...な!」





    エレン「くそ...」





    アルミン「...ハァ...」





    エレン「あ~もうイライラするぜ!」イライラ





    カクンッ





    エレン「うぉっ!?」ガタッ





    エレン「てめぇアルミン!何しやがる!!」





    アルミン「何怒ってるのさエレン!エレンにマークが二人も付いているお陰で先輩たちは攻めやすいんじゃないか!」





    エレン「!」





    アルミン「怒る所じゃないと思うよ!それにあっち見て」スッ





    エレン「あぁ?」チラッ





               ファーラン
               イザベル




    エレン「あいつらは...自由都市高校の...」





    アルミン「今日の試合結果はきっとリヴァイさんにも耳に入るはずだよ」





    アルミン「頭が冷えたら宣戦布告をお願いするよ」





    エレン「へっ、んなもん頭が冷えなくてもやってやる!」





    スタスタ





    ライナー「いいコンビだな」





    ベルトルト「あっ思い出した」





    ライナー「ん?どうした?」





    ベルトルト「毎月22日って何の日だと思う?」





    ライナー「は?知らないが...」





    ベルトルト「ショートケーキの日だよ、なぜかと言うとカレンダーの毎月22日の上には15(苺)があるからだよ」





    ライナー「ベルトルト...お前まだその癖直ってないのか...」





    ジャン「(こういう時にアルミンがいてくれると助かるぜ...)」





    ジャン「だけどよアルミン...自由都市高校のことはいらなかったんじゃねぇの?」





    エレン「ぜってぇダンク入れてやる!見とけリヴァイ...ぜってぇてめぇに負けねぇくらいのダンク入れてやる!!」ゴゴゴッ





    アルミン「そ、そうだったのかもしれませんね...あはは...」





  73. 73 : : 2014/08/17(日) 12:12:43








    パスッ





    ガシッ





    エレン「ハァ..ハァ...」





    敵モブ「ハァ..ハァ...」





    敵モブ2「...」





    観客A「おぉ!やっぱあの15番にはダブルチームだ!意地見せるぜトロスト学院!」





    エレン「(違うな、もうこいつらに覇気はねぇ!最初の作戦をただ続けてるだけだ!)」





    エレン「ッそんな勝つ気のねぇディフェンスじゃ...俺は止らんねぇよ!!」ダムッ ダッ





    クリスタ「抜けた!」





    ダムッダムッダム





    エレン「へっ!もらったぜ!!」





    タッタッタ





    フランツ「まだ試合は終わってない!もう勝った気でいるなんて余裕だな!」





    エレン「ふっ、お前みたいな奴がいてくれて嬉しいぜ」





    エレン「けどな...勝つのは!」





    ドンッ!





    ファーラン「!!」





    イザベル「レーンアップ!?」





    フランツ「(なっ!?バカな!高校生がそんな飛べるわけ...)」





    ジャン「決めろエレン!」





    ライナー・ベルトルト・アルミン「!」





    エレン「うぉぉぉぉおおおおおおお!!」スッ





    ヒューッ





    リヴァイ「...ん?」





    ダムッダムッダム





    イアン「! 何だ?」





    ワーッ





    サネス「...」





    ダムッダムッダム





    シュッ





    スパッ ダムッダムッダムダム





    エルド「?」





    スタスタ





    ミケ「...ふっ」



    __________________________________

    ______________________________________________________

                ...根拠はない...



             なぜ...あの扉が開かれたのかは...


              10年に一度と言われた天才達キセキの世代と渡り合える選手など...現れてもずっとこの先の話...


              だったはずが...




    ギギギッ




               彼らが聞いたのは扉がこじ開けられる音...圧倒的な才能を持つ天才達しか入れない扉が...今こじ開けられた...




    エレン「...」


    ______________________________________________________

    __________________________________






    エレン「うらっ!」ガシャンッ!





    ガシッ ツルッ





    エレン「うわっ!?」





    ドタッ





    コニー「またひっくり返ってやんの!今度は決めたけど!あっはっはっはっは!!」





    ピピーッ





    審判「試合終了!」





    ワーッ





    エレン「いってぇ...」





    スッ





    エレン「!」





    ガシッ





    アルミン「今日はよくひっくり返るね、エレン」





    エレン「う、うるせぇ!さっさと整列するぞ!」





    ジャン「ふぅ...」





    ベルトルト「やったね、ライナー!」





    ライナー「あぁ!」





    イザベル「すげぇな...もしかしたらこのままウインターカップ出場権利取っちまうんじゃねぇか?」





    ファーラン「何言ってるんだよアホ、こっからだぞ」





    ファーラン「...この先荒れるぜ」





    審判「108対61で東京調査高校の勝ち!」





    アリガトウゴザイマシタ!





    クリスタ「やったぁ!」



  74. 74 : : 2014/08/17(日) 12:33:38









    ピピーッ





    ワーッ





    クリスタ「カラネス高校決勝リーグ進出」





    ピピーッ





    オォォォオ





    クリスタ「ウォール教高校決勝リーグ進出」





    ピピーッ





    ザワザワ





    クリスタ「中央第一憲兵高校決勝リーグ進出」





    クリスタ「そして私達東京調査高校決勝リーグ進出...以上が4チームで決勝リーグを行なうわ!」





    ジャン「決勝リーグ初戦は今まで二度も負けてるカラネス高校だ...必ず勝つぞ!」





    オウッ





               帰り道





    スタスタ





    コニー「そいじゃぁ」おつかれさん!





    エレン「おう」





    アルミン「お疲れ!」





    スタスタ





    アルミン「エレン!」





    エレン「ん?」





    アルミン「ちょっと...いい?」





    エレン「いいぜ」




  75. 75 : : 2014/08/17(日) 12:44:43











    ダムッダムッダム





    エレン「珍しいな、アルミンから1on1を挑むなんて」





    アルミン「新しいドライブの練習相手になってほしいんだ」





    エレン「えっ、まだ完成してないのか?」





    アルミン「いや練習段階ではほとんど成功してるんだ...あとやるべきことは対人練習で成功するかどうか」





    エレン「! ふっ、いいぜ」





    ダムッダムッダム





    エレン「...」





    ダムッダムッダム





    エレン「...」





    アルミン「ッ」ダッ





    エレン「!?」





    エレン「(なんだよ...今の...もし決まれば正真正銘...無敵のドライb)」





    ダムッダム





    エレン「...」





    アルミン「あれ!?」





    エレン「あの...これって...さっきまでお前がダムダムやってたボール...だよな?」





    アルミン「...はい...」





    エレン「完成どころかスッポ抜けてるじゃねぇか!これじゃぁ使い物に...!」





    ザラザラ





    エレン「(ん?何でこんなに滑りやすくなってるんだ?外でやってたのか...?)」





    アルミン「もうそのボールも替えなきゃダメかな...」





    アルミン「体育館もっと使えたらいいのに...もうこれで6つ目だよ...ハァ...今月のお小遣いがドンドン減ってく...」





    エレン「(はぁ?これで6つ目!?)」





  76. 76 : : 2014/08/17(日) 12:55:42












    スタスタ





    ガチャッ





    リヴァイ「...今日も青空か...いいじゃねぇか...気に入ったぜ」





    カンカンカンカン





    リヴァイ「...何だ?イザベル」





    イザベル「何だ、じゃねぇよ!今日は決勝リーグ見に行くって昨日メールしただろ!」





    リヴァイ「決勝リーグだぁ?んなもん興味ねぇよ」





    リヴァイ「そんなことよりそこどけよ、今日はいい風が吹いてるから気持ち良さそうだろ」





    イザベル「駄目だ!見に行くんだ!」





    リヴァイ「...俺はあんま気にしねぇが...」





    イザベル「何が?」





    リヴァイ「何だそのパンツは?すげぇ色してやがるな」





    イザベル「!?///」





    イザベル「う、う、うるせぇ!勝手に見んな!!」スッ





    ヒョイッ





    イザベル「うわっ!?」





    リヴァイ「ハァ...やっぱいい風だ」





    イザベル「初戦は西の王者カラネス高校だぞ?」





    リヴァイ「そんな肩書とうの昔に消えてるだろ」





    イザベル「じゃぁこのまま安心して見てろってか?」





    リヴァイ「...まぁあいつらにとっての一番の困難の試合と言えば...」





    イザベル「言えば?」





    リヴァイ「...いや何でもねぇ、気にするな」





    イザベル「なんだよ!最後まで言えよ!!」





  77. 77 : : 2014/08/17(日) 14:09:04





              ここから少し進撃の巨人のネタバレがあります。


                 試合会場





    ダムッダムッダム





    ジャン「...」





    ダッ





    敵モブ「止めろ!!」





    ダムダムダムッ





    ジャン「ッ」パスッ





    ガシッ





    ライナー「ふっ!」シュッ





    スパッ ダムッダムッダムダム





    敵モブ「くそっ!こいつら本当にあの東京調査の奴らかよ!!」パスッ





    ガシッ





    敵モブ2「くっ!だとしても俺らのやることは変わんねぇ!!」ダムッダムッダム





    シュッ





    ガタンッ





    ドンッ





    ガシッ





    ベルトルト「ッ!」





    スタッ





    パスッ





    ガシッ





    ジャン「ハァ..ハァ...」ダムッダムッダム





    パスッ





    アルミン「」スッ





    パスッ





    敵モブ「何!?」





    ガシッ





    エレン「うっしゃ!!」





    ジャン「決めろエレン!!」





    エレン「うらっ!」





    ガシャンッ!





    ダムッダムダム





    ピピーッ





    審判「試合終了!」





    ワーッ





    クリスタ「やったぁー!!」





    観客A「すげぇ東京調査!王者カラネス高校にこの戦いっぷり!!」





    観客B「こりゃ本物だ!化けるかもしれねぇぞ!東京調査は!!」





    他校A「なぁ、今あそこにいるのって中央第一憲兵高校の奴らじゃね?」





    他校B「マジ?何で試合してるはずなのに東京調査とカラネスの試合見てるの?」





    他校C「何かオーラがやべぇな」





    「...ふっ、ウォール教の奴ら俺らが出てねぇかっらって安心した顔で試合してやがったな!!」





    「まぁそうかもな、なんせ俺らがいたら...ニックの奴きっとまた死んじまうだろ?」





    「ふっ、ニック...怪我をせずにすんだのは良かったかもしれねぇが...」





    サネス「試合に負けたら...意味ないだろ?」





    ラルフ「どっちにしろ...俺らが出ても出てなくても負けてたっしょ」





    デュラン「これで俺ら一位通過確定じゃね?」





    「...」





    サネス「ふっ、解剖は終了だ!あとは試合で毒を塗って...」





    サネス「時期に死ぬのを待つだけだ...」





  78. 78 : : 2014/08/17(日) 14:09:21








    スタスタ





    ベルトルト「...」





    ジャン「あぁ~もう早く寝たい...」





    コニー「バスの中で寝ちゃえば?」





    ジャン「寝ねぇよ...っつかコニー!てめぇは何でタメ口なんだよ!!」





    ベルトルト「...あっ、ちょっと先行っててくれる?」





    エレン「ん?」





    ジャン「おー、じゃぁ先行ってるわ」





    ライナー「あんま遅れるなよ」





    スタスタ





    ベルトルト「...」





    ベルトルト「...久しぶりですね、ジェル・サネスさん」





    サネス「よう、ベルトルト元気だったか?」





    ベルトルト「...おかげ様で」





    コニー「あれ、ベルトルト先輩は...?」





    ジャン「さっき言っただろ!」





    エレン「先輩、角にいたあいつですか?」





    ライナー「ん?あぁ気づいてたのか」





    エレン「まぁ何か嫌なオーラ感じてたんで」





    ライナー「まぁ隠すことでもないんだけどな」





    ライナー「お前も聞いたことあるかもしれないけど、一応説明しとく」





    ライナー「中学で最強と呼ばれたキセキの世代と張り合える逸材はいたんだ」





    ライナー「それが俺らの代で無冠の五将と呼ばれてるんだ」





    エレン「聞いたことあります、アルミンから」





    ライナー「そうか...」





    エレン「ライナー先輩とジャン先輩...それにベルトルト先輩も」





    ライナー「そういうことだ」





    ライナー「そんでさっきあの角にいたのがキセキの世代の悪童...【ジェル・サネス】」





    エレン「!」





    ベルトルト「試合中見えてましたよ、ウォール教戦わざと出てませんでしたね」





    サネス「あぁ、悪いか?」





    ベルトルト「良いか悪いかは知りません...ですがあんまり好きではないです」





    サネス「ふっ、相変わらず真面目だねぇ」





    サネス「今日の試合手の内全部出したらこの後の試合がダルいだろ?」





    エレン「わざわざ一個上の人に挨拶に行くってことは結構仲いいんですか?」





    ライナー「いや逆だよ」





    ライナー「そもそもベルトルトとは対極とも言っていいやつだ」





    ライナー「ベルトルトを最もバスケットで誠実な男と言うならば...」





    ライナー「サネスは最もバスケットで不誠実な男だ」





    ベルトルト「! どういうことですか!!」





    サネス「おっとこれ以上はいねぇや...」





    サネス「まぁ次のウォール教戦頑張れよ、マジで応援してっからよ」





    ベルトルト「...」





    ダッ





    サネス「あ~あとそれから怪我、早く治るように祈っとくよ」





    ベルトルト「ッ」





  79. 79 : : 2014/08/17(日) 17:00:36






                 第4Q 1:00

             東京調査 98対102




    ダムッダムッダム





    ニック「我は神に一番近き物!して我らは勝つことが出来る!!」





    ニック「我は神に集えるPG!貴様らのような弱者にこのパスが取れるのは不可能」





    ジャン「(ったく、うるせぇな!ウォール教の奴ら!)」





    パスッ





    ガシッ





    敵モブ2「我は神に集えるSG!貴様らはこのシュートが止められぬ!!」シュッ





    スパッ ダムッダムッダムダム





    ライナー「(くそ!こいつら喋りもうぜぇしプレーもうぜぇ!!)」





    エレン「(くっそ!また俺には二人もマークが付いてるのかよ!!)」





    ベルトルト「(不味いな、完全に流れがウォール教だ...どうにかして止めないと!)」





    ダムッダムッダム





    ジャン「ふっ、切り札登場だぜ!」パスッ





    ガシッ





    アルミン「...行きます!」





    ニック「(なっ!?彼はミスディレクションと言う卑怯な手口で攻めてくるはずでは!?なぜボールをキャッチした!?)」





    アルミン「...それは...今からわかります!」ダッ!





    ニック「なっ、なに!?」





    ダムッダムッダム





    エレン「よし!決まったぜ!!」





    パスッ





    ベルトルト「ッ!」ガシャンッ!





    ダムッダムダム





    観客「すげぇアリウープ!!」





    ニック「な、なんとおぞましい...」





    ジャン「おし!一気に流れ持って行くぞ!!」





    ダムッダムッダム





    ニック「ば、バカな...彼があんなドライブを持っているわけ...」





    バシンッ





    ニック「なっ!?」





    アルミン「もう点は入れさせない!」パスッ





    ガシッ





    エレン「うっしゃ!!」ダムッダムッダム





    ドンッ!





    エレン「うらっ!!」





    ガシャンッ! ダムッダムダム





    観客「すげぇぞ東京調査!ここから巻き返えせるか!?」





    ダムッダムッダム





    ニック「あんずるな!我らがすべきことは焦らずに勝利の女神が来るのを待つだけです!!」





    パスッ





    ガシッ





    ニック「あ...!?」





    アルミン「もう時間が...ないんです!!」パスッ





    ガシッ





    ベルトルト「(...もう時間がない...ここは...)」





    ドンッ





    ニック「させるかぁぁぁぁああああああ!!」ドンッ





    ベルトルト「ッ!」





    スッ





    シュッ





    カスッ





    ニック「!?」





    ガタンッ クルクルッ スパッ





    ダムッダムダム





    審判「プッシング!黒4番!!」





    オォォォオオ





  80. 80 : : 2014/08/17(日) 17:00:57










    ベルトルト「ハァ..ハァ...」





    スタスタ





    ライナー「ナイスだぜ!ベルトルト!!」





    ベルトルト「あぁ...うん...」





    ジャン「取り敢えず2本もらえたわけだから...お前が出来れば2ホントも入れちまえば」





    エレン「そこで俺らの勝利だ...」





    アルミン「別に外しても、ライナー先輩やエレンがいるんだし」





    ベルトルト「...ふっ、じゃぁ安心して投げさせてもらうよ」





    審判「フリースロー2本!」





    スッ





    ベルトルト「...ふぅ...」





    ダムッダム





    シュッ





    ウォール教ベンチ「(外れろ!外れろ!外れろ!!)」





    東京調査ベンチ「(入れ!入れ!入れ!!)」





    スパッ ダムッダムッダムダム





    オォォォオ





    コニー「よっしゃ!!」





    審判「2本目」





    スッ





    ダムッダム





    ベルトルト「...ッ」ズキズキ





    ライナー「ッ!(まさか!!)」





    シュッ





    ガタンッ





    ジャン「リバウンド!!」





    ドンッ





    エレン「うぁぁぁああああ!!!」ガシッ





    スタッ





    ドンッ!





    エレン「ッ!」スッ





    ニック「弱者が強者などに勝てるわけがない!!」ドンッ





    バシンッ!





    エレン「!?」





    ダムッダムッダム





    ピピーッ





    審判「試合終了!」





    ワーッ





    クリスタ「えっ...ってことは...引き分け...?」





    ライナー「ハァ..ハァ...」





    ジャン「...」





    ベルトルト「くそっ...」





    スタスタ





    ジャン「おい!ベルトルト!!」





    ベルトルト「えっ!?ご、ごめん!」





    バシンッ





    ドスッ





    ベルトルト「ま、まさかそこまで責められるとは思ってもなかった...」





    ジャン「はぁ?何言ってるんだ」





    ライナー「ハイタッチだろ?」





    ベルトルト「え?」





    エレン「あのフリースローベルトルト先輩だからこそ入れられたんですよ!」





    アルミン「そうですよ、それに負けたわけじゃないですし」





    ベルトルト「ッ...ごめん、でも次勝てばいいんだな」





    ライナー「そうだぜ」





  81. 81 : : 2014/08/20(水) 14:14:16










    スタスタ





    エレン「やっべ、快便過ぎた...つか、腹痛てぇ」





    エレン「皆もう帰ってるよな...」





    「そんなの絶対に嫌だ!!!!」





    エレン「!?」





    エレン「(な、何だ!?うちのチームの部屋から聞こえたような...今の声からして...ベルトルト先輩?)」





                ロッカールーム





    ライナー「お、おい!そんな大声出すな!他の奴に聞こえたらどうするんだ!」





    ベルトルト「他の人に聞かれようが聞かれまいが...僕は絶対に次の試合に出る...」





    ライナー「そうは言ってもだな...」





    ベルトルト「皆と出来るのは...もう今年で最後なんだ...」





    ベルトルト「だから僕は絶対に次の試合にも出る!!」





    エレン「(は...?ベルトルト先輩が今年で最後って...どういうことだよ...)」





    ライナー「...ハァ...頑固な所だけは変わらんな」





    ベルトルト「...」





    ライナー「だがなベルトルト」





    ライナー「相手はあのサネスだぞ?今度も...いや絶対に次もお前を怪我させるに違いない!」





    ライナー「だからお前にh」





    ベルトルト「だからこそだ!!!」





    ライナー「?」





    ベルトルト「だからこそ...サネスさんには勝ちたいんだ!」





    ライナー「...まぁキャプテンとマネージャーに相談してみて」





    ベルトルト「いやいい」





    ライナー「は?」





    ベルトルト「その必要はないよ...ジャンとクリスタに言ったら絶対に出させて貰えるわけない」





    ライナー「だったら尚更俺に言われなくてもわかってただろ?」





    ベルトルト「...わかってる...けど、ライナーならきっと僕の気持ちをわかってくれると...」





    ライナー「そりゃわかるが...怪我悪化させてまでお前を出させる試合でもないだろ?」





    ライナー「取り敢えず今日はもう帰ろうぜ、皆もホールで待ってる」





    ベルトルト「...」





  82. 82 : : 2014/08/20(水) 14:21:18











                 ホール





    ジャン「おっ、全員揃ったか?」





    ライナー「そうだな、2年は全員だ」





    コニー「1年生も...あれ?エレンがいねぇや」





    ジャン「はぁ?何やってんだ?あの糞便秘野郎は!」





    タッタッタ





    エレン「すんません!遅れました!」





    ジャン「おせぇぞ!糞便秘野郎!!」





    エレン「うっ、うるせぇな!馬面野郎!!」





    ジャン「んだと!?」





    クリスタ「はい!そこまで!」





    エレン・ジャン「...ウイッス」





    クリスタ「今日はお疲れ様!今日は帰ってよく休んで!明日はついに中央第一憲兵高校と試合よ!絶対勝つために体を冷やさないようにして寝てね!!」





    ハイッ





    クリスタ「じゃぁ今日は解散!」





    オツカレサマデシタ!





    スタスタ





    アルミン「エレーン!一緒に帰ろ!」





    エレン「おう」





    ライナー「それじゃぁベルトルト、ちゃんと病院行けよ?」





    ベルトルト「うん」





    ライナー「俺は先に帰るぞ~」





    スタスタ





  83. 83 : : 2014/08/20(水) 14:30:49











                帰り道





    スタスタ





    アルミン「あれ?ライナー先輩だ!おーい!ライナー先輩!!」





    ライナー「ん?おぉ、アルミンとエレン!」





    アルミン「先輩もこっちだったんですね!」





    ライナー「あぁ今日はこっちから帰ろうと思ってな」





    アルミン「一緒に帰りましょうよ」





    ライナー「あぁそうするか」





    スタスタ





    アルミン「明日は中央第一憲兵か...」





    ライナー「なんだ?随分と弱気じゃないか」





    アルミン「い、いえそんなことないですよ!」





    ピトッ





    アルミン「ん?どうしたの?エレン」





    エレン「先輩」





    ライナー「ん?」





    エレン「ベルトルト先輩が言ってた、今年が最後ってどういうことですか?」





    ・・・





    アルミン「え?」





    ライナー「そうか...聞いてたのか」





    エレン「たまたまですが」





    ライナー「...まっ、隠すことでもないから話してもいいんだがな」





    ライナー「...お前ら気づいてたか?アイツ今日の試合無理してたのを」





    エレン・アルミン「え!?」





    ライナー「無冠の五将と呼ばれる俺らがフリースローを外すってのは...まぁないこともないが」





    ライナー「外れたのは...わけあってな」





    エレン「えっと、怪我...ですか?」





    ライナー「...あぁ膝のな」





    ライナー「...ふっ、まぁなんだ!こんなネガティブになる話を後輩達にしかも、試合前に話すのは可笑しいとは思うんだが...」





    ライナー「外も寒いし...ムックで話すか!」





    エレン「」チラッ





    アルミン「」コクッ





    エレン・アルミン「ごちになります!!」





    ライナー「えっ、別におごるとは言ってないんだが...」





  84. 84 : : 2014/08/20(水) 14:41:00











                ムクドナルド





    店員「いらっしゃいませー!」





    エレン「えっと、チーズバーガー単品を10個とお~い、お茶Lを単品で」





    店員「は、はい!かしこまりました...」





    ・・・





    店員「いらっしゃいませー!ご注文はいかがになされますか?」





    アルミン「えっと...ムックシェイクのバニラ味...以上で」





    店員「ありがとうございます!」





    ・・・





    店員「いらっしゃいませー!ご注文はいかがになされますか?」





    ライナー「ダブルクォーターパウンダーセットを1つ」





    店員「ありがとうございます!」





    ・・・





    スタスタ





    ライナー「ってどんだけ食うんだよ!!」





    エレン「え?チーズバーガー10個」





    ライナー「いや、うん...そうだな...」





    ライナー「まぁ最初から話すか...」





              俺がバスケを始めたのは...中学の1年の頃だった...





