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エレン「地上の天使様」

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  1. 1 : : 2014/02/06(木) 18:14:13
    シリーズものの2話です

    http://www.ssnote.net/series/497
    ⇧シリーズ一覧のURLです

    1話読んでないとよくわかんないと思います

    明日の夜には終わらせる予定なのでよろしくです(^^)/
  2. 2 : : 2014/02/06(木) 18:16:11
    http://www.ssnote.net/series/333
    ⇧今書いてる別シリーズのエレクリです

    よかったら読んでみてください
  3. 3 : : 2014/02/06(木) 18:31:19
    期待
  4. 4 : : 2014/02/06(木) 18:38:19
    期待なのだよ☆
  5. 5 : : 2014/02/06(木) 19:16:18
    期待です!
  6. 6 : : 2014/02/07(金) 00:02:06
    1話、面白かったです(*^ω^*)
    エレンがツッコミを入れてるところとか、1人で爆笑でしたよ〜w
    引き続き、期待です♪(*´∀`*)
  7. 7 : : 2014/02/07(金) 18:03:38
    期待してくれた方ありがとうございます!

    今日の8時30分には終わらせるので、
    今から頑張りたいと思います
  8. 8 : : 2014/02/07(金) 18:10:01



    少女「私は、天使」




    エレン「うん、そっか!じゃあ俺用事があるから、またね!」スタスタ


    戦線離脱。
    そうしなければ俺の頭ではついていけない。










    エレン「うぁ~」バスッ


    唸りながらベッドにダイブ。
    現実逃避をするときの俺の癖。
    もうだめ。
    現実見れない。



    エレン「(だって現実見ればみるほど現実っぽくない子が隣の部屋で三角座りしてるんだぞ?)」ウゥー


    っていうか母さんだよ。
    あの人なんか知ってるだろ。
    教えてくれよ。
    もうファックスでもいいからさ。




    エレン「(はぁ~、寝よ)」ウトウト


    あれだな。
    起きたら全部夢であればいいのに。
    このままここにいたら俺禿げるわ。




    エレン「zzz」クー、クー

  9. 9 : : 2014/02/07(金) 18:11:31
    期待なのだよ☆
  10. 10 : : 2014/02/07(金) 18:48:24
    ーーーーーーーーーーーーーー

    ーーーーーーーーーーーー

    ーーーーーーーーーー






    エレン、エレン!


    ???「エレン、起きなさい」ユサユサ





    エレン「ぅ、ん?」パチッ


    カルラ「やっと起きたわね。晩ご飯ができてるから早く降りてらっしゃい」スタスタ




    エレン「ん?母さん?」ムクッ


    あれ?
    母さんて海外に出張じゃなかったっけ?
    これは夢オチ?



    エレン「(っしゃあぁぁあ!)」グッ


    これであの自称天使様に関わらなくて済む!
    っていうか普通居ないよな、
    自分のこと天使って言うやつなんて♪


    エレン「っと晩飯だったな」スタスタ



    ガチャ





    少女「」ペタペタ







    エレン「・・・・・」チラッ







    少女「」ガチャ、バタン






    エレン「(あれ?俺んちに天使様?)」




    ってちがう!
    よく見たらここ俺んち違うじゃん!
    俺の部屋ダンボールばっかじゃん!







    エレン「(…なんで母さんがいるんだ?)」


    後でゆっくり話を聞かなくちゃな。
    天使様のこととか。
    あー、1人暮らしで喜んでた頃が懐かしい…。

  11. 11 : : 2014/02/07(金) 18:50:08
    続きまってましたー!期待!
  12. 12 : : 2014/02/07(金) 19:04:33
    期待していただきありがとうございますm(_ _)m
  13. 13 : : 2014/02/07(金) 19:05:44




