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魔法少女まどか☆マギカ 〜君との思い出〜

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  1. 1 : : 2014/11/04(火) 07:39:41
    シリアス杏さやです

    ※注意
    ・やっぱり戦闘シーン多め
    ・最初だけしばらくさやまどが続きます
  2. 2 : : 2014/11/04(火) 09:27:29
    杏子「…なぁ、ほむら…お前…こうなるって分かってたのかよ」

    ほむら「ええ」

    杏子「てめぇ…!」

    ほむら「だって…貴方に教えて何か出来た?出来ないでしょう?違う?」

    杏子「くそっ…なんでだよ…こないだまでさやかは…あんなに笑ってたじゃねぇか…!」

    ほむら「…今の貴方にワルプルギスなんて到底勝てないわ」

    杏子「ほむら…てめぇ…仲間が魔女になったんだぞ!悲しくねぇのかよ?!」

    ほむら「…もう…分かんないのよ…」

    杏子「は?」

    ほむら「これまでに…何回仲間が魔女になるのを見たのか分かんないのよ」

    杏子「…どういうことだ…?」

    ほむら「…なんでもないわ…今の…忘れて」

    杏子「…」

    杏子(さやか…なんでだよ…)
  3. 3 : : 2014/11/04(火) 09:40:54
    期待です!
  4. 4 : : 2014/11/04(火) 15:46:51
    コメありです!
    期待に添える様に頑張ります!
  5. 5 : : 2014/11/04(火) 16:34:19
    杏子(さやか…)


    〜数ヶ月前〜

    さやか「まどかまどか!」

    まどか「と、どうしたの?さやかちゃん…」

    さやか「転校生が来るんだって!しかも二人!!」

    まどか「ふ、二人も!?」

    さやか「そう!」

    まどか「な、仲良くなれるかな…」

    さやか「大丈夫大丈夫、さやかちゃんに任せておけばすぐ仲良くなれるって」

    まどか「う、うん」

    先生「今日は転校生を紹介しまーす」ニヤニヤ

    さやか「き、今日は珍しくなにも無いのかよ…」

    先生「はーい、二人共、入ってきてー」

    ガラッ

    ほむら「…」

    ざわざわ…

    「すっげー美人じゃん」

    「うわ…凄い美人さんだよ」

    ほむら「…」チラッ

    杏子「…」

    「あの髪が赤い子すっげー可愛くね?」

    「それなw」


    ほむら「…暁美…ほむらです」

    杏子「佐倉杏子だ」




    さやか「いや〜にしても転校生が二人来るとは…しかも二人ともすっげー可愛かったし…まぁ、まどかは渡さないぞ〜」

    まどか「さ、さやかちゃん…///」

    さやか(にしても…佐倉…杏子…だっけ?何だろう…前にどっかであった事…あったっけ…?)
  6. 6 : : 2014/11/04(火) 20:07:42
    まどか「さやかちゃん?」

    さやか「あ…ご、ごめん…何でもない」

    まどか「なら良いんだけど…」

    さやか「うん…だい…じょう…」バタッ

    まどか「さやかちゃん!?」

    さやか「ご、ごめんまどか…大丈夫じゃなかった見たい…」

    まどか「ど、どうしよう…」

    杏子「あんたら何やってんの?」

    まどか「あ…さ、佐倉さん…」

    杏子「杏子でいいよ」

    まどか「う、うん…じゃなかった!杏子ちゃん!さやかちゃんを家まで送るの手伝って!」

    杏子「…わかった」





    さやか「…う、うー」

    まどか「さやかちゃん…相当悪い夢見てるみたい…」

    杏子「でもなんで急に道端で倒れたのさ?」

    まどか「わ、分かんないの…」

    杏子「はぁ!?」

    まどか「き、杏子ちゃん!あんま大きな声出したらさやかちゃん起きちゃうよ…」

    杏子「ご、ごめん…」

    さやか「へ、変な声が…」

    まどか「さやかちゃん、平気なの?」

    さやか「喋れるくらいならなんとかね…」

    杏子「で、変な声って…?」

    さやか「う、うん…」
  7. 7 : : 2014/11/06(木) 18:53:40
    さやか「急に…死んじゃえば?死んじゃえば?って…」

    杏子「!?…それ…聞こえたのってどのへんだい?」

    さやか「えっと…」





    杏子『ほむら!』

    ほむら『分かってる』

    杏子『先に行ってるよ!』

    ほむら『え?杏子?きょう…』

    杏子「悪いね…でも…今回のはあたしの獲物だ!」


    ほむら「…全く…あの子は……?あの人は…?」







    杏子「ここだな!」

    キュゥべえ「杏子!」

    杏子「キュゥべえ…行くよ」







    ほむら「あの人の話が本当なら…!」スッ…

    ほむら「この時間軸…一体…」





    杏子「はあぁぁぁ!」

    キュゥべえ「杏子!あぶない!」

    杏子「!?」

    杏子(死ぬのか…?あたしはここで…?)


