この作品は執筆を終了しています。
ハンジ『リヴァイ、ミケとナナバとWデートしない?』
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- 1 : 2014/11/15(土) 08:00:49 :
- http://www.ssnote.net/archives/26611
一応、これの続きです。
ハンジがミケとナナバをくっつけようと画策する話になると思います。。
暇つぶし程度にでも読んで頂けると幸いです。
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- 8 : 2014/11/15(土) 16:15:44 :
- 私の名前はハンジ・ゾエ。進撃中学校の3年生だよ!それにしてもたのしみだなぁ。何がかって?それは、次の授業、そう調理実習だよ。4人組の班でチーズハンバーグもといチーハン定食をつくることになってるんだ!私は料理自体は出来ないけど…。最も重要な味見役を買ってでようと思ってるんだ。
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- 12 : 2014/11/15(土) 22:02:08 :
- ナナバ『ハンジ?調理室早く行こうよ!』
ハンジ『あっ!待って』
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調理室
先生『皆、エプロンに着替えて前の調理台にあつまれ。』
生徒『はーい。』
ちらっと横を見るとナナバが丁度着替え終わったところだった。元々だが、
ハンジ『ナナバきれい!かわいい!とっても似合ってる‼︎』
ナナバ『ありがとうハンジ。でも、ハンジの方が可愛いよ。ねぇリヴァイ?』
リヴァイ『あぁ悪くねぇ。』
ハンジ『リヴァイ!なに言ってんの///』
ミケ『もちろんナナバも綺麗だが。そのエプロンいい匂いだ。』スン
ナナバ『えっ!ちょっとミケ。貴方、見慣れてるでしょ///』
ナナバは元から可愛いけど、顔を赤くしてるとさらに可愛いね。女の私から見ても襲いたくなっちゃうよ。
先生『君たち、そろそろいいかね?』
リヴァハンミケナナ『すいません』
先生『じゃあ手順を説明する。まず、野菜をみじん切りにしてひき肉、香辛料等と混ぜ合わせ、チーズを挟み整形して焼く。ご飯はこちらで用意するが、汁物、付け合わせ、隠し味は自由だ。必要最低限の材料は各テーブルにある。では始め!』
ナナバ『じゃあリヴァイと私で野菜のみじん切りするから、ハンジが調味料を量って、ミケが味噌汁の出汁をとってね。』
リヴァハンミケ『了解』
リヴァイ『おい、クソメガネに任せて大丈夫か。』
ハンジ『失礼だな。こういうことは慣れてるんだから。』
私は生物部の部長だよ?メダカの餌とか寸分の狂いもなく量れるんだから!
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- 13 : 2014/11/16(日) 11:00:20 :
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うーん。と、パン粉、ナツメグ、塩、コショウね。出来た!
