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不二咲「カイザーベリアル?」ウルトラマン×ダンガンロンパ【第三章】

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  1. 1 : : 2014/07/06(日) 00:20:15
    ウルトラマン×ダンガンロンパシリーズ第三章です。

    【第一章】
    http://www.ssnote.net/archives/18751

    【第二章】
    http://www.ssnote.net/archives/18904

    【第三章】
    ここ



    詳しい設定は第一章の最初を見てください。





    さぁ、物語もそろそろ動き始めます(まだ動いてないんかい)


    相変わらずの低クオリティですが頑張ります!
  2. 2 : : 2014/07/06(日) 00:28:35
    前回までのあらすじ




    平和だった世界に怪獣や宇宙人が現れ、世界は絶望に包まれるかと思われた。



    しかし現れたのは闇の存在だけではなかった。



    ゼロ、アグル、ネクサス、ヒカリ、メビウス、コスモス……



    だが、光の戦士がいてもなお、また一人犠牲者が出てしまう。



    仲間の死を乗り越えられそうだったが、苗木と朝日奈が戦意を喪失してしまう。



    そして、謎の巨人が3度目の襲撃をしてきたところから、この物語が始まる。





    (わかりにくい)
  3. 3 : : 2014/07/06(日) 00:39:15
    現在の生き残り

    苗木
    桑田
    舞園
    不二咲
    大和田
    石丸
    十神
    霧切
    葉隠
    朝日奈
    戦刃

    こまる

    日向
    澪田
    西園寺
    罪木
    田中



    音無(江ノ島)
  4. 4 : : 2014/07/06(日) 02:34:04
    未来機関の建物を襲撃してきたのは、謎の巨人だった……



    謎の巨人「……ふん、来たか」



    コスモス「これが……ゼロとメビウスが戦った……」


    メビウス「はい……」


    大和田『よぉ……久しぶりだな……』


    謎の巨人「ほぉ……3人がかりとは……」



    ネクサス「こいつ……記憶にあるな……」



    謎の巨人「ネクサス……姫矢ではないようだな」


    【姫矢准】

    ウルトラマンネクサスと同化した第二のデュナミスト。夢の中で謎の遺跡にたどり着き、ストーンフリューゲルという石造りの翼に触れたことでネクサスと一体化した。




    ネクサス「だが、俺の……いや、正確にはこのネクサスの記憶によれば……貴様……いや……」



    コスモス「どうしたのぉ……?」



    ネクサス「何が謎の巨人だ……こいつは……」




    謎の巨人「……」




    【赤き死の巨人ダークファウスト】

    ウルトラマンネクサスに登場。詳しいことを書くとネタバレになるので割愛。




    ダークファウスト「ふっ……まぁいい……」



    ダークファウストが構える。




    コスモス「なんか……凄い闇の力を感じるよ……」



    ネクサス「ひとつだけ聞かせろ……今回は……誰だ」



    メビウス「誰、とは?」


    大和田『どういうことだよ……』



    ダークファウスト「私は……お前の闇だ」



    ネクサス「またそれか……」



    コスモス「とにかく、倒すべき相手であることには変わりなさそうだねぇ……」



    ネクサス「あぁ……行くぜ」


    そう言うとネクサスはジュネッスになり、エネルギーを集め、フィールドを展開し始めた。


    【フェーズシフトウェーブ】

    メタフィールドと言われる戦闘用亜空間を展開する光線。メタフィールドの外殻はウルトラマンネクサスを構成する物質同じな為、デュナミストの体力が残ってないと展開できない。



    ダークファウスト「ほう...」
  5. 5 : : 2014/07/06(日) 04:07:12
    ダークファウスト「さぁ……私を楽しませてくれ」



    ネクサス「さっさと決めるぜ……オーバーレイ……!」


    光線を撃とうとするネクサスをコスモスが止める。


    コスモス「待って日向先輩……」



    コスモス「ハァァァッ……フルムーンレクトぉ!」


    ☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..




    ダークファウスト「くだらん技だ……」


    そう言うとダークファウストは左手からダークシールドを展開させる!



    コスモス「あっ……そんな……」



    大和田『戦うしかねえだろ!?行くぜメビウス!』


    メビウス「はい!メビュームブレード!セヤァァァァッ!!!」



    メビウスブレスから剣を出し、ダークファウストに突っ込んでいく!



    ダークファウスト「面白い!」



    ネクサス「ちっ、浄化はできねぇか……」



    メビウス「ハッ!」ギンッ!



    メビュームブレードを振るうが、またしてもダークシールドに阻まれる。



    ダークファウスト「フン……ダーククラスター……!」


    巨大な闇の球が空へと浮き上がる!



    ネクサス「まずい!」ギュンッ!


    マッハムーブで高速移動し、メビウスの元へと近づくネクサス。


    それとほぼ同時に空中の闇の球がいくつもの小さな球となって降り注ぐ!


    コスモス「ルナストライク!」


    【ルナストライク】

    右手を前に突き出して放つビーム。ルナモードの数少ない攻撃技で、ウルトラマンサーガではチームUの基地に降り注ぐ火球を防ぐのに使った。しかし威力は低め。


    ルナストライクが闇の球を打ち砕く!



    ネクサス「セービングビュート!」


    ダークファウスト「ぐっ……」


    光の鞭がダークファウストの動きを封じる!


    大和田『うし!今だぜ!』


    メビウス「ライトニングスラッシャー!セヤァァァァッ!!!」ザンッ!ザンッ!


    【ライトニングスラッシャー】

    メビウスブレスから引き出されたエネルギーを両手の手刀に込めて敵を切り裂く技。大決戦!超ウルトラ8兄弟で、キングパンドンを相手に使った。


    ダークファウスト「グオオオッ……」

  6. 6 : : 2014/07/06(日) 06:04:58
    ダークファウスト「グ……ぬかったか……」


    ダークファウストが姿を消す……



    ネクサス「逃がしたか……」


    ネクサスがメタフィールドを解除する。


    コスモス「うぅ……和解できなかったなぁ……」


    ネクサス「あいつに和解なんて……」


    大和田『お、おい!あれ見ろよ!』


    メビウスが指をさした方に……




    地面に、霧切が倒れていた。




    コスモス「あ、あれ!?いつの間に外にいたんだろ……」






    苗木「霧切さあああああああああああああああんんんんん!!!!!!!!!!!!」ドドドドドドドドドド




    コスモス「……」

    メビウス「……」

    大和田『あいつ元気じゃねぇか……』




    ネクサス(……まさかな)

  7. 7 : : 2014/07/06(日) 06:29:43
    ダークファウストを退け、何故か外で倒れていた霧切を部屋に連れていった苗木……



    罪木「うゆぅ……ひどい怪我ですぅ……何か、鋭利な刃物で切りつけられたような……」


    苗木「霧切さん……」


    ゼロ(まぁ、とにかく元気になってよかったな……恋愛ってやつはよくわかんねぇな……)




    ゼロ(いやでもランがエメラナに抱いてた感情とかあれは違うのか?いやタイガがなんかチームUの面々といい雰囲気になったりしてたし、あれ?親父も誰かと結婚して俺を?あれ?)



    苗木「罪木先輩……悪いんだけど……」



    罪木「ふふ、わかりました。お邪魔でしたねぇ……」



    ゼロ(罪木もすぐに『脱ぎますからぁ!』とか言わなくなったなぁ……俺たちを信じれるようになったってことか……?)




