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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

ネクストダンガンロンパ4 希望を超える絶望

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  1. 1 : : 2021/01/24(日) 18:42:03
    ・オリロンパです
    ・更新はクソ遅いです。
    ・文章力はありません。
    ・n番煎じ注意。
    ・荒らしやアンチコメはやめてね。
    ・これ単体でも楽しんでいただけると思いますが、基本的には『最原探偵事務所シリーズ リメイク版』に繋がる内容となっておりますことご了承ください
    ・諸々OKな人のみそのまま読み進めてください。


    この物語はフィクションです、実際する人物及び団体とは一切関係ありません。


    Prologue >>3

    Chapter 1 >>49
  2. 2 : : 2021/01/24(日) 18:42:41
    「…はぁーあ、なんか事件とか起きねーかなー。」


    教室に突然テロリストが入ってきたらとか、自分が特別な何かに選ばれたらとか、突然デスゲームが始まったらとか、おそらく年頃の男子なら誰もが一度は考えた事があるはずだ。


    かく言うオレもその一人。自分には特別な力があると思っていたり、どんな事態が起きても自分だけは冷静でいられるとか、ありもしない妄想に耽る毎日であった。


    かつての世界を揺るがす大事件が起きて以来、世界は退屈そのもの。誰もが憧れる特別な非日常は何一つ存在しない。そう、何もかもがつまらない世界…


    「なに馬鹿のこと言ってるの、せっかく世界が平和になったんだもの…そんな不謹慎は許されないわよ」


    「はいはい、分かったよ姉ちゃん」


    こいつはオレの3つ上の姉であるのぞみだ。性格は真面目で頑固…ガキの頃からずっとオレの世話を焼いてくれてる。もう子供じゃねーんだから恥ずかしいんだけど…


    「もし誰かに聞かれたら絶望の残党と勘違いされてしまうじゃない、気を付けてよね」
     

    「分かってるって!しつけーな!」


    「…それじゃあわたしそろそろ行くね。」


    「…新しい希望ヶ峰学園にか?」


    「うん、超高校級の学級委員って肩書き貰っちゃった。」


    「ふーん、まぁ厄介事に巻き込まれねーように気をつけるんだな」


    「もう、またそんな事を…あなたも私がいなくてもしっかりやるのよ?」


    「分かってるよ、母ちゃんのことも弟のこともオレに任せとけって!」


    それを聞いたのぞみは、安心したように笑い家を出て行った。


    姉の訃報を聞いたのは、まさにその翌日の事だった。 


    そういえばまだ名乗ってなかったな…オレの名前は、皇永ゼツ(カミナガ ゼツ)。何処にでもいる普通の中学生だ。


    そして、これから始まるのはごくごくありふれた、あたりまえの、ありきたりな物語…




       






















     
     

     












    そう、ただのコロシアイ学園生活だ。
  3. 3 : : 2021/01/25(月) 09:59:01




    【Prologue:絶望性ヒーロー症候群】




    「ねえ皇永君、大丈夫?」


    一週間後、オレが学校に到着するとある女子がオレを明るく出迎えた。


    こいつの名前は柳優(ヤナギ ユウ)、褐色肌と真っ黒な髪がチャームポイント…の平たい体をした女だ。こいつとは中一の頃から同じクラスで、どうやらオレに好意を寄せているらしい…雰囲気でわかる妄想じゃあない。


    皇永「大丈夫だよ柳…そりゃあまあ、一時はかなり落ち込んだけどよ…今はもう立ち直ったさ、心配するなって」


    柳「そっか…でもあまり無理しないでね。家族が死んだんだから…」


    皇永「…あぁ。それよりみんな、もう揃ってるのか?」


    柳「ううん、鬼ヶ島君がまだ…どうせまた何処かで喧嘩でもしてるんだろうけど」


    鬼ヶ島鬼城(オニガシマ キジョウ)…クラス一の不良で、毎日のように大人数名と喧嘩してくる。それで毎回勝つんだから大したものだ…相手がどんな武器を持とうが何人束になって襲い掛かろうがあいつは絶対に勝ちやがる。そのくせ頭は良いしツラも良い…まさに妄想の具現といったところだ。こいつとは小学生三年の時からの付き合いだが、今なお何考えてるのか分からん


    「それにしても、貴方よく後追い自殺しなかったわね。褒めてあげる」


    皇永「なんだよ、琴葉…いくらなんでもブラックすぎだろ」


    祁答院琴葉(ケドウイン コトハ)…不思議なオーラを放つボンキュッボン…ではなくて、オレの幼馴染みだ。文武両道の才色兼備、完璧という言葉はこいつにこそ相応しいのだろう。さっき話した鬼ヶ島とどっこいどっこいの化け物だ。


    鬼ヶ島「…おい、そこ退け。邪魔だ」


    皇永「…はいはい分かったよ、悪かったな邪魔して」


    そうして、クラスの全員がそれぞれの席に座った。
  4. 4 : : 2021/01/25(月) 15:56:34
    皇永「…はぁ?」


    突然前方が光ったので瞬きをすると、見知らぬ教室がそこにはあった。


    柳「…えっ?えっ??」


    祁答院「…ここは?」


    鬼ヶ島「………誰だ」


    皇永「何言っ…!?」


    すると、目の前に実際に何度か見たことのあるクマのぬいぐるみがそこにはあった。


    皇永「…モノクマ」


    柳「嘘…でも、あれって……!」


    皇永「…そうだ、みんなは…!?」


    辺りを見渡すと、オレと柳、琴葉に鬼城…の4人しか居なかった。そう、他のクラスメイトはどこにも存在しなかったのだ。


    モノクマ「うぷぷ、今更何言っちゃってんのさ!あれだけ残酷に殺したくせに!」


    皇永「…はぁ?」


    モノクマ「オマエラは最初のコロシアイを生き残ったんだよ!もっと胸を張ればいいさ!」


    祁答院「最初のコロシアイ…?」


    鬼ヶ島「何処の誰かは知らねーが、こんな事をすれば未来機関が黙っちゃいないんじゃねーのか?」


    モノクマ「そこら辺は大丈夫さ、別にコレは全国放送してないからね。」


    モノクマ「それより、次のステージの説明するから体育館においでよ。ほら、地図を渡してあげるからさ」


    そう言って手渡されたのは、あの殺し合いでも使われていた電子手帳だった。


    皇永「…お、おい!ふざけんなよ、誰がこんな真似事を…」


    モノクマ「あー、はいはい。そういうのは聞き飽きたからみんな待ってるし早くおいでよ。あと5分で来なければオシオキだからねー」


    皇永「な、ちょっ…!」


    そう言い残すとモノクマは何処かへ立ち去ってしまった。


    祁答院「…とにかく早く体育館へ向かうわよ。話はそれから…」


    皇永「…分かったよ」


    そうして、オレ達は急いで体育館に向かった。
  5. 5 : : 2021/01/26(火) 16:22:17
    「…おい、お前らもモノクマに言われてここに来たのか?」


