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進撃のバカテス 第3話 『覗きと合宿と男の楽園』
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- 1 : 2014/04/02(水) 08:16:19 :
- 進撃の巨人とバカテスのコラボです!
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- 2 : 2014/04/02(水) 08:17:51 :
- http://www.ssnote.net/archives/12340
の続きです!
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- 3 : 2014/04/02(水) 09:19:27 :
新学期になって二ヶ月が経過し、日没の時刻にはっきりとし変化を感じ始めるこの時期
程よい気温でよく眠れたせいか、僕はいつもより少し早い時間に登校していた
ジャン「あ?今朝は早いなエレン」
エレン「なんか早く目が覚めてな」
ジャン「もしかして明日の学力強化合宿で浮かれてんのか?」
エレン「そうかもしれないな」
エレン「お前こそ早いけどお前も浮かれてんのか?」
ジャン「俺は…俺も浮かれてたのかも」
エレン「だよな!」
エレン「学力強化を目的とは言え、皆で泊まりがけだからな」
ジャン「そうそう楽しみになるのは仕方ねーよな」
エレン「うんうん」
ジャンとのそんな何気ない日常会話を楽しみにしながら、鞄をロッカーに移す
エレン「しかも四泊五日てしや修学旅行みた──」
と、その時
カサ、と手の先に何かが触れる感触がした
エレン「ん?なんだろう?」
ロッカーの中身は昨日鉄人にほとんど没収されたから空になっているはずなんだけど
疑問に思い中を覗いてみると
見覚えのない封筒が入っていた
《エレン・イェーガー様》
そこには俺の名前が書いてあった
エレン「──っ!?」
まさか…ラブレター!?
ジャン「どうしたエレン?」
このことがこいつにバレたら
間違いなく地獄行きだ
地獄というのは異端審問会という
拷問みたいな…いや拷問をする会だ
エレン「べべ別にな、なんでもないよ」
ジャン「なにかあるな」
エレン「と、とにかく大したことないから、見なかったことにしてくれない?」
両手を胸の前で合わせて
お願いのポーズを取る
ジャン「しゃーねーな…じゃあ後でファ●マのファ●チキ奢りな!」
なんか今日はジャンが優しい!
エレン「おう!絶対奢るぜ!ありがとな!」
見えないように手紙を鞄にしまい
俺はダッシュで教室を出た
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- 4 : 2014/04/02(水) 11:16:28 :
時間は──大丈夫
手紙を読む時間くらいは充分にある
尾行の気配がないから、クラスの皆にはバレずに済んだと見て良さそうだ
そういえばジャンのやつ
頭に包帯まいてたけど大丈夫なのかな?
まあ今はそんなことよりこの手紙だ
エレン「俺にもとうとう春が…!」
はやる気持ちを抑え
早足で階段を昇る
エレン「よいっしょっ──と」
屋上へと続く思い鉄扉を押し開くと
その向こうには澄み渡る青空が広がっていた
エレン「良かった、誰もいない」
エレン「これ誰がくれたのかな?」
しばらく目を閉じて気持ちを落ち着けてからゆっくりと手紙の封に手をかける
今日は最高の日だ
僕に注ぐ心地好い日差し
広く大きく澄み渡る青空
涼しく吹き込む爽やかな微風
『あなたの秘密を握っています』
僕をおどかす脅迫文
エレン「最悪じゃあーーーっっ!!」
俺にとっての春は
まだまだ遠かった
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- 5 : 2014/04/02(水) 12:57:48 :
- 期待です。
美春役は誰かな?
てか覗きをするのかww
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- 6 : 2014/04/02(水) 13:07:45 :
ジャン「エレン一体何があった?」
教室に戻った僕を見て
ジャンが心配そうに声をかけてきた
本当にジャンのやつはどうしたんだ?
優しすぎるだろ
エレン「べ、別になんでもないよ。あははっ」
ラブレターだと思っていた手紙が
実は脅迫状だったなんて
恥ずかしくて言えるわけない
俺のプライドにかけて
ここは隠し通したい!
ミカサ「ウソはよくない。さっき窓から妙な叫び声が聞こえたきたし」
ミカサ「何か隠してるでしょ?」
エレン「あ、ミカサ。おはよう」
ジャンの陰から現れたのは
クラスメイトで
幼馴染みのミカサ・アッカーマン
綺麗な黒髪で
とっっっても強い
でも根は優しい女の子だ
ミカサ「おはようエレン。それで、何を隠しているの?」
ミカサ「まさか…」
エレン「やだなぁミカサ」
エレン「本当に何も隠してなんか…」
ミカサ「まさか、ラブレターを貰ったなんて言わないよね?」
エレン「ミカサ、言葉に気をつけるんだ」
エレン「ラブレターという単語に反応して皆が俺に向かってカッターを構えている」
相変わらず恐ろしいクラスメイト達だ
級友を刺殺するのに何の躊躇いもないなんて普通じゃない
ミカサ「皆、カッターはまだ早い、落ち着いて」
ミカサ「だいたい、どう考えてもエレンがラブレターなんてもらえるわけない」
ミカサ「隠しているのは別の物に決まってる」
片手を上げて殺気立つ皆を制するミカサ
彼女の予想は正しいけど
その言い方はどうかと思う
俺にだってプライドってものがある
そこまで言われたら否定だってしたくなる
こうなれば意地でも正直に答えるもんか!
売り言葉には買い言葉だ!
エレン「ふふん!そのまさかさ!今朝僕の靴箱にラブレターが──」
ドスッ!(カッターが畳に刺さる音)
ミカサ「次は耳」
エレン「心の底からごめんなさい」
プライド?何ソレ?食べられるの?
ミカサ「それじゃ、正直に答えて」
ミカサ「何を隠してるの?」
エレン「はい。実は僕が隠していたのは、きょ──」
脅迫状なんです、と言いかけて俺は思った
よくTVとかでも脅迫犯が『警察には知らせるな』なんて言ってるし
脅迫されてるという事実が多くの人に知られるのは僕としても避けたい
これはなんとかして誤魔化したい
どうする、エレン・イェーガー!?
エレン「きょ、きょ…」
一瞬、走馬灯が回るかのように時間がゆっくりと流れる
走馬灯が見せるのは人が窮地に瀕した際
今までの経験からその窮地を脱する方法を探すための記憶だという話を聞いたことがある
ミカサ「『きょ』、何よ?」
この時、僕の脳は窮地を脱するために
昨夜のテレビこ記憶を呼び覚ましていた
エレン「きょ、競泳用水着愛好会の勧誘文!」
ああっ…
よりによって昨日の特集
『競泳選手密着22時
~栄光のオリンピックを目指して~』
が脳裏をよぎるなんて!
ていうか何だよ22時って
あと2時間頑張ろうぜ
そんなことより
これは本当に俺の脳が真剣に考えた窮地を脱する本当なのだろうか?
少しだけ僕は自分の脳が不安になってきた
ミカサ「ほ、本当なの、エレン?」
勿論嘘に決まってる
でもそんなことを言ったら
『じゃ、何を隠してるの?』と返されてしまう
こうなった以上
僕の脳が導いた方法を信じるしかない
エレン「勿論本当さっ!」
俺を見る皆の目が
俺の心を苦しめる…
痛い、痛いよお母さん
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- 7 : 2014/04/02(水) 13:08:48 :
- おバカさん
しっかり覗きますよ!
美春役は書いてる途中で考えます
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- 8 : 2014/04/02(水) 15:00:42 :
ミカサ「も、もしかして入会する気なの?」
エレン「ま、まぁな!前から興味があったし!」
やばい本当に引き返せないところまで来ている
ミカサ「そ、そうだったの。初耳だわ…」
うん
いった本人も初耳だ
ミカサ「でも、よりによって普通の水着じゃなくて競泳用だなんて…」
ミカサ「一体どのへんに興味を持ったの?」
さぁ困った
ハッキリ言って俺は競泳用水着についての知識は欠片も持ち合わせていない
とにかく昨日のテレビから得た
知識で答えないと…
エレン「そ、それは…」
ミカサ「うん」
思い出せ!テレビを観ていて何が印象に
残ったんだエレン・イェーガー!
あの時最も印象に残ったのは──
エレン「──密着具合」
俺は変態か
ジャン「ミカサ。わかってるとは思うが一応言っとく、今のは全部エレンの嘘だぞ」
ジャン「エレンにそんな趣味があるわけないだろ?」
ミカサ「えぇっ!?凄いリアルなウソだったから危うく騙されるところだったじゃない!」
エレン「傷ついた!今の一言で俺は毎晩枕を涙で濡らすほどに傷ついた!」
そんなに競泳用水着に興味を抱いてそうに見えるのだろうか
ミカサ「これが最後。今度こそ正直に言いなさい。なにがあったの?」
いい加減正直に言わないと犯人以前にミカサに殺されそうだ
エレン「実は、今朝俺宛に脅迫状が届いてたんだ」
クラスメイト「あ、なんだ。良かったぁ…」
脅迫状と聞いて胸を撫で下ろす
クラスメイトに疑問を抱かないわけでもない
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- 9 : 2014/04/02(水) 15:30:02 :
- wwww
つい笑ってしまうww
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- 10 : 2014/04/02(水) 21:09:10 :
ジャン「そんでエレン?その脅迫状にはなんて書いてあったんだ?」
エレン「これには『これ以上あなたの傍にいる異性に近付くな』って書いてあった」
ジャン「う~ん…この文面を見るにこれはエレンの近くにいる異性になんらかの強い気持ちを抱いていると思うな」
エレン「じゃあこのFクラスでただ二人の女子であるアニかアルミンきゅんのどっちかに好意を抱いているってことか」
ジャン「エレン、金属バットを取りに行ったミカサが戻ってこないうちに早く逃げろ!」
あれ?
俺の推理間違ってたかな?
ジャン「ところで何をネタに脅迫されてるんだ?」
エレン「そういえばまだ知らなかったや」
エレン「なになに、『この忠告を守らなかったら以下の写真をネットで公開します』だって」
ジャン「写真?どんな写真だ?」
エレン「見てみるか」
その封筒の中には
三枚の写真が入っていた
一枚目の写真を手に取る
写っていたのは───俺のメイド服姿
ジャン「この前の学園祭のときのやつか」
※学園祭のお話は番外編として書きます
エレン「い、いつの間にこんな写真を…」
ジャン「でも案外似合ってるんだよな」
エレン「それ、全然嬉しくない…」
今日は最高の日だと
思ってた自分は今どこに…
こんなものが写されているのならジャンにも見えないようにした方が良いだろう
そんなわけで
僕以外には見えないように隠しながら
二枚目を見る
写っていたのは───俺のメイド服姿
(パン☆チラッ)
エレン「…………………」
ジャン「どうしたエレン?」
エレン「トランクスだからセーフ、トランクスだからセーフ、トランクスだからセーフ!」
ジャン「おいエレン!自我が崩壊するほどのものが写ってたのか!?」
大丈夫、俺は強い子だ!
このくらいなんともないもんねっ!
脅迫なんか怖くないっ!
気合を入れて三枚目
写っていたのは───ブラを持って立ち尽くす俺(お着替え中メイド服着崩れver)
エレン「いやああぁぁぁぁああ!!!」
ジャン「どうした!?」
エレン「見るな!こんな汚れた俺の写真を見るな!」
ジャン「とにかく落ち着け!皆が注目してるぞ!」
言われてみると周囲の目線が痛い
落ち着こう
エレン「はぁ、はぁ、はぁ…」
エレン「恐ろしい威力だった…」
エレン「俺マジで死ぬかと思った…」
ジャン「そんなに凄かったのか」
エレン「それはもう…この写真をネットで公開されるなんて…」
俺が一人でびくびくしていると
アニ「エレン、ジャン、おはよう」
エレン「アニか、おはよう」
ジャン「おはようアニ、今朝は遅かった」
アニ「ちょっと忘れ物に築いて一度家に戻ったからギリギリになっちゃってね」
そうやってはにかむ笑顔が元々の魅力と相まってとても輝いて見える
彼女は男だらけの暑苦しいFクラスにおける皆の清涼剤だ
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- 11 : 2014/04/02(水) 23:17:00 :
ジャン「そうだ!」
ジャン「なぁアニ?エレンのメイド服姿の写真があったらどうする?」
アニ「エレンのメイド服か…」
アニ「もしもそんな写真があるなら──」
アニ「──とりあえずスキャナーを買うかな!」
エレン「なんで!?どうして!?」
アニ「それは…世界中の皆さんにエレンの可愛さを知ってもらいたいから」
よし!
窓から飛び降りよう!
ジャン「おい!まてエレン死ぬ気か!!」
エレン「ジャン離して!俺もう死にたいの!」
ジャン「エレンよく考えろ!まだネット配信はまだされてないんだぞ!」
エレン「そ、そうだった」
そうだまだネットには載ってないんだ!
