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まどか「剣道?」
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- 1 : 2014/08/02(土) 02:01:44 :
- 初SSなのでまったり進行していきます〜
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- 2 : 2014/08/02(土) 02:20:58 :
- 中学一年春
さやか「まどかー!部活届け出した?」
まどか「ん〜…家庭部に入ろっかなって。さやかちゃんは?」
さやか「おっ、家庭部とは女子ですなぁ!あたしは運動部希望してるけど迷っててさ」
まどか「運動部かー私ももっと運動出来たらなぁ」ハァー
さやか「運動部に入ればまどかも運動出来るって!」
まどか「うーん…」
さやか「家庭部もいいけど、あたしはこの中学時代の青春を謳歌するにはもってこいの運動部に入るべきだと思いますなあ」
さやか「まぁただ運動が好きなだけだけど」アハハ
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- 3 : 2014/08/02(土) 02:36:53 :
- まどか「でも、なんの運動部に入るの?」
さやか「そうなんだよねー個人的に興味あるのは陸上部か剣道部かな」
まどか「剣道?」
さやか「あたしもよく知らないんだけどさ、竹刀を持ってーこう…」
さやか「んー」
まどか「分からないんだね」
さやか「アハハ…まっ、見学してどんなものか見極めたいからね」
まどか「あ、じゃあ仁美ちゃんに今日は一緒に帰れない事言って来るね」
…………
コテエエエエ!! ドンドンドンドン!!!!!
さやか「」
まどか「す、すごい」
さやか「こんなにも荒ぶってるとは」
まどか「私こんなに動けないよ…やっぱり運動部には向いてない気がする」
さやか「あたしもちょっと…」
さやか「初心者大歓迎って書いてあったけど本当に入部しても大丈夫か心配になってきた」
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- 4 : 2014/08/02(土) 03:10:48 :
- 先輩A「あ、貴女達見学?」
さやか「はい!」
まどか「は、はい」
先輩A「わぁーこの学校の剣道部今人数少ないからさ、もし入部してくれたら嬉しいな」ニコッ
さやか「確かに他の部と比べたら若干…」
さやか(剣道場に行くまで沢山の運動部にあったけど剣道部は少ないな)
さやか(先輩は優しそうだけどなんだかなぁ)
まどか「あ、あの」
先輩A「ん?」
まどか「運動が全く駄目だったらやっぱり運動部向いてないですよね」
先輩A「私も運動苦手だったけど、剣道部入部したら体力がモノ凄くついたわよ」
先輩A「運動部に入れば体力はつくだろうし、大変なのはどこの部活動も一緒だと思う」
先輩A「だから向いてる向いていない、よりは努力するかどうかだと思うの」
まどか「…努力」
先輩B「おーいA、切り返しやるぞー」
先輩A「あ、ごめんね二人ともじゃあ入部する気になったら言ってね待ってるから!」タタタタタ
さやか「剣道部かぁ」
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- 5 : 2014/08/02(土) 03:32:05 :
- さやか「ねぇ、まどか」
まどか「ん?」
さやか「明日も見学したいっていったら駄目かな」
まどか「ウェヒヒ…さやかちゃんなら言うと思ったよ勿論いいよ!」
さやか「ありがとう、まどか」
まどか(さやかちゃんはきっと剣道部に入部するだろうな)
まどか(…私は誰かに自慢出来るような事はなにもないけれど)
まどか(努力する事は誰だって出来る)
まどか(…頑張ってみよう)
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- 6 : 2014/08/02(土) 03:50:49 :
- 次の日の放課後
さやか「まどか!見学いこっか」
まどか「今日は陸上部の見学?」
さやか「んー、ちょっと見たんだけどさ、あんまりあたしには合ってなかったかな」
まどか「そうなの?さやかちゃんなら、どんなスポーツでもすぐに出来そうなのになぁ」
さやか「まどかはとんでもない才能を持ってそうだよね」
まどか「ないよーそんなの」
さやか「そうこう言ってるうちに」
まどか「剣道部の見学に来たね」
コテメエエエェエエエン!!
