この作品は執筆を終了しています。
episode参「闇夜を想う」
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- 1 : 2014/01/26(日) 23:19:01 :
-
~進撃高校・職員室~
プルルルルル
ガチャ
ハンネス「はい、進撃高校職員室です。…はい、私ですが、…はい、はいわかりました。…はい、それではお大事に…」ガチャ
ハンネス「はぁ…」
グンタ「どうした?」スタスタ
ハンネス「…最近な、学校に来てない奴がいるんだよ」
グンタ「…いじめなのか?」
ハンネス「んー、うちのクラスにはそんなことする奴いねぇと思うんだが…」
グンタ「まぁ用心してろよ?いじめってのは学校内だけじゃ済まないからな」スタスタ
ハンネス「いじめ、ねぇ…(クリスタにはユミルがいるからそんなことはないとは思うんだがな)」ポリポリ
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- 2 : 2014/01/26(日) 23:21:24 :
- シリーズものです
この物語はepisode零から読むことを勧めします
投下はいつになるか…
明日は無理かもしれません(T_T)
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- 3 : 2014/01/26(日) 23:36:13 :
- 期待
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- 4 : 2014/01/26(日) 23:36:25 :
- 遂に続編が・・・
頑張ってください。期待です
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- 5 : 2014/01/26(日) 23:56:45 :
- ヤヴァイ「・・・episode参・・・期待だべ」
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- 6 : 2014/01/27(月) 00:12:46 :
- 期待しかないですよ~
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- 7 : 2014/01/27(月) 00:25:37 :
- 期待でーす!ヽ(・∀・)ノ
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- 8 : 2014/01/27(月) 00:32:49 :
- この作品はほんとにおもしろいです
とにかく期待☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
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- 9 : 2014/01/27(月) 07:44:27 :
- 期待
(ハンネス、クリスタがとうした?クリスタの心にキズが・・・?)
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- 10 : 2014/01/27(月) 16:13:34 :
- ライナー「俺のクリスタがいじめられてるのか!」
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- 11 : 2014/01/27(月) 18:02:09 :
- >>10
ライナー虐め隊
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- 12 : 2014/01/27(月) 20:49:15 :
- 期待なのだよ☆
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- 13 : 2014/01/27(月) 21:51:44 :
- 期待でございます!(サザエさん風)
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- 14 : 2014/01/27(月) 22:42:13 :
- 期待です
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- 15 : 2014/01/27(月) 22:48:16 :
- 期待です
-
- 16 : 2014/01/27(月) 22:49:06 :
- 期待!
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- 17 : 2014/01/28(火) 18:35:33 :
- 9時から投下します
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- 18 : 2014/01/28(火) 20:22:12 :
- 待ってます!
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- 19 : 2014/01/28(火) 20:40:47 :
- きたぁ!
期待なのだよ☆
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- 20 : 2014/01/28(火) 21:02:31 :
- さて投下
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- 21 : 2014/01/28(火) 21:15:34 :
~第1科学準備室~
PM12:10
アルミン「今日もクリスタは休みなのかい?」
ユミル「あぁ」
