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エレン「バスケットボーイズ」 第2Q
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- 1 : 2014/05/17(土) 21:38:40 :
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皆さん初めましての方は初めまして!どこかでお会いになった方は久しぶりです!アラン・ファブレガスです。
このスレッドは、
エレン「バスケットボーイズ」 第1Q
http://www.ssnote.net/archives/14557
の続きです。
※注意:その1、前回にも書いたんですが私はいかんせん文章力がないため変な文になってしまうことがありますのでご注意を
その2、これも前回書いたんですが私はバスケにあまり詳しくないため経験者の方に失礼なことを書いてしまう可能性があるため予めご注意を
その3、このSSを参考にしているアニメ・漫画・ドラマ等があります。 ですので不可解に思った方々にはちょっとお気に召さないかもしれません。(詳しい詳細はシリーズ作品一覧と言う所に書いてあります。)
その4、出来るだけなんですが読者の方達で雑談などはお引き換えくださいm(_ _)m
それではおまたせしました。間もなく本編を開始していきたいと思います。 そして、前作を見てくださった方々ありがとうございました。
頑張って書いていくのでよろしくお願いします!!
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- 4 : 2014/05/17(土) 23:25:29 :
~ちょびっと前作のあらすじ~
中学の同期と同高に行き全国優勝を目指すはずだった【エレン・イェーガー】だが東京調査高校と言うバスケ強豪学校にスカウトされたが一時は断ったが仲間に背中を押され入学を決意
その東京調査高校は、最初2軍スタートだったため新たなる仲間たちと共に1軍を目指す。 ではその仲間達を紹介↓
ミカサ・アッカーマン:エレンが居候させてもらっている家に元々住んでいるバスケ馬鹿の少女、この物語のヒロイン的存在?
アルミン・アルレルト:エレンとは小学校4年生まで幼なじみだったのだが本人は忘れてしまった...
ミカサとは小学校5年生からの同級生、中学の頃は高校ほど親しくなかった。
コニー・スプリンガー:全中で結果を残し、少し有名になった。 とにかくお馬鹿さん
サシャ・ブラウス:女の子とは思えないほどの食欲を持っている。コニーとは良く生きが合う
厳しい練習に耐え、ちゃんと結果を残し、やった手に入れた1軍昇格...だったが、1軍は2軍とは比べ物にならないくらい過酷だった。 そして、1軍昇格後のGW合宿ではこれまでの練習が可愛く思えてくるほどの練習内容。
そのGW強化合宿の成果を試すために練習試合を組んだ。相手はあのキセキの世代と言われる10年に一人とも言われている5人の天才の一人である【イアン・ディートリッヒ】がいる駐屯高校。 その駐屯高校は全国でも有名な学校で毎年ベスト4には入っている。
試合の途中PFであるオルオに代わりエレンが入った。
序盤は良い感じに攻めていたエレンだがエレンの性格上の問題である自己中心的行動が目立ってしまい、イアンにそこをつかれ、あっけなく負けてしまった。 試合後ジャンにバスケ部を辞めるように言われたエレン、だがジャンに言われた一言によりエレンに何か変化が...?
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- 11 : 2014/05/18(日) 17:56:42 :
スタスタ
エレン「ここか...」
????「ん?どうした?迷子か?」
エレン「いや違います。あの...ここに...◯◯◯◯さんっていますか?」
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- 12 : 2014/05/18(日) 17:59:15 :
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- 13 : 2014/05/18(日) 18:20:34 :
第一体育館
エルヴィン「一旦集合してくれ」
ハイッ
エルヴィン「2・3年生はもうわかってると思うがもうすぐインターハイの予選が始まる。 そして、今日から実践練習を多くやっていく。~~~~~」
コニー「あ~ぁ、エレンの奴ついてないな~」
アルミン「そうだね、今日からやっと実践練習って言うのに...それにエレンが体調不良って珍しい」
ライナー「昨日の練習試合でボロボロになったからな。
あそこで崩れなきゃいいんだが...」
コニー「大丈夫ですよ!エレンはそんなやわじゃないし!な!アルミン」
アルミン「う、うん...」
ジャン「他人の心配してる余裕があるならフットワーク3倍にするか?」
コニー「い”!? 3倍!?」
_________________________________________
第二体育館
ハンジ「~~~~だから、まぁ楽しく行こうね!!」
ハイッ
ミーナ「もう予選かぁ...何か緊張するなぁ~」
アニ「去年もやっただろ...」
ミーナ「え~アニ冷た~い」
アニ「他人の心配なんてしてる余裕ないよ」
ペトラ「はい!私語はそこまで! 練習再開するよ!」
ハイッ
サシャ「そう言えば今日エレン學校に来てなかったですね」
ミカサ「うん、体調不良だって
お母さんがゆっくりさせてあげてって言ったから今日は一回も会ってない」
サシャ「じゃぁ帰りにでもお見舞いに行きますか!」
ミカサ「うん」
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- 14 : 2014/05/18(日) 18:21:22 :
その頃エレンはと言うと...
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- 15 : 2014/05/18(日) 19:11:40 :
????「まぁ中でゆっくり話すか」
エレン「は、はい」スタスタ
????「えぇ~っと、何か飲み物あったっけな」ガサゴソ
エレン「あ、お構いなく」
????「ちょっと待っててくれ、すぐそこのコンビニで買ってくる」タッタッタ
エレン「あっ!別にいいのに...あっ」
そこでエレンが目にしたのは...
たくさんの高校バスケのトロフィーやメダルや賞状だった。
エレン「やっぱり話に聞いたようなすごい人なんだな」
~5分後~
????「いやいや悪いね、待たせちゃって」
エレン「い、いえ」
????「まぁ取り敢えず、がじゃりことオレンジジュース買って来たからから」スッ
エレン「そ、それじゃぁいただきます」
????「それで俺に話ってなんだ?君みたいに若い人が俺を訪ねてくるなんて珍しいから少し焦ったよ」ハハハ
エレン「! すみません。気を使わせてしまって、実は~~~~」
????「なるほどな、それは辛かったな」
エレン「...」
????「まぁ~気にするな!若いうちは何事も経験だってことよ!ハッハッハ」
エレン「...」
????「あ~...まぁ俺の所に来た理由は大体わかった。
かと言って俺は教師ではないからなぁ...」
エレン「そこをなんとかお願いします!!」
????「う~ん...」
奥さん「いいじゃないか、最近仕事は休暇をもらって暇なんだから」
????「いやそれはそうだが...う~ん、そうだな...
よしわかった」
エレン「!」
????「取り敢えずお前の面倒は見てやる。
ただ必ずしも上手くなったり・強くなったりするわけではないからな?」
エレン「ッ!! ありがとうございます!!」
????「まぁ俺のことは【ハンネス】って呼べ」
エレン「はい!ハンネスさんよろしくお願いします!!」
ハンネス「ところでお前の名前を聞いてなかったな」
エレン「! 俺は、東京調査高校1年エレン・イェーガーです!」
ハンネス「イェーガー...なるほどな、だからどっかで見たことあると思ったのか」
エレン「?」
ハンネス「あぁ気にしないでくれ、お家の方にはもう連絡したのか?」
エレン「はい!今日事前に言ってきました!」
ハンネス「(おいおい、こいつ俺が断らないと信じて来たのかよ...全くこいつってホントにカルラに似てるな)」
ハンネス「よし、それじゃぁ早速やるぞ
言っとくが俺は意外と厳しいからな」
エレン「はい!望む所です!!」
ハンネス「...と言いたい所だが最初からそんなに飛ばしてたら体が追いつかないからまずは...」
エレン「」ゴクンッ
ハンネス「お互いのこと知ることだぁ!母さんお酒持ってっきてくれ!あぁそれとこいつにはさっき買って来たオレンジジュースを!!」
エレン「え!? ちょっ、ちょっと待って下さい!」
ハンネス「? なんだ?」
エレン「俺はここに遊びに来たわけじゃないんです!ハンネスさんに...バスケを教わりに来たんです!!」
ハンネス「まぁまぁ今日くらいはいいだろ、明日からちゃーんと鍛えてやるからよ」
エレン「...ホントですか?ならいいですけど」
ハンネス「大丈夫だ。安心しろ!これでも俺は高校時代Cでこう言われていたんだ【鉄心】ってな」
エレン「て、鉄心...?」
ハンネス「それが今じゃ酔っぱらいの鉄心に変わっちまった...ひでぇ世の中だろ?全く...」
エレン「ほ、ホントに大丈夫なのか?こんな人で...」
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- 16 : 2014/05/18(日) 19:32:17 :
帰り道
コニー「よぉーし、俺も今からエレンのお見舞いに行くぞ!」
アルミン「僕も行くよ」
ミカサ「わかった。なら夕食も食べていって」
サシャ「ホントですか!?行きます行きます!!」
アルミン「じゃ、じゃぁお言葉に甘えて」
コニー「わ、悪い俺今日弟達待たせてるからエレンの顔見たら帰るわ」
ミカサ「わかった」
スタスタ
ミカサ「ただいま」
コニアルサシャ「お邪魔します!」
ミコト「あ、あらいらっしゃい!」
ミカサ「皆エレンのお見舞いに来た」
コニー「おーい、エレン!元気にしてるかー?」
ミコト「あ、あっ!そうそう!エレン君は今さっき寝たばっかりだからちょっと寝かせてあげて!何だか疲れてるみたいだから」
ミカサ「そう...あっ今日アルミンとサシャが夕食食べていくことになった」
ミコト「え、えぇ!?ほ、ホント...じゃ、じゃぁすぐ用意するから待っててね」タッタッタ
アルミン「? 何だかおばさんすごく焦ってたみたいだけど、何かあったの?」
ミカサ「さぁ?」
タッタッタ
ミコト「ご、ごめんなさい。今日は3人分しかなかったの!ホントにごめんなさいね」
サシャ「えぇ!?なら今から私が買って来ますよ!!」
ミコト「え、えぇ!?」
アルミン「駄目だよサシャ、おばさんを困らせたら」
サシャ「だ、だって!」
アルミン「しょうがないもんはしょうがないの!ほら行くよ」スタスタ
サシャ「あぁ~私の夕食が!!」
コニー「ホントお前って食のことだけだよなぁ~」
ミカサ「?」
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- 17 : 2014/05/18(日) 19:46:26 :
ミコト「ホントにごめんなさいね!また今度いらっしゃい!」
アルミン「はい、おじゃましました!」
サシャ「こ、今度こそミカサのお母さんの夕食を食べますからね!」
コニー「それじゃぁな!ミカサ!! エレンにお大事にって言っといてくれ!」
ミカサ「うん、わかった」
スタスタ
ミコト「ふ、ふぅ~」
ミカサ「お母さんどうしたの?」
ミコト「え!?な、何が?」
ミカサ「さっきから慌ててる」
ミコト「あ、慌てて何か無いわよ~?」
ミカサ「ホント?何か隠してない?」
ミコト「か、か、隠して何かないわよ~」
ミカサ「怪しい...」
ミコト「さ、さぁ~て夕食の準備でもしようかしらね~」
ミカサ「...シャワー浴びてきます」
ミコト「えぇお風呂も沸いてるわよ」
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- 18 : 2014/05/18(日) 20:00:34 :
ヌギヌギ
ミカサ「? エレンの分のバスタオルがない?」
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ミコト「危なかったわ。もうすぐでバレるところだったわ」
ピクシス「本当に言わなくていいのかのぉ?」
ミコト「だって...あんなこと言われたら約束破るわけにもいきませんよ」
ピクシス「ミカりんが知ったらどうなることやら...」
ミコト「ですからミカサには言わないでくださいね!亀じぃ」
ピクシス「なるべくそうしたいのぉ」
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- 19 : 2014/05/18(日) 20:48:17 :
- 亀じぃがクソジジイに見えた...
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- 20 : 2014/05/18(日) 21:41:19 :
翌日
ミカサ「おはよう」スタスタ
ミコト「おはようミカサ」
ミカサ「エレンを起こしてくる」
ミコト「え?あぁ~今日も休むって言ってたわ」
ミカサ「え?今日も? 病院に連れて行った方がいいんじゃない?」
ミコト「わ、私も行こうって言ってるんだけど、大丈夫って言ってたわ」
ミカサ「でも、さすがに...」
ミコト「ま、まぁエレン君にも休日がいるのよ!だって慣れない環境ですもの」
ミカサ「そっか、そうだよね。
じゃぁエレンのことよろしくねお母さん」
ミコト「うん、いってらしゃい」
ミカサ「いってきます」
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- 21 : 2014/05/18(日) 21:48:59 :
- 怪しい...
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- 22 : 2014/05/18(日) 21:52:11 :
- 期待ですよ!
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- 23 : 2014/05/18(日) 22:02:07 :
ハンネス宅
ハンネス「ぐがーZZZ」
エレン「ふぁ~」
奥さん「あらエレン君、おはよう」
エレン「あっおはようございます!朝ごはん手伝いますよ!」
奥さん「まぁまぁ優しい子なのね。あなたみたいな子がうちにいればね...」
エレン「ははは、そう言えばハンネスさんって何の仕事してるんですか?」
奥さん「実はあれでも警察なの」
エレン「へぇ、警察...」
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????「お~ぉ、また派手にやったもんだな」
エレン「あいつらがいけないんだ!アルミンをいじめやがって...」
アルミン「エレン、僕のために庇ってくれるのは嬉しいけど...」
???「いやエレンの言う通りあいつらがいけねぇ」
エレン「ほらみろ!???が言ってるんだぜ?」
????「だがなぁ、毎回毎回エレンはボコボコにされてるじゃねぇかよ。 ???が一緒にいる時は、無傷なのにな」
???「そりゃ俺の弟達を傷つける奴がいたら容赦はしないさ」
エレン「また俺のことを弟扱いしやがったな!だから俺が兄貴だって言ってるだろ!!」
???「いいや俺が兄貴だ!」
エレン「いいや俺が兄貴だ!」
アルミン「ぼ、僕は二人の弟でいいや!」
???・エレン「え!?」
アルミン「だって...だって、三人いてこその兄弟でしょ?だから僕はどっちがお兄ちゃんでもいいんだ!いいや二人がお兄ちゃんがいいんだ!」
???・エレン「アルミン...」
???「その通りだな。エレンごめんな!お前も兄貴だ!」
エレン「いや俺の方こそ悪かった!俺達はアルミンの兄貴だ!」
????「取り敢えずお前らもう面倒くさい喧嘩はするなよ?」
???・エレン・アルミン「はい!(おう!)」
エレン「あっハンネスさん!いつものあれ頂戴よ!」
???「おう、そう言えばまだ貰ってなかったな」
アルミン「ふ、二人共...」
????「はっはっは、子供はわがままだな!まぁ今のうちだからな?わがままを出来るのは! ほれよ!飴だ」スッ
???・エレン・アルミン「ありがとう!!」
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エレン「(あれ今のってなんだ?アルミン?それと...マルロ?それとハンネスさんもいたような...何でだ?思い出せねぇ)」
奥さん「だ、大丈夫かい?」
エレン「あ、すみません。」
奥さん「休んでもいんだよ?」
エレン「いえ!大丈夫です!!」
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- 26 : 2014/05/18(日) 23:43:14 :
ハンネス「ん?おぉエレン、もう起きたのか」
エレン「はい!それで!今日こそ鍛えてくれるんですよね!!」
ハンネス「まぁ待てよ、そんなに焦ったって意味はないんだ。まずは何事にも準備が必要だろ?」
エレン「あ、あぁそうですね」
ハンネス「まずは朝シャワー、次に朝ごはん、次に歯磨き
それから特訓だ。」
エレン「はい!」
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アルミン「え?今日もエレン休むの?」
ミカサ「うん、なかなか調子を取り戻さないみたい」
アルミン「そっか、じゃぁ練習行こうか」
ミカサ「うん」
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そして、すべての準備が終わり...
ハンネス「よぉーし、準備完了だな。」
エレン「急に荷物まとめろってどっか行く気ですか?」
ハンネス「まぁ心配するな、ちゃんとお前を鍛えてやる」
エレン「あっありがとうございます!」ビシッ
ハンネス「おいおい、そんなにかしこまるなよ!
それじゃぁ母さん少しの間だけど、家を空けるよ」
奥さん「わかった。エレン君!これ持って行きな!」スッ
エレン「? ありがとうございます」スッ
奥さん「お昼ご飯のサンドイッチだよ」
エレン「ッ!!...ありがとうございます!!
1日間だけありがとうございました!!」
奥さん「はい、頑張ってね!」
エレン「はい!」
ハンネス「よし、それじゃぁ車に乗れ」
エレン「あっ、はい!
それでは行ってきます!」
奥さん「気をつけるんだよ?」
ハンネス「それじゃ行ってくるわ」
奥さん「はいよ!あの子にあんまり無理させるんじゃないよ?」
ハンネス「そいつは無理だな!ハッハッハ」
奥さん「ハァ...全く」
ハンネス「まぁ任せとけ
あいつを後悔させないようにするさ」
ガチャッ
ブーンッ
奥さん「ふふっ、何だかんだ言ってやっぱりバスケが楽しいのね。あの二人は」
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- 27 : 2014/05/18(日) 23:43:31 :
ジャン「よしそれじゃぁアップとして学校周りをランニングするぞ!」
ハイッ
ペトラ「女子チームも学校の周りをランニングします!
いいね?」
ハイッ
アルミン「あっミカサ!一緒に走らない?」
ミカサ「えぇいいわよ」
_____________________________________________
ハンネス「あぁ~眠いなぁ」
エレン「運転してるんですからちゃんとしてくださいよ?」
ハンネス「わかってるよ!
そんなことより...ミカサやアルミンには言わなくていいのか?」
エレン「...いいんです。 あいつらにはもう...迷惑をかけたくないので」
ハンネス「迷惑かぁ...」
エレン「そんなことより!今からどこへ向かうんですか!!」
ハンネス「それはついてからのお楽しみだ」
エレン「...(ついてからって...)」
___________________________________________________
タッタッタ
アルミン「ハァ...ハァ...」
ミカサ「アルミン、大丈夫?少しペースを落とそうか?」
アルミン「だ、大丈夫!」
ミカサ「そう...」
ブーンッ
エレン「ん?」
アルミン「え?」
アルミン「え、エレンだ!」
ミカサ「?何を言っているの?アルミン
エレンは今お家で寝ている」
アルミン「違うんだ!ホントにあの車にエレンが乗ってたんだ!」
ミカサ「...アルミンもきっと疲れてるんだと思う。
やっぱりペースを落とそう」
アルミン「ホントにホントなんだって!」
ミカサ「...(でも、アルミンがこれだけ言ってるしそれにアルミンは、嘘を付かない子...だとしたらホントにエレンは...)」
ミカサ「( ゚д゚)ハッ!」
アルミン「ど、どうしたの?ミカサ」
ミカサ「まさかエレンが誘拐された!?」
アルミン「えっ!?でも、そんなことは...いやいやないよ!! バリバリ助手席に座ってたし!!」
ミカサ「そ、そう...( ゚д゚)ハッ!」
アルミン「今度は何!?」
ミカサ「もしかしたらエレンがお菓子をあげるからと言って、ついていっちゃったとか!?」
アルミン「いや絶対にないよね!っていうかエレンのこと馬鹿にしてるよね!?」
ミカサ「...だとしたら...」
ミコト「か、か、隠して何かないわよ~」
ミカサ「もしかしてお母さん!!」
アルミン「え!?どういうこと?お母さんに何かあったの?」
ミカサ「ッ!」タッタッタ
アルミン「み、ミカサ!」
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- 29 : 2014/05/19(月) 21:03:11 :
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- 30 : 2014/05/19(月) 22:05:40 :
タッタッタ
ミカサ「まさか...そんなことは...」
アルミン「み、ミカサ待って...」
-
- 31 : 2014/05/19(月) 22:06:34 :
アッカーマン宅
タッタッタ
ミコト「ミカサ!?どうしたの!?」
ミカサ「ハァ...ハァ...お母さん、エレンは?」
ミコト「え、エレン君なら今自分の部屋で寝てるわよ」
ミカサ「」タッタッタ
ミコト「ミカサ!!」タッタッタ
ドッドッド
ミカサ「亀じぃ!エレンはいるの!?」
ピクシス「エレンかぁ...ここにはいないのぉ」
ミコト「か、亀じぃ!」
ピクシス「いいではないか、どうせ隠しても隠しきれんだろうしな」
ミカサ「お...おか、あさん...エレン...は...?」プルプル
ミコト「っ...」
ミカサ「お母さんッ!!エレンはどこに行ったの!?」
タッタッタ
アルミン「ミカサの声?」ドッドッド
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- 32 : 2014/05/19(月) 22:07:12 :
ミコト「...」
ミカサ「お母さん答えてッ!!」
アルミン「み、ミカサ、どうしたの?」
ミカサ「」
ミコト「」
ミカサ「お母さんが答えないなら、私が自分で...」スタスタ
ガラッ
ミカサ「!?」
アルミン「!?」
ピクシス「見ての通りじゃ...ミコトちゃん、もうすべて話してやったらどうじゃ?どうせ長くは持たんだろ」
ミカサ「ぇ...話すって...?」プルプル
アルミン「ま、まさか...ホントにバスケ部を...?」
ミコト「いや辞めてないわ」
ミカサ「」ホッ
ミコト「ハァ...エレン君からは、あなた達には絶対に言ってほしくないって言ってたけど...仕方ないわね」
アルミン「僕達には...言ってほしくない?」
ミコト「実はエレン君はね...」
ミコトは、エレンが家を出て行く昨夜の話をすべて話した。
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- 33 : 2014/05/19(月) 22:07:22 :
ミカサ「は、ハンネスさん所に?」
ミコト「えぇ」
ミカサ「なら私も...!」
ミコト「やめなさい!」
ミカサ「!」
ミコト「ミカサ...エレン君の気持ちもわかってあげて」
ミカサ「エレンの気持ち...?」
ミコト「そう、ミカサはいつもエレン君についてばかりでしょ?」
ミカサ「うん」
ミコト「エレン君もね...男の子なの」
ミカサ「知ってる」
ミコト「アルミン君ならエレン君の気持ち...わかるんじゃないの?」
アルミン「...わからなくもない。って言ったほうがいいですかね?僕も完全にエレンの気持ちを理解してるわけじゃないですけど」
ミカサ「教えてアルミン!」
アルミン「これはあくまで僕の考えなんだけど、男の意地って言う奴じゃないかな?」
ミカサ「男の意地...」
アルミン「そう、ミカサってバスケ上手いでしょ?
まぁ簡単に言っちゃえば嫉妬って言う奴だよ」
ミカサ「? エレンは私の何に嫉妬してるの?」
アルミン「それは多分、バスケットセンスだと思う」
ミカサ「バスケットセンスならエレンやアルミンだって」
アルミン「確かにエレンはバスケットセンスはあると思うよ。
エレンには失礼なこと言うけど、ミカサはエレンの持ってるバスケットセンスより...高いって言えばいいのかな?」
ミカサ「...」
アルミン「多分エレンはそれに嫉妬してると思うんだ。自分の越えられない壁をミカサはすんなり越えていく。そして、どんなに練習をしてもミカサには追いつけやしない。」
ミカサ「...」
アルミン「あっそれだけじゃないと思うよ?
さっきミカサのお母さんから聞いたようにあの練習試合がきっかけだったんだ。」
ミカサ「私は...エレンを...」
アルミン「い、今のは僕もちょっときつく言っちゃったけど、エレンならそういうと思って...ね。」
ミカサ「...」
ミコト「まぁ私達がすることは決まってるわよ」
ミカサ「する...こと?」ウルウル
ミコト「そう、それはエレン君が帰ってくるまであなた達で試合を勝ち抜くことよ?
だって、せっかくエレン君が帰ってきたのに試合がなきゃエレン君もがっかりするわよ?」
アルミン「そっか...そうですよね!」
ミカサ「うん!...私エレンの分まで試合に勝つ!」
ミコト「それにミカサ」
ミカサ「え?」
ミコト「女は男の帰りを待つのも仕事なのよ?」
ただいまー
ミコト「ほら、お父さんが帰ってきたわよ」
ミカサ「うん...うん!」
ミコト「それじゃぁ話したことだし、あなた達練習中だったんじゃないの?」
アルミン「あっ!そうだよ!ミカサ早く帰らないと!」
ミカサ「わかった。」
タッタッタ
カール「おぉ、ミカサ
部活頑張ってるか?」
ミカサ「うん!お父さん...」
カール「ん?なんだ?」
ミカサ「いつもありがとうね」ニコッ
カール「お、おぉ天使が...舞い降りた」バタンッ
ミカサ「行ってきます!」タッタッタ
ミコト「気をつけるのよ?」
カール「おぉお母さん、ただいま」
ミコト「はい、おかえりなさい。
今日は早かったですね」
カール「まぁな」
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- 38 : 2014/05/21(水) 15:44:39 :
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- 39 : 2014/05/21(水) 15:47:07 :
そして、あっと言う間に予選の一回戦目が始まろうとしていた。
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- 40 : 2014/05/21(水) 17:11:52 :
試合会場 ウォール・マリア体育館
クリスタ「男子チームの一回戦の相手はウォール・マリア付属高校です。
このチームの特徴は攻撃タイプなCとダブルPGと言うことで超攻撃型チームとして有名です。」
ジャン「チッ、一回戦からインターハイ準決の相手かよ」
コニー「そんなに強い相手なんすか?」
ライナー「あぁ実力は、うちとは互角くらいだな」
アルミン「それに見てよこれ」
ペラッ
アルミン「どの試合も必ず20点差はついてるよ」
クリスタ「ですが得点が多いその分、失点も多いチームです。」
ジャン「今日はライナーが頑張り所だな」
ライナー「あぁ任せとけ」
コニー「あれ?そう言えば今日は監督いねぇのか?」
ジャン「あぁ今日は代わりにコーチのモブリットさんが来てくれた。」
モブリット「あっ、えっと...その...」オドオド
コニー「(何か頼り無さそう)」
ライナー「(ホントに大丈夫か)」
ジャン「(こりゃ下手したら一回戦負けもありえるかもな)」
モブリット「(いつもはハンジさんがやってくれてたけど、こんなに緊張するなんて...)」
モブリット「えっと、その~...が、頑張ってぇ行こう!!」
ジャン・ライナー・コニー「(めっちゃ緊張してる...)」
ジャン「よし、それじゃぁウォーミングアップするぞ」
ハイッ
モブリット「(やっぱすごいなジャン君、皆を仕切れてて行動出来てるし)」
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- 41 : 2014/05/21(水) 17:12:33 :
女子チーム
ペトラ「今日は試合ッ♪ 試合♪ 試合♪」スキップ
サシャ「キャプテン、いつにも増してテンションMAXですね。」
ユミル「そりゃだってバスケ馬鹿だからな」
ペトラ「ユミル~♪」
ユミル「」
ペトラ「私のこと、何か言ったでしょ?
何言ったの?」
ユミル「パン女ァァァァアアアアッ!!今すぐ助けろォォォオオオッ!!」
サシャ「わ、私トイレ行ってきます」タッタッタ
ミーナ「うーわ、ユミルまたタブー言っちゃったよ。」
ミカサ「ペトラ先輩のタブーってあの言葉なんですか?」
ミーナ「まぁね、昔好きな人にそう言われた以降その言葉を思い出す度にその失恋を思い出すらしいから」
ミカサ「好きな人?」
ミーナ「これもまた秘密の話なんだけどね...」ヒソヒソ
ミーナ「実はペトラ先輩の好きな人ってあの...」
ペトラ「」ガシッ
ミーナ「」ビクッ
ズルズル
ユミル「うーわ、あいつまたペトラ先輩の愛する人の名前を言おうとしたんだな。」
ミカサ「結局誰だったんだろう...」
ハンジ「はーいはい、そこまでね!
今日はインターハイ予選一回戦だよ!張り切って行こう!」
ハイッ
-
- 42 : 2014/05/21(水) 17:12:58 :
ハンジ「あぁ~こっちにはマネージャーいないんだっけ、面倒だな~説明するの...えぇ~っと、相手は...去年のインターハイ予選準決まで行ったチームだね。」
ペトラ「確か男子も準決相手だったような...」
ミーナ「相手はマリア付属高校だって言ってたような」
ハンジ「おぉ、男子と同じ相手なんだね!すごいね~」
ミカサ「アルミン...」
アニ「あんたの子供は心配しなくていいのかい?」
ミカサ「...エレンは私の子供ではありません。」
アニ「そうかい」
ミカサ「エレンは...大丈夫だと思います。」
アニ「へぇ~...あいつここ最近見かけないけど、もしかしてやめたの」
ガシッ
ミカサ「口には気をつけた方が身のためだと思う」ギリッ
サシャ「み、ミカサ!」
アニ「それはこっちのセリフだね。先輩に向かってこの行動はどうかと思うけど」バッ ガシッ
ドンッ
ミカサ「クッ!!」
ミーナ「アニ!やめなよ!試合前なのに」
ハンジ「おぉぉぉおお!!女の修羅場と言う奴だね!そうだね!すごいなぁ!」
ミーナ「コーチ感激してる場合じゃないですよ!!本当に怪我人が出ちゃいますよ!!」
ギュウウ
ミカサ「いっ、たぃ」
アニ「早く謝らないとあんたの腕が折れちゃうよ。」
ミカサ「謝るのはお前だ!エレンに謝れ!何も知らないくせに!!」
アニ「あぁあの1年には少し失礼なこと言ったかもしれないけど、私が今怒ってるのはあんただよ。
あんた、誰の胸ぐら掴んだと思ってるんだい?」
ギュウッ
ミカサ「ッ!!」
バシンッ バシンッ
アニ「」ギリッ
ガシッ
ペトラ「何試合前なのにみっともない、喧嘩何かしてるの?
うちには喧嘩何かしてる余裕があるの? 何仲間同士で傷付き合ってるの?」
アニ「...」
ペトラ「黙ってれば済む問題じゃないのよ?」バッ
ガシッ
ペトラ「ミカサ、あなたも先輩に対してちょっと失礼な態度を取り過ぎ、わかった?」
ミカサ「...はぃ」
バッ
ペトラ「悪いけど、二人共この試合には出さないわ。」
アニ「!!」
ダッ
アニ「何でですか!?喧嘩を吹っかけてきたのはあの女ですよ?何で私まで出れないんですか?」
ペトラ「今のままのあなた達じゃチームに迷惑がかかるからよ」
アニ「フッ...ふふっ...こんなの可笑しい...」
ペトラ「...そうね」
アニ「もし負けたらどうするんですか!!」
ペトラ「それはもちろん。
お前らのせいでしょ」
ペトラ「試合直前に喧嘩何かしちゃってさ、チームの雰囲気を壊しちゃって...それで私は関係ないのに試合に出れなくて文句言っちゃって...あんた何様のつもり?」
ミーナ「こ、これはガチギレですな」ボソッ
ユミル「あぁありゃ不味いな」ボソッ
ペトラ「とにかく今のアニとミカサには試合を出しません。」
ミカサ「...」
アニ「...」
ペトラ「スタメンは私がいじっとくからいいわね?」
ハイッ
-
- 44 : 2014/05/21(水) 21:25:15 :
女子チーム
ペトラ「よし!じゃぁ行くよ!!」
ハイッ
ハンジ「(やっぱしっかりしてるなぁペトラちゃん。
さすがキセキの女達のキャプテンか!)」
ミーナ「...アニとミカサが外れるとこんなに不安になるんだね。」
ユミル「あぁこりゃ私達一回戦負けもありえるな」
ペトラ「ちょっと?そこの二人」
ミーナ・ユミル「」ビクッ
ペトラ「やる気がないのなら代えてもいいのよ?」ニカッ
ミーナ・ユミル「全ッ然!むしろあの二人がいないからこそ勝ちにいきますよ!!」
ペトラ「そう、ならいいわ」
ユミル「なぁミーナ、今日はテンションMAXでありながらも...」
ミーナ「いつもよりピリピリしてるね」
スタスタ
敵モブ1「ん?今日はレオンハートは出てないのか?」
敵モブ2「それはそれは、とてもラッキーですな!キッキッキ」
敵モブ3「あんたその笑い方治した方がいいよ」
敵モブ4「もー、ちょーダルいんだけど?誰か代わってくれる?」
敵モブ5「...」
審判「それでは整列してください」
ハイッ
タッタッタ
審判「只今よりインターハイ予選1回戦東京調査高校対ウォール・マリア付属高校の試合を始めます。互いに礼!」
オネガイシマス!!
敵モブ1「よろしく」
ペトラ「よろしくお願いします」
敵モブ1「(今日はポジションも違うのか...?舐めてるならそこをどつくだけだ。)」スタスタ
ペトラ「(やっぱマリア付属は強敵ね、あっちは去年と変わらずか...これはちょいと厳しいかも)」スタスタ
-
- 45 : 2014/05/21(水) 21:30:24 :
ペトラ「よし!円陣!!」
ハイッ
ペトラ「皆もわかってると思うけど、今チームはバラバラなの...だからここで立てなおして絶対勝ち抜くぞッ!!」
ハイッ
___________________________________________
男子チーム
ジャン「よし円陣!」
オウッ
ジャン「ここを順調に勝って、全国一目指すぞッ!!」
オーッ!!
ライナー「キャプテン、何かもう一言くらいかけてやれよ」
ジャン「はぁ?何で」
オルオ「いいから言いやがれ」
ジャン「ハァ...いやぁ~本音を言うと合宿めちゃめちゃ疲れててさぁ、次の日の試合がすっげー嫌で嫌で仕方なかった。
だけど、今日の試合は嫌じゃねぇ!なんつったってインターハイ予選だもんな!よっしゃ行くぞ!!」
オウッ
-
- 46 : 2014/05/21(水) 21:43:34 :
ライナー「(最初が肝心だ...ここで俺が取って、まず初得点を俺らが取る!)」
シュンッ
ドンッ
ライナー「うらぁぁああああ!!」バシンッ
ジャン「ナイスだぜ、ライナー!」ガシッ ダムッダムッダム
敵モブ2「ここを通すなッ!!」
ジャン「悪いが初得点は俺が貰うぜッ」ドンッ
敵モブ2「なっ!?スリーポイント!?」ドンッ
ジャン「んなわけねーだろ!オルオさん!」パスッ
オルオ「任せろ!」ガシッ
オルオ「フッこの俺を止められるわけ...」
敵モブ2「ふざけんな!」バシンッ
オルオ「マジかよ!?」
グンタ「オルオ!あまり調子に乗るな!」ガシッ
タッタッタ
ライナー「グンタさん!」
グンタ「ライナー!」パスッ
ライナー「」ガシッ
敵モブ5「スリーポイント!!」
ライナー「フッ!」シュッ
スパッ ダムッダムッダムダム
ライナー「よっしゃ!」
ジャン「ナイッシュ!」
バチンッ
ベンチ
アルミン「よし!初回からスリーは大きいぞ!」
コニー「いいぞぉ!!ゴリラ先輩!!」
フィールド
ゴリラ「誰がゴリラじゃ!!」
ジャン「おいゴリラ、集中しろ」
ゴリラ「誰が集中を切れさせてるんだよ!?」
-
- 51 : 2014/05/22(木) 21:41:37 :
-
- 54 : 2014/05/22(木) 22:09:56 :
女子チーム
第1Qを後半
東京調査高校 17点
ウォール・マリア付属高校 25点
ペトラ「(不味いな、このままじゃずっとあっちの流れになっちゃう...ここは仕掛けるしかない!)」ダッ
ミーナ「(ペトラさんが走った!ならここで私がすることは...)」ダムッダムッダム パスッ
ペトラ「」ガシッ
敵モブ2「ここでスリーなんだろ?読めてるんだよ!キッキッキ」ドンッ
ペトラ「フッそこまで私を見くびるってあんた何様よ。」パスッ
敵モブ2「何!?」
ユミル「」ガシッ
ユミル「どっこいしょおおおおおお!!」ドンッ
ガシャンッ
ダムッダムッダムダム
ビーッ
ペトラ「ナイス!ユミル!!」
ミーナ「やっぱり相手は最後がペトラ先輩だと思ってましたね!」
ユミル「あの状況でフェイクとか普通考えられませんけどな!ハッハッハ」
ペトラ「て、照れるって!やめr...って!笑ってる場合じゃないわよ!!今私達負けてるのよ!?」
ミーナ「わ、わかってますって!」
ユミル「で、でもそんな暗くなる所じゃないっすよ!だって最後うちのフィニッシュで終われたんですから!」
ペトラ「全く調子良いことばっか言っちゃってさ...まぁでも、最後はいい終わり方で切れたからいいとしようかな」
ミーナ・ユミル「(ふぅー、良かったぁ~)」
スタスタ
ハンジ「皆!良く頑張った!」
ハンジ「ペトラ!最後良くフェイクで相手を騙せたね!
ミーナも良くペトラの動きを見ていたぞ!
ユミルも最後ナイスダンクだ!あのダンクで相手はかなり動揺していたぞ!他の二人も良く相手についていけた!
この調子で第2Qで逆転しよう!」
ハイッ
ペトラ「ふぅー...」ストッ
アニ「...」
ミカサ「...」
ペトラ「...アニ!第2Q頭から行くよ!」
アニ「えっ、だって今日の試合は...」
ミーナ「...やっとうちのドリブラーの登場かぁ!!
期待してるぞぉ?ア~ニ!」
アニ「...あぁ」スッ
ユミル「...ミカサ、お前も準備しとけよ。
キャプテンはあぁ言ってたけど、何だかんだで出してくれる人だから」
ミカサ「...はい!」
ペトラ「よし!SFにアニを入れます!いいですか?コーチ」
ハンジ「あぁそこら辺はキャプテンに任せるよ」
ペトラ「アニにミカサ」
アニ・ミカサ「はい!」
ペトラ「私はまだ許したわけじゃないけど、二人のうち一人は交代交代で出す予定だから...いい?」
アニ・ミカサ「...はいッ!!」
ビーッ
ペトラ「よし行くよ!!」
ハイッ
-
- 56 : 2014/05/22(木) 22:17:49 :
敵モブ2「くっそぉ、最後のフェイクだとはな...さすがキセキの女達のキャプテンだね!キッキッキ」
敵モブ4「ってか、マジお腹すいた~誰か食べ物持って内の~?」
敵モブ3「モブ1、どうする?
この流れだと第2Qの序盤はペトラが一人で来るかそれともミーナを使ってくるか...? 対策を作るか?」
敵モブ1「いやまだ様子をみよう。あっちが仕掛けてきたらそれの対策を考える...だからせめて第3Qの中盤まではいつも通りにやる」
敵モブ5「...」
-
- 57 : 2014/05/22(木) 22:28:22 :
審判「白チーム選手交代です。20番に代わり14番が入ります。」
敵モブ3「言ってるそばから仕掛けてきやがった...」
敵モブ1「レオンハートを入れてきたか...これはちょっと考えさせられるなぁ」
ペトラ「アニ、頼んだわよ」パスッ
ガシッ
アニ「了解」
ダムッダムッダム
敵モブ4「あんたのマークは私かぁ...かったるいなぁ~」
アニ「」ダムダムッダムッダム
ミーナ「(出た!アニの得意とするチェンジ・オブ・ペース!!これが決まればアニは超絶好調!!)」
アニ「(...行くよ!!)」ダッ
敵モブ4「うわぁお!!」
ダムッダムッダム
ミーナ「抜けた!!」タッタッタ
敵モブ3「やっぱりあの14番は危険だ!!」ダッ
アニ「ん?」ダムッダムッダム
敵モブ3「悪いけど、時間稼ぎをさせてもらうよ」
アニ「じゃぁ悪いけど、そうさせないよ」パスッ
敵モブ3「パス!?」
アニ「そんなわけないだろッ!!」クルッ ダッ
敵モブ1「...」
ダムッダムッダム
ドンッ
アニ「フッ!」シュッ
スパッ ダムッダムダム
ペトラ「(ふふっ、随分と調子いいじゃない。
よーし!私も負けないんだから!!)」
ミーナ「アーニ!!ナイスシュート!!」ダキッ
アニ「暑苦しい...」
ミーナ「この可愛い子ちゃんが!!このこの!!」
ペトラ「ミーナ!私にもパス頂戴ね」
ミーナ「はいッ!!」
ペトラ「よーし!逆転していくわよ!!」
オーッ
-
- 58 : 2014/05/22(木) 22:29:17 :
-
- 59 : 2014/05/22(木) 22:37:45 :
男子チーム
第3Q終了
東京調査高校 59
ウォール・マリア付属高校 45
ベンチ
ジャン「意外とすんなり点入れてるな」
ライナー「そうだな。何か前より体がこう...軽いっていうか」
モブリット「あぁそれは多分ハンジさんの特別筋トレメニューのおかげだと思うよ」
ジャン「コーチの?」
モブリット「君達は気がついてないだろうけど、あの練習は筋トレでもあるけど瞬発力を鍛える練習でもあるんだ。」
ライナー「そんな効果が...」
モブリット「さぁ良い調子で勝ってるじゃないか!このまま油断せずに一回戦を勝とう!!」
ハイッ
-
- 60 : 2014/05/22(木) 23:17:38 :
特にいらない情報その2
イアン・ディートリッヒ
身長 187cm 体重 79kg
ポジション:PG
男性 3年生駐屯高校キャプテン
リコ・プレチェンスカ
身長 175cm 体重 67kg
ポジション:PG
女性 3年生駐屯高校キャプテン
アンカ・ラインベルガー
身長 186cm 体重 73kg
ポジション:PF・SF・C
グスタフ・ベッカー
身長 188cm 体重 77kg
ポジション:SG・C
ミタビ・ヤルナッハ
身長 193cm 体重 85kg
ポジション:C
-
- 63 : 2014/05/23(金) 21:37:20 :
-
- 64 : 2014/05/23(金) 22:01:42 :
女子チーム
第3Q終了 ハーフタイム
東京調査高校 52点
ウォール・マリア付属高校 48点
ハンジ「よしよし!逆転出来てるぞ!!この調子で一回戦突破するぞ!」
ハイッ
ペトラ「ミカサ!第4Q序盤から行くよ!!」
ミカサ「...はい!」
サシャ「良かったですね!ミカサ!」
ペトラ「それとサシャも行くからね」
サシャ「はい!わかりました!!」
ペトラ「アニとミーナは交代ね。」
アニ・ミーナ「はい」
ペトラ「ミカサはPFに入って!サシャはSFね!」
ミカサ・サシャ「はい!」
ペトラ「私がPGに入るから皆よろしくッ!!」
ハイッ
ビーッ
審判「白チーム選手交代です。14番に代わり11番、15番に代わり19番です。」
敵モブ3「今度はレオンハートとPGを引いて...1年生か?見たことないな」
敵モブ1「ん...?あいつは確か...」
敵モブ3「どうした?」
敵モブ1「いやあの11番と19番どっかで見たことあるような...」
敵モブ3「私は知らないなぁ」
敵モブ5「19番なら知ってますよ」
敵モブ3「おぉ知ってるのか?と言うかお前も1年か」
敵モブ5「同じチームではなかったんですが中学時代騒がれてた奴です。 名前はサシャ・ブラウス
主にDFが得意な奴ですよ。」
敵モブ1「そうか!サシャ・ブラウスだ!私が3年の頃に夏で対戦して負けた相手だった!!」
敵モブ3「そんなに強い奴なのか?」
敵モブ1「あぁ...直感で攻めてくる奴だから予測不可能だ。」
スタスタ
サシャ「さてと!久々の試合ですから腕がなります!!」
ペトラ「サシャはこの間の試合に出れてなかったもんね」
サシャ「はい!でも、初の試合が公式戦とは思いませんでした!!」
ミカサ「...フゥーッ、よし」
ペトラ「気合十分ね」
ミカサ「はい!」
ペトラ「よし!じゃぁ1年コンビ頼んだわよ!!」バシッ
ミカサ・サシャ「はい!!」
-
- 65 : 2014/05/23(金) 22:11:19 :
ダムッダムッダム
ペトラ「さぁて、久々のPGよ
十分に楽しませてもらうからね!」
敵モブ1「(とにかくまずは同点だ!)」ダムッダムッダム
敵モブ3「モブ1!うしろ!!」
敵モブ1「!?」
バシンッ
サシャ「いっただき~!!」
敵モブ1「(油断してた!そうだ!こいつは中学の時もこうやって相手の裏に入ってはスティールをし仲間にパスをしたり自分でシュートしてた)」
ミカサ「サシャ!」タッタッタ
サシャ「はい!」パスッ
ミカサ「」ガシッ
ミカサ「」ダムッダムッダム
敵モブ3「(こいつ、すごい威圧を持ってやがる...)」
ミカサ「...勝つ!!」ダッ
敵モブ3「早い!!」ダッ
ミカサ「ッ!」クルッ ダムダムッダム
敵モブ3「(!? あのトップスピードから切り返した!?)」
ミカサ「うぉぉおおおお!!」ドンッ
ガシャンッ
観客1「おぉぉぉぉおおおお!!すげぇ女がダンクしたぞ!!」
観客2「しかも、あの子1年生らしいぞ!!」
観客3「なんなんだあの子!!嵐のよに突然現れた天才だ!!」
-
- 66 : 2014/05/23(金) 22:14:29 :
ベンチ
ハンジ「ふふふっ、驚いてる驚いてる
そりゃそうだろうね!1年生で女子でダンク出来る子なんてなかなかいたもんじゃない!」
アニ「...」
ミーナ「すごいね!ミカサ」
アニ「あぁそうだね」
ミーナ「でも...私はアニの方が強いと思うよ」
アニ「...ぁりがと」
ミーナ「おぉぉぉおお!? アニたんが...アニたんがデレた!?
