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進撃の巨人Another ――番外編―― 第1話 『私が見つけた新しいおもちゃ』
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- 1 : 2013/10/11(金) 05:10:03 :
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進撃の巨人Another ――番外編―― 第1話
――――この番外編は、Another本編で直接、補完されない設定や
訓練兵時代を通じて移り行く、4人目の刺客「ユーク・トラス」の姿を描いた物語――――
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アニとユークが一緒に居たり
ミカサとユークがぺちゃくちゃ喋ったり
――――――――
アニとユークが鈍感だったり
ミカサとユークが割と仲良くかったり
――――――――
アニとユークが意識したり
ミカサとユークが企てたり
――――――――
そして…ユークが大切なものを見つける
――――――――
そんな、Another本編とは打って変わって、結構ほのぼのとした日常を描きます
――――――――
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- 2 : 2013/10/11(金) 05:10:33 :
――――訓練兵3年目(849年) 春先――――
壁への進撃から3年後、俺たち4人は第104期訓令兵団に入団
季節は移り変わり、今年も春が訪れ、訓練兵も3年目を迎えた
そして、今日も“巨人を殺すため”の日常の訓練が始まった――――
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- 3 : 2013/10/11(金) 05:11:01 :
――――午前 対人格闘訓練――――
ユーク「ハッ」ガシッ
アニ「フッ」バシ
ユーク「まだまだっ!」
アニ「まだ甘いよっ」
アニ・ユーク「!!?」バタン
ユーク「また、勝てなかった」ムクリ
アニ「いや、引き分けだろ?」パッパッ
ユーク「いいよ、わかってるから。最後、アニが引っ張られただけだって」
アニ「まぁ、そうなんだけどね」
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- 4 : 2013/10/11(金) 05:11:16 :
ユーク「じゃあ、もう一本!」
アニ「いいよ、かかってきな」
オーイ
ユーク「…今日も来たか」フフ
アニ「…あぁ、あいつも懲りないからね」ヤレヤレ
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- 5 : 2013/10/11(金) 05:11:47 :
エレン「アニ!ユークの相手が終わったんなら、次は俺と組んでくれよ!!」
アニ「…いいの、ユーク?」チラ
ユーク「あぁ、いいよ。エレン交代だ」スタスタ
ユーク「(巨人と戦いたい人間がこんな訓練してもあまり効果はないけどね)」
ユーク「(まぁ、エレンが巨人でしたー、なんて言えば話は別だけど…ないか)」
オーイ マルコ テガ アイタカラ クンデクレ ナイカ?
アァ カマワナイヨ
ヨロシク タノムゼ
エレン「じゃあ、さっそく頼むぜ!アニ!!」グッ
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- 6 : 2013/10/11(金) 05:12:04 :
アニ「……いいよ、きな」スッ
エレン「うおおおお!!」ザッ
バシィッ ウワッ グルン ドシン
エレン「……」ピクピク
アニ「なんだい、もうお終いかい?」
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- 7 : 2013/10/11(金) 05:12:33 :
ユーク「…なんだ、エレンはもうダウン?」ヒョコッ
アニ「今回は、ちょっと早かった」
ユーク「アニ、ちょっと本気出したのか?」クス
アニ「…ちょっとだけね、少しエレンが上達してたから、拍子に力出し過ぎちゃった」
ユーク「…エレンはミカサに預けようか」
アニ「…そうだね」
ユーク「ミカサ、エレンが呼んでるよ」ボソ
ミカサ「呼ばれてきました」ドロン
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- 8 : 2013/10/11(金) 05:13:05 :
ユーク「相変わらず、早いね。俺の声ちゃんと聞こえてたの?」クス
ミカサ「勿論、『エレン』というワードは常にキャッチできる」キリッ
ユーク「俺、ミカサがどこにいるか知らないで呟いたんだけどね」コソコソ
アニ「アンタのエレン好きも大概だね」ヤレヤレ
ミカサ「それは、私にとって褒め言葉。ありがとう」
ユーク「…というわけで、エレンがダウンだから回収よろしく」
ミカサ「喜んで承ろう。貴方たちもまた仲良くしてればいい。それでは…」ガシ
スタスタスタ
ユーク「……」
アニ「……」
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- 9 : 2013/10/11(金) 05:13:20 :
ユーク「…ミカサ、面白いな」
アニ「単にエレン馬鹿だと思いけど」トオイメ
ユーク「…否定しない」クス
アニ「教官も見回ってるし、訓練するよ」
ユーク「OK」
ユーク「ところで、アニ、もう3年目だな」
アニ「…2年間、あっという間だった気がする」
ユーク「俺も、それには同感だ。1日の訓練自体は長く感じても
それが連なると1週間が、そして1か月がとても短く感じる」
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- 10 : 2013/10/11(金) 05:14:00 :
アニ「アンタ、この2年間かなり伸びたよね」
アニ「開拓地にいた頃は、まだ私たち同じくらいの目の高さだった思うんだけど」
ユーク「確かに気が付いたころには、アニを追い越してたな。
初めて会ったときはまだ俺の方が小さかったっけ」
アニ「アンタ、身長どれだけになった?」
ユーク「この前、今年は170cmになってた。入団した当初は150cmで
昨年は160cmだったから、毎年10cmずつ伸びてるな。順調だ!」
アニ「…いいなぁ。ライナーやベルトルトとまでは、とても思わないけど」
アニ「私もアンタくらいのちょうどいい身長が欲しいよ」
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- 11 : 2013/10/11(金) 05:14:45 :
ユーク「…アニは、何cmなんだ?」
アニ「…153cm。2年前から5cmしか伸びてない。しかも去年からはもう伸びてない」
アニ「私の成長期はもう終わったみたいだ…」
ユーク「…気を落とすなよ」
アニ「慰めになってないよ」
ユーク「いいや、アニは今もちゃんと“成長”してるだろ?」ニヤ
アニ「…は?…どこが?」
ユーク「“どこが”って聞く時点でもう自分でわかってるだろ?自分の身体に聞いてみな」
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- 12 : 2013/10/11(金) 05:15:07 :
アニ「…セクハラ」ブン
ユーク「…効かないよ~」サッ
アニ「…避けるなっ」ブン ブン
ユーク「や~だ~ねっ」サッ サッ
アニ「...くぅ、こんな時ばっかり見事に避けて…」
ユーク「まぁ、俺のスキルかな」
アニ「……ふんっ」フイ
ユーク「…ごめん、セクハラは謝るから機嫌直して」
アニ「……知らない」フーイ
ユーク「俺が言いたかったのは、俺もちゃんとアニのこと見てるんだってことだったんだけど」
アニ「今更な言い訳だね、知らないよ、そんなこと」
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- 13 : 2013/10/11(金) 05:15:49 :
ユーク「アニは、自分の身体の変化は嬉しくないの?」
アニ「……嬉しくないことは…ないけど」
