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日向「根源的破滅招来体だと?」ウルトラマン×ダンガンロンパ【第二章】

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  1. 1 : : 2014/06/26(木) 20:03:44
    ウルトラマン×ダンガンロンパシリーズ第二章です。

    【第一章】
    http://www.ssnote.net/archives/18751

    【第二章】
    ここ



    詳しい設定は第一章の最初を見てください。



    ……さて!頑張って書きます!


    よろしければコメントとかください。


    (コメントが来るのが何よりの励みです)



    それでは、第二章スタートです
  2. 2 : : 2014/06/26(木) 20:14:36
    前回のあらすじ



    平和だった世界に突如現れた怪獣……そして宇宙人



    だが、現れたのは闇の存在だけではなかった



    ウルトラマンアグル、ウルトラマンネクサス



    そして……ウルトラマンゼロ。



    苗木はゼロとなり、朝日奈はアグルとなり、日向はネクサスとなり、戦う




    そんな彼らは未来機関……通称TFEに所属する。




    一方超高校級の絶望である江ノ島盾子は……



    メフィラス星人に連れられ、宇宙人の連合軍、超銀河帝国軍に“地球星人”として異例の入軍を果たした



    現在の生き残りは……


    苗木
    桑田
    舞園
    不二咲
    大和田
    石丸
    十神
    霧切
    葉隠
    朝日奈
    戦刃

    こまる

    日向
    澪田
    西園寺
    罪木
    田中
    九頭龍




    そして江ノ島





    果たして、彼らの未来はどうなるのだろうか……


  3. 3 : : 2014/06/26(木) 20:44:59
    こうして見ると2勢めっちゃ死にましたね・・
  4. 4 : : 2014/06/26(木) 20:58:31
    >>3

    気がついたら「あれ?2勢殺しすぎた……」って慌てましたが、都合よくバランスよくなんていかないのが現実ですということで。















    バット星人の円盤がスフィアをさらっていったその日から1ヶ月。



    幾度も怪獣や宇宙人が襲ってきたが、苗木、朝日奈、日向の活躍で、地球は守られていた……



    そして一番大きな変化は……







    こまる「えっ!?霧切さんと!?」


    苗木「まぁ……ね」


    休みをもらい、避難所のこまるに会いに来た苗木と……霧切。


    霧切「ふふ、私なんかでごめんなさいね」


    こまる「え、いや、でも……お兄ちゃんにはもったいなくないかな?」


    苗木「こまる!どういうことだよ!」


    ゼロ『っはは、そりゃそうだよな、告白だって、俺が言わなきゃしてなかったぜ?』


    苗木「ちょ、ゼロ!」








    苗木と霧切が付き合い……










    大和田「こっち、異常無しだぜ……ばっちりだ!」


    石丸「さすが兄弟だ!」


    朝日奈「よーし!」





    戦闘機格納庫も修復し、新たな武器や乗り物も増えた。



    と同時に……








    「税金の無駄遣いだ!」「ウルトラマンに任せればいいだろ!」「お前らのせいで復興予算が少ねえんだよ!」「お前らに何ができる!」




    度重なる怪獣、宇宙人の襲来に、人々は恐怖し、どうにもならない現実に苛立ち、怒りの矛先をTFEにぶつけてきた……いわゆる、デモだ







    そんなところから今回の物語は始まる。
  5. 5 : : 2014/06/26(木) 21:04:53
    ウルトラマンに任せる、か・・以前の某科特員みたいだな・・でもそんなんじゃウルトラマンは助けてくれないと思うな
  6. 6 : : 2014/06/26(木) 21:39:46
    日向「ウルトラマンに任せればいい……か」


    朝日奈「何もわかってないよね……私たちだって疲れるし、動けなくなったことだってあったじゃん」


    デモを聞きながら二人がつぶやく。


    日向「でも、一番無理してるのは苗木……いや、ゼロだよな……」


    朝日奈「だよね……ゼロが一番戦ってるし……苗木だって……両親、亡くなってるし……」


    あの避難所の監視カメラを後日確認したところ、ペドレオンに全ての人が食べられている映像が映っており……その映像チェックをしたのは……他でもない、苗木だ……

    そんな彼を元気づけたのは霧切だった……

    そして、気をきかせたゼロが『好きなんじゃねえの?』とふざけて言ったところ、お互いが否定したが、徐々に意識しだして……といった感じだ



    日向「でも、戦うしかないんだ。俺たちは……な」



    朝日奈「……そうだよね」




    ウルトラマンである彼ら自身が、人の事を一番に考えていた……



  7. 7 : : 2014/06/26(木) 22:24:13
    アルターエゴ「隊長、異常ありません。」


    隊長「そっか、そいつはどうも」


    アルターエゴは、TFEのサーバー監視の命令を受けている。また、夜中の監視、怪獣のデータベースの作成などもしている。


    女オペレーター「……私、必要ですか?」


    隊長「当たり前だ……アルターエゴは電源が落ちたら使えないし……それに」


    女オペレーター「?」



    隊長「俺に何かあった時に、TFE(ここ)を守れるのはお前だけだろ?」


    隊長「……」ボソッ



    女オペレーター「?」



    誰にも聞こえないような声で隊長が女オペレーターの本名を言う。



    女オペレーター「すみません、よく聞こえな……」



    隊長「うるさい、黙ってろよドブス!」



    女オペレーター「ひ、ひどいです……」




    隊長「……すまない、少し感情的になってしまったな」





    桑田「隊長、デモ隊が……」


    桑田が駆け足で司令室に入ってくる。


    桑田「……なにか、お取り込み中で?」



    女オペレーター「隊長が、私にドブスだなんて言うんですよ」



    桑田「えっ……」



    隊長「違う、待て、そうじゃない。大体、そんな怒ることないだろ……」



    桑田「いや、女オペレーターさん、かなりお綺麗で……」



    隊長「うるさいな……全日本ブス協会にでも入ってるのか?」


    桑田「は……えっ?隊長?」



    隊長「……なんでもない。」





    ※ダンガンロンパ/ゼロの出来事は起きてないという設定です。書くのを忘れてました。
  8. 8 : : 2014/06/26(木) 22:25:51
    追記:女オペレーターは音無じゃありません。念のため。
  9. 9 : : 2014/06/26(木) 22:41:01
    隊長「……で、デモ隊がどうしたって?」


    桑田「あ、はい……なんとか追い返しましたが、次いつ来るか……どうしたらいいかと思って」


    隊長「放っておくしかない。ああいう輩は口で言ってもわからないんだ」


    桑田「けど……!」


    ビー!ビー!ビー!ビー!


    桑田「!」



    隊長「なんだ!?」


    女オペレーター「都心部に……ゼロが3体!?」


    桑田「なに!?」


    隊長「ど、どうい……いや、あれどう見ても偽者……」


    隊長「いやとにかく苗木と霧切に連絡だ」


    ピピッ


    隊長「ん?通信……」


    霧切『隊長、霧切です』


    隊長「ん、どうした?」


    その時、モニターには……


    ゼロが映し出された


    霧切「苗木隊員が……」


    隊長「わかった。全てわかった。ありがとう。」ピピッ


    桑田「隊長!俺たちも出撃を……」



    隊長「あぁ……では桑田くん、頼んだよ」



    桑田「ラジャー!」



    その後、放送により十神、戦刃、九頭龍も呼び出され、出撃した。


    とはいえ、既に戦闘機に乗る準備はできていたそうだが。
  10. 10 : : 2014/06/26(木) 23:19:59
    都心部―


    「ウルトラマンゼロを確認。破壊する」


    ゼロ「へっ、久しぶりだな……」


    ゼロと対峙する“ゼロ”たちに向かって指をさしながら言う。




    苗木『知ってるの?』


    ゼロ「あぁ、こいつらは……」




    ゼロ「ダークロプスだ」





    【ダークロプス】

    超決戦!ベリアル銀河帝国に登場。ベリアル軍の量産型ロボットであり、見た目がゼロに酷似している。嫌味か。基本的にフォーメーションを組んで行動し、過去に光の国を襲った時も3人ひと組だった。ゼロ同様に光線を撃ったりゼロスラッガーを使うことができる。




    アグル「来たよゼロ!」


    ネクサス「さっさと片付けようぜ、偽者を!」



    ゼロ「おう!」


    苗木『うん!』



    こちらも、常に3人で戦うことが日常になっていた。


    怪我で3人とも動けない、なんてこともあったけれど。



    ゼロ「行くぜ!シェァァァァァ!!!!」


    アグル「ォァァァッ!!!」


    ネクサス「ハァァァッ!」


    3人が構える……


    にらみ合うダークロプスとウルトラ戦士……




    ドドドドドド……!!!



    ゼロ「!」


    苗木『今だ!』


    アグル「うん!」


    ネクサス「おう!」



    十神「フン……先手必勝だな」


    九頭龍「ちょっと卑怯じゃねえか?」


    十神と九頭龍の戦闘機からの射撃が戦い開始のゴングとなった……


    アグル「アグルセイバー!うりゃ!」

    ダークロプス「っ!…」

    アグルセイバーを発生させ、ダークロプスを徐々に追い詰める。


    ネクサス「マッハムーブ……!」

    ダークロプス「……!?」

    ネクサス「はぁぁっ!」ダンッ!


    ネクサスが空高く飛び上がり、ドリルのように回転しながら炎をまとい急降下する!

    ネクサス「スピニングクラッシュキック……!」

    ダークロプス「……ギ、ガ……ガ……」


    ドゴォォォン……と、ダークロプスが爆発する。


    【マッハムーブ】

    体を光らせて高速移動する技。敵の後ろに回り込むことができる。また、空中でも使用可能。


    【スピニングクラッシュキック】

    右足を発光させて、空から急降下しながら回転し、キックする技。回転に伴って炎の竜巻が形成される。





    ゼロ「デェェリャッ!」ブンッ!


    ダークロプス「」

    ドゴォォォン……


    苗木『楽勝楽勝!』


    ゼロはゼロツインソードを使いダークロプスを叩き切った……



    アグル「くっ……えい!」

    ダークロプス「……」


    アグルセイバーを何度も突こうとするが、よけられてしまう。



    桑田「こういう時こそ俺たちの出番だよな!冷凍ビーム、ファイア!」ピッ



    スイッチを押すと、戦闘機から冷凍ビームが発射され、ダークロプスが凍りつく。


    アグル「……おりゃぁ!はぁっ!」

    アグルセイバーがダークロプスに何度も刺さる!


    アグル「……」


    アグルセイバーを消滅させ、腕に力を込める!


    アグル「アウェイクニングインパクト!」


    その腕で思い切りダークロプスをパンチする!