3人はどうかな。
ハンジ『…。』
ナナバ『ハンジどうしたの?』
ハンジ『私が量ってる3.4分の間に野菜がペーストのように細かくなってるのに少し衝撃をうけたかな。』
リヴァイ『次は整形だな。俺とハンジでやっとくから、ナナバは付け合わせでも作っとけよ。』
ナナバ『分かった。』
リヴァハン『…。』コネコネ
リヴァイ『おい、クソメガネ、1つだけクソでかくねぇか。』
ハンジ『うん?あぁ超大型ね。私が食べるんだからいいでしょ?』
リヴァイ『いい訳ねぇだろ。全員均等にしろ。』
ハンジ『もーしょーがないな。』
ハンジ『よし、出来た!ナn…!』
リヴァイ『どうした?』
ハンジ『あれ…』
ナナバとミケが2人で料理している。なんか、ナナバの顔もとても穏やかだ。いつもと違う、女の子の顔…。凄くいい雰囲気だな。もしかして…
ナナバ『ハンジ?』
気づいたら2人とも、こっちを向いていた。
ハンジ『なっ何?』アセアセ
ナナバ『終わったならそういいなよ。』
ハンジ『あぁごめん!じゃあ焼くんだよね。』
ナナバ『後は私達に任せて2人は盛り付けの準備して?』
ハンジ『オッケー!リヴァイ行こ?』
リヴァイ『あぁ。』
ハンジ『んー、このお皿でいいかn…!』
ドンッ
ガシャン!バリン
いたたたた…誰かにぶつかられた?お皿割っちゃったよ。
ぶつかってきた生徒『ハハハ!うぉっやべえ。ソース焦げてるぞ!』
生徒『まじか!早く火を止めねぇと。』
リヴァイ『おい、てめぇ謝ったらどうだ。』
生徒『まぁまぁ、ハンジの事だからって熱くなんなよ王子様!』
ハンジの手は割れたお皿でだろうか、鮮血が白い肌を染めていた。
リヴァイ『俺は人を怪我させたら謝るべきだろうと言っているんだが…。』
ハンジ『リヴァイ、もういいよ。1度言って分からない奴には2度言っても同じ事だからって。』
ハンジが驚くほど低い声でそう言い放つと、
生徒『ごっごめんなハンジ…』
ハンジ『気にしないで。』
生徒『わっ悪かったよ本当に…。』ササッ
ハンジ『…?』
リヴァイ『おいハンジ、血が垂れてるぞ。』
ハンジ『わっ⁉︎本当だ…痛っ!』
リヴァイはハンジの手を取り指を口に入れた。
ハンジ『リヴァイッ⁉︎ちょっと…///なっ何してるの///』
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- 21 : 2014/11/17(月) 07:40:48 :
- ハンジ『えっ⁉︎ちょっとリヴァイ‼︎』///
リヴァイ『よし、血が止まったぞ。』
ハンジ『本当?良かったぁ!じゃなくて‼︎』
リヴァイ『じゃあ何なんだ?』
ハンジ『くっそう。しれっとしやがって!』
リヴァイ『なんなのか言ってみろよ。』
ハンジ『もう!リヴァイのバカ』プクー
リヴァイ『確かこの間のテストでは俺が勝ったぞ。』
ハンジ『そういう意味じゃない‼︎』
生徒『うわー。夫婦喧嘩だ。』
リヴァハン『まだ夫婦じゃねぇ!』
先生『君達、怪我は大丈夫かね?』
ハンジ『大丈夫です‼︎』
先生『なら、この皿を持ってテーブルに戻りなさい。』
ナナバ『ハンジー大丈夫?』
ミケ『スン。顔真っ赤だぞ。』
ナナバ『それはリヴァイに指を舐められたからだよね?』コソッ
ハンジは耳元でナナバにそう囁かれ、さらに顔が熱くなるのを感じた。
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- 26 : 2014/11/17(月) 20:59:34 :
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ナナバ『じゃあ食べよっか。』
ミケ『いい香りだ。』
ハンジ『おいしいぃぃぃ‼︎』
リヴァイ『あぁ悪くねぇ。』
先生『では一口頂くよ。』
リヴァハンミケナナ『どうぞ。』
先生『とても上手だ。舌触りといい。香りといい。』
リヴァハンミケナナ『ありがとうございます‼︎』
先生『さて次の班は…。苦い焦げてるではないか。』
リヴァイ『ハンジを怪我させるからだ。』
ハンジ『…!…///』
リヴァイ『殴れば良かった…。』
ハンジ『そんな!大袈裟じゃない?』
リヴァイ『いや、そんなことないぞ。ミケだってナナバが同じ目にあったら殴るだろ?』
ミケ『あぁもちろん。骨折させるかもしれん。』
ナナバ『いや、それはダメでしょ///』
リヴァイ『おい、ナナバ照れてんのか。』
ナナバ『そんなことない!』
やっぱり、ミケとナナバいい感じだよね。どうにかしてくっつけたいな。
うーん。こうなったら…
-------
下校途中
ハンジ『ねーリヴァイ!ミケとナナバって絶対両想いだよね。』
リヴァイ『あぁ。』
ハンジ『くっつけよう!)
