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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

【安価スレ】カムクライズルを創ろう!【見切り発車】

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  1. 1 : : 2024/06/11(火) 19:15:28
    希望育成計画。それは、才能ある完璧な人間を人為的に創り出す試み。そもそも希望ヶ峰学園自体、その研究の為の機関なのである。


    そんな学園の根幹に関わる最重要プロジェクトは、学園創設者の名から取って……


    ────カムクライズルプロジェクト


    そう呼ばれている。


    その被験者に選ばれたのが、誰よりも希望ヶ峰学園に憧れている少年。


    日向創である。


    しかし、ここでとある問題が発覚した。


    「…………1度の手術であらゆる才能の開花なんかできねーよ!」


    「しゃあねぇ1個ずつだ!」


    そう、完璧超人など一夜では創れないのである。


    ◆◇◆◇


    なんか安価スレやりてぇー! という事で始めてみました。

    一応本編時空です。

    つまり、七海以外とはろくな絡みがありません。

    ソウルフレンドという側面も、日向おにぃという側面もありません。

    …………どうなるんでしょうね?


    ◇◆◇◆


    「ではまず…… >>2 の才能を目覚めさせよう」
  2. 2 : : 2024/06/11(火) 19:21:46
    ギャル
  3. 3 : : 2024/06/11(火) 19:56:11
    「ギャル……?」


    「そうだ、まずはギャル! 江ノ島盾子みたいな陽キャにするんだよ!」


    「オシャレに気を使い始めるのか……?」


    ◆◇◆◇


    七海「昨日の日向くん、なんだか……二度と会えないような、そんな気にさせる態度だったな……」

    一陣の風が吹き抜けた。

    七海「なんかいい匂い……」

    日向「七海!」

    七海「日向くん!?」

    日向「……どうだ? 俺、何か変わったか!?」

    日向(……まさか、才能が目覚めていくのが少しずつで……しかも、何回も手術が必要とは思わなかった……おまけに何の才能が目覚めたのかもわからないという状況……)

    七海「香水なんてつけてた? それに……胸元開けすぎじゃない?」

    日向「ん? あぁ、江ノ島盾子みたいにしてみたんだ」

    日向(いや……おかしいぞ。どうしていきなりこんなことを……? ひょっとして俺の1つ目の才能、ギャルか?)

    そもそも、才能が“超高校級”ですらないとは誰もが予想外だった。

    カムクラプロジェクトを始められるほどの技術が本当にこの希望ヶ峰学園にあるのだろうか。

    七海「なるほど……?」

    日向「ところで七海! ギャルといえば……なんだろうな?」

    七海「ギャルといえば?」

    日向「例えばだよ。参考にしたいんだ」

    七海「……ギャルといえば、よく >>4 をしてる気がするよ」
  4. 4 : : 2024/06/11(火) 20:18:40
    オタクに優しいギャル
  5. 5 : : 2024/06/11(火) 20:30:41
    機械オタクの左右田に優しくなって、
    ゲームオタクの七海に優しくなって、
    音楽オタクの澪田に優しくなって、
    サブカルオタクのソニアに優しくなって、
    料理オタクの花村に優しくなる日向かぁ…


    うん!いつもの日向だな!
  6. 6 : : 2024/06/11(火) 20:49:47
    ◇◆◇◆

    >>5 本編時空(絶望編)なのでまだ出会ってませんが……今後なんやかんやで出会った時に皆に日向くんが優しいのが確定したよ!やったね!

    ◆◇◆◇



    日向「オタクに優しい……ギャル……?」

    七海「うん。苦手ジャンルだからあまりやってないけど、シミュレーションゲームとかでよく見るシチュエーションだから」

    日向「具体的に何をすれば……?」

    七海「…………」

    日向「…………」

    七海「とりあえず、ゲームオタクの私に付き合って、昨日断られたこの! 新作ゲームをする! まずはそれかな」

    日向「それって俺と遊びたいだけじゃないか……?」

    七海「あー。そんないじわる言うんだ」

    日向「ぐっ…………」

    七海「ふふふ、さあやろう!」

    七海とゲームをして過ごした────

    プレゼントを渡しますか?

    日向「そうだ七海、これよかったら……」

    七海「なにこれ」

    日向「化粧水だよ。ほら雑誌で話題の……ほら」

    そう言うと日向はセブンティーセブンという雑誌を取り出した。

    日向「オイルもあればよかったな……」

    七海「日向くん、こういうの読むんだ」

    日向「あぁ。なんか急に読みたくなってな」

    日向(よくよく思い返せばおかしいだろ! 急にこんな……コスメや雑誌なんて買い始めて……!)

    七海「日向くんはこういうイケイケなギャルが好きなの?」

    日向「嫌いではないな」

    七海「ふーん……そっか……ありがとう。化粧水使ってみるね」

    日向「ああ。感想も聞かせてくれ またな!」

    日向(……さて、手術に行こう)

    そんなポンポン毎日脳いじって大丈夫なのかよ。

    ラジオ体操みたいなノリで。

    というのはまぁ置いといてくだされ。


    ◇◆◇◆


    「さて、今日はどうする?」


    「そうだな……どうする?」


    「日向の麻酔が切れるまでに考えておこう」


    「なにするか決めてから麻酔かけろよ! バカが!」


    「今すぐ決めりゃいいだろ。じゃあ今回は >>7 の才能だ」
  7. 7 : : 2024/06/11(火) 21:01:15
    格闘家
  8. 8 : : 2024/06/11(火) 21:31:52
    「格闘家!」


    「なるほどな。フィジカル最強にか!」


    「逆蔵十三に勝てるくらいになるか……?」


    「どうだろうなぁ。あの人強いぜ?」


    ◆◇◆◇


    日向「…………」

    日向(覚醒したか……ん?)

    ポケットに違和感。手を入れると、そこにはスマートフォンのようなものと紙が入っていた。

    日向「なんだ……?」ガサッ

    【これは電子生徒手帳。本科の生徒に配る予定だったもののまだそれには至っていない代物だ】

    日向「なるほど……?」

    【電子生徒手帳には学園の地図を表示する機能と、君が目覚めた才能が記される機能がある】

    日向「才能が記される……このアイコンか?」tap


    『才能』

    ・ギャル
    ・格闘家 new!


    日向「昨日のはやっぱりギャルか! そして胸元を開けるのはやめだ。流行が移ろいやすいのもギャルだからな」

    【その他の機能については、今後のアップデートで対応予定】

    日向「……最後に?」

    【最後に……場合によっては才能を明記しない可能性もあることを了承願いたい】

    日向「なんでだよ」

    【新たな才能は“強さ”です! なんてなった時に「俺は強い俺は強い俺は強い強い強い強い強い強い」……って暴走したら怖いだろう】

    日向「さっぱり意味がわからない!」

    【それと、読み終わったらこの紙はそこのシュレッダーで処分しておいてくれ】

    日向「まぁ、これを誰かが読んだらまずいもんな……シュレッダーシュレッダー……これか?」

    意外! それは手動のシュレッダー!

    日向「こんなところで予算ケチるなよ!」ガリガリガリガリ

    ………………

    日向「さて、格闘家か……誰かに勝負でも挑んでみるか?」


    >>9 誰に?
  9. 9 : : 2024/06/11(火) 21:40:14
    何か終里が突っ込んできた
  10. 10 : : 2024/06/11(火) 22:05:14
    本科の方へ向かおうと、病院から……その前に一応の設定解説を。


    日向の才能目覚めさせ手術が終わったあと、極秘のルートで病院のとある一室に日向は運ばれてくるのだ。

    自分の部屋の布団で眠れないなんてかわいそうだね。


    本科の方へ向かおうと病院から出た途端、何かが日向の身体へ突っ込んできた。

    日向「うおっ!?」

    無意識に“それ”を受け流し、程なくして病院の自動ドアが割れる音が聞こえた。

    日向「やばっ……ん? 人か?」

    終里「いってて……おっさんのパンチ強すぎるだろ……」

    日向「終里赤音……?」

    終里「ん? なんだ? オレの事知ってんのか?」

    日向(才能に、希望ヶ峰学園に憧れていたのだから……当然知っているさ)

    日向「ああ、超高校級の体操部、だろ」

    終里「らしいな」

    日向「らしい?」

    終里「正直、オレはつえーやつとバトれればそれでいいっつーか……」

    日向「そうなのか……」

    発動:バトルオタクに優しいギャル

    日向「なら、俺と戦ってみないか?」

    終里「(わり)いけど、今は弐大のおっさんとバトってるとこなんだ!」

    日向(弐大……超高校級のマネージャーの!?)

    終里「その後でなら相手してやるよ!」

    日向(…………)

    >>11 どうする?

    ①格闘家の才能を試したい! 問答無用で勝負を仕掛ける!

    ②格闘家の才能を試したい! が……まずは終里と弐大のバトルを見てみたい!
  11. 11 : : 2024/06/11(火) 22:06:24
    2で
  12. 12 : : 2024/06/11(火) 22:34:33
    日向「待ってくれ! 俺も……」

    しかし、既に終里は走り出しており!

    声が届くか届かないか微妙な、うわーまた今度でいいか。と諦めるくらいの距離にいた!

    日向「ちょっ、待ってくれよ!」ダッ!

    そして地味に古武術である縮地法で走り出すという小技も決めていた!















    弐大「墳ッ、やっと戻ってきたか……」

    終里「待たせたな! じゃあ続きのバトルいくぜ!」

    弐大「あくまでトレーニングじゃあ!」

    途端に舞う砂埃!

    日向「うおっ……これがマネジメントの真髄なのか……?(?)」

    終里「でりゃりゃりゃりゃ……」ガシッ!バキッ!

    弐大「応ッ!!」ビタァッ!!

    終里「オレの拳を止めやがった……!」

    日向(あの力……マネージャーが持っていていい力じゃないだろ……)

    終里「ならこれだ!」

    そう言うと終里はバク転、バク宙、側転などを絶え間なく行い距離を取った!

    弐大「少しもぶれないその体幹はさすがといったところか……」

    終里「よし、弟が見てた番組で見たあの技だ!」

    日向「あの技?」

    何故かそこにあった鉄棒にぶら下がり、大車輪!

    そしてキック!

    日向(仮面ラ○ダーXのやつだ……でもそれで本当に威力が)

    弐大「駕ァッ!? なんというパワーじゃあ……」

    日向「威力上がるのかよ……」

    弐大「無?」

    日向(気付かれたか)

    終里「ん? オレが昔ウェイトレスしてた店に来る男みたいな匂いのお前は……さっきのやつか!」

    日向(どういう認識なんだ……)

    弐大「知り合いか?」

    終里「いや、今会ったばかりだ」

    弐大「ほう……」
  13. 13 : : 2024/06/11(火) 22:46:36
    日向「俺の名前は日向創だ。才能は……」

    日向(無いってことにしておいたほうがいいのか)

    日向「無い。予備学科生だからな」

    弐大「予備学科……?」

    終里「エビだかなんだか知らねーけど、オレともバトろうとしてきたんだぜ!」ニカッ

    弐大「お前さんにか? 只者ではないのぉ……」

    日向「よかったら、俺にもトレーニングつけてみてくれないか?」

    弐大「なかなかいい度胸じゃあ! 行くぞぉぉ!!」


















    日向「ハァッ、ハァッ、ハァッ…………」

    弐大「もうへばったのか?」

    日向(確かに、格闘のセンスは磨かれていたかもしれない……けど、体力が、筋肉が、追いついていない……)

    終里「見てて楽しいバトりだったな!」

    弐大「確かに、楽しかった……尽く技は受け流されたり避けられたり、ワシに何度も攻撃を仕掛けてきたり……手加減はしてないはずなのだが」

    日向(才能を使いこなす、肉体づくりが必要か……)

    終里「次はオレとだ! いいだろ? エビの……えーと……」

    日向「ひ、なた……日向だ」

    終里「日向! オレとやろうぜ!」

    日向「もう無理だ! マネージャーもそう思うだろ!」

    弐大「己の肉体を追い込むんじゃあ!」

    日向(あぁ、終わった……疲労で死ぬ……)
  14. 14 : : 2024/06/11(火) 22:49:17
    ◇◆◇◆


    「格闘家の才能はあっても体力が普通ってか」


    「つーか原作だともっと色んな人が手術の様子見てただろ。なんで俺たち2人だけなんだ」


    「気にすんな。そーゆーもんだこれは」


    「まぁそれはそれとして……今夜は >>15 の才能を目覚めさせるか」
  15. 15 : : 2024/06/11(火) 22:58:13
    音楽家
  16. 16 : : 2024/06/11(火) 23:10:41
    「音楽家?」


    「そうだ」


    「だいぶ広い意味だぞ? 作詞作曲、奏者に歌手……」


    「そうだ」


    「超高校級の軽音楽部の立場はどうなるんだよ」


    「……超高校級の希望を創ろうってプロジェクトだぜ?」


    「そっか、本来は森羅万象全ての才能がかぶるはずなのか」


    ◆◇◆◇


    日向「…………」

    日向(ひどい筋肉痛だ……)

    ピコン♪

    日向「電子生徒手帳……そうか、まず才能の確認だ」


    『才能』

    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家 new!


    日向「音楽家……!?」

    その音楽家の才能を活かして何をするべきか?

    日向「 >>17 でもしてみるか」
  17. 17 : : 2024/06/11(火) 23:13:02
    ネコふんじゃった弾く
  18. 18 : : 2024/06/11(火) 23:40:25
    日向「楽器、楽器……」

    たまたま病室に置いてあったのは、この楽器〜〜!!

    ハンドオルゴール カリンバ

    日向「カリンバで猫踏んじゃった……か」

    ♪〜

    日向「おぉ……」

    かつての自分にはなかった繊細な指の動き、一糸乱れぬほどのテンポキープ……

    自分でも聴き惚れるほどの清らかな音……

    日向「七海に聞かせたいな……」

    病院から出て歩く日向。

    そして出会ったのは? >>19(人物名をお願いします)
  19. 19 : : 2024/06/11(火) 23:58:09
    田中ガンダム
  20. 20 : : 2024/06/12(水) 06:50:29
    日向(そういえば、本科の音楽室ってどんな感じなんだろうな……)

    日向「夜の校舎の真ん中で♫」

    日向(歌もうまくなってるな……)

    その時!

    日向の方へ走ってくる謎の生き物が!

    茶色い毛で、小柄な、けれど素早い……!

    日向「ウサギ!?」

    そのウサギは日向の横を通り過ぎ、どこかへ行ってしまった。

    その直後、今度はなんともまぁ個性的な髪と服の男が走ってくるではありませんか。

    田中「クッ、逃したか……」

    日向(超高校級の飼育委員……だったか)

    田中「貴様、今ここで小さき獣を見なかったか?」

    日向「獣……」

    田中「ウサギ(もく)ウサギ科ノウサギ属ユキウサギの亜種であるエゾユキウサギだ」

    日向「あぁ、それなら多分見たぞ……あっちに走っていった」

    田中「そうか、恩に着る」

    そう言うと再び田中は走り出した。

    日向(……手伝うべきだろうか?)

    >>21

    ①田中を手伝ってウサギを捕まえる

    ②無視して七海に会いに行く

    ③無視して七海に会いに行こうとして誰か別人に出会う
  21. 21 : : 2024/06/12(水) 10:27:27
    ①で
  22. 22 : : 2024/06/12(水) 11:39:12
    日向「待ってくれ!」

    田中「なんだ」

    日向「俺も手伝うよ。ウサギ捕まえるの」

    田中「フハハハハ!面白い!ならば着いてくるがいい!」ダッ!

    日向「あ、ちょっ……待てよ! ただ走って追いつける相手じゃないだろう!」

    田中「…………」

    確かに。と思ったのかは知らないが、足を止めて日向の方へと戻ってきた。

    田中「そうだな。かの可能性の獣が天地(あめつち)の万有に災厄を(もたら)すのを防ぐには策を要する……」

    日向(ん? 急に喋り方が……)

    田中「いや、その……エゾユキウサギを早く捕まえねば、(みな)に危険が及ぶからな」

    日向(わかりやすく喋るように七海にでも注意されたのか……?)

    七海を通して77期生のちょっとしたエピソードは日向に筒抜けなのだ!

    プライバシーとは……

    日向「あぁ。だがどうする……?」

    田中「人手が増えるならば、追い込み猟ができるな」

    日向「追い込み猟?」
  23. 23 : : 2024/06/12(水) 13:46:22
    田中「ああ。奴の苦手な音を発して、逃げる先を誘導する」

    日向「苦手な音……?」

    田中「天敵の声がいいだろう。そう、キタキツネのような」

    日向(音楽家の才能で動物の声の再現って出来るのか……?)

    田中「声の録音を持っている。何かファイル共有出来るものは持ち合わせているか?」

    日向(その心配はいらなかったか)

    日向「あぁ。電子生徒手帳(これ)に送信してくれ。赤外線で」

    田中「…………赤外線? 今……赤外線?」

    日向「あぁ」

    キタキツネの音声ファイルを手に入れた。


















    終里「っしゃあ! 捕まえたぞ!」

    日向「──────」

    説明しよう。

    キタキツネの声を使って田中と共に追い込み猟をしようとした、というか田中は内心焦っていたのか捕まえるためのネットを忘れていたので取りに帰ったところである。

    終里「これって食えるのかな?」

    ところが、普通にフィジカルで策なしにウサギを素手で捕まえる女が現れてしまったのである。

    ウサギ……意外と近くにいたんだな……などと思う暇もなく、ただ呆気にとられていた日向であった。

    日向「…………あぁいや、それは田中のウサギだ」

    終里「ん? 誰だ?」

    日向「昨日会っただろ。日向だ」

    終里「そうだ思い出した! また会ったな日向!」

    日向「今日もトレーニングか?」

    終里「おう! そうだ! 一緒にやるか?」

    日向「その前にそのウサギを田中に返そう」















    田中「助かった。感謝するぞ……貴様の(あざな)は……」

    日向「俺の名前は日向創だ」

    田中「そうか……フッ、逃げた魔獣を捕まえる……か。希望ヶ峰学園(ここ)に来る前にもそんなことがあったな」

    日向「そうなのか?」

    田中「詳しい事は黄桜に聞くと良い」

    日向(確か、七海達の担任でもあったかな)

    田中「あれはなかなかに激しい激闘であった」

    日向(俺は話したことはないな)

    ちなみに、黄桜が田中をスカウトしに行ったわけではない。

    黄桜といえば黄桜ではあるが……

    詳しい事はアニメダンガンロンパ3円盤の特典ドラマCDを聴きなさい。

    終里「用事は終わったか? オメーも一緒に走ろうぜ!」

    日向「あぁ、行こう!」














    ◇◆◇◆


    「さて、今日はどんな才能を目覚めさせる?」


    「 >>24 の才能でどうだ」
  24. 24 : : 2024/06/12(水) 14:06:56
    料理人
  25. 25 : : 2024/06/12(水) 14:29:05
    「料理人、ねぇ……」


    「お前料理何好き?」


    「グリーンレモネード」


    「それ料理じゃなくて飲み物だし終売してるだろ」


    「うるせえ! 復活か復刻を信じて待ってるんだよ! あれマジで美味いんだからな!?」


    ◆◇◆◇



    日向(…………さて、今回は)


    『才能』

    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人 new!


    日向(料理人……?)

    早速病院のキッチンをお借りして料理を開始する日向!

    日向「七海に >>26(食べられる物) を作って持っていくぞ!」
  26. 26 : : 2024/06/12(水) 14:59:29
    餡掛けチャーハンとチーズケーキ
  27. 27 : : 2024/06/12(水) 17:44:01
    日向「チーズケーキ……?」

    2、3時間コース確定である。

    日向「まずは……クリームチーズとバターを常温にして、オーブンは170℃に……」

    日向(何故か知識が頭に入ってくる……これが料理人の才能なのか……?)

    しばらくして。

    日向「そろそろ焼き上がるな! 知識は何故か頭にあるし手際もすこぶる良かったけど、自分で作った経験がないからな……正直楽しみだ」

    チーズケーキの美味しそうな匂いにつられて終里が……

    来ず。

    日向「次はあんかけチャーハン……あんかけ!?」

    日向(どうやって持って行く……?)

    普通にタッパーでいいだろうという結論に達した。

    花村であれば器にもこだわったかもしれないが……

    才能があってもそれに沿った思い出やポリシーが日向にはないのだ。

    日向「よし、2つともできた! 七海に持っていこう!」

















    ここで、一度希望ヶ峰学園というものがどのような場所で構成されているのかを改めて記しておこう。


    希望ヶ峰学園の敷地は巨大なひし形であり……

    東西南北の4地区に分かれている。その地区が普通の高校ひとつ分くらいの敷地だそう。化け物学園が。

    東地区には、本科の校舎や施設がある。

    西地区には、予備学科の校舎や施設がある。

    南地区には、寄宿舎や、ショッピングセンターや本屋などがある。寄宿舎を使用できるのは残念ながら本科生のみで無料。

    北地区は立入禁止であり、旧校舎があるだけの空き地である。……となっているが、今回に関しては例の事件まだというか起きないはずだし未来永劫立入禁止じゃないかも……?

     (なんか変な施設作るならここだな)

    そしてその4つの地区に囲まれるようにあるのが中央広場。生徒たちの憩いの場である。ただし、夜10時から朝7時までは立入禁止である。


    参考文献

    ダンガンロンパゼロ 上巻
    音無涼子の記憶ノート















    中央広場に到着した日向。しかし七海の姿はなかった。

    いつもならそろそろ例のベンチに七海が来るはずだが……

    日向(どうする……?)

    >>28

    ①本科の校舎まで迎えに行ってしまおう

    ②警備の逆蔵に会いたくないから待っていよう
  28. 28 : : 2024/06/12(水) 17:51:48
    2 まぁ終里に嗅ぎつかれないよう願いたい
  29. 29 : : 2024/06/12(水) 18:40:03
    日向「…………」

    おかしい。いつまで経っても七海が来ない!

    いやおかしいといえば予備学科生なのに授業が免除されている今の状況もおかしいが。そうではなく。

    それどころか、美味しそうな料理の匂いを嗅ぎつけて終里が来そうだが来ない!

    だって……

    日向「…………あ」

    逆蔵にボコられた日向がカムクラプロジェクトを受ける決意をした、絶望編3話……

    4話ではなにがあった!?

    日向「今日、七海たち本科が実技試験で忙しい日じゃないか!」

    その通りである。

     (あの日の翌日とか明言されてなかったよね!?)

    トワイライトな事件の後という事で、皆どことなく元気がなかったようだが……

    日向の、超高校級(?)のギャルの明るさに照らされて本調子になっているのだ!とする!

    七海は待っていれば来ます……

    【重要かもしれない安価です】

    本編通りに行けば

    狛枝凪斗
    忌村静子
    安藤流流歌
    十六夜惣之助

    がいなくなりますが……(狛枝は帰ってくるけど)

    どうしましょう? >>30

    ①原作通り退場願おう。まだ出番もなかったけど。

    ②なんかバタフライエフェクト的な何かでうまいことバッグの入れ替えが起こらなかったとして全員学生継続!
  30. 30 : : 2024/06/12(水) 18:41:50
    2 原作通りこじれたら面倒なので
  31. 31 : : 2024/06/12(水) 19:18:55
    日向「待つか……まぁ、チャーハンも温め直せば美味しいしな」

    もしも①だった場合、ここで日向が爆発音を聞いていました。

















    その頃────

    七海「ゲームの才能を示すって……」

    七海の目の前にはとあるゲームの筐体が。

    「審査員の大山です」

    「同じくTAR○KOです」

    七海「はい」

    特徴的な、青いタヌキのような印象の声の人。

    そして、おかっぱの小学生のような印象の声の人だった。

    「このアル○ノイドで、300円以内に100万点を獲得してください」

    七海「つまり、3回以内ってことか」

    「仮に点数がいかなくても、その時点で希望ヶ峰学園に在籍する資格を失うわけではありません。他にも審査する点が……」

    七海「心配いりません」

    超高校級のゲーマー、七海千秋の挑戦が今始まる!














    七海「あっ……120万点で終わっちゃった」

    「おお……」

    「大山の最高記録とほぼ並びましたね」

    七海「えっ……あなたも元超高校級のゲーマー……?」

    「いえ、アルカ○イド以外はてんでダメなんです」

    世界は広いなと思った七海であった。















    そして夕方────

    日向「七海まだかな……」

    日向(そもそも今日は明確に約束したわけじゃないし、来ないかもしれない……いつも来るはず、という考えでここにいるからな)

    その時!

    日向「おっ、七海だ!」

    七海「 >>32

    まさかのセリフ安価です
  32. 32 : : 2024/06/12(水) 19:36:46
    日向君 ずっと待っててくれたの?それは料理かな?ちょうどお腹空いてるから一緒に食べようか
  33. 33 : : 2024/06/12(水) 20:51:03
    日向「一緒に……あぁ! でもこのチャーハン温め直さないと……」

    七海「だったらいいところがあるよ! 一緒に行こう!」















    本科実習棟────

    日向「ここって俺が入っていいのか……?」

    七海「いいんじゃない?」

    日向(まぁ、どんどん才能が開花すれば堂々と一人でも来られるようになるかもしれない……)

    七海「電子レンジがある教室は……あったあった」ガチャッ

    安藤「かんぱーい!」

    忌村「乾杯……」

    十六夜「…………」ニヤッ

    なんと先輩達が打ち上げ(?)していた……

    七海「あっ……」

    日向(超高校級のお菓子職人、薬剤師、鍛冶屋か……)

    七海「すみません、失礼します……」

    安藤「気にしなくていいよー。流流歌たちはこっちでやってるから」

    忌村「…………花村君のクラスメイトかしら?」

    七海「はい……」

    忌村「ごめんなさいね……前に、迷惑かけたでしょ……」

    七海「…………あー……そうですね……」

    日向「何の話だ?」

    したごころをきみに

    あの日のことは七海も日向に詳しく話すことはしていない!

    なぜなら恥ずかしいから……

    忌村「花村君と共同開発したスープで、クラスの皆が……その……発情? みたいな……」

    日向(なんだと……!?)

    安藤「へー、静子ちゃんも大変だね。薬の提供相手は選んだ方がいいよー」

    十六夜「良いことを言う。その通りだ」

     (忌村「都合の良い時ばかり頼ってきたのは流流歌も同じなのに……」)

    日向「そ、その時何か変なことしたりされたりしてないよな!?」

    七海「ないよ! ない! ……多分」

    日向「多分!?」

    安藤「それよりそのケーキボックスは何?」

    日向「あぁ、これは……」

    そう言うと日向はケーキボックスを開けた。

    十六夜「チーズケーキか……」

    七海「美味しそうだね」

    安藤「へぇー、勿論流流歌ほどじゃないけど中々出来が良いじゃん」

    日向「そりゃあ、本家本元の超高校級のお菓子職人に比べたらさすがに……」

    十六夜「流流歌を知っているのか。いい心がけだ」

    日向「それと、あんかけチャーハンだ」

    なんだその組み合わせ……

     (調べてみると、某製菓調理専門学校のオープンキャンパスにて、)
     (あんかけチャーハンとチーズケーキを出した年があったようだ……)

    忌村「それで、電子レンジを使いに来たのね……」

    安藤「なんか流流歌達お邪魔かな?」

    十六夜「ここは後輩に譲ろうということだな」

    七海「そんな、気を使わなくても……」

    それからの76期生の動きは早かったし、速かった。

    自分達のお菓子と飲み物を片付け、颯爽とクールに出ていった。

    日向「片付けの大半が十六夜さんだったな……」

    七海「スパイの才能か何かなのかな?」

    日向「いや……鍛冶屋……の、はずだ」
  34. 34 : : 2024/06/12(水) 20:59:28
    電子レンジでチャーハンを温め、持ってきていた器によそった。

    日向「よし、美味そうな見た目に復活したな」

    七海「それじゃあいただきまーす!」パクッ

    日向「どうだ……?」

    七海「 >>35

    ①濃厚な餡がご飯を包みこんで〜〜

    ②チャーハン界のプリンスだよ!〜〜
  35. 35 : : 2024/06/12(水) 21:03:54
    1で後は何か視線を感じるので振り向いてみたら涎を垂らして見つめている終里がいた
  36. 36 : : 2024/06/12(水) 22:06:04
    七海「濃厚な餡がご飯を包みこんで……アツアツなのにスプーンが止まらないよ……」

    あまりの嬉しい感想に目を閉じ頷く日向。

    日向(……ん?)

    発動:格闘家の勘

    七海「おいしいなぁ……日向くん料理上手だったんだね」モグモグ

    窓の方を振り向くと……

    日向「おっ!? 終里!?」

    カエルのように窓に張り付いて……

    …………ヨダレを垂らしている終里がいた

    日向(とりあえず危ないし窓開けて入れてあげるか……)ガラッ

    終里「うまそーな匂いがするじゃねーか……」

    七海「あれ、終里さんは花村くんのところでご飯食べてたんじゃないの?」

    終里「食い尽くした!」

    七海「なるほど……」

    終里「なぁ、食っていいか? これ……」

    日向「終里を満足させる量はないと思うぞ」

    七海「ダメ!」

    日向「えっ」

    終里「はぁ? ……珍しいな、いつもいろんな場所で「私の分も食べていいよ」って言ってくれんのによ……」

    七海「これは日向くんが私のために作ってくれたんだからダメだよ」

    終里「なぁ頼むよ! まだまだ食い足りないんだよ!」

    日向「どれだけ食べてきたんだ?」

    終里「シュラスコ? が2本と……」

    日向「あれは本数食べるものじゃないだろ……!」

    終里と七海とチーズケーキを食べて過ごした──

    プレゼントを渡しますか?

    日向「去り際に安藤さんがくれたマカロンだ」

    終里「肉の方がいいけど……ありがとな!」

    七海「日向くん、またお食事会したいね」

    日向「あぁ、そうだな」















    ◇◆◇◆


    「さて、試験も終わったな」


    「こいつがカムクラになったら試験とか受けることになるのか?」


    「どうだろうな。今の所才能も“超高校級”ってほどじゃなさそうだし……」


    「今の所、な」


    「今の所、ね」


    「次に目覚めさせる才能は…… >>37 でどうだ」
  37. 37 : : 2024/06/12(水) 22:09:31
    探偵
  38. 38 : : 2024/06/12(水) 23:59:54
    「探偵! 確かに某探偵に似た声だもんな!」


    「もうすぐ来る78期生にもいるんだったか」


    「世界探偵機構だか探偵図書館だかにも登録されてるんだっけ?」


    「詳しくは知らん」


    ◆◇◆◇














    日向(……覚醒したか)


    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・探偵 new!

    日向「探偵……? 具体的に何ができるんだ」

    探偵というと、殺人事件の捜査のイメージが強い。

    過去視、変装、時戻し、幽体離脱、動物調査、降霊術、超聴覚、念写、生命体探知、謎迷宮への干渉などもそうである。

    まぁこれは“超探偵”の能力だが……

    尾行やペット探し、聞き込みなどが主だ。

    日向「とりあえず外に出るか……」

















    中央広場────

    日向「事件も調査も別になくていいんだが……探偵の勘が告げている。何かが起こると」

    七海「日向くん! 大変だよ! >>39(人物名)が>>40(どうした・何に困ってる)なんだ!」

    日向「なんだって!?」
  39. 39 : : 2024/06/13(木) 00:11:29
    77期生女子
  40. 40 : : 2024/06/13(木) 00:11:49
    下着ドロにあった
  41. 41 : : 2024/06/13(木) 08:38:27
    日向「……本当になんだって!?」

    七海「下着が盗まれていたんだよ!」

    日向「誰の下着だって!?」

    七海「私たち77期生……の、3人!」

     (全員とは書いてないので勘弁してくだされ)

    日向「七海もか!?」

    七海「うん……その…………そう」

    日向「あとは誰だ!?」

    七海「澪田さんと、小泉さんだよ」

    日向「俺が話したことはないな……」

    七海「うん。だからこそ協力してほしいんだ」

    日向「逆に俺が犯人だって可能性は考えないのか?」

    七海「え?」

    日向(まぁ、才能手術のお陰で完璧なアリバイがあるんだけどな)

    七海「うーん……私は日向くんはそんな事する人じゃないと思ってるし……そもそもどうして日向くんにこの事を知らせようと思ったんだろ」

    日向(頼られてる気がして嬉しいな……)

    七海「ごめん。日向くん……迷惑だよね。警備部に言えばよかったね」

    日向「いや……待て、七海。俺が犯人を見つけてみせる」

    七海「え? でも……」

    日向「超高校級の探偵として、放ってはおけない!」

    七海「日向くんって超高校級の探偵だったっけ!?」

    日向「いや、気持ちの……気持ちの話だ!」

    日向(危なかった……言ってしまうところだった)

    七海「じゃあ、一緒に捜査しよう!」

    日向「ああ! 頑張ろうな」

    七海「まず状況を整理すると………………」

    沈黙。

    七海「あれ、慌てていたから忘れちゃった」

    日向「なら、 >>42

    ①澪田に話を聞いてみよう

    ②小泉に話を聞いてみよう

    ③まずは七海の事を聞かせてくれ

    ④とりあえず澪田と小泉も呼ぼう

    ⑤ってなんでここに狛枝が!?
  42. 42 : : 2024/06/13(木) 08:49:20
  43. 43 : : 2024/06/13(木) 12:50:17
    狛枝「え? ボクの事知ってるの?」

    七海「おぉっ、いつの間に……」

    狛枝「やぁ七海さんこんにちは。こっちは本科では見かけない顔だし、予備学科の例の人かな?」

    日向「俺の名前は日向創だ」

    狛枝「それはご丁寧にどうも。ボクは狛枝凪斗……って、知ってるんだったね」

    日向「あぁ、本科にどんな奴がいるのかは把握しているんだ。よろしく」

    狛枝「……………………」

    日向(なんなんだこの沈黙は……)

    狛枝「……………………」

    日向(やたら俺のことを見つめてくるぞ……?)

    狛枝「うん、君は七海さんの才能を輝かせる踏み台として大きな役割を果たしてくれているね!」

    七海「踏み台!?」

    狛枝「うん、ボクはただの幸運……皆と違って特別な才能があるわけじゃないから皆の希望の踏み台になろうと努力しているんだけど……」

    日向(超高校級の幸運はただの抽選……ただのラッキーボーイ……のはずだがこいつは……何か底知れないものを感じる……)

    狛枝「素晴らしいよ。君といる七海さんの表情は輝いているからね!」

    七海「ちょっと、やめてよ……」

    と言う割には嬉しそうににやけている。

    日向「それで狛枝は何をしに来たんだ?」

    狛枝「別に、ただ偶然七海さんを見かけたから声をかけただけだよ。なんだか今ここにいられるのが幸せな気がしてね」

    七海「試験に受かったから?」

    狛枝「そうだね。才能のないボクなんかが試験を突破できたのは本当に幸運だったと思うよ」

    七海「あはは……そっか」

    日向(こいつ、自虐的すぎないか……?)