コニー「ハンネス先生は風邪だって言ってんだけどな」モグモグ
アニ「風邪にしては少し長すぎやしないかい?」
ミーナ「もう3日になるもんね」
ライナー「今日あたりみんなでお見舞いにでも行くか?」モグモグ
ミカサ「行くとしてもこの人数で行くのはよくないと思う」
ベルトルト「そうだね、多すぎると迷惑になるだろうし」
サシャ「じゃあ誰が行きます?」モグモグ
コニー「ていうか今日はこっちにいるんだな」モグモグ
サシャ「さすがにいつも購買にいるわけじゃないんですよ」チゥー、ゴクン
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- 22 : 2014/01/28(火) 21:33:44 :
アルミン「この中でクリスタの所へ行くのに適してるのはユミルだろうね」チラッ
ユミル「…」
ミカサ「ユミル?」
ユミル「ん?なんだ?」
ライナー「聞いてなかったのか?」
ユミル「あぁ、悪い。少し考え事してたんだよ」
ミーナ「考え事?」
ユミル「…クリスタが学校に来なくなる前の日、私と2人でショッピングモールに行ったんだよ」
アニ「…あのお化け屋敷に行った日の昼に行ったとこ?」
ユミル「そうだ」
ベルトルト「…何かあったんだね?」
ユミル「別に事件とかそういうことじゃないんだが、ちょっと気になることがあってな」
サシャ「なんですか?」モグモグ
コニー「気になる」モグモグ
ライナー「とりあえず今は食うのを止めろ」ペシッ
サシャ/コニー「はーい」
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- 23 : 2014/01/28(火) 21:49:41 :
ライナー「で?気になる事ってのは?」
ユミル「…ショッピングモールを出てからあいつと別れたんだが、誰かを探してるみたいだった」
ミーナ「なんでそう思うの?」
ユミル「私たちが出たとき、変な奴とすれ違ったんだよ。そいつのことを話したら追いかけていった」
アニ「どんな奴だったんだい?」
ユミル「肩にリスをのっけてたんだよ」
ミカサ「それを聞いてクリスタは行ってしまったの?」
ユミル「あぁ、結構焦ってるみたいだった」
アルミン「うーん」
サシャ「どうかしましたか?」
アルミン「…関係あるかわからないけど、あの館に行ったときも少し様子がいつもと違ったよ」
ライナー「そうなのか?」
アルミン「ライナー達は先頭の方だったから知らないと思うけどね」
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- 24 : 2014/01/28(火) 22:01:47 :
コニー「どんな感じだったんだ?」
アルミン「なんて言えばいいのかな…、山の中に行くことに強い…意志みたいなのを感じた、かな?」
コニー「なんだそりゃ」
ミカサ「私もそれは思った。皆は興味本位だったけれど、クリスタには何か目的があるような気がした」
ユミル「そういやあいつ、あの日はボーっとする事が多かったな」
アニ「ショッピングモールから出たときすれ違った奴は男かい?」
ユミル「そうだ」
アニ「…ベルトルト、あんた山から出たとき館には誰か居たって言ってなかった?」
ベルトルト「!そうだったね」
ライナー「そいつは?」
ベルトルト「…男だった」
コニー「どういうことだ?」
サシャ「さぁ」
アルミン「…こういう事じゃないかな。クリスタはベルトルトの見た男と顔見知りで、会うためにあの日に山へ登った。でも会えなかった。すると、次の日にユミルといるときにその男らしき人物とすれ違った」
ミカサ「だからクリスタは焦ってそのあとを追いかけた…」
アルミン「まだベルトルトが見たのとユミルたちがすれ違った人が同一人物と決まった訳じゃないから何ともいえないけどね」
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- 25 : 2014/01/28(火) 22:28:27 :
ミーナ「さすがアルミンだね!そこまでわかるなんて」
ユミル「でもそれだとクリスタが来ないのは何でなんだ?」
アルミン「うーん、会って何かひどいことを言われたか、見失っていまい会えなくて落ち込んでるのか…」
ライナー「…会えなかったぐらいで学校を休むのか?そりゃ元気はなくすかもしれんがクリスタなら来そうだが」
ミーナ「だったらひどいことを言われたってこと?」
アルミン「その方が可能性は高いだろうね」
ユミル「ならその男ってのをしめてやる…!」
アニ「待ちなよ、不確定要素が多すぎる。とりあえずクリスタのところに行って話を聞くのが順当じゃないかい?」
ベルトルト「そうだよ。もしそうじゃなかったら相手に失礼じゃないか」
ユミル「チッ、わかったよ」
ライナー「じゃあ今日は誰がクリスタのところに行くんだ?」
コニー「俺は無理な。バイトがあるし」
サシャ「私もです。バイトじゃないですけど」
ライナー「俺とベルトルトは部活があるからなしだ」
アルミン「行くとしても3人がベストだよね」
アニ「アルミンとミカサが行きなよ。アルミンは頭がキレるし、ユミルが暴走したらミカサが止めればいい」
ユミル「暴走ってなんだよ」
ミーナ「んー、なんとなくわかるかも」
アルミン「あはは、じゃあそれでいい?」
ユミル「いいぜ」
ミカサ「問題ない」
アルミン「じゃあ放課後に僕が2人を呼びに行くから教室で待っててね」
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- 26 : 2014/01/28(火) 22:28:57 :
- 今日はここまでです!
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- 27 : 2014/01/28(火) 22:30:10 :
- 明日も楽しみに待ってます!
