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Heart ~第一話 羽崎凛と魔術〜
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- 1 : 2014/02/10(月) 01:48:33 :
- たまにパクリありのオリジナルストーリーです!
オリキャラがメインですが進撃のキャラも出てきます!
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- 2 : 2014/02/10(月) 01:54:23 :
- 世界の根源は魔術である
魔術を使う者を人々は魔術師と呼ぶ
世界の秩序は魔術師により支えられたきた
しかし世界は現在大きく揺らいでいる
世界の秩序を支えてきた魔術師によって
これは魔術によって滅亡へと向かう世界に抗う魔術師達の物語
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- 3 : 2014/02/10(月) 08:51:29 :
- 「久しぶりね楠木町…」
8階建てのマンションの屋上から街全体を見下ろす少女がいる
「相当秩序がみだされているみたい…近々この街に何かが起こる…」
そう呟き少女は暗闇へと姿を消した
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- 4 : 2014/02/10(月) 08:52:03 :
- Heart ~第一話 羽崎凛と魔術~
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- 5 : 2014/02/10(月) 19:29:16 :
- 鳥の鳴き声が集中を妨げる
魔術の使用には心臓から体全体に魔力を流し込む必要がある
その作業には集中力が不可欠だ
「ちっ…」
魔力を体に流し込む作業を中断する
「何で俺はこう魔力操作が下手なんだ…」
地面に背を預ける
そして彼は今はなき父の言葉を思い出す
『長門。魔力の操作には集中が不可欠だ。しかし戦闘中に一々魔力操作のために集中していては話にならない。
だからどんな魔術師でも日頃から魔力操作の訓練をしているんだ。父さんや母さんだって例外じゃない』
魔力を体に流し込む魔力操作
これは魔術の初歩の初歩であるが長門にはそれすら満足にできなかった
長門の父、紫吹海斗は日本で有名な魔術師だった
長門の母である華咲も父と同じく日本で名を馳せた魔術師であった
偉大な両親によって産み落とされた長門には基礎の基礎である魔力操作に苦労することはないはずだった
しかし彼はその魔力操作に苦労している
師であった両親を亡くした今、彼の魔力操作の何が間違っているのかそれを指摘できる者はいなかった
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- 6 : 2014/02/10(月) 21:25:31 :
「長門。朝ごはんできたよ」
長門「姉ちゃん…修行してる時は声かけないでくれって言ってるだろ」
長門の唯一の家族、紫吹美香
彼女は魔力を持たない普通の人間である
美香「なら庭でなんか修行しないで道場に行けばいいじゃない。私には魔力操作してるのかどうかなんてわからないんだから」
長門「はいはい…わるかったよ…」
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- 7 : 2014/02/10(月) 21:28:36 :
- 基本更新は2日に一回23時半〜0時間にしようと思っています!
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- 8 : 2014/02/10(月) 21:29:13 :
- 物語が進むにつれ進撃のキャラが登場する予定です!
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- 9 : 2014/02/10(月) 21:41:13 :
- 期待なのだよ☆
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- 10 : 2014/02/10(月) 21:42:51 :
- >>9まさかお掃除イェーガーさんですか?