    狛枝「昨日の朝、終里さんに新しいトレーニング仲間?ができたらしい話をされたり、急いでいる真剣な眼差しの忌村先輩を見てたりしたらさ。ちょっとは……頑張ろうかなって思えたんだよね」

    日向「幸運ってどんな試験だったんだ……?」

    狛枝「あぁ、それはね……>>44

    ①ロシアンルーレット

    ②じゃんけん大会

    ③その他
  44. 44 : : 2024/06/13(木) 14:10:29
    3 トランプの神経衰弱だったんだけど会場についた時にはすでに並べられていて幸運ならノーミスで出来るだろって言われてめんどいからAから順番に4枚ずつめくってKまでキレイに揃えたよノーミスで まぁこの後に何故か全裸の花村がこっちに飛んできて押しつぶされたのは不幸かな ははははは
  45. 45 : : 2024/06/13(木) 21:16:02
    日向「神経衰弱でノーミス……!? 抽選で選ばれて入学した奴に課される試験内容じゃないだろ……!」

    七海「でも、狛枝くんはやり遂げたんだね」

    狛枝「たまたまだよ。むしろ花村クンがかわいそうだよ。ボクなんかに直接触れてしまうなんて」

    日向「そうだ、その件だよ! 一体何があったんだよ!」

    狛枝「それを説明してもいいけど……2人で何か話していたんじゃなかった?」

    七海「そうだった…………うーん、狛枝くんならまぁ大丈夫かな……実はね……」

    ☆ゲーマー説明中☆

    狛枝「下着泥棒……?」

    日向(凄い笑顔だ……)

    狛枝「……ハハッ、ボクなんかが試験に受かる代わりに皆に不幸が訪れるだなんて……絶望的だねぇ……最悪だよ」

    日向(違う、怒りと悲しみと失望で笑うしかなくなってるんだ……)

    七海「だから日向くんにどうしようか相談しようとしていたんだ」

    狛枝「なるほどね……因みに盗まれたのはなんなの?」

    七海「人によるとは思うけど……私はペチコート」

    日向(マニアックすぎる……)

    コトダマゲット!

    【七海のペチコート】を手帳に記録しました。
    言弾(コトダマ)メニューで確認できます。

    日向(!?)

    七海「一応、下着ではあるよね」

    日向「……とりあえず、他の2人にも聞いてみるか」

    七海「じゃあまず……>>46に聞きに行こうか」

    ①澪田

    ②小泉

    ③花村
  46. 46 : : 2024/06/13(木) 21:17:23
    1でまずは聞き込み
  47. 47 : : 2024/06/13(木) 23:28:27
    狛枝「澪田さんは……どこにいるのかな?」

    七海「寄宿舎の近くで泥棒を探してた気がする」

    日向(すごいハイテンションなんだろうな……)














    寄宿舎前────


    七海「澪田さん、どう? 見つかった?」

    澪田「手がかりはないっす……ん? 凪斗ちゃんはわかるっすけどそっちのオレンジジュースが好きそうな人は誰っすか?」

    日向「俺の名前は日向創だ」

    日向(最近自己紹介が定型文になってきたな……)

    澪田「創ちゃん! もしかして……千秋ちゃんのお友達っすか?」

    七海「そうだよ〜」

    澪田「なるほどなるほど……」

    狛枝「ところで澪田さん、今回の下着泥棒の件なんだけど……」

    澪田「うげげーっ!? なんで知ってるんすか? ……いや…………この状況から推測するに、犯人を探すために聞き込み調査をしてるといったところっすね!」

    狛枝「そういうことになるかな」

    澪田「むっはー、"推測"だって! 唯吹らしからぬ賢いフレーズが出たっすねー!」

    七海「ところで、澪田さんは何を盗まれたんだっけ」

    澪田「なんと! 襦袢(じゅばん)っす」

    日向(……?)

    狛枝「和服の下着のことだね。西園寺さんにでももらったのかな?」

    澪田「いやー、そうしたかったところなんすけど自腹で買ったやつっす。まだ着てなかったんすけどとりあえず洗濯して干しておいたら……」

    日向「盗まれていた、と」

    コトダマゲット!

    【澪田の襦袢】を手帳に記録しました。
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    日向(なんなんだよこのコトダマってやつは……)

    澪田「風で飛んでいった可能性も捨てきれないんすけど……だったらどこかに落ちてるはずっすー! と思って探せども探せども見つからず……」

    七海「なるほど……見つかると良いね」

    澪田「ゔん!」

    七海「とりあえず、次は >>48 のところへ行ってみようか」

    ①小泉

    ②花村

    ③逆蔵
  48. 48 : : 2024/06/13(木) 23:36:41
    1で
  49. 49 : : 2024/06/14(金) 23:02:42
    日向(小泉か……)

    九頭龍冬彦の妹、菜摘が殺された事件が起こり……

    その後、小泉の親友であるサトウも殺され……?

    ……遺体が発見された。

    日向(…………)

    七海「どうしたの……?」

    日向「いや、小泉の友達のサトウの件でちょっとな……」

    狛枝「予備学科の方でいろいろあったみたいだからね……まぁ、ボクには関係ない話だし……」

    澪田「おっと手が滑ったっすー!」ドカッ!

    日向(思い切りのいい蹴りだ!)

    澪田「さて、真昼ちゃんに余計な事言わないようにこいつを見張っておくっす!」

    日向(こいつ呼びされてる!?)

    狛枝「ひどいなぁ、ボクはせっかく下着泥棒の犯人探しをしてあげようと……」

    澪田「真昼ちゃんに変なこと言われたらたまったもんじゃないっすからね!」

    狛枝「だって、死んだ予備学科の人は小泉さんにとっての希望になるとは到底」

    澪田「はい手が滑ったー!」バキッ!

    七海「じゃ、じゃあ……行こう日向くん」

    日向「あぁ……そうだな……じゃあな狛枝」

    狛枝「うん、頑張ってね」

    日向(…………狛枝は超高校級の才能がある人を“希望”とかいう言葉で崇拝してるみたいだな……それ以外には興味ない、みたいな)

    澪田が常識人枠に収まる羽目になる男、狛枝凪斗。

    その底は知れない……

    日向(俺への当たりは強くなかったよな……手術の影響で才能が目覚め始めてるのをどこか感じているのか……?)
  50. 50 : : 2024/06/15(土) 00:04:14
    日向(…………)

    コトダマゲット!

    【小泉のパンツ】を手帳に記録しました。
    言弾(コトダマ)メニューで確認できます。

    日向(まさか小泉がこんなに……今回の件(下着泥棒)にも心を痛めていたなんてな……)











    数分前──

    小泉「……………………」

    七海「小泉さん……?」

    小泉「…………なに? 千秋ちゃん……そっちは誰?」

    七海「私の友達で、予備学科の日向くん。今回の下着泥棒の件で……」

    小泉「予備学科……!? ねぇ、アンタ、サトウって、女の子知ってる!?」

    日向「あぁ……同じクラスだったし、話したこともある。……九頭龍の件の後にも」

    小泉「何か……何か知らない!? 本科の方にはなにも情報がなくて……不審者が侵入とか、有り得ないよね!?」

    日向「いや、俺も何も情報はなくて……九頭龍のことがあった日に、小泉に話を聞こうと本科に行こうとしたんだ」

    小泉「じゃあ……どうして来なかったの? 来たところで……まぁ、お互いに情報はなかったわけだけど」

    日向「予備学科生は、本科の校舎に入れないって、警備部に止められてな」

    小泉「そう……それで、今回の下着泥棒について調べてるんだよね?」

    七海「うん、小泉さんは何を?」

    小泉「アタシはパンツを盗まれた」

    日向「何っ……」

    日向(ここに来て本物の変態が……!?)

    小泉「あの子と……サトウ、と。一緒に買いに行ったものなんだ」

    七海「一緒に……?」

    小泉「まぁ、『パンツ買いに行こう!』って行ったわけじゃないんだけどね。ショッピングの流れでふざけてね。とにかく……思い…………出っ……のっ、グスッ……、ある…っ、品でぇっ………」

    日向(…………)

    小泉「絶対取り戻したい! アタシもできる限り調べる!」

    こうして冒頭へ戻る。

















    日向(だが、これ以上誰に聞き込みをする……?)

    >>51

    ①花村

    ②逆蔵

    ③雪染
  51. 51 : : 2024/06/15(土) 00:24:50
    3だろうな
  52. 52 : : 2024/06/15(土) 22:49:02
    日向「雪染先生に相談してみるか……」

    七海「私も考えてた! 行ってみよう日向くん」

    日向「どこに行けば会えるんだ?」

    七海「私たちの教室にいることが多いかな」

    日向(俺が一番入っていけないところじゃないか……)
















    数分後

    七海「連れてきたよ!」

    雪染「…………こんにちは、日向くん」

    日向「こんにちは。あの時はどうも」

    雪染「…………何も変わりはない?」

    日向「…………無いです。元気にやってます」

    七海「なんだか二人の会話に含みがあるよ」

    雪染「ううんなんでもないわ! それより用は何かしら?」

    超高校級? のギャル兼格闘家兼音楽家兼料理人兼探偵説明中…………

    雪染「みんなの下着が……!? これはゆゆしき事態ね……そして、小泉さんを始め、九頭龍くんの妹の件を揉み消そうとしている疑惑のある……この学園の組織に頼りたくはないというわけね」

    七海「私のペチコートはどうでもいいとして、小泉さんのパンツは思い出の品みたいだから……“取り戻す”ところまでしたいんだ」

    雪染「うんうん、クラスメイトの為に頑張る委員長を応援しないわけにはいかないわよね! 学園の平和を取り戻すのよ!」

    等と言っているが、日向創という生徒が“退学処分”扱いだったことを雪染は知っている。

    それが何故こうして堂々と校内にいるのか。

    何か裏があるはずだと真面目に思考を巡らせているが、真実としては……

    なんか急に希望作るの無理だったし……

    少しずつ、カムクライズルを創ろう!

    となってまぁなんか泳がされてます。

    書類上は再入学したようです。授業免除の特待予備学科生。

    なんじゃそりゃ。

    雪染「まずは聞き込みからね! 行ってくるわ!」

    七海「お願いします!」
  53. 53 : : 2024/06/15(土) 23:12:28
    七海「そうだ日向くん」

    日向「なんだ? 七海」

    七海「授業でやったんだけど、この学園には学級裁判ってのがあったんだって!」

    日向「それってなんなんだ?」

    七海「誰かが物を壊したり、事件を起こしたりした時に自分たちで解決する……要は、犯人探し議論だよ!」

    日向「犯人、見つかるものなのか?」

    七海「その中に犯人がいるけど誰だかわからない時に行ったんだって!」

    日向「嫌な裁判だな……」

    七海「メインはそっちじゃなくて……それをするにお(あつら)え向きな部屋があるんだ!」

    日向「そうかわかったぞ! そこに今回の関係者を集めて……」

    七海「そう! 犯人探しの糸口を見つけよう!」

    日向「よし! 関係者と言うと……」

    ・俺(日向)
    ・七海
    ・澪田
    ・小泉
    ・狛枝
    ・雪染

    日向「……でいいか?」

    七海「うーん……他にも居た方がいいかな?」

    日向「でも、誰を……?」

    七海「>>54

    ※77期生(スーパーダンガンロンパ2のメンバー+御手洗)、76期生(忌村、安藤、十六夜)から

    最低1人、最大2人お選びください
  54. 54 : : 2024/06/15(土) 23:39:36
    終里とソニア
  55. 55 : : 2024/06/16(日) 01:20:07
    日向「終里って何か関係あるのか……? ソニア……超高校級の王女に至っては俺が話したことすらないぞ……」

    七海「終里さんは……なんとなく? ソニアさんには司会進行を頼もうと思ってるんだ!」

    日向「なるほど……」

    日向(そういえば、今までの会話の中でも気になったことがあったよな……改めてまとめておくか……)




     (コトダマをつくろう!ということだね!)
     (レインコードの0章で解鍵作った時みたいだね!)
     (オレ様ちゃん達のSSはnoteに書かれることはないのかなー)













    【下着泥棒事件】>>41
    被害者は小泉、七海、澪田
    犯行は実技試験当日から翌日朝までの間。
    それぞれ盗まれた下着が異なる。


    【試験当日の狛枝】>>43
    終里に新しいトレーニング相手ができたという話を聞いた。
    忌村が真剣な顔で試験会場に行くのを見た。
    荷物の入れ替わり? 前日の薬の入れ替わり?
    そんなもの ウチにはないよ……


    【終里の新しいトレーニング相手】>>10
    日向の事。より一層トレーニングに気合が入ったようにも思える。


    【試験当日の夕方以降】>>31
    76期生の3人は本科実習棟にて打ち上げ?をしていた
    終里は花村の料理を食べてから、日向の作った料理の匂いを嗅ぎつけてやってきた。


    【狛枝凪斗の実技試験】>>44
    神経衰弱だった。
    何故か飛んできた裸の花村が激突!
    あまりのショックに死んでしまうのでは?


    【七海千秋の実技試験】>>31
    アルカノイドだった。
    大山さんの得意分野らしい。
  56. 56 : : 2024/06/16(日) 12:55:02
    【七海のペチコート】 >>45
    七海が盗まれたもの。
    こういう感じのやつ↓
    https://item.rakuten.co.jp/t-colle/w-4864-2/
    だが、いつどのように盗まれたのかは聞いていない。


    【澪田の襦袢】 >>47
    澪田が盗まれたもの。
    こういう感じのやつ↓
    https://item.rakuten.co.jp/753ya/10021911/?iasid=07rpp_10097___ek-lxh0foth-fg-660818b7-fcb0-413e-806f-e285f4849dd2
    なぜ澪田が和服のためのものを持っていたのかは聞いていない。


    【小泉のパンツ】 >>50
    小泉が盗まれたもの。
    ……参考画像はない。例の紐パンではない。
    七海と同じく、いつどのように盗まれたのかは聞いていない。


    日向(これは勝手に手帳に通知が来たやつだったな)
  57. 57 : : 2024/06/16(日) 22:26:22
    日向「よし、こんなもんかな……」

    七海「何が?」

    日向「いや、なんでもない。それじゃあその学級裁判にお誂え向きの部屋に向かうか」

    七海「うん。皆を集めるのは雪染先生にアナウンスをお願いしようかな」

    日向(……アナウンス?)














    キーン、コーン…カーン、コーン

    アナウンス(雪染)「日向さん、七海さん、澪田さん、小泉さん、狛枝さん、終里さん、ソニアさん。至急…………




















    裁判場前──

    日向「って裁判場!? こんな……ものものしいエレベーターで降りていくのか!?」

    雪染「えぇ。そうよ! 懐かしいわぁ……私が大っっっっっっっ嫌いなゴキブリをイタズラで仕掛けられた時に……ふふ……うふふ……」

    日向(笑顔が怖すぎるな……)

    終里「よぉ日向! 今日は……この人数だしバトルロイヤルか?」

    七海「終里さん、今日はトレーニングじゃなくて……」















    澪田「ところで、なんで輝々ちゃんがいるんっすか?」

    花村「い、いやー……なんででしょうね……」

    小泉「聞き込みしてる時に話を聞いたんだけど全然食いついてこなかったんだよね」

    澪田「食いつき?」

    小泉「下着泥棒なんて聞いたら大興奮で変なこと言ってくると思わない?」

    澪田「確かにその通りっすね」

    花村「い、いやー……センシティブな話題ですから……」

    小泉「おかしいでしょ……アンタみたいなエロキャラがさ……で、怪しいから連れてきた」

    花村「くぴーっ」

    澪田「犯人なんすかね?」















    ソニア「わたくし、歯医者さんをしろと言われたのですが」

    狛枝「歯科医師じゃなくて、司会進行だね」

    ソニア「ふむふむ……なるほど。では、この白衣は脱いだほうがいいのでしょうかっ!?」

    狛枝「似合っているんだし、そのままでいいんじゃない?」














    エレベーターが地下へと降りていく。

    殺人犯でも探し出すのかといった重々しい雰囲気がなぜだかある。

    厳密には初代の裁判場は江ノ島が作ったやつじゃね?

    というツッコミはさておき。別物なのだろう。

    さて……久々に安価でも取ろうか

    日向「>>58

    ※みんなを鼓舞する(?)セリフをどうぞ
  58. 58 : : 2024/06/16(日) 22:40:07
    みんなこの事件を解決するために力を貸してくれ
  59. 59 : : 2024/06/16(日) 23:42:05
    小泉「当たり前でしょ。頼りにさせてもらうよ日向」

    七海「この中に犯人がいるかはわからないけどね……」














    日向(いよいよ始まるな……探偵としての能力の見せどころだ)


    学級裁判(ダン!ダダン、ダン!


    開廷(ドォン!
  60. 60 : : 2024/06/17(月) 08:12:49
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    ソニア
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    この度、学級裁判の司会進行を任されたソニア・ネヴァーマインドです。よろしくお願いします。

    …………と言っても、此度の件についてはあまり知らないので至らぬところもあるとは思いますが……。

    それではまず、情報共有から参りましょう!
                            ◎
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    ナナミ チアキ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    今回の事件は下着泥棒。
    被害者は私、澪田さん、小泉さんの3人だね。

    私はペチコート。澪田さんは襦袢を。小泉さんはパンツを盗まれている……

    一応聞いておくと、終里さんとソニアさんは何も盗まれてはいないんだよね?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    オワリ アカネ
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    んー? そうだな。

    ま、盗まれていたとしても気づいてないかもしれないけどな!
                            ◎
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    ソニア
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    はい。わたくしも盗まれていませんわ。

    そもそも、ここに集められた時に初めて下着泥棒の件を知りましたし……

    キラキラちゃんやキラーキラー、ジェノサイダー翔のようなシリアルキラーについてなら推理もお役に立てそうだったのですが……
                            ◎
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    ユキゾメ チサ
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    一応言っておくと私も特に盗まれてはいないわよ。

    あと……澪田さんの襦袢ってこれじゃないかしら?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



    そう言うと、雪染は白の襦袢を手に持って広げて見せた。



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    ミオダ イブキ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    そ、それっす! 唯吹の襦袢……

    一体どこで!?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  61. 61 : : 2024/06/17(月) 11:17:33
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    ユキゾメ チサ
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    逆蔵くん……警備部の方に一応聞いてみたのよ。

    落とし物として下着が届いていないかってね。

    そうしたら襦袢があったのよ!
                            ◎
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    ミオダ イブキ
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    届けてくれたのは誰なんすか!?
                            ◎
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    ユキゾメ チサ
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    西園寺さんよ。順を追って説明するとね。

    昨日は試験だったこともあって外部の人がたくさん来たでしょう? その中の誰かが……確か、新月さんって言ったかしら。

    「着物のようなものが落ちている。きっと日本舞踊家あたりのものだろう。届けておいてくれ」

    って警備部の方に届けてくださったの。
                            ◎
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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    落ちている……ってことは、風で飛ばされたってことだよね?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    コマエダ ナギト
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    衣服が落ちている状況なら、そう考えるのが自然だよね。

    でも、それしかないんじゃないかな。落ちていて、新月さん? が届けに来た以上、放置されていたわけだし。
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ミオダ イブキ
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    もしも風じゃなかったとしたら、唯吹が一回も着てないことが匂いか何かでバレて、捨てられたとか……?

    キモいっすー! 

    ヴ◯ールシンドロームの人の肌くらいキモいっすー!
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ヒナタ ハジメ
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    (自分で言ったことで勝手に気持ち悪がるなよ……)
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  62. 62 : : 2024/06/17(月) 17:33:35
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    ユキゾメ チサ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    それでね、西園寺さんに襦袢を逆蔵くんが届けに行ったらしいんだけど、

    「はぁ? こんな小さいのじゃきつくて苦しいんですけど? もしかして落とし物に見せかけてピチピチの服をを着せようとしてる変態さんなのかなー?」

    って言われちゃったみたいで……
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



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    コイズミ マヒル
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    そんな言い方しちゃダメっていつも言ってるのに……

    でも、普段からそういう大人達が近くにいるのかもしれないし許してあげてほしいな。
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ミオダ イブキ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    小さくて、きついって……

    唯吹にはちょうどいいサイズなんすけど!

    胸囲の格差社会っすか!?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    あ、あはは……そうかも……?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    コイズミ マヒル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    やっぱり、怪しい……
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    え? えーと、な、何がですかね……?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    コイズミ マヒル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    こういう時、いつものアンタなら

    「ぼくはどんな大きさでも大好物ですよ! よだれが止まりませんな!」

    とか言いながらキメ顔するくらいするでしょ。
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ナナミ チアキ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    確かに、そうかも……しれないね?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




    ▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂
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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    あ、怪しいってなんなのさ!

    ぼくは何も知らないよ!
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄














    ノンストップ議論開始!
  63. 63 : : 2024/06/18(火) 21:52:24




    ぼくは何も知らないよ!!

               (本当っすかねー?)


     (なぁ、飯食ってきてもいいか?)

           普段の言動に比べると
           怪しいって言ってんの!
                  
                   (我慢してね)




    怪しいっていう
    理由だけじゃあ
    花村クンを………
                    〜⊕

              責められないんじゃないかな?
     (普段の言動の時点でちょっと……)



       狛枝くん……!


            (なんて綺麗な目なのでしょう……!)


    そうだよ、ぼくには……




     (いつも理由なくセクハラ発言してるのに……)              
           【服を盗む理由なんてない】からね!

                 (やりかねない言動はしてるよな)


    日向(…………一つだけ心当たりがあるな)
  64. 64 : : 2024/06/19(水) 23:43:02
    【服を盗む理由なんてない】からね!



    それは違うぞ!

     _________
    〱狛枝凪斗の実技試験≫
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

     (↑コトダマ)









    論 破


    BREAK!!!
  65. 65 : : 2024/06/21(金) 23:36:38
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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    えっ、あの……どちら様ですか……?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ナナミ チアキ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    私の友達の日向くんだよ。

    …………会うのは初めてだっけ
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ハナムラ テルテル
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    あぁ、よく嬉しそうに話してる……じゃなくて!

    ぼくが下着を盗む理由なんてないよ!
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ヒナタ ハジメ
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    狛枝の実技試験の時に、詳しい事はよく知らないけど……

    全裸で狛枝を押しつぶしたらしいじゃないか!
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    コイズミ マヒル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    …………????????
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ユキゾメ チサ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    …………えっと、どういうことかしら?

    ゆゆしき事態なことは確かでしょうけど……>>66くん?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

















    あまりにも安価がなさすぎたので安価ターイム!

    どちらに話を聞きますか?

    >>66

    狛枝or花村
  66. 66 : : 2024/06/22(土) 02:18:39
    狛枝
  67. 67 : : 2024/06/22(土) 12:57:42
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    コマエダ ナギト
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    あれ、先生。ボクに聞くんですか?

    構いませんけど……

    ボクの試験内容は神経衰弱だったんです。

    “運”って要素は完全には解明できない領域みたいで、才能を示すとか示さないとか、そんなものじゃないんですよね。

    一応、試験だから形だけでも幸運を見せてみろという事だったんでしょうね。

    ボクなんかがこの学園に来れたことでもう運なんて使い果たしてるような……そもそも、運って使うと減るものなのかな。それとも…………

     (ボクの場合は幸運な事が起こった後に……)
           (でもそれは才能ではなくて運……)
     (あくまでも偶然というのは変わらなくて……)
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ソニア
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    狛枝さん! 戻ってきてください!
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    コマエダ ナギト
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    あぁごめん。自分の世界に入ってしまってたね。

    ボクはいつもこうだね。皆に迷惑をかけて……
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ミオダ イブキ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    もしもーし! 2周目に入ってないっすかー!
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    コマエダ ナギト
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ごめんごめん。えっと……

    それで神経衰弱をしていたら次々と連続で当てることができてしまって。

    ボクは本当にツイてるなぁ! なんて思っていたら……

    いきなり全裸の花村クンがボクを押し潰すかのように飛んできたんだよね。

    超高校級の料理人の神聖な身体にボクなんかの雑菌が混ざったら大変だからさ、すぐに花村クンをシャワーに連れて行くようにその場にいた人に頼んだんだ。

    その後の事は知らないよ。
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    コイズミ マヒル
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    話を聞いても全然わからないんだけど……
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ユキゾメ チサ
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    …………花村くん? 何がどうして裸になったのかしら?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  68. 68 : : 2024/06/22(土) 15:45:06
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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    せ、正確にはパンツは履いてましたよ……?

    理由、理由……えっと……
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ソニア
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    花村さん、正直に申し出てください。

    でないと……特大のマカンゴをですね……
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ちょくちょくソニアさんの口から出るマカンゴっていったいなんなのさ……

    えっと、その……理由……理由……
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ユキゾメ チサ
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    もしかして……理由なんか、なかった……?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ヒナタ ハジメ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    (理由なく、脱いだ……?)
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  69. 69 : : 2024/06/22(土) 22:04:45
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    オワリ アカネ
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    暑いと脱ぎたくなるのわかるぜ!

    オレもそうしたい時あるけど……さすがにな?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ミオダ イブキ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    どうなんすか? 輝々ちゃん!

    男子ってよく上半身脱ぐじゃないすか!

    それっすか?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    そ、そうなんだ……試験が一段落して、人気(ひとけ)のないところに行った時に、暑くて……

    スースーするシートがあるでしょ? それで全身を拭こうと思ったんだよ!

    そりゃあ、ぼくもシャワーの方が良いとは思ったけどバスタオルを持ってきてなくて……
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    コイズミ マヒル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    はいはい、アンタが脱いだ理由はわかったわよ。

    それでその後何がどうして狛枝にダイブすることになったわけ?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ……脱いだ服をね、2匹の猫が咥えて持って行っちゃったんだよ。
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ソニア
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    猫……ですか?

    あの、にゃーんと鳴く猫ですよね?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    そうだよ。ぼくのコックコートを取られちゃったんだ!

    それでパンツ一丁で追いかけて、廊下を走って……

    その後、狛枝くんの試験会場の前……だったんだと思う。今思うと。そこに来たあたりで急に外から凄まじい風が吹いて……
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ヒナタ ハジメ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    風か……何か心当たりある人はいるか?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  70. 70 : : 2024/06/22(土) 22:34:51
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    ナナミ チアキ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    確かに試験中、1回強い風か何かで部屋が揺れたかなって気はした……と思う。

    集中してたし、大山さんがしゃがれた声で定期的に

    「アルカノイド」とか「このやろう……!」

    とか言うのもちょっと面白くてそれに意識が向いてたところもあるから……
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    コイズミ マヒル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    確かに、写真が飛んでっちゃうんじゃないかってくらいの強風あったよ!

    それでアタシのパンツも、千秋ちゃんのペチコートも、唯吹ちゃんの襦袢も飛んでったのかな……?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    コマエダ ナギト
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    花村クンが飛んでくるくらいの風なんて大災害だよね……

    でも、そんな風を人為的に起こせる人がいるとしたら……?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ナナミ チアキ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    …………天地雷鳴士!?

    賢者とスーパースターを極めることでなれる、あの……?

    ねぇ、日向くん! 7じゃなくて3の話だけどHD−2Dリメイク一緒にやろうね!
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ヒナタ ハジメ
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    あ、あぁ……そうだな……じゃなくて。

    終里。終里なら、トレーニングでも砂埃が舞うくらいパワフルだったよな。

    もしかして……何か、したか……?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    オワリ アカネ
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    おう! お互い早くに試験が終わった弐大のおっさんとバトルしてた!
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ミオダ イブキ
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    そんなふざけたオチありなんすか!?

    人間っすよね!?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



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    ヒナタ ハジメ
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    (雪染先生とソニアと小泉が「あぁ……」みたいな顔をしている……弐大関連で何かあったのか……?)

     (※ダンガンロンパ3絶望編1話参照)

    確かに、終里と弐大の2人がトレーニングすれば突風くらい起こる……よな。
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  71. 71 : : 2024/06/23(日) 11:32:08
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    ユキゾメ チサ
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    トイレで気張っただけで備品を破壊する弐大くんだからね……

    そんな彼と全力でぶつかったら得体のしれないパワーが生まれるのも当然よね。
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    コマエダ ナギト
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    なるほどね。それなら納得だよ。

    だったら……花村クンが動揺している理由はなんなのかな?

    だって、自分で脱いだのは紛れもない事実だし、終里さんと弐大クンのパワーでボクにダイブしてきた。

    ボクは気にしてないけどね。
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ハナムラ テルテル
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    …………。
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    コイズミ マヒル
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    もしかして、襦袢は関係ないとしても……

    アタシのパンツや千秋ちゃんのペチコートは盗んだんじゃないの!?
                            ◎
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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    知らないよ! パンツも、あの薄水色みたいなペチコートも知らないからね!
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ナナミ チアキ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    …………どうして、色を知っているの?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  72. 72 : : 2024/06/23(日) 13:29:35
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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    えっ、本当に……?

    いやー、その……えーと……
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ヒナタ ハジメ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    (探偵の勘が告げている……)

    花村、“本当に”ってどういうことだ?

    悪意があって盗んだのであれば話は別だけど……

    もしかして、それが七海のだって知らなかったんじゃないか?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ミオダ イブキ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    あれ? なんか輝々ちゃんが千秋ちゃんのペチペチを持ってる体で話が進んでるっすよ?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ソニア
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    どうなんですか? 花村さん!
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    …………まぁ、黙ってても仕方ないし……

    うん、多分ぼくが持ってるのが七海さんの
    ペチコート……かな。
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    コイズミ マヒル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    アタシのパンツは知らないのね?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    それは本当に知らないよ! 間違いなく!
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ソニア
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    クロがわかったということは、オシオキ……でしょうか?

    歴史の授業では“才能に合わせた方法で”オシオキをするとありましたが……
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    もしかして生きたまま油で揚げられたり神経締めされたりするっ!?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    コマエダ ナギト
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    その前にもっと詳細を聞こうよ。

    何故七海さんのと知らずにペチコートを盗んだ? のか。

    今現物はどこにあるのか。とかね。
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  73. 73 : : 2024/06/23(日) 15:46:15
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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    現物は……ぼくの部屋に干してあるよ。

    もちろんちゃんと洗いましたよ!?

    洗いましたって、ホントにー!
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    コイズミ マヒル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    連呼するあたりが逆に怪しい……けど、まずはシャワーに行ったあとのことを教えてもらえる?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    えっと……まず狛枝くんの件があって、シャワー室に行って……

    着替えは用意するからって言われて、待ってたんだけど一向に来なくて……ちなみにタオルは用意があったよ。

    埒が明かないから途中でシャワー室を出て寄宿舎に帰ろうとしたんだ。

    外に出て、さすがにパンツ一丁はまずい! と思ったぼくの目の前には……そう、ペチコートが落ちていたんだよ。

    それで上を隠しながら歩いて……

    うん。そんなところだよ。
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  74. 74 : : 2024/06/23(日) 15:58:38
    ここで、花村がシャワーを浴びている時に何があったのかを記す。

    日向も含め誰も知り得ないことである。


    これは花村をシャワー室に連れて行った2人のお話。

    「……で、どうする? 探すか?」

    「いや、新しく服を持ってこよう。そのほうが早いさ」

    数分後────

    「お、超高校級のアニメーターの試験やってるぞ」

    「そんなの見てる暇ないぞ」

    「ちょっとだけ、な?」

    「まぁ、少しなら……」

    約40分後────

    「なんて素晴らしいアニメなんだ……!」

    「あの豊満な肉体からあんなに繊細な絵が生み出されているなんて……!!」

    「俺たち、何か忘れてないか……?」

    「パンフレットだろ。買わせてくれよ」

    「ないだろ、さすがに……」

    「ないか、そっか……」

    花村のことは忘れ去られていました、とさ。
  75. 75 : : 2024/06/23(日) 17:11:33
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    ナナミ チアキ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    う〜ん……そっか。なら仕方ないよね

    私が同じ立場だったら日向くんのパンツでも花村くんのパンツでも使うと思うし……
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    乾いたらちゃんと返すよ。さすがにこんなので興奮してたりしたら人間性を疑うし……
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    コイズミ マヒル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    へぇ、意外……そんな風に思う事が出来る人間だったんだ。

    …………ところで、アタシのパンツに関する情報は無いの?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ハナムラ テルテル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    まったく心当たりがないんだよ……もしあったらそれこそ大興奮のはずだからね!
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ユキゾメ チサ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    うん、私も聞いてみたけど襦袢しか衣服は届いてなかったみたいよ。

    パンツに関しては依然謎のままね……
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ソニア
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    それでは、第一回学級裁判を閉廷するぜよっ!

    ということでよろしいですか?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    コイズミ マヒル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    まぁ、情報がないなら仕方ないわね……

    ってかアタシが花村連れてこなかったら千秋ちゃんの件も情報なしだったってこと!?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ヒナタ ハジメ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    そう考えると恐ろしいな、これ……
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ミオダ イブキ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    やっぱり、臨海学校的なところで事件が起きて、その参加者全員が学級裁判に参加するー……とかじゃないと

    真実にたどり着けないってわけっすね!
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  76. 76 : : 2024/06/23(日) 17:20:44
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    ソニア
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    それでは、学級裁判今度こそ閉廷!

    小泉さんのパンツに関しては……どうしましょう?
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    コイズミ マヒル
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    張り紙でもなんでも良いわ。たとえ周りに

    「あいつパンツ無くした女だぜ(笑)」

    とか言われたって気にしない。なんとしても取り戻したいから……
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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    ユキゾメ チサ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    それじゃあ、今後もし見つけられたら警備部に!

    何かあったら私から連絡するわ!
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄














    こうして、学級裁判は終わりを告げた。

    なんだったんだよこれ。














    ◇◆◇◆


    「さて、今日はどの才能にする?」


    「なんか久々な気がするな……」


    「じゃあ、 >>77 なんてどうだ?」
  77. 77 : : 2024/06/23(日) 17:35:04
    マッサージ師
  78. 78 : : 2024/06/23(日) 19:15:05
    「マッサージ師……何か変なこと期待してるのか?」


    「何がだよ」


    「“⚠︎ このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。”が無いんだぞ。期待するなよ」
    ※2024/06/23(日)現在の話


    「何がだよ」



    ◆◇◆◇













    日向「うーん……なんだか久々に時が進んだ気がするな……昨日は濃密だったし……」



    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・探偵
    ・マッサージ師 new!



    日向「マッサージ師、か……まず七海にやってみ……いや、七海は女子だし……変態キャラっぽかった花村……それとも優しい狛枝か……?」

    誰をマッサージしに行く?