    エレン「ちょっと待ってください!!」





    ライナー「どうした?」





    エレン「それ...長いですか?」





    ライナー「多分...な」





    エレン「(アルミンのより長かったら...どうしよう...)」





    ライナー「続けるぞ」





    エレン「はい...」





  85. 85 : : 2014/08/20(水) 14:57:18







    __________________

    __________________________________

    ______________________________________________________







              中学1年生の春




    スタスタ





    ライナー「(何か部活やんないとな...小学生の時はミニバスケットをちょっとやってたんだがな...)」





    スタスタ





    ライナー「ん?」





    クリスタ「ふんふ、ふーん♪」スキップ





    ライナー「(な、な、なんという天使!?いや女神!?どっちでもいい!!俺はあの子と結婚したい!!!)」キラキラ





    ライナー「...おっと、やばいやばい!つい鼻血が出ちまった」





    ライナー「あの子は...どこだ?」スタスタ





    ダムッダムッダム





    ライナー「...ん?」





    ドンッ





    ベルトルト「よいっしょ!」スッ





    ガシャンッ ダムッダムダム





    ライナー「(な、な、な、なんつーデカさだよ!!こいつ!!)」





    スタッ





    ベルトルト「ふぅ...結構体重いな...」





    クリスタ「すごかったよ!」





    ベルトルト「ん?君は...?」





    クリスタ「あぁ初めまして!クリスタ・レンズです!」





    ベルトルト「えっと...どうも、ベルトルト・フーバーです」





    ライナー「(あ、あの子クリスタって言うのか!名前まで可愛い...ってそんなことり!何なんだよ!こいつ!クリスタちゃんと喋りやがって!!)」





    クリスタ「バスケ部?」





    ベルトルト「うん」





    クリスタ「そっか!私もね!バスケ部のマネージャーやるんだ!」





    ベルトルト「そ、そっか」





    ライナー「(なっ!?あの子バスケ部のマネージャーなのか!?だったら...だったら...)」





    ライナー「俺もバスケ部に入る!!」





    クリスタ「え?」





    ライナー「え?あ...あははは、いや!どうも...失礼しました...」





    クリスタ「あなたもバスケ部に入るの?」





    ライナー「え、あ、あぁ」





    クリスタ「ホントに!?うわぁスゴイ!二人共体デカくて!!」キラキラ





    ライナー「(なっ!?何なんだ!?あのキラキラした目は!!俺を殺す気か!?)」





    ベルトルト「君もバスケ部に入るんだ、よろしく」





    ライナー「お、おう」





    ベルトルト「早速だけど...1on1やってくれないかな?」





    ライナー「え?いやいやいや無理だ!!あんたみたいなスーパープレー出来ないし!俺小学校の頃にちょっとやっただけだし!!」





    ベルトルト「上手さなんて関係ないよ」





    ライナー「え?」





    ベルトルト「バスケやるのに上手さなんて関係ないでしょ?」





    ライナー「そ、そうだな」





    ベルトルト「じゃぁ僕から行くね!」





    ライナー「お、おう!来い!」





    ライナー「(こいつに勝てるかどうかわからないが...勝手クリスタに良いとこ見せるぜ!!)」





  86. 86 : : 2014/08/20(水) 15:54:26










    ダムッダムッダム





    ベルトルト「...」





    ライナー「...」





    ダムッダム





    ライナー「(ここだ!!)」ダッ





    ダムッ





    ライナー「なっ!?マジかよ!!」





    ダムダムッダム





    ドンッ





    ベルトルト「ふっ!」ガシャンッ





    ダムッダムダム





    クリスタ「うわー!すごいすごい!ベルトルト君中1なのにダンク出来るなんてすごいね!!」





    ベルトルト「え?あ、どうも」





    ライナー「(あんなデケェ体してるのに...なんつー反射神経してんだ...)」





    ベルトルト「はい、次は君」パスッ





    ライナー「おう」ガシッ





    ダムッダムッダム





    ライナー「(俺にはこいつみたいにすげぇドリブルは出来ねぇ!けど...俺には!!)」





    ダッ





    ベルトルト「!」ダッ





    キュッ





    ベルトルト「!」





    ライナー「うらっ!」シュッ





    ドンッ





    ベルトルト「ッ!」





    バシンッ





    ダムッダムッダムダム





    ライナー「くっそぉー!!!」





    ベルトルト「(途中急ブレーキ掛かった時、危なかったけど...)」





    クリスタ「(小学生の時にちょっとバスケをやったって言ってたけど...あのフォームは小学生の頃だけではとても固められないほどの物だった...)」





    ライナー「ハァ...ハァ...もう一回頼む!!」





    ベルトルト「え?うん、いいけど」





    ダムッダムッダム





    ライナー「ふぅー...」





    ダムッ ダッ





    ベルトルト「(またさっきと同じか!)」ダッ





    キュッ





    クリスタ「(またさっきと同じ攻め方...面白くないなぁ)」





    スッ





    ライナー「うらぁぁぁあああ!!」シュッ





    ベルトルト・クリスタ「(さっきより早い!?)」





    ドンッ





    ベルトルト「(クッ!遅いか!)」スッ





    ガタンッ





    ダムッダムッダムダム





    ライナー「くっそぉー!!!」





    ベルトルト「(さっきのシュートの時より)」





    クリスタ「(リリースが早くなった...!?)」





    ライナー「ちくしょう...」





    パチパチッ





    ライナー・ベルトルト・クリスタ「!?」





    監督「見させてもらいましたよ、二人共バスケ部入部希望かな?」





    ベルトルト「はい」





    ライナー「...」





    監督「? 君は入らないのかい?」





    ライナー「...迷ってます」





    クリスタ「え?」





    監督「そうか、無理に入る必要はないよ!気持ちが変わったら入っていいからね!」





    監督「ささ、そっちの子は...?」





    クリスタ「あっ!マネージャー希望です!!」





    ライナー「(!? そうか!この子はマネージャーだったんだ!!)」





    クリスタ「でも、惜しかったなぁ!ライナー君良いシューターになれると思うんだけどなぁ~」





    ライナー「!?」





    ライナー「ちょっと待ったァー!!」





    監督「?」





    ライナー「監督さん...どうかこの俺をバスケ部に入れさせてください!!!!」





    監督「えっ、と...いい...のかい?」





    ライナー「このライナー・ブラウン!バスケ部に入って全国優勝を約束いたします!そして...いつかクリスタと...」





    監督「そうか!じゃぁ入部届け出してね!」





    ライナー「御意!」





    ベルトルト「何で...そんな喋り方になったの...?」





    クリスタ「(すごい!ライナー君はシューターとして育てるとして!ベルトルト君はセンターとして物凄く戦力になる!!)」





    クリスタ「(あと必要なのは司令塔であり、皆の力を100%までに引き出せるようなパスを出せるPGと)」





    クリスタ「(ドリブルが得意なスコアラーなSFとベルトルト君と同じくらいフィジカルが強いPFがいれば...)」





    クリスタ「(あのキセキの世代を...倒せるかもしれない!)」





  87. 87 : : 2014/08/21(木) 00:53:44









                体育館





    監督「えぇ~今日から入部することになった1年生を紹介する」





    監督「さぁ1年生は一歩前に出て、自己紹介をして」





    スタ





    「ローゼ小学校出身のマルコ・ボットです!得意なポジションはPGです!」





    パチパチ





    「えっと、トロスト小学校出身のジャン・キルシュタインです。主にFをやってまーす。」





    パチパチ





    「俺!ウォール・シーナのちっちゃな街のヤルケル小学校から来ましたー!!」





    「あっ、名前はマルセル!俺PFやってた!」





    シーン





    監督「あっ、えっと、マルセル君ね!皆仲良くしてあげてね!」





    パチパチ





    ベルトルト「カラネス小学校から来ました、ベルトルト・フーバーです。主にセンターをやってました。」





    パチパチ





    ライナー「ライナー・ブラウン!クロバル小学校出身!えっと...ポジションはあんま関係なくやってました!」





    パチパチ





               自己紹介終了後





    「なぁ、あんた」





    ベルトルト「え?僕?」





    「そうだよ、お前だよ」





    ベルトルト「えっと君は確か...ジャン君だっけ?」





    ジャン「おうよ、そいでこいつがトーマスだ!幼稚園から一緒なんだ」





    トーマス「ど、どうも」





    ベルトルト「こちらこそ」





    ジャン「お前すげぇ背デカイな」





    ベルトルト「良く言われるよ」





    ジャン「どんくらいあるんだ?」





    ベルトルト「179かな」





    ジャン「うわっ、ばけもんかよ」





    ベルトルト「そんなこと言われると傷つくなぁ」





    ジャン「おっと悪い悪い、俺は何より素直な人間なんだ」





    ガシッ





    ジャン「んだよ!どけろよこの手!!」





    「まぁまぁそういうなって!これから3年間よろしくな!」





    ジャン「俺はてめぇみたいな意味不の奴とは仲良くする気はねぇ!!」ブンッ





    マルセル「なんだよ!照れてんのか?」





    ジャン「照れてなんかねぇ!!」





    ライナー「ベルトルト!もう一回勝負だ!」





    ベルトルト「え?いいけど」





    ライナー「おーし、今度こそ絶対勝ってやる...」





    ジャン「おっ、あいつも結構デカイな」





    マルセル「なぁなぁ!お前もFだったんだろ?やろうぜ!1on1」





    ジャン「は?やりたくねぇわ」





  88. 88 : : 2014/08/21(木) 11:57:47











    ダムッダムッダム





    ライナー「くっそぉ!何で勝てないんだよ!!」





    ベルトルト「もうやめようよ」





    ライナー「あぁ?」





    ベルトルト「君の強さは十分わかった、だからもうやめようよ」





    ライナー「俺は別にお前に何かに強さをわからせたかったんじゃねぇ!!」





    ベルトルト「?」





    ライナー「俺はお前を倒したいだけなんだよ!」





    ベルトルト「...どうして?何でそこまで僕と何か」





    ライナー「お前が強いからに決まってるだろ?」





    先輩「おい、お前ら!いつまでも遊んでるんじゃねぇ!練習するぞ!!」





    ベルトルト・ライナー「はい!すみません!!」





  89. 89 : : 2014/08/21(木) 13:10:00









               そして、中学で最初の夏の大会





    監督「メンバーはこの10人です」





    ザワザワ





    マルセル「すげぇな!ベルトルト!!」





    ジャン「まぁ図体デカイし、才能もあるし...見てめてやりゃ」





    マルコ「僕もいつか...あの5人の中に...」





    ライナー「...チッ、くそっ!」スタスタ





    ベルトルト「ライナー、どこ行くんだい?」





    ライナー「あぁ?自主練だ!一歩でも早くスタメン...いやベンチに入らねぇと試合に出れないからな」





    ジャン「あぁ~、全く...熱血な奴って俺、苦手なんだよなぁ」





    マルセル「俺はあぁいう奴好きだぜぇ!何か勇気貰えるって言うかなんつーか!」





    マルコ「わかるよ、僕らも負けてられないや!」





    スタスタ





    ベルトルト「...」





    クリスタ「おめでとう!1年生一人だけスタメンってすごいね!!」





    ベルトルト「...えっ?あぁありがとう」





    クリスタ「? どうしたの?」





    ベルトルト「いや...ライナーって相当なバスケ好きなんだなぁと思って」





    クリスタ「そうだね...ベルトルトも負けてられないよ!」





    ベルトルト「うん!まずは夏の大会で勝たなきゃ!」





               結果56対73で負けた





    ベルトルト「...」





    スタスタ





    ライナー「! 何だ、いたのか」





    ベルトルト「ッ...う、うん」ゴシゴシ





    ライナー「あ~...惜しかったな」





    ベルトルト「...うん」





    ライナー「俺達にはまだ次がある」





    ライナー「次頑張ればいいだろ」





    ベルトルト「...うん!」





    スタスタ





    ジャン「んだよ!一人でシクシク泣きやがって」





    マルセル「そうだぜ!次頑張ればいいんだよ!!」





    マルコ「うん!マルセルの言う通りさ!」





    ベルトルト「ジャン...マルセル...マルコ...」





    ライナー「俺は次の大会でレギュラーになって、優勝を目指す」





    ジャン「俺はここのスコアラーになって優勝するのが目標だ。」





    マルセル「俺はここのエース狙ってんだ!ダンクしまくって、そいでこのチームで優勝する!」





    マルコ「僕もレギュラーになって、このチームで優勝することが今の目標さ!」





    ベルトルト「!」





    ライナー「お前はどうなんだよ」





    ベルトルト「...僕は...」





    ベルトルト「僕もこのチームで優勝したい!」





    ライナー「...ふっ、よし!練習するぞ!!」





    ジャン・マルセル・マルコ・ベルトルト「おうっ!!」





  90. 90 : : 2014/08/21(木) 13:42:28










                そして、俺達が2年生になって夏の大会で...





    監督「えぇ~っと、今回はこのメンバーがスタメンだ」





    ザワザワ





    モブ「マジかよ...スタメン全員...」





    モブ「2年生だなんて...」





    ライナー「うっしゃ!」





    ジャン「楽勝だぜ」





    マルセル「ははっ、やった!やったぜ!スタメンだ!!」





    マルコ「や、やった...のか?僕が...スタメン...」





    ベルトルト「ふふっ、やったね!皆」





    クリスタ「おめでとう!皆!!」





              そうして、俺らは勝ち抜いていった時に俺ら5人はこう呼ばれるようになった...

             キセキの世代に唯一渡り合えるかもしれない天才5人...

                【無冠の五将】...と呼ばれるようになった。

        そして、ついに決勝...この試合を勝てば...全国



              相手は...あの中学最強と呼ばれている...キセキの世代


               体育館





    ガヤガヤ





    スタスタ





    ワーッ





    観客A「出てきたぞ!キセキの世代と渡り合えるかもしれない新たな天才達が!!」





    観客B「頑張れよー!!」





    ジャン「うっせぇーな、俺らは別にキセキの世代を倒しに来たわけじゃねぇよ...なぁ?」





    マルコ「そうだね、だけど結果的に見ればキセキの世代を倒さないことには変わりないよ」





    マルセル「あ~、早くキセキの世代と試合してぇな~」





    ライナー「今からするんだろ」





    マルセル「あっ、そうだな!」





    ベルトルト「...」





    監督「今日のゲームキャプテンはマルコ!お前だ!」





    マルコ「え?僕何かで...とても勤まらないかと...」





    ジャン「何言ってやがる!お前が一番キャプテンに似合ってるに決まってんだろ!」





    マルセル「そうだぜ!ジャン何かキャプテンやったらチームバラバラだぜぇ!!」





    ジャン「てめぇマルセル!!喧嘩売ってんのか!!」





    ライナー「等々来たな...」





    ベルトルト「...あぁ」





    スタスタ





    ワーッ





    マルセル・ジャン「ん?」





    観客A「キセキの世代だぁ!!」





    観客B「どっちも応援してるぞー!!」





    観客女子達「せぇーの!リヴァイさん頑張ってくださーい!!」





    スタスタ





    「チッ、うるせぇな...」





    「いいじゃねぇか、人気なことには変わりねぇんだからよ!」





    「てめぇもだ、サネス」





    「何が?」





    「お前もあんましギャーギャー騒ぐと殺すぞ」





    「おぉー、怖いねぇ」





    「イアン、今日の相手誰だ?」





    「はぁ?お前昨日説明したばっかだろ!」





    「興味なさすぎて聞くのを忘れてただけだ」





    「じゃぁ何で今聞いてんだよ」





    「一応な」





    「意味がわからない...けど、今日の相手は無冠の五将って言う天才5人集まった所だ」





    「ほう、天才5人...」





    「俺らと渡り合えるかもしれないだとさ」





    「ふっ、無理だな」





    「まだ決め付けるのは早いんじゃないか?」





    「俺らより強い奴なんていないに決まっているだろ、イアン」





    「それは戦ってみないとわからないだろ」





    マルコ「よし...行くぞ!」





    ライナー・ジャン・マルセル・ベルトルト「おう!!」





  91. 91 : : 2014/08/21(木) 14:32:42








              第1Q 10:00

        東京マリア学園 00対00 ウォールマリア学園





    シュッ





    ドンッ





    ベルトルト「(くっ!やっぱ高い!!)」





    ミケ「ふっ」バシンッ





    ガシッ





    イアン「リヴァイ!」パスッ





    ガシッ





    リヴァイ「...」ダムッダムッダム





    マルセル「へへっ、お前がエースのリヴァイか!勝負だ!!」





    リヴァイ「うるせぇな」ダッ





    マルセル「!?」





    リヴァイ「ちっせぇ奴は黙っとけ」ダムッ





    ダッ





    リヴァイ「!」





    ダムッ





    マルセル「お前だってちっせぇだろ!!」





    リヴァイ「」イラッ





    リヴァイ「うるせぇ!!」ドンッ!





    マルコ「なっ、あんな所からエアーウォーク!?」





    マルセル「へっ、負けるかよ!!」ドンッ





    リヴァイ「!」





    リヴァイ「(こいつ...俺と同じくらいの身長なのに結構なジャンプ力じゃねぇか!)」





    マルセル「そのボールよこせっ」スッ





    リヴァイ「チッ」





    クルッ





    ガシャンッ!





    ダムッダムダム





    マルセル「!?」





    ベルトルト「エアーウォークに...ダブルクラッチ...」





    リヴァイ「はっ、同じチビでも俺よりバスケは上手く無さそうだな」





    マルセル「....ッ」





    ジャン「おい、マルセル!」





    マルセル「すげぇ!あれがキセキの世代のエースか!!」





    マルコ「(マルセルは逆に闘志を燃やしていて、大丈夫そうだな)」





    マルコ「よし!こっちもやられたやり返そう!」





    「おう!」





    ダムッダムッダム





    マルコ「一本集中!」パスッ





    ガシッ





    ジャン「うっしゃ!行くぜ!!」





    ダムダムッダムッダム





    サネス「おっと、活きが良い馬が何をするんだ?」





    ジャン「」イラッ





    ジャン「誰が馬面じゃボケェ!!!!!!」ダムッダム





    サネス「読めてんだよ!!」ダッ





    ジャン「」パスッ





    サネス「ッ!?」





    ガシッ





    ライナー「行くぜ!!」スッ





    ダッ





    エルド「ッ」





    ライナー「うぉっ!?」





    バシンッ





    ライナー「しまっ」





    ガシッ





    ベルトルト「まだ終わってない!」





    マルコ「ナイスカバー!攻めなおそう!!」





    ミケ「ふっ、ちっさいな」





    ベルトルト「ッ」





    ダムッダム





    ミケ「意味のないことをする意味がわからない」





    ダムッ





    ドンッ





    ベルトルト「意味がないなんてわけないさ!」スッ





    ドンッ!





    ミケ「ふっ、すぐに格差がわかる」





    ベルトルト「ッ!?」





    バシンッ





    ガシッ





    マルセル「まだだ!!」





    ミケ「チッ、くそ」





    ダムッダムッダム





    マルセル「仕返しだぁぁあああああ!!!!」ドンッ





    ガシャンッ





    ダムッダムダム





    オォォォォオ





    マルセル「うっしゃ!」





    マルコ「ナイスカバーだったよ!それにナイスダンク!」





    ジャン「お前にしては良い反射神経だな」





    ライナー「サンキュー、助かったぜ」





    ベルトルト「うん、僕もマルセルがカバーにいなかったらカウンターを食らってたよ」





    マルセル「へへっ、エース何だから当たり前だろ!!」





    リヴァイ「...」





    ミケ「すまない、見てなかった」





    イアン「頼むぞ」





    サネス「ういうーい」





    エルド「俺ももうそろそろ体が温まるからパスしてくれ」





    イアン「おう」





  92. 92 : : 2014/08/21(木) 20:52:53












    ダムッダムッダム





    イアン「」パスッ





    マルコ「! 6番フリーだぞ!!」





    ガシッ





    エルド「」スッ





    ライナー「ッ! まさか...」





    シュッ





    ジャン「(何考えてやがる...そこはハーフラインの所だぞ...)」





    マルコ「(そんな...)」





    マルセル「...」





    ベルトルト「な...んだ...よ、それ...」





    スパッ ダムッダムッダムダム





    クリスタ「そ、そんな...」





    グッ





    ライナー「リスタート!」





    マルコ「...ッ、そうだ!今は試合中だ!」





    ダムッダムッダム





    マルコ「(そうだ...最初からわかってたじゃないか!キセキの世代相手に普通の戦い方じゃダメなんだ!)」





    マルコ「ジャン!」パスッ





    ガシッ





    ジャン「だったら...」





    ダムッダムダムッダム





    ジャン「うちのシューターにも打ってもらおうじゃねぇか!!」パスッ





    ガシッ





    ライナー「任せろ!!」





    シュッ





    スパッ ダムッダムッダムダム





    エルド「ふむ、やるな彼」





    イアン「あぁさすがは無冠の五将と呼ばれてるだけはあるな」





    イアン「だがうちだって負けるわけには行かない」





    パスッ





    サネス「へっ、やっとパスが来やがったぜ!」ガシッ





    ダムッダムッダム





    ジャン「」スッ





    ダムッ ダッ





    ジャン「!?」





    サネス「悪いがお前には取られねぇぞ」





    スッ バシンッ





    サネス「なに!?」





    ベルトルト「速攻!!」パスッ





    ガシッ





    マルセル「おっしゃー!!」





    ダムッダムッダム





    リヴァイ「おいガキ、調子に乗るなよ」ダッ





    マルセル「別に調子に何か乗ってねぇ!!」ダッ





    リヴァイ「...」スッ





    マルセル「ッ」





    ベルトルト「! マルセル戻せ!!」





    マルセル「ッ!」





    リヴァイ「遅いッ!!」バシンッ





    マルセル「なっ!?」





    ダムッダムッダム





    パスッ





    ガシッ





    エルド「」スッ





    ライナー「させるかよ!!」ダッ





    パスッ





    ライナー「ッなに!?」





    ガシッ





    ドンッ!





    マルセル「ッ、させるか!!」





    ドンッ





    マルセル「(!? そんな...どこまで高く飛ぶ気だよ...)」





    ガシャンッ!





    ダムッダムダム





    ワーッ





    マルセル「くっそ...すまん!次は気をつける!」





    マルコ「ドンマイ!まだ第1Qだ!」





    ライナー「そうだぜ、それにさっきのは俺のミスでもあったしな」





    ベルトルト「...マルコ、ちょっといいかな」





    マルコ「ん?何だい?」





    サネス「...おいおい、何でセンターのアイツが...ポイントガードやってんだ?」





    ミケ「ふっ、何をやろうとも無意味だ」





    イアン「お前ら気を引き締めておけ!何か仕掛けてくるぞ!」





    ダムッダムッダム





    ベルトルト「一本集中!」





    パスッ





    ガシッ





    ジャン「」ダムッダムダムダムッダム





    サネス「ふはっ、何やんのか知らねぇが無駄だと思うぜ」ダッ





    パスッ





    サネス「あ?」





    ガシッ





    ベルトルト「」パスッ





    ガシッ





    マルコ「ナイスパス!」ダムッダムッダム





    リヴァイ「(こいつら急に...)」





    パスッ





    ガシッ





    ライナー「」シュッ





    エルド「これは...ハズレ..いやこれは...」





    ドンッ





    マルセル「うらっ!」





    ガシャンッ





    ダムッダムダム





    リヴァイ「チッ」





    マルセル「へへっ、負けてられねぇぜ!」





  93. 93 : : 2014/08/21(木) 23:53:50




                 第3Q 2:18

          東京マリア学園 67対86 ウォールマリア学園





    ダムッダムッダム





    ベルトルト「ふっ!」パスッ





    ガシッ





    マルコ「ッ!」パスッ!





    バシンッ





    リヴァイ「」ダッ





    マルセル「待ちやがれ!」キュッ





    リヴァイ「...」ダムッダムッダム





    マルセル「(何だ...何か仕掛けてくるのか?)」





    リヴァイ「...」ダッ





    マルセル「!」ダッ





    リヴァイ「ッ」キュッ





    マルセル「うぐっ!」キュッ





    ドンッ!





    マルセル「なっ、これは...!?」





    シュッ!





    マルコ「(フォームレスシュート!?)」





    ガランッ





    ダムッダムッダムダム





    ジャン「...な、なんだよそれ...」





    ワーッ





    サネス「出たよ...リヴァイの得意技のフォームレスシュート...ホント気持ち悪い...」





    ミケ「ふっ、お前には真似出来んからな」





    サネス「んだと、ミケ」





    イアン「おい、そこしゃべりすぎだ!集中しろ!」





    サネス「おっと、そうだ」





    サネス「おい、ミケ」





    ミケ「なんだ?」





    サネス「俺とマーク変わってくれよ」





    ミケ「? なぜ?」





    サネス「お前が付いてる奴に興味を持ってな」ニヤニヤ





    ミケ「気持ち悪い」





    サネス「おいてめぇミケ...今回だけは許すが次言ったらぶっ殺すぞ...」





    スタスタ





    ダムッダムッダム





    ベルトルト「大丈夫、大丈夫!集中しよう!」





    マルセル「おう!そうだな!」





    タッタッタ





    ベルトルト「(! マークが変わった?)」





    サネス「どうも」ニヤッ





    ベルトルト「ッ」





    ダムッダムッダム





    サネス「おらよっと」スッ





    ベルトルト「」ダムッ





    サネス「おぉ、やるじゃん」





    ベルトルト「舐めるなッ!!」





    サネス「なら、これならどうだ?」





    ゲシッ





    ベルトルト「ッ!?」





    ガクンッ





    バシンッ





    サネス「へっ、もーらいッ!!」





    ダムッダムッダム





    ベルトルト「(くそっ!)」ダッ





    ダムッダムダムッダム





    ジャン「なっ!?(このドリブル...さっき俺のやったドリブル!?)」





    スッ





    シュルッ ダムッダムダム





    タッタッタ





    ベルトルト「ハァ..ハァ...」





    マルコ「どうしたベルトルト!らしくないぞ!」





    ベルトルト「ご、ごめん!ちょっとつまずいちゃって」





    ジャン「頼むぜ!お前しか頼れるセンターは出来ねぇんだからよ!」





    ベルトルト「う、うん」





    マルセル「...」





    ライナー「辛くなったら交代しろよ?お前が怪我でもしたら勝てる試合も勝てねぇ」





    ベルトルト「ありがとう」





    ダムッダムッダム





    ベルトルト「ハァ..ハァ...」





    サネス「おっと」ボコッ





    ベルトルト「ぐはっ」





    ダムッダムダム





    ピピッ





    審判「アウト・オブ・バウンズ!白ボール!」





    スタスタ





    マルセル「おい、あんた」





    サネス「あ?何だ?」





    マルセル「まさか...わざとじゃないよな?」





    サネス「何のことだ?あぁさっきの肘打ちか?」





    マルセル「もし...わざとだとして...次やったら...」





    マルセル「お前を...殺す...」ギロッ





    サネス「おうおう、怖いなぁ!試合中なんだぞ!もっと力を抜けよ」





    マルセル「...チッ」スタスタ





  94. 94 : : 2014/08/21(木) 23:54:03





    ベルトルト「ハァ..ハァ...」





    マルセル「ベルトルト、マーク変わるぞ」





    ベルトルト「え?」





    マルセル「さっきからお前あいつにやられてただろ?」





    ベルトルト「えっ、どうして...」





    マルセル「お前がタダのミスであそこまで慌ててるのはさすがにおかしいだろ」





    ベルトルト「...そっか、でも大丈夫次はやられないようにもっと早く動いて抜くから」





    マルセル「...わかった」





    パスッ





    ガシッ





    エルド「」シュッ





    ガタンッ





    マルコ「リバウンド!!」





    ベルトルト「クッ」スッ





    ストッ





    ベルトルト「なっ!?」





    サネス「へっ、残念だ!」ドンッ





    マルセル「(ッ!、あいつ...殺す!!)」





    ドンッ!