    霧切「……あれ、私は一体」


    苗木「霧切さん!気がついたんだね!」


    ゼロ『よぉ、気分はどうだ?』



    霧切「うーん……腕が痛いわね……」


    苗木「ゆっくり休んでよ霧切さん」



    ゼロ『あぁ、無理すんなよ』


    霧切「えぇ……」



  8. 8 : : 2014/07/06(日) 08:40:20
    澪田「創ちゃん、どうしたんすか?」


    日向「……いや、あの巨人……ダークファウストの正体について少し考えてたんだ」


    西園寺「正体?どういうこと?」


    田中「答えろ、日向よ」


    日向「あぁ……かつてダークファウストは……」




    ………………………………………………………………………………






    西園寺「え……えっ!?」



    田中「……言葉では現しがたいな」



    澪田「さすがに明るくできないっすね……」



    日向「仲間を疑いたくはないんだが……」




    日向(……お前じゃないよな?)



    日向(なぁ……)


  9. 9 : : 2014/07/06(日) 08:56:32
    朝日奈「……ハァ」


    葉隠「あ……朝日奈っち?」


    朝日奈「……ん?」


    葉隠「大丈夫か?」


    朝日奈「あぁ、うん……ちょっと、さくらちゃんのこと思い出しちゃってさ」


    葉隠「あー……」


    朝日奈「友達が死んでしまうことに慣れてしまったわけじゃないけど……それでも、乗り越えられそうだったんだよ、私」


    朝日奈「これ以上犠牲を出さないように……私は頑張った。」


    葉隠「十分やってるべ……俺なんかと比べたらよ」


    朝日奈「でも……私たちがいない間に……いや、不二咲さんはいたけれど……」


    葉隠「不二咲っちが悪いってのか?」


    朝日奈「そうじゃないけど……」


    葉隠「あんな怪物相手に、正直ここまでの人数が生き残れてるのに俺は驚いてるべ」


    朝日奈「でも……一番生きてて欲しい人は……」


    葉隠「……」


    朝日奈「やっぱり、こんなに弱い私が皆を守るなんて無理だったんだよ」


    葉隠「……」


    朝日奈「終里先輩たちも、私たちが弱かったから……それに腐川ちゃんたちも……私がもっと早く……」


    葉隠「いや、でも、限界があるべ……」



    朝日奈「ウルトラマンは平和の守り神なんだよ!?それなのに……!」



    メビウス『それは違います。葵さん』break!



    葉隠「いっ!?いつからそこに!」


    大和田「あ……わりぃ、立ち聞きしちまった……」



    朝日奈「メビウス……大和田……」
  10. 10 : : 2014/07/06(日) 09:22:05
    メビウス『我々ウルトラマンは決して神ではない。どんなに頑張ろうと救えない命もあれば、届かない思いもある。大切なのは、最後まで諦めないことだ。』


    朝日奈「メビウス……」


    メビウス『……兄さんからの受け売りです』


    【我々ウルトラマンは〜】

    映画ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟でのハヤタ・シン=ウルトラマンの劇中セリフ。



    大和田「お前はよ……全部完璧にこなそうとしてるんだろ?超高校級のスイマー故に……妥協を許さないんだろ?」


    朝日奈「べ、べつに私は泳ぎが好きで……」


    葉隠「いやでも……朝日奈っち、タイムが遅くなったとか散々言ってたべ?それは……プライドの現れだべ」


    朝日奈「…………」


    大和田「……地球を、皆を守るのは個人プレーじゃないんだ。全てを救えなかったからと言って、自分ひとりの責任だと思うな」


    朝日奈「守れなかったのは事実だよ……」


    メビウス『悪いのは侵略者の方ですよ葵さん』


    朝日奈「!」


    葉隠「まぁ、いじめられる方に原因がとかそういうのじゃなくて一方的な侵略だしな今回は」


    大和田「まぁ、俺だって仲間が死んで悔しいし戦いなんて気分じゃねぇけどよ……それでも、俺には守るものがあるからな」


    朝日奈「……失ったものより、今あるものを守らなきゃね」


    葉隠「よくわからんけど……わかったべ」


    メビウス(人間は複雑だけど……どの世界でも、素晴らしいですね……思い出すな、地球にいた時のこと……)



    朝日奈「よーし!くよくよしてても仕方ないし頑張るぞ!希望は前に進むんだ!」


    葉隠「朝日奈っちが言うんだなそれ……」



    朝日奈「ん?どうかした?」



    葉隠「いや別に……」
  11. 11 : : 2014/07/06(日) 09:32:10
    桑田「アホ……俺のアホ……」


    戦刃「桑田くんのせいじゃないよ」


    石丸「そうだ桑田クン!」


    不二咲「ごめんねぇ……九頭龍先輩は……あの時ウルトラマンだったボクが……うぅ……」


    舞園「何もできてない私に比べれば……」


    舞園「って!皆さん暗いですよ!もっと明るくいかなきゃダメです!」


    桑田「……けどよぉ」



    十神「これだから愚民は……おい不二咲、新しい武器はできたのか?試させろ」


    不二咲「えっ?あ、うん……」


    戦刃「そうだね、落ち込んでる暇があったら訓練して強くならなきゃ」


    十神「そういうことだ、わかったら行くぞ……」



  12. 12 : : 2014/07/06(日) 10:00:19
    その頃バット星人の円盤では



    「ダークファウストだぁ……?生意気な」



    「へ、陛下……?」


    「グォー!」


    「そうですよ陛下!」


    ダークルギエル「ほう……貴様が動くのか」


    「さすがです……」


    「あぁ……そろそろ奴らも数が増えやがったからな……減らしてやるぜ……」


    「この……ベリアル様がなぁ!」



    【ウルトラマンベリアル】

    大怪獣バトルウルトラ銀河伝説、ウルトラマンゼロ外伝ダークロプスゼロ(ただしダークロプスゼロの頭の中の記憶)、超決戦!ベリアル銀河帝国、ウルトラゼロファイトに登場。光の国生まれの悪のウルトラマンで、エンペラ星人が光の国に攻めて来た時の、ウルトラ大戦争にも光の国の戦士として参加したが、その後力を求めるようになりプラズマスパークの光に手を出して光の国を追放されてしまう。追放された先である宇宙人の力でレイオニクス(怪獣使い)となり、アーリースタイルと呼ばれる本来の姿から黒い凶悪な戦士へと変わってしまった。その際に授かったギガバトルナイザーの力で怪獣軍団を操り光の国に攻め入った。(これをベリアルの乱と言う)しかしその時にウルトラマンキングに宇宙牢獄へと数万年もの間封印されてしまった。その後ザラブ星人とギガバトルナイザーの力により復活。光の国からプラズマスパークのエネルギーコアを奪い、再び怪獣軍団を操り宇宙征服を目論んだ。だがその後ゼロに敗北。倒されたかと思われたが別次元の宇宙で復活。ベリアル銀河帝国を建国。しかしまたしてもゼロに敗北。今度こそ倒したかと思われたが、魂の存在として再びゼロを襲った。さらに部下にダークネスファイブという宇宙人軍団を率いていて、ゼロの体を乗っ取ったことも。この戦いの最後にとある理由から肉体を取り戻し、完全復活を遂げてしまう。