    体育館に入ると一斉に視線がこちらへ向き、その中の誰かがオレ達に声をかけた。


    皇永「あ、あぁ…そうだけど…テメーらもか?」


    モノクマ「ちょっと!自己紹介なら後でしてよね!」


    すると、ステージの方から突然モノクマが現れたのだった。


    モノクマ「えー、ボクが来たという事はオマエラも大体分かってるだろうけど、これからこの学園でコロシアイをしてもらいます!」


    「「「!!??」」」


    モノクマ「詳しいルールは、さっき渡した電子生徒手帳にも書いてあるけど…まあオマエラがテレビで見てたものとだいたい一緒だね。とはいえいくつか変更点があります。」


    モノクマ「まずオマエラには白組と黒組に分かれて貰って、相手のクラスメイトを殺して貰います。そして、自分のクラスメイトを殺された皆さんには相手のクラスからクロを探し出して貰います。そして、学級裁判でクロを指名して貰い正解したらそのクロが、間違えたらクロとそのクラスメイトがここから脱出出来ます。いわば今回のコロシアイはチーム戦だね」


    モノクマ「また、二回学級裁判が終わるたびにクラス替えをするのでちゃんと確認するように。あ、因みにボクが勝手に選出したそのクラスの『学級委員』が殺されるとその時点で同じクラスの皆さんは処刑されるのでご注意ください…こちらもクラス替えの際に変更するからね」


    モノクマ「以上、モノクマからのルール説明でした!」


    「チーム戦…成る程、それで32人って訳か」


    確かに、よく見れば人数は32人もいた。


    モノクマ「ご名答!流石最初のコロシアイを生き残っただけはあるね」


    「そのくらい誰でも分かるだろ、馬鹿にするな」


    祁答院「…それにしても解せないわ。どうして私達みたいな才能を持たないただの中学生を狙ったの?」


    「そ、そうだ!俺らみてーなのに殺し合いさせたところでつまんねー結果にしかならねーんじゃ…!」


    モノクマ「そこに意味なんてないよ。これはあくまで実験みたいなものだからね。普通の一般人にコロシアイさせたらどうなるかっていう」


    柳「そんな…!」


    モノクマ「質問は以上かな?ボクみたいテレビがあるからさっさと帰りたいんだけど…」


    鬼ヶ島「それじゃあ、相手クラスを全員皆殺しにするのは、アリなのか?」


    モノクマ「…うーん、出来ればあまりやってほしくはないけど……もしそうなれば自分のクラスだけで学級裁判をやってもらう事になるかな。だからといって自分のクラス諸共皆殺しにされたら元も子もないし…やっぱりナシで。そんなことをしたら最後にオシオキを受けて貰いまーす」


    鬼ヶ島「…そうかよ」


    モノクマ「じゃあボクはこの辺で失礼するよ。オマエラ、これからも清く正しい学級生活を送るんだよ!」


    皇永「ま、待て…!」


    そう言い残すと、オレの静止も虚しくモノクマは去って行った。
  6. 6 : : 2021/01/27(水) 02:12:07
    静寂、しばらくの間オレ達を支配したのはそれだった。


    すると、その沈黙にしびれを切らしたのか琴葉が切り出した。


    祁答院「…ねぇ、みんな…電子生徒手帳によるとクラス発表は明日のようだし…まずは自己紹介から始めない?今後のためにもその方が良いと思うわ」


    皇永「そ、そうだな…確かにその通りだ」


    その言葉に他のみんなもひとまず賛同して、自己紹介を始める事となった。


    皇永「まずは、オレの名前は皇永ゼツ。何の取り柄もないごく平凡な男子中学生だ」


    祁答院「私は、祁答院琴葉。自分で言うのもなんだけど、文武両道に秀でていたと思う…一応生徒会長を何度か務めたことがあるわ。」


    柳「あ、あたしは柳優。好きなものは走ることで嫌いなものは和菓子!運動神経なら負けない!…けど頭はあまり良くないんだ…」


    鬼ヶ島「……鬼ヶ島鬼城だ」


    皇永「あー、こいつは街で結構有名な不良で喧嘩がめっぽう強い…それに頭もそこそこ良い。非協力的なところもあるが、悪いヤツじゃねーから安心してくれ」


    鬼ヶ島「おい、勝手なフォロー入れんな」


    皇永「テメーがちゃんと自己紹介しねーからだろ」
  7. 7 : : 2021/01/27(水) 02:12:12
    すると、金色の瞳をした、銀髪のショートヘアで特徴的なアホ毛を持つ、どこか目を引かれるような女子が話しかけて来た


    「あはは…仲がいいんだね」


    鬼ヶ島「何処をどう見ればそうなる?」


    「……あれ、違ったのかな…仲良く見えたんだけど…まぁいいや、自己紹介だよね?」


    「私の名前は天王寺瑠美奈(テンノウジ ルミナ)、よろしく。」


    天王寺「趣味はしりとり、好きな言葉はンジャメナで嫌いな林檎の品種はジョナゴールドだよ」


    皇永「………そうか」


    天王寺「皇永クン、今のはツッコむ所だよ。できれば思考放棄して欲しくなかったな」


    皇永「…悪い」


    皇永(ていうか、何でオレが謝ってんだ?)


    次に名乗り上げたのは今度は帽子を被ってる以外は本当に何の特徴もないような見るからにザ・普通の中学生って感じの男子だった。


    「次はボクですね、ボクの名前は飯田橋希望(イイダバシ ノゾム)と言います。」


    飯田橋「好きなものは自動販売機で、嫌いなものはロボットです。どうかよろしくお願いします。」


    祁答院「飯田橋…という事はあの有名なロボット博士の…?」


    飯田橋「ご存知でしたか…はい、キミの想像通りボクは彼の孫にあたります。」


    皇永(ロボット博士の孫がロボット嫌い…きっと触れられたくない何かがあるんだろうな)


    現に、琴葉がその話をした途端表情が暗くなった。これ以上聞くのは飯田橋に悪いか…


    「じゃー、次は僕だねー。」


    そう言って前に出てきたのは、赤、青、黄色、緑、紫、ピンク、オレンジ、水色、そして白と黒と、カラフルな髪色の気怠げな顔をした女子だった。


    「僕の名前は命長謎(メナガ メイ)、超高校級の舞台女優。になる予定だったしがないただの演劇部だよ。」


    命長「別に覚えなくていいかも…僕もミンナの顔と名前覚えられる自信ないし。」


    「…この流れだと、次は俺か…」


    こいつは、さっきモノクマと話してた奴だ。こいつはさっきの飯田橋とは正反対…見るからに普通じゃない。どこか、鬼ヶ島にも通じる得体の知れなさがある。妙なまでに落ち着き払っているのもあるし、こいつオッドアイだ…世の男子中学生の憧れだ。しかも木刀持ってる、絶対ヤベー奴だ。