    >>79

    1.七海
    2.花村
    3.狛枝
    4.その他
  79. 79 : : 2024/06/23(日) 19:58:46
    1で
  80. 80 : : 2024/06/23(日) 22:03:13
    日向「やっぱり七海かな。ゲーム続きで肩凝ってそうだし……」






    中央広場────

    日向「呼びに来ておいてなんだけど、いつもいるな……」

    七海「ここにいると日向くんに会える気がするから」

    日向「…………」キュン

    七海「? それより、何か用があって来たんだよね?」

    日向「あぁ、最近マッサージを習って……」
















    寄宿舎、七海の部屋前──

    澪田「千秋ちゃん! 昨日の件についてお話しするっすよー!」ガチャッ!

    日向『それじゃあ七海、やっていくぞ』

    七海『うん、お願い』

    澪田「あれ、創ちゃん来てるんすね。ドア越しのこもった声がわずかに聞こえるっす。流石は超高校級の軽音楽部の耳っすね!」

    日向『痛かったら言ってくれよ』

    七海『うん、大丈夫……』

    澪田「……あれ、これって…………?」

    七海『いっ………!』
      『……はぁっ、はぁ…………』
      『ん〜ッ、……、んっ……』
      『やぁっ、これ……すご……』
      『あぁぁぁぁぁぁ…………』
      『んん゛っ……っはぁ……っ……♡』
      『き…、っ、きもち…………ね……っ……』
      『あ、ダメッ、もう満足だか……らぁ』
      『…………っふう……ふぅ』

    澪田「や、やって……る?」

    日向『ふぅ……こんなもんか……? どうだ七海?』

    七海『うん、なんか……すごいね……頭がふわふわしちゃった……♡』

    澪田「うわー……ちょっと今日は空気読んで帰るっすかね……」バタン

    日向『そんなに凝ってたのか……?』

    七海『そうかも……』

    日向『けど、俺のこれはマッサージだから整体と違って深いところの治療までは無理だぞ』

    七海『毎日、日向くんがマッサージしてくれればいいでしょ……?』

    日向『そうもいかないだろ』

    七海『……そっかぁ』















    ◇◆◇◆


    「今日のこいつ、なんかひと仕事終えたぞ! みたいな穏やかな顔してるな」


    「やりきった顔だな。マッサージに手応えアリ! ってか?」


    「人に感謝されるってのはいいものだよなぁ」


    「そうだな……じゃ、次の才能は >>81 にするか」
  81. 81 : : 2024/06/23(日) 22:19:05
    プログラマー
  82. 82 : : 2024/06/23(日) 22:50:43
    「プログラマーか……具体的にどんな事が出来るんだろうな」


    「才能を目覚めさせる立場の俺たちがそれ言うのか?」


    ◆◇◆◇














    日向「…………」


    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・探偵
    ・マッサージ師
    ・プログラマー new!



    日向「プログラマー、か……」

    ということで、とりあえずこの電子生徒手帳に機能を追加してみよう!

    どんな機能? >>83

    ただし、監視カメラをジャックや、V3の小さいモノクマのような、所謂“なんでもあり”はNGで。
  83. 83 : : 2024/06/23(日) 23:07:50
    内カメラ機能(写真は5枚しか保存できない)
  84. 84 : : 2024/06/23(日) 23:43:20
    日向「ところでこの手帳にカメラなんて……一応はあるのか。だったら最初から機能としてあってくれよ……」

    早速手帳に内カメラ機能をつけた!

    ……しかし、保存枚数はたったの5枚だ。

    その時!

    日向の探偵としての才能とカメラ機能が……!

    奇跡を起こす!



    『才能』

    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・超探偵(念写) update!
    ・マッサージ師
    ・プログラマー






     (これは“なんでもあり”じゃないのか……?)







    日向「な、なんだ……? 超探偵……?」

    (本官の念写能力……使いこなしてくれよ……)

    日向「誰だよ!? イマジナリーフレンドか!?」

    日向は記憶を電子生徒手帳に念写できるようになった!

    今後何かで使うことがあるのか否か……

    ちなみにピンときてない人に説明すると……

    レインコードのザンゲ=イレイザーさんの探偵特殊能力だよー!

    日向「念写……? とりあえず、何か写してみるか……」

    日向はふと思い出した風景を念写した……

    そこに写っていたのは……

    日向「……これは、カムクラプロジェクト前日の、悲しい表情の七海……」

    よかった、悲しみの果てにオシオキされる七海千秋なんてこの世界にはいないんだね。

    日向「もう一枚……ムンっ……」

    そこに写っていたのは……

    日向「昨日のマッサージの後の七海か……」

    …………。

    日向「なんか火照っててそことなく色っぽいな!?」

    昨日はマッサージに夢中でそんな事気にしていなかったようだ……

    (…………本官と違って静止画だが、期限が無限か……)

     (あれ、上位互換では?)












    ◇◆◇◆


    「ペース早いな!」


    「一昨日が長すぎたんだよ」


    「じゃあ、次の才能は >>85 にしよう」
  85. 85 : : 2024/06/23(日) 23:55:17
    ギャンブラー
  86. 86 : : 2024/06/24(月) 00:29:21
    「ギャンブラー……ってなんだ?」


    「ギャンブルが強いやつって意味もあるし、相場師って意味もあるな」


    「いいな、そんな才能あったらこんなところで働かずとも暮らしていけるぜ」


    「どうだかな……」


    ◆◇◆◇














    日向「…………」



    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・超探偵(念写)
    ・マッサージ師
    ・プログラマー
    ・ギャンブラー new!




    日向「ギャンブラーか……人の表情が読めたりポーカーフェイスになったりするのかもしれないな」

    ギャンブラーとしての血が騒ぎます。

    賭けUNOをしましょう。

    日向「俺も入れて4人……がいいか」

    恐らく七海は呼ぶでしょう。

    七海大好きな日向くんですからね。

    というわけで……

    誰と誰を呼びますか?

    >>87 77期生、76期生、教師陣から2人お選びください。
  87. 87 : : 2024/06/24(月) 01:03:07
    九頭龍とソニア
  88. 88 : : 2024/06/24(月) 23:08:46
    日向「……けど、さすがに病院に呼ぶのもな……」

    ※お忘れかもしれませんが毎晩日向は脳手術を受けて才能を目覚めさせ、病院の一室に運ばれています。

    というわけで。















    本科実習棟────

    七海「UNOかぁ……ゲームでもよくやるよ」

    九頭龍「呼ばれてきてみたら……UNOだぁ? つーかオメーは誰だよ」

    日向「俺の名前は日向創だ。そっちは……そうか、九頭龍の兄か……」

    九頭龍「ん? そっちにとっちゃ九頭龍といえば菜摘の方なのか?」

    日向「あぁ、同じクラスだったし会話したこともある」

    九頭龍「……そうかよ。…………すまねえな、迷惑かけて」

    日向「迷惑だなんて……」

    九頭龍「ケッ、こんなことなら黄桜からパンフレットなんざ貰わなきゃよかったんだ……あの時はよお……」

    〜菜摘関連のシリアス会話が繰り広げられました〜

    ソニア「それでは改めまして、賭けUNO大会を始めさせていただきましょう!」

    七海「……ところで何を賭けるの?」

    日向「えっ……」

    >>89

    1.金
    2.花村の作る超うまい何かのご飯
    3.負けたら罰ゲーム的な何か
    4.その他

    ※R18展開はおやめください。
  89. 89 : : 2024/06/24(月) 23:22:01
    3で
  90. 90 : : 2024/06/25(火) 22:20:19
    日向「負けたら……罰ゲーム的な……?」

    九頭龍「おっ、指でも詰めるか?」

    七海「……!!」

    七海は思った。

    九頭龍は冗談でもそんなことを言って無闇に我々カタギをビビらせることはしなかった。

    つまり……

    妹の件でメンタルを痛めていてやばい!

    ※サトウを殺した犯人説は一旦無しということでよろしいですか?

    接待するか?

    いや、そんなことをしても意味はない……

    ならば全力で応えて夢中にさせるのみ!

    七海「じゃあ、負けたら何するかは……負けたら決めよう!」

    ソニア「なんと……」

    日向「よし、とりあえずやろう!」

    九頭龍「……しゃーねぇなぁ」














    UNO━━

    マテル社から(現在は)発売されているカードゲーム。

    数字や色が描かれたカードを捨てていき、最初に手札がなくなった人が残りの3人のポイントをゲット!

    ……何、馴染みがない?

    貴様ローカルなルールでしか遊んだことないな?

    公式ルールが一番燃えるだろうが!

     (そうですわね)

    たえちゃんもそう言ってる!

    ならば細かなルールはプレイの中で説明していこう!
  91. 91 : : 2024/06/25(火) 23:08:11
    日向「まずはルール説明からだ」

    七海「日向くんはUNOの公式ルール知ってるの?」

    九頭龍「ん? 公式ルール?」

    ソニア「今日本でプレイされているのはほとんどがローカルルール……なんですよね?」

    七海「そう! ドロー2にドロー2を重ねるとか、同じ数字を一気に出すとか、記号カードであがってはいけないとか……」

    九頭龍「マジかよ……」

    と言いつつあまり馴染みはないぼっちゃん。

    七海「そんなの一番つまんないから」

    日向「七海!?」

    七海「……って言っている人もいるくらい、公式ルールって白熱するんだよね」

    日向「もちろん、ルールは知ってるぞ」

    ギャンブラーの才能を得て、様々なルールも知ったが……

    プレイは初である!

    ソニア「わたくしの知っているルールだと、カードを捨てるたびに服を脱ぐのですが……」

    九頭龍「……なんかいろいろ混ざってないか?」

    七海「じゃあ2人にルール説明だね!」


    ▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂
    ____________________
    ナナミ チアキ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    まず、手札は1人7枚。

    場にカードを出していって、最初に0枚にした人が勝ちだよ!

    カードの種類は……
  92. 92 : : 2024/06/25(火) 23:21:31
    赤、青、黄色、緑の4色!

    の、0〜9の数字!

    それと!

    次の人の順番を飛ばすスキップ!

    順番を逆にするリバース!

    次の人にカードを2枚引かせるドロー2!

    色を決められるワイルド!

    全員の手持ちをシャッフルするシャッフルワイルド!

    白いワイルドは自分でルールを決められる……けど今回は使わなくて……

    色を決められてしかも次の人にカードを4枚引かせるワイルドドロー4!
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    九頭龍「まぁ、そのへんは知っ」

    七海「まだまだあるよ!」

    九頭龍「まだルールあんのかよ!」
  93. 93 : : 2024/06/25(火) 23:34:26
    ▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂
    ____________________
    ナナミ チアキ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ワイルドドロー4は、ほかに出せるカードがない時にしか出しちゃいけないんだよ!

    ばれなければいい……んだけど、「怪しいな」って思ったら“チャレンジ”!

    もしほかに出せるカードがあるのにワイルドドロー4を出してたら、嘘つきだから……合計6枚、カードを出した人が引くことになります!

    逆にチャレンジに失敗すると、チャレンジ宣言した人が6枚引く羽目になるから注意ね。

    じゃあ、どうして無理してワイルドドロー4を出す必要があるのかと言うと……
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


    まぁ、ここまでやっといてプレイの様子は書かないんですけどね。

     (細かなルールはプレイの中で説明するはずでは……?)



    負けたのは誰? >>94

    罰ゲームの内容 >>95
  94. 94 : : 2024/06/26(水) 00:00:14
    九頭龍
  95. 95 : : 2024/06/26(水) 00:01:16
    クマのもふもふ着ぐるみを着ること 辺古山が親指立てて気絶(笑)
  96. 96 : : 2024/06/26(水) 00:47:49
    九頭龍負けハイライト

    ▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂
    七海「ドロ2」

    九頭龍「ハァ!?」

    ▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂
    ソニア「リバース」

    日向「ドロ2」

    九頭龍「ハァ!?」

    ▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂
    日向「ワイルドドロー4」

    九頭龍「……本当かぁ? 本当に緑が出せなかったのか?」

    日向「…………」ニコニコ
    (超高校級のギャンブラーの如きポーカーフェイス)

    九頭龍「怖じ気付いてどうする! チャレンジ!!」

    七海「ちなみに真偽の確認のために日向くんの手札を九頭龍くんは見られるんだよ」

    九頭龍「…………クソが!」

    ソニア「一気に6枚も増えてかわいそうですね……」

    ▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂
    九頭龍「ワイルド! …………日向、テメーのその最後の一枚は……緑か?」

    日向「そうだぞ」

    ソニア「まぁ、正直に言ってしまうんですか!?」

    七海「今日の日向くん、なんだかギャンブラーみたい……ブラフにポーカーフェイス、直感の冴えが凄いよ……」

    九頭龍「ブラフ? 本当か? もしかして青か?」

    日向「いや、俺のカードは緑だ」

    九頭龍「……怪しすぎるぜ、緑!」

    日向「ほい、緑の3! あがりだ!」

    九頭龍「クソがァ!!」

    ▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂













    七海「それじゃ、罰ゲームは……かわいいくまちゃんのもふもふ着ぐるみを着ること!」

    九頭龍「なんだと……? そんなもの都合よく……」

    日向「あるぞ」

    九頭龍「用意周到だなぁオイ!」
  97. 97 : : 2024/06/26(水) 19:14:59
    七海「それじゃあ早速着てみよう!」

    九頭龍「……よく考えたらやってやる義理はねぇよな?」

    発動:格闘家

    日向「…………」ドンッ!

    九頭龍「……あぁ?」

    ソニア「シャビリェション ショグリンフォンム フェンデュショ……?」

    七海「え?」

    ソニア「すみません、「これが 壁ドン ですか」とつい……」

     (アニメ3のリアイベでオーバロード語で喋る一幕がありましたのよ。)

    発動:ギャル特有の断りづらい雰囲気(陽)

    日向「な? 頼むよ!」

    九頭龍「……やりゃあいいんだろ、やりゃあ」














    数分後、そこにはかわいいくまさんと化したぼっちゃんが!

    九頭龍「…………」

    ソニア「まぁ……!」

    日向「似合ってる……のか?」

    九頭龍「……おい、もういいか?」

    ソニア「そのまま寄宿舎まで戻りましょう!」

    九頭龍「冗談じゃねーぞ!」

    日向「でも、もう着替えを持って七海が寄宿舎に向かってるぞ」

    九頭龍「なっ……!?」













    寄宿舎近く──

    辺古山「……あの服は?」

    七海「えーと、九頭龍くん何号室だっけ……」

    辺古山「おい、七海……どうしてぼっ……誰かの服を持っているんだ? 自分のではないだろう」

    七海「辺古山さんこんにちは。これは九頭龍くんの服だよ。ちょっと罰ゲームでね……そろそろ本人がこっちに来るんじゃないかな。にししっ」

    辺古山「……?」
  98. 98 : : 2024/06/26(水) 19:39:15
    七海「あ、きたきた」

    九頭龍「オイ七海! 服返しやがれ!」

    辺古山「!!!!!!!!!!!!!!!!」

    九頭龍「……げっ、ペコ…………」

    辺古山「…………七海、何故ぼぼ、九頭龍はあんな奇っ怪な格好を……?」

    七海「罰ゲームで……私が提案したの」

    辺古山「…………」

    穏やかな笑顔で、親指を立てて辺古山は地べたに倒れ込んだ。

    九頭龍「お、おいしっかりしろ!」

    すぐさま駆け寄り、辺古山を抱きかかえ……

    存分にもふもふを味わわせた。













    ソニア「ほほえましい光景ですね」

    日向「そうだな……」

    ソニア「わたくしもマカンゴの着ぐるみを着てみましょうか……」

    日向(なんなんだマカンゴって……)













    ◇◆◇◆


    「さて、今回の才能はどうするよ?」


    「じゃあ…… >>99 なんてどうだ?」
  99. 99 : : 2024/06/26(水) 21:07:00
    水泳選手
  100. 100 : : 2024/06/26(水) 21:54:18
    「スイマーじゃなくて?」


    「水泳選手。というかどっちでも同じじゃないか?」


    「まぁ、日本語か英語かみたいなもんだしな……」


    ◆◇◆◇


    日向「…………」



    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・超探偵(念写)
    ・マッサージ師
    ・プログラマー
    ・ギャンブラー
    ・水泳選手 new!



    日向「水泳……これは七海を誘って……」














    たまたま通りかかった雪染「今日は皆でピクニック? 森林浴? まぁとりあえずどこかに出かけちゃったから誰も(77期生の七海達のクラスは)いないわよ」

    日向「何……!?」

    雪染「残念だったわね」

    日向(……けど、誰かとこの水泳選手としての才能で勝負してみたい……!!)

    どうする? >>101

    1.雪染に頼む
    2.雪染に頼む(何故か逆蔵も来る)
    3.十六夜に頼む(ギャラリーとして流流歌も来る)
    4.誰も誘わない。市民プール的なところに繰り出す(???に出会う)
  101. 101 : : 2024/06/26(水) 21:58:14
    2で
  102. 102 : : 2024/06/26(水) 22:44:12
    日向「雪染先生」

    雪染「ん? 何かしら」

    日向「俺……水泳で雪染先生と勝負したいです」

    雪染「どうして急に?」

    日向「いやあ、なんとなくですよ。なんとなく」

    雪染「ひょっとして、私の水着姿が見たいとか? 下心?」

    日向「そんなわけないじゃないですか! 俺は純粋に……」

    雪染「冗談よ。日向くんがそんな人じゃないとは思ってるつもりよ。じゃあ早速行きましょうか! 場所は本科のプールでいいわね?」

    日向「いやいやそれじゃ俺が入れませんよ……」

    雪染「私が付き添えば多分大丈夫よ!」















    本科正門前──

    警備部「雪染さんはもちろん入れますが、予備学科生は駄目です」

    雪染「ええー……日向くんは変な事しないわよ!」

    警備部「しかし、不審者による殺人や下着泥棒が……」

    雪染「確かに、“どっちも”犯人が見つかってないものね~……?」

    警備部「…………」

    逆蔵「何やってんだ? 雪染……と、………………日向創か」

    日向「げっ……」

    逆蔵「そう構えるな。…………一般生徒に暴力を振るうなと上からのお達しもあったしな」

    雪染「あらそうだったの……時代かしらね」

    日向「…………」

    逆蔵「で? ここに何しに来たんだ」

    雪染「日向くんと水泳で勝負しに来たのよ」

    逆蔵「は?」

    日向「言葉通りの意味……です」

    逆蔵「それでこん中のプールを使おうと思ったって事か……」

    雪染「いいかしら」

    逆蔵「…………いいぜ? ただし、オレも同行する。更衣室で変なことされたらまずいからな」

    日向「あはは……お手柔らかに……」
  103. 103 : : 2024/06/26(水) 23:07:15
    更衣室前──

    日向「監視カメラとマシンガンが無い……!」

    逆蔵「当たり前だろうが」














    プール──

    雪染「おまたせ日向くん! いざ勝負よ!」

    日向「…………」

    逆蔵「それ、どう見ても本気で泳ごうってやつの水着じゃないぞ……?」

    雪染「かわいいからいいでしょ?」

    ↓こういうの
    https://cdn.shop-list.com/res/up/shoplist/shp/__thum370__/shoppinggo/shoppinggo/6QIL002SW-BK.jpg

    日向「かわいい……のは間違いない……けど……」

    逆蔵「……そういうのは宗方にだけ見せればいいのによ…………」

    日向「宗方……?」

    逆蔵「なんでもねぇよ…………おい日向創。勝負の相手は雪染じゃなくてオレに変更だ。いいな?」

    日向「……そう……ですね?」

    >>104

    水泳勝負! 勝敗! どうなった?

    1.水泳選手の才能が凄まじいので普通に勝つ
    2.筋肉量とかいろいろな兼ね合いで普通に負ける
    3.いろいろ重なって結果同着
  104. 104 : : 2024/06/26(水) 23:12:46
    1で
  105. 105 : : 2024/06/27(木) 00:09:29
    雪染「位置について……よーい……ドン!」

    日向(水泳選手としての才能……どんなものなんだ!?)

    競技は自由形。ほとんど乱れぬ飛び込み! 水しぶきほぼ上がらず!

    雪染「……おっ、日向くんすごい……フォームがきれいだわ……そして何より速い!」

    逆蔵「…………」

    雪染「折り返し! 日向くんリード! ……逆蔵くん! 頑張れー!」

    健闘むなしく、日向の勝利である!

    とはいえ、もし朝日奈葵と戦っていたら負けている。














    逆蔵「……お前、本当にただの予備学科か? 超高校級の……スイマーとか……じゃないのか?」

    雪染「さすがに超高校級ではなかったわよ。でもとても速かったわ!」

    日向(やっぱり、俺の才能は一つ一つが超高校級ってわけじゃないんだよな……)

    探偵だけは何故か異能力の域にまで行っているのだが。

    逆蔵「……鍛えなおすか…………最近ナマッてるのかもしれねぇし……」

    雪染「ねぇ日向くん」

    日向「はい!」

    雪染「とっても速くてすごいけど……いっぱい練習したの? それとも……何か、別に……」

    日向「いやいや、たまたま前からちょっと自信があっただけですよ!」

    日向(才能手術の事はバレないようにしないと……でも、何か疑われているか……?)

    雪染「ふーん……まぁいいわ。もっともっと上達したら超高校級のスイマーとして本科に来られるかもしれないし!」

    日向「……はい」














    ◇◆◇◆


    「さて、今夜はどんな才能にしますかね」


    >>106 でどうだ?」
  106. 106 : : 2024/06/27(木) 00:14:11
    魔術師
  107. 107 : : 2024/06/27(木) 20:06:53
    「魔術師……? あぁ、魔法(マジック)ができるようになるってことだな」


    「……? 魔術(まじゅつ)だぞ」


    「???」


    「お前F○teやってないのか?」


    「???」


    「魔術はその時代の別の文明機器で再現できるもの。魔法はどうあがいても無理なものだ。タイムスリップとか、次元移動とかな」


    「???」


    「そして、魔術師は根源を目指す」


    「???」


    「よって、火とかを起こせるようになる」


    「そんな事できるのか……?」


    「まずは魔術回路を増やして……」


    「待て待て待て待て」


    できちゃいました。


    ◆◇◆◇


    日向「…………今日は何かが違う気がする……」



    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・超探偵(念写、降霊術 update!)
    ・マッサージ師
    ・プログラマー
    ・ギャンブラー
    ・水泳選手
    ・魔術師 new!



    日向「……は?」
  108. 108 : : 2024/06/27(木) 20:58:07
    (ワタシのイタコ能力……使いこなしてね……)

    日向「一人称が本官の爺さんみたいな幻聴が……!」

    (だって、魔術(メラミ)が使えるようになったわけでしょ)

    日向「………??」

    (死者が生前着てた心に響く美しい服を着ればその魂を呼び戻せるわ……)

    日向「死者なんて……使いどころ無いだろこんな能力! …………それより、魔術師ってなんだ……?」



    ・魔術師
     ┗頭の中でスケボーに乗るイメージで
                    魔術回路を開け!



    日向「……は? ……まぁ、やってみるか……」





    _________________________
           ロジカルダイブ  開始
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



    日向(は?)





    3 2 1



    日向(は?)



    _________________________
           DIVE  START
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



    日向(は?)
  109. 109 : : 2024/06/27(木) 21:12:26
    頭の中なのにダッシュボードを踏んだり、穴に落ちたりして疲れた……

    ドラ○ンボールみたいですね。



    _________________________
            QUESTION 1
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


    日向(なんなんだよ……)




     _______________________
    /       魔術師の才能を使って      \
    \       何をする? >>110        /
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  110. 110 : : 2024/06/27(木) 21:15:30
    空を飛んでみたりいろんな場所や国に行ってみたい
  111. 111 : : 2024/06/27(木) 21:44:09
    日向「推理はつながった!」


    COMPLETE!


    日向「空を飛んだり、いろんな場所に行ったりしてみたい……できるのか……?」


    日向は意識を集中すると……


    日向「うおっ、浮かべたぞ……」

    F○te世界では空を飛ぶなんて現代においてはとんでもない大魔術だけど関係ないもんねー

    トベ○ーラ方式でーす

    日向「よし、このまま病室を出るぞ!」フワーッ

    ドサッ!

    日向「……ん? 何か物音したか?」























    その時の様子を、罪木女史はこう語る。


    「うゆぅ……人が宙に浮かんでるなんて、ポルターガイストですよぉ……思わず腰抜かしちゃいました……」















    日向「さて、とりあえずアメリカにでも行ってみるか……」フワフワ





    しかし!!





    日向「……ダメだ、疲れすぎる……」



    国外には行けない!


    日向「希望ヶ峰学園……戻らないと……」フワフワ

















    息も絶え絶え、なんとか希望ヶ峰学園の敷地に戻ってまいりました。


    日向「ハァ、ハァ……“歩く”って、人類にとってすごく効率良かったんだな……」





    _________________________
            QUESTION 2
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



     _______________________
    /        魔術師の才能を使って       \
    \       次は何をする? >>112        /
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  112. 112 : : 2024/06/27(木) 21:52:07
    ドラゴンとかフェンリルとか召喚してみたい
  113. 113 : : 2024/06/27(木) 22:53:30
    日向「推理はつながった!」


    COMPLETE!




    日向「召喚……できるのか……?」

    両腕に魔力を集め、コトダマを放つ!

    日向「いでよ、ドラゴン!」

    ……………………。

    日向「…………ダメか……」

    両腕に魔力をReloadし、コトダマを放つ!

    日向「なら、いでよフェンリル!」

    すると突然あたりが輝き出した!

    日向「お、うまくいっ……?」

    目の前に、鋭い眼光でこちらを睨む黒髪の少女が現れた。

    日向「……え?」

    黒髪の少女「…………誰だ?」

    日向「お、俺は日向は……」

    その刹那、その少女は日向に襲いかかってきた。

    発動:格闘家
     (格闘家万能すぎない?)

    日向「なっ!? なんだ……!?」

    黒髪の少女「……私のナイフを避けた……? まぐれか」

    日向「なんなんだよ……!」

    黒髪の少女「…………」

    尚も無言で、呼吸も乱さずナイフで刺そうとしてくる!

    この日本で理由もなく殺人を犯そうとする残念な人!

    そう、傭兵部隊“フェンリル”にいた(いる?)……

    残念なお姉ちゃん、残姉ちゃんこと!

    戦刃むくろちゃんである!

    ……え? 入学?

    もしそこまで時系列が進むなら次スレだし、そもそも次スレがあるかどうかも定かじゃないわよ。

    ……さて。

    戦刃むくろがここにいつかは入学してくる……

    それすなわち、魔術で十分召喚可能なことを意味する!

    戦刃「……運が良いな」

    日向(なんなんだよこの女……格闘家として目覚めてなかったら何回死んでるかわからないぞ……)

    戦刃「でも、次で決め────」

    日向「汝のあるべき場所へ戻れ!」カッ!

    戦刃は消えた。

    日向「…………怖……」














    _________________________
            QUESTION 3
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



     _______________________
    /      魔術師の才能を使って        \
    \      最後は何をする? >>114        /
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  114. 114 : : 2024/06/27(木) 23:09:30
    怪我や病気を治せる
  115. 115 : : 2024/06/28(金) 22:30:20
    日向「……治してみたい!」













    というわけで適当に見つけた怪我した人がこちら。

    目のクマが凄い男性「な、なんですか……」

    日向「今、転んで擦りむいてたよな……? 大丈夫か?」

    日向(見ない顔だけど、予備学科か……?)

    幸薄そうな男性「は、はい……大丈夫、ですよ……」

    日向は魔力を目の前の彼に込める!

    本郷奏多みたいな声の男性「……え? なんですか?」

    なんと! 擦り傷が瞬時にカサブタになった!

    ……その程度の魔力でありんす。

    日向「……そうなるのか」

    アニメが好きそうな男性「なんなんですか……僕はもう行きますよ……」

    日向「あ、あぁ……時間取らせて悪かった」


    ハジメの魔術使い




                           終里
















    ◇◆◇◆


    「本当に魔術使えるようになっちまったな……」


    「お前が言うなよ」


    「さて、次の才能は…… >>116 でどうだ」
  116. 116 : : 2024/06/28(金) 22:33:46
    忍者
  117. 117 : : 2024/06/28(金) 23:05:40
    「超高校級の忍者……はて、どこかで読んだような……」


    「読んだってなんだよ」


    ◆◇◆◇












    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・超探偵(念写、降霊術、生命体探知 update!)
    ・マッサージ師
    ・プログラマー
    ・ギャンブラー
    ・水泳選手
    ・魔術師
    ・忍者 new!




    日向「なんなんだよ生命体探知も! 忍者も!」

    (俺の生命体探知、使ってくれよ!)

    日向「また幻聴が……」

    (半径50mくらいの生命体の有無と位置を知れるぜ!)

    日向「便利すぎる……」

    エイフェックスさんですな。

    日向「忍者……? カナイ……じゃない、クナイ投げるのが上手くなるとかか……?」



    >>118

    忍者として何をしてみますか?
    (場合によっては失敗することもあります)
  118. 118 : : 2024/06/28(金) 23:07:44
    取り敢えず的に手裏剣やクナイを投げてみる
  119. 119 : : 2024/06/29(土) 00:06:07
    日向「……ただ、クナイも手裏剣もないな」

    いや、クナイや手裏剣……そういった物に近い、鉄製の武器がありそうな場所を。そして持っていそうな人を知っている。

    日向「……話しかけづらい雰囲気なんだよな、あの人」

    七海に頼んで……という間柄でもない。

    ならば……

    日向「盗むしかないか……」

    なぜそうなる。

    日向「その前に生命体探知とやらもやってみたいな……」

    発動:魔術師

    どうすればいいのかを瞬時に知る!
    (時間さえかければ到達できる事象のため)

    日向「片膝をついて、片手を……そして……“行くぜっ!”」

    手のひらから床に魔力のような何かが流れ出る!

    エイフェックスのそれは企業秘密らしいが……

    詳細を知る術なんてありませんねぇ!

    さて、生命体探知の結果は……

    日向「……最悪だ」

    外に蜂がいるらしい。















    なんやかんや十六夜の研究教室的なところからクナイ……というか棒型手裏剣のようなものをいくつか拝借した。

    日向「よし、あそこの的に投げてみるか」シュッ!

    なんと、ど真ん中に命中!

    日向「…………すごいな忍者って」


    >>120 (忍者ラスト)
    次は何をしてみますか?
  120. 120 : : 2024/06/29(土) 00:09:55
    影分身してみよう
  121. 121 : : 2024/06/29(土) 13:50:48
    ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴∴‥∵‥∴

    日向「影分身……やってみるか! 影分身の術!」

    なんと日向が3人に!

    日向A「よし、七海に会いに行くか!」

    日向B「あぁ、今日は4人対戦だ」

    日向C「実質2人じゃないか?」


















    中央広場……ではなく。

    終里「おっ! 日向……? おかしいな、3人いるように見えるぞ……?」

    日向A「おう! 終里じゃないか!」

    日向B「そうだ、せっかくだから、組手でもしてみるか?」

    日向C「でも3人がかりでってのは……」

    終里「オレは別にそっちが3人でも構わねーぞ!」

    日向A「よし、やってやるか!」

    日向BCD「おう!」

    終里「……1人増えてねぇか?」

    ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴∴‥∵‥∴














    しかし、現実は非情である。











    日向「……まぁ、できないか。残念」
















    ◇◆◇◆


    「ところでこれいつまでやるんだ?」


    「カムクライズルの名にふさわしい超高校級の希望となるまでだろ」


    「いつになるんだか」


    「とりあえず、次の才能を >>122 にしよう」
  122. 122 : : 2024/06/29(土) 14:01:22
    占い師
  123. 123 : : 2024/06/29(土) 14:53:14
    「占い師か……すごくよく当たるってことなのか?」


    「正直良く分からない世界だが……そう信じさせる話術や雰囲気とかも身につくのかもな?」


    「自己防衛の精神も身につきそうだな」



    ◆◇◆◇










    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・超探偵(念写、降霊術、生命体探知)
    ・マッサージ師
    ・プログラマー
    ・ギャンブラー
    ・水泳選手
    ・魔術師
    ・忍者
    ・占い師 new!


    日向「占い師……か。なんだか普通に見えるな。なんなんだ魔術師からの忍者って」

    それでは占ってみましょう!

    超高校級の占い師が3割当たるということで、こちらは1割といったところでしょうか。

    日向「とりあえず七海……いや七海の事好きすぎだろ俺。たまには別の人に……そうだな……まだ話したことのない人にしてみるか」

    というわけで選ばれたのは罪木でした。

    占いの結果、罪木が何? >>124

    例 ○○が起こる、なる、など
  124. 124 : : 2024/06/29(土) 16:28:13
    罪木がこのあとズッコケて日向の顔におっぱいを押し付ける結果にその後は平謝りしまくる
  125. 125 : : 2024/06/29(土) 17:41:53
    ところで、1割当たるということは9割は外れるってことなんですよね。


    日向(俺におっぱいを……? そんな事あり得るのか……?)

    ※日向は罪木のドジっ子属性をまだ知りません

    ※七海から色々聞いているとはいえ、そもそも七海がそういうことを言いふらす人ではないと思うので。

    ※ね!

    日向(けど……気をつけて歩けばそうはならないんじゃないか? 確かに、ラッキースケベは嬉しいかもしれないけど……変に意識してしまうし、その後も気まずいよな)

    そもそもどうやって罪木に会うのか?

    それに関してはご心配なく。

    罪木は超高校級の保健委員としての才能が何に使えるのか考えるため、よく病院に来るのだ。

    日向(気をつけて歩こう……)ガチャッ










    廊下の向こうから罪木が歩いてくるのが見える。

    間違っても占い通りにならないよう、どう転んでも罪木が覆いかぶさってこないくらい離れた。

    罪木「…………ひゃっ!?」ビターン!

    転んだ先の観葉植物にスカートが引っかかり、パンモロの状態になり、上の服もめくりあがり下着が見えている。

    …………どういう体勢だよ。

    ちなみに、この人が出てくるということで、遂に

    ⚠ このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

    が今この時をもって解禁されてしまった。

    仕方ない。ほっといてもセンシティブになる女だ。

    面構えが違う。

    日向「おい、大丈夫……そうには見えないけど大丈夫か……?」

    発動:忍者(忍び足)

    罪木「ぴゃぁああっ!? い、いつの間に人がっ!?」

    日向「驚かせて悪かっ……」

    罪木「いやっ、あ……うゆっ!?」

    起きようとしてまた転び、今度は日向に対してM字開脚を披露する形となった。純白のそれが見える。

    驚かせないように物音を立てずに行ったのが逆効果だったようだ……

    日向は罪木が起き上がるのを手伝うと、早々にその場を後にした。

    ……はずだった。
  126. 126 : : 2024/06/29(土) 21:58:33
    罪木「あ、ぁあぁあぁあの、あの……えっと……」

    日向「……なんだ?」

    罪木「すみませぇん…………」グスンッ

    日向(泣き出した!? えーと……)

    発動:ギャル

    日向「どしたん? 話聞こか?」

    それはギャルなのか?