ひゃっほぉぉおおおお!!!」
アニ「うるさい」バシンッ
-
- 67 : 2014/05/23(金) 22:28:09 :
フィールド
サシャ「ナイスダンクです!ミカサ!!」
ミカサ「サシャもナイススティールだった!」
サシャ「せーの!」
ミカサ「?」
サシャ「そこは乗ってくださいよ!!」
ミカサ「いや...何をするのかよくわからない」
サシャ「え?ミカサって中学時代とかって点決めた時に仲間とハイタッチしてませんでした?」
ミカサ「中学の頃...私は嫌われてたから...そういうことしたことがない...」
サシャ「...なら今からしましょうよ!!」
ミカサ「え...?」
サシャ「だって私達もう友達だし、仲間ですよ?」
ミカサ「友達...仲間...」
サシャ「? 今日のミカサちょっと変ですね!
最近エレンと会ってないからですか?」
ミカサ「エレン...///」ブフッ
サシャ「図星ですか...」
ミカサ「でも、ありがとうサシャ!私達は本当の...本当の...うっ...」バタンッ
サシャ「ミカサ!?」スッ
ミカサ「だ、大丈夫...」
サシャ「ホントに大丈夫ですか!? 交代してもらった方が...」
ミカサ「いや大丈夫...だから、ハイタッチを...」
サシャ「ッ!!...はい!」
バチンッ
ミカサ「これで...私達は...」
サシャ「はい!本当の仲間です!」
ミカサ「い、一生?」
サシャ「一生かどうかは大学次第ですけど...けど!友達は一生です!」
ミカサ「友達...」
サシャ「そうですよ!私達一生友達です」スッ
ミカサ「...これは?」
サシャ「指きりげんまんです!約束ごとをする時にするおまじないみたいなものです!」
ミカサ「...」スッ
ギュッ
サシャ「指きりげんまん!嘘付いたら...そうですね...メロンパン1年分を私にわ~たす!指きった!!」
ミカサ「メロンパン1年分?」
サシャ「はい!嘘を付いて約束を破ったら私...許しませんからね?」
ミカサ「...うん!」
サシャ「それじゃ試合に集中しましょ!」
ミカサ「わかった」
-
- 69 : 2014/05/23(金) 22:32:41 :
-
- 70 : 2014/05/23(金) 22:36:37 :
そして、一回戦の試合が終了した。
男子チームは 78対56 で圧勝?
女子チームは 73対69 で接戦だった。
-
- 73 : 2014/05/23(金) 22:45:45 :
帰り道
ペトラ「はい!それじゃぁ今日は解散!!」
オツカレマサデシタ
ミーナ「キャプテン!無事一回戦突破もしたことですしこれからムストに行きませんか!?」
ユミル「おぉ!いいな!もちろん先輩のおごr」
ゴリゴリ
ユミル「あがぁぁぁぁぁああ!?」
ペトラ「ユミル~、あんま調子づいたこと言ってるとあんたもレギュラーから外すよ~?」
ユミル「すみません、すみません、すみません、すみません。」
サシャ「ミカサも行きましょうよ!!」
ミカサ「えっでも、お母さんがご飯作っちゃってるし...」
サシャ「いいからいいから行きましょうよ!!」タッタッタ
ミカサ「えっ、ちょっと!」ズルズル
-
- 78 : 2014/05/24(土) 23:24:58 :
僕達男子チームは難なく準々決勝まで勝ち進むことが出来た。
女子チームも順調に勝ち進んで行って、次は早くも決勝
ミカサとアニ先輩の活躍もあり、2回戦・3回戦・準々決勝・準決勝は1回戦ほど接戦はしなかった。このまま女子チームは全国一も狙えるほどの順調さに見えたが彼女らは問題点があることに気づかないまま決勝へ進んだ。
-
- 79 : 2014/05/24(土) 23:25:46 :
-
- 80 : 2014/05/24(土) 23:54:52 :
男子チーム 準々決勝
第4Q
東京調査高校 86
マリア実業高校 65
オォォォォォオオオ
ジャン「ライナー!」パスッ
ライナー「」ガシッ
ライナー「フッ!」シュッ
スパッ ダムッダムッダムダム
コニー「ナイスゴリラ!」
ライナー「コニー、そろそろ先輩泣くぞ」
ジャン「おい気を抜くんじゃねぇぞ!ゴリラ」
ライナー「お前もちゃっかり言わないでくれる!?」
敵モブ4「くそっ!あいつら調子に乗りやがって!」
敵モブ3「仕方ねぇよ...だって、無冠の五将が二人も居やがるんだからよ!」
敵モブ1「おい!喋ってる暇があったら動け!」
観客席
ミーナ「へぇ男子チーム結構やるじゃん!」
ペトラ「こりゃ私達も負けてられないわね!
私ちょっとトイレ行ってくる」
ユミル「いってらっさい」
アニ「...」
サシャ「いやぁそれにしてもエレンっていつ戻ってくるんでしょうね?」
ミカサ「わからない...」
サシャ「もしかして...ホントにやめちゃったんですかね?」
ミカサ「それは絶対にないッ!!」
シーンッ
ミカサ「あっ、えっと...すみません」
サシャ「どうしたんですか、最近エレンのことになるとやけに熱くなるって言うか...」
ミカサ「何でもない...」
ユミル「でもよ、もうあれから一ヶ月とちょっと経ってるのにまだ病気って大丈夫か」
ミカサ「大丈夫です...エレンは絶対帰ってきます...」
アニ「何の根拠があってそんなこと言えるのさ...」
ミカサ「」ギリッ
ミーナ「あ、アニ!!また余計なこと言うと!!」
アニ「だって本当のことだろ?」
ミカサ「...こ、根拠なら...」
_______________________
________________________________________
___________________________________________________
ミコト「ハァ...エレン君からは、あなた達には絶対に言ってほしくないって言ってたけど...仕方ないわね」
___________________________________________________
_________________________________________
_______________________
ミカサ「...」スッ
アニ「何だ、やっぱりないんじゃないか」
ミーナ「アーニ!」
アニ「あんたにずっと言いたいことがあったからここで言わせてもらうけど、あんた言葉に責任持ったことあるの?」
ミカサ「...」
アニ「毎度毎度聞いてれば根拠も何もないのに何を断言してるんだい? そうやって仲間を思う気持ちは確かに必要だと思うよ。だけど、そうやってあんたが仲間を傷つけてるんじゃないの?」
ミーナ「アニ!いい加減にしないと怒るよ?
ミカサ「...それだけですか?」
アニ「」イラッ
アニ「他にも言いたいことは山ほどあるけど、今はこれだけでいいや」
ミカサ「なら私からも言います。」
サシャ「み、ミカサ!」
ミカサ「大丈夫、サシャ」
ミカサ「確かに私が言った言葉に責任はあるかどうかは定かではありません。ですがこれだけ言わせてください。
エレンは絶対に戻ってきます」
サシャ「ミカサ...」
ミカサ「...私走ってきます」スタスタ
サシャ「あっ、ミカサ!...私も行ってきます!」タッタッタ
ミーナ「あーらら、アニちゃんよりミカサの方が随分大人になったねぇ~」
アニ「...あんたもだよ」ボソッ
ミーナ「え?」
アニ「あんたも最近ムカつく」
ミーナ「...あっそ、じゃぁ私はユミルと一緒に見まーす。」
シーン
アニ「...(そうだ、これでいいんだ。私は一人の方が似合ってるし一人のほうが落ち着く...あんな奴らと絡んでた自分が馬鹿馬鹿しい...)」
-
- 81 : 2014/05/25(日) 00:09:50 :
スタスタ
ペトラ「あれ?皆どこ行っちゃったの?」
アニ「...他の所で見るそうです。1年二人はランニングに行きました。」
ペトラ「へぇ~、この数分間でいきなり皆いなくなっちゃうんだ~」
アニ「...私を疑ってるんですか...」
ペトラ「いや?誰もそんなこと言ってないけど?」
アニ「いいや絶対に疑ってますね。そうですよ、私がいけないんです。」
ペトラ「何言ってるの?あんた
ついに本性である馬鹿さが表に出てきたの?」
スッ
ガシッ
ペトラ「...何?」
アニ「...」
ペトラ「いいわよ、殴っても」
アニ「トイレに行くって言いながら...私を見張ってたんですか?現行犯逮捕でもするつもりですか?」
ペトラ「だから何の話よ、私は本当にトイレに行ってたからどういう状況なのかわからないわよ。それに何怒ってるの?」
アニ「...」スッ
ペトラ「ハァ...大体予想は付くけど、またミカサと喧嘩したんでしょ?」
アニ「...」
ペトラ「あんた達てホントに...全くそれで?今回はミーナは止めてくれなかったの?」
アニ「...」
ペトラ「喋ってくれなきゃわからないぞー?」
アニ「...」
ペトラ「...まただんまりかぁ...」
ペトラ「まっ相談したいことがあったら言いなさい」スタスタ
アニ「(相談したいことなんて...いくらでもあるさ...でも、でも...)」
-
- 83 : 2014/05/25(日) 00:37:46 :
タッタッタ
ミカサ「ハァ...ハァ...」
サシャ「ミカサ~、待ってくださいよぉ~!」
ミカサ「何?」
サシャ「な、何じゃ...なくて...」
ミカサ「...私だって...根拠がなくて何を言ってるのかわからない...」
ミカサ「でも...でも!そうしてないと...自分の体が...支配出来なくなってしまいそうに...」ポロポロ
サシャ「...ミカサ!大丈夫ですよ!エレンならきっとまた元気な姿で帰ってきますよ!」
ミカサ「...うん」
サシャ「それと友達である私に隠し事は許しませんよ」
ミカサ「...わかった。話す」
ミカサはこれまでにあったことをサシャに話した。
サシャ「な、なんて酷い男なんだ!!」
ミカサ「い、いやエレンは悪くない。私達が少し心配しすぎなだけ」
サシャ「いいえ!これはエレンに問題があります!これこそ断言は出来ます!!」
ミカサ「...」
サシャ「それで何故このことを皆さんに言わないんですか?」
ミカサ「...エレンは恥ずかしがり屋だから...そういうことは皆に言わないで欲しいって」
サシャ「だからと言ってそんな...」
ミカサ「だけど、エレンはこういってたらしい」
_________________________
_______________________________________
____________________________________________________
エレン「それじゃぁ行ってきます」
ミコト「ホントにミカサには言わなくていいの?」
エレン「言ったら言ったであいつ付いて来きそうだから」
ミコト「...気をつけて行ってくるんだよ?」
エレン「はい!...」
スタスタ
クルッ
ミコト「!」
エレン「絶対に帰ってきますから...」
________________________________________________
_______________________________
__________________
ミカサ「お母さんがそう言ってた」
サシャ「...じゃぁ絶対に帰ってきますね!」
ミカサ「え?」
サシャ「だってエレンが絶対って言ったんですよ?」
-
- 84 : 2014/05/25(日) 00:37:57 :
サシャ「合宿が始まる前の学校の掃除当番の時に言ってました。」
_________________________
_________________________________________
____________________________________________________
エレン「はぁ!?今日の当番を代わってくれって?」
モブ「頼む!!今日俺大事な大事なデートなんだ!!なぁ頼むよ!!」
エレン「まぁ...大事なだったら仕方ねぇな」
モブ「ありがとう!!今度お詫びをするよ!!」
エレン「ただし!今後こういうのがないようにな?」
モブ「あぁ約束するよ!!」
エレン「おう!」
タッタッタ
サシャ「いいんですか?」
エレン「あぁちゃんと約束したしな!」
サシャ「でも...もし約束を破ったらどうするんですか」
エレン「そんときはあいつをぶっ飛ばす」
サシャ「怖いですよ!!」
エレン「当たり前だろ、約束事を守らない奴なんて2番目に大っ嫌いだ!!」
サシャ「因みに1番目は?」
エレン「嘘をつく奴だな」
サシャ「じゃぁエレンは嘘をついたり、約束を破ったことってあるんですか?」
エレン「あるわけねぇだろ?
ただまぁ...仲間を守るために嘘や約束事を破るしなきゃならない状況だったら...するかもな」
サシャ「なんですかそれ!」
エレン「俺はな、皆のヒーローなんだよ」
サシャ「皆のヒーロー...ですか?」
エレン「あぁ!そうだ!」
サシャ「ヒーローって何をするんですか?パンを食べるんですか?」
エレン「ちげぇよ!!う~ん、そうだな...簡単に言うと...あれだ!」
_______________________________________________
_______________________________
_________________
サシャ「皆の救いの救世主ってポーズ決めながら言ってたんですよ」ハハハ
ミカサ「...ふふっ」
サシャ「まぁようはあれです!エレンは救いの救世主なんですから遅れてやってくるんですよ!」
ミカサ「...うん」
サシャ「それにエレンって嘘をつかないって言ってたじゃないですか!」
ミカサ「そう」
サシャ「あっ...でも、風邪引いて休むって言ってたことは...嘘ですね...」
ミカサ「それこそ仲間のための嘘?って言う奴なのかも」
サシャ「なるほど!そういうことでしたか!」
ミカサ「なんだか本当に帰ってきそうな気がしてきた...サシャ、ありがとう」ニコッ
サシャ「いえいえ!私もミカサのお役に立てて良かったです!」
ミカサ「じゃぁ今からあそこの人道橋までどっちが早く着くか競争しよう」
サシャ「えぇ!?」
ミカサ「よーい、ドン!」ダッダッダ
サシャ「早いですよ!?」ダッダッダ
-
- 86 : 2014/05/25(日) 01:36:47 :
そして、迎えた準決勝...
ジャン「円陣!!」
スッ
ジャン「ここ勝てたら次は決勝でそこを勝ったら次は東京代表を決めるグループリーグだ。とにかくまずこの準決勝を勝つことだけを考えろ!!」
ハイッ
ライナー「相手は去年のグループリーグで当たったトロスト高校か...厄介な相手だぜ」
コニー「俺も聞いたことがあります。と言うより俺の学校の同期が入ってると思います」
アルミン「あっ僕の同期もいるかも」
ジャン「最悪だ...トロスト高校とか...」
アルミン「何かあったんですか?」
ライナー「まぁ俺達地元の学校だからな」
アルミン「地元の高校なんですか」
ライナー「あぁ地元だけあってか、中学まで一緒だった奴もいっぱいいる」
アルミン「ってことはジャン先輩やライナー先輩の情報は...」
ジャン「そういうことだ。ホントは決勝で当たりたかったけどよ...」
トーマス「よぉジャン!」
ジャン「おぉトーマス」
ライナー「トーマス...」
トーマス「おぉ!ライナーまで!...そっか、ベルトルトはまだ...」
ライナー「あぁだが冬には戻ってこれそうだ」
アルミン「ジャン先輩...この人が」
ジャン「あぁこいつは小学校から幼なじみだったトーマス・ワグナーだ」
トーマス「初めましてトロスト高校のキャプテンやってるトーマス・ワグナーです。」
アルミン「(話は聞いたことがある、ジャン先輩と同じ世代で無冠の五将に入れなかった人とまでは...実力は相当だと)」
審判「整列!」
オウッ
審判「これよりインターハイ予選準決勝、東京調査高校対トロスト高校の試合を始めます。互いに礼!」
お願いします
-
- 87 : 2014/05/25(日) 01:44:01 :
スタスタ
イアン「おぉやってるな」
グスタフ「そうか、東京はまだ準決か」
ミタビ「何で俺まで来なくちゃいけないんだよ...」
イアン「偵察だ。偵察」
ミタビ「そんなのお前らで行っとけよ...」
イアン「俺ら3年が引っ張っていかないと1・2年はついてこれないだろ」
ミタビ「わかった、わかった」
スタスタ
ペトラ「あ~もう始まっちゃってる!!」
ミーナ「も~ユミルがお腹減ったって言って、アメリカンドッグ10個も買ってるからこんなに遅くなったんだよ!!」
ユミル「まぁあれだ。腹が減っては戦が出来ぬって奴だ」
サシャ「ほら!ミカサ行きますよ!!」
ミカサ「うん」
アニ「...」
-
- 89 : 2014/05/25(日) 01:49:38 :
グスタフ「実力的にはどっちが上なんだ?」
イアン「どっちも同じくらいだな、だが去年は東京調査高が勝ってる」
グスタフ「接戦になりそうだな」
ミタビ「おい、イアン」
イアン「どうした?トイレか?」
ミタビ「違う、あれだ!」
イアンはミタビが指さしている方向を見た
グスタフ「...ベンチにイェーガーがいないな」
イアン「あぁ応援の所にもいなさそうだな」
ミタビ「...マジでやめちまったのか?」
イアン「さぁな、辞めればそれまでの奴
もし2軍でもう一回調整し直して、復活出来たらまだ未来はある。それだけのことだ」
-
- 90 : 2014/05/25(日) 01:55:11 :
ミーナ「去年って確かリーグ戦でギリギリ勝ちましたよね?」
ペトラ「えぇ、かなりの接戦だったわ。」
ユミル「今年はベルトルさんがいねぇから無理じゃねぇか?」
ミカサ「ベルトル...さん?」
ユミル「あれ、あっそっか!お前らベルトルさん知らねぇのか!」
サシャ「べ、ベルトルト先輩だったら...知ってますけど」
ユミル「おぉ、知ってるじゃねぇかよ!」
ミカサ「その人だったら2軍にいたような...」
ミーナ「実はね!ユミルはそのベルトルトにね」
ユミル「ミーナ...てめぇ喋ったらただじゃおかねぇぞ...」ゴゴゴ
ミーナ「な、な、なーんも喋ってませーん。」
ペトラ「はい、お喋りはそこまで
応援するわよ」
ミカサ「アルミン...頑張れ!」
サシャ「コニーも頑張ってくださいね!」
-
- 93 : 2014/05/25(日) 02:11:41 :
第2Q
東京調査高校 24
トロスト高校 35
ジャン「くそっ!(やっぱりトーマスの野郎俺の動きを読んでやがる...)」ダムッダムッダム
グンタ「ジャン!」
ジャン「」スッ
トーマス「(パスを出すと見せかけて...ドライブだろ?)」スッ
ジャン「」ダッ
トーマス「」ダッ
ジャン「(くそっ!また読まれた!!)」キュッ
オルオ「ジャン!よこせ!!」
パスッ
ガシッ
トーマス「ジャンの動きはすべて俺の目で見えてるさ!」
ダムッダムッダム
ジャン「くそったれ!!」ダッ
トーマス「君はもう俺に勝てない」ダムッ
ジャン「クッ!」キュッ
トーマス「去年は俺のミスで負けたけど」ダムッ
トーマス「今年はもう去年のようにはいかない!!」ダムダムッ シュッ
スパッ ダムッダムッダムダム
ジャン「ハァ...ハァ...あの野郎...」
ライナー「ジャン無理するな!俺らがカバーに入る!」
ジャン「...あぁ頼む」
ベンチ
コニー「今日はどうしたんだ?うm、じゃなくてジャン先輩めっちゃ取られてるジャン!」
アルミン「...僕は突っ込まないよ」
クリスタ「それは多分、トーマスさんには目がもう1つあるからだと思う」
コニー・アルミン「目が...もう1つ!?」
クリスタ「トーマスさんはジャンに比べて運動神経も身体能力も負けてるけど、トーマスさんには...イーグルアイがある」
-
- 94 : 2014/05/25(日) 02:14:13 :
観客席
ミタビ「そのイーグルアイって言うのは」
イアン「難しいから簡単に説明すると視点を変えて色んな所から見れるってことだ」
グスタフ「そんな能力が...」
イアン「まぁ東京調査にはそういう選手がいないからこそ予測不可能でもあり、逆に言えば予測出来る」
-
- 95 : 2014/05/25(日) 02:20:18 :
ベンチ
クリスタ「それにトーマスさんはジャンと中学までの幼馴染みだったから大体の動きはわかる、それに加えて」
アルミン「そのイーグルアイがあるからジャン先輩がトーマスさんの思い通りになってるってこと...ですかね」
クリスタ「そういうこと、それにライナーも同じだからうちとの相性は最悪ってこと」
コニー「だからジャン先輩あんなにテンション低かったのか...」
エルヴィン「だがやることは変わらない」
コニー「! 監督!!」
エルヴィン「この試合の決めてはいつどこでチャンスを活かすかだ。だがまだそのキーマンがいない」
アルミン「...」
コニー「き、キーマンってなんだ?黄色のピーマンのことか?」
クリスタ「それはパプリカ」
-
- 96 : 2014/05/25(日) 02:30:04 :
ダムッダムッダム
ジャン「ライナー!」パスッ
ガシッ
トーマス「」ダムッ
ジャン「あん野郎!!」ダッ
___________________________________________
ダムッダムッダム
トーマス「」ダッ
ジャン「(止める!!)」ダッ
トーマス「」パスッ
ガシッ
敵モブ3「フッ!」シュッ
バシンッ
ライナー「させるかよ!!」
ピピッ
審判「アウト・オブ・バウンズ、緑ボール」
ビーッ
審判2「白チーム選手交代です。4番に代わり18番」
スタスタ
ジャン「マークは4番だ。頼むぞ」
コニー「う、う、ウイッス!!」
タッタッタ
オルオ「あぁ!?何でジャンの代わりが1年なんだよ!?」
グンタ「またすごいことを考えるなぁ」
ライナー「コニー、そんなに硬くならなくても大丈夫だぞ」
コニー「う、う、ウイッス!」
ライナー「(さっきからそれしか言ってない...)」
モブット「とにかくお前はどんどんボールを追いかけろ」
コニー「はっはい!」
モブット「取り敢えず今のキャプテンはライナーだな。」
ライナー「はい!」
モブット「よしここはまず同点まで俺らで取り返すぞ!」
オウッ
-
- 97 : 2014/05/25(日) 02:36:44 :
ダムッダムッダム
トーマス「(1年か?)」
コニー「」カクカク
トーマス「ぷぷっ(緊張してるのか知らないけど、ちょっと笑っちまう)」ダムッダム
コニー「」ニヤリッ
バシンッ
トーマス「!?」
コニー「いっただき~!作戦成功!!名づけて【緊張してると見せかけて相手を油断させる作戦!!!!】」
ベンチ
アルミン「コニー、それはそのままだよ...」
フィールド
パスッ
ライナー「」ガシッ
ライナー「(1年が頑張って取ったボール...無駄になんかさせねぇ!!)」ダムッダムダムッダム
敵モブ2「ドライブ!?」
トーマス「ライナー...お前の動きも俺の目で!!」
ライナー「フッ!」シュッ
スパッ ダムッダムッダムダム
トーマス「(シュートまでの時間が早かった!?...ふふっライナー、お前も成長したってことか!)」
敵モブ2「すまない、次は気をつける」
トーマス「あぁ大丈夫だ!楽しんで行こう!」
敵モブ2・3・4・5「おう!!」
-
- 98 : 2014/05/25(日) 02:47:05 :
第2Q終了
東京調査高校 36
トロスト高校 42
第3Q終了
東京調査高校 49
トロスト高校 55
第4Q 4分半が過ぎ
審判2「白チーム選手交代です。18番に代わり4番が入ります。」
スタスタ
コニー「ジャン先輩あとは任せましたよ!!」
ジャン「あぁ任せろ」
スタスタ
ライナー「何か作戦は考えたのか?」
ジャン「はぁ!?んなもんねぇよ!!今考えてるのは試合に勝つことだけだ」
ライナー「ふっ、その言葉を待ってたぜ!」
ジャン「うるせぇゴリラだなぁ」スタスタ
ライナー「ちょ、」
-
- 99 : 2014/05/25(日) 02:48:37 :
観客席
ペトラ「いよいよ最後のかけって奴ね!」
ミーナ「大丈夫かな...」
ユミル「大丈夫だろ、馬面とゴリラに任せれば」
ミカサ「...」
サシャ「頑張れー!!」
アニ「...」
-
- 100 : 2014/05/25(日) 02:50:52 :
イアン「東京調査高校もここまでか」
グスタフ「おいおい!まだ終わってねぇだろ!!」
イアン「確かに終わってはない、だが東京調査高に残ってる力はない。勝てるすべはもはや...」
ミタビ「はぁ~...全く、良い相手だと思ったんだがな」
イアン「あぁ残念ながらもう彼らとは戦わないだろう」
-
- 101 : 2014/05/25(日) 03:06:05 :
第4Q 残り5分30秒
ジャン「最後まで食らいつけ!!」
ダムッダムッダム
トーマス「(フッ、やっぱり諦めないか...それでこそ倒しがいがある!!)」ダムッ クルッ スッ
ジャン「うぉぉぉぉおおおおお!!」ドンッ
バシンッ
ライナー「ナイスジャン!」ダッダッダ
ガシッ
ライナー「」ダムッダムッダム
ベンチ
アルミン「いけぇぇええ!!ライナー先輩!!!」
コニー「ゴリラ先輩!!スリー!!」
クリスタ「ライナー!!頑張って!!」
フィールド
ライナー「うォォォォオオオオ!!!クリスタが応援してくれてるゥゥゥううう!!!俺は頑張るゾォオオオオ!!」ダムッダムッダム
トーマス「行かせないぞぉ!!」
ライナー「」ダムッ ダムダムッ ダムッ
トーマス「(な、なんだ!?このドライブは!?)」
ライナー「」パスッ
ガシッ
ジャン「」スッ
ライナー「行け!ジャン!!」
グンタ「ジャン!!」
オルオ「ジャン!」
モブット「ジャン!!」
ベンチ
アルミン「ジャン先輩!!」
コニー「ジャン先輩!!」
クリスタ「ジャン!!」
観客席
ペトラ「ジャン!!」
ミーナ「ジャン!!」
ユミル「馬面!!」
ミカサ「ジャン先輩...」
サシャ「馬面さん!!」
アニ「...」
フィールド
ジャン「うぉぉぉぉっら!!!」シュッ
バシンッ
ジャン・ライナー・グンタ・オルオ・モブット「!?」
ダムッダムダム
審判「アウト・オブ・バウンズ、白ボール!」
スタスタ
観客席
ミーナ「今の止められちゃうの~!!...ん?」
ユミル「どうした?ミーナ」
ミーナ「ねぇユミル、あのユニホームってうちの男子チームのよね?」
ユミル「あぁそうだな...」
ミーナ「こんな時に何してるのよ!あの子!!」
サシャ「...!?」
ミカサ「ハァ...アルミン」
サシャ「ミカサ!ミカサ!あれあれ!!!」ユサユサ
ミカサ「な、何?」
サシャ「あれですよ!!」ユビサシ
ミカサ「え?」
ミカサはサシャの指した方向見た。そこには...
ミカサ「ッ!!!!」
-
- 103 : 2014/05/25(日) 03:10:01 :
スタスタ
ダムッダムダム
タッタッタ
ジャン「おぉ悪い...ッ!!」
ライナー「お、お前!!」
アルミン「ッ!!」
エレン「よぉ悪い、遅くなった」
アルミン「え、え、エレン!!」
-
- 104 : 2014/05/25(日) 03:12:48 :
ベンチ
ミカサ「エレン!!!!」
ミーナ「え!?嘘!?あの子!!」
ユミル「ぶふぅーっ、タイミング良すぎんだろ!あいつ!!」
ペトラ「ふふっ、良かったねミカサ」
サシャ「えぇホント!良かったですね!ミカサ!!」
ミカサ「うん...うん!!」ポロポロ
ペトラ「こらこら、女の子がそんなたやすく泣いたりしたらダメよ」
-
- 105 : 2014/05/25(日) 03:15:08 :
グスタフ「驚いたな...」
ミタビ「マジかよ...ベストタイミングじゃねーかよ」
イアン「ふふっ、彼は私の思った通りの面白い奴だ。」
グスタフ「ふっ、嬉しそうだな!イアン」
イアン「そりゃなかなかいない相手だからな、さぁこれでわからなくなったぞ」
イアン「勝負の行方はどっちなのか...」
-
- 106 : 2014/05/25(日) 03:23:34 :
フィールド
エレン「監督」
エルヴィン「あぁわかってる、アルミンとコニー出番だ。
すみません、選手交代をお願いします」
審判2「白チーム選手交代です。5番に代わり15番、9番に代わり11番、8番に代わり18番が入ります。」
オォォォォォオオオオ
観客「なんだなんだ?最後の切り札か?」
観客B「ん?身長ちっちぇ奴だな!まぁあの15番は普通だけどよ」
スタスタ
オルオ「けっ、前みたいになったらただじゃおかねぇぞ!!」
エレン「わかってます」
グンタ「頼んだぞ!」
アルミン「任せて下さい」
モブット「あいつらにお前らの凄さを見せてやれ!」
コニー「はいッ!!」
スタスタ
ライナー「よく復帰出来たな、まぁこの一ヶ月半どこに行ってたかはあとで聞くが今は試合だ」
エレン「はい!ありがとうございます!」
ジャン「...行くぞ、もう前のお前とは違うんだろうな?」
エレン「...はいッ!!」
ジャン「よっしゃお前ら最後の最後まで諦めるんじゃねぇぞ!!」
ハイッ
-
- 138 : 2014/06/01(日) 21:00:09 :
トーマス「何だ?見たこと無い奴が二人...」
トーマス「15番は俺が付く11番は敵モブ2が付いてくれ」
敵モブ2「おう!」
トーマス「(ジャン、何をする気なんだ...?)」
パスッ
ガシッ
ジャン「まず一本!ここ集中!!」ダムッダムッダム
観客席
サシャ「何かエレン、前と風格が違う...?気がしませんか?」
ユミル「そうか?私はそうは思わんが」
ミーナ「う~ん、けど変わってないと言えば嘘になるんだよねー」
ペトラ「雰囲気も変わってる」
ミカサ「それに少し身長も伸びてて筋肉も付いてる?」
ユミル・ミーナ・ペトラ「(そこまでわかるの!?)」
-
- 139 : 2014/06/01(日) 21:01:43 :
フィールド
ジャン「(今この最悪の状況を変えられるとしたら...お前しかいねぇ!!)」パスッ
ニヤッ
トーマス「そこは僕の範囲以内だ!!」ダッ
ジャン「(しまった、こいつの目の存在を忘れてたぜ)」
スッ
パスッ!!
トーマス・ジャン「!?」
ガシッ
ライナー「っ!? 今...何が起こったんだ...?」
コニー「ゴリラ先輩!!早く打って!!」
ライナー「あ、あぁ」シュッ
スパッ ダムッダムッダムダム
観客席
観客A「何だ?今どこからパスが出たんだ!?」
観客B「今東京調査の4番がパスをミスって...」
ユミル「おいおい!!今どうやってゴリラにパスが出回ったんだ!?」
ペトラ「わからない...突然ライナーの所に...」
ミーナ「...あっ!!もしかして!!」
ペトラ「どうしたの?」
ミーナ「アニ!あの11番の子って全中の試合観に行った時に出てた!!」
アニ「あぁそうだね、覚えてなかったの?」
ミーナ「そうだったんだ...」
ペトラ「え?何二人して!!教えなさいよ!!」ユサユサ
-
- 140 : 2014/06/01(日) 21:05:09 :
フィールド
ジャン「一体何が...?」
ライナー「ジャン、今何が起こったんだ?」スタスタ
ジャン「わからねぇ...もしかしたらあいつらのどっちかが?」
タッタッタ
コニー「ナイスパスだぜ!アルミン!!」
エレン「相変わらずだな」
アルミン「エレンその言葉は褒め言葉として受け取っていいんだね?」
観客席
ミタビ「どういうことだ?」
イアン「あぁ、あれがリヴァイが言っていた...」
ミタビ「何だよ!?一人で理解しやがって!!」
イアン「まぁあの手品をやった犯人は...あの11番だ」
ペトラ「あの子がやって言うの?」
サシャ「えぇ、そうですよ!」
ペトラ「あなた達も知ってるの?」
ミカサ「はい、同じ2軍だったので」
サシャ「最初見た時は驚きましたが慣れちゃえば最強の味方ですよ!!」
ミカサ「それでも...何故今出すのかが気になります」
ミーナ「多分それはエレンを待ってたんじゃないの?」
ミカサ「え?」
ミーナ「突然来たのにまるで来るのを知っていたかのような冷静さ...予め監督には言ってたとか?」
ミカサ「だとしても...」
ペトラ「なるほどね、今の話を聞いた限りだと監督は元から第4Qまで何もするつもりはなかったということになるわね。」
ユミル「帰ってきた救世主エースと流星のように突然現れたマジシャン...はっ、監督も人が悪いぜ!」
-
- 141 : 2014/06/01(日) 21:08:49 :
フィールド
トーマス「(と、とにかく!まだうちがリードしてるんだ!落ち着け!!)」
パスッ
バシンッ
トーマス「何!?」
エレン「」ガシッ
ドンッ
エレン「フッ!!」
ガシャンッ!!
ダムッダムダム
ライナー「(前よりジャンプ力が上がってる!それに今のダンク、すげぇパワーを感じた)」
ジャン「(あいつの成長も気になるが一番気になるのが今どうやってあいつにパスが出たんだよ!)」
エレン「ナイスパス!アルミン!!」
アルミン「エレンもすごいダンクだったよ!」
スタスタ
ジャン「(ナイスパス?何言ってやがるあいつ...もしかして今のパスといい、さっきのパスを出したのは...アルミンって言うなのか!?)」
トーマス「そ、そんな馬鹿な...」
敵モブ3「トーマス!しっかりしろ!」
トーマス「どういうことだ?何故今パスがカットされた?
相手がどこにいたって言うんだ?僕の目には見えなかったと言うのか!?」
ジャン「(トーマスの野郎動揺してやがる...今が逆転のチャンスだ!!)」
-
- 142 : 2014/06/02(月) 18:30:43 :
第4Q 残り時間:2分
東京調査高校 63
トロスト高校 63
ドクンッ
トーマス「(またこれだ...この感覚...俺はここで負けるのか...?)」
トーマス「(嫌だ...もう負けたくない...)」
トーマス「勝つのは...俺らだッ!!!!」
ダムッダムッダム
トーマス「俺らが勝つ!俺らの方が強い!!」ダムッダム
敵モブ2「トーマス!パスを回せ!!」
トーマス「いや...俺らじゃない...俺が強いんだ!!」ダムッダムッダム
タッタッタ
ジャン「ここを通すわけにはいかねぇな!」
トーマス「ジャン...俺はこの半年血反吐を吐くまで練習してきた。なのに...なのに...お前にだけは絶対負けたくない!!」ダッ
ジャン「悪いなトーマス、俺らもこの半年ただ遊んでたわけじゃねぇんだ...だから悪いが俺らが勝たせてもらうぞ!」
キュッ
トーマス「(クッ!次はどっちだ!?どっちに行くんだ!?)」
ジャン「(トーマス、確かにお前はすげぇ奴だ。だがなバスケもそうだがスポーツっていうのは自分の力だけじゃ勝てないんだよぉ!!)」スッ
トーマス「(フッ、馬鹿め!お前が動いたその瞬間俺はお前の次の行動を予想出来るんだよ!!)」クルッ
トーマス「俺が勝つ!!」
バシンッ!!
トーマス「何!?」
エレン「取った!!」
トーマス「(そ、そんな...俺の目では...こいつを見れなかったってことなのか!?)」
エレン「(あんたを見てると前の自分を思い出しそうで吐き気がするよ。
仲間のことを信用しないで自分のことだけしか考えてない...そんなんじゃ...俺〔達〕に勝てねぇ!!)」
アルミン「エレン!」スッ
エレン「アルミン!」パスッ
アルミン「」クルッ
アルミン「(今フリーな状態でシュート確実に入る人は...)」
アルミン「ジャン先輩!!」パスッ
ジャン「うぉっ!?」ガシッ
ジャン「(ホントにあいつがやってたことなのか、信じられねぇ...だが今はこいつらを信じるしか勝つ方法は他にねぇ!!)」スッ
シュッ
スパッ ダムッダムッダムダム
オォォォォオオオ
-
- 143 : 2014/06/02(月) 20:10:49 :
観客席
ペトラ「これで...」
ミーナ「ついに!!」
ミカサ「ぎゃ、逆転!」
オォォォォォオオオ
ベンチ
クリスタ「やりましたね!監督!!」
エルヴィン「あぁだがまだ試合は終わっていない。
最後まで気を引き締めて行け」
フィールド
ライナー「ジャン!!お前って奴わ!!」ワシャワシャ
ジャン「気持ち悪いぃよ!!」パッ
コニー「ゴリラが馬刺しを撫でてる!?すげぇ!!」
アルミン「馬刺しじゃないよコニー、馬だよ」
ジャン「突っ込む所そこじゃねぇよッ!!」
エレン「ナイスシュートです。ジャン先輩」
ジャン「はっ、もっと早くパスを出せばあんなに焦らなかったぜ」
ライナー「こらこら、せっかく後輩が先輩を褒めてるんだから、なぁ?エレン」
エレン「んだと?この馬面キャップが!お前こそあんな中途半端なポジショニングじゃアルミンもパス出しにくいだろうが!」
ライナー「ちょ」
ジャン「うるせぇな!? 元はといえばお前が早くカットしてれば良かったんだよ!!」
エレン「あん時しか隙がなかったんだよ!!あんたこそ俺にカットされる前に止めろよ!!」
ジャン「んだとォ!?やんのか!?」
エレン「望むところだ!!」
グシッ
アルミン「はい、そこまで
喧嘩は試合後にやりましょうね。二人共」
コニー・ライナー「(あ、あの可愛らしいアルミンがァ!?)」ビクビク
エレン・ジャン「ウ、ウィッス」ピクピク
-
- 144 : 2014/06/02(月) 20:13:13 :
そんなこんなで準決勝は...
東京調査高校 68対65 トロスト高校
で3点差で危なく決勝進出した。
-
- 145 : 2014/06/02(月) 20:24:45 :
試合後
スタスタ
ジャン「よぉ」
トーマス「!...ジャン」
ジャン「勝者が敗者に会っちゃいけないってことはわかってるんだが...まぁなんだ? お前らすげぇ強かったぜ。」
トーマス「...ふふっ」
ジャン「んだよ、気持ちわりーな」
トーマス「あぁごめん、やっぱジャンにはいつまで経っても敵わないや」
ジャン「んなことねぇよ、正直言ってあん時あいつが来なかったら負けてたのは俺らだ」
トーマス「そうそう、彼は一体何者なんだい?」
ジャン「あいつは...」
ジャン「うちのエースだ。」
トーマス「...そっか、やっと認めたんだ...今まであの5番のオルオって言う人は認めてなかったのにね」
ジャン「う、うるせぇ」ポリポリ
トーマス「彼とオルオって言う人は何が違うの?」
ジャン「違い...なんて考えたことねぇけど」
トーマス「...」
ジャン「あいつならきっとこの東京調査高校のエースとして全国に通用する...って感じたんだ。それだけだ」
トーマス「ようするに感ってことでしょ?」
ジャン「そうだ、感だな」
トーマス「オルオさんにはない...何かがあるんだよね。」
ジャン「?」
トーマス「俺も少し感じ取ったんだ。彼にはエースとしての素質と言うか...エースに必要な物を持ってる気がしたんだ。」
トーマス「風格ならオルオさんの方があるし、まだまだ実力ではオルオさんの方が上...だけど...」
トーマス「迫力...? いや威圧って言うのかな?...わかんないけど、彼にはそういう物があるって感じがしたよ。
まるで...」
その瞬間風が吹いてジャンにはあまり聞き取れなかった。
ジャン「あ?今なんて言った?聞こえなかった」
トーマス「...ううん、何でもない
それじゃぁ僕は行くね」
ジャン「んだよ、ったく」
スタスタ
トーマス「エレン...イェーガーか...」
-
- 146 : 2014/06/02(月) 21:09:38 :
ジャン「よーし、全員揃ったか~?」
ウィッス
ジャン「じゃぁ来週の日曜日に決勝だから今日は各自十分にストレッチしてから帰れよ」
ハイッ
ジャン「じゃぁ解散でいいっすか」
エルヴィン「あぁ明日学校でミーティングする、以上だ。」
ハイッ
コニー「なぁなぁ、後でどっか食いに行かねぇ?」
エレン「あぁそれいいな!!」
アルミン「ダメだよ、寄り道したら」
コニー「大丈夫だって!ばれなきゃいいんだから」
ガシッ
ジャン「ヨリミチシタラ、コロスッ!!」ゴゴゴ
コニー「ぎやぁぁああああああああああああ、馬面お化けだぁぁぁああああああああ!!!」
クリスタ「男子は元気で羨ましいなぁ」
ライナー「荷物持つぞ」
クリスタ「大丈夫だよ、疲れてるのはライナー達だから逆に荷物持とうか?」
ライナー「こっちこそ大丈夫だ、それにクリスタはマネージャーの仕事もあって大変だろうから俺が抱っこしてやr」
トビヒザゲリ
ライナー「おのぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!!」
クリスタ「ゆ、ユミル!」
ユミル「あ?こいつが私の天使に触れようとしたからいけねぇんだ」
クリスタ「ライナー大丈夫?」
ライナー「あぁ、大丈夫...だ」チーンッ
-
- 147 : 2014/06/02(月) 21:10:26 :
ミーナ「相変わらず騒がしいわね~」
ジャン「んだ、厨二病か」
ミーナ「厨二ちゃうわ」
ペトラ「これから私達夕飯食べにガステ行くけど、あなた達も来ない?」
コニー「行く行く!!行きます!!」
ジャン「でも、監督に見つかったら」
ペトラ「大丈夫、許可ちゃんと取ったから」
ジャン「そうなんすか、よしじゃぁお前ら!来る奴は来い!」
ウィース
エレン「やった!じゃぁ肉いっぱい食うぞ!!」
タッタッタ
ギュッ
エレン「!?///」
ジャン・ミーナ・ペトラ・ライナー・クリスタ・ユミル「!?」
ミカサ「良かった!!ホントに良かった!!おかえりエレン!!」ギュウッ
エレン「お、おい!苦しいって!!それに抱きつくな!!離せ!!///」
ミカサ「嫌だ!もう離したくない!今度離したら...またエレンが...」
エレン「もうどこにもいかねぇっつの!!だから離せ!!///」
アルミン「お、落ち着いてください!!ジャン先輩!!」
ジャン「離せ!!俺は今離してもらわないと死ぬ気がするんだ!!」
アルミン「コニー、手伝ってくれ!!」
コニー「おうよ!」
ジャン「うがぁぁぁああああ!!!」
エレン「離せって!!///」
ミカサ「嫌だ...絶対いや...」グスンッ
エレン「何で泣いてんだよ!」
ミカサ「だって...だって!!」
エレン「わかったから一旦離せ!マジで体が痛いんだって!!」
ミカサ「嫌」
ペトラ「エレン、観念しなさい。今回ばっかしはエレンが悪いよ」
エレン「そんなこと言ったって...」
ミーナ「そうよ、女に何も言わずに出て行くなんて最低な男よ?」
エレン「ミーナ先輩まで!?」
ライナー「エレン...お前はホントに馬鹿な男だ」
ペトラ「取り敢えずガステ行きましょう。話はそれからにして」
コニー「そうだぜ!!俺もう腹ペコだぜ...」
エレン「ほら、もう行くってよ
そろそろホントにどけよ」
ミカサ「」
エレン「おい、いい加減に!!」
アルミン「待ってエレン!」
エレン「なんだよ」
アルミン「良く見て」
ミカサ「」スヤスヤ
コニー「ミカサの奴、立ちながら寝てやがる!!」
ペトラ「それだけ睡眠不足だったってことよ、これはエレンが責任持って連れて行かなきゃね」
エレン「えぇ!?こいつすげぇ重いんですよ!?」
ジャン「なら俺が持ってやる!!」
グイッ
ジャン「...おい、ミカサちゃんを離せよ!」
エレン「俺はもう離してますけど」
ミカサ「」ギュウッ
ライナー「残念じゃん」
ジャン「うるせぇゴリラ!!てめぇ今日おごれ!!」
アルミン「じゃぁエレン、ミカサをよろしくね
ミカサはエレンがいなくなってからずっと不眠症だったんだ」
エレン「そうだったのか...(こいつ俺のことをそんなに心配してくれてたのか...)」
スッ
エレン「うぐっ!?やっぱすげぇ重てぇ!!」
アルミン「ほら、頑張れ頑張れ!」
-
- 148 : 2014/06/02(月) 21:21:16 :
-
- 149 : 2014/06/02(月) 21:40:09 :
ガステ(ファミレス)
チリリーン
いらっしゃいませ~
ジャン「11人なんですけど、空いてますか?」
少々お待ちください
ジャン「やっぱ大勢でファミレスなんて着たくない」
ペトラ「あっそういうこと言うと皆の分おごってもらっちゃうからね」
ジャン「すんません」
空いてましたのでこちらにどうぞ
ジャン「よしお前らあんまうるさくすんなよ」
ハイッ
スタッ
ジャン「えぇ~っとまぁドリンクバー頼むのは定番だが...問題はメインメニューだな」
ライナー「まぁ今日はサービスしてハンバーグでも食っちまうか」
ジャン「良くそんなお金があるなぁ」
ライナー「ふふっ、クリスタとのデートのために貯めておいたお金で今日はクリスタをおごる!!」
クリスタ「えっ、わ、私はいいよ!」
ライナー「遠慮するなクリスタ、ここは男である俺に任せてくれ」キラーンッ
ユミル「じゃぁちゃんとおごれよ?