    「…何か変なこと考えてるようだが、まぁいい。俺には関係ない話だ。俺の名前は脳神無刀(ノウガミ ムト)、なんでもないただの剣道部員…だった男だ。」


    脳神「昔は、名探偵だなんだチヤホヤされてたが、今じゃこのザマ…顔半分は焼け、利き腕も無くなった。あいにく、今はただの役立たずさ」


    …どうやら、羨ましがってる場合ではなかったようだ。よく見れば顔の火傷は酷いし、腕も無くなっていた。


    皇永(これは、下手に突つく訳にもいかねーか。想像以上に事情が重そうだ)
  8. 8 : : 2021/01/27(水) 13:08:28
    「では、次は自分でありますね!」


    次に名乗り上げたのは、髪をポニーテールに結び、セーラー服をきっちり着こなしている…真面目そうな女の子だ。


    「自分の名前は榎戸戈織(エノト カオリ)であります!弓道部をやっておりました!」


    榎戸「好きなものはメロン、嫌いなものは曲線です!今後ともどうかよろしくお願い致します!」


    そう言って、彼女はカクカクした動作で勢いよくぴったり90度のお辞儀をし、後ろに結んだ髪が暴れ狂ったのだった。


    皇永(………後ろからだとパンツ見えそうな勢いだったな)


    「あの、次はわたし…ですね。」


    さっきの榎戸は身長がやけに高かったが今度はやけに低い巫女服っぽいのを着た女の子が出てきた。


    「わたしの名前は都姫萌香(ミヤビ モエカ)って言います。実家が神社で、小さい頃から巫女をやってました。」


    都姫「…えーっと、えーっと……好きなものは鐘の音で嫌いなものは猪です、よろしくお願いします」


    「ぼ、ぼぼぼ僕ちゃんのななな名前はよよよ米村孝次郎(ヨネムラ コウジロウ)っていいい言いますすすよよよよろしくねねね」


    めちゃくちゃ震えながら出てきたのは、えらく太った前髪長めの男子だった。


    米村「すすす、好きなものはライトノベルでききき嫌いなものは…」


    「うっせーぞデブ。誰もテメェなんかにゃ興味ねぇからさっさと下がれ!」


    米村「ごごごごめんよ、中原君…!」


    中原「『様』だろデブ!…まぁいい。後でシメてやる…このオレの名前は中原了(ナカハラ リョウ)だ覚えとけカス共!」


    太っちょを押し退けて出てきたのは結構筋肉質な赤髪でベリーショートのイカつい野郎だった。


    皇永(あー、なるほど典型的なイジメだこれ。見ろよ第一印象最悪だぞ。特に女子の)


    祁答院「そういうのは、あまり感心しないわね」


    柳「なんか嫌な感じ」


    中原「…ッアァッ!?何か文句あんのかよゴラッ!」


    都姫「中原くん…まだそんな事…」


    中原「このオレに指図すんじゃねぇ、愚図の癖によォ!」


    脳神「その辺にしておけよ、ここで暴れるのならそれ相応の覚悟をしろ。貴様程度が相手なら片腕でも半殺しするのも可能だぞ」


    中原「…チッ」


    脳神の気迫に気圧されたのか、中原は大人しく引き下がった。


    皇永「まぁ、テメーらもこれからよろしくな」
  9. 9 : : 2021/01/27(水) 20:50:16

    「じゃあ、次はウチらが自己紹介するにゃー⭐︎」


    次に名乗り上げたのは金髪の猫耳メイドだった。


    「ウチの名前は八上愛薇(ヤガミ アイラ)、みんなよろしくにゃー⭐︎」


    八上「ウチってばメイド喫茶で何年か働いていたからご奉仕なんかが得意なのにゃー⭐︎好きなものは生魚で嫌いなものは水なのにゃー⭐︎キャラ設定が安易だとか、そういう苦情は一切受け付けないにゃー⭐︎分かったかー!」


    皇永「お、おう…」


    「…次はボクだね…ボクの名前は神道慎一(シンドウ シンイチ)だよ、よろしく」


    次に出て来たのは、柔和な印象のすごく人当たりが良さそうな、人を安心させる雰囲気の男子だ。


    神道「好きなものは学校で嫌いなものは喧嘩、かな。えーっと、こんな状況だけど仲間割れとかしていても仕方ないしみんな仲良くしようか!」


    「では次は私が…」


    今度は、大柄で、ピエロみたいな派手な配色の服を着た、錯覚とか色々詰め込んでそうな変な感じの男が現れた。


    「私の名前は御影堂黯夜(ミカゲドウ アンヤ)、詐欺窃盗放火殺人…その他諸々たくさん犯罪を犯して来ました、極悪人です」


    御影堂「好きなものはお金、嫌いなものは人の幸せ、特技は人を騙す事です。どうぞよろしく」


    皇永「よろしく出来ねーよテメー本当に中学生か?」


    御影堂「勿論、だから法で裁かれないでいるんです」


    「今度は、みすゞの番、だよね?」


    「名前は、斬崎みすゞ(キリサキ ミスズ)って言います、皆さんよろしくお願いしますね。」


    現れたのは、無造作に伸びきった真っ黒な髪の、目の下に凄いクマがある、貞子みたいに不気味を極め尽くしたような、それでいてフリフリの俗に言うロリータファッションをした女だった。


    斬崎「みすゞは、嘘が大嫌いだから、みすゞの前で嘘吐いたりしないでね。うっかり刺しちゃうから…うふ、うふふふふ」


    皇永(何こいつ超怖えー)


    御影堂「アハハ、本当に気を付けた方が良いですよ。私も何度か刺されたので」


    皇永「そ、そうか…まぁよろしくな」
  10. 10 : : 2021/01/27(水) 23:06:22
    「っし、じゃあ次は俺達だな。」


    「俺の名前は弓月連(ユヅキ レン)、よろしく!」


    次に名乗り上げたのは金髪でパーマをかけた、見るからにチャラチャラした雰囲気をした男だった。


    弓月「好きなものは女の子、嫌いなものはキノコだぜ。女の子のみんなよろしくー!これ終わったら誰かお茶でもしよーぜー!」


    「弓月、そういうのは安全が確保されてからにしろ…」


    「…私の名前は土井日明(ドイ アキラ)、こんななりだが一応女だ」


    次に出て来たのは宝塚美人というか、男装の麗人というか…そこらへんの男より男前な女の子だった。


    土井「…似合わないかも知れないが、好きなものは恋愛小説で、嫌いなものは虫全般だ。今後ともよろしく頼む」


    「おれは西野健太(ニシノ ケンタ)で、こっちの今にも寝そうになってるのが墓石夢(ハカイシ ユメ)だ。よろしく」


    今度は、茶髪でジャージ姿の面倒見が良さそうな男と、ピンク頭で地面につくほどのロングヘアのパジャマを着てぬいぐるみを持って女の子だった。


    墓石「んー、夢ちゃんのー、名前はー、墓石ー、夢でー…好きなー、ものはー、わたあめでー…嫌いなー、ものはー、にんじんだよー…よろしくねー…」


    西野「おれの好きなものは野球で、嫌いなものは犬っころだ。地元じゃそこそこ有名なバッターだったんだぜ?よろしくな」


    皇永「おう、よろしく」
  11. 11 : : 2021/01/28(木) 00:46:10
    「僕の名前は赤銅灼雲(アカガネ ヤクモ)だよ。実は漫画を描いてたりするんだけど、たぶんみんな知らないと思う」