    イカルス星人「少し長いんじゃなイカ?」


    ベリアル「何の話だ……ぁあん?」
  13. 13 : : 2014/07/06(日) 11:44:15
    ベリアル「それじゃあ行くかお前ら……」


    「へ、陛下……?なぜジャタールは単体で行かせたのですか?」


    ベリアル「あいつなんか気に食わねぇからな」


    「グォー!」


    「今回は私も含めてダークネスファイブですか……にひひ」


    「グォー!グォー!」


    「わかったから黙ってろ!」


    メフィラス星人「なぜ彼はあの言語を理解できるのか……」


    音無「ほんやくこんにゃくとかじゃね?うぷぷぷ」


    ダークルギエル「なんだその新たなスパークドールズは」


    音無「スパークドールズじゃなくてモノクマだよ!うぷぷぷ……」


    ベリアル「かわいいとこあるじゃねえか……あの地球のレイオニクスとは大違いだぜ」


    「グォー……」


    「しっ!黙ってろって……」












    今更ですがキャラ名判明してないとどれが誰だかですね……
  14. 14 : : 2014/07/06(日) 13:44:29
    アルターエゴ「……ん?」


    女オペレーター「どうかしたの君……」


    アルターエゴ「あ、なんかやばいことが起きそうな気がするんですお姉さま」


    女オペレーター「その呼び方やめてってば」



    隊長「アルターエゴ……一体どういうことだ?」


    アルターエゴ「うーん……なんだか大きな負のエネルギーを感じる……っていうのかな」





    そして、2時間後―
  15. 15 : : 2014/07/06(日) 17:23:35
    メビウス『では!いただきまーす!』


    全員「いただきまーす!」



    メビウス(体は大和田だが)がカレーを作り、皆で食べようってことになったのだ。


    西園寺「でも、こんなタイミングでカレーって……」



    朝日奈「え?おいしいよ!メビウスのカレー!」



    【ウルトラ作品とカレー】

    ウルトラマンでは、ハヤタ隊員がベーターカプセルとカレーのスプーンを間違えるという、ウルトラ作品史上最も有名な迷シーン。

    ウルトラマンメビウスでは、ヒビノミライ=メビウスがGUYSの皆と一緒にカレーを食べていた。メビウスはカレーを気に入ったらしく、劇中で作ったり、カレーばかり食べるとエイプリルフールにネタにされていた。(2012年円谷ッターより)

    ウルトラマンサーガでは、タイガノゾム=ゼロと春野ムサシ=コスモス、チームUのメンバーと子供達でカレーを食べていた。タイガは人参を残しているのを子供に見つかり、「あー!ニンジン残してるー!」「だからチビトラマンなんだよ」などと言われている(直前の戦闘でタイガに戦う意思がないのに変身したせいで中途半端なサイズでゼロになってしまったから)




    葉隠「ごちそうさまだべ!」



    桑田「おい葉隠!ニンジン残してっぞ!」



    葉隠「Σ(・ω・;)ギクッ」




    戦刃「だから占いが3割しか当たらないんだね」




    葉隠「Σ:(;゙゚'ω゚'):ウグッ」




    ゼロ(ッハハ、タイガを思い出すな)



    葉隠「う……」パクッ



    罪木「……」チラッ



    葉隠「あはは……ニンジン最高だべぇ……」



    舞園「というか、葉隠くんってニンジン嫌いでしたっけ?」



    葉隠「3割嫌いだべ!」



    日向「7割好きなのかよ!」




    アハハハハハハ!!!!






    しかし、そんな日常は長くは続かなかった。


    ビー!ビー!ビー!ビー!


    アルターエゴ『希望ヶ峰平野に宇宙人が複数出現!』



    隊長「なにぃっ!?」



    女オペレーター「んっ!?んぐっ……んっ……」ドンドン



    霧切「……どうぞ女オペレーターさん」っ水




    女オペレーター「……!」



    女オペレーター「ありがとう……霧切ちゃん」



    霧切「えぇ」



    女オペレーター「……」




    苗木「複数っ!?」


    ゼロ(心当たりが……俺にはあるな……)
  16. 16 : : 2014/07/07(月) 00:54:04
    アルターエゴ『映像……出すね!』


    監視カメラから、レーザーのようなものが出て、テーブルの中心に立体映像を作り出す。



    メビウス『!?』



    ゼロ『こ、こいつら……!?』



    メビウスとゼロが明らかに動揺する。




    日向「6体か……」



    朝日奈「これはやばそうだね……早く行こうよ!」



    桑田「よし!俺たちも戦闘機で……」





    ゼロ『待てェ!』



    突然大きな声を出したゼロに桑田たちの動きが止まる。



    戦刃「ゼロ……なに?」



    ゼロ『こいつに……悪いが戦闘機は通用しねぇ……』




    メビウス『ですね……』



    苗木「……こいつが、ベリアル……なんだよね」




    十神「それは俺たちが足手まといになると言ってるのか?」



    ゼロ『そうだ!』



    十神「なっ……」



    足手まとい……はっきりと言われるとは思っていなかったからか少し動揺する十神。




    大和田「とにかく、早く行かねえと……まずいぜこれは……」





    不二咲「……」ゴクッ





    澪田(これは……完全にウルトラマンだけの戦いになるっぽいっすね……)




    田中(運命に選ばれし戦士達でさえも苦悩するほどの敵か……)




    西園寺(うぅ……戦いに行けないのが悔しい……)


  17. 17 : : 2014/07/07(月) 01:09:16
    未来機関外―



    風がざわついている……


    なにか不安を感じるが、立ち止まってなどいられない



    ゼロ『お前ら……あいつは、今までの相手とは桁が違う。』



    メビウス『気を引き締めて……くださいね』




    日向「んなことわかってらぁ……いつだって俺は全力だっつの……」




    朝日奈「この世界は滅んだりしないから大丈夫だって!」




    不二咲「本当の戦いはここからだもんね!」




    大和田「よし……いくか苗木」




    苗木「うん!……デュアッ!」




    日向「ハアアアアッ!!!」




    朝日奈「アグルウウウウウウ!!!!!」




    不二咲「コスモーーース!!!!!」




    大和田「メビウーーーース!!!!!」















    ゼロ「……よし、行くぜ!」



    ゼロの声を合図に、5人は大地を蹴り、空へと浮き上がる。




    ネクサス「……そうだ、ジュネッスなっとくか」ギュゥン……



    戦いの下準備は大事である。
  18. 18 : : 2014/07/07(月) 01:16:19
    希望ヶ峰平野―



    ベリアル「おっ……来たようだな……」





    ゼロ「………………“ベリアル”っ!!」



    「お久しぶりですねゼェロォ」


    「ふふ……」


    「グォー!」


    「フンッ……」


    「キッヒヒ……」



    コスモス「うっ……なんて威圧感……」



    ネクサス「……やばいかもな」


    メビウス「……僕が戦ったのとは別の個体のようですね」


    大和田『ぐっ……悔しいが、足が震えるぜ……』



    苗木『ゼロ……』



    ゼロ「お前ら……死ぬなよっ!」


    そう言うと同時にゼロは青き光を纏う。



    ゼロ「ルナミラクルゼロ!」





    戦いの火蓋は切って落とされた!