    ほむら「杏子!」

    杏子「ほ、ほむら!?と…えっと…」

    マミ「自己紹介は後!今は戦いに集中して!」
  8. 8 : : 2014/11/08(土) 13:29:32




    杏子「た、倒せたぁ…」

    マミ「魔女、しぶとかったわね」

    ほむら「はい…」

    マミ「暁美さん…?」

    ほむら「な、なんですか…?」

    マミ「グリーフシード、持ってないの?」

    ほむら「いえ…魔力の消費はなるべく押さえてるので…」

    マミ「そう?じゃあ…えっと…」

    杏子「あ、自己紹介してない」

    マミ「そうだった…じゃあ自己紹介しとくわね」







    杏子「へぇ〜…じゃあマミさんはずっと一人で?」

    マミ「そうよ」

    杏子「そうなんだ…」

    ほむら「杏子、グリーフシード、使う?」

    杏子「あ…どうしよう…」

    マミ「佐倉さん、ソウルジェム、見せて」

    杏子「う、うん…」




    マミ「うん…まだしばらくは平気ね」

    杏子「ねぇ、マミさん」

    マミ「?」

    杏子「あたしを…マミさんの弟子にしてよ」

    マミ「え?」

    杏子「ほむらはまだしも、今日の戦いで余り役に立てなかったからさ…」

    マミ「う〜ん…弟子かぁ…」

    杏子「駄目…かな?」

    マミ「そうね、じゃあしばらくは貴女と一緒に行動するわ」

    杏子「じゃあもしかして!」

    マミ「勘違いしないでね、悪魔で貴女に師匠がいるか確かめるだけよ」

    杏子「うん!」
  9. 9 : : 2014/11/13(木) 15:48:14
    その時まで…あたし達は魔女の本当の恐ろしさを知らなかった。



    マミ「え?」


    杏子「マミ…さ…ん…?」

    ほむら「!また…駄目だ…また…!」

    杏子「ほ、ほむら!魔女に集中しろ!」

    ほむら「分かってる!」




    マミさんが負けた…あたしが…足を引っ張ったんだ…



    杏子「…もうこの町にいられない…」

    ほむら「…」

    さやか「…?杏子?ほむら?」

    杏子「さ、さやか!?」

    さやか「な、なんでそんな驚いてんのよ…」

    さやか「あんた、最近少し暗すぎじゃない?」

    杏子「そんなことは無いさ…」

    さやか「そんなことあるから言ってんでしょ…」

    杏子「…ほむら…行くぞ…」

    ほむら「…いいの?」

    杏子「…さやかを巻き込むわけにいかないだろ」

    ほむら「…」

    さやか「あ、ちょ、杏子!」

    杏子(ごめん…さやか…)
  10. 10 : : 2014/11/15(土) 13:54:31
    さやか「あ…いっちゃった…」

    さやか「まあいいんだけどさ…」






    さやか「…あれ…?帰れない…?」








    杏子「…⁉︎魔女!?」








    さやか「な、なに、こ…れ…」

    さやか「もう…だ…め…」

    ???「まだ終わってないよ」

    さやか「だ…れ…」

    ⁇?「自己紹介は後回し!このままじゃあなた死んじゃうよ!」

    さやか「う…」





    ⁇?「大丈夫?」

    さやか「うん…」

    ⁇?「間に合って良かったぁ…」

    さやか「!それよりあんたは」

    ⁇?「自己紹介って言いたいけど…迎えが来たみたいだよ」

    さやか「え?」

    杏子「さやかぁぁぁ!」

    さやか「杏子!」

    ⁇?「ってことだから…じゃあね」

    さやか「あ…」

    ⁇?「大丈夫、今度あすなろに遊びに来なよ!案内するからさ!」

    さやか「う、うん…」

    杏子「さやか?あいつは?」

    さやか「さ、さぁ…?」

    杏子(あの後ろ姿…どっかで…?)
  11. 11 : : 2014/11/15(土) 21:02:35
    さやか「って…あんた…その格好…」

    杏子「!こ、これは…その…」