    次は、鮮やかなオレンジ髪のちびっ子男子が現れた。


    赤銅「因みに好きなものはお化け屋敷で、嫌いなものはジェットコースターだよ。よろしく」


    「じゃあ次!アタシの名前は日ノ本栗栖(ヒノモト クリス)。よろしくねー」


    そう名乗り出たのは派手な見た目のギャルっぽい、元気そうな女の子だった。


    日ノ本「好きなものはタピオカで、嫌いなものは脂っこいものね。趣味はエンコーと男漁りでーす…なーんて、冗談に決まってんじゃーん!」

     
    「わ、私は…持田文乃(モチタ アヤノ)、です…!」


    今度はさっきの日ノ本とは正反対の、丸眼鏡に三つ編みのそばかすと言った、地味めの女の子が名乗り出た。


    持田「えーとえーと、好きなものはハーブティーで嫌いなものは虫除けスプレーの匂いです…!えーと、小学生の時からずっと図書委員だったことくらいしか特徴らしいものはないですが、あの、私のこと忘れないでいてください、どうかよろしくお願いします…!」


    皇永「…あぁ、もちろん」


    「…ヒャハ、オレサマの名前は龍宮霊魑(リュウグウ レイチ)だァ。よろしくなァ、雑魚共」


    そう言ってそっぽ向いたのは、中原以上にガタイの良い、派手な剃り込みを入れた、耳にも口元にも目元にもめちゃくちゃピアスつけまくった、髭面の柄の悪すぎる男だった。こいつを見た後だと中原が可愛く見えるくらい


    皇永「…あのー、それだけ?」


    龍宮「ヒャハハハ…面白ェ事言うなァ、クソヤロォ。逆にそれ以上になにか必要かァ?どうせこの後に殺し合うんだろうがよォ」


    皇永「…ッ」


    赤銅「そいつと意思疎通を取ろうとしても無駄だよ、話通じない事で有名なんだ。現役の軍人なんだけど、人殺しを快感としている…関わらない方が賢明だと思うよ。皇永くん」


    皇永「そ、そうなのか…」
  12. 12 : : 2021/01/28(木) 00:46:29
    「オレの名前は、ルーシー・F・エドガー。言っとくけどオレに身長の話はするなもししたらぶっ殺す」


    現れたのは名前の通り外国人っぽい、小さい女の子だ。とはいえ、さっきの都姫よりかは高い。精々平均より少し低いくらいだと思うが本人にとっては重要な事なのだろう


    ルーシー「好きなものは牛乳、嫌いなものは自分よりデカい奴だ。つまりお前ら全員大っ嫌いだ!」


    皇永「…ルーシーって外国人だろ?日本語上手だよな」


    ルーシー「確かに両親はイギリス人だが、オレは生まれも育ちも日本なんだ。日本語が上手で何が悪い」


    皇永「別に悪くはねーけど…」


    「ぼくの名前は、澄木斗(スミキ ハルカ)と言いまぁす。よろしくお願いしまぁす」


    次も小さめの女の子…いや、男だ。いわゆる男の娘ってやつか…よく見ない限り女に見えるほど華奢で可愛らしい容姿の男の娘が現れたのだった。


    澄木「…えーっとぉ…好きなものは猫ちゃんで嫌いなものは電化製品でぇす。因みにぃ、趣味は動物を愛でる事でぇす。」


    皇永「…その喋り方はわざとなのか?」


    澄木「えぇ?なんの話ですかぁ?」


    皇永(ちくしょう、可愛いのが腹立つ)


    「…あのー、次自己紹介してもいいですか?」


    皇永「あ、あぁ…悪い、別にいいぜ」


    次に名乗りでたのは目が細くて、おっとりした雰囲気の癒されるような声音を持つ女の人だった。


    「えー、わたくしの名前は太刀川恭子(タチカワ キョウコ)と申します。」


    太刀川「好きなものは焼き芋で、飛行機は嫌いですね。特技は子守唄です、その次くらいに歌うのが得意です。よろしくお願いします」


    皇永(子守唄を歌うのと普通に歌うのとでは何が違うんだ…?)


    「ふっふっふ…では次は満を持してこの僕が自己紹介をしようではないか!」


    そう言って高らかに笑いながら前に出てきたのは、髪を真っ直ぐ切り揃えたいいとこ育ちのお坊ちゃんって感じの奴だった。


    「僕の名前は鷲尾牧人(ワシオ マキト)、かの有名な十神財閥や塔和グループに並ぶと称される(予定の)鷲尾家の長男で、世界の指導者になる(予定の)男だ!」


    鷲尾「ふっふっふっ…女性諸君よ、この僕の美しさに見惚れるがいい!そして男性諸君は恐れ慄くがいい!」


    皇永「なんだこいつ、頭おかしいんじゃねーのか?」


    鷲尾「ふっふっふっ、男の嫉妬は醜いだけだぞボーイ」


    皇永「………あ、そう」
  13. 13 : : 2021/01/28(木) 01:48:56
    「さいごはぼくたちだね…」


    そう言って前に出てきたのは車椅子姿の不健康なほど痩せ細り頭が真っ白な男だった。


    「ぼくのなまえは六条戮(ロクジョウ リク)、よろしくね。」


    六条「すきなものはすぽーつかんせん、きらいなものはびょういん、かな。」


    皇永「あ、あぁ…」


    皇永(なんていうか、しどろもどろというか…起伏がないというか…ぼんやりした奴だなぁ…)


    「では、次は妾がジコショウカイするかのう」


    次に出て来たのは振り袖風のチャイナドレスを着た女の子だった。


    「妾の名は、紗倉リリィ(サクラ リリィ)じゃ。よろしく頼むのう」


    皇永「…なんだ、その喋り方」


    紗倉「バカモノめ、ニホンでコウキな者が扱うトクベツなコトバヅカイじゃろうが。お主はそんな事も知らんのか」


    皇永「高貴って…リアルでそんな言葉遣いしてる奴初めて見るぞ」


    紗倉「な…これはマチガイであったというのか…!?」


    皇永「いや、それは知らんけど……お前日本人じゃねーのか?」


    紗倉「母君はニホン人じゃが、父君はチュウゴク人なのじゃ!妾はルーシーとは違いスウネンマエまでカイガイにいたから、まだニホンゴをよくリカイしておらんのじゃ…」


    皇永「…そうだったのか、まぁ好きな喋り方すればいいさ。オレはあまりお勧めしないけど…いや、一部には需要あるから勧めた方がいいのか…?」


    紗倉「…妾にはお主が何を言っとるのか分からん」


    皇永「…悪い。でも分からなくてもいい事だよ、気にすんな」


    「えーっと、次はあたしちゃんの番か…」


    次はボサボサ頭の白衣を着た猫背の女の子が現れた。


    「あたしちゃんの名前は斎藤紫苑(サイトウ シオン)、よろしくでーす」


    斎藤「趣味は科学実験と解剖実験、そして人体改造でーす。一時期は検死とかもやってましたー。もしかしなくても今後活躍出来ると思うので仲良くしてやってくださーい。以上でーす。」