えぇ~っと、若鶏の唐揚に豚肉チャーハンにハンバーグステーキに...」
ライナー「待て待て、STAYSTAY
誰がお前におごると言った?俺はクリスタにしか奢らないぞ」
ユミル「何言ってやがるクリスタが食べるに決まってんだろ?」
ライナー「!?」
クリスタ「もう!無理だよこんなに頼んだら!」
ユミル「大丈夫だ、余ったら私が食ってやるから」ヒソヒソ
(実は自分が食べたいだけ)
クリスタ「で、でもライナーが可哀想だよ。
大丈夫だよ?私今月のお小遣い結構貰ってるから私が皆の分を払うよ」
ライナー・ユミル「だ、ダニィ!?」
ライナー「それだけはダメだ、クリスタ」
ユミル「そ、そうだ!私とゴリラの分の小遣いで払うからお前は払うな!!」
クリスタ「だって今日皆頑張ったんだから!私は何もしてないし!だから払わせて?ね?」ウワメズカイ
ライナー・ユミル「(だ、ダメだ!天使の上目遣いなんて卑怯だ!!)」
ジャン「ホントに大丈夫なのか?」
クリスタ「うん!お父さんがいつも心配してくれて財布の中に入れてくれるの」
_____________________________
________________________________________
_____________________________________________________
クリスタ父「」サシアシ シノビアシ
クリスタ父「我が娘よ!財布の中身は大丈夫か!?困っていないか!?」
パカッ
クリスタ父「なっ!?なんてことだ...5万しか入っていないじゃないか!!」
クリスタ父「必殺!5万円札束挿入!!」
スッ
クリスタ父「ふふふっ、我が娘よ!またお金に困ったことがあったらいつでも私の所に来なさい。いいな?」ササッ
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__________________________________
___________________
ライナー・ユミル「(想像したくねぇけど出来ちゃうわー...)」
クリスタ「もうお父さんったら心配症でね!」
ジャン「なら頼むわ」
-
- 150 : 2014/06/02(月) 21:49:20 :
コニー「うわー何食おうかな~」
アルミン「エレン、そおっとだよ?」
エレン「わかってるよ」
ストッ
ミカサ「」スーッ
エレン「あぁ~ただでさえ試合があったのにこんな重りを運ぶなんて...」
アルミン「エレン!今の言葉は酷いよ?」
エレン「わかった、わかった」
サシャ「二人共何を食べるんですか」グヘヘッ
エレン「わかってると思うが俺の飯を邪魔したらただじゃおかねぇぞ」
アルミン「あっ僕のもやめてね」
エレン「ついでにミカサもな」
コニー「俺もって言ってくれよ!!」
サシャ「ならコニーから貰います!!」
アルミン「サ~シャ?まさか約束を忘れたとは言わせないよ?」
サシャ「ひっ!?わ、わかってますよ!!冗談ですよ!!」
エレン「さてと~何を頼もうかな~」
スタスタ
ジャン「おい1年、クリスタマネージャーさま様がおごってくださるとさ」
サシャ「か、神ィィィィィいいいいい!!」
バシンッ
ペトラ「うるさい」
サシャ「あぅ...すみません...」
-
- 151 : 2014/06/02(月) 22:06:24 :
ミカサ「...ん」
アルミン「あっミカサ起きたみたいだよ」
エレン「おぉやっと起きたか」
ミカサ「エレン...?ここは?」
エレン「ガステだ、皆で食べに来てるんだ。
今日はマネージャーのクリスタ先輩がおごってくれるらしいぞ」
ミカサ「もうちょっとだけ」スヤスヤ
エレン「人の話聞けよッ!!」
アルミン「じゃぁ僕達も頼んじゃおうか」
エレン「そうだな」
ピンポーンッ
はーい
アルミン「えぇっと、チーズinハンバーグ ご飯大盛りとビーフステーキ ご飯大盛りと和風チキンカツ ご飯大盛りと山盛りポテト3つと唐揚げ2つにドリンクバー4つで...」
か、かしこまりました...
コニー「何かあの店員さん焦ってなかったか?」
アルミン「そりゃサシャが頼みすぎだからだよ」
サシャ「いやぁ~今日は夢みたいです!」
アルミン「じゃぁドリンクは僕とコニーとサシャで持ってくるからエレンはミカサを見守ってあげてね」
スタスタ
エレン「ふーっ...と言われてもなぁ」
ミカサ「ん~...エレン...」
エレン「!?///(こいつ今寝言言ったのか!?それとも起きてんのか!?)」
-
- 152 : 2014/06/02(月) 22:20:13 :
ジーッ
ペトラ「いやぁ~青春ですねぇ~」
ミーナ「そうですなぁ」
スタスタ
アルミン「なーにジロジロ見てるんですか、先輩」
ペトラ「ん~恋って言うのはいいなぁ~ってね」
アルミン「ペトラ先輩は誰か好きな人いるんですか?」
...
ミーナ「(バカッー!!何地雷踏んでるのよ!!)」
ペトラ「私の好きな人は...内緒」ニコッ
アルミン「内緒ですか、それは仕方ないですね!」
ペトラ「そういうアルミンは?」
アルミン「僕は~...今いませんね」
ペトラ「あらら、残念」
アルミン「あっ今いないってそういう意味のいないじゃないです!」
ペトラ「???」
アルミン「今ここにいないってことです」
ペトラ「その言い方だともしかしてうちの学校?同じ部活?」
アルミン「まぁ同じ部活ですね!ですけど、ペトラさんが内緒でしたから僕も内緒です!」
ペトラ「えぇ~釣れないなぁ~」
アルミン「それじゃぁエレンを待たせてるので」
スタスタ
アルミン「おまたせ」
エレン「zzz」
アルミン「あらら、エレンも寝ちゃってるよ...」
エレン「」パチッ
エレン「あぁ、悪い」
アルミン「まだ寝てても大丈夫だと思うよ」
エレン「いやあの人から規則正しく寝るように言われてるんだ」
アルミン「あの人...?」
エレン「あぁハンネスさんって言う人だ」
アルミン「えっ!?ハンネスさん知ってるの?」
エレン「知ってるも何も俺その人に鍛えてもらってるんだ」
アルミン「え?今も?」
エレン「あぁまだ完成してないんだ」
アルミン「完成?」
エレン「俺にはまだまだバスケの知識や技術が足りない...だからあの人に教えてもらってるんだ。
それでこの特訓が終わったら完成するんだ。 新しい俺が!」
アルミン「新しい...エレンか...面白そうだね!」
-
- 156 : 2014/06/03(火) 13:56:03 :
おまたせしました。
アルミン「あっ、はーい」
コニー「うっひょー!!美味そう!!」
サシャ「グヘヘ」
エレン「あ~腹減った」
アルミン「じゃぁ食べようか」
頂きます!!
コニー「おぉ!!うめぇ!!やっぱ試合に勝った後の飯はうめぇ!!」モグモグ
サシャ「ホントですね!」モグモグ
アルミン「ホントに美味しいね!」モグモグ
エレン「」バグバグ
アルミン「エレンはこの一ヶ月間何をたべ...って早!?もう食べたの!?」
エレン「ふぅーっ、ごっつぁんです」
サシャ「むむっ、やりますねぇ!エレン!!」
エレン「あぁハンネスさんの所行ってから少し食うのが早くなったからな!」
アルミン「だとしてもサシャより早いなんて...」
サシャ「何を言ってるんですか!アルミン!!」
アルミン「?」
サシャ「私はもう3皿目ですよ!」
アルミン「うん...やっぱサシャはすごいね...」
エレン「おーい、ミカサ!ほら、起きろ!」グイグイ
ミカサ「もうちょっと...」
アルミン「ほら起きないとミカサだけ夕食抜きになっちゃうよ」
ミカサ「構わない...」
エレン「お前が食わないんだったら俺が食うぞ」
ミカサ「うん」
アルミン「ダメだよ!ミカサ!起きて何か頼もう」
スッ
ミカサ「...じゃぁこのひき肉ご飯セット大盛り」
エレン「へぇ、結構食うようになったな」
ミカサ「...なら普通にしよう」
エレン「は?何でだよ、大盛り食べろよ」
ミカサ「わ、わかった...」
ピンポーン
ミカサ「ひき肉ご飯セット大盛りで」
かしこまりました
アルミン「...それでエレン...」
エレン「ん?なんだ?」
アルミン「どうして僕らに伝えてくれなかったんだい?」ニコッ
エレン「お、お、お、落ち着けアルミン!!まずフォークを思いっ切り握らないでくれ!何されるかわかったもんじゃねぇ!!」アセ
ミカサ「アルミン、エレンに暴力はダメ」
アルミン「わかってるさ...」
エレン「危ねぇ...」
アルミン「それで?どうして僕らに教えてくれなかったんだ」
エレン「いや...アルミンには教えても良かったんだけどよ...何かお前に迷惑かけちまいそうだし」
アルミン「迷惑をかけていいんだ!」
アルミン「友達って言うのはただの仲良しだけじゃない!お互いが迷惑を掛けあって、助けあって行くのが友達だろ?」
エレン「...悪い、そこんところは謝る...ごめん」
-
- 157 : 2014/06/03(火) 13:58:06 :
ミカサ「なら私には何故...」
エレン「お前に教えたら絶対付いて来る気だったろ?」
ミカサ「っ、それは...」
エレン「第一兄弟でも無いやつが何で俺の所に来るんだよ」
アルミン「まぁ大体はわかったよ...ただ僕には1つ理解出来ないことがある...どうしてハンネスさんに教えてもらってたの?」
ミカサ「それは多分ハンネスさんが元バスケ部だからだと思う」
アルミン「知ってるの?」
ミカサ「地元では相当有名だったらしい。だけど、自分がバスケをやっていたことは秘密にしてるとか...」
エレン「まぁそういうことだ」
アルミン「そっか...じゃぁ何でエレンがハンネスさんがバスケをやっていることを知ってるの?」
エレン「あぁそれに関してはジャン先輩に聞いてくれ」
アルミン「(何故ジャン先輩が出てくるんだろう...もしかして!!)」
アルミン「エレン...もしかしてあの練習試合の後ジャン先輩に呼ばれて言われたことって...」
エレン「あぁアルミンが思ってる通りだ。俺はあの時ジャン先輩にハンネスさんのことを教えてもらったんだ。
そして...」
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ジャン「おい、自己中心野郎」
エレン「なんだよ」
ジャン「もしお前がこの先本気で勝ち抜きたいと思ってるなら、ハンネスって言うおっさんを訪ねてみろ。そしたらお前の今の課題が見つかるかもしれねぇぞ」
エレン「...ッ!! わかった...」
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エレン「そういうわけだ。」
アルミン「なるほどね...一体どんな練習をしてたんだい?」
-
- 158 : 2014/06/03(火) 13:58:21 :
エレン「至って普通の基礎練習だ。と言っても初歩的な部分だけどな」
エレン「ハンネスさんが言ってたんだ。俺にはまだまだ知識も技術もない...だけど、今ないだけであって、練習や試合で身に付ければそれは前の俺より10倍・100倍も変わってくる...ってさ」
エレン「だから最初は全然ボールを触らしてくれなかった。」
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ハァ...ハァ...
全く...いつまで走ればいいんだよ...もうこの一週間ずっとこの変な奴握ったまま走らされて...ホントにこんなんで強くなれるのかよ?
ハンネス「ごちゃごちゃ言ってねぇで早く走れよー」
わかってるよ...だけど、一週間ずっと走りっぱなしなんてやったことないから筋肉痛で全身いてぇんだよ...
ハンネス「ん?その顔だと、何で変な物握ったままずっと一週間走らされてるんだ...って思っただろ?」
エレン「そりゃそうですよ!ボールも触らしてくれないし...それに何でこの季節でビーチ練なんですか!!」
ハンネス「あ、あぁ~そうだな...説明しにくいんだが...お前にはまだボールを使う以前に体力作りをしてもらう」
エレン「そんなのもういらないっすよ!!部活ですげぇ鍛えられましたし」
ハンネス「そうか?なら今から俺と勝負するか」
エレン「勝負?」
ハンネス「あの高いバスケットゴールがあるだろ?それに1分間で20回ダンクシュート出来たら合格だ。」
エレン「そんなもん一回で合格してやる」
ハンネス「それじゃぁまずお前からだ」
エレン「これってどこからですか?」
ハンネス「そうだな...フリースローエリアからにしよう」
そんなの余裕だろ...
ハンネス「よーしいいぞぉ」
ピッ
ダムッダムッダム
ドンッ
エレン「うらぁぁぁああ!!」
ガシャンッ
ダムッダムダム
ハンネス「はい、一回ね
後54秒」
エレン「わかってるよ!!」
1分後...
エレン「ハァ...ハァ...」
ハンネス「なんだ、なんだ?たったの15回が限界か?」
エレン「もうちょっとなのに...(あと5回が...全然飛べねぇ...)」
ハンネス「じゃぁちゃんと数えてろよ?」
ピッ
ハンネス「フッ!」ドンッ
ガシャンッ
エレン「早い...俺のとは比べ物になれねぇ...」
1分後...
エレン「な...何でそんなにヘラヘラしてられるんだ...!?」
ハンネス「いやぁ~準備運動せずにジャンプ20回はちょいと老いぼれには無理だな」
エレン「これが...あんたとの差か...」
ハンネス「まぁそういうことだな。まぁあれだ、今はこれだが...きっと一ヶ月後にはもっと早くそしてもっと高く飛べるぞ!高く飛ぶのはいいぞぉ?ゴールも見下ろせるし今までCに何回も止められていたがそいつらも見下ろせるんだぜ?」
エレン「~~~ッ!!、すげぇ!!」
ハンネス「だからダンクって言うのはいいんだよな!」
エレン「はい!!」
____________________________________________________________
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__________________________
-
- 159 : 2014/06/06(金) 21:15:13 :
アルミン「えっ?ってことはずっと走ってただけなの?」
エレン「いいや?夜は筋トレとバスケの勉強をしてもらった。」
アルミン「バスケの勉強って?」
エレン「そりゃその言葉の通り、バスケのルールや豆知識何かを覚えてたんだよ」
アルミン「へぇ~、例えばどんなことだい?」
エレン「う~ん、そうだな...最近覚えた【ゾーン・プレス】とかか?」
アルミン「へ、へぇ~すごいね(それって結構常識なんじゃ...)」
ミカサ「原点からやり直すことは悪いことではないと思う。
だからエレンは偉い」
エレン「別に俺がやろうって思ったわけじゃねーよ」
アルミン「けどまぁ...無事で何よりさ」
エレン「あぁ悪いな心配かけて」
スタスタ
おまたせしました
ミカサ「はい」
エレン「おっ美味そうじゃねーか」
ミカサ「一口あげる」スッ
エレン「おぉサンキュー!」パクッ
ミカサ「アルミンも一口あげる」スッ
アルミン「えっ、僕はいいよ!お腹いっぱいだし」
エレン「なら俺が貰うぞ」
アルミン「うん」
ミカサ「ダメ、皆平等」
エレン「なんだよ...まぁアルミンも貰っとけって!結構上手いぞ?」
アルミン「う~ん、じゃぁ一口だけ...」
パクッ
アルミン「美味しい!」
エレン「だから言っただろ?」
アルミン「うん!ミカサ、ありがとう!」
ミカサ「うん」
10分後
ジャン「よーし、皆食べ終わったか?」
ハイッ
ジャン「なら会計済ませて今日は解散だ。
明日朝練でミーティングするからな?」
ハイッ
ジャン「じゃぁクリスタ、頼んでもいいか?」
クリスタ「うん!いいよ!」
-
- 160 : 2014/06/06(金) 21:15:51 :
-
- 161 : 2014/06/06(金) 21:21:08 :
アッカーマン宅
ミカサ「ただいま」
エレン「ただいまです」
タッタッタ
ミコト「おかえり、ミカサとエレン君!」
エレン「お久しぶりです。心配かけてすみませんでした」
ミコト「ホントよ!全く...」
ミカサ「お母さん、シャワー浴びたい」
ミコト「えぇいいわよ」
ミカサ「エレン先に入ってくるといい」
エレン「え?いいのか?」
ミカサ「私はあとでいい」
エレン「そうか、なら浴びた後俺らも反省会するか」
ミカサ「わかった。」
エレン「お前ちゃんとノート書いてるか?」
ミカサ「うん、書いてる」
エレン「そうか!なら良かった!入ってくる」スタスタ
ミコト「エレン君...少し身長伸びた?」
ミカサ「私も思った」
ミコト「それに何か...背中が大きくなった気がするわね」
ミカサ「背中...」
-
- 162 : 2014/06/06(金) 21:22:29 :
ガチャッ
エレン「ハァ~、疲れたな」
ヌギヌギ
エレン「ん?」
チラチラ
エレン「おぉ、俺も結構腹筋ついてきたな!」
スタスタ
シャーッ
-
- 163 : 2014/06/06(金) 21:34:58 :
10分後
エレン「出たぞ」
ミカサ「わかった」スタスタ
ガチャッ
ミコト「エレン君、少し身長伸びたでしょ?」
エレン「え?そうですか?気づきませんでした」
ミコト「ちょっとこっち来なさい」
スタスタ
エレン「何ですか?」
ミコト「はい、ここに立って」
エレン「あぁ!身長を計るってことですか!懐かしい」
ミコト「エレン君もやった?」
エレン「はい、母親に1年に一回計ってもらってましたから」
ミコト「そっか、どれどれー?」
エレン「あ」チラッ
エレン「(この傷...ミカサの奴も計ってもらったんだn!? お前1年間でどんだけ身長伸びてるんだよ!?あいつホントに女か!?)」
ミコト「はい、いいわよー」
エレン「ありがとうございます!」
ミコト「えぇ~っと...あら!179cmになってるわね!」
エレン「ホントですか!?」
ミコト「あと1cmで180cmね!」
エレン「おぉ!ついに俺にも180代に行けるのか!!」
スタスタ
ミカサ「どうしたの?」
ミコト「あらミカサ、ちょうどいい所に来たわね!あなたもこっちに来なさい!」
スタスタ
ミカサ「久しぶりに計る」
ミコト「どれどれー」
ミコト「はい、いいわよ」
ミカサ「」ワクワク
ミコト「174cmね!あなたもお父さんに似て大きくなってるわね!」
ミカサ「エレンは何センチ伸びたの?」
エレン「俺は2.3cmじゃねーか?179だったから」
ミカサ「(やっぱり伸びてた)」
エレン「と言ってもお前も身長伸びてるんだからあんま違和感感じないな」
ミカサ「伸びたと言っても1cmくらい」
エレン「やっぱジャンプしてるとデカくなるのか?」
ミカサ「多分...」
ミコト「さぁさぁ!あなた達は反省会しなさい!私はちょっと作業をしますから」
ミカサ「? わかった」
エレン「よし、じゃぁ俺の部屋でやろうぜ」
ミカサ「うん」
スタスタ
-
- 164 : 2014/06/06(金) 21:36:09 :
それから一週間が経ち、あっという間に決勝...
-
- 166 : 2014/06/06(金) 21:51:51 :
試合会場
ジャン「よしお前ら!今日でやっと決勝だ。準備は出来るか!?」
ハイッ
ジャン「ここ勝って今年こそグループリーグ勝ち抜くぞ!!」
オウッ
エルヴィン「ジャン、メンバー表だ」スッ
ジャン「ありがとうございます!」
ペラッ
ジャン「いつも通り呼ばれた奴は前に出ろ」
ジャン「PG ジャン・キルシュタイン
SG モブット・ガーナ
SF アルミン・アルレルト
PF エレン・イェーガー
C ライナー・ブラウン」
タッ
エルヴィン「今選んだメンバーは今の最高メンバーでもあり、この先の試合でも彼らを使うであろう
だがまだこれですべてが決まったわけではない。今選ばれてない人達もまだ十分にチャンスはある」
ハイッ
オルオ「...俺らスタメンから外れたな」
グンタ「だな...まぁ悔いはないぞ?こうやって3年連続で予選決勝に来れたんだからな」
オルオ「まぁ...今はあいつらを応援してやるしかねぇな!」
エルヴィン「...(すまないな、オルオ・グンタ...)」
-
- 167 : 2014/06/06(金) 21:52:04 :
アルミン「うわースタメンだ、緊張するなぁ」
エレン「そんなに緊張してもプレーが雑になるぞ」
アルミン「エレン...」
エレン「緊張してる時は可愛い女の子を探すといいらしいぞ」
アルミン「ぶふっ、そんなこと誰から聞いたんだい」
エレン「もちろん、ハンネスさんだ」
アルミン「それホントに言ってるのかなぁ...」
アルミンは会場の周りを見渡した。
アルミン「うわー...それにしても僕ホントにインターハイ決勝で...試合に出れるんだよね...夢じゃないよね」
エレン「おう、なんならほっぺ引っ張ってやろうか?」
アルミン「いや遠慮しとく」
審判「それでは整列してください!」
ジャン「っしゃ!行くぞ!!」
ライナー・エレン・アルミン・モブット「おう!!」
-
- 168 : 2014/06/06(金) 21:55:12 :
観客席
ペトラ「あぶない、あぶない」
ミーナ「もう少しで始まっちゃう所だった」
サシャ「ぷふーっ、お腹いっぱいです」
ユミル「てめぇパン女...覚えてろよ」
サシャ「ユミル先輩が賭けをしてきたんじゃないですか」
ユミル「だとしてもあげぱん20個も買うとかありえねーだろ!!」
サシャ「ごちそうさまです!!」
-
- 169 : 2014/06/06(金) 21:57:20 :
ベンチ
コニー「クリスタ先輩、今日の相手って要注意人物って何番でしたっけ?」
クリスタ「だーかーら、5番と6番って言ってるでしょ?」
コニー「あぁそうだったそうだった!!」
クリスタ「全くコニーは...」
-
- 176 : 2014/06/08(日) 21:43:02 :
ダッ
審判「只今よりインターハイ予選決勝、東京調査高校対東京トロスト学園の試合を行います。お互いに礼!」
お願いしますッ!!
ジャン「ライナー、ジャンプボール取れよ」
ライナー「あぁ任せろ」
スタスタ
シュッ
ドンッ
ライナー「うぉぉぉぉおお!!」
バシッ
ガシッ
ジャン「へっ、よくやったゴリラ!」ダッ
敵モブ2「おっと、いかせねぇ~よん」
ジャン「(東トロストの選手は確かこの5番とSGの6番を抑えれば何とかうちにも勝ち目はある!)」
ジャン「頼んだぞ、1年坊主ら」パスッ
敵モブ2「ラッキー!ミスとか超ラッキー!」スッ
パスッ!!
敵モブ2「!?」
ガシッ
エレン「うっしゃ!先制点は貰ったぜ!!」ダッダッダ
ダッ
敵モブ3「いかせんどん!」スッ
エレン「(チッ、Cがこんなデブっチョイのかよ...)」
敵モブ3「ふふふっ、お前みたいなガリガリにはおいどんの力には敵わないどん!」
エレン「...は?」ダムッダムッダム
敵モブ3「だからさっさとボールを渡すどん」
エレン「動けねぇ豚は...」
ダッ
エレン「黙れよ!!」
ダッ
敵モブ3「残念だどん、おいどんは動けるデブだどん!」
エレン「クッ!だったら...」
ダムッダム
ドンッ
エレン「高さで勝負だ!!」
敵モブ3「ふふっ、おいどんは飛べるデブどん!」ドンッ
...
敵モブ3「!? (なんでだどん!?...おいどんは確かにあやつの後に飛んだのに...なのに...何でおいどんの方が早く落ちてるどん!)」
アルミン「いっけぇぇええ!エレン!」
エレン「うらっ!!」
ガシャンッ
ダムッダムダム
オォォォォオオオ
エレン「はっ、飛べない豚はただの豚とはこういうことだぜ」キリッ
敵モブ3「くぅぅぅうっ!!悔しいどん!!」
スタスタ
アルミン「ナイスダンク!エレン!」
エレン「お前のパスもナイスパスだったぜアルミン!」
バチンッ
ライナー「いいコンビだな、あの二人」
ジャン「はっ、俺達も負けてられねぇぞ!ライナー!!」
ライナー「おう!」
-
- 177 : 2014/06/08(日) 21:50:01 :
ダムッダムッダム
ジャン「ここ!一本集中!!」
ジャン「」パスッ
敵モブ2「今度は引っかからねぇぞ!!」
アルミン「」パスッ
敵モブ2「!? ワンツーパス!?」
ガシッ
ジャン「はっ、ナイスパスだぜアルミン!」ダムッダムッダム
ライナー「ジャン!」ダッダッダ
敵モブ5「ふっ、読めてるぜ!お前らの動き!!」ダッ
ジャン「何が読めてるだと?どこも読めてねぇじゃねぇか!!」ダッ
敵モブ5「なっ!?パスじゃないのか!?」
ダムッダムッダム
ジャン「うぁぁぁああ!!」スッ
敵モブ4「させるか!!」ドンッ
ジャン「ふっ」ニヤッ
敵モブ4「あっ!?フェイク!!」
パスッ
ガシッ
ライナー「よっし、任せろ!!」キュッ
シュッ
スパッ ダムッダムッダムダム
-
- 178 : 2014/06/08(日) 21:53:41 :
ベンチ
コニー「ナイスシュート!ごり...ゴリラ先輩!!」
フィールド
ライナー「一回止まったのにそのまま言ってるよね!?今ちゃんとゴリラって言っちゃったよね!?それじゃ意味ないy」ボコッ
ジャン「うるせぇぞ、ゴリラ」
ライナー「副部長泣いちゃうよ!?」
タッタッタ
アルミン「ははっ、やっぱすごい連携だね!僕達じゃ真似できないよ」
エレン「そうか?」
アルミン「うん」
ジャン「よーし!まずここ防ぐで連続ゴール行くぞ!!」
モブット・ライナー・アルミン・エレン「おう!!」
-
- 179 : 2014/06/08(日) 21:56:01 :
第1Q 24対15
第2Q 43対36
-
- 181 : 2014/06/08(日) 22:24:46 :
インターバル
ジャン「ハァ...どうしたもんか、結構行けると思ったんだけどよ」
ライナー「第2Qからエレンにダブルチームだもんな...」
エレン「ダンク打てねぇからすっげーイラつく!!」
アルミン「でも、言い換えればエレンがそれだけ注意深くなって先輩達が攻めやすいんだよ」
モブット「だとしても何かあんま点が入らないのは...」
ジャン「やっぱアイツがいねぇとうちは本領発揮出来ねぇよな」
エレン「アイツ?」
ジャン「あぁうちのCだ、今は怪我で2軍にいるんだ」
ライナー「まぁ夏のインターハイくらいには戻ってこれるって言ってたんだがな」
エレン「(このチームのCを任せられてしかも、ジャン先輩やライナー先輩も信頼してる人...どんな人なんだろ...)」
-
- 182 : 2014/06/08(日) 22:31:09 :
エルヴィン「アルミン、交代だ」
アルミン「はい」
ジャン「アルミンが抜けるとなると結構攻撃が薄くなるな」
エルヴィン「第3Qからはコニーが出る」
コニー「うっす!!」
エレン「久々に俺らの連携見せてやろうぜ!」
コニー「あぁ!相手きっと腰が抜けるぜ!!」
エレン・コニー「なぁ~っはっはっは!!」
ライナー「あいつら二人共馬鹿だったのか...」
ジャン「おいおい、今頃かよ」
アルミン「あ、あははは」ヒヤアセ
-
- 183 : 2014/06/08(日) 22:36:01 :
ジャン「よし!取り敢えずエレン、お前にはしばらく囮になってもらうぞ!アルミンがいない状況だと攻撃力が一気に落ちるからな」
エレン「」
ライナー「心配すんな、点は俺が取ってやるから」
エレン「えぇ...」
アルミン「少しの辛抱だよ!頑張って!」
エレン「おう」
ジャン「よし!第3Qからは少し引き気味で試合を進めるぞ!!」
オウッ
-
- 184 : 2014/06/08(日) 22:44:47 :
第3Q
ダムッダムッダム
ジャン「(やっぱエレンにはダブルチームか...)」
エレン「(くっそ...あのデブともう一人のデブで一歩も動けはしねぇ)」
敵モブ3「おいどんには兄弟がいるどん!」
敵モブ6「おいらが兄貴の弟でごわす!」
エレン「(くっそぉぉ!!むさ苦しい!!)」
ダムッダムッダム
ジャン「ライナー!」パスッ
ガシッ
ライナー「よっしゃ!」シュッ
スパッ ダムッダムッダムダム
コニー「ナイスゴリー!!」
ライナー「ナイスゴリーってなんだ!?」
ジャン「ナイスゴリー」
ライナー「ってお前も言うな!!」
イライラ
スタスタ
エレン「あぁ~もう!イライラして仕方ねぇ!!あのデブ兄弟が!!」イライラ
コニー「まぁまぁあんま怒んなよ!」バシンッ
エレン「いってぇよ!!」
-
- 185 : 2014/06/08(日) 22:54:05 :
パスッ
ガシッ
エレン「くそ!こんなの我慢してられっか!!」ダッ
ダッ
デブ兄弟「おいどん(オイラ)達を忘れては困るどん!(でごわす!)」グイッ
エレン「くっ!うるせぇ豚兄弟が!!」ダッ
ニヤリッ
敵モブ3「うわっ!?」バタンッ
ピピッ
審判「プッシング!白15番!!」
オォォォオオ
エレン「くっそぉぉおおお!!てめぇらふざけやがって!!」イライラ
ジャン「落ち着け泣き虫1年、あと4分の辛抱だ。我慢しろよ」
エレン「もう無理!あんなむさ苦しいの無理!!誰か代わってください!!」
シーンッ
エレン「コニー!お前確か強い相手とやりてぇって言ってたよな!?」
コニー「い、いやぁ~今日何か調子出ねぇなぁ~」クチブエ
エレン「お前!!」
エレン「ライナー先輩...」
ライナー「...エレン、ここはたえ」
エレン「ライナー先輩確かゲイだからあぁいうの好きですよね!? だから代わってくれますよね!?」
ライナー「何で俺ゲイなの!?」
ジャン「確かにこいつはゲイだけど、お前がC出来るわけねぇだろ
もう少し我慢しろ」
ライナー「何で俺のこと否定しねぇの!?」
エレン「そうか...やっぱ俺じゃぁゲイ先輩には到底敵わないからCは無理か...なら仕方ねぇ」
ライナー「そんなに早く諦めちゃうの!?」
ジャン「よぉーしお前らしっかり気を締めていけよ」スタスタ
コニー「そうだぞ、エレン!お前にはむさ苦しい兄弟が待ってるからな」スタスタ
エレン「待って欲しくねぇわ!!」スタスタ
ライナー「えっ...ちょ....え!?
誰も俺のゲイは否定してくれないの!?」
-
- 186 : 2014/06/08(日) 22:56:15 :
第3Q 61対58
-
- 187 : 2014/06/08(日) 22:59:28 :
第4Q
エルヴィン「すみません、選手交代をお願いします」
審判「選手交代です!白18番が抜けまして11番が入ります!」
スタスタ
コニー「あとは頼んだぜ、アルミン」
アルミン「うん」
エレン「やった!やったぁ!アルミーン!!」ダッ
アルミン「え、エレン!? どうしたの?」
エレン「やっと...やっとあのむさ苦しい連中から逃れられると思って...」
アルミン「ふふっ、じゃぁドンドンパスするからね」
エレン「おう、任せろ!」
-
- 188 : 2014/06/08(日) 23:03:49 :
敵モブ3「? 誰が代わったどん?」
敵モブ6「わからないでごわす」
エレン「よっし、よっし、よっし!!」
敵モブ3「何でそんなに嬉しがってるどん?」
エレン「あぁ!?そんなの決まってるだろ...」
パスッ!!
ガシッ
エレン「ダンクが出来るからに決まってんだろ!!」ダッ
敵モブ3「!? 早いどん!」
ダムッダムッダム
エレン「散々イラつかせやがって!!」ドンッ
エラン「うらぁぁぁぁぁあああ!!」
ガシャンッ
オォォオオオ
アルミン「ナイスダンク!」
ジャン「やっと本調子になったな」
エレン「やっぱダンクって気持ちいい!!」
-
- 189 : 2014/06/08(日) 23:05:03 :
第4Q 73対64で見事グループ予選に進出決定となった...
-
- 190 : 2014/06/08(日) 23:07:17 :
観客席
ペトラ「難なくグループ予選に行ったわね」
ミーナ「結構ギリギリでしたね」
ユミル「やっぱベルトルさんがいねぇとなぁ~」
サシャ「次は私達の番ですね!」
ミカサ「うん」
ペトラ「私達もさっさとグループ予選勝ち抜いてインターハイに行くわよ!!」
ハイッ
-
- 191 : 2014/06/08(日) 23:11:35 :
ロッカールーム
ジャン「いやぁ疲れたなぁ...」
ライナー「そうだな、難なくグループリーグには進めたが...ここからだな」
ジャン「あぁ本当の戦いはこれからだ」
アルミン「...エレン?どうしたの?」
プルプル
エレン「は、はしゃぎすぎて...足が動かなくなっちまった...」プルプル
ジャン「腹減ったなぁ、よし!どこか食いに行くか」
オォォォオオ
コニー「もちろん!ジャン先輩のおごりですよね!?」
ジャン「んなわけねぇだろ!」
アルミン「大丈夫?立てる?」
エレン「む、無理...」プルプル
ジャン「しゃーねぇな、じゃんけんで負けた奴が店まで運ぶ..これでいいな?」
じゃんけん、ポン!
-
- 192 : 2014/06/08(日) 23:15:10 :
サーッ
ガラガラ
クリスタ「すみませーん、10人分空いてますか?」
店員「10人...はい!空いてますよ!!」
クリスタ「ありがとうございます!」
スタスタ
エレン「」ビショビショ
コニー「だーっはっはっは!だっせぇ!!」
アルミン「ご、ごめんね!エレン!」
エレン「いや大丈夫だ...コニー!!お前笑いすぎだ!!」
スタスタ
イアン「あ」
エレン「ん?」
イアン「...やぁ、グループリーグ予選出場おめでとう」
エレン「ありがとうございます...」
ジャン「じゃぁ席は...」
-
- 193 : 2014/06/08(日) 23:35:08 :
ジューッ
イアン「...どうしてここ?」
エレン「え?だって空いてるし」
アルミン「あ、あはは...」
スタスタ
ミタビ「あれ!?お前ら東京調査の!!」
エレン「あ」
ジューッ
ミタビ「何でここに座るんだ?あぁん?」
エレン「ここに座って何が悪いんだよ!」
イアン「おいやめろ見苦しいぞ...」
アルミン「あ、あはは...」
イアン「まぁ取り敢えずはめでたいな」
アルミン「ありがとうございます!」
イアン「君が噂のアルミン君か、この間の練習試合では会ってなかったが」
アルミン「え?僕のこと知ってるんですか?」
イアン「あぁあいつからな、良く話が出てな」
アルミン「そうですか...」
エレン「あいつって誰だ?」
アルミン「あぁエレンにはまだ言ってなかったっけね」
アルミン「あいつって言うのは...」
イアン「リヴァイのことだ」
エレン「リヴァイ...?」
アルミン「この間説明した、キセキの世代のエースだよ」
エレン「あぁ!」
イアン「気をつけたほうがいいぞ、お前ら」
エレン「そんなに強い...ですか」
アルミン「うん、桁違いだよ...」
イアン「俺らキセキの世代で一番と言っていいほどの奴だ」
エレン「キセキの世代の一番...ふっ!面白れぇ!!」
エレン「それと気をつけた方がいいってなんで...?」
イアン「何だお前知らないのか?」
エレン「?」
イアン「キセキの世代はそれぞれ全国の強豪校に入った、そして関東にいるキセキの世代は3人だ。」
イアン「一人は俺だ。もう一人がサネスという奴だ。そしてもう一人が...リヴァイだ」
エレン「え!? 関東にいるのか!?...ですか」
イアン「しかも、同じ東京だ。この先当たる確率は高いぞ」
エレン「すっげぇ!でどんな選手なんだ!?」
アルミン「すごい人だよ...」
イアン「あぁ実力はキセキの世代トップだ。...だが」
アルミン「今のあの人のバスケは...僕はあんまり好きじゃない...」
エレン「なんだ?ラフプレイが多いのか?」
イアン「そんなわけないだろ、ラフなんてもんじゃない...」
アルミン「...ホントに尊敬するほどの実力だよ」
エレン「そうか、そんなにつえぇのか」
イアン「もしかするとグループリーグで当たるんじゃないか?」
エレン「え!?マジで!?よっしゃぁ!!」
イアン「まぁ1ヶ月前のお前だったら瞬殺だったかもな」
エレン「うるせぇ!くっそぉ...すみませーん!お好み焼き超大盛りで!!」
ミタビ「なら俺は超超大盛りで」
エレン「くっ」ギリッ
ミタビ「」ギリッ
イアン「だからやめろ、ミタビ」
-
- 194 : 2014/06/08(日) 23:41:24 :
ジューッ
エレン「うめぇ~」
ミタビ「うめぇ~」
イアン「っ、お前ら飯の時だけ息が合うな...」
アルミン「あ、あははは...」
イアン「ミタビ、それ食ったらもう行くぞ」
ミタビ「うーい」
アルミン「あの...イアンさん」
イアン「? どうした?」
アルミン「リヴァイさんは...どうして変わってしまったんですか?」
イアン「...それを聞きたいのは俺の方なんだが...だがまぁ1つわかったことがある」
アルミン「?...」
イアン「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
アルミン「...!!」
ミタビ「あぁ~うまかった~」
エレン「おじさーん!おかわり~」
ミタビ「!? なら俺も!!」
バシンッ
イアン「いい加減しろ」
ミタビ「...はい」
イアン「ごちそうさまでした」
ミタビ「さま~」
スタスタ
イアン「エレン君...」
エレン「?」
イアン「今度君と対決する時はインターハイまたはウィンターカップだろう、それまで負けるなよ
俺はまだ進化した君を倒してないからな」
エレン「...望む所っすよ!!」
-
- 197 : 2014/06/09(月) 17:18:43 :
帰り道
スタスタ
アルミン「エレン、大丈夫?一度病院行った方がいいんじゃない?」
エレン「いや大丈夫だ」プルプル
バシンッ
ジャン「全然説得力ねぇぞ!」
クリスタ「今からじゃぁ開いてないと思うから明日私と一緒にいきましょう」
エレン「...ウィッス」
ライナー「何!? クリスタと病院だと...?」
クリスタ「え?どうかしたの?」
ライナー「じ、実は俺m」バシンッ
ジャン「おめぇは黙っとけ」
アルミン「じゃぁクリスタ先輩、エレンのことよろしくお願いします!」
クリスタ「うん、任せてね」
エレン「くっそぉ...(どおってことないって言ったら嘘になるしな...あのデブ兄弟めが...)」
ジャン「よし!取り敢えず今日は解散だ。」
オツカレサマデシタ!!
-
- 198 : 2014/06/09(月) 17:20:46 :
スタスタ
アルミン「じゃぁ僕こっちだから、じゃぁね」
エレン「あぁ途中までありがとうな!」
スタスタ
-
- 199 : 2014/06/09(月) 17:36:05 :
アッカーマン宅
スタスタ
エレン「ただいまです」
スタスタ
ミカサ「おかえりエレン!」
エレン「おう」
ミカサ「グループリーグ予選出場おめでとう!」
エレン「あぁ、サンキュー」
スタッ
エレン「あぁ~疲れた」
スッ
ミカサ「荷物運んどく、エレンはシャワー浴びて」
エレン「あ、あぁ...(あれ...何だ?...またこの感じ...)」
_________________________
_____________________________________________
__________________________________________________________
カルラ「あ~ぁ、ま~たこんなに汚しちゃって...」
エレン「へへっ、ごめんごめん!」
カルラ「また◯◯◯◯◯さんにバスケ教えて貰ってたの?」
エレン「あぁ!すげぇんだぜ!? あの人に教えてもらってからバスケがどんどん上手になっていくんだ!!」
カルラ「まぁまぁ、今度お詫びをしないとね!」
エレン「うん」ニコニコ
カルラ「ねぇエレン、バスケ...楽しい?」
エレン「え?当たり前じゃん!!」ニコッ
カルラ「そう...よね!」
エレン「変な母さん...あ~お腹空いた、母さん何か食べるものないの?」
カルラ「ならチーハン作っといてあげるから先にシャワー浴びちゃいなさい」
エレン「チーハン!?やったぁー!!!!」タッタッタ
カルラ「...エレン、あなたはあなたの進みたい道を進みなさい...母さんは応援してるから...」
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________________________
ミカサ「エレン?」
エレン「ん?何だ?(また記憶か...母さん何で死んじゃったんだ...)」
ミカサ「いやボーッとしてたから」
エレン「何でもねぇよ、入ってくるわ...」スタスタ
ミカサ「?」
-
- 200 : 2014/06/09(月) 17:44:16 :
翌日
エレン「俺今日病院行ってきます」
ミカサ「!? どこか怪我したの!?」
エレン「ちげぇよ...ただ念のためにってことだ」
ミコト「気をつけていってらっしゃいね」
エレン「はい」
スタスタ
ミカサ「いってきます」
エレン「ます」
ミコト「二人共頑張ってねぇ~!!」
スタスタ
ミカサ「ホントに大丈夫なの?」
エレン「何回も言わせるなよ...」
ミカサ「...ごめんなさい...」
エレン「別にいいけどよ...それよりお前ら女子チームもグループリーグ出場だってな!すげぇな!」
ミカサ「男子チームこそグループリーグに出場してる、お互い頑張ろう!」スッ
エレン「? 何だよこの手」
ミカサ「握手...」
エレン「...わかった」
ギュッ
エレン「俺の目標はキセキの世代をぶっ倒して全国一になることだ!」
ミカサ「私の目標は中学時代果てせなかった夢をつかむ!」
エレン・ミカサ「ははっ(ふふっ)」
-
- 201 : 2014/06/09(月) 17:45:43 :
スタスタ
エレン「じゃぁ俺今日はこっちだから」
ミカサ「うん、ちゃんと結果教えてね」
エレン「...わかった...(言いたくねぇ...)」
スタスタ
-
- 202 : 2014/06/09(月) 17:46:57 :
東京調査クリニック
クリスタ「さぁ行くわよ」
エレン「はい」
スタスタ
-
- 203 : 2014/06/09(月) 17:53:53 :
10分後
ナース「エレン・イェーガーさん、5番にどうぞ」
エレン「はい!!」
スタスタ
ガラッ
先生「えぇ~っとイェーガー君...」
エレン「」ゴクリ
先生「まぁまず説明すると...」
エレン「説明...?」
先生「足の筋肉が炎症しているね、成長期だからすぐ回復すると思うけど必ず一週間は絶対安静だ。」
エレン「ッ!!」
クリスタ「一週間と4日後に大会があるのですがそれには出れそうですか?」
先生「あぁ一週間もあれば治ると思うよ」
エレン「ホントですか先生!!」
先生「ただし...必ず一週間は絶対安静だ。いいね?」
エレン「...はい」
-
- 204 : 2014/06/09(月) 17:57:13 :
ガラッ
クリスタ「ありがとうございました!」
スタスタ
クリスタ「良かったじゃない、試合には出れるって」
エレン「...はい」
クリスタ「そんな落ち込む事ないわよ!試合に出れるだけましよ!」
エレン「そうです...ね」
クリスタ「(かなり精神的に参ってるわね...こういう時は!!)」
スタスタ
クリスタ「エレン!」
エレン「はい?」
クリスタ「ちょっと買い物に手伝って」
エレン「? いいですけど」
-
- 205 : 2014/06/09(月) 18:01:57 :
スタスタ
エレン「あの...どこ行くんですか?」
クリスタ「だからお買い物よ」
エレン「だとしてもここ...」
エレン「デパートのショッピングモールじゃないですか!!」
クリスタ「何言ってるの、部活に使うものよ?」
エレン「初めて聞いたわ!」
クリスタ「力持ちな1年の後輩に荷物を持ってもらえるなんてラッキーだなぁ~」
エレン「ようは俺荷物持ちってことっすか...」
クリスタ「ふふっ、いいなぁ~男の子って」
エレン「? 何がですか?」
クリスタ「あんなに楽しくバスケやってるってことが羨ましいの!」
エレン「なら何で女子チームに入らなかったんですか?」
クリスタ「...まぁ色々あるのよ!大人には!」
エレン「大人って...あんた俺と1つ違いじゃん...」
-
- 207 : 2014/06/09(月) 22:06:20 :
体育館
ジャン「おいそこ!しっかりしろ!ちゃんとやれー!!」
ダムッダムッダム
コニー「なぁアルミン、今日やけにピリピリしてねぇ?」
アルミン「そうだね、さすがにキャプテンもグループリーグ予選にまで来ればそんなにチャラチャラしてられないんだよ」
コニー「そっか!」
スタスタ
ガラッ
クリスタ「ただいま帰りました~」
エレン「ハァ...あんた鬼か!!」
タッタッタ
アルミン「どうしたんだい、エレンその荷物は」
エレン「このちっちゃい鬼に持たされたんだよ!!」
クリスタ「ちっちゃい...鬼ですって?」ピキピキ
ジャン「あの馬鹿!」
ジャン「おいアルミン、離れろ」
アルミン「え?どうして」
ジャン「見てればわかる」
クリスタ「さっきから聞いてれば、鬼とかチビとか...」ピキピキ
エレン「元はと言えば誰がわる...」アセ
クリスタ「」ゴゴゴ
イヤァァァァァァアア ヤメテクダサイ!! ゴメンナサイ!!