    ベルトルト「うぉぉおおおおおお!!」ガシッ





    サネス「なっ!?」





    スタッ





    ベルトルト「」ダムダムダムッ





    パスッ





    ガシッ





    ライナー「うっしゃ!打つぜ!」スッ





    エルド「何声にしてるんだ、バレバレだぞ」





    パスッ





    エルド「これもな」





    バシンッ





    ライナー「!?」





    ガシッ





    エルド「!」





    ベルトルト「うぉぉぉおおおおお!!」ドンッ





    ミケ「ッ」





    バシンッ





    ベルトルト「くっ」





    ガシッ





    リヴァイ「...ッ!」





    マルセル「うらっ」スッ





    バシンッ





    ガシッ





    ドンッ





    マルセル「うらっ!」ガシャンッ





    ダムッダムダム





    サネス「くそ...うぜぇな...あの5番といい6番も...」





    イアン「取り返すぞ!」ダムッダムッダム





    サネス「イアン、貸せ」





    パスッ





    ダムッダムッダム





    ジャン「今度こそ止める!!」ダッ





    ダムッダムッダムダムダム





    ジャン「クッ...」キュッ





    サネス「...はっ」ダムダムッダムダム





    ジャン「うぉっ」ガタッ





    ダッ





    サネス「足元がお留守だぜ、馬」





    ダムッダムッダム





    ベルトルト「(来る!)」





    サネス「...」ニヤッ





    ドンッ





    ベルトルト「(ダンクか!)」ドンッ





    バシンッ





    サネス「チッ、くそっ」





    ストッ





    ベルトルト「(簡単に取れた...?)」





    ストッ





    サネス「...ふっ」タッタッタ





    ベルトルト「?」





    ゲシッ





    ベルトルト「うぐっ...」ガタンッ





    マルセル「(よし取れたか...)」





    ガタンッ





    ベルトルト「うぐっ...うぁぁぁあああ」ズキズキ





    ピピーッ





    スタスタ





    ライナー「大丈夫か!?ベルトルト!!」





    ベルトルト「うぐっ...あ”ぁぁああ」





    ジャン「ど、どうしたんだ!?」





    マルセル「...」グググッ





    ライナー「ん?どうした?マルセル」





    マルセル「」ギロッ





    ライナー「ッ!? な、なんだ」





    審判「立てるかね?」





    ベルトルト「は、はい...」





    審判「...タンカを持ってこい!!」





    スタスタ





    スッ





    ライナー「...ぁっ...ベルトルト...」





    ベルトルト「大丈夫、すぐ戻ってくる」





    スタスタ





    ギュッ





    マルセル「...マルコ」





    マルコ「何だい? !?」





    マルセル「ボール...俺に回してくれ」





    マルコ「う...うん」





    スタスタ





    マルコ「(な、何だ?今のマルセル...何か...目が赤かったような...それよりすごく...怖かったな...)」





  95. 95 : : 2014/08/26(火) 23:34:01








    ダムッダムッダム





    イアン「ん?」





    マルセル「ふぅ...」





    イアン「(またPGが変わった...まぁいい)」





    マルセル「(絶対に勝ってやる...キセキの世代何かに...負けてたまるか!!)」





    パスッ





    ガシッ





    マルコ「(マルセル!力みすぎだ...)」





    パスッ





    ガシッ





    マルセル「(俺達で...いや俺が!!)」





    マルセル「(こいつらを...倒すッ!!)」





    ダムダムダムッダム





    リヴァイ「(こいつ...動きが単純になってきてるな)」ダッ





    クルッ ダムダムッ





    リヴァイ「(チッ、交わされたか...だが)」キュッ





    ダッ





    マルセル「!」





    ダムダムッダムダム





    リヴァイ「(ッ、くそ!こいつさっきより早く...)」





    ガタッ





    リヴァイ「(なっ!?)」





    イアン「(あのリヴァイを崩したのか!?)」





    ダムッダムッダム





    マルセル「(打てる...!)」





    「ちっさいな」





    マルセル「ッ」





    キュッ





    ミケ「ふっ、命拾いしたな」ニヤッ





    マルセル「どっちがだよ」





    ミケ「?」





    ドンッ!





    エルド「(そのまま来たか...だがミケ相手に高さで敵うわけが...)」





    ドンッ!





    ミケ「くっ!!」





    マルセル「おせぇよ」





    ガシャンッ!





    ダムッダムダム





    観客A「すげぇ!あの5番一人であのキセキの世代相手に勝ちやがった!!」





    観客B「こりゃ...勝てるかもしれねぇぞ!!」





    スタスタ





    ジャン「すげぇなマルセルの奴...何で急にあいつらに通用するようになったんだ?」





    マルコ「わからない...ただ」





    マルコ「このままマルセルだけに頼っていたら...嫌な予感がする...」





    ライナー「そんなこと言うな!マルコ!」





    マルコ「え?」





    ライナー「チームが今最悪な時にあの男は頑張ってんだ!俺達が暗くなったって何も変わりやしないぞ!!」





    ジャン「そうだぜマルコ!あいつは怪我も病気も一瞬で治しそうだしな!馬鹿は風邪引かないって奴だ!!」





    ライナー「そう言えばマルセルの奴2年間風邪引いてないな...」





    ジャン「だろぉ?」





    マルコ「(わかってる...ここでネガティブになったらいけない...キャプテンとして失格だ。)」





    マルコ「(だけど...何なんだ?この胸騒ぎと言うか...)」





    マルコ「(マルセルの身に何か変化が訪れているような...)」





    マルコ「(いや!僕の勘違いだ!きっとそうだ!!)」





    マルコ「マルセル!ナイスダンク!その調子でガンガン攻めていってくれ!後ろは僕達に任せて」





    マルセル「あぁ任せろ」ギラッ





    マルコ「ッ」





  96. 96 : : 2014/08/26(火) 23:34:13






    タッタッタ





    マルコ「(まただ...また僕はあの目にドキッて言うか...怖い目をしていた...)」





    ダムダムッダムダム





    サネス「はっ、てめぇらが俺に勝ちなんて100年はえぇんだよ!!」





    ジャン「んのやろっ!!」ダッ





    クルッ ダムダムッ





    マルコ「(あのジャンが簡単に抜かれた!?)」





    ダムッダムッダム





    エルド「サネス!よこせ!!」





    サネス「へっ、誰がお前何かに」ドンッ





    マルコ「ディアドロップか!!」





    サネス「へっ!」スッ





    ドンッ!





    シュッ





    バシンッ!





    サネス・マルコ「!?」





    サネス「(こいついつの間に...後ろに来やがった...)」





    ダムッダムッダムダム





    ピピッ





    審判「アウト・オブ・バウンズ!白ボール!」





    リヴァイ「(サネスのディアドロップをも止めて俺を崩させるとは...ちょっと舐めてたな...)」チラッ





    イアン「ッ」





    リヴァイ「」サイン





    イアン「...」コクッ





    イアン「エルド」





    エルド「ん?」





    イアン「」サイン





    エルド「!」





    エルド「ミケ」





    ミケ「何だ?」





    エルド「」サイン





    ミケ「りょーかい」





    マルコ「(? 今何かサインをしなかったか?まさか何か仕掛けてくる気か?)」





    サネス「(うぜぇ...うぜぇ...うぜぇ!!)」





    マルセル「お前はやり過ぎたよ」





    サネス「あぁ?」





    マルセル「あの行為で...お前は一線を越えた」





    サネス「ふふっ...あっはっはっはっは」





    ジャン・マルコ・ライナー「!?」





    サネス「馬鹿見てぇだな!かっこつけて!気持ち悪い!!」





    サネス「それがどうした?どんな天才だろうとも壊れればただのガラクタなんだよ!!」





    マルセル「ッ!!」





    サネス「さっきより目が怖くなったがそれは俺への復讐をするつもりだったのか?」





    サネス「お前がやる気だったら...」





    スタスタ





    サネス「お前もあのでくのぼうのようにしてやろうか?」ボソッ





    マルセル「なっ!?」





    スタスタ





    ググッ





    マルセル「...す」





    マルコ「え?」





    マルセル「ぶっ殺すッ!!」





  97. 97 : : 2014/08/29(金) 12:08:32











    パスッ





    ガシッ





    イアン「」ダムッダムッダム





    パスッ!





    マルコ「!?(早い!!)」





    ガシッ





    エルド「」ダムッ





    ダッ





    ライナー「(くそっ!こいつら急に集中しはじめやがった!!)」





    キュッ





    ドンッ





    エルド「」スッ





    ドンッ





    マルセル「させるかぁ!!」





    エルド「」パスッ!





    マルセル「(パス!?)」





    ガシッ





    リヴァイ「」スッ





    ドンッ





    シュッ





    ジャン「(なっ、おい!またフォームレスシュートかよ!!)」





    ガタンッ シュルッ





    ダムッダムダム





    観客A「完全に点差を開かれたな!」





    観客B「あぁ!あのリヴァイがフォームレスシュートを打つ時って言うのは集中した時にしか打たないらしいぜ!」





    観客C「あと何点入るかな...」





    ダムッダムッダム





    マルコ「(落ち着け..落ち着け...相手はあのキセキの世代だ。冷静にならないと一瞬の隙でやられてしまう!)」





    バシンッ!





    マルコ「ッ、しまった!」





    ダムッダムッダム





    サネス「よこせ!リヴァイ!!」





    リヴァイ「チッ」パスッ!





    ガシッ





    ダッ





    サネス「! ふっ...」ニヤリ





    マルセル「(殺す殺す殺す殺す!こいつをぶっ殺す!!)」スッ





    クルッ ダムダムッダムダム





    マルセル「くそっ!」キュッ ダッ





    ジャン「おい!マルセル!落ち着け!!」





    マルセル「俺がやらなきゃ...ダメなんだ!」





    マルセル「俺がこいつらを...倒すんだァ!!!!」





    サネス「ふっ」ニヤッ





    ドンッ





    ジャン「(あいつ!レーンアップするつもりか!?)」





    ドンッ





    マルセル「(だが...お前だけは別だ!!お前はベルトルトを...)」





    マルセル「(俺の大切な仲間を...お前だけ絶対に...)」





    マルセル「(負けるわけにはいかないんだよ!!!!)」





    スッ





    マルセル「(よし!取れる!!)」





    ペシッ





    マルセル「ッ!?」





    ガランッ ガランッ





    シュルッ





    ダムッダムダム





    オォォォオ





    観客A「今のはいてえぇな...」





    観客B「あぁ、オウンゴールだもんな」





    マルセル「(は...何やってんだ...俺...)」





    サネス「ふっ、ありがとよ」





    スタスタ





    マルセル「(俺は...あいつを助けてたってことなのか...?)」





    マルセル「(違う...俺は...俺は...)」





    ズキズキッ





    マルセル「ッ」





    マルセル「うあぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああ」





    ジャン・マルコ・ライナー「!?」





    ドタッ





    ピピーッ





    審判「レフリータイム!」





    スタスタ





    審判「君!大丈夫か!!」





    マルセル「」





    審判「き、気絶してる...タンカだ!タンカ持ってこい!!」





    タッタッタ





    ジャン「お、おい...マルセル...てめぇ...」





    マルコ「(こ、これのことだったのか...僕が感づいていたのはこのことだったのか...)」





    マルコ「(僕が...声をかけていれば...マルセルは...)」





    ライナー「マルセル!大丈夫か!!」





  98. 98 : : 2014/08/29(金) 12:34:41











    スタスタ





    観客A「今日の試合はよく荒れるな...」





    観客B「タンカで運ばれた奴これで2人だぜ?」





    ライナー「...」





    マルコ「...」





    ジャン「...おい!お前ら!!」





    ライナー・マルコ・モブ・モブ2「!」





    ジャン「何集中切らせてんだよ!試合中だぞ!!」





    ジャン「心配なんて終わったあとしろ!大丈夫だ!あいつら無駄に強いから!」





    ライナー「...そうだな、あいつらなら大丈夫そうだしな!」





    ライナー「だからマルコ!お前に何か心当たりがあるかどうか知らないけど、取り敢えず気にするな!」





    マルコ「う、うん」





    ジャン「モブとモブ2!お前ら相手があのキセキの世代だからってやる気無くすなよ!言っとくが俺らは勝つ気あるからな!!」





    モブ・モブ2「はい!!」





    ダムッダムッダム





    マルコ「ジャン!」パスッ





    ガシッ





    ジャン「うっしゃ!行くぜ!!」ダムッダムッダム





    イアン「(あの状態で立て直してきたか...やるな!さすが無冠の五将と呼ばれていることだけはあるな!)」





    ジャン「(今俺らがやるべきことはあいつらの心配じゃねぇ!あいつらの分までこの試合に勝つことだ!)」





    ダムッダムッダム





    パスッ





    ガシッ





    ライナー「(絶対に入れてやる...俺がチームの流れを変えてやる!!)」スッ





    ドンッ





    シュッ





    ドンッ!





    バシンッ!





    ライナー「なっ!?」





    ミケ「ふっ、やっぱりちっちゃいな」ニヤリ





    ライナー「(こ、こいつら...化け物かよ...)」





    ガシッ





    イアン「速攻行くぞ!!」ダムッダムッダム





    マルコ「(ジャン達が頑張ってるんだ!僕だって!!)」スッ





    ダムダムダムッダムダム





    マルコ「ッ、クッ!」





    イアン「(どこまで着いて来れるかな...?)」





    ダムダムダムッダム





    マルコ「あっ」ガタッ





    イアン「ふっ、隙があるぞ」パスッ!





    マルコ「なっ!?(ドリブルで抜いてくるならまだしも...わざわざパスを出すのか!?)」





    ガシッ





    ダムッダムッダム





    ドンッ!





    リヴァイ「ッ」スッ





    ガシャンッ!