    さやか「…隠さなくてもいいよ…さっきの子も魔法少女だったみたいだし」

    杏子「!なんで魔法少女のことを…」

    さやか「ほむらが教えてくれたんだ」

    杏子「…ほむらが…」

    さやか「うん」

    杏子「…」

    さやか「大丈夫だよ、あたしは魔法少女にはならないからさ」

    杏子「本当か⁉︎」

    さやか「もちろん」

    杏子「じゃあ、あたしはさやかを信じる」

    さやか「うん…じゃあ行くね」

    杏子「行くって…」

    さやか「大丈夫だよ、恭介のとこに行くだけだから」

    杏子「恭介…?」

    さやか「あ…恭介って言っても杏子には分からないのか…」

    杏子「い、一緒に行っても…」

    さやか「う〜ん…まあ、恭介に会うくらいしゃなんもないしあんたはいずれ会うんだし…いいよ」

    杏子「ありがとう」
  12. 12 : : 2014/11/20(木) 20:48:31




    さやか「恭介〜来たよ」

    恭介「さやか…と…?」

    杏子「杏子、佐倉杏子だ」

    恭介「さやかの友達…だよね?」

    杏子「うん…」

    さやか「恭介も一応同じクラスだし紹介しようかなって」

    恭介「一応って…」

    さやか「本当はもう一人居たんだけど断られちゃって」

    恭介「その子も転校生かい?」

    さやか「そうなんだよ〜でも杏子とは仲良いみたいなんだよねぇ〜」

    杏子「…向こうがつるんでくるから付き合ってやってるだけさ」

    さやか「またまたぁ〜杏子ったら素直じゃないんだから〜」

    恭介「あはは…」

    杏子「さやか」

    さやか「ん?」

    杏子「こいつと話したい事があるんだ…席、外してくれないかい?」

    さやか「い、良いけど…まさかあんた…恭介を狙ってるなぁ〜!?」

    杏子「違う…」

    さやか「はいはい…じゃあ、恭介、またね」

    恭介「うん、さやかいつもありがとう」
  13. 13 : : 2014/11/20(木) 23:54:23




    杏子「さやかは行ったな…」

    恭介「えっと…佐倉さん?」

    杏子「本題に入ろうか」

    恭介「う、うん…」

    杏子「あんた…もし願いが叶うとしたら何を願う?」

    恭介「え、えっと…」

    杏子「ごめん…いきなり過ぎたね」

    恭介「僕は…もう一度だけ…演奏したいかな…」

    杏子「そうか…じゃあもしさやかがなんでも願いを叶えるって言い出したら同じ事を言えるかい?」

    恭介「多分…」

    杏子「でもな…一つ約束してくれないかい?」

    恭介「え?」

    杏子「さやかを…絶対に見捨てたりしないって」

    恭介「…?どう言う意味だい…?」

    杏子「さやかがもし願いを叶えさせたいなんて言い出しても絶対にあんたはさやかのしたい事にしてやれって事さ」

    恭介「そんな事で良いのかい?」

    杏子「ああ…さやかが叶えさせるんじゃない、あんたが叶えてやりな」

    恭介「なんかよくわからないけど…君はさやかを大事にしろ、そう言いたいんだね?」

    杏子「そういうこった…じゃあ、あたしはもう行くよ…もう会うことが無いようにな」

    恭介「?なんだったんだ…?」
  14. 14 : : 2014/11/23(日) 19:23:17
    杏子(…さやかは…あいつは絶対恭介の腕を治すために契約するはずだ…)

    ほむら「あら?杏子…帰ってたのね」

    杏子「ああ…」

    ほむら「あなたはなぜそこまで美樹さやか…彼女にこだわるの?」

    杏子「あいつからは…あたしと同じ感じがする…」

    ほむら「…」

    杏子「あたしと同じになって欲しく無いんだ…」

    ほむら「そう…」

    杏子「なあ、ほむら」

    ほむら「なに?」

    杏子「あんたが鹿目まどかにこだわるののも…同じ理由かい?」

    ほむら「…」

    杏子「まあいいや…飯にしようぜ」

    ほむら「…そうね」

    杏子(あたしも…マミみたいになっちゃうなかな…)