    ダークロプス「……ガガ……」


    ドゴォォォン……



    【アウェイクニングインパクト】

    エネルギー右腕に集中させ、大地を殴り怪獣を目覚めさせる為に青いエネルギー波を送るための技。だが、ロボット相手ということで過剰なエネルギーには耐えきれないはずと考えた朝日奈が今回これを使用することにした。





    九頭龍「今回も楽勝だったな!」


    十神「当然だ……」



    戦刃「桑田くん、冷凍ビームなのにファイアはないと思うよ」


    桑田「うるせぇ!」





    ゼロ「よし……」

    苗木『やった……』



    アグル「よし。帰ろっか」


    ネクサス「……いや待て」




    何かが来る……そう思ったその時!




    トンッ





    ネクサス「……?」


    ゼロ「どうしたネクサス?」


    ネクサス「今、誰かに背中を触られたような気がしてな……アグルか?」



    アグル「いや、私じゃ……」


    ネクサス「ぐあっ……!?」



    アグルが答えている最中、突然ネクサスが苦しみ出す!




    苗木『ど、どうしたの!?』


    ネクサス「な、く、ぁあ……!」





    苦しみ、悶えるネクサス……


    そして、ゼロに背中を見せたその時……!



    ゼロ「ネクサスっ!?お前……」













    ゼロ「ブロンズ化されかかってるぞ!」
  11. 11 : : 2014/06/27(金) 00:04:58
    ネクサス「ぐ、ぁあ……」


    アグル「い、いやぁぁぁぁ!!!」


    ネクサスがどんどんブロンズ化していく。


    苗木『う、うああああ!?』


    ゼロ「くっ……」



    だが、ゼロはわかっていた。触るだけで物体をブロンズ化できるようなやつは……“アイツ”しかいない



    ゼロ「いるんだろ……ジャタール!」



    「え?いや、何のこと?」



    間抜けな声を出しながら空から降りてきたのは……



    ゼロ「なっ……ウルトラマン……?」



    「私はウルトラマンナイス!戦うお父さん代表!クールでイカしたナイスガイだ!」


    【ウルトラマンナイス】

    TOY1番星(トーイいちばんぼし)出身のウルトラマン。地球制服を企むザゴン星人の一味をやっつけ、町内の平和を守った。ウルトラマンナイスというテレビシリーズがあったわけではないが、ギャグ要因として使いやすいことと、ギャグ要因としてはイケメンすぎるその顔立ちから、ウルトラマンのショーには積極的に参加している。




    アグル「そ、それよりネクサ……日向が……あぁ……」


    ネクサス「朝……」



    ゼロ「ネクサス!おい!ネクサス!」


    苗木『日向クン!日向クン!』


    ナイスに気を取られているうちに、ネクサスが完全にブロンズ化してしまった……



    ナイス「あちゃー、完全にブロンズ化しちゃったね!」




    桑田「な、なんだあいつ……」


    戦刃「ひ、日向……先輩が……」


    九頭龍「なっ……」


    十神「くっ……」



    とぼけた声で話すナイスに、ゼロは怒りを顕にして、振り向く。


    ゼロ「てめぇ!よくも……!」



    アグル「な、何これ!?」



    だがその瞬間、アグルが透明な円柱の中に閉じ込められていた……!


    ゼロ「な、おい!アグル!」


    アグルを助けようとアグルの方を向いたその時……


    ガシッ!……と、ナイスに肩を掴まれるゼロ。




    ナイス「なははははははは!!!!!」




    ゼロ「てめぇ……なんなんだ……本当にウルトラマンなのか!?」



    苗木『っ!?ゼロ……肩が……』




    ゼロ「何っ!?ぐ、ぁあ……!?」



    ナイスに触られた肩を中心に、どんどんブロンズ化していく。



    ナイス「……またブロンズ化した手で殴られたら厄介だしな」


    そう言うとナイスは、不気味な光を放ち……正体を現す。



    ゼロ「やっぱりてめぇか……地獄のジャタール……!」



    【地獄星人ヒッポリト星人・地獄のジャタール】

    ウルトラゼロファイトに登場。宇宙人軍団の“ダークネスファイブ”の一人で、過去にウルトラマンエースと戦ったあのヒッポリト星人の同族である。本人と全く同じ姿に化けることができ、手で触れたものをなんでもブロンズ化させる能力を持っている。ゼロと初めて戦ったときはブロンズ化させてしまった腕で殴られ、完膚無きまでに倒されたが、今回は動きを封じた為その心配はない。また、ジャタールの声を当てている岸哲生氏は、ライブステージなどのウルトラマンナイスの声を担当している。わかりにくいが、ナイスに変身したのは声優ネタである。





    アグル「やだ、そんな……苗木……ゼロまで……!」


    円柱の中でアグル……今は朝日奈と言った方がいいか。朝日奈が涙ながらに力なくつぶやく。




    ゼロ「てめぇ……最後に……教えろ……!アグルを閉じ込めてるあれも……お前か……?」


    ジャタール「いえ、あれは……」


    ジャタールが喋り出したその時、ゼロはブロンズ像になってしまった……


    ジャタール「おや、もう聞こえてませんね……んふふ……」



    アグル「そ、そんな……」



  12. 12 : : 2014/06/27(金) 00:08:13
    桑田「うっ……うあああああああああ!!!!!」


    ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!



    激情した桑田がジャタールに攻撃を仕掛ける!



    が……


    ジャタール「無駄ですよ?」


    右手を横に出し、攻撃をすべてブロンズに変えていく。


    十神「あれじゃ、手の出しようが……!」


    絶望の中、さらに……



    戦刃「っ!?」


    九頭龍「なっ!?」


    どこからか光弾が飛んできて、戦闘機を二つとも落とす!



    桑田「うあああああああああ!!!!!」

    戦刃「脱出のスイッチが……これか……」

    ドヒュンッ!


    九頭龍「十神!スイッチを頼む!」


    十神「言われずとも……」

    ドヒュンッ!




    戦闘機は落ちてしまったが、乗員は無事だった。




    アグル「こ、光弾……?いったい、誰、が……」



    アグルが振り向く……するとそこにいたのは……
  13. 13 : : 2014/06/27(金) 01:38:00
    「やれやれ……こうもあっさり上手くいくとやりがいがない……」

    ジャタール「我々が強すぎただけさ……」


    アグル(ジャタールが……二人?)


    【地獄星人スーパーヒッポリト星人】

    大決戦!超ウルトラ8兄弟に登場。名前はスーパーヒッポリト星人だが、自身のことをヒッポリト星人と名乗っていることから、スーパーは……お察しください。ウルトラマンのいない世界をキングゴルドラス、キングシルバゴンと共に侵略しようとした。火球を吐いたりビームを出したりできるが、一番驚異となるのはヒッポリトタール。これにより、敵はブロンズ化してしまう。



    スーパーヒッポリト星人「さてと……」パチン


    指を鳴らすと、アグルの閉じ込められた空間にガスのようなものが充満していく……



    アグル「うっ……うぅ……ぁ……」



    ジャタール「ふふ……ウルトラ戦士がブロンズ化する様はいつ見ても素晴らしい」



    桑田「くっ……多分、このガンホープも効かないよな……」


    戦刃「っ……!」



    十神「なぜだ!なぜあいつらが殺されねばならん!」


    九頭龍「落ち着け十神!まだ死んではいねえよ!」




    スーパーヒッポリト星人「もうこの世界にウルトラマンは存在しない……ふふふ……」



    ジャタール「じゃあ、さっさと終わらせるか……地球を。」




    桑田「もっ、もう、無理じゃねえか!?これ!」


    戦刃「いえ……まだ……まだだよ……!」


  14. 14 : : 2014/06/27(金) 02:15:36
    しかし、願いも虚しく、スーパーヒッポリト星人とジャタールは侵略を開始してしまう。


    桑田たちにできたことといえば、住民の避難誘導……





    その頃本部では……


    澪田「隊長!唯吹たちも出撃……」


    不二咲「お願いします!」


    大和田「このまま見てるだけなんて……できねぇ!」


    石丸「お願いします隊長!」


    田中「……頼む。」


    舞園「私も……!」


    西園寺「わたしも……! 」


    罪木「あ、あの……えっと」


    葉隠「俺もだべ!頼むべ!」



    隊長「いい加減にしてくれ……!そんなに命を粗末にしたいか!」


    舞園「そ、そんなんじゃ……」


    隊長「……だが、お前らが命知らずで、相打ち覚悟で行くと言うなら俺は止めない……格納庫の鍵は開けてある。あとは好きにしろ……」


    全員の顔が明るくなる。



    「ありがとうございますっ!」


    そう言うと、皆戦闘機格納庫へと向かう……だが。そこにあるのは戦闘機だけではない。戦車などもそうだ。(イメージ的にはガイアのチームハーキュリーズが乗ってるあれ)



    隊長「……さてと」ガタッ





    女オペレーター「どこ行くんですか?」





    隊長「ちょっと……野暮用だ」


  15. 15 : : 2014/06/27(金) 13:27:48
    戦闘機格納庫―


    大和田「全員で来ちまったけどよ……不二咲、罪木先輩はここに残るべきだ……」


    不二咲「で、でもぉ!」


    罪木「そうですよね……私なんかが……」


    石丸「いや……確かに、武器製作の要となる不二咲クン……そして怪我した者の看護をできる……唯一の人材……罪木先輩」


    西園寺「そうそう、わたしたちに任せてればいいんだって!」



    田中「さぁ、ぼやぼやしてる暇はないぞ……」



    舞園(自体が深刻だからか田中先輩が普通に喋ってますね……)


    澪田「さぁ!乗り込むっすよ!」


    葉隠「だべ!」


  16. 16 : : 2014/06/27(金) 14:08:22
    スーパーヒッポリト星人「簡単!簡単すぎるわ!ぬはははは!」


    ジャタール「もう少し知的に振る舞えないのか……我が同族よ」


    ウルトラ戦士をブロンズ化させ、我が物顔で侵略している二人と……2匹。



    「グァァァァァァッ!!!」


    「ギァァァァァァァッ!!!」


    【剛力怪獣キングシルバゴン】

    大決戦!超ウルトラ8兄弟、ウルトラゼロファイトに登場。時空界に生息する剛力怪獣シルバゴン(ウルトラマンティガに登場)を、スーパーヒッポリト星人が生態的改造を施したもの。470万馬力の超パワーで、以前(シルバゴン)の弱点である、“動かないものが見えない”ことを克服した。口から青い破壊光弾を吐くことができる。