    ダムッダムダム





    観客A「こりゃ...決まったな」





    観客B「あぁ無冠の五将もやっぱキセキの世代には敵わないか...」





  99. 99 : : 2014/08/29(金) 16:49:15






             ・・・試合終了後・・・





                 病院





    ベルトルト「ハァ...」





    ゴツンッ





    ベルトルト「いたっ」





    クリスタ「ため息つかない!」





    ベルトルト「つくよ...途中交代なんて...」





    クリスタ「きっとライナー達なら勝ってるわよ」





    ベルトルト「...そうだね、ライナー達なら何とかやってそうだし」





    ザワザワ





    ベルトルト「? 何か騒がしいね」





    クリスタ「そうね、緊急オペ何かかな?」





    コンコン





    クリスタ「はい」





    ガラガラ





    ライナー「よっ」





    マルコ「大丈夫?ベルトルト」





    ジャン「おっす」





    ベルトルト「皆試合はどうだった?」





    ・・・





    ジャン「悪いな、勝てなかった」





    マルコ「ごめんねベルトルト」





    ベルトルト「いや大丈夫、それに僕も途中退場して...そのごめん...」





    ライナー「自分を責めるな」





    ベルトルト「ライナー...うん、ありがとう」





    クリスタ「まぁ全国大会にはいけなかったけど...また来年頑張りましょ!」





    ジャン・マルコ・ベルトルト・ライナー「おう!」





    ベルトルト「そう言えばマルセルは?疲れて先に帰っちゃったのかな?」





    ジャン「...」





    マルコ「...」





    ライナー「...」





    ベルトルト「? どうしたの?」





    ジャン「...マルセルは...」





    マルコ「ごめん...ベルトルト...マルセルは...」





    ベルトルト「え?」





    ライナー「...途中交代した...」





    ベルトルト「え?どこか怪我をしたの?」





    ジャン「いやそうじゃねぇ...」





    クリスタ「ど、どうしたのよ!皆!!」





    マルコ「ごめん...僕があの時マルセルを止めていれば...」





    ジャン「お前のせいじゃねぇよマルコ」





    ベルトルト「え...マルセルが...」





    ライナー「マルセルはサネスとやりあってかなり体に負担をかけていてそれで...」





    ライナー「最後には...サネスに操られてるみたいにされて...自滅して気絶しちまった...」





    ベルトルト「ッ」





    ガンッ





    ジャン「くそっ!あの野郎...」





    クリスタ「ジャンここは病院だよ、静かにしなきゃ」





    ジャン「んなもん、知ってんだよ!!」





  100. 100 : : 2014/08/29(金) 16:49:29






    ベルトルト「...僕のせいだ」





    ジャン・クリスタ「は?(え?)」





    ベルトルト「マルセルは...気づいていたんだ...」





    ベルトルト「僕がサネスに削られたことを...」





    ベルトルト「だからマルセルは...」





    ライナー「だとしたらどうなんだ?」





    ベルトルト「え?」





    ライナー「それに気づいたからあいつがお前の仇を取ろうとしてサネスにやられたって言いたいのか?」





    ライナー「例えそうだとしても...結果的あいつは勝てなかったし俺らも何も出来なかった...」





    ベルトルト「...何が言いたいんだい?ライナー」





    ライナー「元々打倒キセキの世代だなんてバカな目標立てるべきでなかったんだ」





    ベルトルト「...それは僕に向けて言ってるの?」





    マルコ「お、おい!ライナーにベルトルト!その辺にしとけよ!」





    クリスタ「そうだよ!」





    ライナー「お前らは黙っとけ!!」





    マルコ・クリスタ「」ビクッ





    ライナー「お前は...いやお前ら、俺も含めて本当はこうなることはわかってたんじゃないか?」





    マルコ「!」





    ジャン「!」





    クリスタ「!」





    ベルトルト「...」





    マルコ「そ、そんなことないじゃないか!皆勝つ気はあったさ!」





    ライナー「そうかもな」





    マルコ「だ、だったらそんな言い方」





    ライナー「だが勝つ気があるとは口で言うのは簡単だ...」





    ライナー「本当に勝ちたい奴らは自分に負担がかかっていてもそれを隠してまでプレイしたり」





    ライナー「相手に変な挑発されてそれにのったり」





    ライナー「仲間の怪我を自分のせいにしてそれをいつまでも引きずってたり」





    ライナー「自分のプレイはチームに合わないんじゃないかとか...考えない」





    ジャン「あぁ?自分は優秀でただ一人キセキの世代に通用してたが俺らは通用しないで邪魔だから消えろって言いてぇのかあぁ!?」





    クリスタ「やめなよ!二人共!病院だよ!」





    ジャン「黙ってろ!!てめぇだってな!あのSGに全部動き読まれててわざと打たせてるのを気付かなかったのか!?あぁ!?」





    ライナー「あぁ!?俺はただあのキセキの世代を倒すならそれぞれの覚悟が必要だって言ってんだよ!!」





    ジャン「てめぇ表出ろ!!」





    ライナー「上等だ」





    「やめろッ!!」





    ジャン・ライナー「!?」





    マルコ「二人共やめようよ」





    マルコ「喧嘩するなら病院の外でやってくれ!ここに病人だっているんだぞ!」





    マルコ「ライナーの君の言いたいこともわかる、だけど言い方に問題があるしここでは言うべきではなかった。」





    マルコ「ジャンも冷静になれよ!」





    ライナー「...」





    ジャン「チッ...」





    ベルトルト「まぁ取り敢えず...お腹減っちゃったから何か食べよう」





    クリスタ「そ、そうだね!皆で食堂に行こう!」





    マルコ「うん!ついでにマルセルの様子も伺いにね!」





    ジャン「...しゃーねぇ、見に行ってやるか...」





    ライナー「...俺は帰るぞ」





    ジャン「あぁ?釣れねぇなてめぇも来いよ」





    ライナー「うるせ...ったく、仕方ねぇな」





    ジャン「...行くぞ」





    スタスタ





  101. 101 : : 2014/09/06(土) 23:09:57









                病院の食堂





    マルコ「へぇ、結構大きいんだね」





    クリスタ「ここ総合病院だから一般人の人も稀に来るんだって!」





    ジャン「病人がいるのに一般人が来るとか...鬼か」





    ベルトルト「どうする?結構混んでて待ち時間長そうだけど...」





    マルコ「じゃ、じゃぁ先にマルセルの見舞いに行こう!」





    クリスタ「そ、そうだね!」





    スタスタ





                受付





    クリスタ「すみません、ここの病院にマルセルって名前の人はいますか?」





    受付人「少々お待ちください...」





    受付人「...申し訳ございませんが只今緊急手術を行っていて面会は出来ないのですが...」





    クリスタ「そうですか、ありがとうございました!」





    スタスタ





    ジャン「どうだった?」





    クリスタ「ううん、今緊急手術してて面会は出来ないって」





    マルコ「そ、そっか...」





    ライナー「そんなに大怪我をしたのか?」





    ジャン「俺はどちらかと言うと精神的にやばいと思うけどな」





    マルコ「と、取り敢えず!今日はもう帰ろうか...」





    クリスタ「そ、そうだね!外も暗くなってくる頃だし!」





    ベルトルト「じゃぁ僕は病院だから」





    ジャン「おう!早く治せよ!」





    マルコ「お大事に!」





    クリスタ「お大事にね!」





    ベルトルト「うん、ありがとう」





    スタスタ





    ベルトルト「君は帰らないのかい?」





    ライナー「あぁちょっと話がある」





  102. 102 : : 2014/09/07(日) 11:33:01











                個室





    ベルトルト「...ッ」ズキズキ





    ライナー「...そんなに重症だったのか」





    ベルトルト「いや...今のはちょっとつまずいちゃっただけだよ」





    ライナー「またそうやって俺達に隠すのか?」





    ベルトルト「え?」





    ライナー「気づいてないとでも思ったのか?」





    ライナー「これでも2年間お前と毎日バスケやってるんだぞ」





    ベルトルト「...そっか、いつから気がついてたの?」





    ライナー「おかしいと思ったのは1年の冬くらいの練習の時だな」





    ベルトルト「...」





    ライナー「やばいのか?」





    ベルトルト「いやリハビリすれば治るって...」





    ライナー「なら早く治しとけ」





    ライナー「他の奴には言わないから安心しとけ」





    ベルトルト「...ありがとう」





    ライナー「は...?」





    ベルトルト「僕誰かにここまで親切にされたのって初めてだから...」





    ベルトルト「両親は物心付く前に他界しちゃってね...」





    ベルトルト「それからは親戚の人に引き取られたんだ」





    ベルトルト「最初は優しく接しられてた...と思う...」





    ベルトルト「でも、少し経つとまるで同じ空間にいない扱いをされて...」





    ベルトルト「だから...」





    ベルトルト「さっきライナー達が来て、心配してくれて...」





    ベルトルト「すごく...嬉しかった...」ウルウル





    ライナー「...」





    ガシッ





    ワシャワシャ





    ライナー「そんなことで泣いてると来年全国制覇したときは大泣きだな」





    ベルトルト「え...?」





    ライナー「帰ってくるんだろ?」





    ベルトルト「ッ!!」





    ライナー「それまで俺達で勝ち上がってやるから...」





    ライナー「お前は膝を治しとけ」





    ベルトルト「...うん」





  103. 103 : : 2014/09/07(日) 11:53:33









               翌日事件は起きた





               ライナー宅





    プルルルッ





    ガチャッ





    ライナー「はい」





    「おうライナーか!」





    ライナー「ジャンか?」





    「そうだ、テレビつけろ!」





    ライナー「どうした、そんなに焦って」





    「いいから早くテレビを見ろ!!」





    ライナー「ったく、うるせぇな」





    スタスタ





    ピッ





    「速報です。今日未明◯◯◯病院の付近の橋で中学生の遺体が発見されました。」





    ライナー「◯◯◯病院って...まさか...ベルトルト!?」





    「中学生の名前は...」





    「マルセル君 13歳 東京マリア学園中学校の2年生です。」





    ライナー「は...ま、マルセルが...?」





    「今日は学生の自殺について研究している方にお越しくださいました人に聞いてみたいと思います。」





    「えぇ~、そうですねぇ...よくある自殺と言いますか...」





    「調べあげてみますと当日はバスケの試合があって、あのキセキの世代と戦ったとか...」





    「そうですねぇ、試合に負けた悔しさで...命を捨てたと私は思いますねぇ」





    「ではなぜ◯◯◯病院の付近の橋で自殺したのでしょう?」





    「そうですねぇ、彼は試合終了間際に負傷していて退場してその◯◯◯病院に運ばれたんです。」





    「なるほど」





    「物理的な負傷は少なかったんですが精神的に...病んでいたのでしょうな...」





    「試合に負けてその悔しさと...いうことでございましょうか?」





    「ズバリそれですね」





    「なるほど、それではお時間になりましたので今日のマリアニュースはここまでです。」





    ピッ





    ライナー「...これは...どういうことだ...?」





    プルルルッ





    ガチャッ





    ライナー「はい」





    「あっ、ライナー?」





    ライナー「おぉ、クリスタか」





    「今のニュース見た?」





    ライナー「あぁジャンに言われて見たぞ」





    「本当にあれが真実だと思う?」





    ライナー「それは...どういう意味だ...?」





    「私は何かに引っかかるの」





    ライナー「は?」





    「あのニュース...いえ、政府自体が何かを隠している気がするの!」





    ライナー「いや...そんなこと言われても...ただあのマルセルがあんなことで自殺するような奴ではないということは確かだ」





    「でしょ!でしょ!!」





    ライナー「取り敢えず皆を集めて...そうだ!ベルトルトのとこに集合しよう」





    「わかった!」





    プッー





  104. 104 : : 2014/09/07(日) 12:28:08











                ◯◯◯病院





    スタスタ





    ガチャッ





    ライナー「ベルトルト!」





    ベルトルト「? ライナー?」





    ライナー「ハァ...良かったぁ...」





    ベルトルト「どうしたんだい?」





    ライナー「お前...あのニュース見たか?」





    ベルトルト「何の?」





    ライナー「マルセルが...自殺したって...ニュースだ」





    ベルトルト「え....?」





    ライナー「なんだ?知らなかったのか?」





    ベルトルト「それは本当かい?」





    ライナー「あぁ確かなニュースだ!」





    ベルトルト「でも、そんなの朝刊でなかったけど...」





    ライナー「テレビのマリアニュースだ!」





    ベルトルト「?」





    ライナー「お前テレビ見てなかったのかよ!!」





    ベルトルト「いや...見てたけど...」





    ライナー「じゃぁどうして!」





    ベルトルト「ライナー...疲れてるのかい?」





    ライナー「はぁ?」





    ガチャッ





    ジャン「よう!」





    マルコ「ベルトルトは大丈夫か?」





    クリスタ「良かった...」





    ベルトルト「ジャン達まで...どうしたんだい?」





    ジャン「どうしたってマルセルが自殺したってニュースだよ!!」





    ベルトルト「...何かのドッキリなら早く謝った方がいいよ?マルセルに失礼だよ」





    ライナー「だからぁ!!」





    マルコ「待て!ライナー!」





    ライナー「どうした?」





    マルコ「ベルトルト、君はテレビのニュースは見ていたか?」





    ベルトルト「うん」





    マルコ「チャンネルは?」





    ベルトルト「確か...5チャンネルだったかな?」





    ライナー「! そう言えばお前朝刊取ったって言ってたな!」





    ベルトルト「? うん」





    マルコ「! その新聞の会社は?」





    ベルトルト「えぇ~っと...朝◯シーナ新聞...だったかな?」





    マルコ「...」





    ジャン「どうした?マルコ」





    マルコ「...2つわかったことがある」





    ジャン「なんだ?」





    マルコ「まず1つは...マルセルが自殺したと報道していないのが朝◯シーナだけ」





    マルコ「2つ目は...」





    マルコ「ベルトルト何か書くものないかい?」





    ベルトルト「これ」スッ





    マルコ「ありがとう」





    カキカキ





    ライナー「なんだ?」





    マルコ「」スッ





                普通ニュースや新聞で報道されているならこの病院の中に取材の人達がいるはずなのになぜかいない。





    ジャン・ライナー・クリスタ「!」





    ジャン「ってことはなんだ...?」





    ライナー「...口封じ...ってことか?」





    クリスタ「違う...」





    ライナー「?」





    クリスタ「貸して」





    マルコ「」スッ





    カキカキ





    クリスタ「」スッ





              何か裏がある





    クリスタ「こういうことでしょ?マルコ」





    マルコ「うん」





    ジャン「ってことは...俺達やばいんじゃねぇか...?」





    マルコ「いや僕達に何かが起きれば真っ先に疑われるのは朝◯シーナだ」





    ライナー「どうしてだ?」





    マルコ「だって他の報道陣達はマルセルの自殺のことを報道しているのになぜか朝◯シーナだけが報道していないんだ」





    ジャン「そうか!何かを隠していると思う人がいっぱい出て来るからか」





    クリスタ「でも...マルセルに何が?」





    マルコ「わからない...けど、きっと鍵を持っているのは朝◯シーナだ」





    ライナー「なら俺達で突き止めるしかないだろ」





    マルコ「うん、僕も協力するよ」





    ジャン「俺も暇だしな」





    クリスタ「私も」





    ベルトルト「よくわからないけど、僕も手伝おうか?」





    ライナー「いやけが人に手伝わせるわけにはいかない」





    ジャン「黙って怪我さっさと治せ!」





    マルコ「僕もライナーの意見に賛成だ、ベルトルトは早く治さないとね!」





    クリスタ「マルセルのことは私達に任せて!」





    ベルトルト「え...まぁうん、わかった」





    ライナー「行くぞ!」





    ダッ





  105. 105 : : 2014/09/07(日) 13:01:44











    タッタッタ





    ジャン「おう!そっちどうだった?」





    マルコ「駄目だ、相手にしてくれなかった」





    タッタッタ





    ジャン「おうクリスタ!」





    クリスタ「ダメ...まるであの事件を避けてるように扱われた」





    ジャン「くそっ、どこもそうなのかよ...」





    タッタッタ





    ジャン「おぉライナー」





    ライナー「ハァ...ちくしょう、あいつら...」





    クリスタ「どうしたの!?その傷!!」





    ライナー「ちょっと殴られただけだ...」





    ジャン「...俺達ガキの4人でどうにかなる話じゃなさそうだな」





    ライナー「くっそ...」





    マルコ「...手を引こう」





    クリスタ「...うん」





    ジャン「こればっかしは仕方ねぇな」





    ライナー「...だったら」





    ジャン「?」





    ライナー「全国で優勝して...インタビューの時に...」





    ライナー「いってやるしかねぇな」





    ジャン「ふっ、あぁそうだな」





    マルコ「そうだね!」





    クリスタ「じゃぁ練習しようか!」





    ・・・





    ライナー「え...今からか?」





    クリスタ「そうよ!」





    ジャン「さすがに...無理だろ」





    マルコ「そ、そうだよ...昨日の試合で疲れがまだあるし」





    クリスタ「そんなこと言ってるようじゃ全国一なんて狙えないわよ!!」





    ライナー「ッ...ならやってやろうじゃねぇか!!」





    マルコ「マルセルの分...ベルトルトの分まで...」





    ジャン「ったく、しゃーねぇ!!」





  106. 106 : : 2014/09/07(日) 13:10:51








                そして、半年が経ち...





    ジャン「...ついに来たな」





    マルコ「あぁ」





    ライナー「まず一回戦勝って...そんで決勝間際にはあいつも帰ってくるだろ」





    ジャン「今日勝ってあいつの所にいってコーラぶっかけてやるか」





    マルコ「それじゃぁ病院が汚くなっちゃうよ」





    クリスタ「さぁ行くわよ!!」





    ジャン・マルコ・ライナー「おうッ!!」





  107. 107 : : 2014/09/07(日) 13:22:46











                一回戦

           東京マリア学園対GA学園





    ジャン「クリスタ、今日の相手の資料は?」





    クリスタ「それがないの」





    ジャン「ないってそれは忘れたのか?」





    クリスタ「ううん、どこを探っても見つからないの」





    ライナー「なぁんか嫌な雰囲気のまま試合だな」





    マルコ「GAってどういう意味だろう...」





    ジャン「んなもん、どうだっていいんだよ」





    ライナー「そうだぜ...今日は絶対勝つんだ」





    マルコ「そうだね!」





    クリスタ「じゃぁ行って来なさい!!」





    ジャン・マルコ・ライナー「おうッ!!」





               観客席





    スタスタ





    ベルトルト「ふぅーっ、やっと座れる」





    ベルトルト「皆...頑張れ!!」





  108. 108 : : 2014/09/07(日) 13:46:14











    ダムッダムッダム





    マルコ「まず一本目は...」





    マルコ「ライナー!」パスッ





    ガシッ





    ライナー「任せろ!!」





    ドンッ





    ライナー「うらぁッ!!」シュッ





    スパッ ダムッダムッダムダム





    ライナー「しゃっ!」





                 第1Q
                 17対13




    ダムッダムッダム





    ジャン「行くぜ...」





    ダムダムッダッ





    ジャン「おらっ」スッ





    シュルッ ダムッダムダム





    クリスタ「(行ける...行ける!)」





    ピーッ





    審判「GA学園選手交代です。4番に代わり14番」





    スタスタ





    ???「...」





    ジャン「(何だ?こいつすっげぇ悪人っぽい顔してんなぁ)」





    タッタッタ





    ???「よこせ」





    パスッ





    ジャン「(まずは様子見で...)」





    ダッ!





    ジャン「ッ!?」





    ダムッダムッダム





    マルコ「(ジャンが抜かれた!?)」





    ドンッ





    ???「」スッ





    ライナー「まだだぜ!!」ドンッ





    スッ





    ???「...」





    クルッ





    スッ





    シュルッ ダムッダムダム





    マルコ「(あんないとも簡単に空中で回ることが出来るなんて...)」





    マルコ「切り替えろ!!」





    パスッ





    ガシッ





    ジャン「(そうだ、焦ることはねぇ!)」





    ダムッダムッダム





    ジャン「ライナー!」パスッ





    ガシッ





    ライナー「さっきの仕返しだぁ!!」





    ドンッ





    スッ





    ドンッ!





    ライナー「ッ!?」





    ???「...」





    ライナー「(なんてジャンプ力してんだよ!!)」





    シュッ





    バシンッ!





    ジャン「(ライナーのスリーを止めたのか!?)」





    ダムッダムッダム





    ドンッ!





    ???「なら俺も仕返し」スッ





    ドンッ





    ライナー「そう簡単にやられるほど、弱くねぇんだよ!!」





    シュッ





    ライナー「なっ!?」





    ジャン「ど、どんだけ...なげぇ遠投してんだよ...おい」





    スパッ ダムッダムッダムダム





    ライナー「ッ...」





    ライナー「くそっ!」





    ジャン「おいライナー、落ち着け」





    マルコ「そうだよ、まだ負けたわけじゃないんだから」





    ライナー「...あぁすまない」





    ジャン「しゃっ、反撃行くぞ!!」





    マルコ・ライナー「あぁ!!」





  109. 109 : : 2014/09/07(日) 13:54:35










    ビーッ





    審判「試合終了」





    ライナー「...ハァ...ハァ...」





    ???「...」





    審判「整列してください!」





    ササッ





    審判「61対104でGA学園の勝ちです。互いに礼!」





    アリガトウゴザイマシタ





    スタスタ





    マルコ「ッ...」ウルウル





    ジャン「くそ...どうして...」





    ライナー「...」





    クリスタ「...3年間お疲れ様でした!」





    スタスタ





    ジャン「おい、どこ行くんだよ」





    ライナー「...ハァ...ハァ...」





    ジャン「無視かよ」





    監督「...私の采配ミスだ、すまない」





    マルコ「監督のせいではありませんよ」





    クリスタ「じゃぁすぐにベンチ空けて次の学校が来るから」





    ハイッ





  110. 110 : : 2014/09/07(日) 14:07:05










                 トイレ





    ライナー「くそッ!!!」ガンッ





    ライナー「何で...どうして...」





    ライナー「何でなんだよ!!!」





    スタスタ





    ベルトルト「ッ、ライナー」





    ライナー「...チッ」





    スタスタ





    ガシッ





    ベルトルト「ちょっと待ってよ」





    ライナー「離せ...」





    ベルトルト「まさか...バスケをやめるなんて考えてないよね?」





    ライナー「ッ...うるせぇ、お前には関係ねぇだろ」





    ベルトルト「関係ある」





    ライナー「ッ、もう鬱陶しいんだよ!!」





    ベルトルト「...」





    ライナー「俺にはもう...構うな...」





    スタスタ





    ベルトルト「...」





  111. 111 : : 2014/09/07(日) 15:08:14






                1月





    スタスタ





    ジャン「よぉ、ベルトルト!」





    ベルトルト「! ジャン!」





    ジャン「膝はもう治ったのか?」





    ベルトルト「完全にではないけどね」





    ジャン「そうか!」





    ベルトルト「そう言えばジャンはどこの高校にするの?」





    ジャン「そうだな...まぁ憲兵高校だな!スカウトにも来たし」





    ベルトルト「そっか」





    ジャン「お前はどこにするんだよ!」





    ベルトルト「僕は...東京調査高校かな」





    ジャン「は?どこだそこ」





    ベルトルト「最近出来た学校なんだ」





    ジャン「そんな将来どうなるかわかんねぇ学校よく行けるな」





    ベルトルト「高校から一人暮らしするんだ、家も近いと思うし」





    ジャン「そうか...」





    マルコ「やぁ!ベルトルト!ジャン!」





    ジャン「おうおう!」





    ベルトルト「久しぶり」





    マルコ「怪我の容態は?」





    ベルトルト「順調だよ」





    マルコ「そうか、良かったね!」





    ベルトルト「ありがとう」





    ジャン「お前も憲兵高校だろ?」





    マルコ「うん、僕は関東憲兵高校にバスケのスカウトで入るよ」





    ジャン「げっ、関東憲兵って...めちゃくちゃ頭いいじゃねぇか」





    マルコ「うん、バスケだけじゃこの先は不安だからちゃんと勉強も出来る所が良いと思ってね」





    ジャン「けっ、いい子ぶりやがって!」





    マルコ「そういうジャンはどこに行くんだい?」





    ジャン「...なら俺も関東憲兵でいいか...」





    マルコ「え?ジャンも?」





    ジャン「確か関東憲兵って寮生活だよな?」





    マルコ「それは普通の憲兵高校だよ」





    ジャン「そうか、ならいいやそこにするぜ」





    マルコ「もっとちゃんと調べたほうがいいんじゃない?」





    ジャン「うるせぇ!俺も関東憲兵だ!」





    マルコ「わかったよ」





    マルコ「ベルトルトは?」





    ベルトルト「僕は東京調査高校だよ」





    マルコ「へぇ、あそこって設備いいよね」





    ジャン「知ってるのか?」





    マルコ「うん、説明会に行ったから」





    マルコ「...ライナーはまだ...」





    ジャン「...」





    ベルトルト「...」





  112. 112 : : 2014/09/07(日) 15:08:25







    クリスタ「なぁーに話してるの!」





    ベルトルト「クリスタ...高校の話しだよ」





    クリスタ「へぇー、ベルトルトはどこに行くの?」





    ベルトルト「東京調査」





    クリスタ「すごい!私と一緒だ!!」





    ジャン「は!? お前も東京調査かよ!!」





    クリスタ「あそこの設備ってすごいんだよね!」





    ベルトルト「うん」





    クリスタ「そう言えばライナーはどこに行くんだろう?」





    ベルトルト「わからない、最近話してないから」





    マルコ「...ライナーはあの試合が終わってから人柄が変わったよね...」





    ジャン「...あの野郎メールしても無視しやがって」





    スタスタ





    クリスタ「! ライナー!!」





    ライナー「ん?」





    マルコ「丁度君の話をしていたんだ」





    ライナー「俺の?」





    ジャン「てめぇメールしても返事返さねぇで!」





    ライナー「あぁすまん、携帯変えたんだ」





    ジャン「先に言えよ!!」





    ベルトルト「...ライナー」





    ライナー「! ベルトルト、怪我治ったのか?」





    ベルトルト「...うん、完全に治ってはないけど」





    ライナー「そうか...高校でもバスケ頑張れよ?」





    クリスタ「何その言い方!まるでライナーがもうバスケしないみたいに!」





    ライナー「俺はもうバスケはしないぞ?」





    ・・・





    ジャン「は?どういう意味だ?」





    ライナー「どうもこうもそのままの意味だが」





    マルコ「ど、どうして辞めるんだよ!」





    ライナー「...飽きたからだ」





    ジャン「は?」





    ライナー「いやぁ最近アニメにはまってきてなぁ!どうだ?お前らも今度コミケにいかねぇか?」





    ジャン「何ふざけたこと言ってるんだよ!」





    ライナー「ふざけてないさ、ジャンお前の好きそうな黒髪美人がいるぞ」





    ジャン「マジか!マジか!じゃぁ俺m...じゃねぇよ!!」





    ライナー「はははっ、すごいノリツッコミだな!」





    ベルトルト「ライナー...君はどこの学校に行くんだい?」





    ライナー「えぇっと...東京調査?だったかな」





    ジャン・マルコ・ベルトルト・クリスタ「!」





    ライナー「あそこ結構美人な女の子いるらしくてな!」





    ライナー「ん?もうアニメが始まる時間だ!俺帰る!!」





    ダッ





    ・・・





    マルコ「...僕らで何とかライナーを戻せないかな...」





    ジャン「無理だな、人を変えるなんて早々出来ねぇ」





    ベルトルト「...」
  113. 113 : : 2014/09/07(日) 15:37:45










               また別の日





    ジャン「...」





    マルコ「どうしたんだい?ジャン!」





    ジャン「ん?いや...何でもねぇ」





    マルコ「...今君が迷ってることを当ててあげようか?」





    ジャン「は...?」





    マルコ「皆と同じで東京調査に行きたいんでしょ?」





    ジャン「なっ、んなわけあるか!俺は楽して生きれる道を選んだんだ」





    マルコ「本当に?」





    ジャン「....ほん....とう...だ」





    マルコ「無理して僕に着いてくる必要はないよ」





    ジャン「無理何かしてねぇ」





    マルコ「そう?僕にはそう見えるけど」





    ジャン「...」





    マルコ「...ジャン、怒らずに聞いて欲しいんだけど」





    ジャン「ん?」





    マルコ「ジャンは強い人ではないから弱い人の気持ちがよく理解出来る。」





    ジャン「は?」





    マルコ「それでいて現状を正しく認識することに長けているから今何をすべきかが明確にわかるだろ?」





    マルコ「ジャンは僕よりキャプテンに向いてるしPGにも向いているよ」





    ジャン「意味がわかんねぇ」





    マルコ「ジャン、皆を全国大会まで導いてくれないか?」





    ジャン「?」





    マルコ「前に言ったろ?ジャンは指揮官に向いてるって話」





    ジャン「...」





    マルコ「だから...」





    マルコ「ジャンも東京調査に行くんだ」





    ジャン「ッ」





    マルコ「僕は関東憲兵高校で全国に行く...そしたら」





    マルコ「お互い成長した所を見せあおう!」





    ジャン「...」





    マルコ「じゃぁ...僕は行くね」





    ジャン「ま、待て!マルコ!!」





    マルコ「?」





    ジャン「...これだけは言っとく...」





    ジャン「俺が指揮官役に向いてるとは思えねぇ、だから...もうそんなことを言うな。」





    ジャン「俺は東京調査に行って...お前を...倒す」





    マルコ「ふっ、約束だよ?」





    ジャン「あぁ!」





    ギュッ





  114. 114 : : 2014/09/07(日) 15:42:41










                 3-D教室





    スタスタ





    ベルトルト「あ、ジャン」





    クリスタ「!」





    ジャン「お前ら...俺は...決めたぞ...」





    ジャン「俺は...東京調査高校に行く」





    ベルトルト・クリスタ「!」





    ベルトルト「...わかった、一緒に頑張ろう!」





    クリスタ「ジャンがいてくれた方が心強いし」





    ジャン「そう言えばライナーの奴がまた見てないが」





    ベルトルト「大丈夫、ライナーなら高校でまたバスケをやるよ」





    クリスタ「...うん、そうだね」





    ジャン「...行くぞ!」





    ベルトルト・クリスタ「おうッ!!」





  115. 115 : : 2014/09/07(日) 15:56:39










               そして高校の入学式





    ザワザワ





    「サッカー部入りませんかー!!」





    「テニス部に入って一緒にいい汗かきませんかー!!」





    「軽音部に入って楽しい高校生活をしませんかー!!」





    スタスタ





    ライナー「(漫画部なんてあるのか...入ってみるか?)」





    「おい!そこのお前!!」





    ライナー「?」





    「良い芽体してるじゃねぇか!柔道部に入ろうぜ!」





    ライナー「嫌だ」





    「なっ」





    ライナー「俺漫画研究部に入るんで」





    「漫画何かより絶対柔道の方が楽しいって!!」





    ライナー「」カチンッ





    ライナー「漫画...何か?」ゴゴゴッ





    「ひぃぃい」





    スタスタ





    ライナー「(ったく、迷惑だぜ)」





    「よぉ!」





    ライナー「あ?」





    ジャン「おぉ、おぉこえぇな!」





    ライナー「なっ、ジャン!お前関東憲兵に行ったんじゃなかったのか?」





    ジャン「あ?落ちたんだよゴリラ」





    ライナー「...そうか」





    ジャン「バスケ部入るぞ」





    ライナー「嫌だ」





    ジャン「何でだよ」





    ライナー「バスケなんてもうやめたんだよ」





    ジャン「いい加減あのトラウマから覚めたらどうだ?」





    ライナー「うるせぇな、余計なお世話だ」





    スタスタ





    ジャン「...チッ」





  116. 116 : : 2014/09/07(日) 16:01:50










               教室





    ベルトルト「良かったね、皆同じで」





    ライナー「ハァ...俺は別のクラスが良かった」





    ジャン「んなこといいからさっさとバスケ部に入りやがれ!」





    ライナー「うるせぇな、何回断ったら諦めるんだ?」





    ジャン「てめぇも何回逃げるんだよ!」





    ベルトルト「ライナー...僕らからもお願いだ、バスケ部に入ってくれ」





    ライナー「あぁ~!もうイライラする...」





    スタスタ





    クリスタ「ライナー!私からもお願い!」





    ライナー「無理だ」





    クリスタ「どうして?」





    ライナー「だからッ、もういやなんだよバスケは!!」





    クリスタ「だからどうしてバスケは嫌なの?」





    ライナー「...負けるから嫌なんだよ!!」





    クリスタ「ッ」





    ライナー「とにかく俺はバスケはやんねぇからな」





    スタスタ





    ジャン「こりねぇな」





    ベルトルト「...僕ライナーに何回か頼んで見るよ」





    ジャン「無駄だと思うぜ?」





    ベルトルト「最初から諦めてたら意味ないよ」





  117. 117 : : 2014/09/07(日) 17:17:25











                ムクドナルド





    ジャン「あ~久々に動くと...体がいてぇな」





    クリスタ「先輩達も結構優しそうで良かったじゃない」





    ベルトルト「ふぅ...」





    ジャン「まぁ俺より疲れてるのはお前の方か」





    ジャン「ただでさえブランクあるのにな」





    ベルトルト「いやこれくらいが一番いいよ」





    クリスタ「だけど...ライナーやっぱり別人になっちゃってたねぇ」





    ジャン「あぁ」





    スタスタ





    ジャン「ん?あれ?ライナーか?」





    ベルトルト「え?」





    ジャン「ほら、あそこ」





    ベルトルト「!」





    ベルトルト「僕ちょっと行ってくる!」





    ジャン「ッ、ちょっと待て!」





    ベルトルト「え?」





    ジャン「あいつを入れるのってやっぱ相当きついかもしんねぇ」





    ベルトルト「...」





    ジャン「あいつ最後の試合の後言ってたぞ」





                ライナー「努力すれば必ず報われるとか、最後まで諦めなければ何かが起きるだとかそういうおめでたい言葉を作った馬鹿は誰だ?」





                ライナー「結局最後に勝てる奴は才能で決まるんだよ!!」






    ジャン「まぁそれ聞いてた俺もちょっときたな」





    ベルトルト「!」





    クリスタ「そう言えばライナーって無冠の五将の中で一番の努力家だったかも」





    ベルトルト「努力家?」





    クリスタ「ようはあの中で一番凡人だったのがライナーだってこと」





    ベルトルト「ッ」





    クリスタ「才能が一番あったのはベルトルトだったし、経験値で言えばジャンやマルコの方が高かった」





    クリスタ「それでも...地獄の底から這い上がってきたのはライナーよ」





    クリスタ「やっぱり...天才にしかない才能がライナーは欲しかったのよ」





    ベルトルト「でも」





    クリスタ「?」





    ベルトルト「あの中で一番バスケが好きだったのはライナーだ!」





    タッタッタ





    スタスタ





    ライナー「ハァ...」





    タッタッタ





    ベルトルト「ライナー!」





    ライナー「ベルトルト、お前もひつけぇな」





    ベルトルト「一緒に帰るだけだよ」





  118. 118 : : 2014/09/07(日) 21:45:51








    スタスタ





    ライナー「...なぁ」





    ベルトルト「何?」





    ライナー「帰る道全然違うんだが」





    ベルトルト「うん、知ってるよ」





    ライナー「意味がわからん」





    ライナー「言っとくが俺はもうバスケはやんねぇぞ」





    ベルトルト「うん、もう言わない」





    ライナー「は?」





    ベルトルト「その代わり1on1で僕に勝てたらね」





    ライナー「...意味がわかんねぇよ!何で...」





    ベルトルト「僕もブランクあるけど、君はもう半年以上動いてないからハンデとして僕に一本でも取れたら勝ちでいい」





    ライナー「なっ」





    ベルトルト「僕が勝ったらバスケ部に入ってくれないか」





    ライナー「もし...俺が勝ったら?」





    ベルトルト「もうライナーにはバスケを誘わない」





    ライナー「そんな賭け...」





    ベルトルト「...それともまだハンデが足りない?」





    ライナー「くっ...てっめぇ....」





    ライナー「ナメんな!!」





  119. 119 : : 2014/09/07(日) 22:09:42










    ダムッダムッダム





    ライナー「...」ダッ





    ベルトルト「」ダッ





    ダムッダムッダム





    ドンッ





    ライナー「」スッ





    ドンッ!





    ベルトルト「ッ」スッ





    バシンッ





    ライナー「!?」





    ダムッダムッダム





    ドンッ





    ライナー「」スッ





    シュッ





    ドンッ!





    ベルトルト「ッ!」バシンッ





    ライナー「くそっ!!」





    ダムッダムッダム





    ベルトルト「うぉっ!!」ドンッ





    ガシャンッ





    ダムッダムッダム





    ドンッ





    ベルトルト「うらっ!!」





    ガシャンッ





    ダムッダムッダム





    ライナー「ハァ...ハァ...」





    ダムダムッダム





    ドンッ





    ライナー「ッ!」スッ





    ドンッ!