リヴァイ『どうやってだ。』
ハンジ『ダブルデートに決まってるじゃないか!』
リヴァイ『何だそれ。』
ハンジ『2組の男女が一緒にデートすることだよ。』
リヴァイ『…。』
ハンジ『だめかな?リヴァイとも、デート出来るし…///』
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- 27 : 2014/11/18(火) 19:06:10 :
- リヴァイ『いいぞ。』
リヴァイ(ハンジくそかわ)
ハンジ『じゃあ明日早速誘おう!』
-------
ハンジ『ナナバー、ミケおはよう!』
ナナバ『ハンジ、リヴァイおはよう。』
ハンジ『2人とも今度の日曜日暇?』
ミケ『あぁ。』
ナナバ『うん。』
ハンジ『じゃあWデートしよ!』
ミケナナ『はぁ⁉︎』
ナナバ『なに言ってんのハンジ。私達付き合ってないよ?』
リヴァイ『俺たちが付き合う前に遊びに行った時、散々デートってからかってたじゃねぇか。』
ハンジ『そうだよ!付き合って無くてもデートは出来るから‼︎』
リヴァイ『で、だ。どうする?』
ミケナナ『ミケ(ナナバ)が言いって言うなら!』
ハンジ『なら決まりだね。』
ナナバ『どこ行くの?』
ハンジ『駅の周りを行き当たりばったりでどう?』
ナナバ『面白そうだからいいよ。』
ハンジ『じゃあ日曜日ね。』
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- 28 : 2014/11/19(水) 19:01:13 :
- -------ナナバ目線
当日
ナナバ『みんな、おはよう。』
リヴァハンミケ『おはよう。』
リヴァイ『おいクソメガネ、てめぇ何でつなぎなんだよ。』
ハンジ『あぁ、昨日寝ぼけてホルマリンに浸けちゃつて…。』
リヴァイ『はぁ?どうやったらそうなるんだよ。』
ハンジ『だから、寝ぼけてたんだって!カエルと間違えたの。朝起きたらびっくりだよ、カエルがクローゼットから跳びだして来たんだから。』
リヴァイ『そうか…。』はぁ
ナナバ『まぁ折角のデートがつなぎっていうのも何だし、そこの店でかってきなよ。』
ハンジ『そうするよ。リヴァイ行こ!』
リヴァイ『チッ。しょうがねぇな。』
ナナバ『ハンジは流石だね。私達の想像の一歩上を行くよ。』
ミケ『ん?あぁ。』
ナナバ『ミk…』
ミケの目線の先には小柄な女の子がいた。しかも、結構身体つきもいいのに引き締まってる…。やっぱり私みたいに男の様な身体つきの人より、そっちの方が良いよね。
ミケ『あれ、生徒会の1年だな。前1度調査団に勝負を挑んで来た。名前は確かアニ…だったな。』
何だ…。少し、ホッとしたかも。
リヴァイ『ナナバ、ハンジの服みてくれ。』
ナナバ『いいよ。ミケは?』
ミケ『俺はここで待ってる。』
ナナバ『そう。』
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- 29 : 2014/11/19(水) 22:19:32 :
- ハンジ『どうかな?』
ナナバ『うん。可愛い!いいと思うよ。』
ハンジ『ありがとう。じゃあ、買ったし行こっか。』
カランカラン
ナナバ『ミケ、終わっt…』
店を出てすぐに目に飛び込んで来たのはミケが、派手な女性に腕を組まれてる場面だった。
ナナバ『ハンジ…私帰るよ。』ダッ
ハンジ『えっ⁉︎ナナバ?』
女性『あら、可愛い子がいたのね。知らなくて悪かったわ。でも早く追いかけてあげないと、この先巨人街なのよ?』
ミケ『…ッ!』ダッ
-------リヴァイ目線
ハンジ『やっぱり私も行く!』
お前な、もうちょっと空気読めよ!