ユーク「男は体が大きくなったら嬉しいんだ…反対に女の子は…
その…そういった変化こそ喜ぶもんなんじゃないの?」
アニ「……私には別に必要ないよ」
ユーク「まぁ、そういうこと言うなって…いずれどうなるかわからないだから」
アニ「……」
ユーク「…アニにだって、いずれそういう相手が見つかるさ、きっと…」
アニ「…きっと、ね」
ユーク「……」
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- 14 : 2013/10/11(金) 05:16:48 :
ミカサ「…ユーク」ボソ
ユーク「…!!?驚かさないでくれよ、ミカサ」
ユーク「また、いきなり現れて」
ミカサ「これが“私のスキル”だから」ドロン
ユーク「…ミカサさん、どこから聞いてましたか?」
ミカサ「大丈夫、ユークの珍しいセクハラ発言は私の耳の中だけに留まっている」
ユーク「…なにが望みだい?」
ミカサ「安心してもいい、何も望んでいるわけではないから」
ユーク「(…よかった...?)」
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- 15 : 2013/10/11(金) 05:17:13 :
アニ「...死に急ぎ野郎は、どうしたの?」
ミカサ「医務室に連れて行って、手当てしてきた」
ミカサ「午前中は安静が必要とのこと」
ミカサ「ちょうど、面白そうな話が聞こえてきた。ので、冷めないうちに頂いた」
ユーク「…いや、わからないな。どうして医務室から俺達の会話を傍受した?」
ミカサ「…それは、なぜ人は面白そうな話を聞きたがるのかということ?」
ユーク「…その…いや、もういい」
アニ「……」
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- 16 : 2013/10/11(金) 05:17:45 :
ミカサ「……今度は、私と組もう、ユーク」
ユーク「え?俺じゃまだ、ミカサの相手は務まらないと思うけど?」
ミカサ「いいえ、貴方はとても頭がいい。
ので、戦略性を持って臨めば、私の相手も可能」
ユーク「買いかぶりすぎだよ。でも俺もミカサに鍛えてもらいたい」
ミカサ「では、始めよう」スッ
ユーク「アニ、ごめん。蔑ろにしてて。
ミカサと組むから他の人としばらく組んでてくれ」
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- 17 : 2013/10/11(金) 05:18:19 :
ユーク「ねぇ、マルコー、ちょっときてー!」
マルコ「今度はなんだい、ユーク?」
ユーク「突然で悪いんだけど、今度はアニの相手してくれない?
ミカサと組むことになっちゃって」
マルコ「それは、別に構わないけど。ユークこそ大丈夫かい?」
マルコ「正直、君でもまだミカサの相手をするには、ちょっと…」
ユーク「うーん、それはわかってる。でもミカサが久々に誘ってきてさ。
まぁいい訓練の機会だろ?」
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- 18 : 2013/10/11(金) 05:18:38 :
マルコ「じゃあ、アニあっちで組んでようか」
アニ「わかった、よろしく」スタスタ
スタスタスタ
ユーク「…で、なにか話があるんでしょ?」
ミカサ「さすが、そういうところは鋭い。その通り。」
ユーク「何の用だい?」
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- 19 : 2013/10/11(金) 05:19:24 :
ミカサ「貴方と話がしたかった」
ユーク「…意外だ。君はエレン一辺倒だと思っていたんだけど、
俺と話して何を得ようと思ったの?」
ミカサ「いいえ、そんな利害関係のために近づいたんじゃない。
単純にエレンのそれとは違う意味で興味が湧いただけ」
ユーク「ちょっと、複雑な心境だけど、話を聞かせてもらっていいかい?」
ミカサ「理由は、結構単純。気に障ったら申し訳ないけれど、
アニと普通に仲良くしている貴方にちょっと興味が湧いた」
ユーク「…それは、どういった意味?(アニが周囲との関係を避けてるから?
俺の口からはその言葉は言わないけど)」
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- 20 : 2013/10/11(金) 05:20:03 :
ミカサ「2年間、一緒に訓練をして、寮でともに暮らしてきて、
アニは、あまり周囲と仲間を作ろうとしていないように見える」
ユーク「(まぁ、そう見えてるなら作戦としては上出来かな)…それで?」
ミカサ「でも、アニは貴方やエレンには普通に接しているし、特に貴方は、
よくアニと食事をしたりするのが、周囲で話題になっている」
ユーク「(アニの孤立を防ごうとしたデメリットが浮き彫りになったか…
でもそれくらいなら仕方がないで済む、こちらとライナーたちの
結びつきさえ、悟られなければ…)」
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- 21 : 2013/10/11(金) 05:21:02 :
ユーク「それは、アニは同郷だから、お互い巨人のせいで身寄りも亡くなったし、
開拓地では2人で協力し合うしかなかったんだ」
ユーク「その関係が、今もまだ…ちょっと続いてるだけだよ。言わば最後の家族だ」
ミカサ「…なんだ、貴方たちもそうだったの」
ユーク「ミカサだって、エレンのこと“家族”だって言ってるだろ?」
ミカサ「えぇ、私とエレンもともに両親を失った最後の家族。ともに助け合ってきた
勿論、アルミンとも」
ユーク「羨ましいね、そんな関係」
ミカサ「ふふん」ドヤ
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- 22 : 2013/10/11(金) 05:21:25 :
ユーク「ちょっと、その顔うざいな」フフ
ミカサ「貴方は、私をちょっとだけ怒らせた」スッ
ユーク「あっ、すいません…ちょ、やめ、あーーーー!」ドサ
ミカサ「ちょうど訓練も終わった。それじゃ」フリフリ
スタスタスタ
ミカサ「……ふふ」クス
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- 23 : 2013/10/11(金) 05:21:43 :
アニ「…いつまでひっくり返ってるの?昼食だよ」
ユーク「…はいはい」ムクリ
スタスタスタ
ライナー「(“あれ”でアニとユークは“その時”には大丈夫だろうか?)」ジーー
ベルトルト「(ってこと考えてるんだろうなぁ。寧ろ僕は君の方が
兵士に浸(つ)かりすぎていて心配だよ…アニ…)」
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- 24 : 2013/10/11(金) 08:18:19 :
―――食堂 夕食―――
ユーク「アニ、今日は一緒に食べよう!」
アニ「いいよ、じゃあ、あっちの席とっておくから」
ユーク「頼んだ。アニの分の配膳持ってくる」スタスタ
アニ「……」ヨッコイショ ストン
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- 25 : 2013/10/11(金) 08:18:31 :
ミーナ「アニー!今日はユークもいるの?」
アニ「あぁ、今日は一緒に食べる日なんだ」
ミーナ「一緒に食べる日はもう大体、習慣化してるもんね」
アニ「あぁ、一週間に2,3日、定期的に一緒に食事を摂ることにしてるんだ」
ミーナ「それって、2人で決めたの?」
アニ「いいや、この2年間でいつの間にか習慣ができていたんだ」
ミーナ「それって、スゴイね。2人はどうして、そんなに仲がいいの?」
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- 26 : 2013/10/11(金) 08:18:46 :
アニ「(仲がいい…?)仲がいいかは置いておいて、私とユークは同郷で
ずっと同じ開拓地で過ごしてきたからね。あいつのこと仲間のような
家族のようなもので、信頼はしてるんだ」
ミーナ「…そっか(アニはユークを意識してないのかな?