  19. 19 : : 2014/07/07(月) 01:33:51
    ベリアル「まぁ待てよ……」



    ゼロ「な、なんだよ!」



    戦う気でいたのに話しかけられ、少しずっこけるゼロ。



    ベリアル「こいつらに自己紹介くらいさせてくれ……ゼロ……お前は知ってるだろうが、初めての奴もいることだしな……」



    ゼロ「……名前を冥土の土産にってか」



    苗木(ダメだ、会話には入れない)




    【自己紹介】

    ダークネスファイブの人達は名前を名乗ってから戦っております。





    「……では私から。私はバット星人グラシエ!」


    【触覚宇宙人バット星人グラシエ】

    ウルトラゼロファイト第1部に登場。ウルトラマンサーガに出てきたバット星人と同族。特徴は剣を武器として所持しているところ。今回は最初から巨大化している。また、本来はダークネスファイブではないが、ジャタールさんが逝きましたので。



    「グォォ……」


    「デスレ星雲人・炎上のデスローグ、だとよ……そして俺はグローザ星系人・氷結のグロッケンだ」


    【デスレ星雲人炎上のデスローグ】

    ウルトラゼロファイト第2部に登場。かつてエンペラ星人の配下の四天王だったデスレムと同族で、グォー……といったくぐもった声しか発さないので、通訳はグロッケンがやっている。名前の由来はdeath(死)+rogue(言葉)から。


    【グローザ星系人氷結のグロッケン】

    ウルトラゼロファイト第2部に登場。こちらもかつてエンペラ星人の配下の四天王だったグローザムと同族で、冷気を操る。チンピラのような口調で、荒々しい性格。
  20. 20 : : 2014/07/07(月) 01:44:34
    「次は吾輩だ……極悪宇宙人テンペラー星人・極悪のヴィラニアス!」


    【極悪宇宙人テンペラー星人極悪のヴィラニアス】

    ウルトラゼロファイト第2部に登場。かつてウルトラ兄弟と戦ったテンペラー星人と同族。タイラントと共に「極暴タッグ」を結成していたが、今回は相棒のタイラントはスパークドールズにされている上に音無が持っている。




    「最後が私ですか……悪質宇宙人メフィラス星人・魔導のスライです。以後お見知りおきを……まぁ、2度と会うことはありませんがね」


    【悪質宇宙人メフィラス星人魔導のスライ】

    ウルトラゼロファイト第2部に登場。ダークネスファイブのリーダー格で、ウルトラマンと戦ったメフィラス星人と同族。また、デザインはメフィラス星人ではなくアーマードメフィラスの方である。


    【アーマードメフィラス】

    鎧をまとったメフィラス星人。





    ネクサス「名前なんてどうだっていい……倒すだけだ」



    コスモス「そうだね……ハァァッ!」



    コスモスが赤き光を身にまとう。



    アグル「コロナモードか……本気だね不二咲さん」



    メビウス「誰だろうと……僕は負けない!」


    大和田『だな……』







    ベリアル「さぁて、自己紹介も終わったことだし……」










    ベリアル「今度こそ始めようぜ?楽しいショーの始まりだ……」








    ゼロ「へっ、てめぇが俺たちに勝とうなんざ……」







    ゼロ「 2 万 年 早 い ぜ ! ! 」



    【2万年早いぜ!】

    ウルトラマンゼロの迷台詞のひとつ。ウルトラマンサーガでも言った。




    ゼロ(……だが、どうなってやがる?ベリアルであることに変わりはないんだが……なぜ……)









    ゼロ(なぜギガバトルナイザーを持っている!?)



  21. 21 : : 2014/07/08(火) 15:30:41
    【お知らせ】



    七海「やっほー、七海だよっ!」


    キャラ崩壊ってレベルじゃねぇ



    七海「今日夜に中の人がツイキャ……え?」


    七海「ごめんごめんこっちだったね」




    ダークネスファイブ+ベリアルVS平成ウルトラ5兄弟の対戦カード



    ベリアル+グラシエVSゼロ


    スライVSメビウス


    グロッケンVSコスモス


    デスローグVSアグル


    ヴィラニアスVSネクサス




    七海「……となってます!」


    七海「わかんねえよって感じですよね……誰がどのウルトラマンになってるかは登場人物のとこに書いてるからそこを参考にしてくれると嬉しいです」



    七海「それじゃあ、続きをどうぞ。」



    ロンパライブ!ウサミ!
  22. 22 : : 2014/07/08(火) 15:39:37
    質問!!ダイナとマックスは出る予定ありますか?
  23. 23 : : 2014/07/08(火) 16:13:59
    >>22


    ダイナは誰が変身するかまで決めてあります。マックスはまだ誰かは決めてませんが出ます。


    逆に言えばゼノンとジャスティス以外は出ます


    ゼノン「(´゚Д゚`)」

    ジャスティス「(´・_・`)」
  24. 24 : : 2014/07/10(木) 00:45:32
    【スライVSメビウス】

    スライ「では……行きますよ?」



    大和田『なんて威圧感だ……』


    メビウス「メビュームブレード!」ギュィンッ!


    スライ「……ふん」


    スライも剣を出し、構える。



    メビウス「セヤァッ!」


    スライ「フンっ!」



    二つの剣がぶつかり合う。



    スライの剣がメビュームブレードの上に重なり、メビウスが動きを封じられる。



    大和田『くっ……』


    メビウス「なら……!」



    メビュームブレードを消し、即座に右手をメビウスブレスに添え、光線を放つ!


    メビウス「メビュームスラッシュ!」


    【メビュームスラッシュ】

    メビウスブレスに右手を添えて右手を前に突き出して放つ光の刃。威力は低いが連射もでき、変身前にも使用することができる。



    スライ「フンっ!」


    メビュームスラッシュを剣で弾き落とすスライ。


    スライ「そんな攻撃は当たらな……む?」




    メビウス「……」



    その時既にメビウスはスライの後ろにいた!


    メビウス「ライトニングカウンター・ゼロ!」


    【ライトニングカウンター・ゼロ】

    ライトニングカウンターという技は左の拳から放つ電撃。ライトニングカウンター・ゼロはそれを至近距離で放つパンチ技。命中後にエネルギーを解き放つことで大爆発が起きる。かつてゼットンをも倒した技だ。(ただしそのゼットンはデータ。)


    スライ「っ!」





    ドォォォォォン……と、スライが爆散する。




    メビウス「ハァ、ハァ……」



    大和田『案外、あっけなかったな……』
  25. 25 : : 2014/07/11(金) 18:02:54
    なんかまだなにかある気が・・
  26. 26 : : 2014/07/12(土) 02:00:48
    SSnote作者へってのがあって。

    http://www.ssnote.net/groups/566


    要望、雑談などは↑へお願いします。
  27. 27 : : 2014/07/13(日) 15:29:06
    【グロッケンVSコスモス】


    コスモス「……」


    グロッケン「どうしたぁ?かかってこないならこっちから行くぜ!」


    そう言うとグロッケンは口からブリザードブレスを吐いてくる!



    コスモス「ハァァァッ!」



    それに合わせ、コスモスが高速回転する!



    【コロナ・ウィンドミル】

    両手を広げて中に浮かび、縦に高速回転して敵の攻撃を弾く技。劇場版ウルトラマンコスモスThe first contact で使用した。



    グロッケン「ぐ……効かねぇのか!?」



    コスモス「ハァァァッ!」バッ!



    回転をやめ、空中へと飛び上がる!


    そして……


    コスモス「ソーラーブレイブキック!」


    グロッケン目掛けて急降下する!


    【ソーラーブレイブキック】

    空中高くにジャンプした後、最高速度マッハ9の速さで急降下することで威力が増す。



    グロッケン「グァッ!?」



    コスモス「ハァ、ハァ……」


    グロッケン「なかなかやるなぁ……」
  28. 28 : : 2014/07/26(土) 19:32:42
    【デスローグVSアグル】


    デスローグ「グォー……」


    アグル「静かなのは嫌いじゃないけど……」ザンッ!


    アグルがアグルセイバーを出現させ、構える。


    アグル「その身体、斬らせてもらう!」


    デスローグ「グォー!」


    唸り声を上げ、デスローグが火球を放つ!



    アグル「ハァッ!」ザッ!


    デスローグ「……グォー」


    アグル「ヤァッ!」ザッ!



    アグル(よ、よけてる……?)



    アグル(なら!)



    アグル「リキデイター!」ギュンッ!


    デスローグ「……」バチッ!