    「クハッハッハッ…やはり、最後の大トリを飾るのは我にしか出来なかったようだな…」


    最後に現れたのは、全身黒尽くめで、眼帯をし、身体中に包帯を巻き付けた、尚且つ服の隙間から見える体にはペイントもしていたりと、喋り方から分かるよう典型的な厨二病の男だった。


    「我は漆黒の魔導師であり、真名を不夜城真黒(フヤジョウ マクロ)という!」


    不夜城「クハッハッハッ…恐れて声も出んか…所詮人の子、我の前に立っていられる訳もないか…よかろう、我に頭を垂れる事を赦そうではないか!」


    皇永「オレらに背を向けといて何言ってやがる」


    不夜城「フフフフフ、何を言うかと思えば…貴様らが我から逃げているに過ぎん…やはり、凡俗共とは分かり合えんか…」


    皇永「おい、物凄い勢いで遠くに逃げてったぞあいつ」


    天王寺「きっと恥ずかしがり屋さんなんだって、あまりいじめてあげないでね。そりゃあ可愛いしいじめたくなるのも分からなくもないけど…」


    皇永「別にいじめてなんか…確かに面白いのは認めるけど」
  14. 14 : : 2021/01/28(木) 02:37:43
    天王寺「それより、これでもう全員自己紹介は終わったかな?」


    祁答院「そうみたいね」


    天王寺「むぅーん…みんなこれからどうしよっか?」


    脳神「どうするも何も、することなんてこれ以上ないだろう。」


    天王寺「そうかもだけど…とりあえず探索だけしてみようよ。ここに関する手掛かりか何か見つかるかもだし」


    鬼ヶ島「ふざけんな、勝手に決め付けんじゃねぇよ。個室も用意されてるみてぇだし俺はもう帰るぞ」


    皇永「相変わらず協調生のねー」


    鬼ヶ島「ハッ、あいにくそう考えてるのは俺だけじゃねぇぞ。他にも既に帰ってるやつはいる。」


    祁答院「わざわざ帰る報告をしてくるだけ、他の連中よりかはまだましね」


    鬼ヶ島「…なんか気に触る言い方だな。とにかく俺はもう失礼するぜ。じゃあな」


    そう言って、鬼城は部屋に帰っていった。他にも斎藤、龍宮、御影堂、斬崎、中原、墓石、ルーシー達もいつの間にかいなくなっていた。


    皇永「不夜城は…まだ辛うじて端っこに残ってるな。」


    脳神「…捜索するのはいいが、はっきり言って意味はあるか?簡単にバレるようなミスはしないはずだぞ?」


    天王寺「確かにそうかも知れないけど…何もしないよりかはマシだと思うな。」


    皇永「あぁ、天王寺の言う通りだ。少なくともただ部屋に閉じ籠ってるより良い方向に向かっていくはずだ。」


    皇永「確かに、殺し合いに巻き込まれちまったのは不幸かも知れない…絶望に思う奴もいるだろう。でも最後には絶対希望が勝つんだ。テメーらもアレを見ていたんなら分かるだろ?」


    「「「…」」」


    皇永「大丈夫、モノクマもあいつらもあんなこと言ってたが殺し合いなんて起きねーよ。」


    皇永「知ってるか?物語のヒーローってのは絶望したりしねーしどんな時も諦めたりしねー。負ける事はあり得ねーんだよ。だからテメーらも勝手に絶望したりするんじゃねーぞ?テメーらは何も心配する事はねーんだ、何故ならテメーらにはオレというヒーローがついてるんだからよ。」


    言い終えた頃、辺りはしんと静まりかえってしまった。
  15. 15 : : 2021/01/28(木) 02:38:50

    皇永「…」


    皇永「………」


    皇永「……………………………………」


    脳神「…はぁ、貴様も他の奴らに負けず劣らずの結構イタい事言ってるぞ。自覚はあるか?」


    皇永「………うん、ちょっと後悔して来た」


    天王寺「…でも、皇永クンの言う通りだよ。」


    榎戸「はい!自分感動しました!」


    鷲尾「ふっふっふっ…まさかこの僕が他人に嫉妬する事があるとはね…」


    紗倉「うむ、お主のエンゼツは素晴らしいものじゃった!」


    飯田橋「心に、響きました…!」


    米村「うん、ほ、ほほほ本当にすすす凄い良かった、よ」


    弓月「ちょっと厨二入ってるけどな!」


    持田「…えへへ、絵本とかの主人公みたいでしたよ。」


    西野「…あぁ!お前、リーダーになれよ!おれ達、お前にならついていくぜ!」


    土井「恥じる事はない、今のお前はキラキラに輝いている。」


    太刀川「みんなさっきまで落ち込んでいたのに…本当凄いです」


    八上「にゃー、ちょっと惚れちゃいそうになったにゃー⭐︎」


    澄木「ぼく、あなたになら掘られてもイイです!」


    日ノ本「おおう…あんたそっちだったの…」


    六条「???それ、どういういみです?」


    赤銅「分からない方がいいと思うよ」


    命長「あはは…他のミンナにも聞かせてあげたかったなー」


    都姫「やめてあげてって、それ以上弄るの…皇永くんが可哀想だよ」


    不夜城「クハッハッハッ…貴様となら盟友の契りを交わしても良さそうだな」


    祁答院「相変わらず、希望とかヒーローとか、そういうの好きね。幼馴染みとして少し恥ずかしいわ」


    皇永「うるせー。」


    柳「なんか、あたし皇永君がそういうの言いそうな気がしたんだよね…」


    皇永「だったら止めてくれよ…今スッゲー恥ずいんだから。あー、鬼城とかいなくて本当によかった…黒歴史確定だこれ」


    神道「何言ってんのさ、むしろ誇るべきだよ。みんなの空気を変えたのは間違いなく君なんだから」


    皇永「…あぁ、そうだな」


    そうして、オレ達の絶望に満ち溢れたコロシアイ学園生活が幕を開けたのだった。
  16. 49 : : 2021/04/17(土) 11:32:38





    【Chapter1:ボクらの弾劾戦争】




    【白組】

    榎戸戈織(エノト カオリ)

    鬼ヶ島鬼城(オニガシマ キジョウ)

    皇永ゼツ(カミナガ ゼツ)

    祁答院琴葉(ケドウイン コトハ)

    澄木斗(スミキ ハルカ)

    太刀川恭子(タチカワ キョウコ)

    土井日明(ドイ アキラ)

    中原了(ナカハラ リョウ)

    西野健太(ニシノ ケンタ)

    墓石夢(ハカイシ ユメ)

    都姫萌香(ミヤビ モエカ)

    柳優(ヤナギ ユウ)

    弓月連(ユヅキ レン)

    米村孝次郎(ヨネムラ コウジロウ)

