この作品は執筆を終了しています。
ペトラ父「ちょうど良い箱があったぞ!」エレミカ「よし!」~水戸黄門後日談~
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- 1 : 2014/07/26(土) 08:16:38 :
- おはようございます。執筆を始めさせていただきます。
タイトルをご覧になり、“なにこれ???わけが分からん…”と思った方も多いと思いますが…。
* 進撃の調査劇団シリーズ~水戸黄門~の後日談です。
* エルヴィンに対し、ペトラの父親と、エレン、ミカサが復讐を企てる物語です。
* 後半にリヴァハンを入れるかどうかは検討中です。また改めてスレッドを立てるかもしれません。
* エルヴィンのキャラ崩壊、及びイメージ崩壊にご注意ください。
…以上の条件でも良い、という方は、ぜひどうぞ。
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- 2 : 2014/07/26(土) 08:29:53 :
- ペトラ父 「…この大きさなら、大丈夫だろ。持って来るのが大変だったが…」ヨイショ。
ミカサ 「申し訳ないですが…こっちはまだ“奴”を拉致できていない…」
エレン 「やっぱり難しいんだよな…オレたちの思惑なんか、向こうは読んでるだろうし…」
ミカサ 「…ということで…」
エレン 「お前を頼ることにした!」ポン。
アルミン 「むむむむ無茶だよ!なんで僕がそんなことを…」
ミカサ 「ある程度上官の信用を得ていて…かつ、私とエレンもあなたを信用している…さらにアルミンは、頭が良いから…」
アルミン 「でも、そんな団長を拉致するなんて…」
エレン 「それとなく、人気の無いところに誘いだしてくれればいいんだ。あとは、オレたちで何とかするから…」
ミカサ 「“奴”はエレンに対して…さらに、ここにいる、お父さんの大切な娘、ペトラさんに対しても、許しがたいことをした…報いを受けるのは…当然…」
エレン 「絶対アルミンには、迷惑かけねぇから!」
アルミン 「…うう…なら、仕方ないな…」
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- 3 : 2014/07/26(土) 10:47:53 :
- ヤッター!初の1番!
それと期待!
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- 4 : 2014/07/26(土) 11:13:15 :
- >>3 Hanaさん
初の1番、おめでとうございます。
あと、ご期待ありがとうございます。今回は、ゲスミン出現の予定です…。
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- 5 : 2014/07/26(土) 11:21:43 :
- 壁の向こうから、こっそりとエルヴィンの様子を伺うアルミン。
アルミン (…引き受けてはみたものの…どうしよう…やっぱり、団長はお忙しいし、申し訳ないよ…。)ウウウ。
エルヴィンは、なにやら部下と真剣な表情で話をしている。
重大な内容のよう…
エルヴィン 「…では、報告から察するに、サシャ.ブラウスはイチゴ、クリスタ.レンズはウサギ柄のぱんつを着用し、ミカサ.アッカーマンに関しては、ノーパンの可能性がある、と…」
部下 「…はい、そのようです…」
……………でもなかった………。
ゲスミン (ハメるかあのおっさん…)ククク。
エルヴィン 「…では、また何か分かり次第、報告してくれ。」
部下 「はっ。」
部下が足早に立ち去り、エルヴィンは1人きりになる。
ゲスミン (…よしっ…。)
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- 6 : 2014/07/26(土) 14:57:40 :
- アルミン 「エルヴィン団長、お疲れさまですっ。」ケイレイッ。
エルヴィン 「…ああ、君は…アルミン君だったね。俺に何か用かな。」
アルミン 「…はい、実は、エレンのことで…」
エルヴィン 「エレンの?」
アルミン 「はい。僕は、エレンの幼なじみで、彼とは長い付き合いになるのですが、エレンが巨人化できるようになってから、気になることが…」
エルヴィン 「…うむ。長年彼を見てきた君にとって、気になることとなると、こちらとしても聞いておかねばな…」
アルミン 「…はい。しかし、あまり他人には聞かれたくない内容なので…少し場所を変えてお話を…」
エルヴィン 「…分かった。」
ゲスミン 「すみません…お忙しいのに…あちらに人気のない所が…」
エルヴィン 「よし、行こう。」
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- 7 : 2014/07/26(土) 15:15:54 :
- ポクポクポク…。
エルヴィン 「…それで、話というのは…」
アルミン 「…はい…実は…」
…ズボッ!!!