    アグル「う、嘘……手で弾いた……?」



    アグル「ま、まだまだぁ!」


  29. 29 : : 2014/09/11(木) 11:26:53
    【ヴィラニアスVSネクサス】


    ヴィラニアス「貴様如きに……俺様が倒せるはずはない!」


    ネクサス「俺はそうやって人を見下す奴を何人も見てきた……予備学科だからな……」


    ネクサス「だが、そういう奴に限ってろくな奴じゃないんだ……」


    ヴィラニアス「フン、言うな貴様!」


    ネクサス「あいにく、俺には才能はない……だから他の奴よりは何かが違うかもな……」


    ヴィラニアス「無駄話は終わりだ!フンっ!」


    電撃のムチがネクサス=日向を襲う!


    ネクサス「チッ……マッハムーブ!」ギュンッ!


    ヴィラニアス「は、速い……!」


    ネクサス「後ろがガラ空きだぞ……ネクサスハリケーン!」


    【ネクサスハリケーン】

    巨大な竜巻を作り出す技。原作では敵を地面にめり込ませ、動きを封じた。


    ヴィラニアス「クッ……舐めるな!ウルトラ兄弟必殺光線!」ビゴーッ!


    ネクサス「……」ガギンッ!


    アームドネクサスで光線を……受け止める!


    【アームドネクサス】

    両腕に備わっているもので、側面にあるエルボーカッターでの攻撃も可能。


    ネクサス「スピルレイ・ジェネレード!」


    【スピルレイ・ジェネレード】

    アームドネクサスで敵の攻撃を受け止めてそれを光エネルギーにして発射する技。


    ヴィラニアス「効かぬわぁっ!」


    ヴィラニアスも電撃を光線として放ち、光線は相殺される!



    ネクサス「ッ……」
  30. 30 : : 2014/09/11(木) 11:56:29
    【ベリアル・グラシエVSゼロ】


    ゼロ「ミラクルゼロスラッガー!」ビュン!


    グラシエ「効きませんねぇ……」ガンッ!ギンッ!


    無数の光のゼロスラッガーを放つも、グラシエが手から発生させた剣ではじいていく……


    ベリアル「俺様のことも忘れてないよな?」


    苗木『後ろ……!』


    ベリアル「ベリアルデスサイズ!フハハハァ!」ブンッ!


    ギガバトルナイザーを振り回し、鎌状の光線が放たれる!


    ゼロ「グァァァッ!」


    グラシエ「ウオリャ!」


    ゼロ「グッ……ァア……」


    ダメ押しの蹴り……


    ベリアル「どうした?ゼロ……人間なんかと一体化してるから弱いんじゃねえのか?」


    ゼロ「またしても頭のネジを地獄に忘れてきたらしいな……お前は人間の絆に敗れているんだ……」


    ベリアル「あーん?聞こえねぇなぁ……」


    苗木『でも、ボクが約立たずなのは事実だよ……何の個性もなくて平凡……』


    ゼロ「違う。」


    苗木『……?』


    ゼロ「レボリウムスマッシュ!」


    グラシエ「ウオオオッ!?」


    手から発生させたエネルギーがグラシエを遠くへ吹き飛ばす。


    ゼロ「苗木……お前は平凡な男じゃない。前向きに生きている……強い人間だ」


    ベリアル「強い人間だぁ?人間は弱い。弱いんだよ」


    ゼロ「ベリアル……お前はわかっていない……人間はな……どんな時でも輝きながら前だけを見て歩き出すんだよ……」


    苗木『ゼロ……』


    ゼロ「戦うお前が教えてくれたんだぜ……自分の道を信じることを。お前は死んだ仲間の分も背負って生きていくんだろ?」


    ベリアル「何をごちゃごちゃと……鬱陶しくなったなぁゼロ……」


    ゼロ「ヘッ……人間は諦めないし捨てたりしない……屈したりしない……」


    苗木『絶望なんかしない!』


    ベリアル「ほーぉ……」


    ゼロ「そして希望掴み取るんだ……この……手で!」


    拳を握ると、ゼロが赤と金の戦士へと変わる!


    ゼロ「ストロングコロナ……ゼロ!」
  31. 31 : : 2014/09/24(水) 18:20:04
    期待です!気長に待ちます!
  32. 32 : : 2014/09/24(水) 22:59:46
    大和田『……なんか飛んでくるぞ』


    メビウス「!」



    グラシエ「くっ、油断しましたね……」



    レボリウムシマッシュで吹き飛ばされ、メビウスの元へとグラシエが転がりこんできた……


    グラシエ「だが、我々は地球を手に入れ、ウルトラの一族を絶望の淵にたたき落とすのです!」


    メビウス「そんなことのために……!なら、ボクたちの星を攻めればいい!地球人は関係無い!」


    大和田『メビウス……』


    グラシエ「わかってませんねぇ、それではつまらないのですよ」


    メビウス「……」


    メビウス「メビュームバースト!」ギュンッ!


    グラシエ「うっ、ぐっ……」


    大和田『てめぇらに話が通るわけないんだよな……』


    グラシエ「くっ、ふふ、私がいなくなってもあのお方は……ベリアル様は……あああっ!!!」



    ドンッ!と爆炎を上げ、グラシエが爆発する……














    アグル「フォトンスクリュー!」



    【フォトンスクリュー】

    スクリュー状の波動弾で、リキデイターの何倍もの威力を誇る。



    デスローグ「グ、オオオオオオ……」ドゴォンッ!



    アグル「……ふぅ」

















    ネクサス「オーバーレイ・シュトローム!」



    【オーバーレイ・シュトローム】

    両腕をL字に組んで光エネルギーを放つ光線技。敵を分子レベルに分解し、消滅させる。エネルギーを大量に消費するため、一度の変身で一度しか使えない。



    ヴィラニアス「ぐ、う、うああああああ!!!」ドゴォンッ!


    ネクサス「……あっけないな」















    コスモス「プロミネンスボール!」



    【プロミネンスボール】

    手先に気を集め、そのエネルギーを球状にして飛ばす炎の爆弾とも言える技。



    グロッケン「ま、まだま……ンアアアアアアっ!?」ドゴォンッ!



    コスモス「……やった……。」



















    ゼロ「ベリアル……俺のビッグバンは……もう止められないぜ!」



    ベリアル「はいはいそうかよ……」



    苗木『……いくよゼロ!』
  33. 33 : : 2014/09/24(水) 23:34:15
    ゼロ「フゥゥウゥゥアアアアアア!!!!」


    凄まじい飛び蹴りを放つ!



    ベリアル「効かねえなぁ!」ガギンッ!


    ゼロ「クッ……さすがにつええなぁベリアル……」


    ベリアル「あぁ、楽しいなぁゼロ!」


    ゼロ「こっちはドン引きなんだよっ!」


    苗木(すごい戦いだ……ボクが邪魔になってないかな……)


    ゼロ「へっ!苗木!お前そんなこと気にしてんのか?なら心配いらねえぜ!」


    苗木『え?』


    ゼロ「ガルネイトバスター!」


    ベリアル「ベリアルジェノサンダー!フハハァ!」


    二つの光線がぶつかり合い、お互いを吹き飛ばす!



