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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

初めての聖夜【リヴァイ誕生日企画】リヴァハン

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  1. 1 : : 2014/12/07(日) 16:48:03
    リヴァイとハンジがクリスマスを2人で過ごします。
    進撃中学 リヴァハンの話シリーズです。
    http://www.ssnote.net/archives/26611

    http://www.ssnote.net/archives/27203
    ただ他のSSを終わらせたいのと、色々と忙しいのでかなり更新が遅くなります。
    いんこさんのリヴァイ誕生日企画に参加しました!
    http://www.ssnote.net/groups/1006/archives/2
    クリスマスまでに書き終わるかどうか分かりませんが頑張ります!
  2. 12 : : 2014/12/09(火) 21:31:39
    鳥のさえずりが聞こえる教室…

    生徒達は談笑、勉強、人それぞれ様々な事をしていた。

    静かとは言えないがとても穏やかな朝…。

    しかしそれは一瞬で破られた。

    ハンジ『ナナバ!助けて‼︎』

    ドアが凄まじい勢いで開くと同時に、1人の生徒が教室に飛び込んできた。

    彼女は周りを伺い、1人の男子生徒を視界の隅に捉えた瞬間硬直した。

    それを見たナナバは軽くため息をつき、

    ナナバ『もうリヴァイ…何やったの?』

    呆れた顔で問うが…

    リヴァイ『何もしてねぇよ。』

    その答えに目を見開くナナバ。

    ナナバ『えっ⁉︎じゃあどうしたの?』

    ハンジにそう尋ねる。

    しかしそのやり取りを暫く眺めていたハンジは急にナナバの元へ歩み寄り…

    ハンジ『ナナバ!相談がある。とりあえずついて来て‼︎』

    強引にナナバを連れ出した。
  3. 13 : : 2014/12/10(水) 06:19:19

    ナナバがハンジに連れて来られたのは人影のない屋上だった。

    ナナバ『で、どうしたの?』

    静かに問われたハンジは少し躊躇う様な仕草を見せたが、やがてポツポツと語り始めた。

    ハンジ『実はさっき…。』


    数分前


    エレン『ハンジさん!おはようございます。』

    ハンジ『あっ!エレン、ミカサ、アルミンおはよう。』

    エレン『あの!もうすぐクリスマスじゃないですか⁉︎』

    ハンジ『えっ⁉︎クリスマス?あれっ2、3ヶ月くらい後じゃなかった?』

    エレン『1ヶ月きってます。』

    ハンジ『嘘でしょ⁉︎』

    アルミン『嘘じゃありません。まさか…忘れてたんですか?』

    ハンジ『…わっ忘れてた。』

    エレン『まぁそれは置いといて…やっぱりリヴァイさんと過ごされるんですか?』

    ハンジ『えっ何で?』

    エレン『だって…ハンジさんはリヴァイさんと付き合ってるんですよね?』

    ハンジ『うん。そうだけど?』

    ミカサ『恋人同士ならクリスマスを一緒に過ごすのは当然。』

    アルミン『それと、リヴァイさんの誕生日って12月25日じゃありませんでしたか?』

    ハンジ『そうだったぁぁ‼︎』

    エレミカアル(忘れ去られてたのか…。)

    ハンジ『…それで?』

    エレン『いや、カップルのクリスマスって何をするのかなと思って。』

    ハンジ『尚更分かんないよ!』

    ミカサ『エレン…好きな人がいるの?』

    エレン『はぁ?何言ってんだよミカサ!』

    ミカサ『カップルのクリスマスの過ごし方を聞きたいということは誰かクリスマスを一緒に過ごすような子がいるということ。違う?』

    エレン『違ぇよ!そんな事よりハンジさん…って居ねぇ!!』
  4. 16 : : 2014/12/21(日) 12:32:30
    ハンジ『と、いう事があったんだよ。まず…プレゼントに何をあげるべきか分からない。』