リヴァイ『ミケに任せとけば大丈夫だろ。』
ハンジ『そうだね。』
しかし、何を思ったのかハンジの目に涙が溢れて来た。
ハンジ『うっ…私のせいで…ナナバとミケが…ヒック…このまま…すれ違っちゃったら…ヒック…どうしよう…。』
リヴァイ『お前のせいじゃねぇよ。ハッキリと断らなかったミケも、早とちりしたナナバも悪いだろ。』
ハンジ『…でも!』
おいおい、涙で潤んでる瞳で見つめてくんじゃねぇ。…くそかわ。
リヴァイ『とりあえず、涙拭え。』
ハンジ『…ありがと…ヒック…でも…ヒック…しゃっくりが…ヒック…止まらない…』
リヴァイ『チッ。しょうがねぇな。』
ハンジ『んんっ…⁉︎』
唇を塞いで、舌を絡めとった。懸命に離れようとするが、簡単には離さない。
ハンジ『んー!』
目は潤んだままだが、見る見る顔が赤くなっていく。そろそろ、離してやるか。
ハンジ『ちょっとリヴァイ!なっ何でキッキスしてきたの///』
リヴァイ『息を止めると、しゃっくりが止まるっていうからな。』
ハンジ『他の方法でも、良かったんじゃないか///』
リヴァイ『止まったからいいだろ。』
ハンジ『そうゆう意味じゃないし。もう、リヴァイなんて知らない///』
リヴァイ『もう一度口を塞いでやろうか?』
ハンジ『むむむ…。』
-
- 32 : 2014/11/20(木) 19:09:35 :
- ハンジ『そういえば、ナナバ達どうするの?』
リヴァイ『ナナバを捕獲したらその後は好きにしていいって言っといたぞ。』
ハンジ『それじゃあ、変な意味に聞こえるよ?まぁいいけど…。』
リヴァイ『どんな意味だ?』
ハンジ『知らないよ!てか、私達はどうする?』
リヴァイ『お前が決めろ。』
ハンジ『リヴァイと、2人でデートしたいな!』
リヴァイ『いいぞ。』
リヴァイ(ハンジくそかわ)
-
- 33 : 2014/11/20(木) 21:52:46 :
- -------ナナバ目線
はぁ…。もうどの位走っただろう。
でも、走らないと思い出してしまうから。さっきの場面を…。
あの女性、凄く可愛かった。
それに、身体つきも良かった。
そりゃ私みたいに、男の様な身体つきの人よりは、あんな感じの可愛らしい女性の方が良いよね…。
でもそれが問題なんじゃ無い。
見た瞬間心の底から、ドロドロとした物がこみ上げてくるような気がした。
あんな気持ちが私にもあったなんて…。
それほどミケの事が好きになってた。
でも、気づくのが遅過ぎた。
ドンッ!
ナナバ『イタッ⁉︎』
ぶつかった?何これ。壁?