    ゼロ「うああっ!」



    ベリアル「チッ……」




    アグル「大丈夫苗木……いやゼロ!」



    ネクサス「こっちは片付いたぜゼロ」



    コスモス「ゼロ、ベリアルを倒そう!」



    メビウス「ゼロ、立てるか?」スッ



    ゼロ「お前ら……大丈夫かよ、ダークネスファイブの奴らの相手してたんだろ?」


    大和田『なめんなよ、人間だってこのくらいじゃへこたれねぇからな!』


    苗木『頼もしいよ……本当。』



    ベリアル「5対1たぁ、少し卑怯じゃねえか?ゼロさんよぉ」



    ゼロ「よく言うぜ……100体怪獣になってた奴がよ」



    ベリアル「そういやぁそうだったな……だが、俺様は合体なんかしなくても怪獣どもを操れるのを忘れたのか?」


    ベリアル「この……ギガバトルナイザーでなぁ!」


    ゼロ・メビウス「!」



    ベリアル「いくぜ、100体モンスロー……」


    斬!



    ベリアル「……ギガバトルナイザーがまっぷたつに切れただと?」



    ベリアルが振り向くとそこにいたのは……



    ヒカリ「……」



    ウルトラマンヒカリだった……



    ゼロ「ヒカリ!」



    メビウス「ヒカリ!」



    ベリアル「チッ……コイツも壊れちまったか……やはり再生ってのはは脆いか……」



    ベリアル「ゼロ、メビウス、ヒカリ……あとは知らねえが、俺様は諦めたわけじゃねえ。また遊びに来てやるぜ……」



    苗木『逃がすと思った……?』



    ベリアル「逃げる?俺様は飽きたんだよ……そんなに戦いたいのか?なら……置き土産だ!」



    ベリアルが消える……!



    と同時に、聞き覚えのある声が聞こえてくる……








    音無「……さて、行きますか」
  34. 34 : : 2014/09/25(木) 00:11:36
    ダークライブ……



    6人「!」



    音無「行くよ皆……うぷぷぷ……」



    タイラント!ゴモラ!ジェロニモン!スーパーヒッポリト星人!ジャタール!ヴィラニアス!グロッケン!デスローグ!スライ!グラシエ!ツインテール!アリゲラ!ディノゾール!……



    コスモス「な、何……この、怪獣を読み込む声は……」


    ネクサス「不気味だ……何が来る……」



    ヒカリ「……」


    ゼロ(ヒカリ……喋らねえな……)


    大和田『音無……か?また……これは』


    メビウス「何か……来ます!」




    ダークライブ……改造タイラントⅡ!




    【改造タイラントⅡ】


    ウルトラマンfighting evolution Rebirth、大怪獣バトルultra monstersに登場。改造タイラントが怨念を取り込みすぎた結果、暴走し骨のようになった姿。その体は抜け殻同然だが、倒された怪獣の怨念で動く。今回音無は意図的に暴走させ、ライブしている。また、大怪獣バトルultra monstersではEXタイラント(デスボーン)と呼称されている。



    音無『さぁ、絶望しな……』


    改造タイラントⅡ「グゥゥォォ……!」



    ゼロ「これが置き土産か?まるで迫力不足だぜ!フゥゥウゥゥアアアアアア!!!!」


    改造タイラントⅡ「……」


    腕を振りかざし、ゼロを吹き飛ばす!


    ゼロ「なっ!ゲホッ……なんてパワーだ……」


    ヒカリ「むやみに突っ込むからだ……よく考えて動け。相手が何を考えてるか、どう動くか、予測してその裏をかくんだ」



    メビウス「その声……」


    ヒカリ「さぁ、一気に倒すぞ。いつまでもあいつに構ってはいられないからな……」
  35. 35 : : 2014/09/28(日) 17:25:39
    音無『さぁ、焼き尽くしてやんよ!』


    そう言うと改造タイラントⅡから炎が放出される!


    ゼロ「効くかよそんな……っ!?」


    コスモス「な、なんなのこれ……!」


    バリアで各々炎を防ごうとするも、それをすり抜け、炎に焼き尽くされる……


    ヒカリ「クッ、う……?」


    音無『その炎は……ただの炎とは違う……』


    炎の勢いを強めながら音無はそう語る。


    音無『今までオマエラに倒された怪獣、宇宙人……その怨念が全てを恨み、触れる者の魂を焼き尽くす……オマエラが平気でも、人間は……どうかな?うぷぷぷ』


    大和田『んだとぉ!?』


    炎を振り払い、メビウスが周りを見る。


    自らの体に炎を宿したり、炎の谷を進んでギガバトルナイザーの封印を解いた彼は、少なからず炎に耐性があるのかもしれない。


    だが今はそんなことを言っている場合ではない。


    人々が苦しみ……燃え尽くされているのが目に入る……!


    メビウス「こ、これは……」


    音無『そう。外傷はほとんどないと言っても過言じゃない……けど、内面から燃やし尽くされるんだ……』


    ネクサス「なん、だと……」


    ヒカリ「何をしている……日向!早くメタフィールドを展開すんだ!これ以上被害が出ないように!」


    ネクサス「け、けど……炎に包まれてて……バリアで耐え凌ぐのがやっと……」


    アグル「う、あぁ……!リキ……デイター!」


    炎を振り払い、リキデイターを改造タイラントⅡに放つ。


    音無『しまっ……』


    ネクサス「今だな……メタフィールド……」


    辺りが光に包まれ、メタフィールドが展開されていく……
  36. 36 : : 2014/09/28(日) 17:52:21
    メタフィールドが展開され、周りを気にせず戦えるようになった6人の戦士……


    メビウス「行くぞヒカリ!」


    ヒカリ「……そうだな」


    大和田(この声って……隊長……だよな……)


    メビウス、ヒカリがそれぞれのブレスから剣を発生させ、改造タイラントⅡへと走る。


    と同時に……


    アグル「不二咲さん!苗木!日向!光線だよ!」


    ネクサス「今はネクサスって呼べよ……」


    ゼロ「わかってる……一気に決めるぜ!」





    音無『グゥゥ……んんんっ!』


    メビウス「ヒカリ!」


    ヒカリ「ああ……」


    メビウス・ヒカリ「「ツインストリームランサー!」」


    【ツインストリームランサー】

    メビウスとヒカリが∞(メビウス)の輪を描くように連続で攻撃を入れる技。



    音無『お、オマエラ……!』


    ヒカリ「今だ、やれ……!」


    苗木『行くよみんな!』


    コスモス「うん!」


    音無『やめろよ……やめろぉっ!』


    叫びも虚しく、光線は改造タイラントⅡに当たる……そのまま目から光が消え……倒れ込む。


    大和田『……あっけなかったな』


    ヒカリ「所詮はドブスだ……」


    ネクサス「……何か知ってるみたいだな?」


    ネクサス「……隊長」


    ヒカリ「……」


    コスモス「隊長……?」


    ヒカリ「……つい出てきたのが悪かったな、知られないようにしてたのによ」


    ゼロ「どうやら、ワケアリみてーだな……」


    音無『それってどんなわけかな……?』


    一同「!?」


    戦士たちの目の前には……確かに、今倒したはずの改造タイラントⅡが立っていた……!



    音無『もしかして……腐れ縁のことかな松田くん?』


    ヒカリ「黙れ……!」
  37. 37 : : 2014/09/28(日) 19:29:06
    音無『まぁいっか……』


    そう言うと改造タイラントⅡがその場に倒れ込む……


    すると、周りにいくつもの怨念が立ち込め、戦士たちに襲いかかる!


    メビウス「!」


    ヒカリ「めんどくさいことしやがるな……」


    ネクサス「くそ、実体がないから攻撃のしようが……」


    ゼロ「んなもんやってみなきゃわかんねーだろ!ガルネイトバスター!」


    しかし、怨念が動きを止めることがない。撃った光線が奴の体をすり抜けてしまう。


    アグル「そ、そんな……え、ええい!アグルセイバー!」


    だが、怨念がその動きを止めることは……


    苗木『ど、どうすんの……』


    ゼロ「本体をぶっ潰せばいいんだ……怨念とはいえ、攻撃も何もしてこないしな……」


    と言った矢先!


