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大きな海の小さな貝殻 1

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  1. 1 : : 2014/01/21(火) 01:38:09
    前世の記憶の続きとなります(´∀`)/
    とにかく平凡な高校生活を送るエレン達です。


    注意
    1、まだまだss初心者であるため、文章がおかしい等あると思いますが、
    暖かい目で見守って頂けたら嬉しいです。

    2、誤字脱字には気を付けて書いているつもりですが、
    あった場合は、注意して頂けたると助かります。

    3、私が受験生のためなかなか来れない時があり、
    更新できない日が続く時があると思いますが、ご了承下さい。


    明日から、投下していきたいと思います(´∀`*)
    よろしくお願いしますm(_ _)m
  2. 2 : : 2014/01/21(火) 01:46:25
    続ききたーーっ!待ってました(*´ω`*)
    更新楽しみにしています。
    受験もがんばってくださいね☻
  3. 3 : : 2014/01/21(火) 01:56:27
    >>2
    早速コメントありがとうございますっ!
    出来るだけ早く更新できるように努力します(_ _)
    受験も、頑張ります!!(´∀`*)
  4. 4 : : 2014/01/21(火) 21:38:31



    エレン「あっつ……」


    ギラギラと容赦なく照りつける太陽。
    耳を塞ぎたくなるぐらいジリジリうるさい蝉。
    夏の暑さがいよいよ本格的になってきた頃、
    エレンの通う進撃高校では、だんだんと夏休みが近づいてきた。


    アルミン「暑いね〜」


    エレン「ミカサー!うちわ貸してくれー!」


    ミカサ「いくらエレンの頼みでも嫌だ。私も暑いのは同じ。」パタパタ


    エレン「ミカサのケチー!」ブー


    アルミン「エレン、子供みたい」フフッ


    エレン「じゃ、ミカサあおいでよー」


    ミカサ「しょーがない。次からちゃんとうちわ持ってくること!わかった?」


    エレン「わかったから、早くあおいでくれー!」


    ミカサ「はいはい」パタパタ


    アルミン「なんか、ミカサとエレンは今でも家族みたいだね」アハハ


    エレン「家族だったからな〜」ヘヘッ


    ミカサ「エレンと家族だなんて……照れる…///」ポッ


    エレン「何、照れてんだよ」アハハ
  5. 5 : : 2014/01/22(水) 23:01:04
    1日1回ぐらいしか更新できない
    すっごい亀更新ですが、よろしくお願いします(_ _)

    少しだけ投下
  6. 6 : : 2014/01/22(水) 23:23:32

    3人は、海に行くために放課後公園に集まり、
    暑苦しい中計画を立てていた。


    エレン「アルミン」


    アルミン「うん?なんだい?」


    エレン「なんで、公園なんだよ。暑いじゃんか」グデー


    アルミン「アハハ、しょうがないよ。3人で集まると言ったらここなんだから」


    ミカサ「ここは、木陰があって涼しい」


    エレン「俺は暑いぞー」グダー


    アルミン「エレン、グダグダしないで『夏休み海に行こう』プロジェクトの計画を立てようよ!」キリッ


    ミカサ「……アルミン、ネーミングセンスなさすぎる…」ボソッ


    エレン「……だな」ボソッ


    アルミン「じゃあ、何か考えてよ!さっきから僕しか考えてないじゃん!」プンプン


    エレン「き、聞こえてただとっ!?」


    アルミン「聞こえてるよ!」


    ミカサ「蝉の鳴き声で聞こえないと思っていた」


    アルミン「2人ともわざと聞こえるようにしたんでしょ…。もう、日が暮れちゃうから早く計画立てようよ!」


    エレン「ごめんごめん」


    ミカサ「今度は真剣に考えよう」


    アルミン「しっかりしてよね……」ハァ
  7. 7 : : 2014/01/22(水) 23:29:08
    ほのぼのですなぁーニヘラッ
  8. 8 : : 2014/01/22(水) 23:33:03
    >>7
    ほのぼのしてるのもいいかな〜なんて考えながら書いてるので、
    そう言って貰えると嬉しいですっ♪(*´▽`*)
  9. 9 : : 2014/01/24(金) 05:09:23
    期待ですっ!
  10. 10 : : 2014/01/25(土) 01:31:51
    >>9
    ありがとうございますっ!!
    期待に応えられるよう頑張りますっ!!ヽ(・∀・)ノ