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- 11 : 2014/02/10(月) 23:02:54 :
- ~通学路~
長門は一人で歩いていた
姉の美香とはいつも別々に登校している
「よっ!長門!」
長門「壮太か…おはよ」
松尾壮太
彼もまた魔術師である
彼は長門とは違いいくつかの魔術を扱うことができ容姿もいいため女子にはモテる
魔術は世界の秩序を支えている根源であるため一般人にも公にされているのである
壮太「眠そうだな?また魔力操作の訓練してたのか?」
長門「俺はお前と違って魔術の一つも使えないからな!」
壮太「そんな言い方するなよ…でも血筋的にも俺よりお前の方が圧倒的に魔術師として優秀な筈なのにな…」
長門「本当に親父と母さんの血を引いてんのか俺は」
壮太「そりゃ引いてるだろ。顔そっくりだし。親父さん写真でしか見たことないけど」
長門の両親は二人とも長門が4歳の時に他界している
壮太も両親はいない
つまり長門と壮太は同じ魔術師で両親もいない
なので友達のいない長門の唯一の友人である
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- 12 : 2014/02/10(月) 23:51:59 :
- 教師「紫吹さん。後で副委員長の如月君と一緒に職員室まで来てくれる?」
美香「はい!」
美香が職員室に行く途中に見たその光景は信じ難いものだった
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- 13 : 2014/02/11(火) 00:26:52 :
- ありがとう
期待&支援だよ
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- 14 : 2014/02/11(火) 18:36:20 :
- >>10
そうなのだよ☆
期待☆
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- 15 : 2014/02/12(水) 13:43:24 :
- 登校すると廊下が騒ついていることに長門は苛立つ
壮太「なぁ何してんだ?」
壮太は彼の友達に何が起きているのかを尋ねる
モブ「なんかスゲーイケメンの外人が来てんだよ」
壮太「外人?」
モブ「あぁ。何でも紫吹を探してるとか」
長門「俺を?」
モブ「いたのか紫吹。ほらあっちにいる奴だよ」
そう言われ長門と壮太は壮太の友達の指さした方向へ向かう
「お前が紫吹の後継か?」
長門「だったらなんだよ?」
「俺はエレン。エレン・イェーガー。グリシャ・イェーガーという名に心当たりはないか?」
長門「知らねーけど」
エレン「そうか。まぁお前が知ってよーが知らなかろーが関係ないんだけどな」
長門「は?」
エレン「グリシャ・イェーガーは俺の父親の名だ。お前の父親に殺された俺の父親の名だ」
長門「親父が…?」
エレン「そうだ。本来ならお前の父親に用があるんだけどな死んでるみたいだからお前でいいよ」
長門「用だと?」
エレン「あぁ…父さんの仇…ここで死ね…!」
エレンは長門に向け魔力弾を放った
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- 16 : 2014/02/12(水) 15:58:10 :
壮太「急に攻撃か汚いな」
壮太はエレンの放った魔力弾を弾く
エレン「お前…魔術を使えるのか?」
壮太は手に大量の魔力を込めて弾いたのだ
壮太「まぁな…」
エレン「それより…今のは様子見の一撃のつもりだったんだけど…紫吹の後継、何故今魔術を行使しなかった?」
長門「くっ…」
壮太「紫吹の後継者がわざわざお前のために魔術を行使するかよ」
エレン「じゃあ…お前から殺してやる!」
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- 17 : 2014/02/12(水) 21:55:59 :
- キャラの読み方の紹介をしておきます
紫吹長門
しすいながと
紫吹美香
しすいみか
羽崎凛
はざきりん
松尾壮太
まつおそうた
キャラが増えるごとに読み方も伝えたいと思います!
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- 18 : 2014/02/12(水) 23:35:30 :
- エレンは壮太に向け魔力を込めた針を投擲
壮太はそれをなんなく弾く!!!
エレン「いいのかそんな簡単に敵の武器に触れて?」
壮太「ぐっ…!!!」
壮太は突如針を弾いた右腕を抑えだす
エレン「この針には俺の魔力が込められてるんだ。この針に触れた体の部位の周辺に俺の魔力が流れ込む仕組みになっている」
壮太「クソっ…」
壮太は迂闊だったと先程の自分を後悔する
壮太「行け…!!!」
壮太は魔力を輪のように変化させエレンへと攻撃!!!
攻撃はエレンに直撃した!!!
長門「やったか…?」
エレン「腕を痛めてなかったら危なかったな…」
壮太の攻撃が直撃したにもかかわらずエレンは額から少量の血を流しているのみである
エレン「紫吹の後継じゃないお前に興味はない…終わりだ」
エレンは針二本を魔力でくっつけて壮太へ投擲!!!
長門「壮太!!!」
壮太はその場に倒れこむ
生徒達は悲鳴を上げる
エレン「次はお前だ」
そう言いエレンは長門に向け針を投擲!
長門が目を瞑った瞬間金属で針を弾いた音がする
「大量の一般人の前で防御結果も貼らず魔力を行使して戦うなんて常識がないのかしら?」
長門は声の主の方を見る
そこには黒いコートを着たツインテールの女が立っていた
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- 19 : 2014/02/12(水) 23:44:22 :
- 続きは明日の23時半に
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- 20 : 2014/02/13(木) 18:44:29 :
- 期待!!!