ジャン「でもなんか手をうたないといつかお前の写真がネットにのせ──」
ジャン「だから待てって言ってるだろ!」
エレン「だってどうせ載せられちゃうんでしょ!」
エレン「だったら今すぐ死んだ方がマシだよ!」
ジャン「だからその差出人に直接聞いて載せないでって頼めばいいだけだろ」
エレン「でも差出人が分からないから困ってるんだよ!」
ジャン「そんなの俺が知るか!」
今日で三回目だなあ
窓から飛び降りようって思ったの
エレン「ばいばいジャン」ニコッ
ジャン「だから飛び降りるな!」
エレン「だってもう生きていける気がしないんだ!」
ジャン「そ、そうだ!ヒッソリーニならこの手の話には詳しいはずだ!」
ジャン「事実を説明して───」
エレン「ヒッソリーニに笑われる?」
ジャン「ちがぁぁう!事実を説明して脅迫犯を見つけ出してもらうんだよ!」
そうか!まだ諦めるには早かった!
盗撮や情報収集のエキスパートとも呼ばれるヒッソリーニなら脅迫犯を突き止められるかもしれない!
エレン「ナイスアドバイスだよ!ジャン!」
早速相談しようとヒッソリーニを探す
すると
教室の隅で小さくなって誰かと話をしているヤツの姿が見えた
エレン「それじゃ、僕はヒッソリーニに話があるから」
アニ「ところで、エレンのメイド服姿がどうとか…」
ジャン「あ、アニ!俺と話でもしないか?」
後ろではジャンがアニを
足止めしてくれていた
本当に最近ジャンが優しいよ
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- 12 : 2014/04/02(水) 23:22:43 :
- コニーよりも盗撮と盗聴はアルミンの方が得意そうだなw
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- 13 : 2014/04/02(水) 23:51:06 :
- 進撃のおバカさん
まぁそこら辺は気にしないでください
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- 14 : 2014/04/03(木) 02:48:39 :
- 題名を変えました!
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- 15 : 2014/04/03(木) 10:52:32 :
エレン「助けてヒッソリーニ!俺の名誉の危機なんだ!」
スライディング土下座をしながらヒッソリーニに…駆け寄る?
すると俺の素晴らしいスライディング土下座を邪魔してきた
アルミン「後にしてね。今は僕が話してるから」
エレン「あれ?アルミンきゅん?」
目的地に先に陣取っていたのは
俺の悪友でありFクラスの代表でもある
アルミンきゅん・アルレルトだった
アルミン「アルミン…きゅん?」
エレン「ヒッソリーニ、何の話?」
アルミン「あれ?僕スルー?」
コニー「なんかアルミンの寿命が近いらしい」
アルミンと話している小柄な男は
コニー・スプリンガー
その旺盛な(性方面への)知識欲とそれを誰にも気づかれないようにしている姿を敬意を表し、俺らはヒッソリーニと呼んでいる
エレン「アルミンきゅんの危機?一体どんなの?」
まあ俺以上のことはあるはずないけど
アルミン「だからきゅんって…まぁいいか」
アルミン「僕に今朝脅迫状がきた」
エレン「アルミンきゅんも?!」
エレン「どんな写真?」
まぁ俺の写真より
酷いってことはないだろうけど
アルミン「これだよ…」⊃写真6枚
エレン「6枚も…」
エレン「では一枚目を」
写っていたのは───チャイナ服姿
エレン「まだ俺の方が酷いな」ポタポタ
アルミン「ちょっエレン鼻血!」
エレン「二枚目は」
写っていたのは───メイド服姿
エレン「俺もメイド服あったし!全然俺の方が酷いな」ポタポタ
アルミン「エレン貧血しちゃうよ!」
エレン「三枚目は」
写っていたのは───女物の水着姿
エレン「なぜ女物の水着を?」ボタボタ
アルミン「男物の水着を買いにいったら着せられた…」
エレン「四枚目は」
写っていたのは───メイド服姿
(パン☆チラッ)
エレン「アルミンきゅんのトランクス」ボトボト
アルミン「僕のトランクスがなんなのさ!」
エレン「五枚目は」
写っていたのは───ブラジャーinアルミンきゅんの胸部
エレン「ブラジャァァアア!!!」ブシャー
アルミン「やっぱり見せなきゃよかった…」
エレン「最後は」
写っていたのは───上半身裸
エレン「生きてて…よかっ…た…」ブシャーーーー
アルミン「もう死んじゃっていいよ」
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- 16 : 2014/04/03(木) 10:55:26 :
- エレンがなんで脅迫状に写真が入っていたのかを知っていたのかは気にしないでください
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- 17 : 2014/04/03(木) 11:21:49 :
エレン「じゃあやっぱりアルミンきゅんもこの写真をネットで公開するとかで脅されてんのか?」
アルミン「なんで分かったの!?」
エレン「俺にも脅迫状がきたから」
アルミン「そうなんだ…お互い苦労するね」
エレン「そうだな」
よくよく考えてみれば
俺の写真よりアルミンきゅんの方が酷いな
コニー「それで俺に何をしろと」
アルミン「そうだった」
アルミン「脅迫状を送ってきた犯人を見つけてくれないか?」
エレン「俺もアルきゅんと同じだ」
アルミン「アルきゅんって…」
コニー「脅迫の被害者同士ってことか」
エレアル「あはは…」
そうやってそれぞれの説明を終えたところで、ガラガラと教室の扉が開く音が響いた
どうやら担任の先生がやってきたみたいだ
鉄人「遅くなってすまないな」
鉄人「強化合宿のしおりのおかげで手間取ってしまった」
鉄人「HRを始めるから席についてくれ」
そう告げると担任こと鉄人──じゃなくて西村先生は手に大きな箱を抱えていた
きっと今言ってた強化合宿のしおりが入っているのだろう
コニー「とりあえず調べてみるな」
エレン「ありがとな!報酬に今度お前の気に入りそうな本を持ってくる」
アルミン「僕も最近仕入れた秘蔵コレクションその二を持ってくるよ」
コニー「絶対犯人を絞り出す!」
ヒッソリーニも快く引き受けてくれた
鉄人に睨まれないように素早く席に戻る
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- 18 : 2014/04/03(木) 15:07:50 :
鉄人「さて、明日から始まる『学力強化合宿』だが」
鉄人「だいたいのことは今配っている強化合宿のしおりに書いてあるので確認しておくように」
鉄人「まぁ旅行に行くわけではないので勉強道具と着替えさせ用意してあれば特に問題はないはずだが」
前の席から順番に冊子が回されてきたので
俺も一冊取って残りを後ろに回した
鉄人「集合の時間と場所だけはくれぐれも間違えないように」
確かに集合時間と場所を間違えたらシャレにならない
学力強化が目的とはいえ
皆で泊り込みのイベントに参加できないなんて寂しすぎる
パラパラと冊子を捲って集合時間と場所が書かれている部分を探す
今回俺らが向かうのは卯月高原という少し洒落た避暑地
この街からは車だとだいたい四時間くらい
電車とバスの乗り継ぎで行くと五時間くらいかかるところだ
鉄人「特に他のクラスの集合場所と間違えるなよ」
鉄人「クラスごとでそれぞれ違うからな」
AクラスやBクラスはきっとリムジンバスとかで快適に向かうんだろう
そうなると俺らはやっぱり狭い通常のバスだろうか
もしかすると補助席や吊り革かもしれない
いや、下手すると担任が引率するだけなんてことも…
鉄人「いいか、他のクラスと違って我々Fクラスは──」
鉄人「──現地集合だからな」
Fクラス全員『『案内すらないのかよっ!?』』
あまりの扱いに全級友が涙した
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- 19 : 2014/04/03(木) 20:48:57 :
そんなこんなで俺たちFクラスは
今電車で集合場所へ向かっている
エレン「楽しみだなぁ」
アルミン「そうだねぇ」
でも電車の中って
なんか暇になるんだよな
誰か面白い話出してこないかなぁ
ミカサ「暇…」
アルミン「何かして遊ばない?」
よし!これで暇じゃなくなる!
アニ「王様ゲームやりたい」
エレン「王様ゲーム?」
ミカサ「いいね!やろ!!」
アニ「じゃあ今用意するね」
アニは紙に王という字と1~5の数字を書いて袋に入れた
アニ「じゃあみんな引いて!」
みんなが引き終った
王様誰だろう
みんな「王様だーれだ!」ペラ
ジャン「俺だぁぁあ!」
ジャンかよ!ふざけんなよ!!
なんで俺じゃねーんだよ!
エレン「で、命令はなんだ?」
ジャン「じゃあなー…2と4が恋人繋ぎする!」
アルミン「なんかパッとしないね」
ジャン「2と4誰だ?」
アニ「2」ギロ
ミカサ「4」ギロ
ジャン「こんなふざけた命令をして心の底からごめんなさい」
コニー「おい、なんでジャンが謝ってるのか分からないのは俺がバカだからじゃねーよな」
いやお前がバカだからだよ
アルミン「君がバカだからだよ!」
コニー「マジか!?」
エレン「ま、まぁとにかく命令は絶対だからな」
アニ「そうだねっ!」ガシッ
ミカサ「しょうがないっ!」ガシッ
アニミカ「…」ググググググググ
なんだこの恋人繋ぎは…
こんな力強い恋人繋ぎは始めてみたぞ
ジャン「心の底から本気でごめんなさい」
ジャン「もういいぞ」
アニミカ「よし!」パッ
エレン「手が真っ赤…」
ミカサ「次!!」
アニ「王様誰!!」
この二人のご機嫌は随分と悪いようだ
早く引かないと殺されそうだ
アニミカ「王様だーれだ!!」
アルミン「僕だ」
アニミカ「チッ!」
ゲスミン「あからさまに舌打ちしてんてじゃねーよこのクソ…」
ゲスミン以外「え…」
今アルきゅんクソって言った?
いや俺の嫁がそんなこと言うわけない…
エレン「アルきゅん?」
アルミン「(゜ロ゜;!」
アルミン「なんちゃってね」
エレン「だ、だよな…ははっ」
アルミン「じゃあ僕からの命令ね!」
アルミン「3番の人が全車両で前転する!」
エレン「wwwwwww」
ジャン「マジかよ…」←3番
ジャン「やだやだやだやだ!」
アニミカ「ジャン!」
アニミカ「行ってこい!」クイッ
ジャン「はい!」ビクビク
なんかあの二人マジでこわい…
でも今のはジャンの自業自得だよな
ジャン「ただいま…」フラフラ
コニー「よく頑張ったな」ポンポン
アニミカ「ケッ!」
エレン「おい!アニとミカサ!」
エレン「いい加減に許してやれよ!」
エレン「ジャンだってわざとやったんじゃないんだから」
ジャン「エレン…」
アニミカ「エレンが言うのなら…」
エレン「よろしい!」
-
- 20 : 2014/04/04(金) 00:10:01 :
ミカサ「そういえばそろそろお昼だね」
エレン「そうだな」
そういえば丁度お腹も空いてきたな
アニ「そうそう私をお弁当作ってきたんだけどよかったら…」
アルミン「アニ、悪いが僕も自分で作ってきたんだ」
ジャン「俺も今朝、コンビニでパァンを買ってきちゃったんだ」
コニー「俺もカップメンを作ってしまったんだ」
即座に自分の昼飯を見せる
アルきゅん・ジャン・ヒッソリーニ
自衛策は万全のようだ
なぜこんなことをいっているかというと
それはまた別のお話
ゲスミン「と、いうわけでエレンにでもご馳走してあげて」
ゲスミンが勝ち誇った顔で
俺の方を見てくる
でも残念だったなゲスミンさんよぉ
なぜならっ!
エレン「実は俺もコンビニで惣菜パンを買ってきたんだ」
ゲスミン「おっと手が滑った(パシッ)」
ゲスミン「足も滑った(グシャァ)」
エレン「俺の惣菜パァァァァン!!」
なんてことだ!
俺の自衛策がぁ!全財産がぁ!!
よくもぉぉぉ!!
エレアル「・・・・・・!!(睨み合い)」
エレン「おっと手が──」
アルミン「滑らないようにしっかりとおさえてあげるからね」
エレアル「・・・・!!(ガンのくれ合い)」
アルミンのやつ
いつの間にこんな反射神経と力が
アニ「その…よかったら──」
弁当を差し出したてくれるのはすっっっっごく嬉しいけど
そのすさまじい味を俺はもう知っている
エレン「あの…その…えっと…」
ミカサ「よかったら私の食べていいよ」
やべぇ今俺ミカサをマジで神様だと思ったわ
このチャンス逃してたまるか!
エレン「ありがとうミカサ!」パクッ
エレン「!?」
エレン「これは…」
ミカサ「不味かった?」
エレン「うまぁぁぁぁい!」
エレン「何この玉子焼きミカサが作ったの?」
ミカサ「うん」
エレン「マジで!すっごく美味しい!」
ミカサ「ありがとう///」
何この玉子焼き
これなら毎日食べてもいいよ!