    でも、テスト前にて今はss書けません……(_ _)
    (グループの方にはいると思います)
  11. 11 : : 2014/01/26(日) 13:42:59
    テスト前だけどどうでもよくなってきた←w
    少し投下します!
  12. 12 : : 2014/01/26(日) 13:45:28
    期待!
  13. 13 : : 2014/01/26(日) 13:46:46

    それから3人は、海に行く計画を真剣に考えた。
    前世からの夢を叶えるために。
    だけど、部活はみんなバラバラ。
    もちろん、予定が合う日なんてなかった。


    アルミン「……そろそろ、暗くなってきたし帰ろうか」


    エレン「全然決まってないのに、もうこんな時間か……」


    ミカサ「まさか、こんなに予定が合わないなんて……」


    アルミン「僕もビックリだよ」


    エレン「…あ!ミカサ、1人で大丈夫か?」


    アルミン「ミカサだけ、帰る方向逆だもんね」


    ミカサ「私は、心配いらない」


    エレン「うーん…ミカサも一応女子なんだし、送って行くよ」


    アルミン「じゃあ、僕も送って行くよ!まだ、3人で話したいからね」(エレンが『一応』って言ったのは言わない方がいいよね)


    ミカサ「ありがとう。帰り道が楽しくなりそう」フフッ


    エレン「あ!ミカサが笑ったぞ!」ユビサシ


    ミカサ「エレン……そろそろ私が笑うのにも慣れてほしい」ハァ


    アルミン「珍しいのはわかるけどね……」


    エレン「ミカサ、ごめん!つい……」


    ミカサ「……エレンだから、許す!」


    エレン「やったぁ!」ワーイ


    アルミン(エレンじゃなかったらどうなるんだろうか……)ゾクッ
  14. 14 : : 2014/01/26(日) 13:49:15
    >>12
    ありがとうございます(*^ω^*)
  15. 15 : : 2014/01/26(日) 13:50:28
    きたーい
  16. 16 : : 2014/01/26(日) 18:02:54
    >>15
    ありがとうございまーす♪ヽ(*´∀`)ノ
  17. 17 : : 2014/01/26(日) 18:04:10
    面白いですっ!
    期待だど~ん
  18. 18 : : 2014/01/26(日) 18:04:45

    空のオレンジ色が紺色に変わる時間。
    薄暗い道を3人は歩く。
    少し、笑い声を話に挟みながら。
    ミカサの家までゆっくり歩く。


    エレン「クンクン……家から夕飯のいい匂いが…」グゥー


    ミカサ「エレン、お腹なってる」


    アルミン「相当お腹が空いてるみたいだね」アハハ


    ミカサ「私の家で、何か少し食べるといい」


    エレン「えっ!いいのかっ……じゃなくて…いいよ、悪いし」グゥー


    ミカサ「お腹は、なってるけど?」フフッ


    エレン「うぅ……少し…貰おうかな…」グゥー


    ミカサ「わかった」


    アルミン「エレン…フフッ……あはははっ!」


    エレン「なっ!なんだよ!アルミン!」グゥー


    アルミン「フフフッ……だってフフッ…エレンさっきから、お腹なりっぱなしなんだもんっ!!」アハハハ


    エレン「ちょ…だって、お腹すいたんだからよ!しょーがないだろっ!!///」


    ミカサ「アルミン!笑いすぎ」フフフッ


    エレン「ミカサも笑うなよっ!」ギャーギャー
  19. 19 : : 2014/01/26(日) 18:06:02
    >>17
    ドンちゃん……w
    2度目の期待ありがとうございますヽ(・∀・)ノ♪
  20. 20 : : 2014/01/27(月) 22:06:20
    おお、更新なさったんですね!
    引き続き期待して待っております♪
  21. 21 : : 2014/01/27(月) 22:15:04
    >>20
    日曜日だったので、更新しました〜♪(o^^o)
    待っててくださるのですか……!ありがとうございます!!(_ _)
    また、今週の日曜日あたりに更新になるかもです(´・ω・`)
    よろしくお願いします( ̄^ ̄)ゞ
  22. 22 : : 2014/01/30(木) 09:28:42
    テストも頑張ってくださいね☻
    応援しておりますー!そして支援〜!
  23. 23 : : 2014/01/31(金) 03:12:51
    >>22
    今日、テストを駆逐してきます!!
    頑張りますっ!!
    応援・支援ありがとうございます(*^ω^*)
    日曜日に投下するので、もうしばらく待っててください…(_ _)
  24. 24 : : 2014/02/02(日) 06:55:18