アルミン「良かった、何もふれないで」
ジャン「あいつチビって言うとすげー怒るからな」
アルミン「ライナー先輩が見てたらどうなることやら」
-
- 208 : 2014/06/09(月) 22:39:55 :
アルミン「それよりエレン、どうだったの?」
エレン「え?あぁ一週間は絶対安静だとよ」
アルミン「えぇ!?そんなに重症だったの?」
エレン「まぁ一週間絶対安静してたら試合には出れるって言ってたし、大丈夫だろ」
ジャン「ならお前は一週間ダンベルだ」ポイッ
ドスッ
エレン「マジかよ...」
ジャン「一週間の辛抱だ、我慢しろ」
エレン「また我慢かよ...まぁいいや」
アルミン「そう言えば今日ライナー先輩いませんね」
ジャン「あいつならハンジさんと抽選会に行ったぞ」
アルミン「えぇっ!?キャプテンは行かなくていいんですか!?」
ジャン「じゃんけんで負けたからな」
______________________________
_______________________________________________
____________________________________________________________
ジャン「おーい、ゴリラ」
ゴリラ「ゴリラじゃない、ライナー・ブラウン様だ!」
ジャン「それでよ抽選会よ、どっちが行くかじゃんけんで決めようぜ」
ゴリラ「わかった、男気ジャンケンだぞ」
ジャン「おう」
ジャン・ゴリラ「男気じゃんけん、じゃんけん、ポン!」
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___________________________________________
___________________________
アルミン「なるほど」
ジャン「あいついつもグーしか出さないんだよな、ゴリラって普通パーじゃないのか?」
スタスタ
「だから俺はゴリラじゃねーよ!!」
ジャン「おっ、その声は」
ライナー「ゴリラ参上!!」
ジャン「ゴリラって自分で言ってるじゃん」
ライナー「お前らがゴリラゴリラ言うからたまには乗ってやったんだよ」
ジャン「それで...相手やばいのか」
ライナー「...正直ここを勝ち抜くのは不可能ってくらいだな、ってか良く相手が悪かったことわかったな」
ジャン「お前が騙すの下手なんだよ、第一今までお前がゴリラネタ乗ったこともねぇのにいきなり乗るなんて可笑しいだろ」
ライナー「ははっ、やっぱ無冠の五将のキャプテンには敵わんな」
ジャン「でどこだ」
ライナー「史上最悪の組み合わせだ...」
ライナー「まずうちがいてだ...
次に前回グループリーグ2位で通過したローゼ学園
次も前回グループリーグ3位だったカラネス高校
そして、次聞く相手は一番最悪だ...
自由都市高校...通称自由の翼」
ジャン「ハァ...何か悪い予感はしてたが、まさかこの事だったとはな...よりよって...」
エレン「俺ちょっと散歩してきます...ウダウダしてるの嫌いなんで」
ジャン「あぁそのほうがいい」
スタスタ
アルミン「どうかしたんですか?」
ジャン「...聞いたらモチベーション落ちるぞ...」
-
- 209 : 2014/06/09(月) 22:48:59 :
ストリートバスケット場
エレン「絶対安静って言ってたけど...そんなもん待てるわけねぇよ...」ダムッダムッダム
スタスタ
ダムッ
スタスタ
ダムッダム
カシャンッ
????「チッ、先客かよ...おいガキ、俺の相手しろよ
グタグタ待ってても暇でしょうがねぇ」
エレン「は?何でお前の相手しないと行けないんだよ」
????「いいからグダグダ言うんじゃねぇよ、俺の言うことを聞け、さっさと構えろ」
エレン「何で俺があんたの言うこと聞かなきゃいけないんだよ!」
????「うるせぇガキだな、早く構えろよ」
エレン「...あんた名前は?」
????「あ?...まっ名前くらいは教えてやってもいい
俺の名前は...リヴァイだ。」
エレン「(リヴァイってあのキセキの世代の...)」
エレン「あんたの話は聞いてるぜ、相当強いってな」
リヴァイ「うるっせぇな、さっさと構えろよ」
エレン「(さっきからそれしか言ってねぇ...ならお望み通り)」
ダムッダムッダム
エレン「やってやるよ!!」ダッ
-
- 210 : 2014/06/09(月) 22:50:11 :
アルミン「...え?自由都市高校って...」
ジャン「あぁそうだ、」
ジャン「キセキの世代最強と言われている...リヴァイがいる高校だ。」
-
- 211 : 2014/06/09(月) 22:57:09 :
ダッ
エレン「(抜ける!!)」クルッ
ズキズキ
エレン「う”っ...」
リヴァイ「隙がありすぎんだよ!!」バシンッ
ダムッダムダム
エレン「くそっ...」
リヴァイ「」スタスタ
スッ
リヴァイ「ハァ...こんなもんか」
エレン「何?」ピキッ
リヴァイ「てめぇの力はこんなもんかって言ってるんだよ」
エレン「んだと...」
リヴァイ「」ダムッダムッダム
エレン「ぜってぇ止める...」スッ
リヴァイ「無理だな...お前の光じゃ...」ダムッダム
ダッ!!
ダムッダムッダム
エレン「!?(何だ...今の!?)」
リヴァイ「淡すぎんだよ」ドンッ
ガシャンッ!!
ダムッダムダム
エレン「...何だ今のスピード...」
リヴァイ「がっかりだ...(ただまぁウォーミングアップくらいにはなるな)」
スタスタ
エレン「...くそ!」
-
- 212 : 2014/06/09(月) 23:00:21 :
スタスタ
ガラッ
エレン「」スタスタ
ジャン「おいてめぇどこに居やがった!」
エレン「え?散歩」
ジャン「何で汗かいてるんだよ!!」
ジャン「チッ、これでまた悪貨したらマジでぶっ殺すぞ...保健室行ってシップ張り替えろ」
エレン「...はい」
クリスタ「エレン、足で走れないなら...逆立ちでGO!!」
エレン「相変わらず鬼畜だな...ういうい」
バッ
テクテク
アルミン「...」
-
- 213 : 2014/06/09(月) 23:20:26 :
テクテク
エレン「...あのスピード...すげぇ早かった...」
「誰かに会ってきたんだろ?」
エレン「ん?」チラッ
アルミン「やぁ、付き添いで行くよ」
エレン「よっ」シュパッ
スタッ
エレン「やっぱアルミンにはすべてお見通しか」
アルミン「...リヴァイさんでしょ?」
エレン「あぁ...」
アルミン「...どうだった?」
エレン「すごかった...」
アルミン「そっか...」
エレン「ただ俺もあぁいう風になりたいって思ったよ」
アルミン「え?」
エレン「ドリブルのスピード、ボールタッチの技術、DFの守備範囲...全部すごかった」
アルミン「...駄目だ」
エレン「は?」
アルミン「エレンには...あぁなってほしくない」
エレン「どういうことだ?」
アルミン「...リヴァイさんは...バスケが大好きだ...だからこそいっぱい練習して強くなって行く...でも、リヴァイさんは強くなりすぎたんだ」
エレン「強くなりすぎた?」
アルミン「うん...何故リヴァイさんがキセキの世代最強と呼ばれているかわかるかい?」
エレン「そりゃ...強いからだろ」
アルミン「うん、その通りだよ...ただあの人は...強くなりすぎて、相手がいなくなったんだ」
エレン「は?」
アルミン「最初から強かったわけじゃないんだ。ちゃんと努力もしてたと思うよ...ただ才能開花が人よりすごく早くそして、人より並外れてしまったんだ」
アルミン「キセキの世代の皆もそうだよ、皆次第に才能開花していった。だけどリヴァイさんだけは桁違いだ...」
エレン「そんな弱気でどうするんだよアルミン」
アルミン「え」
エレン「悪い癖だぜ...お前いつも相手がより強いと自分を追い込めて弱気になる所...直せよ」
アルミン「えっ、あっ、ごめん」
エレン「ただまぁアルミンがそんなに詳しいなら良かった」
アルミン「え?」
エレン「相手の情報をより持ってて損はねぇだろ?」
アルミン「うん、そうだね」
エレン「それにさっきから聞いてれば...リヴァイさんは...リヴァイさんは...お前はあいつのファンかよ...」
アルミン「っ、ファンじゃないよ!!」
エレン「ははっ、嘘だよ」
アルミン「もぉ...」
エレン「けどまぁアルミンがそんなに真剣ってことは何かあるんだろ?」
アルミン「...うん」
エレン「何かまでは聞かないよ。ただあんまし弱気になるなよ!俺の相棒!」
アルミン「相棒...」
___________________________
___________________________________________
_______________________________________________________
リヴァイ「お前は俺の影なんだ、そして俺が光だ。」
アルミン「はい!」
リヴァイ「影は光が強ければ強いほど影は濃くなる...お前は俺の相棒だ」グッ
アルミン「っ~!!、はい!!」グッ
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__________________________________________
_________________________
アルミン「うん、僕の相棒もエレンだ!」
エレン「ははっ!そうだぜ!!」グッ
アルミン「...うん!」グッ
パンッ
-
- 214 : 2014/06/10(火) 22:05:46 :
一週間後
ジャン「準備はいいか?」
ハイッ
ジャン「うし、じゃぁ行くぞ!インターハイに!!」
オウッ
スタスタ
アルミン「? エレン目どうしたの?」
エレン「楽しみで ね、眠れなかった」
アルミン「目薬貸してあげようか?」
エレン「あぁ頼む」
-
- 215 : 2014/06/10(火) 22:13:37 :
試合会場
ザワザワ
エレン「うぉお、すげぇデケェな」
アルミン「ホントだ!すごいね!」
コニー「うぉぉぉおお!すげぇぇぇえええ!!」
ジャン「うるせぇぞお前ら」
ライナー「ははっ、無理もないぞ。1年の頃俺らもこんな感じだったからな」
エレン「今日の相手って...」
クリスタ「ローゼ学園よ、去年うちは負けたわ」
ジャン「今年こそぶっ倒す」
ライナー「あぁ」
エレン「それで一日何試合あるんだ?...です」
クリスタ「今度は一試合だけよ」
アルミン「さすがに連続試合は厳しいからね」
クリスタ「次の試合はカラネス高校、そしてその次が...自由都市高校」
エレン「...なぁ、その自由都市高校ってリヴァイだけ強いのか?」
クリスタ「そんなわけないでしょ、皆が皆強いに決まってるわ。基礎スペックはおよそうちの倍はあるわ」
エレン「ふふっ、相手は強いが良いに決まってんだろ!!」
アルミン「うん!」
ジャン「お前らアップしとけ」
ハイッ
-
- 216 : 2014/06/10(火) 22:33:39 :
ダムッダムッダム
シュッ
スパッ ダムッダムッダムダム
アルミン「エレン」
エレン「ん?」
アルミン「さっきは先輩がいたから話せなかったけど、この試合は色々な意味で大事な試合だよ」
エレン「色々な意味ってどういうことだよ」
アルミン「これは東京調査高校全員でやる試合かもしれないけど...去年先輩はボロボロされた試合なんだ...だから、先輩達のリベンジ戦でもあるんだ」
エレン「...わかった」
ダムッダムダム
コロコロ
エレン「ん」
「すみませーん!」
エレン「はい」シュッ
「あっ君達知ってるかい?去年うちにトリプルゲームされたんだよ?あっはっはっは!そんな弱いチームがうちに勝てるわけないでしょ~」
エレン「んだとてめぇ!!」
バシンッ
「いでっ!?」
ネス「お前はホントに余計なことばっか言いやがって...すまんな、こいつは素直で馬鹿なんで思ったことをすぐ口にしちまう。許してくれ」
スタスタ
ジャン「あぁ全然大丈夫っすよ」
ネス「?」
ジャン「去年の同じだと思って舐めてかかっても全然平気っす...ただ痛い目会うのは...どっちだろうな」
ネス「まさか...舐めるなんてことはない。ここまで辿り着くのに辛い練習を耐え抜いてきた者同士お互いに頑張ろう」スッ
ライナー「ふっ、そうですね」スッ
ギュッ
スタスタ
ナック「痛いっすよ!先輩!!」
ネス「お前はしばらく黙っとけ」
ズルズル
-
- 218 : 2014/06/12(木) 22:23:40 :
ピピッ
審判「整列!」
ダッ
審判「只今より、インターハイ予選グループリーグ第一試合 ローゼ学園高校対東京調査高校の試合を始めます!互いに礼!」
よろしくお願いします!
スタスタ
ライナー「1年振りですね」
ネス「あぁ、今年も負けないぞ」
シュッ
ドンッ
ライナー・ネス「うぉぉぉぉおおお!!」
バシンッ
-
- 219 : 2014/06/12(木) 22:28:53 :
スタスタ
イアン「ほら早く行くぞ!お前昼飯食うのが遅いからもう始まっちゃってるじゃないか」
ミタビ「すまんすまん」
スタスタ
オォォォオオオオ
イアン「!」
ミタビ「おいおい...どうなってんだよ」
東京調査高校 0
ローゼ学園高校 12
-
- 220 : 2014/06/12(木) 22:38:13 :
ダムッダムッダム
エレン「ハァ...」
ナック「へへっ、まだまだ~」
エレン「(くっそ...こいつDFだけだったらハンネスさんくらいつえぇぞ...)」ダムッダムッダム
ジャン「エレン!持ちすぎだ!!」
エレン「わかってる!」ダムッダムッダム
ジャン「っち!貸せ!!」ダッ
パスッ
敵モブ4「おっと」ダッ
キュッ
エレン「いかせねぇぞ」
敵モブ4「あらーっ」
ダムッダムッダム
ジャン「もらっt」
バシンッ
敵モブ3「」ガシッ ダムッダムッダム
ネス「その程度でうちから点を取れると思ったか?」
ジャン「くそっ!(こいつさっきはゴール前にいなかったのに...)」
ダムッダムッダム
ライナー「(守り固ってぇ、全くやんなるぜ)」
-
- 221 : 2014/06/12(木) 22:45:01 :
ミタビ「何やってんだよ東京調査」
イアン「うちやった試合といい他の試合を見て思ったが東京調査はスロースターターだな、いつもはエレンが点を入れてエンジンがかかるんだが...それが今出来ない状況だな。」
ダムッダムッダム
エレン「くっそ...」
敵モブ5「おいナック、張り切るのもいいけど後半バテるなよ?」
ナック「大丈夫っす!こいつ大したこと無いんで!」
エレン「んだと!!」
ダッ
ナック「うわっ!?」
バタンッ
ピピッ
審判「チャージング!白15番!」
エレン「え!?」
-
- 222 : 2014/06/12(木) 23:09:04 :
ベンチ
クリスタ「もぉ~どんだけ短気なのよ!!」
コニー「エレン!落ち着け!!」
フィールド
アルミン「エレン、もうファール2つ目だよ」
エレン「わかってるよ!」
ジャン「(不味いな...相手はマンツーマンディフェンスだからパスが回せない...今のうちのチームはパスを回すバスケだから攻撃が半減しちまってる)」
パスッ
バシンッ
エレン「アルミン!」
パスッ
アルミン「」ガシッ
アルミン「!」
ジャン「(まただ、このままじゃうちはローゼ学園に負けちまう...)」
ビーッ
審判「第1Q終了です!5分間のハーフタイムです!」
-
- 223 : 2014/06/14(土) 21:52:13 :
ベンチ
ジャン「ハァ、ハァ、ハァ...どうだったライナー」
ライナー「う~ん、まだつかめてはいないが大体なら」
ジャン「よし、第2Qは頼むぞ」
ライナー「任せろ」
エレン「ハァ、ハァ...」
アルミン「大丈夫?エレン」
エレン「あぁ大丈、夫だ」
アルミン「(かなり汗かいてる...第1Qでかく汗じゃない)」
クリスタ「...(相手はマンツーマンディフェンスでしかもかなり密着してるからマークが外れない...)」
クリスタ「取り敢えずアルミンは一回下がってね」
アルミン「はい」
ジャン「アルミンが下がったら攻撃力ががくっと下がっちまう...出来るだけ第2Qは引き気味で行くぞ」
オウッ
ビーッ
ジャン「しゃっ!行くぞ!!」
オーッ!!
-
- 224 : 2014/06/14(土) 21:54:43 :
スタスタ
ナック「へへっ、エレン君!頑張って俺を抜いてよね!」
エレン「くっ...」イラッ
ジャン「エレン、いちいち相手にするな」
エレン「ういっす」
スタスタ
審判「それでは第2Q開始です!」
ビーッ
-
- 225 : 2014/06/14(土) 22:24:37 :
ダムッダムッダム
ジャン「(攻めは確かに出来ないが守備は今のチームの方が確実につえぇ、まぁ認めたくはないがエレンがいるお陰でうちの問題点であったリバウンドが改善されつつある...)」
ダムッダム
エレン「(こいつを何とかしてぶっ倒してぇ...どうすれば...)」
ジャン「取り敢えず」パスッ
ガシッ
ライナー「」スッ
ジャン「今はお前に任せるぜ...ライナー!」
ネス「? PGがあの6番?」
ライナー「...行くぞ!」
ダムッダムッダム
ネス「いかせんぞ!!」
ライナー「くっ!!」
ダムッ キュッ
ネス「!? トップスピードから急ブレーキ...! まさか3!?」
ドンッ
ライナー「だぁっしゃ!!」シュッ
スパッ ダムッダムッダムダム
オォォォオオオ
ネス「...あいつ去年は確かSGだったような...」
ジャン「うっし!ナイスだぜ!」スッ
ライナー「あぁ久々の気持ちいい3だったぜ」スッ
バチンッ
-
- 226 : 2014/06/14(土) 22:41:17 :
ネス「」ダムッダムッダム
ジャン「」ダッ
ネス「あぶっ」ダムッ
バシンッ
コニー「うっしゃ!!」ダムッダム
ネス「くそっ!」
ダッ
シス「」スッ
コニー「残念だが俺はドリブルしねぇんだぜ?」
シス「何!?」
パスッ
ガシッ
エレン「...」
ナック「ははっ、今度は俺を抜けるかな~?」
____________________________
____________________________________________
________________________________________________________
ハーフタイム
クリスタ「相手は古武術を使っているの」
コニー「こ、古武術?...ってあのジャッキー・チェンがやてる、アチョーっ!!って奴ですか?」
クリスタ「違うよ、古武術は古に伝わる物、簡単に言うと現代の武道の技みたいな物」
エレン「それが何か関係あるんですか?」
クリスタ「その古武術を使ってバスケをしているの、例えば歩き方とかね!」
ジャン「あの...要するに何なんだ?」
クリスタ「まぁ要は特殊ってこと!で特殊と言うことは何か癖があるはずなの」
エレン「マネージャー...」
クリスタ「何?」
エレン「あいつら要は俺らと変わらない人間ってことですよね?」
クリスタ「うん」
エレン「だったら相手より早く、相手より高く、相手より強くなりゃいいってことですよね」
クリスタ「ふふっ、平たく言えばそうよ」
ジャン「そんなら簡単だ。」
ライナー「ふっ」
アルミン「ははっ、いつものエレンに戻ったみたいだね」
エレン「あぁ...やっと頭が冷えたぜ...」
ジャン「作戦は...とにかく相手より早く動けだ!いいな!?」
ハイッ
_________________________________________________________
__________________________________________
___________________________
-
- 227 : 2014/06/14(土) 22:44:12 :
ダムッ
エレン「相手より早く」
ダッ
ナック「!?」
エレン「相手より...強く!」
シス「させるかぁぁあああ!!」ダッ
クルッ
シス「なっ!?」
エレン「そして...相手より...高く!!」
ドンッ!
ネス「くっそ!」ドンッ
ネス「!! 高い!!」
エレン「うぁぁぁあああっら!!」
ガシャンッ!
オォォォオオオオ
-
- 228 : 2014/06/14(土) 22:46:11 :
観客席
観客A「すげぇ、見たか?今の」
観客B「あぁ!すっげぇ高かったなぁ!!」
ペトラ「う~わ、すごいね」
ユミル「あいつ...すげぇな」
ミーナ「こりゃミカサも負けてられないね!」
ミカサ「はい!」
-
- 229 : 2014/06/14(土) 22:50:07 :
第2Q終了
東京調査高校 35
ローゼ学園高校 41
第3Q終了
東京調査高校 55
ローゼ学園高校 63
-
- 230 : 2014/06/14(土) 23:04:04 :
第4Q 残り時間3分
ダムッ
ジャン「くっ(良いところまでは来ているんだが...)」
ライナー「(やっぱり攻め尽くしている分、守備が間に合わない...)」
ダッダッダ
ジャン「アルミン!!」パスッ
スッ
アルミン「」チラッ チラッ
エレン「」
パスッ
ガシッ
エレン「だったらそれより多く点を取ればいいだけだ!!」ダムッダムッダム
ナック「へへっ、あんた達が俺らに勝つとか10年早いっしょ!」ダッ
エレン「だったら10年早くなってやる!!」ダッ
ナック「おっと、今度はいかせないぜ!!」
エレン「へっ、引っ掛かりやがって」
ナック「!?」
パスッ
アルミン「」パスッ
ガシッ
エレン「2対1だったらお前に勝ち目はねぇ!!」
ドンッ
エレン「くらいやがれ!!」
ガシャンッ
ダムッダムダム
-
- 231 : 2014/06/14(土) 23:05:57 :
ベンチ
コニー「やった!10点差だ!!」
クリスタ「よしよし!!」
観客席
ペトラ「あと10点」
ミーナ「頑張れ!!」
ミカサ「エレン!アルミン!頑張って!!」
-
- 232 : 2014/06/14(土) 23:09:00 :
ジャン「やっぱライナー3がねぇと...」
モブット「なら俺が下がろう」
ジャン「!? でも!!」
モブット「悔しいが今の俺じゃ3はあんまり入んねぇ...だからライナー!」
ライナー「はい!」
モブット「絶対に...入れろよ!」
ライナー「はい!もちろんです!!」
-
- 233 : 2014/06/14(土) 23:11:44 :
ベンチ
コニー「そう言えばライナー先輩とジャン先輩の得意な技って聞いたことねぇな」
クリスタ「え?そうなの?」
コニー「いやぁ、練習では見たことあってもちゃんと試合で見たことねぇってか...」
クリスタ「ふふっ、じゃぁ今からわかると思うよ」
コニー「今から?」
クリスタ「うん!あっ、それから今からライナーをいじらない方がいいよ?」
コニー「どうして?」
クリスタ「それは...」
-
- 235 : 2014/06/14(土) 23:16:39 :
ナック「あ~ぁ、何かがっかりだなぁ!もっと楽しませてくれるかと思ったけど...まっ、いっか!」
ライナー「ガタガタうるせぇぞ、お喋り人形...」
ナック「お、お喋り、人形...!?」
ライナー「今からお前に先輩への口の聞き方を教えてやる!このタコが!!」
ナック「なっ...」
ダムッダムッダム
ネス「ナック!」パスッ
ジャン「読めてるぜ!」ガシッ
ネス「何!?」
ジャン「行って来い!ライナー!!」パスッ
ガシッ
-
- 236 : 2014/06/14(土) 23:20:35 :
ライナー「」スッ
クリスタ「ライナーが今から...」
ライナー「」ドンッ
クリスタ「クラッチタイムに入るからよ」
ライナー「王者がなんぼじゃボケェ!!」シュッ
スパッ ダムッダムッダムダム
オォォォオオ
スタスタ
ジャン「よぉ、久しぶりだな!もう一人のライナー・ブラウンさん」
ライナー「うるせぇ、さっさとボールよこせ」
ジャン「おぉ、おぉ、こえぇな!」
-
- 237 : 2014/06/14(土) 23:21:52 :
ベンチ
コニー「なんだ!?今のライナー先輩すっげぇ怖かったぞ!!」
クリスタ「ふふっ、ビックリした?」
コニー「するに決まってるでしょぉ!!」
-
- 238 : 2014/06/14(土) 23:23:10 :
エレン「ぁっ...えぇっと...」
アルミン「す、すごい...」
ライナー「オラァ!!お前ら1年!ボール持ったら俺によこせ!!」
エレン・アルミン「は、はい!!」
-
- 239 : 2014/06/14(土) 23:27:35 :
ベンチ
コニー「な、何であんなにこえぇんだ!?」
クリスタ「...ライナーのポジションは元はSGだったの、だけどうちのCが怪我してからライナーがCをやるようになったの」
クリスタ「前までのライナーはあんな感じだったんだけど、今はCとして頑張ってるからなかなかクラッチタイムに入れなかったのよ」
コニー「そ、そのクラッチタイムって何ですか?」
クリスタ「クラッチタイムって言うのは大事な場面な時にシュートが入っていく時間帯ってこと」
コニー「へ、へぇ~」
クリスタ「ライナーは確かにクラッチシューターだけど、ただのクラッチシューターじゃない...二重人格クラッチシューターよ!!」
-
- 240 : 2014/06/14(土) 23:32:26 :
パスッ
ガシッ
ライナー「だっしゃー!!」シュッ
スパッ ダムッダムッダムダム
エレン「よし!後4点差!!」
ネス「(そうだ、去年こいつがいたお陰ですごい苦しんだ覚えがある)」
ダムッダムッダム
ネス「ナック!気を抜くんじゃないぞ!!」
ナック「わ、わかってますって!!」
パスッ
ナック「へっ、ボールを貰っちゃえばこっちのもんよ!!」
バシンッ
ナック「!?」
アルミン「悪いけど、もう時間はないんだ!そんなにゆっくりしてられないよ!」
ライナー「アルミン!!」
アルミン「」スッ
ダッ
ナック「くっ!」
ジャン「(っな!?あいついつの間に!!)」
モブット「(このまま取られたら流れが変わってしまうかもしれない!!)」
-
- 241 : 2014/06/14(土) 23:46:59 :
観客席
ミタビ「どうしてナックがあそこに!?」
イアン「パスコースから逆探知したんだ!」
フィールド
エレン「(このままじゃ...)」
エレン「アルミン!!」
アルミン「!」
スッ ヒョイッ
ナック「!?(パスコースを変えると言うのか!?さっきまで完全にあの6番に)」
パスッ
ジャン「」ガシッ
ジャン「ふっ、ナイスパスだぜ!アルミン!!」
ダムッダムッダム
ドンッ
シュッ
スパッ ダムッダムダム
コニー「2点差!!」
クリスタ「だけど、残り9秒!!」
ネス「調子に乗るなぁぁあ!!」ダッ
ダムッダムッダム
ジャン「いかせるわけにはいかねんすよ!!」ダッ
観客席
観客A「おぉ!キャプテン同士の1on1!!」
観客B「こりゃ東京調査が負けたな!」
フィールド
ネス「うらぁぁあああ!!」ドンッ
ジャン「ふっ、そこは馬鹿の守備範囲だぜ...」
ドンッ!
エレン「勝つのは俺達だぁぁぁあああ!!!!」
ネス「なっ!? こいつ、いつの間に!?」
バシンッ
ガシッ
ジャン「くっ!(俺が今からパスしても間に合わねぇ...どうすりゃ...)」
アルミン「ジャン先輩!!」
ジャン「!(そうだ!アルミンに任せりゃどうにか!!)」
ジャン「アルミン!!」パスッ
アルミン「」スッ
ダッ
ナック「今度こそ!!」
ジャン「(くそっ、またあいつ!!)」
エレン「(同じ手はもう使えねぇ...くそっ!ここで...こんな所で...負けちまうのかよ!!)」
ナック「へっ、同じ手には引っかからないぜ!!」バッ
アルミン「いいや、このパスは少し違うよ...」
ナック「!?」
アルミン「このパスは...」
アルミン「加速するパスだぁ!!」バコンッ
ナック・ネス・ジャン・エレン「!?」
ガシッ
ライナー「」
ジャン・エレン・モブット・コニー・クリスタ「いっけぇぇええ!ライナーぁぁあああ!!!」
ライナー「こいつで...終わりだぁ!!」シュッ
スパッ ダムッダムッダムダム
ビーッ
審判「試合終了です!!」
-
- 242 : 2014/06/14(土) 23:56:01 :
ジャン「やった...やったぜライナー!!」ダッ
ライナー「あぁ!やったな!ジャン!」
バチンッ
スタスタ
エレン「ふっ、ヒヤヒヤさせやがって!」
アルミン「ふふっ、僕も一瞬ヒヤヒヤしたよ!」
コニー「やったぜ!エレン!アルミン!!」
クリスタ「やった!やった!!」ピョンッピョンッ
審判「それでは整列してください!」
バッ
審判「80対79で東京調査高校の勝ちです!互いに礼!」
ありがとうございました!!
スタスタ
ナック「どうしてだよ...何でだよ!!」
アルミン「?」
ナック「俺らの方が強いのに...俺らの方が練習もいっぱいしてるのに!!」
ポン
ネス「やめろ、ナック!これで1つわかったことがあったんだから良かったじゃないか、強い方が勝つじゃなくて勝った方が強い...そういうことだ」
ナック「...くっ!」
-
- 247 : 2014/06/15(日) 21:18:05 :
一週間後
ロッカールーム
ジャン「今日の相手は2年前からずっとインターハイ・ウィンターカップ共に優勝し続けている自由都市高校、通称自由の翼だ。」
ライナー「自由都市高校は超攻撃型チームだ。うちと相性は良くも悪くもねぇ...だが」
ジャン「うぅ~...さすがにいきなり優勝校と対戦か...」
クリスタ「(皆最初からモチベーションがダウンしてる...)」
クリスタ「はい!皆聞いて!!」
クリスタ「確かに相手は2年前からずっと優勝してきてるチーム、だけど今年はどうかわからないわよ!なんたってうちには期待出来る1年が3人もいるんだからね!!」
エレン「ウイッス」
アルミン「そうですよ!まだやってもいないのに負けと決めつけては何も始まりませんよ!」
コニー「そうですぜ!」
ジャン「ふっ、わかってるよ!」
ライナー「あぁ」
モブット「うん」
ジャン「しゃっ!気合入れていくぞ!!」
オウッ!
-
- 248 : 2014/06/15(日) 21:28:33 :
ロッカールーム
ファーラン「おいイザベル、リヴァイはどうした?」
イザベル「あぁ遅刻するってさ」
ファーラン「何!?遅刻するだと!?」
イザベル「うん、今日は実家の自分の部屋を掃除する日だって走っていったよ」
ファーラン「何をやってるんだ全く...それでいつ来るんだ?」
イザベル「さぁ?多分第4Q前には来れるだろうって言ってたけど」
ファーラン「何で試合の日に掃除しに行くんだよ...」
イザベル「でも昨日すげぇ楽しそうな顔で部室掃除してたよ」
ファーラン「まぁ...そりゃそうだろうな」
イザベル「? どういうことだよ?」
ファーラン「なんたって東京調査には...アルミンがいるからな」
イザベル「アルミン?」
ファーラン「前に一回話したことがあったろ、リヴァイのお気に入りがいるって言う話」
イザベル「あ~聞いたことあるわ」
ファーラン「1年振りの再開だ...きっと楽しみにしてるんだろう」
-
- 249 : 2014/06/15(日) 21:58:55 :
審判「それでは両チーム共整列してください!」
ザザッ
ジャン「?(リヴァイはいないのか...?)」
ライナー「(舐めてかかって来てるなら構わないさ、それが仇になる)」
エレン「...」
アルミン「...」
ファーラン「(相手チームはいつも通りのベストメンバーか)」
イザベル「(あの11番が噂のお気に入りか)」
審判「只今より、インターハイ予選グループリーグ第2試合
東京調査高校対自由都市高校の試合を開始します!
互いに礼!!」
お願いします!!
ジャン「よろしくお願いします!」
ファーラン「こちらこそ宜しく」
ファーラン「(ほーう、なかなか風格あるじゃないか東京調査のキャプテン とても2年とは思えない落ち着きっぷりだな)」
ジャン「(これが全国一のキャプテンでもあり、全国一のPG...やっべちびりそう)」
ライナー「(最初が肝心だ...)」
スタスタ
敵モブ5「」
ライナー「」
シュッ
敵モブ5・ライナー「うぉぉぉぉおおお!!」ドンッ
バシンッ
-
- 253 : 2014/06/21(土) 23:16:12 :
ガシッ
コニー「よっしゃ!先攻は俺達からだぜ!!」
ダムッダムッダム
ジャン・クリスタ「よし!まず一本集中...」
ジャン・クリスタ「じゃなく...速攻!!」パスッ
敵モブ4「何!?」
ファーラン「このパスは...まさか!アルミンか!!」
アルミン「」パスッ
ライナー「」ガシッ
コニー「ライナー先輩!まず一本お願いします!!」
ライナー「あぁ!?」シュッ
クリスタ「...」
__________________________
_________________________________________
______________________________________________________
ロッカールーム
クリスタ「いい?まず最初の一本目は慎重に行くんじゃなくて積極的にゴールを狙いに行ってね」
コニー「? どうしてですか?」
ジャン「相手に余裕与える暇を失くすってことだ。わかった馬鹿」
コニー「馬鹿は余計だよ!!」
クリスタ「それでまず最初の一本はエレンのダンクではなく...」
クリスタ「ライナーの3から行くわよ」
エレン「えぇっ!?」ガーンッ
ライナー「エレン、任せろ」
エレン「...うっす」
______________________________________________________
__________________________________________
_____________________________
クリスタ「ライナー...お願い」
スパッ ダムッダムッダムダム
コニー「やったぁー!!」
ライナー「コニー」
コニー「はい!!」
ライナー「俺がシュート打つ時は入ることを祈ってねぇで称える準備をしとけ!!」
コニー「は、はい!!(やっべ、クラッチタイム入ってるのかよもう!!)」
-
- 254 : 2014/06/21(土) 23:39:24 :
ファーラン「まさかこんなに積極的に来るとはな」
イザベル「どうすんだ?」
ファーラン「まぁ取り敢えず...」
イザベル「」コクン ダッ
エレン「! ディフェンス!!」
ジャン「んなっ!?アイツラも速攻かよ!!」
パスッ
ガシッ
イザベル「」ダムッダム
ライナー「いかせねぇぞ!!」スッ
イザベル「」ダムッダム
ライナー「(何だ?こいつ...まるで女みたいな顔だな...)」
イザベル「(うーわ、ゴリラみたいな顔だなぁ...)」スッ
ライナー「!(ドリブルか!)」
イザベル「」シュッ
ライナー「はっ!?ハーフエリアだぞ!?そこ!!」
アルミン・エレン・ジャン・クリスタ「!」
スパッ ダムッダムッダムダム
オォォォォォォオオオ
観客A「おいおい、マジかよ!ハーフエリアちょっと過ぎた所で入ったぞ!!」
観客B「さすが自由都市高校!見せるぜ!!」
クリスタ「いいえ、まだよ!」
ジャン「ほらよ!お前ら!!」パスッ
アルミン「」スッ
パスッ
エレン「!!」
ガシッ
ファーラン「すまないな!アルミン!!」
アルミン「!!」
クリスタ「うそ!!(アルミンのミスディレクションが...効かない!?)」
パスッ
ガシッ
イザベル「」シュッ
ライナー「!(こいつまた3ポイントエリア外からシュートを!!)」
クリスタ「(不味い予想以上に...リヴァイがいなくてラッキーだったのに...)」
ファーラン「悪いがうちのチームはリヴァイだけじゃないぞ...」
イザベル「わた...俺達は弱いと思われたなら侵害だね」
スパッ ダムッダムッダムダム
-
- 255 : 2014/06/21(土) 23:55:54 :
ジャン「くそっ...(別に舐めてたわけじゃねぇ...がこんなにポンポン入るもんかよ!!アルミンのミスディレクションだって読まれてたし...どうすんだよ!!)」
モブット「ジャン!リスタート!!」
ジャン「わってますよ!!」
パスッ
ガシッ
エレン「だったら俺がいってやる!!」
ファーラン「(彼は...そう、エレンだ。アルミンの新しい光...さてどこまでの実力なのかな?)」
ダムッダムッダム
敵モブ4「いかすか!ガキ!!」
エレン「」カチンッ
エレン「ガキじゃ...」パスッ
アルミン「」パスッ
敵モブ4「なっ!?ワンツーパス!?」
ドンッ
エレン「ねぇぇよ!!」ガシャンッ
ダムッダムダム
オォォォォオオオ
観客A「やっぱ東京調査も負けてねぇ!!」
観客B「あのPFのジャンプ力半端じゃねぇ!!」
エレン「ふっ、ナイスパスだぜアルミン!」スッ
アルミン「ふふっ、君こそナイスダンクだったよ!」スッ
パチンッ
クリスタ「ふぅー(あの二人の攻撃だったらまだ大丈夫のようね)」
コニー「すげぇぞ!お前ら!!」
ファーラン「ほーう(なかなか良いコンビじゃないか)」
イザベル「関心してないで早く作戦立てろよ」
ファーラン「わかってるさ、ただ...奴が来るまでちょっと遊んでやるか」
-
- 256 : 2014/06/22(日) 00:00:01 :
第1Q終了
東京調査高校 19
自由都市高校 34
第2Q終了
東京調査高校 36
自由都市高校 55
-
- 257 : 2014/06/22(日) 00:11:02 :
インターバル
ロッカールーム
エレン「くそっ!!」ガンッ
クリスタ「物に当たらない!!」
エレン「全然パスが通らねぇし、相手は舐めたプレーしやがって...」
ジャン「...」
ライナー「...」
コニー「あっ、で、でもよ!エレンお前今日は良くドリブルで抜けてたじゃねぇか!」
エレン「んなもんわざとに決まってんだろ!!」
コニー「ぇ...マジで!?」
ジャン「あぁ、エレンの言う通りあれは明らかにわざと抜かしてたな」
アルミン「...エレンイラついてても相手の思う壺だよ...」
エレン「なんだと!?お前な!」ガシッ
クリスタ「エレン!」
エレン「お前今日可笑しいぞ...」
アルミン「...」
エレン「いつもみたいにパスは通らねぇし!挙句の果てにパス通させねぇ代わりにドリブルでは抜いてくださいだぞ!?わかってるのか!?」
アルミン「!」
エレン「...ッ!!」ズキッ
クリスタ「?」
エレン「」バッ
エレン「」ストッ
ジャン「予想はしてたが...こんなにも大差を付けられるとはな...」
ライナー「すまん、俺がもっと外から打つからジャン、パスくれないか」
ジャン「あぁわかったよ」
コニー「まだあのキセキの世代最強のリヴァイも出てないのによ...」
クリスタ「(コニー!!あんたトドメ刺してどうすんのよ!!)」
エレン「」スッ
スタスタ
コニー「エレン!どこ行くんだよ!」
エレン「便所」
ガチャッ
スタスタ
-
- 260 : 2014/06/23(月) 22:50:23 :
スタスタ
エレン「くっそ...マジでイラつくぜ...(特に...アルミン...あいつ今日絶対可笑しいぞ)」
スタスタ
ガチャッ
スタスタ
エレン「ふぅ~」ジョーッ
ガチャッ
スタスタ
エレン「?」
????「んだよ、人いんのかよ」
エレン「(人いんのかよってトイレ何だからいるだろ普通...!!)」
????「あ?何ジロジロ見てんだ?」
エレン「よぉ、久々だな」
エレン「キセキの世代エース、リヴァイ!」
リヴァイ「てめぇは...あの時のか」
エレン「ってか!あんたのトイレあっち側だろ!!」
リヴァイ「あっちは先客がいっぱい居やがってうんざりなんだよ...ふっ、どっちでもいいだろ別に」
エレン「...何で遅れてきたんだ?」
リヴァイ「あ?なんだっていいだろ別に」
エレン「俺らを...舐めてるのか?」
リヴァイ「あぁ舐めてるな、お前の光じゃ俺の光には到底敵わねぇだろうな」
エレン「(こいつこの間から光とか言ってるけど、なんなんだよ)」
リヴァイ「光ってなんなんだよって顔してるな、お前アルミンとはバスケどんくらいやってんだ」
エレン「? 何で答えなきゃいけねんだよ」
リヴァイ「いいから答えろよ、俺が言えって言ってんだろ」
エレン「くっ...まだ半年も経ってねぇけど」
リヴァイ「半年も経ってねぇ...か、そんなんじゃまだまだアルミンを使いこなせねぇな」
エレン「は...?」
リヴァイ「知ってっか?影って言うのは光が強く輝けば輝くほど影も濃くなるんだぜ」
エレン「意味わかんねぇよ、どういう意味だよ」
リヴァイ「意味なんて、自分で考えろよガキが」
エレン「んなっ!?」
リヴァイ「じゃぁな試合で楽しみにしてるぜ」
リヴァイ「アルミンの新しい光」ボソッ
エレン「は?今なんて言った!おい、もっと大きい声で言えよ!!」
スタスタ
ガチャッ
エレン「...意味わかんねぇ...ハァ...何でバスケの試合途中でこんなに頭を混んがらせるんだよ」
-
- 261 : 2014/06/23(月) 23:03:10 :
審判「自由都市高校選手の交代をお知らせします。18番に変わりまして5番が入ります!
それでは第3Qを開始します!」
スタスタ
ジャン「ついに来やがったか...」
ライナー「キセキの世代最強とも言われている...」
クリスタ「リヴァイ...」
アルミン「」
エレン「...おい」
アルミン「? 何?」
エレン「お前変なスイッチ入ってるだろ」
アルミン「え?」
エレン「過去にバスケを教えてくれた人だか何だか知らねぇけど、今は東京調査高校対自由都市高校の試合だぞ。」
アルミン「!」
エレン「しっかりしろよ」
アルミン「...あぁ、ありがとう!
お陰で目が覚めたよ」
エレン「へっ、それでこそアルミンだぜ!」
リヴァイ「よぉアルミン、久しぶりだな」
アルミン「リヴァイさん...お久しぶりです」
リヴァイ「1年振りの試合だ。お前がどんだけ使いこなせるか楽しみにしてるぜ」
アルミン「はい」
リヴァイ「ふっ」スタスタ
ファーラン「やっと来やがったな!」
リヴァイ「すまん、少し遅れた」
イザベル「謝るくらいだったら最初から出てろよ」
リヴァイ「自分の部屋を掃除して何が悪いんだ」
イザベル「悪いとは言ってない!ただ日にちをずらせば済んだ話だ!」
ファーラン「...論破!!」
リヴァイ「チッ、悪かったって」
イザベル「それでウォーミングアップはもう済んだみたいだね」
リヴァイ「あぁもう動けるぜ」
-
- 262 : 2014/06/23(月) 23:05:56 :
観客席
ペトラ「きゃーっ!!リヴァイさぁぁあああああん!!!!!!!!!!!」
ユミル「スイッチ入ったな」
ミーナ「これは止らんないわ」
ミカサ「あいつが...キセキの世代エースのリヴァイ...」
サシャ「遠くから見てるのにすごい威圧ですね。」
-
- 263 : 2014/06/23(月) 23:21:26 :
パスッ
ダムッ ダムッ ダム
ジャン「(まずはお手並み拝見と行きたい所だが...うちにはそんな余裕はねぇ!)」
ダッ
ライナー「ジャン!」
パスッ
ガシッ
ライナー「(キセキの世代何かに構ってる余裕なんてねぇんだよ!!)」ダムダムッダムダム
敵モブ5「行かせねぇぞ糞ゴリラ!!」
ライナー「」イラッ
ライナー「誰がゴリラじゃ、ボケェ!!」ドンッ
イザベル「!(まさかあんな所から3!?)」
シュッ
イザベル「違う!これは...」
ダッダッダ
ドンッ
エレン「」ガシッ
イザベル「あの15番へのアリウープ!」
エレン「さっきの仕返しだぁ!!」ガシャンッ
ダムッダムダム
リヴァイ「ほーう...」
アルミン「ナイスダンク!エレン!」
エレン「おう」
パチンッ
ジャン「ギリギリだったな」
ライナー「ギリギリだろうがなんだろうがゴールしたからいい」
ファーラン「」ダムッダムッダム
ジャン「ディフェンス!当たれ!!」
ファーラン「おいおい、落ち着けって!まだ第3Q始まったばっかだぜ?
まぁ何はともあれ...今さっきの仕返しよろしく!」パスッ!
ジャン「!?(早い!?何だこのパス...まさか!リヴァイか!!)」
ダッダッダ
ガシッ
リヴァイ「さぁてと最初の一点目貰うぜ」
ドンッ
エレン「させるかぁぁぁぁああああ!!」
ドンッ
ガシャンッ
ダムッダムダム
オォォォォオ
観客A「見たか!?すげぇパワーだったしジャンプ力もすげぇ!!」
観客B「それにあのパスもすげぇしリヴァイのスピードもすげぇや!!」
エレン「くそっ!」
リヴァイ「(こいつ、さっきまでゴール付近にいなかったのにもうここまで来やがったのか。それにさっきのジャンプ、何か違和感があるな...)」
アルミン「」
リヴァイ「そろそろ見せてくれよ、お前らのコンビネーションをな」
エレン・アルミン「あぁ(はい)」
-
- 269 : 2014/07/10(木) 23:09:55 :
オォォォォォオオオ イイゾォイイゾォ モットミセテクレ!!