    【超力怪獣キングゴルドラス】

    大決戦!超ウルトラ8兄弟に登場。こちらもスーパーヒッポリト星人によって改造された。超力怪獣ゴルドラス(ウルトラマンティガに登場)の時は、シルバゴンの何倍ものパワーがあるとされていた。必殺技は角から放つ電撃光線で、建物の隙間に電撃を走らせるなど、器用に扱える。(隙間と言っても人間からすればかなりの大きさ)尚、バリアも使える。




    その時地上では……



    戦刃「こっちです!避難してください!」



    桑田「急いで!」



    戦刃たちが住民の避難誘導をしていた……


    その時。


    「くそう!やっぱりウルトラマンなんて信用できないじゃないか!」

    そう言いながら、一人の男が桑田の胸ぐらを両手で掴んできた。



    桑田「いい加減にしろよ!お前デモに参加して、ウルトラマンに任せりゃいいとか言ってたやつじゃねーか!」


    「くっ……」



    桑田「……チッ、人間ってのは弱い生き物だよな」



    戦刃「急いで!こっちです!…………桑田くん、あなたはそうじゃないと言いきれる?」


    桑田「もちろん、俺も含めてだ……」






    九頭龍「おい!……ちっ、ダメか!」


    十神「もしもし……俺だ、おい!電話に出ろ!おい!」


    世界を動かす力を持つ組織に属する二人だが……


    なぜか、その繋がりは断ち切られていた



    九頭龍「なんでだ……くそっ!」



    十神「俺は次期当主だぞ……!」




    そんな時、空から一人の……




    巨人が現れた。


    ジャタール「ん?……貴様!何者だ!」




    「……」
  17. 17 : : 2014/06/27(金) 15:52:50
    スーパーヒッポリト星人「青い、巨人だと……?」


    ジャタール「また青か……」



    「……」


    【ウルトラマンヒカリ】

    ウルトラマンメビウス、ウルトラマンメビウス外伝(ヒカリサーガ、アーマードダークネス、ゴーストリバース)、大怪獣バトルウルトラ銀河伝説the movie、超決戦!ベリアル銀河帝国に登場。M78星雲光の国の宇宙科学技術局所属の科学者。地球にやってきた当初はボガールを殺すことを目的とするハンターナイトツルギとして、人間のことには構いもせずボガールと戦っていた。後にボガールと共に命を落としたが、ウルトラの母により命を与えられ、その際にウルトラマンヒカリとして、以後メビウスと共に地球で戦った。そして何話か後に自らの武器、ナイトブレスをメビウスに託し地球を去り、その後また戻ってきた。複雑なのでメビウス見てください。





    ヒカリ「悪いが……お前らの好きにはさせない」



    ジャタール「ほう……」


    スーパーヒッポリト星人「ならばやってしまえい!キングゴルドラス!キングシルバゴン!」


    二体の怪獣が突進してくる。


    ヒカリ「ナイトビームブレード……」




    【ナイトビームブレード】

    ナイトブレスから現れる光の剣。切れ味抜群。




    ヒカリ「……ふんっ」



    キングシルバゴン「グァァァァァァッ!!!」


    キングゴルドラス「ギァァァァァァァッ!!!」



    キングシルバゴンが青い光弾を、キングゴルドラスが電撃を撃ってくる。


    ヒカリ「そんなもんかよ……」ブンッ



    ナイトビームブレードでそれらを弾き返し、更に……!




    ヒカリ「消えろ」


    キングゴルドラス「ガ、ァ……!」



    ナイトビームブレードでキングゴルドラスを突き刺し、そして……


    ヒカリ「ブレード、ショット……!」



    【ブレードショット】

    ナイトビームブレードの剣先から放つ光弾。



    キングゴルドラス「ギァァァァァァァッ!!!」


    ドゴォォォン……と爆発するキングゴルドラスを尻目に、次の攻撃へと移行する。



    ヒカリ「ナイトシュート……!」


    【ナイトシュート】

    ナイトブレスのエネルギーを開放し、両手を十字に組んで放つ必殺光線。だが、スペシウム光線などと違い右手が前に来る。ナイトブレスが無くても一応撃てる。



    キングシルバゴン「グァァァァァァッ!!!」




    ドゴォォォン……



    ヒカリ「……さて」クルッ



    スーパーヒッポリト星人、ジャタールの方を向くヒカリ。



    スーパーヒッポリト星人「くっ……なんだこいつは!」


    ジャタール(ウルトラマンヒカリ……だったな……しかし、こんなやつではなかったはず……!変身してる人間は誰だ……!)
  18. 18 : : 2014/06/27(金) 22:19:07
    ヒカリ「……ナイトビームブレード」


    スーパーヒッポリト星人「くっ……ふん!」ビュゴンッ!ビュゴンッ!



    ヒカリ「……」バンッ


    光弾をナイトビームブレードで切り、撃ち落とす。


    ジャタール「ふん、少しはやるよう」


    ヒカリ「ツァアッ!」ブンッ!


    喋っている途中で切りかかる!



    ジャタール「ぬっ!?卑怯な……!」


    スーパーヒッポリト星人「き、貴様!卑怯だぞ!」


    ヒカリ「戦いに卑怯もラッキョウもねえだろ……オラァッ!」ブンッ!



    【卑怯もラッキョウも~】

    ウルトラマンタロウに出てきた2代目メフィラス星人と、ウルトラゼロファイトに出てきたメフィラス星人魔導のスライが言ったセリフ。2代目は、「卑怯もラッキョウもあるものか!」と言い、魔導のスライは「卑怯もラッキョウもありませんよ」と言い放った。ウルトラシリーズ屈指の迷台詞である。


    ジャタール「ならば!」


    ジャタールがヒカリに近付くが……



    ヒカリ「……」ビュンッ!



    空を飛び、触れぬようにする。



    ヒカリ「……ナイトシュート!」ビガーーーッ!!!



    ジャタール「ぐっ……くそっ!」












    澪田「……意気揚々と戦車で戦いに来たっすけど」


    大和田「……無意味だったか?」


    田中「だが、あの青き巨人は誰だ?」


    西園寺「霧切おねぇかなぁ」


    石丸「しかし、誰だろうと!苗木クンたちを助けてもらわねばっ!」



    ヒカリが強すぎて、立場なしのTFEであった……

  19. 19 : : 2014/06/27(金) 23:01:50

    ヒカリ「……」


    スーパーヒッポリト星人とジャタールを倒したヒカリ……


    ヒカリ「さてと……」


    ブロンズ化した三人の元へと向かう……






    桑田「なんだありゃ……強すぎんだろ……」


    戦刃「……すごいね」
  20. 20 : : 2014/06/27(金) 23:53:27
    ヒカリ「……ったく」


    ヒカリが浮き上がり、高速回転を始める。


    ヒカリ「ナイトチャージ……!」


    【ナイトチャージ】

    左手に右手を添えて、高速回転をしナイトリングを発射し、十字架を壊したりブロンズ化を直す技。元ネタはメビウスのメビュームチャージで、ブロンズ化を直せるかどうかは不明。このssオリジナル技。



    ナイトリングがアグル、ゼロ、ネクサスを元の姿に戻していく……!


    アグル「ぷはぁ……ふぅ」


    ネクサス「っ……けほっ、げほっ……」


    ゼロ「はぁ、はぁ……」

    苗木『元に、戻れた!?』



    ヒカリ「……」ビュンッ!



    3人が元に戻ったのを確認すると、ヒカリは空の彼方へと消えていった。


    ゼロ「お、おい!ヒカリ!?」



    アグル「ヒカリ……って?」



    ネクサス「あらかた、さっきのウルトラマンだろうな……」


    苗木『なんで、どこかに行っちゃったんだろ……』



    ゼロ「とにかく、未来機関に戻ろうぜ……」




    なぜヒカリが何も告げずに去っていったのか疑問に思ったまま、ゼロたちは未来機関へと帰還した。
  21. 21 : : 2014/06/28(土) 09:45:39
    【お知らせ】

    七海「平成三部作まだなの?え?は?まだ?冗談じゃな……あっ」


    七海「やほー、七海です」


    七海(だ、大丈夫かな?今の聞かれてないよね?)汗


    七海「えーと……この土日なんですけど……」




    七海「更新しません!」


    \な、なんだってー!/



    七海「ちょっと忙しいので更新はできません。ごめんなさい。」



    七海「それでは、また後日お会いしましょう。」



    次回、更新は月曜ですm(_ _)m
  22. 22 : : 2014/06/28(土) 21:48:14
    ヒカリが出てきた時めっちゃ胸熱になりました!頑張って下さい!
  23. 23 : : 2014/06/28(土) 23:08:15
    >>22

    ありがとうございますっ!


    少し書いちゃおうかな……少し書きます。
  24. 24 : : 2014/06/28(土) 23:19:44
    未来機関―


    隊長「ふぅ」



    女オペレーター「あ、隊長お帰りなさい」



    隊長「あぁ、ただいま……疲れたな……」



    女オペレーター「コミックポンポン読みますか?」



    隊長「いや、今はいい……」





    苗木「隊長……!」



    朝日奈「ごめんなさい!心配かけて……」



    日向「本当、すみません!」




    女オペレーター「お帰りなさい!」



    隊長「おう、お帰り……」



    苗木「本当、ごめんなさい!」



    隊長「ふっ、いいじゃないか……無事に帰ってきたんだし、な?」



    ゼロ『けど……どうしてヒカリは姿を現さない……?誰が変身してるんだ?』



    隊長「ヒカリ……?あぁ、あの青いウルトラマンか」




    苗木(ゼロも青いような……)



    朝日奈(アグルも青いような……)



    日向(ネクサスも青くなれたよな……)



    女オペレーター「めちゃくちゃ強かったですよね!」



    ゼロ『うーん、誰だ?』



    隊長「まぁいいじゃないか。まずは、勝利を喜ぼうじゃないか」



    女オペレーター「そうですよね!」





    桑田「苗木!」



    西園寺「朝日奈おねぇ!」



    霧切「帰還しました……」




    そんなこんなで、全員が帰還してきた。
  25. 25 : : 2014/06/28(土) 23:44:23
    バット星人の宇宙船内―


    江ノ島「あーあ……やられちゃったね、Wヒッポリト星人。」



    メフィラス星人「所詮はヒッポリト星人ですよ……」



    「グォー……」



    「あぁ、そうだよな」



    「グォー!グォー!」



    「だよなぁ」




    「……チッ、誰か通訳しろよ」



    「まぁよい……次はどうする?」



    江ノ島「私様が直々に人間共を滅ぼしてやる!」



    「そんなことできるのか?」



    「私の力を使うか?」



    江ノ島「……えーと、あんたは確か」



    「ダークルギエルだ……」



    【異形の手のモノダークルギエル】

    ウルトラマンギンガに登場。ダークスパークを使い、全てのウルトラマンと怪獣をスパークドールズに変えた闇の巨人。実のところ、まだ詳しいことはわかっていない。


    ダークルギエル「……江ノ島よ、これを使うといい」



    そういうと、ダークルギエルはダークスパークとタイラントのスパークドールズを江ノ島に渡した。


    【ダークスパーク】

    怪獣やウルトラマンのスパークドールズにダークライブ(闇の変身)をするためのアイテム。本物はダークルギエルが持っており、他の人物が使う物はダミースパークとも呼ばれる。