でも今は言わない方がいいかも)」
ユーク「お待たせ、アニ。今日はミーナも一緒かい?はい、アニの分」コト
ミーナ「うん。私も一緒にご飯食べていい?」
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- 27 : 2013/10/11(金) 08:29:00 :
- いいぞ
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- 28 : 2013/10/11(金) 12:56:37 :
ユーク「勿論、喜んで」ニコ
ミーナ「わーい、ありがとう。私もご飯とってくるね!」タッタッタ
アニ「ご飯、ありがと」
ユーク「どういたしまして。ミーナを待とう」
アニ「…当たり前でしょ」
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- 29 : 2013/10/11(金) 12:56:56 :
ミーナ「お待たせー!じゃあ食べよ?」ストン
コニー「おっ、ユーク!俺もそこの席いいか?」
ユーク「おう、歓迎だ!コニー!!」
コニー「失礼するぜ!」ストン
「「「それじゃあ」」」
「「「いただきまーす」」」
ミーナ「今日の訓練も疲れたね、もう3年目なんだよねー」
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- 30 : 2013/10/11(金) 12:57:34 :
ユーク「でも、今日の立体機動は楽しかったな。少しずつ上達するのを
感じるようで毎回嬉しくなるよ」
コニー「あっ、俺もそんな気がする。森の中駆け回るの楽しいんだよなー」
ミーナ「それは、コニーが森で狩猟やってたからでしょー?」クスクス
アニ「そういうことだよ。ユークのそれとはちょっとニュアンスが違うよ」クス
コニー「えぇー、そうかなぁ。ユークお前はどうなんだ?」
ユーク「ううーん、俺もコニーのは野生に帰った動物の本能に近いものを感じるかな」ハハハ
コニー「そんなー、お前までー」
アハハハハ
アルミン「あっち、なんか楽しそうだね」モグモグ
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- 31 : 2013/10/11(金) 12:57:56 :
エレン「ユークがいるからだろ?あいつはいい奴だからな」モッチャモッチャ
ミカサ「エレン、口の音がちょっとだらしない」モグモグ
エレン「わかったよ…こうでいいか?」モッグモッグ
ミカサ「……」
アルミン「ま、まぁ、当分はこれでいいんじゃない?」ニガワライ
エレン「全く、何が不満なんだよ」モッグモッグ
ミカサ「ユークは、おもしろい人」
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- 32 : 2013/10/11(金) 12:58:20 :
アルミン「唐突にどうしたの、ミカサ?」
ミカサ「いえ、午前の格闘訓練で彼と組んだとき、少し話をしていたから」
エレン「俺が寝てたときか。お前が積極的に人と話すなんて珍しいな」
ミカサ「いいえ、そんなことはない。私もやればできる子」エヘン
アルミン「なんでそこで胸を張るの?」
ミカサ「ミカサアピール」エヘン
エレン「どういうことだよ」モッグモッグ
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- 33 : 2013/10/11(金) 12:58:39 :
アルミン「何の“ミカサを”アピールするんだろ…もしくは“ミカサが”ってこと…?」
ユーク「もっと立体機動訓練増やして欲しいな。ついでに点も稼ぎたいし」
コニー「俺も!立体機動してるとき楽しいし、憲兵団も近づいて一石二鳥じゃね?」
ミーナ「もう、普通、皆はコニーやユーク達みたいに立体機動に優れてる
わけじゃないんだからね?いろんな訓練は均等にしないと」
ユーク「確かにいろんな訓練も大事だけど、確実に力になるのは、やっぱ立体機動でしょ?」
ユーク「だから、もうちょっと訓練量増やしてくれてもいいんだけど」
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- 34 : 2013/10/11(金) 12:59:09 :
ミーナ「えぇー、私はこれ以上はついていけないよぉー」
アニ「そんなに、焦らなくても、あと1年あるんだし、私もアンタもコニー
だって最近はずっと上位に安定して着いているんだし、落ち着きなよ」
ミーナ「あーー!アニったら私のこと蔑ろにしてるぅー!」
アニ「別にそんなことないって、アンタも10番台、20番台に大体いるんだろ?
もう少しの頑張りじゃないか」
ミーナ「でも、今の10傑は歴代でも稀に見る逸材揃いだって教官達も
いつも言ってるし、もう、私みたいな凡人の入る余地は残されてないよぉ」
ユーク「ミーナ、元気出しなよ。成績が飛び抜けてるのは1位~4位のミカサから
アニ達であって、俺達6人にならまだ追いつく余地はあるって」ポンポン
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- 35 : 2013/10/11(金) 12:59:47 :
ミーナ「むぅーー、でも励ましてくれてありがと。
ユークのそういうところ優しいよね」モグモグ
コニー「まぁ、俺はバカだからあまり気の利いたこと言えねぇけど、
考えて頑張るしかねぇよ」パシパシ
ミーナ「コニーもありがと。コニーに考えて頑張れなんて言われちゃ
頑張るしかないよね」グッ
コニー「…俺がこの言葉の意味を理解できねぇのは、俺がバカだからか?」
ユーク「...気にするなコニー(…まぁ言えん)」モグモグ
アニ「……(同じく、私は関わらない)」モグモグ
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- 36 : 2013/10/11(金) 13:00:17 :
ミーナ「コニー、気にしないでいいよ」
コニー「おう、わかった」キラキラ
アニ・ユーク「(…眩しい、流石コニー…)」)モグモグ
ミーナ「よーし、食べ終わったし、お風呂行こ、アニ!」
アニ「わかったよ。それじゃ、おやすみ」フリフリ
ユーク「あぁ、おやすみ。また明日な」フリフリ
コニー「じゃーなー」フリフリ
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- 37 : 2013/10/11(金) 13:00:38 :
ユーク「俺達も部屋戻って風呂行こうか」
コニー「おう、そうだな!」
スタスタスタ
アルミン「エレン、僕たちも戻ろうか」
エレン「あぁ、もうちょっと待ってくれ」モッグモッグ
アルミン「え?まだ食べてたの?おそっ!」
ミカサ「ゆっくり噛んで食べるのはいいこと。
アルミン、エレンのことはそっとしておいて」
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- 38 : 2013/10/11(金) 13:01:06 :
――――男子浴場――――
ガラ
ライナー「おう、ユークとコニー!」モクモク
ユーク「ライナーとベルトルトはもう入ってたのか」ザバァ
コニー「イエーイ!」ザッパーン
ベルトルト「こらこら、コニー!お湯が溢れちゃうから
飛び込んだらだめじゃないか」
コニー「ははは、わりぃ」ケラケラ
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- 39 : 2013/10/11(金) 13:01:25 :
ジャン「折角の風呂の時間なんだから静かに入れよな」
マルコ「まぁまぁ、そんなにキツイ言い方しなくても」
ユーク「まぁ、ジャンの意見も尤(もっと)もだ。ただちょっと言い方が酷なだけで」
ジャン「なんだよぉ、俺は間違ってねぇだろ?」
マルコ「まぁ、そうなんだけど。コニーも少しふざけてただけで
もう大人しいんだから、次からは優しく言ってあげなよ」
ジャン「俺は、寧ろ“次”がないことを祈るけどな」
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- 40 : 2013/10/11(金) 13:01:43 :
ユーク「また…この正直者も学習しないなぁ」ヤレヤレ
ジャン「おい、ユーク!どういう意味だよ!!」