    ベルトルト「ッ」バシンッ





    ダムッダムッダムダム





    ライナー「ハァ...ハァ...くそっ!」





    ベルトルト「ハァ...ハァ...ライナー、もう諦めたらどう?」





    ライナー「ハァ...うるせぇ!!」





    ベルトルト「違うよ、バスケ諦めることを諦めるんだよ」





    ライナー「ッ」





    ベルトルト「ライナーが本当にバスケが嫌いだったら僕はひつこく誘わないよ」





    ベルトルト「ライナーは...僕といやあの5人の中で誰よりもバスケが大好きなはずだよ」





    ライナー「...うるせぇ...」





    ベルトルト「え?」





    ライナー「知ったような口...聞いてんじゃねぇよ!!!!」





    ベルトルト「ッ」





    ライナー「わかってるんだよ!!」





    ライナー「だから...こんなに毎日つまんねぇんだよ!!!」





    ライナー「何で...どうしてなんだよ...」





    ライナー「なぁ、教えてくれよッ!!」





    ライナー「どうして俺はこんなにバスケが好きなのに才能に恵まれてないんだよッ!!!!」





    ベルトルト「ッ」





    ライナー「本当に羨ましいよ...お前は元から才能があって...そんで努力もして...」





    ライナー「お前にはわかんねぇんだよ!!俺の気持ちなんて!!!」





    ・・・





    ベルトルト「...うん、わからないよ」





    ライナー「ッ、てんめぇ!!」





    ベルトルト「でも」





    ベルトルト「最後にライナーの本音を聞けて良かった」





    ライナー「ッ」





    ベルトルト「追っかけは今日までにする、ジャン達にもそう言っておく」





    ベルトルト「ただ...高校でもライナーと一緒にバスケがしたかったな...」





    ライナー「...」





    ベルトルト「じゃぁ、僕帰るから」





    スタスタ





  120. 120 : : 2014/09/07(日) 22:30:13











                  翌日





    ジャン「おう、ベルトルト」





    ベルトルト「ジャン、おはよう」





    ジャン「...やっぱ誘えなかったか?」





    ベルトルト「うん...けど、ライナーの本音を聞けたから良かったよ」





    ジャン「...まぁ俺らだけでも全国に行ってマルコをたお」





    ガチャッ





    「ちょっと待てよ!!」





    スタスタ





    ベルトルト・ジャン「!」





    「誰が俺抜きで全国に行くって?」





    ジャン「けっ、とことんムカつく野郎だぜ」





    ライナー「全国でマルコを...いやキセキの世代リベンジは俺もやる」





    ベルトルト「...ふふっ、やっと前のライナーに戻れて嬉しいよ」





    ライナー「うるせぇ」





    クリスタ「ならさっさと入部届出さないとね!」





    ライナー「あぁ」





    スタスタ





    エルヴィン「その話ならもう済んである」





    ライナー「え?」





    エルヴィン「信じていた、君がまたバスケをやることを」





    ライナー「...」





    エルヴィン「私はバスケ部の総監督【エルヴィン・スミス】だ。よろしくな」





    ライナー「よろしくお願いします!!」





    ジャン「ふっ」





    ベルトルト「じゃぁ全国めがけて練習やろう!」





    ジャン・ライナー・クリスタ「おうッ!!」





  121. 121 : : 2014/09/07(日) 22:45:30











              そして、すぐに夏のインターハイ予選が始まった。





    ダムッダムッダム





    ジャン「ほれっ」パスッ





    ガシッ





    ドンッ!





    ベルトルト「うぉぉぉおおお!!」





    ガシャンッ ダムッダムダム





    オォォォオ





    観客「おい!あれ無冠の五将の鉄心の巨人...ベルトルト・フーバーじゃねぇか!?」





    ダムッダムッダム





    ジャン「まだまだなんだよ!!」ダッ





    敵モブ「なに!?」





    ダムッダムッダム





    ドンッ





    ジャン「うらっ」スッ





    シュルッ ダムッダムダム





    観客「あれは俊足の馬の...ジャン・キルシュタインだ!!」





    ダムッダムッダム





    パスッ





    ガシッ





    ライナー「無冠の五将とかそんな肩書いらねぇんだよ!!」





    シュッ





    スパッ ダムッダムッダムダム





    オォォォオ





    観客「あれは鎧のシューターのライナー・ブラウンじゃねぇか!」





    ライナー「鎧だぁ?」





    ライナー「んなもん、着てねぇわ!!」





    ビーッ





    クリスタ「やった勝った!!」





    ベルトルト「ふふっ...ッ」





    ベルトルト「...」





               予選準決勝





    ダムッダムッダム





    ジャン「時間がねぇ!パスください!!」





    パスッ





    ガシッ





    ダムダムダムッダム





    ジャン「ライナー!頼むぞ!!」パスッ





    ガシッ





    ライナー「わかってる!!」





    シュッ





    ガタンッ





    ライナー「くそっ!!」





    ドンッ!





    ベルトルト「ッ!!」ガシッ





    ガシャンッ ダムッダムダム





    ビーッ





    クリスタ「やった!決勝進出!」





    ワァァァァ





    ジャン「よっしゃ!!」





    ベルトルト「やった...」





    ライナー「うっし!」





    ベルトルト「やったね!ライナー!!」





    ライナー「あぁ!」





    バチンッ





  122. 122 : : 2014/09/07(日) 22:57:04










                 帰り道





    スタスタ





    ライナー「...なぁ、ベルトルト」





    ベルトルト「ん?どうしたの?」





    ライナー「その...なんだ...俺バスケ諦めなくて...良かった」





    ライナー「だから...ありがとう」





    ベルトルト「...ふふっ」





    ライナー「なんだよ!!」





    ベルトルト「いやぁ、前のライナーと比べたら本当に変わったなと思ってね」





    ライナー「それ馬鹿にしてんのか?」





    ベルトルト「...僕からも話していい?」





    ライナー「ん?」





    ベルトルト「...病院で僕が入院して見舞いに来た時のことを覚えてる?」





    ライナー「え...あぁまぁ」





    ベルトルト「その時に言われた一言にギクリと来たよ」





    ライナー「は?俺何か言ったか?」





    ベルトルト「うん」





              ライナー「お前は...いやお前ら、俺も含めて本当はこうなることはわかってたんじゃないか?」





    ベルトルト「キセキの世代倒しなんて...誰もが考えないことだと思う」





    ベルトルト「あの時は...本当は思ってたかもしれない。」





    ベルトルト「あんなことになることを本当は心のどこかでわかってた気がしてた」





    ベルトルト「でも...今は違う」





    ベルトルト「今のジャンやライナーやクリスタは...本気で全国一になろうとしてる」





    ベルトルト「ライナー...僕は君達に会えて良かった」





    ライナー「...はぁ?な、何言ってやがる...」





    スタスタ





    ライナー「明日も絶対勝って...そいで...全国一になるぞ」





    ベルトルト「うん!」





  123. 123 : : 2014/09/07(日) 23:21:37










                インターハイ予選決勝





    クリスタ「今日の相手は中央第一憲兵高校!」





    ライナー「そこってどんなとこだ?」





    クリスタ「インターハイ常連の高校よ」





    ライナー「常連...か」





    クリスタ「でも、勝てない相手ではないよ!」





    ジャン「しゃっ、行くぜ!」





    ベルトルト「あっ、ちょっとまって」





    ライナー・ジャン「んぁ?」





    ベルトルト「ちょっと試したいことがあるんだ」





    ダムッダムッダム





    グンタ「ベルトルト!」パスッ





    ガシッ





    ベルトルト「...」ダムッダムッダム





    ダムダムッダム





    敵モブ「くっ」ダッ





    敵モブ2「カバー入ります!」ダッ





    ジャン「(チッ、さすがは常連校カバーがはえぇ)」





    ダムッダムッダム





    ジャン「だが...ベルトルトは技巧派センターでもあるんだぜ?」





    パスッ





    敵モブ「なに!?」





    ガシッ





    ライナー「うらっ!」シュッ





    スパッ ダムッダムッダムダム





    ライナー「しゃっ!」





    観客「すげぇあのシューター今日めっちゃ入ってる!!」





    ダムッダムッダム





    敵モブ4「止めろ!!」





    ドンッ!





    ベルトルト「ふっ!」





    ガシャンッ ダムッダムダム





    観客「今度は自分で行きやがった!!」





    ジャン「(ふっ、やっぱりあいつがPGやるとライナーの調子も上がる...まったく頼もしいよ)」





    ダムッダムッダムダム





    ピピッ





    審判「中央第一憲兵高校!選手交代です!」





    審判「5番に代わり12番!6番に代わり14番!8番に代わり15番!」





    ザワザワ





    ジャン「なんだ?一気に代えて来やがったな」





    ライナー「...嫌な予感がするぜ」





    ベルトルト「...」





    スタスタ





    「ったく、だから早く俺らを出せって言ってんだよ...」





    「そうそう!先輩達より俺らの方が超うめぇのによ!!」





    「あ~かったりぃ、全く...ん?」





    ベルトルト「ッ!!お前は!!」





    「おぉ、おぉ怪我治ったのか...」





    サネス「よう、ベルトルト・フーバー君」





  124. 124 : : 2014/09/08(月) 22:17:43











    ジャン「なっ...お前は...」





    ライナー「ジェル...サネス!!」





    サネス「ん?おぉ、お前らも一緒だったのか!」





    ライナー「てめぇ...」





    サネス「何怒った顔してんだよ」





    ライナー「一昨年のことを...忘れたとは言わせねぇぞ!!」





    サネス「おいおい、あれはベルトルト君が勝手に転んだだけでしかもマルセル君は...まぁお気の毒だったな」





    ベルトルト「ライナー、試合に集中しよう」





    ライナー「クッ...あぁそうだな」





    スタスタ





    サネス「さぁてと...」





    サネス「今回はどんな感じで潰そうかなぁ~...?」





    パスッ





    ガシッ





    ダムッダムッダム





    サネス「まぁ固くならず!気楽に行きましょう!先輩!」





    パスッ





    ガシッ





    敵モブ4「よし!切り替えていこう!」





    デュラン「せんぱ~い、こっちこっち!」ブンブン





    敵モブ4「うっせぇ!いらねぇアピールすんな!」パスッ





    ガシッ





    デュラン「へっ、俺達より下手なのにそんなこと言っていいのかねぇ...」





    ドンッ





    ベルトルト「! 普通のレイアップ!」ドンッ





    ベルトルト「クッ」ズキ





    デュラン「なぁ、どう思う?ラルフ」パスッ





    ベルトルト「!」





    ドンッ





    ラルフ「知るか!ボケ!!」ガシッ





    ガシャンッ ダムッダムダム





    ライナー「ハァ...ハァ...至って普通のプレー?」





    ジャン「ドンマイドンマイ、切り替えろ」





    ベルトルト「う、うん...」ズキズキッ





    サネス「...」ジーッ





    ベルトルト「!?」ゾクッ





    サネス「...へっ」ニヤッ





    サネス「さぁ良い攻めでしたよ!このまま流れを持って行きましょう!!」





    ベルトルト「(何だ?今...蛇に睨まれたような感覚は...)」





    ダムッダムッダム





    グンタ「オルオ!」パスッ





    ガシッ





    オルオ「まっかせろー!!」





    ダムッダムッダム





    ベシッ





    オルオ「なっ!?」





    サネス「いただくぜッ!!」ダッ





    ダムッダムッダム





    グンタ「誰かカバーを頼む!」ダッ





    サネス「へっ、凡人じゃ天才には敵わねぇってことわからしてやるよ」





    グンタ「なんだと!?」





    ダムダムッダムッダム





    グンタ「クッ」





    ダムッダムッダム





    グンタ「(よし!追いつける!!)」ダッ





    サネス「ふっ」ニヤッ





    ベルトルト「! グンタ先輩!行っちゃダメです!!」





    グンタ「は?」ダッ





    ガタンッ





    グンタ「なっ!?」





    ドゴッ





    グンタ「ぐっ!?」ズキズキ





    ドタッ





    ベルトルト「グンタさん!!」





    サネス「危なかったなぁ、気づいていなければ大怪我する所でしたよ」





    ダムッダムッ





    サネス「でも、現実はそんなに甘くはない...」ダッ!





    ベルトルト「クッ、サネス!!」ダッ





    サネス「あぁ?俺とタメはるきかよ?」





    ベルトルト「サネス...お前...」





    サネス「おいおい、喋りだけに集中するなよ?」ダムッダムッダム





    ベルトルト「うるさい、集中してる!!」





    サネス「おうおう、怒るなよ」





    サネス「スポーツは怪我がつきものだろ?」ニヤッ





    ベルトルト「サネスッ!!」ダッ





    サネス「おっと」クルッ





    ベルトルト「なっ!?」





    サネス「悪いがキセキの世代と名乗ってる以上はそう簡単に取らせるわけにはいかんのよ」





    ダムッダムッダム





    サネス「ほらっ、点を取れよ」パスッ





    ドンッ





    デュラン「合点承知の助!!」ガシッ





    ガシャンッ ダムッダムダム





    観客A「あ~やっぱキセキの世代がいると全く刃が立たねぇな!」





    観客B「さっきも東京調査のPGにアンクルブレイクで倒しちまったし...やっぱキセキの世代の悪童は一味違うねぇ!!」





  125. 125 : : 2014/09/08(月) 22:27:05










    ビーッ





    審判「東京調査高校タイムアウトです。」





    スタスタ





    グンタ「いってぇ...」ズキズキ





    クリスタ「ダメです、これ以上の続行は危険すぎます!」





    エルヴィン「そうか...」





    グンタ「すみません、監督...俺」





    エルヴィン「自分を責めるな、今君にやるべきことはその怪我を治すことだ。」





    グンタ「...すみません」





    エルヴィン「...モブ、準備しろ」





    モブ「はい!」





    エルヴィン「PGはジャンで行く」





    選手全員「え!?」





    ジャン「お、俺...ですか...?」





    エルヴィン「私は君の才能を見抜いてこの判断が正しいと思ったから君を使命した」





    ジャン「...はいッ!」





    エルヴィン「モブはそのままFに入れ」





    モブ「はい!」





    エルヴィン「ベルトルトはジャンのカバーをしてくれ」





    ベルトルト「はい!」





    エルヴィン「さぁ最後まで走り切るんだ」





    選手全員「はいッ!!」





    スタスタ





    サネス「...ほーう、あのPGを下げてきたか...」





    デュラン「あらら、標的いなくなっちゃったじゃんよ」





    サネス「ふっ、俺がこのくらいで計算ミスでもするかと思ったか?」





    デュラン「ん?どゆこと?」





    ラルフ「まぁとりま黙るべ」





    サネス「あっちのCを狙え...合図を出したら...」チラッ





    デュラン「! おう!」





    ラルフ「あぁ」





    サネス「...」





    サネス「さぁ、行きますよ!!」





    「おうッ!!」





  126. 126 : : 2014/09/08(月) 22:42:30










    スタスタ





    ダムッダムッダム





    ジャン「(俺がPGか...そう言えばマルコの奴にも指揮官役に向いてるって言われたっけなぁ...)」





    ジャン「(ぶっつけ本番だが...)」





    ジャン「やってやるぜ!!」





    ダッ





    ダムッダムッダム





    サネス「はぁ~、お前がPGか...」





    ジャン「俺で悪かったな」





    サネス「ホント無冠の五将の奴らって...」





    サネス「雑魚ばっかだからつまんねぇ」





    ジャン「んだとォ!!」ダッ





    サネス「へっ!その生きだぜ!!」ダッ





    ダムッダムダムッダム





    サネス「もーらいッ!」バシンッ





    ジャン「なっ!?」





    ダムッダムッダム





    サネス「ほら!もう一本いってこーい!」パスッ





    ガシッ





    デュラン「ういー!」ダムッダムッダム





    ライナー「いかせん!」ダッ





    デュラン「えっと、こっちだな!」パスッ





    ライナー「ベルトルト!」





    ベルトルト「うん!わかってる!」ダッ





    ガシッ





    ラルフ「おっと、おじゃまする」





    ベルトルト「(こいつもさっきサネスと話してた奴だ...何をしてくるのかわからない...)」





    ドンッ





    ベルトルト「! ダンクか!」ドンッ





    ラルフ「(ふっ、来たか)」チラッ





    サネス「...ふっ」ニヤッ





    バシンッ





    ベルトルト「よし!」





    ストッ





    ラルフ「やっべ、ミスっちまった!!」





    サネス「ふっ...ご愁傷様...ベルトルト君」サイン





    ベルトルト「(すぐに攻めこんで追い抜かないt)」ゴキッ!!





    ベルトルト「ッ!!」





    ベルトルト「うぁぁあああああああああああああ」ズキズキ





    ドタンッ





    ライナー「!」





    ジャン「!」





    ライナー・ジャン「ベルトルト!!!」ダッ





    ピーッ





    審判「レフリータイム!!」





    タッタッタ





    審判「君!大丈夫か!!」





    ベルトルト「うぅぅ...うっ」ズキズキ





    審判「タンカだ!タンカを持ってこい!!」





    タッタッタ





    ストッ





    ライナー「...てんめぇ!!」ガシッ





    サネス「ッ、おいおい落ち着けよ」





    ライナー「何かサイン出してたよな?またあいつを怪我させやがって!!」





    サネス「は?怪我をさせた?」





    サネス「おいおい、笑わさないでくれよ」





    サネス「あれは完全に事故だろ?」





    ライナー「ふざけるなぁッ!!もうてめぇのやってることは許せねぇんだよ!!」





    「ライナー...大丈夫...だから...」





    ライナー「ッ! ベルトルト!!」ダッ





    ベルトルト「なぁにどうせ大したこと無いよ、中学の怪我の容態が丁度悪くなってた頃だったから」





    ライナー「なっ、何でお前それを言わねぇんだよ!!」





    ベルトルト「いやぁちょっと忘れてて」ハハハ





    ライナー「クッ...」





    ベルトルト「とにかく大丈夫だから、すぐ戻ってくるよ」





    スタスタ





    サネス「ふっ、残念だったねぇ~」





  127. 127 : : 2014/09/08(月) 23:44:49




              結局試合は勝ったもののその試合で失った物が大きすぎた...





               ◯◯◯病院





    コンコン





    ベルトルト「どうぞー」





    ガラガラ





    ジャン「...よ」





    ライナー「...」





    クリスタ「...」





    ベルトルト「どうしたんだよ、皆して」





    クリスタ「え、だって...ベルトルトが...また怪我をッ」グスンッ





    ベルトルト「泣かないでクリスタ、僕は大丈夫だから」





    クリスタ「本当?」ナミダメ





    ベルトルト「うん、大丈夫!3日後には退院してグループリーグの2試合目くらいには復帰出来るってさ!」





    クリスタ「良かった!」





    ジャン「なんだよ!ビックリさせやがって!」





    ベルトルト「ごめん、中学の時の怪我がまたちょっと戻って来ちゃったみたいで」





    ジャン「...ほっ、良かったな」





    ベルトルト「うん、心配かけてごめん」





    ジャン「まぁ試合には勝てたから安心しとけ」





    ベルトルト「そっか!さすがだね!」





    ライナー「初戦と良い...全部...グループリーグ勝ってやるからな...」





    ベルトルト「ッ!」





    ジャン「あぁあったりまえよ」





    ベルトルト「...僕も早く怪我が治るようにたくさんご飯食べて寝るよ」





    ジャン「ははっ、そうしろそうしろ!」





    ジャン「ったく、お前ってついてねぇよな!」





    ベルトルト「ははっ、ほんとにね」





    ジャン「そう言えば学校もサボれんじゃん!」





    ベルトルト「おっ、言われてみれば古典の授業が苦手だったからラッキーかも」





    クリスタ「休めるわけないでしょ?きっと先生が課題持ってくるわよ」





    ジャン「へへっ、お前ってホント災難だな!」





    ベルトルト「本当にね...今日おみくじ引いてこようかな?」





    ハッハッハ





    クリスタ「じゃぁ私グンタ先輩の怪我も見なきゃいけないから行くね!」





    ベルトルト「あぁごめん、そっちを優先してくれればよかったのに」





    クリスタ「む~、何その言い方!まるで私がいたら邪魔みたいな言い方ね!」





    ジャン「まぁ確かにお前背ちっせぇからどこにいるかわかんねぇからいつぶつかるかわかんねぇしな!」





    クリスタ「ジャン?あとで体育館裏ね!」ニコッ





    ジャン「あっすんません!ホントすんません!!」アセ





    ジャン「じゃぁ俺も疲れたし帰るかな...」





    ベルトルト「うん、今日はありがとね」





    ジャン「おう、早く治して来いよ!鉄心の巨人!」





    ベルトルト「うっ、その呼び方あんま好きじゃないなぁ」





    ライナー「俺もトイレ行って帰るかな...?」





    スタスタ





    ガラッ





  128. 128 : : 2014/09/08(月) 23:45:33







    ベルトルト「...クッ」





    ベルトルト「どうして僕は...皆に迷惑をかけてばっかなんだ...」





               医師「ん~これはいかんねぇ...最低でも半年以上の入院と半年以上のリハビリが必要だよ」





    ベルトルト「どうして...僕は...」





    ベルトルト「怪我を...しなきゃならないんだッ!!」ポロポロ





    「自分を責めるなんて...悪い癖だぜ...」





    ベルトルト「!? ライナー...?」





    ライナー「ほらよっ!牛乳でも飲んで少しでも骨を回復させろ!」ポイッ





    ガシッ





    ベルトルト「...ありがとう...」





    ライナー「全くよ...お前が3日間程度の捻挫で試合を放り出すわけないだろ」





    ベルトルト「...いや大丈夫だよ、来週までには完治させる!」





    ライナー「...親友の俺にも...嘘か?」





    ベルトルト「...スゥーっ...ハァーっ...」





    スタスタ





    クリスタ「ふんふんふーん♪」スキップ





    ベルトルト「違和感は...ちょっと前からあったんだ...」





    ピトッ





    クリスタ「...?」





    ベルトルト「手術してリハビリも兼ねて...その頃には高校を卒業してるって...」





    クリスタ「えっ!?」





    ベルトルト「手術せずに入院とリハビリだけでも1年掛かるんだ...」





    ライナー「...どうせ俺が言ってもお前は手術しなさそうだもんな...もちろん後者を選ぶんだろ?」





    ベルトルト「うん...でもッ」





    ベルトルト「ライナー達と...3年間ずっと...部室が汗臭くなるまで...喧嘩して殴りあったり...したかった...」





    ベルトルト「後者だけではバスケをすれば再び痛みは発生して...結局元に戻っても保って1年らしい...」





    ベルトルト「だからライナー達共バスケ出来るのが...来年だけだ...」





    ライナー「........そっか、じゃぁあの約束の日本一は...来年になっちまうな」





    ベルトルト「えっ」





  129. 129 : : 2014/09/08(月) 23:45:44







    ライナー「なんだよ、その驚いた声は?」





    ライナー「まさか俺達じゃ無理ってか?」





    ベルトルト「いやそんなことは...」





    ライナー「...そう言えば中学2年の時も...こうやって話してたっけか?」





    ベルトルト「ッ」





    ライナー「あの頃と比べて...俺らって成長出来たのかなぁ...ってさっきからそう考えてたんだ」





    ライナー「そしたら今と前とは違う所があった」





    ライナー「今の皆は本気で日本一になろうと...キセキの世代を倒そうと頑張ってる」





    ライナー「元にキセキの世代のサネスには勝ったしな」





    ライナー「でもまだ成長出来てない部分もある」





    スタスタ





    ライナー「お前俺が高校でバスケ部に入る時のこと覚えてるか?」





    ベルトルト「え...うん」





    ライナー「あん時お前は全国に行くとは言ったものの日本一や全国一とは言わなかった」





    ベルトルト「!」





    ライナー「結局中学のトラウマをまだ引きずってるんだ」





    ライナー「日本一を信じきれてないのは...お前じゃないのか?」





    ベルトルト「ッ」





    ライナー「あと1年しかないならその1年をより多くの試合をするためには日本一になるしかないだろ」





    ライナー「そんなに日本一になるのが信じられないなら...仕方ない」





    ベルトルト「ま、待ってくれ!僕はただ」





    ライナー「なら...俺を信じて着いて来い」





    ベルトルト「!」





    ライナー「キャプテンでもねぇ俺が言う資格なんてないのかもしれないがな!」





    ライナー「親友の代理としてお前の思い...背負ってやる!」





    ライナー「だから早く戻ってこいよ...」





    ライナー「東京調査のセンターは...お前しかいないんだ。」





    ベルトルト「ッ....あぁごめん...じゃぁちょっと待ってて...」ポロポロ





    ベルトルト「すぐ戻るから...」ポロポロ





    ライナー「謝ってるんじゃねぇよ、仲間なんだから支えあうのが普通だっつの」





                そして俺らは、三代王者に...大敗した。





    _______________________________________________________

    ________________________________________

    __________________________






  130. 130 : : 2014/09/08(月) 23:52:38











    ガヤガヤ





    ライナー「...とまぁこんな感じだ」





    エレン「...」





    アルミン「...」





    ライナー「おい!あんまりしんみりすんな!」





    ライナー「ただの昔話だ、お前らが気にすることはない」





    ライナー「ただ...ベルトルトと一緒にやれるのは今年だけだ...杭は残したくねぇと思ってる」





    エレン「...ふっ、大丈夫っすよ」





    ライナー「え?」





    エレン「俺達はそんなやわじゃないっす...だから絶対勝ちます!」





    ライナー「エレン...」





    アルミン「エレンの言う通りです。」





    アルミン「僕達はここまで来るのに厳しい練習に耐えてきました」





    アルミン「絶対に勝ちましょう!」





    ライナー「...ふっ、あぁ!!」





    エレン「ってか本当になげぇ」





    アルミン「うん、僕の時よりも長ったね...」





    ライナー「あ、あぁすまん...」





    エレン「じゃぁそのお詫びとして...」





    エレン「チーズバーガーおごってください!!」





    ライナー「...あ、あぁ...」アセ





  131. 131 : : 2014/09/16(火) 23:48:56








                翌日





    スタスタ





    観客R「こっちこっち!早く早く!」





    観客W「ま、待てよ!!」





    タッタッタ





    スタスタ





    ファーラン「...」





    イザベル「...」





    ズルズル





    「いてっ、おい!出しやがれ!!」





    観客V「ん?」





    ズルズル





    ガチャッ





    スタスタ





    ファーラン「ふぅ、良かった」





    ファーラン「間に合ったみたいだな」





    イザベル「さぁ着いたぞ!」





    ホドキホドキ





    リヴァイ「チッ、ファーラン...汚ねぇ手使いやがって...」





    ファーラン「お前が集合時間に来ないのが悪いだろうがッ!」





    イザベル「まさか本当にアレで釣れるなんてな...」





    ファーラン「まったくだ」





    __________________________

    ____________________________________

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    スタスタ





    リヴァイ「ん?何だこの機械?」





    スタスタ





    スッ





    リヴァイ「なっ、なっ...」





    リヴァイ「最新式の...」





    リヴァイ「...ルンヴァじゃねぇかッ!!!」





    ガポッ





    リヴァイ「なっ!? な、何すんだ!!」





    _______________________________________________________

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    __________________________