    ナナバ『そんなの1つしかないでしょ。』

    ハンジ『えっ何?』

    ナナバ『ハァ…。』

    ナナバはやれやれといった様にハンジへ向って人差し指を向けた。

    ハンジ『ん…?』

    ナナバ『初めての恋人同士のクリスマスなんて決まってるでしょ?リボンでも手に巻いてプレゼントは私よ!的なさ。』

    ハンジ『ちょっとナナバさん?』

    ナナバ『まぁ頑張って。』

    ハンジ『ナナバ!見捨てないでー‼︎』

    ナナバ『まぁリヴァイなら何でも受け取ってくれるよ。』

    ハンジ『そうかな…。』

    ナナバ『うん。』

    ハンジ『…。』

    何か考えるように下を向いていたハンジが、ふと思い出したように顔をあげた。

    ハンジ『そういえばナナバはクリスマスをミケと過ごすの?』

    ナナバ『うん…まぁね。』

    そう言うナナバの顔はほのかに紅らんでいる。

    ハンジ『デート?』

    ナナバ『そんな感じかな。』

    ハンジ『あのさ…オススメのスポット教えてもらえない?』

    ナナバ『もちろん。そういえば私のお父さんがスキーのチケット2枚持っているんだけど、誰も使わないんだよね。あげようか?』

    ハンジ『良いの…?』

    ナナバ『うん。』

    ハンジ『ありがとう‼︎』

    ハンジ『何か…ナナバ達に手伝ってもらってばっかいる気がするよ。』

    珍しくしおらしいハンジにナナバは笑顔で語りかけた。

    ナナバ『そんなことないよ。ハンジとリヴァイのお陰で私達は告白出来たようなものだから。』

    ハンジ『本当…?』

    ナナバ『うん…』

    キーンコーンカーンコーン

    ハンジ『えっ⁉︎これって授業開始の鐘?やっべぇ!急がないと‼︎走ろうナナバ!』

    振り向くとナナバの姿はなかった。

    ハンジ『っナナバの裏切り者がぁぁあ!』

    教室に戻るとナナバは余裕の笑みで座っていて…結局はハンジだけ怒られたのであった。
  5. 19 : : 2014/12/23(火) 22:22:23
    そして放課後、終業を告げる鐘も鳴り終え生徒達は次々に帰って行く。