    エレン「」モグモグ


    カルラ「」パクパク


    ってなわけで夕食です。
    食卓を囲むは俺と母さん。
    天使様は自室におられます。






    エレン「で?なんで母さんがいんだよ」モグモグ


    カルラ「気が変わったのよ」モグモグ


    エレン「父さんはどうしたんだ」パクパク


    カルラ「1人で行かせたわ。子供じゃないんだから大丈夫でしょ」ヒョイパク



    エレン「…何も言わなかったのか?」



    カルラ「確か同僚に独身じゃないかって疑われてて、私を連れて行かないと信じてくれないから来てくれって言ってたわね」モグモグ





    エレン「…ってことは」


    カルラ「嫁がいるって見栄を張ったイタい人になっちゃってるでしょうね」フフフ




    父さん、あんたに同情するよ。
    苦労してるんだね、
    俺と一緒で。




    エレン「…わかった。そこはもういい」




    切り替えは大事である。
    たとえ父親のことだとしても例外ではない。




    カルラ「他に何かあるの?」モグモグ


    エレン「俺の部屋の隣にいる子はなに?」


    カルラ「うーん、まぁ気にしないで」


    エレン「いや無理だから!」


    カルラ「食事中に大きな声ださないで」



    エレン「ッッ!!…気にするなってどういうことだよ」イライラ




    カルラ「そのままよ。あの子には関わらないで」パクパク




    エレン「意味がわかんねぇんだけど」


    カルラ「あなたは知らなくていいのよ」


    エレン「…とりあえず、あいつの名前教えてくれよ」


    カルラ「自分で聞けばいいじゃない」モグモグ


    エレン「自分の名前は天使ですって言われた」



    カルラ「…クリスタよ」



    エレン「わかった。ごちそうさま」スクッ







    うーむ、謎だ。
    まず親は?なんで一緒に住まないんだ?
    この家にいるのは…
    ここに住んでたんだろうな、もともと。



    エレン「(あの部屋の生活感からしてそうなんだろう。エアコンあったし)」スタスタ






    あ、わかった。
    クリスタの家族は元々この家に住んでて、
    親はどっかに出張に行ったんだ。
    で、こっちも同じように出張に行く。



    エレン「(でも俺は高校行かないといけないから都会に行かなくてはならない)」スタスタ



    だからこの家に住むことになった。
    母さんが来た理由としては
    おそらくクリスタの母親がいる予定だったが
    父親と行ってしまった。
    だから俺の母さんが来た。



    エレン「(まぁこんなもんだろ。親同士の関係はいつかの同級生とかそんなところでしょ)」ガチャ、バタン






    はい、解決。
    これでなにも気にしなくて済む。



    でも何でこのことを母さんは話してくれないんだろ?
    別に変な話じゃないと思うけど。








    エレン「(ま、いっか。どうせめんどくさいからとかだろ)」ゴロン



    …あいつ、クリスタって言うのか。
    あれだな、
    天使のような容姿で高得点獲得、
    後に言動によってマイナス補正がかけられた、
    そんな感じのやつだな。

  14. 14 : : 2014/02/07(金) 19:18:23


    エレン「(神様はすべてに対して平等ってことがよくわかったよ)」







    そういえば、クリスタはなに食ったんだろ?
    夕食来なかったし。
    やっぱメロンパン?



    ガチャ、バン!


    エレン「(?…母さんか?)」



    ベッドの近くにある窓からドアを閉める音がした。
    だから多分誰かが家をでたんだろう。
    …でも何でこんな時間にでてくんだ?





    エレン「」チラッ



    ほら、やっぱり玄関の音だった。
    母さんじゃないけど。


    エレン「おーい!どこに行くんですか天使様ー!」



    ちょっと皮肉って声をかけてみる。
    するとクリスタはこっちをチラッと見ただけで
    またすぐに歩き出した。



    エレン「(…無視かよ)」ハァ



    モンハンでもしよっかな?
    紅玉がでねぇんだよな~。
    物欲探知システムをガチで疑ってしまう今日この頃。






    エレン「…(はぁ、ダメだ)」スクッ


    この時間に出てくっておかしいだろ。
    あと危ないだろ。
    だからやめてほしい。
    俺めっちゃ気になっちゃうから!