    日向(……違う、これじゃなかった気がする…………)

    罪木「あのあの、立つの手伝ってもらって、その、ありがとうございますぅ……」

    日向「いや、当たり前のことをしたまでだから……」

    罪木「お礼は……? 靴でも舐めますか……?」

    日向「なんでそうなるんだよ!」

    罪木「す、すみませぇん……」

    日向(どうしようか……)


    ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴∴‥∵‥∴

    ちなみに占いどおりだった場合……






    廊下の向こうから罪木が歩いてくるのが見える。

    まぁ、普通に歩いていればあんなことにはならないだろう。

    罪木の横を通ろうとしたその時……

    「ふえっ!?」

    「わぶっ!?」

    何かにつまずいた罪木が日向の方へ倒れ込んできた!

    仰向けの日向の胸のあたりに罪木の顔が……

    ……顔の前に胸が来ることなどそうそうない!

    「す、すみませぇん……汚らしい身体が触れてしまって……すぐにどきま……あっ!!」

    起き上がろうとしてつまずき、今度は顔の前にダイレクトに胸が落ちてきた!

    ラッキースケベだとか柔らかい感触がだとかそんな話ではない……怪我する。

    なにせ、57kgの……57……?

    いやいや軽すぎないか?

    そんなことはない?

    世間の目厳しすぎない?

    それはそれとして、57kgの肉体が降ってきたのである。

    「ふがっ……ごっ……」

    「うぅ……すみませぇん……」

    「お、重い……」

    スケベを感じる余裕などなかった。


    ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴∴‥∵‥∴


    日向(……そうだ)

    日向「罪木……だよな? 七海から聞いているぞ」

    罪木「あっ、七海さん……の、知り合い……」

    日向「そうか、自己紹介がまだだったか。俺の名前は日向創だ。七海の……友達だ」

    罪木「友達……」

    日向「お礼ってわけじゃないけど……最近占いに興味あってさ。罪木を改めて占わせてくれないか? 直接顔を見て占ったら何か変わるかも……」

    罪木「改めて……? とにかくわかりましたぁ、どこでも好きに占ってくださぁい……」

    日向(いちいちなんか……その……劣情を催す言動だな……)

    日向「とりあえず占ってみるぞ!」

    >>127

    どんな未来が罪木に待っている?

    ※R18展開はおやめください。
  127. 127 : : 2024/06/29(土) 22:35:45
    日向と七海と終里とソニアと九頭龍と一緒に旅をしている
  128. 128 : : 2024/06/29(土) 23:27:20
    日向「俺と七海と終里とソニアと九頭龍と罪木で旅……?」

    罪木「そんな大人数で、旅……ですか?」

    日向「もしかしたら、突然世界に絶望がまん延して、クマ型ロボットが現れて……メガホンで戦うのかもしれない」

    罪木「……?」

    日向「……すまない、七海が好きなゲームにそんなのがあった気がするんだ」

    罪木「でも、そんな未来が来ることは多分ないですよぉ……」

    日向「だよな……」














    せっかくなので占いがあたって旅をさせることにします。(そんなに長くはやらないですが)

    >>129 わざわざ旅する理由とは?
  129. 129 : : 2024/06/29(土) 23:45:11
    せっかくだから卒業前に旅を計画してたらこの面子が集まってどうせなら色んな所に行こうってただソニアの奇想天外な行動に振り回されたけど(笑)それなりに楽しめたそうです
  130. 130 : : 2024/06/30(日) 00:04:00
    卒業前って時系列的にめちゃくちゃ後やないかい。

    日向「……旅するにしても2年後くらいになりそうだな」

    罪木「そ、そんなに……?」

    日向「もう一回! 占ってみるぞ……!」














    ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴∴‥∵‥∴

    いつか書くのかもわからないし多分書かない未来の旅の記憶


    九頭龍「よぉ、なんだかんだ……長い付き合いになったよな」

    日向「そうだな」

    ソニア「日向さんとはじめましての頃はこんなことになるとは思ってもいませんでしたが……」

    終里「おっさんに負けないくらい、日向(オメー)も強くなったし、退屈しないな!」

    七海「本当、こうして穏やかに夕日を眺めていられるのが奇跡だよ……」

    罪木「…………いろいろありましたよねぇ」

    日向「あぁ、本当に……いろいろな……」

    ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴∴‥∵‥∴













    日向「……なんか、悲劇や困難を乗り越えたかのような雰囲気の未来が見えたぞ…………」

    罪木「ふえぇ……」

    日向「突然とんでもない、絶望的なまでにカリスマ性のあるやばいやつが来たりとかするんじゃないか……」

    罪木「誰かがその人を崇拝しちゃう……とかですかねぇ……」

    日向「それと、俺が弐大くらい強くなるらしい」

    罪木「…………それは、難しいと思いますけどぉ…………」

    日向「俺が一番そう思う」














    ◇◆◇◆


    「さて、今回の才能はどうする?」


    「じゃ、 >>131 で」
  131. 131 : : 2024/06/30(日) 00:14:53
    コスプレイヤー
  132. 132 : : 2024/06/30(日) 01:06:18
    「コスプレイヤー了解」


    「衣装を作る技術とかも必要だよな」


    「そうだな。ある意味オールマイティな能力かもしれないな」


    ◆◇◆◇



    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・超探偵
    ┗(念写、降霊術、生命体探知、変装 update!)
    ・マッサージ師
    ・プログラマー
    ・ギャンブラー
    ・水泳選手
    ・魔術師
    ・忍者
    ・占い師
    ・コスプレイヤー new!







    日向「変装……? コスプレイヤー……?」

    (オイラの変装能力を使いこなせるとは思えねーけどな)

    日向「うおっ、毎度おなじみの幻聴が…………って、使いこなせない?」

    (力があっても方法がわからなければどうしようもないからな!)

    日向「…………」

    発動:魔術師 (魔術で方法を知る)

    日向「なるほど、変装するための場所と、変声機が必要なのか……」

    発動:プログラマー

    日向「プログラムは書けたが、肝心の機械作りはどうにも……」

    メカニックに頼もう。

    (一つだけ言っておくぞ!)

    日向「うおっ!? なんだよ……」

    (うまくいって女の子になったからって……自分の胸を触っても気持ちよくねーからな)

    日向「触るわけ無いだろ! 俺を変態女装探偵にさせるな!」

    …………さて。

    できたぞ日向! ○○スイッチだ!

    のテンプレでおなじみ左右田くんですが、まだ会話をしたことはありません。

    今回初めて苗字が出ましたね。

    日向「どうやって超高校級のメカニックにコンタクトを取るかな……」

    >>133

    1.直接!
    2.七海に頼んで
    3.雪染に頼んで
    4.罪木に頼んで
    5.その他
  133. 133 : : 2024/06/30(日) 01:17:01
    5 左右田が日向にソニアとの関係を問い詰めに来たので格闘術で拘束した ソニアに左右田が白い目で見られていた(笑)
  134. 134 : : 2024/06/30(日) 21:06:32
    中央広場──

    日向(七海……はいないな)

    終里「よお、日向! 何してんだ? 久々に組手でもするか?」

    ※ちなみに、書いていないだけで結構なんか、誰かと遊んだり、組手したり、トレーニングじゃあ! してたりします。

    日向「いや、今日は……」

    その時! すごい剣幕で突っ込んでくるツナギの男が!

    発動:格闘家

    無意識にアームロックをかける!

    左右田「がああああ」

    終里「おっ……なにやってんだ? オメー」

    左右田「おっ、終里……助けてくれ……」

    終里「勝手にやってきて勝手に助けを求めて……わけわかんねーぞ」

    左右田「つーかなんなんだよ! いきなりアームロック? なんかしやがって……」

    日向「あぁ、すまない……すごい剣幕で突っ込んできたから……」

    左右田「ってて……」

    終里「で? 何しに来たんだよ」

    左右田「……そうだ、オメーだよオメー! 日向!」

    日向「なんだよ……」

    左右田「ソニアさんとはどういう関係なんだよ!」

    日向「……は?」

    左右田「一緒にUNOをやったり、チャオチャオやったりしたんだろ!?」

    日向「チャオチャオはしてないぞ……」

    ▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂

    チャオチャオとは。

    ボードゲームの一種であり、要はすごろくである。

    すごろくと言っても9マスしかない。

    しかしサイコロが特殊で、1〜4と✕が2つ。

    サイコロは筒の中で振り、その目は人に見せないようにする。

    そして、出目と違う数字を宣言しても良い。

    怪しいと思ったら「嘘だっ!!」と糾弾し、出目を見る。

    その目が真実であったなら、嘘だと宣言した人が脱落。嘘であったなら嘘をついたその人が脱落。

    ちなみに残機制なので一発アウトではない。

    そういうゲームである。

    ギャンブラーの才能に目覚めた際にそういったゲームの知識を日向は知ったのだ。

     (ゲーマーでも知れたかもしれない)

    ▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂


    左右田「とにかく! どういう関係なんだよ!」

    日向「別にどうもこうもないって……ちょっとUNOしたり、裁判したりしただけだ」

    左右田「裁判!?」

    終里「あぁ、あれか……腹が減った記憶しかねーな!」
  135. 135 : : 2024/06/30(日) 21:33:33
    学級裁判についての説明中……

    左右田「下着泥棒!? ソニアさん相談もしてくれなかったぞ……?」

    日向「別にソニアは盗まれていないからな……」

    左右田「全然知らなかった……」

    終里「多分、オメー以外全員知ってるぞ」

    左右田「なんでだよ!」

    そんな左右田の様子を見ている女性が1人……














    ソニア「…………」

    その女性は、穏やかに、にこやかに、笑みを浮かべていた。

    ……目を除いて。














    日向「そうだ、左右田に頼みたいことがあったんだ」

    左右田「嫌だね」

    終里「ケチだな~」

    左右田「うっせ! なんか気に食わないんだよこのモテ男が!」

    (は? こいつモテ男なの? オイラの一番キライなタイプじゃねーか!)

    日向(今日の幻聴しつこいな……)

    日向「まぁ聞いてくれよ……こういう機械を作って欲しくて……」

    日向は設計図とプログラムコードを見せた。

    左右田「あ? 見せてみろ…………コードとかはパット見で理解できねーけど……これじゃダメだな」

    日向「なっ、ダメか?」

    左右田「オレにかかればその設計図よりもっと小型にできるぜ?」

    日向「本当か!? さすがは超高校級のメカニックだな! 七海からも聞いてるぞ! ゲームした時のモニターもすごいの作ったんだってな!」

    終里「…………」

    左右田「…………」

    日向「その沈黙はなんだよ……」

    左右田「いやー……あの日のことはあまり思い出したくないっつーか……」

    日向(七海もモニターの事以外はなんか濁してたな……)

    媚薬入りのエロエロスープに関する事を日向が知ることはないのであろうぞ。

    左右田「それはさておいて、だ。オレがオメーの設計図通りに変声機を作ってやってもいい」

    日向「本当か!?」

    左右田「ただし条件がある!」

    日向「なんだ!?」

    左右田「 >>136 できたらな!」
  136. 136 : : 2024/06/30(日) 22:01:05
    このブラボービキニ(ブレイブリーデフォルトに出てくる装備品)を着てくれる女子を連れてくることだこの衣装は試着を頼んだ女子からもれなく嫌われるという恐怖の衣装だ(これで女子に冷ややかな目で見られてしまえ)
  137. 137 : : 2024/06/30(日) 22:35:29
    日向「なんだこの布面積の少なさは!」

    左右田「どうする? 澪田にでも頼むか?」

     (※cv小清水亜美)

    終里「ん? これを着れば日向が助かるのか?」

    日向「あ、あぁ……まぁ……」

    左右田「そうだよ! 隣に無敵のヤツいるじゃねーかよ!」

    終里「別に恥ずかしさがないわけじゃねーけど……それに、前に日向には美味い飯も食わせてもらったしな!」

    日向「あぁ、あの時(>>36)……そうだな」

    左右田「こんなはずじゃ……こんなはずじゃなかったんだ……」

    日向「人を陥れるんじゃなくて自分の良いところをアピールしろよ……」

    左右田「うるせー!」

    ここで予備学科の癖になどと言わないところが彼の良いところである。

    左右田「変声機を作ってオレの凄さをわからせてやる! それでいいんだろ!? そういう流れだろ!?」

    日向「あぁ、頼む」

    左右田「クソォ……」

    終里「何1人で騒いで落ち込んでんだ」
  138. 138 : : 2024/06/30(日) 23:11:27
    左右田「出来たぞ日向! 声を変えられるスイッチだ!」

    日向「ありがとう!」

    ※終里はもう帰ってます

    ※ビキニも着てません

    左右田「で……そんなの何に使うんだ?」

    日向「それはな……」

    発動:超探偵(変装)……の声の部分

    日向(ソニアの声)「こうすると、まるでわたくしが喋っているかのように聞こえませんか?」

    左右田「!!!!!!」

    日向(ソニアの声)「左右田さん、いつもありがとうございます! 頼りにしていますよ」

    左右田「ソニアさんはやすやすとそんな事言わねえよ」

    日向(めんどくさいなコイツ……)

    左右田「しかし凄いな……調整できる機能が付いてるとはいえ、試しに発声もせず完璧にソニアさんの声を出力するなんて……」

    日向「声を聞いたことがあるからな」

    左右田「モーツァルトかよ……」

    日向「あとは、すごく大きなリュックとか……ないか?」

    左右田「リュック? どれくらいの大きさなんだよ?」

    日向「俺が入れるくらいの……」

    左右田「あるわけねーだろ!」

    日向「……だよな」

    リュックはコスプレイヤーの才能でなんとかしましょう。














    ◇◆◇◆


    「なんかリュック作ってるせいで今日は手術できなさそうだな」


    「そういうこともあるよな」


    「久しぶりにぐっすり寝られるな、俺たち」


    ◆◇◆◇














    日向「できた。変装用のリュックと、あとはこの変声機……」

    >>139 変装の探偵特殊能力を使って何をする?
  139. 139 : : 2024/07/01(月) 00:20:36
    罪木が働き過ぎでダウンしてたから変装して代わりに仕事をする
  140. 140 : : 2024/07/01(月) 09:37:02
    日向「罪木が転ぶのは疲れのせいかもしれない……手伝ってみるか……将来一緒に旅に出るくらい親しくなるみたいだし」



    病院のとある部屋──



    罪木「うゆぅ……」

    扉を開けた途端、目に飛び込んできたのは床に突っ伏している罪木蜜柑であった!

    日向(疲れどころかダウンしてる!?)

    罪木「き……きもちわるいれす……」

    日向「罪木! 大丈夫か?」

    罪木「ふえぇ……」

    日向(とりあえず俺が使ってる病室のベッドに寝かせるか……)















    あれあれ……私、倒れちゃいました……?

    私を頼ってくれる人のために、“才能”のためにも起きないと……

    「こーら、ダメよ罪木さん」

    えっ……雪染先生……?

    「ちょっと頑張りすぎたみたいね……ほら、おかゆ作っておいたから、ゆっくり食べてから寝てなさい」

    「あ、ありがとうございますぅ……こんなに優しくしてくれるなんてぇ……」

    「こらこら泣かないの。今日はご奉仕はお休みしなさい」

    「はい、せんせぇ……」

    「……って、食べる前に寝ちゃったわね」

    「すぅ……すぅ……」

    「寝た……よな?」















    日向(雪染に変装)「とりあえずこれでOKかな」

    発動済:料理人 超探偵(変装)

    日向(雪染に変装)「しかし、俺にできること……そうだな……」

    ごそごそ……

    日向(罪木に変装)「……あぁ、そうかわかったぞ! 俺にはあるじゃないか! マッサージ師の才能が!」














    というわけで。


    ┏━━━━━━━━━┓
    ┃誠に勝手ながら  ┃
    ┃本日の業務は   ┃
    ┃マッサージのみと ┃
    ┃させていただきます┃
    ┗━━━━━━━━━┛


    日向(罪木に変装)「これでよし……と」



    さて。どなたかが(本来なら罪木がいるはずの)診療室へとやってきました。

    誰が? >>141
  141. 141 : : 2024/07/02(火) 21:49:33
    ソニア
  142. 142 : : 2024/07/02(火) 22:49:24
    日向(罪木に変装)「しかし、この変装……思ったより体に負担がかかるな……」

    その時、扉が叩かれる音がした。

    日向(罪木に変装)「お、誰か来た……声は……うゆぅ……よし、これだよな。はい、今開けますよぉ!」

    ガラッ!

    ソニア「こんにちは、罪木さん」

    日向(罪木に変装)「こ、こんにちはソニアさぁん……どうされましたか……? とりあえずお座りくださぁい……」

    ソニア「苦しゅうない! ……特にはどうもしないのですが、罪木さんとお話しようと思いまして……ダメですか?」

    日向(罪木に変装)「そんなことないですよぉ! どんなお話しをしましょうか?」

    ソニア「そうですね……あっ、じゃあマッサージを受けながらでよろしいですか?」

    日向(罪木に変装)「マッサージ……あぁ、そうですよね……」

    ソニア「張り紙によれば、本日はマッサージのみ……とても楽しみです!」

    日向(罪木に変装)「が、頑張ります……」

    いざとなると緊張する……などと思う前に、「バレたら左右田になんか言われそう」という感想がまず頭に浮かんだ。

    ソニア「どの程度のマッサージですか? 服は全部脱ぐやつですか?」

    日向(罪木に変装)「いやいや、さすがにそれは……そんなんじゃないって……」

    ソニア「あらあら、口調が崩れるほど慌てさせてしまいましたか……めんごですわ」

    日向(罪木に変装)「い、いえ……その……では! 失礼しますぅ!」

    発動:マッサージ師

    そう言うと罪……じゃない。日向はソニアの腕をマッサージし始めた。

    ここで、地味に“才能の同時発動”が可能だということを知った日向であった。無理だったらどうするつもりだったのだ。

    日向(罪木に変装)「どうですかぁ?」

    ソニア「んっ、んふぅ……ちょっと痛、あの、ここが痛いのはどこが悪いんですか……?」

    日向(罪木に変装)「えっと……普段の疲れやストレスですかねぇ……」

    ソニア「ストレス……確かに、不審者の件や下着泥棒など、落ち着かない事件が続いてますし……」

    日向(罪木に変装)「小泉さんの下着、見つかると良いですよねぇ……」

    ソニア「あら? どうして罪木さんがその事を?」

    日向(罪木に変装)「え? あっ……えーと……聞いたんだ……ですよ? 澪……田、さんでしたっけ……?」

    慌て過ぎである。

    ソニア「なるほどザ・ワールド!」

    そんなこんなでマッサージを続け……ソニアは満足したようだ。

    ソニア「マッサージが気持ちよかったので、皆さんにも教えてあげたいと思います。それではごきげんよう」

    日向(罪木に変装)「ごきげんよう〜……」

    解除:超探偵(変装)

    日向「ふぅ……疲れるし……女子の腕を揉み続けるのも、罪悪感あるしで……」













    20分経過。

    日向「罪木はいつもこの部屋で話を聞いたり、手当したりしてるんだな……すごい才能だよ」

    その時、 >>143 (誰かをお書きください)
    がやってきた。
  143. 143 : : 2024/07/02(火) 23:27:48
    ゲームのし過ぎでお疲れの七海
  144. 144 : : 2024/07/03(水) 00:08:55
    コンコン

    日向(誰だ……?)

    七海「七海でーす」

    発動:超探偵(変装)……の声の部分

    日向(罪木の声)「ちょっと待ってくださぁい……今お着替えしてて……」

    七海「うん」

    日向(罪木の声)「もう素っ裸なので! 入ってきたら訴えますからねぇ!?」

    七海「そんなに言われなくても、私待つよ……?」

    日向(この変装、手間も時間もある程度かかるんだよな……瞬時に……例えば、3人の女生徒にひっきりなしに変わるとかできたら神業だよな)
















    数分後。

    日向(罪木に変装)「おまたせしましたぁ、入っていいですよぉ」

    七海「おじゃましまーす。ソニアさんが「マンモス気持ちいいマッサージでした!」って言うから来てみたんだ」

    日向(罪木に変装)「そうなんですねぇ……精いっぱい頑張らせていただきますねぇ。どんなマッサージがいいですかぁ?」

    七海「とあるゲームのしすぎで疲れちゃったみたいで……」

    日向(罪木に変装)「とあるゲーム……?」

    七海「うん。リングフ○ットア○ベンチャーっていう、身体をすごく使うゲームなんだ」

    日向(罪木に変装)「そうなんですねぇ……じゃあ、どこをマッサージしましょうかぁ」

    七海「うーん……全身かな」

    日向(罪木に変装)「全身ッ!?」

    七海「えっ……さすがに、ダメかな……大変すぎるよね」

    日向(罪木に変装)「いや、その……えっと……はい……では……」

    では……どうする? どうなる?

    >>145

    1.全身やる。(R18ではない)
    2.全身やる。(吐息多め)
    3.全身やり切る前に本当の罪木がここに来ちゃう
    4.その他
  145. 145 : : 2024/07/03(水) 00:23:45
    4 七海に正体をスッパリ言われた 理由は七海はクラスの学級委員なので雪染から詐欺師が今日は休みで罪木の現状を聞いていたので日向は止めようとしたら七海が日向に全身マッサージを任せたいって言ってきたので日向はここでやらなきゃ男じゃあ無いと了承してマッサージをした 頭の中のデスヒコが妬ましいと言う鬱陶しい言葉とともに
  146. 146 : : 2024/07/03(水) 01:25:29
    詐欺師の存在はまだ明かされていないゆえちょっと改変しまちゅ。ごめんなちゃいね。


    日向(罪木に変装)「それでは、その……」

    発動:コスプレイヤー

     (土壇場で作るな)

    日向(罪木に変装)「この紙の……ブラとパンツを……」



    日向(いや、確かに全身マッサージといえばこういう服だと才能が言っているけど……さすがに……)

    七海「…………その前に、肩だけまずマッサージお願いしてもいいかな」

    日向(罪木に変装)「もちろん大丈夫ですよぉ」

    七海がブレザーを脱ぎ、椅子に座る。

    その後ろから日向が肩のマッサージを始めた。

    発動:マッサージ師

    七海「……っ……ぁあ……♡」

    日向(声が艷やかすぎるんだよな……)

    七海「……ねぇ、日向くん…………?」

    日向(罪木に変装)「なんだ?」

    七海「ふぅ…………………やっぱり日向くんなの?」

    日向(罪木に変装)「え? …………あ、あ!」

    思わずマッサージをやめて、後ずさる。

    七海「やっぱりそっか……だよね。だってさっき罪木さんに会ったもん」

    日向(罪木に変装)「ね、寝てたはずじゃ……?」

    七海「うん。多分直前まで寝ていたんだと思う。「おはよぉごあいましゅう……」とか言いながら壁にぶつかって消火器に謝ってたから」

    日向(罪木に変装)「なんだそりゃ……」

    七海「それで私は宿舎に帰るように罪木さんに言ったんだ。疲れてるみたいだったからね」

    日向(罪木に変装)「…………」

    七海「じゃあ、ソニアさんにマッサージをしたのは誰なんだろうって思ったんだよね」

    日向(罪木に変装……?)「…………」

    七海「…………うん、部屋に入った時は完全に罪木さんにしか見えなかったけど…、もう、日向くんの要素を見いだせちゃうよ」

    日向(罪木に変装してたはず)「え……?」

    変装は、100%姿形が同じになるものではない。

    そのぶんを全体の印象で足りない部分をカバーするのだが……そうする余裕が崩れてしまっているようだ。

    (やっぱオイラほど使いこなすのは無理みたいだな〜オイラなんか九尾の猫にだって……)

    日向(なんなんだよ本当に今日の幻聴は……いつまでも……)

    七海「あ、日向くんに戻ったね」

    日向「……ごめんな、七海……騙そうってんじゃ……」

    七海「わかってるから大丈夫だよ。自分の得意分野で皆の役に立とうとしてマッサージをやってるんだよね? ……やたらクオリティの高いコスプレ? 変装? もすごいけど」

    日向「…………ありがとうな」

    七海「じゃあ日向くん、あらためてマッサージよろしくね」

    日向「え?」
  147. 147 : : 2024/07/03(水) 06:47:57
    日向「い、いや……え?」

    七海「嫌なの?」

    日向「そうじゃないけど……まずいだろ」

    七海「どうして?」

    日向「…………」

    七海「…………えっちな気持ちがあるの?」

    日向「そういうわけじゃないけど……」

    七海「だったら日向くんに私の身体を任せたい」

    (〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!)

    日向「けど、その……」

    七海「この間の肩マッサージもすごく気持ちよかったし……ダメ?」

    (ダメだぞ)

    日向「わかった……俺、(いろんな意味で)頑張るからな」

    七海「うん。じゃあ紙の下着(これ)に着替えるから向こう向いててね」

    日向「あぁ、うん……」

    (あー! 妬ましいぜ……なんでオイラじゃなくてお前みたいなやつがさー……)

    真面目にやってきたからである。
  148. 148 : : 2024/07/03(水) 08:19:37
    七海「じゃあ日向くん! よろしくね」

    日向「……よし、やるぞ。ベッドに座ってくれ」

    七海「うん!……ところで、どんな事するの?」

    日向「リンパの流れを良くするんだ」

    七海「リンパって何?」

    日向「リンパっていうのはタンパク質とリンパ球を含む液体で、全身を流れているんだ」

    七海「へぇ~」

    日向「それで、その……脚をやっていくんだが、本当に大丈夫か? 鼠径部の方まで触ることになるけど……」

    七海「大丈夫だよ、気にしないってば」

    日向「よし!」

    ちなみに、日向は己の才能(手術で得たものだが)に誇りを持って“本気で”才能を役立てたいと思っているので……

    間違っても「これはリンパを流してるんだ」「いやっ、そんなところ……ダメっ、指入れないでぇ……」みたいなことにはならない。

    日向「じゃあまずは……」















    七海「ねぇ日向くん」

    日向「なんだ?」

    七海「確かに気にしないとは言ったんだけど、その、いきなり鼠径部触られるとびっくりするから……何処を触るのかは言ってほしいかな」

    日向「確かに、そうだな……ごめんな七海。じゃあ、大伏在静脈の方を……」

    七海「ごめん言われてもわかんなかった」

    こうして全身をほぐされた七海であった。













    ◇◆◇◆


    「さて、1日ぶりに才能開花のお時間だ」


    「何にするかな……」


    「じゃあ >>149 の才能にしよう」
  149. 149 : : 2024/07/03(水) 09:57:29
    超能力者(エスパー)
  150. 150 : : 2024/07/03(水) 21:03:56
    「エスパー? そんなの無理だろ。非現実的すぎる」


    「魔術師が行けたんだからオッケー!」


    「否定のしようがない」



    ◆◇◆◇



    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・超探偵
    ┗(念写、降霊術、生命体探知、変装)
    ・マッサージ師
    ・プログラマー
    ・ギャンブラー
    ・水泳選手
    ・魔術師
    ・忍者
    ・占い師
    ・コスプレイヤー
    ・エスパー new!



    日向(またやばいのが増えたな……魔術師と何が違うんだよ……)

    発動:エスパー

    日向「うおっ、俺の電子生徒手帳が浮いた……」



    エスパーということで、まぁ、あれですよね。本命は相手が何を考えているかがわかるあれですよね。















    日向「お、澪田じゃないか」

    澪田「創ちゃん、こんにちらーっ!」

    日向(そういえば、エスパーといえばテレパシーだよな……やってみるか……)

    発動:エスパー

    澪田「何してるんすかー?」
      (何してるんすかー?)

    日向(心も同じこと言ってる!)

    澪田「創ちゃーん?」

    日向「あぁ、その……七海を探してるんだ」

    澪田「千秋ちゃん? うーん、見てないっす」
      (やっぱり、この2人って付き合ってるんすかね……?)

    日向「え?」

    澪田(前にも部屋で……ヤッてたし……)

    日向(は!?)

    澪田(……まぁ、してるからと言って付き合ってるとは限らないっすけどね。セフレの可能性もあるし……)

    日向(はぁ!?)

    澪田(でもなー……千秋ちゃんがそんな爛れた関係を築いていたとしたらちょっとショックっすね……やっぱりカップル説が濃厚っ!)

    日向「待てよ……なんで俺がその……七海と付き合ったり突き合ったりしてることになってんだよ!」

    澪田「ゔぇっ!? 声に出してたっすか!?」

    日向「…………」

    澪田「いや……だって……(>>80)裁判の次の日に千秋ちゃんの部屋で……その……聞いちゃったんすよ……」

    日向「裁判の次の日……?」

    澪田「あのあのー……千秋ちゃんが……ね……? 喘いでたし……【ヤッてた】んっすよね?」

    日向「それは違うぞ!」

     _________
    〱マッサージをしてた≫
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    BREAK!!


    澪田「マッサージ!? なんてベタな勘違いを……」

    日向「まぁ、誤解が解けたならいいんだ……」

    澪田(あんなに気持ちよさそうな声が出るほどのマッサージか……ちょっとやってもらいたいかも……)

    日向(…………)

    しますか? >>

    じゃなくて。しますします。

    いちいちえちぃ雰囲気にしてらんないのよ。













    日向「…………」グリグリグリグリ

    澪田「うおおおおおおっ!!!??」

    日向「凝りすぎだろ……!! そんなに強くやってないぞ俺……」

    澪田「いだだだだだだだ!?!?!?」

    日向「大丈夫か? 泡吹いてないか?」

    澪田「あぶぶぶぶふ……」

    (女の子いじめんなよな〜)

    日向(オイラの幻聴しつこいな本当に!?)














    ◇◆◇◆


    「おっ、ハイペースだな」


    「ちょっと才能手術も疲れてきたな……」


    「でもやるんだ。……まぁ俺も疲れてるけど」


    「じゃあ、 >>151 かな」
  151. 151 : : 2024/07/03(水) 21:30:30
    発明家
  152. 152 : : 2024/07/03(水) 22:04:43
    「発明家、か……どういう感じなんだ?」


    「なんか発明するんだろ。画期的な何かを」


    「目薬型のコンタクトレンズとかか……?」


    「本当にあったらすげえなそれ」


    ◆◇◆◇

    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・超探偵
    ┗(念写、降霊術、生命体探知、変装)
    ・マッサージ師
    ・プログラマー
    ・ギャンブラー
    ・水泳選手
    ・魔術師
    ・忍者
    ・占い師
    ・コスプレイヤー
    ・エスパー
    ・発明家 new!



    日向「いつの間にかすごい数の才能だな……」


    メカニックが不要になってしまった……


    日向「発明家か……何を発明しようか……」


    >>153 どんなものを発明してみますか?
    (R18展開にはなりません。“まだ”お膳立てできてないので……)
  153. 153 : : 2024/07/03(水) 22:37:23
    時間を操作出来る懐中時計とかけると透けて見える眼鏡
  154. 154 : : 2024/07/03(水) 23:48:07
    日向「…………いやいや、透けて見えるメガネなんて…………」

    発動:発明家

    トンテンカン!

    日向「できてしまった……どんな仕組みだよこれ……」

    部屋の壁が透けて、その向こうが見える。

    服が透ける? まさかそんなことはありませんよ。

    日向「そして、時間を操作できる懐中時計……やれるだけやってみるか(?)」

    発動:プログラマー
    発動:発明家
    発動:魔術師
    発動:エスパー
    発動:ギャル
    発動:占い師
    発動:ギャンブラー
    発動:魔術師
    発動:エスパー
    発動:魔術師
    発動:エスパー

    トンテンカントンテンカン!!

    日向「どうやったって時間の操作なんて出来るわけ無いだろ!」

    ピコン♪

    日向「なんだ……? 電子生徒手帳が……」


    『才能』

    超探偵に「時戻し」が追加されました


    日向「はぁ!? 時戻し……?」

    日向は何かを集中させると、懐中時計が光を放ち始めた!

    …………5秒ほど戻った気がする!

    日向「ハァッ、ハァッ……なんだこれ……疲れる……」

    (わたくしと同じ力……!?)

    日向「また幻聴が……」

    (ということは、あなたもクロックフォード家の……)

    日向「一体……ハァッ、何のことだよ!?」

    (あっ、わたくしコーヒーの横流しに行かないと……)

    日向「横流し!? ハァ……なんのはな……ハァッ……」


    時戻しができるのはせいぜい……マックス10秒とかですかね?

    ガチモンのR18にできるほどの時間は戻せません!

    …………今のところは、ですけどね。

     (別にR18にしたいわけでもしたくないわけでもないぞよ。)











    日向「とりあえず、このっ……ふぅ……落ち着いてきた……時戻しを使って……何しようか……?」

    >>155 何をしますか?
  155. 155 : : 2024/07/03(水) 23:57:09
    花村が転けた事を良いことに終里と罪木のおっぱいを揉もうとしたので時間を巻き戻して花村を亀甲縛りで縛り上げる 雪染がそれを見て出来るなと感心した
  156. 156 : : 2024/07/04(木) 00:01:50
    まぁアニメでも雪染は花村を亀甲縛りで縛り上げて弐大にバトンタッチしてたからなぁ
  157. 157 : : 2024/07/04(木) 00:37:10
    日向「……ん? 何か忘れているような……」












    昨日━━


    澪田「あ゛ぁー…………肩ほぐれたぁ……」

    日向「役に立ててよかったよ」

    澪田「あっ、そうだ! 本科の方で話が出たんすけど、あの時(>>57)の裁判のお疲れ様会? を明日やるみたいっす」

    日向「そうなのか……」

    澪田「多分、千秋ちゃんからも……これから会うんすよね? 言われると思うんすけど」

    日向「あぁ、もちろん行くよ」


















    日向「あっ! ……よし、普通にまだ時間がある」














    中央広場のあたり━━

    日向「おっ、もう皆集まってるな……」

    学級裁判の時のメンバー、つまりは

    小泉、七海、澪田、終里、ソニア、狛枝、花村、雪染……

    あと何故か罪木がいた。

    日向「あれ、罪木……」

    狛枝「やぁ日向クン。どうして罪木さんもいるのかって顔をしているね」

    日向「あ、あぁ……」

    狛枝「罪木さんがね。雪染先生におかゆを作ってもらったお返しだって飲み物を持ってきてくれたんだ」

    花村「さすがのぼくも飲み物は用意してなかったから助かっちゃったよ!」

    狛枝「でも、罪木さんにおかゆを作った覚えも、会った覚えもないんだってさ。奇妙だよね」

    日向「そう、だな……」

    七海「…………」ジーッ

    日向「あはは……」
  158. 158 : : 2024/07/04(木) 07:14:36
    終里「罪木ぃ~、飲み物サンキューな!」

    罪木「は、はいぃ……」

    雪染「あらあら肩なんて組んじゃって……」

    小泉「そういえば日向の飲み物がまだだったわね……」

    花村「じゃあぼくが取ってくるよ! 何が良い?」

    日向「サンキュー花村。オレンジジュースで」

    花村「うん!」

    ジュースを取りに行くべく立ち上がった花村。しかし、レジャーシートに正座をしていたせいか足がしびれている。

    うまくバランスが取れないままジュースの方へ……つまり、終里と罪木の方へと近づいていき……バランスを崩した。

    その時、花村に電流走る。

    このまま2人のメロンを鷲掴みにしても不可抗力なのでは? と。

    花村「ア゜ーーッ!!」

    右手が終里を、左手が罪木を捉えた。

    終里「うおっ!?」

    罪木「ひいっ!?」

    日向(! あんな勢いで胸に触ったらセクハラとか以前にクーパー靭帯等が危ない!)