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- 21 : 2014/02/13(木) 23:26:07 :
- 再開します!
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- 22 : 2014/02/13(木) 23:38:13 :
- エレン「お前は…羽崎凛か…?」
凛「ご名答。久しぶりねイェーガー君。そして初めまして紫吹長門君」
長門「誰だあんた…?」
凛「羽崎凛。魔術師よ。ある人物からあなたの所へ行ってほしいと頼まれてね」
長門「ある人物?」
凛「そのうちわかると思うわ」
長門「てか何で俺のこと知ってんだよ?」
凛「紫吹の後継なんだから当たり前でしょ?あなたバカ?」
長門「なっ…」
エレン「おい!」
凛「あらごめんなさい。お邪魔しちゃったわね。でもあなたはここで一旦引いてくれるからしら?」
エレン「断る。邪魔するなら羽崎の魔術師だって容赦はしないぞ」
凛「はぁ…なら力尽くで!」
凛がそう言うと同時にエレンは針を投擲!
凛「我を守れ三原則の盾!」
凛の演唱が終るとすぐに凛の前に結界が張られ針を弾く!!!
凛「真相と虚像の雨よ汝の力をここに解放せよ!」
凛の演唱が終わると同時にエレンの体に光った棒が3本突き刺さる!!!
エレン「動けねぇ…」
凛「はいこれで終わりよ」
そう言い凛は四角い小さな箱をエレンに投げる
するとエレンの周りに丸い光が多数発生する
エレン「何だこれ…?」
凛「これは魔力封鎖装置。あなたの魔力の量なら1週間は魔術を行使できないわ」
長門は羽崎凛と名乗る少女の戦いぶりに見惚れていた
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- 23 : 2014/02/13(木) 23:41:39 :
- 凛「これで引いてもらえるかしら?」
エレン「クソっ!!!」
「エレン。ここは一旦引こう」
エレン「…アルミン…」
アルミンと呼ばれる金髪の男は弱々しくエレンの元へと歩く
アルミン「羽崎の魔術師相手じゃいくらエレンでも無理だよ…」
エレン「わかったよ…」
エレンはアルミンと名乗る男と共に姿を消した
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- 24 : 2014/02/13(木) 23:52:31 :
- 美香「長門!!!壮太!!!」
長門「姉ちゃん…」
美香「大丈夫⁉」
長門「俺は大丈夫だけど…壮太が…」
壮太は血を流して倒れたままでいる
3人の教師が壮太についている
恐らくもうすぐ救急車が来るだろう
凛「紫吹君少しいいかしら?」
長門「今それどころじ…
凛「わからないの?あなたには今どうすることもできない。奴らを追うこともあなたのお友達を助けることも」
長門「そんなことは俺が1番わかってんだよ!!!」
美香「長門…」
凛「そう。ならいいわ」
長門「なに?」
凛「自分の力量を理解するのは大切なことよ。魔術師にとっては特にね」
長門「お前は一体何なんだ…?」
凛「直ぐにわかるわ。だから今から私と一緒に来てくれるかしら?」
長門はしばらく口を閉ざす
そして
長門「わかった」
美香「ちょっと長門⁉」
長門「悪い姉ちゃん。姉ちゃんは壮太を頼む」
美香「でも…」
凛「大丈夫ですよ。紫吹君に危害は加えませんから」
美香「…」
凛「じゃあ行くわよ」
長門「あぁ」
長門は魔術師の力を初めて実感した
それと同時に羽崎凛という少女に魔術師として憧れに近い感情を抱いた
紫吹長門
彼の人生はこの日を境に大きく変化するのであった…
第一話完
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- 25 : 2014/02/13(木) 23:55:33 :
- 一話はこれで終わりです。
かなりの長編になる予定です。
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- 26 : 2014/02/14(金) 20:05:12 :
- 第二話です→http://www.ssnote.net/archives/10153
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- 27 : 2014/02/15(土) 21:20:36 :
- 乙です!
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- 28 : 2014/02/15(土) 21:47:16 :
- グループ作成しました!
誰でもいつでも好きな話をしてくれるメンバー募集です!
http://www.ssnote.net/groups/155
ちなみに自分はあまり参加できないかもです(笑)
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- この作品はシリーズ作品です
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