ダムッダムッダム
ジャン「完全に流れを持ってかれてるな...だが」パスッ
ガシッ
エレン「」スッ ダムッダムッダム
ジャン「頼むぞ!エレン!!」
タタッ
エレンにすぐさまディフェンスが付く
エレン「クッ!」ダムッダム
敵モブ2「」スッ
バシンッ
エレン「んなっ!?」
敵モブ2「うっしゃ!とったり!!」ダッ
パスッ
敵モブ2「何!?」
アルミン「簡単には渡さない!」
ライナー「ナイスボールだぜ!アルミン!」ガシッ
ダムッダムッダム
イザベル「止める!」
ジャン「(へっ、どうせお前らはこいつがスリーを狙うと思ってんだろうがそうじゃねぇ...)」
__________________________
_____________________________________________
_________________________________________________________
ジャン「は?お前にドリブルを教えろって?」
ライナー「あぁ」
ジャン「何考えてるのか俺にはさっぱりだな」
ライナー「自由都市高校との試合、恐らく俺らは研究してくるはずだ。もし研究されて俺らの攻撃が防がれたら一環の終わりだ。」
ライナー「だからスリーしか狙ってない俺にドリブルを加えれば...」
ジャン「バカッ!んなんであいつらを倒せるとでも思ってんのかよ!」
ジャン「それに今までドリブルなんてそんなに極めて来てないお前がこんな中途半端な時期に極めてもあいつらに通用するようなドリブルが出来るわけねぇ!」
ライナー「わかってる、だがもしそのドリブルが成功すれば相手はきっと迷うはずだ。」
ライナー「だから頼む!俺にドリブルを教えてくれ!」
ジャン「...ったく、わかったよ!やりゃいいんだろ」
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_____________________________________________
_____________________________
ジャン「(それから毎日自主練でずっとドリブル練習をしてきた、つってもホントに基本的ことしか教えれてねぇ...)」
ジャン「(もしここでミスが出れば...完全に相手ムードになっちまう!だから...)」
ジャン「(...頼むライナー!ここで決めてくれ!!)」
ダムッダム
ライナー「(行くぜ、ジャン!)」ダムッダム
イザベル「!(何か仕掛けてくる!)」
ライナー「」ダッ
イザベル「くっ!スリーか!!」
ライナー「(ふっ掛かった!)」キュッ ダムッ ダッ
ジャン「よし!成功し」
バシンッ
ライナー・ジャン「!?」
イザベル「ふふっ、演技が上手く行ったみたいだな!」
ライナー「そんな!」
リヴァイ「イザベル!」ダッダッダ
イザベル「リヴァイ!」パスッ
ガシッ
リヴァイ「」ダムッダムッダム
ドンッ
ガシャンッ
ダムッダムダム
ライナー「ば、馬鹿な...」
ジャン「(あいつら...まさか読んでたのか!?)」
ファーラン「ふっ」
タッタッタ
イザベル「やっぱお前の言ってた通りだったぜ」
ファーラン「だから言っただろ?俺の余地は当たるって」
ジャン「(不味い...完全に流れが...自由都市高校になっちまった!)」
-
- 270 : 2014/07/10(木) 23:26:59 :
ダムッダムッダム
エレン「行くぞアルミン!」ダッ
アルミン「うん!」ダッ
リヴァイ「来い、アルミン」スッ
ダムッダムッダム
エレン「」パスッ
アルミン「」パスッ
ガシッ
エレン「」ダムッダムッダム
デ、デタァ! トウキョウチョウサノフシギナパスマワシ!
リヴァイ「おいおい、そんなんで俺が抜けると思ったか?」
エレン「まさか」ダムッダム
エレン「思ってるわけねぇだろ!!」パスッ
リヴァイ「(一度戻した...ミスディレクションか!)」
アルミン「違います!」
リヴァイ「?」
スッ
リヴァイ「あのファームは...イグナイトパスか!」
アルミン「ッ!!」バコッ!
エレン「」ガシッ
イザベル「あれがイグナイトパス!?」
ドンッ
エレン「うぁぁぁぁぁあああ!!」ガシャンッ
ダムッダムダム
ストッ
ズキッ
エレン「うぐっ...」
オォォォオオオ
クリスタ「? 今のは...」
リヴァイ「ほう、なかなかやるじゃねぇかアルミン」
アルミン「僕達が勝ちます...絶対に」
リヴァイ「随分偉くなったじゃねぇか、俺達以外にイグナイトパスが取れるやつなんてそうそういたもんじゃねぇ...」
リヴァイ「だがそんくらいで俺に勝とうなんざ10年はえぇ」
エレン「10年だろうが何年だろうがお前に勝ってやる」
リヴァイ「おっと、新しい光の登場か」
エレン「あ?だから新しい光ってどういうことだよ」
リヴァイ「おいおい、アルミンから何も聞いてねぇのかよ」
エレン「アルミンから?」チラッ
アルミン「...」
リヴァイ「まぁいい、とにかくお前じゃまだまだ楽しめねぇ...もっと強くなれ」
エレン「楽し...めねぇ...だと?」
エレン「上等だ!お前を楽しませてやらァ!!」
リヴァイ「おうおう、随分とテンション上げてきてんな」
ファーラン「リヴァイ!」パスッ
リヴァイ「」ガシッ
リヴァイ「じゃぁ楽しませてもらおうじゃねぇか」
スッ
エレン「上等だ!」
-
- 271 : 2014/07/10(木) 23:31:29 :
観客A「おいおい、両チームのエース同士が1on1かよ!!」
観客B「すげぇ!!大型ルーキーのエース対キセキの世代最強のエースだぁ!!」
ペトラ「下手したらこの勝負1on1ですべて決まるかもしれない」
ミーナ「エレンが負けたら東京調査が負けたのも当然と言うことですね」
ユミル「そりゃエース同士で1on1やったら決着が付いちまうだろうな」
ミカサ「エレン...頑張れ!」
サシャ「エレン!!頑張ってください!!」
アニ「...」
-
- 272 : 2014/07/10(木) 23:59:37 :
ダムッダムッダム
リヴァイ「おい、てめぇちゃんと集中してんのか」
エレン「あ、?うるせぇ集中してる...」ゼェゼェ
リヴァイ「(にしてもすげぇ汗の量だな、それに顔が引きずってる...怪我か?)」ダムッダムッダム
エレン「(やべぇ...マジでやべぇ!左足首が...マジでいてぇ...)」ゼェゼェ
ジャン「(くそっ!最悪な展開だ!ここでエレンが負けちまったら...)」
ライナー「(試合の勝敗が決まっちまう...あいつに任せていいのか!?)」
ダムッダムッダム
リヴァイ「」ダッ
エレン「!」ダッ
キュッ
エレン「!? フェイク!!」
リヴァイ「」ダムッダム ダッ
エレン「くっ、まだだ!」ダッ
ズキッ
エレン「うぐっ」キュッ
ジャン・ライナー「まさか...!!」
ダッ
クリスタ「(間違いない!左足を怪我している!右足だけに体重が乗ってる!)」
クリスタ「せ、選手交代をお願いします!!」
クリスタ「あっ!!」
ダムッダムッダム
リヴァイ「ふっ」
ダッ
アルミン「まだ終わってない!」
リヴァイ「ん?なんだアルミン、まさかお前が俺の相手を出来るとでも思っているのか...?」キュッ ダムッダムッダム
アルミン「僕だって東京調査の皆と戦って来たんだ!互角に戦えるなんて思ってません...だけど!黙って皆のお荷物になるのは...もうイヤだ!!」
リヴァイ「ふっ、すぐ分かるぜ」ダムッ
アルミン「ッ!?」
リヴァイ「お前のバスケじゃ...俺には勝てないってな」ダムッ
アルミン「ッ...」
ジャン「アルミン!!」
「こんな所で...終わっていいのか...?」
「あいつらとの約束は...どうすんだよ!!」
「俺の勝手な事情で...あいつらとの約束を破ってたまるか!!」
「立て...立って...皆と勝つぞ...俺は...俺は...」
あいつを...倒す
ドンッ
リヴァイ「これで終わりだ。」
ドンッ!
ガシッ
リヴァイ「!?」
エレン「ッ!!」
ライナー「エレン!無理するな!!」
エレン「こんな所で...終わってたまるか...俺は...あいつらと...」
エレン「約束したんだ!俺が先に待ってるって!!」
リヴァイ「くっ!」
グググッ
イザベル「(すごい!リヴァイとパワーが互角!?)」
ファーラン「(さっきまで全然敵わなかった奴が...何故急にリヴァイと互角に!?)」
エレン・リヴァイ「うぁぁぁぁあああ」グググッ
ミカサ「エレン!!」
ガシャンッ!!
ダムッ
ジャン「!」
ダムッ
ライナー「!」
ダムッダム
アルミン「!!」
オォォォォオオオ
クリスタ「あぁっ!!エレン!!」
バタンッ
リヴァイ「(こいつさっきまで全然動けなかった奴が...いつの間に...)」
グググッ
エレン「くそ...立てよ...俺の足...何痺れてんだよ...早く...」
リヴァイ「(残念だったな...お前とはいい勝負になりそうだったんだがな...)」
-
- 273 : 2014/07/11(金) 00:05:55 :
ピピーッ
審判「東京調査高校選手交代です。」
スタスタ
コニー「おい、エレン!大丈夫か!?」
エレン「」スタスタ
コニー「とにかくあとは任せろ!」タッタッタ
エレン「...」
クリスタ「...左足...見せて」
エレン「...」
クリスタ「見せないんだったら私が勝手に見るよ?」
エレン「...」
クリスタ「...」スッ
エレン「ぐっ...」
クリスタ「!!痛い?」
エレン「...」
クリスタ「(完全に右足が治ってなかったのを左足でカバーしていてそのカバーがもう効かなかったんだわ...)」
エレン「っそ...」
クリスタ「え?」
エレン「くっそ...」ゴゴゴ
クリスタ「ッ!!」
-
- 274 : 2014/07/11(金) 00:09:26 :
敵モブ2「ん?おいおい、あいつ誰かを殺す気なのか?」
イザベル「? 何が?」
敵モブ2「あの目だ。今までリヴァイにボロボロにされた奴は何人も見てきたが...あいつ萎えるどころか闘士って言うか殺意持ってるぞ...あの目は...」
イザベル「...(わかってる、あいつは只者じゃないっていうのは...実際に試合をしてわかった。)」
ダムッダムッダム
リヴァイ「」ダムッ
コニー「こんの!!」スッ
リヴァイ「ふっ」キュッ
コニー「なっ!?」
リヴァイ「うらぁっ!」ドンッ
ガシャンッ
ダムッダムダム
-
- 275 : 2014/07/11(金) 00:15:19 :
エレンが抜けてから試合の内容は一段と変わってしまった。僕は第4Qも出たが...結果僕はまた皆のお荷物となってしまっただろう。
東京調査高校対自由都市高校
65対124
-
- 276 : 2014/07/11(金) 00:20:43 :
ロッカールーム
敵モブ10「ホント今日の試合退屈だったよな!」
敵モブ7「あぁ確かに!あの11番なんて!最後までいる価値なかったよな!」
敵モブ10「そうそう!お荷物なんだから早く変われって言うのにな!」
ググッ
敵モブ10「ッ!? リヴァイ!?」
リヴァイ「試合にも出てねぇ奴らが何ほざいてるんだ?」
敵モブ7「お、おい!リヴァイ!」
イザベル「リヴァイ!降ろしてやれよ!」
リヴァイ「...次調子乗ったこと言ったらただじゃおかねぇぞ...くそっ」スタスタ
敵モブ7「な、何だったんだ!?」
イザベル「お前らも調子乗ったこと言うな!」
-
- 277 : 2014/07/11(金) 00:23:44 :
ロッカールーム
ジャン「...」
ライナー「...」
コニー「グスンッ...」
ジャン「コニー、もう泣くな」
コニー「だってぇ、グスンッ...俺がもっと強かったら...」
ジャン「それは皆思ってることだから心配すんな」
ガチャッ
エルヴィン「」
ジャン「あっ、監督!エレンは?」
エルヴィン「大丈夫だ、全治1週間だそうだ。」
ジャン「ほっ...そうですか」
-
- 279 : 2014/07/11(金) 10:08:29 :
-
あれから一週間...
ダムッダムッダム
ジャン「よーし、今日の練習はこんなもんでいいだろ」
オツカレッシタ
ジャン「ふぅ...」
ライナー「エレンの奴今日も来てねぇな」
ジャン「ったく、練習には来いって言ってんのによぉ...」
ライナー「アルミン、お前クラス一緒だったよな?何か聞いてないか?」
アルミン「何も聞いてません...」
ジャン「クラス一緒だったら何か話すだろ」
アルミン「でも...最近のエレンは...何というか...」
アルミン「話しかけずづらいんです...」
ライナー「そんなに落ち込んでるのか」
アルミン「あっ、いえ!落ち込んでるというか」
アルミン「何か迷ってるというか...考え事をしてる顔をしていたので...すみません」
ライナー「そうか...」
ジャン「っつか、あいつもうそろそろだろ?復帰するの」
ライナー「あぁもうそろそろだ。」
コニー「もうそろそろって何が来るんですか?...もしかして宇宙人ですか!?」
バシンッ
ジャン「ベルトルトに失礼だ。アホ!」
コニー「べ、ベルベルト?」
ジャン「べ・ル・ト・ル・ト」
コニー「ベルベルト...?」
ジャン「ダメだ、こりゃ本物の馬鹿だ」
ライナー「そうか、お前らはまだ会ってないんだったな」
アルミン「2軍にいた、ベルトルト先輩のことですか?」
ライナー「あぁそうだ」
アルミン「(あの人あんま話したこと無いけど...確か)」
ライナー「そいつは俺達と無冠の五将と呼ばれてた奴だ。」
コニー「無冠の五将!? すげぇ!」
ライナー「まぁそいつは1年の時にちょっと怪我しちまってな、そっからずっと2軍で調整してるわけだ。」
スタスタ
ジャン「おぉ、クリスタ」
クリスタ「ハァ~...疲れた」
ライナー「クリスタ今日も一段とかわ ジャン「エレンに連絡は取れたのか?」」
クリスタ「それが全然出ないのよ...」
コニー「...そう言えば!エレンって確かミカサと同じ家で住んでたよな?」
ジャン「何ィ!?」
アルミン「うん、さすがに部屋は違うけど」
ジャン「おいアルミン、今すぐ俺にその家を教えろ!!」
アルミン「えっ!?」
ライナー「おいジャン、落ち着け!ただの同居だ」
ジャン「良いわけねぇだろォ!?一緒の家で暮らすなんてアウトだ!完全にアウトだァ!!」
アルミン「僕はありだと思いますけど...」
コニー「俺も!」
ライナー「もしそれがクリスタと一緒だったら...ありだな」
クリスタ「私もありかな?その方が賑やかで楽しそうだし!」
ジャン「俺は認めねぇ!!バスケ部キャプテンとして断じて認めん!!」
ライナー「何でそういう時にキャプテンって言いはるんだよ」
アルミン「と、とにかく一度ミカサに了解を得てから見舞いに行きましょう...ね?」
ジャン「ったく...早くしろ...」スタスタ
アルミン・コニー・クリスタ・ライナー「(うわぁこれはマジギレだ...)」
-
- 280 : 2014/07/11(金) 10:27:01 :
ミカサ「え?見舞いに来る?」
アルミン「うん、そうなんだけど...ダメ?かな」
ミカサ「...私に決定権はない。エレンに聞いて」
アルミン「わかった...(何かミカサ...少し冷たい?)」
プルルルッ
プルルルッ
プルルルッ
カチャッ
アルミン「あっ、もしもしエレン?」
エレン「...あぁ俺だ」
アルミン「(声がすごいかすれてる...ずっと泣いてたのかな?)」
アルミン「あ、あのさ...あ、足は大丈夫?」
エレン「...あぁ」
アルミン「そ、そっか!良かった!...あのさ!今日皆でエレンのお見舞いに行こうと思うんだけど...いいかな?」
エレン「...あぁ」
アルミン「わかった。ありがとう!じゃぁ今から行ってもいいかな?」
エレン「...あぁ」
アルミン「?...エレン?」
エレン「...あぁ」
アルミン「エレン?大丈夫?」
エレン「...あぁ」
アルミン「(ずっとそれしか言わない...まさか...欝...?)」
アルミン「...それじゃぁ今から行くね...」
エレン「...なぁアルミン」
アルミン「! なんだい?」
エレン「...ダメなんだ...」
アルミン「え?」
エレン「いつもみたいに...闘士が湧かないんだ...」
エレン「いつもだったら強い敵と対戦すればするほど、闘争心が湧いてくる...だけど、ダメだ...やっぱ」
アルミン「...謝るのはやめてくれよ...」
アルミン「謝りたいのは...僕の方なんだ...」
エレン「...」
プチッ
アルミン「!? エレン!?エレン!!」
アルミン「切れちゃった...」
アルミン「...」
-
- 281 : 2014/07/11(金) 10:54:59 :
スタスタ
コニー「おっ、アルミン!どうだった?」
アルミン「あっ...えっと...」
アルミン「...ダメ...でした」
ライナー「そうか...まぁ早く立ち直ることを祈っていよう」
アルミン「はい...」
ジャン「けっ...じゃぁ今日はもう解散すんぞ~」
ウイーッス
-
- 282 : 2014/07/11(金) 11:14:06 :
アッカーマン宅
スタスタ
アルミン「...来てしまった...」
スタスタ
ミコト「あら、アルミン君?」
アルミン「あっ、えっと...こんにちわ!エレンは...いますか?」
ミコト「えっ、エレン君だったらさっき散歩しに行くって言って出て行ったけど...」
アルミン「そ、そうですか!ありがとうございます!」
スタスタ
ミカサ「アルミン?」
アルミン「うわぁっ!?み、ミカサか...ごめん前見てなかった」
ミカサ「大丈夫、それよりどうしてここへ?」
アルミン「あっ、えっと...その...」
ミカサ「...取り敢えず上がって」
アルミン「えっ、でも」
ミカサ「いいから」タッタッタ
アルミン「...うん、わかった」スタスタ
-
- 283 : 2014/07/11(金) 11:17:06 :
ミコト「あら、ミカサおかえりなさい」
ミカサ「ただいま」
ミコト「あらあらアルミン君いらっしゃい」
アルミン「ど、どうも!」
ミカサ「取り敢えず私の部屋へ」
アルミン「えぇっ!?でっ、でもさすがにそれは...///」
ミカサ「? 何を考えているの?」
アルミン「いや...そうじゃなくて...さすがに女の人の部屋には...上がれないよ///」
ミカサ「でも、他の人には聞かれたくない話だから」
アルミン「わ、わかった...///(全く!僕は何を考えているんだ!!)」
スタスタ
-
- 284 : 2014/07/11(金) 11:21:22 :
ミカサの部屋
アルミン「お邪魔します」
ミカサ「適当に座ってて」
アルミン「あっ、うん」ストッ
ミカサ「さて、本題に入りましょう」
アルミン「本題...?」
ミカサ「そう、ここ一週間エレンは練習にも行かずにずっと部屋で引きこもってる。」
ミカサ「この状況をアルミンはどう思う?」
アルミン「ど、どう思うかって言われたって...」
アルミン「...僕が悪いと思うんだ...」
ミカサ「...じゃぁ話してくれる?何がどうなっているのか」
アルミン「うん...わかった。けどその代わり」
ミカサ「?」
アルミン「さ、さすがに洗濯物はかかかか、片付けようよよ!!///」
チラッ
ミカサ「あっ」
-
- 285 : 2014/07/11(金) 11:27:39 :
-
5分後
ミカサ「さぁアルミン、話して」
アルミン「うん」
今から話す話は今まで誰にも言ってないことなんだ。だからミカサが初めてだ。この話をするのは
ミカサ「そうなの...大丈夫、全部話して?私が全部受け止めるから」
アルミン「うん、わかった。 最初から話すと長くなるけど...どうする?」
ミカサ「最初から最後まで...私は全部聞く」
アルミン「わかった。 ちょっと時間掛かると思う」
そう、すべての物語の始まりは...小学校3年生から...
-
- 286 : 2014/07/11(金) 11:57:26 :
僕は小学校通い始め全く友達が出来なかった。
ただ本を読んでいる毎日...そんなある日...
キーンコーンカーンコーン
ザワザワ
先生「はーい、それでは皆さんさようなら」
さよおなら!!
アルミン「(今日も友達出来なかった...取り敢えず学校が閉まるまで本を読んでいよう)」
クラスの皆は、友達とサッカーをやりにいったり友達の家へ遊びに行く人達ばかりだった。 本を読んでいるのは...僕だけだった。
アルミン「何か面白い本ないかな...」スタスタ
ピトッ
う~ん、どれも前に読んだことのある本ばかりで新しい本はないみたいだ...
アルミン「...!」
一瞬目に止まった本があった。それは...
アルミン「バスケット...ボール...」
その本はバスケのルールなどが書いてある本であった。今で言うルールブック
アルミン「...ちょっとだけ読んでみようかな」
興味はなかった。ただ知識になるなら...と軽い気持ちでその本を手にとった。
アルミン「...」ペラッ
アルミン「...」ペラッ
ダメだ。やっぱり僕にはスポーツは似合わない。しかも僕は運動音痴だ...スポーツなんてどれも同じで...とてもつまらない...スポーツをやるくらいなら塾に通った方がまだましだ...
スタスタ
アルミン「もう一回シャーロック・ホームズの本を読みなおそう...」ペラッ
タッタッタ
アルミン「...今度またお父さんに違う本を買ってもらおう」ペラッ
タッタッタ
アルミン「...」ペラッ
タッタッタ
ガチャッ
「ハァ...ハァ...」ゼェゼェ
アルミン「?」
「あれ?誰もいねぇじゃん...」
アルミン「(この人何を急いでるんだろう?)」ペラッ
「おい、お前!」
アルミン「ひぃっ!?なななな、何ですか!?」
「お、おいそんなに驚くなよ!」
アルミン「(家族の人以外話したことないから...か、かんじゃった...)」
「お前さ、今暇?」
アルミン「えっ...今僕本を読んでて...」
スタスタ
「本何か読んでねぇで一緒にバスケやろうぜ!!」
アルミン「本...何か...」
一瞬馬鹿にされた感じがしてすごくムカついた
「なぁ、早く行こうぜ!今人手が足りないんだ!」
アルミン「僕今...本を読みたいんだ...だから...他を当たってくれない..かな?」
断ってしまった...もしここで素直に入っていれば初めての友達が出来たのかもしれないのに...
「えぇ~いいじゃん!一緒にバスケやろうぜ!」
アルミン「だ、だから!ぼぼ、僕は本を...」
ギュッ
「絶対面白いって!安心しろよ!俺が保証する!!」
タッタッタ
アルミン「あ、あぁ~ちょっと!!」
その男の子は笑顔で僕の手を引っ張り無理矢理僕をバスケへ誘った。
-
- 287 : 2014/07/11(金) 12:04:53 :
タッタッタ
まだ名前も知らない子に安心しろって言われた...絶対信用出来ないはずなのに...何故か彼の言葉には力があった...
「おーい!見つけたぞ!!」
モブ「おうおう!良く見つけてこれたな!」
「だから言っただろ?絶対見つけてくるって!」
???「おぉ!見つけて来たか!出来したぞエレン!!」
エレン「ははっ!」ニコッ
アルミン「(バスケなんて...したこともないのに...)」
???「んでこの子名前は?」
エレン「えぇ~っと...なんだっけ?」
???「お前なぁ!名前も知らない奴を連れてくんなよ!!」
エレン「いいじゃん!」
エレン「お前名前なんて言うんだ?」
アルミン「僕の名前は...アルミン」
エレン「そうか!アルミンか!!よろしくな!アルミン」
???「全く...ごめんな!こいつが勝手に連れて来ちゃって...迷惑か?」
アルミン「い、いえ...」
???「そうか!良かった!よろしくな!アルミン!」
エレン「あっ、俺の名前はエレンだ!」
アルミン「エレン...格好いい名前だね」
エレン「へへっ、ありがとよ!」
???「俺の名前はマルロだ。よろしくな!」
アルミン「マルロ...とても賢そうな名前だね」
マルロ「ふっ、お前褒め上手だな!」
エレン「よぉーし!早速やろうぜ!バスケ」
-
- 288 : 2014/07/11(金) 17:16:48 :
ダムッダムッダム
アルミン「(す、すごいな!エレン君とマルロ君はこの10人の中でも上手い!初心者の僕でもわかる!)」
エレン「アルミン!パス!」パスッ
アルミン「うぁっ」
ダムッダムッダムダム
アルミン「ご、ごめん!」
エレン「ドンマイ!ドンマイ!気にすんな!」
スタスタ
アルミン「僕は...バスケ何かやってても意味ないんじゃないか...別に好きでやってるわけじゃないんだし...でも」
アルミン「...バスケも...楽しいかも...」
エレン「おーい!アルミン!!パス!パス!」
アルミン「あっ、うん!」
アルミン「いいのかな、バスケが好きじゃなくてもバスケやってて...?」
アルミン「エレン!」パスッ
エレン「ッ!!」ガシッ
エレン「すげぇ...すげぇなアルミン!」
アルミン「え!?何が?」
エレン「お前バスケ経験者かよ!」
アルミン「いやいや!やったことなんて全然!今日が初めてだよ!」
エレン「すげぇな!お前やったことないのにあんなパス出来たのか!」
何がすごかったのか、僕にはわからなかった。僕は最初お世辞でも言ってるのかと思ったけど...彼はそういうことは出来なさそうだったから多分...本気で褒めてくれてるのだろう。
エレン「アルミンが初めて繋いだパス...絶対決める!」ダムッダムッダム
マルロ「ふっ、来い!エレン!」スッ
モブ「通さないぞ!」ダッ
ダムッダム クルッ
モブ「うわっ!?」
アルミン「すごい...」
ダムッダムッダム
エレン「へへっ」ダムッダムッダム
アルミン「すごい...楽しそうだ...(すごい!エレンすごく上手い!)」
ダムッダム
マルロ「勝負だ!エレン!!」ダッ
エレン「絶対負けねぇ!!」ダッ
アルミン「いっ...いけ!いけぇぇええ!エレン!!」
ドンッ
エレン「うりゃぁぁぁああ!」シュッ
アルミン「き、綺麗だ...」
初めて見た。人間があんな綺麗に飛んでリングにボールが入るところを...
そして、僕は思った。
今まで8年間生きてきた中で一度も運動をやってみたいと思わなかったけど...だけど...
この人と...バスケがしたい
-
- 289 : 2014/07/11(金) 17:40:21 :
ダムッダムダム
エレン「うっしゃ!」
マルロ「くぅぅぅうっそぉぉぉおおお!!あともうちょっとで届いたのに!!」
エレン「へへっ!俺もマルロの実力と同じくらいになってきたぜ!」
エレン「あっ」タッタッタ
エレン「ナイスパス!アルミン!」
アルミン「えっ!?僕は何もしてないよ」
エレン「何言ってんだ!お前がパスを出したから点に繋がったんだろ?」
アルミン「でっ、でも点を決めたのはエレンだし...」
エレン「何言ってんだよ!バスケは一人でやるスポーツじゃねぇんだぞ?皆で協力してやるスポーツだ!」
アルミン「皆で...協力?」
エレン「あぁ!俺達は今のところポジション関係なくやってるけど!中学とかになったらそれぞれポジションが決まっててそれぞれ役割があるんだ!」
アルミン「ポジション...?」
エレン「例えば今の俺をポジションで表したら...」
アルミン「あ、表したら...?」
エレン「俺は皆のヒーローだ!」
アルミン「へ?」
エレン「んだから!ヒーローだって言ってんだろ!」
アルミン「ひ、ヒーロー?」
エレン「あぁそうだ!」
アルミン「そ、そんなポジションある...の?」
エレン「あっ、お前今!ヒーローのポジションを馬鹿にしたな!?」
アルミン「ばっば、馬鹿になんてしてないよ!?」
エレン「ヒーローっつのはな!皆の笑顔を守る!救いの救世主だ!!」
アルミン「ふふっ...(エレン、それヒーロー戦隊の見過ぎだよ...)」クスクス
エレン「あっ!?また馬鹿にしやがったなァ!?」
アルミン「ご、ごめん!...ただ何かすごいなって思って」
エレン「何だそれ?」
アルミン「あっ、それと...僕もこれから一緒にバスケして...いいかな?」
エレン「えっ、あぁいいぜ!一緒にバスケやろうぜ!!」
アルミン「ありがとう!」
エレン「良いってことよ!」ニコッ
-
- 290 : 2014/07/11(金) 21:47:49 :
それから僕はエレンとマルロにバスケを教えてもらいながら1年が経とうとした時...
ガチャッ
アルミン「ただいま!」
アルミン母「おかえりなさい」
アルミン「今日もバスケ行ってきていい?」
アルミン母「えぇ...いいわよ」
アルミン「? どうしたの?」
アルミン母「ううん、何でもないの」
アルミン「変な母さん...じゃぁ行ってきます」
アルミン母「ねぇアルミン」
アルミン「なに?母さん」
アルミン母「バスケ...楽しい?」
アルミン「うん!すごい楽しいよ!エレン達にバスケを教えてもらってから友達もすごく出来たし...エレンには感謝してもしきれないよ...」
アルミン母「...うぅっ」グスンッ
アルミン「どうしたの!?母さん!!」
アルミン母「ご、ごめんなさい!何でもないの...」
アルミン「でも!」
アルミン母「アルミン...」
アルミン「な、何?」
アルミン母「今日のバスケ...楽しんでくるのよ」
アルミン「えっ、う、うん」
スタスタ
アルミン「行ってきまーす!!」
ガチャッ
アルミン母「...アルミン...ごめんなさい...」グスンッ
この時まだ僕は母さんの言った意味が理解出来なかった。
その言葉の意味が分かったのは...その日の夜
ごちそうさまでした
アルミン「よいっしょっと」ガチャガチャッ
アルミン父「なぁ...アルミン...」
アルミン「何?」
アルミン父「ちょっと...大事な話があるんだ」
アルミン「うん」ストッ
アルミン父「これから話す話は、お前に論理的考えが出来ると思って話す...いいな?」
アルミン「え?う、うん」
アルミン父「実はな...父さん仕事で失敗しちゃってな...その...ここを引っ越すことになったんだ。」
アルミン「え!?」
アルミン父「父さんだけ引っ越すつもりだったんだがやっぱりお前達のことも考えて...家族皆で引っ越そうと思う。」
アルミン父「どうだ?俺の言ってることが...わかるか?」
アルミン「えっと...それは...その...」
頭が真っ白になった。 お父さんが仕事を失敗したことによることではなく...
この街から...この家を引っ越すことつまり
エレンやマルロ達とはもう...会えないこと
-
- 291 : 2014/07/11(金) 21:59:13 :
次の日の学校
エレン「あれ?アルミン今日来ないのか?」
マルロ「さぁな、もしかしたら風邪を引いたのかもな」
エレン「それはあるかもな、あいつ体弱いし」
先生「はーい、席に着いて下さーい」
ザワザワ
先生「えぇ今日は重大なお話があります。」
エレン「なぁなぁ、重大な話ってなんだ?」
マルロ「それは...重大なんだろ」
先生「えぇ~っと、急ではあるんですが...皆今日アルミン君が来てないことに気づいてるかな?」
エレン「来てないな」
先生「実はあんまり本人は話してほしくないって言ってたんですが...アルミン君はご家庭での事情で引っ越すことになりました。」
エレン・マルロ「えっ」
先生「アルミン君には皆に最後の挨拶をしていただきたかったんですがアルミン君本人がお別れは言いたくないとのことなので」
マルロ「マジかよ...」
エレン「...」ダッ
マルロ「おっ、おい!エレン!!」
ガラッ
タッタッタ
先生「あっ!エレン君!!」
タッタッタ
エレン「馬鹿野郎...あいつ...最後の挨拶くらい何か言えっつの!!」
-
- 292 : 2014/07/11(金) 22:15:55 :
スタスタ
バボーッ
キキーッ
アルミン父「さぁアルミン、乗りなさい」
アルミン「うん...」
タッタッタ
アルミン母「...ごめんねアルミン」
タッタッタ
アルミン「もう大丈夫だよ、その...頑張って友達も作るから」
タッタッタ
アルミン「さようなら...エレン」
タッタッタ
「バカヤロー!!」
アルミン「!?」
タッタッタ
アルミン「え、エレン?」
エレン「ハァ...ハァ...」ゼェゼェ
アルミン「ど、どうして」
エレン「お別れの挨拶をしに...来たに決まってんだろ...」ゼェゼェ
アルミン「っ」
エレン「よし!」
エレン「ふっ、アルミン!」
アルミン「っ、何?」
エレン「また今度どこかで会ったら...バスケやろうな!」ニコッ
アルミン「ッ...」ウルウル
この言葉に一体どれほど救われてきたか...
アルミン「うん、約束だ...よ」
エレン「あぁ!」
ギュッ
ブーンッ
アルミン「グスンッ...グスンッ」
アルミン母「ふっ、アルミン!良かったわね!あんな良い友だちがいて!」
アルミン「ぅん...うん!」
アルミン「また...いつか!」
こうして僕はこの東京ウォール・マリア地区に引っ越してきたんだ。
-
- 293 : 2014/07/11(金) 22:20:11 :
ミカサ「うん...1つ言っていい?」
アルミン「うん」
ミカサ「話が長い...」
アルミン「ご、ごめん!けどこれまだ途中なんだ!」
ミカサ「もうすぐ夕飯が出来る頃...エレンがまだ帰ってこない」
アルミン「えっ!?もうそんな時間!?じゃぁ僕もう帰るね!この話はまた今度!」
ミカサ「アルミン」
アルミン「?」
ミカサ「エレンは、いつもの公園にいる」
アルミン「!!」
ミカサ「それだけだから...」
スタスタ
アルミン「...ありがとう」
タッタッタ
-
- 294 : 2014/07/11(金) 22:32:48 :
ダムッダムッダム
エレン「ここであの6番がいて、あっちにはライナー先輩...そしてすぐそこにはアルミンがいる...」ダムッダム
エレン「そんでここをターン&クイックシュート!」クルッ シュッ
ガタッ
エレン「ぅっ...また入らねぇ...」
タッタッタ
エレン「そろそろ暗くなってきたし...もう帰るか」
タッタッタ
アルミン「エレン!」
エレン「うぉっ!?アルミンじゃねぇか」
アルミン「ハァ...良かった...まだいて...」ゼェゼェ
エレン「どうした」
アルミン「じ、実は話があって来たんだ!」
エレン「話?」
アルミン「えっ、電話で...言ったでしょ?」
エレン「は?何言ってんだアルミン」
エレン「俺携帯持ってねぇぞ?」
アルミン「えぇっ!?じゃ、じゃ、じゃぁあの時の声は...!?」
エレン「あの時の声?」
アルミン「ぼ、僕夕方君に電話したよね!?」
エレン「だから何の話だよ、俺携帯持ってないって...お前知ってるだろ?」
アルミン「あれ...じゃぁあの電話帳にあったのは...」
______________________________________________
ジャン「へっくっしょん!!」
ミーナ「あんた風邪引いたの?」
ジャン「うるせぇ!いいから早く相手しやがれ!」
ミーナ「ハァ...今日の夕方までにエレンの声を作ってあげたの誰だっけ?」
ジャン「うぐっ...それは...まぁあ、あ、ありがとう」
ミーナ「へへーん」
_________________________________________
アルミン「まさか...先輩達に踊らされてたのか!!」
エレン「だから何の話をしてんだよ」
アルミン「くぅぅ~...恥ずかしい!なんて人達なんだ!あの人達は!!」
エレン「おい!アルミン!!聞けよ!!」
アルミン「あっ、ごめん!」
エレン「ってか結局話ってなんだよ」
アルミン「えぇっと...その...」
アルミン「まだ考えがまとまらないんだ」
エレン「ハァ~...じゃぁ1on1しながらやるぞ」
アルミン「えぇっ!?だ、だから!まだ考えが!」
エレン「そんなもんやりながら考えりゃいいじゃん」
アルミン「わ、わかった...」
-
- 295 : 2014/07/11(金) 23:34:45 :
ダムッダムッダム
エレン「隙あり!」ダッ
アルミン「うわぁっ!」
ドンッ
エレン「うらっ!」ガシャンッ
ダムッダムダム
アルミン「ちょっと...待ってよ...」
エレン「んだよ」
アルミン「ハァ...ハァ...ふぅーっ」
エレン「考え...まとまったか?」
アルミン「...ハァ...うん」
エレン「じゃぁ、話せよ」
アルミン「うん...まず僕は...エレンに謝らなきゃいけないんだ。」
アルミン「エレン...ごめん!」
アルミン「僕は...気付かなかったよ...」
アルミン「さっきまでのことといい...すべて君が頼んだってことを」
エレン「...良くわかったじゃねぇか」
エレン「本当はちゃんと言葉として伝えるべきだったのかもしれないな」
アルミン「正直驚いてるよ...エレンがこんな形で僕に伝えようとしてるなんて...」
アルミン「でも...まだ僕はわからない...教えて欲しいとは言わないだけど、エレンも何か僕に話があるんじゃないの?」
エレン「急に話しが変わって来たな」
エレン「いいぜ、俺が先に話してやるよ」
エレン「なぁ、アルミン」
アルミン「...」
エレン「協力プレイって...一体なんなんだ?」
アルミン「え」
エレン「俺はこの一週間ずっと考えてきた。バスケにとって協力プレイ...いやチームプレイってなんなんだって」
エレン「そしたらジャン先輩が答えてくれたよ」
_____________________________
_____________________________________________
_______________________________________________________
ジャン「あぁ?チームプレイってなんだ?って?」
エレン「はい」
ジャン「お前らマジ鈍感すぎんだろ」
エレン「え?お前ら?」
ジャン「アルミンもそんなこと言ってたよ。先輩...コンビプレイってなんですか?...ってな!」
ジャン「お前ら考えてること同じのくせに全然息合ってねぇな」
エレン「そうだったんですか...」
ジャン「協力プレイとかコンビプレーとかんなもん今のお前らに必要ねぇだろ!」
エレン「!!」
ジャン「大切なのは皆で仲良くして戦うことか?ちげぇだろ!」
ジャン「お前ら二人共、どっちも頼りすぎなんだよ!」
ジャン「協力プレイは確かに必要かもしんねぇしなきゃこの先勝てねぇかもしんねぇ、だがな」
ジャン「まず個人プレイが出来ねぇ奴なんざ、チームプレイをするなんて言葉...俺は聞きたくねぇ!!」
エレン「...ふふっ」
ジャン「くっ、笑うな!てめぇ今すぐクビにしてやんぞコラァ!!」
エレン「ありがとうございます!ジャン先輩のお陰で何か見えてきました。」
ジャン「て、てめぇに礼を言われる筋合いなんざ....ねぇ!」
エレン「そこで折り入っての頼みがあるんです...」
________________________________________________________
____________________________________________
____________________________
-
- 296 : 2014/07/12(土) 23:43:55 :
エレン「それ言われた時頭の中にビビって、来た」
エレン「圧倒的な力の差前で力と力を合わせるだけが協力プレイじゃねぇって」
アルミン「!」
エレン「...俺からはこんだけだ。」
エレン「お前考えがまとまったか?」
アルミン「いや...まだ...完全には...」
エレン「ならまだ聞かねぇ」
アルミン「え?」
エレン「答えが完璧に出るまで俺は聞かねぇよ...」
エレン「そうでもしないと...あいつらキセキの世代には...勝てねぇ!」
アルミン「(エレンは...本気だ、本気でキセキの世代を倒そうとしてる...)」
アルミン「(僕は...まだ中途半端な気持ちだ...)」
エレン「じゃぁな、俺もうそろそろ夕飯だから帰るわ」スタスタ
アルミン「...」
-
- 297 : 2014/07/12(土) 23:49:02 :
アッカーマン宅
エレン「ただいまです」
ミカサ「おかえり、エレン」
エレン「おう」
ミカサ「アルミンと話した?」
エレン「あぁ...でも、まだ答えは出てねぇみたいだ」
ミカサ「教えてあげればいいのに...」
エレン「それじゃぁダメなんだ、この先...キセキの世代を倒すために...自分で答えを見つけねぇとダメなんだ!」
ミカサ「!!」
ミカサ「...エレン、ちょっと変わった」
エレン「はぁ?どこがだよ」
ミカサ「前までは自分一人で壁にぶち当たって...そして砕けた」
エレン「ひでぇな、おい」
ミカサ「だけど、今は皆と壁にぶつかって...壁を壊そうとしてる」
エレン「...」
ミカサ「そんな感じがする」
エレン「バーッカ!さっさと夕飯手伝うぞ!」
タッタッタ
ミカサ「馬鹿は余計じゃない...」
スタスタ
-
- 298 : 2014/07/12(土) 23:58:00 :
次の日
第二体育館
チーッス
ジャン「おっせぇぞお前ら!!」
ェッ!?