    ルーシー・F・エドガー

    鷲尾牧人(ワシオ マキト)


    【黒組】

    赤銅灼雲(アカガネ ヤクモ)

    飯田橋希望(イイダバシ ノゾム)

    斬崎みすゞ(キリサキ ミスズ)

    斎藤紫苑(サイトウ シオン)

    紗倉リリィ(サクラ リリィ)

    神道慎一(シンドウ シンイチ)

    天王寺瑠美奈(テンノウジ ルミナ)

    脳神無刀(ノウガミ ムト)

    日ノ本栗栖(ヒノモト クリス)

    不夜城真黒(フヤジョウ マクロ)

    御影堂黯夜(ミカゲドウ アンヤ)

    命長謎(メナガ メイ)

    持田文乃(モチタ アヤノ)

    八上愛薇(ヤガミ アイラ)

    龍宮霊魑(リュウグウ レイチ)

    六条陸(ロクジョウ リク)
  17. 50 : : 2021/04/17(土) 11:33:18
    翌日、クラス分けが発表された。


    天王寺「んー、残念だったね。どうやら私達敵同士みたい」


    皇永「敵同士って…別に本当にコロシアイする訳じゃねーんだからよ」


    天王寺「確かにそうだね…安心してよ、軽いジョークさ。」


    柳「天王寺さん…流石に笑えないよ」


    脳神「…何でもいいが、ここに書いてある追加ルールの項目…各教室に全員揃ってから発表するって書いてあるぞ。早いとこ分かれといた方がいいだろ。」


    命長「わざわざ教えてくれる辺り、隠し切れない優しさが滲み出てるねー」


    脳神「バカにしてんのか?」


    柳「ま、まあまあ!喧嘩しちゃダメだよ…!」


    天王寺「気にする事ないよ、いつもの戯れ合いさ。」


    皇永「…とにかく、今は分かれよう。話の続きはまた後で、だ。」


    天王寺「うん、そうだね」


    そうして、オレ達はそれぞれの教室に分かれたのだった。
  18. 51 : : 2021/04/17(土) 11:35:17
    鬼ヶ島「よぉ、昨日の捜索で収穫はあったのかよ?」


    教室に入るなり、鬼城のやつが早速煽って来やがった。


    皇永「…」


    結論から言うと、分かっていた事ではあるが昨日の捜索では何も収穫はなかったのだ。


    鬼ヶ島「ふんっ、やっぱりやるだけ無駄だったんじゃねーか」


    柳「捜索に参加しなかったくせに、後から文句言わないでよ!」


    都姫「そ、そうだよ。ただでさえみんなそれで落ち込んでるのに…」


    ルーシー「落ち込むくらいなら始めからしなけりゃ良かったんじゃねぇの?」


    米村「で、ででででもそそそそれは…」


    中原「うるせぇぞデブ!はっきり喋りやがれうぜぇんたよ!」


    西野「だからそういうのはやめろって…」


    墓石「にしてもーそっかー…昨日はーすぐにー、部屋でー寝に行ったからー、知らなかったけどー、そういう事してたんだー、ごめんねー協力出来なくてー」


    弓月「気にすんな、実際捜索しても大した事分からなかったんだしよ…」


    澄木「そうですよぉ、たかが一人増えたところで何か変わる訳ないじゃないですかぁ」


    土井「澄木、少し言い方を考えろ…」


    鷲尾「しかし、特に気にする事ないのではないかね?」


    榎戸「はい!今日もう一度捜索すれば何か新しく分かることがあるかも知れませんよ!」


    太刀川「えぇ、そうですね。わたくしもそう思います。」


    祁答院「その話はまた後でしましょう…それよりモノクマ、みんなもう揃ったわ。早く話を始めてちょうだい」


    「うぴゃぴゃぴゃ、そう見たいだな!」


    壇上に現れたクマは、モノクマとは違う雰囲気も纏っていた。というのも左右で色が分かれてるのは分かれているが、どうにもパンダっぽい配色をしているのだ。それに目が青い。


    「オレの名前はモノエモン、オマエラ白組の担任の先生だ、よろしくなぁ!」
  19. 52 : : 2021/04/17(土) 11:35:34
    「アタシの名前はモノヨ、オマエラ黒組の担任よ、よろしくねぇ!」


    天王寺「…モノヨ?モノクマじゃなくて?」


    モノヨ「全然違うわよ!見てこの美しいゼブラ模様!そしてこのチャーミングな緑色の目!さらに何よりプリティーな声!!!」


    命長「見た目はともかく、声はモノクマと同じみたいだけど?」


    八上「センセー!声の違いが分からないのにゃー!」


    モノヨ「お黙り!大人しくはいそうですねって相槌うっときゃいいのよ!」


    脳神「…それで、追加ルールってのは何なんだ?」


    モノヨ「もう、せっかちねアナタ!そんなんじゃモテないわよ?」


    脳神「…ふざけているのか?」


    持田「ひっ」


    不夜城「む、武者振るいが…!」


    飯田橋「落ち着いてください、脳神クン。不夜城クンと持田さんが怖がってます」


    脳神「…悪い」


    御影堂「アハハッ、脳神無刀君って意外と子供なんですね」


    斎藤「気にする事ないでーすよー、無刀ちゃんは顔良いから多少性格悪くても女の子は寄ってきまーす」    


    神道「…何で二人して煽るの?」


    脳神「………」


    紗倉「お、おい!お主らの所為で脳神の殺気が増したのじゃけど!?」


    龍宮「ケヒッ、殺気もそうだが…何が役立たずだ。全く隙がねぇじゃねーか…手合わせ願いたいもんだなァ」


    脳神「冗談はやめろ、俺はゴメンだぞ」


    斬崎「まぁまぁ、いい加減落ち着いてくださいよ。モノヨさんの話もまだですし」


    六条「なにかよくわからないけど、けんかはよくないよ?」


    脳神「………おい、何でさっきから俺ばっかり」


    日ノ本「なにあんた?もしかして拗ねちゃってんの?カワイイーとこあるね。」


    赤銅「…まぁ、それは置いておいて…早く続きを」


    モノヨ「なによぅ!そっちが勝手に遮っておいて話が済んだら済んだで急かすなんて!酷いわぁ!」


    天王寺「それはごめんね」


    モノヨ「…さぁ、追加ルールについてだけど…一つはクラス替えが起こる度にコロシアイについてのルールが変わる事があるって事ね。まぁ、要は気紛れにルール変更が起きるかも知れないって事だけど…でもこれは今はあまり関係ないわね」


    モノヨ「次に、昨日言った『学級委員』についてのルールだけど…もし殺されたとしても、その学級裁判において殺されたのが学級委員だと相手チームにバレなければオシオキは免除、という事になったわ。」