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- 28 : 2014/01/28(火) 22:31:56 :
- 頑張りますw
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- 29 : 2014/01/28(火) 22:32:58 :
- 期待
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- 30 : 2014/01/28(火) 22:47:55 :
- すごい楽しみです。頑張ってください
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- 31 : 2014/01/28(火) 23:39:15 :
- 明日が楽しみだべwkwk
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- 32 : 2014/01/29(水) 00:03:06 :
- ふおおお期待!頑張ってください(((o(*゚▽゚*)o)))
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- 33 : 2014/01/29(水) 00:39:38 :
- ライナー「クリスタ大丈夫かな…。」(結婚したい)
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- 34 : 2014/01/29(水) 14:06:54 :
- ベルトルト「ライナー…君は戦士だった…」
期待です!
-
- 35 : 2014/01/29(水) 19:05:23 :
- 期待!
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- 36 : 2014/01/29(水) 20:01:39 :
- 9時から投下を予定してます
期待をしてくれた方はありがとうございますm(_ _)m
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- 37 : 2014/01/29(水) 20:07:19 :
- 期待なのだよ☆
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- 38 : 2014/01/29(水) 21:07:05 :
- ぼちぼち投下~
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- 39 : 2014/01/29(水) 21:07:58 :
- 楽しみ!
期待
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- 40 : 2014/01/29(水) 21:14:31 :
- 楽しみどすえ
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- 41 : 2014/01/29(水) 21:16:25 :
~レンズ家~
PM5:15
スタスタ
ユミル「ここだ」ピタッ
ミカサ「クリスタは出てきてくれるだろうか」
アルミン「ただの風邪で、移したくないから出てこないって言うならそれでもいいけどね」
ユミル「そうじゃなかったら、少し考えねぇとな」スタスタ
ピンポーン
ガチャ
クリスタ母「はい、どちら様?」
ユミル「どうも、お久しぶりです」ペコ
クリスタ母「あら、ユミルちゃんじゃない。クリスタに会いに来てくれたの?」
ユミル「そうです。あと2人いますよ」スッ
アルミン「初めまして、アルミン・アルレルトです」ペコリ
ミカサ「ミカサ・アッカーマンです」ペコ
クリスタ母「ありがとうね、あの子のために来てくれて。中に入って、お茶とお菓子くらいしかないけど」スッ
ユミル「いえいえ、そんな悪いですよ」アセアセ
クリスタ母「いいから入って、お願い」
ユミル「…それじゃあお邪魔します」スッ
アルミン/ミカサ「お邪魔します」
ユミルたちはレンズ家の中に入っていく。
日はもう暮れてきて、
今日もまた闇が街を包んでいく。
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- 42 : 2014/01/29(水) 21:20:55 :
- ライナー「今度一人でクリスタの家に…ウホ!」
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- 43 : 2014/01/29(水) 21:33:06 :
- >>42
やめてください
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- 44 : 2014/01/29(水) 21:35:27 :
クリスタ母「ごめんなさいね。こんなものしかないの」コトッ
アルミン「そんなことないですよ。いきなりきたのは僕たちの方なのにこんなによくしてくれてありがとうございます」
ユミル「そうですよ」
クリスタ母「そう?ならよかった」ニコッ
ミカサ「…クリスタは、どんな調子なんですか?」
ユミル「学校では風邪って聞きましたが、ホントにただの風邪なんですか?」
クリスタ母「…そうなのよ。なかなかなおらなくてね」
アルミン「本当にそうなんですか?」
クリスタ母「…何か気になることでもあるの?」
アルミン「クリスタが学校を休みだす前、少し様子がおかしかったので」
クリスタ母「…どんな風におかしかったのか、教えてくれる?」
アルミン「入学式の日、僕たちとクリスタで山に登ったんですよ」
クリスタ母「…それって、あの鳥居が入り口にあるところ?」
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- 45 : 2014/01/29(水) 21:38:56 :
- 面白くなってきた!
頑張ってください!