  15. 15 : : 2014/02/07(金) 19:21:43
    期待です(´∇`)

    前作というか1話というか面白くて、続きが気になってました!
    頑張って下さい♪
  16. 16 : : 2014/02/07(金) 19:23:21

    エレン「(絵に描いたようなお人好しだな)…母さん、ちょっと出てくる」タッタッタ、ピタッ


    カルラ「どこまで行くの?」カチャカチャ


    エレン「決めてない」



    カルラ「…物置に自転車があるから、散歩じゃないなら乗って行きなさい」ジャー


    エレン「へーい」タッタッタ









    エレン「(あいつどこ行ったんだよ)」スー



    ってかなんだこのチャリは。
    ベルの中からゴキブリ出てきたぞ?
    どんだけ放置してたんだよ。



    エレン「(そもそもマジで何しに出たんだ?やっぱ晩飯?)」スー



    だったら昼のコンビニっぽいな…。
    逆来ちゃってるけど。



    エレン「あぁ!何で探しちゃってんだろうな!!」キィ!
    クルッ、ザッザッザッ




    俺は向きを変えて来た道を全力でこぐ。
    …最初っからコンビニ行っとけばこんなことになんなかったんだよ。
    自分の要領の悪さを呪うぜ。
    わら人形しかやり方知らんけど。


  17. 17 : : 2014/02/07(金) 19:33:07
    ーーーーーーーーーーーーーー

    ーーーーーーーーーーーー

    ーーーーーーーーーー




    キィィイ!!


    エレン「ケホッ、よぉ…天使様」ゼェ、ハァ


    クリスタ「」ピタッ、チラッ



    クリスタはやっぱりコンビニに向かっていた。
    っていうかさ、徒歩5分位でこれるだろ?
    10分位経ってると思うんだが
    なぜにまだコンビニにつけてないの?



    クリスタ「…」プイッ、ペタペタ



    歩幅ちっさ!
    俺の半分もねぇし。



    エレン「おい、無視すんなって。あと靴を履け」スー


    クリスタ「」ピタッ、パクパク


    エレン「ん?なんて?」ズイ


    クリスタ「必要ない」ボソボソ


    エレン「なんで?」


    クリスタ「私は天使だから」ボソボソ


    エレン「それと靴の関係を10字以内で述べよ」


    クリスタ「天使は5㎜浮いてる」ボソボソ


    エレン「ドラえもんかよ!」


    クリスタ「…せめてドラミちゃん」ボソッ


    エレン「…自覚あんのかよ」トホホ


    クリスタ「…でも天使」ボソッ


    エレン「はいはい。で?天使でドラミちゃんなお嬢さんはなにをしにこちらまで?」



    自分で言っててなんだが、
    意味わからん。



    クリスタ「…メロンパン」ボソッ


    エレン「好きなのね、メロンパン」



    ついでにドラミちゃんもメロンパン大好きだよ。
    だからなんだって感じだが。



    クリスタ「」クルッ、ペタペタ



    浮いているのになっている足音。
    不思議だなぁ。
    解明してくれよ、
    なぁ、アインシュタインよ。



    エレン「待てよ天使様、後ろに乗ってくかい?」スイー



    天使をナンパしてるみたいだな。
    恐らく世界初だろう。
    …天罰とかやめてね?



    クリスタ「…」チラッ


    エレン「ほら、乗れよ」キィ


    クリスタ「…」ストッ


    エレン「…へ?」



    クリスタさん、あなた軽過ぎやしませんか?
    2人乗りの感覚と違いますよこれ。



    エレン「」チラッ


    クリスタ「?」クビカシゲ


    エレン「(でもしっかりと乗っとる…)」



    うーむ、浮遊説が有力になってきた。
    またはドラミちゃんってことも考えられるな。
    アインシュタインよ、眠ってる場合じゃないぞ。



    クリスタ「…」ガシャガシャ


    エレン「あぁ、はいはい」グッ



    天使様はご立腹なされた。
    天罰が下る前に出発せねば。


  18. 18 : : 2014/02/07(金) 19:36:27
    面白いのだよ
    期待
  19. 19 : : 2014/02/07(金) 19:47:20