    発動:超探偵(時戻し)














    花村「うん!」

    花村がジュースを取りに行くため立ち上がった瞬間、日向も立ち上がる。

    そして、先程のようにバランスを崩しそうになったところで……

    亀甲縛りで締め上げる!

    花村「あんっ♡」

    発動:忍者

    日向「はぁ、はぁ……」

    狛枝「どうしたの、日向クン……急に花村クンを縛り上げて……」

    雪染「……転びそうになった花村くんを、瞬時に支えたのね……!」

    澪田「でもなんで亀甲縛りなんすか!?」

    日向(つ、疲れるし……これなら普通に手で掴んだほうが早かったような気もする……)

    改めて、学級裁判お疲れ様会が始まったのである。



     




    そして、またしてもハプニングが起きます。(この場で)時戻しでなんとかしましょう。

    どんなハプニング? >>159
  159. 159 : : 2024/07/04(木) 11:24:20
    料理を運ぼうとした罪木がつまずいて転んでしまい、他の生徒を巻き込んで全員で変わり果てた姿になる。
    時を戻した後の対応は作者様にお任せます。
  160. 160 : : 2024/07/04(木) 13:02:09
    日向「そういえば、お疲れ様会って……小泉の件は解決してないはずだろ? いいのか?」

    小泉「あぁ、それなんだけど見つかったのよ」

    日向「そうなのか!?」

    小泉「うん。結局、風で飛んでいってたってオチなんだけどね。」

    雪染「そうそう、超高校級の書記の人が届けてくれてt

    終里「それより花村! 飯まだか!?」

    花村「え? 縛られてる人に言う?」

    ソニア「誰かほどいてさしあげてくださいな……」

    はらり。

    花村「よし! ぼくが腕によりをかけて作った料理の数々を運ぶよ!」

    そう言うと花村は後ろの車へと歩いていった。

    日向「……キッチンカー!? 運転は誰が……」

    雪染「それはもちろん私よ。私も家政婦として料理はそこそこだけど……」

    ちなみに、雪染の才能の“家政婦”は、家事がすごく得意ということではなく、家政婦は見た!的なそっちである。

    小泉「じゃあ皆で運びましょうか……蜜柑ちゃんもお願いね」

    罪木「は、はい!」
  161. 161 : : 2024/07/04(木) 13:38:09
    皆がそれぞれ皿を運び、罪木が最後の一品を運ぶこととなった。

    罪木「うわあ……おいしそうな煮物ですねぇ……こぼさないようにしないと……」

    日向「煮物?」

    花村「あまりアーバンではないけど、こういった優しい味わいのものも必要かなと思ってね!」

    罪木「あっ、鍋に蝶々が……あああっ!!!???」





    まず、罪木がつまずいた。

    そばにいた雪染が受け止めようとするも、顔面に鍋が当たり、よろける。

    雪染の頭に当たった鍋が罪木の手を離れるも、終里がキャッチ。

    しかし罪木はそのままこけてしまい、澪田の上に覆いかぶさる。

    それとは関係なく罪木の大声にびっくりした小泉もよろけて狛枝に倒れ込む。

    その狛枝が持っていたコップからこぼれた水が七海にかかり、飛び上がった勢いでソニアに当たり、倒れ込む。

    こんな光景を見た花村が「あびりるらびーん!」とか言いながらのけぞり、日向にぶつかり、両者ともに転ぶ。

    日向「えぇ……」

    罪木「ふえぇ……転んでしまいましたぁ……」

    花村「ああっ、ぼくの料理が……」

    日向(これは……やらないと……)

    発動:超探偵(時戻し)















    皆がそれぞれ皿を運び、罪木が最後の一品を運ぶこととなった。

    日向(罪木が転んだんだから、俺が代わりに運べばいいんだよな……)

    罪木「うわあ……おいしそうな煮物ですねぇ……こぼさないようにしないと……」

    日向「罪木! 俺が運ぶよ」

    罪木「え……」

    日向「え……?」

    罪木「ご、ごめんなさぁい……私なんかが運んだものなんか食べたくないですよねぇ……」グスン

    日向「い、いや違う!」

    雪染「そんなつもりで言ったんじゃないと思うわよ?」

    罪木「うええええん………」

    日向(まずい、雪染先生はわかってくれてるけど空気が最悪だ!)

    発動:超探偵(時戻し)
















    皆がそれぞれ皿を運び、罪木が最後の一品を運ぶこととなった。

    日向(雪染先生に鍋が引っかかってどんどん連鎖したんだよな……)

    罪木「うわあ……おいしそうな煮物ですねぇ……こぼさないようにしないと……」

    日向「雪染先生! ちょっと来てもらってもいいですか?」

    雪染「ん? 何かしら?」

    罪木「あっ、鍋に蝶々が……あああっ!!!???」バッシャーン!

    終里「あちい!」

    澪田「ぎゃあああああ!!」

    狛枝「あつっ……」

    雪染「えっ!? 皆大丈夫!?」

    日向(そりゃそうか! 支えてくれる人がいなくなったらそのまま転ぶだけだよな! そりゃそうだろ!)

    発動:超探偵(時戻し)

  162. 162 : : 2024/07/04(木) 14:07:25
    皆がそれぞれ皿を運び、罪木が最後の一品を運ぶこととなった。

    罪木「うわあ……おいしそうな煮物ですねぇ……こぼさないようにしないと……」

    日向(よし、今度は罪木を足止めしてみるか……)

    日向「ハァ、ハァ……罪木……」

    罪木「ど、どうしたんですかぁ……? 息を切らして……」

    花村「ははぁん……料理を運ぶ家庭的な姿の罪木さんに興奮しちゃったのかな?」

    日向(料理を運ぶ罪木のビジュアルがいいのは否定しないが……)

    日向「そういうわけ、じゃ……ふぅ。ないけど、罪木。そこにある七味も……」

    罪木「あっ、鍋に蝶々が……あああっ!!!???」バシャーン!

    日向「くそおおおお!!!!」

    発動:超探偵(時戻し)
  163. 163 : : 2024/07/04(木) 14:38:09
    皆がそれぞれ皿を運び、罪木が最後の一品を運ぶこととなった。

    罪木「うわあ……おいしそうな煮物ですねぇ……こぼさないようにしないと……」

    発動:エスパー

    日向「ハァ、ハァ……ハァ………」

    テレキネシスによって蝶々を遠くへ遠くへと!!

    罪木「えへへ……うまく運べましたよぉ……」

    日向「やっ……やった……」バタッ

    七海「日向くん!?」

    澪田「創ちゃん!?」

    時戻しのしすぎにより、体力が尽きて倒れ込む!

    まぁあとエスパーの方も負担が大きかったようです。

    日向「……いや、ちょっと疲れただけだ……」

    花村「じゃあ、この忌村先輩にもらった……素敵でナイスな身体能力向上薬を飲んでよ」

    日向「ありがとう……」ゴクッ

    ボンッ

    花村「あっ、これ媚薬入りのエロエロスープだった」

    七海「天殺龍神拳!」ドガッ!

    花村「あぶっ!?」

    日向(び、媚薬……? まずい、変な気分になる前に……)

    発動:超探偵(時戻し)
















    花村「じゃあ、この忌村先輩にもらった……素敵でナイスな身体能力向上薬を飲んでよ」

    日向「いや、いい……それより、いろいろ、もう、食べよう……」

    終里「はあううおーへ!(早く食おうぜ!)

    小泉「もう、食べてるじゃん!」

    雪染「じゃあ、あらためて……いただきます!」

    いただきまーす!!
  164. 164 : : 2024/07/04(木) 14:48:36
    ◇◆◇◆


    「さて……いろんな才能を目覚めさせてきたが……」


    「次で16個目か。キリがいいな」


    「なんで16でキリがいいんだよ」


    「いや……なんかさ。な?」


    「は?」


    「…………」


    「…………」


    「よし、とりあえず次の才能は >>165 だな」
  165. 165 : : 2024/07/04(木) 15:31:17
    執事
  166. 166 : : 2024/07/04(木) 17:56:23
    「執事か……メイドとは何が違うんだ?」


    「雇用形態とか、業務内容は多少違うだろうが……求められる才能は似ているかもしれないな」


    「……超高校級の家政婦の上位互換か?」


    「かわいさが圧倒的に違うだろ」


    「まぁ……」


    ◆◇◆◇


    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・超探偵
    ┗(念写、降霊術、生命体探知、変装、時戻し)
    ・マッサージ師
    ・プログラマー
    ・ギャンブラー
    ・水泳選手
    ・魔術師
    ・忍者
    ・占い師
    ・コスプレイヤー
    ・エスパー
    ・発明家
    ・執事 new!


    日向「執事か……執事として誰かに1日仕えてみるか」



    >>167 誰に仕えてみますか?
  167. 167 : : 2024/07/04(木) 18:52:33
    まぁソニアが妥当かな
  168. 168 : : 2024/07/04(木) 20:08:10
    日向「まぁ、ソニアだよな……」

    ただ、ひとつ問題が……

    日向「既に執事や使用人くらいいるんじゃないか……? 王女様だし……」
























    ソニア「わたくしに仕えたい?」

    日向「あぁ。執事として仕えてみて、ソニアがどう思ったかを聞きたいんだ」

    ソニア「なるほど……ただし条件があります!」

    日向「条件?」

    ソニア「わたくし、同年代のお友達と気兼ねなく過ごすこの学園生活を大変気に入っておりますゆえ……執事だからとかしこまらず、敬語はなしでお願いします!」

    日向「あぁ、わかった!」

    ソニア「では早速……わたくしの執事として >>169 なさい!」
  169. 169 : : 2024/07/04(木) 20:32:03
    まずは運動に付き合ってもらいましょう
  170. 170 : : 2024/07/04(木) 21:11:59
    日向「運動……?」

    ソニア「はい! 執事とお嬢様といえば、「お待ちくだされ〜」ですよね!」

    日向「?」

    ソニア「本当は海辺でのきゃっきゃうふふの方が燃えますが……仕方ないですよね」

    日向「きゃっきゃうふふ……?」

    ソニア「それでは、つかまえてごらんなさい!」

    日向「あっ……」
















    ソニア「つっ……ハァ、ハァ……こんなに、い、息がっ、あがっ、る、ほど、走るの、は……違いますね……」

    日向(これ、執事に関係あったか……?)

    ソニア「フゥー……でも、殿方に追いかけられるのも悪くない気分です」

    日向(まあまあ話は盛り上がったかな)

    ソニア「それでは、次は >>171 でもしてもらいましょうか」
  171. 171 : : 2024/07/04(木) 21:14:24
    運動のあとはシャワー浴びないといけませんので手伝って下さい
  172. 172 : : 2024/07/04(木) 21:56:42
    日向「シャワー!?」

    ソニア「えぇ。そうです。シャワーです」

    日向「…………」

    ソニア「当然、“執事”としてわたくしに“仕える”のであれば……変な気など起こしませんよね?」

    日向「もちろん、当たり前だろ!」

    ソニア「それでは参りましょう」
















    日向(…………というわけで、ソニアの個室に来てしまった)

    ソニア「…………執事?」

    日向「は、はい!」

    ソニア「わたくしがシャワーを浴びると言っているのですよ?」

    日向「えーと……」

    発動:執事

    日向「あっ、身体を洗うメイドが必要なのか……」

    ソニア「……それはかなり昔の話ですわね。タオルとかを用意してくださればそれでバッチグーですわ」

    日向(しまった……判断を間違えた……)

    ソニアがシャワーを浴び終わるのを待った……

    ピンポーン

    日向(ん? 誰だ……出たほうがいいか?)

    澪田「ソニアちゃーん、新曲できたんで聞いてくださいっすー!」

    ガチャッ

    日向「…………」

    澪田「…………え?」

    日向「えー、と……王女様はシャワーを浴びている最中でございます。お引き取り願えますか?」

    澪田「え、え……?」

    発動:エスパー

    澪田(なんでソニアちゃんの個室に創ちゃんが……? お、女たらし……)

    日向「女たらし!?」

    澪田「うげげーっ!? また声に出てたっすかー!?」

    日向「とにかく、今ソニアはシャワー浴びてるから……」

    澪田「なら尚更どうして創ちゃんがいるんすか!」




    さすがに、おかしいですよね。

    でもね。

    初手“ギャル”だったのがでかいんです。

    この世界における“ギャル”って最強なんです。

    ……以上!




    澪田「なるほど……1日執事っすか……」

    日向「そうなんだ。始めてみたはいいもののなかなか難しいんだ」

    澪田「そうっすよね〜……んじゃ、頑張ってくださいっす! 新曲は千秋ちゃんにでも聴いてもらおーっと」バタンッ

    日向「…………」














    ソニア「さて、次は >>173 でもしてもらいましょうか!」
  173. 173 : : 2024/07/04(木) 21:58:29
    次は食事ですので用意してください
  174. 174 : : 2024/07/04(木) 22:31:50
    日向「食事なら任せてくれ。自信あるんだ」

    ソニア「まあ! それは楽しみです」

    発動:エスパー

    ソニア(今食べたいものとしては……まぁ、梅干し以外ならなんでもいいですわね)

    日向(危ない……和食といえば梅干し! みたいなノリで出すところだった……)

    発動:料理人

    日向(よし、やるぞ!)















    日向「できた! 満希望ヶ峰全席!」

    ソニア「まあ、これは……想像以上の……」

    日向「花村ほどは美味しくないかもしれないけど……」

    ソニア「いえ、驚いているのです。わたくしの祖国で出る料理にも引けを取らない出来なので……では、いただきます」
















    ソニア「気づけばもう夕方ですか……では、最後の命令です! 執事として、 >>175 なさい!」
  175. 175 : : 2024/07/04(木) 22:43:42
    音楽が聴きたいので何か楽器で演奏してください ソニアは日向にお礼として頬にキスをもらった(笑)
  176. 176 : : 2024/07/04(木) 23:28:34
    日向「楽器……ちょっと、調達してくる!」
















    日向「というわけで、澪田に来てもらった」

    澪田「女たらしー!」

    日向「やめろ!」

    ソニア「日向さんの楽器は……が、楽器……?」

    澪田「これはミュージックソーって楽器っす。一見ノコギリっすけど……切れるわけじゃないんすよ」

    日向「それから、カリンバも持ってきた。部屋にあった(>>18)からな……ソロを楽しみにしててくれ」

    澪田「でも、唯吹はギターっすよ? 大丈夫っすか?」

    日向「やればなんとかなるさ。演奏を始めよう澪田!」

    発動:音楽家

    澪田「了解っす! それじゃあ……“上唇の凍傷”!」

    日向「その曲知らな……」

    なんとか澪田にアドリブで合わせられた……。













    澪田「というわけで、“小宇宙のかけら”でした!」

    日向(ちゃっかり3曲も……やるとは……)

    ソニア「素晴らしい演奏です! よきにはからえ!」

    澪田「ボーカルは!?」

    ソニア「チョベリグでしたよ!」

    澪田「むっきゃー! 嬉しーっ! 創ちゃん! 打ち上げ打ち上げ!」

    日向「あっ、あぁ……でも……」

    ソニア「もう十分ですよ、執事ごっこ、中々楽しかったです」

    澪田「先に行ってるっすー!」

    日向(どこに!?)

    ソニア「そして、これは少しばかりの……」

    頬への接吻。

    日向「!?」

    ソニア「…………」ニコッ

    少し、ソニアの顔が紅潮していたような気がした。

    日向「あ、ありがとう……」

    ソニア「それではまた!」













    打ち上げ会場━━

    澪田「お疲れ様ー! 乾杯!」

    日向「乾杯!」

    澪田「今夜は飲むっすよー!」

    ジュースをね。

    日向「ありがとうな澪田」

    澪田「いやいやいいんすよ! 創ちゃん、最近予備学科とは思えないほどウチのクラスに馴染んできてるから……」

    日向「そうか……?」

    澪田「なんらかの才能で本科に転入できないんすか? そもそも予備学科って、そういう事をするための場所っすよね?」

    日向「……まぁ、そんな例はひとつもないけどな」

    澪田「ってことは創ちゃんが最初の例になれるように……乾杯!(2回目)」

    日向「乾杯!(2回目)」














    ◇◆◇◆


    「さて……どうするかね」
  177. 177 : : 2024/07/04(木) 23:39:39
    てんてるてーん! あちしはモノミ!


    「な、なんだこの声!?」


    「こんなにはっきりした幻聴!? こんな現実的じゃないことが起こって良いのか!?」


    現実的じゃないのは最初からでちゅよ


    「否定できん!」


    さて、お二人は16個の才能を目覚めさせまちたね……

    16……とても意味のある数字でちゅ。

    そこで、特典として……

    探偵特殊能力を強化できる力を授けまちゅ!

    念写の保存枚数→10枚
    変装→体力の減りの緩和
    時戻し→体力の減りの緩和


    「よくわからん!」


    「なにも特典じゃねえ!」


    らーぶ、らーぶ!


    「…………さて、気を取り直して。今回の才能は >>178 にしよう」
  178. 178 : : 2024/07/04(木) 23:47:04
    合気道家
  179. 179 : : 2024/07/05(金) 07:26:27
    「格闘家とはまた別なのか?」


    「……まぁ、伝わるだろ。“格闘家”と“合気道家”だからな」


    ◆◇◆◇



    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・超探偵
    ┗(念写、降霊術、生命体探知、変装、時戻し)
    ・マッサージ師
    ・プログラマー
    ・ギャンブラー
    ・水泳選手
    ・魔術師
    ・忍者
    ・占い師
    ・コスプレイヤー
    ・エスパー
    ・発明家
    ・執事
    ・合気道家 new!



    日向「合気道家……? よし、となれば終里とバトルするしかないよな!」
  180. 180 : : 2024/07/05(金) 08:21:25
    終里「おっす、日向!」

    弐大「なんだかワシと顔を合わせるのは久しぶりな気がするのお!」

    日向「そんなことはないんじゃないか?」

    ※書いてないだけで。

    弐大「ところでお前さん……少し雰囲気が変わったか?」

    日向「変わったかはわからないけど、合気道を少し……」

    弐大「ほう、なるほど……」

    終里「なんでもいいから、早くやろうぜ!」

    日向「あぁ、行くぞ終里!」

    発動:格闘家
    発動:合気道家
















    終里「でりゃりゃりゃりゃ!!」

    右手左手の連打(ラッシュ)を、必死に受け止め、受け流す。

    日向(まだ見えない……隙がまだない……)

    終里「どうした!? 反撃しねーのか!? やっちまうぞ!」

    日向(よし! こっちも反撃だ!)

    日向が終里の腰の方へ打ち込んだ方の手首を終里が掴む!

    終里「へへっ、そう簡単……」ドンッ!!

    日向「……ふぅ」

    ……何故か終里が地面に叩きつけられる!

    弐大「ほう、片手取りの四方投げか……」

    終里「す、すげー! なんだその技!?」

    日向「たまたまだよ、合気道はバトルにはあまり向いてないな……」

    終里「そんなの関係ねーよ! もう一回だ!」

    日向「よし! やるぞ!」

    こうして日が暮れていった。














    ◇◆◇◆


    「男死とか言い出さなくてよかったな」


    「ちゃんと“合気道”だったな」


    「ネオとか付けなかったもんな」


    「それじゃ、次の才能は >>181 にしよう」
  181. 181 : : 2024/07/05(金) 12:57:40
    写真家
  182. 182 : : 2024/07/05(金) 21:51:58
    「念写できるのに!?」


    「念写ができる→使いこなす→極めるは違うんだぞ」


    「鬼○の刃読んだな?」


    ◆◇◆◇


    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・超探偵
    ┗(念写、降霊術、生命体探知、変装、時戻し)
    ・マッサージ師
    ・プログラマー
    ・ギャンブラー
    ・水泳選手
    ・魔術師
    ・忍者
    ・占い師
    ・コスプレイヤー
    ・エスパー
    ・発明家
    ・執事
    ・合気道家
    ・写真家 new!


    日向(念写ができるのに!?)


    改めて言っておくが、ザンゲさんの念写は約5分前の見聞きした記憶の“映像”。

    日向の場合は何日前でも良いが記憶の“静止画”。

    …………上位互換じゃないかい?



    日向「……でも、俺の持っているカメラなんてこの電子生徒手帳の内カメくらい……」

    ……スマホ? 何のことですか?

    日向「よし、小泉のところに行ってみるか……」
















    日向「…………どこにいるんだ…………?」


    \コイズミオネェ/


    日向「ん? そっちか……」


















    西園寺「小泉おねぇー! かわいく撮ってねー!」

    小泉「はいはい……」

    日向(お、あれは……超高校級の日本舞踊家の、西園寺日寄子か……まだ話したことはないな)

    西園寺「どう? 撮れた?」

    小泉「うん、ばっちりだよ」

    日向(この子供っぽい容姿の影響で、観客に若い男性客が多いんだったよな……)

    西園寺「えへへ……」

    小泉「じゃあ、次撮るよ!」

    日向(声かけづらいな……)

    >>183 どうする?

    1.構わん、行く!
    2.この場で小泉を呼ぼうとする
    3.その他
  183. 183 : : 2024/07/05(金) 23:18:01
    3 去ろうとしたら西園寺に見つかったので仕方なく出た
  184. 184 : : 2024/07/06(土) 09:23:47
    日向(……よし、とりあえず少し時間をおいてからにしよう。あんなに楽しそうな2人の邪魔をしたら悪いよな……)







    西園寺「ん……? ねぇ、あれ誰?」

    小泉「何? あぁ、日向じゃん」

    西園寺「おねぇの知り合い?」

    小泉「うん。まぁ、ちょっとね。下着泥棒の件の学級裁判を開くきっかけになってくれた(らしい)人だし、この前のお疲れ様会でも花村を瞬時に縛り上げてくれたし……」

    西園寺「瞬時に縛り上げ……それができれば罪木をいじめやすそう! おーい! 日向ー!」





    日向「気付かれたか……」





    西園寺「日向おにぃー!」





    日向「おにぃ!?」

















    日向「…………」

    西園寺「はじめましてー! 小泉おねぇの1番の大親友西園寺日寄子だよー!」

    日向「あぁ……」

    発動:ギャル(精神的な動じなさ)

    日向「よろしく! 俺の名前は日向創だ」

    小泉「なんだかんだ、アンタはウチのクラスの面々と結構関わりがあるわよね……」

    西園寺「へぇー、どうしてわたしの事は避けていたのかなー?」

    日向「別に避けてたわけじゃないぞ……」

    西園寺「ま、せいぜいおねぇに嫌われないようにねー?」

    小泉「今のところは特にそんな要素はないけどね……頼りないって感じでもなさそうだし」

    西園寺「ところでさっきは何してたのー? もしかして、影からわたし達を見てたの? キモいよー!」

    日向「否定はしないがキモい呼ばわりはやめてくれよ……小泉に用があったけど、2人の邪魔したら悪いと思って……」

    西園寺「なるほどねー、少なくとも左右田おにぃよりは空気読めるんだ」

    小泉「所構わず“ソニアさーん!”って突っ込むあいつは例外でしょ……」

    日向「あはは……」

    小泉「で? 何か用なの?」

    日向「あぁ、実は……」


















    小泉「写真を?」

    日向「あぁ。ちょっと撮ってみたいんだ」

    小泉「ふーん、じゃあ…… >>185

    1.ここで日寄子ちゃんのことを撮ってみて
    2.とりあえず今まで撮った写真を見せてみて
    3.実習棟にスタジオがあるからそこに行きましょう

  185. 185 : : 2024/07/06(土) 09:54:35
    3で
  186. 186 : : 2024/07/06(土) 10:21:07
    日向「スタジオ?」

    小泉「もしかして、風景が撮りたい?」

    日向「いや、ジャンルは問わないけど……スタジオなんてあるんだなと思って」

    西園寺「わたしが踊るための舞台もあるよー」

    日向(金かけ過ぎじゃないかこの学園……)















    本科実習棟、スタジオ━━


    日向「おぉ……七五三とかで写真を撮りに行く店みたいなスペースだ……」

    小泉「でしょ? 照明もいろいろあるし、最近大河ドラマでも使われてるLEDウォールスタジオも隣にあるわよ」

    日向(やっぱり金かかりすぎだろ……!)

    小泉「まぁ、もし“超高校級の監督”とかが来たら取られちゃうかもしれないけどね」

    西園寺「そのLEDスタジオで、過去のわたしの講演を収録したBlu-rayのジャケット? の撮影したことあるよ! 一面の桜吹雪を背景にね!」

    小泉「桜なんて咲いていない季節だったからねぇ……」

    日向(こうやって間接的に本科の良さを世間にアピールしているのかもな……)

    小泉「それじゃ、日向も写真撮ってみようか。カメラは……使い方わかる?」

    日向「あぁ、知識はある」

    小泉「よし、じゃあこのキルリアンカメラ……」

    日向「…………」←苦虫を噛み潰したような顔

    小泉「冗談よ」
  187. 187 : : 2024/07/06(土) 11:09:38
    小泉「じゃあ、被写体は……」チラッ

    西園寺「…………え、わたし? おねぇでいいじゃん!」

    小泉「アタシはいいよ……それに日向にアドバイスとかしてみたいし」

    西園寺「えぇー……」

    日向「ごめんな西園寺」

    西園寺「……別にいいけどさ。下手くそに撮ったら目玉をカレースプーンでほじくり出してやるからね」

    日向(具体的すぎて怖い……!)















    日向「うーん……こうか……?」

    小泉「なるほどね、姿勢、カメラの位置、角度……中々わかってるわね」

    日向「とりあえず撮ってみよう……」カシャッ

    西園寺「どう? どんな感じ?」

    小泉「…………うーん、いいといえばいいんだけど……」

    西園寺「おねぇの写真みたいな魅力は感じられないかなぁ……」

    日向「うーん……」

    小泉「日寄子ちゃんの表情がよそ行きだからかな……?」

    西園寺「えぇ!? わたしの演技力をフルに使って笑顔にしたのにぃ!?」

    日向「確かに、さっき小泉が西園寺を撮ってた時のあの笑顔は良かったな……」ピコン

    発動:超探偵(念写)

    西園寺「わたしに文句があるって言うの?」

    日向「いや、違う。俺だよ。小泉は最高の表情を引き出す才能があるんだ」

    西園寺「確かに……」

    日向「風景ならともかく、人物となると“相手”の存在が必要不可欠だからな……それが俺には足りなかったのか。初対面だし」

    西園寺「なかなか見る目あるじゃん、おにぃはどこのクラスで何の才能があるの?」

    日向「いや、俺は予備学科だ。才能も、特にはない……」


     (超高校級ではないものの18個あるやろがい)

    西園寺「ふーーん…………まぁ、才能や権力が全てじゃないしいいんじゃなーい?」

    小泉「あら、誰にでも毒舌な日寄子ちゃんが珍しい」

    西園寺「……おねぇの前だから気ぃ使ってんの」

    日向「……というか、小泉あまりここ使ってないんじゃないか?」

    小泉「あれ、わかるんだ……うん。そう、アタシはその時その時の瞬間を撮るのが好きだから……わざわざスタジオで準備して、ってのは少ないんだ」

    日向「そうなのか……」

    小泉「ところでさっき何か音がしてたけど、何?」

    日向「あぁ、俺の手帳が……」

    西園寺「うわ、何それ」

    日向「……念写のフォルダに写真が1枚追加されてるな」

    小泉「念写!?」

    日向「あぁ、過去の記憶を静止画として記録するんだ」

    西園寺「それが才能じゃなくてなんだってんだよ!」

    小泉「ちょっと見せてもらってもいい?」

    日向「あぁ、いいぞ」

    小泉「へぇー、どれどれ……」

    日向(ん? 念写フォルダ……?)

    西園寺「わたしにも見せてー!」

    日向(!? やばい、(>>84)マッサージの時の七海のセクシーな写真が……! )
  188. 188 : : 2024/07/06(土) 11:47:00
    小泉「……何これwwwっ、九頭龍がっwwwかわいいwww」

    日向「え? 九頭龍?」

    西園寺「え? …………何これwwwww」

    日向「ちょっと見せてくれ……あぁ、あの時(>>97)の……!」

    ここでちょっと補足のコーナー

    寝言ってありますよね。

    それと同じで日向は“寝念写”をしてるのです。

    印象的だった記憶が勝手に念写フォルダに記録される……

    最大保存枚数は10枚。

    そして、過去の念写だった悲しげな七海や、マッサージセクシー七海は自動的に消えていたのです。

    小泉「他には……? なんでこの九頭龍がペコちゃんを抱きかかえているのwwwww」>>98

    西園寺「次はー? えっ、凄……雪染先生の水着と……この男の人誰?」

    日向「ん? あぁ、それは警備部の逆蔵さんだな」

    小泉「ここってプール……? いつ撮ったの?」

    日向「小泉達のクラスが皆で出かけたっていう日に水泳で勝負したんだ(>>102あたり)」

    西園寺「確かに、こんな濡れる場面で写真なんて撮れないから……念写ってのは本物なのかな……」

    小泉「次は……うわっ、何これ映画? 黒髪の女の子がナイフ持ってる……」

    日向「あーー……そう、コスプレイベント。コスプレイベントがあったんだよ」

    日向(いきなり襲われた、なんて言わない方がいいからな……)>>113

    西園寺「次は何かな……うわ……何この……えぇ……?」

    小泉「何この左右田……」

    日向「あぁ、あの時(>>134)か……ソニアとどういう関係なんだよって問い詰めに来て……」

    西園寺「……ソニア、ね」

    日向(ソニアの事嫌いなのか……?)

    小泉「で、次は……床に倒れた蜜柑ちゃん……?」>>140

    西園寺「キモっ……」

    日向「印象に残ったから念写として現れただけで、そういう趣味じゃないぞ……」

    小泉「あとは…………………………………」

    西園寺「えー? 見せてよー」

    日向「どうしたんだ急に……あっ」

    確かに、>>84で念写したマッサージ七海は消えたが……

    >>148 のマッサージ七海は消えていない!

    小泉「千秋ちゃんとはそういう関係だったのね……」

    日向「それは違うぞ!? 純粋にマッサージ師として……」

    西園寺「マッサージ?」

    日向「いや、その……」

    小泉「……あ、本当だ。唯吹ちゃんにもやってるらしき写真がある」>>150

    西園寺「痛すぎて泣いてんじゃん、かわいそー」

    日向「それは澪田が肩凝りすぎてて……」

    小泉「これで最後かな……ん、んん〜……?」

    西園寺「何? …………うわ、すごい近い距離」

    日向(これは……ソニアにキスされた時の……)>>176

    小泉「で、さっきの……日寄子ちゃんと日寄子ちゃんを撮ってるアタシ、か……」

    西園寺「うわー、なんか、これがエモってやつー?」

    小泉「……なんだかアタシも負けていられないな」

    日向「え?」

    小泉「仕組みはわからないけど、記憶を念写するんでしょ? 1番印象的な場面が念写される以上……正直、とてもいい写真だと思う」

    西園寺「確かにいい写真かもねー。あと九頭龍おにぃのやつ何かしらの手段でくれない? 面白いし」

    小泉「……その日その時、そこでレンズを構えられてるという前提があるうえでの、最高の写真で上回ってみせるから、覚悟してなさいよね」

    日向「あ、あぁ……」

    何故か小泉にライバル認定されたようだ……
  189. 189 : : 2024/07/06(土) 11:52:46
    日向「けど、俺も生の写真でいいのが撮りたいんだ」

    小泉「……わかった。じゃあ外に行きましょう」

    西園寺「お、おねぇが静かに燃えてる……」

    日向と小泉の写真対決は夕方まで続き……

    日向は若干手術に遅れそうになった。



    ◇◆◇◆

    「さて、次の才能はどうする?」


    「 >>190 かな」
  190. 190 : : 2024/07/06(土) 12:55:53
    鑑定士
  191. 191 : : 2024/07/06(土) 14:21:29
    「日寄子鑑定士……」


    「超高校級の日本舞踊家は女なのか男なのか鑑定するんだな」


    「男女の違いをしっかり見定めて……」


    「いろいろ測ったりしてな」


    「鑑定するために着物を脱がせるわけだな」


    「何言ってんだお前馬鹿なこと言うな」


    「途中までノッてくれてたのに……」


    ◆◇◆◇






    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・超探偵
    ┗(念写、降霊術、生命体探知、変装、時戻し)
    ・マッサージ師
    ・プログラマー
    ・ギャンブラー
    ・水泳選手
    ・魔術師
    ・忍者
    ・占い師
    ・コスプレイヤー
    ・エスパー
    ・発明家
    ・執事
    ・合気道家
    ・写真家
    ・鑑定士 new!



    日向「鑑定士か……物の価値がわかるってことか?」


    ……………何すればいいだろう?