    大和田『ぐっ、ううっ!?んだこれは……!』


    メビウス「セャ、ァアア……!」


    アグル「ンン、ウァ……」


    ネクサス「ウォォ……!」


    ゼロ「な、お前ら……?」


    メビウス「ゼロ……この怨念……まずいぞ……!僕自身の存在を消しにかかっている……!」


    コスモス「ええっ!?」


    大和田『くっ、頭が……痛いとかってレベルじゃねえ……なんだこれ……』


    アグル「ウッ、アア……」


    ゼロ「これは尚更ボヤっとしてらんねえな……」


    射程範囲外にいたヒカリとコスモスに目で合図し、倒れ込んでいる「本体」に光線を放つ。


    ゼロ「ガルネイトバスター!」


    ヒカリ「ナイトシュート……」


    コスモス「プロミネンスボール……!」


    その時だった。怨念が消え、本体が苦しみ出したのは……


    苗木『苦しんでる……?』


    音無『くっ、うう……この改造タイラントⅡが太陽に弱いのを知ってるな……?』


    コスモス「えっ!?考えてなかったよぉ……」


    ヒカリ「だが今はそんなことどうでもいい……」


    ネクサス「一斉攻撃だ……!」






    その後どうなったかは言うまでもない……



  38. 38 : : 2014/09/28(日) 20:33:15
    改造タイラントⅡが倒され、音無が改造タイラントⅡごと姿を消す。


    戦いは終わり、それぞれが変身を解き、メタフィールドが解かれ、元の世界へと戻る……


    不二咲「!?」


    日向「なんだよ……これ……」


    目の前には、荒廃した世界が広がっていた……


    隊長→改め松田「この戦いの間に……何があったんだよ……」


    逃げ回る人々……そして飛び交う謎の鳥……


    苗木「な、なんだこれ……まるで……世界の終わりじゃないか……!」


    ゼロ『なんだよこれは……メビウス、あの鳥に見覚えは?』


    メビウス『……ないな、ごめんゼロ』


    朝日奈「と、とにかく変身しなきゃ!」


    音無「無理だと……思うけどね?」


    松田「!」
  39. 39 : : 2014/09/28(日) 21:02:50
    松田「おいドブス……どういうことだ……」


    音無「改造タイラントⅡとの戦いでオマエラはだいぶダメージを受けてる……変身して戦うのはつらいんじゃない?ただでさえ連戦だったんだし……」


    苗木「うるさい……黙れ!誰だか知らないけども……!」


    松田「誰だか知らない……?決まってるだろ、こいつは……」


    そう言った途端、音無が光に包まれて消えてしまった。


    不二咲「!?」


    朝日奈「い、一体どこに……キャッ!」


    朝日奈のすぐ上を鳥が超速で飛ぶ!


    ゼロ『なんなんだよ……この鳥は……』


    大和田「変身するしかねえだろ……」


    日向「ったく……何連戦だよ……」
  40. 40 : : 2014/09/28(日) 21:20:16
    朝日奈「よし……変身し……」


    その時、未来機関本部から通信が入った……


    女オペレーター『こちらTFE……みんな、そこにいる?』


    松田「……あぁ、俺も含めてな」


    女オペレーター『た、隊長……!その喋り方……』


    松田「バレたんだからもう隠す必要ないしな」


    女オペレーター『そう、ですか……と、とにかく今は本部にみんな戻ってください。新しい武器が完成したんです』


    日向「武器……?そんなものいらないだろ……俺たちはウルトラマンなんだぞ?」


    罪木『で、でも今の皆さんの体は疲れきってますぅ!無理するのは……』


    朝日奈「罪木先輩!?」


    罪木『とにかく戻ってきてください!』


    大和田「……仕方ねぇな」



    仕方ないと言った面持ちで大和田たちは未来機関本部へと戻った……
  41. 41 : : 2014/11/20(木) 12:07:56
    松田「……ん?」ザッ!


    苗木「うわっ!」


    ゼロ『き、急に止まんな!』


    TFEに走って戻る最中、松田は遠くで鳥たちを撃ち落とす巨人を目にした。



    日向「どうしたんですか隊長……?」


    松田「いや、あれだ……」スッ


    メビウス『何か……いるのですか?』


    松田の指さした先には……


    大和田「ん、あれって……」


    不二咲「……ん?」


    朝日奈「ウルトラマン……?」


    ゼロ・メビウス『……!』


    苗木「ゼロ?」


    ゼロ『あれって……なぁ、メビウス……』


    メビウス『うん。そうだよねゼロ……』


    二人には見覚えがあった。


    あの戦士の姿に。


    だが、そこには強烈な違和感があった。


    何故なら……



























    自分の知っている赤、紫、銀を基調とした彼ではなく、全身が黒いウルトラ戦士だったからだ。
  42. 42 : : 2014/11/23(日) 18:49:25
    メビウス『……ティガ』


    松田「あいつの名前か……」


    ゼロ『だよな……あいつは……』


    苗木「ゼロ、皆。立ち止まってないで早く戻ろうよ……ね」


    朝日奈「あ、うん……」



    日向「そうだな……行くぞ」



    不二咲「うん……」



    新たな戦士の姿に疑問、期待、不安を感じながら、彼らはTFE本部へと戻っていった……
  43. 43 : : 2014/11/24(月) 11:33:26
    ???


    黒い巨人「……ハッ!」


    手から放つ手裏剣状の光線で鳥を撃ち落とし……爆発させていく……


    シビトゾイガー「グァァァ!!」



    【超古代怨霊翼獣シビトゾイガー】

    ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEYに登場。古代遺跡ルルイエに現れた小型の怪獣である。



    黒い巨人「……キリがない」



    ?「貴様……!」



    黒い巨人「お前は……?」



    ?「シラを切るのか……それとも、知らないのか?」



    黒い巨人「知らな……?」



    だが、変身している巨人の記憶に、目の前の異星人の姿は鮮明に焼き付いていた。


    黒い巨人「レギュラン星人……?」


    【悪質宇宙人レギュラン星人】

    ウルトラマンティガに登場。宇宙ステーションデルタの破壊と侵略目的で地球へと向かっている途中、宇宙船の故障でデルタに激突しそうになった際、家族や同胞を捨て、地球へやってきた。その宇宙船は宇宙ステーションデルタの攻撃によって破壊されている。地球に降り立った際、自らが仲間を捨てたにも関わらず「復讐」という名目でGUTS隊員のレナやその父を狙った。詳しいことは原作を見よう


    レギュラン星人「知っているじゃないか……だが、なぜキミは姿が違うのだ……ティガ」



    【ティガダーク】

    ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEYに登場。ウルトラマンティガの3000万年前の姿で、闇の巨人。その力は巨人たちの中でもトップクラス……もしくはトップである。しかし今回も原作と同じく心が闇と相反しているので、力はうまく出せない。


    レギュラン星人「別の世界でも、侵略を邪魔するというのか!」


    ティガダーク「過去のあなたを私は厳密には知らない……でも、侵略目的で来たなら、私はあなたを殺す……」


    レギュラン星人「そうか……ならば死ね!」


    レギュラン星人の腕から光線が放たれる!


    ティガダーク「……」


    それをわずかな動きで避け、一気に近付くと……


    ストレートキックを腹にねじ込む!