    モノヨ「そしてもう一つのルールだけど…三日間につき一回、殺人が起きなければ各クラスずつ誰か一人をランダムでオシオキする。という内容のものよ」


    天王寺「…へ?」
  20. 53 : : 2021/04/17(土) 11:35:52
    皇永「な、なんだよそれ…!」


    土井「三日間、人殺しが起きなければ…誰か一人をお仕置きする…」


    西野「そ、そんなん…どうしろって言うんだよ…」


    祁答院「どうあっても、私達にコロシアイをさせるつもりなのね」


    都姫「そ、そんな…コロシアイなんて、絶対ダメですよ…」


    墓石「でもー、殺らなきゃ殺られるんでしょー?」


    米村「だ、だだだだったらこここ殺すしかない…のかな?」


    ルーシー「どうせ、昨日知り合ったばっかの赤の他人だ。じゃあ心置きなく殺せるんじゃねーのか?」


    澄木「それにぃ、ぼくたちは味方なんだよねぇえ?じゃあさぁ、みんなで知恵を合わせて協力すれば割と簡単にみんな外出られるんじゃないのぉ?」


    鷲尾「確かに我々の犯行が相手のクラスにバレなければ出られると言っていたし、それも一つの解決策なのか…」


    榎戸「…であれば、実行犯は自分が立候補します。もしミスしても、おしおきを受ける覚悟も既に出来てますし…他の皆さんの手を汚す訳にもいきませんから」


    柳「だ、ダメだよ!なんでみんなコロシアイに乗り気なの…?!」


    中原「だから、殺さなきゃ殺されるっつってんだろ?そんな事も分かんねえのかよ愚図が」


    柳「で、でも…」


    太刀川「…仲間内で疑い合う必要がないだけ、まだまし…なのでしょうか」


    鬼ヶ島「俺達の中に破滅願望でも持ってる野郎が居なけりゃな」


    弓月「なんでオメーはそんなに不安を煽るような事ばっか言うんだよ…」


    モノエモン「そーいう訳だから、さっさと殺した方が身のためだぜぇ!?じゃあーな、お知らせはもう終わったしさっさと解散しろい!」


    そう言い残して、モノエモンは立ち去ってしまった。
  21. 54 : : 2021/04/17(土) 11:36:21

    皇永「ふざけんなよ、コロシアイなんて間違ってる…絶対間違ってるんだよ…!」


    祁答院「…皇永くん?」


    皇永「そ、そうだ…首謀者さえどうにかすればコロシアイを防ぐ事だって………」


    鬼ヶ島「落ち着け、それは首謀者が俺達の中にいると思ってるって事か?」


    皇永「…えっ?」


    鬼ヶ島「お前が言ってるのはそう言う事だ、違うか?過去のコロシアイもそうだったんだからな。」


    皇永「…それは」


    鬼ヶ島「それだと結局、仲間を疑い合う羽目になる。皇永、お前にはそういうのは似合わねぇよ…あまり失望させんじゃねえ」


    柳「……そうだよ、他に方法があるはずだって…!どうにかして考えようよ!」


    柳「だって、昨日言ってたじゃん!『オレというヒーローがついてるんだから絶望なんてするな』って!」


    皇永「…それは、忘れてくれ」


    鬼ヶ島「…は、お前そんな事言ってたのかよ。幼稚園児か?」


    皇永「喧嘩売ってんのか」


    祁答院「…ふふ、鬼ヶ島くんあなた意外と優しいのね。ツンデレって言うんだっけ?」


    鬼ヶ島「あ?お前も似たようなもんだろ、殺してやろうか?」


    祁答院「えぇ、望むところよ」


    柳「の、望まないでよ…」


    皇永「…テメーらサンキューな、ようやく落ち着いて来た…少し元気出てきたよ」


    鬼ヶ島「…ハッ。そいつは良かった、お前が元気ないと張り合いがねぇからな」


    皇永「そうかよ…」


    そうして、オレ達は一度部屋に戻っていった。
  22. 55 : : 2021/04/18(日) 23:01:24
    >>52 ルールを一つ追加しました


    【電子掲示板】


     先攻 ハ 白組
     白組 ノ 人 ハ 三日以内 ニ
     殺人 ヲ 犯シテ クダサイ
     モシ 事件 ガ 起キナカッタ 場合
     代ワリ ニ 誰カ 一人ヲ オシオキ シマス
  23. 56 : : 2021/04/25(日) 07:50:55
    皇永「…さて、これからどうするべきか…全然分かんねーな……」


    皇永(一人で考えても仕方ない、誰か誘って一緒にこれからどうすべきか話し合ってみよう)


    そう思い立ち、部屋を出ると扉の前には天王寺がニコニコしながら立っていた。


    天王寺「やぁ、時間空いてるかな?これからのことについて話し合ってみようよ」


    皇永「…オレもそうしたいと思ってたところだ。付き合うよ」


    天王寺「それはよかった。ここじゃなんだし少し移動しようか」


    皇永「あぁ、分かった。」


    天王寺と今後のことについて話をしながら過ごした。


    天王寺と少し仲良くなれたようだ。


    天王寺「にしても、三日間で殺人が起きない場合その度に誰か一人を処刑する…か。どうやらモノクマは是が非でも殺し合わせたいみたいだね」


    皇永「…あぁ」


    天王寺「そういえば電子掲示板は見た?」


    皇永「見たよ、先攻は白組って書いてあった」


    天王寺「どうするつもりだい?このままだと誰か処刑されるみたいだけど?」


    皇永「どうしろって言われても…」


    天王寺「ごめんごめん、思いつかないから今こうして話してる訳だもんね。」


    皇永「…っ」


    天王寺「………ふむ…」


    皇永「…」


    天王寺「あのさ、皇永クンは過去のコロシアイについてどこまで知ってるのかな?」


    皇永「過去のコロシアイってあれか?78期生のと未来機関のか?…確か…あれ?あまりよく覚えてねーな…なんでだ?」


    天王寺「…じゃあ、他のコロシアイについては?」


    皇永「他って、もうないだろ。過去に起きたコロシアイはその二つだ」


    天王寺「それがなんと、あと2回行われてるんだよ。それも希望ヶ峰学園の生徒会と77期生のね」


    皇永「…っそ、それが今の話とどう関係あるんだよ」


    天王寺「…このコロシアイは、公開されてるのか非公開なのか、どっちなんだろうと思ってね」


    皇永「…モノクマは全国放送はしてないって…」


    天王寺「あくまで全国では、て言ってるでしょ?一部には公表してるかもしれない。」


    皇永「た、確かに…」


    天王寺「…過去のコロシアイもそうだけど、モノクマは色んな動機を用意してる。今回も気をつけた方が良いかもね」


    皇永「言われなくても分かってるよ…つーか、なんでテメーはそんな事知ってんだよ」


    天王寺「…なんでだろう、不思議だね」


    皇永「…え?」


    天王寺「…残念ながら、私から話せる事は何もなさそうだ…無駄な時間を過ごさせてしまってごめんね」


    皇永「な、おい…!」


    天王寺「過去のコロシアイにおいて、みんなをまとめてくれるような頼れる人物は皆死んでるんだ…キミも気をつけね。」


    天王寺「これからキミが何をしてるくれるのか、期待してるよ?皇永クン」


    そう言って、天王寺は手をひらひらしながら去って行ってしまった
  24. 57 : : 2021/06/19(土) 13:37:05
    皇永「まだ時間があるな…誰かと過ごすか」