    キィィ




    エレン「着いたぞ」


    クリスタ「」フルフル


    エレン「ここじゃないのか?」


    クリスタ「」コクッ


    エレン「じゃあどこ?」


    クリスタ「」スッ


    エレン「まだ先?」


    クリスタ「」コクッ


    エレン「はいはい」グッ



    いや喋ろうよ。
    伝わったからいいけどね?
    会話ぐらいはしてくださいよ。
    俺傷つきやすいんだから。













    エレン「!(…またコンビニがある)」スー



    あぁ、なるほどね。
    昼にあっちのメロンパンは買い尽くしたから
    今度はこっちのメロンパンを買い尽くすのね。





    変な話だな。



    エレン「ここだろ?」キィ


    クリスタ「」スタッ、ペタペタ

    ウィーン

    エレン「(無口だねぇ)」ポリポリ



    しばし待つこと(恐らく)5分。
    大量のメロンパンを袋に詰めた天使様が
    自動ドアを開き現れる。
    シュールっていうのかな、こういうの。



    クリスタ「」ストッ


    エレン「さて、帰りますか」グッ



    ガシャガシャ



    エレン「うお!なんだよいきなり!」バッ


    クリスタ「」スッ


    エレン「あっち?でも家は逆だぞ?」


    クリスタ「」パクパク


    エレン「ん?」ズイッ


    クリスタ「公園で食べたい」ボソボソ


    エレン「あっちに公園があるのか?」


    クリスタ「」コクッ


    エレン「でも外で食べるの寒くないか?」


    クリスタ「」コクッ


    エレン「…はいはい」グッ



    というわけで行き先変更。
    この町での公園デビューだ。




    ちょっと違うか。


  20. 20 : : 2014/02/07(金) 19:51:25
    期待!
  21. 21 : : 2014/02/07(金) 19:54:46

        ~京楽公園~



    エレン「ほい、着いたぞ」キィィ


    クリスタ「」スタッ、ペタペタ



    ここがこの街の公園か。
    よし、覚えたぞ。
    でも今の頭の中にある地図かなり尖ってるな。
    家をでて右に行くと…


    徒歩5分のコンビニ
        ↓
    チャリ3分のコンビニ
        ↓
    チャリ6分の京楽公園


    次は左に行こう。
    向かい風が吹いてても左だ。
    右側に用事があっても左だ。
    地球一周して行ってやる。



    クリスタ「」ストッ



    クリスタは公園にあるタイヤ(あの半分だけ地面にめり込んでるやつ)に腰を下ろした。
    ので俺はその隣のタイヤに座る。



    クリスタ「」ビリビリ、ハムッ


    エレン「…なぁ、聞いていいか?」


    クリスタ「」モグモグ、ゴクン


    エレン「」ジー


    クリスタ「」ハムッ


    エレン「(デジャヴだ!!)」



    そういえば、
    今はなに言っても無反応だったな。
    んじゃ気長に待ちますか。



    エレン「」ジー


    クリスタ「」ハムッ


    エレン「」ジー


    クリスタ「」チラッ


    エレン「ん?」


    クリスタ「」プイッ


    エレン「(そっぽ向きやがった…)」ガーン



    まぁジロジロ見られてたら
    食べにくいよな。
    っていうことにしとこう。
    さっきも言ったが俺は傷つきやすいのだ。



    ヒュウゥゥゥ



    エレン「(おー、涼しい~♪)」



    20分自転車をこいで暖まった体を夜風が撫でる。
    4月の風は冷たいものだが
    今の俺にとっては心地いいことこの上ない。



    クリスタ「」クシュン!


    エレン「(だよね~)」チラッ



    この天使様はワンピース1つで来ている。
    加えてこの方はチャリの荷台で揺られてただけなので暖まってすらいない。


    だから寒くないかって聞いたのにな~。



    エレン「(風邪引かれても困るし…)」バサッ



    俺は着ていたパーカーをクリスタの肩にかける。
    因みにこれにも無反応。
    メロンパンに集中してんのな。



    クリスタ「」ハムッ


    エレン「」ジー


    クリスタ「」モグモグ‥


    エレン「」サッ



    フードを被せてみた。
    理由?
    そんなものはない。
    フードがあったから被せてみた、
    それだけなのだ!