マルコ「まぁ、落ち着けって」ドウドウ
ライナー「(ユークも十分、酷な言い方だと思うが)」
ベルトルト「おおー、コニー、よしよし」ナデナデ
コニー「……」シーン モクモク
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- 41 : 2013/10/11(金) 13:02:00 :
ガラ
エレン「おーい、邪魔するぜー」
アルミン「うわ、一杯だね」
ライナー「そうだな、俺達はもう上がろうか、ベルトルト」ザバァ
ベルトルト「うん、そろそろのぼせそうだったよ」ザバァ
エレン「それじゃあな」
ライナー「あぁ、また後でな」スタスタ
エレン「で、何の話してたんだ?」
マルコ「あぁ、それがね、またジャンが――――」
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- 42 : 2013/10/11(金) 15:03:13 :
- 見てるぜ~(*^^)v
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- 43 : 2013/10/11(金) 15:22:43 :
――――男子寮 自室――――
ガチャ
ユーク「ただいまぁー」
エレン「ふぅ、いい湯だった」
アルミン「僕ちょっとのぼせちゃったぁ」
ライナー「おお、帰ってきたか」
ベルトルト「もう、時間も遅いしみんな寝る?」
ライナー「そうだな、もう灯り消すぞ?」フッ
ユーク「おやすみー、また明日な」フリフリ モゾモゾ
「「「おやすみー」」」
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- 44 : 2013/10/11(金) 15:23:03 :
――――女子寮 一室――――
ミーナ「ねぇ、もう訓練兵になって2年経ったけど、皆は誰か好きな人はいるの?」
クリスタ「え?好きな人の話!?」
ミカサ「私は無論、エレンが大好き」
ミーナ「あれ?ミカサいつの間に部屋に入ってたの?」
ミカサ「楽しそうな話題が聞こえてきた。ので参上した」ドロン
ミーナ「あっ、そうなんだ」
ミカサ「話を続けよう、私はエレン。みんなは?まずはミーナ」グイッ(手マイク)
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- 45 : 2013/10/11(金) 15:23:32 :
ミーナ「え、いきなり私!?もう振られるとは思わなかったけど、
まぁ答えようかな」テレテレ
クリスタ「え、誰々?ミーナの好きな人って?気になるなぁ」ワクワク ピョンピョン
ユミル「おいおい、面白そうな話してるじゃねぇか。私も参加するぞ」ニッヒッヒ
ミカサ「勿論、アニも参加すべき」
アニ「いや、私はいいから皆で勝手に楽しんで」フリフリ バサッ
ミカサ「アニ、連れないのは良くない。皆で交流を深めるべき」グイグイ
アニ「…うーん、しつこいね…わかった。付き合うから。
私は皆の話を聞くだけの役にしてよね」ストン
ミーナ「えぇー、アニ、それじゃつまんないじゃーん」
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- 46 : 2013/10/11(金) 15:23:46 :
ユミル「まぁ、アニには後々吐かせるとして、まずはミーナがさっさと吐いちまいな」
クリスタ「ミーナ!早く、早く!」ピョンピョン
ミカサ「ミーナ、私も気になる。ので、早く」ワクワク ソワソワ
ミーナ「…うん。好きってまではいかないけど、憧れてる人はいるんだよね」
クリスタ「で!誰なの、誰なの!」ユサユサ
ミカサ「クリスタ、落ち着いて。ミーナが話せない」グイグイ
ミカサ「ユミル、ちょっとクリスタをお願い」ポイ
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- 47 : 2013/10/11(金) 15:24:09 :
ユミル「合点!ほーらクリスタぁ、大人しくしてろぉ」グリグリ
クリスタ「ふぇーん、くりゅしいよぉ、ユミリュやめへぇー」ジタバタ
ミカサ「ミーナ、続きを」
ミーナ「うん。その人っていうのが2人居て、ミカサの前でいうのちょっと
気が引けるんだけど、エレンと…ユークなんだぁ」テレテレ
ミカサ「…それで?」
ミーナ「え?」
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- 48 : 2013/10/11(金) 15:24:29 :
ミカサ「私のエレンを奪おうとするならば、私も全力で立ち向かう」
ミカサ「勿論、正々堂々」スッ
ユミル「やめろ、ミカサ。その構えはあまり正々堂々とは言えん!落ち着け」
ミカサ「わかった」ストン
クリスタ「それで?なんでその2人に憧れてるの?」
ミーナ「うん、2人とは固定砲整備なんかでも同じ班で、
今まで話す機会も多かったっていうのがきっかけかなぁ」
ミーナ「それに、あの2人って熱血と冷静の正反対の性格だから、
一見違うように見えるんだけど、根底にあるものが似ている気がするの」
アニ「……」
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- 49 : 2013/10/11(金) 15:24:56 :
ミーナ「だから、それでいてとても仲がいい2人のことがなんか気に
なっちゃってるんだよね」
ミカサ「なるほど、理解した。確かにユークはエレンと仲良くしてくれているいい人」
ユミル「まぁ、エレンはどうかしらねぇが、ユークを嫌う奴も珍しいだろ。
それこそ単なる凡人の妬みの対象ってだけだ」
ミカサ「その通り、ユークはとてもいい人。今日話していてもわかった。
ので、ミーナは気にせず、彼にあこがれを持てばいい」チラ
-
- 50 : 2013/10/11(金) 15:25:51 :
アニ「…なんで一瞬、こっち見たんだい?」
ミカサ「いえ、別に。アニがユークのことをどう考えているか
わかるかもしれないと思ったから」
アニ「それ、すでに“別に”で済ませることじゃなくないかい?」
アニ「私は、何とも思ってないよ。あいつは…単なる最後の家族のようなものだよ」
ミカサ「…本当にそれだけ?」
アニ「それ以外に何があるっていうんだい?」
ミカサ「じゃあ、もしミーナがこのままユークに憧れを持ち続けても構わない?」
アニ「あぁ、一向に構わないよ」
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- 51 : 2013/10/11(金) 15:26:36 :
ミカサ「その憧れが、恋愛感情へ移り変わっても?」
アニ「別に...好きにしたらいいんじゃない?」
ミカサ「そう…ミーナそういうことらしい。応援している」チラ
アニ「……」
ミカサ「じゃあ、次はクリスタに聞いてみよう」グイ(手マイク)
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- 52 : 2013/10/11(金) 15:27:10 :
クリスタ「ええ!?もう私?」アセアセ
ユミル「お?私も愛しのクリスタの気になる人、知りたいねぇ」グリグリ
クリスタ「もぉ、ユミルやめてよぉ。えっとね、私は――――」
アニ「…(くだらない。私はそんなことに呆けている暇はないんだよ)」
アニ「…(ユークとは任務上、一緒にいることが多いだけだ…あいつは家族のようなものだ…うん)」
-
- 53 : 2013/10/11(金) 16:07:10 :
――――数日後 午後 立体機動訓練―――
教官「今回の立体機動訓練では2人ペアとなって訓練を行う。各自10分でペアを作成せよ」
教官「装置の事前点検も怠らないよう、大事のリスクとなる、以上!」
「「「ハッ」」」
ユーク「アニ、空いてるなら組まないか?」
アニ「いいよ。ちょうどアンタを探してたところ」
-
- 54 : 2013/10/11(金) 16:07:34 :
ユーク「じゃあ、今回もよろしく頼むぜ?」
アニ「こちらこそ」
ユーク「(雲が出てきた。今日のベルトルト占いでは午後から雨…嫌な予感が…)」
ミーナ「アニ、やっぱりユークとはただの仲間としか思ってないのかなぁ」
ミカサ「そんなに気になるのなら、ミーナから近づいてみればいい。自ずと答えが出るはず」
ミーナ「うん。やってみる…って!!ミカサまた、気配を消して現れて!!