    鑑定士の才能を使って何をしてみる? >>192
  192. 192 : : 2024/07/06(土) 14:59:15
    77期生たちが倉庫の棚卸しをしてたから片っ端から鑑定してみる
  193. 193 : : 2024/07/06(土) 19:19:45
    日向「あっ、そういえば……」













    昨日━━

    西園寺「あーあ、明日は倉庫の棚卸しかー、めんどくさいなー」

    日向「棚卸し? 倉庫があるのか?」

    小泉「そう。先生の……雪染先生の提案でね。「皆で掃除するわよーっ!」って言い出して」

    西園寺「わたしサボってアリさん潰してようかなー」

    日向「強制参加なのか?」

    小泉「いや、そうじゃないけどね。授業だって受ける義務ないし……ってか“予備学科生の日向くん”は大丈夫なわけ?」

    日向「あぁ、今一応俺は授業免除の特待予備学科生らしいからな」

    小泉「なにそれ……」

    日向「もしかしたら、なんらかの才能に目覚めそうになったから……とかかもな」

    ※適当に言ってます

    >>52 特待予備学科生なのは本当です

    小泉「なら、アンタも来る? 結構な人数と顔見知りなわけだし」

    西園寺「それがいいよー、わたしの奴隷としてこき使ってあげるねー」














    日向「…………倉庫ってどこだ……?」














    本科正門前━━

    逆蔵「……ん? どうした? 雪染」

    日向(雪染に変装)「逆蔵くん、倉庫って、どこだったかしら……」

    発動済:超探偵(変装)

    逆蔵「昨日掃除するとか言っていたあれか? 実習棟の方だろ?」

    日向(雪染に変装)「あぁ、そうだった……わ! ありがとう逆蔵くん!」

    逆蔵「おお、あと……………忘れんなよ。本来の目的を」

    日向(雪染に変装)「…………???」

    逆蔵「……ハァ、おいおい。学園側が何か隠してないかを探るんだろ」

    日向(雪染に変装)「も、もちろん忘れていないわ! またね!」

    逆蔵「…………ったく、大丈夫か?」

    雪染「どうしたの? ため息ついて」

    逆蔵「!? い、今……向こうに走っていかなかったか……?」

    雪染「何言ってるのよ……変な逆蔵くん。じゃ、今日の任務は任せてちょうだいね」

    逆蔵「あっ、あぁ………………疲れてるのか? オレ……」
  194. 194 : : 2024/07/06(土) 20:14:29
    本科実習棟、倉庫前━━

    日向「おっ、皆集まってるな」

    小泉「あっ、来た来た。千秋ちゃん、日向来たよ」

    七海「な、なんで私を呼ぶの……」

    澪田「だってー、真昼ちゃんが今日の掃除に創ちゃんを呼んだって言ったら嬉しそうにニマニマし……もがっ!」

    七海「ちょっとやめてってば……」

    罪木「あのあの、鼻も口も押さえたら息ができませぇん……」

    西園寺「うっさいゲロ豚。しゃべんな」

    日向(ゲロ豚!?)

    左右田「…………」ジロッ

    日向(左右田が凄い剣幕で見てくる……)

    田中「……久しいな、好敵手よ」

    日向「おっ、田中! そうだな……確かに、会う頻度は少なかったな」

    田中「ククク……今宵は破壊神暗黒四天王の蹂躙を見せてやるとしよう……」

    と、なんやかんや挨拶や雪染の合流なんかがあって。














    雪染「よし! それじゃあ倉庫の棚卸しを始めるわよ! 何があったかをしっかりメモしてちょうだい!」

    七海「日向くん! 頑張ろうね!」

    日向「そうだな……やってやるぞ!」

    終里「おーい! これなんだ!?」

    弐大「ん……なんじゃ? これは……」

    >>195 何がでてきた?
    (価値のあるナシはこちらで判断します)
  195. 195 : : 2024/07/06(土) 20:39:27
    凄く地味な備前焼の壺
  196. 196 : : 2024/07/06(土) 21:29:45
    日向「どれ……見せてみてくれ」

    発動:鑑定士

    日向「こっ、これは……」

    雪染「あら、それ知ってるわ!」

    日向(じっ、180,000円……国宝ってわけじゃないけど中々の価値だぞ……)

    雪染「なんか、チカチカチロチロみたいな超高校級の花火師が火薬入れに使ってて怒られたらしいの」

    ※テッド・チカチーロ

    終里「ふーん……あっ」ガシャーン

    日向「うわああああああ!!!!」

    発動:超探偵(時戻し)















    雪染「あら、それ知ってるわ!」

    日向「終里、よく持ってるんだぞ……それ、値段的には180,000円くらいの価値があるからな……」

    終里「ま、マジかよ……そんだけあったら肉が食べ放題じゃねーか……」

    弐大「それが何故倉庫なんぞに放置されとるのかのぉ……」

    雪染「へぇー、それそんなに価値があるのね……多分、過去に超高校級の陶芸家が作ったとかじゃないかしら」

    七海「日向くん、鑑定できるんだ……」

    日向「あぁ、ちょっとハワイで親父に習ってな……」

    日向(言い訳が苦しい……!)

    花村「ん!? これは何!?」

    日向(あぁ、またあっちでも……)

    >>197 何がでてきた?
    (価値のあるナシはこちらで判断します)
  197. 197 : : 2024/07/06(土) 23:02:49
    虎と龍が描かれている掛け軸
  198. 198 : : 2024/07/06(土) 23:40:24
    花村「すごく価値があったり……するのかな?」

    狛枝「どうだろうね?」

    左右田「虎と龍……よくあるデザインな気もするけどなァ……」

    日向「どれ……」

    発動:鑑定士

    日向「……確かに20,000円くらいするけど、市販品の定価って感じだな」

    花村「なんだ残念」

    狛枝「そもそもそんな安物、才能あふれる皆が使うことなんてないんじゃないかな。だからこそ倉庫に眠っているのかも」

    日向「けど、さっきの壺みたいな例外もあるかもしれないからな……」

    狛枝「よし、なんだか楽しくなってきたぞ」














    しばらくして…………














    雪染「ゆ、ゆゆしき事態よ……これは何かしら……?」

    >>199 何がでてきた?
  199. 199 : : 2024/07/07(日) 03:52:31
    封印と札が貼られた怪しい箱
  200. 200 : : 2024/07/07(日) 20:53:43
    日向「どうしたんでs……」

    発動:鑑定士
    発動:魔術師
    発動:エスパー

    日向(これは、まずい……価値なんて0円だけど……)

    雪染「ねぇ日向くん、これ開けていいと思う?」

    日向「いや、やめておいたほうが……」

    日向(中にはとんでもない……とんでもない性的興奮を引き起こすお香が入ってる……超高校級の香司でもいたのか……?)

    雪染「でも、この中に学園の秘密に関わる何かが……」

    日向「駄目ですって」

    雪染「…………」

    日向「……ダメですよ」

    雪染「…………はい」

    期待した人は残念でした。
















    雪染「ふぅ、あらかた終わったかしらね……これといったお宝ももうなかったかしら」

    西園寺「なんか呆気なく終わったねー」

    左右田「オレに任せてサボってただろーが!」

    西園寺「くすくすっ……」

    澪田「おーい! なんか出てきたっすよー!」

    日向「そ、それは >>201 !」
  201. 201 : : 2024/07/07(日) 21:45:15
    過去視が出来る虫眼鏡
  202. 202 : : 2024/07/07(日) 22:49:20
    九頭龍「かこし……何の事だよ」

    日向「あぁいや、虫眼鏡だよ、アンティークの」

    日向(過去視が出来る……ってどういうことだ?)

    (……ん、なんだ? やすやすと僕の過去視は使わせないよ)

    日向(能力が増えてないのに幻聴の方が増えた!?)

    辺古山「……普通の虫眼鏡のようだな」

    日向は虫眼鏡を手に取ると、それを覗いてみた。

    すると、七海が「頑張ろうね!」と言っていた時の風景が見えた。

    日向(2時間くらい前、か……?)

    その時。

    ピコン♪

    『才能』

    エスパーと呼応し、超探偵に「過去視」が追加されました

    (…………)

    日向(…………けど、この虫眼鏡がないと出来ないみたいだな……)

    雪染「とにかく、あった場所に返しましょう?」

    澪田「はいっすー!」

    日向「ちょっと待ってくれ澪田、俺も行く」

    澪田「ん? 別にいいっすけど……こっちっすよー」

    日向(いざって時に使えるように所在は知っておきたいからな……)

    澪田「でも、なんだってこんな奥まったところにしまわれてたんすかね?」

    日向「アンティークの虫眼鏡だし、誰かの忘れ物で厳重に保管してた……とか」

    澪田「ふむふむなるほど……」

    日向(過去視……やっぱり、できればこの虫眼鏡を手元に置いておきたいな……)

    澪田「んじゃ、皆のところに戻るっすー!」

    日向「あぁ、そうだな」

    澪田「先に行ってきまむーっ!」

    日向(澪田が見えなくなった隙に……)

    日向「よし! これで今後いろいろな場所の過去視で何かができるぞ!」

    日向は虫眼鏡を手に入れt

    澪田「…………創ちゃん? 盗んじゃダメっすよ?」

    日向(しまった……もたついた……)

    発動:超探偵(時戻し)

     (窃盗でちゅ!まさに窃盗でちゅ!)

















    雪染「というわけで皆お疲れ様! どこかで休憩でもする?」

    花村「その休憩って、どんな意味ですかね?」

    七海「天殺龍神拳!」ドガッ!

    花村「ぷぎっ!」

    御手洗「もう疲れたし解散にしない?」

    罪木「そうですねぇ……」

    雪染「あら、そう……じゃ、解散ってことで!」















    ◇◆◇◆


    「どんどん増えていく日向の特殊能力」


    「なんであれが“超探偵”とかいう分類なんだろうな」


    「とりあえず、次の才能は >>203 でいいか」
  203. 203 : : 2024/07/07(日) 23:57:31
    霊能者
  204. 204 : : 2024/07/08(月) 20:28:31
    「霊能者……って、エスパーと被ってないか?」


    「いや、霊能力とは違うと思うぞ」


    「でも似てるよなぁ……いいのか?」


    「なーに、野球とソフトボールを同じなんて言うやつはいないだろ?」


    「いやあんなの同じだろ」


    「だからそれと一緒で……あ? なんだと?」


    「お前こそ、この前羽山あやかも舞園さやかも同じだとか抜かしやがったよな!?」


    「一緒だろうがアイドルなんてよぉ!」


    ◆◇◆◇



    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・超探偵
    ┗(念写、降霊術、生命体探知、変装、時戻し、過去視、幽体離脱 update!)
    ・マッサージ師
    ・プログラマー
    ・ギャンブラー
    ・水泳選手
    ・魔術師
    ・忍者
    ・占い師
    ・コスプレイヤー
    ・エスパー
    ・発明家
    ・執事
    ・合気道家
    ・写真家
    ・鑑定士
    ・霊能者 new!




    日向「霊能者……? 幽体離脱……?」

    (…………私と同じ力を持ってるんだね……)

    日向「また幻聴が……」

    (はぁ……いつか死にたい……)

    日向(…………………………してみるか……幽体離脱……)

    幽体離脱してどこ(誰のところという言い方でもOK)に行ってみる? >>205
  205. 205 : : 2024/07/08(月) 21:14:24
    七海と終里とソニアと罪木が女子会している所に行ってみる
  206. 206 : : 2024/07/08(月) 22:20:34
    日向は改めてベッドに寝転がると、意識を集中させた。

    発動:霊能者
    発動:超探偵(幽体離脱)


    日向(お、おぉ……俺の身体が目の前にある……)

    (できたんだね……まぁ、少し危険もあるかもしれないけど……楽しんでね)

    日向(危険!? ……まぁ、何かあっても時戻しで……)

    (…………君の時戻しも、フ……彼女同様時計が必要なんじゃないのかな)

    つまり時戻し禁止です。

    日向(…………そう、だな……最近時戻しに頼りすぎだったし、気をつけないとな……よし、七海のところへ行こう)
















    日向(……どうやって部屋から出るんだ? 物にも、触れないし……)

    (……幽体離脱した時点で、君の身体は物理法則から解放されているはずだよ……床の上に立つものだと認識しているから、沈んでいないだけ……)

    日向(今日の幻聴、親切だな……)

    (…………少し話しすぎたかな。まぁ、初心者はドアをすり抜けて出入りするといいよ。そういうものだって認識が強いはずだからね……)

    日向(ありがとう……ダウナーな幻聴の人)


















    日向(な、なんだこれ……)

    日向の目の前には、顔のついた人魂のようなものが見えている!

    (行き場をなくした死者の霊だね。触らないようにしたほうがいいと思うよ……)

    日向(こ、怖い……!)
  207. 207 : : 2024/07/08(月) 22:29:40
    本科実習棟━━

    ソニア「第14回、女子会を始めさせていただきます!」

    終里「おう!」

    罪木「えへへ……楽しみですぅ」

    七海「今日は人数が少ないね」

    ソニア「あいにく、辺古山さんはいつも通りお忙しく、小泉さんと西園寺さんは2人で……お風呂? に行かれて……澪田さんは道端で酔っ払いに絡まれて来れないそうです」

    終里「酔っ払いってのは一番面倒な生き物だからな」

    罪木「それで……今日は何をするんですかぁ?」

    ソニア「といっても、特には決めてないんですけど……とりあえず、 >>208 について話すというのはいかがでしょう?」
  208. 208 : : 2024/07/08(月) 23:01:16
    皆さんは日向さんの事をどう思ってますか?
  209. 209 : : 2024/07/09(火) 00:06:06
    七海「えっと……友達だけど」

    終里「ライバルだな!」

    罪木「お友達……でいいんですかねぇ……」

    ソニア「なるほど……」

    七海「でも、どうして日向くんの話に?」

    ソニア「はい。学級裁判及びそのお疲れ様会では全員がその場に介しましたし……それぞれ日向さんと関わりがあるようですよね!」

    罪木「そうですねぇ……」 

    終里「あぁ! あいつメキメキ強くなっててわくわくしてくんぞ!」

    ソニア「これは、もしかして男女○人物語的な、トレンディドラマのような展開なのではないでしょうか!」

    罪木「そ、そうですかぁ……?」

    ソニア「日向さんと関わるようになってから、いろいろなことが起きているような気がします! 波乱の幕開けぜよっ!」

    七海「……確かに、私とゲームする時間が減ってるかも」

    終里「おっ、嫉妬か? 七海」

    七海「べ、別にそんなんじゃ……」

    日向(…………途中から聞いてるが、なんて気まずい空間なんだ……)

    罪木「ほ、他の人はどう思ってるんでしょうか……」

    終里「小泉とかか?」

    罪木「うゆぅ……そういえば前に、日向さんと一緒に(周囲の)写真をたくさん撮っているのを見かけました……」

    七海「日向くんと一緒に、写真を……たくさん……!?」

    罪木「あぁ、でも西園寺さんもいたような……」

    七海「両手に花……」

    終里「そういや、澪田と肩組んで(打ち上げする為の)店に入っていったの見かけたぜ!」

    七海「肩を組んで……!? お店……!?」

    ソニア「辺古山さんは……誰かと仲良くしてる姿をあまり見かけないですね……」

    七海「前に日向くん達とUNOした時に、九頭龍くんに介抱されてたなぁ……」

    罪木「どうしてUNOをしていて介抱なんて言葉が出てくるんですかぁ!?」

    日向(……俺、女子とばかり遊んでるな…………)

    ソニア「それでは次の議題です!」

    罪木「会議だったんですかぁ……?」

    ソニア「 >>210 !」

    何について話すかをお書きください
  210. 210 : : 2024/07/09(火) 01:10:15
    もし彼氏が出来たらしてもらいたい事は?
  211. 211 : : 2024/07/09(火) 08:17:25
    七海「うーん……一緒にゲームして…………もし寝落ちしても部屋まで運んでもらえたらいいな……」

    罪木「か、彼氏ができたなら部屋でゲームすればいいんじゃないでしょうかぁ……あっ! すみませぇん……私生意気なこと言ってしまいまして……」

    七海「……そっか、普通に私の部屋でやればいいよね」

    終里「うーん、彼氏? あんまそういうの興味無ぇけど……とりあえずうまい飯を食わせてくれるやつがいいな!」

    ソニア「花村さんとか……?」

    終里「……なんか違う気がしてきたな。そういうオメーはどうなんだよ」

    ソニア「わたくしは…………………………」

    罪木「……?」

    ソニア「王女という立場上、彼氏を取っ換え引っ換えはできないんですよね……」

    七海「取っ換え引っ換えは誰でも良くない……と思うよ」

    ソニア「でも、この間の日向さんの執事ごっこは楽しかったですし……わたくしが退屈しない毎日を送らせてくれるなら、それが一番かもしれませんね。彼氏じゃなくてもいいのかも」
     
    七海「執事ごっこ……?」

    日向(七海がすごく真剣な表情で眉間にシワを寄せてる……今度聞かれるんだろうな……)

    七海「まぁいいか。それじゃ罪木さんは?」

    罪木「……いえ、私にそんな人は恐れ多いですぅ……穏やかに、過ごせたらいいですよねぇ……」

    日向(……よく知らないけど、罪木って過去に何かあったのか…………?)

    罪木「あ、あれ……? すみませぇん……昔のことを思い出したら、あの、あのあの……うゆぅ……またすみませぇん……なぜだか涙が……あれあれ……?」

    ソニア「罪木さん!?」

    罪木「このような場に呼んでもらえてるだけでも光栄だなと思ったら……」

    終里「おい泣くなよ……この前のうめー煮物運んだあの時も普通にいただろ?」

    罪木「あの時は飲み物を持ってきてたから、受け入れてもらえただけで……」

    日向(な、なんだこの自己肯定感の低さは……過去にいじめられたりしてたのか? 超高校級……なのに?)

    ソニア「そんなことありません! 皆さん罪木さんが大好きですよ!?」

    七海「うん、それに賛成だよ?」

    日向(皆いいやつだな……ん? あれは……)


    日向のすぐ近くに、死者の霊が近づいてきていた。


    日向(うわ、やばい! 早く俺の身体に戻らないと…、!)


    日向が去った後、女子会は罪木を励まそうの会になったらしい。

















    日向「…………ハァッ、ハァ…………怖かった……戻ってきたな俺の身体……」

    さて、霊能者、霊能力といえば……

    日向「幽体離脱しなくても、死者の霊を見ることができるんじゃないか……?」

    (……やめておいたら? 普段から気になってしまうかもしれないよ……)

    日向「…………確かに」
















    ◇◆◇◆


    「さーて、次の才能は……?」


    「 >>212 でどうだ」
  212. 212 : : 2024/07/09(火) 09:14:35
    レーサー
  213. 213 : : 2024/07/09(火) 15:37:14
    「……レースするのか?」


    「こいつはバクアゲだな」


    ◆◇◆◇




    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・超探偵
    ┗(念写、降霊術、生命体探知、変装、時戻し、過去視、幽体離脱)
    ・マッサージ師
    ・プログラマー
    ・ギャンブラー
    ・水泳選手
    ・魔術師
    ・忍者
    ・占い師
    ・コスプレイヤー
    ・エスパー
    ・発明家
    ・執事
    ・合気道家
    ・写真家
    ・鑑定士
    ・霊能者
    ・レーサー new!



    日向「読むのも一苦労になってきたな……なになに……レーサー……?」

    しかし日向は運転免許を持っていない……。

    日向「……ロードレーサーってことか?」

    ロードレーサーとは、今で言うロードバイクのことである。

    80年代までは“レーサー”呼びが一般的だったようだ。

    日向「つまり、自転車に乗るのがうまくなるということか……」




    誰かとレースする?

    それとも誰かとのどかにサイクリングする?

    >>214 (別に一人でもいいです)
  214. 214 : : 2024/07/09(火) 19:10:04
    七海と罪木と終里とソニアと九頭龍でサイクリングする 後方から左右田と花村が密かにつけてくるオマケ付き
  215. 215 : : 2024/07/09(火) 23:41:32
    日向(誰か誘ってサイクリングでもするか……)















    ソニア「というわけで、罪木さん励まし親衛隊と賭けUNOカルテットでサイクリングです!」

    九頭龍「どっちもなんだそりゃ……」

    罪木「えへへ……私の大好きな皆さんと一緒にサイクリングですぅ……」

    日向(あのあとだいぶ褒められまくったんだろうな……)

    終里「オレは左右田のやつが用意してくれた、ペダルが超重ぇ特製自転車で行くぜ!」

    七海「頼んだら大喜びで花村くんがお弁当作ってくれたよ」

    九頭龍「あー……で、オレが運ぶ係として呼ばれたわけだな」

    日向「力持ちって言うなら、終里でもよかったんじゃないか?」

    終里「オレが持ってたらすぐに食い尽くしちまうぞ?」

    日向「自分で言うなよ……」


    そんな彼らの後方に、2つの影……













    左右田「またしてもソニアさんに誘われなかった……」

    花村「お弁当作りを頼まれたらぼくも一緒に行くのかと思うよね!?」

    左右田「なんでついていかなかったんだ?」

    花村「すごい笑顔で「ありがとう!」って去られて、なんか納得しちゃったんだよねその時は」

    左右田「確かに七海に笑顔で何か言われたら、なんか納得しちまうよな……」

    花村「というわけで、尾行して皆のことを観察してやろうかと思うんだ!」

    左右田「そんなこともあろうかと……じゃん!」

    花村「……なにこれ」

    左右田「タンデム自転車だ! 東京が一番公道解禁遅かったやつ!」

    花村「もっと、全自動の車とか……」

    左右田「免許持ってないだろ?」

    花村「おっしゃるとおりですね……」
  216. 216 : : 2024/07/10(水) 07:37:47
    罪木「ところで、目的地は……?」

    九頭龍「悪いが、学園外は遠慮させてくれねぇか?」

    七海「どうして? 何か理由があるの?」

    九頭龍「オレ……というか、九頭龍組に恨みを抱いてる奴らもいるからな。そんな奴がもし襲撃してきたらテメーらに迷惑かけちまうからよ」

    終里「ん? (>>100)前は普通に出かけたじゃねえか」

    九頭龍「あの時は、ペコがいたからよ……」

    日向「辺古山がどうかしたのか?」

    九頭龍「! いや、なんでもねーよ」

















    左右田「なかなか出発しないな……」

    花村「うーん、いったい何を話してるのかな?」

    左右田「もしかしたら、今頃行き先を決めてるのかもな……」

    花村「あまりにもノープランだね……」
  217. 217 : : 2024/07/10(水) 08:09:35
    とりあえず、そのへんをブラブラすることになった……

    順番としては

    前←→後

    終里 九頭龍 七海 ソニア 罪木 日向

    このような感じになった。

    公道ではないとはいえ、横に広がって漕いでいたら危ないですからね。

    ちなみに、服装は学校指定の体育着(原作で苗木や舞園が走ってる写真のあれ)である。

    ゆえに、(立ちこぎしてる罪木のパンツがモロに……!)とかいう展開はない。

    ……ほえ? そもそもお尻の形がえっち?

    …………。

    外道でちゅ! まさに外道でちゅ!

    おかえりくだちゃい!

    終里「よし! それじゃあ行くぞ!」ギュンッ!

    九頭龍「ちょっ、速っ……クソが! 追いつくぞ!」

    七海「あれ、これってレースだったっけ……」
















    左右田「おっ、動き出したな! 行くぞ!」

    花村「ねぇ、なんでぼくが前なの!? 後ろの方が操作が少なくて楽なのに!」

    左右田「逆だったらオメーが前が見えないとか言うだろ!」

    花村「確かにそうだね!」
  218. 218 : : 2024/07/11(木) 17:31:28
    終里を先頭に、目的もなくブラブラ……いや、全力で駆け抜けていく自転車集団。

    九頭龍「く、クソ……あいつの自転車(チャリ)、バカクソ重ぇんだよなぁ!? どうなってんだよ!! ……しかもオレだけ荷台に弁当乗っけてるぶん神経使うしよォ!」←普通の六段変則

    七海「…………」←電動アシスト

    ソニア「…………♪」←電動アシストかつチェーンレス

    罪木「はわわ……うゆぅ……」←電動アシスト

    日向「ハァッ、ハァッ……ハァ…………っぐ……ハァッ……ヒュー……ヒュー……ゲホッ! ゴホッ……」←電動アシスト

    おや? 才能を得たはずの彼がどうしてこんなに疲れているのでしょうか。

    日向(や、やっと……罪木が転ばない未来になった……)

    どうやら何度も時戻しを使ったようです。

    日向(し、しかし……うるさい上に距離があるから……会話なんてできないな……俺はエスパーで心を読めるけど……今は時戻しのせいでそんなことしていられない……)

    ※それぞれのセリフが誰にも聞こえていません。

    罪木「ひゃっ!?」

    日向(嘘だろ……またバランスを崩し……!)

    罪木「……ふぅ、転んじゃうところでしたぁ…………」

    日向(し、心臓に悪い……)
















    左右田「どうだ花村! オレ特製のタンデム自転車の乗り心地は!」

    花村「うん! 左右田くんとこんな距離でいられるのも最高だし、乗り心地も最高だね!」

    左右田「変なこと言うなよな……」

    花村「……あれ? もしかしてだけど……皆が乗れるタンデム自転車を用意できたらよかったんじゃない?」

    左右田「………………」

    花村「………………」

    左右田「それだよ! その発想が必要だったんだ! クソぉ……次回からそうしてみるぜ……」
  219. 219 : : 2024/07/11(木) 18:21:32
    終里が自転車から降りて、木に登っている。

    終里「風が気持ちいいぜ……」

    九頭龍「ハァ……ハァ…………つまり、目的地はここってことでいいんだよな……?」

    七海「……ふぅ、いい風だったなぁ」

    ソニア「まぁ、絵に描いたような丘ですね!」

    罪木「ここでお弁当食べるんですねぇ……あっ!? ……………………………………………あ、あぁありがとうございます日向さぁん……」

    日向「ハァー……ハァー……」

    九頭龍「……見間違いじゃなければ罪木がバランスを崩す前に降りて走り出してなかったか?」

    日向「も、もしかしたら……と、思っ……てな……」

    罪木「それにしても、すごい汗ですよぉ……? 大丈夫ですかぁ……?」

    日向「あぁ、大丈夫……疲れただけだ……」














    花村「左右田くん、どう? 直りそう?」

    左右田「今やってるんだけどよォ……」

    花村「……まさかチェーンが外れるなんてね……」

    左右田「あー、クソッ、ソニアさんに会いたい気持ちがオレの手元を狂わせるぜ……」

    花村「ぼくには応援しかできないけど……あっ、そうだ! すぐそこに自販機があるから何か買ってくるよ! 何がいい?」

    左右田「コーラ!」

    花村「了解!」
  220. 220 : : 2024/07/11(木) 18:33:30
    5分後━━

    左右田「直った! 行くぜ花村!」

    花村「了解だよ!」





    タンデム自転車で仲良く(?)日向達の場所へたどり着いた、というか見えた2人。

    そして目に入った景色とは!? >>221

    1.皆で仲良く花村作のお弁当を食べている
    2.七海が日向を膝枕している+他の皆が弁当
    3.ソニアが日向を膝枕している+他の皆が弁当
    4.罪木が日向を膝枕している+他の皆が弁当
    5.終里が日向を膝枕している+他の皆が弁当
    6.九頭龍が日向を膝枕している
    7.まさかの日向雑魚寝、他の皆がお弁当を食べている
  221. 221 : : 2024/07/11(木) 19:17:13
    3 そのほうが面白そうだ(笑) ただ希望をお願い出来るなら女子全員日向に膝枕してくれたら嬉しいです
  222. 222 : : 2024/07/11(木) 21:37:17
    左右田「おっ、あそこにい……」

    花村「んっ!? あれは……!?」

    左右田「ソニアさんが日向に膝枕をッ……!?」














    少し前━━

    日向(あ……ダメだ、意識が……)

    自動発動:超探偵(幽体離脱)

    日向(……あれ、勝手に幽体離脱してる……)

    (キミは……そうか、“そう”なっても自動で発動してしまうんだね……)

    日向(えっ、あれ……俺の身体に戻れない……)

    (私と違って不完全だからこそ、完全制御できていないみたいだね……)

    日向(幻聴の人が日をまたぐことがあるんだな……)

    (もしもキミが死んだら、この場所に地縛霊の如く留まるのかもね……エレベーターの彼女のように)

    日向(エレベーター……? 裁判場に向かう時の……?)

    (いや、こっちの話だよ……邪魔して悪かったね……)

    日向(なんだかんだ、幻聴の中で一番意思疎通が出来そうだったな……)

    つまり、今から起こることをムッツリ犯罪者予備軍予備学科くんは見ているということです。きゃっきゃっきゃ!















    九頭龍「おっ……大丈夫か? 日……気絶してる……」

    罪木「と、とりあえず寝かせましょう……」

    日向を寝かせる九頭龍……だが、地面に髪をつけるのもなと思い、意図せず膝枕の形となる。

    九頭龍「……ん、どうした?」

    罪木「…………」

    ソニア「…………」

    七海「…………」

    終里「弁当貰うぞー!」ガツガツムシャムシャ

    九頭龍「……代わるか?」
  223. 223 : : 2024/07/11(木) 22:21:58
    ターン1 七海

    七海「…………」

    九頭龍「…………」

    罪木「…………」

    ソニア「…………」

    終里「このおにぎりうめーぞ!」パクパク

    七海は優しく日向の頭を撫でた。

    日向(くそっ……俺に何の感覚も伝わってこない……!)

    七海「ちょっと心配になってくるね……」















    ターン2 ソニア(左右田たちが目撃した場面)

    ソニア「ジャパニーズ膝枕! これでメンズはイチコロだと聞きます! もしかしてわたくしにメロメロになってしまったり!?」

    九頭龍「……意識ないけどな」

    ちなみに左右田はその場に崩れ落ち、花村に慰められ♂……いや、慰められてます。

    終里「肉もうめーぞ!」ムシャムシャ












    ターン3 罪木

    罪木「日向さぁん……起きてくださぁい……」

    妙に艶めかしい手つきで頬を撫でる罪木。自覚はない。

    九頭龍「…………」

    罪木「? 九頭龍さん……どうかしましたか……?」

    九頭龍「なんかよ、触り方が……見ててくすぐったい感じがするんだよな」

    罪木「そうですかぁ……?」

    終里「わ、悪い……皆のぶんの弁当も食っちまった……」

    九頭龍「ドサクサに紛れてとんでもねーことしてるなぁオイ!」

    終里「悪かったって……胸枕してやるからさ」

    九頭龍「む、胸!? いらねーよ……許してやるからもっとテメーの身体は大事にしろよ」

    終里「おっ、タダで許されたな! ラッキー!」

    七海「胸枕……」

    日向(……おっ、お……?)

    罪木「胸を枕にする……ということは、自分自身も寝転がるってことですかぁ……?」

    日向(俺の身体が意識を取り戻そうとしてるのか……? 吸い寄せられるっ……!)

    終里「あー、いやそうじゃなくて……」

    日向「うわああっ!」ガバッ

    罪木「ひゃんっ!?」ぷにゅん

    ………………ぷにゅん?

    説明しましょう。

    罪木と日向の位置関係は……

    罪木を│
    日向を┃ とすると。




    ではなく。

    ━┥

    こう。

    つまりは、ガバッと起き上がった結果罪木の胸に顔を押し付ける形となってしまったのである。

    その光景を見て居ても立ってもいられなかった男が1人!

    花村「な、な……ずるいぞ日向くんばっかり!!」

    猛ダッシュする料理人(シェフ)!!!

    終里「花村!?」

    ソニア「あら、偶然ですわね……」

    左右田「偶然じゃないですよぉ!」

    七海「左右田くんも……もしかして追いかけてきてた?」

    ソニア「…………黙って、勝手に……隠れて……ですか……あはは……」

    左右田「やばい、ソニアさんが冷たい目でオレを見ている……」

    こうして、何か壮大な何かがありそうなはずだったサイクリングツアーは、ソニアさんが左右田に若干冷ややかな目を送るという、“日常”で幕を閉じた。















    ◇◆◇◆


    「次はどうする?」


    「次の才能は……あれ、手術に必要な鉄の棒がない」


    「おい、どうすんだよ……」


    「仕方ない、今日は才能は増えないということで……」


    ◆◇◆◇
  224. 224 : : 2024/07/11(木) 22:25:04
    翌朝━━


    日向「……あれ?」


    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・超探偵
    ┗(念写、降霊術、生命体探知、変装、時戻し、過去視、幽体離脱)
    ・マッサージ師
    ・プログラマー
    ・ギャンブラー
    ・水泳選手
    ・魔術師
    ・忍者
    ・占い師
    ・コスプレイヤー
    ・エスパー
    ・発明家
    ・執事
    ・合気道家
    ・写真家
    ・鑑定士
    ・霊能者
    ・レーサー



    日向「増えていない……おっ、メッセージが一通ある……」


    件名:才能の追加について

    本文:すまん無理だった



    日向「…………まぁ、たまにはそんなこともあるよな……」


    というわけで、既存の才能を使ったり使わなかったりして何かしましょう。

    何をしますか?

    >>225
  225. 225 : : 2024/07/11(木) 22:41:29
    七海からカラオケでも行かないかって誘われたから一緒に行く その時に七海に腕を組まれたけど悪くなくてむしろ胸が当たって幸せでした 頭の中のデスヒコが妬ましいと騒がなければ
  226. 226 : : 2024/07/12(金) 20:39:02
    日向「とりあえず七海にでも会いに行こうかな……」















    中央広場━━

    七海「…………」

    日向「あれ、どうしたんだ七海……元気ないぞ?」

    七海「あぁ、日向くん……それがね」

    どこかに遊びに行きたかった七海だが、誰も誘いに乗らなかったようである。

    小泉『ごめん、日寄子ちゃんと一緒に写真撮りに行くんだ』

    西園寺『ごめんねー?』

    御手洗『ごめん、アニメを描かないと……』

    澪田『インシュロックのライブがあるからダメっす!』

    ソニア『筋肉痛ですので……』

    弐大『終里と今日は遠征じゃあ!』

    終里『楽しみなのは飯の方だけどな!』

    花村『エロエロスープの再調整があって……』

    九頭龍『ちょっと呼び出しがあってな……』

    辺古山『……行くところがある』

    左右田『筋肉痛で無理だぜ……』

    田中『猛獣蠢くエデンへと赴かねばならない……』

    罪木『えーと……ちょっとやりたいことがありましてぇ……』

    ※狛枝は見つかりませんでした


    七海「って感じなんだぁ」

    日向「そうか……」

    七海「日向くんさえ嫌じゃなければ、カラオケでも行こうか?」

    日向「嫌だなんてそんなわけないじゃないか! 行こう七海」

    (女の子と2人でカラオケ!? 羨ましい限りだぜ)

    (カラオケか、僕もよく行ったよ……捜査でね)

    (大きな声を出して耳を破壊する催しを行う場所ですよね)

    (わざわざ大声を出すためにお金を出すなんて、私は遠慮したいな……)

    日向(幻聴同士で喋るなよ!)

     (さすがにレインコード成分が多すぎるのでもう自重しますが)

    七海「じゃあ日向くん、行こう!」グイッ

    日向(む、胸が……)

    (あー! こいつ、こいつ……おっぱいの感触を楽しみやがって! 羨ま……クソッ!)