    江ノ島「ふーん、これで怪獣になれるのか……」




    「だが、江ノ島の存在をゼロたちは知ってるんだよなぁ?」




    江ノ島「あぁ、苗木か……」




    メフィラス星人「ならば……ふんっ!」ビリッ




    江ノ島「っ!?……何をしたのかな?」




    メフィラス星人「あなたの髪の毛を赤色にさせてもらいました。これで簡単にはバレないでしょう」


    バット星人「だが、名前を名乗れと言われたらどうする?」



    「……なら、偽名を用意するしかあるまい」



    ダークルギエル「では……」




    江ノ島「絶望的に最高な名前を頼みますよ?」メガネ



    ダークルギエル「今日から君は……“音無涼子”だ」



    「ほぉ、中々いい名前じゃねぇか」



    江ノ島「音無涼子……か、うん!とってもいい!」



    江ノ島「では……」




    音無「じゃあ、行ってきますね!」




    「ふん、キャラまで変えよったわ」




    「ますます気に入ったぜ……あの地球のレイオニクスとは大違いだ」



    「陛下、そのこと気にしてるんですね……」



    「ぁあん?」



    音無「よーし!人類滅ぼすぞーっ!」






  26. 26 : : 2014/06/30(月) 00:21:16

    ゼロ『けど、まさか俺がまたブロンズ化されるとはな……』


    澪田「ん?また?前もあったんすか?」


    ゼロ『まぁな……』



    戦刃「一度引っかかった戦法に引っかかるなんて……防人失格だよ」



    ゼロ『な、なんだよ……』



    苗木「戦刃さんは、超高校級の軍人なんだ」



    十神「そんなことはどうでもいい……おい九頭龍……そっちはどうだ」


    九頭龍「先輩つけろよな……あぁ、こっちもやっぱりまだだめだ」


    朝日奈「どうかしたの? 」


    西園寺「財閥とか組とかと連絡つかないんだってさー」


    桑田「まさか滅びたとか?」


    十神・九頭龍「それはない」


    舞園「そうですね……世界を動かす組織ですからね」


    大和田「けどよ、舞園も世界を動かすほどのアイドルじゃねえか」


    舞園「いえ……今は怪獣や宇宙人の対応について政治家が会議してやじ飛ばしたり……それに、沢山の人が亡くなったから……って、バラエティも自粛ムードで……」


    石丸「そうだな……ボクはテレビはニュースしか見ないが、ニュースも怪獣被害や何やらばかりで、気分転換もできない状況ではあるな」


    葉隠「あーあ……なんなんだべ」


    ゼロ『……すまねぇな、俺の力が及ばずに、たくさんの犠牲が……』


    日向「ゼロ……」



    その時、司令室の中に誰かが入ってきた。



    隊長「ん?君は一体……」



    「初めまして!ヒビノミライです!」



    ゼロ『!?』

  27. 27 : : 2014/06/30(月) 00:52:21
    苗木「え、えっと……?」


    罪木「ヒビノ、ミライさんですかぁ?」



    【ヒビノミライ】

    宇宙警備隊の元ルーキー隊員ウルトラマンメビウスが地球人に変身した姿。その姿は宇宙船アランダス号に乗っていたバン・ヒロトをモデルとしている。詳しくは後に説明する。もともとが宇宙人のため、地球人からは不思議ちゃんだと思われたことも。(例として、コーヒー豆と節分の豆を間違えた。)



    ミライ「はい!」


    ゼロ『お、おい……メビウス。どうして……』



    女オペレーター「メビウスっ!?」



    【ウルトラマンメビウス】

    ウルトラの父の命令で地球に派遣された若きウルトラ戦士。ウルトラマンタロウの弟子で、潜在能力は高い。




    ミライ「やぁ、ゼロ……キミの存在を感じて、ここまで来たんだ」



    田中「5人目の戦士か……面白い」



    不二咲「えーと……その前に、メビウスは、どうしてこの世界に来れたのかなぁ?」



    ミライ「この姿の時はミライで、お願いします」ニコッ



    ミライ「えーと……ボクは宇宙をパトロールしていて……突然現れたワームホールに吸い込まれたんだ」



    ゼロ『俺と似たようなもんか……』



    苗木「けど、別の世界に来たらその世界の人間と同化しなきゃ満足に戦えないんじゃ……」


    ミライ「えっ?そうなんですか!?あの時は別に普通だったのに……」



    【あの時】

    大決戦!超ウルトラ8兄弟の事。




    朝日奈「じゃあ、誰かがメビウスと一体化しなくちゃね!」


    全員「!」



    ミライ「えっと……じゃあ……」


    ……
  28. 28 : : 2014/06/30(月) 01:41:23
    大和田「……よぉ、よろしくな」


    メビウス『はい!よろしくお願いします!紋土さん!』



    西園寺「まぁ、適任だよね」


    ゼロ『さて……これからどうしようか』


    苗木「大和田クンはまだウルトラマンとして戦ったことないし、戦闘訓練するのはどうかな」



    九頭龍「ばか、デカいのが二人も元気に暴れたら被害が……」



    苗木「あぁ、そっか……」



    大和田「俺なら大丈夫だからよ。な?」



    不二咲「大丈夫かなぁ」



    隊長(しかし、訓練施設がないのも考えものだな……どうするか)
  29. 29 : : 2014/06/30(月) 20:07:33
    その時……


    ビー!ビー!ビー!ビー!



    女オペレーター「市街地に……怪獣が出現しました!」



    ゼロ『はぁ!?もうかよ!』



    朝日奈「嘘……まだ完全に回復してないのに……」


    日向「完全にどころか……正直、きついぜ……」



    石丸「安心したまえ!今は兄弟もウルトラマンだ!な?兄弟!」


    大和田「お、おう……」


    メビウス『あの、皆さんは……』



    ゼロ『あぁ、さっきまでブロンズ化させられてたんだ……』



    メビウス『あれは……きついよねゼロ……わかった。紋土さん、変身です』


    九頭龍「いや、外に出てからにしてくれ。頼む。」



    日向「……」


    大和田「はい、わかりました……」




    隊長(メビウス……か)

  30. 30 : : 2014/06/30(月) 20:29:10
    外に出た大和田……と、石丸。


    石丸「さぁ兄弟!戦ってくるがいい!ハッハッハ!」



    大和田「お、おう……メビウス……さん、どうすればいいんすか?」



    メビウス『敬語じゃなくて大丈夫ですよ?えーと……左腕を勢いよくこう……左から見てL字になるようにしてください』


    ※文字だとわかりづらいです。申し訳ありません


    大和田「おう……」グッ


    グワァッ……



    すると、大和田の左腕にメビウスブレスが現れる。



    【メビウスブレス】

    メビウスが地球に派遣された際にウルトラの父より授かったもの。ブレスの力で光線を撃ったり変身するため「ブレスが本体」などと言われがちだが、メビウスブレスを扱えるのは本当に力がある者で、決してブレスの力が強過ぎるわけではない。強いて言えば、コトダマを葉隠が持っていても論破できないでしょう?そういうことです。



    大和田「うおおっ!?かっけぇ……で、これを!?」



    メビウス『右手でメビウスブレスを上から下に勢いよくなぞって、体をひねりつつブレスを下に運んでから勢いよくブレスを突き上げて「メビウース!」って声を出してください』



    ※伝わりにくいので一度映像見てもらうと助かります


    大和田「?」


    大和田「こうか……」ギュォンッ……



    大和田「はぁあっ……!」グルンッ……




    大和田「メビウース!!!!」


    大和田がブレスを空へ突き出すと、大和田が光に包まれる!



    石丸「おお、おお……兄弟……!」グスッ




    ドォォォン……



    メビウス「セヤッ!」


    大和田『おお!できたぜ!』



    石丸「怪獣は街に出たという!向かってくれ兄弟!」



    大和田『おお、任せとけ!』


  31. 31 : : 2014/06/30(月) 21:20:30
    街―


    音無『ぶっ壊してやるぜー!』

    「グアアアッ!」



    【暴君怪獣タイラント】

    ウルトラマンタロウ、ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO、ウルトラゼロファイト、ウルトラマンギンガ劇場スペシャルに登場。ウルトラ兄弟たちに倒された怪獣たちの怨念が海王星に集まって誕生した怪獣。


    頭部 竜巻怪獣シーゴラス(帰ってきたウルトラマンに登場)
    耳 異次元宇宙人イカルス星人(ウルトラセブンに登場)
    腹部 宇宙大怪獣ベムスター(帰ってきたウルトラマンに登場)
    両腕 殺し屋超獣バラバ(ウルトラマンAに登場)
    背中 液汁超獣ハンザギラン(ウルトラマンAに登場)
    足 どくろ怪獣レッドキング(ウルトラマンに登場)
    尻尾 大蟹超獣キングクラブ(ウルトラマンAに登場)

    ※登場作品はあくまでタイラントの元となった怪獣のデータです


    また、定かではないが

    後頭部の角 用心棒怪獣ブラックキング(帰ってきたウルトラマンに登場)
    腕の突起 ミサイル超獣ベロクロン(ウルトラマンAに登場)
    首のエラ オイル超獣オイルドリンカー(ウルトラマンタロウに登場)

    もう一度言うが、定かではない。


    火炎放射や冷凍ガス、アロー光線や光線の吸収能力も持っている。



    尚、今回は江ノ島……音無がダークライブしている設定である。






    タイラント「グアアアッ!」



    メビウス「そこまでだ!」



    音無『あ、やっときたんですねっ!』



    大和田『お、女の声だと!?』


    メビウス「……っ」


    タイラントの元へと駆けつけたメビウス。


    しかし女性の声が聞こえ、驚きを隠せない。
  32. 32 : : 2014/06/30(月) 21:46:53
    メビウス「君、言葉が通じるなら、無駄な争いはしたくないんだ……」


    音無『うーん、どうしよっかなー』


    大和田『油断すんなメビウス……いつ攻撃してくるかわからねえぞ』

    メビウス「……」グッ



    音無『やっぱダメ……さあ、始めようか!楽しい絶望を!』



    大和田(絶望……?まさか!)