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- 46 : 2014/01/29(水) 21:49:50 :
アルミン「そうです。僕たちはある噂を聞いて登ろうとしてたんです」
クリスタ母「噂?」
ユミル「夜になると、1人の少年が山から降りてきて、朝がくるまでにまた戻っていくっていう噂です」
ミカサ「あの山の中に家はないので、興味本位で行ったんです」
クリスタ母「…そんな噂があったのね」
アルミン「でもクリスタだけは、なんだか明確な目的があって登っているように感じました。僕の感覚でなので実際のところはどうかわかりませんが」
クリスタ母「…」
ユミル「あと、クリスタが休みだす前日に私とショッピングモールに行ったんです。でも別れ際に誰かを追いかけていったんですよ」
クリスタ母「…どんな人を?」
アルミン「肩にリスを乗せた人です」
-
- 47 : 2014/01/29(水) 21:59:47 :
クリスタ母「(…やっぱり)そんな人がいたの?」
アルミン「はい、その人について何か心当たりとかはありますか?」
クリスタ母「うーん、そんな男の子は見たことないわね」
ユミル「そうですか」
クリスタ母「大丈夫よ。ただの風邪なんだから」
アルミン「あの、1つ質問をしてもいいですか?」
クリスタ母「何かしら?」
アルミン「どうして、男の子ってわかったんですか?」
クリスタ母「え?」
アルミン「僕、一言も男の人なんて言ってませんよ?」ニコニコ
クリスタ母「…うふふ、頭がいいのね」
アルミン「すみません、はめたみたいになっちゃって。でも僕たちもクリスタのことが心配なんです」
ユミル「なぁミカサ、アルミンってこんなやつだったか?」ヒソヒソ
ミカサ「たまにこんな感じになる。とくに身近な人が絡むと手段を選ばない」ヒソヒソ
アルミン「クリスタは、本当に風邪なんですか?」
クリスタ母「違うわ。部屋に閉じこもってるの。食事は持っていけば食べてくれるけど出てこないのよ」
ユミル「なんで閉じこもってしまったんですか?」
クリスタ母「本人からは何も聞いてないんだけど…、多分さっき言ってた男の子だと思うの」
アルミン「詳しく教えてください」
-
- 48 : 2014/01/29(水) 22:04:51 :
- 期待!
-
- 49 : 2014/01/29(水) 22:06:05 :
クリスタ母「ユミルちゃんがクリスタと出会ったのって小学校に入ってからよね?」
ユミル「はい」
クリスタ母「それよりも前、幼稚園に通ってた頃の話よ。あの子はね、元々元気で明るい性格だったんだけど、集団の中に入るのは苦手だったのよ」
ユミル「ですね、私も会ったときクリスタが1人でいるところに話しかけたので」
クリスタ母「お休みの日はよく公園で遊んでたわ。ほとんど1人でだけど。それで確か、6歳のころかしら。あの子私が目を離した隙にどこかへ行ってしまったの」
ミカサ「迷子、ですか?」
クリスタ母「そう。私はすぐに警察に連絡をして探してもらってたの。私はクリスタが戻ってくるかもしれなかったから公園で待ってたんだけどね」
アルミン「すぐ見つかったんですか?」
クリスタ母「見つかったというか、戻ってきたのよ。公園にね。そしたら、男の子に連れてきてもらったのって言い出したのよ。その日は私は会えなかったけれど」
ミカサ「会えなかった?」
クリスタ母「すぐに帰っちゃったんだと思うわ。次の日にお礼を言うためにクリスタにその子と会った場所まで連れていってもらったんだけど、そこが鳥居の場所だったの」
ユミル「今度は会えたんですか?」
クリスタ母「ええ、会えたわ。いろいろと驚いちゃったけど」
ミカサ「驚いた?」
クリスタ母「ちょうど日が暮れた頃だったかな?そのくらいに山の方から降りてきたのよ」
ユミル「日が暮れて、山の方からって…」
ミカサ「私たちの聞いた噂と一緒」
クリスタ母「まだあるわ。その子、肩にリスを乗せてたのよ。あと瞳の色がね、朱色なの」
ユミル「それって私がすれ違ったやつと一緒じゃないですか」