    日向(うるさいな……)

    七海「どうしたの?」

    (どうしたもこうしたもないだろ!!)

    日向「いや、その……グイグイ来るなって思って……」

    七海「あぁ、ごめん……やっと相手が見つかったから嬉しくて、つい……」

    日向「何かのゲームのキャラの動きだったとかか?」

    七海「あっ、わかる? 実はさ〜」

    (…………)
  227. 227 : : 2024/07/12(金) 20:51:41
    カラオケ(やかた)━━


    日向(かんじゃないのか……)

    七海「フリータイム、2人で」

     (きゃっきゃっきゃ!ドリンクバーはどうするの?)

    日向「ドリンクバーはどうするんだ?」

    七海「じゃあ……お願いします」

     (なぞまるー!コップは?)

    七海「冷たい方で」

    日向「俺も冷たい方で」

     (はい、マイクと伝票が入ってる謎のカゴだよー!よろしくね!)

    七海「はい」

    日向「……何号室だ?」

    七海「11037号室だって」

    日向「どういう番号の付け方だよ!?」
  228. 228 : : 2024/07/12(金) 21:48:56
    「D○Mチャンネルを御覧の皆さん、こんにちは。舞園さやかです!」

    「カスじゃないです、アヤカスです!の羽山あやかです!」

    「青葉………















    七海「舞園さやかちゃんだ」

    日向「あぁ、写真集がすぐに売り切れたすごい子だよな」

    七海「見たいの? 写真集」

    日向「まぁ、そりゃ……俺も男だし……」

    七海「…………」

    日向(何か選択肢を間違えたか……!)

    七海「……花村くんが持ってるらしいよ」

    日向「え?」

    七海「それじゃあ歌うよ! まずは……これ!」ピッ

    日向「…………」

    七海「…………」

    日向「…………」

    七海「これデンモクちゃんと向けないと駄目なやつか……」ピッ

    日向「あるあるだな」
  229. 229 : : 2024/07/12(金) 22:22:46
    〜♪アイドルだってアビリティ

    七海「ふぅ」

    日向「七海歌上手いな……! でも意外だな。ゲーム以外には、それこそ流行りの曲なんて知らないと思ってたぞ」

    七海「ゲームのセリフにでてきてね。それで聞いて覚えてみたんだ」

    日向「なるほどな……」

    七海「さぁ、次は日向くんの番だよ!」

    日向「よし!」
  230. 230 : : 2024/07/14(日) 22:25:15
    〜♪モノクマおんど

    七海「…………?」

    日向「あれ、知らなかった……か? 江ノ島盾子の作ったキャラクターのモノクマの、その……メディアミックスの……」

    七海「ごめん、知らない領域の話だったかな……」

    日向「…………」

    七海「…………でも、いいんじゃない?」

    日向(選曲が難しいな……)


    フリータイムのはずだったが、満室となってしまったので3時間での退室となったが……

    なんだかんだ楽しんだ!

     (きゃっきゃっきゃ!ありがとうございましたー!)













    七海「そういえばお昼まだだったし、何か食べに行こうよ」

    日向「そうだな……」

    日向(選曲は間違えた気もするが、昼食は……! ここで選択を間違えるな……!)

    >>231 何を食べに行く?
  231. 231 : : 2024/07/14(日) 22:45:51
    最近美味しいスパゲッティ屋さんが出来たので行ってみる
  232. 232 : : 2024/07/15(月) 00:02:41
    七海「スパゲッティかぁ……いいよ、行こう?」
















    七海「ここかぁ、結構並んでるね」

    日向「人気店みたいだからな……」

    七海「あれ、あそこにいるの……」

    日向「ん?」

    七海「生徒会の……えっと、誰だっけ……」

    日向「あぁ、確か……黒崎と、紙衣だな。カップルの……」

    七海「才能は……なんだったっけ……?」

    日向「うーん……俺もど忘れしちゃったな……」

    七海「……ところでさ、私たちも傍からみたらカップルに見えてるのかな」

    日向「え? あぁ、うん、まぁ、その……」

    七海「いや、それはないか。男女でご飯食べるくらい普通にあるもんね」

    日向「………………………それより、前進んでるぞ」

    七海「あっ、ごめんね。前詰めないと……」













    七海「いかにもおしゃれさんがたくさん来そうな店内だね。何頼もっか」

    日向(クッ……この、磯の香りの消えぬ間にでおなじみ腐川冬子コラボ商品のペペロンチーノが気になりすぎる……)

    七海「無難にカルボナーラかなあ、日向くんは何にする?」

    日向(ただ、仮にも女子と一緒にいて……まだ他にもどこかに行くかもしれないのにニンニクは……)

    七海「ほら見て! コラボ商品だって! へぇ〜、ジェノベーゼ? が入ってるんだぁ……これにしてみたら?」

    日向「…………あぁ、そうする」
  233. 233 : : 2024/07/15(月) 23:47:44
    七海「おいしかったね」

    日向「あぁ、行列ができるだけあるな……」

    七海「まだまだ時間あるなぁ……次はどこに行く?」

    日向「そうだな……」

    >>234 どうする?(帰って次の日になってもいいし、どっかに行ってもいい)
  234. 234 : : 2024/07/16(火) 00:58:39
    近くの遊園地に行ってみる。
  235. 235 : : 2024/07/16(火) 19:05:43
    日向「遊園地でも行こうか」

    七海「遊園地かぁ、いいよ。待ち時間にゲームできるし」

    ちなみに描写はしてなかったものの、過去の七海登場シーンでゲームしてる時があります。

    …………裁判中はしてないでちゅよ?














    日向「よし、着いたな」

    七海「チケットは……2種類あるよ」

    日向「2種類?」

    七海「入場料だけのやつと、アトラクション乗り放題のやつ……どうする?」

    日向「うーん……」

    >>

    (男ならトークで盛り上げてやればいいだろ? それとも逐一オイラがセリフを教えてやろうか?)

    日向「アトラクションは、もっと人数がいるときでいいんじゃないか」

    七海「そうだね……乗りたかったら個別でお金払えばいいしね」


     (東武動物公園みたいな感じを想像してくだちゃい)

    七海「じゃあ、私が買ってくるよ」

    (一緒に買いに行くって言え!)

    日向「いや、七海。一緒に行こう」

    七海「…………」ニコッ

    と、その時。
  236. 236 : : 2024/07/16(火) 21:33:18
    「待ってくれよ!」

    思わず日向は声のする方に顔を向けた。
    人混みが少しずつ左右に分かれていき、次第に声の主の姿が見えてくる。

    「待てって!」

    どうやら、七海たち77期生の面々よりも年下の褐色肌の少年のようだ。
    走ってきた少年と七海がぶつからないように、思わず日向は七海を抱き寄せる。
    頭の中にうるさい嫉妬の金切り声が響いた気がしたが、おそらくは気のせいだろう。
    少年が駆けて行くと、それを追ってくる少女の姿が見えた。

    「待って~! 悠太ぁ〜!」

    褐色肌に、肉感的なボディに、白いシャツで胸元が強調された……
    …………ついつい、じろじろ見てしまった。
    七海に睨まれているような気もしたが、おそらくは気のせいだろう。そうであってほしい。

    「あー! もう、水上なら絶対負けないのに……」

    水上……褐色肌に肉感的なボディ……確か、どこかで見たことがあるような気がする。
    などと考えている間に、今度は見覚えのある男が走ってきた。

    「……ハァ、ハァ…………!!」

    「…………田中?」

    「あれ、田中くんだ」

    田中眼蛇夢。超高校級の飼育委員で、七海のクラスメイトだ。
    日向とは共にウサギを……捕まえていない。あまり話したこともない部類なのかもしれない。
    そして、七海が聞いた“猛獣蠢くエデン”とは、この動物公園のことだったようだ。

    「どうしたの?」

    どうやら、ふれあいコーナーで田中とたわむれていたウサギが逃げ出したらしい。
    それを追って、あの褐色の少年が走っていき、それを追って姉らしき少女も走っていったという。

    「この俺様がついていながら、魔物を抑えられなかったとは……不甲斐ない」

    超探偵の“時戻し”でなんとかならないほど、だいぶ時間が経ってしまった。
  237. 237 : : 2024/07/16(火) 22:01:17
    しかし、事態は意外にも早く収束したのである。

    「さすがは悠太だね~」

    「だろ? あとでようかん奢ってくれよ!」

    「ドーナツじゃダメ?」

    「それ、姉ちゃんが食べたいだけだろ……?」

    なんと、早々にウサギを捕まえて二人仲良く戻ってきたのである。
    そういえば、終里もすぐに捕まえてしまったっけな……なんてことを思い出した。流石は超高校級の才能の持ち主だ。
    超高校級の才能……?

    「あっ、ふれあいコーナーにいた派手な服装の人だ!」

    「すまない、自らの手で捕まえるべきだったのだが……」

    そうかわかったぞ。あれは超高校級のスイマーとして人気の、主にネット上で男に人気の高校生だ。
    他にもいくつかのスポーツを掛け持ち? しているという噂もある。まさか弟がいたとは。

    「気にすんなよ兄ちゃん! 一緒に返しに行こうぜ!」

    姉弟と田中が動物公園に戻っていったのを見送ると、七海が不機嫌そうに話しかけてきた。

    「……ねぇ、日向くんはああいう健康的で肉感的なボディーが好みなのかな」

    確かに嫌いじゃないが、どう返すべきだろうか。おどおど迷ってるうちに、「なんでもない」と、入場チケットを買いに行ってしまった。

    「大人二人!」

    こころなしか、声も大きい気がする……。

    「あっ、はい……高校生……日向くーん、学生証ー!」

    学生料金のための証明の件で、いろいろと有耶無耶になった気もする。正直助かった。
  238. 238 : : 2024/07/16(火) 23:01:43
    「とりあえず、ふれあいコーナーに行ってみようか」

    「あぁ、その前に……ハッ!!」














    七海「何かしたの?」

    日向「いや、こっちの話だ。行こう」















    ふれあいコーナー━━

    田中「……来たか」

    七海「こんにちは、田中くん。さっきの人たちは?」

    田中「……在るべき場所へ還ったようだ」

    日向(……多分帰ったってことなんだろうな)

    七海「そうなんだ、ねぇ。私もウサギ触ってみてもいい?」

    田中「俺の所有物ではないからな……言葉など不要だ」

    七海「それじゃあ……ウサギちゃん、おいでー」

    なんだかんだで動物たちとのふれあいや見学で楽しんだ!














    日向(もうすぐ時計は6時……もうそこに一番星だ)

    ラスト! 何する? どうする?

    >>239

    1.観覧車に乗る(のであれば会話は内容も少し指定が欲しいです)
    2.ベンチで休憩する(のであれば以下略)
    3.外泊(何かしらホテル?)を提案する
    4.帰る。(学園敷地内での何かイベントの指定が欲しいです)
  239. 239 : : 2024/07/18(木) 14:03:16
    連投になっちゃいますけど…1で。
    景色を眺めてると希望ヶ峰学園が見えたので、学園のクラスメイトについて会話する。

  240. 240 : : 2024/07/18(木) 16:09:07
    今日見つけて一気読みしたけど久々にダンロンの良ssに出会えたから支援
  241. 241 : : 2024/07/18(木) 22:18:12
    日向(観覧車か……いいかもしれないな)

    日向「なぁ、観覧車……」
    七海「ねぇ、観覧車……」

    日向「あっ……」

    七海「…………同じ考えみたいだね」

    日向「それじゃ、行くとするか!」

    七海「まず別途でお金払わないと」

    日向「……………………」

















    七海「よーし! 乗っちゃうぞ!」

    日向「随分と機嫌が良さそうだな、七海」

    七海「うん! ゲームにね、観覧車に乗るイベントがあるんだよ! 男の子を選ぶと基本は女の子と乗ることになるんだけど、たまにおじさんが……」

    日向「そうなんだよ、七海もやったことあるんだな! ポ○モン!」

    七海「もちろんだよ! それで、一度誰かと乗ってみたかったんだよね……あっ、次私たちの番……? なの……?」

    日向「あの、これって……」


     (どうぞー)

    日向「空いてるやつにとりあえず乗ればいいパターンだな」

    七海「へぇ〜……」

    日向「それじゃ、乗り込もう」
















    七海「ふふっ、乗る時にスタッフさんすごい笑顔で手を振ってくれたね」

    日向「そうだな……」

    七海「…………」

    日向「…………」

    七海「ちょっと……ちょっとだけだけど、怖いね」

    日向「ゆっくり地上から離れていくもんな……」

    七海「やっぱり隣に行ってもいい?」

    日向「いいけど……狭くないか?」

    (狭いほうがいいだろ!)

    日向(…………)

    ここで観覧車の中がどんなレイアウトだったのかを説明させていただきまちゅ。

    左右? 前後? に座れるスペースがある、至ってシンプルなやつでちゅ。

    ちなみに2人が並んで座ってもぎりぎり太ももは当たらないくらいには幅がありまちゅ。

    七海「大丈夫だよ、もし狭くても……そんなに暑い季節じゃないし」

    ※一応春想定?

    日向(季節の問題か……)
  242. 242 : : 2024/07/18(木) 22:45:57
    だいぶゴンドラが上に来ました。

    七海「きれいな景色……あっ、希望ヶ峰学園だ」

    日向「本当だ……見えるもんなんだな」

    七海「別に、今朝会ったばかりなのにクラスメイトの皆は元気かななんて考えちゃうなあ」

    日向「あるある。保健室に行った時とかな」

    七海「……それはわからないけど」

    日向「そういえば、結局狛枝はどこに行ったんだろうな?」

    七海「うん……今朝探しても見つからなかったんだ」

    日向「超高校級の幸運のはずなのにな」

    七海「私に会わないのが幸運だってことだったらどうしよう……」

    日向「それは違うと思うぞ」

    七海「冗談だよ。それより、日向くんのクラスメイトはどうなの?」

    日向(元ってことになるけどな……)

    日向「別に、普通の……何の変哲もない奴らだよ」

    七海「そっか。確かに、私たちのクラスの人に比べたらそうなるよね」

    日向「そういえば、77期生にも別のクラスがあるよな?」

    七海「うん……でも、よく知らないんだよね。生徒会長とか、神経学者や書記がいるらしいってくらいの情報しかなくて……」

    日向「案外、交流とかないものなんだな」

    七海「むしろ、私たちのクラスが仲良しすぎるのかもね」

    日向「かもしれないな」

    七海「…………」

    日向「…………」

    七海「そうだ、前に女子会で……」

    日向(罪木が泣き出した時のやつだな)

    七海「ソニアさんが言ってたんだけど、執事ごっこって何?」

    日向(今かよ……)
  243. 243 : : 2024/07/18(木) 23:31:26
    「あっ、お兄ちゃんカップルだよ」

    「あんまりじろじろ見るものじゃないぞ……こまるも乗るか? 観覧車」

    「いい、いつか彼氏と乗るから」

    「彼氏……うん、まぁ、そうだよな……いつかはな……」

    「何? 嫉妬? でもどうしてもって言うなら大好きなお兄ちゃんと乗ってあげてもいいよ?」

    「……あ」

    「どうしたの?」

    「あのカップルが降りずに2周目に行っちゃった……」

    「それってありなんだ……」
















    七海「澪田さんと2人でご飯食べに行ったってのも本当なんだよね?」

    日向(なんでこんなに詰められてるんだ……)

    日向「あぁ、焼き肉に……」

    七海「ふーん……別に、嫉妬してるわけじゃないけど、ちょっと気になってね……」

    日向「何がだ?」

    七海「やっぱり、ホルモンが好きなのかなって」

    日向「ホルモン?」

    七海「澪田さん、“君にも届け”って持ち歌があるけど、“ZOKKON内蔵”ってのもあるんだよね」


     (本当にサントラの題名にもなってるけど情報なさすぎてネット上で全然出ん!)

    日向「確かに……食べてたかも……」

    七海「なるほどね……ホルモンは焼かれてこそ価値があるんや」

    日向(関西弁……?)

    七海「焼かれて焼かれて真っ黒なるまで焦げて━━ 脂落として味磨くんや」

    日向「……何かのゲームのセリフか?」

    七海「えっ、知らない……? その生き様に男たちの血が騒ぐんだよね!?」

    日向(わからない……)

    こうして、何故か焼き肉の口になった七海。

    さぁ、焼き肉に行きましょう。

    誰か(77期生の七海クラス、先生方、76期生)と合流することができます。

    >>244 誰と合流しますか?(2人まで)(合流しなくてもいい)
  244. 244 : : 2024/07/18(木) 23:44:06
    九頭龍と辺古山
  245. 245 : : 2024/07/19(金) 00:18:36
    九頭龍「……げっ」

    七海「あっ、九頭龍くん……と、辺古山さん?」

    辺古山がいるので安心して普通に街を歩いてるぼっちゃんです。

    辺古山「九頭龍とはたまたま会っただけだ。そっちは……デートか?」

    七海「うーん、まぁ、そうかも……」

    日向「えっ」

    七海「それより、せっかくだから2人も一緒に焼き肉食べに行かない?」

    九頭龍「焼き肉だ? なんでまた……」

    七海「ホルモンが食べたくなってね」

    辺古山「……どうしま……どうする? 九頭龍」

    九頭龍「ま、たまにはいいんじゃねえか?」

    七海「ところで九頭龍くんなら、知ってるよね?」

    九頭龍「何を?」

    七海「伝説の龍と言われた男の事を……!」

    九頭龍「どこぞのゲームか? それとも……“本物”の方か?」ニヤッ

    七海「ゴメンナサイ、ナンデモナイデス……」

    辺古山「あまり七海をいじめるな」

    九頭龍「おう、そうだな……じゃあ行こうぜ? 焼き肉食いに」














    >>246 肉焼いてる時の会話について何か希望があればお書きください
  246. 246 : : 2024/07/19(金) 00:42:26
    焼き肉だから好きな肉の種類とか最近何か良いことがあったとか
  247. 247 : : 2024/07/19(金) 02:13:18
    伝説の龍…誓って殺しはやってないあの人かな?
  248. 248 : : 2024/07/19(金) 21:53:12
    焼肉屋━━

    4人がけの席に座る日向たち。

    日向の隣に七海。

    九頭龍の隣に辺古山。

    ……普通は男同士女同士が隣り合うのでは?

    ちなみに日向の正面は辺古山、七海の正面が九頭龍。なんでだよ。

    辺古山「日向と言ったか。七海たちから噂くらいは聞いているが……こうして話すのは初めてか」

    日向「あぁ、そうか……( >>93 からの流れで)見たことはあるけど話をしてはなかったか」

    辺古山「もしかして、何か武術をやっていたりしないか?」

    日向「……まぁ、嗜んではいる……かな」

    ※格闘家、合気道家の才能を持っているため

    辺古山「やはりそうか。歩き方に無駄がなかった気がしてな」

    九頭龍「へぇ……わかるもんなのか」

    七海「…………ところで、九頭龍くんも辺古山さんも、一緒にいるイメージないけど、今日はどうしたの?」

    九頭龍「あ? そんなの……たまたま会ったからってだけだ」

    辺古山「同じくだ。高校生といえば、繁華街で知り合いを見かけると声をかけたくなるものだろう?」

    七海「ふーん、そっか」

    日向(………本当のところはどうなんだ? まさか付き合ってるとか?)

    発動:エスパー

    九頭龍(ペコとの関係性はバレるわけにはいかねーからな……)

    辺古山(ぼっちゃんとは幼少より共にいさせてもらっている……ぼっちゃんの学園生活の安寧のためにも、やすやすと明かすわけにはいかないな)

    日向(マジか……!? 主従(?)だったのか……)

    日向は聞かなかったことにした。

    日向「それより、何頼む? 好きな肉は?」
  249. 249 : : 2024/07/19(金) 22:37:38
     (もし好きなお肉の公式設定があったらごめんなさいね)

    七海「タン、かな……? さっぱりしてるし。あとホルモン」

    九頭龍「さっぱりとは対極にないか……?」

    辺古山「特に好んで肉をあまり食べなくてな……どの部位がどうだとかいうのも正直あまり……」

    日向「そうか……とりあえず七海の好きなタンとホルモンでいいか」

    七海「うん! よーし、黒焦げになるまでホルモン焼くぞー!」

    九頭龍「そういや、さすがに焼肉屋では七海もゲームしないんだな」

    七海「……脂飛ぶしね」















     (きゃっきゃっきゃ!上タン3人前と特上ホルモン10人前だよ!)


    日向「じゅ、10人前……!?」

    七海「……ゲームの真似してみたくて」

    九頭龍「1人前が100gだとして……1kg……!?」

    辺古山「…………」

    日向「まぁ、話しながらゆっくり食べよう……」















    七海「おいしい〜」

    日向(なんていい笑顔なんだ……)

    九頭龍「なるほどな、こうやって黒焦げにしてもうまいんだな……」

    辺古山「…………」

    七海「辺古山さん、いつもより少し穏やかな顔してるけど何かいいことでもあった?」

    辺古山「……そんな顔しているか?」

    七海「うん、ちょっとね」

    辺古山「…………」キリッ

    七海「無理に無表情にならなくてもいいのに……」

    辺古山「いいことか……前に街で見かけた猫に逃げられなかった事だな」

    日向「猫?」

    辺古山「あぁ、動物……というか、まぁ、もふもふとしたものはわりと好きでな」

    日向(通りであの時の九頭龍を見て気絶? してたわけだな……)

    辺古山「いわゆるゴシックロリータというファッションの女性が連れていた猫でな。確か、グランとか呼ばれていたか。私を前にしても動じなかった」

    そんな話ほぼ初対面でするか? とお思いのあなた。

    日向の才能のひとつ、“ギャル”のパッシブスキルのおかげです。ギャルはこの世界では最強の能力なのです。

    九頭龍「普段は逃げられたりするのか?」

    辺古山「はい……ん゛んっ! あぁ、殺気でも出ているのか、よく逃げられてしまうんだ」

    九頭龍「そうなのか……」

    日向「動物に関することなら田中に聞いてみたらどうだ?」

    辺古山「……動物の前に、奴の言葉の意味が理解できるならな」
  250. 250 : : 2024/07/20(土) 22:01:29
    日向「九頭龍は何か最近いいことあったか?」

    九頭龍「はぁ? なんだそりゃ……別にねーよ……ほら、肉焼けてんぞ」

    日向「あぁ、ありがとうな」

    発動:エスパー

    九頭龍(…………まぁ、妹を……菜摘を失った喪失感を……ほんの一瞬でも忘れさせてくれるようなお前らには正直感謝してるところはあるかもな)

    日向(…………心にしまっておこう)

    九頭龍「……」

    日向「……」

    九頭龍「……」

    日向「……」

    九頭龍「だから早く肉取れや! 燃えカスになるぞ!?」

    日向「あぁ、そうだった……」

    七海「カスになったら意味ないもんね!」

    日向(テンション高いな……)

    このニブチンは気づいていないが、七海は今日すごく楽しかったようで、ずっとテンションが高い。

    気づけよ。

    辺古山「……さて、残りのホルモンも頑張って片付けるか…………」

    4人で分ければ1人250gなので思ったよりは苦戦しなかったのは内緒。

    女子は辛そうでちたけど。















    焼肉屋を後にし、希望ヶ峰学園へと帰る4人。

    …………4人?

    九頭龍「そういえば日向、テメーは予備学科だろ? 寄宿舎には泊まれねぇし……何処に帰るんだ?」

    日向「えっ……とだな……」

    七海「もしかして日向くん……私を送りたくてついてきてくれたんだね!!??」

    ……ん?

    七海「うん! 一緒に帰ろうねえ!」

    辺古山「……七海? こころなしか顔が赤くないか……?」

    七海「うん! お肉美味しかったし……楽しかったし!!!!!!」

    九頭龍「…………」

    日向「…………」

    九頭龍「……なぁ、七海のやつ熱あるんじゃないか?」

    日向「……そんな気がしてきた」

    どうする? >>251

    1.3人で看病する(もう1日このメンバーは固定になる)
    2.九頭龍と辺古山に頼んで才能手術へ。翌日へ。
    3.その他(R18展開はおやめください)
  251. 251 : : 2024/07/20(土) 22:35:30
    3 七海が日向の腕を組んで離れないし熱があるからどうしようか悩んでいたら雪染に遭遇して日向達の様子を見てだったら保健室を利用しなさい学園長には話を通して置くからって言ってくれて日向と七海は九頭龍達と別れて保健室で一晩一緒に過ごす事に七海は凄く嬉しそうだ
  252. 252 : : 2024/07/20(土) 23:38:50
    七海「熱なんてないよ〜? 大丈夫だってば〜」

    九頭龍「腕組んだら余計に暑いだろ……」

    七海「えー?」

    辺古山「…………もしやコロナではないよな?」

    七海「あ、味覚障害なかったし大丈夫。いつも食べるラーメンがなんか味違うな? スパイシーだな? 甘さが少ないぞ? とか思ってたらその後熱出て陽性でしたー! って事があった知り合いはいたけど。私は違うよ」

    辺古山「急に饒舌になったな……」

    日向「とりあえず学園まで急ごう……」
















    希望ヶ峰学園入口前━━

    具体的には21時半頃というところか。

    九頭龍「なんとか着いたか……」

    七海「日向くーん、お姫様抱っこしてみてよ。ドラ○エみたいに」

    日向(重症だな……)

    七海「深夜帯ならではの展開ってやつだよ〜」

    辺古山「…………だいぶ錯乱しているな」

    七海「あっ、せんせぇだぁ……」

    雪染「…………どういう状況?」
  253. 253 : : 2024/07/21(日) 00:36:01
    雪染「あらあら、七海さんが熱を……?」

    九頭龍「どう見ても顔赤いしな」

    日向「正直抱かれているところが熱いですし……」

    (……………………)

    日向(こういう時は幻聴も何も言わないんだな)

    七海「実際に測ったわけじゃないじゃーん……」

    雪染「私体温計持ってるから……とりあえず、日向くんの腕から離れなさい?」

    七海「やだもーん」ギュッ

    雪染「……じゃないと勝手に服の中に手を入れて体温計入れて測るわよ」

    七海「せんせぇのえっち」

    雪染「えぇー……」

    辺古山「正確さは劣るが、非接触型の体温計ならいいのではないか?」

    雪染「ああ、確かに! 守衛さんの詰め所とかにあるかも。取ってくるわね」

    そう言うと、全力で走っていった。















    ピッ

    38.4℃

    雪染「はい、風邪ね」

    日向「ま、マジかよ……」

    雪染「今日は何してきたの?」

    日向「カラオケ行って、スパゲッティ食べて、動物公園行って、焼肉屋に……」

    九頭龍「遊びまくってんじゃねぇか!」

    七海「田中くんにも会ったよぉ〜」

    雪染「それじゃ、(敷地内の、日向が目覚める)病院に……」

    その時、雪染の脳内に蘇る記憶!







    かつて、元超高校級の生徒会長だった宗方京助が珍しく風邪でダウンした時……

    というか具合悪いのに無理して教室来るな。

    「うーん、一刻も早くベッドに……どこが一番近いかしら?」

    「雪染、校舎(ここ)なら保健室でいいんじゃねぇか?」

    「それもそうね、逆蔵くんは宗方くんの右肩を支えて。私は……」

    「いや、いい。オレ一人でも運べる。それより保健室でいろいろ準備しといてくれ」

    「わかったわ!」











    ……そのあと、好物の卵焼きを食べさせたり、回復してくると3人で語り合ったりして楽しい時を過ごしたようだ。

    そんな思い出の場所で、素敵な看病ライフ(?)を送ってほしいと思った雪染。

    雪染「……いや、本科の校舎にある保健室を使うといいわ」

    日向「それじゃ俺が……」

    雪染「前(>>102)も入ってるし大丈夫! でも、一晩滞在となると……」

    日向「一晩!?」

    雪染「うん、ちょっと学園長に許可取ってくるわね。多分大丈夫よ。未来ある才能を守るためなんだから」

    またしても雪染が全力疾走していった。

    九頭龍「おっ、一晩中看病か?」

    日向「九頭龍たちは来ないのか?」

    九頭龍「……あまり大人数でもな」

    辺古山「……そうだな。しかし先程まで元気に肉を食べていたのに……」

    七海「……うっ」

    日向(ヤバい、腕に抱きついた七海がゲロ吐こうとしてる!?)

    九頭龍「やべっ……吐くんじゃないか?」

    発動:エスパー
    発動:魔術師

    日向(とりあえず念力的な何かでなんとかなれ……)

    七海「んぶっ!? んんっ、んぅ……」

    日向(なんとかなったか……)

    なるな。

    九頭龍「耐えてくれたか……」

    辺古山「……もしかしたら、ホルモンでの食あたりの可能性もあるかもしれないな……」

    九頭龍「あぁ、確かに……」

    辺古山「とりあえず、私達は寄宿舎に帰る」

    日向「え? 一緒にいてくれないのか?」

    九頭龍「だからさっきも言ったろ。あまり大人数でもしょうがねーからよ」

    日向「……そうか」

    こうして、九頭龍と辺古山がパーティーからはずれました。
  254. 254 : : 2024/07/21(日) 23:26:23
    雪染「失礼します」

    学園長「…………こんな時間に何の用かな」

    雪染「それはこっちのセリフですよ。とっくに帰ってると思ったらまだいらっしゃるって言うんですから」

    学園長「……誰が言ったんだ?」

    雪染「黄桜さんです」

    学園長「……そうか。それで、用は何かな」

    雪染「実は……」















    学園長「日向創の宿泊許可……?」

    雪染「はい、看病で……」

    学園長「……まぁ、いいだろう」

    雪染「あら、本当に許可が降りた……」

    学園長「まぁ、当然だろう。彼は特待予備学科生だからな」

    雪染「特待予備学科生?」

    学園長「あぁ。才能に目覚めそうな予備学科生を、自由に学ばせるための制度だ」

    雪染「………………そんなものありましたっけ?」

    学園長「なにしろ、前例がなかったからな……」

    雪染「…………何か隠していませんか?」

    学園長「別に隠すことなんてないよ。それより、その日向くんに宿泊の件を早く伝えてあげなさい」

    雪染「……………………はい」















    ◇◆◇◆


    「もしもし……え? 日向が宿泊? はい、はい……わかりました……それじゃあ今夜は……はい、はい、えぇえぇ、わかっておりますとも。はい……はい、失礼いたします」


    「学園長か?」


    「今日も手術なしだ」


    「最近本当出番ないよな俺たち」


    ◆◇◆◇
  255. 255 : : 2024/07/22(月) 00:05:04
    保健室━━

    ではなく。

    本科正門前━━

    学園長から許可が出たことがまだ伝わっていません。

    警備部「許可が出るわけ無いだろ」

    日向「俺も正直そう思う……雪染先生待ちですかね……」

    七海「あぁ〜……ベッドに行きたいぃ……っ!? ぶっ……!」

    日向(あぁ、ヤバいまた吐きかけてる……)

    発動:魔術師
    発動:エスパー

    これ逆に辛いのでは?

    七海「んぐっ、んん……」

    一回トイレ行かせたほうがいい。

    吐かせた方がいいです。

    雪染「……あれ、まだ入ってなかったの?」

    警備部「お疲れ様です」

    雪染「……なるほど? まだ話が通ってなかったのね」

    家政婦説明中……

    警備部「では、お通りください」

    日向「あぁ、どうも……」

    七海「うぶっ……」

    発動:エスパー
    発動:魔術師

    やめてやれよ
  256. 256 : : 2024/07/22(月) 00:50:19
    なんとか七海を日向の腕から引き離し、とりあえず雪染先生付き添いの元、七海に女子トイレで吐かせた。

    雪染「…………冷静に考えるとこんな状態の女の子を男の子に任せて大丈夫かしら……?」


     (熱出ただけにしとけばよかったと若干後悔してるのは内緒でちゅ)

    雪染「…………まぁ、大丈夫よね!」

    七海「……すみません、ちさ先生…………」

    雪染「あら、吐いて少し落ち着いたかしら」

    七海「…………」

    雪染「大丈夫……?」

    七海「ちょっと、やっぱり気持ち悪くて……」














    保健室━━

    雪染「というわけで七海さんのことよろしくね」

    日向「…………本当に俺でいいのかな……」

    七海「えへへ……日向くんがいてくれるなら心強いなぁ……」

    雪染「好かれてるわねー、妬いちゃうわ」

    七海ベッドイン。

    雪染「それじゃ、私は帰るわね」

    雪染ログアウト。

    日向、どうする。

    日向「……まぁ、見守るしかないよな…………」

    ところで魔術師の才能で完治させられないのか。

    …………それは無理だったようなのです。














    丑三つ時━━

    七海「…………日向くん、日向くん」

    日向(寝言か……?)

    七海「……流石に寝ちゃってるよね…………」

    日向「…………いや、起きてるぞ」

    七海「あっ……おはよう」

    日向「夜中だけどな」

    七海「うん……」

    日向「具合はどうだ?」

    七海「うん、割と落ち着いたかな」

    日向「そうか……」

    魔術師の才能で完治は無理だが、通常ではありえない速度で治癒を早めることはできたようだ。

    完全に治すのは自分の治癒力!

    七海「こんな時間なんだけどさ……もしよかったら、あれ作って欲しいなぁ……」

    日向「あれ?」

    七海「えっと…… >>257 かな」

    ※料理をお書きください

    ※食○ー的なR18展開はダメです。
  257. 257 : : 2024/07/22(月) 01:19:46
    茶碗蒸し 日向は気を利かせて卵と出汁だけで作った
  258. 258 : : 2024/07/22(月) 01:25:25
    某ポケットなモンスターを捕獲する的なゲームに出てくるのでサンドイッチ
  259. 259 : : 2024/07/22(月) 09:39:30
    日向「茶碗蒸しか……消化にいいしな」

    七海「サンドイッチもおいしいから頼もうと思ったんだけど、あったかいもののほうがいいかと思って」

    日向「わかった。…………けど、材料は…………」

    七海「実習棟にある、花村くんが使ってる部屋ほどじゃないけど……この校舎にも食糧庫はあったはず……案内するね」

    日向「無理に立たなくていい。教えてくれれば行くから……な?」

    七海「うん……ごめんね……昨日? は無理矢理連れ出して、勝手に体調崩して……私何やってるんだろう……」

    日向「楽しかったんだからいいじゃないか。少なくとも俺は大満足の1日だったぞ。……というか今も継続中だ」

    七海「………………ありがとう」

    いいから早く作りに行けと幻聴が聞こえる気がする。


















    食糧庫兼台所━━

    日向「本科ってなんでもあるんだな……」

    夜中なのに台所に入れる喜び。

    日向「よし、作るとするかな」

    発動:料理人
















    保健室━━

    七海「…………」

    日向(もうゲームしてる……!)