    ゆっくり歩いたはずなのに、
    楽しい時間はすぐ過ぎ去ってしまう。


    ミカサ「……ここが家」


    エレン「なんか、ミカサと家が違うって不思議な感覚だな」アハハ


    アルミン「そうだね、2人一緒だったもんね」


    ミカサ「うん…ちょっと、待ってて。すぐ、食べ物持ってくるから」タッタッタ


    エレン「ありがと!」グゥー


    アルミン「エレン、またお腹なってるよー」アハハ


    エレン「うるせーなっ///」
  25. 25 : : 2014/02/02(日) 07:08:58

    しばらく待つと、何か手に持ったミカサが家から出てきた。


    ミカサ「……これぐらいしかできなかったんだけれど」


    エレン「お!おにぎりか!」パァァァ


    アルミン「良かったね」


    エレン「いただきます!」ガツガツ


    アルミン「そんなにがっつかなくても、誰も取らないよ」


    ミカサ「そこが、エレンらしいところ」フフッ


    アルミン「そうだね」アハハ


    エレン「うまい!うまい!!」ガツガツ


    ミカサ「そう言って貰えて嬉しい」ニコッ


    エレン「え?これ、ミカサが作ったのか?」キョトン


    ミカサ「そうだけれど?」


    エレン「すっげぇーっ!!めっちゃ、うめぇー!!!」ガツガツ


    アルミン「いくらおにぎりが美味しかったからって叫ばなくても……」


    ミカサ「そう、良かった」ニコッ
  26. 26 : : 2014/02/02(日) 07:40:09

    エレンは、ミカサの手作りおにぎりを
    1分もたたないうちにすべて食べてしまった。


    エレン「ごちそうさまっ!!」


    アルミン「わっ!早いね」


    エレン「そんだけ、うまかったんだよ!」ニカッ


    ミカサ「エレンにそう言ってもらえると、とても嬉しい」


    エレン「もう1回食べたいぐらい、うまかったぞ」


    アルミン「それ、もう1回食べたいって意味でしょ?」


    エレン「え……いや…ちがうし!」


    ミカサ「嘘ついた」


    アルミン「やっぱり、図星だね」ニコッ


    エレン「くっそー!なんで、わかるんだよ!」


    ミカサ「顔を見ればわかる」


    アルミン「そうそう、顔に出てるからわかりやすいよ」


    エレン「うぅ…ちくしょう!///」


    ミカサ「エレン、顔真っ赤」フフッ


    アルミン「ほんとだ」ニコッ


    エレン「///……あぁーもうっ!帰るぞ、アルミン!!」スタスタ


    アルミン「待ってよ、エレン!」タッタッタ


    ミカサ「まだ、照れてる……フフッ…送ってくれて、ありがとう!また、明日!」フリフリ


    アルミン「じゃーね!ミカサ!!」フリフリ


    エレン「///……じゃーな!」フリフリ

    エレンとアルミンは、黒くなった道に消えていった。
    街灯の光もない真っ黒な闇の景色。
    ミカサは、少し嫌な予感がしていた。


    ミカサ「…この嫌な予感が、当たらなければいいのだけど……」


    ミカサ「……エレン…アルミン……」
  27. 27 : : 2014/02/02(日) 10:43:03

    街灯もない道をエレンとアルミンは、歩く。
    真っ黒な道は、少し恐怖を感じさせる。


    アルミン「……真っ黒だね…」


    エレン「ちょっと、話しすぎたな……ちょっと、歩くの早くしよっか」スタスタ


    アルミン「…うん……」スタスタ


    エレン「…アルミン、暗いのが怖いのか?」


    アルミン「……少し…怖いかな…」


    エレン「…そうか」



    アルミン「高校生にもなって、暗いのが怖いだなんて…笑われるね」シュン


    エレン「…誰にでも、怖いものの1つや2つあるって」


    アルミン「…そうだね……少し怖いけど、安心したよ」ニコッ


    エレン「なら、良かった」ニッ
  28. 28 : : 2014/02/02(日) 12:22:55

    2人は、少し足早に歩いて行く。
    真っ黒な道は、さっき来た道のような感じではなかった。
    確かに同じ道なのに、全然違う道を歩いているようだ。


    エレン「……」


    アルミン「……」


    エレン「…なんか嫌な予感がするんだけど……」


    アルミン「…え?僕は、何も感じないけど……」


    エレン「そうか?なら、大丈夫か…な……」


    アルミン「うん、大丈夫だよ…エレンも、怖くなってきた?」


    エレン「……ちょっとな…」


    アルミン「……あのエレンが、怖がるなんて…大丈夫?」


    エレン「……あぁ、大丈夫…」
  29. 29 : : 2014/02/02(日) 14:15:08

    エレンは、何かを感じ始めていた。
    自分の身に、これから何かが起きるような感じが、
    エレンを怖がらせていた。


    エレン(やっぱり、何か感じる気がする……)