    クリスタ「」ハムッ


    エレン「!(…ミスった)」ポリポリ



    クリスタはもちろん俺よりふた周り以上小さい。
    だから俺の着せたパーカーはかなりでかい。
    そしてフードを被せる。
    すると、大きなパーカーに包まれた小さな天使という感じになる。
    つまり、なにが言いたいのかというと…



    エレン「(なんでこいつは無駄に可愛いんだよ…)」ハァ



    たぶんパーカーでこいつのちっこさが
    強調されたんだ。
    つまり、自爆。
    やってしまった感が否めない。


    なんで可愛いと思ったらダメなのか?
    そりゃ俺はロリコンではないからだ。
    だがこいつを可愛いと思うほどに自分がロリコンであるように思えてくる。
    結果、死にたくなる。



    エレン「(だからこういうことは避けなきゃならん。俺が自殺をしないためにもだ!)」


    クリスタ「」パクン



    という生きていくための誓いを
    心の中で叫んでいるうちに(とてもむなしい…)
    天使様は最後の一口を咀嚼する。

  22. 22 : : 2014/02/07(金) 20:03:00


    クリスタ「」ゴソゴソ


    エレン「(また食いだしちまう!)…ストップ!」サッ


    クリスタ「」ムッ



    いやいや睨まれましても。
    だってあなた食べ出したら止まりませんじゃないですか。



    エレン「あのさ、少し話そっか」ポリポリ


    クリスタ「ぅぅ~、…!」サッ


    エレン「ん?」


    クリスタ「…これ」ボソボソ


    エレン「それ?俺のパーカー」


    クリスタ「…なんで?」ボソボソ


    エレン「なんでって、寒そうだったじゃん」


    クリスタ「…」ゴニョゴニョ


    エレン「ん?なんて?」ズイ


    クリスタ「もういい」プイッ



    もういいって、あなた今のは俺に聞かせる気ゼロだったでしょ。
    ちょっと耳が慣れてきて聞こえるなって思ったのにもう俺の予想を越しましたね。



    エレン「(というかその声量にはギアのようなものがあるのか?)」



    かろうじて聞けるのを(先ほど聞こえてたもの)
    ギア5としたら今のは3だな。
    1はたぶん超音波レベルだろう。
    すげーな天使様。



    クリスタ「なに話すの」ボソボソ


    エレン「えーっと…」ポリポリ



    どうする?
    もうストレートに行くべきか?
    よし、そうしよう。
    遠回りめんどいし。


  23. 23 : : 2014/02/07(金) 20:08:37

    エレン「なんで自分のこと天使って言ってんの?」


    クリスタ「天使だから」



    ギア7だな。
    ここだけ強調しやがった。
    まぁちっさいけども。



    エレン「だったら羽はどうした?」


    さて、どう答える?


    クリスタ「…折れた」ボソッ









    翼の折れたエンジェルぅぅぅぅう!!!!
    なんですかそれは!!!
    中村さん(歌い手さん)もビックリだよ!!
    まさか現実にいるなんてね!



    エレン「(ヤバい…、昼のメロンパン並みの衝撃だ)…そっか、お、折れちゃったなら仕方ないね」アハハハ


    クリスタ「」コクコク



    うんうんじゃないよ。
    俺の脳内メモリはもう限界なんだよ!
    俺なんか悪いことした!?
    絶対夢の中で翼の折れたエンジェルがメロンパン食ってるわ!