    七海「うーん、いまいち……」

    日向「七海、今いいか? 茶碗蒸し持ってきたぞ」

    七海「あっ、うん……ちょっと待ってね……あっ、あぁ……」

    日向(ミスしたか?)

    七海「お待たせ、作ってくれてありがとう……」

    日向「別に構わないけど……いつもそうやってゲームしてて、寝不足になってるんじゃないか……?」

    七海「むー、まるで世のお母さんみたいなこと言ってぇ……でも、うん……そうかも……」

    日向「まぁ、とりあえず食べてくれよ。一応、噛まなくてもいいように卵と出汁だけで作ったんだ」

    七海「わぁっ、ありがとう……いただきます」

    どこで食べてるんだとお思いのあなた。

    病院のベッドのように、食器を置ける机が併設されているタイプのベッドなのである。

    七海「おいしい。昨日は濃いものばかり食べてた気がするし、普通にキャパオーバーだったのかも」

    日向「すごい目力でホルモン食べてたしな……」

    七海「本当にありがとう日向くん。お礼はまた今度させてね」

    日向(それでまた張り切り過ぎたらどうしようか……)

    数分後、七海完食。

    七海「ごちそうさまでした」

    日向「よし、それじゃあ眠ってくれ、七海」

    七海「えー……回復してきたしお話ししようよ」

    日向「流石にダメだ。人間眠らないと本当に回復はしないぞ」

    七海「……はーい」
  260. 260 : : 2024/07/22(月) 09:44:01
    七海、就寝!

    日向(さて、どうしようか……)

    >>261

    1.同じベッドで……(ダメだダメだダメだ! そんなのオイラが許さないからな!)

    …………。

    >>261

    1.同じベッドでは寝ない

    2.隣のベッドで寝る

    3.なんとなく起きておく

    4.隣のベッドで寝てる事にして幽体離脱してどこかに行こうとしてみる(その場合何するかも書いてくだちゃい)

    5.その他(R18展開はおやめください)
  261. 261 : : 2024/07/22(月) 10:36:01
    3+5.看病ついでに、今回のようなアクシデントを防ぐために身近な人の体調異常を検知できる機械を作っておく(プログラマー+発明家)
  262. 262 : : 2024/07/22(月) 11:48:11
    日向「そうだ、体調の異常を感知できるような物を作ってみるか……」

    発動:プログラマー
    発動:発明家

    日向「…………材料…………あっ」

    日向のポケットにはまだまだ拡張性のある(らしい)電子生徒手帳が!

    ……別途で新しい機械を作れとは言われてないでちゅからね。

    日向「よし……」


















    5時間後━━

    日向「出来た……」

    体調感知機能をオン!

    対象は日向自身!

    ビー!ビー!ビー!ビー!

    液晶には寝不足による疲労の文字。

    日向「……成功だな」

    カッコつけてないで寝なちゃい。

    七海「…………あ、日向くんおはよう」

    寝れなくなりまちた。

    日向「おはよう七海……」

    七海「あれ、なんだか凄く具合悪そう……ごめん、無理させちゃったみたいで……」

    日向「いや、別件だよ。たまたま別の事もしてて……」

    七海「そうなんだ…………よし、だいぶ楽になってきたし……」

    日向(まさかまた遊びに行くとか言わないよな……?)

    七海「……今日は自分の部屋でのんびりしとこうかな」

    日向「あぁ、それがいいよ」

    長い1日(2日?)が終わった。














    病室━━

    日向「今日はここでのんびりしよう……」

    ということで。



    本日、主役不在でございます。
  263. 263 : : 2024/07/22(月) 12:04:46
    狛枝「いやあ、ひどい目に遭ったなぁ……」

    狛枝凪斗。昨日所在がわからなかった男である。

    それもそのはず。学園を出て散歩をしていたところ、希望ヶ峰学園の生徒を狙った誘拐犯に連れ去られたのである。

    希望ヶ峰学園に通う、金持ちの学生……つまり、予備学科狙いだったようだが。

    狛枝「でも、やっぱりボクはツイてるね!」

    だが、このように無傷で脱出を果たしている。

    順を追って説明しよう。













    散歩をする

    攫われる

    縛られる

    身代金を要求できる連絡先に心当たりがない

    犯人、一晩考える

    クラスメイトに? それとも学園?

    だがクラスメイトには九頭龍がいるし、学園ともなれば軍レベルの警備部がいる。

    終わった。

    考えた結果、どうあがいても負け筋しか見えなかったため狛枝を解放。

    狛枝「でもよかったよ。誘拐されたのがボクで……他の皆だったらと思うと……」

    …………。

    狛枝「でも、才能溢れる皆ならこんな危機、一晩もかからずにくぐり抜けるだろうね!」

    あやしい人も何人かはいますが……

    狛枝「ところで……この街はどこなんだろう」

    あたりを見回すと、どうやら希望ヶ峰学園のすぐ近くというわけではないようだった。

    狛枝「……あぁ、なんだ。あれは塔和タワーじゃないか……それじゃあ普通に電車で帰ろう」














    というわけで、希望ヶ峰学園に帰ってきた狛枝。

    彼はこれから何をするのでしょうか。

    というのを、皆様に聞きます。

    >>264

    狛枝凪斗はこれから何をする?
  264. 264 : : 2024/07/22(月) 14:29:10
    狛枝裁判以来の登場だけど日向の才能にも気付いてそうだったしこれ重要安価っぽい...?
    とりあえず連取になるので一旦安価↓でおねがいします
  265. 265 : : 2024/07/22(月) 19:37:59
    取り敢えず教室に行こうとしたら顔面にパイが飛んできた
  266. 266 : : 2024/07/22(月) 20:35:59
    狛枝「なんだか丸一日皆の顔を見なかっただけで凄く寂しい気がするなぁ……」

    とりあえず教室に行こう。

    狛枝「…………ん?」

    まさに歩き始めようとしたその時、狛枝の右から……

    べちゃっ!

    狛枝「わぶっ!? …………パイ?」

    顔面にパイが飛んできた。熱いミートパイじゃなくてよかったですね。

    予備学科生A「あっ、その……ごめんなさい……」

    予備学科生B「悪気は、その、なくて……」

    ……何がどうなった?

    まず、現在は昼休み。予備学科もこの中央広場で休憩したりご飯を食べたりしているというわけだ。

    AがBの顔面にパイ投げをして、その様子を動画に撮ろうとしていたのだが……

    よけおったわ。

    ということですね。

    狛枝「…………うん、今度から気を付けてね」ニコッ

    予備学科がどうとか、才能がどうとか以前にこの程度のアクシデントは慣れている男である。

    いちいち才能がどうだとか希望がどうだとか言って予備学科に嫌味を言うようなことはない。

    ……一応、“優しい狛枝”ですからね

    もちろん、タオルくらい準備してます。

    狛枝「…………さて、教室に行こうかな」

    >>267 教室には誰がいた?(77期生)

    もちろん、七海は部屋で寝ているのでダメですよ。
  267. 267 : : 2024/07/22(月) 20:40:58
    亀甲縛りの花村と雪染と弐大
  268. 268 : : 2024/07/22(月) 21:38:27
    教室━━

    花村「ハァハァ」

    狛枝「やぁ花村クン、弐大クン、それに先生、おはようございます」

    雪染「おはよう……って時間でもないけどね」

    弐大「応ッ! ……なんだか甘い匂いがする気がするが……」

    狛枝「あぁ、さっき顔面にパイを受けてしまってね……まだその残り香があったみたいだ」

    ※もちろん教室に行く前に顔は洗っています

    雪染「今、弐大くんにおみやげを貰っていたところなのよ」

    狛枝「おみやげ? どこかに行ってたの?」

    弐大「終里と、遠征に……というか大会じゃ」

    狛枝「体操の? 終里さん、ちゃんと演技してくれたの?」

    弐大「幸い、大会の後の飯が楽しみだとか言って、やってくれたわい……」

    雪染「あぁ、あの大会昨日だったのね。結果は?」

    弐大「優勝だったのじゃが……その……」


















    昨日、某所━━


    終里「なぁ、おっさん! オレ、もう腹減って(りき)出ねぇぞ……」

    弐大「もう少し我慢するんじゃ! あとは閉会式……」

    終里「そうだ、代わりにおっさんが出てくれよ!」

    弐大「何を馬鹿な……」

    …………。

    弐大「い、いない!? 本当に逃げおった……!」

    「あの、終里赤音さんの……マネージャー、ですかね?」

    弐大「無、まぁ……そうじゃ」

    「一部始終を見ていました……申し訳ありませんが代わりに表彰を受けてください」

    弐大「そんな馬鹿な……」















    雪染「で、これがその時の写真よ」

    狛枝「……アハハ、すごいや。ただ1人屈強な弐大クンがすごく目立ってるね」

    弐大「これを見て花村が大笑いしてのぉ……ムカつく、というほどではないがとりあえず縛っておいたんじゃ」

    ハーレムがどうとか言って……ではなく普通にかわいそう案件でした。

    狛枝「そうなんだ……独特の縛り方だね」

    雪染「私直伝の亀甲縛りよ!」

    花村「大興奮です!」

    まぁ本人がいいならいいんじゃないですかね。 















    狛枝「さて、と……どうしようかな」

    次は何をする? >>269
  269. 269 : : 2024/07/22(月) 22:06:38
    田中の虎とオオカミがこっちに向かって来たので取り敢えず逃げる事に結局捕まって甘噛みされたのである意味死にかけた 田中が慌てて引き取りに来た
  270. 270 : : 2024/07/23(火) 08:31:30
    狛枝「とりあえず終里さんに昨日何を食べたのか聞きに行ってみようかな……」

    廊下の角を曲がったその時!

    狛枝「…………虎かな?」

    虎が走ってくる!

    狛枝「流石に……!」

    振り返って逃げ出すと……

    アオォォォーン……!!

    狛枝「狼まで……?」

    獣が増えた。

    霊長類の誇りパタスモンキーに匹敵する走行速度の生き物、そしてそんなもの足元にも及ばぬほど俊足の生き物。

    狛枝が追いつかれるのも時間の問題だった。

    狛枝「…………」

    しかし、虎も狼も田中の魔獣であるゆえ、ただ単に狛枝に遊んでもらおうとしただけのようだった。

    狛枝「…………」

    問題はそこではなく。逃げる時に足がもつれて階段を転げ落ちてしまった。

    命に別状はないと言うか特に目立った怪我はしていないが、何しろ絵面が……

    死体に群がる肉食獣にしか見えないのである。

    狛枝「食べられて死ぬのかな……」

    ※甘噛みされてるだけです














    御手洗「ほら、あっちだってば! あっちに走っていったよ!」

    田中「……かたじけない!」

    御手洗「…………ふぅ」















    御手洗「あの時もそうだったが、動物が脱走するのは止められないものなのか……?」

















    狛枝「いやあ、助かったよ田中クン!」

    田中「すまない、俺様がしっかりと魔獣共を支配下に置いておけば……」

    狛枝「いいんだよ! 動物を育て上げる素晴らしい才能を遺憾なく発揮しただけじゃないか! すごいよ!」

    田中「…………ありがとう」














    保健室━━

    狛枝「…………よし、消毒完了だ」

    ※罪木は病院にいるということになってるのでここには常駐していません

    狛枝「次はどうしようかな……」

    >>271 次は何をする?
  271. 271 : : 2024/07/23(火) 10:07:31
    学園内を散歩中にカムクライズルプロジェクトの計画書を手に入れる
    当然学園側は厳重管理していたが、「不運」にも機械の誤作動でコピーが作られ、狛枝にとっては「幸運」なことに彼の手元へ流れ着いてしまった
  272. 272 : : 2024/07/23(火) 23:40:21
    狛枝「…………………………………………」

    どういうわけか、狛枝の手には“極秘資料”が握られている。

    厳重に保管されているはずの、資料……のコピー。

    何故そんなものが?

    どうせ才能決める安価の時のあいつらのポカだろと思ってるあなた。

    多分そうです。

    狛枝「“あらゆる才能を備えた天才をつくろう!”だって……?」

    この世界の評議会雑すぎる……

    狛枝「学園長の名前を取って………………なるほど……ん、被験者に、予備学科……」

    候補に“日向創”の名前がある。

    狛枝「…………でも、おかしいよね……」

    資料には、脳に干渉することで人格や記憶に影響を及ぼす事が書いてある。

    狛枝「あの時会った日向クンに、人格の破綻は感じられなかった……」

    才能決める安価の時のあいつらがすげー。

    狛枝「人工的な才能……」

    さて、ここで【超重要?】安価です。

    このssシリーズにおいて、狛枝凪斗は……

    日向創のことを…… >>273

    1.人工的な才能だなんて、希望じゃないと軽蔑する
    2.「すごいね!今度はどんな才能なのかな?」と会う度うざ絡みしてくる
    3.人工的な才能という概念に疑問を感じつつも、“相談窓口”や“パンツハンター”(?)などの天然な才能を感じ取り、普通に接してくる
    4.その他(ってなんだ?)


  273. 273 : : 2024/07/24(水) 00:55:05
    3 しばらく観察日記をつけてみる
  274. 274 : : 2024/07/24(水) 12:17:12
    狛枝「でも、ボクは彼から素晴らしい才能のようなものを感じたし……」

    何より。

    狛枝「……学級裁判の時もそうだけど、彼が(仮にこのプロジェクトで才能を人工的に得たのだとしても)皆に関わるようになってから、明らかに……皆にとって“楽しい”事が増えていたのは間違いないよね」

    小泉が「日向に負けてらんないよね」といったことを西園寺と話していたのを見たこともある。

    弐大と終里が日向のことを話題に出してトレーニングしていたのも見た。

    罪木が前よりも笑っていることが増えたような気もする。
    ※それは(>>215)罪木さん励まし親衛隊のお陰だが狛枝は知らない

    狛枝「…………ボク自身は彼に肩入れするつもりもないけど、観察はしてみようかな……面白そうだしね」

    ということで。今後、才能を追加する安価の前に(というか日をまたぐイベントが起きた際)狛枝凪斗の日向観察日記のコーナーが始まります。

    しかし、今日の日向くんは病室に引きこもっているため、狛枝が会うことは有りません。

    会おうにも、目撃証言がないですからね。

    まぁ、そんなことは狛枝は知らないので……

    狛枝「それじゃ、本人に会ってみようかな」

    >>275

    1.七海に聞きに行ってみる
    2.雪染に聞きに行ってみる
    3.自分でとりあえず歩く(適当に誰かに会います)
    4.自分でとりあえず歩く(不幸にも誰とも会わない)
    5.その他

    ※幸運にも日向に出会うことはありません。今日はね。
  275. 275 : : 2024/07/24(水) 16:08:51
    とりあえず1
  276. 276 : : 2024/07/24(水) 18:05:45
    中央広場━━

    狛枝「……いないなぁ」

    いつもならここで日向と七海の2人でゲームをしている事が多いのだが……

    狛枝「部屋かな……」














    七海の部屋前━━

    狛枝「…………」

    呼び鈴を鳴らす。

    狛枝「…………」

    七海(声)『はぁい……誰ですか……』

    狛枝「やぁ、ボクだよ……狛枝凪斗だよ」

    七海(声)『こんにちは。何か用……かな?』

    狛枝「実は日向クンを探してて……七海さんなら知ってるかなと思ってさ」

    七海(声)『日向くん? うーん……ごめん、朝まで一緒だったんだけど後のことは……』

    朝まで……?

    えっ、そんな関係なの……?

    などという勘違いをする展開にならないのがこの男である。

    狛枝「………………勘違いだったら申し訳ないんだけど、もしかして具合が悪かったりする……かな」

    七海(声)『あれれ……わかっちゃうのかぁ……うん、そうなんだ。まだ本調子じゃなくてね』

    狛枝「日向クンには看病してもらってたとか?」

    七海(声)『そうそう、ここじゃないんだけどね』

    狛枝「ごめんね、長々と話しちゃって……またね。お大事に」

    七海(声)『うん、ありがとう』

    情報なし。

    狛枝「もう夕方だし、帰ろうかな……」














    ▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂
    ____________________
    コマエダ ナギト
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    日向クンを観察して、それに関する日記をつけようと思う。

    今日は出会えなかったけれど、明日こそは何か情報を得るぞ。

    …………うん。今日は本当に書くことがないね。

    それじゃあ、前に七海さんに見せてもらったゲームを参考にして……


    だ一すななき
    っ日ばいんょ
    た ら にう
      し もは
      い


    …………なんだか夏っぽいなぁ
                            ◎
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


    ◇◆◇◆


    「久々だな! 才能の追加!」


    「けど日向がまだ来てないぞ」


    「あいつ久々だから忘れてやがるのか?」


    >>277

    1.日向「遅れました!」普通に才能が足される
    2.日向、七海から風邪?をうつされてまさかのダウン
    (翌日狛枝視点)
    3.日向、七海から風邪?をうつされてまさかのダウン
    (翌日誰視点かは可能な範囲で指定してください)
  277. 277 : : 2024/07/24(水) 19:06:06
    1で
  278. 278 : : 2024/07/24(水) 19:45:00
    「おっ、来た来た」


    「それじゃ、腕時計型麻酔銃でまずは眠らせて……と」


    「どうする?」


    「次の才能は…… >>279 でいいんじゃないか?」
  279. 279 : : 2024/07/24(水) 19:53:28
    パルクール
  280. 280 : : 2024/07/24(水) 20:49:31
    「パルクールか……いいな」


    「今度のオリンピックでも採用されるしな」


    「…………?」


    「採用されただろ!?」


     (この世界ではね。)
    「あぁ、そうだったな……」


    「忍者の才能でもパルクールできたんじゃないか?」


    「それとこれとはまた別だろ」


    ◆◇◆◇















    日向「ん……普通に病室で目覚めるのが久々な気がするな」



    『才能』


    ・ギャル
    ・格闘家
    ・音楽家
    ・料理人
    ・超探偵
    ┗(念写、降霊術、生命体探知、変装、時戻し、過去視、幽体離脱)
    ・マッサージ師
    ・プログラマー
    ・ギャンブラー
    ・水泳選手
    ・魔術師
    ・忍者
    ・占い師
    ・コスプレイヤー
    ・エスパー
    ・発明家
    ・執事
    ・合気道家
    ・写真家
    ・鑑定士
    ・霊能者
    ・レーサー
    ・パルクール new!



    日向「パルクール……色々な場所を軽々と行く、あれだよな」

    パルクールとは、フランス生まれの“移動動作”で心身を鍛える運動方法で……

    そんなパルクールを実践する人を、“トレーサー”という。……が、最近ではパルクーラーと言う人もいるらしい。

    日本パルクール協会によれば、

    Etre et Durer.(理想の追求)
    ┗常に心身の成長を志し、自らの理想に向かって限界を超えていく
    Etre fort pour Etre utile.(強く有用で在れ)
    ┗どのような状況でも万能に動ける実用的な心身を目指す

    というモットー、精神によって構成される運動なのだそうだ。

    なんてこった。カムクラプロジェクトと同じ理念じゃないか……

    ※違いまちゅ

    日向「よし、やることはひとつだな!」


















    日向「え? 終里はいないのか?」

    弐大「応、いつもの女子会じゃあ!」

    日向「定期的にやってるんだな……」

    弐大「あいにく、七海は風邪でダウンしてるようで欠席らしいのぉ……」

    日向(そうか、前(>>207)に人数が少なかったのが逆にレアケースか……)

    弐大「しかし、お前さんがパルクールで勝負をしたいなどとは……終里がいたら大喜びしたじゃろうな……」

    日向「あぁ、目に浮かぶよ」

    弐大「女同士が集まってるなら、ワシらは……と言ってもワシはやれんが、男同士で集まってみるのはどうじゃ?」

    日向「男同士……?」

    弐大「男子会でパルクールをしよう、ということじゃな」

    日向「なるほど……!」

    弐大「それじゃあ、早速呼んでみるとするかのぉ……」

    >>281 誰が来ますか?

    話の都合上、狛枝は絶対に呼びます。
    人数は自由。(多すぎたら勝手に減らします)
    “77期生”の女子は来れません。
  281. 281 : : 2024/07/24(水) 21:22:58
    左右田、田中、御手洗(詐欺師)、十六夜
    7人が多かったら後ろから減らしていく感じでお願いします
  282. 282 : : 2024/07/25(木) 12:48:44
    日向「じゃあ、俺はこっちに行って探してみるよ」

    弐大「応ッ! 任せたわい」















    日向「…………行くぜっ!」

    発動:超探偵(生命体探知)

    日向「あそこの影に誰かいるな……」

    建物の影に行くと……狛枝がいた。

    狛枝「やぁ日向クン、“偶然”だね」

    日向「あぁ、そうだな……ところで今は暇か?」

    狛枝「うん、別に用事はないよ」

    日向「そうか……ちょっと男子会をしようと思ってな」

    狛枝「男子会……?」

    日向「あぁ、女子が女子会をしているなら、俺たちは男子会だ! って、弐大の発案で……」

    狛枝「へぇ……光栄だなぁ、ボクも呼んでもらえるなんて。誰が来るの?」

    日向「一応、他にも男子が来るはずだけど……今から声を掛けるところだから、誰とは断言できないかな」

    狛枝「なるほどね。なら、一緒に探そうよ。どうかな?」

    日向「いいのか?」

    狛枝「もちろんだよ、一緒に裁判した仲じゃないか!」

    日向「そうだな……よし、それじゃあ行こう!」

    狛枝「うん!」
  283. 283 : : 2024/07/25(木) 22:23:33
    十六夜「……パルクール?」

    狛枝「はい。そうらしいです……どうですか?」

    日向(まさか先輩にまで声を掛けるなんてな……)

    安藤「なになに? 男子会ってやつ?」

    日向「はい、そうなんです」

    安藤「ふーん……」

    十六夜「あいにく流流歌のおいちいお菓子を食べるので忙しくてな……」

    安藤「うーん、でも、かっこよくパルクールしてるヨイちゃんも見てみたいなぁ……」

    十六夜「気が変わった。案内すると良い」

    狛枝「わかりましたぁ」

    安藤「私も応援に行っていいよね? まぁ、ヨイちゃんの圧勝だろうけど」

    日向(男子会に女子が来るのは……いいのか?)

    狛枝「もちろんですよ! なんなら忌村先輩も呼んだっていいですよ!」

    安藤「静子ちゃんは多分忙しいから。…………それじゃ、あとで行くね! サプライズも用意しておくから」

    日向(なんだろうな……)

    発動:エスパー

    日向(…………いや、野暮だな)

    不発:エスパー

    十六夜「しかし、お前たちの第は仲が良いな……」

    狛枝「はい、素晴らしいことですよ!」
  284. 284 : : 2024/07/27(土) 21:13:17
    パルクール会場━━

    なんて都合のいい場所ありゃあしませんよ。

    中央広場━━

    便利な場所ですね。

    左右田「よぉ、日向……オレは負けねぇからな……」

    日向「な、なんだ……?」

    左右田「華麗にパルクールを決めて、ソニアさんを振り向かせてみせるからな!」

    日向(ソニアは見に来ないだろ……)

    御手洗「僕としてはあまり参加したくなかったんだけど……」

    弐大「……墳ッ」

    御手洗「なんか、気圧されちゃってね」

    狛枝「そういえば御手洗クンは日向クンと会うのは初めてだったよね?」

    日向「確かに、全然会わなかったな……」

    御手洗「当然だよ。僕は普段アニメを描いていて部屋からはあまり出ないんだ。授業以外ではね」

    日向「そうなのか……」

    田中「ククク……久しいな、始まりを告げし太陽よ」

    日向「俺……か?」

    田中「今宵は貴様に! 格の違いというものを見せつけてやろう!」

    日向(パルクール……できるのか? そんな……布の多い格好で……)

    十六夜「…………流流歌の為に来てみたが、場違い感は拭えないな」

    狛枝「そんなことないですよ! ボクなんか……
















    狛枝くんが自分を卑下するくだりなんて見飽きてまちゅからね。















    弐大「ということで、ここに日向、狛枝、左右田、田中、御手洗、十六夜先輩が集ったわけじゃが……」

    安藤「ギャラリーもいるよー」

    弐大「何やら熱くなってる者もおるが、パルクールとは本来、勝ち負けを決めるものではないからのぉ……」

    安藤「えー、そうなの?」

    弐大「…………“本来”じゃがな」

    安藤「……へぇー」

    弐大「ここに! 希望ヶ峰学園第77期生with76期生による! パルクール大会を宣言する!」

    日向(そんな大事(おおごと)に……!?)

    左右田「うおおおお!! 勝つ! 勝ってやる!」

    弐大「競うのは……」

    >>285

    1.速度じゃあ!
    2.芸術点じゃあ!
    3.その他じゃあ!(決めてください)
  285. 285 : : 2024/07/27(土) 21:43:54
    1じゃがただ何の仕掛けもないのも味気無いので雪染先生発案で仕掛けだらけのステージにしてもらったぞ
  286. 286 : : 2024/07/28(日) 04:11:12
    そっか左右田と日向ってまだソウルフレンドじゃないんだな
    このパルクールが仲良くなる切っ掛けになればいいけど…
  287. 287 : : 2024/07/29(月) 05:10:43
    日向「え? 雪染先生?」

    弐大「そうじゃ! 偶然途中で会うてのぉ……先生が言うには……」









    雪染『パルクール? うーん……そうねぇ、逆蔵くんはスト○イドが強かったわね……』

    弐大『ス○ライド……?』

    雪染『とにかく、当時もそんな感じの奴で盛り上がったことはあったのよ~……それでね……』















    弐大「それでできたのが、このステージじゃ!」

    田中「何ッ……! これは……」

    チェーンで繋がれ、回転する鉄球(ビニール)

    落とし穴。

    所々に油が塗られた足場。あと地面も一部油ゾーン。

    などなど。

    十六夜「…………」

    狛枝「おっと……」

    左右田「ふざけんなって! こんなの無理だろ! フツーのにしてくれよ!」

    御手洗「うわぁ……あそことあそこは着地が難しそうだし、そこでは……」

    弐大「昔、逆蔵さんがギリギリ成功したコースの再現だそうじゃ!」

    安藤「ヨイちゃんなら楽勝だよね!」

    十六夜「………………いい事を言う。期待して見ていてくれ」

    日向(自信はないのかな……)
  288. 288 : : 2024/07/29(月) 10:45:48
    御手洗「とりあえず皆でコースの下見しない?」

    日向「まぁ、そうだな……」














    弐大「……ところで、その箱は?」

    安藤「ん? お菓子だよ。ヨイちゃんのためのスペシャルなやつと……まぁ、あとは一応何個かね」

    弐大「全員分あるのかのぉ……」

    安藤「うーん……あっ、流流歌とアンタの分を抜いたら1人食べられないね」

    弐大「最下位だけが食べられないということじゃな……」

    安藤「もしも本当に、本っ当に運が悪くヨイちゃんが最下位だったら、最後から2番目の人が食べられないってことで」

    弐大「問答無用でその、スペシャルな奴を十六夜先輩に食わせる気なんじゃな……」

    安藤「当たり前でしょ。それとも何? アンタもこっちが良かった?」

    弐大「超高校級のお菓子職人のスペシャルなお菓子を食べたくない人間などおらんわい」

    安藤「そうだよねー……静子ちゃんは食べてくれないケド。ま、気が向いたら作ってあげてもいーよ。めったに向かないけどね」














    左右田「油かぁ……」

    田中「パルクールに罠とは、邪道な……」

    御手洗「…………」

    日向「難しそうだな……」

    十六夜「スケボーと違って、転んだら失格でもない。オリンピックでもあるまいし、気楽にやればいいだろう」

    日向(意外と優しいな……)
  289. 289 : : 2024/07/31(水) 21:56:16
    狛枝「でも、パルクールっていうともっとこう……街中ってイメージがあったかな……日向クンは意外じゃない?」

    日向「室内の練習場とかはこんな感じだし、違和感はなかったかな……」

    左右田「室内の練習場……? オメー、所謂ガチ勢か!?」

    日向「いや、前の高校の頃に行ったことがあるだけだから、別にガチとかでは……」

    日向(…………今は才能があるから、ガチ勢なのかもしれないな……)

    御手洗「少なくとも、アニメーターの僕よりは動けるかもね……」

    狛枝「でも、ずっと絵を描き続けるその胆力でとんでもない動きができるかもしれないし……」

    御手洗「…………そんなわけなくないかな?」
  290. 290 : : 2024/08/04(日) 17:54:29
    田中「ククク……」

    左右田「急になんなんだよ!」

    田中「遊走の支配者は手札を明かさず……獅子搏兎というわけか」

    左右田「???????」

    狛枝「確かに……そうだよね。ボクもそうだよ」

    左右田「何がだよ!」

    十六夜「獅子搏兎……獅子は兎を捕まえる時も全力を尽くす……と言われることから、“手を抜かない”の意だったか」

    御手洗「多分、パルクールの技ってどんな物があるのかわからないって言ってるんじゃないかな……」

    日向(よくわかるな……)

    得体のしれない小太りのアニメーター、御手洗亮太。

    >>115 で出会った男性に似ている気がするが、おそらくは気のせいである。

    そんな彼に対してエスパーを使い、心の声を読むことは……

    “幸運にも”ないのである。

    左右田「確かに……? でも技? そんなのがあるのか? ただ走るだけじゃないのか?」

    狛枝「詳しくは知らないけど、障害物を越える時に足をつくのか、つかずに行くのかで技の名前が違ったような気がするな」

    左右田「あー、なるほどな。詳しいやつは……日向、どうだ?」

    日向(パルクールの才能……知識はあるようだけど、上手く説明ができなさそうだな……)

    日向「とりあえず、弐大に聞いてみるのが一番じゃないか?」

    左右田「そうだな、オメーは全部教えてくれなさそうだしな!」

    日向「俺はどんなイメージを持たれているんだ……」

    ということで、弐大に聞くこととしたのであった。
  291. 291 : : 2024/08/04(日) 21:59:37
    弐大「無? 全部じゃと? 障害物を越える、“ヴォルト”だけでも、スライド、ステップ、モンキー、モノキッド、モノダム……」

    左右田「もういい! もういい!」

    狛枝「いっぱいあるんだね!」

    弐大「それと、落下の衝撃を抑える“ロール”は、素人が下手に真似すると大怪我するかもしれんのぉ……」

    左右田「そんな危ないもんに障害物まで付けてタイムアタックさせようってのかよ!」

    日向「楽しみだな!」←才能を試したい

    狛枝「そうだね!」←皆の希望が見たい

    御手洗「えぇ……」←“何故か”パルクール“も”出来る

    田中「我が妙技、刮目するがいい!」←何故か自信満々

    十六夜「……」←おいちいお菓子が楽しみで怖いもの無し

    左右田「大半が乗り気なのこえーって!」
  292. 292 : : 2024/08/05(月) 01:33:12
    左右田も日向にライバル意識持ってるから頑張りそうだし全員奮闘してくれそうな信頼感がある
  293. 293 : : 2024/08/25(日) 17:23:12
    左右田「……………………よーーーーっし! 男左右田和一! 覚悟決めたぜ! 弐大! 技の説明なんていらねー! オレに一番にやらせてくれ!」

    弐大「やるもなにも、技を教えてる途中じゃろうが……忘れたのか?」

    左右田「わっ、忘れてねーよ! 決意表明しただけだ!」

    田中「では、改めて説明を頼む」

    狛枝「あまりの待ちきれなさに田中クンが普通に喋ってるね!」


    超高校級のマネージャー技と大会の概要説明中━━


    弐大「というわけで、いざ、パルクールスピードラン大会、開幕じゃあ!」

    安藤「ずいぶんと待たされた気がするよねー……まぁ、結果なんてヨイちゃんの圧勝に決まってるけど」

    弐大「というわけで早速順番……は……」

    左右田「…………」

    田中「まさに野獣の眼光、といったところか……」

    十六夜「やる気に満ちているな」

    狛枝「じゃあ、左右田クン以外の皆でじゃんけんをして決めようよ」

    日向(じゃんけん……それって幸運のお前が勝つに決まってるんじゃないか……?)

    狛枝「でも、恐れ多くも超高校級の幸運だなんて言われるボクがじゃんけんに参加するのは嫌だろうから、代わりに左右田クンがやってよ」

    左右田「まどろっこしいなぁ! ……まぁ、いいけどよ! 最初はグー!」















    出走順は……

    左右田
    狛枝
    御手洗
    十六夜
    田中
    日向

    このようになりましたー! きゃっきゃっきゃー!














    左右田「よし、行くぜ!」
  294. 294 : : 2024/08/31(土) 16:27:35
    安藤「ところでさ、このコースの参考タイムっていくつなの?」

    弐大「無……そうじゃな、よくある室内コース規模のコースだけなら20秒弱ほど……それに加えて今回は、油や落とし穴などのトラップ地帯を通り、また室内コース規模の別のコースを走ることになるから……」

    安藤「頑張れば1分が狙えるかもしれないくらいかな?」

    弐大「その通りじゃあ! 頑張るんじゃ皆ぁぁぁ!!!」

    安藤「うるさ……」
  295. 295 : : 2024/08/31(土) 23:13:25
    左右田和一 第一試技━━


    左右田「2回目があるような言い方するなって! ……よし、やるぞ! ソニアさん! 見ていてくださいね!」

    ※女子は女子会中です

    左右田「あの障害物を……番号通りに通って……」

    安藤「位置について! よーい……始め!」

    左右田「セリフの途中だっつの! クソ……!」

    目の前には高さ1メートルほどの鉄棒。

    左右田「………」

    それが3m間隔で3つある。

    普通自動車が約5mな事を考えると、意外と狭めだ。

    左右田「確実に行くべきだよな!」

    両手で鉄棒を掴み、地面を蹴り、越える!

    所謂、ツーハンドヴォルトというものだ。

    それを三度!

    そして3つ目の鉄棒を、その左には何故か岩があり、乗らなければならない!

    しかし岩は高さ約2m! 地面を蹴って「はい乗った!」とはいかない高さだ!

    左右田「……確実に、だ!」

    岩の横にお誂え向きに置いてある跳び箱を足場に、岩に乗る!

    左右田「次は……げっ」

    はい。落とし穴とか油とかのトラップがある地帯を通過していくゾーンです。

    左右田「っしゃあ!」

    勢いよく飛び降りる。

    ズボッ!

    左右田「落とし穴ぁ!? やべっ、抜け出せない……? いや慌てるな、別に落ち着けば……」














    御手洗「何か、勝負ではあるんだけど応援したくなるね」

    日向「あぁ、そうだな……」

    十六夜「初見で挑むのは、いささか不利な気もするな」

    狛枝「あのコース1分って、プロが最短で進んだらって話だよね……? これは次のボクもキツそうだなぁ」

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