    大和田『おい!江ノ島!お前なんだろ!?』



    メビウス「えっ!?」




    音無『江ノ島ぁ?誰それ……私は音無涼子。よぉく覚えときなよっ!』


    タイラント「グアアアッ!」


    そう言うと、タイラントが火炎放射を放ってくる!


    メビウス「メビウスディフェンサークル!」ギィンッ!



    【メビウスディフェンサークル】

    両手を前に出して形成する∞形のバリア。相手の攻撃によっては跳ね返すことも。



    音無『ほらほらぁ、守ってるだけじゃどうにもならないよ?』


    メビウス「くっ……っ!」


  33. 33 : : 2014/06/30(月) 22:37:38
    火炎放射とバリアのぶつかり合いの最中、未来機関の戦闘機が到着した!



    十神「おい九頭龍……どうすればいい!」


    九頭龍「先輩をつけろ!……冷凍弾か?それで凍らせれば……」


    ピピッ



    戦刃「いや……目を潰さないと。」


    桑田「あぁ、目だけは鍛えられないしな……」






    タイラント「グアアアッ!」


    メビウス「くっ……ううっ!」


    大和田『つ、つええ……!』


    タイラント「グアアアッ!」




    九頭龍「ミサイル弾……発射!」




    桑田「こっちも行くぜ!発射!」



    音無『!?』


    タイラント「グアアアッ!」


    メビウス「!」



    大和田『目玉を潰されて、攻撃が一旦止まった!』



    音無『うっ……見えないっ!』



    ※痛みは共有してないという設定で。



    メビウス「今だっ!はぁぁぁ……ハッ!」


    メビウスが炎をまとい、メビウスバーニングブレイブとなる!



    【メビウスバーニングブレイブ】

    仲間たちの思いを受けて胸にファイヤーシンボルを描く、言わば友情と絆のフォーム。尚、これに覚醒したのは、このssにも前出てきたインペライザーとよ戦いである。



    メビウス「メビュームバースト!」



    【メビュームバースト】

    メビウスブレスから発生する炎のエネルギーを胸の部分に集め、巨大な火球を相手に放つ技。



    タイラント「ガ、アァ……」


    音無『うっ……ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!』



    タイラント……爆散



    大和田『や……やったか!?』
  34. 34 : : 2014/07/01(火) 18:45:25
    メビウスが下を見ると……



    音無「はぁ、はぁ……まだ……まだだよ……こんなところで終わっちゃったら……」



    メビウス「もうやめるんだ!」


    大和田『やめとけ!えーと……音無!』




    音無「……こんなところで終わっちゃったら絶望的じゃない!でも、まだだよ!」


    そう言うと、先ほどスパークドールズに戻ったタイラントを拾い……ダークライブし始めた




    ダークライブ……タイラント!


    ダークライブ……ゴモラ!


    ダークライブ……ジェロニモン!





    3つの力が合わさり……



    メビウス「な、なんだこれ……!」


    大和田『合体……か?』



    音無『ふふふ……はははははっ!』

  35. 35 : : 2014/07/01(火) 18:53:55
    頭に羽がついて足が増えて・・それってあのゲームで出てきた・・
  36. 36 : : 2014/07/01(火) 18:59:38
    タイラント?「グァァァァァァァッッ!!!」


    【改造タイラント(EXタイラント)】

    ウルトラマンFER(PS2で発売されたゲーム)、大怪獣バトルultramonsters(データカードダス)に登場。頭にジェロニモンの羽飾りがつき、足にはゴモラの足が追加され、4本となっている。大きさはウルトラマンタロウの2倍ほどあり、皮膚が全体的に黒っぽくなった。



    音無『っははは!最高の眺めだよこれ!』



    メビウス「な、なんなんだあれは……?タロウ教官が倒したのとは、違う……?」


    大和田『メビウス、でかいからって怖気付くなよ……男の大きさは背負ってるものの大きさだ……お前は俺よりもでかいからよ、安心しな』


    メビウス「紋土さん……」



    改造タイラント「グァァァァァァァッッ!!!」



    大和田『……来るぞ!』


    メビウスが構える。
  37. 37 : : 2014/07/01(火) 19:16:21
    メビウス「メビュームブレード!」


    【メビュームブレード】

    メビウスブレスから出てくる光の剣で、最初こそ折れることもあったが、テレビ終盤では強くなったのか怪獣を切り裂くこともあった。また、ウルトラマンフェスティバル2010ウルトラライブステージ第二部「伝説の力!ウルトラパワー炸裂!!」では、ゼロたちを助けに来る際にジャックのウルトラランスとの二刀流も見せた。



    メビウスが走りつつ剣を構える!



    改造タイラント「……グァァァァァァァッッ!!!」ボォォォォォッ!



    先ほどとは桁違いな炎がメビウスを襲う!


    メビウス「ぐっ……!」


    大和田『くそっ……ぁあっ!剣出した意味ねえじゃねえか……!』


    音無『はははははっ!最っ高……』



    果たしてどうなってしまうのか……!
  38. 38 : : 2014/07/01(火) 22:06:19
    九頭龍「おい十神……どうする!」


    十神「知るか!だが、とりあえず援護だな……」



    桑田「どうする……!」


    戦刃「もう一回……目に……」



    戦闘機から改造タイラントに向かって攻撃が発射される。



    改造タイラント「グァァァァァァァッッ!!!」ブンッ!



    しかし、炎を吐きながら鉄球を振り回していて、攻撃が当たらない……どころか!




    鉄球が戦闘機に当たる!




    九頭龍「くっ……!」



    桑田「くそぉっ!」




    戦闘機二機が墜落していく……!



    大和田『十神たちがっ!……くそっ……ううっ!』


    メビウス「セヤッ!……ァア……」


    炎を受け、動くことのできないメビウス……


    落ちていく戦闘機……!














    苗木「……やるしかない!デュアッ!」


    日向「ハアアアッ!!」


    朝日奈「アグルウウウウウウウウウッ!!!!!!!!」


    葉隠「おい……まだ体力は……」

    霧切「止めても無駄よ……」


    エネルギーの少ない3人が、メビウスと十神たちを助けるべく変身する!

  39. 39 : : 2014/07/01(火) 22:41:17
    ゼロ「ウルトラゼロディフェンサー!」


    ゼロの作り出したバリアが九頭龍と十神を守る!


    ネクサス「セービングビュート!」


    【セービングビュート】

    本来は敵を縛り上げて放り投げる技だが、人々を助けるために使用することもできる、光のムチ。


    セービングビュートが桑田と戦刃を包み、地面へと降ろす!





    アグル「ハァァァ……!スピニングクラッシャー!」



    改造タイラント「ガ、ァ……!?」


    【スピニングクラッシャー】

    体をスピンさせ、ドリルのように頭から突っ込む技。かつてウルトラマンガイアとの戦いでも使った技。



    メビウス「!」


    大和田『おいお前ら……!無茶すんなよ!』



    苗木『だって……ほっとけないじゃん……』

    ゼロ「そうだぜ……」ピコン……ピコン……



    アグル「……ハァ、ハァ」ピコン……ピコン……


    ネクサス「無茶……?上等だ……死ぬ覚悟で戦ってやるぜ……!」ピコン……ピコン……



    だが、エネルギーはほとんど残っていなかった……



    音無『くっ……こざかしいなぁ!』


    改造タイラント「グァァァァァァァッッ!!!」ブンブンブンッ!


    鉄球を振り回す改造タイラント……


    メビウス「ネァァッ!!」


    ゼロ「グァッ!!」


    アグル「ウォァッ!」


    ネクサス「ヌォォォッ……!」


    四人が倒れ込む……



    改造タイラント「グァァァァァァァッッ!!!」


    音無『ハァ、ハァ……ふんっ、所詮はその程度だよ……』



    苗木(か、勝てない……!)


    大和田(くそぉぉ……っ!!)

  40. 40 : : 2014/07/01(火) 23:13:23
    ゼロ「一か八か……全員で、一斉攻撃だ……」


    メビウス「なるほど……」


    アグル「そうだね……」


    ネクサス「けど……あいつ、確か光線吸収できんだろ……?」


    苗木『だから……4方向から撃つんだ』


    ネクサス「なるほどな……」




    音無『いつまでくっちゃべってんだよ……!』



    改造タイラント「グァァァァァァァッッ!!!」



    改造タイラントが咆哮をあげると同時に四人のウルトラ戦士が飛び上がる!



    改造タイラント「……グァァッ!?」



    音無『……!?』

  41. 41 : : 2014/07/01(火) 23:27:21
    ゼロ「ゼロワイドショット!」


    アグル「リキデイター!」


    ネクサス「クロスレイ・シュトローム!」


    メビウス「メビュームバースト!」



    4方向からそれぞれの光線が改造タイラントに襲い掛かる!



    音無『改造タイラント……!吸収……ううっ!?ダメだ……あ……う……』



    改造タイラント「ギャアアアアアアアッッ!!!!!」



    光線が当たり、改造タイラントが爆発する……



    ゼロ「やっ、た……」フッ……


    アグル「倒したね……」フッ……


    ネクサス「……」フッ……



    メビウス「ゼロ!?それから……」


    大和田『朝日奈!?日向!?おい!』



    エネルギーの限界を迎えた3人は、変身していられなくなってしまった……


    大和田『苗木!ゼロ!』


  42. 42 : : 2014/07/01(火) 23:45:20
    音無「ハァ、ハァ……くそっ……」


    メフィラス星人「君は良く頑張った……さぁ、宇宙船に戻るとしよう……」


    音無「……あれ?……失敗したら殺されるかと思ってたけど……」


    メフィラス星人「……………………」


    メフィラス星人「我が皇帝は寛大な心を持っていますからむやみな殺生はしませんよ」


    音無(今の間はなんだろ……)


    メフィラス星人(まぁ、いざという時には人質にできますしね……人間は)


  43. 43 : : 2014/07/02(水) 00:02:57
    未来機関に戻った苗木たちは、保健室(集中治療室)へと搬送された



    罪木「あぁ、こんな状態で……」


    石丸「包帯持ってきたぞ!」


    田中「無理をするからだ……」


    葉隠(罪木先輩、もはや超高校級の女医だべ……)





    大和田「メビウス……大丈夫だったか?」


    メビウス『えぇ、一応経験は積んでますから。分子くらいまで破壊されたこともありますし……』


    大和田「お、おう」


    メビウス『十字架、氷漬け、ブロンズ化、黄金化の4冠も達成してますからね……慣れてますよ、きつい戦闘は』


    大和田「お……おう……」


    大和田(苦労してんだな……)
  44. 44 : : 2014/07/02(水) 00:51:35
    休憩室―


    戦刃「なんとか助かったけど……」


    桑田「……俺たちが油断したせいで苗木たちに無理させちまったな」


    九頭龍「あいつら大丈夫かよ……」


    十神「くっ……!」ガタッ


    桑田「おい十神!どこ行くんだよ!」


    十神「……不二咲のところだ」バタン






    武器製作研究室―


    不二咲「……ふぅ、こんなものかな」


    澪田「なんすかそれ?千尋ちゃん」


    不二咲「これ?無重……」


    十神「不二咲」ガチャッ


    西園寺「あ、十神おにぃだ」


    不二咲「で……どうしたの?」


    十神「戦闘機が役に立たん……どうしたらいい」


    不二咲「いや、どうしたらって言われても……」


    澪田「あー、誠ちゃんたちが大変な事になってるからってやつっすよね……」


    十神「……別にそういうことではない、勘違いするな」


    西園寺「ツンデレだねぇ十神おにぃ」


    十神「……うるさい、とにかく、怪獣を何とかできる兵器はないのかと聞いている」


    不二咲「うーん……」
  45. 45 : : 2014/07/02(水) 01:15:30
    その時……!