アルミン「エレン僕のシュウマイも食べる?」
エレン「いいのか!サンキュー!!」パクッ
このとき俺はなんてバカなんだと思った
さっきまで言い争っていたやつが普通のおかずをくれるはずがないことをなぜ気付かなかったんだ
エレン「からぁぁぁい!!!」
エレン「おいアルミンこのシュウマイに何入れた!?」
アルミン「エレンは昔から辛いのが好きだったから」
アルミン「シュウマイにタバスコ一本入れたんだ」
アルミン「大変だったんだよシュウマイの中にタバスコを入れるのは」
エレン「そんなのどうでもいいんだよ!」
アルミン「そんなことより今ならアニの弁当を食べても平気かもよ」ボソッ
エレン「なんでだよ」ボソッ
アルミン「だってこの辛さで味覚が狂ったかもしれないじゃん」ボソッ
エレン「そうだな!」
エレン「アニの弁当もらうぜ!」パクッ
このときの俺はきっとどうかしていたのだろう
この辛さでアニの料理の味を隠しきれるはずがないことを
そしてアルミンの口車にのせられていたことを
そして俺は長い眠りについた…
-
- 21 : 2014/04/04(金) 00:14:47 :
- 期待
-
- 22 : 2014/04/04(金) 09:21:36 :
気がついたら俺は見覚えのない部屋で寝かされていた
アルミン「エレン、戻ってきてくれたか…よかった」
アルミン「電子ショックが効いたみたいだな…」
心底安心した表情でアイロンみたいな道具をしまう
・・・冗談だろアルミン?
俺の命がそんなイチかバチかの状態になっていたなんて
ジャン「お前が三途の川とか言ったときは肝を冷やしたぜ」
三途の川って俺はそんなに危なかったのか!?
生きて帰ってこれてよかった
エレン「ところでここは合宿所?」
アルミン「そうだよ」
アルミン「まったく贅沢な学校だよな」
アルミン「この旅館、文月学園が買い取って合宿所に作り変えたらしいよ」
ということは召喚獣を喚び出せるってことなのか?
そんなお金があるのなら無料の学食とか作ってほしいよ
エレン「そういえばヒッソリーニはどこに行ったの?覗き?盗撮?」
ジャン「友人に対してそんな台詞がサラッと出てくるのはどうかとおもうんだが」
ガチャ
コニー「たっだいまー!」
噂をすればなんとやら
丁度良いタイミングでヒッソリーニが部屋に入ってきた
エレン「おかえりヒッソリーニ」
コニー「エレン無事だったか!よかった」
エレン「あ、心配してくれたんだ。ありがとう」
コニー「情報も無駄にならなくて済んだ」
アルミン「情報って昨日僕とエレンが頼んだやつだね」
昨日の頼みというと例の脅迫犯のことか
コニー「この写真を見ると犯人は二人いる」
エレン「そんなんだ」
アルミン「それで、その犯人は誰だったの?」
コニー「それはまだ…」
アルミン「あ、やっぱり犯人はまだわからないのか」
コニー「すまない」
そりゃそうだよね
昨日の今日でそう簡単に犯人が見つかるなんてありえない
コニー「だが、一人の犯人について分かったことがある」
エレン「なんだ?」
コニー「犯人は女生徒でお尻に火傷の痕がある」
アルミン「君は一体なにを調べたんだ」
普通の人は名前や顔を知っている相手でもお尻の火傷の有無なんて知らない
この男の調査方法が気になるところだ
コニー「校内に網を張った」
そう告げながらヒッソリーニが取り出した小さな機械
コニー「これは小型録音機だ!昨日学校中に盗聴器を仕掛けた」
ピッ《───らっしゃい》
スイッチを押すと内蔵されている音源からノイズ混じりの声が部屋に響いた
-
- 23 : 2014/04/04(金) 13:24:32 :
《アルミンの恥ずかしい写真をくれ》
《おういいぞ》
アルミン「あ、これは僕の犯人だ!」
エレン「相手は男だな」
《一枚200円だぞ》
《じゃあ六枚買った!》
《1200円だぞ》
《はいよ》
アルミン「それでなんでお尻に火傷の痕があてらか分かったの?」
コニー「まだ続きがあるから」
《それより聞いてくれよ》
《なんだ?》
《この前よぉ同性愛っていうのがバレてよぉ》
《乙女のお尻にお灸を据えられたんだよ》
《それは可哀想に》
《でも同性愛のどこが悪いんだよな》
《だよな!そうだよな!》
コニー「まぁ大体はこんな感じ」
ジャン「あと一つ手がかりがわかったな」
エレン「何がだ?」
ジャン「犯人は同性愛ってことだ!」
エレン「なるへそなるへそ」
犯人が同性愛だなんてはしたない
なんで異性を好きになれないんだろう
エレン「でもどうやってお尻の火傷を確認するんだ?」
エレン「お尻なんてめったにだないだろ」
エレン「トイレのときとか風呂のときとか…あっ!」
みんな「あっ!!!!!!」
アルミン「第一回女子風呂覗き調査を開始する!!」
エレコニジャン「おおーーー!」
-
- 24 : 2014/04/04(金) 16:23:32 :
バタバタバタッ!!バンッ!!
女子達「この変態がぁぁぁぁああ!!」
いきなり俺たちの部屋に入ってきてなんて酷い言葉をいってくるんだ!
俺たちはそんなこと言われる筋合いはないぞ!!
エレン「なんで俺たちが変態って言われなきゃいけないんだよ!」
アルコニジャン「そーだそーだ!」
やっぱりみんなもそう思ってるよな!
ミカサ「よくもまぁそんなシラがきれるものね」
ミカサ「あなたたちが犯人だってことくらいすぐにわかるというのに」
ミカサが前に出て高圧的に言い放ってきた
後ろで並んでいる大勢の女子達も腕を組んでうんうんと頷いている
ジャン「犯人ってなんのことだよ!」
アニ「コレのことだよ!」
アニが俺たちの前に何かを突きつけてきた
なんだこれ?
コニー「これはCCDカメラと小型集音マイクだ」
その手の物には圧倒的な知識を持つヒッソリーニが代わりに答えてくれた
さすがヒッソリーニ!
クリスタ「これが女子風呂の脱衣所に設置されていたの」
アルミン「クリスタ!」
エレン「アルミン落ち着け今は迂闊に動くと疑われる」
へぇー
コレが女子風呂の脱衣所に──
エレン「え!?それって盗撮じゃねーか!」
エレン「一体誰が…」
アニミカ「どぼれないで!」
うわっびっくりしたぁ
それにしてもアニとミカサの息があってるなぁ
仲良くなったのかな
アニ「まさか本当にエレン達がそんなことをするなんて」
ミカサ「エレン…私信じてたのに、どうして!」
エレン「ミカサ、信じていたならなぜ拷問器具を用意してるんだ」
ちなみにミカサからは信頼のかけらも感じられない
アニ「ミカサ拷問器具を設置して」
ミカサ「了解!」(^^ゞ
エレン「みんな逃げるぞ!」ダッ
だがそれはもう遅かったようだ…
クリスタ「覗きをするなんて」ウルウル
アルミン「違う!僕たちは覗きなんてしてないよ!」
クリスタ「言い訳は聞かない」ポカポカ
アルミン(何この子可愛いすぎるよ///)
コニー「おいお前ら何をしようと」
モブ女達「いいからここに座りなさい!」
コニー「なんでこんなところに石畳があるんだよ!」
モブ女達「無理にでも座らせろ!」グイッ
コニー「ぎゃぁぁぁぁああ!!!」
ジャン「ミカサ落ち着け!」
ミカサ「やだ!」ボカッ
ジャン「いってぇぇぇえ!!!」
エレン「くそっ!」
アニ「エレンどこにいくの?」ガシッ
エレン「あ…」
アニ「さて、真実を認めるまでたっぷりと可愛がってあげるからね?」
ダメだ…アニのS気質が全開だ
これはご機嫌をとっておかないと命に関わる!
エレン「アニってさ見かけによらず優しいよね」
アニ「まずは一枚目ね」
褒めたのに!頑張って褒めたのに重石が俺の膝の上にっ!
なにがダメだったんだ!
ミカサ「エレン私のことはどう思ってる?」
エレン「ミカサは凄い筋肉だと思うよ」
ミカサ「それだけ?」
エレン「うん…まって何その目は!」
エレン「ミカサは俺と幼馴染みだからそんな重石を載せたりとかしないよ…」
エレン「ふぎゃぁぁぁぁあ!!!」
アニミカ「質問にはしっかり答えてね?」
最近、この二人が怖くなってきた気がする
-
- 25 : 2014/04/04(金) 16:45:02 :
エレン「なんか、今日はいつもより更に命の危機が多いよ…」
拷問に遭うこと30分
俺たちは証拠不十分という形で解放されることになった
アルミン「酷い濡れ衣だったね」
アルミン「まぁ僕はクリスタがポカポカしてきてだけだったけど」
ジャン「俺はミカサに右ストレートを一発」
エレン「お前らはそれだけでよかったな」
エレン「俺なんて重石を5個も載せられたよ」
アルミン「コニーはどうだったの?」
コニー「俺は…思い出したくもない」ガタガタ
コニーは俺以上に酷いことをされたんだな
アルミン「よし!」
エレン「どうしたアルミン?」
アルミン「さっきのスローガンは取り消して新しいのを作った!」
アルミン「その名も!」
アルミン「第一回女子風呂絶対覗く調査だ!」
エレン「絶対が付いただけか」
-
- 26 : 2014/04/04(金) 19:45:24 :
アルミン「今回の調査は女子風呂の前に何かしらの障害物があるかないかを調査する」
コニー「なにかしらの障害物って例えばなんですか?」
アルミン「う~ん…見張りの人とかかな?」
エレン「鉄人とか?」
アルミン「そーそーそー」
ジャン「それはいつ調査するんだ?」
アルミン「今しおりで確認したんだけど」
アルミン「僕たちの風呂の時間は」
~合宿所での入浴について~
・男子ABCクラス→20:00~21:00(男)
・男子DEFクラス→21:00~22:00(男)
・女子ABCクラス→20:00~21:00(女)
・男子DEFクラス→21:00~22:00(女)
アルミン「だから20:00になったら見に行ってみよ」
エレン「あのさアルミン?」
アルミン「なんだいエレン?」
エレン「もう20:00だよ」
アルミン「野郎どもいくぞ!!」
コニー「望遠鏡をもっていくぜ!」
エレン「なんでもってるの!?」
ジャン「俺は煙だまを持っていくぜ!」
エレン「それ自分で作ったの!?」
なにこいつら
なんでこんなもん持ってるんだ?
アルミン「僕は立体起動装置を」
エレン「なんで持ってるのぉぉお!!」
俺の友達って凄いのばっかりだな
じゃあ俺は
エレン「地雷×100とマシンガンを持っていこ!」
アルコニジャン「お前がなんでそんなもんもってるんだよ!!??」
エレン「なにが?これが普通だろ」
なに言ってんだこいつらは
これくらい盛ってて普通なのにな
アルコニジャン「取り敢えずお前は何も持ってくな!!」
エレン「分かったよ…」(・ε・` )
なんて酷いんだ
俺だけ何も持っていけないなんて…
-
- 27 : 2014/04/04(金) 21:17:53 :
エレン「ここを降りれば女子風呂だな」
アルミン「みんなここからは慎重にね」
俺たちはゆっくり女子風呂へと続く階段を降りた
そこからは女子風呂への道は一本道となっている
その一本道を見ると3人の人影が見えた
エレン「あの人たちって誰だろう?」
アルミン「コニー、その望遠鏡を使って誰か確認してみて」
コニー「あいよぉ」
コニーが望遠鏡を目に当てて誰かを確認している
コニーが口を開いた
コニー「一番手前の先生が化学の田中先生だ!」
エレン「次は?」
コニー「真ん中にいるのは保健の大島先生で…」
コニー「最後は…て、鉄人!?」
エレアルジャン「なんだって!?」
ジャン「それじゃあ覗きは無理かもな」
コニー「そうかもな」
アルミン「まだ諦めてはいけない!」
ジャン「でももう何も出来ないじゃん」
アルミン「いやまだ出来ることはある!」
アルミン「それは!」
アルミン「観察処分者であるエレンの存在だ!」
エレン「お、俺!?」
なんで俺が!?
俺は攻撃をくらったらフィードバックで自分にダメージがあたるだけなんだぞ
アルミン「観察処分者であるエレンは攻撃をくらうとフィードバックされるが」
アルミン「鉄人にかなりのダメージを与えることが出来るのはエレンの召喚獣だけだ」
アルミン「だから鉄人と互角に戦えるエレンの召喚獣は役に立つ!」
ジャン「なるほど!」
コニー「お前頭いいな!」
アルミン「これくらい朝飯前さ」キリッ
エレン「ならさ!」
アルコニジャン「?」
エレン「突撃してみようぜ!」
我ながらいい案が出たと思う
これならみんなも賛成してくれるはず!