『うーあー。』
巨人⁉︎15m級が6体。そういえば、ここ何処?辺りを見回すと、12〜16m級巨人街の文字が…。
ナナバ『やばっ!逃げないと…。』
こっちを見つめる巨人は、革ジャンにスタッズのついたズボンを着ている。巨人版不良だろうか。というか、
ナナバ『ダサい。』
しまった!と思った時には遅かった…。体を掴まれて引っ張り上げられる。
やばい、甘噛みされる。と思ったが、
グラッ
突如巨体がゆれ、落とされた。流石に12.3mから落ちたらまずい。骨折じゃ、済まないだろう…。もうダメだ。目をつぶったその時、フワッと抱きかかえられた。目を開けるとそこには、
ナナバ『ミケ…。』
-
- 34 : 2014/11/21(金) 19:12:03 :
- ミケはゆっくりとナナバを降ろすと、リーダー格の巨人に近づいていき
バンッ
蹴った。怒りが収まらない様子で更に近づこうとすると、巨人達は慌てて逃げて行った。
ナナバ『ミケ、ありがとう。』
ミケ『…。』
気づくのは遅過ぎたかもしれない。だけど、ミケへの気持ちを伝えよう。
ナナバ『ミケ…。一つ聞いてくれる?やっと気づいたんだ。貴方への気持ちを。私は貴方の事g…!』
息が詰まるような感じがして、頭が真っ白になる。
そして、理解出来た。抱きしめられたんだ。
ミケ『ナナバ、その続きは俺が言う。好きだ。』
何の脈絡もない言葉…。だけど、それが、とてつも無く嬉しかった!
ナナバ『ふふっ。私も貴方の事がすきだよ。』
-
- 35 : 2014/11/22(土) 09:09:17 :
- -------
次の日の学校
ハンジ『じゃあ、付き合うことになったんだ!』
ナナバ『うん。ハンジ達のおかげだよ!ありがとう。』
ハンジ『ううん。上手くいって良かった。』
ミケ『ところで、2人はその後どうしたんだ?』
リヴァイ『あぁ、こいつが泣き出すから俺がk…。』
ハンジ『ちょっとリヴァイ⁉︎』
ナナバ『リヴァイ?よく聞こえないんだけど…。』
リヴァイ『だから、俺がk…』
ハンジ『もう!リヴァイのバカッ‼︎』
リヴァイ『俺の方がテスト良かったじゃねぇか。』
ハンジ『だ・か・ら、そうゆう意味じゃない‼︎』
ミケ『夫婦喧嘩は見苦しいぞ。』
リヴァハン『まだ夫婦じゃねぇ!』
-
- 40 : 2014/11/22(土) 22:51:03 :
- ナナバ『で?結局何してたの?』
ハンジ『それはね、』
-------ハンジ目線
昨日
リヴァイ『で、だ。今からどうする?』
ハンジ『そうだね…。』
リヴァイは辺りを見回すと一軒の錆び付いた映画館に目をとめた。
リヴァイ『映画行くか。』
ハンジ『えっ⁉︎あの映画館、営業してる?』
リヴァイ『やってるみたいだが、一本だけだな。』
ハンジ『どんなの?』
リヴァイ『ホラー系だ。』
ハンジ『そう…。』
リヴァイ『何だクソメガネお前、怖いのか?』
ハンジ『いや?無敵のハンジさんに怖いものはないよ?』ムッ
リヴァイ『そうか。なら行くぞ。』ニヤ
ハンジ『ポップコーンとジュース買おうよ。』
リヴァイ『そうだな。俺はキャラメルで、紅茶だ。』
ハンジ『私も!キャラメルポップコーン2つと、紅茶2つ下さい。』
店員『カップルでいらっしゃいますか?』
ハンジ『はっはい…///』
カップルと言われて、顔が紅くなっているのが自分でも分かる。
店員『 なら、カップルセットがオススメですよ。』
どうやら、ポップコーンLLが1つと、ドリンクLLが1つのセットらしい。一つのドリンクにストローが二つ刺さってるってことは…。もう、何言ってんだこの人…!