    イザベル「雀捕まえるより簡単だったぜ」





    ファーラン「まぁ金は掛かったけどな」





    イザベル「誰が出したの?」





    ファーラン「監督に決まってんだろ」





                 監督「ひぇっ!?この領収書...何!?」





                ファーラン「雀を捕まえるための道具です...すみません監督、払ってください」






    イザベル「あ~だから監督部室で泣いてたんだ」





    ファーラン「ったく、無駄に金は掛かるな...」





    リヴァイ「おいファーラン!てめぇ騙しやがったな!!」





    ファーラン「今度はなんだ?」





    リヴァイ「このルンヴァの会社がアイロボッチじゃねぇじゃねぇか!!」





    ファーラン「は~、知らねぇわそんなもん」





    ファーラン「つか、どれもすげぇ機能付いてるんだからいいじゃねぇか」





    リヴァイ「俺はアイロボッチの会社が作ったルンヴァがいいんだよッ!!!」





  132. 132 : : 2014/09/16(火) 23:55:10










    スタスタ





    ミタビ「おい!早くしねぇと席になくなっちまうぞ!!」





    イアン「慌てるな、そうそうなくなりはしない」





    イアン「それに見ろ、まだアップ中だ」





    ミタビ「くっそぉぉぉぉおおおお、あのガキ野郎ぜってぇ勝てよなッ!!」





    ミタビ「この前のお好み焼きの借りは忘れねぇ」メラメラ





    イアン「まだ張り合ってんのか」





    グスタフ「うん、大丈夫...わかったよ、うん...じゃぁな」





    ピッ





    イアン「ん?監督か?」





    グスタフ「いやアンカだ」





    ミタビ「てんめぇ!!ちゃっかり自慢すんなよ!!!!」





    グスタフ「え?俺してたか?」





    イアン「取り敢えず黙れミタビ」





    ミタビ「んん?」





    チラッ





    ミタビ「うぉぉぉぉぉぉおおおおおお、自由都市高校の奴らまでいやがる!!!」





    ミタビ「あの時の借りは忘れねぇ!!!」メラメラ





    イアン「おぉあいつらもいたのか、っつかお前借り作りすぎだろ」





  133. 133 : : 2014/09/17(水) 00:09:00










    ダムッダムッダム






    「そーれい!おーれい!」





    パスッ





    ダムッダムッダム





    パスッ





    ライナー「」シュッ





                観客席





    リヴァイ「...」





    イザベル「どうした?リヴァイ」





    リヴァイ「いや別にこの試合に興味はねぇが...」





    リヴァイ「やけに殺伐としてんなぁ...と思っただけだ」





              コート





    ガタンッ ダムダムッ





    モブット「おいおい大丈夫かライナーの奴」





    ジャン「まぁ...今日入れ込む気持ちはわかるけどな...」





    モブット「何かあるのか?」





    ジャン「えぇまぁ...今日の相手が...あいつらですから...」





    エレン「...」





    アルミン「...」





    コロコロ





    ピトッ





    サネス「ん?」





    スッ





    サネス「ほれよ、これそっちのボールだろ?」





    スタスタ





    ベルトルト「どうも」





    サネス「へっ、相変わらず調子良さそうな顔してんな」





    ベルトルト「おかげさまで」





    スタスタ





    ライナー「サネス、お前まさか忘れてねぇだろうな?」





    サネス「は?何をだよ」





    ライナー「ッ、てめぇッ!!」





    ポンッ





    ライナー「!」





    エレン「話では聞いてたけど、実物はこれまた糞野郎だな」





    サネス「おうおう知ってるぜお前、リヴァイと対等に渡り合った唯一の奴だってな」





    エレン「は?リヴァイだ?」





    エレン「んなもん今の敵じゃねぇよ」





    エレン「今の敵はお前らだ」





    サネス「ふっ、噂通りの奴だな...だとしたらお前あの傷のことも覚えてねぇのか?」





    エレン「は?何言ってんだ?」





    サネス「まぁ時期に思い出すさ」





    サネス「今回も怪我をしないように頑張ってねぇ~」





    「そんなに僕達を甘く見ているようでは勝てませんよ」





    サネス「あ?」





    クルッ





    サネス「ッ!」





    アルミン「...どうも久しぶりですね、サネスさん」





    ベルトルト「(久しぶり?)」





    サネス「...ふっ、そうかお前もいたのか...こりゃ面白い」





    サネス「試合が増々楽しみになってきたぜ...」ニヤッ





    スタスタ





    ライナー「クッ...」





    ベルトルト「ライナー」





    ライナー「あ?」





    ベルトルト「...正気に戻ってくれ」





    ライナー「...ふぅーっ...そうだな」





    ジャン「集合!」





    「おうッ!」





  134. 134 : : 2014/09/17(水) 00:16:26










    ビーッ





    スタスタ





    コニー「ベルトルト先輩!テーピングやります!!」





    ベルトルト「え?」





    マキマキ





    コニー「俺...エレンやアルミンみたいにベルトルト先輩にカバー出来ないですけど...」





    コニー「せめて...これぐらいはやらせてください!」





    ベルトルト「...ライナー...まさか」





    ライナー「隠すことでもないだろ」





    ベルトルト「...はぁ...」





    マキマキ





    コニー「出来ました!!」





    ベルトルト「...芋虫みたいだね」





    バシンッ





    コニー「いてっ!?」





    クリスタ「馬鹿ッ!これじゃ試合出来ないでしょ!!」





    マキマキ





    クリスタ「全く...はい!」





    バシンッ





    ベルトルト「ありがとう」





    クリスタ「無茶はダメだよ?」





    ベルトルト「うん、知ってる」





    ワシャワシャ





    コニー「!」





    ベルトルト「ありがとうねコニー」





    コニー「...うっす!」





    ジャン「しゃっ、行くぞ!!」





    「おうッ!!」





  135. 135 : : 2014/09/17(水) 00:25:25










               中央第一憲兵高校ベンチ





    敵モブ5「おーうし!準備おkだぜ」





    デュラン「あーマジ首いてぇ...マジいてぇ」





    ラルフ「全く不憫だ...お前らがやる気を出せば出すほど残酷な結果になるだけなのに...」





    サネス「...ふっ」ニヤッ





    サネス「おい、出番だぞ」





    ???「...はい」





    サネス「さぁてと...それじゃ楽しい楽しい試合を始めましょうかね...」





    サネス「監督いいですか」





    ?????「あぁいいぞ」





    サネス「じゃぁエデン君...奴を倒してこようか...」ニヤッ





    エデン「はいキャプテン」





    ビーッ





    スタスタ





  136. 136 : : 2014/09/17(水) 00:43:10








    タッタッタ





    ペトラ「早くしなさいよ!!」





    ミーナ「もーサシャがハッシュポテト食べたいって言うから遅刻しちゃったじゃない!!」





    ユミル「ったく、本当に芋女だよな」





    サシャ「おいしいれす」モグモグ





    ミカサ「...エレン...」





    ガチャッ





    審判「それでは整列してください!」





    スタスタ





    ペトラ「良かった!間に合った!!」





    ミーナ「あー疲れた」





    アニ「もう始まるね」





    ユミル「...あれ?何か相手チームにエレンに似てる奴いねぇか?」





    ミーナ「え~どこどこ」





    ユミル「ほら、あれだよ」ユビサシ





    ペトラ「本当だ!すごく...ってかもしかして本人なわけ...」チラッ





                エレン「っしゃ!行くぜ!!」





    ペトラ「そんなわけないですよね」アセ





    サシャ「れもふほふひれまふね(でもすごく似てますね)」モグモグ





    アニ「まぁ似てるって言っちゃえば似てるかもね」





    ミーナ「で、でも...エレン大好きなミカサがいくら何でも否定します...よね?」





    ミカサ「え、え、え、エレンが...二人!?」





    ミーナ「Wow!」





    ユミル「雰囲気から体格までしかも顔までそっくりだ」





    ペトラ「まぁ世界には自分に似てる人が3人いるって言われてるし...にしても似すぎ....」





    ミカサ「エレンが二人!?エレンが二人!?エレンが二人!?」





    アニ「取り敢えずあんた黙って?」





  137. 137 : : 2014/09/17(水) 01:03:53










    サネス「」ニヤニヤ





    ジャン「(チッ、気持ちワリィなニヤニヤしやがって)」





    デュラン「あ~首いてぇ」コキッコキッ





    ライナー「(去年もこいつがいたお陰ですげぇしんどかったのを覚えてるぜ...気をつけていく)」





    エデン「...」





    エレン「ん?何かどっかで見たことある顔だな...」





    アルミン「エレン」ボソッ





    エレン「ん?」





    アルミン「あの人...エレンにそっくり...いやクローン?」ボソッ





    エレン「おいおいさすがにそこまで言われたら落ち込むぞ...まぁ確かに折れに似てるかも...いや」





    エレン「俺...か...?」





    オネガイシマス





    スタスタ





    サネス「さぁしまっていこうか」





    ジャン「(相手チームの10番...何か嫌なやつに似てるな...)」





    ライナー「(なんだあの10番?すごい...いや完璧にエレンだろ...)」





    ベルトルト「(どういうことだ?雰囲気も風格もすべてエレンと一緒だ...もしかしてプレイスタイルまで...?)」





    審判「ジャンプボール!」





    スタスタ





    シュッ





    ドンッ!





    バシンッ





    ガシッ





    ジャン「よし!」





    ダムッダムッダム





    パスッ





    ガシッ





    アルミン「...」





    サネス「!?」





    サネス「(おい...待て...お前のミスディレクションは...)」





    サネス「(ボールを一瞬しか触れないんじゃなかったのか!?)」





    イザベル「(まさか!)」





    リヴァイ「(アルミンがボールを持った...?)」





    アニ「(いきなり出すのか...)」





    「バニシングドライブッ!!」





    敵モブ5「(人が消えるなんてありえねぇ...何かタネがあるはずだ!)」





    敵モブ5「いかすか!クソガキ!!」





    アルミン「ガキじゃ...」ダッ





    ダムッ シュピンッ!





    アルミン「ないです!」





    敵モブ5「ッのクソガキが!!」ダッ





    ダムッダムッダム





    敵モブ4「フォロー入る!」ダッ





    キュッ





    デュラン「シュート!?」





    シュッ





    ドンッ!





    スッ バシンッ! ダムッダムダム





    グスタフ「おぉアリウープ!!」





    ミタビ「すっげぇ!!」





    タッタッタ





    ベルトルト「ナイス!」バシッ





    アルミン「おわっ!?」





    ベルトルト「あっ、ごめん」





    リヴァイ「これがイザベルの言ってたアルミンの新技か...」





    リヴァイ「ふっ、なかなか面白いじゃねぇか」





    ファーラン「ははっ、何だかんだで毎回派手だな東京調査も」





    イザベル「連携も夏以上だ」





    ファーラン「さぁて初めからトップギアで来たぞ」





    ファーラン「どうするんだ?サネス」





  138. 138 : : 2014/09/30(火) 21:45:54








    敵モブ5「くっそぉ、やっぱ東京調査つえぇな」





    敵モブ5「大型ルーキーのエレン・イェーガーに」





    敵モブ5「あの影薄いルーキーのアルミン・アルレルトに」





    敵モブ5「無冠の五将の鉄心に二重人格クラッチシューターに...馬面野郎」





    敵モブ5「チームプレーももちろんだが個々の力はかなりの野郎たちだ!」





    サネス「だからなんなんだよ、頭使え頭を」





    敵モブ5「んだと!?」





    サネス「いつも言ってんだろ?」





    サネス「天才だろうが秀才だろうが壊れちまえばただのゴミなんだよ」ニヤッ





    ダムッダムッダム





    サネス「さぁてと、行くか」





    ジャン「(チッ、中学時代と1年前俺はこいつに追いつくので精一杯だった...)」





    ジャン「(だけど...今の俺達なら...行けるッ!!)」





    キュッ ダッ キュッ





    デュラン「あれ、お前って確か...去年はSGだったっけか」





    デュラン「何か随分と好戦的な目だな」





    デュラン「まだ始まったばっかぜ?肩の力抜けよ」





    ライナー「(なんだ?この死んだ魚みたいな目してんな)」





    デュラン「おっ、あっちにボールが来る予感」ダッ





    ライナー「!」ダッ





    ドスッ





    ライナー「ッ」





    ライナー「(ファールじゃねぇのかよ!荒っぽいスクリーンしやがって!!)」





    ダムッダムッダム





    サネス「よっと」パスッ





    ジャン「ッ!」





    ガシッ





    ドンッ





    シュッ





    デュラン「やべっ、入っちまうかも」





    ガタンッ





    デュラン「あら」





    エレン「うし、来た!」





    キュッ





    エデン「...」





    ストッ





    エレン「よし!」





    スッ





    エレン「ッ」





    エレン「(てッめぇ!!)」





    ベルトルト「(! 足を! クソッ、審判の死角だ)」





    キュッ





    ドンッ





    ガシッ





    エレン「(チッ、なら)」





    ストッ





    エデン「...」





    ダッ





    エレン「ここで取る!!」





    スッ ブンッ





    エレン「ッ」





    スッ キュッ





    エレン「(あっぶね...わざと肘振り回してきやがった)」





    ドンッ





    エデン「...」スッ





    ガシャンッ ダムッダムダム





    スタスタ





    エレン「おい、待てよ」





    ピトッ





    エデン「...何?」





    エレン「危ねぇだろ!怪我したらどうすんだよ!」





    エデン「怪我...?」





    エレン「は...?」





    エデン「ごめん、わからない」





    エデン「そんなことよりさ...」





    エレン「?」





    エデン「僕の体...ちゃんと返してよね」





    エレン「は?」





    スタスタ





    アルミン「エレン、どうしたの?」





    エレン「...いやなんでもねぇ」





    アルミン「?」





    ジャン「エレン落ち着け、あいつらの言いなりになるなよ」





    エレン「わかってる」





    ライナー「(エレンじゃなくてもムカつくぜ、あそこまであからさまに潰しに来るかよ)」





  139. 139 : : 2014/09/30(火) 21:51:53








    モブット「おいおい...このデータ...本物かよ...」





    コニー「どうしたんすか?」





    モブット「見てみろ」スッ





    ガシッ





    コニー「...すげぇ!中央第一憲兵高校そんなに強かったんだ!」





    バシンッ





    クリスタ「スコアじゃない」





    コニー「えぇ~?」





    コニー「...」





    コニー「...マジかよ!!」





    モブット「気づくのおせぇよ」





    コニー「けが人半端ない...えぇっと、ここまでで主力の奴らばっか怪我してやがる...」





    クリスタ「去年までは...まだ普通の強豪校だったはず」





    クリスタ「恐らく...あのジェル・サネスがキャプテンになったことでチームが大きく変わった」





    クリスタ「何にしてもキセキの世代と呼ばれるとは思えないほどの糞野郎よ...ジェル・サネス...」





  140. 140 : : 2014/09/30(火) 22:03:41









    ガタンッ





    ベルトルト「リバンド!」





    ベルトルト「ッ」





    ストッ





    ドンッ





    ライナー「...くそっ、切り替えr ッ!!」





    スッ





    デュラン「ふっ」ニヤッ





    エレン「(! まさかまた肘か!!)」





    ライナー「(チッ、早速怪我かよ)」





    ガンッ





    ライナー「ん?」





    ライナー「ベルトルト!!」





    ベルトルト「ここはコート中だ、ちゃんとバスケで勝負しろ」





    デュラン「あれ?俺してない?」





    サネス「よし、行くか」ダッ





    デュラン「ほらよ!」パスッ





    ジャン「カウンターだ!戻れ!!」





    ガシッ





    サネス「へっ、おせぇんだよのろま野郎共が!!」





    ダムッダムダムッダム





    ジャン「クッ」ダッ





    サネス「ふっ、残念だが...そこじゃない」クルッ





    ジャン「ッ」





    ダムッダムッダム





    ドンッ





    スッ





    シュルッ ダムッダムダム





    スタスタ





    ベルトルト「...」





    サネス「...惜しかった」





    ベルトルト「?」





    サネス「もうちょっとであのシューターを潰せたのに...」





    ベルトルト「ッ」





    サネス「邪魔すんなよ」





    スタスタ





    ググッ





    ベルトルト「...僕が...怪我をするだけならまだいい...」





    ライナー「? ベルトルト?」





    ベルトルト「...だけど...」





    ベルトルト「仲間を傷つけられるのだけは...絶対に許さない!!」





    サネス「へぇ...そりゃお見事な正義感なこと」





    ベルトルト「...サネス!!」





    ベルトルト「お前は...今日ここで...」





    ベルトルト「倒すッ!!!!!!」





  141. 141 : : 2014/09/30(火) 22:33:14









    パスッ





    ガシッ





    ライナー「ッ!」シュッ





    ガタンッ





    ライナー「チッ!」





    ベルトルト「リバウンド!」





    キュッ





    ボコッ





    ベルトルト「ッ!」





    ドンッ





    デュラン「センキュー、早急、バーベーキュー!!」パスッ





    ______________________________________________________





              観客席





    ミタビ「おいおい!何やってんだよ!あの主審!!」





    イアン「見えないようにやってるんだ、ある意味大したスキルだ」





    ミタビ「そんなスキルより※◯△◎×☆」





    イアン「何言ってるかわかんねぇよ」





    イアン「...うちとならともかく...スタメンとサブの差がすげぇ開いてる東京調査とじゃぁちょいときついぞ」





    グスタフ「まぁ何にしても見ていて気持ちのいい試合ではないな」





    ______________________________________________________






    ダムッダムッダム





    サネス「ほれっ」パスッ





    ジャン「クッ!」





    ガシッ





    デュラン「うらよっと!」シュッ





    ライナー「ッ!」ドンッ





    ガタンッ





    ベルトルト「リバウンド!」





    敵モブ5「」ニヤッ





    スッ





    エレン「んなせけぇ手が二度も通用すると思ってんのか!!」スッ





    敵モブ5「チッ、ガキが!」





    敵モブ5「んなら遠慮なく」





    敵モブ5「スクリーンアウトじゃ!!」





    ボコッ!





    エレン「ック」





    ベルトルト「エレン!!」





    ドンッ





    敵モブ5「うらよ」トスッ





    シュルッ ダムッダムダム





    スタスタ





    エレン「...おい」





    アルミン「...エレン?」





    敵モブ5「あ?」クルッ





    スッ





    ライナー・ジャン「ぬぉっ!?」





    審判「」チラッ





    モブット「んなーっ!!エレン馬鹿!!やめろ!!!」





    敵モブ5「ふっ」ニヤッ





    サネス「(やれやれ、ここまでか?)」





    エデン「(僕の体...)」





    ヒザカックン





    ガタッ





    エレン「...ってめぇアルミン!何しやがる!!」ガシッ





    アルミン「エレンこそ何するつもりだったのさ」





    エレン「はぁ?んなこと決まってんだろ!」





    アルミン「カッとなって今までの努力全部台無しにするつもり?」





    エレン「ッ」





    アルミン「イラ付いてるのは僕も同じさ、だけど僕達がやり返すのはバスケだろ?」





    エレン「...ふぅ...そうだな」





    クルッ





  142. 142 : : 2014/09/30(火) 22:33:28







    ライナー「ん?」





    エレン「すんません!一発殴ってくれ!」





    ライナー「は、いやいいよ」





    エレン「いやだって俺...危うく試合を...」





    ゴツンッ





    エレン「いっ...たい...くそっ...」プルプル





    クリスタ「ったく、何してんのよ!」





    クリスタ「やるんだったら...こっちは試合が終わった後やりなさい?あっ、もちろんバレないように、ね?」ニッコリ





    コニー「クリスタ先輩かっけぇー!!」





    ジャン「かっこ良くねぇよ」





    ライナー「...っいってぇ...」





    モブ「ライナー大丈夫か?」





    ライナー「あぁ何か冷やすものくれ」





    モブ「わかった」





    ベルトルト「...」





    ベルトルト「...エレン」





    エレン「はい」





    ベルトルト「これから外から攻めてくれないか?」





    エレン「...は?」





    ベルトルト「もちろんリバウンドもしなくていい...」





    ライナー「何言ってんだよ!」





    ベルトルト「...僕は...皆が傷つけられるのだけは...嫌なんだ...」





    ベルトルト「だからこれからは全員外で攻めてくれ、ディフェンスも中は僕一人でやる」





    クリスタ「ちょっと!何考えてるの!」





    クリスタ「ただでさえベルトルトは怪我してるのにダメ!」





    クリスタ「と言うかもう交代」





    ベルトルト「嫌だ、絶対に出る!」





    クリスタ「ッ」





    ベルトルト「...ごめんね、クリスタ...」





    ベルトルト「...僕は...このためだけに戻ってきたんだ...」





    クリスタ「だ、ダメ!これ以上怪我を悪貨させるわけにはいk」





    ベルトルト「もしここで僕を交代させたら...」





    ベルトルト「僕はきっと...一生クリスタのことを...恨むよ」





    クリスタ「ッ」





    ビーッ





    ベルトルト「...フゥーッ...」





    ベルトルト「さぁ行こうか、ウインターカップ出場を取らなきゃね」





  143. 143 : : 2014/09/30(火) 22:46:37








               観客席





    ファーラン「!」





    イザベル「マジかよ」





    イアン「へぇ」





    ミタビ「馬鹿じゃねぇのか!?」





    ミタビ「何であの7番が狙われてるのに内1人で」





    グスタフ「他4人は皆外!?」





    ______________________________________________________





    ダムッダムッダム





    ジャン「」パスッ





    ガシッ





    シュッ





    ガタンッ





    ライナー「チッ、くそ!!」





    ボコッ バキッ ボコッ





    ベルトルト「ッ!」ズキズキ





    デュラン「何考えてるかは知らんけど」





    敵モブ5「わざわざばっかじゃねぇの?」





    ベルトルト「ッ、うぉぉぉおおおおおおおお!!!」ドンッ!





    ガシッ!





    デュラン・敵モブ5「ッ!?」





    ストッ





    ベルトルト「クッ、うぉぉおおお!!」ドンッ!





    ガシャンッ! ダムッダムダム





    ライナー「ベルトルト!」





    ベルトルト「大丈夫、このくらいならいくらでも耐えれる」





    敵モブ5「チッ」





  144. 144 : : 2014/09/30(火) 23:29:00









    ダムッダムッダム





    サネス「」チラッ





    デュラン「」コクッ





    ボコッ ボコッ





    ベルトルト「クッ」ズキズキ





    ダムッダムッダム





    ドンッ





    敵モブ5「おらっ!」スッ





    ドンッ!





    バシンッ!





    敵モブ5「うぉっ!?」





    ガシッ





    ジャン「上がれー!!」ダムッダムッダム





    パスッ





    ガシッ





    ライナー「」パスッ





    ガシッ





    ベルトルト「ッ」





    ガシッ ボコッ





    エレン「(ファールじゃねぇのかよ!服めっちゃ掴んでるじゃねぇか!!)」





    ベルトルト「うっ」ズキズキ





    ダムッダム





    敵モブ5「無駄な抵抗すんじゃねぇ!」ボコッ





    クルッ





    敵モブ5「なっ!?」





    ドンッ!





    ベルトルト「ふっ!」シュッ





    スパッ ダムッダムダム





    イザベル「す、すげぇ...」





    ファーラン「ベルトルト一人で攻守共にインサイドを支えてる」





    リヴァイ「ほう、悪くない」





    ベルトルト「ハァ..ハァ...ハァ...」ボロボロ





    エレン「チッ、いいのかよ...このままで!」





    ライナー「...良い訳...ねぇだろ!!」





    ライナー「俺に回せ!!」ダッ





    ミタビ「おぉ、やっと本気モードかよ...おっせぇな」





    イアン「どうだかな」





    ミタビ「はぁ?」





    ジャン「アルミン!」パスッ





    パスッ





    ガシッ





    コニー「よし!フリーだ!」





    タッタッタ





    審判「」





    ライナー「(一人が審判の目を遮ることで残り二人はやりたい放題ってか)」





    ライナー「(くそっ!ベルトルトへのマークを一人でも減らす...)」





    ライナー「(そのためには外から俺が入れるんだ!!)」





    シュッ





    ライナー「(こんな所で...)」





    ライナー「(俺らの夢の邪魔をされるわけにはいかねぇんだよ!!)」





    ガタンッ





    ライナー「なっ!?」





    クリスタ「(ライナーが今日一本も入ってない?)」





    ボコッ!