    ほむら(…巴マミの居ないこの世界で私は…)
  15. 15 : : 2014/11/29(土) 22:35:54
    〜?周目30日目〜

    さやか「…ねぇ、杏子」

    杏子「なに?」

    さやか「あんたはさ…なにを願って魔法少女になったの?」

    杏子「…」

    さやか「別に言いにくいなら言わなくていいよ…」

    杏子「あたしは…」










    さやか「…ごめん…そんな事思い出させて…」

    杏子「いいんだ…別に」

    ほむら「なにしてるの」

    杏子「ほむらか…」

    ほむら「昔話?」

    さやか「まあ…そんなとこだよ」

    ほむら「そう…」
  16. 16 : : 2014/11/30(日) 23:35:13
    突然ですが安価です。
    1、さやか魔女化ルート
    2、さや杏ワルプル戦共闘ルート
    見てる方はどちらがいいか、1か2で投票お願いします。さや杏の運命を貴方が決める!(((
  17. 17 : : 2014/12/02(火) 20:23:51
    さやか「さて…あたしはこの辺で…じゃあね」タッ

    杏子「ああ、じゃあな…」

    ほむら「…杏子…?」

    杏子「なあ…ほむら…」

    ほむら「…あの子の契約のこと?」

    杏子「うん…契約が…あいつのためになるなら…」

    ほむら「だめよ」

    杏子「…だよな」

    ほむら「彼女は…優しすぎる」

    杏子「…」

    ほむら「契約しても…そのあとの絶望に耐えられるわけないわ」

    杏子「…」

    ほむら「彼女は…絶対になるべきじゃないのよ」







    ~~~~~
    ~~


    さやか「恭介!」

    恭介「さやかか…」

    さやか「…恭介…?」

    恭介「さやかはさ…僕の腕のこと…自分のせいだと思ってるのかい…?」

    さやか「え?」

    恭介「別に…さやかが無理することはないよ…僕のために」

    さやか「きょ、恭介…?」

    恭介「佐倉さんに言われたんだ…君に…あんまり重荷をさせるなって」

    さやか(杏子…)

    恭介「君は…自分のために願い事をしなよ」

    さやか「で、でも…」

    恭介「佐倉さんに言われて気づいたんだ…こうしていられるのはこの腕のおかげだって…もしこの腕が治ったら…もうこうして君と話す機会なんてできなくなっちゃうはずだ…」

    さやか「恭介…でもね…私の願いは…恭介の…演奏をもう一度聞く…なんだよ…?」

    恭介「さやか…?」

    さやか「もう一度…恭介の演奏が聴けるなら…あたしがどうなったって構わない」

    恭介「さ、さやか!」






    さやか「…」



    杏子「よお…さやか…」

    さやか「…あんた…恭介に…全部話したの…?」

    杏子「さやか…?」

    さやか「ダメじゃん…全部話したら…余計にあいつに会いづらくなっちゃうじゃん…」

    杏子「さやか…」

    さやか「でも…それでも…あいつの腕を治してあげたい…」

    杏子「…それが…あんた自身の願いなんだな?」

    さやか「…うん…」

    杏子「なら…あたしはもう止めない」

    さやか「…え?」
  18. 18 : : 2014/12/06(土) 22:30:48



    キュゥべえ「…いいのかい?杏子…」

    杏子「ああ…止めたって無駄だろうしね」

    さやか「杏子…」

    キュゥべえ「じゃあ…いいんだね?さやか?」

    さやか「うん…お願い」

    キュゥべえ「よし…それじゃあ…君の願いはなんだい?」

    さやか「恭介の…腕を…治して」

    キュゥべえ「さあ、行くよ」

    さやか「う、うぐ…」

    杏子(耐えろ…さやか)