アルミン「(…それだけじゃない。ベルトルトは館にいた男も目の色が朱色だと言ってた)」
クリスタ母「そうよ。だから思ったの、その子が関係してるんじゃないかって。男の子と会った後は一緒に食事をして、それと一度だけ遊んだこともあったわ」
アルミン「確定、だね。ユミルの会った人とその子は同一人物だよ」
-
- 50 : 2014/01/29(水) 22:17:32 :
クリスタ母「でも、その遊んだ日を境に一度も会えてないのよ」
ユミル「いなくなったんですか?」
クリスタ母「わからないわ。連絡先も知らないし、いつも山から降りてくるからお家もわからなかったの」
アルミン「でもこの前すれ違って、クリスタはあとを追いかけていった」
クリスタ母「あの子ものすごく会いたがってたからね。多分…、好きだったんじゃないかな」
ユミル「!…でも子供の頃の気持ちなんて忘れてしまいませんか?」
クリスタ母「普通はそうかもしれないわね。でもあの子にとっては初めてできた友達って呼べる人で、初恋だったのよ」
ユミル「じゃあやっぱりそいつにひどいことを言われて」ギリリ
クリスタ母「…そんなことを言う子ではないと思うけど」
アルミン「でも現にクリスタは傷ついてますよね?」
ミカサ「だったら、許せない」
クリスタ母「あなた達落ち着いて。まだこれはクリスタにも確認してないことよ?そんな確証のないことで相手を責めてはだめ」
ユミル「でも…」
クリスタ母「今日は私がクリスタに聞いておくから、今日のところはもう帰りなさい」
ユミル「…」
アルミン「ユミル、そうしよう」ポン
ユミル「…わかったよ」
ミカサ「…」
アルミン「今日はありがとうございました。クリスタにお大事にと伝えてください」スクッ
クリスタ母「ええ、わかったわ」スクッ
-
- 51 : 2014/01/29(水) 22:19:15 :
ユミル「今日はいろいろ聞かせてくれてありがとうございました」ペコ
クリスタ母「いいのよ別に。クリスタのことが心配なんでしょ?それは私も同じだから、あなた達の気持ちもわかるの」
ユミル「そうですか」
クリスタ母「またいらっしゃい。今度はクリスタが元気なときにね」
アルミン「はい、わかりました。それじゃあ、今日はこれで」
クリスタ母「気をつけて帰るのよ」フリフリ
-
- 52 : 2014/01/29(水) 22:20:22 :
- ここまでです
明日は…
投下は厳しいかもしれませんσ(^_^;
-
- 53 : 2014/01/29(水) 22:29:14 :
- 暇な時に投下してください!
次回も楽しみにしてます!
-
- 54 : 2014/01/29(水) 22:29:58 :
- 次も楽しみです
-
- 55 : 2014/01/29(水) 23:41:19 :
- 楽しみだべ
-
- 56 : 2014/01/29(水) 23:49:54 :
- ゆっくりでいいので頑張ってください!
-
- 57 : 2014/01/30(木) 07:44:51 :
- 期待
-
- 58 : 2014/01/30(木) 16:49:04 :
- ゆっくりでも早くても大丈夫ですほボンクラージアブ
-
- 59 : 2014/01/30(木) 16:50:18 :
- 間違えたほはいらなかった
-
- 60 : 2014/01/30(木) 23:29:40 :
- 期待×104
-
- 61 : 2014/01/31(金) 01:00:12 :
- 頑張れ
-
- 62 : 2014/01/31(金) 01:03:59 :
- 期待104%
-
- 63 : 2014/02/01(土) 16:07:30 :
- まだかなー
超期待だべ
-
- 64 : 2014/02/01(土) 16:29:45 :
- 今夜投下を予定してます
時間は9時です
-
- 65 : 2014/02/01(土) 18:15:45 :
- 期待なのだよ☆
-
- 66 : 2014/02/01(土) 18:16:54 :
- 期待です
-
- 67 : 2014/02/01(土) 18:16:56 :
- うおぉ、期待だべ!!!!!