    ビー!ビー!ビー!ビー!



    女オペレーター「近くに、謎の巨人が現れました!」


    隊長「前に戦闘機格納庫に出現したやつか……」



    大和田「隊長!苗木たちは休んでますから……俺にやらせてくれ!」



    メビウス『お願いします隊長!』



    隊長「いや、もともと止める気はないし……行ってこい大和田……メビウス」


    大和田・メビウス「『はい!』」

  46. 46 : : 2014/07/02(水) 01:39:24
    未来機関外―



    謎の巨人「……ふん、ゼロはいないのか」


    大和田「あいつか……黒いぜ……」


    メビウス『紋土さん!早く!』


    大和田「お、おう!メビウース!!」ギュルァッン!



    メビウスに変身する大和田……




    メビウス「ハッ!」



    謎の巨人「貴様は何者だ……?」



    メビウス「メビウス……ウルトラマン、メビウスです。言葉が通じるなら……争いは避けたい」



    謎の巨人「……残念ながら、期待には添えないな」



    そう言うと、謎の巨人はメビウスに襲いかかってきた!



    大和田『問答無用……だよな……前に苗木が戦ったって……』


    ※一章参照




    謎の巨人「フアァッ!」


    メビウス「ハッ!」


    蹴りを受け流し、拳を入れる。



    謎の巨人「グッ……流石は超高校級の暴走族と言ったところか……」



    大和田『!?』


    大和田『おい、お前なんでそれを……』


    謎の巨人「まぁいい……」



    そう言うと彼は夕闇へと消えた……



    メビウス「……なんだったんでしょうか」


    大和田『……さぁな』


  47. 47 : : 2014/07/02(水) 02:08:08
    その後、3日間ゆっくりと苗木たちは休み、その間はメビウスが戦っていた。


    喧嘩などで戦いに慣れているのか、大和田は疲れを見せなかった。


    そんな中でも、何故かウルトラマンヒカリは姿を見せずにいた。


    メビウス曰く、「気配は近くにかすかに感じる」とのことではあるが……


  48. 48 : : 2014/07/02(水) 02:26:22
    舞園「なんか最近出番がないです」


    桑田「そうか……」


    日向「よし、ゆっくり休んだし、今度は何が出てきても大丈夫だな!」

    ゼロ『やれやれ、まさか変身不能になるほど体力を消耗してたとはな』

    朝日奈「人間が強ければウルトラマンになった時も強くなるんだよ?」


    【高山我夢の例】

    最初はひ弱な青年だった高山我夢=ウルトラマンガイアは、XIGのチームハーキュリーズの荷物運びを手伝ったり、トレーニングに参加させられたりしてるうちに強くなった。



    苗木「ボクもランニングとかした方がいいのかな……」


    大和田「まぁ、朝日奈はともかく苗木と日向は運動した方がいいな」



    日向(なんで俺は先輩つかねえんだ……)


  49. 49 : : 2014/07/02(水) 02:39:37
    隊長「まぁ、せっかくだしゆっくりすれば……ん?」


    女オペレーター「あれ、今昼ですよね……なんか暗いな……」



    朝日奈「……!」



    モニターに映し出された外は……



    昼であるにも関わらず、暗かった……


    日向「なんだ?これ……」



    隊長「おい、ちょっと空に映像寄ってみてくれ」


    女オペレーター「はい……」カタカタ



    モニターに映し出されたのは、空が……




    無数の……







    虫で埋め尽くされた光景だった。
  50. 50 : : 2014/07/02(水) 02:56:02
    朝日奈「これ……ある……記憶に……!」



    ゼロ『朝日奈……っ!?一体なんなんだ!?』


    メビウス『僕も気になります!』



    朝日奈「あれは……破滅魔虫ドビシだよ!」


    【破滅魔虫ドビシ】

    ウルトラマンガイアに登場。巨大なワームホールから無限に出現する小さな(と言っても62cmある)虫で、世界を暗黒に覆い尽くす。また、複数のドビシが合体すると、普通の怪獣と同じような大きさのカイザードビシとなる。



    メビウス『破滅魔虫……?』


    大和田「それって一体……」




    朝日奈「根源的……破滅招来体だよ……」




    日向「根源的破滅招来体だと?」




    【根源的破滅招来体】

    ウルトラマンガイアに登場する怪獣の総称で、何者かによって送り込まれた怪獣や送り主を指す。




    隊長「そんなに、やばいものなのか?」



    朝日奈「うん……えっとね……」


    …………………………………………
  51. 51 : : 2014/07/02(水) 03:27:57
    隊長「ワームホールから無限に……か……」


    朝日奈「はい。」



    メビウス『……それは異空間への穴……でいいんですか?』


    朝日奈「うん。そうだよ……」



    メビウス『だったら……ディメンジョン・ディゾルバーが使えるかもしれません』



    日向「ディメンジョン・ディゾルバー?」



    【ディメンジョン・ディゾルバー】

    ウルトラマンメビウス第26話「明日への飛翔」に登場した、異次元空間への扉を半永久的に閉鎖するメテオール。




    苗木「それを……どうやって作るの?」



    ゼロ『確かにな……』





    不二咲「あの……」




    隊長「ん?どうかしたのか?」




    不二咲「そのディメンジョン・ディゾルバー……作れる、かも……」





    大和田「マジかよ……」





    朝日奈「それよりも!まずはドビシをなんとかしないと!」




    女オペレーター「ドビシ……現在、世界中に出現しているようです!」



    日向「なにっ!?」




    女オペレーター「ノヴォセリック王国に……」



    苗木(ソニア先輩の国か……)




    女オペレーター「ワシントン、モスクワ、北京、パリ、ロンドン!」



    【ワシントン〜】

    ウルトラマンメビウス第48話最終三部作Ⅰ「皇帝の君臨」において、地球に複数のインペライザーが襲来した時のアマガイ・コノミ隊員のセリフ。




    朝日奈「とにかく、あいつらをやっつけて……空間を閉じなきゃ……」




    ゼロ『あぁ……そうだな……』


  52. 52 : : 2014/07/02(水) 21:41:11
    苗木「行くよ……デュアッ!」


    日向「ハアアアッ!!」


    朝日奈「アグルウウウウウウウウウッ!!!!!!!!」


    大和田「メビウーーース!!!!!」



    四人が変身し、イナゴ共を駆逐しに行く。


    【イナゴ】

    ウルトラマンガイアの劇中でドビシはイナゴ共と呼称されていた。世界が滅亡する時はイナゴが大量発生するからとかなんとか。私にもわからない




    メビウス「よし……ドビシを倒そう!」



    アグル「うん!」



    ネクサス「……ハッ!」



    ネクサスがジュネッスへと変化する。



    苗木『よし……行こう!』


    ゼロ「あぁ!ブラックホールが吹き荒れるぜ!」



  53. 53 : : 2014/07/02(水) 21:58:56
    日本を中心にドビシを退治してまわっている4人。

    そしてその頃、バット星人の宇宙船内―




    メフィラス星人「音無を連れて帰りました」



    「ふん……まぁ、人間にしてはそこそこ頑張ったか」



    音無「まだ……まだ、絶望が足りない……」



    「グォー……」



    「気にすんなよ、だとさ。お前も仲間だってよ」



    「笑止……仲間とは使えるやつのことだ、我が相棒のように」



    音無「その“相棒”のスパークドールズ使って負けたんだけど?」




    「ハッハッハ!それもそうだなぁ音無……ますます気に入ったぜ……あの地球のレイオニクスとは(ry」



    バット星人「しかし……あの虫はいったい……?」




    音無「ん?あの虫はあんたたちじゃないわけ?」




    「はい。残念ながら。」




    音無「なんだっけ?超銀河帝国軍?以外にも敵がいるのね……あの虫はほっといていいの?」




    ダークルギエル「ふん、人類の敵である以上、我々が手を下す必要はない……」




    音無「ふーん……」


  54. 54 : : 2014/07/02(水) 22:29:39
    ドビシを退治に世界中へ戦士が散らばっている中……



    未来機関では




    不二咲「……できた!ディメンジョン・ディゾルバーだよぉ!」



    葉隠「まじでか!?」




    隊長「凄いな……」




    不二咲「これを戦闘機にインストールしてきます!」



    桑田「なんかわかんないけど……凄いぜ不二咲!」




    ビー!ビー!ビー!ビー!