ちょっとびっくりしちゃったよ」ドキドキ
-
- 55 : 2013/10/11(金) 16:07:47 :
ミカサ「私の第一スキル」ドヤァ ドロン
ミカサ「…それじゃ、私はエレンを誘ってくる。“頑張ってみて”」
ミーナ「簡単にできたら、苦労しないよぉ。私は誰と組もうかなぁ」キョロキョロ
ミーナ「あ!マルコー!私と組まなーい?」タッタッタ
イイヨー コチラコソ ヨロシクネ
ウン ヨロシクー
-
- 56 : 2013/10/11(金) 16:08:04 :
教官「それでは、順次開始しろ!」
教官「次は、レオンハート・トラスペア!行け!」
パシュッ パシュッ パシュッ
ザシュッ ザシュッ ザシュッ
-
- 57 : 2013/10/11(金) 16:08:25 :
――――森の中 立体機動コース――――
ユーク「順調だな」
アニ「あぁ、今回はトップ狙えるかもね」
ユーク「10時の方向に1体起立、向かおう」パシュッ
アニ「了解」パシュッ
-
- 58 : 2013/10/11(金) 16:08:37 :
ザシュッ ズバッ
ユーク「うーん、まだアニより浅いな、今度コツ教えてよ」
アニ「斬撃は、刃の侵入角度と体重移動でコントロールするんだよ、見てな」ザシュッ
ユーク「おお!すげぇすげぇ…こうかな?」ズバァッ
-
- 59 : 2013/10/11(金) 16:08:56 :
アニ「…一気に良くなったね」
ユーク「ありがと。まだアニには追いつかないけど、コツは掴めた気がする」
アニ「アンタ、ちょっと手本見せただけで上達早すぎ、そんなに早く真似されちゃ、
私の技術って一体何なんだい」
ユーク「褒め過ぎだ。そんなことない。アニのおかげだ」
アニ「…ふん、言ってな」
-
- 60 : 2013/10/11(金) 16:09:09 :
ゴロゴロ ゴロゴロ
ユーク「アニ、天気が悪くなってきてるな」
アニ「さっきまでは雲が出てきた程度だったのにね」
ユーク「どうする?適当に諦めて戻るか?」
アニ「いや、皆引き返すうちに標的みんな取っちまわないかい?」
ユーク「まぁ、それも点数的に魅力的だが、濡れるリスクがねぇ」
-
- 61 : 2013/10/11(金) 16:09:28 :
アニ「じゃあ、アンタ1人で引き返す?」
ユーク「いや、アニだけ残してそんなことするわけないだろ。
ちゃんと最後まで付き合うよ」
アニ「…ありがと」
ユーク「ん?なんて?」
アニ「…何でもないよ!さっさと全部片づけよう!」パシュッ
ユーク「焦るなって」パシュッ
-
- 62 : 2013/10/11(金) 16:09:58 :
ゴロゴロ ゴロゴロ
ポツポツポツ
ザァァァァァ ピカッ ドドーーン
ゴロゴロ ゴロゴロ
ユーク「…悪化したな」ビシャビシャ
アニ「…うん」ズブヌレ
ユーク「…皆ついてこないところを見ると早めに撤退したみたいだ。
俺達も…もう戻ろうか」
アニ「…そうだね」
-
- 63 : 2013/10/11(金) 16:10:17 :
ユーク「……」パシュ
アニ「……」パシュ
アニ「…ごめん」
ユーク「…何が?」
アニ「…私が欲をかいたから結局ずぶ濡れに」
ユーク「…それはもうさっき結論出ただろ?俺がアニについていっただけだ。
決してアニだけの責任なんて思ってない」
-
- 64 : 2013/10/11(金) 16:11:13 :
アニ「…アンタは…優しいね」
ユーク「…取り柄だからな」
アニ「…(アンタのその“お人よし”に皆、惹かれるのかね)」
ユーク「少し急ごう、環境的にも危ない」パシュッ
アニ「わかった」パシュッ
-
- 65 : 2013/10/11(金) 16:11:35 :
――――訓練所施設内――――
ミーナ「アニ達大丈夫かなぁ。確かユークがペアだったよね?」フキフキ
ミカサ「ええ、ユークとアニなら途中で察知して引き返すと思っていたのだけれど」
クリスタ「結局、最後まで戻ってこなかったね」フキフキ
ユミル「今頃、豪雨に撃たれてびしょ濡れだろうな」ガシガシ
-
- 66 : 2013/10/11(金) 16:11:47 :
ライナー「おーい、ユーク帰って来てないかー?」ドタバタ
ミカサ「いいえ、まだ多分、アニと2人で雨の中」マドヲ ミル
ジャン「へっ、死に急ぎ野郎はユークの方だったてかぁ?」
ベルトルト「ジャン、非常事態なんだから、少しは慎んで」シッ
ジャン「へいへい(大丈夫なんだろうな、ユークの奴…)」
-
- 67 : 2013/10/11(金) 16:12:13 :
ミカサ「私、少し近くを探してくる」
エレン「危険だぞ、ミカサ。雨のあの強さだし」
ミカサ「大丈夫、雨に濡れないところで探すから。
もしかしたらもう帰って来てるかも」
エレン「わかった。とりあえず俺達はここで待機してるから。
見つけたら知らせを寄越してくれよな」
ミカサ「わかった。では行ってくる」スタスタスタ
アルミン「2人とも無事でいてくれよ」
ミーナ「(アニ…ユーク…)」
-
- 68 : 2013/10/11(金) 16:12:36 :
――――訓練所 救護室――――
ユーク「…ようやく辿り着いた」ハァハア
アニ「…雨のせいで余計に体力使っちゃったよ」ハァハア
ユーク「救護室に着いちまったけど、とりあえず、服脱いで乾かそう」ゴソゴソ
アニ「適当にある服に着替えるとしようか」ゴソゴソ
-
- 69 : 2013/10/11(金) 16:13:07 :
アニ「…信用してるけど、こっち見ないでよ」ゴソゴソ
ユーク「見ないけど、もはやそんな余裕ねぇよ」ゴソゴソ
ユーク「アニ、もう終わった?」
アニ「うん、こっち向いて大丈夫」
-
- 70 : 2013/10/11(金) 16:14:13 :
ユーク「全く、不運だったな」
アニ「あぁ、全くだ」キョロキョロ
ユーク「何か、探してるの?」
アニ「…ちょっと耳かきを…いたっ」ズキズキ
ユーク「…耳、怪我したのか?ちょっと見せて?」
アニ「…どうなってる?」
-
- 71 : 2013/10/11(金) 16:14:23 :