先輩A「あ!昨日の子達だね」
まどか・さやか「こんにちわ!」
先輩A「今日は見てるだけじゃなんだしさ、竹刀でも振ってみようか」
さやか「これが竹刀ですか」
まどか「お、重たい」プルプル
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- 7 : 2014/08/02(土) 09:47:36 :
- 先輩A「右手鍔の後ろで軽く持ち、左手は竹刀の柄の端を握り剣先は相手の喉元でー…」
さやか「???」
先輩A「えっとじゃあ、こう構えて」
さやか「はい」
先輩A「打つときに雑巾を絞るように」
先輩A「そのまま私の面打ってみて」
さやか「あ、はい」パコーン
さやか「おお…」
先輩A「上手いわね。こんな感じですり足をつけて素振りしていくの」ブンブン
さやか(難しいけどなんともいえぬこの爽快感)
さやか(最初は微妙だったけど楽しいかも)
さやか(まどかは…)チラリ
まどか「ん、んんんん…ん〜っ!!」プルプル
さやか(まどかはやっぱり家庭部に入部するのかな)
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- 8 : 2014/08/02(土) 10:17:12 :
- まどか「えぃっ」カシャーン
先輩A「うん。力をつければすぐに良くなると思うわ」
先輩A「最初だから出来ないのも当たり前よ」
まどか「ハイ…」シュン
先輩B「おい、A試合稽古するぞ」
先輩B「お前等は素振りか俺らの試合でも見ててくれ」
まどか・さやか「はい」
ハジメ! アアアアアアア!! メエエエエェエエン!! コテエエエエ!! コテメエエェエエン
まどか「なんであんなに軽々と動けるんだろうなぁ」
まどか(正直怖い…でも…)
さやか「あたしらもああ動けたらねー」
さやか(凄い…あたしも、もっと学んでみたい)
まどか「勝負がついたみたいだよ」
さやか「2本とったら勝ちか」
先輩B「またAに負けちまった…おいお前等!今日は遅くまで稽古してくから早めに帰れよ!」
まどか「あ…はい」ビクッ
さやか(心配してくれてるんだろうなー)
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- 9 : 2014/08/02(土) 10:34:45 :
- さやか「ねぇ、まどか」
まどか「剣道部に入部するって?」
さやか「さすがまどか!よく分かってくれるあたしの嫁えええぇ!!」ギュー
まどか「苦しいよさやかちゃん、それでね」
まどか「私も剣道部に入部する」
さやか「えぇっ!?てっきりまどかは家庭部に入部するかと…」
まどか「うん、でもねかっこいいなぁって」
まどか(そして先輩達の優しさ…)
さやか「そっか。じゃあまどか!明日入部届出そ!」
さやか「剣道部お互い頑張ってこーね」
まどか「うん!また明日」
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- 10 : 2014/08/02(土) 11:03:31 :
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まどか(今日もさやかちゃんと剣道部を見学しました)カキカキ
まどか(剣道部に入部するって言ったらパパやママや仁美ちゃん驚いてたなあ)フフフ
まどか(自分も運動部に入部するとは思っても居ませんでした)カキカキ
まどか(大変だと思うけど)
まどか(努力したらきっといつか結果は出るよね)カキカキ
まどか(とっても素敵な事だなと、思いました)カキカキ
…………
さやか「そんな事もあったねー」
まど神「結局その世界はワルプルギスが来るまで魔法少女にならなかったもんね」
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- 11 : 2014/08/02(土) 11:12:42 :
- さやか「まどかは努力してぐんぐん強くなったし」
まど神「さやかちゃんは最初から強かったから先輩達も驚いてたね」
さやか「そーだっけ?でも剣道はやっぱり楽しかったな」
さやか「魔法少女の武器が刀だったのは剣道に影響されたからかも」
まど神「えぇ〜、じゃあ私だって…」
さやか「まどかの武器は絶対弓」
まど神「絶対?」
さやか「絶対」
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- 12 : 2014/08/02(土) 11:32:01 :
- さやか「ここの剣道場やっぱり落ち着くね」
さやか「ちょっと匂いがするけど」アハハ
まど神「…じゃあさやかちゃん」
さやか「…うん」
まど神「いこっか」
私達は魔法少女
しかし、その前は普通の少女であった
悲しいことも辛いことも沢山あった
でも、どれも無駄ではなかった
願いは叶う
まど神「ああ…最後に」
まど神「礼!!!」
いつか、必ず。
さやか・まど神「ありがとうございました」
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- 13 : 2014/09/15(月) 01:52:06 :
- 凄い、泣ける
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- 14 : 2018/06/01(金) 18:23:57 :
- الله
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