    そんな中、まだ3人の生徒が教室内に居た。

    ハンジ『ナナバ、裏切るなんてひどいじゃないか!』

    ナナバ『えっ⁉︎何のこと?』

    冷静に知らない振りをするナナバにハンジは諦めた様子で呟く。

    ハンジ『…もういいよ。』

    ナナバ『それより、あのことリヴァイに言わなくていいの?』

    ハンジ『でも…。』

    リヴァイ『何のことだ?』

    ハンジ『あのさ…ナナバがねスキーのチケットくれたんだけど…リヴァイと一緒にスキーしたいなって…だから…スキー行こ?』

    リヴァイが小首を軽く傾げ、紅く染まった顔で喋るハンジの頼みを断れるはずも無く…

    リヴァイ『あぁ…良いぞ。』

    ハンジ『まじで⁉︎やったー!』

    満面の笑みを浮かべるハンジを見てニヤつく顔を抑え込む様に、リヴァイは後ろでニヤつくナナバに声をかけた。

    リヴァイ『チケットいいのか?』

    ナナバ『構わないよ。何なら私からのクリスマスプレゼントだとでも思って?』

    ハンジ『…!!』ビクッ

    リヴァイ『そうか…?』

    クリスマスプレゼント…その単語が出た瞬間ハンジが固まった。

    リヴァイ『で、だ。ハンジどうかしたか?』

    そう尋ねると呆れた様な声が聞こえた。

    ナナバ『大方、クリスマスプレゼント用意してない!とかでしょ?』

    リヴァイ『そんなんもん別に要らねぇよ。』

    ナナバ『ハンジ、今の聞いた?お前が居れば何もいらねぇって。』

    リヴァイ『どう解釈するとそうなるんだ。』

    ナナバ『あっ!間違えた。ごめん…。クリスマスプレゼントにはお前が欲しいって!』

    ハンジ『何だ。そんなのクリスマスじゃなくてもあげるのに。』

    リヴァイ『お前…意味分かって言ってんのか?』

    ハンジ『えっ⁉︎当たり前だよ。』

    絶対に意味を理解して居ないであろうハンジを前にリヴァイは…

    リヴァイ『クリスマスまではとっといてやるよ。』

    そう呟く顔は微かに紅く、口角が少し上がっていた。



  6. 20 : : 2014/12/25(木) 23:16:30
    ナナバ『そんなに余裕にしてて良いのかな?ハンジは可愛いからね。私がもらっちゃうよ。』

    そう言ってナナバはハンジの顔に掠れる程近づいた。

    ハンジ『ナナバ⁉︎…///』

    端麗なナナバに口説かれたからなのかハンジの顔は真っ赤だった。

    リヴァイ『おいナナバやめろ。』

    思わす語調が荒くなる俺に対してナナバはからかうように…

    ナナバ『何妬いてんの?』

    リヴァイ『妬いてなんかいねぇよ!』

    無意識の内に声が大きくなっていた。

    ナナバ『ふふっ。ごめんごめん。』

    ナナバはお腹を抱えて笑いながらハンジを離した。

    リヴァイ『…。』

    ナナバ『でも、ハンジの事が好きなのは貴方だけだとは思わないでね?』

    リヴァイ『…帰るぞハンジ。』

    ハンジ『えっ⁉︎ちょっとリヴァイ⁉︎』

    驚きが隠せて居ないハンジを強引に引っ張り、教室から連れ出す。

    ナナバ『じゃあね。2人ともまた明日。』

    リヴァイ『…。』

    ハンジ『えっ⁉︎…じゃあねナナバ。』

    そして1人教室に残るナナバが少し寂しげに見えたのは気のせい…

    ということにした。
  7. 21 : : 2014/12/25(木) 23:42:06
    ナナバ『はぁ…。』

    しんと静まり返った教室に深い溜息だけが響く。

    ガラッ

    静寂に包まれる中、ドアが開く音が。

    入って来たのは…

    ナナバ『ミケ…いつから居たの?』

    ミケ『リヴァイとハンジが帰る少し前からだ。』

    ナナバ『だからリヴァイは急に帰ったんだね。』

    ナナバはミケ恨めしげに睨んだ。

    ミケ『ナナバ、ハンジをリヴァイに取られたからって虐めるのは良く無い。』

    しかし…ミケの優しく諭すような言い方に…

    ナナバ『分かってるよ…でもリヴァイの事を話す時のハンジがとっても楽しそうで…くだらないかもしれない…けどハンジが離れて行くようで。』

    瞳を潤ませながら喋るナナバにふと暖かくふんわりとした感触が伝わってきた。

    ミケ『ナナバ…ハンジはお前の事を本当に大切な親友として思っているぞ。そして足りない分は…俺じゃ代わりにならないか?』

    その言葉にナナバは一瞬目を見開くが、

    ナナバ『…ありがとうミケ。私の好きな人が貴方で本当に良かった。迷惑かけてごめんね…ハンジもミケも…リヴァイも私の大切な人でその変わりは居ない。けど…』

    その続きが言葉にならない。

    しかし…

    ミケ『そうか。』

    言葉がなくても理解出来たように、2人きりの教室で夕日に照らされる彼らの顔はとても穏やかで心はとても満たされて居た。
  8. 26 : : 2014/12/28(日) 05:09:23
    ハンジ『ちょっとリヴァイ⁉︎』

    後ろから聞こえるハンジの声を無視しながら、ハンジの手を更にきつく握りしめて早足で進む。

    ハンジ『…リヴァイ‼︎』

    その手が校舎から出るためのドアノブに触りかけた時、ハンジは俺の腕を強引に振りほどき立ち止まった。

    リヴァイ『何だ。』

    そう言って振り向くと怒りの表情を浮かべたハンジが立ってた。

    ハンジ『さっきからリヴァイ変だよ。』

    リヴァイ『そんなことねぇよ。』


    ハンジ『じゃあ何でそんなに切迫してるのかな?』

    リヴァイ『そんなことねぇよ。』

    ハンジ『さっきナナバが言ってたこと?』

    リヴァイ『…。』

    …ナナバ『ハンジの事が好きなのは貴方だけとは思わないでね』…

    いやに耳に残るあの言葉がまた頭に浮かぶ。

    ナナバが言ってたことは恐らく本当だろう。

    実際に何ヶ月か前、ニックに告られたしな。

    恋人が皆から愛されることはとても良いことなはずだ。

    が、不快な気持ちになるのが止められなかった。
  9. 27 : : 2014/12/28(日) 05:24:10
    ハンジ『やっぱりそうなんだね。』

    怒りの表情を更に濃くうかばせながらハンジはリヴァイの顔を見据える。

    リヴァイ『…。』

    一向に返事をしない俺に苛立ちを覚えたのな勝手に話し始めた。

    ハンジ『リヴァイ…ナナバの言ってたことは本当なのかもしれない。ニックみたいな変人がまだ他にも居るのかもしれない。しかしだね、私が愛してるのは貴方だけなんだよ。』

    リヴァイ『そうか。』

    顔が自然とほころんでゆく気がした。

    ハンジ『まあ、ナナバとミケと巨人は除くけどね。』

    リヴァイ『おい、ひとまず5億歩譲ってナナバとミケまでは許してやる。』

    ハンジ『また微妙な数選んだね…。』

    リヴァイ『だがな、巨人と俺が平行線に居ると思うと吐き気がする。で、だ…』

    ハンジ『で?』

    リヴァイ『削ぐ。』

    ハンジ『おい!』

    いつもの穏やかな雰囲気に包まれた2人は校舎から出て帰路についた。
  10. 28 : : 2014/12/28(日) 09:05:35
    校舎から出るとそこは雪こそ降って居ないが、凍えるような寒さだった。

    ハンジ『うぉ!くっそ寒いぜ‼︎』

    リヴァイ『あぁ。』

    ハンジ『リヴァイは寒くないの?私はコート着てるけどね。リヴァイはマフラーすらしてないじゃん。』

    そう。

    ハンジがコートにマフラーと完全防備なのに対しリヴァイは制服だけだ。

    リヴァイ『寒いに決まってんだろ。』

    ハンジ『あっ!手袋持ってたかもしれない。貸そうか?』

    リヴァイ『これで充分だ。』グィ

    そう言ってハンジの手を握り締めると、ハンジの顔がみるみる紅くなった。

    ハンジ『ちょっとリヴァイさん?』

    リヴァイ『何だ?』

    ハンジ『手袋の方が良いんでは?』

    リヴァイ『お前の方が良い。』

    ハンジ『そう。』

    まぁ寒い事には変わりないが…

    とても暖かな気持ちが溢れて来た。
  11. 29 : : 2014/12/28(日) 16:24:30
    いくら夕方でもこの季節になるともう、空は闇に包まれて居る。