    エレン(この帰りに、何かが起きる気がしてきた……)


    エレン(嫌な予感だ……)


    エレン(なんだか…怖い………)ガタガタ


    アルミン「……エレン?…エレン!」


    エレン「!…アルミン……どうした?」ビクッ


    アルミン「そんなにビックリしなくても……」


    エレン「…ごめん」


    アルミン「どうしたの?」


    エレン「いや……なんでもない…」


    アルミン「なんでもない訳ないよ!どうしたの?」


    エレン「………なんか…怖いんだよ……」


    アルミン「暗いのが怖いの?」


    エレン「違う、何かが迫ってくる感じがするんだよ……」


    アルミン「何なんだろう…」


    エレン「よく……わかんねぇよ…」ガタガタ
  30. 30 : : 2014/02/02(日) 19:48:46
    えっ、えっ∑(OωO )
    どうしちゃったんでしょう…怖い、けどわくわくです!
  31. 31 : : 2014/02/02(日) 20:00:37
    まだですか!?めちゃくちゃ怖いです!!!!
  32. 32 : : 2014/02/02(日) 20:31:33
    >>30>>31
    コメントありがとうございますっ!(*^ω^*)
    一体エレンは、どうしちゃったんでしょうか…!?
    続きはまた、明日になります!
    待って頂いてる方がいるのに、申し訳ないです…(_ _)
  33. 33 : : 2014/02/03(月) 19:46:58

    エレンの感じる、嫌な予感・迫り来る感覚は、頂点に達していた。
    その予感と感覚の恐怖に、エレンはひたすら耐えていた。


    エレン「……」ガタガタ


    アルミン「エレン…ほんとに大丈夫?もうすぐ、家だからね」


    エレン「……おう…」
  34. 34 : : 2014/02/03(月) 19:50:27

    すると、いきなりパッとエレンとアルミンの後ろからライトが照らされる。
    車のようだ。


    アルミン「…ん?」







    でも、明らかにスピードが出過ぎている…このままでは……。








    アルミン「エレン!!!危ないっ!!!」









    当たってしまう。










    エレン「!!!」










    ドカッ……







    バタッ……













    鈍い音が、静かな住宅街に響く。
    アルミンが叫んだ時にはもう、遅かった。


    アルミン「エレン!!エレン!!!」




    嫌な予感が、当たってしまった…。
  35. 35 : : 2014/02/03(月) 21:09:42



    アルミン「……あ…あぁ……」

    親友が目の前で車にはねられた。
    アルミンは、恐怖でその場に立ち尽くしてしまった。


    アルミン「……きゅ、救急車!救急車、よ、呼ばなきゃ!!」ガサゴソ

    我に返り、とっさにカバンからケータイを取り出すが、
    手が震えて3つの番号を押すだけでも時間がかかった。


    「どうされましたか?」


    アルミン「く、車に人がっ…は、はねられました」

    現状を説明するが、頭がうまく回らない。


    アルミン「と、とりあえず…エレンの親にも…電話……」

    エレンの親にも電話をし終え。
    アルミンは、急いでエレンの所へ駆け寄った。


    アルミン「エレン……」

    やはり、すごい出血だった。
    頭からも、出血している。
    骨も折れているだろう。


    アルミン「エレン!!救急車がもうすぐ来るから!頑張ってっ!!」
  36. 36 : : 2014/02/04(火) 00:45:06
    今日から木曜日まで更新出来ません(_ _)
    なので、今の内に投下したいと思います。
  37. 37 : : 2014/02/04(火) 00:46:51