    ベルトルト「うぐっ」ズキズキ





    ドンッ





    デュラン「おらよっと」ガシッ





    ジャン「おい、ライナー」





    ライナー「あぁ?」





    ジャン「落ち着けよ、らしくねぇぞ!」





    ライナー「わかってんだよ!いいから俺にもっとボールをよこせ!!」





    ジャン「チッ、だったら入れっつんだよ!」





    ライナー「んだと、この野郎!!」





    ミタビ「おいおい、何か雰囲気悪くね?ってか仲間割れするくらいならあの7番をサポートしろよ」





    イアン「仲間が傷つけられて許せないことは同意だが...」





    イアン「気合と気負いは違うぞ、ジャン、ライナー」





  145. 145 : : 2014/09/30(火) 23:35:29








    ダムッダムッダム





    バシンッ





    敵モブ5「んなっ!?」





    ガシッ





    エレン「(これ以上ベルトルト先輩に負担は賭けさせねぇ!俺が決めてマーク全員かっぱらってやる!!)」





    ダムッダムッダム





    エデン「僕の体...」





    エレン「チッ、またお前かよ」キュッ





    ダムッダムッダム





    エデン「僕の体...返せ!!」ダッ!





    エレン「ッ!」ダムッ





    エレン「よし、前があいt」 バシンッ





    エレン「ッ!?」





    エデン「それぐらいで抜けたつもり?」





    エレン「んだと、このドッペルゲンガーが!!」ダッ





    サネス「」アイズ





    エデン「」コクッ





    ドカッ





    エレン「!?」





    ドタンッ





    ピピーッ





    審判「チャージング!白15番!」





    エレン「なっ...クッ」





    スタスタ





    ガシッ ワシャワシャ





    エレン「!」





    ベルトルト「エレン、もっと回りをみよう」





    ベルトルト「ジャンがフリーだった」





    エレン「ッ...すんません」





    ベルトルト「僕達は...僕達のバスケをやればいい」





    エレン・アルミン・ジャン・ライナー「!」





    ベルトルト「そうでしょ?ジャン」





    ジャン「...あぁそうだな」





    ジャン「よしお前ら!まずディフェンスからだ!」





    エレン・アルミン・ライナー「おうッ!!」





    サネス「ふ~ん」





    スタスタ





    サネス「よく喋るねぇ~、もうボロッボロのくせに」





    ベルトルト「...」





    スタスタ





    サネス「あ?」





    サネス「...クッ」





    ダムッダムッダム





    キュッ





    ベルトルト「ハァ..ハァ..」





    サネス「あ~何かうぜぇな」





    サネス「そんなに死にたきゃ...」





    サネス「死ねよ」





    サイン





    ライナー「!?(この合図は!!)」





    ゲシッ





    ベルトルト「ッ!?」





    敵モブ5「うぉっ!?」





    ベルトルト「...ッ!?」





    ライナー「ッ!!」





    バコンッ!





    クリスタ「!」





    ピーッ





    ライナー「ベルトルト!!!!!」





    ミタビ「おいおいおい....まさか...死んじまうんじゃねぇか...?」





    イアン「冗談じゃ済まないぞこれは」





    ライナー「...ってめぇ」スタスタ





    ガシッ





    ジャン「!? ライナー!!」





    ライナー「またお前だよな!?お前がまた合図を」





    サネス「はぁ...また誤解か?これで3回目だぞ?」





    サネス「ただの事故だろ?ゴール下で縺れて...ッ!!」





    ベルトルト「」ピクッ





  146. 146 : : 2014/09/30(火) 23:44:14








    __________________________

    ____________________________________

    _______________________________________________________






              病院





    ベルトルト「そっか、そんなすごい三人が上がって来たんだ」





    クリスタ「うん、三人共すごく上手いよ」





    ベルトルト「ライナーとジャンとグンタ先輩とオルオ先輩とモブット先輩...」





    ベルトルト「その中に大型ルーキー3人が加わればすごくチームは強くなるね」





    クリスタ「馬鹿、まだ一人足りないじゃない」





    ベルトルト「え?」





    クリスタ「ベルトルト、あなたもよ」





    ベルトルト「あぁ..うん」





    ベルトルト「でもまぁオンフェンスに参加して...う~ん...」





    クリスタ「何か考え事?」





    ベルトルト「いや...前からずっと考えてたんだ」





    ベルトルト「戻って東京調査の皆に出来ること...」





    ベルトルト「多分...いや絶対にこの先上へ行けばキセキの世代とあたって心が折れそうになるかもしれない」





    ベルトルト「もしその時は...」





               僕が皆を守る!!





    _______________________________________________________

    ____________________________________

    __________________________







  147. 147 : : 2014/09/30(火) 23:47:59








    グググッ





    ベルトルト「だ、だから...僕は決めた...」





    ベルトルト「もし皆の心が折れそうになったなら」





    ベルトルト「僕が...添え木に...グッ、なって...」





    ベルトルト「もし皆が傷つけられそうになったなら」





    ベルトルト「僕が...代わりに...盾になって...」





    バッ





    サネス「ッ」





    ベルトルト「僕は........僕が皆を守る!!!!!!」





    ベルトルト「そのために僕は戻ってきたんだ!!!!!!!!!!!!!」






  148. 148 : : 2014/10/01(水) 18:10:58









    ワーッ





    ビーッ





    スタスタ





    イアン「東京調査が危な気なく5点リードで折り返しか」





    ミタビ「ふぅー、見ててヒヤヒヤしたぜ」





    リヴァイ「...」スッ





    イザベル「あ、おい!どこ行くんだよ!」





    リヴァイ「便所だ」





    スタスタ





    _______________________________________________________





              コート





    サネス「...クッ」イライラ





    敵モブ5「やけに不機嫌だなサネスの奴」





    デュラン「まぁそりゃ誰だって自分の思い通りにならなきゃイラつくだろうよ」





    デュラン「あ~、あとあいつが嫌いって言うのもあるな」





    敵モブ5「あいつ...ベルトルトのことか?」





    デュラン「そう、あぁいうタイプは嫌いなんだと」





    スタスタ





    ドサッ





    サネス「チッ、どけよ!」ブンッ





    アルミン「ッ、待ってください!」





    サネス「あぁ?」





    アルミン「どうして...卑怯なプレーをするんですか?」





    サネス「はぁ?」





    アルミン「それでもし...勝っても、楽しいですか?」





    サネス「ッ」





    スタスタ





    リヴァイ「?」





    サネス「...そんなわけないだろ...」





    アルミン「!」





    サネス「だがこうでもしなきゃ...あいつら...リヴァイ達には勝てない...」





    サネス「俺には...約束があるんだ...」





    アルミン「約束...?」





    サネス「あぁ...」





    アルミン「...でも...」





    クスッ





    アルミン「?」





    「ふふふっ、あはははっ、はっはっはっは」





    アルミン「ッ!?」





    サネス「その約束教えて欲しいか?」





    サネス「教えてやるよ」





    スタスタ





    ガシッ





    アルミン「ッ」





    エレン「! あいつ!!」





    サネス「お前のあるチームメイトを潰すこ・と・だ」





    アルミン「ッ!!」





    サネス「ふっ、さっき楽しいかって聞いたか?」





    サネス「あぁ楽しいとも、去年お前らの先輩なんて最高に傑作だったわ!」





    エレン「んの野郎!!」ダッ





    ガシッ





    ジャン「おい、エレン!」





    サネス「あれで終わりだと思うなよ」





    スタスタ





    サネス「お前らが歯ぎしりするのは...」





    サネス「こ・れ・か・ら・だ」





    サネス「はっはっは」





    スタスタ





    グググッ





    アルミン「...」





  149. 149 : : 2014/10/01(水) 18:38:43









               ロッカールーム





    ガンッ





    エレン「くっそぉ!!」





    エレン「あいつら...マジでイラつくぜ...」





    バシンッ





    エレン「いっ」





    ジャン「うるせぇよアホ、あと物壊すな」





    エレン「うっ」





    モブット「ベルトルト、大丈夫か」





    ベルトルト「はい、大丈夫ですよ」





    コニー「ホントに...大丈夫なんすか」





    ベルトルト「心配しないで、大丈夫だから」





    スタスタ





    クリスタ「...」





    ベルトルト「!」





    クリスタ「...」





             ベルトルト「僕はきっと...一生クリスタのことを...恨むよ」





    クリスタ「!」





    エレン「くそっ、腹が立って仕方ねぇ...」





    アルミン「ダメだよ、物を壊しちゃ」





    エレン「うるっせぇな、わかってるよ」





    エレン「お前はムカツかねぇのかよ」





    チラッ





    エレン「!」





    アルミン「...」ゴゴゴッ





    _______________________________________________________





    敵モブ5「マジかよ!!それ本当か!?」





    デュラン「うん」





    デュラン「あの11番のドライブのタネがわかっちまったかも」





    敵モブ5「かもってなんだよ!!」





    デュラン「えぇ~じゃぁ...多分?」





    敵モブ5「段々自信無くなってるんじゃねぇか!! つか俺に聞くな!!」





    ラルフ「うるさいよ、あの厄介なドライブを止められるならなんでもいいよ」





    ラルフ「それに...もうそろそろ巣が出来るしな」ニヤッ





    _______________________________________________________





               トイレ





    ジョーッ





    スタスタ





    サネス「ん?おぉ見に来てたのか」





    サネス「キセキの世代最強のリヴァイさん」





    リヴァイ「ハァ、誰かと思ったら...てめぇかよ」





    サネス「ッ、相変わらず気に食わねぇ口してんな」





    リヴァイ「そりゃどうも」





    サネス「チッ、腹立つ奴だ...まぁ待っとけウインターカップで」





    サネス「今度こそお前らを潰す」





    リヴァイ「...ほぉ」





    リヴァイ「その自信はどっから出てくるのか聞きたいな是非とも」





    サネス「自信なら前からあったさ」





    リヴァイ「...フッ、お前も相変わらず湖水試合してんな」





    サネス「はぁ?湖水?やめろよ」





    サネス「あんなのただの餌だ、本当のプレーをしたら奴らは落とし穴にはまって動けなくなるさ」





    リヴァイ「...まぁ俺はお前のこと興味ないからよくわかんねぇけど」





    リヴァイ「お前このの試合...負けるぞ」





    サネス「ふふっ、俺も随分と舐められたもんだな」





    サネス「むしろどうやったら負けるのかが教えて欲しいね」





    リヴァイ「舐めてるとか舐めてないとかっていう問題じゃねぇんだよな...」





    サネス「は?」





    リヴァイ「お前はアルミンを怒らせた...それだけだ...」





    サネス「へぇ、怒らせたら隕石でも来るのか?」





    サネス「まぁ首を洗って待ってろ...」





    サネス「どちらにせよウインターカップ出場はもう決まってるんだ」





    サネス「お前の言う、そのアルミンって奴が怒る所を見るとするよ」





    スタスタ





  150. 150 : : 2014/10/05(日) 14:27:07









    ワーッ





    スタスタ





    ファーラン「さて、どうなるかな?」





    イザベル「遅いぞ、リヴァイ!」





    リヴァイ「ギャーギャー、うるせぇな」





    イアン「このまま何もなければいいんだが...」





    ミタビ「フラグ立てるのやめろ」





    パスッ





    ガシッ





    アルミン「...」





    ミタビ「出るぞ!バニシングドライブ!!」





    スッ





    敵モブ5「(クッ、来るか!)」





    ドスッ





    敵モブ5「おごっ!?」





    デュラン「は~いはいは~い、チェンジね~」





    ダムッダムッダム





    アルミン「...」





    デュラン「(用はまばたきなんっしょ?)」





    デュラン「(並外れた観察眼でまばたきを予測して)」





    デュラン「(そいで目が閉じた瞬間にダックイン)」





    デュラン「(どう?俺かっこ良くね?)」





    デュラン「(だとすれば対策はわざとまばたきするタイミングをずらせばいいっしょ)」





    ダムッダムッダム





    アルミン「...」





    コニー「どうしたんだよ、アルミン!」





    モブット「早く抜かないとカバーに来てしまうぞ!」





    ダッ





    コニー「あっ!」





    敵モブ5「(出したくても出せねぇんだよ!)」





    敵モブ5「終わりだ!!」スッ





    シュピンッ!





    敵モブ5「なっ!?」





    デュラン「...マジ?」





    エレン「アルミン!!」ダッ!





    ダムダムダムッ





    アルミン「...ここ!」パスッ





    敵モブ4「ッ!?」





    ドンッ!





    エレン「うぉぉおおおおおおおおお」





    ガシッ





    エレン「っらッ!!」ガシャンッ!





    ダムッダムダム





    オォォォォオ





    コニー「よっしゃ!ナイスダンク!エレン!!」





    タッタッタ





    ライナー「ナイス!エレン、アルミン!」





    エレン「はい!」





    アルミン「...ちょっと背中痛かったよ」





    エレン「は?」





    エレン「そういうパス出してきたのお前じゃん」





    アルミン「...ふふっ」ニコッ





    敵モブ5「そ..んな...」





    敵モブ5「お前のドライブは...またたきと同時に抜くんじゃなかったのかよ!!」





    アルミン「え?僕そんなこと...言いましたっけ?」





    敵モブ5「おいてめぇ!全然ちげぇじゃねぇか!!」





    デュラン「まぁまぁ!マイドンマイドン!!」





    敵モブ5「自分で慰めるな!!」





    ビーッ





    スタスタ





    アルミン「マークは8番」ボソッ





    コニー「おう!任せろ!!」ダッ





    ペトラ「アルミンを下げちゃうの...?」





    ミカサ「アルミンのミスディレクションは40分間フルには使えないので」





    ユミル「でも後半開始早々にぶっかましたからな...ありゃ必殺仕事人だぜ」





    ミーナ「勢いは完全にうちですね」





    サネス「...ふっ、丁度あのガキも下がったしな」





    サネス「こりゃ丁度いいぜ」





    サネス「おい、ラルフ出番だ」





    ラルフ「おうよ!」





    クリスタ「(! あっちも交代?まさか...今以上に質の悪いラフプレーをする奴じゃないわよね?)」





    クリスタ「(それに...)」





    イザベル「おい、今あの糞野郎が指示出してなかったか?」





    イザベル「あっちの監督はあの糞野郎をどんだけ信用してるんだよ!」





    ファーラン「実はそういうのじゃないんだな」





    イザベル「は?どゆことだ?」





    ファーラン「あっちの監督はまるで何もしない」





    ファーラン「ただあそこに座っててなおかつ、フードをかぶってて一度も顔を見たことが無い」





    ファーラン「つまりは選手交代とかスタメンとか全部あいつ一人でやってるってことだ」





    イザベル「なにそれ!?ありかよ!!」





  151. 151 : : 2014/10/05(日) 14:43:29








    ラルフ「うっし、やってやるぜ」





    敵モブ5「いつも思うがお前のその髪型はねぇだろ」





    ラルフ「うるさいな、俺は集中する時はオールバックって決まってんの」





    サネス「準備はいいな?」





    ラルフ「」コクッ





    サネス「行くぞ」





    エデン「...はい」





    _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _





    シュッ





    ガタンッ





    ジャン「リバウンド!」





    ドンッ!





    ベルトルト「ッ!」





    ガシッ





    ストッ





    ベルトルト「?」





    タッタッタ





    パスッ





    ベルトルト「(あのCパワー型じゃない...)」





    ベルトルト「(少なくともフィジカルだけならさっきの12番の方が...)」





    ダムッダムッダム





    ジャン「」パスッ





    バシッ





    サネス「へっ」ダッ





    ジャン「なっ!?」





    ダムッダムッダム





    ドンッ





    スッ シュルッ ダムッダムダム





    ミタビ「おいおいおい、電光石火で決めやがったぞ!」





    イアン「あの早いパス回しをスティールするとは...なかなかやるじゃないかサネスも」





    タッタッタ





    ライナー「ドンマイ、ジャン!」





    ライナー「切り替えろ!」





    ジャン「...あぁ」





    ダムッダムッダム





    ジャン「ハァ..ハァ...」





    ラルフ「(おうおう、良い目だ)」





    ダムッダムッダム





    ダッ





    ラルフ「ふっ」ニヤッ





    ジャン「」チラッ





    パスッ





    バシンッ





    ジャン「はぁ!?」





    クリスタ「(ジャンが二回も?)」





    ダムッダムッダム





    サネス「ほら、行ってこい!」パスッ





    ガシッ





    エデン「僕の体...」ドンッ





    クリスタ「!」





    クリスタ「あれは...」





    イザベル「おい、あれってエレンの!」





    ファーラン「あぁ間違いない」





    エレン「ッ」





    ファーラン「エレンと同じのレーンアップだ!」





    ガシャンッ! ダムッダムダム





    オォォォォオ





    エレン「...野郎...やってくれるじゃねぇか...」





    エデン「...僕の体を...返して」





    エレン「はぁ?だからこれは俺の体だって何回も言わせんな」





    エデン「...」





    ジャン「...ハァ..ハァ...」





    アルミン「...」





    ライナー「ハァ..ハァ...」





    ラルフ「悪いけど、もうお前たちが点を取ることはないから」





    ライナー「あぁ?」





    ラルフ「お前たちは蜘蛛の巣にはまったんだ」





    ライナー「何言ってやがる」





  152. 152 : : 2014/10/05(日) 15:05:49








    イザベル「おいおい、大丈夫かよ」





    イザベル「あの5番が出てきてからスティールが増えるはあの10番がエレンと全く同じのフォームだ」





    ファーラン「あの10番に関しては知らないが...まぁサネスに関しては天才だからな」





    イザベル「そりゃそうだろ、キセキの世代って言われてるんだからよ」





    ファーラン「アホか、誰もバスケのプレーとは言ってないだろ」





    イザベル「なっ!?」





    ファーラン「あいつはすげぇ頭が良いんだよ」





    イザベル「頭が良い?」





    ファーラン「そうだ、お前とは違ってめちゃくちゃ賢いからお前も見習っとけ」





    イザベル「ぜってぇー嫌だ!!!」





    イザベル「っつか、何でお前が知ってるんだよ」





    ファーラン「あいつとは中学が同じだからな...」





    ファーラン「あいつは勉強してなくても毎回模試は全国10位以上だったからな」





    イザベル「はぁ!?なんつー頭してるんだ!!」





    ファーラン「あいつは一回見た試合は完璧にトレース出来るんだ」





    ファーラン「それを元にチームの動きを解析しちまうんだ」





    イザベル「チームの...動き?」





    ファーラン「簡単に言っちまうと東京調査の攻め方・守り方、いわゆるセオリーを解析するってことよ」





    イザベル「じゃぁそのセロリーを解析して...どうするんだよ」





    ファーラン「セロリじゃなくてセオリーだ」





    ファーラン「東京調査のスタイルはパスワークを基本としたチームバスケット」





    ファーラン「それも相当ハイレベルのな」





    ファーラン「全員が常にフロアバランスを見て、効率の良い最良の選択をする」





    ファーラン「...だがそれが罠になったんだ」





    ファーラン「サネスは相手の攻撃パターンを全部読みきってボールを奪う...つまりスティールをするってことだな」





    イザベル「マジかよ!?」





    ファーラン「特に東京調査の4番」





    ファーラン「あいつは本当に良いPGだ、持ち前の視野の広さを使って回りに正確なパス」





    ファーラン「エレン達には悪いが東京調査を一番支えてるのはあいつだ」





    ファーラン「だがその正確さがサネスの餌食になったんだな」





    パスッ





    ガシッ





    ジャン「(んの野郎!!)」





    イザベル「また取られた!」





    ダムッダムッダム





    スッ シュルッ ダムッダムダム





    ダムッダムッダム





    ベルトルト「(確かにサネスさんは中学の頃からスティールは得意だった...けど、制度が桁違いに上がってる)」





    ベルトルト「(一体どうやって...?)」





    ダムッダムッダム





    サネス「」ニヤッ





    ダッ





    パスッ





    バシンッ





    ジャン「ッ」





    スッ シュルッ ダムッダムダム





    観客「おいおい、どうなってるんだよ東京調査!」





    観客「さっきから全部スティールされてるぞ!!」





  153. 153 : : 2014/10/05(日) 15:24:45










    ラルフ「ふっ」ニヤッ





    ダッ





    デュラン「(サネスだけが読めていても追いつけないことはある)」





    デュラン「(だがラルフを利用すれば)」





    パスッ





    バシンッ





    サネス「おっと、こいつはラッキー!」





    デュラン「(100%スティールが出来る)」





    エレン「ッ、くそ!」ダッ





    ダムッダムッダム





    エレン「今度こそ止めてやるからな」





    キュッ





    ダムッダムッダム





    エデン「...それは出来ない」





    エレン「んだと!」ダッ





    クルッ ダッ!





    エレン「なっ」





    ダムッダムッダム





    ドンッ!





    エレン「待ちやがれ!!」





    ドンッ!





    エデン「ッ!」スッ





    ガシャンッ! ダムッダムダム





    ストッ





    エレン「(ッ、こいつジャンプのフォームもダンクの仕方もまるっきし俺同じだ...)」





    ファーラン「まぁつまり前半のラフプレイは伏線でもあったってことだな」





    イザベル「けっ、人が悪すぎるぜ」





    ファーラン「ラフプレイで潰れればそれで終わり」





    ファーラン「ダメでも頭に血が登れば攻撃は単調になって読みやすくなる...」





    ファーラン「さすがは悪童だな、えげつない試合内容だ」





    リヴァイ「...」





    ファーラン「もがけばもがくほどドツボにはまるんだ」





    パスッ





    ガシッ





    ダムッダムッダム





    ジャン「ハァ..ハァ...」





    ファーラン「ダメだな、このまま何もしなかったら終わりだな東京調査も」





    ファーラン「まるで蜘蛛の巣に捕まった獲物だな」





    サネス「へっ、へへっへっへ」ニヤッ





    ビーッ





    ミタビ「結局東京調査の得点は最初のダンクだけかよ」





    イアン「これじゃぁ完璧に沈黙だな」




  154. 154 : : 2014/10/05(日) 16:04:09








               ベンチ





    ジャン「くそっ!」ガンッ





    コニー「ひぃっ!いつもの馬面じゃない!!」





    エレン「...クッ」





    ベルトルト「(まずい...今うちは完全に悪循環だ...)」





    ベルトルト「(皆頭に血が上ればサネスの思う壺だ)」





    クリスタ「(サネスのスティールがこれほどまでに決めてくるのは誤算だった...)」





    クリスタ「(そしてもう一つの誤算は...)」





    チラッ





    ライナー「ハァ..ハァ...」





    クリスタ「(うちはもっとは外からも入れられたはずなのに...)」





    クリスタ「(ライナーのスリーがまだ一本も入っていない...)」





    ・・・





    アルミン「もしかしたら...」





    ベルトルト「ん?」





    ライナー「?」





    アルミン「もしかしたら...突破口が出来るかもしれません...」





    エレン「!」





    ジャン「ッ」





    クリスタ「突破口?」





    アルミン「...僕がチームプレイをやめれば...」





    エレン「は、は...?」





    エレン「意味がわかんねぇよ」





    デュラン「11点差かぁ~、あいつらの攻撃を完封した割に取れなかったな」





    敵モブ5「やっぱの7番が厄介だ」





    サネス「ふっ、だから頭使えって言ってんだろ」





    敵モブ5「は!?」





    サネス「だったら尚更だろ?」





    サネス「ベルトルトはもうとっくに満身創痍だ、もうひと押し痛んじゃえば...」





    敵モブ5「」ニヤッ





    サネス「さよならだ」





    ビーッ





    ワーッ





    クリスタ「さぁ、まず一本決めましょ!」





    ミタビ「おぉ、あの透明少年出てきたぜ」





    イアン「切り札投入か」





    ファーラン「さてと、見ものだな」





    タッタッタ





    アルミン「ハァ..ハァ...」





    ダムッダムッダム





    ラルフ「(ふっ、無駄だぜ)」





    ラルフ「(11番がいる時の攻撃パターンも知ってる)」





    ラルフ「(俺がサポートする限り...サネスは無敵だ!)」」





    ダムッダムッダム





    ジャン「...」





    __________________________

    ____________________________________

    _______________________________________________________






    エレン「意味わかんねぇよ!!」





    アルミン「さっきの言葉通りだよ、エレン」





    アルミン「4人は今まで通りプレーしててください」





    クリスタ「なるほど...これは賭けね」





    ベルトルト「賭けって言うのは伸るか反るか...つまりやるかやらないかでしょ?」





    ベルトルト「だったらそんなの賭けになってないよ」





    ベルトルト「出来るよ、このチームなら」





    _______________________________________________________

    ____________________________________

    __________________________






  155. 155 : : 2014/10/05(日) 16:04:28







    ダムッダムッダム





    ジャン「ハァ..ハァ...」





    サネス「(ふっ、全部読めてんだよ!!)」ダッ





    サネス「(お前は次に...ベルトルトへパスを出す)」





    パスッ





    サネス「へっ!」スッ





    スッ





    サネス「ッ!?」





    バシンッ!





    エレン「うぉっ!?」ガシッ





    ダムッダムッ





    サネス「(な...なんだと!?)」





    ダムッダムッダム





    ドンッ!