ジャン「さっさと準備しろ!」
ハッハイ
ライナー「やけにピリピリしてるな」
ジャン「そりゃ嫌でもなるだろ、インターハイ出場出来なかったし」
ライナー「いやお前じゃなくて...」
ジャン「あ?」
ライナー「エレンだよ」
ダムッダムッダム
エレン「ハァ...ハァ...」
ダッ
ドンッ
エレン「うらっ!」ガシャンッ
ダムッダムダム
ライナー「まるで昇格したてたばっかのあの頃と同じだぜ」
ジャン「そうか?」
ライナー「そうじゃないって言うのか」
ジャン「俺はあぁいう感じの方がいいと思うぜ...少なからずアルミンよりはな」
ライナー「アルミン?」
ジャン「あいつこの間の試合が終わってからな~んか変な感じになってるんだよな」
ライナー「俺にはエレンの方が可笑しく見えるが...」
ジャン「さぁな、ただ俺にはそう見えたってだけだ」
ライナー「そう言えばジャン」
ジャン「ん?」
ライナー「明日からあいつが帰ってくるぞ」
ジャン「おぉ、明日からか」
-
- 299 : 2014/07/13(日) 00:03:46 :
オツカレッシター
ジャン「おいライナー、帰りにアイスおごれ」
ライナー「無理だな...クリスタが欲しいなら別だがな!」
コニー「じゃぁ俺も俺も!ライナー先輩ごちになります!」
ライナー「いやおごらねぇよ!?」
スタスタ
アルミン「...」
ジャン「どうしたアルミン」
アルミン「先に帰っててください!僕は自主練してから帰ります」
ジャン「あぁ分かった、後片付けよろしくな」
アルミン「はい」
ガチャッ
アルミン「...」
リヴァイ「お前のバスケじゃ...俺には勝てないってな」
アルミン「クッ!」シュッ
ガタンッ
アルミン「あ」
ダムッダムッダムダム
スタスタ
ガシッ
アルミン「!」
「はい、これ」パスッ
アルミン「あ、ありがとうございます!」
「いいえ」
アルミン「あの...あなたは?」
「え?僕?」
「僕はベルトルト・フーバー」
-
- 300 : 2014/07/13(日) 00:23:34 :
アルミン「べる...ベルトルトさんって...あの」
アルミン「無冠の五将のセンターの...」
ベルトルト「あぁうん、そう呼ぶ人もいるね」
アルミン「あの...怪我って大丈夫なんですか?」
ベルトルト「うん、もう完全に回復したよ。ありがとう」
アルミン「あの...それで僕に...何か用ですか?」
ベルトルト「用っていうか...う~ん、まぁ様子を見に来ただけだね」
アルミン「様子?誰のですか?」
ベルトルト「君の様子だ」
アルミン「ぼぼ、僕のですか!?」
ベルトルト「そんなに驚かなくてもいいよ」
ベルトルト「君は面白いスタイルでバスケをしているね」
アルミン「!」
ベルトルト「バスケやサッカーや野球ってチームプレイが必要不可欠なスポーツだ。」
ベルトルト「その中でもバスケと言うのは嫌でもボールに触れなきゃいけないスポーツ」
ベルトルト「パスを繋いで行かなきゃゴールまでが遠いスポーツでもあるね」
アルミン「えっと...つまり何が?」
ベルトルト「パスに専念する人は今まで僕は何百人と言う数も見てきたけど、君ほど専念する人はそうそういない」
ベルトルト「話で聞いてはいたけど、パス以外シュートやドリブルはからっきしだ。」
アルミン「うっ」ズキズキ
ベルトルト「あっ、別に責めてるわけじゃないよ?」
ベルトルト「僕は君みたいなプレイスタイルは好きだよ。だけど、この間の試合を見たけど...」
ベルトルト「君そんな所で満足してるの?」
アルミン「えっ?」
ベルトルト「自分への限界を勝手に自分で決めつけてるんじゃないの?」
アルミン「そ、それは...」
スタスタ
ベルトルト「もう少し無茶な挑戦をしてもいいと思うよ。僕は」
アルミン「!!」
スタスタ
ベルトルト「なんて、先輩ヅラしてカッコつけてごめんね。」
アルミン「い、いえ!」
ベルトルト「じゃ、また明日会おう」
-
- 301 : 2014/07/13(日) 01:04:44 :
また次の日
第二体育館
ジャン「ふぅーっ、そろそろ終わりでいいか」
スタスタ
ジャン「集合!」
オウッ
ジャン「よーっし、今日の練習はこんなもんで」
ジャン「クリスタからは何かあるか?」
クリスタ「ううん、特に無いわ」
ジャン「よし、それじゃぁ今日はかい」
ガチャッ
ジャン・ライナー・コニー・エレン・アルミン・クリスタ「!?」
ベルトルト「やぁ皆、久しぶり」
ジャン「ベルトルト!久しぶりだな!おい!」
ベルトルト「うん、久しぶり」
ライナー「ここでお前を見るのは1年振りだな」
ベルトルト「うん」
クリスタ「元気にしてた?ベルトルト!」
ベルトルト「うん、クリスタこそ元気にしてた?」
ザワザワ
コニー「エレン、あの人誰だ?」
エレン「さぁ?」
クリスタ「あぁっ!そっか!あなた達1年生はまだ面識ないんだっけ?」
ベルトルト「えっと、ベルトルト・フーバーです。よろしく」
エレン・コニー・アルミン「よろしくお願いします」
エレン「(でっけぇ...な)」
コニー「(何センチあるんだ!?)」
ベルトルト「えぇっと、身長194cm体重82kgポジションはC」
エレン・コニー「(194cm!?)」
エレン「(どんだけデケェんだよ...)」
コニー「(俺にも分けてくれよ!)」
ベルトルト「えっと、早速だけどエレン君」
エレン「はい」
ベルトルト「単刀直入に言うけど...僕と1on1勝負してくれないかな」
ジャン・ライナー・クリスタ・コニー「は!?」
エレン「...いいっすけど」
ベルトルト「ありがとう」
スタスタ
ライナー「(あいつ何考えてんだ...)」
ジャン「(復帰して早々エースと1on1するとか...やっぱお前馬鹿だろ!)」
クリスタ「(また何か考えがあるのかしら?)」
-
- 302 : 2014/07/13(日) 01:16:05 :
ダムッダムッダム
ベルトルト「ふーっ」ダムッダムッダム
エレン「...」
ベルトルト「」ダッ
エレン「!」ダッ
ダムッ ダムッ キュッ クルッ ダッ
エレン「くっ(俺よりデカイのに動きが素早い!)」ダッ
ドンッ
ベルトルト「ふっ!」
ドンッ
バシンッ
エレン「うりゃっ!」
ベルトルト「(高い!実際で見るととんでもなく高い!)」
ダムッダムッダムダム
ライナー「やっぱすげぇな、ブランクあるのにエレンとあそこまで互角に戦うなんて」
ジャン「いややっぱエレンの方が押してる」
-
- 303 : 2014/07/13(日) 01:28:46 :
ダムッダムッダム
エレン「...」
ベルトルト「さぁて、次はディフェンスだ!」
ダムッダムッダム ダッ
ベルトルト「っ!」ダッ
エレン「うっ」キュッ
ベルトルト「」スッ
エレン「(隙ありだぜ)」ダムッ ダッ
ベルトルト「(しまった!)」
ドンッ
エレン「うぅゥゥゥあ!」スッ
ドンッ
ベルトルト「ッ!!」スッ
エレン「(デケェ!...けど!まだだ!!)」
クルッ
ベルトルト「!?」
エレン「うらっ!」ガシャンッ
ダムッダムダム
ライナー「ダブル...クラッチ...」
エレン「それじゃぁ俺先帰ります」
ジャン「おう」
エレン「お疲れ様です!」
ガチャッ
スタスタ
クリスタ「それじゃぁ私達も解散しましょうか」
ライナー「そうだな」
ジャン「俺はちょっくら自主練してから帰る」
コニー「俺は疲れたから先帰りまーす」
スタスタ
-
- 304 : 2014/07/13(日) 02:01:09 :
-
スタスタ
クリスタ「けど~、久しぶりだなぁ~こうやって3人で歩くの」
ライナー「そうだな、1年振りだな」
ベルトルト「そうだね」
クリスタ「あっそうだ、ムック寄っていかない?私おごるよ」
ライナー「いやっ!ここは俺がおごる!!」
クリスタ「えぇっ!?でも、せっかくのベルトルトの復帰祝いだから私が払うよ」
ベルトルト「あ、ありがとう」
スタスタ
ブイーン イラッシャイマセー
10分後
クリスタ「それで!何を企んでるの?ベルトルト!」
ベルトルト「えっ?た、企んでるなんて人聞きの悪いなぁ」
クリスタ「だって絶対何か企んでるでしょ!ねぇ!何考えてるの?」
ライナー「お前の考えてることは俺でも想像つかん」
ベルトルト「ライナーまで...酷いなぁ」
ベルトルト「まぁ何も考えてないってこともないよ」
ベルトルト「彼にわかって欲しいんだ。」
クリスタ・ライナー「彼?」
ライナー「彼ってエレンのことか?」
ベルトルト「違うよ、彼はアルミンだ。」
クリスタ・ライナー「アルミン!?」
ベルトルト「うん」
クリスタ「どどどど、どうしてアルミン!?」
ベルトルト「え、」
ライナー「そうだぞ、ベルトルト!」
ベルトルト「な、何か問題でも...」
クリスタ・ライナー「大ありだよ!」
ベルトルト「口を合わせてまで言われると言いにくくなるんだけど」
ライナー「すまん」
クリスタ「ごめんね、それでアルミンに何をわかって欲しいの?」
ベルトルト「う~ん、今の彼のバスケじゃこの先では通用しない、つまり行き止まりってこと」
ライナー「行き止まり?」
ベルトルト「うん、彼のバスケスタイルは周りを活かすバスケ、その周り次第で彼のバスケはとことん強くなったり、とことん弱くなる」
ベルトルト「そのバスケスタイルは悪く言ってしまえば周りに頼るだけと言うこと。」
クリスタ「それであなたの意見は?」
ベルトルト「まぁ簡単に言っちゃうと今の自分のバスケスタイルを一度捨てること」
ライナー「す、捨てる!?」
クリスタ「なるほど、つまりベルトルトが言いたいのは...」
クリスタ「新しいバスケスタイルを見つけるってことね」
ベルトルト「そういうこと」
ライナー「じゃぁ今日のエレンとの1on1はなんなんだよ」
ベルトルト「あれは...ただ単にエレンの実力が知りたかっただけ」
クリスタ「ホントォ~?」
ベルトルト「ホントだよ」
-
- 305 : 2014/07/13(日) 11:28:24 :
体育館
ジャン「ハァ...ハァ...」ダムッダム
ジャン「今日は結構軽めの練習だったからドリブル練習倍にすっか」
スタスタ
ガチャッ
ジャン「ん?」
アルミン「あの...ジャン先輩」
ジャン「...ぇ?」
ジャン「ウォッ!?あ、アルミンか!?」
アルミン「はい」
ジャン「驚かせるなよ...こんな時にミスディレクション使うなよ...」
アルミン「使ってるつもりはないんですが...」
ジャン「んで、なんだ」
アルミン「実は...」
-
- 306 : 2014/07/13(日) 12:01:50 :
ジャン「はぁ!?お前をレギュラーから外せだと?」
アルミン「はい...」
ジャン「てめぇ舐めてんのか?ベンチの奴らのことも考えてやれよ」
アルミン「でも、今の僕のままじゃ...また足手まといになるだけです...」
アルミン「僕が出るくらいだったらベルトルト先輩を出した方が...」
ボコッ
アルミン「いっ...たい...」
ジャン「今の一発はお前が舐めてる一発だ。」
アルミン「べ、別に舐めてるわけじゃないですよ!!」
ガシッ
ジャン「てんめぇもう一度レギュラーから外してくれって言ったらただじゃおかねぇぞ...」
アルミン「...っ」
ジャン「てめぇが最近可笑しいことは皆知ってんだよ」
ジャン「外すならこっちから言う」
アルミン「でも」
ジャン「ハァ~...ちょっと脱線話するが」
ジャン「ベルトルトは中学の頃ただのCだったんだ」
ジャン「でも、あいつが本当にやりたかったポジションは周りを活かしたパスを出すPGだ。」
ジャン「そんなある日、同じ中学のある馬鹿が...」
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________________________________________________________
「じゃぁどっちもやればいいんじゃね...?」
マルコ「それは出来ないよ」
「え!?何で!?」
ジャン「Cはゴール下でパワー勝負するポジションで逆にPGはゴールから一番離れた場所でパスを出すポジションだ。」
「へぇ~」
ジャン「って、お前もバスケやってんだから知っとけバカッ!!」
「だって俺フォワードにしか興味ねぇもん。」
「それじゃぁさ、ゴール下のPGって何かかっこ良くね?」
...
ベルトルト「はっはっはっは」
ジャン・マルコ・ライナー・◯◯◯◯「!?」
ベルトルト「確かにマルセルの言う通りだ。どっちかに絞る必要はないね」
ベルトルト「よし!今度からゴール下のCとPGを試してみよう!」
マルセル「おうおう!その生きだぜ!ベルトルト!!」
ジャン「あいつら二人ってマジ馬鹿なの?」
マルコ「ふふっ、楽しそうでいいじゃないか」
ライナー「そんなことよりクリスタはどこだ!?」
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_________________________________________
_________________________
ジャン「それ以来ベルトルトは、ゴール下のPGをずっとやってきたんだ」
アルミン「...」
ジャン「まぁとにかく言いたいことは、お前に出来ることは本当にそれだけか?」
アルミン「!」
ジャン「あいつは、エレンはお前のこと信じてたけどな」
アルミン「え、エレンが...?」
ジャン「全く、俺達にまで協力させやがって...」
アルミン「それじゃぁやっぱり、あの電話といい全部先輩達が仕組んでいたんですか!?」
ジャン「あぁ...まぁそうだな」
アルミン「(や、やられた...)」
アルミン「(けど)」
アルミン「ありがとうございます!」
ジャン「もういいのか?」
アルミン「はい!」
タッタッタ
-
- 307 : 2014/07/13(日) 14:22:07 :
ジャン「ってかエレンの野郎どんだけ不器用なんだよ」
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ジャン「んだよ、今から夢の中でミカサちゃんと会う予定だったのによ」
エレン「すみません。」
ジャン「そんでなんだ」
エレン「この間言った奴ですけど」
ジャン「あぁ~、まぁ順調にやってるよ」
エレン「後それと...」
ジャン「まだ何かあんのかよ!!」
エレン「いえ...俺これからアルミンとは少し距離置こうと思うんです。」
ジャン「!」
エレン「今まであいつには助けてもらってばっかだから...それに...」
エレン「あいつがそう簡単に終わるような奴じゃないと思うんで」
エレン「まず...まず俺一人でも戦えるようにならないとこの先勝てる気がしないんです...だから...」
ジャン「あぁ~っ!もうわかったから!」
エレン「!」
ジャン「お前の言いたいことはよ~っくわかった、だがな一人で何かをしようとしt」
エレン「いや、今回ばっかしは俺一人では解決出来ませんしだからと言って人に頼るのもどうかと思うんで」
エレン「...小学校の時俺にバスケを教えてくれた人に...連絡してみようと思います」
ジャン「...そうか(まぁこいつなりに考えてるんだろうな)」
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ジャン「ったく...さっさと強くなって来い...俺らのエース...」
-
- 308 : 2014/07/13(日) 14:28:01 :
ムクドナルド
ライナー「ただミスディレクションを一時的に捨てるって言ってもだな...」
ベルトルト「いやさっきも言ったけど、一度捨てるって言ってもベクトルはあくまで」
タッタッタ
ベルトルト「おっ」
アルミン「ハァ...ハァ...」タッタッタ
ベルトルト「ふふっ、もう大丈夫かな?」
クリスタ・ライナー「え?」
タッタッタ
クリスタ「アルミン...」
ライナー「ふっ、お前の言ってたことがわかったようだな」
クリスタ「ふふっ、いいなぁ~」
クリスタ「ホント男の子って...」
-
- 309 : 2014/07/13(日) 18:50:30 :
公園
ダムッダムッダム
エレン「よーし、今日こそ...」
ダムッ
エレン「レッグスルーから右ドライブであの14番を交わす」
ダムッダム
エレン「すぐにヘルプが来て、すぐそこにはリヴァイ...」
エレン「ゴール下にはモブット先輩がいる、あとはすぐに出せば点が...」
キュッ
エレン「ッ...」
ダムッダムッダム
エレン「ダメだ...ここでパスの選択欄を考えてちゃダメなんだ...まず俺一人でも戦えるレベルにならなきゃあいつらには勝てねぇ!」
タッタッタ
アルミン「エレーン!」
エレン「ッ、アルミン」
アルミン「良かった...ハァ...ハァ...」ゼェハァ
エレン「...答えは見つかったか?」
アルミン「ハァ...ハァ...うん」
エレン「なら聞く」
アルミン「ハァ...ふーっ、エレン!」
アルミン「僕はエレンに謝らないといけないことがある」
スタスタ
ミカサ「ん?エレン...?それにアルミンも」
アルミン「ねぇ、覚えてる?僕が小学校の4年生になった直前に引っ越してシガンシナから離れたことを」
エレン「...悪いが覚えてねぇ」
アルミン「そっか...話は続けるけど、この街に来て一番最初にバスケ仲間になったのは...誰だと思う?」
エレン「...この街って言ったら、ミカサだろ」
アルミン「ううん、違うんだ。」
アルミン「話は戻るけど、僕は引っ越してきた年から中学の2年まで友達がいなかったんだ。まるであの頃と一緒...」
-
- 310 : 2014/07/13(日) 22:47:05 :
アルミン「でも、そんなある日」
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ストリートバスケットコート
ダムッダムッダム
シュッ
ガタンッ
アルミン「あ!」
ダムッダムッダムダム
アルミン「...」
その頃はまだ僕のバスケスタイルであるミスディレクションは無く、ただ何も特徴のない選手だった...けど
コロコロ
ガシッ
アルミン「!」
「おい、これお前のか?」
アルミン「は、はい」
「ほらよ」ヒョイッ
アルミン「ぁ、ありがとうございます!」
「なぁ、お前どこ中だ」
アルミン「えっと...ウォールマリア第一中学校です...」
「ふっ、そうか」
アルミン「あ、あ、あ、あなたは!?」
「俺か?」
「俺の名前はリヴァイだ。よろしくな」
アルミン「リヴァイ...ってあのキセキの世代のエースの!?」
リヴァイ「おいおい、そんなに驚くなよ」
アルミン「いやいやいやいや!驚きますよ!」
リヴァイ「そうか?...まぁいい」
リヴァイ「お前レギュラーか?」
アルミン「ッ...いえ、まだベンチにも入れてない人間です。」
リヴァイ「そうか...」
アルミン「...でも、僕諦めませんから」
リヴァイ「ッ!」
リヴァイ「ふっ、いいぜ」
アルミン「え?」
リヴァイ「俺はそういう奴嫌いじゃないぜ、むしろ好きだ。」
リヴァイ「俺がバスケを教えてやろうか?」
アルミン「えっ!?いい、いいんですか!?」
リヴァイ「あぁいいぜ、だけど俺も毎日学校の練習があるから...そうだな...よし、午後18時にここに集合だ。いいな?」
アルミン「ほ、本当にいいですか!?」
リヴァイ「何回も言わせんな」
アルミン「あっ、すみません!」
リヴァイ「まぁ今日はお前の実力を見るだけにしとくか」
アルミン「で、でも...僕何かがリヴァイさん何かに敵うわけ...」
リヴァイ「別に何の期待もしてねぇよ」
アルミン「うっ」グサッ
リヴァイ「さっきのシュートだって外れたしな」
アルミン「ぐはっ!」グサグサ
リヴァイ「よし、来い!」
アルミン「わ、わかりました...行きます!」
-
- 311 : 2014/07/13(日) 22:47:21 :
5分後
リヴァイ「(これは...弱ったな...)」
アルミン「ハァ...ハァ...」
リヴァイ「(別に練習はサボってる気はしない、いやすげぇ努力してるな...だが何でだ?あまりにも酷すぎる)」
アルミン「や、やっぱり...リヴァイさんには勝てっこないや...」
リヴァイ「...それじゃぁ今日の所はこんな感じだ。」
リヴァイ「それじゃぁ帰る...ん?」
リヴァイ「...どこだ?...」
アルミン「こ、ここにいますけど...」
リヴァイ「!?」
リヴァイ「てめぇビビらせる気なら一発殴るぞ」
アルミン「そ、そんな気はありませんよ!!」
リヴァイ「(やけに影が薄いんだなこいつ...ん?影が薄い...?)」
リヴァイ「おい、お前名前は?」
アルミン「あ、【アルミン・アルレルト】です!」
リヴァイ「アルミンか...(ふっ、面白い奴がいるな...気に入ったぜ...)」
リヴァイ「明日遅れるなよ」スタスタ
アルミン「あっ、はい!」
そうやって初めてバスケの友達がリヴァイさんだった。
それから...リヴァイさんや他のキセキの世代の皆とバスケをするようになってある日突然リヴァイさんが...
リヴァイ「おい、アルミン」
アルミン「はい!」
リヴァイ「今日からお前に新しいバスケスタイルを教えてやる」
アルミン「新しい...バスケットスタイル?」
リヴァイ「いいか、一回しか言わないから良く聞け...」
それから僕はこのミスディレクションを仕えるようになったんだ...
それから毎日リヴァイさん達とストバスを良くやっいてた...だけど、そんなある日...
リヴァイさん...いやキセキの世代全員が変わっていったんだ...
ストバスでの試合やリヴァイさん達が公式戦でやってるのを見て僕はある疑問を抱いた。
彼らのバスケは...本当に正しいのか
それ以来僕は顔を出さず、部活に行き始めた。
そして、彼らのバスケが間違っていることを証明するためには彼らにバスケで勝つこと...そう思った。
-
- 312 : 2014/07/13(日) 22:48:07 :
アルミン「高校入学の時、君と偶然学校が同じだと言うことを知って君に会った。」
エレン「それで一体何が言いたいんだ」
アルミン「僕はただ...エレンを利用して彼らキセキの世代に僕のバスケを認めさせようとしただけなんだ。」
エレン「ったく...何を言うかと思えば」
エレン「んなことかよ」
アルミン「!」
エレン「バスケをやる理由なんて人それぞれだ。俺は」
アルミン「いいや、エレンは彼らと違う!」
エレン「!」
アルミン「エレンは...僕を信じてくれた。」
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エレン「圧倒的な力の差前で力と力を合わせるだけが協力プレイじゃねぇって」
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__________________________
アルミン「あの言葉の真意は決別ではなく、お互い一度頼ることをやめより強くなるため」
アルミン「より大きな力を合わせて勝つために...」
アルミン「だから謝罪と同時に訂正をしたいんだ...」
アルミン「僕はこの東京調査高校に入って良かった!」
アルミン「先輩は皆素晴らしい人達で」
アルミン「一緒に頑張る同期は良い人ばかりで」
アルミン「それにエレンは僕のことを信じてくれた。」
アルミン「だから...だから...」
アルミン「今度は自分のためだけに勝つのではなく」
アルミン「エレンと...この東京調査の皆で日本一になりたい!!」
アルミン「そのためにもっと、もっと強くなって...」
アルミン「キセキの世代を倒したい!!」
...
エレン「ふっ、俺は最初からその気だったぞ...しかも」
パスッ
アルミン「!」
エレン「なりたいじゃねぇよ」
タッタッタ
アルミン「ふふっ」パスッ
ドンッ
ガシッ
エレン「なるぞ!!」
ガシャンッ
ダムッダムダム
アルミン「...うん!」
スタスタ
ミカサ「あ、あの...」
エレン・アルミン「えっ!?」
ミカサ「あ、あははは...」
エレン「てっめぇ!!」タッタッタ
ガシッ
エレン「お前聞いたのか!?聞いてたよな!?つか、元から聞こうとしてたな!?」ブンブンッ
ミカサ「ち、違う!わざとではない!」
エレン「嘘付け!どっから聞いてた!?どこまで聞いてた!?」ブンブンッ
ミカサ「え、え、エレン!そんなに乱暴にしないで!!」
アルミン「ふ、ふふっ」
エレン・ミカサ「え?」
アルミン「あぁごめんごめん!なんだかエレンのそういう所全然変わってないなぁって思ってて」
エレン「ッ///」
ミカサ「エレン、照れてるの?可愛い」
エレン「てめぇもう一回言ったら...」
ミカサ「言ったら?」
エレン「...何でもねぇ」
アルミン「あ、あはは(何も思いつかなかったんだ...)」
エレン「よし!帰るか!」
ミカサ・アルミン「うん!」
ミカサ「アルミン、どうせならうちで夕飯を食べていくといい」
エレン「おぉ!そうだぜ!!」
アルミン「え、いいの?ならお言葉に甘えようかな?」
-
- 313 : 2014/07/14(月) 15:15:36 :
-
- 314 : 2014/07/14(月) 15:30:17 :
数日後
ある廊下でこんな話をしていた生徒2人いた...
スタスタ
「ねぇ」
「なんだよ」
「夏休み、海と山...どっちがいいかな?」
「どっちでもいいだろ」
「ねぇ、ちゃんと聞いてるの?」
「あ~、聞いてる聞いてる」
サシアシ シノビア
コニー「なぁなぁなぁ、あの二人...出来てるに俺アイス一個賭けるぜ」ボソッ
エレン「出来てるって...何だ?何か作ってるのか?」ボソッ
ミカサ「エレン、今の話の中で作ってるって...変態」ボソッ
エレン「何がだよ!?」
アルミン「エレン!大声出しちゃダメだよ!!」ボソッ
エレン「お、おう...」ボソッ
スタスタ
ライナー「なぁ~にやってんだ、1年!」
ビクッ
コニー「い、いえ...何も...」
アルミン「ぼ、ぼ、僕達...何も見てないし聞いてません。」
ミカサ「はい、何も」
ライナー「なんだお前ら?」
ベルトルト「どうしたんだい?ライナー」
ライナー「わかんねぇ」
エレン「あぁジャン先輩とクリスタ先輩が話してるのを隠れて見てただけです」
コニー・アルミン「(この鈍感野郎が!!)」
ライナー「ッ!?」
ガシッ
エレン「」ビクッ
ライナー「何を...話してたんだ...」ゴゴゴ
ガシッ
ライナー「」ビクッ
ミカサ「ホモゴリラ...エレンに何をする気...」ゴゴゴ
ギャーギャー
クリスタ「ホントにちゃんと聞いてるの?」
ジャン「聞いてるって...合宿なんて実際シゴければどこでもいいし」
アルミン・コニー「(合宿の話をカップルみたいに決めないでください!!)」
-
- 315 : 2014/07/14(月) 16:11:01 :
第二体育館
ダムッダムッダム
スタスタ
ピピッ
クリスタ「集合!」
タッタッタ
ジャン「んで、今年の夏休み合宿はどこにしたんだ?」
クリスタ「...ふふふっ」
全員「ヒッ...」ビクビク
クリスタ「夏休みの合宿は...海に決まったわよ!」ニコッ
ジャン「」
ライナー「(可愛かったぞ...クリスタ...)」キラキラ
コニー「なんだ?何で先輩達は皆目が死んでるんだ?」
エレン「知らねぇ」
アルミン「きっとそれだけ厳しいってことだよ...」
その頃...
コンコン
エルヴィン「入れ」
「失礼します」
エルヴィン「どうした、グンタにオルオ」
グンタ「...ッ!!」
-
- 316 : 2014/07/14(月) 17:12:19 :
一方その頃女子バスケ部は...
インターハイ予選、都大会を勝ち抜き...関東大会に出場した
その関東大会では、関東にある都道府県つまり...群馬県、栃木県、茨城県、千葉県、埼玉県、山梨県、神奈川県そして東京都
この8県で2つのブロックに別れそれぞれ優勝をするとインターハイ出場権を得られる...
僕達男子バスケ部はインターハイ予選で敗北してしまった...だがまだ終わってはいない!
次僕達が優勝を狙うのは...
ウインターカップ!!
だけど、その前に女子バスケ部がインターハイ予選を順調に勝ち抜いているので僕達男子バスケ部は応援しに行くのであった...
-
- 317 : 2014/07/14(月) 17:15:32 :
-
【男子バスケットボール(エレン・アルミン)編 終了】
-
- 318 : 2014/07/14(月) 17:19:11 :
ここからの主人公は【ミカサ】になるので、女子バスケットボール(ミカサ)編となります。
エレン達もちょくちょく出てくることはありますがあくまで主人公はミカサなのでご了承をお願いします。
-
- 319 : 2014/07/14(月) 17:20:06 :
【女子バスケットボール(ミカサ)編 開始】
-
- 320 : 2014/07/14(月) 22:46:31 :
第一体育館
ペトラ「集合!」
ハイッ
タッタッタ
ペトラ「いよいよ明日から関東大会よ、気を引き締めて練習するよ!」
ハイッ
スタスタ
ミーナ「今年こそインターハイに行きたいね」
ユミル「バカッ、そんなこと言ってるとフラグになるからやめとけ」
ミーナ「ごめんごめん...だけど、今年は期待出来る1年生もいるわけだし!」
ユミル「そうだな...だけど...」
ミーナ「...やっぱりアニとミカサは、なかなか息合わないのよね...」
ユミル「あいつら二人共似たもの同士だからなぁー」
ミーナ「でも...絶対あの二人が力を合わせれば相当な戦力になると思うんだよね」
ユミル「あぁそりゃ誰だって思ってることだよ」
サシャ「先輩!そろそろミニゲームの準備手伝ってくださいよ!!」
ユミル「あー、悪い悪い」スタスタ
ミーナ「」チラッ
アニ「...」スタスタ
ミーナ「」チラッ
ミカサ「...」スタスタ
ペトラ「なぁーに真剣な顔してんのよ!」パンッ
ミーナ「うわっ」ビクッ
ミーナ「ビックリしたぁー」
ペトラ「アニとミカサのこと?」
ミーナ「はい、先輩も思いませんか?」
ミーナ「あの二人が力を合わせればすごい戦力になるって」
ペトラ「確かにそう思うわ...」
ペトラ「けど、あの二人に頼ってちゃダメよ?あんたも無冠の五女の一人なんだから」
ペトラ「しっかりしなさい、よっ!!」バシンッ
ミーナ「あぁぁぁぁぁあああ、イイ!すごくいいです!!先輩!もう一発!!」
エー シカタナイワネ... ソーレイッ!!
ハヒーッ!!!!
-
- 321 : 2014/07/14(月) 23:06:28 :
そして、時は過ぎ 関東大会一回戦目
ザワザワ
ペトラ「いい?今日の相手は前年度都大会止まり...だけど、決して舐めた真似はしないでね!」
ハイッ
ペトラ「クリスタからは何もない?」
クリスタ「あっ、じゃぁ1つ!」
クリスタ「皆もわかってると思うけど」
クリスタ「一回負けたらもう終わりの世界」
クリスタ「その世界で私達は関東大会まで勝ち上がってきた...」
クリスタ「今までの対戦して勝った相手はもう今年は終わり」
クリスタ「この舞台に立ちたかった学校の分まで...頑張ろう!」
オーッ!!
ユミル「っしゃ!クリスタの今の一言でテンションMAXだぜ」
ミーナ「うん!さすがクリスタ様々だね」
ペトラ「ありがとう、クリスタ!」
クリスタ「いいえ!私は...これくらいしか出来ませんから!」
アニ「...」
サシャ「私達...来たんですね!関東大会に!」
ミカサ「うん!ベストを尽くして頑張ろう!」
ペトラ「じゃぁスタメン発表するわよ」
1番 ミーナ
2番 ペトラ
3番 アニ
4番 ミカサ
5番 ユミル
ペトラ「今いるベストメンバーで組んだわ!」
ペトラ「例え今うちのチームワークの状況が最悪だったとしても、例え監督やコーチに何か言われたとしても...」
ペトラ「この関東大会は...このメンバーで行く」
ミーナ「」コクリ
ユミル「ふっ」ニヤ
アニ「...」
サシャ「...」ゴクンッ
ミカサ「...」
ペトラ「最後円陣するわよ!!」
スタスタ
ペトラ「東京調査高校!ファイト!」
オーッ!!
-
- 322 : 2014/07/14(月) 23:08:43 :
観客席
スタスタ
ジャン「おぉ、丁度試合が始まるな」
ライナー「あぁ」
ベルトルト「今日の相手って確か...」
アルミン「昨年都大会準々決勝止まりですね。」ペラッ
コニー「頑張れよー!!」
エレン「...」
-
- 323 : 2014/07/14(月) 23:39:42 :
審判「それでは整列してください」
タタッ
審判「只今よりインターハイ予選関東大会一回戦 東京調査高校対日本マリア実業高校の試合を行います!」
審判「お互いに礼!」
ヨロシクオネガイシマス!!
スタスタ
ペトラ「よろしく」スッ
敵モブ「はい、よろしくお願いします!」スッ
ギュッ
スタスタ
ペトラ「(あれで2年生かぁ~、なかなか手強そうじゃない)」
ペトラ「ユミル!頼んだわよ!」
ユミル「うっす!」
審判「ジャンプボール!」
ユミル・敵モブ4「」スッ
シュッ
ドンッ
ユミル・敵モブ4「オラぁぁぁぁぁぁああああ!!」
バシンッ
ガシッ
ミーナ「ナイスユミル!」ダムッダム
ダッ
敵モブ2「(どう来る?)」
ミーナ「まず最初は...」ダムッダムッダム
パスッ
ミーナ「アニ!」
ガシッ
アニ「(来たか)」
ダムッダムッダム
敵モブ「無冠の五女の...アニ・レオンハート!!」ダッ
アニ「!」
キュッ
ミーナ「(どうしたの?アニ)」
ダムッダムッダム
ユミル「(どうした、アニ!何で抜かないんだよ!!)」
ダムッダム
ペトラ「(...何かを待ってる?)」
アニ「(まぁ仕掛けるならやっぱ最初からだよね...)」ダムッダムッダム
敵モブ「こいつ...(何を待ってるんだ!?)」
ダムッダムッダム
ユミル「(おいおい、もうそろそろ時間がやべぇぞ!!)」
ダムッ
敵モブ「(来る!)」ダッ
ミーナ「(読まれてる!?)」
ニヤッ
敵モブ「!?」
アニ「甘いね」ダムッ キュッ ダムッ ダッ
敵モブ「なっ!?(何だ!?今の動き!!)」
ダムッダムッダム
ミーナ「抜いた!!」
アニ「」ダムッダムッダム
キュッ
パスッ
ミカサ「!?」
ガシッ
ユミル「ッ!(アイツ...ミカサにパスを渡した!)」
ミカサ「」ダムッダムッダム
ミカサ「何の真似かはわからないけど...」
敵モブ5「いかせるかぁぁああ!!」ダッ
ドンッ
敵モブ「あんな距離から!?」
ミカサ「うぉぉぉおおい!!」ガシャンッ
ダムッダムダム
オォォォォオオ
観客A「先制点は東京調査だ!」
観客B「ってかあんな距離から飛ぶ奴初めて見たぞ!!」
スタスタ
ミカサ「あの...今のは...?」
アニ「勘違いしないでほしいね...」
アニ「私はただ勝ちに行くために選択しただけだ」
ミカサ「...そうですか」
ミーナ「アーニー!!」タッタッタ
ギュッ
アニ「苦しいんだけど」
ミーナ「こいつめこいつめ!!この可愛い子ちゃんが!!」ゴシゴシ
アニ「髪の毛ボサボサになっちゃうんだけど...」
ユミル「へへっ、やっと裏のエースの登場かよ!」
ペトラ「ふふっ...私も負けてられないわね!」
ペトラ「どんどん!行くよ!!」
アニ・ミカサ・ミーナ・ユミル「はいっ!!」
-
- 324 : 2014/07/15(火) 00:01:31 :
観客席
ザワザワ
ジャン「なんつードライブ編み出したんだアイツ...」
ライナー「まさにチーターの様な動きだな」
ベルトルト「ふふっ、やっぱアニはすごいね!」
アルミン「(アニ先輩...やっぱり格好いい!!)」
コニー「なぁエレン、皆あのドライブのことわかってるみたいだけどお前わかるか?」
エレン「まぁ大体の動きなら...」
コニー「ちょっと説明してくれ」
エレン「まぁ単純にって言ったら失礼だけど...」
エレン「ドリブルスピードをMAXからMINにしただけ...って言っても」
エレン「それ以外にもいくつかフェイクがあったけど」
エレン「誰にだって出来ることではないな」
エレン「あのアニって言う人が小柄で身軽って言う特徴とあと...あの人はよく他人の動きって言うか...なんていうか...」
エレン「他人の目をよく見てる」
コニー「他人の目って味方の?相手の?」
エレン「どっちもだ。」
エレン「味方と相手が次どっちに行くかとかそういうのを予測してから」
エレン「あのドライブをやってるんだ」
コニー「そうすっと何か変わるもん?」
エレン「俺もドリブルは得意ではないからよくわからないけど...」
エレン「お前ってDFする時よく感だ!とか言ってるだろ?」
コニー「おう!」
エレン「その感を絶対に信じれるか?」
コニー「絶対に...?は信じられねぇ時はあるな」
エレン「あの人は完全にその感を信じて動いてるんだ」
コニー「え!?じゃぁ完全に運任せってことか!?」
エレン「そうじゃねぇけど...なんつーか...あぁもう!わかんねぇ!!」
ジャン「てめぇらうるせぇ!!」
ジャン「全く...」
ベルトルト「多分エレンが言いたいのは、アニの能力でもある野生のことを言いたいんじゃないのかな?」
コニー「な、な、何なんですか!?それ!?」
ベルトルト「たまにいるよ、インターハイとかで主にSFとかで多いね」
ライナー「まぁうちのチームで言う...誰だ?」チラッ
ジャン「...なんだ?」
コニー「ゴリラ先輩!キャプテンは野生でも馬の野生ですよ!!」ケラケラ
ジャン「んだとォ!?てめぇコニーちょっとこっち来い...」
ライナー「しかも、ちゃっかり俺のことゴリラって言ったし!!」
ベルトルト「(まぁこのチームで言うならば...エレンだ)」
ベルトルト「(この間の試合の最後のワンプレー...)」
ベルトルト「(久々に鳥肌が立った...)」
-
- 325 : 2014/07/16(水) 22:42:40 :
第4Q 残り1:00
敵モブ「まだ諦めるな!!一点ずつ返していこう!!」ダムッダムッダム
敵モブ「モブ4!!」パスッ
ガシッ
敵モブ「!!」
敵モブ「スティール!?」
ダムッダムッダム
サシャ「おんどりゃぁぁあああ!!」シュッ
敵モブ2「スリー!?」
キュッ キュッ キュッ
ユミル「馬鹿!スリーなんて入るわけねぇだろ!!」
ガタンッ
ドンッ
敵モブ5「取らせない!!」
ユミル「うぉぉぉおおおおっら!!」ガシッ
スタッキュッ
ペトラ「リスタートッ!!」
ユミル「ミーナ!」パスッ
ガシッ
ミーナ「任せて」
ミーナ「ミカサ!」
敵モブ3「へっ、馬鹿だな!自分から名前を言うなんて」
ミーナ「」ニヤッ
敵モブ3「?」
ミーナ「必殺!」スッ
敵モブ「あの体制...まさか!こいつもスリーか!!」
敵モブ2「なめやがって!」
ミーナ「とぅっ!」シュッ
敵モブ「リバウンドしっかりすれば大丈夫だ!」
敵モブ5「外れるってわかってるスリーなんて、怖くないんだよ!!」
タッタッタ
ドンッ
敵モブ「いや違う...これは!!」
ミカサ「ッ!!」ガシッ
敵モブ「あの10番へのアリウープ!!」
ミカサ「うぉぉぉおおおおお!!」
ガシャンッ
ダムッダムダム
観客D「これで24点差だ!すげぇ!今年の東京調査は別格だぜ!!」
観客C「あと6点で...トリプルスコアだ!!」
-
- 326 : 2014/07/16(水) 22:48:34 :
敵モブ3「くそ!なんだっていきなりこんなに強くなってるんだ!」
敵モブ「敵モブ3!リスタート!」
敵モブ3「わかってる!!」
ペトラ「(敵は少しイラツイてきてる...なら)」
ペトラ「ミーナ」
ミーナ「はい」
ペトラ「あと残る時間、私にボールをちょうだい」
ミーナ「えっ、けど!ペトラ先輩が打たなくても十分」
ペトラ「そんな考え方じゃダメ!」
ミーナ「え」
ペトラ「今うちは確かに余裕はあるけど」
ペトラ「どんな試合でも...全力を尽くす...」
ペトラ「そう、決めたでしょ?」
ミーナ「ペトラ先輩...はい!わかりました!」
ペトラ「引くな!!当たりに行くわよ!!」
ミカサ「」キュッ
ユミル「」スッ
敵モブ「な、なんだと!?」
ディーフェンス!ディーフェンス!ディーフェンス!
-
- 327 : 2014/07/16(水) 22:53:55 :
ジャン「まさか、あいつらもう試合を決めるつもりか」
ベルトルト「あぁ、この時間で...」
ベルトルト「ゾーンプレスってことは完全に決めるつもりだ」
ライナー「相手はイラツイてるのに決めに来るとは...さすがドSの女王ペトラ先輩だ」
コニー「いけー!サシャー!!」
アルミン「頑張れー!!東京調査!!」
エレン「...なぁ、アルミン」
アルミン「ん?なんだい?」
エレン「俺らも...あの舞台に...立とうな」
アルミン「...あぁ絶対にね」
-
- 328 : 2014/07/16(水) 23:04:45 :
敵モブ「くっ...(ただでさえすごい圧力で押しつぶされそうなのに...)」
バシンッ
敵モブ「しまった!」
サシャ「ミーナ先輩!」パスッ
ミーナ「先輩!」パスッ
観客A「おぉ出た!東京調査の超高速パス!」
ガシッ
ペトラ「」シュッ
敵モブ「ぁっ!スリー!」
スパッ ダムッダムッダムダム
観客B「27点差ー!!」
敵モブ「くっ...そ...」
ペトラ「まだ負けたわけないじゃない」
敵モブ「ッ!?」
ペトラ「試合はまだ終わってない...そうでしょ?」
敵モブ「...ふっ、まさか相手チームにやる気付けられるとはね...」
敵モブ「皆!まだ試合は終わってないよ!」
敵モブ「最後まで諦めずに頑張ろう!!」
敵モブ2・3・4・5「オーッ!!」
スタスタ
ユミル「ペトラさん、何でわざわざ相手を目覚めさせるような煽りをしてんすか!」
ペトラ「いいじゃない!別に!!」
ミーナ「ペトラ先輩らしいじゃない」
サシャ「そうですね!」
ミカサ「やる気のない相手と戦っても、意味はない」
ペトラ「そういうこと!ミカサも言うようになったじゃない!」
ミカサ「わ、私はただ...」
ペトラ「さぁ最後まで気を抜かずに戦うわよ!!」
ミーナ・ユミル・サシャ・ミカサ「はい!」
-
- 329 : 2014/07/16(水) 23:16:25 :
ピピーッ
審判「整列してください!」
タタッ
審判「東京調査高校対日本マリア実業高校の試合は102対57で東京調査高校の勝ちです。」
審判「お互いに礼!」
アリガトウゴザイマシタ!!
グスンッ グスンッ
ペトラ「敵モブさん」
敵モブ「は、はい」
ペトラ「ウィンターカップでリベンジ戦待ってるから」
敵モブ「!!」
敵モブ「はい!必ず!」
ペトラ「今日の試合はありがとう」スッ
敵モブ「はい!ありがとうございました!!」スッ
ギュッ
サシャ「そう言えばキャプテンやけにあの子に親しいですね」
ユミル「あ?あ~、あの子は...」
ユミル「ペトラさんのいとこの【パトラ・ラル】だ。」
サシャ「いとこだったんですか!はぁ~っ、それじゃぁ今日の試合あんなに楽しみにしてたのはそのことでだったんですか」
ユミル「あぁ、かもな」
スタスタ
ミーナ「パトラちゃんすごく成長してましたね!」
ペトラ「うん、あの子にはまだまだ強くなってもらわないと」
ペトラ「まだまだバスケを知らない過ぎる」
ミーナ「それにしても似てましたねぇ~」
ペトラ「うん、良く遊びに来たりすると私の友達とかに勘違いされるのよね」
ペトラ「そんなことより!帰ってすぐミーティングして次の試合に向けて練習するわよ!!」
ハイッ!
-
- 330 : 2014/07/16(水) 23:55:26 :
2回戦 対ウトガルド高校
89対77
準々決勝 対千葉マリア学院高校
91対62
そして今...~関東大会準決勝~
スタスタ
ガヤガヤ
ユミル「ついに来たな...」
ミーナ「えぇ」
アニ「...」
サシャ「今日の相手は確か...」
ミカサ「この間練習試合をした」
ペトラ「駐屯高校よ」
ユミル「なんつーか...落ち着けねぇな」
ミーナ「前回インターハイに出てなおかつ3位だったからね」
アニ「相手が誰であろうとも...勝つのは私達だ」
ミーナ「おっ、今日はやる気満々ですなぁ!アニ!!」
アニ「まぁね」
ユミル「何でやる気あるのか当ててやろうか!」
ユミル「去年お前あのPFもご」
アニ「それ以上言ったら殺す!!」
ペトラ「こ~ら!」コツンッ
ユミル「いてっ」
アニ「いっ」
ペトラ「去年がどうであろうと今の前は違う、そうでしょ?」
サシャ「確かに!違いますね!!」
ペトラ「でも...正直当たりたくなかった相手ね」
サシャ「珍しく弱気ですね」
ペトラ「そりゃそうよ...全く」
サシャ「ユミル先輩」ボソッ
ユミル「なんだ?」ボソッ
サシャ「キャプテンは何であんなに病んでるんですか?」ボソッ
ユミル「そりゃお前...相手があいつらだからだろ」
サシャ「でも、練習試合では勝ったじゃないですか!」
ユミル「お前なぁ...練習試合と公式戦は全然違うぞ」
サシャ「そうなんですか?」
ユミル「当たり前だ!あんな化け物揃いのチームに勝てたのはあの時が初めてだぞ」
サシャ「は、初めて!?」
ユミル「まぁ今年はお前やミカサが入ってきたお陰で危なげなく勝てたけど...公式戦じゃあいつらは練習試合とは別格だ」
サシャ「で、でも!今回もミカサが!」
ペトラ「バカ言わないで頂戴」
サシャ「え?」
ペトラ「練習試合をしたってことはこっちの情報を漏らすと言うことにもなるのよ!それにこの間偵察にも着てた...と言う事はどういうことだと思う?」
ミカサ「私達の攻撃パターンや守備体制がわかっているから崩される確率が高くなる」
ペトラ「はい、ミカサ正解」
ミーナ「他にも色々あってね」
ペトラ「でもまぁそれはあっちに対しても言えることなんだけど...」
ユミル「あっちにはキセキの女達が2人もいるからな」
ミーナ「それだけでもかなりアドバンテージなのよ」
サシャ「...不味いですねそれ」
ペトラ「だからさっきから勝つための集中をしていたのにあんた達がごちゃごちゃ...あぁ~もう!!」
ユミル「完全にマジギレまであと5秒だな」
ミーナ「そうね」
スタスタ
ミカサ「!」
アンカ「...今日はよろしく」スッ
ミカサ「...負けません」スッ
ギュッ
ペトラ「あぁ~どうすれば...」
「相変わらず騒がしいな」
ペトラ「あぁ?」ギロッ
リコ「うぉっ!? おい、何そんなに睨んでるんだよ」
ペトラ「あんた達に勝つために...集中してたとこ...」ゴゴゴ
リコ「そ、それはすまなかった」
サシャ「(今から...この人達と...私も集中しなきゃ!)」
アンカ「それじゃ、あとは試合で」
ミカサ「はい」
スタスタ
アニ「...」
アンカ「あんたとの対決も楽しみにしてるよ」ボソッ
アニ「...あぁ楽しみに待っときな」
スタスタ
-
- 331 : 2014/07/17(木) 22:05:07 :
ガヤガヤ
スタスタ
ジャン「ふぅ、やっと席に座れるぜ」
ライナー「まさかここまで混むとはな」
コニー「うわぁお!すげぇ人だな!1回戦とは大違いだぜ」
アルミン「それはそうだよ、だって」
アルミン「今大会優勝候補のチームと前大会優勝のチームが対戦するんだからね」
エレン「駐屯高校と言えば...キセキの世代のイアン!」
ベルトルト「そう言えば君達練習試合をしたらしいけど...どうだったの?」
ライナー「あぁ惨敗だ。」
ジャン「女子の方は勝ったらしいけどな」
ベルトルト「じゃぁ...この試合難しい内容になりそうだね」
スタスタ
エレン「...ん?」
イアン「ん?」
ミタビ「げっ!?」
ジャン「...どうも」
イアン「ご無沙汰...だな」
エレン「何で...俺の隣にすわんだよ...」イライラ
ミタビ「うるせ!ここしか開いてなかったんだよ!!」イライラ
アルミン「あ、あはは...」
エレン「ガルル」
ミタビ「ガルル」
ピピッ
アルミン「あっ、もう始まるみたいだよ!エレン!」
エレン「おっ、そうか」
イアン「ミタビ、お前3年なのに何1年相手にムキになってるんだよ」
ミタビ「ムキになってねぇ!あいつが喧嘩売ってくるのが悪い!」
タッタッタ
グスタフ「悪い!遅れた!」
イアン「間に合って良かったな、丁度今始まる所だ」
ミタビ「けっ!これだからリア充は...」
グスタフ「え?俺何か悪いことしたか?」
-
- 332 : 2014/07/17(木) 22:20:20 :
パンパン
ペトラ「はい、聞いて」
ペトラ「今日の相手は今まで戦って来た中でもかなりの強敵よ」
ペトラ「気なんて抜いてる暇ないからね!」
ハイッ!
ペトラ「スタメンは一回戦と変わらずよ」
ハイッ!
アニ「...スーッ、ハァー...」
ユミル「(やけに緊張してるじゃねぇか)」
ミーナ「(思ったより去年のトラウマがまだ残っているようね)」
ペトラ「(今日の戦いは...一人一人が戦わないと勝てない相手ね)」
______________________________________________________
リコ「アンカ、わかってるな?」
アンカ「うん、あの14番だね」
リコ「少しの隙でも見逃すなよ」
アンカ「わかってるよ」
リコ「ただ去年使った作戦が今年も通用するかわからないが」
アンカ「相変わらず変わってなさそうだし、大丈夫だろ」
アンカ「って言っても1年にとんでもない奴が入ってきたからどうなるかわからないけど」
リコ「まぁあの10番を使って表となるか裏となるかは試合次第だな」
ピピッ
審判「それでは両チーム共整列してください!」
ペトラ「...絶対勝つぞ!!」
ユミル・ミーナ・アニ・ミカサ「オーッ!!」
リコ「去年勝ったからって浮かれてるとやられるぞ!気を引き締めて今年も勝つぞ!!」
アンカ・敵モブ3・敵モブ4・敵モブ5「オウッ!!」
-
- 333 : 2014/07/17(木) 23:14:36 :
スタスタ
審判「只今より、インターハイ予選関東大会準決勝 東京調査高校対駐屯高校の試合を行います!」
審判「お互いに礼!」
オネガイシマス!