    エレン「(てか目の前にいたわ…)」ショボン


    クリスタ「?」クビカシゲ



    それやめて。
    可愛いから。



    エレン「じゃあ、天界(なんだそれ)には戻れないってこと?」


    クリスタ「」コクコク


    エレン「てことは仕方なく地上にいるだけなのな?」


    クリスタ「」フルフル


    エレン「(否定…?)そうじゃないの?」


    クリスタ「」コクコク


    エレン「…なんかしなくちゃいけないとか?」


    クリスタ「」コクコク


    エレン「なにを?」


    クリスタ「探してる」ボソボソ



    ギア6だな。



    エレン「(違う違う…)探してる?」


    クリスタ「お母さんとお父さん」



    あれ?
    俺の考えでは出張ですよあなた達。



    エレン「どこにいるんだ?」


    クリスタ「…わからない」ボソボソ






    出張先がわからないってことか、
    あるいは…






    “蒸発”ってことも考えれるな。
    だとしたらかなりデリケートな問題だぞ…。






    エレン「(依然天使との関係は不明だが…)そっか」 




    クリスタ「…」




    エレン「…好きなのか?」



    クリスタ「大好き。世界で、一番」




    エレン「…だよな」






    お前、普通に声出せれたんだな。






    エレン「…うし、俺も手伝ってやるよ」


    クリスタ「?」


    エレン「一緒に探してやるって言ってんの」ポン


    クリスタ「…」ジー


    エレン「なんだよ」


    クリスタ「人間には無理」ボソボソ



    ギア5に戻りやがった。
    聞こえんこともないが、
    耳澄ますのもめんどくさいんだぞ?



    エレン「うっせぇ。人間なめんな」グシャグシャ



    俺はクリスタの髪をグシャグシャにしてやる。
    人間代表としてこの天使に少しお仕置きだ。



    クリスタ「ぅ…」


    エレン「(やばッ!泣いちまうか?)」ソー


    クリスタ「」ツー


    クリスタの目からは涙が流れている。
    でも、なんかメロンパン盗った時とは
    雰囲気が違うような…?


    エレン「あ…その、ごめん」アセアセ


    クリスタ「…いい」ボソッ



    そう言ってクリスタは立ち上がり
    自転車の方へ歩いていく。
    因みに今のはギア4だ。
    このまま順調いくと俺はいつか超音波も聞こえるような気がしてきた。



    エレン「(随分とあっさり許してくれたな…)もう帰るか?」スタスタ


    クリスタ「」スタスタ、ストッ



    クリスタは自転車の荷台に座る。
    俺はその意味を理解し、
    家に向かってペダルを踏む。


    家まで何分かかるかな?
    ちょっと全力でこいでみるか。
    後ろの荷物がもし落ちたりしたら
    誰か交番に届けといてください。


  24. 24 : : 2014/02/07(金) 20:13:22






    エレン「ゼェ、ハァ、ゼエ、ハァ」グググッ



    坂があったの忘れてた…。
    あんま急じゃないから下るときは気にならんが
    上るとなるとなかなかキツい。
    あと長い。
    100メートルあるだろこれ。



    エレン「(唯一の救いは後ろの荷物の軽さか…)」ゼェ、ハァ



    てか天使。
    飛べるなら飛んでけ。
    …無理か。
    翼の折れたエンジェルだもんね。











    エレン「つ、着いた~」ゼェ、ハァ



    記録、10分32秒。
    問題があるとすれば
    この記録は俺の体内時計で計測されたことだな。





    俺はバカか。



    クリスタ「」スタッ、ペタペタ


    エレン「ちょ、待てって!」


    クリスタ「」ピタッ、クル


    エレン「玄関の前で待ってろ。わかったか?」


    クリスタ「ぅぅ~」ムゥ


    エレン「いいから待ってろよ。チャリ片付けてくるから」グッ



    でも何でお前は会話の声よりも
    うなり声の方が大きいんだ?
    会話で本気出せよ。
    俺に負担がかかるんだから。









    クリスタ「…」


    エレン「よし、ちゃんと待ってたな」タッタッタ


    クリスタ「」ムゥ


    エレン「(これは無視だな)…入るぞ」ガチャ、スタスタ


    クリスタ「」ペタペタ


    エレン「はいストップ」


    クリスタ「」ピタッ


    エレン「ほれ、雑巾しかなかったけど、これで足ふけ」



    忘れてるかもしれんが、
    こいつは裸足なのだ。
    このまま家に上げることは
    土足ではいることと同意義である。
    よって俺には足を拭かせる義務が課せられる。
    外国はOKなんだろうけど。