落とし穴に落ちるエルヴィン。
エレン 「っしゃあ、うまくいった!」
ミカサ 「…うまく落とし穴の中に仕掛けた箱に入った…エレン、早く蓋を閉めよう…」
ペトラ父 「…うまくいったな…金髪の坊やのおかげだ!」
ゲスミン 「…えっ…ええ!?何のことですか、それより団長は…は、早く人を呼んできて、助けないと…」
…と口では言いつつ、動こうとせずその場を見守るゲスミン。
ミカサ 「作戦は…ここからが本番…荷車を用意して、壁外に通じる門の前まで運ぶ…」
エレン 「しっかし、この箱を穴から引っ張り上げるのは、4人だけでは難しいぞ…」
ゲスミン 「…あ、ライナー、大事な荷物が穴に落ちてしまって、大変なんだ。手を貸してもらえないかな。」
ライナー 「…なんだって…これは大物だな。ちょっと待て、人を集めてくる。」
※箱の蓋が閉められているため、ライナーは箱の中身が団長だということは知りません。
ライナー 「…おい、こっちだ!」
コニー 「うっわ、でっかいな。何が入ってるんだ!?」
ゲスミン 「…………芋だよ。」
サシャ 「じゃあ、無事引っ張り上げたあかつきには、少し分けてもらえますよね、ね!?」
ゲスミン 「…………もちろんさ!」……タブンネ。
クリスタ 「私で役に立つかなぁ。…ところで、あそこにいるおじさんは誰?」
ペトラ父 「…あ、娘がお世話になっ…」
ゲスミン 「芋の仕入れ先の、店長だよ。」
クリスタ 「お芋屋さんなんだ~!」
ペトラ父 「………芋屋です。」
ミカサ 「…では、箱をロープで固定した。芋が目覚める前に、運ぶ…」
コニー 「この芋、目ぇ覚ますのか!?寝てんのか!?」
ゲスミン 「…発芽する前に、という意味だよ。」
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- 8 : 2014/07/26(土) 15:27:28 :
- ライナー 「…よし、いくぞ…せーの!」
ヨーイショ、ヨーイショ、ヨーイショ…!
エレン 「…よし、荷車に積んで、ウォール.ローゼの門の前まで運ぶぞ!」
コニー 「なんでそんなところまで…」
ゲスミン 「ハンジ分隊長に頼まれたんだ。なんでも、巨人に芋を与えたら、どういう反応をするか、という内容の実験を近々するらしくて…」
サシャ 「なるほど!だからこんなにたくさん、芋があるんですね!」
ライナー 「そうなりゃ急ぐぞ、ぐずぐずしてると、日が暮れてしまう…」
ミカサ 「…みんな…力を合わせて荷車を引いて…」
クリスタ 「よーし、…お芋屋さん、一緒に手伝ってもらえませんか?」
ペトラ父 「…あ、ああ。いいよ。おじさんも一緒に行こう。」
クリスタ 「ありがとう、お芋屋さん!」ニコッ。
ペトラ父 (養女にしよ。)
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- 9 : 2014/07/26(土) 17:03:16 :
- ミカサ 「…門の前に…到着した…」
エレン 「みんな、協力してくれて、ありがとな!」
コニー 「こっからどうするんだ?」
ミカサ 「なんとかリフトに乗せて…壁の上まで乗せ、突き落とす…」
ペトラ父 (…ほ、本気なのかこの子たち…)ゾッ。
? 「…待ちなさい、君たち…」
ライナー 「…は、箱の中から声が!?」
コニー 「人が入ってんのか!?」
? 「…我が名は、芋神…」
サシャ 「芋神様!?」ハハーッ。
ミカサ 「…ちがう…箱の中身は…エルヴィン団長…」
ライナー、コニー、サシャ、クリスタ 「団長!?」
エルヴィン 「君たち…そろそろ、出してもらえないだろうか…」
ライナー 「そ、そうだ!早く蓋を…」
ミカサ 「…待って…こいつには、然るべき報いを受ける必要がある…」ゴゴゴ…。
ライナー 「…ひっ。」ビクッ。
エルヴィン 「…まぁ待ちなさい。仮に団長の私がいなくなって、困ることがあるんじゃないのかい?」
ミカサ 「…?」
コニー 「…?何かあるか?」
サシャ 「さあ…ところで、芋は…?」
クリスタ 「えっと、ほら、あるじゃない、ほら…!」
ライナー 「何か…あるだろうが…」
エレン 「リヴァイ兵長がいなくなると、人類にとってかなりの打撃ですが…」
ゲスミン 「それより早く、団長を助けてあげようよ…あ、僕は無理だよ?手を痛めてるからね…」
エルヴィン 「…ほら、私がいないと…」
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- 10 : 2014/07/26(土) 21:10:34 :
- エルヴィン 「壁外調査の際の、号令をかける人がいなくなる。」
一同 「あーあ…」ポン。
エルヴィン 「…だろ?だからこんなバカな事はやめて…」
ミカサ 「誰かが代わりに…やれば問題ない…」
コニー 「うーん…オレはどうかな…えー、こほん。“開門始めぇっ!”」
サシャ 「コニー、声が少し上ずってますよ…えっと…“開門始め…てくださいっ!”」
エレン 「まだまだ甘いぞお前ら…よし。“いいから黙って…開門を始めろ!!」
アルミン 「周りが煩い前提なのかい、エレン…」
クリスタ 「よーし、私も…“きゃい門始め”…って、噛んじゃった…」テヘ。
ライナー (結婚しよ。)「…じゃあ、オレも…“開門、始め!!!”…どうだ。」
コニー 「お、いい感じじゃないか、ライナー!」
サシャ 「いい声してますね!」
ライナー 「…そ、そうか?」テレテレ。
エレン 「…あ、あーっ!!!」
ミカサ 「いつの間にか…箱の中が空に…」
ライナー 「オレたちが騒いでる隙に、逃げ出したってわけか…」
ペトラ父 「まだそう遠くへは行ってないだろう…早く捜…」
「お~と~う~さ~~~ん!?」ゴゴゴ…。