ユーク「…これは、ひどいね。雨に打たれて、耳垂れを起こしてる」
ユーク「耳かきより、綿棒のほうがいいだろうね。どこだろ?」ガサゴソ
アニ「…うーん、こっちには見当たらない…いたい」ズキズキ
ユーク「うーん…!あった!」ジャジャーン
アニ「…ほんと?早くちょうだい!」スッ
-
- 72 : 2013/10/11(金) 16:15:02 :
ユーク「…いや、アニは寝てろよ。俺が掃除するからさ」ポスン
アニ「…え?いや、いいから。自分でするよ」
ユーク「こういう時くらい、頼ってくれてもいいんじゃないか?」
ユーク「アニは自分で耳見れないんだし」
アニ「…わかった。今も痛いんだから優しく早くやってよ?」
ユーク「痛いんなら、早く頭乗せてくれ」
アニ「……よろしくおねがい」ポスン
-
- 73 : 2013/10/11(金) 16:15:27 :
ユーク「とりあえず、綿棒で耳の中ふき取っていくから」スッ
アニ「…!」ビクッ
ユーク「……」スッスッスッ ホジホジ
アニ「……」プルプル
ユーク「……」ホジホジ
アニ「……んあっ」ビクッ
ユーク「…アニ、落ち着いて。話でもして気を紛らわそう」
アニ「……うんっ、んっ」ビクビク
-
- 74 : 2013/10/11(金) 16:16:06 :
ユーク「あっ、もう両方濡れちゃった、交換」ゴソゴソ
アニ「……ふう」ハァハア
ユーク「…また入れるよ?」スッ ホジホジ
アニ「……っ」プルプル
ユーク「…アニ、まだ耳弱かったんだね」ホジホジ
アニ「…人にしてもらうのって、ゾワゾワするんだよ…んあっ」ビクッ
ユーク「はい、また暴れない」
アニ「…これだけは勘弁してくれ」プルプル
-
- 75 : 2013/10/11(金) 16:17:52 :
ユーク「思えば、アニに耳掃除してあげるのも数年ぶりだな、懐かしい」ホジホジ
アニ「…アンタの手捌きは上手すぎて、寧ろ慣れるのがちょっと怖いくらいだよ」
ユーク「たかだか耳掃除でそんなことないだろ」スッスッ
アニ「…寮が分かれてからは、アンタの耳掃除とは無縁だったね」
ユーク「まぁ、アニが頼んで来れば、いつでも歓迎だったんだけどな」ホジホジ
アニ「…こんなこと、人前で頼めるわけないでしょ」プルプル
ユーク「こっそり、会えばよかったじゃないか。(いつもみたいの会議みたいに)」ホジホジ
アニ「…いいって、そこまでしてほしいものでも…んあっ」ビクン
-
- 76 : 2013/10/11(金) 16:18:19 :
ユーク「あんまり、話に集中しすぎても逆効果だぞ?バランスが大事」ホジホジ
アニ「…もう、こっちはいいから反対の耳もしてくれ、そっちも痛いから」
ユーク「わかった…はい、ゴロンして」
アニ「ん」ゴロン
ユーク「…猫みたい」
アニ「え?猫?」
ユーク「うん、前から思ってたけど、アニって動物に例えると…まぁ猫でしょ?」
アニ「私に聞かれても知らないよ」
-
- 77 : 2013/10/11(金) 16:18:48 :
ユーク「そうかねぇ、多分皆に聞けば納得されると思うけど」ホジホジ
アニ「んあっ…絶対、聞かないでよ?ユミルとかに馬鹿にされそう」
ユーク「わかったよ。聞かないから」ホジホジ
アニ「……」
ユーク「……」
-
- 78 : 2013/10/11(金) 16:21:12 :
アニ「…私の頭、重くない?」
ユーク「いや?全然、軽いよ?」
アニ「…そう」
ユーク「…何を気にしてるの?」ホジホジ
アニ「…アンタ、この前、170cmになったって言ってたけど、体重はどうなの?」
ユーク「…え?まぁ、体重は別にいいだろ」ホジホジ
アニ「…アンタ、身長は伸びても相変わらず痩せてるし、で、何kg?」
ユーク「多分63kg位だと思う。確かにちょっと痩せ気味だけど、俺は元々
筋肉が付きやすい体質じゃないから、もはや気にしてない」
-
- 79 : 2013/10/11(金) 16:23:38 :
アニ「…その反面、ライナーの筋肉はすごいよね、ベルトルトだって結構…」
ユーク「アニ、今日はどうした?なんからしくないぞ?確かにライナー達の体格には憧れてるよ」
ユーク「まぁ、俺には体質上、あれほど筋肉着けるのは無理なんだけどね」ホジホジ
アニ「別に私の都合の話。でもアンタまであんなむさ苦しいのになってほしくない」
ユーク「ライナーとばっちり、はは」
ユーク「でも俺だって筋トレしてるし、ないわけじゃないんだぞ、筋肉…ほれ、力瘤」グッ
-
- 80 : 2013/10/11(金) 16:23:56 :
アニ「なんだ隠れてるだけか。少しホッとしたよ。アンタ周りから見れば痩せててちょっと心配でさ」
ユーク「痩せてるのは、開拓地での生活もあったしね」ホジホジ
アニ「……」
ユーク「まぁ、いいんだよ。これからもちょっとずつ鍛え続けるから」
アニ「…そう」
-
- 81 : 2013/10/11(金) 16:24:19 :
ユーク「アニは?健康状態大丈夫?」
アニ「…何?私の体重が知りたいって?」
ユーク「また、俺にセクハラさせたいのか?」
アニ「…アンタにしては(セクハラなんて)珍しいと思ってね」
ユーク「まぁ、あれだ…アニを元気づけようとした…的な?」ホジホジ
アニ「手法が間違ってるよ」
-
- 82 : 2013/10/11(金) 16:24:45 :
ユーク「じゃあどうやって、元気づければよかったんだ?」
アニ「…そこは、自分で考えな。男なんだから。か弱い乙女に考えさせるんじゃないよ」
ユーク「…出たよ。か弱い乙女発言」ホジホジ
アニ「何?何か間違ってるの?」ギロリ
ユーク「睨むな。間違ってないよ。か弱い乙女さん」ホジホジ
アニ「…分かればいいんだよ。もうそろそろ終わる?」
-
- 83 : 2013/10/11(金) 16:25:30 :
ユーク「…うん、大分綺麗になった。まだ痛みある?」
アニ「ううん。もう痛みは大丈夫」
ユーク「じゃあ、もう少しだけね」ホジホジ
アニ「…うん」
ユーク「……」サッサッ
アニ「……」
ユーク「…はい、おしまい」フウッ
アニ「…ひゃあ!…いきなり息吹きかけるんじゃないよ!