アルミン「え、エレン何言ってるの?」
ジャン「そうだぞ!この死に急がせ野郎!」
コニー「そうだそうだ!!」
エレン「えぇぇぇええ!!!」
なんで!?
どこか悪かったとこでもあった?
アルミン「僕以外の人たちの点数はクソだよ!」
アルミン「ジャンだってもう点数は0に近いし」
アルミン「コニーだって保健体育の点数は100前後だし」
アルミン「第一君の点数はどうなの」
エレン「そ、それは…」
アルミン「分かったかい?今の僕たちはカス同然だ!」
俺は覗きを甘く見すぎていたらしい
でもだとしたら俺たちの点数はどうなるんだ?上がったりとかするのかな?
エレン「じゃあどうするんだよ?」
アルミン「エレンって本当に無知なんだね」
エレン「なんだと!!」
このクソ野郎と言って殴りとばしたいが
今の俺は本当に無知だからそれは出来ないんだよなぁ
なんか悔しい!
アルミン「この合宿の目的を言ってみろ!」
コニジャン「学力の強化!」
アルミン「そうだ!」
アルミン「エレンは覚えてたかい?」
エレン ( ゜Д゜)
アルミン「こらこら」
エレン「お、覚えてたぞ!もちろん!」
アルミン「ならいいんやけど…」
実は覚えてなかったなんて
口がさけても言えない
アルミン「…」ジー←覚えてなかっただろと問い詰める目
エレン「マジでごめんなさい」
アルミン「はぁ…この合宿は学力の強化が目的なの」
アルミン「だからしっかり強化できてるかを毎晩テストを行うんだよ」
エレン「なるへそ!」
エレン「じゃあ明日が突撃のだな!」
アルミン「そゆこと!」
ジャン「じゃあ俺たちは部屋に戻って風呂の準備でもしようぜ!」
アルミン「そうだね」
コニー「あとさ俺からも案があるんだけどいいかな?」
アルミン「なんだいコニー?」
コニー「俺たち以外にも誘ってみようぜ」
コニー「覗きに」
アルミン「でもなぁ」
コニー「大丈夫!アルミンとエレンの秘密は絶対に話さないから」
アルミン「ならいいか!」
エレン「じゃあ早速誘ってみるか!」
アルミン「明日にしようね」
アルミン「今日はもう疲れたよ…」
エレン「じゃあそうするか!」
こうして強化合宿一日目は終了した
-
- 28 : 2014/04/04(金) 23:21:40 :
強化合宿二日目
エレン「ふぁーよく寝た!」
エレン「あれ?みんなまだ寝てるのか」キョロキョロ
エレン「!?」
アルミン「zzz」スースー
これはアルミンきゅんとのキッスのチャンスなのでは!?
気付かれないように…
エレン「うーー」
━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━
━━━━━
━━━
エレン「はっ!まさかの夢おち!?」
エレン「みんな寝てるのか…」キョロキョロ
エレン「!?」
ジャン「zzz」スースー
エレン「うーー…」
エレン「んなわけあるか!!」ゲジッ
ジャン「ぐふぁ!」ゲホッゲホッ
ジャン「何すんだよ!人が気持ちよく寝てるというのに!!!」
エレン「それはこっちの台詞だ!」
エレジャン「……(ガンのくれ合い)」
アルミン「なんだようるさいなぁ」
エレン「ごめんアルミ…」ブシャーー
アルミン「ちょっとエレンどうしたの?」
コニー「なんだよアルミ…」ブシャーーー
アルミン「コニーまで!」
アルミン「ねぇ二人ともしっかりして!」
ジャン「なんか最近コニーのやつがヒッソリじゃない気がしてきた…」
ワイワイガヤガヤ
バンッ(ドアを開ける音)
鉄人「お前らは何を朝から騒いでいるんだよ」
鉄人「起きたのなら早く朝食でも食ってこい」
みんな「へーい」
朝から鉄人の顔を見ることになるとは
今日はなんか嫌なことが起こりそうだよ
まっ!取り敢えず朝食でもたべてこよっかな!
一人暮らしの俺は仕送りのお金で生活しているためお金の減りが凄くて大変だ
だから今はただ飯をたくさん食べれる合宿が天国のようにみえてくる
エレン「早く朝食、食べに行こうぜ!」
アルミン「そんなに焦らなくてもご飯は逃げないよ」
ジャン「そうだぞエレン」
コニー「サシャ…」
みんな「…」ダッ
みんなが一斉に走り出した
-
- 29 : 2014/04/05(土) 00:24:32 :
食堂についた俺たちは安心した
サシャに食堂の食べ物を全部、駆逐されたら俺のエネルギーがなくなるところだった
アルミン「ところで何か新しい情報とか分かったかい?」
それは俺も気になっていたところだ!
なるべく俺の犯人の情報を掴んでいたらいいなあ
コニー「おう!もちろん掴んだぞ!」
コニー「今度はエレンの方だ!」
エレン「よっしゃぁぁあ!!」
エレン「どんな情報?」
早く知りたい!知って早く犯人を駆逐してやる!!
コニー「エレンの方の犯人は男で同性愛だ!」
エレン「え?なんで?」
コニー「非通知電話でエレンの封筒をやったのは俺だっていう電話が昨日の夜にかかってきた」
コニー「他にもエレンとアルミンの写真をくれって言ってきた」
エレアル「…」
エレン「でも俺の脅迫文には"異性"に近寄るなってかいてあったんだぞ」
コニー「多分それは犯人がエレンのことを女だと思っていて」
コニー「男に近づくなってことなんじゃない?」
エレン「…やけ食いしよ」
なんで俺は女じゃなくて男にモテるんだよ!意味わかんねーよ!
この世の中はどうなっているんだ!
どうして俺は女にモテないんだよ!
※モテてます
エレン「うぅー」パクパク
アルミン「エレン食べ過ぎだよ」
ジャン「アルミン、そっとしておいてやろうぜ」
アルミン「う、うん…」
-
- 30 : 2014/04/05(土) 10:53:03 :
今は勉強の時間
一つの大きな部屋がありその部屋をいくつかにわけた小さな部屋…っていってもいつもの教室とあまり変わらない
やっぱり俺たちFクラスは畳に座布団といったいかにも"Fクラス"って感じの部屋だ
この設備にしている一番の理由は
Aクラスは絶対にFクラスみたいになりたくないと勉強に取り組むことができ
FクラスはAクラスみたいになりたいと思い勉強に取り組むことができる
モブF1「なぁ腕相撲やろうぜ!」
モブF2「いいぞ!」
まぁ俺たちFクラスはそんなこと思ってるやつらはアニとミカサくらいだよな
エレン「アルミンは勉強しないでいいのか?」
アルミン「僕は勉強しなくても高得点取れるから」ドヤッ
勉強しないで高得点とかマジチートすぎるだろ!その頭脳俺にくれ!
アルミン「それより今から覗きのメンバーを誘いに行こうよ」
エレン「そうだな!ジャンとコニーもいくぞ」
ジャン「へーい」
コニー「ほーい」
まずはモブF1,2だな
エレン「おーいモブF1,2」
モブF1,2「なんだよエレン」
エレン「覗き、しないか?」
モブF1,2「する!!」
素晴らしいと思うくらいの速答っぷりだな
どれだけ変態なんだこいつからは
アルミン「エレーンどうだった?」
エレン「2人誘えたぞ!」
アルミン「二人だけか…僕は6人誘えたよ」
ジャン「俺は5人誘えたぞ」
コニー「クラスの8割誘えたぞ!」
エレアルジャン「どうやった!?」
コニー「秘蔵写真を渡した」
エレアル「どんなのだ!」
アルミンも俺と考えてることは同じのようだ
もしこれが俺の写真だったら泣くかも知れない
コニー「ミカサとアニ」
エレアル「よかった」ホッ
コニー「あとエレちゃんとアルきゅん」
エレアル「うわぁぁぁぁあん!(泣)」
ジャン「初めて馬面でよかったって思った」
コニー「よく分からんがよかったなジャン」
エレアル「びぇぇぇぇえん!(泣)」
-
- 31 : 2014/04/05(土) 12:46:23 :
- 秘蔵写真ww
-
- 32 : 2014/04/05(土) 16:09:39 :
数分後
アルミン「あーなんか泣いたらすっきりした」
エレン「まさかあんなに泣くなんて思ってなかったぜ」
エレン「まあすっきりしたからいいか」
ジャン「よかったな」
コニー「うんうん」
エレン「なあそろそろ勉強やらない?」
アルミン「そうだね!そろそろ本気で勉強するか!」
アルミン「なにか分からないところがあったら言ってね」
エレン「おう!色々教えてもらうことになるかもしれないけどね!」
まぁ勉強は教えてもらえるし鉄人なんて余裕だな
サシャ「みなさん真面目ですね」
エレン「サシャか」
サシャ「サシャです!勘でAクラスに入った人です!」
アルミン「やぁひさしぶりだね」
サシャ「そうですね!」
ミカサ「サシャかスカートめくれてる」
スカートめくれてるだって!?
これらならエロがオープンになったヒッソリーニは鼻血がたくさん…あれ?
エレン「ヒッソリーニ随分と冷静だな」
エレン「俺ですらこんなにドキドキしているんだからてっきり血の海に静んてると思ったのに」
オープンエロのヒッソリーニならすかさずカメラを用意してシャッターを連続で押してるところだとおもったんだけど
コニー「サシャに騙されるな」
エレン「?」
サシャ「大丈夫ですよ」
ミカサ「大丈夫って?」
サシャ「見られても大丈夫ってこと」
ミカサ「でもスカートがめくれたら」
サシャ「ううん、そこくらい平気です」
サシャ「だって」
ミカサ「だって?」
サシャ「だってスパッツですから!」チラッ
エレン「そ、そんな!?サシャ僕を騙したね!?」
畜生がっかりだ!さっきの俺のドキドキを返せ!
コニー「だから言ったろ」
エレン「そうだね」
ジャン「アホだな」
アルミン「アホだね」
エレン「(泣)」
サシャ「そうだ!私最近コレにはまったんです!」
笑いながら彼女が取り出したのは小さな機械だった
なんだろコレ?
-
- 33 : 2014/04/05(土) 20:57:05 :
- ところどころ僕になってますよ
-
- 34 : 2014/04/05(土) 21:02:53 :
- 進撃のおバカさん
たまに小説を見て書いてるからそういうのがよくあるんです
-
- 35 : 2014/04/05(土) 23:59:20 :
コニー「小型録音機」
サシャ「そう!これすっごく面白ろいんですよ!」
アルミン(トイレ行ってこよ)
サシャ「例えば──」
小さな機械をカチカチと弄っている
少し間を置いて内蔵されているスピーカーから音が聞こえてきた
──ピッ《サシャ》《俺》《こんなにドキドキしているんだ》《やらない?》
エレン「わあぁぁぁあっ!俺こんなこと言ってないよ!?変なもの再生しないでよ!」
サシャ「ね?面白いでしょ?」
悪戯っぽい笑みを浮かべるサシャ
その笑みは何故か俺の背後に向いていた
俺の中の危機感知センサーがガンガン鳴っている気がする
ミカサ「ええ…最っっっ高に面白い」
アニ「本当に…面白い台詞だわ」
振り向くと、氷の微笑を浮かべてこっちを見てくるミカサとアニがいた
ミカサ「アニ、ちょっとアレ持ってくるの手伝ってくれない?」
アニ「分かった、アレを持ってくるのね」
勉強道具を置いて学習室から出ていく二人
その二人の背中を見送っていると
すれ違いにアルミンが首を傾げながら俺たちの方にやってきた
エレン「アルミンどうした?」
アルミン「いやね、さっきミカサとアニに石畳を運ぶのを手伝ってって言われたんだけど…」
アルミン「なにかあったの?」
アルミンの台詞を聞いただけで震えと冷や汗が凄くなった
アルミン「ジャンは寝てるし」
ジャン「zzz」スースー
コニー「ジャンは勉強に疲れて寝てるだけだ」
コニー「ミカサとアニがそう言った理由は(ry」
コニー「てなわけだ」
アルミン「へぇーねぇ他になにかやってみてよ」
エレン「や、やめようぜ」ガタガタ
アルミン「やだ!」
アルミン「そういえばエレンってサシャのお尻を見たいなって言ってたよね」
エレン「は?いってねーよ」
エレン「サシャのお尻を見たいなんて!」
サシャ「ぷっ、あははっ」
サシャ「エレンってお尻が好きなの?」
エレン「ご、誤解だ!別にお尻が好きってわけじゃなくて!」
アルミン「流石だよエレン、まさか録音機を目の前にそこまで言うとはね」
エレン「へ?」
アルミンは何を言っているんだ
サシャ「ごめんねエレン、さっきの台詞を録音させてもらいましたよ」
ピ、と電子音を立てて響く俺の声
《サシャのお尻を見たい》
エレン「いやぁぁあ!これは合成すらされてないから大ダメージだ!?」
エレン「サシャお願い!それ消去して!」
サシャ「エレンを弄るのって面白いです」
ピッ《サシャお願い!》《お尻を見》《して!》
ミカサ「エレン?今のはどういうことかな?」ゴゴゴゴゴ
アニ「正直に話しなさい」ゴゴゴゴゴ
あ、これちんだわ…
-
- 36 : 2014/04/06(日) 00:03:24 :
- エレンの冥福を祈ります
-
- 37 : 2014/04/06(日) 12:17:13 :
ミカサ「まさかただでさえ問題クラスとして注意されてるのに」
ミカサ「これ以上問題を起こすような発言をしたバカがいるのかしら?」
アニ「困ったね。そんな人がいるなら厳しいオシオキが必要だね」
殺らなきゃ…殺られる…
殺らなければ…殺られる…
殺っても…殺られる…
逃げ場ねぇぇぇえ!!
