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Heart 〜第四話 王紋下と王臣章〜
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- 1 : 2014/03/09(日) 14:36:54 :
- Heart第四話です!
第三話→http://www.ssnote.net/archives/10433#thread-bottom-navigation
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- 2 : 2014/03/09(日) 15:23:30 :
- やっと追い付いた!!
期待です!!
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- 3 : 2014/03/09(日) 20:07:06 :
- 22時〜23時に投稿開始します!
多分今日中に第四話完結すると思います!
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- 4 : 2014/03/09(日) 20:07:41 :
- >>2ありがとうございます!
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- 5 : 2014/03/09(日) 22:36:58 :
- 投稿開始します!
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- 6 : 2014/03/09(日) 22:37:29 :
- 力が欲しい…
なんで俺は弱いんだ…
なんで俺は守られてばかりなんだ…
力が欲しい…
守る力が…
こいつを倒して羽崎を助けて
姉ちゃんと壮太を守る力を…
親父や母さんみたいに強い力を…
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- 7 : 2014/03/09(日) 22:37:44 :
- Heart 〜第四話 王紋下と王臣章〜
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- 8 : 2014/03/09(日) 22:37:59 :
エレン「父さんの仇…!」
長門(力を…俺に力を…親父…母さん…俺に力をくれ!!!)
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- 9 : 2014/03/09(日) 22:38:14 :
- 「力が欲しいか?」
長門「誰…だ?」
「私はお前自身。お前は常に私と共にある」
長門「…はぁ?」
「お前の魔力の源が私だ」
長門「魔力の源?」
「そうだ。魔力の源…つまりお前の力の根源だ」
長門「俺の力の根源…」
「さて…話を元に戻そうか…長門。力が欲しいか?」
長門「…あぁ。あいつを倒せる…皆を守れる力が欲しい!」
「お前の覚悟しかと受け取った。私の全ての力をお前に託そう長門」
その時、長門の左手の甲に黒い菫の形をした紋章が宿った
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- 10 : 2014/03/09(日) 22:38:34 :
「凛。立ちなさい凛」
凛「なに…?」
「凛、あなたならば私が何なのかわかる筈よ」
凛「まぁ…なんとなくね…」
「ならば話が早い。あなたは汚れなき忠誠を紫吹長門に誓いますか?」
凛は短いながらも長門と過ごした日々を思い出す
長門の飛び抜けた魔力の量…
長門の一週間で魔術を一通り極めるセンス…
そして凛は師の言葉を思い出す
「凛。この先お前が本当に忠誠を誓える者に出会えるまで紋章を宿すのはやめておけ。
お前の力なら欲しがる奴はいくらでもいる。
だがお前は今後の世界を左右する魔術師になる。
だから紋章を宿すのは本当に忠誠を誓える者に出会えるまではやめておけ」
凛「…忠誠を誓える者…ね」
「さぁどうしますか?」
凛「えぇ。誓うわ。紫吹君に忠誠を誓う」
「わかりました。あなたに力を与えましょう」
その時、凛の左手の甲に長門と同じ菫の形をした紋章の左上に“1”と書かれた紋章を宿した
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- 11 : 2014/03/09(日) 22:38:55 :
エレン「何だこの光⁉」
長門の左手の甲から光が発せられる
長門「何だ…この紋章?…菫の花…?」
エレン「なっ⁉王紋下だと⁉」
長門「王紋下…?」
エレン「……もしかして羽崎にも…?」
長門(なんだ…?何がどうなってる?…さっきの奴の言ってた力がこれか?)
長門が手に魔力を込めると白い光が手に纏う
エレン「この光…見たことねーぞ…空のオリジナル魔術か?」
長門「そうか…これが俺の空の能力…とりあえずお前を倒せる条件は整ったみたいだぜイェーガー!」
長門(とは言え…これをどーやって使うのか皆目検討もつかねーぞ)
エレン「空の魔術を使ったところで結果は変わらねー!!!」
エレンは針に魔力を込め長門へと走った
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- 12 : 2014/03/09(日) 22:39:12 :
「長門」
長門「あんたか」
「本能に従え」
長門「本能…」
「そうだ。本能に従え。ならばおのずと使い方は見えてくる」
長門「わかった…!」
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- 13 : 2014/03/09(日) 22:39:25 :
- エレン「何を1人で話してやがる!」
長門「お前には関係ねーよ!」
エレン「そうかよ!」
エレンは長門に向かって針を投擲!!!
長門「本能に従う…」
長門を白い光が纏った右手を振るう!!!
エレン「なに…?」
長門が振った腕の軌道に白い光が残り針を弾く!!!
長門「これなら!」
長門はエレンに向かって走りエレンを殴る!!!
エレン「くっ!」
エレンは辛うじて避けるが
エレン「な…
エレンは長門のパンチの軌道に沿って生じた白い光に当たり後ろへと吹き飛ばされる!!!