    さやか「きょ、恭介のこと…考えたらこのくらい…全然…ヘ、平気なんだから…」

    キュゥべえ「さあ…もう平気だよ」

    さやか「う、…これが…あたしの…ソウルジェム…?」

    キュゥべえ「そうだよ」

    さやか「そ、そうだ…!」タッ

    杏子「…キュゥべえ、行くよ」

    キュゥべえ「どこへ行くんだい?」

    杏子「魔女退治さ」

    キュゥべえ「…分かった」







    さやか「きょ、恭介!!」

    看護師「あら?上条君のお見舞い?」

    さやか「は、はい…」

    看護師「彼ならさっき…精密検査に行ったわよ?」

    さやか「そ、そうですか…」

    看護師「でも、多分明日には会えるわよ」

    さやか「そう…ですよね…」





    恭介(さやか…君は…)




  19. 19 : : 2014/12/13(土) 15:10:28
    さやか「はぁ…恭介に…会えなかったなぁ…」

    杏子『さやか!さやか!』

    さやか『…?なに?どうしたの杏子?』

    杏子『今どこだ!?』

    さやか『どこって…病院だけど…?』

    杏子『ちょうどいい!病院から魔女の反応だ!』

    さやか『ええ!?』

    杏子『今そっちにほむらと向かってる!何とか時間稼ぎしてくれ!!』

    さやか『わ、わかった!!』




    さやか「ここね!」






    杏子「ほむら!何とかできないのか!」

    ほむら「杏子…私からはなれないで!」

    杏子「ほむら…?」

    ほむら「…!」

    杏子「なんだ…?時間が…止まった?」

    ほむら「今のうちに行くわよ杏子…!」

    杏子「あ、ああ」
  20. 20 : : 2014/12/13(土) 15:38:37
    1で
    期待
  21. 21 : : 2014/12/14(日) 09:16:19
    >>20
    コメントありがとうございます!
    あと数回ほどの更新になると思いますが、ラストスパート掛けるつもりで頑張ります!(笑)
  22. 22 : : 2014/12/20(土) 11:59:31
    さやか「何?!なんなの?!この魔女は!!」

    お菓子の魔女「…」

    さやか「いい加減に…倒れなさいよ!」

    お菓子の魔女「クワッ」

    さやか「?!」

    お菓子の魔女(第2)「アッー」

    さやか「うっ…」

    (あたし…ここで死ぬのかな…恭介に…また会える前に…でも…恭介には…あたしより…いい人が…いるよね…)

    「さやかああああああああああああああああ!!!」

    お菓子の魔女(第2)「?!」

    ほむら「ごめんなさいね…でも…死んで」

    お菓子の魔女(第2)「ぐわあああああああああああああああ」

    杏子「さやか!大丈夫か!」

    さやか「…うん…」

    杏子「…さやか…?」


    その時、美樹さやかの中で何かが壊れた












    ―上条の病室―

    上条「さやか…」

    コンコン

    上条「…?」

    「上条君…?入っていいかな…?」

    上条「その声…鹿目さん…?」

    まどか「…うん」

    上条「…どうして急に…?」

    まどか「あのね…さやかちゃん…昨日病院に行ってから元気ないんだ…」

    上条「え…?」

    まどか「昨日…上条君に会えなかったって…」

    上条「昨日は…」

    まどか「さっき…もう上条君のところには行けないってさやかちゃんが…」

    上条「…え?」


    コンコン

    まどか「…さやかちゃん…じゃないよね…?」

    「上条君…?いますの…?」

    まどか「…仁美ちゃん…?」

    仁美「あら…鹿目さんもいらしてたんですか?」

    まどか「う、うん…」(なんだろう…仁美ちゃん…いつもと違う…?…怖いよ…)
  23. 23 : : 2014/12/26(金) 20:34:12
    仁美「上条君…私…ずっと前から…」

    コンコン

    恭介「…!さやk」

    看護師「上条さん、先生がおよびよ」

    恭介「あ…は、はい…今行きます」

    仁美「…」

    まどか「仁美ちゃん…」

    恭介「ごめんね…志筑さん…僕行かなきゃ」

    仁美「別に…今じゃなくてもいいんですの」

    恭介「そうなんだ…でも、もうすぐ退院できるはずだから…その時に聞くよ」

    仁美「楽しみに…してますわ…」

    まどか(仁美ちゃん…寂しそう…?)