    しかし…街は色とりどりの電飾で飾られとても明るい。

    ハンジ『もうクリスマス一色だね。』

    ふと周りを見渡すと指輪やネックレスの店に入っていく男性の姿が。

    こいつ…さっきから俺のプレゼントの事ばっかりで自分のプレゼントは忘れてるだろ。

    リヴァイ『そういやお前はクリスマスプレゼントに何かほしいものねぇのか?』

    ハンジ『んーとね。巨人とか?』

    普通の女ってアクセサリーとか欲しがるんじゃ無かったのか。

    リヴァイ『はっ。それはどうゆう意味だ?』

    ハンジ『生物部で買うんだよ。何の実験しようかな?』

    リヴァイ『…。』

    ハンジ『あっ!奇行種なんかだったりしたらもう最高なんだけどな〜』

    リヴァイ『奇行種なら此処に1匹いるがな。』

    ハンジ『えっ⁉︎どこどこ?』

    リヴァイ『此処だ。』

    そう言いながらハンジの後頭部を掴み顔を近づける。

    ハンジ『えっ…。』

    急に顔を近づけたから驚いたのか一瞬固まる。

    そして顔を真っ赤にしながら離れようと暴れ始めた。

    リヴァイ『はっ。』

    そろそろ周りの目が痛いので離してやると…

    ハンジ『ところで奇行種ってどこ?』

    …こいつって天然だったのか。

    リヴァイ『お前だ。』

    ハンジ『何だ私か。って酷いな!うら若き乙女に対して‼︎』

    リヴァイ『お前がか?』

    ハンジ『何だよそのあざ笑うような表情は!私で問題あるの⁉︎私が女で?』

    リヴァイ『いやねぇよ。寧ろ男だったら困るが?』

    ハンジ『えっ何で、』

    リヴァイ『もしお前が男だったら俺はホモみたいじゃねぇか。それに出来ねぇだろ。』

    ハンジ『何を?』

    リヴァイ『セッ…』

    言い終える前に止められた。

    ハンジ『街中でなに言おうとしてるんだよ!』

    リヴァイ『お前が聞いてきたんだろ。』

    そのやり取りで寒さの欠片も感じなくなった頃…ようやく帰路につく事にした。
  12. 30 : : 2014/12/28(日) 23:23:13
    -------数時間後
    リヴァイの家

    リヴァイ『で、何でお前がここに居るんだ?』

    ハンジ『本当は嬉しいくせに♡』

    リヴァイ『俺は何で居るのか聞いて居るんだ。』

    さっきから突然尋ねて来たと思ったら部屋を荒らし始めやがって。

    リヴァイ『おい、埃が舞うだろうが。』

    ハンジ『そんな事より毛糸ない?』

    リヴァイ『毛糸なんて何に使うんだよ。』

    ハンジ『えっ⁉︎えっとねぇー。うーん。』

    こいつ…。

    リヴァイ『何か隠してるな?』

    ハンジ『そっそんなことないよ⁉︎あの…生物部でクリスマス会があるから飾り付けに…ね?』

    リヴァイ『そうか。』

    ハンジ『あの…リヴァイさん?信じてね?』

    リヴァイ『信じれるわけねぇだろ。まぁいい…何か考えているんだろ?』

    ハンジ『うん!』

    満面の笑みでうなづくハンジはまるでガキの様だった。

    リヴァイ『…いやガキか。』

    ハンジ『何か言った?』

    リヴァイ『いや何でもねぇ。』

    ハンジ『じゃあ毛糸も回収出来たし帰るよ。』

    そう言って立ち上がって去り際に一言。

    ハンジ『背は私の方が高いじゃん。』

    リヴァイ『…ぅるせぇよ!』

    ハンジ『じゃあスキー楽しみにしてるね!』

    そう言い残し台風は去って行った。
  13. 31 : : 2014/12/29(月) 18:02:52


    数日後


    ハンジ『このバスだね!』

    リヴァイ『あぁ。』

    ハンジ『じゃあ早速乗り込もう!』

    今俺たちが乗り込んだのはスキー場へと直行する夜行バスだ。

    この中で寝ているうちに目的地へと連れて行ってくれる。

    ハンジ『ふあぁ〜眠い。』

    リヴァイ『寝ろ。』

    ハンジ『そんなに私と寝たいの?』

    リヴァイ『寝ろ。』

    ハンジ『…はい。』

    疲れが溜まって居たのかハンジは直ぐに眠りについた。

    そういやこいつ…最近授業中にもよく寝るし睡眠不足なのか?

    ハンジは一度決めると突き進むからな。

    そう思いを巡らしてるとふとハンジの声がした。

    ハンジ『…リヴァイ…』

    リヴァイ『あぁ…?』

    俺に頭もたれかけるハンジは眠ってているようだ。

    ハンジ『…zz』ギュッ

    そして俺の手を握ってきた。

    リヴァイ『クソが…。ここが家だったら犯してやっていたがな。』

    だが俺の心中なんて知る由もないハンジは無防備にも俺にもたれかかりながら朝まで熟睡した。

    そのお陰で…


    翌朝


    ハンジ『どうしたのリヴァイ…眠そうだけど 。』

    リヴァイ『お前のせいだろうが。』

    ハンジ『何で⁉︎どうゆうこと?』

    しつこく言及してくるハンジの追撃をかわしながらスキー場へ着くまでの数十分仮眠することにした。
  14. 32 : : 2014/12/30(火) 01:08:02


    数十分後


    『…起きて』

    混沌とした意識の中にふと聞き覚えのある声が入ってきた。

    『リヴァイ起きて。』

    あぁ…?