    ウーー ウーー

    ピーポーピーポー

    救急車・パトカーのサイレンが鳴り響く。
    何があったのかと人も集まってきた。
    エレンは、救急車に運ばれて行く、アルミンもついて行くことになった。


    アルミン「エレン……ぶ、無事だよね?!」


    エレン「……」


    アルミン「エレンがいなきゃっ……!」


    アルミン「…海に…3人で……行けないじゃないかっ……!!」ポロポロ


    アルミン「…2000年前からの夢だろっ!エレン、しっかりしてよ!!!」ポロポロ


    エレン「……」

    エレンは、びくともしなかった。
  38. 38 : : 2014/02/04(火) 00:50:16

    病院に着くと、すぐにエレンは運ばれて行った。
    よほど、重症だったのだろう。


    アルミン「……エレン…」

    アルミンは、病院の椅子にグッタリと座り込む。
    立っていることが出来ないぐらい、ショックだったのだ。


    アルミン「僕達を置いて行かないでおくれよ……」


    アルミン「前は、僕達が君を置いて行っちゃったけど……」


    アルミン「こんなの…あんまりだ……」ポロポロ


    ???「アルミン!!」タッタッタッ

    不意に名前を呼ばれたので、少しビックリしつつも
    アルミンは、声のする方を見た。


    アルミン「……!ミカサ?!」


    アルミン「え、確か、ミカサには連絡してなかったけど……」


    ミカサ「少し心配だったから、来たらエレンが……」


    アルミン「え?ミカサも何か…感じたの?」


    ミカサ「…えぇ、アルミンとエレンが帰るときに嫌な予感がした」


    アルミン「そういえば、エレンもそんなこと言ってたよ」


    ミカサ「エレンも気づいてたの……」


    アルミン「……うん」


    ミカサ「……そう…」


    ミカサ「…今は、エレンの無事を祈ろう」


    アルミン「…うん」
  39. 39 : : 2014/02/04(火) 00:52:20

    ミカサとアルミンが、エレンの無事をしばらく祈っていた時、
    エレンの父グリシャと母のカルラが病院に着いた。
    アルミンには、2人がすごく落ち着いているように見えた。


    カルラ「…!アルミン君、電話ありがとう」


    グリシャ「ずっと、エレンについてくれたことを感謝するよ」


    アルミン「…いえ、当然の事をしただけですから」


    カルラ「また、何かお礼をさせてね」ニコッ


    グリシャ「では、エレンの様子を見てくる」


    カルラ「いってらっしゃい」


    アルミン(この2人の落ち着き用は何なんだ?エレンが助からないかもしれないのに……)


    ミカサ「……あの」


    カルラ「どうしたの?」


    ミカサ「…何でそんなに落ち着いてるのですか?」

    ミカサが、アルミンの聞きたかったことを、カルラに質問した。
    カルラの顔が少し変わる。


    カルラ「……後で、わかると思うわ」


    ミカサ「…わかりました……」

    納得いかなかったのか、ミカサは少し不機嫌そうな顔をした。
  40. 40 : : 2014/02/04(火) 00:54:37

    それから10分程度たった頃、
    カルラだけがエレンのいる病室に呼ばれた。
    呼びに来た看護師は、少し動揺していたようにも見えた。

    カルラ「ごめんね、また明日にエレンに会えると思うわ。今日は、家に帰りなさい」ニコッ


    ミカサ「……そうですか…」


    アルミン「……また、明日来よう…ミカサ」


    ミカサ「……そうしよう」


    カルラ「迷惑かけて、ごめんなさいね。それじゃあ、気を付けて」ニコッ


    ミカサ「…はい」


    アルミン「……はい、ありがとうございます…」

    2人は、何故カルラが笑っていられるのかが、
    不思議でたまらなかった。
  41. 41 : : 2014/02/04(火) 07:27:01
    一体どんな秘密が・・・
    急展開に期待が高まりますね!
    更新楽しみにしております!
  42. 42 : : 2014/02/04(火) 07:31:07
    私も受験生、お互い頑張ろう!!

    後、期待♪
  43. 43 : : 2014/02/04(火) 18:33:13
    アルミンの気持ちになってもらい泣きしそうになりました…
    木曜日まで、続きをわくわく待っていますね☻
  44. 44 : : 2014/02/06(木) 22:21:34
    >>41
    いつも、コメントありがとうございます(_ _)
    急展開のし過ぎではないかと自分でも思ってます(;・∀・)w
    書き溜めを一気に全部出しちゃったので、
    少しだけですが、更新したいと思います(*^ω^*)
  45. 45 : : 2014/02/06(木) 22:23:22
    >>42
    はい!お互いに頑張りましょう(`・ω・´)
    期待、ありがとうございます♪
    期待に添えるように頑張りたいと思います( ̄^ ̄)
  46. 46 : : 2014/02/06(木) 22:35:07
    >>46
    いつも、コメントありがとうございます(_ _)
    確かに、アルミンの気持ちになると…悲しいですね(´・ω・`)
    わくわくして、待っててくださるのですか!…嬉しい(*^ω^*)
    じゃあ、期待を裏切らないよう頑張ります!
  47. 47 : : 2014/02/06(木) 23:05:44