    杏子「な、なあ…急にどうしたんだよ…さやか」

    さやか「…何でもない…」

    杏子「それが何でもない顔かよ!」

    さやか「…何でもないって…言ってんでしょ!!!」

    杏子「さ、さやか…」

    さやか「ご、ごめん…あんたにあたっても…意味ないよね…」

    杏子「どうしたんだよ…急に…」

    さやか「あたし…気づいたんだ」

    杏子「なにを…だ…?」

    さやか「恭介は、別にあたしのことを好きなんかじゃないんじゃないかって」

    杏子「そ、それは…」

    さやか「あたし…バカだよね…自分であいつのこと好きってずっと言い聞かせてたのに…もう…そんなのどうでもよくなっちゃった…」

    杏子「何言ってんだよ…さやか…?」

    さやか「ねぇ…杏子…?」

    杏子「なんだよ…」

    さやか「まどかはさ、いい子だよね」

    杏子「急にどうしたんだよ…ま、まさか?!」

    さやか「もう…手遅れなんだ…もう…恭介の演奏を聞くのも…何もかもが…手遅れになっちゃったんだ…」

    杏子「まだ間に合う!あたしのグリーフシードを…」

    さやか「ごめんね…杏子…最後に…どうしても…あんたに伝えたいことがあるんだ…」

    杏子「なんで…そんなになるまでずっと…」

    さやか「あんたのこと…『好き』だったよ…」

    杏子「さやかああああああああああああああ」





    ほむら「…」

    キュゥべえ「おっと、どうやら君の予想通りのことが起きたみたいだね。」

    ほむら「貴方…このことには気づいていたの…?」

    キュゥべえ「さあ…?僕は、『あの子』に言われて行動してたまでだ」

    ほむら「…!?キュゥべえ…あの子って…誰…!」

    キュゥべえ「君はそのうち自然と知るんじゃないかな?…君のすぐ近くに最大の敵は潜んでるものだよ。せいぜい…鹿目まどかの身に何か起きないかを注意しておくんだね。」

    ほむら「…死になさい」







    杏子「……なんだよ…なんでだよ…」

    ???「聞きたい?それはね…ぜーんぶわたしのせいなんだぁ♪」

    杏子「お前は…誰だ!!!」

    ???「さぁねぇ?今のあなたは…詰まらない…せめて…その子の隣で死んでね♪やっちゃって…マミさん♪」

    杏子「…え?」







    ほむら「…もうここには…用はない…」

    キュゥべえ「どうやら、佐倉杏子も『あの子』の前じゃ無力だったみたいだね」

    ほむら「絶対に…正体をつかんでやる…お前のいう…最恐の魔法少女の正体を…!」








    杏子「…あたしは…死んだ…?」

    ???「さぁ…?ここは…天国かもしれないし、地獄かもしれない…はたまた…現世かもしれないよ」

    杏子「は、はは…そうかよ…」

    ???「まあ、どちらにせよしばらく動けないだろうから。じゃあね♪行くよ、マミさん♪」

    マミ「…じゃあね…佐倉さん…?」

  24. 24 : : 2015/01/02(金) 19:35:05



    杏子「つ…あ、あれ…?ここ…は…?」

    ほむら「…やっと起きた」

    杏子「ほむら!?ってことは…」

    ほむら「ここは私の家よ」

    杏子「だよな…」

    ほむら「…?」

    杏子「さやかは…どうなったんだよ…」

    ほむら「…?美樹さやかは居なかったけれど…魔女は…」

    杏子「そ、そうだ!その魔女はどうなったんだ!?」

    ほむら「…巴マミと何者かの手で倒されたわ」

    杏子「な、なんでマミが…」

    ほむら「それは…私にも分からない…」

    杏子「あいつ…確かにあたしたちの目の前で…」

    ほむら「キュゥべぇも知らないみたいだし…」

    杏子「もしかして…ほむら以外にも時間操作ができるやつがいるっていうのかよ…?」

    ほむら「たぶん…そうなるわ」

    杏子「じゃあ…そいつに頼めば…」

    ほむら「…それは駄目」

    杏子「なんでだよ…」

    ほむら「…」

    杏子「…あそこで何があったのかわかってんだな…」

    ほむら「正確には…何が起きるかわかってたわ」

    杏子「つ…!?てめぇ…!」

    ほむら「仮に…もし知っていたとして…あなたに美樹さやかを止めれたの?」

    杏子「そ、それは…」

    ほむら「それに…彼女は自分の意志とは真逆に魔女化したはずよ」

    杏子「…どういうことだ…」

    ほむら「多分…それが巴マミと一緒に居た人物の魔法よ」

    杏子「誰なんだよ…そいつは…」

    ほむら「…私は…それを確かめにまた過去に行く…そして巴マミを助けに行くわ」