とにかく誤解を解くしかない!!
エレン「待つんだ二人とも!これは誤解なんだ!」
エレン「俺は問題を起こす気はなくて、ただ純粋に《お尻が好きって》だけなんだ──待ったぁぁあ!!!」
エレン「今のは途中に音を重ねられたんだ!お願いだから後ろに手を縛らないで!」
エレン「あとそこで寝てないで助けてよ!ジャン!!」
ジャン「んあ?なんだこの状況は?」
ジャン「まぁいいか寝よ…zzz」
エレン「寝るなぁぁあ!」
既に俺の腕は間接を極められつつ背中に回されてる
コニー「サシャおふざけが過ぎてるぞ!」
俺のピンチを見て立ち上がったのはヒッソリーニだった
ナイスだヒッソリーニ!!
エレン「ヒッソリーニ!助けてくれるの!?」
コニー「うまくやって見せるぜ!」
そう告げてヒッソリーニはサシャと同じように小型録音機を構えた
ヒッソリーニの腕を信じて
俺は俺のやるべきことをやる!
エレン「ミカサ!アニ!よく聞けよ!」
エレン「さっきのは誤解で、俺は《お尻が好き》って言いたかったんだ」
エレン「俺は《ジャン》《の》《が好き》ってヒッソリーニィィーッ!」
エレン「後半はキサマの仕業たな!?」
エレン「うまくやるってサシャよりも上手に俺を追い込むってことなの!?」
コニー「サシャはまだ甘い!」
サシャ「くっ!さすがはヒッソリーニ!」
二人はライバルのように睨み合っている
そうやって火花を散らすなら二人で直接やり合って欲しい
-
- 38 : 2014/04/06(日) 19:29:09 :
ヒッチ「ジャンは私の彼氏だよ!」
ジャンと聞いてヒッチが反応してきた
ヒッチ安心して、俺こいついらないから
ミカサ「そっか…エレンはジャンのお尻が見たいんだ…私じゃだめなんだ」
アニ「前から思ってたけど…やっぱりエレンはジャンのことが…」
エレン「二人ともさ…俺を同性愛扱いにするのやめてくれない!?」
俺は同性愛に興味はないし
ミカサ「とにかくエレンにはすごーいオシオキをしなくちゃね」
アニ「そうだね…目から血が…いや全身から血が出てくるくらいにやらないとね」
エレン「アニ!それ俺死んでるよ!」
アニもミカサも油断してたら俺死んじゃうな…油断禁物だ
アニ「大丈夫だよ」
ミカサ「エレン」
アニミカ「だって───」
エレン「だって?」
アニミカ「だって死なない程度にいたぶるもん」
エレン「最悪だぁぁぁあ!!!」
エレン「死なない程度ってなに!?また俺が回復したら同じことをするの!?」
アニミカ「そう!」
エレン「地獄だぁぁぁあ!!!」
なんということでしょう
今まで恐怖を感じた中で一番の恐怖だよ!
死にたくないよ!あっ…死なせてくれないのか…そこまで殺られるならいっそのこと殺してくれよ!
その前に殺らないでよ!!!
「あんたら少しは静かにしてくれないか?」
ん?誰だ?どこかで見たことあるけど…
サシャ「あっライナーですか」
ライナー「サシャなんでここにいるんだ?」
サシャ「だって私に勉強なんて無理ですもん!」
ライナー「それもそうだな!勘でAクラスに入ったんだもんな」
ライナー「それよりお前らうるさすぎるぞ」
ライナー「俺たちAクラスは真面目に勉強してるんだ」
エレン「あっごめんなライナー」
ライナー「いや、分かればいいんだ」
ライナー「それじゃあ俺は戻るな」
ライナーがAクラスに戻っていった
アルミン「じゃあみんなで静かに勉強しよっか」
エレン「そ、そうだな!そうしよう!」
アルミン「ということだからその拷問器具を戻してきてね」
アニミカ「チッ!」
アニとミカサが黒いオーラを出しながら学習室を出ていった
勢いよくドアを開けたせいか
ドアが粉々に粉砕されていた…
エレン「さぁ!勉強するか!」
アルミン「何言ってるのエレン?」
エレン「何って…」
アルミン「調度ミカサたちがいないのだから女風呂覗き大作戦について話し合おうじゃないか」
エレン「そうだな!」
アルミン「ジャンとコニー来て!」
コニジャン「ほーい」
俺たちの犯人を見つけ出そう大作戦の話し合いが始まった
-
- 39 : 2014/04/06(日) 20:57:26 :
アルミン「とにかくエレンは数学だけやってて」
エレン「イエッサー!」(^^ゞ
アルミン「ヒッソリーニは対大西先生のために保健体育の勉強をしといて」
ヒッソリーニ「わかった!」(^o^)d
アルミン「ジャンは勉強しなくてもいいからこのFクラス全員を仕切ってね」
ジャン「このクラスを仕切るのは大変だな」
コニー「これを使え!」つ封筒
ジャン「なんだこれ?」メクリ
ジャン「ほほーう…これなら大丈夫だな」
何が入っていたのかな?
気になるけど今はお勉強しないとね
エレン「アルミンは何やるの?」
アルミン「僕は化学の勉強をするよ」
エレン「ふーん」
アルミン「ほらミカサとアニも戻ってきたから勉強初めよ!」
みんな「へーい」
-
- 40 : 2014/04/06(日) 21:16:43 :
勉強のお時間も終わり
とうとう俺らの戦いのだ!
まぁ戦いと言っても女子風呂を覗きにいくだけだが
まぁ本当の目的は違うんだけどね
アルミン「さぁ我らが同士たちよ!」
Fクラスのみなさん(男)「おぉぉお!」
アルミン「いざ我らの楽園…」
アルミン「女子風呂へ進撃するぞ!」
Fクラスのみなさん(男)「いぇぇぇぇえい!」
アルミン「途中で先生たちがいる!」
アルミン「その先生たちは僕とヒッソリーニとエレンが戦う」
アルミン「Fクラスのみなさん(男)はジャンの指示に従ってくれ!」
Fクラスのみなさん(男)「なんでジャンの指示を聞かなきゃいけないんだよ!」
ジャン「みんなはこれを欲しくないのかなぁ?」ペラッ
なにを見せてるんだろう?
光の反射でこっちからは何も見えない
Fクラスのみなさん(男)「ジャン様は絶対!」
一体なにをみせたんだ!?
アルミン「じゃあ突撃開始だぁぁあ!」
Fクラスのみなさん(男)「うぉぉぉお!」
みんなが一斉に男の楽園(女子風呂)に走り出した
-
- 41 : 2014/04/06(日) 21:30:01 :
- すみません
とっっっても重要な間違いをしてしまいました>>39で
アルミン「ヒッソリーニは対大西先生のために保健体育の勉強をしといて」
という台詞がありますが正しくは
アルミン「ヒッソリーニは対大島先生のために保健体育の勉強をしといて」
です
先生の名前を間違えてしまいました
この通りですので許してくださいm(._.)m
-
- 42 : 2014/04/07(月) 13:41:11 :
鉄人「来る…」
大島先生「何がですか?」
鉄人「Fクラス全員が覗きに来る」
田中先生「まさか…吉井たちじゃあるまいし」
鉄人「見てれば分かる」
ドドドドドドドド
アルミン「障害は排除だぁぁあ!」
ジャン「邪魔するやつは誰であろうとブチ殺せっ!」
エレン「必ずお尻を見てやる!」
コニー「ピッ《必ず》《ジャンの》《お尻を見てやる!》」
エレン「ヒッソリィィニィィイ!!」
田中先生「本当だ!変態が編隊を組んでやって来ました!」
鉄人「だから言っただろ」
鉄人「配置につくぞ」
大島先生「分かりました」
田中先生「はい」
第一回女子風呂覗き調査が開始された
-
- 43 : 2014/04/07(月) 14:33:51 :
田中先生「君たち止まるんだ!」
アルミン「田中先生ですか」
田中先生「君たちがやろうとしているのは犯罪行為だぞ!」
アルミン「違う!これは僕らに必要なことだ!」
アルミン「僕以外は先に行くんだ!」
アルミン以外「検討を祈る!」ダッ
田中先生「あっこら君たちっ!」
田中先生「しょうがない君だけでも…」
田中先生「試験召喚(サモン)!」
アルミン「試験召喚(サモン)!」
幾何学的な魔方陣が現れ
アルミンと田中先生の召喚獣が出てきた
『化学教師 田中先生
化学 672点』
『Fクラス アルミン
化学 320点』
アルミン「なに!?」
田中先生「君には少しの間寝ててもらうよ」
アルミン獣「うぎゃーーー」0点
アルミン「教師がこんなに強いなんて…」ガクッ
田中先生「他のところは大丈夫だろうか」
コニー「大島先生!」
大島先生「まったく君たちには本当に呆れたよ」
コニー「ここは俺に任せてみんなは先に行くんだ!」
ジャン「お前一人で平気なのか?」
コニー「これは俺と大島先生の戦いなんだ」
ジャン「分かった」
ジャン「いくぞ!野郎どもぉ!」
野郎ども「おぉぉお!」ダッ
大島先生「君が一人で勝つつもりなのか?」
大島先生「君にはまだ早い」
大島先生「試験召喚(サモン)!」
コニー「試験召喚(サモン)!」
『体育教師 大島先生
保健体育 534点』
『体育教師 コニー
保健体育 324点』
コニー「…」
大島先生「終わりだ」
コニー獣「ギャーーー!」0点
大島先生「今頃はあいつらも教育的指導を受けてるところかな」
-
- 44 : 2014/04/07(月) 16:02:01 :
モブF1「あと少しで俺たちの楽園だ!」
エレン「待て行くな!」
ジャン「この先には!」
モブF1「え?」
鉄人「教育的指導っ!」
モブF1「ぐふぁ!」
エレジャン「鉄人がいる!!」
モブF2「て、鉄人だと!?」
モブF3「ヤツを生身で突破しないといけないのか!?」
モブF4「バカを言うな!そんなのムリに決まっているだろ!?」
一撃でモブF1を撃破したのは俺たちFクラスの担任だ
男子生徒、特に俺たちFクラス男子にはヤツの鬼のような強さが見に染みるほど理解できる
だからこそ皆はその姿に動揺していた
鉄人「エレン、やはりお前は危険人物のようだな」
鉄人「今日は念入りに指導してやろう」
ゆらりと鉄人が歩を進めてくる
俺はこの場にいる全員の全滅を覚悟した
ところが、
モブF1「エレンッ!諦めるな!悔しくてもこの場は退いて力を蓄えろ!」
モブF1「今日がダメでも明日にはチャンスがあるはずだ!」
エレン「モブF1!?」
撃破されたはずのモブF1が鉄人の足にしがみついてその行く手を阻んでいた
モブF1「エレン、お前はこんなところでやれてちゃいけない…」
モブF1「鉄人を倒すことができるのは《観察処分者》であるお前の召喚獣だけなんだから…」
モブF1「だから頼む…この場は逃げて生き延びてくれ!」
最後の力を振り絞ってモブF1が訴えかけてくる
でも
エレン「モブF1!無理だよっ!仲間を見捨てて逃げるなんて俺にはできない!」
ジャン「目を覚ませよ死に急ぎ野郎!」ボカッ
エレン「ってーな!何すんだよジャン!」
ジャン「モブF1の言ってることは正しい!」
ジャン「今日がダメでも明日にはチャンスがあるんだ!」
ジャン「でも今日お前がやられたら明日のチャンスはなくなるんだぞ!」
ジャン「分かってんのか?」
エレン「でも…」
鉄人「モブF1、指導の邪魔をするなっ」
鉄人の拳がモブF1に容赦なく叩き込まれる
けど、それでもモブF1は歯を食い縛って耐えていた
モブF1「こ、ここ手は離さねぇ…」
モブF1「エレンは俺たちの希望なんだ…
俺たちには欠かせないエースなんだ…」
モブF1「みんな、エレンの撤退を援護するんだ!」
エレンモブF1以外『『『おうっ!』』』
エレン「みんな…」
全員が奮い立ち
俺に笑顔を向けてくれた
俺は、俺は……!