    『リヴァイ起きろ!』

    突然耳元で大きな声が聞こえた。

    そして目を開くとそこには…

    リヴァイ『クソメガネか…』

    ハンジ『リヴァイがこんなところで熟睡するなんて珍しいね。』

    リヴァイ『お前こそさっき熟睡してたじゃねぇか。』

    ハンジ『最近あんまり寝てないからね。』

    やっぱりな。

    リヴァイ『何でだ。』

    ハンジ『えっ!うーん?何でだろ!』アセアセ

    リヴァイ『何でか言…』

    その時、突如車内アナウンスが流れた。

    運転手『到着しました。』

    ハンジ『到着したって!ほら行こうよ。早く‼︎』

    リヴァイ『チッ…。』

    色々と腑にオチねぇがそのままバスから降りることにした。
  15. 33 : : 2015/01/01(木) 20:21:26


    数十分後


    ハンジ『ひゃっほーい!』

    叫びながら高速で滑り降りて行ったのはハンジだ。

    リヴァイ『初めてじゃなかったのか?』

    ハンジ『初めてだよ。というかリヴァイもさすがに上手だね。初心者だから初級のゲレンデにしてたけどここにいると他の人に危険が及ぶかもしれないから上級行ってみる?』

    リヴァイ『あぁ。』

    開始早々だが元々の運動神経からか簡単に滑り降りれる様になった俺たちは傾斜が少し急なゲレンデへ行くことにした。

    そこはさっきのゲレンデが平地に感じられるほど急でジャンプが出来る様な坂が何個かあった。

    ハンジ『じゃあ早速滑ってみy…うおっ‼︎』

    急にバランスを崩すハンジの腕を掴み抱き寄せる。

    リヴァイ『おい気をつけろ。』

    ハンジ『ごめん…それとありがとうリヴァイ。』

    危うく転びかけたにも関わらずいつもと変わらない笑顔のハンジに不安やら嬉しさやら複雑な思いがこみ上げて来た。

    リヴァイ『気にすんな。それより滑るぞ。』
  16. 34 : : 2015/01/03(土) 14:32:50
    そう言ってこちらに顔を向けるリヴァイの無表情な顔には珍しく挑発の意が浮かんでいる。

    ハンジ『うん!』

    勢いで返事をしてみたが上級者向けのゲレンデだけあって急斜がひどい。

    私が少し弱気なのに気づいたのかリヴァイは私を見つめながら声を発した。

    リヴァイ『なんだ怖いのか?』

    そのあざ笑うかの様なリヴァイに苛立った私は…

    ハンジ『そんなことはないよ。何なら本気の私についてこれるか試してみる?』

    正直言ってすこし怖じけづいてる私は、

    断れ!

    心の中でそう叫んだが…

    リヴァイ『いいだろう。』

    珍しく挑発的なリヴァイに唇を噛んだ。
  17. 35 : : 2015/01/09(金) 00:08:37
    しかし…1度言った事を取り消すわけにもいかず。


    ハンジ『じゃあ行くよ!よーい…ドンッ』

    その掛け声と共に滑り降りる。

    目の前には開けた雪道のみ。

    勝った…。

    そう思ったその時、目の前を何かが通り過ぎた。

    ハンジ『えっ…リヴァイ⁉︎』

    リヴァイらしきその影はどんどん加速していき空中で華麗に一回転。

    ジャンプをとてつもなく綺麗なフォームで決めた彼はあっという間に霧の中へと消えて行った。

    ハンジ『…すげぇ。』

    そう呟くことしか出来なかった私はリヴァイを追って滑り降りることにした。


    数分後



    なんとか滑り終えた私はリヴァイと合流した。

    リヴァイ『俺の勝ちだな。』

    ハンジ『…っもう一回‼︎』

    リヴァイ『何度やっても同じだがな。』

    鼻で笑うリヴァイに変な対抗心がうまれた。

    ハンジ『次は勝つ!』

    勢いこそ良かったものの結局十連敗でこの戦いは幕をとじた。

  18. 36 : : 2015/01/17(土) 22:34:58
    ハンジ『リヴァイってスキー初めてじゃなかったの?』

    雪を照らす日が西に沈みかける頃俺たちは宿に戻り夕食を待っていた。

    ふてくされた様に問うハンジ。

    リヴァイ『初めてだが?』

    そう答えると

    ハンジ『嘘だ。凄く速かったし、ジャンプまで決めてたじゃん。』

    そう言いながら頬を膨らませるハンジ。

    間抜けな顔しやがって…

    リヴァイ『もうすぐ料理が運ばれて来るという状況じゃなかったら犯してたんだがな。』

    リスの様なハンジに思わずそう呟くと見る間に顔が青ざめた。

    ハンジ『えっ…リヴァイさん犯すてどうゆうことかな?』

    リヴァイ『そうゆうことだ。』

    ハンジ『でも…リヴァイとなら…』


    ガラッ


    ハンジの言葉は途中でぶった切られ、開かれたドアから料理が運ばれて来た。
  19. 37 : : 2015/01/18(日) 23:52:57
    広い机が見えなくなるほどに置かれた料理の数々はどれもとても旨そうだった。