    クリスタ「」ムゥ


    エレン「ムゥじゃない。靴を履かないお前が悪い」スッ


    クリスタ「…」パシッ


    エレン「(よしよし…)」



    てかなんで俺がこんなこと教えなきゃならんのだ。



    クリスタ「」スッ





    エレン「(そもそもこいつの靴ってあるのか?)」





    クリスタ「ぁ…」グラッ





    エレン「ん?」チラッ





    クリスタ「」ゴツンッ!





    エレン「は?」





    クリスタ「ぅぅ…」ウルウル





    エレン「はぁぁ!?」



    こいつしゃがんだだけでバランス崩しやがった!
    しかも頭から床に激突するし…。
    お前、どんくさいな~。



    クリスタ「ぅ、…ヒック」ウルウル


    エレン「(その上泣くし…)そんなことで泣くなって」グイッ


    クリスタ「うぅ~」ウルウル


    エレン「ほら、雑巾貸して」パシッ


    クリスタ「グス、スン」


    エレン「ったく(…何で俺がこんなことしてんだろ)」フキフキ



    というなんともお父さんらしいことをして(果てしなく不本意であったが)、
    さっと風呂を済まして今は自室のベッドでくつろいでおります。



    エレン「(明日は学校…か)」ゴロゴロ



    どんなやつがいるんだろ?
    確か中高一貫らしいからある程度グループできてんだろうな~。
    …不安だ。








    エレン「(YouTubeでも聴こっかな)」スッ










    俺の今の選曲は…











    中村あゆみさんの歌う…













    『翼の折れたエンジェル』










    エレン「…」













    エレン「もう…いや」
  25. 25 : : 2014/02/07(金) 20:15:28
    2話終了です

    3話のURLもここに貼るつもりです
  26. 26 : : 2014/02/07(金) 20:15:53
    あと期待してくれた方はありがとうございますm(_ _)m
  27. 27 : : 2014/02/07(金) 20:28:04
    次回も期待なのだよ☆
  28. 28 : : 2014/02/07(金) 20:28:42
    期待!
  29. 29 : : 2014/02/07(金) 21:17:06
    次回も期待!
  30. 30 : : 2014/02/08(土) 14:56:38
    次回も期待っス!(* ̄∇ ̄)ノ
  31. 31 : : 2014/02/09(日) 03:16:50
    電波女と青春男ににてる気がする

    違ったらすみません(´;ω;`)
    期待です(〃⌒ー⌒〃)ゞ
  32. 32 : : 2014/02/09(日) 09:42:08
    >>31
    だいぶ似ちゃってますね

    もしそれで不快になられたのなら考えます
  33. 33 : : 2014/02/09(日) 13:28:46
    不快なんてとんでもない♪(/ω\*)
    続きに期待です(^-^)v
  34. 34 : : 2014/02/09(日) 15:58:16
    続き期待〜
  35. 35 : : 2014/02/10(月) 17:13:05
    おもしろいな!おれでもわかるぜ!
  36. 36 : : 2014/02/11(火) 16:09:50
    面白過ぎる
  37. 37 : : 2014/02/15(土) 00:32:58
    期待です!
  38. 38 : : 2014/02/15(土) 14:01:40
    http://www.ssnote.net/archives/10221
    ⇧第3話のURLです。
  39. 39 : : 2014/02/15(土) 17:51:14
    面白すぎヤヴァイ
  40. 40 : : 2018/03/23(金) 20:55:34
    むみめみゆゆゆゆめちちねみめゆめゆめみめゆゆ
  41. 41 : : 2018/04/07(土) 16:44:30
    http://www.ssnote.net/archives/10221

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tark6175

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天使っぽい女の子とエレンの日常 シリーズ

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