ペトラ「よろしく」スッ
リコ「よろしく」スッ
ギュッ
審判「ジャンプボール!」
スタスタ
ユミル・敵モブ5「今年こそ(も)勝つ!!」
シュッ
ドンッ
ユミル・敵モブ5「うらぁぁぁぁああああああ!!」バチンッ
ペトラ「互角!!」
ガシッ
観客A「まず最初は...」
リコ「」スッ
観客A「駐屯高校からだぁ!!」
リコ「まず一本集中!!」ダムッダムッダム
キュッ キュッ
ペトラ「相手のペースに飲まれるな!!」
ダムッダムッダム
リコ「よし...行くぞ!」ダッ
ダムッダムッダム
ミーナ「行かせません!!」キュッ
リコ「」キュッ ダムッ スッ
パスッ
ガシッ
アンカ「」ダムッ
観客B「来た!駐屯高校エースのアンカ・ラインベルガー!!」
ダッ
ミカサ「ッ!!」
アンカ「くっ!」キュッ
観客C「おぉ!東京調査のエース、ミカサ・アッカーマンも負けてねぇ!!」
キュッ キュッ キュッ
アンカ「(やっぱこいつすげぇやりやがる!!)」
ミカサ「(まずここを抑えて、速攻で流れを持っていく!)」
アンカ「(...だが)」キュッ
アンカ「そんなんじゃ私は止められないよ!!」ダムッ ダッ
ミカサ「まだだ!」ダッ
ミーナ「追いついてる!止められる!!」
クルッ ダムッ ダッ
ミカサ「!?」
アンカ「ふふっ、それじゃぁまだまだだよ」ダムッダムッダム
観客A「駐屯高校が抜いたぁぁぁぁあああ!!!」
ダムッダムッダム
ダッ
アンカ「!」
キュッ
アンカ「おっと、忘れてたあんたDFも出来たんだったね」ダムッダムッダム
アニ「どうも...」
アンカ「(ちょいと不味いな、さすがに二人相手だと...)」ダムッダム
アニ「...ッ」ダッ
アンカ「うぉっと」ダムッ
アニ「クッ!」
アンカ「ならこんな技を披露しちゃおうかな!」ダムダムッ ダッ
アニ「なっ!?」
アンカ「そーれい!」シュッ
スパッ ダムッダムダム
観客B「先制点は駐屯高校だぁ!!!」
スタスタ
リコ「おい、危なかったしいぞ」
アンカ「ごめん」
-
- 334 : 2014/07/17(木) 23:14:50 :
ペトラ「切り替えて!リスタート!リスタート!!」
ミーナ「はい!」ダムッダム
ミーナ「アニ!やり返して来な!!」パスッ
ガシッ
アニ「...あぁ」ダムッ
敵モブ3「君の相手は私だ」スッ
アニ「あんたに構ってる余裕はないんだよ」ダムダムッ ダッ
敵モブ4「カバー入ります!」ダッ
アニ「チッ」パスッ
ガシッ
ペトラ「さっきの仕返しは、私が返しとくよ!」シュッ
ドンッ
アンカ「うぉぉおおお!!」バシンッ
ミーナ「ペトラ先輩のスリーを弾いた!?」
ペトラ「嘘でしょ...」
リコ「すまないがお前らのやろうとしてることは先読みさせてもらったよ」ガシッ
ミーナ「! ディフェンス!カバー!!」
リコ「速攻!!」パスッ!
ユミル「しまった!まだ誰も戻ってねぇ!!」
ガシッ
アンカ「もう一本貰うよ!」ダムッダムッダム
ドンッ
アンカ「うぉぉいっ!!」スッ
ドンッ
アニ「うぁぁぁああああ!!」パチッ
アンカ「(うぉっ、届いたか!)」
ガタンッ
ペトラ「リバウンド!!」
キュッキュッ キュッ
ユミル「くっ!」ドンッ
敵モブ5「っ!!」ドンッ
ガシッ
敵モブ5「貰ったぁぁああああ!!」ドンッ
ガシャンッ
ダムッダムダム
観客「連続失点だ!東京調査やべぇんじゃねぇか!?」
ユミル「すんません!」
ペトラ「ドンマイ!切り替えて!」
-
- 335 : 2014/07/17(木) 23:29:57 :
第1Q 残り4:00
東京調査高校 駐屯高校
18 29
ダムッダムッダム
リコ「」キュッ キュッ ダムッダム
ミーナ「うくっ、」ガタッ
リコ「隙あり」ダッ
ミーナ「あっ!」
リコ「」ダムッダムッダム
ダッ
ミカサ「行かせない!!」スッ
リコ「くっ、」パスッ
ガシッ
アンカ「うらっ!」ドンッ
ガシャンッ
ダムッダムダム
ハンジ「(不味いな、完全に流れが駐屯高校だ。ここで食い止める方法は...)」チラッ
ハンジ「サシャ!準備しといてくれ」
サシャ「はい!」
ダムッダムッダム
アニ「ハァ...ハァ...」
ミーナ「...(第1Qで汗をかく量じゃない...)」
アニ「ミーナ!パスを!」ダッ
ミーナ「(...けど、今アニにパスしてもまたアンカに止められてカウンターを喰らう...)」パスッ
アニ「なっ!?」
ガシッ
ミカサ「...」スッ
ダムッダムッダム
アンカ「ふふっ、来ると思ったよ」スッ
ミカサ「今度は私が...」ダムッ キュッ
アンカ「ッ(早い!)」
ミカサ「」クルッ キュッ
アンカ「ッ!!」ガタッ
ミカサ「ッ」ダッ
観客「すげぇ!キセキの女達のアンカを抜きやがった!!」
ダムッダム
ペトラ「ミカサ!」スッ
ミカサ「(いや...ここは私が!)」ドンッ
リコ「ッ!(あの位置から!?)」
ミカサ「うっら!!」ガシャンッ
ダムッダムダム
スタスタ
ペトラ「ナイスダンク!だけど、私もフリーだったからね!」
ミカサ「...はい」
アニ「...ミーナ」
ミーナ「何?」
アニ「何であの時パスを出さなかった?」
ミーナ「っ...それは」
アニ「...もういい」
ミーナ「えっ、ちょっと!」
アニ「次は頼むよ...」スタスタ
-
- 336 : 2014/07/17(木) 23:36:35 :
ピピッ
審判「東京調査、選手交代です! 10番に代わり20番が入ります!」
ミカサ「!?」
スタスタ
サシャ「ミカサ、あとは任せろです!」
ミカサ「うん...」
スタスタ
ドサッ
ミカサ「...」
ハンジ「ナイスプレーだった、ミカサ」
ミカサ「...なら何で私を代えたんですか!」
ハンジ「それは流れを変えるためだ」
ミカサ「流れ!? 何で私何ですか!?現状あのアンカって人は私だけしか止められませんよ!!」
ミカサ「なのに...どうしてですか!!」
ハンジ「答えは...すぐに出るよ」
ミカサ「...答えなんて...」
-
- 337 : 2014/07/25(金) 17:34:42 :
-
ここで1つ
最近このバスケットボーイズ第2Qは、コメントをOFFにしているため皆様との触れ合いが出来ません。
ですがグループを作りましたので、そちらの方でご意見・ご質問・ご感想等書いて頂けたらと思います。
別に雑談やssの紹介でも構いません。普段皆様には迷惑をかけているので何かのお詫びを出来たらと思います。
http://www.ssnote.net/groups/663
-
- 338 : 2014/07/27(日) 09:44:31 :
ワァァァァァアア
ジャン「...状況が不味くなってきたな」
ライナー「あぁ」
ベルトルト「皆バラバラで生きがあってない」
ジャン「ただ...皆が皆間違ってるとは言えねぇな」
コニー「だ、誰か正解がいる...ってことですか?」
ジャン「まぁ...正解かどうかは俺達にもわからねぇが」
ライナー「あの中で四人」
ベルトルト「明らかに調子がおかしい」
アルミン「...レン」
アルミン「エレン!」
エレン「ん...どうした」
アルミン「どうしたはこっちのセリフだよ」
アルミン「どうしたのさ、ボーッとして」
エレン「いや...なんでもねぇ...」
アルミン「...(大丈夫かな...)」
ジャン「でもまぁ...今のミカサちゃんを見てると前のあいつに似てる感じはするな」
コニー「あいつ...?」
ジャン「お前らは気づいてるんだろ?」
ライナー「何にだ?」
ジャン「ダメだ、このゴリラ使えねぇ」
ジャン「ベルトルト、お前は気づいて...」
ベルトルト「ごめん...僕にもわからないや」
ジャン「」
ビーッ ダイイチQ シュウリョウデス
-
- 339 : 2014/07/27(日) 12:35:37 :
スタスタ
ハンジ「(まず何から話そうか...)」
ハンジ「えっと、まずは皆良く耐えぬいてくれた」
ハンジ「あの激戦区の中で15点差で抑えられたのは褒める...だが」
ハンジ「君達!!本当に勝つ気はあるのか!?」
ハンジ「皆が皆!気持ちがばらつき過ぎだ!!」
ペトラ「...すみません」
ミーナ「(そっか、私達...皆)」
ユミル「バラバラだったんだな」
アニ「...」
サシャ「(そうだった...んですか...全然気づきませんでした...)」
ミカサ「...(クソッ!)」
ハンジ「まずペトラ!」
ペトラ「はい!」
ハンジ「君はあのリコと言う子に行動を思いのまま操られてるんだ。」
ハンジ「それは何故か...君にはわかるね?」
ペトラ「...はい!」
ペトラ「(私はリコとアンカに負けたくなかった...でも、私達が目指す所は打倒駐屯高校ではない!全国制覇!!)」
ペトラ「(馬鹿ね...私何やってるのかしら...)」
ペトラ「(キャプテンがしっかりしないで...どうすんのよ!!)」
ハンジ「(ペトラは大丈夫そうだね)」
ハンジ「次!ミーナ!」
ミーナ「は、はい!」
ハンジ「君はPGとして必要な、視野の広さを持っている」
ハンジ「そして周囲の状況把握能力も高い...」
ハンジ「だが周りを良く見えすぎているがために君はさっきアニにパスをするのではなくミカサにパスを出したよね?」
ミーナ「は、はい...アニのマークがきつくなってきているので...ミカサにパスを出しました。」
アニ「...」
ハンジ「あっちは恐らくそれが狙いだ」
ミーナ「え!?」
ハンジ「ミカサには失礼かもしれないけど...」
ハンジ「多分あっちはミカサよりアニを警戒しているんだ」
ミカサ「...くっ」
ハンジ「君とアニに何があったかは知らないが」
ハンジ「今は試合中だ、試合だけに集中しろ!」
ミーナ「...はい!」
ハンジ「そいでユミル!」
ユミル「うっす!」
ハンジ「君は仲間に頼りすぎだ!君ならもっと積極的に動けば今以上に出来るはずだ...いいね?」
ユミル「はいっす!!」
ハンジ「そして一番の問題である...」
ハンジ「ミカサ」
ミカサ「...」
ハンジ「君の問題は...わかるね?」
ミカサ「...りません」
ハンジ「え?」
ミカサ「わかりません!!」
ミカサ「私の...何が行けないのか...わかりません...」
-
- 340 : 2014/07/27(日) 12:35:52 :
アニ「...(あぁそうだ)」
アニ「(こいつ...誰かに似てると思ったら...)」
アニ「(前の私に...似てる...)」
アニ「(誰も信用しない...自分の力しか...信じられない...)」
アニ「(あの頃の私に似てるんだ...だから私は...)」
アニ「(こいつが気に入らなかったんだ...)」
ハンジ「...そうか、わかった」
ハンジ「なら君はこの試合にはもうだs」 アニ「ちょっと待って下さい!」
ハンジ「ん?」
アニ「...もう一度...こいつに...いやミカサにチャンスを与えてください」
ミカサ「!?」
ペトラ「(ふふっ...アニったら)」
ミーナ「(そうだ...アニが間違ってたんじゃない!私達が間違ってたんだ!!」
アニ「確かに今のこいつが駐屯高校の奴らに勝てるとは思いません」
ミカサ「なっ...」ダッ
ガシッ
サシャ「ミカサ...アニ先輩の話を聞きましょうよ!」
ミカサ「クッ...」
アニ「ですが」
アニ「東京調査高校の...いや私達のエースは...ミカサです!」
アニ「こいつがいなきゃ...勝てる試合も勝てません。」
ハンジ「...アニの言いたいこともわかる、だが今のミカサじゃ相手の思惑通りに」
アニ「もしこいつがミスをしたら」
ハンジ「!」
アニ「私が...全責任を背負って、その分を取り返します」
アニ「だから...お願いします!」スッ
ミーナ「(アニ...)」
ミーナ「私もお願いします!」スッ
ミカサ「み、ミーナ先輩も...どうして...」
サシャ「コーチ!私もお願いです!」スッ
ミカサ「サシャまで...」
ユミル「しゃーねぇ...」
ユミル「コーチ私からもお願いです!ミカサを出してやってください!」スッ
ミカサ「ユミル先輩も...」
ペトラ「ふふっ、ミカサ良かったわね」
ミカサ「え...?」
ペトラ「こんな優しい先輩と同期を持って」
ペトラ「私からもお願いします!」スッ
ミカサ「キャプテン...」
モブA・B・C・D「私達からもお願いです!!」スッ
ミカサ「先輩たちまで...」
ハンジ「...ハァ...ミカサ」
ミカサ「は、はい」
ハンジ「スーッ、ふぅーっ...良い仲間を持ったね」ニコッ
ミカサ「な、仲間...」
ハンジ「だけど、第2Qの頭からではなく途中で入れる...いいね?」
ミカサ「...は、はい」
ハンジ「よしじゃぁ!第2Qはさっきのメンバーのまま行くよ!そしてさっき言った通り皆が皆気持ちを1つにすること」
ハンジ「いいね?」
ハイッ!
ビーッ
ペトラ「第2Qから全力で戦うわよ!!」
オーッ!!
-
- 341 : 2014/07/27(日) 14:03:16 :
オーッ
リコ「ふっ、あっちもあっちでやる気が上がってるみたいだね」
アンカ「そうじゃなきゃ私達も気持ちよく勝ち進めないしね」
リコ「...おし!第2Qも気を抜かずにこのまま逃げ切るぞ!」
オーッ!
スタスタ
リコ「(まぁ例えどんな戦術を使おうが関係ないね)」
リコ「(あの10番が自己中心的のままだったら...いやもっと簡単に言うならば)」
リコ「(仲間を信用せずに戦っている以上はうちには到底敵わないさ)」
リコ「!」
スタスタ
ペトラ「フゥーッ...よし!まず同点!その次に逆転するわよ!!」
オウッ
リコ「明らかにさっきと顔色が違う...ふっ、やっと本調子になったようだな」
ペトラ「えぇ、あなたのお陰でね」
リコ「なら...来い」
ビーッ
ダムッダムッダム
リコ「なっ!?」
ペトラ「まず一本集中!」ダムッ
アンカ「(ぺ、ペトラの奴が...PG!?)」
ダムッダムッダム
リコ「(クッ...確かにあいつは昔からPGとSG、それにPFだって何でも出来るオールラウンダーだった...だが)」
アンカ「(今まで3年間...あいつはずっとSGかPFしかやってこなかった...)」
ダムッダムッダム
ペトラ「...行こう!駐屯高校に...勝つよ!!」パスッ
アニ「...はい!!」ガシッ
観客C「おぉ!先に仕掛けたのは東京調査!!」
アニ「」ダムッダムッダム
アンカ「(あいつら...うちの作戦を...読んでいるのか!?)」
アニ「悪いね...さっきうちの後輩が世話になったね...」ダムッダムッダム
アンカ「ふっ、あぁお宅のエースにはあんまし興味ないんでね」
アニ「その仕返し...私がさせてもらうよ」ダムッダッ
アンカ「クッ!(速い!?)」
ダムッダムッダム
リコ「止めろ!」
敵モブ3「待てぇ!!」ダッ
アニ「ッ」ダムッダム シュッ
敵モブ3「(え...は?...なんだよ、そのパス...)」
ペトラ「」ガシッ
ペトラ「ウォォォおお!!」ドンッ
ドンッ
リコ「させるかぁぁああああ!!」スッ
ペトラ「ありがと...」
リコ「は...?」
ペトラ「引っかかってくれて」パスッ
リコ「何!?」
ガシッ
ユミル「うぉぉぉぉ、どっこいしょぉぉおお!!」ドンッ
ガシャンッ
ダムッダムダム
サシャ「やった!」
アニ「ふぅ...」ニコリ
ミーナ「ナイスですね!ア~ニさん!」ガシッ
アニ「ありがと」
アンカ「嘘だろ...さっきまで全然動けてなかった奴らがどうして急に...」
リコ「...(さっきはペトラも調子がおかしかった...なのに...ッ!!)」
リコ「(まさか...!!)」
アニ「ねぇミーナ、苦しい」
ミーナ「いいじゃない!!」ギュゥ
リコ「(あいつが...チームを本調子に...したって言うのか...?)」
-
- 342 : 2014/07/27(日) 20:56:02 :
ダムッダム
リコ「(いくらあの14番がどうしようともやることは変わらない)」ダムッダムッダム
パスッ
バシンッ
リコ「しまった!?」
サシャ「アニ先輩!!」パスッ
アニ「」ガシッ
アニ「」ダムッダムッダム
ドンッ
アニ「ふっ!」スッ
スパッ ダムッダムダム
観客「11点差だぁ!!」
リコ「くそっ...すまない、油断した」
アンカ「ドンマイ!気にすんな!それにまだうちが勝ってるし」
リコ「あぁ...そうだな」
37対26
ダムッダムッダム
アンカ「うりゃああああ」ドンッ
ユミル「だぁっ!!」ドンッ
アンカ「ッ!」クルッ
ユミル「ぅっ!?」
アンカ「うらっ!」ガシャンッ
39対26
ダムッダムッダム
ミーナ「」ダムダムダムッダム
リコ「くっ!」ダッ
ミーナ「ペトラさん!!」パスッ
ガシッ
ペトラ「任せて!」ドンッ
ペトラ「!」シュッ
スパッ ダムッダムッダムダム
39対29
-
- 343 : 2014/07/27(日) 22:28:35 :
第2Q 残り2:00
ダムッダムッダム
タッタッタ
アニ「ミーナ!!」
ミーナ「! アニ!」パスッ
ガシッ
アニ「ハァ..ハァ...」ダムダムッダム
ダッ
アンカ「勝負だ!アニ・レオンハート!!」
アニ「クッ!」ダムッ
アンカ「(何か去年を思い出すな...)」
アンカ「(こいつは私に1on1を仕掛けてきて...そして)」
アンカ「(勝った)」
アニ「ハァ...ハァ...」ダムッダムッダム
アニ「(去年...このキセキの女達のアンカ・ラインベルガーに格の差を魅せつけられた...)」
アニ「だが今年こそ」
アニ「絶対に勝つ!」ダムッダム
アンカ「うぉっ!?」
アニ「よし!」
アンカ「まだまだ!!」ダッ
アニ「」ダムッ
アンカ「(レッグスルーか!)」スッ
アニ「ふっ、甘いね!」ダムックルッ
アンカ「からの」
ダッ
アンカ「バックロールターンだろ!!」バチンッ
アニ「なっ!?(読まれてた!?)」
リコ「アンカ!!」ダッ
アンカ「速攻!!」パスッ
バチンッ
アンカ「は!?」
ペトラ「仲間のミスは仲間がカバーする!」ダムッダム
ドンッ
シュッ
スパッ ダムッダムッダムダム
52対46
観客「これで6点差だぁ!!」
ハンジ「...」
ハンジ「ミカサ」
ミカサ「...はい」
ハンジ「準備は出来てるか?」
ミカサ「...はい」
ダムッダムッダムダム
コロコロ
ピピッ
審判「アウト・オブ・バウンズ!赤ボール!」
ピピーッ
審判「東京調査高校、選手交代です!20番に代わり10番が入ります!」
スタスタ
サシャ「ミカサ!後は任せましたよ!!」
ミカサ「うん」
スタスタ
ペトラ「やっとエースの登場ね!」
ミーナ「よっ!エース!!」
ユミル「あいつらにお前の強さを魅せつけてやれ!」
ミカサ「ぁ...はい」
アニ「まぁあんたなりに頑張りな」
ミカサ「...はい」
-
- 344 : 2014/07/27(日) 23:08:42 :
ダムッダムッダム
リコ「(あの10番が帰ってきたか...だがビビることはない)」ダムッダムッダム
リコ「アンカ!行って来い!!」パスッ
ガシッ
アンカ「おう!」
ダムッダムッダム
ミカサ「!」ダッ
アンカ「今のあんたじゃ」ダムッダムダム
ミカサ「ッ!!」
アンカ「到底私に敵わないね」ダムッ
ミカサ「クソッ!どうして!!」ダッ
ダムッダムッダム
ドンッ
アンカ「ふっ!...!!」
ドンッ
アニ「うぁぁぁああああ!!」バチンッ
ダムッダムダム
ピピッ
審判「アウト・オブ・バウンズ!赤ボール!」
ミカサ「ハァ...ハァ...」
アニ「悪いね、カバーに遅れた」ハァハァ
ミカサ「え...どうして...先輩が謝るんですか?」
アニ「は?そんなの決まってるだろ」
アニ「あんたのミスは全責任を背負って、私が取り返すって」
ミカサ「...わかりません」
アニ「は?」
ミカサ「なぜそこまでして...私を庇おうとするんですか!」
ミカサ「さっきのミスは...私がしたミスなのに...先輩には関係ないのに...」
アニ「...似てるんだよ」
ミカサ「ぇ...?」
アニ「あんたは...昔の私に似てるんだよ」
ペトラ「こら!あんた達!無駄話が多すぎ!」
アニ「すみません」
タッタッタ
ミカサ「...」
-
- 345 : 2014/07/27(日) 23:23:49 :
ダムッダムッダム
ミーナ「切り替えそう!!」
ユミル「アニ!」パスッ
アニ「」ダムッダム
アニ「ふっ!」パスッ
ガシッ
ペトラ「ミーナ!」パスッ
ガシッ
ミーナ「」ダムダムダムッ
リコ「(一気に来た!)」
ミーナ「アニ!!」パスッ
ガシッ
アニ「」ダムッダム
アンカ「第二ラウンドと行こうか」
アニ「ふぅーっ...」ダムッダムッダム
アンカ「?(何か仕掛けてくる?)」
アニ「」ダッ
アンカ「!!」ダッ
アニ「」ダムッ
アンカ「ふっ、このパターンは...」
ダムッ クルッ
アンカ「バックチェンジ!!」
アニ「違うね」
アニ「」パスッ
アニ「ミカサへの...パスだ」
アンカ「何!?」
ミカサ「!」ガシッ
ペトラ「行きなさい!ミカサ!!」
ミカサ「! はい!」ダムッダム
リコ「(ふふっ、この10番のパターンなら...)」
ミカサ「」ダムッダム ダッ
リコ「次にフロントチェンジだろ?」ダッ
ミカサ「(読まれてる!?)」
アニ「ミカサ!」ダッ
ミカサ「ぁ...アニ...先輩!」パス
アニ「」バチンッ
ダムッダムッダムダム
ピピッ
ミカサ「ぁ...」
アニ「悪い、ミスした」
ミカサ「い、いえ...」
-
- 346 : 2014/07/27(日) 23:45:28 :
エレン「...あいつ」
アルミン「どうしたの?」
エレン「...何か変だ」
アルミン「...うん、僕もわかるよ」
アルミン「でも、ミカサに限って...調子を崩すなんて」
エレン「...」
スッ
スタスタ
アルミン「え、エレン!どこ行くのさ!!」
エレン「え?おしっこだよ」
ジャン「汚ねぇ言葉使うんじゃねぇよ!!」
エレン「ぅっ...すんません」
アルミン「トイレって言ったってあともうちょっとでインターバルに入るんだよ?もう少し待とうよ」
エレン「えぇ~、だってもう漏れそうだし...」
ジャン「いいから!もうさっさと行って来い!早漏野郎が!!」
・・・
エレン「そ、そろう...?」
ライナー「ジャン、今のはさすがの俺も引くぞ」
ベルトルト「僕もちょっと...」
ジャン「だぁぁぁぁあああああ!!わかったから早く行ってくれ!!」
エレン「うっす!」
スタスタ
アルミン「しょうがない...僕も付いて行ってきます、何か心配なんで」
ライナー「あぁ頼んだ」
スタスタ
-
- 347 : 2014/07/27(日) 23:54:23 :
ビーッ
審判「第2Q終了です!これよりインターバルに入ります!」
スタスタ
ロッカールーム
ペトラ「あと6点が追いつけないわね~」
ミーナ「何か負けてるのにワクワクしちゃう!」
ユミル「あぁわかるぜ、その気持ち!」
アニ「ハァ...ハァ...」
ミカサ「...(どうして...皆は私何かのために...どうして?)」
スタスタ
ガチャッ
ペトラ「? どうしたの?ミカサ」
ミカサ「ちょっと...トイレに行ってきます...」
ペトラ「早めに戻ってきてね、ミーティングがあるから」
ミカサ「はい...」
キィッ ガチャンッ
ユミル「あいつ...まだアニのことを...いや私達全員を信用してないみたいだな」
クリスタ「ゆ、ユミル!」
ペトラ「いいや、ユミルの言ってることは事実よ」
クリスタ「ペトラ先輩...」
ペトラ「さっきのパスミスだって...信用しきれないからミスをしてしまう...」
ペトラ「まったく...誰に似たのかしらね!」チラッ
アニ「?」
-
- 348 : 2014/07/28(月) 01:42:46 :
スタスタ
エレン「えぇ~っと...トイレトイレ...」
スタスタ
ミカサ「...ハァ...」
ガタッ
ミカサ「きゃっ!?」
エレン「うぉっ!?」
エレン「す、すみません!前見てなくて...ってミカサかよ」
ミカサ「え、エレン?」
エレン「何やってるんだよ、こんな所で」
ミカサ「...頭を、冷やしに...」
エレン「...なぁ、何でお前」
エレン「仲間のことを信用しないんだ?」
ミカサ「...」
エレン「特にアニ先輩に対しては、ものすごく対抗心があるみたいだな」
ミカサ「...くせに」
エレン「あ?」
ミカサ「エレンには何もわからないくせに!!知ったようなこと言わないで!!」ポロポロ
ガシッ
エレン「あぁ知らねぇな、お前のことなんか」
エレン「だがお前のせいで!もしこの試合に負けたら...」
エレン「ペトラ先輩とは...もうバスケ出来ねぇんだぞ...」
ミカサ「!!」ポロポロ
エレン「お前にだって分かるだろ...最後の年に全国大会へ行かなかった...あの思いを...」
ミカサ「ぅっ...ッ...」ポロポロ
エレン「俺にだって分かる...」
エレン「最後の全国大会への...チャンス」
エレン「俺とお前は違う形で全国への切符を手に入れられなかった」
エレン「あの屈辱を...先輩に同じ目に合わせたいのか...?」
ミカサ「ッ...」ポロポロ
-
- 349 : 2014/07/28(月) 01:43:25 :
数分後
エレン「...落ち着いたかよ?」
ミカサ「うん」
エレン「...一応聞くけどよ」
エレン「何でアニ先輩に対しては対抗するんだ?」
ミカサ「それは...」
ミカサ「エレンを...馬鹿にしたから...」
エレン「...は?」
ミカサ「だから...エレンを馬鹿にしたから...」
エレン「いや意味わかんねぇよ!!何で俺をバカにされたからってアニ先輩を嫌うんだよ!」
ミカサ「え...そんなの...(エレンのことが...好きだからなんて...言えない)」
エレン「...ハァ...なぁ、ミカサ」
ミカサ「な、何?」ポロポロ
エレン「俺は別に責める気はねぇけど」
エレン「もうちょっと仲間に頼ってもいいんじゃねぇのか?」
エレン「お前が中学時代辛い思いをしてきたのはわかってる」
エレン「だけど...今はもう高校なんだぞ?」
ミカサ「!」ポロポロ
エレン「それにすげぇ便りになる先輩や同期だっているじゃねぇか!」
エレン「サシャは普段食い意地が半端ねぇ奴かもしれないけど、いざバスケをやるとすげぇ頼りになるやつだ」
エレン「ミーナ先輩とユミル先輩...それにアニ先輩だってあの無冠の五女と呼ばれる人達がいるんだぞ?」
エレン「それにキセキの女達と呼ばれてる、天才もいるんだ」
エレン「お前は...一人で戦い過ぎなんだよ...」
エレン「バスケは...いや球技系全部チームの皆で戦わなきゃ勝てないんだ!!」
ミカサ「...」ポロポロ
エレン「まぁ、ようは仲間を信用しろってことなんだけど...」
エレン「いきなりそんなこと言われても無理だよな」
エレン「ペトラ先輩は...こんな所じゃ終わりたくなそうだけどな...まっ、負けたら引退だしな」
ミカサ「いん...たい...?」ポロポロ
エレン「俺はもう行く、悪かったな!俺の演説何かに付きあわせちまって」
スタスタ
タッタッタ
アルミン「エレーン!!」
エレン「アルミン!」
アルミン「全くトイレはあっちだよ?どこに...ってあれ?ミカサと何か話してたの?」
エレン「あぁちょっと話してただけだ...行こうぜ」
アルミン「うん...」
スタスタ
ミカサ「...」
アニ「あんたのミスは全責任を背負って、私が取り返すって」
ミカサ「...」
エレン「バスケは...いや球技系全部チームの皆で戦わなきゃ勝てないんだ!!」
戦え...戦え...一人じゃなく...皆で戦え...
ミカサ「(戦え!!皆で!!)」スッ
ミカサ「...」キリッ
スタスタ
-
- 350 : 2014/07/28(月) 01:46:13 :
スタスタ
アルミン「ねぇエレン」
エレン「ん?」
アルミン「ミカサと何を話してたの?」
エレン「...説教」
アルミン「説教?」
エレン「んなことはどうでもいいんだよ!それより早く戻らないと第3Q始まっちまうぞ!!」ダッ
アルミン「え、えぇっ!?ちょっと待ってよ!!」
タッタッタ
エレン「(頑張れよ...ミカサ)」
-
- 351 : 2014/07/28(月) 01:58:07 :
スタスタ
ガチャッ
ユミル「おっ、やっと帰ってきやがった」
ミカサ「スーッ...ハーッ...」
ミカサ「すみませんでした!!」
!?
ミカサ「私は...自分勝手な行動により...チームに迷惑をお掛けしました!」
ミカサ「今頃謝っても...意味なんてないと思いますが...」
ミカサ「ごめんなさい!!」
・・・
ユミル「だっはっはっはっは」
ミカサ「ぇ?」
ユミル「んだよ、何言うかと思えばそんなことかよ」
ミカサ「え、だって」
ユミル「迷惑上等!大歓迎!」
ユミル「チームって言うのはな!ただ単に一緒に戦うだけじゃねぇんだぜ?」
ユミル「迷惑かけてよし!むしろかけて良い!そんかし次は絶対に成功させる...そのためにカバーをする仲間がいるんだ」
ユミル「お前に中学時代何があったのか知らねぇし興味もねぇけど」
ユミル「どんなにミスをしたっていいんだぜ!」
ユミル「私達はそれをカバーしてやる」
ミカサ「ッ!!」パァッ
ユミル「ですよね!アニせ~んぱいッ!!」パチンッ
アニ「痛いんだけど」ピキピキ
ユミル「おっとすまねぇ」
アニ「だけど、ユミルの言う通りさ」
アニ「あんたは一人でやり過ぎ、もうちょっと私らを頼んなよ」
アニ「私達はそんなやわじゃないんだから」
ミカサ「...はいッ!!」
ミーナ「それにしても~、私達のこと」
ミーナ「そんなに頼りないように見える?」
ミカサ「そ、それは...」
ユミル「正直に言っちまえ!こいつは頼りねぇ先輩って!」
ミーナ「ユミル!!」
ガヤガヤ
ミカサ「...ふふっ」
ユミル「おっ?(笑った?)」
ミーナ「(あの無表情なミカサが...笑った!!)」
ユミル・ミーナ「(以外に可愛い!!)」
ペトラ「さて!チームが一眼となったわけですが...」
ペトラ「まだ勝ったわけじゃないわよ?」
ミカサ「はい!わかってます!」
ミカサ「絶対に...取り返します!!」
-
- 352 : 2014/07/28(月) 13:51:26 :
ビーッ
審判「インターバル終了まであと10秒」
スタスタ
ペトラ「さぁ...やられたらやり返さないとお行儀がなってないわよね」
ミーナ「はい!私達も15点差を付けてやりましょうね!」
ユミル「安心しろ、リバウンドはきっちり取ってやるぜ!」
アニ「...」
ミカサ「...アニ先輩!」
ピトッ
アニ「...何?」
ミカサ「私は...あなたのことが正直苦手です...」
アニ「は?」
ミカサ「ですけど...バスケ選手としては...」
キュッ
ミカサ「大好きです」
アニ「...はっ、何言ってるんだか...全く、躾のなってない後輩がうちにもいるもんだね」
ミカサ「私は生意気です、ですが一度借りを作ったら返さないと気が済まない主義なので」
ミカサ「全力で戦います!」
アニ「...ふっ、遠慮何かしなくたっていい」
アニ「存分にやってきな」
ミカサ「はい!」
スタスタ
ピトッ
リコ「ッ?」
アンカ「どうした?リコ」
リコ「...何だ...この威圧は...」
アンカ「え?何が...って...あぁあいつか」
スタスタ
アニ「...」
アンカ「...ふっ、第3Qはもうちょっと楽しめそうかな」
アニ「余裕があんだね」
アンカ「まぁね」
アニ「だが気をつけた方がいいよ」
アンカ「気をつけるって...何に?」
アニ「ふっ、もうすぐ分かるさ」
スタスタ
ゴゴゴッ
アンカ「!!」クルッ
ミカサ「ふぅーっ...」ゴゴゴッ
アンカ「ッ...(さっきとは集中力が比べ物にならないくらい...これが奴の本当の姿?)」
アニ「まぁ、精々くたばらないように頑張りな」
スタスタ
アンカ「ふふっ...あぁすごい楽しみにして待っとくよ」ニヤリッ
-
- 353 : 2014/07/28(月) 14:20:54 :
審判「それでは第3Qを開始します!」スッ
ガシッ
ダムッダムッダム
リコ「(クッ、なんなんだよ、この威圧感!)」
ペトラ「よし!まず同点にしていくわよ!!」
ミーナ・ユミル・アニ・ミカサ「ハイッ!!」
ダムッダムッダム
リコ「(だがここで引いてしまえば一気に流れが東京調査になってしまう...本当は頼りたくないが...)」
パスッ
リコ「頼んだぞ!エース!!」
ガシッ
アンカ「任せろ!!」
ダムッダムダム
ミーナ「ディフェンス!!」
ダッ
アンカ「ッ!!」ダムッ
アニ「チッ...」
アンカ「危ない危ない...まぁまずはさっきの言ってた言葉の意味を教えてもらおうかしら」
ダムッダムダムッダム
キュッ
アニ「(クソッ、出遅れた!)」ダッ
ダムッダムッダム
アンカ「じゃぁまずは最初の一点を!!」
ドンッ
アニ「あぁ...言い忘れてたけど」
ドンッ
アンカ「ッ!?」
アニ「そこは猛獣がいるから...気をつけな」
ミカサ「うぉぉぉぉおおお!!」
バシンッ
アンカ「んなっ!?(いつの間に居やがった!!)」
ダムッ
ガシッ
タタッ キュッ
アニ「速攻!!」
パスッ!
敵モブ3「ドッジボール投げかよ!!クソはえぇ!!」
ガシッ
ペトラ「あんた達の守ったこのボールは絶対に...」
ダムッダムッダム
ダムダムッダムダム
敵モブ4「くそっ!(どんなドリブルだよ!!)」
タタッ キュッ
スッ
リコ「はっ!(あの体制はスリーだ!!)」ダッ
ペトラ「ッ!」ドンッ
ドンッ
シュッ
リコ「うぉぉっら!!」バチンッ
リコ「よし!」
ペトラ「...まだ終わってない」
リコ「は...?」
ガシッ
アニ「ご苦労さん」
ダムッダムッダム
リコ「!?(ペトラの奴まさか...狙っていたのか!?)」
タッタッタ
アンカ「あんまし調子乗んな!!」
アニ「ッ!」
ダムッダムッダム
キュッ ダッ キュッ
アンカ「(クソッ!ちょこまかちょこまかと!!)」
ダムダムッダム
ガタッ
アンカ「しまっt」
アニ「隙ありだね」ドンッ
スッ
キュッ ドンッ
アンカ「まだだ!!」スッ
アニ「そう来ると思ったよ...だから」
アンカ「!!」
シュッ
ガシッ
ミカサ「うりゃっ!!」
ガシャンッ
ダムッダムダム
オォォォォオ
観客C「すげぇ連携!!」
観客A「アリウープのレイアップ版だ!!」
アルミン「うわ~...すごいね」
エレン「へっ、やるじゃねぇかミカサの奴!」
スタスタ
ミカサ「」グッ
アニ「...」グッ
ポンッ
ミーナ「ついに...あの二人が...協力する日が来るなんて!!」
ペトラ「全く大したもんよ」
ユミル「まぁまだ私とクリスタのコンビネーションには敵わないな」
-
- 354 : 2014/07/28(月) 15:42:53 :
-
リコ「まさか...あの二人が協力するなんて...」
アンカ「...ふっ、面白い!いいコンビじゃないかあの二人」
ダムッダムッダム
リコ「アンカ!!」
パスッ
ガシッ
アンカ「ギアをちょっとずつ...上げていこうかな」
ダムダムッダム
ミカサ「ッ!」ダッ
ダムッダムッ
アンカ「おっと!」クルッ
ミカサ「!?」
ダムッダムッダム
ペトラ「ミーナ!行くよ!!」ダッ
ミーナ「はい!!」ダッ
リコ「(ははっ、無駄だ、今のアンカに例えダブルチームを組もうとも...今の奴には敵わない)」
ダムッダムダムダムッダム
クルッ キュッ ダッ
ペトラ・ミーナ「そ、そんな!!」
ダムッダムッダム
ユミル「うっしゃ!来いよ!!」
キュッキュッ ドンッ!
ユミル「ッ!!(あの位置から飛ぶとか...マジ化け物かよ!!)」
ドンッ
アンカ「おらぁぁぁああ!!」
ガシャンッ!
ダムッダムダム
ユミル「くそ!」
ミーナ「ユミル!切り替えそう!」
ユミル「あぁ!」
-
- 355 : 2014/07/28(月) 15:56:49 :
-
ダムッダム
ミーナ「ミカサ!」パスッ
ガシッ
アンカ「へへっ、貰ったき!!」
ミーナ「嘘でしょ!?」
ダムッダムッダム
ミカサ「行かせない!!」ダッ
アンカ「うぉっと」クルッ
ミカサ「そのパターンはもう知ってる!!」スッ
アンカ「ふっ、甘い!甘い!」ダムッダム
バシンッ
アンカ「なっ!?」
アニ「貰ったよ」
ダムッダムッダム
敵モブ3「止める!!なんとしても!!」
パスッ
ミカサ「」ガシッ
敵モブ4「そこだぁ!!」ダッ
ダムッ パスッ
ガシッ
敵モブ3・4「速い!?」
ダムッダムッダム
敵モブ5「(アンカさんはまだ戻ってない...ならせめて時間をかせげば!!)」ダッ
アニ「」クルッ
敵モブ5「(クソッ!クソッ!何で止められないんだよ!!こいつのドリブルは!!)」
ダムッダムッダム
アンカ「ふっ、まだまだ~!!」ダッ
ユミル「(どんだけ速いんだよ!!)」
アニ「クッ!(このまま止められたら...流れが変わる!!)」
アニ「(どうする...どうする...)」
「アニ先輩ッ!!」
アニ「ッ!!」
ドンッ!
ミカサ「」スッ
アニ「(ふっ、賭けてみるかな...コイツに)」
ダムッ キュッ
アンカ「諦めたか!!なら遠慮無く奪ってやる!!」ダッ
ダシンッ!!
アンカ「なっ!?」
リコ「はぁ!?」
ペトラ「!」
ミーナ「え!(これって!!)」
ユミル「い!?(まさか...これって)」
ガシッ
ミカサ「うぁぁぁぁああああッ!!!!」
ガシャンッ!
ダムッダムダム
・・・
ワァァァァァ
観客A「すげぇ!!何だ今のパスは!!」
観客B「しかもそれを取ったあの10番もすげぇ!!」
ジャン「ッ...あれは...」
ライナー「ん?どうした?ジャン」
ジャン「いや...今のパスは...もしかして」
ベルトルト「うん、間違いなく」
ベルトルト「昔の中学時代にやってた技...」
ライジング・ストライクだ!!
-
- 356 : 2014/07/28(月) 16:29:18 :
リコ「な...」
アンカ「ぁ...な、え...?」
ペトラ「今のパスは...」
ミーナ「アニが...イザベルにしか出さなかった...いやイザベルにしか取れなかったパスを...出した!」
ユミル「ははっ...マジかよ!アイツら...すげぇ!!」
スタスタ
ミカサ「あんなパスを持ってたんですね、それに...どうでしたか?私のダンク!それにそれまでのジャンプと良い!」
アニ「...は?全然ダメ、全くなってないね」
ミカサ「む、アニ先輩は褒めること知らないですね」
アニ「...ふっ、そんなにあのコンビ技が知りたかったら...教えてやってもいいけど?」
ミカサ「え?嫌ですよ、だってあのパス痛いんですもん」
・・・
アニ「遠慮なんかしなくたっていい」
パシンッ!
-
- 357 : 2014/07/28(月) 16:54:59 :
-
コニー「なぁなぁ!今可愛い子見ててどんなパスだったか見てないんだ!教えて!アルミン博士!!」
アルミン博士「では説明しよう!ライジング・ストライクとはどんな技か!」
アルミン博士「まずコニー君!」
コニー「はい!」
アルミン博士「ライズって英単語を知っているかな?」
コニー「...」
コニー「あっ!わかった!お米!!」
アルミン博士「ライスではありません。」
コニー「えぇっ!?じゃぁ...エレン!ここでイグナイトパスだ!!」
エレン「え?イグナイトパスって...何だ?」
コニー「イグナイトパスは...あれだ!アルミン博士の必殺パスだ!」
エレン「あぁあれか!...でボールは?」
アルミン博士「コニー、エレンに聞くと話の幅が無限大に広がって行くからやめておきましょう」
コニー「は~い!」
アルミン博士「さて話は戻って、ライズとはどんな意味か!」
コニー「...わ、わかりません...」
アルミン博士「仕方ない、特別に教えてあげよう」
アルミン博士「ライズとは英語で書くと【rise】、意味はたくさんあって何に当てはまるかわからないかもしれないけど」
アルミン博士「アニ先輩のライジング・ストライクでの意味では」
アルミン博士「昇る、または上がると言う意味があるんだ」
コニー「なるほどな!◯クザイルの歌であったな!」
アルミン博士「そう!あの歌の題名を直訳してみると【太陽が昇る】っていう意味だね」
コニー「でもよ!アニ先輩の技はライジングだぞ?何か違くねぇか?」
アルミン博士「それは進行形・ing型にしてるからだ」
アルミン博士「まぁ意味はあんまし変わらない...とも言い切れないけど」
アルミン博士「riseを進行形にすると【rising】になる」
アルミン博士「そして意味は全く同じではないけど大体同じだね」
コニー「...意味わかんねぇ!!」
コニー「だけど、アルミンの言う通り意味が同じだったら...昇るを進行形だから...ん~と、昇ってingか!」
アルミン博士「そこまで言うんだったら最後まで言って欲しいけどなぁ、けどまぁそういうことだね」
アルミン博士「じゃぁ次にストライクとは」
コニー「野球に出てくる、ストライクか!」
アルミン博士「違います」
コニー「はぁ!?何でだよ!!だって同じじゃん!!」
アルミン博士「さっきも言ったと思うけど、同じ言葉でも意味はたくさんある単語って言うのはいっぱいあるんだ」
コニー「な、な、なるほど...」
アルミン博士「ここでのストライクの意味は、叩く・または叩きつけると言うこと」
コニー「た、叩きつけるか...」
アルミン博士「さっきアニ先輩がレッグスルーをした後大きな音で【ダシンッ!!】って聞こえたでしょ?」
コニー「あぁ!音だけは聞こえたぞ!」
アルミン博士「あの音は地面にボールを叩きつけた音だ」
アルミン博士「ここまで言ったらもうどんな技か...想像付くよね?」
コニー「あぁ!ボールを地面に叩きつけて上に昇るようなパス!だな?」
アルミン博士「正解!だけどもっと正確に言うと」
アルミン博士「アニ先輩の【ライジング・ストライク】は、レッグスルーと似ていて、股を通してあのパスをしているんだ」
アルミン博士「それがまた【ライジング・ストライク】のスゴイ所!!」
コニー「すげぇ!!今度俺も教えてもらおう!!」
-
- 358 : 2014/07/28(月) 23:21:49 :
ワァァァ
ミーナ「アニ!今のパスって」
アニ「ん?」
ユミル「おい!今のってイザベルしか取れなかったパスだよな?」
アニ「あぁ、そうだけど」
ミーナ「も、も、も、もしかして!事前に何か打ち合わせとかしてたの!?」
アニ「してないけど...」
ユミル「おいおい...それじゃぁアイツは...何も知らずに取ったって言うのか...」
ペトラ「はい!お喋りはそこまで!」
ペトラ「アニ!ミカサ!ナイスコンビネーション!」
アニ・ミカサ「はい!」
ペトラ「この調子で追い上げていくわよ!!」
ミーナ・ユミル・アニ・ミカサ「はいッ!!」
リコ「なんだ...あのパスは...」
アンカ「...ッ...」
リコ「おい、アンカ!」
アンカ「...」
リコ「お前...まさかあいつら二人何かに飲み込まれる気か!?」
アンカ「ッ...」
リコ「(ダメだ、完全にアンカは状況が把握出来てない)」
アンカ「(嘘だろ...なんなんだよ...あのパス...)」
リコ「クッ!切り替えろ!」
敵モブ3・4・5「はい!」
ダムッダムッダム
リコ「敵モブ3!」パスッ
バチッ
敵モブ3「あっ!!」
ペトラ「(完全に相手は飲み込まれてる!今がチャンスだ!!)」
ペトラ「全員!攻めて!!」
ダッ
ガシッ
アニ「」ダムッダムッダム
観客A「またあの14番がボールを持ったぞ!!」
ダムッダムダムッダム
敵モブ4「なっ!」ガタッ
アニ「ッ!!」ダッ
観客B「抜けたぞ!!」
リコ「ここは通さん!!!!」キュッ
アニ「」チラッ
ミカサ「」コクッ
ダムッダムッダム
リコ「うらっ!」ダッ
アニ「ッ」クルッ
リコ「わかってるんだよ!!そこだぁ!!」
アニ「ッ!!」ダシンッ!!