    早速食べ始めるハンジ。

    ハンジ『美味しいぃぃ‼︎』

    リヴァイ『あぁ…悪くねぇ。』

    腹が減っていたためか大人数人でやっとの数をわずか数分で食べ終えた。

    ハンジ『本当にどの料理も良かったけど、やっぱりリヴァイの作った奴の方が私は好きだな。』

    リヴァイ『そうか。』

    嬉しい気持ちとは裏腹にそっけない一言しか言えねぇリヴァイだが…

    ハンジ『うん!』

    それも全て分かってくれているであろうハンジの笑顔。

    それを見た彼の顔はとても幸せそうだった。

  20. 38 : : 2015/01/19(月) 20:09:04
    食べ終えた私は前々から考えていたことをリヴァイに告げる。

    ハンジ『あのさぁ…少し屋上に行ってみない?腹ごなしにでも…』

    そう言うとリヴァイは苦もなく了承してくれた。

    リヴァイ『あぁ。』

    その言葉に部屋を出る。ロビーを通り屋上へ進む。

    そこはとても寒かった。それもそのはず辺りは一面の銀世界なのだから。

    リヴァイ『で、何だ?』

    流石のリヴァイでもまだ気づいていないことに胸が高鳴る。

    ハンジ『上を見て!』

    そう…此処は山奥。当然空気も澄んで居る。そして光をもたらすのは月のみ。

    空を見上げれば夜空を覆う星があった。

    リヴァイ『悪くねぇ。』

    他の人が聞いても特に何も感じないであろうその言葉。

    しかし彼と長い時間を過ごしてきた私にとっては最大級の褒め言葉だ。

  21. 39 : : 2015/01/19(月) 21:26:27
    そして私は言葉を続ける。

    ハンジ『リヴァイ…私はこの聖なる夜に貴方とこうして居られる事が本当に嬉しいよ。』

    リヴァイ『聖夜?』

    珍しく鈍感な彼に私は囁く。

    ハンジ『俗に言うクリスマス…そして貴方が生まれた日。』

    今思い出した様子で驚いた表情を見せるリヴァイ。

    ハンジ『誕生日おめでとう!』
  22. 40 : : 2015/01/20(火) 07:15:06
    ----------
    リヴァイ目線

    目の前で息を弾ませるハンジ。

    本当に良い奴だと思う。人としても…女としても。

    俺なんかが恋人で良いのか?そう思うこともある。

    まぉ他の奴にやる気なんてどこにも無いがな…。

    そう考えを巡らしながら俺は一言呟いていた。

    リヴァイ『ありがとうハンジ。』

    ハンジ『うん!』

    元気良く答えてくれたハンジだが、直ぐにしおらしくなる。

    ハンジ『あのさぁ…』

    いつもの快活が消えているハンジに俺は疑問を抱いた。

    リヴァイ『何だ?』

    ハンジ『クリスマスプレゼントなんだけど…』

    ハンジ『あの…やっぱりお金が無くてね。本当に気持ちだけと言うか…。こんなのもらってもリヴァイにとって迷惑かもしれないんだけど…』

    顔を赤らめながら言うハンジに…

    リヴァイ『そんなの気にしねぇよ。』

    ハンジ『初めてだからあまり上手く無いけど…。こんなもの貴方にしかわたせない。だからリヴァイ…あなたにあげる。私の精一杯のプレゼント。私の初めてを貴方に!』
  23. 43 : : 2015/01/22(木) 22:09:38
    ハンジ『メリークリスマス‼︎』

    ハンジの少し恥じらいつつも堂々とした声と共にふわっとした感触が肌を擽る。

    思わず閉じた瞳を開くと俺の首にマフラーが巻かれていた。ただし…かなり長めの。

    リヴァイ『おいハンジこれは何だ?』

    想像していたことと違い語尾がついつい荒くなる。

    ハンジ『マフラーだよ?手編みの…あっ!もしかしてこうゆうの重くて嫌だった?』

    オロオロしながら泣き笑いの表情を浮かべるハンジ。

    確かに期待が裏切られたような感じもするがこうゆうのも…

    リヴァイ『悪くねぇ。』

    ハンジ『本当!?』

    直ぐに笑顔を取り戻したハンジを見て安堵する。

    しかしこれで終わらせるか!