リヴァイ『じゃあそれ下さい。』
ハンジ『えぇぇぇ///ちょっとリヴァイ…⁉︎』
リヴァイ『何だ。嫌なのか?』
ハンジ『いっ嫌じゃっないけど…///ちょっと驚いただけで!』
駄目だ、恥ずい。
くっそうリヴァイめ、楽しんでやがる。
リヴァイ『ほぅ。じゃあ行くぞ。』
シアターに入るとまだ始まる前だった。
客は、1人も居ないようだ。
紅茶を飲もうとして、二つ刺さってるストローに顔を伸ばす。そしてストローを咥えた時…
ハンジ『…!』
リヴァイがもう片方のストローを咥えた。
そうだね。うん。ストローが二つ刺さってるってことは、こうゆう事も想定だったけど…。
顔が思ってたよりも近いんですけど!あぁ、もう顔が紅くなってきた。クッソ恥ずいし…。
リヴァイ『どうしたハンジ?』
ハンジ『2人同時にストローで飲むのはちょっと飲みにくいかな?』
リヴァイ『ストローじゃなきゃいいんだな?』
リヴァイのどSな笑みに、思わず後ずさった。が遅かった。
グイッ
顔を押さえられ、
リヴァイ『お前が俺に力でかなうと思うか?』
ハンジ『ぐぬぬ…。』
そりゃかなう訳ないじゃん。もしかなったら私が人類最強だわ。
リヴァイ『フッ』
リヴァイは紅茶を口に含むと、ハンジの口に流し込んだ。滑らかな舌触りが伝わってくる。
ハンジ『んっ…///』
リヴァイは唇を離し、
リヴァイ『この方法なら2人同時に飲めるぞ?』
うん、そうだね。でもさ、ちょっとちがくね?
ハンジ『ストローでいいです。』
リヴァイ『遠慮しなくていいぞ。』
ハンジ『してねぇよ。このくそドSがぁぁぁぁぁ///』
リヴァイ『褒め言葉として、受け取っておく。』
ハンジ『受け取るなよ!』
-
- 41 : 2014/11/23(日) 21:06:42 :
- -------
映画終了
呪いの映画を見た人が死んでいき、その映画がこれだった。というオチらしい…。一応、主人公が呪いは解いたが。
リヴァイ『悪くねぇ。』
ハンジ『…。』ガクブル
リヴァイ『まさか、クソメガネ怖いのか?』
ハンジ『うん…。』
リヴァイ『…。』
ハンジ『手を繋いで欲しいな?』
潤んだ瞳で上目遣いに見つめてくるハンジに敵う奴はいねぇ。
リヴァイ『あぁ。』
ハンジ『帰ろ…。』
その映画は意外と長く昼過ぎに見始めたが、もう既に西の空は茜色に染まっていた。
-------
リヴァイ『じゃあな。』
ハンジ『待って。』
リヴァイ『何だ?』
ハンジ『夜ご飯どうしよう。』
リヴァイ『あぁ?』
ハンジ『家に食料何にも無い。』
リヴァイ『何でだ?』
ハンジ『最近、買い物して無かった…。』
リヴァイ『飢えろ。』
ハンジ『あっ!そういえばカエルがいた。』
リヴァイ『…。』
ハンジ『じゃあね。』
リヴァイ『おい、待て。』
ハンジ『何?』
リヴァイ『入れ。奢ってやるよ。』
ハンジ(さすがリヴァイは優しいな。)
-------
ハンジ『ふーお腹いっぱい!リヴァイのオムライスは世界一だよ。』
リヴァイ『そうか。』
ハンジ『…。』
リヴァイ『おいハンジよ、お前はいつになったら帰るんだ。』
ハンジ『外が真っ暗だから帰れない。』
リヴァイ『隣だろ。』
ハンジ『…。今日は帰りたくない。』
リヴァイ『何でだ?』
ハンジ『おばけ…。』
涙を浮かばせながら少し震えるハンジを前に無理やり帰すことは出来るはずもない。
リヴァイ『チッしょうがねぇな。』
ハンジ『ありがとうリヴァイ!大好き‼︎』
リヴァイ『じゃあ寝るか。』
-
- 45 : 2014/11/24(月) 00:03:28 :
- ハンジ『リヴァイって暖かいね。』ギュッ
リヴァイ『くっつくんじゃねぇ。』
ハンジ『分かった…。』
目に見えて落ち込むハンジをリヴァイは結局、抱きしめるのであった。
-------
ナナバ『また一緒に夜を過ごしたんだね。』
ミケ(リヴァイはよく我慢出来るな)
ナナバ『ところで何処の映画館に行ったの?』