ジャン「鉄人は俺たちが食い止める!」
ジャン「お前は振り向かずに駆け抜けろ!」
ジャンも殴られながらも必死になって僕に訴えてくる
みんなも殴られながらも必死に鉄人を押さえつけている
そんな姿を見せられて、いつまでもウジウジ迷っているわけにはきかない!
エレン「分かった…ここは皆に任せる!」
エレン「そして俺は必ず生き延びて目標を果たす!」
エレン「必ず生き延びていつか男の楽園に辿り着くと誓うから!」ダッ
あまりの無力な自分に腹が立った
悔しくて噛みしめた唇が痛かった
涙を堪えて走る自分が惨めだった
だから、強くなりたいと思った
誰もいなくなった部屋に戻って
膝を抱いて座る
もしかすると誰かが生き延びて戻ってくるかもしれない
そんな希望を抱きながら
《──放送連絡です。Fクラスエレン・イェーガー。至急臨時指導室に来るように》
ま、普通そうなるよな
面われてんだし
そういえばさっきのモブF1、主人公の俺より目立ってたよな
そのあと俺たちFクラス男子は朝まで鉄人の教育的指導を受けていた…
-
- 45 : 2014/04/07(月) 20:20:48 :
強化合宿3日目
アルミン「昨日の失敗は僕たちの点数だ」
エレン「なんだ急に!?」
アルミン「昨日の失敗は僕たちの点数が悪かったからダメだったんだ」
アルミン「ので、僕とエレンとヒッソリーニはしっかり勉強をしよう!」
コニー「わっかりましたぁー!!」」
エレン「でも俺は鉄人と戦えないよ」
エレン「あんなやつに生身で勝てるとは思えないし」
アルミン「生身?」
アルミン「エレン、僕最初に言ったよね」
エレン「何を?」
アルミン「鉄人と戦うときは召喚獣を使えって」
エレン ( ゜Д ゜)
アルミン「はぁ…全く君は…」
エレン「ごめんなさい」m(._.)m
アルミン「まぁ君が忘れっぽいのは知ってたけど」
アルミン「取り敢えず君は適当にお勉強しなさい」
エレン「分かったぜ!」
やっぱり数学をお勉強だよな
アルミン「僕も勉強しよっと」
ジャン「俺も適当に勉強するか」
-
- 46 : 2014/04/07(月) 20:46:16 :
そんなわけで
俺たちの襲撃の時間がやって来ました
アルミン「我らが同士たちよ!」
同士「おぉぉお!」
アルミン「僕たちは昨日の失敗を確認してしっかり勉強をしてきた!」
アルミン「きっと勝てる!きっと覗ける!きっと辿り着ける!そう」
アルミン「我らの目的地は『男の楽園』!」
アルミン「さぁいk…」
ガラガラッ
アルミン「おい!モブF1遅刻は…」
モブF1「大変だ!女子たちが各階で待ち伏せしてるぞ!」
アルミン「なんだって!?」
モブF1「どうやら俺たちの覗きがバレたらしい!」
アルミン「各階に何人いる?」
モブF1「六人くらいだ」
アルミン「六人くらいならなんとかなる!」
アルミン「行くぞお前ら!」
お前ら「アルミン言うなら分かったぜ!」
アルミン「いざ出陣!」
-
- 47 : 2014/04/07(月) 21:56:19 :
俺たちは三階で話し合いをしていた
そして今俺たちは三階と二階を別ける階段にいる
そこには五人の女子生徒がいた
女子生徒1「このスケベども!」
女子生徒2「おとなしくお縄につきなさい!」
女子生徒3「覗きなんてさせないからね!」
女子生徒4「上に同じ!」
女子生徒5「同上!」
モブF1「これは男として当然のことだ!」
モブF2「とにかく応戦しろ!」
女子生徒×5「試験召喚(サモン)!」
モブF1「俺たちも行くぞ!」
モブF×5「試験召喚(サモン)!」
徒党を組んで攻め込んでくる女子生徒を相手に召喚獣を喚んで応援する仲間たち
でもその点数の差は圧倒的だった
『Dクラス 女子生徒1
日本史 119点』
『Fクラス モブF1
日本史 41点』
モブF1の召喚獣が簡単に打ち倒されている様子を見て、モブF2が声をあげた
モブF2「皆落ち着け!召喚獣は俺たちに触ることができない!」
モブF2「向こうが召喚しても相手をせずに突っ切ればいいんだ!」
言うや否や
女子の隣を駆け抜けるモブF2
いけない!その判断は間違っている!
エレン「モブF2ダメだ!気をつけなきゃいけないのは鉄人だけじゃないんだよ!」
慌てて声をかけるけどモブF2は既に動き出している
もう間に合わない!
松本先生「FクラスのモブF2ですね?特別指導室に連行させてもらいます」
松本先生「試験召喚(サモン)」
女子生徒の陰から出てきたのは日本史の松本先生だった
召喚が行われているからには向こうには教師がいる
その召喚獣を倒さない限りここを突破するとこができない
だからこそ僕らの作戦は戦力一点集中なんだ
いくら強い召喚獣でも一度に相手に出来る敵の数には限界がある
教師の数は生徒の数ほど多くないのだからこちらの頭数揃えればなんとかなるというのに……!
アルミン「全員聞け!とにかく一点集中でこの場を突っ切る!僕の後に続くんだ!」
松本先生を睨みつけながらアルミンが指揮を執る
そして向かった先は──
エレン「アルミン!そっちは一番敵の層が厚いよ!?」
エレン「階段を降りる方が突破し易いと思うぞ!」
よりによって向こうの包囲網の中でも一番頭数が多い方向
中にはチラホラとAクラスやBクラスの女子の顔もあった
だけどアルミンは俺の意見を即座に却下した
アルミン「だからこそだ、層の薄い方はきっと罠がたくさんあるはずだ」
アルミン「だからここは危険だけど層の厚い方を進んだ方がいいと思う」
なるほど流石アルミンだ
確かに敵の少い方には何かありそうだ
こんな状況でもきちんと考えを巡らせている
モブF3「アルミンに続け!先生を迂回してこの場を逃れるんだ!」
モブF4「一気に行くぞ!」
方々を向いていた全員の視点が一ヵ所に定まる
そして皆が同じ方向へ駆け出した
すると女子の軍勢は道を譲るかのように左右に割れた
俺たちの勢いに圧されたのか?
いや、それにしてもあまりに諦めが良すぎるような……
とにかく余計なことを考えている余裕はない
僕らは階段前の廊下を駆け抜けて学習室に続く廊下を曲がり、
「アルミン、待ってたよ」
-
- 48 : 2014/04/08(火) 00:51:02 :
金色の髪で背の小さい女子生徒がそう言って俺たちの前に立ちはだかった
アルミン「クリスタ、やってくれたね」
アルミンの歯軋りが聞こえてくる
これは確かに悔しいだろう
咄嗟の判断でとった行動が相手の思惑通りだったなんて
相手の読みがこちらを上回っていたなんてアルミンにしてみればこの上ない屈辱だろう
クリスタ「アルミン…本当に覗きをしようとしているの?」
クリスタはそう言いながら前へ一歩動いた
アルミン「覗きをしないと僕の将来は絶望的なんだ……!」
まぁ確かに写真(アルミンの女装)をネット公開しようとしている犯人を見つけないと将来は絶望的かもしれないが
覗きをしても同じということに気づいてないのだろうか?
そんなことを考えているとまた一人やってきてジャンの方に向かった
ヒッチ「ジャン?覗きをするの?」
ジャン「手伝ってるだけだ」
ジャン「覗いたりはしない」
ヒッチ「本当に?」
ジャン「本当だ!」
ヒッチ「じゃあ信じる」
くそっ!リア充のヤツはほんっっとにムカつくな!
爆ぜろリア充!!
こんな感じに嫉妬していると俺の方にもあの二人やって来た
ミカサ「エレン、まさか本当に覗きをしようとしたなんて」
アニ「あとでミカサと私がオシオキをしないとね?」
あぁ……またあのオシオキをされるのか
きっと痛いんだろうなぁ…
嫌だなぁ…逃げたいなぁ…
でもしょうがない
一応言い訳でもしとくか
エレン「確かに覗きをしようとしたよ」
エレン「でもそれは俺の悪友の手伝いをしてるだけなんだ!」
アルミン「えっ!?」
ミカサ「アルミン、そうなの?」
アルミン「た、確かにそうだけど…」
くくっ…アルミンが困ってる
これぞ俺の必殺!
俺の罪は悪友の罪!!
さてっアルミンのヤツはどうするかな?
アルミン「確かに僕は覗きをしようとしてるよ」
アルミン「でもこれは僕の将来に関わることなんだ!」
アルミン「じゃないのあの写真が…」
アニミカ「あの写真?」
アルミン「い、いやなんでもない!」
アニ「じゃあエレンはしょうがなく覗きをしようとしてたの?」
エレン「そうだ!」
よし!これで俺の拷問はなくなったぞ!
アルミン「で、でも一番張り切ってたのはエレンだよ」
エレン「やめろぉぉぉお!」
ちょっとヤバイよこの状況!
アニとミカサがものすごい目で睨んでくるよ
でもここで逃げたら男として情けない
でもなんて言おうか…
しょうがない、あのネタ使うか
ミカサ「どうなのエレン?」
アニ「アルミンが言ったことは本当なの?」
エレン「ゆ……」
アニミカ「ゆ?」
エレン「ゆ、ゆるしてヒヤシンス」
アルミン「ヒヤシンスー!」
アルミン「ヒヤシンスどっから出てきたんだよ!」
エレン「アルミン頭をヒヤシンス」
アルミン「ヒヤシンスー!!」
アルミン「だからなんでヒヤシンスなんだよ!!!」
アニ「エレン…」
エレン「ゆるしてヒヤシンス!」
ミカサ「エレン…」
エレン「ゆるしてくんさい」
アルミン「ヒヤシンスどこいったんだよ!!!!」
アニミカ「アルミン、ちょっと悪いんだけど静かにしてて」
アルミン「分かりました」
エレン「ゆるしてくんさい」
アニミカ「エレン」
エレン「はい」
アニミカ「それとアルミン」
アルミン「はい」
アニミカ「拷問器具を持って食堂で待ってる」
ふっそんなの行かないに決まってんだろ
行ったら本当に逝っちゃうもん!
アルミンの方を見ると俺と同じことを考えているように見えた
アニミカ「来なかったらどうなるか分かってるよね」
どうしよう…震えと冷や汗が止まらない
アルミンもそうみたいだ
高橋先生「こらこらあなたたち」
高橋先生「あまり変態たちを脅かさないの」
アニミカ「すいません」
高橋先生「それで、あなたたちですか女子風呂を覗こうとしている変態っていうのは」
高橋先生「あなたたちには社会のルールについてたっぷりと指導する必要がありますね」
アルミン「よりによって、引率は学年主任の高橋女史か……」
クールで知的な印象を持つその先生は
眼鏡のレンズ越しに俺たちに厳しい視線を送っていた
高橋先生が相手では俺たちFクラスメンバーなんかじゃ相手にもならないだろう
エレン「アルミンここは撤退を」
「撤退なんてさせませんよ!」
来た道を振り返ると、そちらにも人影があった
-
- 49 : 2014/04/08(火) 07:13:02 :
- 全員が土下座するあのシーンはあるのかな?期待です!!
-
- 50 : 2014/04/08(火) 08:19:51 :
- 進撃のおバカさん
すると思いますよ
期待ありがとうございます!
-
- 51 : 2014/04/08(火) 21:03:24 :
- 今からそのシーンが楽しみです!!
頑張ってください!!
-
- 52 : 2014/04/08(火) 21:06:52 :
コニー「サシャか!」
サシャ「どうもです!」
エレン「アルミンどうする?」
エレン「これじゃあ撤退が出来ないぞ」
アルミン「ここは…」
アルミン「ここは戦うしかない!」
アルミン「試験召喚(サモン)!」
クリスタ「先生!アルミンの召喚獣はAクラス並みの強さです!」
クリスタ「私も加勢しま──」
高橋先生「大丈夫ですよクリスタさん」
高橋先生「心配には及びません」
援護しようとするクリスタを片手で制する高橋先生
余裕のつもりか!
アルミンの成績はトップ10に入るくらいの実力の持ち主なんだぞ
いくら学年主任だからってなめてると痛い目みるぞ
高橋先生「アルミン君。あなたには失望しました」
高橋先生「君は見所がある子だと思っていたのですが残念です」
高橋先生「試験召喚(サモン)」
高橋先生「殺りなさい」
高橋獣「はぁぁぁぁ!」
高橋先生の召喚獣が鞭を構える
アルミンの召喚獣も杖を構えて相手の攻撃に構える
すると、突然アルミンの召喚獣の動きが止まり──その場に倒れ込んだ
エレン「は?」
アルミン「え?」
呆気に取られる
今なにが起こったんだ?