-
- 68 : 2014/02/01(土) 21:05:03 :
- お待たせしました
投下を開始したいと思います
-
- 69 : 2014/02/01(土) 21:18:13 :
- ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
スタスタ
ミカサ「2人とも、話がある」ピタッ
アルミン「どうしたんだい?」クルッ
ミカサ「あの山に行って、男の人が降りてくるのを待ち伏せしよう」
ユミル「!」
アルミン「会ってどうするの?ありもしない疑いかもしれないのにその人を責める気かい?」
ミカサ「その人に直接聞けばいい。クリスタになにを言ったのかを」
ユミル「…アルミン、そうしようぜ」
アルミン「ユミルまで…ハァ、ミカサはユミルが暴走したときのために来たんでしょ?」ガックリ
ミカサ「…ごめんなさい」シュン
アルミン「まぁいいや。僕もその方がすっきりするし」
ユミル「サンキューな」
アルミン「いいよ。早くいこう。下手したら今日は会えないかもしれないしさ」
ユミル「おう」スタスタ
ミカサ「わかった」スタスタ
-
- 70 : 2014/02/01(土) 21:33:56 :
~狩人の館~
エレン「」スタスタ
カルラ「今日も行くの?」
エレン「散歩に行くだけだよ。心配しなくていい」
カルラ「今日はどの子の目を借りるの?」
エレン「まだ決めてない。街に降りるまでに見つけるよ」
カルラ「そう…。いってらっしゃい。夜が明ける前に帰ってくるのよ?」
エレン「わかってるよ。…行ってきます」スタスタ
-
- 71 : 2014/02/01(土) 21:53:30 :
~クリスタの部屋~
チク、タク、チク、タク…
クリスタ「…」
クリスタはベッドの上に座り膝を抱えている。
部屋の電気はつけず、薄暗い。
自ら動く時計の秒針を除けば
すべてが静止しているようにも感じられる。
コンコン
クリスタ「(お母さん…?)」
秒針のみが響く部屋にノックの音が飛び込む。
クリスタ母「クリスタ、少し話しましょ」
クリスタ「…」
クリスタ母「さっきね、ユミルちゃんが来てたのよ?あなたのことを心配して来てくれたの」
クリスタ「…ユミル」ボソッ
クリスタ母「でね、いろんな話を聞かせてもらったのよ」
クリスタ「(話…?)」
クリスタ母「そのことでちょっと気になることがあってね」
クリスタ「…」
クリスタ母「あなた、エレン君に会ったの?」
クリスタ「!!(どうして、知ってるの?)」
クリスタ母「もしそのことで何かあったのなら、話を聞かせて?」
クリスタ「…」
クリスタ母「もう十分でしょ、1人で考え込むのは。お願い、ここを開けて?」
クリスタ「…」スクッ
クリスタは立ち上がり、
ドアの鍵を開ける。
-
- 72 : 2014/02/01(土) 22:02:24 :
- ・・・(期待)
-
- 73 : 2014/02/01(土) 22:06:13 :
- ガチャ
クリスタ母「久し振りね、クリスタ」ニコッ
クリスタは極力母親を避けながら過ごしていた。
風呂などは夜中に入り、
食事は持ってきてくれたものを
部屋の中で食べて過ごしていた。
クリスタ「…お母さん」ダキッ
クリスタ母「…話してくれるのね?」ナデナデ
クリスタ「お母さん…、私、いやなの」ジワァ
クリスタの声は震えている。
それはとてもか弱く、
今にも消えてしまいそうである。
クリスタ母「落ち着いて?ゆっくり、順を追って話しましょう」ナデナデ
クリスタ「ぅ…ヒック、うん」ゴシゴシ
涙を拭き、部屋に入る。
母親は部屋の灯りをつけ、
ベッドに座っているクリスタの隣に座る。
-
- 74 : 2014/02/01(土) 22:31:02 :
クリスタ母「エレン君に、会えたの?」
クリスタ「…うん」
クリスタ母「どうだったの?うれしかった?」
クリスタ「すごく、嬉しかったよ。でも…」
クリスタ母「でも?」
クリスタ「エレン君は、そうじゃ…なかったみたい」ジワァ
クリスタ母「…何を言われたの?」
クリスタ「私のこと…、忘れちゃったみたい」ポロポロ
クリスタ母「…そう」
クリスタ「私、迷惑なんだって。もう…来るなって言われた」ポロポロ
クリスタ母「エレン君に、そんなことを言われたの?」
クリスタ「ぅ…グス、うん」ポロポロ
クリスタ母「あなたはいま、どんな気持ち?」
クリスタ「…いやだよ。…ヒック、エレン君に会えないなんて…いや」ポロポロ
クリスタ母「その気持ち、エレン君に伝えた?」
クリスタ「無理だよ…拒絶、されちゃう」ポロポロ
クリスタ母「大丈夫よ。エレン君はそんなことしたりしないわ。あなたもわかってるでしょ?」
クリスタ「でも…もう来るなって」ポロポロ
クリスタ母「何でそう言ったのか、わかるの?」
クリスタ「え…?」ポロ‥
-
- 75 : 2014/02/01(土) 22:41:26 :