びっくりしたじゃないか」ビクビク
ユーク「…ごめん、昔の癖」フフ
-
- 84 : 2013/10/11(金) 16:26:16 :
アニ「…今度は、アンタが寝転がりな」グイ
ユーク「は?」ゴロン
アニ「…大人しくしてなよ?」スッ
ユーク「…お手柔らかに頼むよ?」
アニ「…アンタちょっと髪長いよ、耳を覆ってて見えにくい」
ユーク「ちょっと待って、耳に掛けとくから」ソソクサ
アニ「アンタ、前髪も左目覆ってて全体的に結構長いよね。切らないの?」
ユーク「この長さと髪型が気に入ってるんだよ。ちょっと洗うの面倒だけど」
アニ「そう」
-
- 85 : 2013/10/11(金) 16:26:51 :
ユーク「アニだって、髪止め解くとフワッと頭覆うだろ?そっちの方が大変だ」
アニ「私の場合は、後ろでまとめるからこれ以上は長さを短くできないんだよ」
ユーク「へぇ、でもアニだってたまに右目が前髪で覆われてる時あるだろ?」
ユーク「まぁ、片目通しで相性がいいってことだよ、俺達」
アニ「…そう。アンタも最近は冗談が増えてきたね」
ユーク「案外、これが俺の素なんだよ、きっと」
アニ「そう」
-
- 86 : 2013/10/11(金) 16:27:22 :
アニ「……」ホジホジ
ユーク「……」
アニ「…ねぇ、何か喋ってよ」ホジホジ
ユーク「うーん、そうだなぁ、結構もう喋っちゃったんだよね」
アニ「…話題ないの?」
ユーク「…じゃあ、ミカサとエレンの話でもしてよっか」
アニ「あの2人(というよりミカサ)また何かやったの?」クス
ユーク「あぁ、それがな――――」
「……」
-
- 87 : 2013/10/11(金) 16:27:40 :
――――食堂――――
クリスタ「ミカサもアニもユークも遅いねぇ。もうすぐ食堂閉まっちゃうよ?」
サシャ「じゃあ、私は残ったご飯をもらう用意をしておきましょうかね」ウシシ
ミカサ「その必要はない」
ミーナ「あ、ミカサ来てたんだ…音もなく」
ミカサ「うん、たった今来たところ」ドロン
-
- 88 : 2013/10/11(金) 16:27:53 :
ユミル「で?必要ないって?」
ミカサ「私は今から食べる。そして、あの2人も直にここに来る」
ライナー「お?2人とも無事に帰ってきたんだな?よかったよかった」
ミカサ「ええ、2人とも着替えをしていると思う」
ミカサ「それよりも面白い話がある――――」
-
- 89 : 2013/10/11(金) 16:28:52 :
――――アニ・ユーク組――――
ユーク「着替えもしてたら、すっかり時間経ってたな。
もう食堂閉まっちまうところだった」
アニ「まぁ、間一髪。食べ損なわずに済んだね」
ユーク「ただし、サシャに盗られてなければ...の話だが」ウーン
アニ「…あ、心配になってきた、ちょっと急ごう!」
ユーク「同感だ」
タッタッタ
-
- 90 : 2013/10/11(金) 16:29:11 :
――――食堂――――
ガラッ
ユーク「よう!みんな、心配かけてすまないな!」
アニ「無事、帰ってきたから心配は無用だよ」
ザワザワ ザワザワ
アッ キタ レイノ フタリダ
-
- 91 : 2013/10/11(金) 16:31:06 :
ユーク「?なにか面白いことでもあったのか?こっち見てるけど」
アニ「……?」
クリスタ「アニ!!さっきユークと膝枕で耳掃除し合ってたって本当!?」キラキラ
アニ「…は?」ドキリ
ユーク「……」チラリ
ミカサ「……」ニコリ
ユーク「…君は一体、何を広めているんだ?いたのか、あそこに?」
ミカサ「ユーク、私のスキルを見くびってもらっては困る」ドロン
-
- 92 : 2013/10/11(金) 16:32:13 :
クリスタ「ねぇ!アニ!どうなの?気持ちよかった?」ピョンピョン
アニ「…え、そ、それは、その///」
エレン「なんか、食堂大混乱じゃねぇか?」モッグモッグ
アルミン「う、うん。仕方ないよ。ミカサが衝撃事実を公表しちゃったんだから」オロオロ
ミカサ「エレン!アニとユークがやっていたのなら、是非、私たちもするべき!」
ミカサ「エレンが私に…いや、寧ろ私がエレンにしてあげる!」ユサユサ
エレン「ミカサ、いきなり飛んできて何を言ってるんだよ?」グラグラ
-
- 93 : 2013/10/11(金) 16:32:42 :
ユーク「……」
アルミン「ユーク、いいの?ミカサあのままにして」
ユーク「あぁ、なんかいろいろ更に誤解が生まれるような言い方してくれたよ、彼女は…」
アニ「……」
クリスタ「ねぇ!アニ!アニってばぁ!!」ユサユサ
ユミル「はっはっは、収集つかねぇ」ゲラゲラ
ライナー「(おいおい、ユークまじかよ?)」
ベルトルト「(はぁ、アニ、ユーク、君たちが騒動の渦中に居ちゃだめじゃないか)」
ベルトルト「(こんなことで、その時には備えられるのかい?2人とも…)」
-
- 94 : 2013/10/11(金) 16:33:16 :
――――数日後 食堂―――――
ザワザワ ザワザワ
アニ「…まだ噂されてるね」
ユーク「仕方ないさ、こういうのは暫く放っておくに限る」モグモグ
アニ「…アンタと一緒に食べるのやめれば、少しは収まるのかな」カチャカチャ
ユーク「そしたら、アニ、ボッチの道に行っちゃうだろ?そんなこそさせないよ」モグモグ
アニ「…アンタはどこまでもお人よしだね」ハァ
-
- 95 : 2013/10/11(金) 16:34:14 :
ミカサ「おはよう、2人とも」
アニ「…あぁ、ミカサか。おはよ」
ユーク「おはよう。俺達の悩み種さん」
ミカサ「それは、酷い言い様。悲しい」ホロリ
アニ「…で、今度は何の用?」
ミカサ「少し、ユークに話があって来た」
ユーク「俺からは特にないかな、それじゃ、またね」ヒラヒラ
ミカサ「勝手に会話を終えないでほしい。話を聞いて」ユサユサ
-
- 96 : 2013/10/11(金) 16:34:53 :
ユーク「で、何さ?」ハァ
ミカサ「貴方まで溜息。悲しい」ホロリ
ユーク「(泣き真似は寧ろこっちがしたいってのに)」ハァ
ミカサ「貴方は、後悔してるの?」
ユーク「…してるわけないだろ」
アニ「…アンタ、何言って…」