    【ダークキック】

    ただの強力なストレートキック。ゲーム「スーパーヒーロージェネレーション」ではティガダーク(SD)の攻撃技になっていた。


    レギュラン星人「んぐっ!?」


    レギュラン星人が吹き飛んだのを確認すると……


    すかさず光線を撃つ。


    【ハンドスラッシュ】

    ティガダークの技だが、正確にはウルトラマンギンガに登場したティガダーク(SD)の技で、手から放つ光弾。


    レギュラン星人「その力……アアアアアアア!!!」


    爆発し、跡形もなく消し飛ぶ……


    ティガダーク「……ふう」


    気が付くとシビトゾイガーも去り、辺りには静寂だけが残った。


    ……ことを確認し、変身を解く。


    ?「……ふぅ」


    「へぇ、キミだったんだ、あの巨人」


    ?「え?」


    振り向くとそこにいたのは……







































    狛枝「ん?どうしたの?そんな顔して……戦刃さん?」
  44. 44 : : 2014/11/24(月) 11:50:35
    戦刃「だ、だって……死んだはず……じゃ……」


    それもそのはず。霧切、霧切仁、狛枝をゼロが救出した時、生きていたのは……


    霧切だけだったはずだ。


    しかも死体は未来機関に埋葬されている……


    狛枝「ボクを助けてくれた人がいたんだよ。ほら、キミにそれを渡した人だよ……」


    戦刃「??」


    理解が追いつかないし、現実的に考えてありえない。


    なぜ霧切仁は助けなかったのか。なぜ狛枝の死体があるのにここに狛枝がいるのか……


    狛枝「とりあえずさ、戻らない?」


    戦刃「……うん」


    今は考えてても仕方ない。とりあえず未来機関に帰ろう。


    そうだ。狛枝が生きてた。それでいいじゃないか。


    なのに……どこか疑っている。
  45. 45 : : 2014/11/24(月) 12:13:48
    TFE本部


    苗木「これ?」


    女オペレーター「はい。これが新型の武器、拡声器型の銃です。」


    不二咲「……なるほどね、あのプログラムを使ったんだ」


    石丸「その通りだ!不二咲くんが前に作っていたものを応用したと聞いているぞ!」


    澪田「唯吹たちも試してみたんすけど、コトダマを飛ばすってとこがセンスあるっす!」


    朝日奈「……あれ、十神や桑田や戦刃ちゃんは?」


    西園寺「出撃したよ。あの鳥野郎を倒すために……」


    日向「じゃあすぐにでも行かなきゃな……」


    女オペレーター「いえ、その必要はありません。先ほど例の鳥の反応は消えています。でなければこんなにゆったりしていません。」


    ゼロ『……そうか?まだいるような気がするんだが……』
  46. 46 : : 2014/12/10(水) 18:47:39
    続き期待です!
    ほとんどのキャラが素を出しまくって戦う中、口調とか変えて戦っているティガダークとダークファウストは流石だと思います…!
  47. 47 : : 2014/12/10(水) 23:15:33
    >>46

    期待有難うございます!



    コメントあるとすぐ書く俺は単純です。
  48. 48 : : 2014/12/10(水) 23:36:08
    ー???ー

    十神「……おい」


    桑田「え……?」


    十神「ここはどこだ……」


    桑田「知らねーよ……戦刃はどこ行ったんだ」


    十神「知らん……」


    ?「気が付いたか?人間……」


    十神・桑田「!」


    ?「ようこそ。ここは……どこでもいい」


    十神「お前か……俺をここに連れ去ってきたのは……」


    桑田「綺麗だな……」


    ?「そうだ。我々はお前たちに問いたいのだが」


    十神「問う……?なんだ。言ってみろ」


    ?「この世界はなんだ?」


    桑田「なんだ……って?」


    ?「この世界には神はいるのか?」


    十神「神だと……?」


    ?「……いないのか。ならいい」


    桑田「……おいおねーさん。何が言いたいんだ?」


    ?「なに……大したことではない。我々は……」


    桑田「我々?」


    ?「……まぁいいだろう。お前たちはしばらくここに監禁させてもらう」


    十神「監禁だと……!?」


    ?「愚かな人類を導くその第一歩として、この世界の人類について調べさせてもらう」


    桑田(この世界の人類って……十神はだいぶ特殊だろ)
  49. 49 : : 2015/01/19(月) 14:31:57
    狛枝「そういえばさ……」


    戦刃「はい。」


    狛枝「キミはどうしてティガになれたのかな」


    戦刃「……さっき、キミにそれを渡した人に助けられたとか言ってなかった?」


    狛枝「なんのことかな?」


    戦刃「…………貰ったんです。この……スパークレンスを。」


    【スパークレンス】

    ウルトラマンティガに変身する際に使うアイテム。使用者の体を光に変換する。


    狛枝「……黒いみたいだけど?」


    戦刃「そうですね……でも、光の力を受け継いだからには、苗木くんたちみたいに頑張らないと。」


    狛枝「そっか……頑張ってね。ところで、お仲間は?」


    戦刃「……十神くんと桑田くんなら、何者かにさらわれていきました……。」


    狛枝「何者か……?特徴は?さらわれるとこは見たの?」


    戦刃「フードをかぶってて……よくわからなかったけど……人間だったと思います。」


    狛枝「人間……ねぇ。」
  50. 50 : : 2015/01/19(月) 17:00:09
    狛枝「それにしても……二人がさらわれたっていうのに随分冷静なんだね?」


    戦刃「……!」


    言われてみれば確かにそうだ。

    共に学園生活を送り、怪獣騒ぎがあってからは同僚として過ごしてきた仲間を失ったにもかかわらず、何故か心は落ち着いていた……というより、なんとも感じていなかった。


    戦刃「どうして……?」


    狛枝「ボクはわからないな」


    戦刃「……。」


    狛枝「ほら、もうすぐ着くよ」



    TFE本部


    松田「……俺は確かにお前らと歳は違わねえ」


    日向「高校生が働くのはよくないって上が言ってたんじゃないのか?」


    松田「そこは気にすんな」


    霧切「……とりあえず、今は出かけてる3人の安否確認が先じゃないかしら?」


    ゼロ『そうだな……』


    不二咲「それにしても……あの鳥はなんだったの?」


    澪田「わかんないっす……いきなり大群で現れて……」


    西園寺「マジキモかった……あの黒い巨人が来たからなんとかなったけどさ……」


    メビウス『ティガ……』


    女オペレーター「ティガ?」


    大和田「あの黒い巨人の名前だ……記憶と違う色合いだけどな」


    石丸「ティガ……確か、意味はインドネシア語で『3』だったな……」


    不二咲「すごいね!わかるんだ!」


    ゼロ『あぁ。その名の通り銀、赤、紫の3色を基調とした戦士……のはずなんだが……』


    朝日奈「何でだろうね?」


    狛枝「やぁ。ただいま」


    澪田「おかえりなさいっす凪斗ちゃん!」


    澪田「……凪斗ちゃん!?!?」


    苗木「えっ!!!??」


    戦刃「……ただいま」


    狛枝「あれ?反応が薄いなぁ……」


    舞園「え、えっと、あの……」


    西園寺「い、生きてたんだ……」
  51. 51 : : 2015/07/13(月) 05:59:44
    狛枝「もちろん。だって……」


    澪田「超高校級の幸運っすもんね!」


    狛枝「………………うん。」


    ゼロ(…………。)














    葉隠「超久しぶりの出番だべ……」


    狛枝は元気そうに見えたが、もしもの事を考えて葉隠は(命令されしぶしぶ)医務室へと向かっていた。


    葉隠「でもまさか生きてるとは思ってなかったべ。よかったよかった!」


    葉隠「なぁ、狛枝っ…………」





















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