クリスタ母「エレン君はあなたのことが嫌いだって言った?」
クリスタ「言って、ないけど…」
クリスタ母「だったら、確かめてきなさい。その時にあなたの気持ちも伝えるの」
クリスタ「私の、気持ち…」
クリスタ母「エレン君のこと、好きなんでしょ?」
クリスタ「!///」カァー
クリスタ母「ふふふ。その気持ち、伝えなくていいの?」
クリスタ「でも、10年も前のことだし…」
クリスタ母「いいじゃない、どれだけ前のことでも。今ある気持ちを伝える、何もおかしいことなんてないじゃない」
クリスタ「だって、エレン君は私のこと忘れちゃってるんだよ…?」
クリスタ母「それならまた最初から始めればいいのよ。一緒に食事して、公園で遊ぶのはもう幼すぎるからショッピングでもしたりして」
クリスタ「…」
クリスタ母「とにかく、もう一度会って、ちゃんと話をしてきなさい。そうしないと後悔しちゃうわよ?」
クリスタ「…うん」
クリスタ母「さぁ、今からでも会ってきなさい。この時間なら会えるかもしれないでしょ?」スクッ
クリスタ「…そうだね」スクッ
クリスタの不安は消えてはいない。
この前叩きつけられた完全な拒絶。
受けた傷は深く、
クリスタの心を蝕んでいる。
それでも勇気を振り絞り、向かう。
想い人のもとへ。
-
- 76 : 2014/02/01(土) 22:43:12 :
- 期待
-
- 77 : 2014/02/01(土) 22:43:30 :
- episode参はここで終了です
episode四のURLはしばらくお待ちください
あと、沢山の期待ありがとうございました!
これからも頑張っていきたいと思います(^_^)ゞ
-
- 78 : 2014/02/01(土) 22:57:02 :
- お疲れ様です!!
次も期待です(*^ω^*)
頑張ってください!応援してます♪
-
- 79 : 2014/02/01(土) 23:01:37 :
- ありがとうございます!
(訂正)episode四
↓
episode肆ですσ(^_^;
数字には大字を使っているので
-
- 80 : 2014/02/01(土) 23:34:17 :
- 期待です。すごい楽しみです!
-
- 81 : 2014/02/01(土) 23:58:54 :
- 超楽しみ
-
- 82 : 2014/02/02(日) 03:27:28 :
- 期待!
-
- 83 : 2014/02/02(日) 10:24:23 :
- 楽しみです
-
- 84 : 2014/02/02(日) 15:10:15 :
- 期待です!!
すいませんが、前回のssみたいんで
のせてもらっていいですか?
-
- 85 : 2014/02/02(日) 15:16:19 :
- http://www.ssnote.net/archives/7081
episode零です
これにはまた次の回のURLも載ってます
-
- 86 : 2014/02/02(日) 19:31:19 :
- おかしくね?
アルミン男の子なんていってませんよっていってるけど
噂で夜になると少年が下りてくるっていってたじゃん
-
- 87 : 2014/02/02(日) 19:34:54 :
- >>46
-
- 88 : 2014/02/02(日) 19:35:26 :
- >>46をみればわかると思う
-
- 89 : 2014/02/02(日) 19:36:12 :
- ありがとうございます!!
-
- 90 : 2014/02/02(日) 19:38:14 :
- >>86
まあ細かい事は気にせず楽しみましょう
-
- 91 : 2014/02/02(日) 19:43:32 :
- >>88
簡単に言うと、
アルミンが聞いたのは肩にリスを乗せた人です
クリスタ母はユミルの言った少年とアルミンの言った人の特徴がエレンと一致していたため
勝手に同一人物と思ってしまい、バレるような形になりました
-
- 92 : 2014/02/02(日) 19:46:22 :
- あと、アルミンはレンズ家にいく前に同一人物の可能性があると言っていましたが、
クリスタ母の前ではそのことは言ってはいません。
-
- 93 : 2014/02/02(日) 23:38:30 :
- イェーガーの進撃さん
勘違いしてすいません
-
- 94 : 2014/02/02(日) 23:40:14 :
- そいつの性別は?
男だった
-
- 95 : 2014/02/02(日) 23:47:45 :
- 面白かったです~す
次も楽しみで~す
-
- 96 : 2014/02/03(月) 20:55:50 :
- http://www.ssnote.net/archives/9376
⇧episode肆のURLです
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