    リヴァイ『おいクソメガネ…俺はまだ誕生日プレゼントをもらってねぇんだが。』

    ハンジ『えっ⁉︎これ…』

    再び慌て始めるハンジ。

    リヴァイ『てめぇがマフラーを俺に巻いた時なんて言ったか覚えているか?』

    ハンジ『メリークリスマス?』

    リヴァイ『そうだ。つまりこれはクリスマスプレゼントだろ?俺は今日誕生日なんだが。』

    ハンジ『えっ…でも私には何も…』

    そのままハンジの言葉をぶった切る。

    リヴァイ『ある。』

    ハンジ『何?』

    リヴァイ『お前だ。』

    そこまで言い切った俺はハンジの怪訝そうな顔を見て我に返った。

    リヴァイ『…悪いが忘れてくれ。』

    ハンジ『ちょっと何で⁉︎私は今リヴァイがそう言ってくれてとても嬉しいんだよ?リヴァイは私とそうゆう事はしたく無いのかと思ってたから…。』

  24. 44 : : 2015/01/22(木) 22:22:40
    そうまくしたてるハンジ。

    こいつ…本当に俺の今までの我慢を何だと思っていやがる。

    フツフツと湧き上がってくる複雑な思いをかき消す。

    リヴァイ『何故だ?』

    ハンジ『だって…今まで何度か同じ布団で夜を過ごしたけど全く手を出してこないし…。』

    プツンと俺の中の何かが切れる音がする。

    リヴァイ『…部屋に戻るぞハンジ。本当に後悔しないな?取り消すなら…今の内だ。』

    ハンジ『後悔しないよ!私は…リヴァイ貴方に貰って欲しいんだ。』

    まっすぐ俺を見つめるその瞳がこの言葉が真実である事を物語っていた。

    リヴァイ『ほぅ…悪くねぇ。』
  25. 45 : : 2015/01/23(金) 23:59:41
    私達はそのまま無言で部屋に戻るための廊下を歩く。

    喋りたいことは沢山あったけどどちらからも話し始めることはなかった。

    付き合いたての頃のなんとも言えない恥ずかしさが現れて来る。

    終わりが無い様に感じられる廊下を進みやっと部屋の前まで辿り着いた。


    ガチャ


    シンと静まり返った私達の周りにドアを開ける音が鳴り響く。

    部屋に入り電気を付けようとした瞬間抱きしめられる。

    ハンジ『リヴァイ…?』

    窓から入り込む月明かりでお互いの顔はハッキリと見える。

    そのままベッドに押し倒される。

    リヴァイ『…。』

    そして…その後は?

    そうだ…私はこの後を知らない。

    怖い。

    反射的にそう思った。

    少し顔が強張ったのがリヴァイにも分かった様だ。

    リヴァイ『大丈夫か?』

    この状況下でも私のことを1番に思ってくれるリヴァイ…そんな貴方だからこそ私は貴方に貰ってほしい。
  26. 46 : : 2015/01/24(土) 23:39:39
    だから私は返事の代わりに彼の名前を呼んだ。