ユーク「アニは、大切な家族のようなものなんだ。あれくらい別に普通だろ?」
ミカサ「ええ。家族であれば普通のこと。ならば、なぜ貴方は溜息をつくの?」
-
- 97 : 2013/10/11(金) 16:35:32 :
ユーク「アニは、そういうことを吹聴されることを、嫌がるからだ」
ミカサ「アニのそういう気持ちが解るのは“家族だから”?」
ユーク「そうだけど?」
ミカサ「そう…わかった。貴方には解るまで私の戯れに付き合ってもらおう」
ユーク「は?これ以上、まだ俺を振り回す気かい?」
ミカサ「ええ、貴方が解るまで」
-
- 98 : 2013/10/11(金) 16:36:24 :
ユーク「一体、“何を”?」
ミカサ「それは、教えられることじゃない。貴方が気づいて、見つけるもの」
ユーク「俺に一体どうしろと?」
ミカサ「それに気づくことすらもあなたの役目」
ユーク「八方塞がりだ」グテン
ミカサ「まだ、始まったばかり。私に付き合っているうちに気付いていけばいい」
ユーク「まーた、ちょっと誤解を生むような言い方して…」
ミカサ「(そういうことは、わかっているのに、なぜ自分のことになると殊更そうなのか)」
-
- 99 : 2013/10/11(金) 16:37:18 :
アニ「ちょっと、ミカサの挑発に乗って大丈夫なの?」
ユーク「…心配するな。ちょっとこの騒動姫(ライオット・プリンセス)に
お灸を据えて(付き合って)やるだけだから」
ミカサ「私にそんな異名を付けたのは貴方が初めて」
ミカサ「しかし、残念ながら貴方の戦略性を以てしてもまだ私には及ばない」
ユーク「はっ!言ってろ!いつか追いついて見せる!」
-
- 100 : 2013/10/11(金) 16:38:36 :
ミカサ「(ちょっと付き合うだけでは済まないくらい、しがみつかなければ
振り落とされるくらいに、振り回してみるのも悪くないかもしれない――――)」
進撃の巨人Another ――番外編―― 第1話
『私が見つけた新しいおもちゃ』
La Fin.
-
- 101 : 2013/10/11(金) 16:48:19 :
- ご覧いただいた方は、お付き合いいただき、ありがとうございました。
進撃の巨人Another本編の補完といいますか、――番外編――第1話でした。
是非やりたかったんですよね、こっちも
...なんか想像よりも長くなってた
昨日の深夜、うずうずして止まらず、本編そっちのけで書き始め、いつの間にか5時間
...40ページもぺちゃくちゃとした物語が進んでしまっていました。
本編は区切りのいいところで区切るのに対して、番外編は1話で話題が
完結するようにしたため、どうしても長くなってしまいました。
あまり無駄な会話もなくすようにしてたけど、脈絡を意識してたら、
ちょっと話が回りくどかったかな。ちょっと反省...
コメント等(長い!話がつまらん!!)などありましたら、一応、参考にさせて戴きます。
それでは!!
-
- 102 : 2013/10/11(金) 17:46:34 :
- もうほんとすごいです…
尊敬いたします。
-
- 103 : 2013/10/11(金) 18:08:09 :
- アロマさん、ありがとうございます。
今、番外編の第2話書いてます(下書き)
-
- 104 : 2013/10/11(金) 18:18:03 :
- そういえば、番外編のこのミカサたち(とりわけミカサ)のキャラ、
なにか頭に引っかかったり、ピンときた方がいらっしゃるかもしれませんが、
番外編くらい、こんなミカサたちであってもいいんじゃないでしょうか?
特にバカやシリアスを描写するつもりもなく、3年間くらい皆仲良しでいさせてあげたいんです
それだけ
-
- 105 : 2013/10/11(金) 19:29:55 :
- 【投稿完了 / シリーズ名 / 話数 / タイトル / URL】
【13/10/11 進撃の巨人Another ――番外編―― 第1話】
http://www.ssnote.net/archives/845
【13/10/10 進撃の巨人Another 第8話 『本物』】
http://www.ssnote.net/archives/805
【13/10/10 進撃の巨人Another 第7話 『捨てる』】
http://www.ssnote.net/archives/800
【13/10/10 進撃の巨人Another 第6話 『側』】
http://www.ssnote.net/archives/796
【13/10/10 進撃の巨人Another 第5話 『指令』】
http://www.ssnote.net/archives/795
【13/10/10 進撃の巨人Another 第4話 『再び』】
http://www.ssnote.net/archives/793
【13/10/10 進撃の巨人Another 第3話 『解散式の夜』】
http://www.ssnote.net/archives/792
【13/10/10 進撃の巨人Another 第2話 『見たもの、見るもの』】
http://www.ssnote.net/archives/791
【13/10/10 進撃の巨人Another 第1話 『4人目』】
http://www.ssnote.net/archives/790
-
- 106 : 2014/08/22(金) 16:39:59 :
- お疲れ様です
-
- 107 : 2014/11/01(土) 06:49:16 :
- ベルトルト占いw
お疲れ様です
-
- 108 : 2020/10/06(火) 13:19:41 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
http://www.ssnote.net/archives/81672
害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
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