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- 11 : 2014/07/26(土) 21:32:16 :
- ペトラ父 「ぺ…ペトラ!?」
ペトラ 「こんな所で、何やってんのよ全くもう!」
ペトラ父 「い…いや、だってな…父さん、この前の事がどうしても許せなくて…」モゴモゴ。
ペトラ 「まさか…団長に何かしたの!?」
ペトラ父 「いや…したって程のことでも…」
ペトラ 「新兵の子達にまで、迷惑かけたんじゃないでしょうね!?」
ペトラ父 「ま…まさかぁ…」アハハアハハ。
エレン 「ペトラさん…オレたち、親父さんに、とくに迷惑なこととか、されてませんから…」
ペトラ 「エレン、遠慮することはないのよ。正直に言わないと、またお父さん、図に乗るんだから…」
ペトラ父 「だってだって…ペトラ最近家に帰って来ないし…手紙だって返事来るの遅いし…」イジイジ。
ペトラ 「手紙にも書いたでしょ!?特別作戦班に選ばれて、忙しくなったから、なかなか家にも帰れないって!」
ペトラ父 「寂しいんだよ、父さん…分かってくれよ…」
ペトラ 「はいはい。話は、こっちで聞くから、早く行くわよ…みんな、ごめんね。父には、よく言って聞かせるから…」
ペトラ父を引きずって立ち去るペトラ。
エレン 「行っちゃったな…」
クリスタ 「ペトラさんのご実家は、お芋屋さんなのね…」
ミカサ 「…今回の作戦は…失敗した…また次を考えないと…」
エレン 「…もう、いいよミカサ。それより、腹減ったし、帰ろうぜ。」
コニー 「おい、このバカでっかい箱、どうすんだよ。」
クリスタ 「…ねぇ、今日は特別な日なんだし、この箱に、本当にい~~っぱいのお芋を買って、本部でお芋パーティーしない!?」
ライナー 「芋パーティー…?また、なんで今日が特別な日なんだ?」
クリスタ 「…だって今日は…」チラ。
サシャ 「…あ…///」
クリスタ 「サシャのお誕生日だもん!」
コニー 「マジか、サシャ!そりゃめでたいや!賛成、やろうぜ芋パーティー!」
ライナー 「…じゃあ、さっそく箱を荷車に乗せて…」ガタッ。
エレン 「芋、買いに行くか!」
クリスタ 「…あ、じゃあ、ペトラさんの家に買いに行きましょうよ!」
アルミン 「…あ、クリスタ…あれはね…」オロオロ。
サシャ 「みなさん…ありがとうございます!」
夕日に染まるトロスト区の街に、若者たちの賑やかな声がしばし、響きわたった。
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- 12 : 2014/07/26(土) 21:37:11 :
- ※以上で、終了とさせていただきます。
突然の、サシャ、バースデーネタとなりましたが…(^_^;)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
お気に入り登録していただいた、砂糖楽夢音さん、感謝します。
そして、お誕生日おめでとう、サシャ。
いつか、お腹いっぱいお芋やパァンを食べられる日が、来ることを願ってるよ。
リヴァハンスレッドを、近日中に立ち上げたいと思います。またよろしくお願いします。
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- 13 : 2014/07/26(土) 21:38:24 :
- >>ミツミさんも、お気に入り登録、ありがとうございま~す!!!
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- 14 : 2014/07/27(日) 16:09:11 :
- 執筆、お疲れ様です!!!!
面白かったてすよ!!!!!
いつも数珠繋ぎさんのssには腹筋崩壊させられています(笑)
サシャ、遅れたけどお誕生日おめでとうっ!!!!!大好きだよ(笑)
これからも応援しますね☆
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- 15 : 2014/07/27(日) 21:24:32 :
- >>14 砂糖楽夢音さん
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
毎回楽しんでいただけて、数珠繋ぎも嬉しいです。ギャグ要素入れる度に、
“スベッてるバロメーター”(←?)を密かに感じてたのですが…よかったぁ(;_;)
これからも、応援よろしくお願いします。
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- 16 : 2014/07/27(日) 22:47:12 :
- >>15
いえいえ、私数珠繋ぎさんのファンなので(笑)
スベッてる感がとても好きなんですよ、だから腹筋痛くなります!
いつか数珠繋ぎさんと雑談できる日も楽しみにしてます☆
もうずっと応援しちゃいますよ!!!!!
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- 17 : 2014/07/28(月) 20:01:22 :
- >>16
スベッてる感ですかwww
なんか、大したギャグも無いのにしぶとく何年も生き残ってる、中堅芸人のような感覚でしょうか。
砂糖楽夢音さん、今後も活動を続けてくださると知り、数珠繋ぎもホッとしています。
こんな私のファンと言っていただけて、とても嬉しく思います。
数珠繋ぎも、これからもしぶとく(笑)執筆を続けますので、よろしくお願いします。
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