ハンジ『服屋の前だよ?』
ナナバ『そんな映画館あったっけ?』
ハンジ『えっ⁉︎』
後日
ハンジ『あれー?無いな。』
リヴァイ『確かにあったんだがな。』
店員『何処か、お探しですか?』
ハンジ『あの、この辺に映画館ありませんでしたか?』
店員『あぁ。潰れましたよ。』
リヴァハン『っ⁉︎』
店員『まさか、見たんですか?』
ハンジ『はい。』
店員『カップルセット頼んだとか…。』
ハンジ『…はい。』
店員『それは良かったですね。』
リヴァハン『は?』
店員『そこでカップルセット頼んだカップルは、別れないという言い伝えですよ。』
ハンジ『そうですか。ありがとうございます。』
ハンジ『結局は良く分かんないけど、リヴァイとこれからも一緒に居られるといいな!』
リヴァイ『あぁ。そうだな。』
寄り添う2人の後ろに錆び付いた建物が浮かんだ気がした。
終わり
-
- 46 : 2014/11/24(月) 00:06:08 :
- なんか、最後めちゃくちゃになってしまい申し訳ありませんでした!
今さらですが、96猫さんありがとうございます。
そして、最後まで読んでくださった皆様ありがとうございました。
-
- 47 : 2014/11/24(月) 22:12:21 :
- 執筆お疲れ様でした!!
いやーん♪ラブラブじゃないのぉ!←おばさん
最後は何とも…ホラー?でしたね!
謎が( ´艸`)でも別れないならいいやん!
可愛いリヴァハンありがとうございました!!
-
- 48 : 2014/11/25(火) 00:03:52 :
- ジョバンニさん
結局ラブラブでした!
最後は終わらせ方が、めちゃくちゃですいませんでした‼︎
でも、きっと2人は別れませんよ。
そんな!可愛いなんて…
こちらこそ最後まで読んでいただきありがとうございました(≧▽≦)
-
- 49 : 2014/11/27(木) 21:43:01 :
- ちょっと遅いですが……執筆、お疲れ様でした♪
私は2人の間に割って入りたい♪
ハンジがかりさん!尾行の準備はOKですか?
よし!行きましょー!!
最後に…リヴァハン最高!!
-
- 50 : 2014/11/27(木) 22:29:00 :
- いんこさん
ありがとうございます‼︎
尾行の準備バッチリですよ( ´ ▽ ` )ノ
…リヴァハン最高‼︎
-
- 51 : 2014/11/28(金) 20:52:02 :
- もうこのリヴァハンかわいすぎ/////
ハンジがかりさん最高↑↑(^^)d
これからも頑張ってください!!!!!(*^^*)
-
- 52 : 2014/11/28(金) 21:05:14 :
- 名無しさん
そんな///
最高だなんて…!
私はまだまだですよ。
コメント本当にありがとうございました。
これからも頑張りますね!
-
- 53 : 2015/01/16(金) 22:36:04 :
- かわゆ!!
かわゆすぎます!
次回作も楽しみにしてまス!!
ので、頑張ってください!
-
- 54 : 2015/01/16(金) 22:53:03 :
- >>53進撃LOVEさん
かわゆい…だなんてありがとう。
でも…そんなに褒めても何もない。
最後まで読んでもらえてとても嬉しい。
ので、私は次回作も頑張ろうと思う。
なんてねw
コメントありがとうございました‼︎
-
- 55 : 2017/11/10(金) 18:44:18 :
- 面白かった✨
ハンジがかりさん!
いつも面白い作品をありがとう
- 著者情報
- この作品はシリーズ作品です
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進撃中学 リヴァハンの話 シリーズ
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