    皇永(そうだ、柳と話をしよう。)


    そう思ったオレは柳の元を訪れる事にした。


    柳「あ、皇永君!どうしたの?」


    皇永「あぁ、柳と話がしたいって思って」


    柳「うん、分かったよ。えへへ…嬉しいなぁ、皇永君から誘ってくれるなんて」


    柳と今後のことについて話をしながら過ごした。


    柳と少し仲良くなれたようだ。


    柳「…これから、どうすれば良いのかな…あたしやっぱり不安だよ」


    皇永「きっと探せば出口も見つかるはずだ。それに希望の象徴達がこんな事態を許す訳ない、絶対助けは来る。」


    柳「うん、だと良いな。」


    柳「あたし、信じてるから…皇永君ならどうにかしてくれるって。だから頑張ってよ」


    皇永「おう、任せとけ。」


    皇永「それにしても、思ったより大丈夫そうだな。」


    柳「…え?」


    皇永「いや…思い詰めてたりしてないか心配だったんだ。でも相変わらずな様子で安心した。」


    柳「…うん、心配してくれてありがとう。まだ大丈夫だよ」


    皇永「あぁ」


    柳「そろそろ夜時間だ、先に部屋に戻ってるね。今日は本当にありがとう、皇永君」


    そう言って、柳は元気そうに走って部屋へと帰っていった。
  25. 58 : : 2021/08/19(木) 01:52:00
    部屋に帰ったオレは、シャワーを浴びた後ベッドに倒れ込んだ。


    皇永「一体、これからどうすれば良いんだ…?」


    オレは今日一日、仲間と共にここから生きて帰る為の算段を話し合った。しかし結局のところ進展はなし、まともな解決策は浮かばなかった。


    モノクマの言ってる事が事実かどうか分からない。けど、もし何も起こらなければ本当に誰か見せしめに殺されるかも知れない。オレはその時、平静を保つ事は出来るだろうか。いや、出来るわけが無い。ましてや対象がオレの友達だった場合…


    皇永「ひでー話だ。仲間の命に優劣をつけるなんて…」


    と、自嘲気味に呟いたその時コンコン、とドアをノックする音が聞こえた。


    皇永「?誰だ、こんな時間に…」


    ドアノブに手をかけようとした瞬間、その手が止まる。


    皇永(もしかして、殺しに…?いや、先攻はオレ達のクラスだ。それに…)


    皇永「疑心暗鬼もモノクマの思う壺、第一オレらしくねー。」


    オレは勢いよくドアを開けた。すると、そこにいたのは…


    皇永「琴葉?なんだよこんな時間に」


    祁答院「こんばんわ。みんなで話がしたいのだけど、ちょっといいかしら?」


    皇永「…あぁ、分かった。」
  26. 59 : : 2021/08/19(木) 12:29:16
    期待しています
  27. 60 : : 2021/09/10(金) 13:10:01
    >>59 ありがとうございます!


    言われるがまま琴葉の後をついて行くと、そこには既に同じクラスの連中が集まっていた。


    祁答院「…これでみんな集まったわね」


    墓石「こんな時間にー、何のようー?夢ちゃん早く寝たいんだけどー」


    中原「はっ、決まってんだろ?誰が誰を殺すかの話し合いだよ」


    皇永「…ッ!?」


    祁答院「…えぇ、辛いかも知れないけど犠牲を最小限にするにはそれしか…」


    西野「ふざけんな!最小限ったっておれ達はってだけだろ!?」


    都姫「…確か、もし裁判で勝てば相手のクラスは全員おしおき…なんですよね」


    土井「あぁ。私達が生き残るには奴等を全滅しなければならない」


    弓月「でもやらなきゃ俺達の内誰かが見せしめに殺されるんじゃね?」


    太刀川「そもそもなんですけどー、モノクマさんの言ってた事って本当なんですか?」


    鷲尾「彼が本物であったなら間違いないよ。君もよく知ってるだろう?」


    澄木「その名を騙った偽物なら違うかも知れませんがぁ、それを知る術はありませんからねぇ」


    ルーシー「話戻すけどよ、殺すなら脳斬一択だろ?探偵なんだからよ」


    米村「そ、そそそうだよ!利き腕もないって言ってたし、きっと楽に殺せるはず…!」


    鬼ヶ島「バーカ、お前らの目は節穴か?あいつは相当な手練れだよ。現にこいつが気圧されたろ」


    中原「…チッ」


    祁答院「…そうね、彼を標的にする場合は細心の注意を払わないと」


    柳「ま、待ってよ!なんでみんな受け入れてるの!?だって、昨日…」


    不意に柳と目が合うと、オレは少し気不味くなって目を逸らしてしまった。


    榎戸「勿論、皇永さんの事は信じてます。ですが…」


    祁答院「そう言って、彼に全ての責任を押し付けるつもり?」


    柳「…ッ!そんな…つもりじゃ…」


    祁答院「分かっているわ、でも彼一人に任せるのはつまりそういう事よ」


    祁答院「とりあえず、打開策が見つかるまではここのルールに則っていく事にする。今日はそれが言いたかっただけよ」


    中原「おい、集めておいてそれだけ言って解散するつもりか?」


    祁答院「こんな時間に、長時間集まっていたら相手のクラスに怪しまれるわ。かと言って、日中はそれぞれやる事があるでしょう?」


    祁答院「二日後、もう一度集まって話をするわ。その時まで、誰が誰を殺すのかとか方法など色々考えておいてちょうだい」
  28. 61 : : 2021/09/16(木) 11:49:54
    翌朝


    皇永「…もう朝か…」


    結局、あれからオレは一睡も出来なかった。
     

    皇永「…なんで、オレってこんなに馬鹿なんだろう」


    一晩中考えても現状を打破する案が思い浮かばない。このまま三日間コロシアイが起きなければ誰かが見せしめに殺される。


    かと言って誰かを殺すなんて出来ない…失敗すればそいつはオシオキで殺されるし、そうでなくても…


    皇永「やっぱり、オレにはヒーローなんて無理なのかなあ」


    『ピンポーン』


    インターホンが鳴る。もしかして誰か起こしに来たのか…正直今外に出る気分ではない。オレはそれを無視する事に決めた。


    『ピンポンピンポンピンポーン』


    …段々うざったくなって来たので仕方なく出る事にした。


    皇永「誰だよ?」


    柳「あ、皇永君おはよう!」


    皇永「なんだ、柳か…何の用?」


    柳「一緒に食堂行こうよ、ちゃんとご飯食べないと頭働かないよ?」


    皇永「…それもそうだな、ありがとう柳、すぐ準備するよ」


    柳「うん、待ってるね。」


    皇永(…そうだ、そうだった)


    オレなんかを信じてくれる奴もいるんだ、絶対に諦めるわけにはいかない。なんとしても全員無事に生きて帰るんだ…!
  29. 62 : : 2022/02/21(月) 20:05:36
    うんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこう

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