リコ「(なっ!?このパスは...ライジング・ストライクか!!)」
ドンッ
ガシッ
ミカサ「うぉぉぉおお!!」ガシャンッ
ダムッダムダム
観客D「これで同点だぁ!!」
アンカ「ハァ...ハァ...」
ミカサ「よっ...し!!...ハァ...」
アニ「ハァ...ハァ...ふぅー」
ミーナ「(アニ、相当疲れてる...多分あのライジング・ストライクは体力消費が激しいんだわ)」
ユミル「(ミカサの奴もアニのあのパスに追いつくのに相当体力削られてるんだろうな...クソッ!何とか出来ねぇのかよ!)」
ダムッダムッダム
リコ「ッ、焦ってる暇などない!速攻!!」パスッ
ミーナ「(しまった!隙を作ってしまった!!)」
ガシッ
ダムッダムッダム
アンカ「(大丈夫だ、信じろ!私なら出来る!!)」
ドンッ
アンカ「うぉぉおおお!!」
ドンッ
ユミル「甘いぜ!エース!!」
バシンッ
アンカ「そんな!?」
ユミル「仕返しだ!!」
パスッ
ガシッ
ミーナ「ハァ...ハァ...」
ダムッダムッダム
敵モブ3「クッ!」ダッ
ミーナ「うぅっぅううっりゃぁぁあ!!」ダムッダムダムダム
敵モブ3「だっ、クッ...」
ミーナ「(アニやミカサは体力がかなり減っている...ならペトラさん!!)」
パスッ
ガシッ
ペトラ「任せて...」
ドンッ
ペトラ「ック!!」
シュッ
スパッ ダムッダムッダムダム
観客C「逆転だぁぁあああ!!!」
観客E「今のスリーは結構効いたぜ!」
リコ「不味い...さっきのあの14番と10番の連携パスが出来てから流れが一気に東京調査だ」
-
- 359 : 2014/07/29(火) 00:43:30 :
第3Q 残り3:00
東京調査 70対61 駐屯
ダムッダムッダム
ミーナ「一本...集中!!」
ミカサ「(私は第1Qといい、第2Qでも皆に迷惑をかけた、それに体力だって皆より動いていないからもっと...動かなきゃ!!)」
キュッ ダッ
アンカ「ッ!クソッ!」ダッ
ミカサ「ミーナ先輩!!」タッタッタ
ミーナ「! ミカサ!!」パスッ
ガシッ ダムッダムッダム
ミカサ「ハァ...ハァ...」
パスッ
アニ「クッ!(正直こんな疲れてる時にしっかりとしたパスをくれるって言うのは嬉しいもんだね!)」ガシッ
敵モブ4「させるかぁあああああ」ダッ
アニ「(後輩が...頑張ってるんだ...先輩である私達が見本を見せないで...どうするんだ!!)」ダムックルッダッ
敵モブ4「(なっ!?まだそんな力残ってるのか!!)」
ダムッダムッダム
タッタッタ
アンカ「行かせない」
アニ「(精々第3Qであの技を使える回数はあと1回のみ...絶対にここで決める!!)」
アンカ「(来るか!あのパス!!)」
ダムッ キュッ
アンカ「来る!!」ダッ
アニ「チッ、ついてきたか!」ダムッ
アンカ「は!?(今の完全に出す流れだっただろ!あれもフェイクってのかよ!)」
アニ「(よし、これで!!)」キュッ
敵モブ4「うわぁぁぁあああああ!!」ダッ
アニ「!?」
バシンッ!
-
- 360 : 2014/07/29(火) 00:43:42 :
ミーナ「!!」
バタンッ!
ミカサ「ッ!」
ユミル「お、おい!!」
ペトラ「あ...アニッ!!」
ピーッ
審判「プッシング!赤8番!!」
ザワザワ
タッタッタ
ミーナ「あ、アニ!!」
アニ「ッ...っつ~...」
ミカサ「大丈夫ですか!?」
アニ「あ、あぁかろうじてね」
ユミル「クッ!!」ギュゥッ
ユミル「おい!てめぇわざと!!」スタスタ
ペトラ「ユミル!」ガシッ
ユミル「でっ、でも!!」
ペトラ「スポーツは怪我がつきもの、相手だってわざじゃないわよ」
ペトラ「ほら、見てご覧なさいよ」
敵モブ4「す、すみません!!」ウルウル
リコ「いや、謝るんだったら...あの14番に謝ってこい」
敵モブ4「は、はい!」
ペトラ「ほらね」
ユミル「ッ...感情的になって...すんませんした」
ペトラ「ユミルの気持ちも分かるよ」
ペトラ「けど、一番辛いのは...」
アニ「ッ!クッ!」プルプル
審判「立てますか?」
アニ「は、はい...」
ミーナ「アニ!無理しないで!」
アニ「無理でも...やる」
ミーナ「もしもっと悪貨したらどうするのよ!!」
アニ「...構わない」
ミカサ「ぇっ...」
アニ「せっかくミカサが私達を...信用するようになって...それに駐屯高校の奴らにだって勝ててるんだ...」
ミカサ「ッ」
アニ「こんなの...痛くてもやるしかないだろ...」
アニ「なぁ、そうでしょ?ミカサ」
ミカサ「ッ...わ、私は...」
ミーナ「ミカサからも言ってあげて!」
ミカサ「わ、私は...」ドクンッ
アニ「...ハァ...ハァ...」
ミカサ「あ、アニ先輩...」
ペトラ「いいわよ、続行しても」
ミーナ「ペトラさん!!」
ペトラ「いいじゃない、アニがこんなに楽しそうな顔をして...やってるんだもん」
ミーナ「ッ!」
ペトラ「久々に見れたよ、あの顔」
アニ「...いいんですか?」
ペトラ「その代わりすぐおかしいと思ったら変えるから」
アニ「...ありがとうございます」
ペトラ「テーピング巻いておいで」
アニ「わかりました」
ミカサ「キャプテン...」
ペトラ「あの子ね、去年駐屯高校とやった試合の時にお母さんが死んじゃったの」
ミカサ「え」
ペトラ「だから駐屯高校との試合は...あの子何としてでも出る気でいるし勝つ気でいる」
ペトラ「ミカサには負担かかるかもしれないけど、どうか...あの子のカバーをよろしくね」
ミカサ「ッ!!」
ミカサ「はい!!」
-
- 361 : 2014/07/29(火) 00:44:20 :
スタスタ
アニ「ふぅ...おまたせしたね」
審判「ではフリースロー一本です。」
アニ「はい」
スッ
ガシッ
ダムダムッ
アンカ「敵モブ4」
敵モブ4「あっ、すいません!ホントに...」
アンカ「ちょっとリバウンド変わってくれない?」
敵モブ4「えっ?」
アンカ「スゥーッ、ハァーッ...」
ペトラ「ッ!!(何?何なの...この圧力...)」
ミカサ「(アンカ・ラインベルガーがセットから外れた?)」
シュッ
スパッ ダムッダムッダムダム
アンカ「...」
いつからだろ...相手を舐めてプレーをするようになったのは...
アンカ「...」
いつからだろ...点を取っても...試合に勝っても...嬉しくなくなったのは...
アンカ「...」
アンカ「(私は...ただ強い敵に勝ちたい...強い相手が...キセキの女達以外で...欲しかっただけ...そう、ずっと望んでいた...)」
アンカ「ふっ、ふふっ...ふはっ...」
ペトラ「ッ!?」
ミカサ「なっ!?」
アンカ「感謝するよ...ペトラ」ニヤリ
サシャ「やった!これで10点差だ!!」
スタスタ
リコ「くそ...不味い...」
スタスタ
アンカ「リコ」スッ
リコ「ッ!!」
パスッ
ガシッ
スタスタ ダムッダムッダム
キュッ
ミカサ「」スッ
ダッ
ミカサ「!?」
ダムッダムッダム
ドンッ!!
シュッ
スパッ ダムッダムダム
ペトラ「ッ...」
ミーナ「え...」
ユミル「ど、どういう...ことだ...」
アニ「ッ!? まさか...」
ワァァァァアア
エレン「...何だ、今の...」
アルミン「そんな...」
ミカサ「ハァ...ハァ...一体...何が...?」
イアン「ふっ、やっと本気を出したみたいだな」
グスタフ「あぁ」
ペトラ「(ゾーンに...入ったって...言うの...?)」ビクビクッ
ゾーン...余計な思考や感情がすべて無くなり、プレイに没頭する極限の集中状態のこと...
練習に練習を積み重ねた物だけがその扉の前に立つことが出来る...それでも尚稀にしか開くことは出来ない世界...
それは...選ばれた物しか入れない究極の領域...
だがしかし、キセキの女達のアンカ・ラインベルガーはその扉を...開けた
ビリビリッ
黄アンカ「...ふっ」
-
- 362 : 2014/07/29(火) 13:54:32 :
ダムッダムッダム
ペトラ「ハァ...ミカサッ!」パスッ
ミカサ「」スッ
タッタッタ
バシッ!
ミカサ「なっ!?」
ペトラ「そんな...(なんて、反応の早さなの!?)」
黄アンカ「ふふっ...行くよ」
ダムダムダム
ミタビ「マジかよ...アイツ...冗談きついぞ!化け物だ!」
イアン「本来、試合で100%の実力を発揮するのは不可能だ。」
イアン「どんなに集中した一流選手でも...80%が限界だ。」
イアン「だがゾーンは...その不可能を可能にするんだ」
ダムッダムッダム
ユミル「ミーナ!止めるぞ!」ダッ
ミーナ「うん!」キュッ
イアン「しかも、あのアンカのゾーンだ完全に未知の領域...」
イアン「体感的には恐らく...今までの倍だ」
ダムッダムッダム
クルッ! ダッ!
ユミル「う、嘘だろ...?」
ミーナ「そんな...」
ドンッ!!
黄アンカ「ッ!!」
ガシャンッ!!
ダムッダムダム
ワァァァァア
ハンジ「(あの二人が...反応すら出来ないなんて...クッ、悔しいけど...今の私じゃなんとも...)」
ペトラ「(残り時間もあと僅か...なんとしても第3Qのうちに逆転をされないようにしなきゃ...とんでもないことになっちゃう...)」
ペトラ「はい!切り替えるよ!」
ミーナ「はい!」
ダムッダムッダム
ミーナ「そっちのエースはすごいよ...だけど、うちのエースも...負けないんだからね!」パスッ
ガシッ
ミカサ「ふぅー...」
ダムッダムダムッダム
黄アンカ「ふふっ...いいね!そういうの嫌いじゃない!!」ビリビリッ
ミカサ「なんとしも...勝つ!!」ダッ
バチンッ
ミカサ「!?」
黄アンカ「甘いよ、まだ隙だらけだ」ダッ!
ダムッダムッダム
ミカサ「クッ!まだだ!!」ダッ
黄アンカ「」ダムッダムッダム
ダムッ
ミカサ「そこだぁ!!」ダッ
黄アンカ「」ダムックルッダムッ
ミカサ「(くそ!)」
ユミル「今度こそ...止めてやる!!」
ダムッダムッダム
黄アンカ「ふっ!」ドンッ!!
ユミル「高さ勝負か!」ドンッ
ユミル「(は!?てめぇ...いつまでそんな高いところに居やがる!!)」
黄アンカ「うらっ!」ガシャンッ!!
観客B「すげぇ!たった数十秒でラインベルガー一人で6点も取りやがった!!」
アニ「(不味い...この状況...なんとかならないのか...)」
-
- 363 : 2014/07/29(火) 14:08:36 :
ビーッ
審判「第3Q終了です。5分間のハーフタイムに入ります!」
ジャン「得点は...」
ライナー「東京調査が...71」
ベルトルト「駐屯高校が...82」
ジャン「ほとんどいや...全部あのアンカ・ラインベルガーが守って...そして、攻撃もあいつ一人だ」
ライナー「正直言って...このままアンカを止めなければ...トリプルスコアもありえるぞ」
ベルトルト「だけど、ゾーンに入ったアンカを止める方法なんて...ないよ」
エレン「...」
アルミン「どうしたの?まただんまりしちゃって」
エレン「いや...今ベルトルト先輩が止める方法はないって言ってたから...」
アルミン「言ってたから?」
エレン「...考えてた」
アルミン「それで、見つかった?」
エレン「...無茶苦茶だけど...こうなったら...アイツも入るしか止める方法はないかな」
アルミン「アイツって...まさか、ミカサのこと?」
エレン「ホントに無茶苦茶だけどな」
アルミン「...でも、ミカサなら出来るかもしれない...でしょ?」
エレン「え?、あ、あぁ...」
アルミン「...僕もミカサなら出来ると思う...」
エレン「え?」
アルミン「だってエレンはミカサがゾーンに入れるって思ったんでしょ?」
エレン「なんとなくだけど」
アルミン「なら出来るよ」
エレン「意味わかんねぇ」
アルミン「意味わかんなくて結構」
-
- 364 : 2014/07/29(火) 22:44:21 :
・・・
ペトラ「...」
ミーナ「...」
ユミル「...」
アニ「ハァ...ハァ...」
ミカサ「ハァ...ハァ...」
ハンジ「(アンカがゾーンに入ったことにより格の差を魅せつけられて、皆動揺してる...どうするか)」
ミカサ「ハァ...キャプテン...」
ペトラ「! な、何?」
ミカサ「ハァ...ッ、アンカは...私が止めます...」
ユミル「ん、何か作戦でもあんのか」
ミカサ「いえ...ありません...けど...ハァ...」
ミカサ「自分の失態は、自分の責任だとある人から教わったので」
アニ「!」
ミーナ「...うん、私はいいと思うよ」
ユミル「あぁ、お前しかアイツは止らんねぇ」
ペトラ「わかったわ、ミカサはアンカだけにマンマークね」
ペトラ「私達もカバーには行くから」
ミカサ「はい、ありがとうございます」
アニ「...」
ミカサ「あの...アニ先輩」
アニ「何も問題ないね」
ミカサ「!」
アニ「それに今の私の状態じゃ助ける側から助けられる側になってしまったから...何も言えないさ」
アニ「むしろ感謝してる」
ミカサ「な、何にですか?」
アニ「私を...いやチームの皆を変えてくれて...」
アニ「その...なんて言うか...」
アニ「ぁ、あり...がと...///」
ミーナ・ユミル・ペトラ・ハンジ「(な、何ていうツンデレ攻撃なんだ!?)」
ミカサ「!」
ミカサ「私は...変えては...ません」
アニ「変えたんだよ」
アニ「...もうちょっと、自分の自覚を持ってもいいんじゃないか?」
ミカサ「え...?」
ビーッ
ハンジ「はっ!?(あまりのアニのツンデレに見惚れ過ぎて話すことが出来なかった!!)」
アニ「取り敢えずアンカは任せたよ、ミカサ」
ミカサ「...はい!」
-
- 365 : 2014/07/30(水) 11:41:28 :
スタスタ
審判「それでは第4Qを開始します!」
ダムッダムッダム
ミーナ「一本ずつ入れていこう!」
ダムダムダム
ミーナ「ペトラさん!」パスッ
ガシッ
ペトラ「よし!来た!」
ダムッダムッダム
黄アンカ「取る!」ダッ!!
キュッ!
黄アンカ「!」
ミカサ「あなたの相手は...私!」
黄アンカ「へぇ~、付いて来れるんだったら」ダッ!!
ミカサ「!」ダッ
ダムッダム
ペトラ「(最初のスリーに...かかってる!)」
バシンッ!
ペトラ「ぇ?」
黄アンカ「ペトラ、あんたじゃ私には10年早かったみたいだね」
ダムッダムッダム
ダッダッダ
ミカサ「待て!!」
黄アンカ「それに...」
ダムッ
黄アンカ「あんたも...私には勝てないよ」
ダムッ ドンッ!!
ユミル「クッ!」ドンッ
黄アンカ「」クルッ
ユミル「!」
黄アンカ「うらっ!」ガシャンッ!!
ダムッダムダム
ミカサ「ハァ...ハァ...くそ!まだだ...」
ミカサ「もっと早く...」
-
- 366 : 2014/07/30(水) 12:30:50 :
第4Q 残り7:09
東京調査 71対90 駐屯
ミカサ「ハァ...ハァ...」
アニ「(クソッ...ミカサはあんなに頑張ってるのに私は何も...出来ないのか)」
ミーナ「(私達は...ただミカサの無様な姿を見ることしか出来ないの?)」
ユミル「(サポートはしてやりたいが...私達が行ってもアンカの野郎には...足元にも及ばねぇ)」
ペトラ「(負けたくない...せっかくチームが一丸となったんだ...こんな所で...終わりたくない!!)」ダッ
ダムッダムッダム
黄アンカ「」キュッ ダムッダム
ペトラ「もう見てられない!」ダッ
黄アンカ「ふっ!」クルッ! ダッ!
ペトラ「(こんなにあっさり...抜かれるなんて...)」
黄アンカ「」ダムッダムッダム
ミカサ「クッ!」キュッ
黄アンカ「何度やっても、同じだよ」ダッ!!
ミカサ「(どうして...どうして...私は...こんなに弱いの!!)」
黄アンカ「」ダムッダムッダム
ドンッ!!
黄アンカ「ッ!!」ガシャンッ!!
ダムッダムダム
71対92
ユミル「(くそ...私達は...ここまでなのか...?)」
ミーナ「(何も...出来ないまま負けるなんて...)」
ペトラ「(諦めたら...ダメなのはわかる...けど、ここまではっきり点差を付けられたら誰だって...)」
アニ「(母さん...ごめん...勝ちたかった...)」
ダムッダムッダム
ドンッ!!
ガシャンッ!!
71対94
ダムッ
ドンッ!!
ガシャンッ!!
71対96
ジャン「...さすがに見てられないな」
ライナー「あぁ」
ベルトルト「...」
コニー「で、でも!まだ終わったわけじゃないっすよ!!」
ジャン「確かにコニーの言う通り試合終わってない...だが見てみろよ」
コニー「え?」
ジャン「皆もう勝つ意志が...ねぇ」
ベルトルト「それにアニは足を怪我していて...動ける状態じゃない」
エレン「...(アイツ...)」
アルミン「ちょっと見てられないね」
エレン「」グッ
アルミン「え、エレン?」
スッ
アルミン「エレン!?」
スタスタ
アルミン「エレン!どこに行くんだよ!!」
-
- 367 : 2014/07/30(水) 13:30:00 :
ダムッダムッダム
ミーナ「ミカs」パスッ
バシンッ!
ミーナ「しまった!」
ダムッダムッダム
黄アンカ「これで終わりにしてやる」
ダムッダムッダム
タッタッタ
アニ「うぁぁぁぁああああ!!!」バシンッ
黄アンカ「!?」
ダムッダムッダムダム
ピピッ
審判「アウト・オブ・バウンズ!赤ボール!!」
アニ「うぐっ...」
黄アンカ「アニ・レオンハート!!」
アニ「諦めて...たまるか」
ペトラ・ミーナ・ユミル・ミカサ「!」
アニ「例え負ける試合だとわかっていても...何もしなければ何も変わらない」
ミカサ「(でも、そんな綺麗事言っても...もう無理だ)」
ミカサ「(...良い...試合...だったな...)」
...え!!
ミカサ「?」
..かえ!!
ミカサ「(え、エレン?)」
戦え!!
タッタッタ
ガシッ!!
「おい!!そこの東京調査の10番!!!!」
ペトラ・ユミル・ミーナ・アニ・ミカサ「!?」
「何やってんだよ!!諦めんじゃねぇよ!!」
「戦えよ!!戦うんだよ!!」
「負ければ...死ぬ...」
「勝てば...生きる...」
「戦わなければ勝てない!!」
ミカサ「ッ!!」
係員「ちょっと君!!静かにしなさい!!」
ミカサ「(そうだ...思い出した...)」
この世界は...残酷なんだ...
勝てば生きる...負ければ死ぬ...
野生の掟のような世界...
負けたらそこで終わり...
勝てれば...生き残れる...
そして...最後まで生き残って...そこで見る景色は...
とても美しい...
ミカサ「(そうだ...)」
ミカサ「(戦わなければ...勝てない!!)」
-
- 368 : 2014/07/30(水) 13:46:06 :
ザワザワ
ジャン「あのバカッ!!」
ライナー「ははっ、アイツらしいな」
ベルトルト「そうか...あれがエレン・イェーガーなんだね」
コニー「へっ、俺より馬鹿だぜ」
係員「君!この試合会場から退場して貰います!」
エレン「わかったよ...」
アルミン「エレン!!」
エレン「おう、アルミン!」
アルミン「全く、何やってるのさ!」
エレン「いやぁ何かアイツ見てたらイライラして...ちょっとやっちまったぜ!」
アルミン「ふふっ、でも...ミカサには...聞こえたみたいだね」
エレン「だと良いけどな」
スタスタ
ミカサ「(戦え...戦え!!)」
敵モブ3「アンカさん!!」パスッ
ガシッ
黄アンカ「今度こそ終わりにしてやる!」
ダムッダムッダム
ペトラ「全員でディフェンスに行くよ!!」
ダッ
ダムダムッダムッダムッダム
ペトラ・ミーナ・ユミル・アニ「!?」
ダムッダムッダム
ミカサ「(なんとしてでも...勝つ!!)」
ミカサ「(なんとしてでも生きる!!)」
ミカサ「うぉぉぉぉぉおおお!!!」
ドンッ!!
黄アンカ「こいつで...終わりだ!!」スッ
ドンッ!!
バシンッ!!
黄アンカ「!?」
リコ「なっ!?」
ペトラ・ミーナ・ユミル・アニ「!?」
ダムッダムッダムッダムダム
ピピッ
審判「アウト・オブ・バウンズ!赤ボール!!」
クリスタ「え...どういうこと?」
クリスタ「まさか...ミカサも...?」
黒ミカサ「ふぅー...」
黄アンカ「ふふっ...ははっ、ミカサ・アッカーマン!!」
黄アンカ「第2Qで言ったことは前言撤回させてもらうわ!」
黄アンカ「あんた...最高だね」ニヤッ
-
- 369 : 2014/08/04(月) 10:36:51 :
ザワザワ
リコ「まさか...アイツも...」
ペトラ「ゾーンに...入ったって言うの...?」
ユミル「は..ははっ...すげぇぜ...やっぱ」
ミーナ「希望が...まだ...ある!!」
アニ「...ッ」
ハンジ「(予想外だ...まさかミカサが...ゾーンに入るなんて...)」
サシャ「行けぇ!ミカサ!!」
敵モブ3「リコ先輩!」パスッ
ガシッ
ダムッダムッダム
黒ミカサ「...」スッ
リコ「(直接相手してるわけじゃないのに...なんて迫力だ!!)」
黄アンカ「リコ!」ダッ
リコ「ッ!」パスッ
ガシッ
黄アンカ「さぁ...楽しませてもらおうか」ダムッダムッダム
黒ミカサ「」スッ
黄アンカ「ッ!!」ダッ!
ダムッダムダムッダム
キュッ キュッ
ミーナ「(ほぼ互角...)」
ユミル「(いやミカサの方が!)」
ダッ!
バシンッ!
黄アンカ「ッ」
黒ミカサ「」ダムッダムッダム
敵モブ3「いかs」
ダッ!!
リコ「うちのDFが一歩も動けなかったなんて...」
ダムッダムッダム
ドンッ!!
黒ミカサ「ッ!!」ガシャンッ!
ダムッダムダム
73対98
オォォォォオ
観客A「すげぇ!」
観客B「駐屯高校のDFがあっという間に抜かれたぞ!!」
ジャン「ッ...信じられねぇ...なんてドリブルスピードだ...」
ライナー「それにジャンプ力も半端じゃねぇ」
ベルトルト「これで一気に流れを持っていけば...」
ベルトルト「まだ逆転のチャンスは...いくらでもある」
アルミン「す、すごい...」
エレン「...」
コニー「な、な、なんでいきなりミカサの奴、あんなに上手くなってるんだ!?」
アルミン「上手くはなってないよ、コニー」
コニー「え?」
アルミン「80%までしか出せなかった力を今のミカサは100%出せるようになっただけさ」
コニー「意味わかんねぇ!!!!」
-
- 370 : 2014/08/04(月) 13:02:59 :
ダムッダムッダム
黒ミカサ「ッ!」ダッ!!
黄アンカ「!?」
ダムッダムッダム
リコ「(そんな...何で同じゾーンに入っているのに...アンカはアッカーマンを止められないんだ!?)」
ダムッダムッダム
ドンッ!!
黒ミカサ「ッ!!」スッ
ドンッ!!
黄アンカ「うぁぁぁぁあああ!!」ガシッ!!
ペトラ「互角!!」
グググッ!!
リコ「(ここでどちらかが勝った方が...)」
ペトラ「(流れを...持っていける...)」
ペトラ・リコ「行けぇ!!ミカサ!!(アンカ!!)」
グググッ!!
黒ミカサ「うぉぉぉおおおお!!」
黄アンカ「うぁぁぁああああ!!」
ガシャンッ!!
黄アンカ「ッ!?」
ダムッダムダム
スタッ
ドタッ
ワァァァァ
観客A「すっげぇパワー!!」
観客B「あの東京調査の10番すげぇ!!」
ペトラ「(流れを...完全に...)」
ペトラ「持っていける!!」
-
- 371 : 2014/08/04(月) 13:23:13 :
ダムッダムッダム
ドンッ!!
黒ミカサ「ッ!!」ガシャンッ!!
ダムッダムダム
75対98
ダムッダムッダム
パスッ
ガシッ
ペトラ「」コク
黒ミカサ「」ダッ!!
ペトラ「うっら!!」シュッ
敵モブ4「そんな所からスリー!?」
リコ「いいや...これは...」
タッタッタ
ドンッ!!
ガシッ!
黒ミカサ「うぉぉおお!!」ガシャンッ!!
ダムッダムダム
77対98
クリスタ「行ける...行ける!!」
サシャ「皆さんすごいですよ!!あと3分です!!頑張ってください!!」
ミーナ「(あと...)」
ユミル「(残り3分...)」
ペトラ「(あと...21点)」
アニ「ミカサ!行ってきな!!」
ダッ!!
黒ミカサ「はい!!」
黄アンカ「クッ!」キュッ
ダムッダムッダム
リコ「(なぜアンカは...アイツに勝てない...)」
リコ「(あのアンカがゾーンに入ってるんだぞ!)」
リコ「(アイツが...負けるわけ...)」
アンカ「くそっ!」ダムッダムッダム
リコ「(まさか...ゾーンのタイムリミット!?)」
アンカ「そこを...」ダムッダム
アンカ「どけぇぇええ!!」ダッ
キュッ!
バシンッ!!
アンカ「なっ!?」
黒ミカサ「」パスッ
ミーナ「」チラッチラッ
ミーナ「ユミル!!」パスッ
ガシッ
ユミル「うっしゃ!任せな!!」
ドンッ
敵モブ5「あんたが私に敵うなどと思ってるのか?」
ドンッ
ユミル「敵わなわねぇさ...」
ユミル「だが今はの話だ!」
パスッ
敵モブ5「!?」
ユミル「言っとくがうちの大型ルーキーは超凶暴だぜ」ニヤッ
ガシッ!
黒ミカサ「ッ!!」ガシャンッ!!
ダムッダムダム
スタッ
敵モブ5「チッ、」
ユミル「へへっ、ナイスダンクだぜ」スタスタ
黒ミカサ「どうも」スタスタ
ペトラ「あと18点で...2分30秒」
ミーナ「行ける!」
アニ「あぁあんたなら出来ると思うよ」
ユミル「頼んだぜ!エース!」
黒ミカサ「...はい!!」
-
- 372 : 2014/08/04(月) 13:33:40 :
ダムッダムッダム
バシンッ
敵モブ4「しまった!」
ミーナ「ミカサ!」パスッ
ガシッ!
ダムッダムッダム
アンカ「アッカーマン!!絶対に負けない!!」キュッ
黒ミカサ「クッ」キュッ ダムッダムダムダムッダム
アンカ「...」
ダムッダムッ
アンカ「そこだ!」ダッ
ダムダムッダム
黒ミカサ「」ダッ!!
アンカ「(くそ...何で私のゾーンは...)」
リコ「(間違いない...アンカのゾーンはタイムリミットだ)」
リコ「(アンカは第3Qからゾーンに入って第4Qフルまで持つわけがない...)」
リコ「(だがなぜアッカーマンは...ゾーンが切れない...)」
ダムッダム
黒ミカサ「(私だってとっくに...限界に達している...)」
黒ミカサ「(だけど、こんな所で負けたくない!ペトラ先輩ともっとバスケがしたい!)」
黒ミカサ「(皆の分まで...)」
黒ミカサ「私が戦う!!」
ドンッ!!
黒ミカサ「うぉぉぉぉおお!!」ガシャンッ!!
ダムッダムダム
オォォォオオオ
観客A「今日一番の飛びっぷりだったな!」
観客B「ありゃ止らんねぇよ」
スタッ
ズキッ
黒ミカサ「ぅっ...」
リコ「ん?」
黒ミカサ「ハァ...ハァ...ッ」スタスタ
リコ「あいつ...もしかして...」
-
- 373 : 2014/08/04(月) 14:04:48 :
ダムッダムッダム
スタスタ
リコ「おい、アンカ!」
アンカ「ん」
リコ「アッカーマンは恐らく...」
リコ「体に不可がかかってて、残り1分も持たない体だ」
アンカ「!」
リコ「だからアンカ!お前がアイツを止めるんだ!」
アンカ「...あぁ!」
タッタッタ
ダムッダムッダム
ペトラ「...!!」
ユミル「あいつ...」
ミーナ「まだミカサと1on1やるつもりなの...?」
ダムッダムッダム
黒ミカサ「ハァ..ハァ...」
アンカ「ッ」ダッ
ダッ!!
アンカ「(今だ!)」キュッ ダムッダム
ミーナ「(ふふっ、そこはミカサの守備範囲よ!!)」
キュッ!
黒ミカサ「ぁっ!」ガタッ
ペトラ「ミカサ!?」
アンカ「」ダムッダムッダム
ドンッ
ユミル「ゾーンに入ってねぇあんただったら、私一人でも止められるぜ!!」ドンッ
アンカ「」パスッ
ユミル「(は...おい、どこに...)」
ガシッ
リコ「」シュッ
スパッ ダムッダムッダムダム
ワァァァアア
観客A「おぉ!駐屯高校もまだ諦めてねぇ!!」
黒ミカサ「ハァ..ハァ...」
タッタッタ
ミーナ「ミカサ!怪我をしてるの?」
黒ミカサ「いえ...ただ躓いただけです...」
アニ「...」
黒ミカサ「次も...私にパスをください...」
黒ミカサ「絶対に...決めます!!」
ミーナ「ッ...でも、あなた体がもう」
アニ「やらせてやろうじゃないか」
ミーナ「アニ!?」
アニ「ここまでこいつを頼ってきたんだ、最後までやらせてあげなきゃ...」
アニ「私達はただの馬鹿だ」
ペトラ「そうね」
ミーナ「ペトラさんまで!?」
ペトラ「エースがやりたいって言うんだからやらせてあげましょ、ね?」
ユミル「大体助けてもらってるのはこっちの方だしな」
ユミル「まったくお前みたいな頑固な奴は...ホントにアイツに似てるぜ」
黒ミカサ「アイツ?」
ユミル「まっ、それは試合終わってから教えてやるよ」
アニ「今はアイツを倒すことだけ考えてればいいよ」
ユミル「お前の全力を出しきれ」
ペトラ「後ろは私達が支えるわ」
ミーナ「ふっ...やれやれね」
ミーナ「わかったわ、ミカサにパスを出す」
ミーナ「あんな化け物あなたしか対等に戦えないわよ!」
黒ミカサ「先輩...はいッ!!」
ダムッダムッダム
ミーナ「ミカサ!」パスッ
ガシッ!
黒ミカサ「なんとしても...勝つ!!」ダッ!!
敵モブ3「(速い...速すぎて...もう何が何なのかわからないわよ!!)」
リコ「全員で守れ!!」
ダムッダムッダム
黒ミカサ「あと...ラストワンプレー...」
ダムッダム
敵モブ4「ッ」
黒ミカサ「(例え...いや勝つ!)」
黒ミカサ「(諦めてしまっては...もうあの光景を見ることが出来ない!!)」
ダムッダムッダム
リコ「(くそっ!こいつ本物の化け物か!?)」
ダッ
アンカ「待ってたよ...ミカサ!!」
黒ミカサ「(絶対に勝つ!)」
黒ミカサ「うぉぉぉぉおおお!!」
ドンッ!!
ペトラ・ミーナ・ユミル・アニ「行け!!ミカサ!!!」
黒ミカサ「(クッ、視界が...どんどん...薄れて...)」
アンカ「!?」
ドタンッ!!
ビーッ
-
- 374 : 2014/08/04(月) 14:20:43 :
ペトラ・ミーナ・ユミル・アニ「ミカサ!!!!」
ザワザワ
スタスタ
審判「大丈夫か!?君!!」
ミカサ「ハァ...ハァ...」
ピピッ
審判「タンカを!!」
スッ
審判「!」
アニ「ほら、しっかりしな」
ミカサ「...グスンッ...はい...」
アニ「何泣いてるんだ、泣く試合じゃなかったよ」
アニ「あんたは...よくやったよ」ポンッ
ワシャワシャ
ミカサ「グスンッ...」ポロポロ
リコ「アンカ、怪我はないか?」
アンカ「あ、あぁ」
スタスタ
審判「整列!!」
審判「83対101で駐屯高校の勝ちです。」
審判「お互いに礼!!」
アリガトウゴザイマシタ!!
スタスタ
リコ「ありがとう」スッ
ペトラ「こちらこそ、完敗だわ」
リコ「こっちも危なかった...その...残念だったな」
ペトラ「? 何が?」
リコ「レオンハートの怪我といい、アッカーマンの疲労」
ペトラ「...まぁあの子達は大丈夫よきっと」
敵モブ4「すいませんすいません!ごめんなさいごめんなさい!!」
アニ「あっ、あぁもういいよ」
サシャ「ミカサ、捕まってください」
ギュッ
サシャ「惜しかったですね」
スタスタ
アンカ「...」
ミカサ「...グスンッ...」ポロポロ
アンカ「まだ終わってないから」
ミカサ「...ぇ?」ポロポロ
アンカ「冬の大会で会おう」
スタスタ
ミカサ「だって...冬の大会って...言ったって...」ポロポロ
ミカサ「もう...あなたとは戦えない...」ポロポロ
ハンジ「はぁ~い、泣くのはロッカールームでね!次の試合が来るから」
ハイッ
スタスタ
-
- 375 : 2014/08/04(月) 14:27:26 :
ジャン「さてと、俺らも明日の準備しなきゃな」
コニー「明日の準備って...何かありましたっけ?」
ジャン「は?明日から合宿だよ」
・・・
ライナー・コニー・アルミン「えぇぇぇえええ!?」
ライナー「おい、ちょっと待て!聞いてないぞ!!」
ジャン「は?言うわけねぇだろ、ゴリラ」
コニー「きゅ、きゅ、急に言われても荷物が」
ジャン「大丈夫だ、親御さんにはもう手紙送ってある」
アルミン「は、ははは...」
アルミン「あっ、エレンにも言わなきゃ」
プルルルッ プルルルッ
ピピピピッ
ジャン「んだよ、アルミン!話があるなら今言えよ」
アルミン「あっ、そうだった」
アルミン「これエレンのじゃなかった...」
ジャン「てめぇあの前方不注意野郎と一緒にしやがったな!?」
アルミン「し、してませんよ!!」
アルミン「僕ちょっとエレン見てきます!!」
タッタッタ
-
- 376 : 2014/08/04(月) 14:43:51 :
ロッカールーム
グスンッ
モブ7「せんぱぁぁぁああい」ポロポロ
ペトラ「何泣いてるのよ!みっとも無いわよ!」
ユミル「くそっ...」
ミーナ「...」
クリスタ「ユミル!体拭いてから服着ないと風邪引いちゃうわよ」
ユミル「あ~我が天使様!今だけはエアコンのそばで寝かせてくださ~い」
クリスタ「もう!」
パンパンッ
ハンジ「はい!皆聞いて!!」
ハンジ「今日は惜しかったね...だけど、これで終わりじゃないよ!」
ハンジ「私達が次目指すのは...」
ハンジ「冬の大会!ウインターカップだ!!」
ハンジ「そのためにはもっともっと練習が必要だね」
ハンジ「今日全員がこのままじゃダメだと...そう、思ったよね?」
ハイッ
ハンジ「ならもっと練習をしなければダメだ!」
ハンジ「この先勝つためには...もっと頑張らなきゃダメだ」
ハンジ「一人一人がこの言葉を胸に残し、明日からの練習に活かそう!」
ハイッ
ハンジ「あと明日から男女共に合宿に行くからね!」
・・・
えぇぇぇええええ!?
ハンジ「クリスタさま様に感謝しなきゃね!ホテルはな、な、なんと」
ハンジ「クリスタ様の別荘だぁぁぁああ!!!」
ハンジ「そしてな、な、な、なんと体育館も付いているのだぁぁぁあああああ!!」
ハンジ「こりゃやる気も上がるよね!そうだよね!?」
・・・ハイ
ハンジ「声がちっさぁぁぁあああい!!!」
ハイッ!
ハンジ「それじゃぁこれから別荘に移動します」
えぇぇえええええええ!?
ハンジ「うるさいなぁ、何で返事の時にこの声使わなかったのさ」
ミーナ「だ、だ、だって私達着替えとか...」
ハンジ「大丈夫大丈夫、親御さんから今日送ってもらったから」
ユミル「な、なんつー人だ...」
ハンジ「さぁ早めに準備してねー!!」
-
- 377 : 2014/08/04(月) 15:06:07 :
-
ミカサ「...キャプテン」
ペトラ「? どうしたの?」
ミカサ「ちょっと...御手洗にいってもいいですか?」
ペトラ「うん、行っていいよ」
ミカサ「ありがとう、ございます...」
スタスタ
ガチャッ
バタンッ
ユミル「アイツ...大丈夫かよ」
ミーナ「声がすごい枯れてたもんね」
アニ「...」
スタスタ
ミカサ「グスンッ...どうして...」ポロポロ
スタスタ
エレン「ん?ミカサ?」
タッタッタ
エレン「よっ、ミカサ!どうだった?」
ミカサ「ぇ、ぇれん...」ポロポロ
エレン「!」
ミカサ「どうしよ...負け...ちゃった...」ポロポロ
エレン「...」
ダキッ
ミカサ「!」
エレン「良く頑張った」ナデナデ
エレン「直接見れてねぇけど...お前がそんなにフラフラするまでやったってことだろ?」
エレン「頑張ったよ、ミカサは」ナデナデ
ミカサ「...ぅぅっ...うう、グスンッ...」
エレン「今なら...人いねぇから...」
エレン「その...泣いても...いいぞ」
ミカサ「ううっ...うああああああああああん」ポロポロ
-
- 378 : 2014/08/04(月) 15:25:22 :
スタスタ
アルミン「ハァ...全くエレンはどこに行っちゃったんだ...」
エレン〔ソノ...ナイテモ...イイゾ〕
アルミン「エレン?」
ミカサ〔ウウッ...ウアアアアアアアアン〕
アルミン「ミカサ...」
スタスタ
アニ「ハァ...ミカサの奴どこにいきやがった」
ウアアアアアアアアン
アニ「!?」
タッタッタ
アルミン「ん?足音...」
クルッ
アルミン「!?」
タッタッタ
グルッ
アニ「おい、ミカs」
ガシッ
アニ「!?」
アルミン「ま、待ってください!アニ先輩!!」
アニ「ムゴッ...モゴッ...(息ができないだろ!!)」
アルミン「あっ」パッ
アニ「ぷはっ...ハァ...ハァ..あんた、私を殺気か...」
アルミン「あっ、いえ!そういうことじゃ」
アルミン「あれを見てください!」
アニ「ん?」
チラッ
・・・
アニ「...そういうことかい」
アルミン「はい」
・・・
アニ「...」
ダキッ
アルミン「!?」
アニ「...しばらく...こうさせてくれ...」
アルミン「え、あっ、はい」
アニ「...」ポロポロ
アルミン「あっ(アニ先輩も...そうだよね、悔しいよね...)」
ギュウッ
アニ「グスンッ...」ポロポロ
アルミン「...先輩は頑張りましたよ」ナデナデ
アニ「...勝手に...撫でるな...グスンッ...」ポロポロ
-
- 379 : 2014/08/04(月) 15:48:09 :
5分後
エレン「おーい、ミーカーサー?」
ミカサ「」スヤスヤ
エレン「こいつ...また寝やがった...」
エレン「しゃーねぇ、合宿所まで運んでやるか」スッ
ドスッ
エレン「うぐっ!?やっぱこいつ...重い...」
スタスタ
アルミン「あっ、アニ先輩!そろそろエレンが...」
アニ「え?...あ、あぁ悪かった」
アルミン「いえ!アニ先輩の役に立てたなら光栄です」ニコッ
アニ「...バカッ...」
アルミン「え!?酷いですよ!!」
スタスタ
アニ「じゃぁ合宿で」
アルミン「...はい!」
スタスタ
エレン「うぉっ!あ、あ、アルミン!?」
アルミン「あっ、エレン!やっと来た!」
エレン「お、お、お、お前...まさか全部...」
アルミン「いや大丈夫...うん...」
エレン「そ、そうか」
アルミン「また寝ちゃったね、ミカサ」
エレン「あぁ」
アルミン「そう言えば明日から合宿だってさ」
エレン「知ってるよ、ジャン先輩に言われたから」
アルミン「えぇ!?」
エレン「なんだよ、そんなに驚くことか?」
アルミン「あっ、いや...何でもない」
エレン「今からクリスタ先輩の別荘行くらしいぞ」
アルミン「ホントに...急だな...」
エレン「だよな」
スタスタ
エレン「(直接見てないって言ったけど、実は中継で見てたってことは言わなくていいや)」
エレン「(ゾーンなんてどんなのか知らねぇけど...)」
エレン「(俺はもう...誰にも負けねぇ...)」
エレン「絶対に...」
アルミン「ん?何か言った?」
エレン「いやただの独り言だ、それよりアルミン!」
アルミン「?」
エレン「ウインターカップ...絶対に出て...」
エレン「絶対に倒すぞ...アイツらキセキの世代を...」
アルミン「...うん!」
こうして、東京調査高校男子・女子バスケットボール部のインターハイ予選は終わった...
だがまだ終わっていない...
そう、彼ら・彼女らの挑戦は...まだまだ終わらない...
まず待ち受けていた彼ら・彼女らの試練は...合宿・そしてウインターカップ予選...そしてウインターカップ
道のりはまだまだ遠いが...果たして彼ら・彼女らは夢・目標を達成出来るのか...それとも...
バスケットボーイズ第2Q 終了
-
- 380 : 2014/08/04(月) 16:01:26 :
はい、というわけでバスケットボーイズ第2Q終了です。お疲れ様でした!!
今回は前回より増してめっっっっちゃ長くなりました。すみませんm(_ _)m
何とか第2Qをこの夏に終えることが出来、安心していますw
そして、今回も多くのGOODをありがとうございます!!コメントはなしにさせてもらいました。(個人的な事情で)
第3Qも頑張りますので応援よろしくお願いします!!
それではまた会える日まで....
-
- 381 : 2014/08/05(火) 14:32:16 :
皆さんこんにちわ!
この エレン「バスケットボーイズ」
の第3シーズンのスレッドが出来ましたのでここに載せておきます!!
第3シーズン→http://www.ssnote.net/archives/21130
-
- 382 : 2020/10/06(火) 10:39:58 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
http://www.ssnote.net/archives/81672
害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
http://www.ssnote.net/archives/86986
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