    次の日の学校、
    いつもエレンと一緒に来るはずのアルミンが1人で教室に入ると、
    皆が不思議そうな顔をして見ていた。


    クリスタ「アルミン、おはよう!エレンは?」


    アルミン「クリスタ、おはよう……エレンは休みだよ…」シュン


    ユミル「せっかくクリスタが挨拶してんのに、何だよその態度」


    クリスタ「もう、ユミル!」


    ユミル「悪かったって」ケラケラ


    アルミン「…うん」

    アルミンは、フラフラと自分の席に着く。
    まるで、魂が抜けたようだった。


    ベルトルト「…アルミンどうしたのかな?」


    ライナー「何かあったっぽいな」


    アニ「そうだね」
  48. 48 : : 2014/02/06(木) 23:41:41

    皆がアルミンの心配をする中、リヴァイが入ってきた。


    リヴァイ「黙って、座れ」ギロッ

    いつも、こうして朝のホームルームが始まる。
    それと、同時にクラス内は一気に静かになる。

    リヴァイ「しばらく、エレンは学校に来れない」


    リヴァイ「病院にいるから、見舞いにでも行ってやれ」


    アルミン(あれ?……エレンは重症なんじゃなかったっけ…?)

    アルミンは、昨日のエレンの様子を思い出した。


    リヴァイ「以上だ」


    アルミン(おかしい……昨日、見た感じだと1日で治る怪我じゃなかった)


    アルミン(お見舞いなんか行っても、話せないだろ……)


    アルミン(……取り敢えず今日は、ミカサと様子を見に行こう…)
  49. 49 : : 2014/02/07(金) 18:20:21
    急展開にハラハラドキドキ( ; ゜Д゜)
  50. 50 : : 2014/02/08(土) 09:13:26
    >>49
    コメントありがとうございますっ♪
    急展開で、話が大分それちゃったな〜w
    なんとか、海に行けるようにしなくては……。

    更新は夜になりますので、よろしくお願いします(_ _)
    (書きためがないなんて言えない…)
  51. 51 : : 2014/02/08(土) 10:45:11
    き、期待・・・
  52. 52 : : 2014/02/08(土) 10:45:27
    前回も面白かったです
  53. 53 : : 2014/02/08(土) 11:23:09
    >>51>>52
    期待ありがとうございます!(´∀`)
    前回“も”なんて、照れますねw
    読みにくいと思いますが、よろしくお願いしますねっ!(`・ω・´)
  54. 54 : : 2014/02/08(土) 11:31:35
    追いつきました!

    ストーリー展開が面白いです!

    期待です!
  55. 55 : : 2014/02/08(土) 11:37:11
    >>54
    追いついた…ということは、ずっと読んでくれてたのですか!(*゚∀゚*)
    期待・感想、ありがとうございます♪
    試行錯誤して考えたものなので、そう言ってもらえて嬉しいです(o^^o)
  56. 56 : : 2014/02/08(土) 11:37:57
    私なんて、シリーズものでも行き当たりばったりです!w書き留めしてるってすごいですね…
  57. 57 : : 2014/02/08(土) 11:46:23
    >>56
    私も、前回は書きためなしですw
    グダグダだったので、今回から書きためしだしました(-ω-)w
    行き当たりばったりなんて、すごいですね♪
    私は、なんとか終わったって感じでしたよ〜(;・∀・)w
  58. 58 : : 2014/02/08(土) 21:09:00


    キーンコーンカーンコーン

    休み時間が始まった。
    アルミンは、机の一点を見ながら考え事をしていた。


    アルミン「……」ジー


    ???「…ン……」


    アルミン「……」ジー


    ???「…アルミン!!!」


    アルミン「うわぁっ!」ビクッ

    アルミンは、急に大声で呼ばれたので、飛んで驚いてしまった。


    アルミン「ビックリしたー」


    ミカサ「ごめん…考え事をしているみたいだったけれど?」


    アルミン「あぁ、エレンの事だよ」


    ミカサ「…そう、元気なのだろうか……エレン…」シュン


    アルミン「昨日カルラさんに明日会えるって、言われたから、エレンの様子を見に行こう」


    ミカサ「えぇ、そうしよう」


    アルミン(今日はエレンに会って、話せたら色々聞こう…)


    アルミン(エレンの親が、落ちついていた理由がわかるかもしれないし…)