    杏子「…わかったよ…これ以上何も聞かない」

    ほむら「…」

    杏子「なぁ…ほむら」

    ほむら「…?」

    杏子「ほむらは…辛くないのか?」

    ほむら「辛い…?」

    杏子「何度も…まどかやマミが死ぬとこを見てきたんだろ?」

    ほむら「…たとえ辛くても…彼女たちが救えるなら…それでいい」

    杏子「でも…ここはマミもまどかも生きてるんだろ?」

    ほむら「…」

    杏子「…ほむら…いったい何のために時間を繰り返してるんだ…?」

    ほむら「…自分でもわからない」

    杏子「…行きな」

    ほむら「ええ…言われなくても…この時間にはもう用はないわ」
  25. 25 : : 2015/01/02(金) 19:54:20
    これは
  26. 26 : : 2015/01/03(土) 14:03:33
    次の投稿で真面目にラストにします。
    その前にいくつか謝らせてください。
    1、杏さやって言っといて成分少なめですいませんでした。
    2、毎回雑ですいませんでした。
    3、無理やり他の投稿作と繋げてごめんなさい。(これは続けますけど)
    4、投稿遅くてごめんなさい。
    5、結局のところ杏恭です。(何それ意味わからん)

    以上です。こんな作品でも最後まで見てくれる人がいるならうれしいです。最後までお付き合いください。
    最後の最後に杏さや入れるのでそこで全部許してくださいw
  27. 27 : : 2015/01/03(土) 14:27:18
    ということでこれがラストです!





    杏子「…じゃあ…あたしも…行くか…」




    恭介(さやか…)

    仁美「…?上条君?」

    恭介「あ、ああ…ごめん。それで…?」

    仁美「私…ずっと前から…上条君のことを…」

    プルル

    恭介「…ごめん…ちょっと待ってね?」

    仁美「べ、別に構わないので…」

    恭介「…?さやかの…携帯…?」

    恭介『もしもし…』

    杏子『…上条か?』

    恭介『その声は…佐倉さん…?』

    杏子『大事な話がある。』

    恭介『…大事な…話…?』

    杏子『…まどかを連れて…さやかの家まで来てくれ』

    恭介『鹿目さんを…?』

    恭介「き、切れた…」

    仁美「…上条君…?」

    恭介「ごめん…志筑さん…行かなきゃいけない」

    仁美「…別に…行ってもいいんですよ?」

    恭介「志筑さん…ほんとにありがとう!」

    仁美(…)






    杏子「…まどかと上条には…教えてやらないとな…」



    「さ、佐倉さーん!」

    杏子「来たか…?まどかは?」

    恭介「後で来るって…」

    杏子「…まあ…あんたさえいればいいんだけどな」

    恭介「…え?」

    杏子「…大事な話ってのは…さやかの話だ」

    恭介「さやかの…?」

    杏子「…さやかは…死んだ」

    恭介「…え?…な、何を言ってるんだい…?佐倉さん…?」

    杏子「…前に…願い事の話をしたの…覚えてるかい?」

    恭介「ま、まあ…」







    恭介「…つまり…さやかは…その謎の魔法少女に…?」

    杏子「…」

    恭介「…僕には…何もできないよ」

    杏子「…最後くらい…あいつの願いを叶えてやれよ…」

    恭介「さやかの…願い…?」

    杏子「あいつは…もう一度あんたの演奏を聴きたい…だからキュゥべぇと契約した…そういってた」

    恭介「…分かった…」



    上条恭介の演奏…さやかには届いているだろうか…?
    届いてなくてもいい…上条恭介の演奏をもう一度聴く…
    それがさやかとの最後の約束だから…
  28. 28 : : 2015/01/03(土) 14:30:50
    無理やり…?褒め言葉ですね。←おい
    正直に言うと上条君に杏子が話をしたあたりからだんだん
    「あれ?これ杏さやにならなくね?」って薄々気づいてましたw
    なので最終的に杏恭にするという…
    杏さやはもう一個の方でぼちぼちかいてくので許してくださいw
    では…これで終わりです。

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著者情報
jeanmaru

ジャンマルα

@jeanmaru

この作品はシリーズ作品です

魔女少女まどか☆マギカ 〜神様の記憶〜 シリーズ

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