    女オペレーター「!?」



    アルターエゴ「ロボットが出現しました!」



    隊長(久々にアルターエゴ見たな)



    女オペレーター「え、映像出ます!」ポチッ




    「……」



    【スペースリセッターグローカーボーン】

    映画ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティスに登場。グローカーマザーという空母円盤から大量生産されるグローカーの初期形態。



    戦刃「こんな時に……!」


    桑田「なんで今……!」


  55. 55 : : 2014/07/03(木) 00:20:16
    隊長「ゼロたちは今世界中に散らばっている……だから!戦刃!桑田!九頭龍!十神!出撃だ!」



    十神「だが、今はディメンジョン・ディゾルバーのインストール中じゃなかったか?」


    隊長「あっ……」



    九頭龍「だったら地上戦だ……戦車はあるよな?」



    隊長「……ふっ、頼もしいな」



    戦刃「それはオーケーということですね……行こう桑田くん」ダッ



    桑田「おう!」





    隊長「……本当、頼もしい限りだよ」
  56. 56 : : 2014/07/03(木) 01:07:12
    【お知らせ】


    七海「どうも、七海です」


    七海「長らくコメントないのでしょんぼりしてます……じゃないや」


    七海「リクエストにあったティガとキリエロイドですが、出すためにはまだまだ時間がかかります。それだけです。」


    七海「また、質問などがありましたらどしどしコメントしてくださいね!」



    七海「それじゃあ……」



    \特にネタないんだろ/



    七海「………………」
  57. 57 : : 2014/07/03(木) 17:12:01
    戦車に乗り込んだ九頭龍と十神、そして桑田と戦刃。



    桑田「っし、行くか……」



    戦刃「こういうのは初めてだな……」



    九頭龍「誰が動かすんだ?」



    十神「俺だ……しっかり捕まってろ……」



    ゴゴゴゴゴ……









    戦闘機内部……



    不二咲「ふぅ、ディメンジョン・ディゾルバーインストール完了……」ピピッ



    不二咲『隊長、インストール完了しました。桑田クンとか十神クンとか……誰かこの戦闘機を……』




    隊長「あぁ、すまん、たった今戦車で出撃してしまった」



    不二咲『えー……』



    隊長「すまないが、不二咲……君が操縦してくれないか?」



    不二咲『えっ!?……まぁ、研修も受けたし……いいですけど……』



    隊長「……すまない」

  58. 58 : : 2014/07/03(木) 18:01:41
    グローカーボーン「……」


    無言で進撃するグローカーボーン……



    未来機関の戦車も攻撃を開始し、グローカーボーンを迎え撃つ。


    その最中、不二咲の乗る戦闘機が、ワームホールへと向かっていく。



    不二咲「……あれだね……ディメンジョン・ディゾルバー発射!」ビゴーッ!





    戦闘機からディメンジョン・ディゾルバーが発射される!




    不二咲「よし……やった!」



















    十神「くっ……全く効いてないのか!?」



    九頭龍「ちっ……」




    戦車の砲撃を受けてもなおグローカーボーンは活動をやめない……!

  59. 59 : : 2014/07/03(木) 19:23:11
    ドォン!



    戦刃「これは……!?」



    勝ち目のない戦いの中、さらにグローカーボーンがもう1機現れる!



    桑田「嘘だろ……!」



    するとグローカーボーンは……




    合体して1つになった!




    【スペースリセッターグローカールーク】


    グローカーボーン2体が合体したグローカー第二形態。両肩に鋭い刃があり、顔にも六本の刃がある、非常に攻撃的な作り。





    十神「なんだあれは……!」




    桑田「合体したとか……もう、無理じゃね?はは……苗木ー、助けてくれー……」



    戦刃「落ち着いて桑田くん……」
  60. 60 : : 2014/07/03(木) 22:17:43
    その時……また一人、巨人が姿を現した



    不二咲「……あれはっ!?」



    「……」




    【ウルトラマンガイア(V1)】

    アルケミースターズの高山我夢に赤い大地の光が宿り誕生した巨人。名前の由来はGaia(地球)である。




    ガイア「……」






    戦刃「また新たなウルトラマン……!?」



    桑田「お、おお!やれ!そのロボットぶちのめせ!」



    十神「ちっ……ウルトラマンに甘えすぎだぞ……」








    不二咲「よかったあ……」









    誰もが安心したその時……






    ガイア「……ァァァァ……デャッ!」




    ガイアは未来機関の建物に向かって光線を発射した!





    不二咲「!?……なんで……!」ポチッ





    ダダダダ……と戦闘機のミサイルが光線相殺し、なんとか建物は守られた……






    桑田「お、おい!どういうことだよ!」




    九頭龍「これは……また偽物の流れか?」



    戦刃「恐らくは……」




    十神「ならば撃って構わんだろう……」ポチッ




    戦車からも攻撃が発射される!




    ガイア「ウォアアアアッ!!」



    攻撃を受けてガイアが苦しむ。




    桑田「……おい、本物だったらどうすんだよ」



    十神「馬鹿言え……よく見ろ。あのロボットがあのウルトラマンを襲わないところから見て、敵の可能性が高い」



    戦刃「そうだね……ちょっと考えればわかることだった……」

  61. 61 : : 2014/07/03(木) 22:47:33
    ガイア「デャッ!」

    グローカールーク「抵抗スル者ハ全テ排除」




    不二咲「十神クン……一斉に攻撃……頼める?」ピピッ



    十神『あぁ……任せろ』ピピッ





    戦車と戦闘機からの一斉射撃!





    だがっ!





    ガイア「ジュワッ!」ヴィー……グァングァングァン!




    戦刃「う、受け止めて……跳ね返してる!?」



    【ウルトラバリヤー】

    アグルと同じように円形のバリアを作り出す技。




    跳ね返された攻撃が戦車を襲う!





    九頭龍「ぐぁっ!!!」



    桑田「うあああああああっっ!!!!」





    不二咲「皆!皆!大丈夫っ!?」



    不二咲「……あれ?何か……また、降りてくる!?」
  62. 62 : : 2014/07/04(金) 15:14:32
    十神「チッ……武器をやられた……避難するぞ」



    九頭龍「あぁ……」



    ガチャッ



    戦車を出る四人……だが、そこ目掛けてグローカールークが光線を放つ!



    戦刃「!」






















    戦刃「……あれ?」






    桑田「おい、あれってもしかして……ウルトラマン!?」




    桑田たちの目の前には……



    銀と紫の戦士が、そこに立っていた……!




    【ウルトラマンコスモス(スペースコロナモード)】

    主に宇宙での戦闘に使うスタイルで、劇場版2作と3作に登場した。瞬間移動や空間停止能力など、ウルトラ念力(ドラゴンボールでいう気)を駆使した、コスモス本来の超能力が扱いやすいスタイル。




    コスモス「ハァァッ!」



    ガイア「チクワッ!?」

    グローカールーク「……」


  63. 63 : : 2014/07/04(金) 15:52:33
    コスモス「シィィヤッ!」


    コスモスは両手にエネルギーを溜め……グローカールークに向かって発射した!


    【オーバーループ光線】

    両手に宇宙エネルギーを溜め、敵目掛けて撃ち出す光線。



    ガイア「デャッ!」


    グローカールークを盾にし、ウルトラマンガイアが構える。


    コスモス「……」


    ガイア「デャッ!」


    何かを察したコスモス……











    不二咲「どうする気だろ……」ヒューン……



    戦闘機を降ろし、外へ出る不二咲。








    ガイア「!」ビュンッ!




    そこを見計らい、ガイアが小さな光線を放つ!




    コスモス「!」


    だが当たる前にコスモスがバリヤーで不二咲を守る!


    【バリヤー】

    文字通りのバリヤー。





    ガイア「……デャッ!」


    コスモス「……シィィヤッ!」





  64. 64 : : 2014/07/04(金) 22:56:25
    エジプト―




    ゼロ「シェェェェアァッ!」



    ドビシたちを光線で排除していくゼロ…



    苗木『はぁ、はぁ……』


    ゼロ「とりあえず、ここはこんなもんか……」






    ロシア―



    アグル「ハァァァ……リキデイター!」ギュンッ!




    アグル「よし……あらかた片付いたね……」








    カナダ―



    ネクサス「ハァァァァァァッッッ!!!」



    ネクサス「ふぅ、まぁこんなもんか……」













    オーストラリア―




    メビウス「セヤァァァァッ!!!」ビガーーッ!




    大和田『ふぅ……そういやメビウス。活動時間って制限とかあるのか?』



    メビウス「そうですね……でも、この世界に制限はなさそうです」


    ※ご都合主義



  65. 65 : : 2014/07/05(土) 00:19:59
    未来機関前―



    コスモス「ハァァァッ……!」



    ガイア「デャッ!」



    コスモスが青き光を身にまとい、月の光の慈愛モードへと変わる……!



    【ウルトラマンコスモス(ルナモード)】

    普通は変身直後の形態で、青を基調とした、コスモスの「優しさ」「慈愛」を体現する「月の優しき光の如き慈しみの青い巨人」で、相手を攻撃せず受け流す戦法を得意とする。



    ガイア「……?」



    コスモス「ハァァァッ……」


    コスモスが光を集める……


    コスモス「ハァァ……」


    ☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..


    そして、掌から光が放たれる……



    【フルムーンレクト】

    攻撃の技ではなく、相手をおとなしくさせる技で、映画ウルトラマンサーガでも使用した。




    ガイア「ジュワ……ァァォァッ!!!」







    不二咲「あ、あれ……倒さない、のぉ……?」






    コスモス「……」




    ガイア「ァ、ヲヲヲヲ……!」



    すると、突然ガイアが苦しみだし……!




    不二咲「あっ……!」




    ガイアの顔の一部が変化した!



    【ニセウルトラマンガイア】

    ウルトラマンガイアに登場。ジオベースという場所に集められたガイアの情報をコピーして金属生命体ミーモスが変身した姿。



    ニセウルトラマンガイア「デュ……ァァァァ……」


    苦しみ、のたうち回る……


    そして……姿を現した!




    【金属生命体ミーモス】

    謎の金属生命体の集合体。ガイアのデータをコピーしただけでなく、戦闘能力も高い




    コスモス「シィィヤッ!」



    ミーモス「グァァッ!」








    不二咲「やっぱり……偽者だったんだぁ……」
  66. 66 : : 2014/07/05(土) 01:57:56
    コスモス「ハァァァ…」


    コスモスは再びミーモスにフルムーンレクトを放つ!

    ☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..



    ミーモス「……」




    ミーモスがおとなしくなり、もとの金属へと戻った……



    コスモス「……」スッ



    右手を出し、「行ってくれ」のサイン。



    ミーモスだった金属は、宇宙へと帰っていく。







    不二咲「わ、和解しちゃった……?」






    だがその時!




    コスモス「ウォォォッ!?」



    グローカールーク「抵抗スル者ハ全テ排除」



    光線を受けて尚機能を停止してなかったグローカールークが襲いかかってきた!




    コスモス「フゥッ……ハァァァッ!!」



    その時コスモスが今度は赤い光をまとう……!




    【ウルトラマンコスモス(コロナモード)】

    倒すべき相手と対峙した時に変化する、「強さ」を体現した「太陽の燃ゆる炎の如き戦いの赤き巨人」のモード。





    グローカールーク「……」ギュンッ!



    コスモス「ハァァッ!」ギュンッ!



    グローカールークの光線を、自らの光線で相殺する!



    【ハンドドラフト】

    手先から発射する矢尻型光弾で、威力が低い代わりに連射が可能。左右どちらの手からも発射できる。



    コスモス「シィィヤッ!」ブォンッ!


    コスモスが空へ気を放ち、グローカールークに雷を落とす!



    【サンダースマッシュ】

    宇宙に向かって気を放ち、発生させた電撃を相手に落とす技。




    グローカールーク「……」プスプス





    コスモス「ハァァッ……シィィヤッ!」


    コスモスが両手で円を描き、虹色の光線を発射する!