    ハンジ『リヴァ…』

    しかし言葉は彼の唇で塞がれる。

    今までのそれとは比べものにならない程長いキス…。

    手加減されてたんだなと悔しくなる。

    しかし…口内に犯される快感にどうしても応えてしまう自分がいた。

    舌を絡ませ歯茎までをも擽る感触はどれも初めてのものだった。

    ハンジ『んっ…』

    息が続かなくなり唇を離す。

    ハンジ『ハァ…ハァ…』

    静かな室内に吐息を響かせながらそっとリヴァイの方を見上げる。

    彼は私を見つめていた。

    目が合うとどうしようもない恥ずかしさが溢れてくる。

    リヴァイ『今更何恥じらってやがる。』

    ハンジ『…でも。』

    リヴァイ『これからが本番だがな。』

    そう言いながらリヴァイは私を見下ろした。

    その後の事はよく覚えていない。

    ただただ彼に身を任せていた。

    恐らくリヴァイも不安だっただろうけど私を気遣ってかとても優しく触れてくれた。

    それでも痛みはあったけどそれ以上に幸せな気持ちでいっぱいだった。
  27. 47 : : 2015/01/27(火) 00:35:56

    意識が朦朧とする中目を開けると既に日は登っていた。

    リヴァイ『ハンジ起きてるのか?』

    ふと隣を見るとリヴァイが見つめている。

    ハンジ『うん!』

    リヴァイ『そうか…。』

    リヴァイはそう呟きながらニヤリと笑うと私を抱き寄せた。

    ハンジ『いやぁぁ…!』

    リヴァイ『奇声を出すんじゃねぇよ。』

    しかし、何も羽織っていない身体が触れ合う生々しい感触はどう足掻いても消えない。

    ハンジ『だって…恥ずかしいし…。』

    リヴァイ『昨日良い声で啼いてた奴が言うんじゃねぇよ。』

    ハンジ『っ…⁉︎』

    余計顔が紅くなるのが自分でもよくわかる。

    リヴァイ『ハッ…。』

    ハンジ『リヴァッ…ん‼︎』

    反論しようとしたが唇を塞がれる。
  28. 50 : : 2015/01/28(水) 19:57:00
    しかし触れるだけのキス…

    少し口を尖らせながら上を向きリヴァイに尋ねる。

    ハンジ『リヴァイ?』

    だが中々返事は返ってこない

    リヴァイ『…これ以上俺を煽るような事をすると歯止めが効かなくなる。』

    獣のような瞳をギラつかせながら呟くリヴァイ

    ハンジ『ちょっリヴァイさん…?そろそろ支度し始めないとやばいかな?バスに乗り遅れるよ?』

    リヴァイ『あぁそうだな。』

    そしてようやく荷物を詰め込み始めた

  29. 51 : : 2015/01/29(木) 00:14:38
    10分後


    ハンジ『出来た‼︎』

    ようやく荷物の詰め込みが完了し来た時と同じ状態に戻された部屋を見ながらリヴァイは一言呟いた

    リヴァイ『悪くねぇ。』

    ピカピカになった部屋を見るのは確かに気持ち良い

    ハンジ『だからと言ってここまでする必要はないと思うよリヴァイ…』

    ハンジの目線の先にはチリひとつない簡素な部屋

    リヴァイ『…。』

    ハンジ『おかげでバスにの出発まであと10分!バス停まで2キロ‼︎』

    普通の人なら走って15分はかかるだろう…しかも荷物を抱えてだ

    リヴァイ『問題ねぇ。とりあえずチェックアウトするぞ。』

    ハンジ『分かった。』

    最小限の手続きで済ませホテルのドアから出る

    しかし残り五分

    ハンジ『リヴァイどうす…』

    リヴァイに尋ねようとするもぶった斬られる

    リヴァイ『その荷物…しっかり抱えていろよ!』

    リヴァイはそう叫ぶとバス停に向かって走り始めた
  30. 52 : : 2015/01/29(木) 00:29:35
    ハンジ『えっ…降ろしてリヴァイ!』

    突然の彼の行動に驚きを隠せないハンジ

    しかし当の本人はあくまで冷静な様子で淡々と答える

    リヴァイ『このままお前と荷物を抱えてバス停まで走る。暴れると間に合わない可能性が出てくる。で、だ、しっかり掴まってろ。』

    その言葉にハンジは大きく頷く


    五分後



    出発するバスの中には息を弾ませる2人の姿があった

    ハンジ『ハァ…ハァ…』

    リヴァイ『何でお前が息を弾ませてんだよ』

    2キロを五分で荷物とハンジを抱えながら走った筈のリヴァイは息こそ荒げてないが頬は赤みがかっている

    ハンジ『さぁね…貴方の変わり?』

    リヴァイ『…俺はお前にそんなもの求めていねぇがな。』

    ハンジ『分かってる。でもリヴァイ…少しは肩の力を抜いた方が良いよ?貴方はとても優しいから私を1番に気遣ってくれる。けれど私は貴方が1番大事なんだ。だからもう少し私に甘えて?』
  31. 53 : : 2015/01/29(木) 22:02:50
    リヴァイ『…あぁそうだな。』

    普段の彼なら絶対に出ることのないであろう言葉がスルリと出る

    リヴァイ『お前こそ1度決めたら曲げようとしない所がある。それはお前の良い所の1つでもある。だがしかし、もう少し俺のことも頼れ。』

    その言葉に大きく目を見開くハンジ

    しかし直ぐにフワッとした笑みを浮かべる

    ハンジ『うん。これからもよろしくねリヴァイ!』

  32. 54 : : 2015/01/30(金) 20:27:21

    それから数十分後のこと。

    そこには木漏れ日の射し込む車内でもたれ掛かりながら眠る2人がいた。

    それは恐らく昨日の疲れからだろう。

    しかしその顔はとても優しく微笑んでいて幸せそうだった。

    丈夫なようで脆い2人の関係がこれから壊れそうになるのも知らずに。



    終わり
  33. 55 : : 2015/01/30(金) 20:30:10
    ん?これは、もしや続きが…!
    それはそうと、私はハンジさんの隣に…よっこらしょ
    むぎゃぁー!可愛い!りぃちゃんのリヴァハンかわゆい!
    これからも期待です!
    りぃちゃん、お疲れ様でした♪
  34. 56 : : 2015/01/30(金) 20:32:12
    ここまで読んで下さった方ありがとうございました。

    これでこの回は終わりです。

    終わり方から想像がつくかもしれませんが続きがあると思います。

    そして裏設定なのですが宿でリヴァイとハンジが食べていたのはカニ鍋です。

    非表示にしてしまって申し訳ないのですがコメントなどをくれた方も本当にありがとうございました。
  35. 57 : : 2015/01/30(金) 20:34:29
    >>55ゆう姫ぇぇ‼︎

    そうだよ続きがあるの!

    それとゆう姫のSSのがかわゆいよ♡

    だーめ!ハンたんの隣は私だから‼︎

    ここまで読んでくれてありがとございました‼︎
  36. 58 : : 2015/01/31(土) 21:30:27
    執筆お疲れさまでした。
    続きにドキドキしております…
    カニ鍋かぁ…いいなぁ。
    2人で黙々とカニを食べる姿想像すると可愛いですw
  37. 59 : : 2015/01/31(土) 21:39:42
    さだはる殿ぉぉぉヽ(*´∀`*)ノ.+゚

    続きはどれかが終わってからだね

    私…カニ鍋大好きなの!

    あぁ食べたい‼︎

    美味しい料理を食べる時って何か無言になるよねw

    最後まで読んでくれてありがとうございました‼︎
  38. 60 : : 2015/02/05(木) 10:40:19
    マジリヴァハン最高超絶たぎる/////(*^^*)
  39. 61 : : 2015/02/05(木) 17:17:52
    >>名無しさん
    リヴァハン大好きなんですよ!

    滾って頂けるなんて嬉しいです♪

    コメント本当に励みになります。

    最後まで読んでくださりありがとうございました!

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levihan

ハンジがかり

@levihan

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