ジャン「あのアルミンが一撃で…」
ジャン「噂に違わぬ才女だな……」
『学年主任 高橋洋子
総合科目 10015点』
『Fクラス アルミン
総合科目 4109点』
高橋先生の点数が明かされる
それはもうありえないほどの点数だった
アルミン「仕方がない、こうなったからには各自の判断で行動して!」
Fクラスのみなさん(男)
『『『おうっ!任せておけっ!』』』
事実上の撤退宣言が総司令から発せられた
作戦の指示がなくなり
全員がそれぞれの判断で行動を始める
こうなると個人の力量が試される
どうやってこの場を逃れようとするのか
じっくりと見せてもらおう!
『・・・・・・・』(←土下座)
『・・・・・・・』(←土下座)
『・・・・・・・』(←土下座)
コニー「・・・・・・・」(←バカポーズ
ジャン「でさー」
ヒッチ「マジでー」
バカばっかりだ
コニーは普通以上にバカだ
そしてリア充爆ぜろ!
高橋先生「エレン君とアルミン君は彼らのような真似はしないのですね」
高橋先生「指揮官としての矜持というものですか?」
土下座はおろかバカポーズを取らない俺とアルミンを見て、高橋先生が感心したように目を細めていた
土下座?バカポーズ?
まったく、相手を見て物を言ってもらいたいものだ
アルミン「違いますね、高橋先生」
アルミン「僕たちは分かっているんです」
アルミンが口の端を小さく持ち上げる
エレン「アルミンの言う通りだ」
エレン「俺らにはわかっているんです」
エレン「そんなことをする必要はないということが」
俺もそんなアルミンを倣って小さな笑みを浮かべて見せた
高橋先生「まさか、助けが来るとでも?」
俺らの余裕の態度を見て高橋先生が眉をひそめる
アルミン「助け?違いますよ」
アルミン「あなたは何もわかってない」
エレン「そうです、俺らが言ってるのはそういうことじゃない」
コレがテストだったら、高橋先生の解答は残念ながら0点だ
俺らが土下座をしないのは、プライドの為でもなければ援軍を期待しているわけでもない
正解は──
高橋先生「エレン君、アルミン君」
高橋先生「覗きは立派な犯罪なんですよ?」
ミカサ「食堂の話は忘れてないよね?」
アニ「アルミンも死なない程度にいたぶってあげるからね」
クリスタ「私もアルミンにおしおきする」
──正解は、土下座しても許してもらえそうにないからだ
-
- 53 : 2014/04/08(火) 21:52:50 :
アルミン「まさか高橋先生まで参戦してくるとはね」
エレン「あの人、もう反則なまでの強さだったよ」
勝負云々の次元じゃなかった
あの人にタイマンで勝てるやつなんてどこにもいないだろう
アルミン「それとエレンは凄いね」
エレン「なにが?」
アルミン「あの拷問を昨日も受けたんだろ」
エレン「ああ…」
エレン「血涙流しながら頑張ったよ」
アルミン「僕もだよ」
まだ俺の足が痛い
当分はミカサとアニの笑顔が夢に出てきそうだ……もちろん悪夢で
ジャン「でもどうするんだ?」
ジャン「このままではお前らの脅迫犯な影に怯え、且つ覗き犯という不名誉な称号を掲げられてしまうぞ」
アルミン「もちろん諦める気は毛頭ない」
アルミン「残るチャンスは明日だけだが、逆にいえばまだ明日が残っているってことだからね」
明日はいよいよ合宿四日目
五日目は帰るだけの移動日たから、覗きのチャンスは明日で最後となる
でもアルミンの言う通り、まだ明日が残っているとも考えられる
諦めるのはまだ早い
エレン「そうだな、圧倒的な戦力差だったけどそんなの俺らにとってはいつものことだし」
コニー「このまま引き下がれない」
アルミン「そこでだ、僕から一つの作戦がある」
エレン「なんだ?」
アルミン「僕らには戦力が全然ない」
アルミン「だから覗きをする人数を増やす」
ジャン「ということはFクラスだけじゃなくAクラスやBクラスの人達を誘うってことだな」
アルミン「まぁそんな感じだ」
アルミン「他にもCクラスやDクラス、Eクラスにも声を掛けるつもりだ」
エレン「でもどうやって誘うの?」
コニー「それは俺に任せろ」シュッ
ヒッソリーニが素早く行動した
その早さにはビックリだ
コニー「ただいま」
エレン「はやっ!」
コニー「CクラスまでOKがもらえたぞ!」
アルミン「Aクラスは?」
コニー「ネタが切れてダメだった」
アルミン「ネタ?」
コニー「あ、なんでもないよ」
アルミン (゜-゜)フーン
コニー「いやーやっぱりAクラスとBクラスはお堅い人ばっかりだなぁ」
アルミン (゜-゜)フーン
アルミン「まぁそれだけでもなんとかなるか」
エレン「なぁもう遅いし寝ようぜ」
アルミン「そうだね」
アルミン「みんなおやすみー」
みんな「おやすみー」
-
- 54 : 2014/04/08(火) 22:41:48 :
ミカサ「エレン」
アニ「エレン」
エレン「なんだよこんな朝早く」
アニミカ「今日も覗きするの?」
エレン「当たり前だろ」
ってなに言ってんだよ俺は!?
バカなのか俺はバカなのか!?
アニ「そう…」
ミカサ「そうなんだ…」
エレン (´д`|||) ガクガク
アニミカ「じゃあ」
アニミカ「オシオキが必要みたいね」ニコォ
━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━
━━━━━
━━
エレアル「うぎゃぁぁぁああ!!!!」
エレアル「…」ハァハァ
エレン「アルミンお前もか?」
アルミン「多分そう」
エレアル「あの笑顔がこえーー!」
エレン「なんか目が覚めちゃったな」
アルミン「そうだね」
アルミン「外でも行こっか」
エレン「でもこの時間って部屋から出ていったらダメなんじゃ」
アルミン「大丈夫だよ」
アルミン「誰にも見つからなきゃ」
ガチャ (部屋のドアを開ける音)
ドンッ (鉄人に当たる音)
バンッ (ドアを思いっきり閉める音)
アルミン「…」
エレン「…」
アルミン「鉄人、居たね」
エレン「鉄人、居たな」
アルミン「僕たちどうなるのかな?」
エレン「逃げなきゃ間違いなく殺されるな」
アルミン「ねぇエレン?」
アルミン「今僕が考えてること分かる?」
エレン「あぁ…分かってる」
アルミン「じゃあ今僕がやろうとしていることをやって一緒にやろ」
エレン「そうだな」
アルミン「いくよ」
バンッ (ドアを思いっきり開ける音)
ゴンッ (鉄人にドアが思いっきり当たる音)
ダッ (二人で逃げる音)
鉄人「まてぇぇぇええ!」ダダダダダ
-
- 55 : 2014/04/08(火) 23:11:57 :
- おもいきし吹き出してしまったww
続きも楽しみ♪
-
- 56 : 2014/04/09(水) 17:14:02 :
エレン「どうするアルミン?」
アルミン「まずはあのでかぶつ(鉄人)をどうにかしないと」
俺たちは走りながら作戦を考える
確かにあのでかぶつ(鉄人)をどうにかしないと俺たちは死ぬ
アルミン「作戦を考えた」
エレン「なんだ?」
アルミン「エレン浴衣の帯を緩めて」
エレン「?よく分からないが逃げられるのならしょうがない」
俺はアルミンの言われた通り浴衣の帯を緩める
緩め終わったとたん俺の体が軽くなった──
──って!?
エレン「えぇぇえ!?ななな、何すんだよアルミン!!??」
アルミン「くらえ鉄人!!」
鉄人「うぁあ!」
俺の浴衣が鉄人の体を覆った
俺の浴衣…
アルミン「帯ももらうよ!」
エレン「おい!」
今度は俺の帯を鉄人をぐるぐる巻きにする
俺の帯…
鉄人「なんだこれは!」
アルミン「今のうちだよ!エレン!!」
エレン「寒い…」
寒いけどこれで鉄人から逃げ切れ──
鉄人「お前らはつくづく俺の指導を受けたいようだな……!」
──るわけがないよな
鉄人の力は並みの人間を何倍も上回っていることをスッカリ忘れてた
まずい…このままじゃあ殺される
エレン「どうするアルm…」
アルミン「おっさきーー」
エレン「おい!!」
アルミンが何mも先に進んでいた
この…
エレン「このッ…裏切りもんがあぁああ!!」
ポンッ (誰かに肩を叩かれた音)
ハッ (その誰かが分かった俺の声)
鉄人「教育的指導っ!」
エレン「アルミィィィン!!」
アルミン「残念だったねエレn…」
ドンッ (誰かにあたった音)
ハッ (その誰かが分かった僕の声)
エッ? (そこには二人いたこと)
アニ「アルミンまさか…」
ミカサ「女子部屋を覗こうとしたの?」
アルミン「ち、違うよ!!」
エレン「アルミンざまぁぁぁあ!!」
アニミカ「エレンもそうなのね」
エレン「やばっ」
アニミカ「西村先生」
鉄人「なんだ?」
アニミカ「エレンを借りてもいいですか?」
鉄人「でも今から教育的指導をするんだが」
アニミカ「大丈夫です!こっちは死なない程度にいたぶるだけなんで!」
鉄人「しょうがないな」ポイッ
アニミカ「ご協力感謝します!」キャッチ
エレアル「はなせーー!!」バタバタ
アニ「今度はどんなことをしようか?」
ミカサ「そうねぇー?」
-
- 57 : 2014/04/09(水) 20:30:37 :
エレン「ふぁ・・・あふ・・・」
自分でもだらしないと思うほど大きな欠伸がでる
眠い。とにかく眠い。死ぬほど眠い。
今が貴重な朝食の時間でなければブッチぎって寝ているところだ
アルミン「流石に眠いぞ・・・」
隣ではアルミンも俺と同じように目を擦っていた
眠いのも当然。昨夜はあの死なない程度の拷問を朝まで受けていたのだからな
それに女装までさせられる始末だよ
拷問も合宿中に必ず一回は受けているのだから眠いし、痛いしもう散々だ
ジャン「昨日の夜に何があったんだ?」
エレン「夢が正夢になった」
ジャン「?」
ジャン「アルミンは?」
アルミン「夢が正夢になった」
ジャン「もっと分かりやすく教えてくれ」
エレアル「「悪夢が正夢になった」」
ジャン「・・・」
エレン「とにかく酷い目にあったってことなん──ふわぁぁああ~~」
ダメだ、欠伸が止まらない
今日はいよいよ覗きの最終日なのだから
自習時間にきっちり点数を補給しないといけないのに・・・
ジャン「弱ったな、お前らがそんな様子では今夜はとても・・・」
アルミン「別に全く寝てないわけじゃないから」
アルミン「気合さえ入れば目が覚めると思うけど──ふわぁぁ~」
どうやらアルミンも欠伸が止まらないようだ
エレン「俺もダメだ・・・全然気合が入ら──ぐはっ!」
アルミン「どうしたの?」
コニー「効果抜群だな」
アルミン「ヒッソリーニ何をしたの?」
コニー「魔法の写真を見せたんだ!」
アルミン「僕にもその写真を見せてくれないか?」
コニー「ダメージには気を付けろよ」
アルミン「そんなになのかい?」
コニー「吐血に注意しろよ」
アルミン「と、吐血!?」
コニー「これだ!」
一枚目の写真←エレちゃんの制服姿
(女の子用)
アルミン「もしかして・・・」
二枚目の写真←アルきゅんの制服
(女の子用)
アルミン「ぐはっ!!」←吐血
コニー「ほら三枚目だそ?」
アルミン「んん?」
三枚目の写真←アルきゅんの制服姿
(涙目)(女の子用)
アルミン「ぐはあぁぁあっ!」←吐血
コニー「この写真は相当の威力だな」
アルミン「ヒッソリーニ・・・いつそれを」
コニー「昨日の夜に叫び声が聞こえてきたから」
コニー「聞こた方に向かってみたらなんと」
コニー「そこにはシャッターチャンスがあ~るではあ~りませんかぁ?」
アルミン「コノヤロー」
コニー「まぁこのお陰でBクラスとAクラスの一人を除く人達を覗きに誘うことができたけど」
コニー「その一人に写真をほとんどを取られけど」
アルミン「まさかもっとあったりしたのか?」
コニー「さぁ?」┐('~`;)┌
アルミン「でもまぁ戦力が増えたのはよかったよ」
エレン「そうだな!」
俺、復活!!