長門「さっさと終わらせよーぜ。羽崎が気になるからな」
エレン「ふざけるな…父さんの仇なんだ…ここで殺してやる!」
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- 14 : 2014/03/09(日) 22:39:47 :
- アルミン「殺す……殺す!」
凛「王臣章…」
凛はそう呟き左手の甲を見る
アルミン「殺す!」
凛「力を得るのと引き換えに理性を失ったのが仇となったわね」
アルミン「あぁぁぁぁぁ!!!」
凛「理性を取り戻させてあげる」
凛は短剣を構える
凛「吹き抜ける静寂の風よ哀れなる敵を安らかに誘え」
凛は短剣に風に纏わせ短剣を振るう
アルミン「ぐぁぁぁぁ!!!!」
アルミンの体に大量の切り傷がつく
凛「氷座天凱(ひょうざてんかい)」
短剣が凍りつく
凛「はぁぁ!!!」
凛はアルミンの方へ走り短剣でアルミンを斬りつける!!!
アルミン「うぁぁぁぁぁぁ!!!」
アルミンの体が凍りつく!!!
凛「すぐ楽にしてあげるわ」
アルミン「殺す!殺す!」
凛は短剣を鞘にしまい手をアルミンに向ける
凛「悪魔のさえずりに答えよ。我が問いに答えよ。汝の魂ここに宿れ」
凛の手発生した大量の炎がアルミンへとぶつかる!!!
アルミンはその場に倒れこんだ
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- 15 : 2014/03/09(日) 22:40:12 :
- アルミン「んっ……」
凛「目が覚めたかしら?」
アルミン「羽崎凛…僕を治療したのか…?」
凛「えぇ」
アルミン「なんでだ…?」
凛「私はあなた達を殺すなって命を受けてるしね。それにあなたにはエレン・イェーガーに話してもらいたいことがある」
アルミン「話してもらいたいこと…?」
凛「ミカサ・アッカーマンから伝言よ」
アルミン「!」
凛「グリシャ・イェーガーの死の真相についてミカサ・アッカーマンともう一人ここに来たのよ」
アルミン「もう一人?」
凛「えぇ。あなた達が学校でズタボロにした奴よ」
アルミン「あいつがミカサと⁉」
凛「どういった関係なのかは私にもわからないけれど」
アルミン「…」
アルミンは凛の左手を見る
アルミン「王臣章…確か僕と戦いだした時はなかったはずじゃ…」
凛「その通りよ。この王臣章は紫吹君が“主”よ」
アルミン「紫吹が主だって⁉…じゃああいつは空なのか…」
凛「というか流石はミカサ・アッカーマンの弟子ね。紋章のことについて知ってるのね」
アルミン「主ってことは紫吹が王紋下の持ち主…つまり紫吹の下に“5人の王臣章”が集まるってことだ」
凛「ご名答。王紋下とは空の属性を持つ魔術師の中でも“扉を開いた”者のみが宿すことのできる」
アルミン「扉…人の魔力の根源となるもの。扉を開けた者は莫大の魔力を手にいれる。
そして空のオリジナル魔術の会得条件は扉を開けること」
凛「そうよ。そして主に絶対的な信頼をおかれ、なお主に忠誠を誓った者が主の王紋下と同じ形をした王臣章を宿す」
アルミン「王臣章の数字は5人の王臣章の中での強さの序列だ…
つまりお前が1番強い…
それともまだお前しかいない…」
凛「恐らく後者よ。王臣章を宿した者は主と同じく扉を開くことになる。
つまり私の魔力の量は跳ね上がった…だから暴走したあなたを倒せたのよ」
アルミン「お前の弱点は魔力の少なさだったってことか…」
凛「流石ね。その通りよ。私は3属性の魔術を使える。けどそれを使いこなす魔力がなかったのよ」
アルミン「それが僕の敗因…」
凛「そういうことね。お話はおわりよ。エレン・イェーガーのとこについて来てもらうわよ」
アルミン「待て!おじさんの死の真相ってなんだ?」
凛「それは
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- 16 : 2014/03/09(日) 22:40:31 :
エレン「ふざけるな!…父さんの仇なんだ…ここで殺してやる!」
ドカン!!!!!!
突如壁に大きな穴があく
崩れた穴の破片は電気を帯びている!!!
長門「なんだこれ…?」
「長門…随分と強くなったみたいだな」
長門「壮太⁉」
エレン「お前…」
壮太「よう長門!」
長門「お前怪我は…てかなんで属性魔術使えるんだよ!」
壮太「悪いな隠してて。お前の魔力操作の方法を聞いた時
お前の親父さんはわざと違うことを教えたんだって思って隠してたんだ」
長門「お前なぁ…それよりお前体は大丈夫なのか?」
壮太「まぁな。それよりエレン・イェーガーお前に話をしに来た」
エレン「俺に?」
壮太「そうだ。
ミカサ・アッカーマンからお前の父グリシャ・イェーガーの死の真相について預かった物がある」
エレン「ミカサだと…⁉」
壮太「そうだ」
エレン「なんでお前がミカサを…」
壮太「弟子の後始末だって言って俺を治療しに来てくれたんだ。
そのついでにこの本をな」
エレン「…」
グリシャ・イェーガーの死…その真相とは一体⁉
第四話完
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- 17 : 2014/03/13(木) 19:26:07 :
- 金曜から第五話投稿開始します!
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- 18 : 2014/03/15(土) 14:25:11 :
- http://www.ssnote.net/archives/12189←第五話
- 著者情報
- この作品はシリーズ作品です
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Heart~世界に抗う魔術師達~ シリーズ
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