    【グレイシーブーン】

    両腕で円を描き、気を溜めてそこから発射する虹色の超強力光線。本編未使用技。




    グローカールークがそれを受け、爆発する!






    不二咲「やったぁ!」



    戦刃「不二咲さん!大丈夫!?」タッタッタッ……



    敵が居なくなり、戦刃と桑田と九頭龍が駆け寄る。



    十神は未来機関建物内へ戻ってしまった。



    桑田「ごめんな……勝手に戦車で……」



    不二咲「ううん、それより、みんな無事でよかったあ!」



    九頭龍「ったく……少しは遠慮してほしいもんだよな、敵さ


    ドゴォォォォンンン!!!



    突如、九頭龍が細い光線で……






    心臓を打ち抜かれ、絶命してしまった……




    コスモス「ハッ!?」




    「ふふ……中々やりますねぇ、メビウスたちを世界中にばらけさせ、ウルトラマンのいない防衛隊を潰そうとしたのですが……」



    桑田「くっ、九頭龍先輩……!九頭龍先輩!」


    だが、九頭龍は目を覚まさない……




    戦刃「くっ……」



    「すぐに殺してしまっては面白くないでしょう?」



    単眼の宇宙人は落ち着いた口調でそう言い放つ。



    【知略遊撃宇宙人エンディール星人】

    ウルトラマンメビウス外伝超銀河大戦(テレビマガジン版ウルトラ兄弟宇宙大決戦)、ウルトラマンメビウス外伝アーマードダークネス(テレビマガジン版)、ウルトラマンフェスティバル2007、2008に登場。かつて光の国を滅ぼさんとしたエンペラ星人の軍団の残党で、ジオルゴンという宇宙人と二人で闇の二大幹部として恐れられている。テレビマガジンの強敵宇宙人デザインコンテスト最優秀賞受賞作品。



    コスモス「……クッ、シィィヤッ!」



    エンディール星人「おっと……今日は間が悪いようです……ブッコロナモードでは、私もやられてしまうかもしれません」



    エンディール星人「ですがっ!」ドンッ!


  67. 67 : : 2014/07/05(土) 02:02:06
    続きに期待です!
    がんばって!!
  68. 68 : : 2014/07/05(土) 02:19:04
    エンディール星人は電撃ボール……エレクトロポイズンを放つ!


    コスモス「ウォアアアアッ!!」


    ピコン……ピコン……とカラータイマーが鳴り始め、コスモスは倒れ込んでしまう。



    エンディール星人「ではでは、ごきげんよう地球人……私が本気を出せば人間を殺すなど容易いこと……わかりましたね?」




    不二咲「……に……」




    エンディール星人「はい?」



    不二咲「そのために九頭龍先輩を……殺したのぉ!?」



    エンディール星人「はい……まぁ、この光線、パラライズアイの威力の試し撃ちも兼ねましたがね」



    桑田(俺、腰抜けてんのに……すげぇ……不二咲……)



    不二咲「くそぉっ!どうしてなんだよぉ!」



    エンディール星人「おっと、そんなに熱くなってはいけませんよ……ではでは」


    そう言うとエンディール星人は消えた……



    コスモス「……」


    コスモス「君は……ムサシと同じように……勇気を持っている……いい、少年だ……」


    不二咲「ぼ、ボク……?」


    戦刃(一目で男だと見抜くって……凄い……)


    【春野ムサシ】

    ウルトラマンコスモス本編やウルトラマンサーガにおいて、ウルトラマンコスモスに変身する少年。SRC宇宙開発センターのパイロット候補生で、子供の頃にコスモスと出会い、以後真の勇者を目指している。カオスヘッダーが襲来した際にリドリアスという怪獣に単身で挑んだ勇気を買われ、TEAM EYESに入隊した。最終回で真の勇者と認められ、コスモスと別れた。その後ウルトラマンサーガでは同じ隊員のアヤノと結婚し、ソラという息子もできている。家族で遊星ジュランに住んでいたが、バット星人の円盤がそこに現れたことで再びコスモスと一体化。今回のssでは、サーガの後再び分離したということにしている。



    コスモス「……私の力を」


    不二咲「いいよ」


    コスモス「……?」



    不二咲「キミの力をボクが受け継ぐんだよね……大丈夫。いいよ」


    桑田「ふ、不二咲……」



    コスモス「……ありがとう、君も真の勇者となれるかもしれないな」




    そう言うとコスモスは光となり、不二咲に宿った。



    そして不二咲の手の中には、コスモプラックが握られていた……


    【コスモプラック】

    コスモスに変身するためのアイテムで、自身に宿るコスモスと対話する際の媒体にもなる。また、変身はコスモスと変身者の意思が合致しないとできない。



    不二咲「……九頭龍先輩、そして……セレスさんたちのためにも、ボクが戦わなくちゃ」



    戦刃「ありがとう、ごめんね……」


    桑田(……俺、マキシマムかっこわりーな……)
  69. 69 : : 2014/07/05(土) 02:19:38
    >>67

    有難うございます!コメント嬉しいです!頑張ります!
  70. 70 : : 2014/07/05(土) 02:45:55
    そんな不二咲たちの一部始終を見ていた隊長たちは……




    澪田「そ、そんな……」


    西園寺「九頭龍おにぃが……嘘……」


    葉隠「な、なんで先輩ばかり……」


    石丸「どうせ死ぬなら僕の方が……!」


    舞園「縁起でもないこと言わないでください……」


    霧切「……そうね」


    罪木「九頭龍……さん……」


    十神「チッ……あいつも連れて帰ればよかった……」



    隊長「……」





    どうしてウルトラマンが何とかしないのかと思うだろうが、無くなった命を蘇らせることは奇跡でも起きない限り不可能であり、瀕死の人間を救うのとは訳が違うのである。

    例えば、残りHP1のキャラにベホマ。これは全回復。
    だが、残りHP0のキャラにベホマ。しかしなにもおこらなかった。

    プログラムが根本から変わるくらいの奇跡でも起きない限り不可能なのである。
  71. 71 : : 2014/07/05(土) 14:13:24
    バット星人の宇宙船内―


    「エンディール星人……何故……」


    「た、確か……俺たちとともに皇帝の下にいたはず……」


    音無「え?あいつ超銀河帝国軍じゃないの?」


    メフィラス星人「何故でしょうねぇ……」


    「フハハハ!部下に裏切られるたァな……皇帝さんよ」


    「ふん……あやつ一人どうということはない……そうだな?」


    「そうですよ皇帝」


    バット星人「さて……厄介な戦士が現れてしまいましたねぇ……」


    「あ?なんか問題あんのか?あのコスモスとか言う奴」


    バット星人「えぇ……奴の能力は、闘争心を無くすこと……つまり、我々がいかに闇で強化しようとも大人しくさせられてしまいます」


    音無「でもさ、ダークライブなら効かないんじゃね?」


    ダークルギエル「いや……ダークライブは人の心の闇からなるライブ……それを浄化されては戦えぬ」



    「なら、吾輩がコスモスを閉じこめればいいんじゃなイカ!?」




    「!?」




    ダークルギエル「……なぜお前がここにいる、イカルス星人」


    【異次元宇宙人イカルス星人(SD)】

    ウルトラマンギンガに登場。SDはスパークドールズの略で、バルキー星人の次にダークルギエルに選ばれた闇のエージェント。異次元に入り込むことであらゆる世界へと移動できることが判明した。



    バット星人「おや……この新宇宙船が異空間移動ができるのは彼のおかげですよ……?」


    イカルス星人「イカカカカ!そのとおりじゃなイカ!」


    ダークルギエル「……まぁいい」

  72. 72 : : 2014/07/05(土) 14:36:48
    未来機関―



    田中「……」



    田中「九頭龍まで逝ったか……」



    田中は1人、部屋で考えていた




    田中「超高校級の……だが……俺の才能など……」






    司令室―



    苗木「ただいま帰還しまし……」


    明らかなくらい雰囲気に、苗木は口を噤む



    朝日奈「うっ……ぐすっ……おかえり苗木……遅かったね……」


    日向「……」


    大和田「……よぉ、お帰り」


    西園寺「お帰り苗木おにぃ……」


    罪木「苗木さん……」




    不二咲「……ゼロ」


    そんな流れを断ち切るように不二咲が苗木ではなくゼロに話しかける。





    ゼロ『ん……どうし……なっ!?不二咲、お前……!』



    不二咲「うん。」



    ゼロ『そうか……コスモスが……なるほどな……』



    苗木「けど、九頭龍先輩が……」



    最近、犠牲者が出なかったため、仲間の死を乗り越えられそうだった彼らだが……今までのこともあり、感情が溢れてしまったようだ……
  73. 73 : : 2014/07/05(土) 15:45:47
    エンディール星人の襲来から1日が経過し……




    ビー!ビー!ビー!ビー!



    女オペレーター「すぐ近くに、謎の巨人が現れました!」

    アルターエゴ「過去にゼロとメビウスが戦ったやつだよぉ!」




    大和田「うし……いくか」


    日向「あぁ、そうだな……おい朝日奈!苗木!」




    朝日奈「う……もうやだよ……頑張っても仕方ないよ……」


    苗木「ごめん……ちょっと……」



    ゼロ『おい苗木!朝日奈!おい!……くっ、まぁ仕方ねえか……』



    不二咲「あれ、そういえば霧切さんは?霧切さん……?霧切さん!?」


    桑田「さぁな……まぁ、戦闘チームに配属されてても全然働いてなかったしな……」


    十神「だが問題はない……行くぞ桑田、戦刃」


    戦刃「……」コク



    メビウス『これ以上犠牲を出さないようにしないといけませんね、早く行きましょう紋土さん』



    大和田「おう……」






    大和田、不二咲、日向が変身し、謎の巨人の元へと向かう。





    そして、遂に奴が動き出す!






    第二章 完






    第三章へ続く
  74. 74 : : 2014/07/05(土) 15:49:47
    次回予告




    図が高い!陛下の御前であるぞ!






    天使……?






    いや……悪魔だ!






    あんたが希望の戦士になんてなれるわけないじゃん!キャハハ!






    太古のアースパワー………………だべ?






    久しぶりだなぁ……会いたかったぜぇ?ゼロ






    ………………“ベリアル”っ!!








    to be continued……
  75. 75 : : 2014/07/05(土) 15:53:28
    ということで無理やりではありますが第二章終わりです。



    前回の次回予告でのセリフが出てこなかったりしたのは申し訳ありません。なにしろ行き当たりばったり精神なもので、展開が変わったりしてます。





    それでは、第三章でお会いしましょう!





    要望とかあったらいつでも言ってください。それではそれではー。

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