アルミン「なんか今ので目が覚めたよ」
エレン「俺もだ」
アルミン「じゃあ僕たちも猛勉強しよっか」
「おーー!」
-
- 58 : 2014/04/09(水) 23:31:19 :
そして今俺たちの戦いが始まろうとしている
これがラストチャンスだ
女子も今回はたくさんいる
だがこっちも男子全員(一人を除く)がいるんだ!絶対に勝つ!
アルミン「行くぞ!」
「おーー!」
アルミンの掛け声でみんなが一斉に走り出す
女子風呂があるのは地下一階
俺たちは三階にいる
階段のところにたどり着くとそこにはこの前、試召戦争をやったDクラス代表ミーナがいた
他にも何人かいる
ミーナ「来たわね変態ども!」
アルミン「ミーナ!」
ミーナ「アルミン、あなたとはこんな理由で戦いたくなかったよ…」
アルミン「ごめん…」
ミーナ「でもこっちにも事情があるから戦わないといけないの」
ミーナ「試験召喚(サモン)!」
アルミン「さm」
マルコ「待った!」
アルミン「マルコ!?」
マルコ「君はまだやらなきゃいけないことがあるんだろ?」
マルコ「ここは僕に任せて先に行くんだ!」
アルミン「分かった」
ジャン「俺も一緒に戦うぜ!」
マルコ「でも君はFクラスだろ?大丈夫なの?」
ジャン「俺だって勉強したんだ、安心しろ」
マルコ「分かった」
アルミン「じゃあここは任せたよ」
アルミン「あと何人かここに残って戦ってね」
「「「じゃあ俺たちが残るぜ!」」」
アルミン「頑張ってね!」
「おう!!」
エレン「でもこの後はどうすんだ?」
エレン「高橋先生とか」
アルミン「その辺は心配の必要はない!」( ̄▽ ̄)
エレン「そうか…」
-
- 59 : 2014/04/10(木) 15:03:57 :
-
そろそろ高橋先生がいたところだよな
アルミンはどんな作戦を考えたんだろう?
アルミン「そろそろつくころだね」
エレン「そうだな」
高橋先生の周りにはたくさんの男子生徒がボロボロになって倒れていた
それもAクラスやBクラスの人たちだった
ベルトルト「遅いじゃないか!」
こいつは確か…Bクラス代表だったっけ
エレン「アルミン作戦ってこれのこと?」
アルミン「そう!ほら見てみてよ高橋先生の点数」
エレン「点数?」
『学年主任 高橋洋子
総合科目 201点』
エレン「低い!」
アルミン「うん、これなら僕でも余裕に勝てるよ」
高橋先生「まさか変態の作戦にまんまと引っ掛かるなんて」
アルミン「騙される方が悪いんだ!」
アルミン「試験召喚(サモン)!」
『Fクラス アルミン
総合科目 4429点』
アルミン「先生にはやられてもらいますよ」
アルミン獣「はあぁぁあ!」
高橋獣「ウギャーー」0点
高橋先生「不覚だわ…」
エレン「アルミン!みんな行くぞ!」
みんな「おー!」
高橋先生「あとは頼みましたよ…三人とも」
後ろからなにか聞こえたがまぁ無視しよう
-
- 60 : 2014/04/10(木) 17:33:56 :
ミカサ「来たわねエレン…」
アニ「全く全然懲りてないようね」
エレン「アニ、ミカサ」
クリスタ「絶対に通さないから!」
アルミン「クリスタまで」
アルミン「無理だ…ここでこの三人と戦ったら先生たちとの戦いが…」
確かに今この三人と戦ったら間違いなくあとの戦いが厳しくなる
何かいい案が出てこないかな?
コニー「ミカサとアニとクリスタ、ちょっと俺の話を聞いてくれないか?」
ヒッソリーニが動き出した
何かいい案が出てきたのか?
まぁ俺たちが先に進めるのならいいか
ミカサ「なに?」
アニ「私は早くあの変態どもを倒さないといけないの」
クリスタ「私はアルミンを止める!」
コニー「安心しろ、お前らにとってはいい話だから」
ミカアニクリ「なに?」
コニー「ちょっと来て」クイクイ
ミカアニクリ「わかった」
ヒッソリーニが何かを喋りだした
何を話してるのかはよく聞こえないけど三人の顔が真っ赤になっていくのが分かる
何を話しているんだヒッソリーニ!
ミカアニクリ「し、しょうがない今回だけだからね」
コニー「よし!」
アルミン「行ってもいいの?」
コニー「大丈夫だ!」
エレン「何を話したの?」
コニー「──秘密」
どうしよう、なんかすっっごく不安になってきた
アルミン「と、とりあえず進も」
エレン「そ、そうだな」
-
- 61 : 2014/04/10(木) 20:08:40 :
アルミン「さぁ…そろそろ僕の戦いだね」
エレン「でも先生が見当たらねーな」
アルミン「そうだね」
コニー「あれ?大島先生がいるぞ?」
アルミン「本当だ!じゃあ田中先生は?」
大島先生「来たか変態」
アルミン「あの田中先生は?」
大島先生「風邪で寝てる」
アルミン「あはは…」
コニー「二人は先に行け!」
コニー「大島先生は俺があいてだ!」
エレアル「分かった!」
サシャ「へぇー君が一人で勝つって言うんですか」
コニー「サシャか」
サシャ「大島先生が出るまでもないですよ。ヒッソリーニ君は私がやります!」
大島先生「そうか、それならサシャに任せる」
大島先生「一応俺も召喚獣を喚ぶが、後方で待機させて見学に徹するとしよう」
コニー「・・・・・・が、決めた?」
サシャ「ん?なんですかヒッソリーニ君?」
コニー「生徒が教師に勝てないなんて、誰が決めた?」
大島先生「ほう?コニー、随分と威勢の良いことを言うじゃないか──」
大島先生「試験召喚(サモン)」
サシャ「あははっ、相変わらずヒッソリーニ君は面白いですね」
サシャ「でも、先生の前にまずは私に勝たないとですよ、ね?」
サシャ「試験召喚(サモン)です!」
コニー「試験召喚(サモン)!」
『体育教師 大島武
保健体育 501点』
&
『Aクラス サシャ
保健体育 389点』
『Fクラス コニー
保健体育 812点』
サシャ「・・・・・・・・・え?ヒッソリーニ君・・・」
サシャ「その点数、なんですか?」
コニー「信念は、不可能を可能にするんだ!」
サシャ「は、812点だって!?こんな点数を取れる人がいるなんて、聞いたことないですよ!」
大島先生「コニー、貴様いつの間にここまでの力を・・・・・・!」
コニー「時間がない、二人まとめてかかってこい」
後ろで召喚獣が展開された気配がする
ヒッソリーニが戦闘を始めたみたいだ
ここまで来たからにはアイツを信じるしかない
人のことを気にするより、僕は僕にしかできないことをするべきだ
アルミン「鉄人がいたよ」
エレン「本当だ、必ず目的を達成するぜ!」
ここにあるのは最終関門
そしてその先にあるのは男の楽園だ!
鉄人「・・・やはり来たか、エレンそしてアルミン」
扉の前に立つ最後の敵が目を開け、静かに構えを取る
エレン「勝負だ鉄人!この俺の本当の力を見せつけてやる!!」
いよいよこれが、長かった強化合宿の最終決戦だ!
アルミン「エレン頑張って!!」
-
- 62 : 2014/04/10(木) 22:18:41 :
エレン「試験召喚(サモン)!」
『Fクラス エレン
総合科目 982点』
エレン「よく分かりましたね先生」
エレン「俺がここに辿り着くってこと」
鉄人「俺は相手を過小評価せんからな!」
鉄人「貴様は阿呆だが口惜しいことにその行動力は並ではないと認めている」
エレン「それはまた、ありがとうございます───っと!」
鉄人の拳を俺の木刀×2を使ってうまくいなす
鉄人「だが、その行動力は他のことに活かすべきだ!」
鉄人「これでは貴様らはただの性犯罪者だ!停学が怖くないのか!」
エレン「脅そうたってそうはいきませんよ!」
エレン「これだけの人数がいれば全生徒の特定は出来ないはず!一部の生徒だけの処分なんてできるわけない!」
鉄人「それは言葉をかえれば、特定されたら停学になるという危険な状態だとなぜ理解できないんだ!」
エレン「それなら覗きに加担した全ての生徒をリストアップしてみせるんですね!」
鉄人「言うじゃないか!ならば貴様らを全員打ちのめし、ゆっくりと名前の記録をしてやるとしよう!」
エレン「ぐっ!」
体勢を崩した俺の召喚獣に鉄人の拳が浅くヒットし、壁際まで吹き飛ばされる
やはり一人で鉄人を倒すなんて無謀たったのか
アルミン「エレン!これを使え!」ポイッ
アルミンが投げてきたのはモップだった
そっか!召喚獣だけでは敵わなくてもこの戦いに俺が参戦すれば勝ち目がある!
鉄人「なにをする気だエレン?」
エレン「このモップと召喚獣の攻撃をあんたの股間に集中攻撃する」
鉄人「よ、よせやめろ!」
エレン「くらえぇぇえ!鉄人っ!!」
エレン「なんちゃって☆」
その攻撃は鉄人の股間ではなく頭に直撃した
これぞ作戦勝ちだ!
アルミン「やったねエレン!」
エレン「おう、アルミンありがとう!」
???「おいお前ら!」
???「ここから先には行かせないぞ!」
エレアル「お、お前らは・・・!?」
-
- 63 : 2014/04/10(木) 23:03:28 :
アルミン「ユミル!」
エレン「ライナー?」
エレアル「なんでここに!?」
ユミル「お前らが私の大好きなクリスタちゃんの裸を見ようとしてるからだ!」
アルミン「大好きなクリスタちゃん?」
アルミン「同性愛・・・まさか君が僕に脅迫状を送った犯人なの?」
ユミル「そうだ!お前はいつもクリスタとベタベタしやがってなんのつもりだ!」
ユミル「お前はなんなんだよ!クリスタと付き合ってもないくせに!」
アルミン「付き合ってるんだけど・・・」
ユミル「・・・」
エレン「なんでお前が邪魔すんだよ!」
ライナー「君が俺を見てくれないからだよ」
エレン「見てるじゃねーか!今だって目の前にいるの見えてるし」
ライナー「そういうんじゃないんだよ!」
ライナー「恋人として見てくれn…バキッ
エレン「散れ・・・汚れたゴリラ・・・」
ライナー「・・・」
ライユミ「ど、同性愛の何がわrバタッ」
コニー「何やってるんだよ・・・早く楽園に行こうぜ」ビリビリ
す、スタンガン!?
なぜ今持っているんだよ!
まぁそれはいいか
ヒッソリーニがいるってことは勝ったってことなんだな
流石、最近ヒッソリからガッツリになってきただけのことはある
ま、今はそんなことより・・・
コニー「みんな!行くぞ!」
コニー「これだけの人数がいれば人数の特定もできるわけないんだからな!」
コニー「停学や退学の処分もないから思う存分覗こうぜ!みんな!」
みんな「おおぉぉおぉおお!」
確かにこれだけの人数がいれば誰が参加しているかなんて覚えきれるわけがない
つまり処分は一切ないってわけだ!
エレン「全員心して見ろ!」
アルミン「僕はもう犯人がわかったからいいや」
エレン「そうか」
コニー「開けるぞ!」
ヒッソリーニが女子風呂の扉を開けた
張りのある肌
しなやかな肢体
腰まで伸びる白髪
見知った顔でありながら、衣服に包まれて一度も見ることのできなかった姿
この機を逃せば二度と目にすることもないと言える
そんな──
学園長「な、なんだいあんたたちは!?雁首揃えて老人の裸見に来たのかい!?」
そんな、学園長の艶姿
『『『『割にあわねぇーっっ』』』』
俺ら全員が、そのありえない光景に涙した
~処分通知~
文月学園第二学年
一人を除く全男子生徒
総勢149名
上記の者たち全員を
一週間の停学処分とする
~とある生徒の反省文より抜粋~
ついムラッときてやった
今は心の底から後悔している
こうして俺たちの学力強化合宿が幕を閉じた
このあとしっかりと誤解が解けました
いくつかの痣ができたけど・・・
おわり
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- 64 : 2014/04/10(木) 23:14:37 :
- 乙です。
すごく面白かったww
-
- 65 : 2014/04/11(金) 07:21:29 :
- 乙です!面白かったです
次回作も期待です
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- 66 : 2014/04/11(金) 16:12:24 :
- 進撃のおバカさん
楽しんでもらえてよかったです
コニサシャ@saboさん
楽しんでもらえてよかったです
次回作は番外編的なやつで料理対決を書きます
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- 67 : 2014/04/11(金) 22:03:16 :
- http://www.ssnote.net/archives/14475
続きです!
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- 68 : 2014/04/12(土) 17:14:43 :
- wwwww あー笑った
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- 69 : 2014/04/12(土) 17:37:08 :
- あああさん
笑ってもらえてよかったです
-
- 70 : 2020/10/06(火) 15:31:50 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
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