    アルミン(そもそも、なんで明日会えるってわかるんだろう…)

    考えれば、謎が深まるばかりだった。
  59. 59 : : 2014/02/08(土) 21:17:49


    クリスタ「あ、アルミン!」

    ミカサとアルミンが、ボーっとしていた時、クリスタが話しかけてきた。


    ミカサ「あぁ、クリスタ、久しぶり!」

    ミカサはそう言うが、クリスタはキョトンっとミカサを見つめる。


    クリスタ「…私とあなたは、会ったことないはずだけど……?」

    そう言われるのは当たり前だ、なぜなら前世でしか会ったことがないから。
    ミカサは、それを思い出す。


    ミカサ「あぁ、そうか……私はミカサ、よろしく」


    クリスタ「ミカサ!よろしくねっ!あ、こっちは、ユミルだよ〜」


    ユミル「よろしくなー」

    その時、ミカサが少しうつむき、悲しそうな表情をした。
    アルミンは、それに気づき、とっさに別の話題を出した。


    アルミン「で、ど、どうしたの?クリスタ?」


    ユミル「見舞いに行くんなら、皆で行ったらどう?だってさ、女神様からのご提案だよ」ケラケラ


    クリスタ「もう!ユミル!先に、言わないでよぉ」プクー


    ユミル「悪かったよ、女神さまー」ケラケラ

    ミカサは、2人の会話を聞いて少し微笑んだ。


    アルミン(大丈夫…みたいだね)


    クリスタ「もう、ユミルったら……で、どうかな?」


    アルミン「…うーん、エレンの様子がわからないからなぁ……」


    クリスタ「無理なら無理でいいんだよ?」


    アルミン「…今日は僕とミカサだけで行って、エレンの様子が大丈夫だったら、明日皆で行こうよ」


    アルミン「ごめんね、クリスタ」


    クリスタ「全然大丈夫だからっ!謝らないでっ!」


    アルミン「ありかとう!」


    ミカサ「クリスタは、とても優しい」


    クリスタ「えへへっ……ありがとう」ニコッ


    ユミル(女神の笑顔いただきましたっ!)グッ


    アルミン(ユミル……嬉しいのが、顔と行動に出てるよ)アハハ


    ミカサ「そろそろ、チャイムが鳴りそうだから、帰る」


    アルミン「あ、また、放課後ね!」フリフリ


    クリスタ「じゃあね!ミカサ!」フリフリ


    ユミル「じゃーなー」フリフリ


    ミカサ「うん」フリフリ
  60. 60 : : 2014/02/08(土) 21:22:31

    時は経ち放課後、エレンの病院に向かう道で、
    ミカサとアルミンは、今日の事を話していた。


    アルミン「今日は、授業中も考え事してて、時間が経つのが早かったよ」アハハ


    ミカサ「あの、アルミンが、授業中も考え事をしていたの?珍しい」


    アルミン「僕だって、考え事ぐらいするさ」


    ミカサ「ごめん……昨日のこと?」


    アルミン「うん…少し、気がかりなことがあってね」


    ミカサ「……グリシャさんとカルラさんには、ビックリした…」


    アルミン「!…ミカサも、気になってた?」


    ミカサ「えぇ、少し落ち着き過ぎじゃないかと思った」


    アルミン「そうだよね……エレンのことが、心配じゃないのかな?」


    ミカサ「それはない!エレンが、調査兵団に行くって言ったら、カルラさんはすごく反対してた!」


    ミカサ「……だから、今も…心配していると思う」


    アルミン「……そうだよね」

    それから2人は、病院に着くまで一言も話さなかった。
  61. 61 : : 2014/02/08(土) 21:27:18

    病院に着くと、2人は緊張してきていた。
    会えると言われても、エレンがどういう状態か教えてもらっていない…
    つまり、元気な状態なのか、生きているのも大変な状態なのかもわからないのだ。


    アルミン「……入ろうか…」


    ミカサ「……えぇ…」

    2人の間の空気が、ピンとした空気になった。
  62. 62 : : 2014/02/08(土) 21:29:55

    病院の中へ入ると、夏の暑さが吹き飛ぶぐらい涼しかった。


    アルミン「エレン・イェーガーさんの病室は、何号室ですか?」


    看護師「ひっ…エ、エレン・イェーガーさんの病室は、45号室になります…」


    アルミン「?…ありがとうございます」


    ミカサ「早く、行こう」


    アルミン「う、うん」


    アルミン(さっきの看護師さん…何に怯えているんだろう…?)