    エレン「ッ」





    ガシャンッ! ダムッダムダム





    コニー「よっしゃー!!決まったー!!!」





    ガシッ





    エレン・ベルトルト「よしー!!!!」





    アルミン「ふぅー...」





    ライナー「ナイス!」パシッ





    アルミン「ありがとうございます」





    タッタッタ





    デュラン「(まさか...サネスが読み間違えた!?)」





    ラルフ「(いや読みはあってたし、実際ベストルートだったはずだ)」





    ラルフ「(そもそも味方の反応も変だ)」





    サネス「(パスを出した4番も受けた15番も完全に意表を突かれていた...ッ!!)」





    サネス「(まさか!!!!!)」





    ファーラン「すっげぇな...今の攻撃」





    イザベル「は?今までと違ってたか?」





    ファーラン「今までのアルミンの中継パスはあくまでチームプレイ」





    ファーラン「相手からしたら予想外のトリックプレーでも味方からすれば練習で叩き込んだ織り込み済みの攻撃パターンなんだ」





    ファーラン「だが今のパスは...」





    ファーラン「攻撃パターンに織り込まれていなかった味方にとっても知らされてなかったパスだ」





    ファーラン「つまり...アルミンは独断でパスコースを変えたんだ」





    ファーラン「いくらサネスでもいつ来るか味方も知らないパスを読むのは不可能だ」





    イザベル「だ、だけどよ!何であいつらそれを取れたんだよ!!」





    ファーラン「...そればっかしは...」





    リヴァイ「んなもん適当だ」





    イザベル「!」





    リヴァイ「毎日あいつと練習してれば...何となく考えてることなんてはっきりする」





    リヴァイ「必要なのは理屈じゃねぇんだよ...」





    リヴァイ「...信頼だ」





  156. 156 : : 2014/10/05(日) 16:21:51








    ダムッダムッダム





    ジャン「ッ!」パスッ





    バシンッ!





    サネス「ッ」





    ガシッ





    ドンッ!





    ガシャンッ! ダムッダムダム





    パスッ





    アルミン「ふっ!」バシンッ!





    パスッ





    アルミン「」バシンッ!





    バシンッ!





    ガシャンッ! ダムッダムダム





    サネス「クッ!!」





    クリスタ「(徐々に差は縮まってる...けど、まだ攻撃力が足りない...)」





    クリスタ「(もうひと押しするためには...)」





    ライナー「ッ!」シュッ





    クリスタ「(お願い!ライナー!!)」





    ガタンッ





    コニー「あっ!」





    ラルフ「...悪いな」ボコッ!





    ベルトルト「うっ!?」





    ゲシッ! ボコッ!





    クリスタ「あっ!!」





    モブット「大丈夫かよ...ベルトルト!」





    ベルトルト「う...く...」スタスタ





    クリスタ「...ハァ..スゥーッ...」





    スッ





    モブット「ッ、クリスタ?」





    ビーッ





    審判「東京調査!タイムアウトです!!」





    スタスタ





    サネス「(うぜぇ...うぜぇ...守るだの信頼だの...心底うざってぇ!!)」





    サネス「(全部ぶち壊してやる...)」





  157. 157 : : 2014/10/05(日) 21:12:07









                ベンチ





    クリスタ「...」





    クリスタ「話すことがいくつかあるけど...」





    クリスタ「その前に...もう限界だよ...ベルトルト」





    ベルトルト「ッ、ちょっと待ってよ!!」





    ベルトルト「もう少しなんだ!それに今抜けたら」





    クリスタ「ダメ、もう決めたの」





    ベルトルト「ッ」





    クリスタ「去年と同じことが起きるくらいなら...恨まれた方がまだましだよ!!」





    アルミン「僕も賛成です」





    ベルトルト「ッ、アルミン」





    アルミン「僕には兄弟がいないですけど、守ると言われた時...お兄さんみたいだと思いましたし嬉しかったです。」





    アルミン「だから...この先も守ってほしい、この試合でこれ以上無理してほしくないです」





    ベルトルト「ッ」





    エレン「俺も賛成っす」





    ベルトルト「エレン...」





    エレン「普段は真面目にやってるのかどうかわからないけど、いざというときにすげぇ頼りになる...」





    エレン「そんな兄貴がいたら俺達弟分としてはすげぇかっこいいって思う...です」





    コニー「俺もー!」





    モブット「俺もだ」





    ジャン「ふっ、まぁ俺もだな」





    ベルトルト「みんな...」





    ライナー「...あぁ!もう見てられねぇ!!」





    ガシッ





    ベルトルト「ッ、ライナー」





    ライナー「俺達のことがそんなに信用出来ねぇってか?」





    ベルトルト「ッ、僕はそこまで言って」 ゴツンッ





    ベルトルト「っつ」





    ライナー「俺があの約束忘れてるとでも思ってんのか!!」





    __________________________

    ____________________________________

    _______________________________________________________





    ライナー「........そっか、じゃぁあの約束の日本一は...来年になっちまうな」





    ベルトルト「えっ」





    ライナー「なんだよ、その驚いた声は?」





    ライナー「まさか俺達じゃ無理ってか?」





    ベルトルト「いやそんなことは...」





    ライナー「...そう言えば中学2年の時も...こうやって話してたっけか?」





    ベルトルト「ッ」





    _______________________________________________________

    ____________________________________

    __________________________






    ベルトルト「...」





    スタスタ





    モブット「」コクッ





    ベルトルト「...あぁわかった...」





    ベルトルト「あとは頼んだ」





    バシンッ





    ライナー「あったりめぇだ」





    ライナー「患者様はベンチで安静にいい子にして待ってろ!!」





    ライナー「ウインターカップの切符持ってきて...帰ってきてやる!!」





  158. 158 : : 2014/10/05(日) 21:57:48










    ワーッ





    スタスタ





    ミタビ「7番を下げちまったぞ...」





    イアン「致命的に潰される前にって...ことだろ」





    ミタビ「もしかしたら東京調査...このまま折れちゃうのか...?」





    イアン「さぁな、だがこんなピンチ...前にも見たことはあるぜ」





    ミタビ「ピンチ...?」





    イアン「あぁ」





    ダムッダムッダム





    イアン「救いのヒーロー...東京調査のエース...」





    イアン「エレン・イェーガーだ」





    ダムッダムッダム





    ジャン「うらっ」パスッ





    タッタッタ





    アルミン「ッ」バシンッ!





    デュラン「(またこいつ!)」





    ガシッ





    ライナー「ッ」





    ジャン「(取った、決めてくれライナー!!)」





    シュッ





    ガタンッ





    コニー「あぁ!惜しい!!」





    ガシッ





    ラルフ「よし、上がれ!!」





    タッタッタ





    エレン「(アルミンが独立して動いて、パスは回るようになった...が)」





    ジャン「(やっぱライナーのスリーがねぇと波に乗り切れねぇ!)」





    自由都市モブ「今日のライナー全然入んねぇなぁ」





    自由都市モブ「一番欲しい時なのになぁ...イザベルはどう思うよ」





    イザベル「はぁ?しらねー」





    自由都市モブ「はぁ!?」





    イザベル「ただまぁ...いつもより全体的に力入っててあんま良くない気はする」





    イザベル「どんなにすげぇシューターでも入んない時はとことん入んないよ」





    自由都市モブ「それじゃぁ今日あいつは...」





    イザベル「ただし...入りだせば止まらない...あいつはそういうタイプだろ」





    ベルトルト「...クリスタ」





    クリスタ「ん?何?」





    ベルトルト「ごめん、あんな言い方して...」





                   ベルトルト「もしここで僕を交代させたら...」





    ベルトルト「僕はきっと...一生クリスタのことを...恨むよ」





    クリスタ「ううん、ベルトルトの気持ちも分かるよ」





    クリスタ「こんな乱暴なチーム相手に皆が怪我をしていないのはベルトルトのお陰だよ」





    クリスタ「だから...あとはライナー達が何とかしてくれる...」





    ダムッダムッダム





    ライナー「モブット先輩!」





    ダッ





    モブット「クッ」





    スッ





    サネス「へっ、久々だな」





    ライナー「サネス...」





    サネス「ベルトルトを引っ込めたお前らが何が出来るんだ...?」





    ライナー「なっ!?」





    サネス「あの出来損ないの木偶の坊の次は...誰がいい?」ニヤッ





    ライナー「ってめぇ、サネス...絶対にお前だけは許さねぇ!!」





    ダムッダムッダム





    ライナー「うぉおおおおお」ダッ





    サネス「ふっ」





    キュッ ダッ





    サネス「チッ」スッ





    バシンッ





    ライナー「ッ」





    ダムッダム





    ダッ





    ライナー・サネス「うぉぉぉぉぉぉおおおおおお」





    ダムッダムダム コロコロ





    ピピッ





    審判「アウトオブバンズ!白ボール!」





    ライナー・サネス「ッ」





    ガシッ





    ベルトルト「...はい、ボール」スッ





    スタスタ





    ジャン「代われ、お前は中に行ってろ」





  159. 159 : : 2014/10/05(日) 21:58:04







    ライナー「(今まで俺は...サネスを倒すだけを考えていた...)」





    ライナー「(だが...ふっ、そうじゃねぇよな...俺達の約束は...)」





    ライナー「(それに約束の前にもう一つ)」キュッ





    ダッ





    ライナー「(去年から言ってなかったことがあるしな)」タッタッタ





    デュラン「(ッ、こいつ...顔色が変わった!?)」





    ライナー「ッ」ダッ





    デュラン「ッ!」ダッ





    ドスッ





    デュラン「なっ、スクリーン!」





    モブット「うちのシューターに手は出させねぇぞ」





    デュラン「チッ」





    アルミン「」バシンッ!





    デュラン「しまっt」





    ガシッ





    ライナー「(けどよ...けどよ...マジで言いづらいよな今さら...)」





    ライナー「(そもそも中学の頃からハイタッチだって...)」





    スッ





    ライナー「(あれ...ってか一度もあいつとちゃんとしたハイタッチして...ねぇな...)」





    ライナー「(やっぱまずそれからだな...)」シュッ





    ライナー「(まぁ...この試合終わったらするか)」





    イザベル「! これは...」





    自由都市モブ「なんだ?またハズレか?」





    イザベル「は?知ったかぶんなよ」





    イザベル「逆だ、パーフェクト外れるなんて...毛頭ない」





    スパッ ダムッダムッダムダム





    ワーッ





    コニー「うぉぉぉおおおお!!ゴリラせんぱぁぁぁあああああああい!!!」





    ミタビ「おぉ、入れやがった」





    イアン「折れなかったな」





    ライナー「...っしゃ!!」ガッツポーズ





    ベルトルト「...ふふっ」





    ジャン「(んの野郎...ふっ、俺も負けてらんねぇな!!)」





    ダムッダムッダム





    サネス「ッ」ダッ





    キュッ





    ジャン「」スッ





    サネス「(なっ、こいつ...)」





    ダムッダムッダム





    バシンッ!





    サネス「なっ!?」





    ガシッ





    パスッ





    ダムッダムッダム





    キュッ キュッ





    コニー「おーし!もう一本!!」





    デュラン「さっせかよ!!」ドンッ





    ライナー「ッ」パスッ





    デュラン「なっ!?」





    ガシッ





    ダムッダムッダム





    ドンッ





    ジャン「ふっ!」スッ





    シュルッ スパッ ダムッダムダム





    ミーナ「よーし!今度は内からだ!!」





    ユミル「乗ってきやがったな!!」





    ペトラ「外から入って、内が空いてきたからな」





    イザベル「すっげぇな」





    ファーラン「サネスが張った蜘蛛の巣...アルミンが断ち切り、ライナーのスリーがチームを解き放った」





    ファーラン「こうなった東京調査はなかなか止められないぞ」





    ダムッダムッダム





    デュラン「ふっ!」シュッ





    スパッ ダムッダムダム





    ミタビ「入れやがったな中央第一も」





    イアン「意地があるんだろうな」





    ライナー「切り替えろ!すぐ取り返すぞ!!」





    エレン・アルミン・ジャン・モブット「おうッ!!」





    クリスタ「...」





    __________________________

    ____________________________________

    _______________________________________________________




                病院




    クリスタ「え?日本一?また大きく出たわねライナーも」





    クリスタ「(本当は聞いてたんだけど...)」





    ベルトルト「そう?僕は出来ると思うけど」





    クリスタ「え?何?自信があるの?」





    ベルトルト「いや自信というか...感だよ」





    クリスタ「なにそれ...」





    ベルトルト「ふふっ、でもこのチームは強くなる気がするんだよね...」





    _______________________________________________________

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    __________________________







  160. 160 : : 2014/10/06(月) 00:29:48









    スパッ ダムッダムッダムダム





    ワーッ





    コニー「ゴリラ先輩のスリーで逆転だぁぁぁぁあああああ!!」





    モブ「ウインターカップは目の前だぞ!!」





    敵モブ5「くそっ」





    ラルフ「野郎...」





    デュラン「(あの5番のスリーも厄介だが...やっぱこの流れを作ったあの11番だ)」





    デュラン「(一体あいつは...何者なんだ...)」





    サネス「...ハァ...ハァ...」





    エデン「...僕に回してください」





    デュラン「ッ、お、おう」





    デュラン「おい、サネスそう言ってたz !?」





    サネス「...」





    デュラン「ッ!?」





    ダムッダムッダム





    タッタッタ





    ドスッ





    ジャン「(チッ、スクリーンかよ)」





    パスッ





    ガシッ





    サネス「ふざけやがって...」





    ジャン「ッ!! まさか!!」





    サネス「全部...全部てめぇのせいだ...」





    エレン「野郎...! まさかアルミンを!!」ダッ





    ドスッ





    エレン「あぁ!?」





    エデン「行かせないよ...」





    エレン「(んの野郎!!)」





    サネス「ハァ..ハァ...ッ!!」スッ





    クリスタ「はっ、まさか!!」





    ライナー・ジャン・モブット「アルミン!!」





    アルミン「ッ!」





    ブンッ!





  161. 161 : : 2014/10/06(月) 00:30:18






    ガシッ!





    アルミン「...ん、え、エレン!!」





    サネス「なっ!?」





    エレン「てめぇいい加減にしろよ」





    ラルフ「(ッ、あいつ...受け止めたって言うのか!?)」





    ラルフ「(あいつさえ潰せば...まだ東京調査の攻撃を防げたものを...)」





    サネス「くそが!!」





    サネス「てめぇらさえいなけりゃ...クッ」





    アルミン「...」





    エレン「...」





    サネス「ふっ、なんて言うとでも思ったか?ガキ共」





    アルミン・エレン「なっ!?」





    ダムッダムッダムダムッダム





    キュッ





    ドンッ





    ライナー「(! レイアップ?だとしても踏切が早い!)」





    モブット「(しかも、そんな所から!?)」





    スッ





    サネス「ふっ、ちげぇよ」





    シュッ





    イザベル「なっ!?ディアドロップかよ!!」





    スパッ ダムッダムダム





    イザベル「まさか...」





    ファーラン「まだカードを残してあったか」





    サネス「ラフプレーやスティールしか出来ないとでも思ったか?」





    サネス「ふっ、バーッカか?」





    サネス「小細工なしでも俺はいつでも点は取れるんだよ」ニヤッ





    サネス「正直お前らを潰せなかったのは残念だが...」





    サネス「俺らが勝てばどっちにしろお前らの夢はゲームオーバー」





    サネス「虫唾の走る友情ごっこもおしまいだ」





    アルミン「...ふざけるな!!」





    サネス「あ?」





    クルッ





    スッ





    アルミン「僕はキセキの世代のバスケが間違ってると思って戦うことを選びました」





    サネス「へっ、そりゃ俺も入ってるけどな」





    アルミン「だからこそだ!!」





    アルミン「お前や...リヴァイさん達を含め...」





    アルミン「だけど!! リヴァイさん達は決してお前のような卑怯なやり方はしない!!」





    アルミン「そんなやり方で...僕らの、仲間の、先輩たちの、皆の夢の邪魔を...するなぁぁぁあああああああ!!!!!!」バコンッ!





    サネス「なっ!?」





    ガシッ!





    エレン「...お前はヒーローって信じるか?」





    エデン「は...?」





    エレン「俺は...信じてる...いや」





    エレン「俺が皆のヒーローだぁ!!!!!!」





    ドンッ!





    エデン「クッ!」





    ドンッ





    ベルトルト「ぶち込め!エレン!!!!」





    ライナー「行ってこい!エレン!!」





    モブット「行け!!」





    コニー「やれぇぇえええ!!エレン!!」





    ジャン「さっさとけりつけてこい!!そのドッペルゲンガー野郎に!!!」





    ペトラ「やっちゃいなさい!エレン!!」





    ミーナ「行け行け!!エレン!!!」





    ユミル「ぶち込んじまえ!!!!」





    アニ「ぶっ殺せ」





    サシャ「いかんかーい!!エレン!!!」





    ミカサ「エレン!!!!!!!」





    エレン「うぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」スッ





    エデン「なっ!?」





    エレン「ッら!!!!!!!」スッ





    ガシャンッ! ダムッダムダム





    デュラン「た、たけぇ」





    ストッ





    エデン「ハァ..ハァ...」





    エレン「へっ」





    エデン「くそっ...なぜ...どうして僕が...」





    エレン「エレン・イェーガーは...」





    エレン「俺一人で十分だぁ!!!!!!!!!」





    イザベル「再逆転...これで勝負は...」





    ジャン「まだだ!最後まで戦え!!」





    ライナー・エレン・アルミン・モブット「おうッ!!!!」





  162. 162 : : 2014/10/06(月) 00:30:56







    スッ





    パスッ





    キュッ





    ガシッ





    デュラン「なっ!?」





    ドンッ





    シュッ





    スパッ ダムッダムダム





    バシンッ!





    ガシッ





    ダムッダムッダム





    エレン「ハァ..ハァ...」ダッ!





    エデン「なっ、待て!!」ダッ





    ダムッダムッダム





    ドンッ!





    エデン「まだだ!!」ドンッ





    エデン「(ッ、高い!?)」





    ガシャンッ! ダムッダムダム





    サネス「くッ....」





    ダムッダムッダム





    シュッ





    ガタンッ





    ドンッ!





    エレン「うらっ!!」ガシッ





    ラルフ「(たけぇ!?)」





    パスッ





    ダムッダムッダム





    ジャン「うらっ」パスッ





    ガシッ





    ライナー「」キュッ





    パスッ





    デュラン「ッ、11番!!」ダッ





    パスッ





    ガシッ





    デュラン「なにっ!?」





    ドンッ





    シュッ!





    スパッ ダムッダムッダムダム





    ビーッ





    ワーッ





    ジャン「よっしゃぁぁあああああ!!!」





    ライナー「っしゃ!!!!」





    モブット「やった!!!!」





    アルミン「ハァ...ハァ...」ガッツポーズ





    エレン「うぉっら!!!!!!!!!!」





    コニー「やったぜ!!お前ら!!!!!!!!」





    クリスタ「やったぁぁぁああああああ!!!」





    ベルトルト「...ふふっ」





    エレン「ウインターカップ出場だぜぇ!!!!!」





    ミタビ「ふっ、来たな!」





    イアン「あぁ」





    ライナー「...ッ」





    ベルトルト「...ふふっ」





    スタスタ





    バシンッ





    クリスタ「...グスンッ...ふふっ」





    サネス「...負けたぜ...東京調査」





    サネス「あと...ベルトルト」





    ベルトルト「!」





    サネス「今まですまなかったな...」





    サネス「..........なんて言うわけねぇだろ糞野郎ども!!」





    サネス「俺の計算をここまで狂わせたのはお前らが初めてだ」





    サネス「一生後悔させてやる....」





    サネス「てめぇら....ウインターカップで生き残ってろ!!!!」





    サネス「もう一回ぶちのめしてやる....」





    ベルトルト「...サネスさん」





    ベルトルト「また試合しましょうね」ニコッ





    サネス「クッ....うるせぇな....このちくしょうが!!!!!!!」





    スタスタ





    エレン「ん?」





    エデン「...今回は僕の負けね」





    エレン「はぁ?」





    エデン「次は絶対負けない」





    エレン「お、おう」





    エデン「...次勝ったら次こそ僕の体を返してもらうからね....」





    エレン「いやだから意味わかんねぇって」





    スタスタ





    イザベル「あっ、おい!どこ行くんだよ!!」





    リヴァイ「は?試合が終わったから帰るだけだ」





    リヴァイ「全く...どいつもこいつも待たせやがって...」





    リヴァイ「待ちくたびれたぜ」ニヤッ





    自由都市モブ「そう言えばリヴァイさん笑ってましたね」





    ファーラン「そりゃだってあの結果の意味考えれば誰だってそうなるだろ」





    自由都市モブ「結局上がったのって...」





    ファーラン「1位通過が東京調査で2位通過が...中央第一憲兵高校だ」





    自由都市モブ「どこも当たったら厄介っすね」





    ファーラン「そりゃな」





    自由都市モブ「何かファーラン先輩テンション上がってますね





    ファーラン「まぁリヴァイだけじゃなく...俺もテンション上がってきたわ」





  163. 163 : : 2014/10/06(月) 00:53:14









                ロッカールーム





    クリスタ「みんな!忘れ物しないでね!!」





    クリスタ「...あれ?アルミンは?」





    コニー「あ、今エレンが探しに行った!」





    クリスタ「まったく...」





    ベルトルト「まぁアルミンの気持ちもわからなくもないよ」





    ベルトルト「兎にも角にもこれでいよいよ始まるからね」





    モブット「いよいよ始まるって...ウインターカップか?」





    ベルトルト「あぁそれもありますが...」





    ベルトルト「でも...ただそれだけじゃないですよ」





    ベルトルト「特別枠が設けられた今年が恐らく...最初で最後だ」





    ベルトルト「キセキの世代...ウォールマリア学園の伝説の5人が全員揃うからね」





    ダムッダムッダム





    「置いていくぞー」





    アルミン「うわっ!?」ボロッ





    アルミン「なんだ...エレンか」





    エレン「何やってんだよ」





    アルミン「何か...じっとしてられなくて...」





    エレン「...武者震いって奴?」





    アルミン「...かも...しれない」





    アルミン「ただ試合に勝ってウインターカップ出場が決まってから...」





    アルミン「手の震えが...止まらないんだ」





    エレン「ッ」





    エレン「ふっ、それを武者震いって言うんだよ!」パスッ





    アルミン「おわっ!?」





    エレン「これでまた1つ学んだな!」





    アルミン「...ふふっ、エレンよりは知識はあると思うよ」





    エレン「うるせぇ」





    スタスタ





    ミタビ「...ん?イアンどうした?」





    イアン「...いや何でもない」





    スタスタ





    イザベル「おい!リヴァイ待てよ!!」





    リヴァイ「...ふっ」ニヤリ





    ダムッダムッダム





    ???「エルド!!」パスッ





    ガシッ





    シュッ!





    スパッ ダムッダムッダムダム





    エルド「...ふぅ」





    スタスタ





    クンクン





    ミケ「...あっちの家は焼き肉か」





    マルロ「...すげぇ嗅覚っすね」





    ガチャッ





    ?????「入れ」





    ???「失礼します、奴らは勝ち上がってきたそうです。」





    ?????「そうか...ならお前らも準備をしておけ」





    ???「はい」





    ベルトルト「ウインターカップは...キセキの世代全面戦争だ」





    ダムッダムッダム





    ドンッ





    エレン「うらっ!」シュッ





    スパッ ダムッダムダム





    エレン「うっしゃー!!絶好調だz」 ゲシッ!





    ジャン「だぜじゃねぇんだよ!!」





    ジャン「疲れた体で無理しやがって...怪我したらぶっ殺すぞ!!」





    ベルトルト「まぁ怯えてるよりはましだと思うけどね」





    ライナー「怪我したら元妹紅もねぇだろ」





    ジャン「行くぞ!!」





    ジャン「次はウインターカップだッ!!!!」





    ジャン「キセキの世代全員ぶっ倒して日本一になるぞッ!!!!」





    「おうッ!!!!!!!!!!」





  164. 164 : : 2014/10/06(月) 00:57:54









                はい、というわけでバスケットボーイズ第3Q終了です!! お疲れ様でした!!!



             今回は前回よりかは短いと思います(確実に)

            そして、今回も多くのGOOD・PVをありがとうございます!!!



            第4Qも頑張りますので応援よろしくお願いします!!!!



                それではまた会える日まで・・・





  165. 165 : : 2014/10/06(月) 01:08:20









            皆さんこんばんわ!


           今回はエレン「バスケットボーイズ」 第4Qのスレッドを作成したので、URLをはらせていただきます!!



           第4Q→http://www.ssnote.net/archives/24917






  166. 166 : : 2015/07/28(火) 23:55:16
    乙‼
  167. 167 : : 2015/07/29(水) 00:12:38
    >>166 ありがとうございます!明日以降また第4Qを更新させていただくので、その時はまた応援よろしくお願いします!
  168. 168 : : 2015/07/29(水) 01:05:40
    滅茶苦茶面白い‼
    あー久しぶりにバスケやりたくなってきたー‼

    あとゾーンって実際に存在するんでしょうかねー?

    とにかく頑張ってください‼
  169. 169 : : 2015/07/29(水) 07:04:30
    >>168 ありがとうございます!

    ゾーンは恐らく存在はすると思いますよ(実際に自分は入ったことも見たこともないですが)
    スポーツ界において、その人(プレイヤー)が自分の極限集中状態になると入るみたいです。プロの世界ではあるそうですよ。
    黒子のバスケみたいに高校生で入れるのって本の一握りだと思いますが...w
  170. 170 : : 2020/10/06(火) 15:07:34
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

    http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=51

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Fabregas-alan

アラン・ファブレガス

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