    アルミンは、看護師の反応に疑問を抱いた。
  63. 63 : : 2014/02/08(土) 21:34:00
    ど、どうなるのでしょうか…(゚Д゚)
    わくわくされる書き方がお上手ですね!
    楽しみにしています☻
  64. 64 : : 2014/02/08(土) 21:34:53

    長い廊下を進み、病院の1番端にエレンの病室はあった。


    アルミン「……あったね」


    ミカサ「…」コクッ

    ミカサは、緊張のあまりか、頷くことしかしなかった。


    アルミン「……行くよ」スッ


    ミカサ「…」コク
  65. 65 : : 2014/02/08(土) 21:35:45







    ガラガラッ



    アルミンは、勢いよくドアを開けた。






    その先には…






    アルミン「…うっ」


    ミカサ「……」


  66. 66 : : 2014/02/08(土) 21:47:44
    >>63
    submarineさん!いつも、コメントありがとうございます(´∀`)♪
    私は、まだまだですから…アハハ
    でも、頑張って書いたので、お褒めの言葉、嬉しいです(_ _)w

    今日は、終了です(´∀`)
    明日のこの時間まで、お待ちくださいませ(_ _)

    コメントくださると嬉しいのですが、
    謎の開かない現象が起きるかもしれませんw
    開かない現象が起きたときは、
    ログインしてませんのでよろしくお願いします(_ _)
  67. 67 : : 2014/02/09(日) 12:44:37
    期待
  68. 68 : : 2014/02/09(日) 21:04:36
    >>67
    期待、ありがとうございます!(´∀`)

    今から、始めます(`・ω・´)
  69. 69 : : 2014/02/09(日) 21:06:16





    病室は、窓が空いていて、光に包まれていた。





    窓から覗く空は、雲一つなく、とても青く美しい。





    ジリジリと蝉の声も、聞こえる。





    外には花壇があり、背の高いひまわり達がこちらを見ている。









    そして








    1人の少年が








    ひまわりに負けないぐらいの笑顔で笑っていた。












    エレン「ミカサ!アルミン!来てくれたんだなっ!」ニカッ






  70. 70 : : 2014/02/09(日) 21:11:16

    アルミンとミカサは、目を見開いた。


    アルミン「……エ…エレン……な…の?」


    エレン「あぁ、そうだぞ」


    ミカサ「……エレンが…生き…てた……!」


    エレン「そうだ、俺は生きてる」


    アルミン「エレンは助かったんだっ!!!」ポロポロ


    ミカサ「……良かった…」


    ミカサ「本当に……良かった…」ポロポロ

    2人は、安心したあまり、泣き出してしまった。


    エレン「お、おおい!泣くなって!」アセアセ


    ミカサ「うっ……うぅ…」ポロポロ


    アルミン「だって、エレンが……生きてたんだよぉ」ポロポロ


    アルミン「泣かないなんて無理だよぉ」ポロポロ


    エレン「お、お願いだから、泣かないでくれって!」


    エレン「俺のために、笑ってくれよ!っな?」


    アルミン「エレン……」グスッ


    ミカサ「エレンのために……?」グスッ


    エレン「あぁ、そうだ!俺のために笑ってくれ!頼むっ!」


    エレン「親友の泣き顔なんか、見たくないからっ!」ニカッ


    アルミン「…エレン……ごめん…」


    ミカサ「……ごめんなさい…」


    エレン「いいよ、大丈夫だから!」ニカッ
  71. 71 : : 2014/02/09(日) 21:19:05



    蝉の声がなきやんだ。




    太陽の光が、強くなる。






    うつむいていたアルミンとミカサの顔が上がる。







    そして…









    アルミン・ミカサ「生きててくれて、ありがとう!!」ニコッ






    エレン「!……あぁ!」ニカッ










    2人、目に涙をためながら、最高の笑顔で笑った。











  72. 72 : : 2014/02/09(日) 21:24:13
    >>71
    名無しなってる…けど、私です(´・ω・`)

    『大きな海と小さな貝殻』は、二つに分けることにしました(;´・ω・)
    作者の都合で、申し訳ないですが、よろしくお願いします(_ _)
  73. 73 : : 2014/02/09(日) 21:26:11
    何故か、名無しになってしまいました。
    すいません(_ _)
  74. 74 : : 2014/02/09(日) 21:41:41
    http://www.ssnote.net/archives/9793
    ↑『大きな海の小さな貝殻 2』になります。

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